JPH0963282A - 強誘電体型半導体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法 - Google Patents
強誘電体型半導体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法Info
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- JPH0963282A JPH0963282A JP7215039A JP21503995A JPH0963282A JP H0963282 A JPH0963282 A JP H0963282A JP 7215039 A JP7215039 A JP 7215039A JP 21503995 A JP21503995 A JP 21503995A JP H0963282 A JPH0963282 A JP H0963282A
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B53/00—Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
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- G11—INFORMATION STORAGE
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- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/22—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements
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- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データの書き込み時、書き込みの対象となっ
ていないメモリセルについては、強誘電体トランジスタ
211の半導体層211bの他端に第3の電位(1/2
Vcc)を印加することにより、該メモリセルの保持デ
ータが破壊されるのを回避することができるようにす
る。 【解決手段】 強誘電体メモリセル100のおける半導
体層211bの他端側に、該2値情報に対応する、電位
レベルが異なる第1及び第2の電圧(Vcc及び0v)
を印加するとともに、導体層211cと短絡されている
半導体層211bの一端側に、電位レベルが第1及び第
2の電圧間にある第3の電圧(1/2Vcc)を印加し
て、情報の書き込みを行うようにした。
ていないメモリセルについては、強誘電体トランジスタ
211の半導体層211bの他端に第3の電位(1/2
Vcc)を印加することにより、該メモリセルの保持デ
ータが破壊されるのを回避することができるようにす
る。 【解決手段】 強誘電体メモリセル100のおける半導
体層211bの他端側に、該2値情報に対応する、電位
レベルが異なる第1及び第2の電圧(Vcc及び0v)
を印加するとともに、導体層211cと短絡されている
半導体層211bの一端側に、電位レベルが第1及び第
2の電圧間にある第3の電圧(1/2Vcc)を印加し
て、情報の書き込みを行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体型半導
体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法に関
し、特に、強誘電体型半導体記憶素子に対して情報のア
クセスを行うための構成、該記憶素子を用いた不揮発性
ランダムアクセスメモリー及びそのアクセス方法に関す
る。
体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法に関
し、特に、強誘電体型半導体記憶素子に対して情報のア
クセスを行うための構成、該記憶素子を用いた不揮発性
ランダムアクセスメモリー及びそのアクセス方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性ランダムアクセスメモリ
ーとして、メモリトランジスタのフローティングゲート
中にシリコン基板からの電子を注入することによって、
情報の書き込みを行うEPROM(紫外線消去型不揮発
性メモリー)やEEPROM(電気書き換え可能型不揮
発性メモリー)が実用化されている。しかし、これらの
不揮発性メモリーは、書き込み電圧が非常に高く、ま
た、書き込み時間が非常に長い等の欠点を持つ。
ーとして、メモリトランジスタのフローティングゲート
中にシリコン基板からの電子を注入することによって、
情報の書き込みを行うEPROM(紫外線消去型不揮発
性メモリー)やEEPROM(電気書き換え可能型不揮
発性メモリー)が実用化されている。しかし、これらの
不揮発性メモリーは、書き込み電圧が非常に高く、ま
た、書き込み時間が非常に長い等の欠点を持つ。
【0003】そこで、最近、低電圧で書き込み可能で、
書き込み時間が速いFRAM(強誘電体メモリー)が注
目を集めている。
書き込み時間が速いFRAM(強誘電体メモリー)が注
目を集めている。
【0004】図5はFRAMの代表的なメモリセルを示
しており、図において、200はFRAMを構成するメ
モリセル(以下、強誘電体メモリセルという。)で、一
端がドライブ線DLに接続された強誘電体素子(キャパ
シヤンス)201と、該強誘電体素子201とビット線
BLとの間に接続された選択トランジスタ202とから
構成されており、該トランジスタ202のゲートにはワ
ード線WLが接続されている。
しており、図において、200はFRAMを構成するメ
モリセル(以下、強誘電体メモリセルという。)で、一
端がドライブ線DLに接続された強誘電体素子(キャパ
シヤンス)201と、該強誘電体素子201とビット線
BLとの間に接続された選択トランジスタ202とから
構成されており、該トランジスタ202のゲートにはワ
ード線WLが接続されている。
【0005】図6は該強誘電体メモリセルへの書き込み
の簡単な原理、図7は該強誘電体メモリセルからの読み
だしの簡単な原理を示している。
の簡単な原理、図7は該強誘電体メモリセルからの読み
だしの簡単な原理を示している。
【0006】上記のようにFRAMのメモリセルは、D
RAMと同様1トランジスター及び1キャパシヤンスに
より構成されており、“H”データを書き込む時は、図
6(a)に示すようにビット線BLをVCCに設定し、
ドライブ線DLにパルスを与える。
RAMと同様1トランジスター及び1キャパシヤンスに
より構成されており、“H”データを書き込む時は、図
6(a)に示すようにビット線BLをVCCに設定し、
ドライブ線DLにパルスを与える。
【0007】図8は、本強誘電体素子201に電圧を与
えたときの、強誘電体の分極についてのヒステリシスカ
ーブを2次元の座標上で示している。ここでは、横軸に
強誘電体にかかる電圧E、縦軸に該電圧に対する強誘電
体の分極の程度,つまり分極によって発生する電荷量Q
を示しており、この座標上の各点e,f,g,hは、分
極の状態を、分極による電荷量Qと印加電圧Eにより示
している。
えたときの、強誘電体の分極についてのヒステリシスカ
ーブを2次元の座標上で示している。ここでは、横軸に
強誘電体にかかる電圧E、縦軸に該電圧に対する強誘電
体の分極の程度,つまり分極によって発生する電荷量Q
を示しており、この座標上の各点e,f,g,hは、分
極の状態を、分極による電荷量Qと印加電圧Eにより示
している。
【0008】図8のヒステリシスカーブで説明すると、
分極の初期状態がどのような状況にあっても、ビット線
BLをVCCレベル、ドライブ線DLを0Vにすると、
分極の状態は、点eで示す状態となる。ドライブ線DL
をVCCレベルにすると、分極の状態は、fで示す状態
になり、ドライブ線を0Vにもどすと、eの状態にな
る。時間とともに分極による電荷は抜けていき、最終的
に、分極の状態、つまり強誘電体の印加電圧Eと電荷量
Qは、fで示す状態になる。
分極の初期状態がどのような状況にあっても、ビット線
BLをVCCレベル、ドライブ線DLを0Vにすると、
分極の状態は、点eで示す状態となる。ドライブ線DL
をVCCレベルにすると、分極の状態は、fで示す状態
になり、ドライブ線を0Vにもどすと、eの状態にな
る。時間とともに分極による電荷は抜けていき、最終的
に、分極の状態、つまり強誘電体の印加電圧Eと電荷量
Qは、fで示す状態になる。
【0009】“L”データを書き込む時は、図6(b)
に示すようにビット線BLを0Vにし、ドライブ線DL
にパルスを与える。これらの動作によって、強誘電体キ
ャパシター201内に図6(b)に示す向きの分極が発
生する。図8のヒステリシスカーブで説明すると分極の
初期状態がどのような状況にあっても、ビット線を0
V、ドライブ線DLをVCCレベルにすると、強誘電体
の分極状態は、点gで示す状態になり、ドライブ線DL
を0Vにもどすと、分極状態は、点hで示す状態にな
る。この分極状態は、電源を切っても保持される。
に示すようにビット線BLを0Vにし、ドライブ線DL
にパルスを与える。これらの動作によって、強誘電体キ
ャパシター201内に図6(b)に示す向きの分極が発
生する。図8のヒステリシスカーブで説明すると分極の
初期状態がどのような状況にあっても、ビット線を0
V、ドライブ線DLをVCCレベルにすると、強誘電体
の分極状態は、点gで示す状態になり、ドライブ線DL
を0Vにもどすと、分極状態は、点hで示す状態にな
る。この分極状態は、電源を切っても保持される。
【0010】読み出し時は、ビット線BLを0Vにプリ
チャージし、ドライブ線DLにパルスを与える。図8の
ヒステリシスカーブで説明すると、“H”データを保持
しているメモリセルでは、強誘電体素子の分極状態は、
初期状態fから中間状態gを経て状態hへと変化する。
“L”データを保持しているメモリセルは、初期状態h
から中間状態gを経てもとの状態hへもどる。
チャージし、ドライブ線DLにパルスを与える。図8の
ヒステリシスカーブで説明すると、“H”データを保持
しているメモリセルでは、強誘電体素子の分極状態は、
初期状態fから中間状態gを経て状態hへと変化する。
“L”データを保持しているメモリセルは、初期状態h
から中間状態gを経てもとの状態hへもどる。
【0011】このとき、“H”データを保持しているメ
モリセルでは、読み出し前と後で強誘電体の分極が反転
し、“L”データを保持しているメモリセルでは、強誘
電体の分極の状態は変化しない。この場合、メモリセル
の保持情報によって、メモリセルから読み出される電荷
量に差がある。つまり、“H”データの読みだしの際に
は、メモリセルからビット線に分極状態hと分極状態f
の違いによる電荷量の差Qswが出てくるが、“L”デ
ータを読み出した時は、メモリセルから電荷は出てこな
い。その電荷量の差を読み取ることによって、メモリセ
ルの保持データが“H”データか“L”データかの判定
を行っている。
モリセルでは、読み出し前と後で強誘電体の分極が反転
し、“L”データを保持しているメモリセルでは、強誘
電体の分極の状態は変化しない。この場合、メモリセル
の保持情報によって、メモリセルから読み出される電荷
量に差がある。つまり、“H”データの読みだしの際に
は、メモリセルからビット線に分極状態hと分極状態f
の違いによる電荷量の差Qswが出てくるが、“L”デ
ータを読み出した時は、メモリセルから電荷は出てこな
い。その電荷量の差を読み取ることによって、メモリセ
ルの保持データが“H”データか“L”データかの判定
を行っている。
【0012】ところが、このような方式のFRAMで
は、“H”データ読み出しの際、必ず、分極の反転が起
こることとなり、言い換えると、“H”データ読み出し
の際、必ず強誘電体薄膜の疲労が伴う。
は、“H”データ読み出しの際、必ず、分極の反転が起
こることとなり、言い換えると、“H”データ読み出し
の際、必ず強誘電体薄膜の疲労が伴う。
【0013】そこで、データの読み出しの際に、強誘電
体の分極の反転が生じない非破壊読みだし可能な強誘電
体メモリがすでに開発されており、特表平5−5056
99号公報には、メモリセルとして、上記強誘電体キャ
パシヤンスに代えて強誘電体トランジスターを用いたも
のが開示されている。
体の分極の反転が生じない非破壊読みだし可能な強誘電
体メモリがすでに開発されており、特表平5−5056
99号公報には、メモリセルとして、上記強誘電体キャ
パシヤンスに代えて強誘電体トランジスターを用いたも
のが開示されている。
【0014】図9はこの公報に開示されたメモリセルを
説明するための図であり、図9(a)は該メモリセルの
構成を模式的に示す図、図9(b)は該メモリセルの具
体的な構造を示す断面図である。図において、210は
強誘電体メモリセルであり、ビット線BLからの情報を
記憶する強誘電体トランジスタ211と、該ビット線B
Lと該トランジスタ211との接続を制御するMOSト
ランジスター(トランスファーゲート)212との2素
子で構成されている。
説明するための図であり、図9(a)は該メモリセルの
構成を模式的に示す図、図9(b)は該メモリセルの具
体的な構造を示す断面図である。図において、210は
強誘電体メモリセルであり、ビット線BLからの情報を
記憶する強誘電体トランジスタ211と、該ビット線B
Lと該トランジスタ211との接続を制御するMOSト
ランジスター(トランスファーゲート)212との2素
子で構成されている。
【0015】上記強誘電体トランジスタ211は、強誘
電体層211aと、該強誘電体層211aの一方の面上
に、該強誘電体層211aの分極の状態に応じて導電率
が変化するよう配置された半導体層211bと、該強誘
電体層211aの他方の面上に配置された導体層211
cとを備え、該強誘電体層211aの分極状態を変化さ
せて2値情報を記憶するよう構成されている。ここで、
上記半導体層211bの一端Aは上記MOSトランジス
タ212を介してビット線BLに接続されており、該半
導体層211bの他端Bは接地されている。
電体層211aと、該強誘電体層211aの一方の面上
に、該強誘電体層211aの分極の状態に応じて導電率
が変化するよう配置された半導体層211bと、該強誘
電体層211aの他方の面上に配置された導体層211
cとを備え、該強誘電体層211aの分極状態を変化さ
せて2値情報を記憶するよう構成されている。ここで、
上記半導体層211bの一端Aは上記MOSトランジス
タ212を介してビット線BLに接続されており、該半
導体層211bの他端Bは接地されている。
【0016】さらに、図9(b)を用いて強誘電体メモ
リセルの構造の説明をする。
リセルの構造の説明をする。
【0017】上記MOSトランジスタ212のソース,
ドレイン拡散領域212a,212bは、半導体基板1
の表面領域に形成されており、該基板1の、両拡散領域
間の領域上方にはゲート電極212cが配置されてい
る。また、上記強誘電体トランジスタ211は、上記半
導体基板1上に上記MOSトランジスタ212に隣接し
て設けられており、下部電極としての導体層211c上
には強誘電体層211a及び半導体層211bが積層さ
れ、該半導体層211bの両端部上にはこれに接するよ
う上部電極211d1,211d2が設けられている。そ
して、上記半導体層211bの一端側の上部電極211
d1は メタル配線213を介して上記MOSトランジス
タ212の一方の拡散領域212bに接続され、該MO
Sトランジスタ212の他方の拡散領域212aは、ビ
ット線を構成するメタル配線214に接続されている。
ドレイン拡散領域212a,212bは、半導体基板1
の表面領域に形成されており、該基板1の、両拡散領域
間の領域上方にはゲート電極212cが配置されてい
る。また、上記強誘電体トランジスタ211は、上記半
導体基板1上に上記MOSトランジスタ212に隣接し
て設けられており、下部電極としての導体層211c上
には強誘電体層211a及び半導体層211bが積層さ
れ、該半導体層211bの両端部上にはこれに接するよ
う上部電極211d1,211d2が設けられている。そ
して、上記半導体層211bの一端側の上部電極211
d1は メタル配線213を介して上記MOSトランジス
タ212の一方の拡散領域212bに接続され、該MO
Sトランジスタ212の他方の拡散領域212aは、ビ
ット線を構成するメタル配線214に接続されている。
【0018】なお、強誘電体トランジスタでは、下部電
極としての導体層はメタルで良いが、強誘電体層の、下
部電極の配置面とは反対側の面に設けられる層は、半導
体とする必要ある。これは、強誘電体層と半導体層との
界面の状態により、強誘電体層の分極が決まるためであ
り、上記下部電極と強誘電体層を介して対向する層とし
ては単なる抵抗体を用いることはできない。
極としての導体層はメタルで良いが、強誘電体層の、下
部電極の配置面とは反対側の面に設けられる層は、半導
体とする必要ある。これは、強誘電体層と半導体層との
界面の状態により、強誘電体層の分極が決まるためであ
り、上記下部電極と強誘電体層を介して対向する層とし
ては単なる抵抗体を用いることはできない。
【0019】このような構成の強誘電体メモリセル21
0では、データの書込みは、図5に示すメモリセル20
0と同様、ビット線BLをVCCレベル、あるいは0V
に設定し、ドライブ線DLにパルスを与えて、強誘電体
層211a内に分極をつくることにより行う。
0では、データの書込みは、図5に示すメモリセル20
0と同様、ビット線BLをVCCレベル、あるいは0V
に設定し、ドライブ線DLにパルスを与えて、強誘電体
層211a内に分極をつくることにより行う。
【0020】図10は上記データの書込みにより形成さ
れる分極の向きを示し、図11はヒステリシスカーブに
より表される、上記強誘電体層211aにかかる電圧と
半導体層211bの導電率との対応関係を示している。
れる分極の向きを示し、図11はヒステリシスカーブに
より表される、上記強誘電体層211aにかかる電圧と
半導体層211bの導電率との対応関係を示している。
【0021】“L”データを書き込むときは、図12
(a)に示すようにビット線BLをVCCレベルに設定
し、ドライブ線DLにパルスを与える。一方、“H”デ
ータを書き込むときは、図12(b)に示すようにビッ
ト線BLを0Vに設定し、ドライブ線DLにパルスを与
える。図12(a)及び(b)には、“L”データ及び
“H”データを書き込むときのビット線、ワード線、ド
ライブ線の電位レベルの状況が示されており、図12
(d)及び(e)には、“L”データ及び“H”データ
の書き込み時に強誘電体にかかる電圧を示している。な
お、図12(d),(e)では、縦軸に強誘電体層21
1aにかかる電圧をとり、横軸に強誘電体層211bの
各部の、一端Aからの距離をとり、強誘電体層211a
の各部での印加電圧を示している。
(a)に示すようにビット線BLをVCCレベルに設定
し、ドライブ線DLにパルスを与える。一方、“H”デ
ータを書き込むときは、図12(b)に示すようにビッ
ト線BLを0Vに設定し、ドライブ線DLにパルスを与
える。図12(a)及び(b)には、“L”データ及び
“H”データを書き込むときのビット線、ワード線、ド
ライブ線の電位レベルの状況が示されており、図12
(d)及び(e)には、“L”データ及び“H”データ
の書き込み時に強誘電体にかかる電圧を示している。な
お、図12(d),(e)では、縦軸に強誘電体層21
1aにかかる電圧をとり、横軸に強誘電体層211bの
各部の、一端Aからの距離をとり、強誘電体層211a
の各部での印加電圧を示している。
【0022】すなわち、“H”データを書込む時は、図
12(e)に示すように強誘電体層211aの全体に均
等に電圧がかかるため、図10(b)に示すように強誘
電体膜211aの全体に渡って均一に分極が表れる。
12(e)に示すように強誘電体層211aの全体に均
等に電圧がかかるため、図10(b)に示すように強誘
電体膜211aの全体に渡って均一に分極が表れる。
【0023】“L”データを書込むときは、強誘電体層
にかかる電圧は図12(d)に示すように、その一端A
では大きく他端Bに近くなるほど小さくなる。強誘電体
層と接している半導体層は10kΩ〜1MΩの抵抗を持
っているため、該強誘電体層の両端A及びB間では十分
な電圧の差を得ることができる。そのため強誘電体内の
分極の程度は強誘電体層の一端Aの近くで大きく、他端
Bの近くでは分極は発生しない(図10(a)参照)。
この強誘電体層一端Aでの分極状態の差を記憶すること
によって、データを記憶することができる。
にかかる電圧は図12(d)に示すように、その一端A
では大きく他端Bに近くなるほど小さくなる。強誘電体
層と接している半導体層は10kΩ〜1MΩの抵抗を持
っているため、該強誘電体層の両端A及びB間では十分
な電圧の差を得ることができる。そのため強誘電体内の
分極の程度は強誘電体層の一端Aの近くで大きく、他端
Bの近くでは分極は発生しない(図10(a)参照)。
この強誘電体層一端Aでの分極状態の差を記憶すること
によって、データを記憶することができる。
【0024】上記データの書き込みについて、図11の
ヒステリシスカーブを用いて説明するする。図11は、
横軸に、強誘電体層211bにかかる電圧Eをとり、縦
軸に半導体層211cの導電率Iをとった座標上で、上
記強誘電体メモリセルにおける該電圧Eと導電率Iとの
関係を示している。この座標上の各点a,b,c,d
は、書き込み状態における電圧Eと導電率Iの状態を示
している。
ヒステリシスカーブを用いて説明するする。図11は、
横軸に、強誘電体層211bにかかる電圧Eをとり、縦
軸に半導体層211cの導電率Iをとった座標上で、上
記強誘電体メモリセルにおける該電圧Eと導電率Iとの
関係を示している。この座標上の各点a,b,c,d
は、書き込み状態における電圧Eと導電率Iの状態を示
している。
【0025】強誘電体層に電圧のかかっていない状態で
は、半導体層の導電率は、点bまたは点dで示す状態に
ある。“L”データの書き込みは、ビット線がVCCレ
ベル、ドライブ線が0Vである時に行われる。このと
き、強誘電体層にかかる電圧、及び半導体の導電率はc
の状態になる。ドライブ線、ビット線ともに、ドライブ
線の書き込み終了状態にもどると、半導体層の導電率は
dの状態になり、抵抗率は低くなる。
は、半導体層の導電率は、点bまたは点dで示す状態に
ある。“L”データの書き込みは、ビット線がVCCレ
ベル、ドライブ線が0Vである時に行われる。このと
き、強誘電体層にかかる電圧、及び半導体の導電率はc
の状態になる。ドライブ線、ビット線ともに、ドライブ
線の書き込み終了状態にもどると、半導体層の導電率は
dの状態になり、抵抗率は低くなる。
【0026】“H”データを書き込は、ビット線が0
V、ドライブ線がVCCレベルの時に行われる。このと
き、強誘電体層にかかる電圧、及び半導体の導電率はa
の状態になる。ドライブ線、ビット線ともにドライブ線
の書き込み終了状態にもどると、半導体層の導電率はb
の状態になり、抵抗率は高くなる。各々の状態は、電源
を切っても保持される。即ち、“H”データ記憶時は、
半導体層中に空乏層が広がり、半導体層の抵抗率は高く
なる。また、“L”データ記憶時は、半導体層中に蓄積
層が広がり、半導体層の抵抗率は低くなる。
V、ドライブ線がVCCレベルの時に行われる。このと
き、強誘電体層にかかる電圧、及び半導体の導電率はa
の状態になる。ドライブ線、ビット線ともにドライブ線
の書き込み終了状態にもどると、半導体層の導電率はb
の状態になり、抵抗率は高くなる。各々の状態は、電源
を切っても保持される。即ち、“H”データ記憶時は、
半導体層中に空乏層が広がり、半導体層の抵抗率は高く
なる。また、“L”データ記憶時は、半導体層中に蓄積
層が広がり、半導体層の抵抗率は低くなる。
【0027】読み出しは、ビット線を強誘電体層の分極
に影響が出ない電圧(0.4V程度)にプリチャージ
し、ワード線によりトランスファーゲートを開けビット
線の電位をGNDへ引き抜く。“H”データと“L”デ
ータとではその保持状態での強誘電体トランジスターの
抵抗率に差があるため、ビット線の電位に差がついてく
る。
に影響が出ない電圧(0.4V程度)にプリチャージ
し、ワード線によりトランスファーゲートを開けビット
線の電位をGNDへ引き抜く。“H”データと“L”デ
ータとではその保持状態での強誘電体トランジスターの
抵抗率に差があるため、ビット線の電位に差がついてく
る。
【0028】具体的には、データの読み出しは、読み出
しの対象となっているメモリセルからの読み出し電位
を、リファレンス電位と比較して行う。ここで、リファ
レンス電位としては、“H”データと“L”データの中
間の抵抗率をもったリファレンスセルから読み出された
電位を用いることができる。また“H”データが出てい
るビット線と“L”データが出ているビット線の2本を
リファレンスビット線として備え、その2本のリファレ
ンスビット線を短絡させて“H”データと“L”データ
の中間電位をつくり、この中間電位を、メモリセルから
ビット線に読み出された電位と比較することによってデ
ータの読み出しを行うことができる。
しの対象となっているメモリセルからの読み出し電位
を、リファレンス電位と比較して行う。ここで、リファ
レンス電位としては、“H”データと“L”データの中
間の抵抗率をもったリファレンスセルから読み出された
電位を用いることができる。また“H”データが出てい
るビット線と“L”データが出ているビット線の2本を
リファレンスビット線として備え、その2本のリファレ
ンスビット線を短絡させて“H”データと“L”データ
の中間電位をつくり、この中間電位を、メモリセルから
ビット線に読み出された電位と比較することによってデ
ータの読み出しを行うことができる。
【0029】なお、図14は、このようなリファレンス
方式を用いたときの読み出し電位のレベルとリファレン
スレベルとを示している。
方式を用いたときの読み出し電位のレベルとリファレン
スレベルとを示している。
【0030】このように、メモリセルに強誘電体トラン
ジスタを用いた強誘電体メモリセルでは、読みだし時は
分極の破壊は起こらず、強誘電体薄膜の膜疲労を低減す
ることができる。
ジスタを用いた強誘電体メモリセルでは、読みだし時は
分極の破壊は起こらず、強誘電体薄膜の膜疲労を低減す
ることができる。
【0031】また、図13は、この方式の強誘電体型記
憶素子(強誘電体メモリセル)の半導体記憶装置への適
応例として、該メモリセルをマトリックス状に並べてな
るメモリセルアレイ220を示している。図13に示す
メモリーアレイを作成した場合、メモリセル11にデー
タを書き込む時は、ビット線1を“H”又は“L”レベ
ルに設定し、ワード線1によりトランスファーゲートを
開け、ドライブ線1にパルスを与える。
憶素子(強誘電体メモリセル)の半導体記憶装置への適
応例として、該メモリセルをマトリックス状に並べてな
るメモリセルアレイ220を示している。図13に示す
メモリーアレイを作成した場合、メモリセル11にデー
タを書き込む時は、ビット線1を“H”又は“L”レベ
ルに設定し、ワード線1によりトランスファーゲートを
開け、ドライブ線1にパルスを与える。
【0032】ここで、書込みは、ドライブ線にパルスが
入った時に行われる。このとき、ドライブ線に印加され
るパルスは、GNDレベルから一定期間のみVccレベ
ルになるパルスでもよいし、逆に、Vccレベルから一
定期間のみGNDレベルになるパルスでもよく、要する
に強誘電体層の分極を反転させることができるものであ
ればよい。
入った時に行われる。このとき、ドライブ線に印加され
るパルスは、GNDレベルから一定期間のみVccレベ
ルになるパルスでもよいし、逆に、Vccレベルから一
定期間のみGNDレベルになるパルスでもよく、要する
に強誘電体層の分極を反転させることができるものであ
ればよい。
【0033】なお、読み出し時にビット線にプリチャー
ジする、強誘電体の分極に影響が出ない電圧(0.4V
程度)については、この電圧をビット線に与えた時、図
12(c)で示される様に、その電圧がそのまま強誘電
体層の一端Aに加わる。また、この電圧はワード線Tr
のVthよりも小さい。これに対して、書込みの時に
は、例えば図12(a)のように、強誘電体層の一端A
の電位は、その他端Bの電位を基準として、Vcc−V
thとなる。この時はワード線Tr(トランスファーゲ
ート)のVthより大きい電圧を扱っているためであ
る。
ジする、強誘電体の分極に影響が出ない電圧(0.4V
程度)については、この電圧をビット線に与えた時、図
12(c)で示される様に、その電圧がそのまま強誘電
体層の一端Aに加わる。また、この電圧はワード線Tr
のVthよりも小さい。これに対して、書込みの時に
は、例えば図12(a)のように、強誘電体層の一端A
の電位は、その他端Bの電位を基準として、Vcc−V
thとなる。この時はワード線Tr(トランスファーゲ
ート)のVthより大きい電圧を扱っているためであ
る。
【0034】この様に読み出しが行えて、かつ強誘電体
層の分極が変化しない様なビット線の電圧については、
種々検討は行っており、シミュレーション等の確認では
上記約0.4V程度で充分である。
層の分極が変化しない様なビット線の電圧については、
種々検討は行っており、シミュレーション等の確認では
上記約0.4V程度で充分である。
【0035】さらに、読み出し時のリファレンス方式に
ついては、具体的には色々な方法があるが、要するに図
14に示すような特性の電位が得られるリファレンスレ
ベル発生回路を備え、この回路で発生された電位と、ビ
ット線に読み出されたビット線電位とを比較して、読み
出されたデータが“H”か“L”かを判定できるもので
あればよい。上記説明では、リファレンスレベルの発生
方法として、“H”データが出ているリファレンス線と
“L”データがでているリファレンス線の両電位をショ
ートさせる方法を示しているが、これに限られる訳では
ない。例えば、単に“L”レベルより何割か高くなるレ
ベル、又は“H”レベルより何割か低くなるレベルを発
生させる回路を設け、その出力電圧をリファレンスレベ
ルとして用いてもよい。
ついては、具体的には色々な方法があるが、要するに図
14に示すような特性の電位が得られるリファレンスレ
ベル発生回路を備え、この回路で発生された電位と、ビ
ット線に読み出されたビット線電位とを比較して、読み
出されたデータが“H”か“L”かを判定できるもので
あればよい。上記説明では、リファレンスレベルの発生
方法として、“H”データが出ているリファレンス線と
“L”データがでているリファレンス線の両電位をショ
ートさせる方法を示しているが、これに限られる訳では
ない。例えば、単に“L”レベルより何割か高くなるレ
ベル、又は“H”レベルより何割か低くなるレベルを発
生させる回路を設け、その出力電圧をリファレンスレベ
ルとして用いてもよい。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図13に示
すメモリセルアレイを有する半導体記憶装置では、強誘
電体トランジスタを構成する半導体層の他端BがGND
に接地されているため、以下に示すような問題があっ
た。
すメモリセルアレイを有する半導体記憶装置では、強誘
電体トランジスタを構成する半導体層の他端BがGND
に接地されているため、以下に示すような問題があっ
た。
【0037】すなわち、上記メモリセルアレイ220で
は、メモリセル11にデータを書き込もうとする場合、
ワード線1によりトランスファーゲートを開け、ドライ
ブ線1にパルスを与えるが、このとき、ビット線2〜n
がメモリセル12〜1nとつながった状態で、ドライブ
線にパルスが入力されることとなる。ところがビット線
はVCC、GND又はその中間レベルにあるため、メモ
リセル12〜1nの総てのメモリーセル内の強誘電体層
になんらの電圧がかかりデータが破壊されてしまう恐れ
がある。
は、メモリセル11にデータを書き込もうとする場合、
ワード線1によりトランスファーゲートを開け、ドライ
ブ線1にパルスを与えるが、このとき、ビット線2〜n
がメモリセル12〜1nとつながった状態で、ドライブ
線にパルスが入力されることとなる。ところがビット線
はVCC、GND又はその中間レベルにあるため、メモ
リセル12〜1nの総てのメモリーセル内の強誘電体層
になんらの電圧がかかりデータが破壊されてしまう恐れ
がある。
【0038】通常、半導体記憶装置に1アクセスで入力
されるデータ数は4〜16ビットであり、それ以外のメ
モリセルに関しては、書き込み前のデータを保持してお
く必要がある。そのためには、メモリセルアレイをサブ
アレイに分割し、ワード線、ドライブ線を各サブアレイ
毎に分割し、書き込みが行われるメモリセル以外のメモ
リセル(強誘電体トランジスタ)の強誘電体層に電圧が
かからないようにする必要がある。
されるデータ数は4〜16ビットであり、それ以外のメ
モリセルに関しては、書き込み前のデータを保持してお
く必要がある。そのためには、メモリセルアレイをサブ
アレイに分割し、ワード線、ドライブ線を各サブアレイ
毎に分割し、書き込みが行われるメモリセル以外のメモ
リセル(強誘電体トランジスタ)の強誘電体層に電圧が
かからないようにする必要がある。
【0039】図15は、2ビット毎にデータの書き込み
を行えるよう、メモリーアレイを分割した構成例を示し
ている。図において、230は4行2列のメモリセルア
レイで、2行2列の第1,第2のサブアレイ230a,
230bに分割されている。ここで、231〜234
は、上記メモリセルアレイ230の第1列の第1〜第4
行のメモリセル(1)〜(4)、235〜238は、上
記メモリセルアレイ230の第2列の第1〜第4行のメ
モリセル(5)〜(8)である。
を行えるよう、メモリーアレイを分割した構成例を示し
ている。図において、230は4行2列のメモリセルア
レイで、2行2列の第1,第2のサブアレイ230a,
230bに分割されている。ここで、231〜234
は、上記メモリセルアレイ230の第1列の第1〜第4
行のメモリセル(1)〜(4)、235〜238は、上
記メモリセルアレイ230の第2列の第1〜第4行のメ
モリセル(5)〜(8)である。
【0040】そして、上記第1のサブアレイ230a
は、上記メモリセル(1),(2),(5),(6)を
含み、メモリセル(1),(2)に対応して第1のサブ
デコーダ231aが、メモリセル(5),(6)に対応
して第2のサブデコーダ232aが設けられている。ま
た、上記第2のサブアレイ230bは、上記メモリセル
(3),(4),(7),(8)を含み、メモリセル
(3),(4)に対応して第3のサブデコーダ231b
が、メモリセル(7),(8)に対応して第2のサブデ
コーダ232aが設けられている。
は、上記メモリセル(1),(2),(5),(6)を
含み、メモリセル(1),(2)に対応して第1のサブ
デコーダ231aが、メモリセル(5),(6)に対応
して第2のサブデコーダ232aが設けられている。ま
た、上記第2のサブアレイ230bは、上記メモリセル
(3),(4),(7),(8)を含み、メモリセル
(3),(4)に対応して第3のサブデコーダ231b
が、メモリセル(7),(8)に対応して第2のサブデ
コーダ232aが設けられている。
【0041】このような構成のメモリセルアレイでは、
ワード線11,12,21,22、及びドライブ線1
1,12,21,22ともにサブアレイ毎に分割されて
いるため、書き込みを行うメモリセルのみビット線と接
続されるようにすることができ、各サブアレイ毎に2つ
のメモリセルを1組として書き込みが行える。例えば、
メモリセル(1)に“H”データを、メモリーセル
(2)に“L”データを書き込む時は、ビット線1を0
Vに、ビット線2をVCCに設定し、ワード線11によ
りゲートを開け、ドライブ線11にパルスをあたえる。
これら一連の動作によってメモリーセル(1)、(2)
に各々“H”,“L”のデータが書き込まれることとな
る。
ワード線11,12,21,22、及びドライブ線1
1,12,21,22ともにサブアレイ毎に分割されて
いるため、書き込みを行うメモリセルのみビット線と接
続されるようにすることができ、各サブアレイ毎に2つ
のメモリセルを1組として書き込みが行える。例えば、
メモリセル(1)に“H”データを、メモリーセル
(2)に“L”データを書き込む時は、ビット線1を0
Vに、ビット線2をVCCに設定し、ワード線11によ
りゲートを開け、ドライブ線11にパルスをあたえる。
これら一連の動作によってメモリーセル(1)、(2)
に各々“H”,“L”のデータが書き込まれることとな
る。
【0042】また、このときメモリーセル(3)〜
(8)については、トランスファーゲートが開かず、ド
ライブ線にもパルスが入らないためメモリセル内の強誘
電体層には電圧はかからず、保持データは書きかわるこ
とはない。
(8)については、トランスファーゲートが開かず、ド
ライブ線にもパルスが入らないためメモリセル内の強誘
電体層には電圧はかからず、保持データは書きかわるこ
とはない。
【0043】しかし、図15に示すようなメモリセルア
レイ230では、各サブアレイ毎にデコーダーを持つ必
要があり、チップ面積の増大につながる。また、各サブ
アレイのサブデコーダを駆動するためのローデコーダ信
号が必要となり、ロウ側の信号制御回路が複雑になって
しまうという問題がある。
レイ230では、各サブアレイ毎にデコーダーを持つ必
要があり、チップ面積の増大につながる。また、各サブ
アレイのサブデコーダを駆動するためのローデコーダ信
号が必要となり、ロウ側の信号制御回路が複雑になって
しまうという問題がある。
【0044】なお、上記強誘電体メモリセルの構成例と
して、図9に示すものの他に、図16に示すものがあ
る。
して、図9に示すものの他に、図16に示すものがあ
る。
【0045】図16示す強誘電体メモリセル210a
は、図9(a)に示す強誘電体メモリセル210におけ
る半導体層211bの他端Bと導電体層211cとを所
定のラインにより短絡させたものである。このような構
成の強誘電体メモリセル210aにおいても、データの
書き込みは、上記強誘電体メモリセル210と同様に行
うことができる。
は、図9(a)に示す強誘電体メモリセル210におけ
る半導体層211bの他端Bと導電体層211cとを所
定のラインにより短絡させたものである。このような構
成の強誘電体メモリセル210aにおいても、データの
書き込みは、上記強誘電体メモリセル210と同様に行
うことができる。
【0046】すなわち、“L”データを書き込むとき
は、図17(a)に示すようにビット線BLをVCCレ
ベルに設定し、ドライブ線DLにパルスを与える。一
方、“H”データを書き込むときは、図17(b)に示
すようにビット線BLを0Vに設定し、ドライブ線DL
にパルスを与える。図17(a)及び(b)には、
“L”データ及び“H”データを書き込むときのビット
線、ワード線、ドライブ線の電位レベルの状況が示され
ており、図17(d)及び(e)には、“L”データ及
び“H”データの書き込み時に強誘電体にかかる電圧を
示している。なお、図17(d),(e)では、縦軸に
強誘電体層211bにかかる電圧をとり、横軸に強誘電
体層211bの各部の、一端Aからの距離をとり、強誘
電体層211bの各部での印加電圧を示している。
は、図17(a)に示すようにビット線BLをVCCレ
ベルに設定し、ドライブ線DLにパルスを与える。一
方、“H”データを書き込むときは、図17(b)に示
すようにビット線BLを0Vに設定し、ドライブ線DL
にパルスを与える。図17(a)及び(b)には、
“L”データ及び“H”データを書き込むときのビット
線、ワード線、ドライブ線の電位レベルの状況が示され
ており、図17(d)及び(e)には、“L”データ及
び“H”データの書き込み時に強誘電体にかかる電圧を
示している。なお、図17(d),(e)では、縦軸に
強誘電体層211bにかかる電圧をとり、横軸に強誘電
体層211bの各部の、一端Aからの距離をとり、強誘
電体層211bの各部での印加電圧を示している。
【0047】図18は、この方式の強誘電体型記憶素子
(メモリセル)の半導体記憶装置への適応例として、上
記強誘電体メモリセル210aをマトリックス状に並べ
てなるメモリセルアレイ220aを示している。
(メモリセル)の半導体記憶装置への適応例として、上
記強誘電体メモリセル210aをマトリックス状に並べ
てなるメモリセルアレイ220aを示している。
【0048】このメモリセルアレイ220aにおいて
も、メモリセル11にデータを書き込もうとすると、ワ
ード線1によりトランスファーゲートが開くこととな
り、ドライブ線1にパルスが入るため、メモリセル12
〜メモリセル1nのデータが破壊されてしまう。即ち、
上記強誘電体メモリセル210aを用いたメモリセルア
レイ220aでも、図15のようにサブアレイに分割し
てやる必要がある。
も、メモリセル11にデータを書き込もうとすると、ワ
ード線1によりトランスファーゲートが開くこととな
り、ドライブ線1にパルスが入るため、メモリセル12
〜メモリセル1nのデータが破壊されてしまう。即ち、
上記強誘電体メモリセル210aを用いたメモリセルア
レイ220aでも、図15のようにサブアレイに分割し
てやる必要がある。
【0049】このように、1セルの構造が図9(b)に
示す強誘電体トランジスタを用いた構造となっているメ
モリ素子では、従来どおりの書き込み、読み出し方法
(ビット線やドライブ線を0v又はVccとする方法)
を採用する限りは、例えば、図15に示すように、メモ
リセルアレイを複数のブロックに分割し、そのそれぞれ
にサブデコーダを設けるなどの対応が必要となる。
示す強誘電体トランジスタを用いた構造となっているメ
モリ素子では、従来どおりの書き込み、読み出し方法
(ビット線やドライブ線を0v又はVccとする方法)
を採用する限りは、例えば、図15に示すように、メモ
リセルアレイを複数のブロックに分割し、そのそれぞれ
にサブデコーダを設けるなどの対応が必要となる。
【0050】ところが、サブデコーダは基板上でかなり
の面積を占める。具体的にはサブデコーダの占有面積は
メモリセル1個と同程度もしくはそれに近いものであ
り、サブデコーダを設けることによりメモリチップ全体
も大きくなってしまう。
の面積を占める。具体的にはサブデコーダの占有面積は
メモリセル1個と同程度もしくはそれに近いものであ
り、サブデコーダを設けることによりメモリチップ全体
も大きくなってしまう。
【0051】その上、図15のようにサブデコーダを各
サブアレイ毎に複数設けている場合、デコーダやビット
線の駆動用信号が大変複雑となり、メモリ装置が使いに
くいものとなる。
サブアレイ毎に複数設けている場合、デコーダやビット
線の駆動用信号が大変複雑となり、メモリ装置が使いに
くいものとなる。
【0052】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、メモリセルの保持データを破壊
することなくデータの読出しを行うことができ、しかも
メモリセルアレイを複数に分割した構成としなくても、
データの書き込み時に、データの書き込みの対象となる
メモリセル以外のメモリセルでの保持データの破壊を回
避することができる強誘電体型半導体記憶素子、並びに
メモリセルとして該素子を用いた記憶装置及びそのアク
セス方法を得ることを目的とする。
ためになされたもので、メモリセルの保持データを破壊
することなくデータの読出しを行うことができ、しかも
メモリセルアレイを複数に分割した構成としなくても、
データの書き込み時に、データの書き込みの対象となる
メモリセル以外のメモリセルでの保持データの破壊を回
避することができる強誘電体型半導体記憶素子、並びに
メモリセルとして該素子を用いた記憶装置及びそのアク
セス方法を得ることを目的とする。
【0053】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る強誘電体型半導体記憶素子は、強誘電体層と、該強
誘電体層の一方の面上に、該強誘電体層の分極の状態に
応じて導電率が変化するよう配置された半導体層と、該
強誘電体層の他方の面上に配置され、該半導体層の一端
側に電気的に接続された導体層とを備え、該強誘電体層
の分極状態を変化させて2値情報を記憶する強誘電体型
半導体記憶素子である。そして、本強誘電体型半導体記
憶素子は、該半導体層の他端側に、該2値情報に対応す
る、電位レベルが異なる第1及び第2の電圧を印加する
とともに、該半導体層の一端側に、電位レベルが第1及
び第2の電圧間にある第3の電圧を印加して、情報の書
き込みを行うよう構成されている。そのことにより上記
目的が達成される。
係る強誘電体型半導体記憶素子は、強誘電体層と、該強
誘電体層の一方の面上に、該強誘電体層の分極の状態に
応じて導電率が変化するよう配置された半導体層と、該
強誘電体層の他方の面上に配置され、該半導体層の一端
側に電気的に接続された導体層とを備え、該強誘電体層
の分極状態を変化させて2値情報を記憶する強誘電体型
半導体記憶素子である。そして、本強誘電体型半導体記
憶素子は、該半導体層の他端側に、該2値情報に対応す
る、電位レベルが異なる第1及び第2の電圧を印加する
とともに、該半導体層の一端側に、電位レベルが第1及
び第2の電圧間にある第3の電圧を印加して、情報の書
き込みを行うよう構成されている。そのことにより上記
目的が達成される。
【0054】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
強誘電体型半導体記憶素子において、前記第1の電圧が
VCCレベルであり、前記第2の電圧がGNDレベルで
あり、前記第3の電圧がVCC/2レベルであるもので
ある。
強誘電体型半導体記憶素子において、前記第1の電圧が
VCCレベルであり、前記第2の電圧がGNDレベルで
あり、前記第3の電圧がVCC/2レベルであるもので
ある。
【0055】この発明(請求項3)に係る記憶装置は、
請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素子をマトリクス
状に配列してなるメモリセルアレイを有するとともに、
該メモリセルアレイにおける記憶素子の列毎に設けら
れ、対応する列の記憶素子の前記半導体層の他端側に所
定の電位を印加するビット線を有し、所要のビット線に
前記第3の電位を供給する電源装置を備えたものであ
る。そのことにより上記目的が達成される。
請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素子をマトリクス
状に配列してなるメモリセルアレイを有するとともに、
該メモリセルアレイにおける記憶素子の列毎に設けら
れ、対応する列の記憶素子の前記半導体層の他端側に所
定の電位を印加するビット線を有し、所要のビット線に
前記第3の電位を供給する電源装置を備えたものであ
る。そのことにより上記目的が達成される。
【0056】この発明(請求項4)に係る記憶装置のア
クセス方法は、請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子を用いてメモリセルを構成した記憶装置のアクセス方
法である。このアクセス方法では、前記記憶すべき2値
情報の一方は、該強誘電体型半導体記憶素子の半導体層
の他端側に前記第1の電圧を印加するとともに、該半導
体層の一端側に前記第3の電圧を印加して該メモリセル
に書き込み、前記記憶すべき2値情報の他方は、該強誘
電体型半導体記憶素子の半導体層の他端側に前記第2の
電圧を印加するとともに、該半導体層の一端側に前記第
3の電圧を印加して該メモリセルに書き込むようにして
いる。そのことにより上記目的が達成される。
クセス方法は、請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子を用いてメモリセルを構成した記憶装置のアクセス方
法である。このアクセス方法では、前記記憶すべき2値
情報の一方は、該強誘電体型半導体記憶素子の半導体層
の他端側に前記第1の電圧を印加するとともに、該半導
体層の一端側に前記第3の電圧を印加して該メモリセル
に書き込み、前記記憶すべき2値情報の他方は、該強誘
電体型半導体記憶素子の半導体層の他端側に前記第2の
電圧を印加するとともに、該半導体層の一端側に前記第
3の電圧を印加して該メモリセルに書き込むようにして
いる。そのことにより上記目的が達成される。
【0057】この発明(請求項5)に係る記憶装置のア
クセス方法は、請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子を用いてメモリセルを構成した記憶装置のアクセス方
法である。このアクセス方法では、該メモリセルに保持
されている2値情報を読み出す際、該強誘電体型半導体
記憶素子の半導体層の一端側に前記第1あるいは第2の
電圧を印加するとともに、該半導体層の他端側に、該第
1あるいは第2の電圧との電位差により該強誘電体型半
導体記憶素子における強誘電体層の分極状態を変化させ
ない第4の電圧を印加するようにしている。そのことに
より上記目的が達成される。
クセス方法は、請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子を用いてメモリセルを構成した記憶装置のアクセス方
法である。このアクセス方法では、該メモリセルに保持
されている2値情報を読み出す際、該強誘電体型半導体
記憶素子の半導体層の一端側に前記第1あるいは第2の
電圧を印加するとともに、該半導体層の他端側に、該第
1あるいは第2の電圧との電位差により該強誘電体型半
導体記憶素子における強誘電体層の分極状態を変化させ
ない第4の電圧を印加するようにしている。そのことに
より上記目的が達成される。
【0058】この発明(請求項6)は、請求項5記載の
記憶装置のアクセス方法において、前記メモリセルから
の情報の読出しを、該メモリセルから読み出される記憶
情報に対応する読出し電位と、前記2値情報のそれぞれ
に対応する読出し電位の中間電位とを比較して行うよう
にしたものである。
記憶装置のアクセス方法において、前記メモリセルから
の情報の読出しを、該メモリセルから読み出される記憶
情報に対応する読出し電位と、前記2値情報のそれぞれ
に対応する読出し電位の中間電位とを比較して行うよう
にしたものである。
【0059】この発明(請求項7)は、請求項6記載の
記憶装置のアクセス方法において、前記中間電位とし
て、前記強誘電体型半導体記憶素子の強誘電体層におけ
る分極状態が、前記2値情報の一方を保持する強誘電体
型半導体記憶素子の強誘電体層における分極状態と、前
記2値情報の他方を保持する強誘電体型半導体記憶素子
の強誘電体層における分極状態との中間の状態であるリ
ファレンスセルから読み出された電位を用いるものであ
る。
記憶装置のアクセス方法において、前記中間電位とし
て、前記強誘電体型半導体記憶素子の強誘電体層におけ
る分極状態が、前記2値情報の一方を保持する強誘電体
型半導体記憶素子の強誘電体層における分極状態と、前
記2値情報の他方を保持する強誘電体型半導体記憶素子
の強誘電体層における分極状態との中間の状態であるリ
ファレンスセルから読み出された電位を用いるものであ
る。
【0060】この発明(請求項8)は、請求項6記載の
記憶装置のアクセス方法において、前記中間電位を、読
出し電位が前記2値情報の一方に対応する電位である第
1のリファレンスビット線と、読出し電位が前記2値情
報の他方に対応する電位である第2のリファレンスビッ
ト線とを短絡させて発生させるようにしたものである。
記憶装置のアクセス方法において、前記中間電位を、読
出し電位が前記2値情報の一方に対応する電位である第
1のリファレンスビット線と、読出し電位が前記2値情
報の他方に対応する電位である第2のリファレンスビッ
ト線とを短絡させて発生させるようにしたものである。
【0061】以下、本発明の作用について説明する。
【0062】この発明においては、メモリセルを、情報
を記憶する、半導体層の一端を導電層と短絡した強誘電
体トランジスタと、該半導体層の他端に接続されたトラ
ンスファーゲートとから構成しているため、読み出し時
にビット線を強誘電体トランジスタの強誘電体層におけ
る分極状態を変化させない電圧にプリチャージし、ビッ
ト線の電位を上記半導体層の一端側から引き抜くように
することにより、該半導体層の抵抗率に応じた電位がビ
ットに現れることとなり、これによりメモリセルの保持
データを破壊することなくデータの読出しを行うことが
できる。
を記憶する、半導体層の一端を導電層と短絡した強誘電
体トランジスタと、該半導体層の他端に接続されたトラ
ンスファーゲートとから構成しているため、読み出し時
にビット線を強誘電体トランジスタの強誘電体層におけ
る分極状態を変化させない電圧にプリチャージし、ビッ
ト線の電位を上記半導体層の一端側から引き抜くように
することにより、該半導体層の抵抗率に応じた電位がビ
ットに現れることとなり、これによりメモリセルの保持
データを破壊することなくデータの読出しを行うことが
できる。
【0063】また、該半導体層の他端側に、該2値情報
に対応する、電位レベルが異なる第1及び第2の電圧を
印加するとともに、該半導体層の一端側に、電位レベル
が第1及び第2の電圧間にある第3の電圧を印加して、
情報の書き込みを行うようにしているので、データの書
き込み時、書き込みの対象となっていないメモリセルに
ついては、強誘電体トランジスタの半導体層の他端に第
3の電位を印加することにより、該メモリセルの保持デ
ータが破壊されるのを回避することができる。このた
め、メモリセルアレイを複数のサブアレイに分割した構
成とする必要がなく、非破壊型強誘電体メモリにおける
メモリセルアレイの構成の単純化、アレイサイズの縮小
とともに、データのアクセスを制御する制御回路の簡素
化を実現できる。
に対応する、電位レベルが異なる第1及び第2の電圧を
印加するとともに、該半導体層の一端側に、電位レベル
が第1及び第2の電圧間にある第3の電圧を印加して、
情報の書き込みを行うようにしているので、データの書
き込み時、書き込みの対象となっていないメモリセルに
ついては、強誘電体トランジスタの半導体層の他端に第
3の電位を印加することにより、該メモリセルの保持デ
ータが破壊されるのを回避することができる。このた
め、メモリセルアレイを複数のサブアレイに分割した構
成とする必要がなく、非破壊型強誘電体メモリにおける
メモリセルアレイの構成の単純化、アレイサイズの縮小
とともに、データのアクセスを制御する制御回路の簡素
化を実現できる。
【0064】この結果、メモリセルアレイ及びその周辺
回路ともに回路構成の簡単なものとでき、チップ面積の
縮小によるデバイスの低コスト化を図ることができる。
回路ともに回路構成の簡単なものとでき、チップ面積の
縮小によるデバイスの低コスト化を図ることができる。
【0065】この発明においては、メモリセルからの情
報の読出しを、該メモリセルから読み出される記憶情報
に対応する読出し電位を、2値情報のそれぞれに対応す
る読出し電位の中間電位と比較して行うので、メモリセ
ルからの情報の読みだしをより確実に行うことができ
る。
報の読出しを、該メモリセルから読み出される記憶情報
に対応する読出し電位を、2値情報のそれぞれに対応す
る読出し電位の中間電位と比較して行うので、メモリセ
ルからの情報の読みだしをより確実に行うことができ
る。
【0066】また、上記中間電位として、前記強誘電体
型半導体記憶素子の強誘電体層における分極状態が、前
記2値情報の一方を保持する強誘電体型半導体記憶素子
の強誘電体層における分極状態と、前記2値情報の他方
を保持する強誘電体型半導体記憶素子の強誘電体層にお
ける分極状態との中間の状態であるリファレンスセルか
ら読み出された電位を用いることにより、上記メモリセ
ルアレイ上で中間電位を発生することができ、上記中間
電位を発生するための電源部を別に設ける必要がなく、
装置の構成を簡略化できる。
型半導体記憶素子の強誘電体層における分極状態が、前
記2値情報の一方を保持する強誘電体型半導体記憶素子
の強誘電体層における分極状態と、前記2値情報の他方
を保持する強誘電体型半導体記憶素子の強誘電体層にお
ける分極状態との中間の状態であるリファレンスセルか
ら読み出された電位を用いることにより、上記メモリセ
ルアレイ上で中間電位を発生することができ、上記中間
電位を発生するための電源部を別に設ける必要がなく、
装置の構成を簡略化できる。
【0067】また、上記中間電位を、読出し電位が前記
2値情報の一方に対応する電位である第1のリファレン
スビット線と、読出し電位が前記2値情報の他方に対応
する電位である第2のリファレンスビット線とを短絡さ
せて発生させるようにすることにより、上記と同様、メ
モリセルアレイ上で中間電位を発生することができ、構
成の簡略化を図ることができる。
2値情報の一方に対応する電位である第1のリファレン
スビット線と、読出し電位が前記2値情報の他方に対応
する電位である第2のリファレンスビット線とを短絡さ
せて発生させるようにすることにより、上記と同様、メ
モリセルアレイ上で中間電位を発生することができ、構
成の簡略化を図ることができる。
【0068】
(実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による強
誘電体半導体記憶素子(強誘電体メモリセル)を説明す
るための図であり、図1(a)は、該強誘電体メモリセ
ルの構成を模式的に示す図、図1(b)は、該強誘電体
メモリセルの具体的な断面構造を示す図である。
誘電体半導体記憶素子(強誘電体メモリセル)を説明す
るための図であり、図1(a)は、該強誘電体メモリセ
ルの構成を模式的に示す図、図1(b)は、該強誘電体
メモリセルの具体的な断面構造を示す図である。
【0069】図において、図9と同一符号は従来の強誘
電体メモリセル210と同一のものを示す。100は本
実施の形態の強誘電体メモリセルで、トランスファーゲ
ートとしてのMOSトランジスタ212と、情報を保持
する強誘電体トランジスタ211とから構成されてお
り、該強誘電体トランジスタ211は、強誘電体層21
1aを半導体層211bと導体層211cとで挟持して
なる構造となっている。上記導体層211bの一端Aは
トランスファーゲート212を介してビット線BLに接
続されている。
電体メモリセル210と同一のものを示す。100は本
実施の形態の強誘電体メモリセルで、トランスファーゲ
ートとしてのMOSトランジスタ212と、情報を保持
する強誘電体トランジスタ211とから構成されてお
り、該強誘電体トランジスタ211は、強誘電体層21
1aを半導体層211bと導体層211cとで挟持して
なる構造となっている。上記導体層211bの一端Aは
トランスファーゲート212を介してビット線BLに接
続されている。
【0070】そして、本実施の形態では、該強誘電体メ
モリセル100にデータを書き込む際には、上記導体層
211cと接続された半導体層211bの他端Bに1/
2Vccレベルの電位を供給するように構成している。
モリセル100にデータを書き込む際には、上記導体層
211cと接続された半導体層211bの他端Bに1/
2Vccレベルの電位を供給するように構成している。
【0071】ここで、トランスファーゲートを構成する
選択用MOSトランジスタ212は、通常のCMOSプ
ロセスにてウェハー表面に作成されたものでよく、その
隣に、強誘電体を電極(下部電極)と半導体層とで挟持
した構造の強誘電体トランジスタが作製され、強誘電体
トランジスタの半導体層の両端に電極(上部電極)が作
製されている。該MOSトランジスタのソース,ドレイ
ン212a,212bのうちの片方がビット線214と
接続され、もう一方は強誘電体トランジスタの上部電極
のうちの片方211d1とメタル層213にて接続され
ている。残りのもう一つの上部電極211d2と下部電
極211cは、書き込み時1/2VCCに固定されるよ
うになっている。本素子の製造方法の詳細は、特表平5
−505699号公報に開示されており、ここでは省略
する。
選択用MOSトランジスタ212は、通常のCMOSプ
ロセスにてウェハー表面に作成されたものでよく、その
隣に、強誘電体を電極(下部電極)と半導体層とで挟持
した構造の強誘電体トランジスタが作製され、強誘電体
トランジスタの半導体層の両端に電極(上部電極)が作
製されている。該MOSトランジスタのソース,ドレイ
ン212a,212bのうちの片方がビット線214と
接続され、もう一方は強誘電体トランジスタの上部電極
のうちの片方211d1とメタル層213にて接続され
ている。残りのもう一つの上部電極211d2と下部電
極211cは、書き込み時1/2VCCに固定されるよ
うになっている。本素子の製造方法の詳細は、特表平5
−505699号公報に開示されており、ここでは省略
する。
【0072】次に動作について説明する。
【0073】本実施の形態の強誘電体メモリセル100
では、ドライブ線にパルスを与えなくても書き込み動作
を行うことができ、ワード線(トランスファーゲート)
が開いている書き込みの対象となっていないメモリセル
では、ビット線の電位をドライブ線と同電位に固定する
ことによって、メモリアレイをサブアレイに分割すると
いう構成を採用することなく、前回書かれたデータを保
持することができる。以下詳述すると、書き込み時、ビ
ット線をVCC又は0Vに設定し、ワード線によりトラ
ンスファーゲートを開ける。このときドライブ線は1/
2VCCレベルに設定しておく。
では、ドライブ線にパルスを与えなくても書き込み動作
を行うことができ、ワード線(トランスファーゲート)
が開いている書き込みの対象となっていないメモリセル
では、ビット線の電位をドライブ線と同電位に固定する
ことによって、メモリアレイをサブアレイに分割すると
いう構成を採用することなく、前回書かれたデータを保
持することができる。以下詳述すると、書き込み時、ビ
ット線をVCC又は0Vに設定し、ワード線によりトラ
ンスファーゲートを開ける。このときドライブ線は1/
2VCCレベルに設定しておく。
【0074】すなわち、上記強誘電体メモリセル100
に“L”データの書き込みを行う場合、図2(a)に示
すように、ビット線をVCCレベルに設定した後、ワー
ド線を立ち上げることにより、ビット線のレベルからし
きい値分減少したレベルが強誘電体トランジスタ211
の半導体層211bの一端Aに印加される。このとき、
強誘電体層211a上の半導体層211bと下部電極2
11cとの間にかかる電圧の相対的なレベルは、半導体
層211bの一端A点での(1/2VCC−Vth)レ
ベルからその他端B点での基準レベルまで減少するよう
な特性を示す(図2(e)参照)。
に“L”データの書き込みを行う場合、図2(a)に示
すように、ビット線をVCCレベルに設定した後、ワー
ド線を立ち上げることにより、ビット線のレベルからし
きい値分減少したレベルが強誘電体トランジスタ211
の半導体層211bの一端Aに印加される。このとき、
強誘電体層211a上の半導体層211bと下部電極2
11cとの間にかかる電圧の相対的なレベルは、半導体
層211bの一端A点での(1/2VCC−Vth)レ
ベルからその他端B点での基準レベルまで減少するよう
な特性を示す(図2(e)参照)。
【0075】また、上記強誘電体メモリセル100に
“H”データの書き込みを行う場合、図2(b)に示す
ように、ビット線を0vに設定した後、ワード線を立ち
上げることにより、強誘電体層211a上の半導体層2
11bとその下側の下部電極211cとの間に電圧が印
加される。
“H”データの書き込みを行う場合、図2(b)に示す
ように、ビット線を0vに設定した後、ワード線を立ち
上げることにより、強誘電体層211a上の半導体層2
11bとその下側の下部電極211cとの間に電圧が印
加される。
【0076】この時、半導体層211bとその下側の下
部電極211cとの間に印加される電圧の相対的なレベ
ルは、半導体層の一端A点での−1/2VCCからその
他端B点での基準レベルまで増加するような特性を示す
(図2(f)参照)。
部電極211cとの間に印加される電圧の相対的なレベ
ルは、半導体層の一端A点での−1/2VCCからその
他端B点での基準レベルまで増加するような特性を示す
(図2(f)参照)。
【0077】ここで、ビット線をVCCまたは0Vにし
ても半導体層211bが抵抗をもっているためドライブ
線は1/2VCCのレベルを維持し変化することはな
い。また、それだけの電流供給能力を持ったレギュレー
タを用いるのが望ましい。
ても半導体層211bが抵抗をもっているためドライブ
線は1/2VCCのレベルを維持し変化することはな
い。また、それだけの電流供給能力を持ったレギュレー
タを用いるのが望ましい。
【0078】本強誘電体トランジスタ211において、
“L”データ書き込み時および“H”データ書き込み時
に上記のような電位が生じることにより、図3に示すよ
うに強誘電体層211a内での分極状態は、半導体層の
一端Aの近くで大きく、他端Bの近くでは分極反転は起
こらない。なお、上記半導体層の一端A側で生じている
分極状態の変化を示すヒステリシスカーブは従来例と同
一であるため、ここでは省略する。
“L”データ書き込み時および“H”データ書き込み時
に上記のような電位が生じることにより、図3に示すよ
うに強誘電体層211a内での分極状態は、半導体層の
一端Aの近くで大きく、他端Bの近くでは分極反転は起
こらない。なお、上記半導体層の一端A側で生じている
分極状態の変化を示すヒステリシスカーブは従来例と同
一であるため、ここでは省略する。
【0079】書き込み時にアクセスしたくないメモリー
セルにつながるビット線は、1/2VCCに設定してお
くことで(図2(c)参照)、ワード線からの信号によ
りトランスファーゲート212が開いても強誘電体トラ
ンジスタ211の強誘電体層211aの両端に電圧がか
からなくなり、強誘電体層211aに保持されている分
極状態が破壊されることはない(図2(g)参照)。
セルにつながるビット線は、1/2VCCに設定してお
くことで(図2(c)参照)、ワード線からの信号によ
りトランスファーゲート212が開いても強誘電体トラ
ンジスタ211の強誘電体層211aの両端に電圧がか
からなくなり、強誘電体層211aに保持されている分
極状態が破壊されることはない(図2(g)参照)。
【0080】ここで、基準レベルはデータ書き込み時に
ドライブ線に設定される1/2VCCレベルである。な
お、データの書き込み時にドライブ線および非選択のメ
モリセルのビット線に印加される電圧は、1/2VCC
に限定されず、VCCレベル及び0vレベル以外の電位
であって、そのレベルがVCC,0vレベル間にある電
圧でもよい。
ドライブ線に設定される1/2VCCレベルである。な
お、データの書き込み時にドライブ線および非選択のメ
モリセルのビット線に印加される電圧は、1/2VCC
に限定されず、VCCレベル及び0vレベル以外の電位
であって、そのレベルがVCC,0vレベル間にある電
圧でもよい。
【0081】また、読み出しは従来例と同様、ドライブ
線を0Vにプリチャージし、ビット線を強誘電体の分極
に影響が出ない電圧にプリチャージ(0.4V)し、ワ
ード線によりトランスファーゲートを開け、ビット線の
電位をGNDへ引き抜くことにより行う(図2(d)参
照)。
線を0Vにプリチャージし、ビット線を強誘電体の分極
に影響が出ない電圧にプリチャージ(0.4V)し、ワ
ード線によりトランスファーゲートを開け、ビット線の
電位をGNDへ引き抜くことにより行う(図2(d)参
照)。
【0082】このような構成の実施の形態1では、メモ
リセルを、情報を記憶する、半導体層211bの一端を
導電層211cと短絡した強誘電体トランジスタ211
と、該半導体層211bの他端に接続されたトランスフ
ァーゲート212とから構成しているため、読み出し時
にビット線を強誘電体トランジスタ211の強誘電体層
211aにおける分極状態を変化させない第4の電圧
(0.4V)にプリチャージし、ビット線の電位を上記
半導体層211bの一端側から引き抜くようにすること
により、該半導体層211bの抵抗率に応じた電位がビ
ット線に現れることとなり、これによりメモリセルの保
持データを破壊することなくデータの読出しを行うこと
ができる。
リセルを、情報を記憶する、半導体層211bの一端を
導電層211cと短絡した強誘電体トランジスタ211
と、該半導体層211bの他端に接続されたトランスフ
ァーゲート212とから構成しているため、読み出し時
にビット線を強誘電体トランジスタ211の強誘電体層
211aにおける分極状態を変化させない第4の電圧
(0.4V)にプリチャージし、ビット線の電位を上記
半導体層211bの一端側から引き抜くようにすること
により、該半導体層211bの抵抗率に応じた電位がビ
ット線に現れることとなり、これによりメモリセルの保
持データを破壊することなくデータの読出しを行うこと
ができる。
【0083】また、該半導体層211bの他端側に、該
2値情報に対応する、電位レベルが異なる第1及び第2
の電圧(Vcc及び0v)を印加するとともに、導体層
211cと短絡されている半導体層211bの一端側
に、電位レベルが第1及び第2の電圧間にある第3の電
圧(1/2Vcc)を印加して、情報の書き込みを行う
ようにしているので、データの書き込み時、書き込みの
対象となっていないメモリセルについては、強誘電体ト
ランジスタ211の半導体層211bの他端に第3の電
位(1/2Vcc)を印加することにより、該メモリセ
ルの保持データが破壊されるのを回避することができ
る。
2値情報に対応する、電位レベルが異なる第1及び第2
の電圧(Vcc及び0v)を印加するとともに、導体層
211cと短絡されている半導体層211bの一端側
に、電位レベルが第1及び第2の電圧間にある第3の電
圧(1/2Vcc)を印加して、情報の書き込みを行う
ようにしているので、データの書き込み時、書き込みの
対象となっていないメモリセルについては、強誘電体ト
ランジスタ211の半導体層211bの他端に第3の電
位(1/2Vcc)を印加することにより、該メモリセ
ルの保持データが破壊されるのを回避することができ
る。
【0084】このため、この強誘電体メモリセルを用い
たメモリセルアレイでは、書き込み時のデータの破壊を
防止するために、メモリセルアレイを複数のサブアレイ
に分割した構成を採用する必要がなく、非破壊型強誘電
体メモリのメモリセルアレイの構成の単純化、アレイサ
イズの縮小とともに、データのアクセスを制御する制御
回路の簡素化を実現できる。
たメモリセルアレイでは、書き込み時のデータの破壊を
防止するために、メモリセルアレイを複数のサブアレイ
に分割した構成を採用する必要がなく、非破壊型強誘電
体メモリのメモリセルアレイの構成の単純化、アレイサ
イズの縮小とともに、データのアクセスを制御する制御
回路の簡素化を実現できる。
【0085】(実施の形態2)以下、上記強誘電体メモ
リセル100を用いてメモリセルアレイを構成した記憶
装置を、本発明の実施の形態2として説明する。
リセル100を用いてメモリセルアレイを構成した記憶
装置を、本発明の実施の形態2として説明する。
【0086】図4は、該実施の形態2による記憶装置を
説明するための図である。この記憶装置は、図1に示す
強誘電体メモリセル100をマトリクス状に配列してな
るメモリセルアレイ110を有している。該メモリセル
アレイ110には、メモリセルの列毎に、対応する列の
メモリセル100の半導体層211bの他端側に所定の
電位を印加するビット線1〜nが設けられており、ま
た、メモリセルの行毎に、対応する行のメモリセルのト
ランスファゲート212を制御するワード線1,2,・
・・が設けられている。さらに、上記メモリセルアレイ
110には、各メモリセルの導体層211cに共通に接
続されたドライブ線が設けられている。
説明するための図である。この記憶装置は、図1に示す
強誘電体メモリセル100をマトリクス状に配列してな
るメモリセルアレイ110を有している。該メモリセル
アレイ110には、メモリセルの列毎に、対応する列の
メモリセル100の半導体層211bの他端側に所定の
電位を印加するビット線1〜nが設けられており、ま
た、メモリセルの行毎に、対応する行のメモリセルのト
ランスファゲート212を制御するワード線1,2,・
・・が設けられている。さらに、上記メモリセルアレイ
110には、各メモリセルの導体層211cに共通に接
続されたドライブ線が設けられている。
【0087】また、上記記憶装置は、上記ビット線及び
ドライブ線に供給される1/2Vccレベルの電位を発
生する電源装置111が設けられている。
ドライブ線に供給される1/2Vccレベルの電位を発
生する電源装置111が設けられている。
【0088】このような構成の記憶装置では、例えば、
メモリセル11に“H”データを書き込むとき、ビット
線1をVCCに、ドライブ線及びビット線2〜ビット線
nを1/2VCCに設定して、ワード線1によりトラン
スファーゲート212を開ける。これによってメモリセ
ル11に“H”データが書き込まれる。この時、ワード
線1が開いているため、メモリセル12〜メモリセル1
nはビット線をつながっているが、ビット線2〜nが1
/2VCCに設定されているため、メモリセル12〜1
nの強誘電体層には電圧はかからず分極は反転しない。
メモリセル11に“H”データを書き込むとき、ビット
線1をVCCに、ドライブ線及びビット線2〜ビット線
nを1/2VCCに設定して、ワード線1によりトラン
スファーゲート212を開ける。これによってメモリセ
ル11に“H”データが書き込まれる。この時、ワード
線1が開いているため、メモリセル12〜メモリセル1
nはビット線をつながっているが、ビット線2〜nが1
/2VCCに設定されているため、メモリセル12〜1
nの強誘電体層には電圧はかからず分極は反転しない。
【0089】また、メモリセル22〜2nについてはト
ランスファーゲートが開いておらず、強誘電体層211
a両側の半導体層211bと導体層211cの電圧は共
に1/2VCCで分極の反転は起こらない。
ランスファーゲートが開いておらず、強誘電体層211
a両側の半導体層211bと導体層211cの電圧は共
に1/2VCCで分極の反転は起こらない。
【0090】また、読み出しは従来例と同様、ドライブ
線を0Vにプリチャージし、ビット線を強誘電体層21
1aの分極に影響が出ない電圧にプリチャージ(0.4
V)し、ワード線によりトランスファーゲート212を
開け、ビット線の電位をGNDへ引き抜くことにより行
う(図2(d)参照)。
線を0Vにプリチャージし、ビット線を強誘電体層21
1aの分極に影響が出ない電圧にプリチャージ(0.4
V)し、ワード線によりトランスファーゲート212を
開け、ビット線の電位をGNDへ引き抜くことにより行
う(図2(d)参照)。
【0091】例えば、メモリーセル11からデータを読
み出す場合は、ドライブ線を0Vに設定し、ビット線1
を0.4V程度にプリチャージし、ワード線1によりト
ランスファーゲート212を開け、ビット線1の電位を
ドライブ線(GND)側へ引き抜く。
み出す場合は、ドライブ線を0Vに設定し、ビット線1
を0.4V程度にプリチャージし、ワード線1によりト
ランスファーゲート212を開け、ビット線1の電位を
ドライブ線(GND)側へ引き抜く。
【0092】そして、該メモリセルから読み出された電
位を、2値情報のそれぞれに対応する読出し電位の中間
電位(リファレンスレベル)と比較して、メモリセルの
保持情報の判定を行う。
位を、2値情報のそれぞれに対応する読出し電位の中間
電位(リファレンスレベル)と比較して、メモリセルの
保持情報の判定を行う。
【0093】この際、上記中間電位として、該強誘電体
メモリセル211の強誘電体層211aにおける分極状
態が、上記2値情報の一方を保持する強誘電体メモリセ
ルの強誘電体層における分極状態と、該2値情報の他方
を保持する強誘電体メモリセルの強誘電体層における分
極状態との中間の状態であるリファレンスセルから読み
出された電位を用いることができる。
メモリセル211の強誘電体層211aにおける分極状
態が、上記2値情報の一方を保持する強誘電体メモリセ
ルの強誘電体層における分極状態と、該2値情報の他方
を保持する強誘電体メモリセルの強誘電体層における分
極状態との中間の状態であるリファレンスセルから読み
出された電位を用いることができる。
【0094】また、上記中間電位を、読出し電位が上記
2値情報の一方に対応する電位である第1のリファレン
スビット線と、読出し電位が該2値情報の他方に対応す
る電位である第2のリファレンスビット線とを短絡させ
て発生させるようにしてもよい。
2値情報の一方に対応する電位である第1のリファレン
スビット線と、読出し電位が該2値情報の他方に対応す
る電位である第2のリファレンスビット線とを短絡させ
て発生させるようにしてもよい。
【0095】また、リファレンスレベルの発生方法は、
上記方法に限られるものではなく、例えば、単に“L”
レベルより何割か高いレベル、又は“H”レベルより何
割か低いレベルを発生させる電圧発生回路を設け、その
出力電圧をリファレンスレベルとして用いてもよい。
上記方法に限られるものではなく、例えば、単に“L”
レベルより何割か高いレベル、又は“H”レベルより何
割か低いレベルを発生させる電圧発生回路を設け、その
出力電圧をリファレンスレベルとして用いてもよい。
【0096】このような構成の実施の形態2の記憶装置
では、メモリーアレイをサブアレイに分割しなくても、
データの書き込み時に、書き込みの対象となっているメ
モリセル以外のメモリセルにおける強誘電体層の分極状
態が変化することはなく、書き込みを行いたいメモリセ
ルにのみデータの書き込みを行うことができる。
では、メモリーアレイをサブアレイに分割しなくても、
データの書き込み時に、書き込みの対象となっているメ
モリセル以外のメモリセルにおける強誘電体層の分極状
態が変化することはなく、書き込みを行いたいメモリセ
ルにのみデータの書き込みを行うことができる。
【0097】このため、メモリセルアレイを複数のサブ
アレイに分割した構成とする必要がなく、非破壊型強誘
電体メモリにおけるメモリセルアレイの構成の単純化、
アレイサイズの縮小とともに、データのアクセスを制御
する制御回路の簡素化を実現できる。
アレイに分割した構成とする必要がなく、非破壊型強誘
電体メモリにおけるメモリセルアレイの構成の単純化、
アレイサイズの縮小とともに、データのアクセスを制御
する制御回路の簡素化を実現できる。
【0098】この結果、メモリセルアレイ及びその周辺
回路ともに回路構成の簡単なものとでき、チップ面積の
縮小によるデバイスの低コスト化を図ることができる。
回路ともに回路構成の簡単なものとでき、チップ面積の
縮小によるデバイスの低コスト化を図ることができる。
【0099】また、メモリセルからの情報の読出しを、
該メモリセルから読み出される記憶情報に対応する読出
し電位を、2値情報のそれぞれに対応する読出し電位の
中間電位と比較して行うので、メモリセルからの情報の
読みだしをより確実に行うことができる。
該メモリセルから読み出される記憶情報に対応する読出
し電位を、2値情報のそれぞれに対応する読出し電位の
中間電位と比較して行うので、メモリセルからの情報の
読みだしをより確実に行うことができる。
【0100】また、上記中間電位として、上記強誘電体
メモリセル100の強誘電体層211aにおける分極状
態が、上記2値情報の一方を保持する強誘電体メモリセ
ルの強誘電体層における分極状態と、該2値情報の他方
を保持する強誘電体メモリセルの強誘電体層における分
極状態との中間の状態であるリファレンスセルから読み
出された電位を用いることにより、上記メモリセルアレ
イ110上で中間電位を発生することができ、上記中間
電位を発生するための電源部を別に設ける必要がなく、
装置の構成を簡略化できる。
メモリセル100の強誘電体層211aにおける分極状
態が、上記2値情報の一方を保持する強誘電体メモリセ
ルの強誘電体層における分極状態と、該2値情報の他方
を保持する強誘電体メモリセルの強誘電体層における分
極状態との中間の状態であるリファレンスセルから読み
出された電位を用いることにより、上記メモリセルアレ
イ110上で中間電位を発生することができ、上記中間
電位を発生するための電源部を別に設ける必要がなく、
装置の構成を簡略化できる。
【0101】また、上記中間電位を、読出し電位が前記
2値情報の一方に対応する電位である第1のリファレン
スビット線と、読出し電位が前記2値情報の他方に対応
する電位である第2のリファレンスビット線とを短絡さ
せて発生させるようにすることにより、上記と同様、メ
モリセルアレイ110上で中間電位を発生することがで
き、構成の簡略化を図ることができる。
2値情報の一方に対応する電位である第1のリファレン
スビット線と、読出し電位が前記2値情報の他方に対応
する電位である第2のリファレンスビット線とを短絡さ
せて発生させるようにすることにより、上記と同様、メ
モリセルアレイ110上で中間電位を発生することがで
き、構成の簡略化を図ることができる。
【0102】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非破壊型
強誘電体メモリにおけるメモリセルアレイの構成の単純
化、アレイサイズの縮小とともに、データのアクセスを
制御する制御回路の簡素化を実現でき、これによりメモ
リセルアレイ及びその周辺回路ともに回路構成を簡単な
ものとでき、チップ面積の縮小によるデバイスの低コス
ト化を図ることができる。
強誘電体メモリにおけるメモリセルアレイの構成の単純
化、アレイサイズの縮小とともに、データのアクセスを
制御する制御回路の簡素化を実現でき、これによりメモ
リセルアレイ及びその周辺回路ともに回路構成を簡単な
ものとでき、チップ面積の縮小によるデバイスの低コス
ト化を図ることができる。
【図1】本発明の実施の形態1による強誘電体半導体記
憶素子(強誘電体メモリセル)を説明するための図であ
り、図1(a)は、該強誘電体メモリセルの構成を模式
的に示す図、図1(b)は、該強誘電体メモリセルの具
体的な断面構造を示す図である。
憶素子(強誘電体メモリセル)を説明するための図であ
り、図1(a)は、該強誘電体メモリセルの構成を模式
的に示す図、図1(b)は、該強誘電体メモリセルの具
体的な断面構造を示す図である。
【図2】上記強誘電体メモリセルに対する情報のアクセ
ス動作を説明するための図であり、図2(a),(e)
は“L”データの書き込み動作、図2(b),(f)は
“H”データの書き込み動作、図2(c),(g)は書
き込み時アクセスされないメモリセルの状態を示し、図
2(d)は読み出し動作を示している。
ス動作を説明するための図であり、図2(a),(e)
は“L”データの書き込み動作、図2(b),(f)は
“H”データの書き込み動作、図2(c),(g)は書
き込み時アクセスされないメモリセルの状態を示し、図
2(d)は読み出し動作を示している。
【図3】図3(a),図3(b)は、それぞれ上記強誘
電体メモリセルに“L”データ,“H”データの書き込
みを行ったときの強誘電体膜内での分極の状態を示す図
である。
電体メモリセルに“L”データ,“H”データの書き込
みを行ったときの強誘電体膜内での分極の状態を示す図
である。
【図4】本発明の実施の形態2による記憶装置として、
メモリセルアレイを上記強誘電体メモリセルを用いて構
成した記憶装置を説明するための図である。
メモリセルアレイを上記強誘電体メモリセルを用いて構
成した記憶装置を説明するための図である。
【図5】従来の破壊読み出し型強誘電体記憶素子(メモ
リセル)の構成を示す図である。
リセル)の構成を示す図である。
【図6】図6(a),図6(b)は従来の破壊読み出し
型強誘電体記憶素子の“H”データ,“L”データの書
き込み動作を説明するための図である。
型強誘電体記憶素子の“H”データ,“L”データの書
き込み動作を説明するための図である。
【図7】図7(a),図7(b)は従来の破壊読み出し
型強誘電体記憶素子の“H”データ,“L”データの読
み出し動作を説明するための図である。
型強誘電体記憶素子の“H”データ,“L”データの読
み出し動作を説明するための図である。
【図8】従来の破壊読み出し型強誘電体記憶素子(メモ
リセル)を構成する強誘電体素子に電圧を与えた時の、
強誘電体の分極状態の特性であるヒステリシスカーブを
示す図である。
リセル)を構成する強誘電体素子に電圧を与えた時の、
強誘電体の分極状態の特性であるヒステリシスカーブを
示す図である。
【図9】従来の非破壊読み出し型強誘電体記憶素子を説
明するための図であり、図9(a)は、該強誘電体メモ
リセルの構成を模式的に示す図、図9(b)は、該強誘
電体メモリセルの具体的な断面構造を示す図である。
明するための図であり、図9(a)は、該強誘電体メモ
リセルの構成を模式的に示す図、図9(b)は、該強誘
電体メモリセルの具体的な断面構造を示す図である。
【図10】図10(a),図10(b)は、それぞれ上
記非破壊読み出し型強誘電体記憶素子に“L”データ,
“H”データの書き込みを行ったときの強誘電体膜内で
の分極の状態を示す図である。
記非破壊読み出し型強誘電体記憶素子に“L”データ,
“H”データの書き込みを行ったときの強誘電体膜内で
の分極の状態を示す図である。
【図11】従来の非破壊読み出し型強誘電体記憶素子
(メモリセル)を構成する強誘電体層への印加電圧に対
する半導体層の導電率の特性であるヒステリシスカーブ
を示す図である。
(メモリセル)を構成する強誘電体層への印加電圧に対
する半導体層の導電率の特性であるヒステリシスカーブ
を示す図である。
【図12】上記非破壊読み出し型強誘電体記憶素子(メ
モリセル)に対する情報のアクセス動作を説明するため
の図であり、図12(a),(d)は“L”データの書
き込み動作、図12(b),(e)は“H”データの書
き込み動作、図12(c)読み出し動作を示している。
モリセル)に対する情報のアクセス動作を説明するため
の図であり、図12(a),(d)は“L”データの書
き込み動作、図12(b),(e)は“H”データの書
き込み動作、図12(c)読み出し動作を示している。
【図13】上記非破壊読み出し型強誘電体記憶素子を用
いて構成したメモリアレイを示す図である。
いて構成したメモリアレイを示す図である。
【図14】非破壊読み出し型強誘電体記憶素子の読み出
し時のビット線電位をリファレンスレベルと比較して示
す図である。
し時のビット線電位をリファレンスレベルと比較して示
す図である。
【図15】複数のサブアレイに分割したメモリセルアレ
イを示す図である。
イを示す図である。
【図16】従来の非破壊読み出し型強誘電体記憶素子の
他の構成を示す図である。
他の構成を示す図である。
【図17】図16に示す非破壊読み出し型強誘電体記憶
素子に対する情報のアクセス動作を説明するための図で
あり、図17(a),(d)は“L”データの書き込み
動作、図17(b),(e)は“H”データの書き込み
動作、図17(c)読み出し動作を示している。
素子に対する情報のアクセス動作を説明するための図で
あり、図17(a),(d)は“L”データの書き込み
動作、図17(b),(e)は“H”データの書き込み
動作、図17(c)読み出し動作を示している。
【図18】図16に示す非破壊読み出し型強誘電体記憶
素子を用いて構成したメモリアレイを示す図である。
素子を用いて構成したメモリアレイを示す図である。
1 半導体基板 100 強誘電体メモリセル 110 メモリセルアレイ 211 強誘電体トランジスタ 211a 強誘電体層 211b 半導体層 211c 導体層(下部電極) 211d1 ,211d2 上部電極 212 MOSトランジスタ(トランスファーゲート) 212a,212b ソース・ドレイン拡散領域 212c ゲート電極(ワード線) 213,214 メタル配線 BL ビット線 DL ドライブ線 WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8247 29/788 29/792
Claims (8)
- 【請求項1】 強誘電体層と、該強誘電体層の一方の面
上に、該強誘電体層の分極の状態に応じて導電率が変化
するよう配置された半導体層と、該強誘電体層の他方の
面上に配置され、該半導体層の一端側に電気的に接続さ
れた導体層とを備え、該強誘電体層の分極状態を変化さ
せて2値情報を記憶する強誘電体型半導体記憶素子であ
って、 該半導体層の他端側に、該2値情報に対応する、電位レ
ベルが異なる第1及び第2の電圧を印加するとともに、
該半導体層の一端側に、電位レベルが第1及び第2の電
圧間にある第3の電圧を印加して、情報の書き込みを行
うよう構成した強誘電体型半導体記憶素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子において、 前記第1の電圧はVCCレベルであり、前記第2の電圧
はGNDレベルであり、前記第3の電圧はVCC/2レ
ベルである強誘電体型半導体記憶素子。 - 【請求項3】 請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子をマトリクス状に配列してなるメモリセルアレイを有
するとともに、 該メモリセルアレイにおける記憶素子の列毎に設けら
れ、対応する列の記憶素子の前記半導体層の他端側に所
定の電位を印加するビット線を有し、 所要のビット線に前記第3の電位を供給する電源装置を
備えた記憶装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子を用いてメモリセルを構成した記憶装置のアクセス方
法であって、 前記記憶すべき2値情報の一方は、該強誘電体型半導体
記憶素子の半導体層の他端側に前記第1の電圧を印加す
るとともに、該半導体層の一端側に前記第3の電圧を印
加して該メモリセルに書き込み、 前記記憶すべき2値情報の他方は、該強誘電体型半導体
記憶素子の半導体層の他端側に前記第2の電圧を印加す
るとともに、該半導体層の一端側に前記第3の電圧を印
加して該メモリセルに書き込む記憶装置のアクセス方
法。 - 【請求項5】 請求項1記載の強誘電体型半導体記憶素
子を用いてメモリセルを構成した記憶装置のアクセス方
法であって、 該メモリセルに保持されている2値情報を読み出す際、 該強誘電体型半導体記憶素子の半導体層の一端側に前記
第1あるいは第2の電圧を印加するとともに、該半導体
層の他端側に、該第1あるいは第2の電圧との電位差に
より該強誘電体型半導体記憶素子における強誘電体層の
分極状態を変化させない第4の電圧を印加する記憶装置
のアクセス方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の記憶装置のアクセス方法
において、 前記メモリセルからの情報の読出しは、該メモリセルか
ら読み出される記憶情報に対応する読出し電位を、前記
2値情報のそれぞれに対応する読出し電位の中間電位と
比較して行う記憶装置のアクセス方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の記憶装置のアクセス方法
において、 前記中間電位は、前記強誘電体型半導体記憶素子の強誘
電体層における分極状態が、前記2値情報の一方を保持
する強誘電体型半導体記憶素子の強誘電体層における分
極状態と、前記2値情報の他方を保持する強誘電体型半
導体記憶素子の強誘電体層における分極状態との中間の
状態であるリファレンスセルから読み出されたものであ
る記憶装置のアクセス方法。 - 【請求項8】 請求項6記載の記憶装置のアクセス方法
において、 前記中間電位は、読出し電位が前記2値情報の一方に対
応する電位である第1のリファレンスビット線と、読出
し電位が前記2値情報の他方に対応する電位である第2
のリファレンスビット線とを短絡させて発生させたもの
である記憶装置のアクセス方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7215039A JPH0963282A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 強誘電体型半導体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法 |
US08/702,279 US5932903A (en) | 1995-08-23 | 1996-08-23 | Ferroelectric semiconductor memory cell, a memory and a method for accessing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7215039A JPH0963282A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 強誘電体型半導体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0963282A true JPH0963282A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16665751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7215039A Withdrawn JPH0963282A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 強誘電体型半導体記憶素子並びに、記憶装置及びそのアクセス方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5932903A (ja) |
JP (1) | JPH0963282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100624472B1 (ko) * | 2000-05-31 | 2006-09-18 | 주식회사 하이닉스반도체 | 강유전체 기억소자 및 그의 제조 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6574131B1 (en) * | 2000-08-31 | 2003-06-03 | Micron Technology, Inc. | Depletion mode ferroelectric memory device and method of writing to and reading from the same |
WO2007044034A2 (en) * | 2004-12-06 | 2007-04-19 | President And Fellows Of Harvard College | Nanoscale wire-based data storage |
US9697913B1 (en) * | 2016-06-10 | 2017-07-04 | Micron Technology, Inc. | Ferroelectric memory cell recovery |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5070385A (en) * | 1989-10-20 | 1991-12-03 | Radiant Technologies | Ferroelectric non-volatile variable resistive element |
US5523964A (en) * | 1994-04-07 | 1996-06-04 | Symetrix Corporation | Ferroelectric non-volatile memory unit |
JPH0745794A (ja) * | 1993-07-26 | 1995-02-14 | Olympus Optical Co Ltd | 強誘電体メモリの駆動方法 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP7215039A patent/JPH0963282A/ja not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-08-23 US US08/702,279 patent/US5932903A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100624472B1 (ko) * | 2000-05-31 | 2006-09-18 | 주식회사 하이닉스반도체 | 강유전체 기억소자 및 그의 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5932903A (en) | 1999-08-03 |
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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