JPH10255484A - 強誘電体ランダムアクセス半導体メモリ装置及びその動作方法 - Google Patents

強誘電体ランダムアクセス半導体メモリ装置及びその動作方法

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JPH10255484A
JPH10255484A JP10005191A JP519198A JPH10255484A JP H10255484 A JPH10255484 A JP H10255484A JP 10005191 A JP10005191 A JP 10005191A JP 519198 A JP519198 A JP 519198A JP H10255484 A JPH10255484 A JP H10255484A
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capacitor
ferroelectric
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炳 吉 田
Yeon-Bae Chung
然 培 鄭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドメインスイッチングを起こすことなく、ま
たワードラインにパンピング信号を供給する必要のない
FRAM装置を提供する。 【解決手段】 強誘電体キャパシタを持つメモリセル
と、この強誘電体キャパシタを完全に分極させるパルス
電圧を前記強誘電体キャパシタに印加するパルス発生回
路と、各分極されたキャパシタの分極方向を変更させな
い適当な電圧を前記各キャパシタに印加する感知回路と
で構成され、強誘電体キャパシタのヒステリシスグラフ
の1つの電荷分極領域だけで2値データを貯蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ装置
(semiconductor memory dev
ice)及びその動作方法に関するものであり、より具
体的には強誘電体メモリセル(ferroelectr
ic memory cells)を持つ強誘電体RA
M(random access memory)装置
及びその動作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今までのメモリシステム設計は、DRA
M(dynamic RAM)、SRAM(stati
c RAM)、フラッシュメモリ(flash mem
ory)等のような半導体メモリ装置と磁気ディスク
(magnetic disc)のようなメモリ装置と
を組み合わせて遂行された。言い換えれば、今までは、
単一メモリを使用してあるシステム(例えば、パーソナ
ルコンピューターシステム)の全てのメモリ空間を支援
することは非常に困難であった。
【0003】特に、半導体メモリ分野では高密度(hi
gh density)、高速書込/読出、アクセス時
間(access time)、低消費電力(low
power consumption)を満足させる装
置の開発が従来から要請されてきたが、従来の製品の延
長線上では必ず何かの制約が存在した。
【0004】従来の問題点を根本的に解決する可能性を
持つ半導体メモリ技術が強誘電体メモリ技術であり、例
えば文献("A New Memory Technology Is About to Hit
TheMarket", Electronics, pp. 32, Feb. 4, 1988.: "
An Experimental 512-bit Nonvolatile Memory with Fe
rroelectric Strong Cell", IEEE Journal of Solid-St
ate Circuits, vol. 23, No. 5, pp.1171〜1175, Oct,
1988.) にその詳細が示されている。
【0005】周知のように、強誘電物質(ferroe
lectric material)は自発分極特性
(spontaneous polarization
characterristic)を持っている。自
発分極の方向は電界(electric field)
の方向により制御される。代表的な強誘電物質として、
ABO3 型ペロブスカイト結晶を挙げることができる。
例えば、PbZrO3 分子の場合、その中央に位置する
金属原子、すなわち、ジルコニウム(Zr)は印加され
た電界の方向により2つの安定点を持ち、変位した後に
電界を除去しても、安定点に位置するようになる。その
結果、強誘電物質の電界と分極度(degree of
polarization)とはヒステリシス(hy
sterisis)特性を示す。
【0006】このような強誘電物質のヒステリシス特性
を利用した半導体メモリ装置の1つが強誘電体RAM
(以下、‘FRAM’という)装置である。FRAM装
置は双安定点の分極度を2値データに対応させるので、
非揮発性貯蔵特性を持ち、ナノセコンド以下の非常に早
い分極反転速度を利用して高速書込及び読出を行う。
【0007】図1には典型的なFRAMのメモリセルが
図示されている。図1を参照すると、FRAMのメモリ
セルは、DRAMのメモリセルと同じように、1トラン
ジスタ/1キャパシタのセル構造を持つ。このように、
強誘電体メモリセルは1つの電荷伝達トランジスタ(c
harge transfer transisto
r)(TF )と強誘電体キャパシタ(CF )とだけを具
備するので、大容量化が可能である。FRAMのメモリ
セルで、キャパシタ(CF )の2つの電極の間には強誘
電物質が挿入されている。強誘電体キャパシタ(CF
の2つの電極の間には強誘電物質が挿入されている。強
誘電体キャパシタ(CF )の1つの電極、すなわち、プ
レート電極の電位は通常はビットラインの論理的“1”
及び“0”レベルに対応する電位の間の中間レベルに設
定される。電荷伝達トランジスタ(TF )のソース・ド
レインは強誘電体キャパシタ(CF )の他の電極とビッ
トライン(BL)との間に接続される。伝達トランジス
タ(TF )のゲートはワードライン(WL)に接続され
る。
【0008】マイクロコントローラ(microcon
troller)あるいはASIC(applicat
ionーspecific integrated c
ircuit)等にオンーチップ(on−chip)の
非揮発性メモリを集積することはシステム設計者の希望
中、非常に大きな部分を占める。EEPROM(ele
ctrically erasable and pr
ogrammableread only memor
y)やフラッシュメモリ製造工程はマイクロコントロー
ラやASICのそれと差が大きいし、DRAMやSRA
Mを利用すると、バッファを必要とするなどの難しい点
が多い。しかし、図1に示されたように、FRAMのト
ランジスタは一般的なCMOS工程で製造されるので、
他のメモリに比べて集積化に有利である。
【0009】図2は従来の強誘電体キャパシタのヒステ
リシスI−Vスイッチングループを示すグラフである。
グラフの横軸(abscissa)はキャパシタの2つ
の電極の間の電位差、すなわち、キャパシタ両端の電圧
(Volts)を示し、縦軸(ordinate)は強
誘電物質の自発分極によりその表面に誘起される電荷の
量、すなわち、分極度Q(μC/cm2 )を示す。
【0010】0Vの電圧が印加され、即ち、強誘電物質
に何の電界も印加されないと、大抵、分極ドメイン(d
omains of polarization)は不
均一であり、分極が発生しない。電圧が正の方向(po
sitive direction)に増加する時、分
極度(すなわち、電荷量)は0(zero)から電荷分
極領域(positive charge polar
ization domain)内の点Aまで増加す
る。点Aで、全てのドメインは一方の方向に分極され、
点Aでの分極度は最大値に至るようになる。この時分極
度、すなわち、強誘電物質が保有する電荷の量はQsで
表示され、印加された電圧の大きさが動作電圧(Vc
c)である。以後、電圧が再び0Vまで減少しても、分
極度は0まで低くはならず、点Bに残るようになる。こ
のような、残留分極により強誘電物質が保有する電荷の
量、すなわち、残留分極度はQrで表示される。次に電
圧が負の方向(negative directio
n)に増加すると、分極度は点Bから負の電荷分極領域
(negative charge polariza
tion domais)内の点Cに変化する(図2で
曲線21)。点Cで、強誘電物質の全てのドメインが点
Aからの分極方向と反対になる方向に分極される。この
時、分極度はーQsで表示され、印加された電圧の大き
さは−Vccである。以後、電圧が再び0Vまで減少し
ても、分極値は0まで低くはならず、点Dに残留するよ
うになる。この時の残留分極度は−Qrで表示される。
印加される電圧の大きさがもう一度正の方向に増加する
ようになると、強誘電物質の分極度は点Dから点Aに変
化する。
【0011】前記したように、電界を発生するための電
圧が2つの電極の間に強誘電物質が挿入された強誘電体
キャパシタに1度印加されると、その後、電極がフロー
ティング状態(floating state)に設定
されても、自発分極による分極方向が維持される。自発
分極による強誘電物質の表面電荷(surfacech
arge)は漏れ(leakage)等により自然には
失なわれず、分極度が0になるように反対方向に電圧が
印加されない限り、分極方向はそのまま維持される。
【0012】FRAMの読出/書込は記述したような分
極反転(polarizationreversio
n)により遂行される。従って、FRAMの動作速度は
分極反転時間により決定される。強誘電体キャパシタの
分極反転速度はキャパシタの面積、強誘電体薄膜の厚
さ、印加電圧等により決定されるが、通常ns単位であ
る。これは、μs単位の読出/書込時間を持つEEPR
OMやフラッシュメモリと比較する時、もっと早い速度
で動作が可能であることを意味する。
【0013】次に、FRAMの書込及び読出動作につい
て詳細に説明する。従来のFRAM記述では、強誘電体
キャパシタのヒステリシスループの点Bと点Dとに2値
データを対応させる。具体的には、点Bに論理的‘1’
のデータを対応させ、点Dに論理的‘0’のデータを対
応させる。
【0014】再び、図1を参照すると、FRAM装置の
書込及び読出動作の始めに、セルに貯蔵されたデータの
感知(sensing)が遂行される。この区間には、
まず、選択されたビットライン(BL)には0Vの電圧
(あるいは接地電位Vss)が印加される。続いて、選
択されたワードライン(WL)により電荷伝達トランジ
スタ(TF )が‘オン’され、ビットライン(BL)上
の0Vの電圧が強誘電体キャパシタ(CF )の1つの電
極に印加され、キャパシタ(CF )の他の電極には所定
のパルス幅を持つVccレベルのパルスが印加される。
この時、キャパシタ(CF )に論理的‘1’のデータが
貯蔵されていると、キャパシタ(CF )の分極度は点B
が点Cを通じて点Dに変わる。この場合、キャパシタ
(CF )からビットライン(BL)にdQほどの電荷が
伝達され、ビットライン(BL)の電圧が上昇する。一
方、キャパシタ(CF )に論理的‘0’のデータが貯蔵
されていると、キャパシタ(CF )の分極度は点Dにあ
り、点Cに変わった後、再び点Dに回帰する。このよう
な場合には、ビットライン(BL)の電圧が変化しな
い。次に周知の感知回路(図示されていない)によりビ
ットライン(BL)の電圧は所定の基準電圧(REF)
と比較される。この時、ビットライン(BL)の電圧が
基準電圧(REF)より高いと、感知回路により、ビッ
トライン(BL)の電圧は動作電圧レベル(すなわち、
Vccレベル)まで上昇する。しかし、ビットライン
(BL)の電圧が基準電圧(REF)より低いと、感知
回路によりビットライン(BL)の電圧は再び0Vに降
下する。
【0015】上記のような、データ感知が完了した後、
実質的なデータの書込及び読出が遂行される。まず、実
質的なデータ書込が成立する区間では、データライン
(図示されない)にVccレベルの電圧(論理的
‘1’)あるいは0Vの電圧(論理的‘0’)が印加さ
れる。続いて、周知のカラムデコーダ(図示されない)
によりデータライン上の電圧が対応するビットライン
(BL)に伝達される。その後、所定の時間の後、強誘
電体キャパシタ(CF )にパルスが印加される。この
時、強誘電体キャパシタ(CF )の分極度が点Bあるい
は点Dに移動することにより、セルには論理的‘1’あ
るいは論理的‘0’のデータが書込まれる。ここで、注
意しなければならないことは、論理的‘1’のデータ
(点BからのQrの分極度)を貯蔵しているセルに対し
て前記のような感知動作が1回遂行されると、すなわ
ち、論理的‘1’のデータを貯蔵している強誘電体キャ
パシタ(CF )にパルスが1回印加されると、強誘電体
キャパシタ(CF )のヒステリシス特性によりそこに貯
蔵されたデータは論理的‘0’のデータ(点Dからのー
Qrの分極度)に変更されてしまう。従って、書込動作
が完了する前、非選択されたセルの強誘電体キャパシタ
(CF )のデータ状態を元の状態に復帰させることが必
要である。このような、データ復帰は通常‘再書込(r
ewrite or restore)’と呼ばれる。
これのため、感知動作が遂行されたセルの強誘電体キャ
パシタ(CF )に再び所定のパルス幅を持つVccレベ
ルのパルスをもう1回印加する。これで、非選択された
セルのキャパシタ(CF )の分極度は点Dの−Qr(論
理的‘0’)から点BのQr(論理的‘1’)に復帰さ
れる。
【0016】次に、実質的な読出ができる区間では、デ
ータ感知に従うビットライン(BL)上のデータが外部
にそのまま出力される。この動作の間にも、論理的
‘1’のデータ(Qr)を貯蔵しているセルに対して感
知動作が1回遂行されると、強誘電体キャパシタ
(CF )に貯蔵されたデータは論理的‘0’のデータ
(−Qr)に変更しなければならない。従って、読出動
作が完了される前に、感知動作が遂行された強誘電体キ
ャパシタ(CF )に再び所定のパルス幅を持つVccレ
ベルのパルスをもう1回印加する。これで、読出された
キャパシタの分極度(−Qr)は点Bの分極度(Qr)
に復帰される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のFRAM技術では、1つの書込/読出サイクルの
間に強誘電体キャパシタ分極の極性がいつも変わる‘ド
メインスイッチング(domain switchin
g)’が発生する。従って、書込/読出サイクルが反復
される場合、強誘電物質の疲労(fatigue)によ
り、強誘電物質の永久分極度が減少する。結局、これは
FRAM装置の耐久性(endurance)が低くな
る結果をもたらす。又、従来技術では、読出/書込の感
知区間の間に感知されたセルデータが動作電圧(Vc
c)に増幅されるので、ワードラインには動作電圧より
高い電圧(パンピングされた電圧)が印加されなければ
ならなかった。従って、別途昇圧回路が必要となり、電
力消耗が多かった。
【0018】本発明の目的は向上された耐久性を持つF
RAM(ferroelectric random
access memory)装置及びそれの動作方法
を提供することである。また、本発明の他の目的は低電
力消耗のFRAM装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の一つの特徴による半導体メモリ装置は、メ
モリセルのアレイと各メモリセルは二つの電極の間に挿
入された強誘電物質を持つキャパシタとを具備し、強誘
電物質の全てのドメインを所定の方向に完全に分極させ
る第1極性のパルス電圧をメモリセル中の選択されたキ
ャパシタに印加する手段及び、キャパシタ各々の分極さ
れた強誘電物質の分極方向が反転されないようにさせる
第2極性の電圧をキャパシタに印加する手段を含み、各
強誘電体キャパシタの一つの電荷分極領域だけで2値デ
ータの書込/読出を遂行する。
【0020】本発明の他の特徴によると、電流通路と制
御端子とを持つスイッチング素子と、2つの電極と電極
の間に挿入された強誘電物質を持つキャパシタとを具備
し、スイッチング素子の電流通路はビットラインとキャ
パシタの2つの電極中の一方との間に電気的に接続さ
れ、スイッチ素子の制御端子はワードラインに電気的に
接続されるメモリセルから2値データを書込/読出する
方法は、ビットラインに所定のプリチャージ電圧を印加
する段階と、メモリセルが選択される時、強誘電物質を
所定の方向に完全に分極させる第1極性のパルス電圧を
キャパシタに印加する段階と、強誘電物質の分極により
ビットライン上の電圧とプリチャージ電圧より高い所定
の基準電圧とを比べ、ビットライン上の変化した電圧が
基準電圧より低い時、キャパシタに基準電圧より低い第
2極性の所定の第1電圧を印加し、ビットライン上の変
化した電圧が基準電圧より高い時、キャパシタにその極
性を変更させることなく基準電圧よりは高い第2極性の
所定の第2電圧を印加する段階及び、キャパシタに第1
極性のパルス電圧を印加する段階を含む。
【0021】本発明の他の特徴によると、半導体メモリ
装置は複数のメモリセルと、各メモリセルは2つの電極
の間に挿入された強誘電物質を持つキャパシタとを具備
し、強誘電物質の全てのドメインを所定の方向に完全に
分極させる第1極性の電圧をメモリセル中の選択された
キャパシタに印加する手段及び、キャパシタ各々の分極
された強誘電物質の分極方向が反転されないようにする
第2極性のパルス電圧をキャパシタに印加する手段を含
み、各強誘電体キャパシタの1つの電荷分極領域だけ
で、2値データの書込/読出を遂行する。
【0022】本発明の他の特徴によると、電流通路と制
御端子とを持つスイッチング素子と、2つの電極と電極
の間に挿入された強誘電物質を持つキャパシタとを具備
し、スイッチ素子の電流通路はビットラインとキャパシ
タの2つの電極中の一方に電気的に接続され、スイッチ
素子の制御端子はワードラインに電気的に接続されるメ
モリセルから2値データを書込/読出する方法は、キャ
パシタに第1極性の所定の第1電圧を印加してキャパシ
タを完全に分極させる段階と、キャパシタの分極により
変化したビットライン上の電圧と所定の基準電圧とを比
較し、ビットライン上の変化した電圧が基準電圧より低
い時、キャパシタに基準電圧より低い第1極性の所定の
第2電圧を印加し、ビットライン上の変化した電圧が基
準電圧より高い時、キャパシタに基準電圧より高い第1
極性の所定の第3電圧を印加する段階及び、キャパシタ
にその極性を変更させることなく基準電圧より低い第2
極性のパルス電圧を印加する段階を含む。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明によるFRAM装置の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0024】第1の実施の形態 本発明による新規なFRAM装置では、強誘電体キャパ
シタの電荷分極の極性あるいは強誘電物質の分極方向が
変更されない1つの電荷分極領域内だけで論理的‘1’
及び‘0’のデータが貯蔵される。図3を参照すると、
本実施の形態のFRAMはVccレベルのパルス信号を
発生するパルス発生回路30とVkレベルの感知駆動信
号を発生する回路50を具備している。図4に示すよう
に、強誘電体キャパシタのヒステリシスグラフの負の電
荷分極領域で、点B′及び点Dに2値データを対応させ
る。従って、本実施の形態のFRAMの書込/読出動作
の間に、選択されたビットライン(BLj)から強誘電
体キャパシタにはキャパシタの電荷分極の極性を変更し
ない電圧(Vk)が印加される。
【0025】図5に示すように、本実施の形態のFRA
Mでは、メモリセルに貯蔵されたデータを認識するため
に、プレートラインを通じて強誘電体キャパシタに動作
電圧(Vcc)レベルのパルス電圧を印加してキャパシ
タからビットライン(BLj)上へデータを伝達させた
後、引続く感知区間(t1−t2)で、ビットラインが
キャパシタの分極方向を反転されない範囲内の電圧レベ
ル(Vk)まで降圧する。一方、書込動作の間、論理的
‘1’のデータに該当するVccレベルの信号がビット
ライン(BLj)に印加されると、その信号はVkレベ
ルの信号に変換された後、強誘電体キャパシタへ印加さ
れる。
【0026】このように、本実施の形態によると、強誘
電体キャパシタのヒステリシスグラフの負の電荷分極領
域だけに2値データが貯蔵されるので、ドメインスイッ
チングが起こらない。従って、FRAM装置の耐久性が
非常に増加する。又、本実施の形態のFRAMでは、ワ
ードライン(WLi)にパンピングされた信号を提供す
る必要がなくなるので、装置の構成が簡単になり、電力
消耗が減少する。
【0027】また、図3に示されるように、本実施の形
態のFRAM装置はメモリセルアレイ10と、ローデコ
ーダ回路20,パルス発生回路30,ラッチ感知回路4
0,感知駆動レベル発生回路50,基準レベル発生回路
60,カラムデコーダ回路70,カラム選択回路80,
主感知及び書込駆動回路90及び、データ入/出力回路
100を具備している。図示されていないが、本実施の
形態のFRAM装置は各ビットラインを所定のプリチャ
ージ電圧に設定させる周知のビットラインプリチャージ
回路を具備している。
【0028】図3に示されるように、ローとカラムとを
規定する基板上のセルアレイ領域10では対応するロー
に従って、m個のワードラインWL1〜WLm及びm個
のプレートラインPL1〜PLmが各々伸張する。又、
対応するカラムに従ってnのビットラインBL1〜BL
nが伸張する。m個のワードラインWL1〜WLmとn
個のビットラインBL1〜BLnとが交差する点にはm
×nの強誘電体メモリセルがマトリックス状に形成され
る。
【0029】各メモリセルは1つの電荷伝達トランジス
タTij(ここで、i=1〜m、j=1〜n)と強誘電
体キャパシタCijとで構成される。キャパシタCij
の2つの電極の間には強誘電物質が挿入されている。電
荷伝達トランジスタTijの電流通路すなわち、ドレイ
ン・ソースチャンネルは対応する強誘電体キャパシタC
ijの1つの電極と対応するビットラインBLjとの間
に接続される。伝達トランジスタTijのゲートは対応
するワードラインWLiに接続される。強誘電体キャパ
シタCijの他の電極は対応するプレートラインPLi
に接続される。具体的な例を挙げると、メモリセルMC
11で、電荷伝達トランジスタT11の電流通路は強誘
電体キャパシタC11の1つの電極とビットラインBL
1との間に接続され、そのゲートはワードラインWL1
に接続される。又、強誘電体キャパシタC11の他の電
極は対応するプレートラインPL1に接続される。
【0030】再び、図3を参照すると、ワードラインW
L1〜WLmはローデコーダ回路20に接続され、プレ
ートラインPL1〜PLmはパルス発生回路30に接続
される。パルス発生回路30はワードラインが選択され
る時、選択されたワードラインに対応するプレートライ
ンに強誘電物質の全ての分極ドメインを所定の方向に完
全に分極させる電圧レベルのパルス信号を印加する。
【0031】各ビットラインBL1〜BLnの一方の端
はラッチ感知回路40に接続され、他方の端はカラム選
択回路80に接続される。感知回路40は図示されるよ
うに、感知駆動レベル発生回路50からの2つの感知駆
動ラインSAP及びSAN、そして、基準レベル発生回
路60からのn個の基準レベル供給ラインREF1〜R
EFnに接続され、n個のラッチ感知増幅器で構成され
る。
【0032】各ラッチ感知増幅器は、図3に示すよう
に、2つのCMOS回路で構成される。PMOSトラン
ジスタP1とNMOSトランジスタN1とで構成される
CMOS回路で、トランジスタP1及びN1の電流通路
は感知駆動ラインSAPとSANとの間に直列に接続さ
れ、それらのゲートは対応する基準レベル供給ラインR
EFj(ここで、j=1〜n)に共通に接続される。P
MOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2と
で構成されるCMOS回路で、トランジスタP2及びN
2の電流通路も感知駆動ラインSAPとSANとの間に
直列に接続され、それらのゲートは対応するビットライ
ンBLj(ここで、j=1〜n)に共通に接続される。
感知駆動ラインSAPとSANとには感知駆動レベル発
生回路50からの2つの相補的な感知駆動信号が各々印
加される。各感知駆動信号のハイレベルはVkレベルで
あり、ローレベルはVssレベルである。
【0033】カラム選択回路80は、周知のように、n
個のNMOSトランジスタ(図示されていない)を具備
する。各選択トランジスタの電流通路は対応するビット
ラインBLjと対応するデータラインDLy(ここで、
y=1〜k)との間に接続される。各選択トランジスタ
はカラムデコーダ回路70からの各カラム選択信号Y1
〜Ynによりターンオン/オフされる。
【0034】主感知及び書込駆動回路90及びデータ入
/出力回路100は周知なので、ここでは、これらに対
する詳細な説明は省略する。
【0035】図4に示されたグラフは本実施の形態によ
るFRAMの強誘電体キャパシタのヒステリシスI−V
スイッチングループである。グラフの横座標はキャパシ
タの2つの電極の間の電位差、すなわち、キャパシタ両
端の電圧を示し、縦座標は強誘電物質の自発分極により
その表面に誘起される電荷の量、すなわち、分極度(μ
C/cm2 )を示す。
【0036】0Vの電圧が印加され、即ち、強誘電物質
に何の電界も印加されないと、大抵、分極ドメインは不
均一であり、分極が発生しない。電圧が正の方向に点
A′のVkレベルまで増加するとしても、強誘電物質の
分極度(すなわち、電荷量)は0(Q0 )である。以
後、電圧が再び0Vまで下降すると、分極度は点B′に
移動する。次に、電圧が負の方向に増加すると、分極度
は点B′から点Cに変化する。この時、印加された電圧
の大きさは−Vccである。以後、電圧が再び0Vまで
下降するとしても、分極値は0まで低くならず、点Dに
残留するようになる。印加される電圧の大きさがもう1
度正の方向にVkレベルまで増加すると、強誘電物質の
分極度は点Dから点A′に変化する。以後、電圧が再び
0Vまで下降すると、分極度は再び点B′に移動する。
【0037】本実施の形態のFRAMで、図4で示され
た強誘電体キャパシタのヒステリシスループの点B′に
論理的‘1’のデータを対応させ、点Dに論理的‘0’
のデータを対応させる。
【0038】<書込動作>図5は本実施の形態によるF
RAMの書込動作のタイミング図である。図5を参照す
ると、書込サイクルの初期に、ビットラインプリチャー
ジ回路(図示されない)からビットラインBLj上にV
ssレベルあるいは0Vのプリチャージ電圧が印加され
る。ここでは、説明の便宜上、ビットラインから強誘電
体キャパシタへ印加される電圧を正(+)極性の電圧と
し、プレートラインからキャパシタに印加される電圧を
負(−)極性の電圧とする。
【0039】続いて、ワードライン(WLi)が選択さ
れると、セルに貯蔵されたデータの感知が遂行される
(t0〜t2)。具体的には、区間(t0〜t1)の間
に、選択されたワードラインWLiに対応する各キャパ
シタ(Ci1〜Cin)の強誘電物質を完全に分極させ
るVccレベルのパルス電圧が対応するプレートライン
PLiを通じて各キャパシタCijに印加される。これ
で、分極された強誘電物質の正の電荷分極領域はビット
ラインBLj側に、負の電荷分極領域はプレートライン
PLi側に配列される。この時、メモリセルMCijに
論理的‘0’のデータが貯蔵されていると、図4に示さ
れるように、強誘電体キャパシタCijの分極度(すな
わち、電荷量)は点Dから点Cに移動した後、点Dに復
帰するので、キャパシタからビットラインBLjには何
の電荷も伝達されない。結局、セルに論理的‘0’のデ
ータが貯蔵されていると、感知区間の間、ビットライン
BLj上の電圧はプリチャージ電圧Vssと同一であ
る。反面、メモリセルMCijに論理的‘1’のデータ
が貯蔵されていると、強誘電体キャパシタCijの分極
度(すなわち、電荷量)は点B′から点Cを通じて点D
に移動するので、キャパシタからビットラインBLjに
dQ1の電荷が伝達される。結局、論理的‘1’のデー
タが貯蔵されていると、ビットラインBLj上の電圧は
プリチャージ電圧VssよりdQ1による電圧(例え
ば、約100mV)ほど上昇する。
【0040】このような強誘電物質の分極によりビット
ラインBLj上で変化した電圧はプリチャージ電圧Vs
sより高い所定の基準電圧(例えば、50mV)と比較
される(t1〜t2)。この時、ビットラインBLj上
で変化した電圧が基準電圧より低いと、キャパシタCi
jに基準電圧より低いVssレベルの電圧が印加され、
ビットラインBLj上で変化した電圧が基準電圧より高
いと、キャパシタCijにその極性を変更させることな
く、基準電圧より高い所定の電圧Vk(図4参照)が印
加される。
【0041】次に、実質的な書込動作が遂行される。
(t2〜t5)。この書込区間では、外部からデータ入
/出力回路100を通じて入力されたデータに対応する
Vss電圧(論理的‘0’)あるいはVcc電圧(論理
的‘1’)が各データ入/出力ラインDI00〜DI0
kに印加される。これと同時に、カラムデコーダ70か
らのカラム選択信号Y1〜Ynによりカラム選択回路8
0が駆動されると、各データ入/出力ラインDI00〜
DI0k上のVss電圧あるいはVcc電圧が書込駆動
回路90を通じて選択されたビットラインに伝達され
る。この時、ラッチ感知回路40により、メモリセルに
論理的‘0’のデータを書込する場合、選択されたビッ
トラインにはVssが印加され、論理的‘1’のデータ
を書込する場合には選択されたビットラインにはVkが
印加される。従って、区間t2〜t3で、論理的‘1’
のデータが書込される場合、キャパシタの分極度は点
A’に位置し、論理的‘0’のデータが書込される場
合、点Dに位置する。
【0042】しかし、上記のような書込サイクルで、選
択された1つのワードラインと関連する全てのメモリセ
ルMCi1〜MCinにデータがいつも書込まれること
はない。言い換えれば、メモリセルMCi1〜MCin
中でビットラインにより選択されたメモリセルだけにデ
ータが書込される。
【0043】前述した区間t0〜t1で、負極性のパル
ス電圧がキャパシタCijに印加される時、論理的
‘0’のデータを貯蔵しているキャパシタCijの分極
度は点B’にとどまっているが、論理的‘1’のデータ
を貯蔵しているキャパシタCijの分極度は点B’から
点Dに移動する。これは選択された1つのワードライン
と関連する全てのメモリセルMCi1〜MCin中の非
選択されたセルでも発生する。したがって、論理的
‘1’のデータを貯蔵していた非選択されたキャパシタ
Cijのデータを本来の状態に復帰させる再書込動作が
必要である。このため、キャパシタにはプレートライン
を通じてVccレベルのパルス電圧(すなわち、負極性
のパルス電圧)がもう1度印加される(t3〜t4)。
【0044】時刻t5以後に、論理的‘1’のデータが
書込された場合、キャパシタの分極度は点B’に位置
し、論理的‘0’のデータが書込された場合、点Dに位
置する。これで、データ書込サイクルが完了する。
【0045】<読出動作>図6は本実施の形態によるF
RAMの読出動作のタイミング図である。図6を参照す
ると、図5のタイミング図と同様に各ビットラインBL
1〜BLnにVssレベルのプリチャージ電圧が印加さ
れた後、選択されたワードラインに連結されたセルキャ
パシタCi1〜Cinの強誘電物質を所定の方向に完全
に分極させる陰極性のパルス電圧がプレートラインを通
じて印加される(t0〜t1)。
【0046】続いて、強誘電物質の分極により変化した
各ビットラインBL1〜BLn上の電圧(約100m
V)はプリチャージ電圧Vssより少し高い所定の基準
電圧(約50mV)と比較される。(t1〜t2)。こ
の時、ビットライン上の変化した電圧が基準電圧より低
いと、すなわち、各キャパシタに論理的‘0’のデータ
が貯蔵されていると、ラッチ感知回路40により各ビッ
トラインはVss電圧に変化し、各ビットライン上の変
化した電圧が基準電圧より高いと、すなわち、各キャパ
シタに論理的‘1’のデータが貯蔵されていると、各ビ
ットラインはVk電圧に変化する。このような各ビット
ライン上の電圧はカラム選択回路80を通じて主感知回
路90に伝達される。主感知回路90は各ビットライン
からのVk電圧をVcc電圧に増幅する。主感知回路9
0により増幅されたデータはデータ入/出力回路100
を通じて外部に出力される。
【0047】前述したような書込サイクルと同じよう
に、この読出サイクルでも、選択された1つのワードラ
インに関連する全てのメモリセルMCi1〜MCinか
ら全てのデータがいつも読出されるわけではない。言い
換えれば、メモリセルMCi1〜MCin中でビットラ
インにより選択されたメモリセルからのみデータが読出
される。
【0048】前述した区間t0〜t1で、負極性のパル
ス電圧がキャパシタCijに印加される時、論理的
‘0’のデータを貯蔵しているキャパシタCijの分極
度は点B’にとどまっているが、論理的‘1’のデータ
を貯蔵しているキャパシタCijの分極度は点B’から
点Dに移動する。これは選択された1つのワードライン
と関連する全てのメモリセルMCi1〜MCin中の非
選択されたセルでも発生する。その結果、論理的‘1’
のデータを貯蔵していた非選択されたキャパシタCij
のデータを本来の状態に復帰させる再書込することが必
要である。このため、非選択されたキャパシタにはプレ
ートラインを通じてVccレベルのパルス電圧(すなわ
ち、負極性のパルス電圧)がもう1回印加される(t3
〜t4)。
【0049】この実施の形態では、図4のヒステリシス
ループの点B’に論理的‘1’のデータが対応し、点D
に論理的‘0’のデータが対応する場合を説明したが、
感知スキムを変更することにより、点B’に論理的
‘0’のデータを対応させ、点Dに論理的‘1’のデー
タを対応させることができることは言うまでもない。
【0050】第2の実施の形態 本実施の形態によるFRAM装置はVkレベルのパルス
を発生するパルス発生回路(図3の30参照)と、Vc
cレベルの1つの感知駆動信号とVssレベルの他の1
つの感知駆動信号とを発生する感知駆動レベル発生回路
(図3の50参照)を具備することを除いては、前述の
第1の実施の形態による装置と同一な構成を持つ。従っ
て、本実施の形態による装置の構成に対する詳細な説明
は省略する。本実施の形態では、前の実施の形態とは異
なり、強誘電体キャパシタのヒステリシスグラフの正の
電荷分極領域だけで、2値データを対応させる。従っ
て、本実施の形態のFRAMの書込/読出動作の間に、
選択されたビットラインBLjから強誘電体キャパシタ
にはキャパシタの電荷分極の極性を変更しない電圧(−
Vk)が印加される。
【0051】このように、本実施の形態によると、強誘
電体キャパシタのヒステリシスグラフの正の電荷分極領
域だけに、2値データが貯蔵されるので、ドメインスイ
ッチングが起こらない。その結果、FRAM装置の耐久
性が非常に増加する。又、本実施の形態のFRAMで
は、ワードラインWLiにパンピングされた信号を提供
する必要がないので、電力消耗が減少する。
【0052】図7で示されたグラフは本実施の形態によ
るFRAMの強誘電体キャパシタのヒステリシスI−V
スイッチングループである。グラフの横座標はキャパシ
タの2つの電極の間の電位差を示し、縦座標は強誘電物
質の自発分極によりその表面に誘起される電荷の量、す
なわち、分極度(μC/cm2 )を示す。
【0053】0Vの電圧が印加され、即ち強誘電物質に
何の電界も印加されないと、大低、分極ドメインは不均
一であり、分極が発生しない。電圧が正の方向に増加す
る時、分極度(すなわち、電荷量)は0から正の電荷分
極領域内の点Aまで増加する。点Aで、全てのドメイン
は1つの方向に分極され、点Aからの分極度は最大値に
至るようになる。この時、キャパシタに印加された電圧
の大きさはVccである。以後、電圧が再び0Vまで下
降しても、分極度は0までは下らず、点Bに残留するよ
うになる。次に電圧が負の方向にVkレベルまで増加す
ると、分極度は点Bから点C’に変化する。以後、電圧
が再び0Vまで下降しても、分極値は0までは下らず点
D’に残留するようになる。以後、電圧が再び正の方向
にVccまで増加すると、強誘電物質の分極度は点D’
から点Aに変化する。電圧が再び0Vまで下降すると、
分極度は点Bに移動する。
【0054】本実施の形態のFRAMで、図7に示され
た強誘電体キャパシタのヒステリシスループの点Bに論
理的‘1’のデータを対応させ、点D’に論理的‘0’
のデータを対応させる。
【0055】<書込動作>図8は本実施の形態によるF
RAMの書込動作のタイミング図である。図8を参照す
ると、書込サイクルの初期に、周知のビットラインプリ
チャージ回路(図示されない)からビットラインBLj
(j=1〜n)にVccレベルのプリチャージ電圧が印
加される。続いて、ワードラインWLi(i=1〜m)
が選択されると、セルに貯蔵されたデータの感知が遂行
される(t0〜t1)。選択されたワードラインWLi
に対応する各キャパシタCi1〜Cinの強誘電物質を
完全に分極させるVcc電圧が各ビットラインを通じて
各キャパシタCijに印加される。
【0056】ラッチ感知回路40は、上述のような強誘
電物質の分極によりビットラインBLi上の変化された
電圧を所定の基準電圧と比較する(t0〜t1)。この
時、ビットラインBLj上の変化された電圧が基準電圧
より低いと、感知回路40はキャパシタCijにVss
レベルの電圧を印加し、ビットラインBLj上の変化さ
れた電圧が基準電圧より高いと、Vcc電圧を印加す
る。
【0057】次に、実質的な書込動作が遂行される(t
2〜t4)。この書込区間では、外部からデータ入/出
力回路100を通じて入力されたデータに対応するVs
s電圧(論理的‘0’)あるいはVcc電圧(論理的
‘1’)が各データ入/出力ラインDI00〜DI0k
に印加される。これと同時に、カラムデコーダ70から
のカラム選択信号Y1〜Ynによりカラム選択回路80
が駆動されると、各データ入/出力ラインDI00〜D
I0k上のVss電圧あるいはVcc電圧が書込駆動回
路90を通じて選択されたビットラインに伝達される。
従って、区間t2〜t3で、論理的‘0’のデータが書
込される場合、キャパシタの分極度は点D’に位置し、
論理的‘1’のデータが書込される場合、点Bに位置す
る。
【0058】しかし、上記のような書込サイクルで、選
択された1つのワードラインに関連する全てのメモリセ
ルMCi1〜MCinにデータがいつも書込されること
はない。言い換えれば、メモリセルMCi1〜MCin
中でビットラインにより選択されたメモリセルだけにデ
ータが書込される。
【0059】前述した区間t0〜t1で、データ感知が
遂行される時、論理的‘1’のデータを貯蔵しているキ
ャパシタCijの分極度は点Bにとどまっているが、論
理的‘0’のデータを貯蔵しているキャパシタCijの
分極度は点D’から点Bに移動する。これは選択された
1つのワードラインと関連する全てのメモリセルMCi
1〜MCin中の非選択されたセルからも発生する。従
って、論理的‘0’のデータを貯蔵していた非選択され
たキャパシタCijのデータを本来の状態に復帰させる
再書込動作が必要である。このため、キャパシタにはプ
レートラインを通じてVkレベルのパルス電圧(すなわ
ち、負極性のパルス電圧)がもう1度印加される(t2
〜t3)。
【0060】時刻t4以後には、論理的‘0’のデータ
が書込された場合、キャパシタの分極度は点D’に位置
し、論理的‘1’のデータが書込された場合、点Bに位
置する。これで、データ書込サイクルが完了する。
【0061】<読出動作>図9は本実施の形態によるF
RAMの読出動作のタイミング図である。図9を参照す
ると、図8のタイミング図と同様に、各ビットラインB
Lj上にVcc電圧を印加して選択されたワードライン
WLiに対応する各キャパシタCi1〜Cinを完全に
分極させる。これで、分極された強誘電物質の負の電荷
分極領域はビットラインBLj側に、正の電荷分極領域
はプレートラインPLi側に配列される。この時、メモ
リセルMCijに論理的‘1’のデータが貯蔵されてい
ると、強誘電体キャパシタCijの分極度(すなわち、
電荷量)は図7の点Bから点Aに移動した後、再び点B
に復帰し、ビットラインBLjからキャパシタにdQ1
の電荷が伝達され、ビットラインの電位が少し低くな
る。一方、メモリセルMCijに論理的‘0’のデータ
が貯蔵されていると、強誘電体キャパシタCijの分極
度(すなわち、電荷量)は点D’から点Aを通じて点B
に移動するので、ビットラインBLiからキャパシタd
Q0の電荷が伝達される。結局、セルに論理的‘0’の
データが貯蔵されていると、対応するビットラインBL
i上の電圧はプリチャージ電圧VccよりdQ0による
電圧だけ降下する。
【0062】次に各ビットライン上の電圧と所定の基準
電圧とを比較する(t0〜t1)。この時、各ビットラ
イン上の電圧が基準電圧より低い時には、各キャパシタ
に接地電圧を印加し、各ビットライン上の電圧が基準電
圧より高い時には各キャパシタにVcc電圧を印加する
(t1〜t2)。以後、再書込のため、選択されたワー
ドラインに対応するプレートラインに強誘電体キャパシ
タの極性を変更させないVkレベルのパルス電圧を印加
する(t2〜t3)。これで、読出サイクルが終了す
る。
【0063】この実施の形態では、図7のヒステリシス
ループの点Bに論理的‘1’のデータを対応させ、点
D’に論理的‘0’のデータを対応させる場合を説明し
たが、感知スキムを変更することにより、点Bに論理的
‘0’のデータを対応させ、点D’に論理的‘1’のデ
ータを対応させることができることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】上述したように本発明によると、強誘電
体キャパシタのヒステリシスグラフの1つの電荷分極領
域だけで、2値データが貯蔵されるので、ドメインスイ
ッチングが起こらない。従って、FRAM装置の耐久性
が非常に増加する。また、本発明のFRAM装置では、
ワードラインにパンピンクされた信号を提供する必要が
ないのでFRAM装置の構成が簡単になり、電力消耗が
減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】強誘電体キャパシタを持つメモリセルの等価回
路図。
【図2】従来技術による強誘電体キャパシタのヒステリ
シスI−Vスイッチングループを示すグラフ。
【図3】本発明の実施の形態による強誘電体ランダムア
クセスメモリ装置(FRAM)の回路図。
【図4】本発明による強誘電体キャパシタのヒステリシ
スI−Vスイッチングループの一例を示すグラフ。
【図5】図4のスイッチングループが使用されるFRA
Mの書込動作を示すタイミング図。
【図6】図4のスイッチングループが使用されるFRA
Mの読出動作を示すタイミング図。
【図7】本発明による強誘電体キャパシタのヒステリシ
スI−Vスイッチングループの他の例を示すグラフ。
【図8】図7のスイッチングループが使用されるFRA
Mの書込動作を示すタイミング図。
【図9】図4のスイッチングループが使用されるFRA
Mの読出動作を示すタイミング図。
【符号の説明】
10:メモリセルアレイ 20:ローデコーダ回路 30:パルス発生回路 40:ラッチ感知回路 50:感知駆動レベル発生回路 60:基準レベル発生回路 70:カラムデコーダ回路 80:カラム選択回路 90:主感知及び書込駆動回路 100:データ入/出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローとカラムとを規定する基板と、前記
    ローに対応して伸張する複数のワードラインと、前記ロ
    ーに対応して伸張する複数のプレートラインと、前記カ
    ラムに従がって伸張する複数のビットラインと、前記基
    板にマトリックス形態に形成されたメモリセルのアレイ
    とを有し、 前記各メモリセルは、2つの端子と制御端子とを持つス
    イッチ素子と、2つの電極と前記電極の間に挿入された
    強誘電物質とを持つキャパシタとを具備し、前記スイッ
    チ素子の前記2つの端子中の1つは前記ビットライン中
    の対応する1つに電気的に接続され、他の1つは前記キ
    ャパシタの前記2つの電極中の一方と接続され、前記ス
    イッチ素子の制御端子は前記ワードライン中の対応する
    1つに電気的に接続され、キャパシタの他方の電極は前
    記プレートライン中の対応する1つに接続され、 前記各ビットラインを所定のプリチャージ電位に設定さ
    せる手段と、前記ワードライン中の少なくとも1つが選
    択される時、少なくとも1つの選択されたワードライン
    に対応する少なくとも1つのプレートラインに前記強誘
    電物質の全てのドメインを所定の方向に完全に分極させ
    る所定の第1電位のパルスを印加する手段と、各々が前
    記プリチャージ電位と所定の第2電位中、いずれかで設
    定される2つの相補的な駆動信号を発生する手段と、前
    記プリチャージ電位と前記少なくとも1つのプレートラ
    インに前記パルスが印加される時、前記各キャパシタか
    ら前記スイッチ素子を通じて前記各ビットラインに伝達
    される電荷量により決定される前記各ビットラインの電
    位の間の所定の第3電位の基準信号を発生する手段と、
    前記各ビットライン上の電位を前記第3電位と比較し、
    その結果により前記各ビットラインを駆動信号中のある
    1つの電位に発展させる手段とを含み、前記駆動信号に
    より発展された前記各ビットライン上の電圧が対応する
    スイッチ手段を通じて分極された強誘電体物質を持つ対
    応するキャパシタに印加される時、前記強誘電物質の分
    極方向を変化させないことを特徴とする強誘電体ランダ
    ムアクセスメモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1電位は前記プリチャージ電位及
    び前記第2電位より高いことを特徴とする請求項1に記
    載の強誘電体ランダムアクセスメモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電位は前記プリチャージ電位及
    び前記第2電位より低いことを特徴とする請求項1に記
    載の強誘電体ランダムアクセスメモリ装置。
  4. 【請求項4】 第1方向に伸張する複数のワードライン
    と、前記第1方向に直交する第2方向に伸張する複数の
    ビットラインと、前記ワードラインと前記ビットライン
    との交差点に各々配置され、各々が強誘電体キャパシタ
    を持つ複数のメモリセルと、前記各ビットラインを所定
    の第1電圧レベルにプリチャージする手段と、メモリセ
    ル中の選択されたものの各強誘電体キャパシタの1つの
    電極に所定の第2電圧レベルのパルスを印加して強誘電
    体キャパシタを完全に分極させる手段と、各々が前記第
    1電圧レベル及び所定の第3電圧レベル中のいずれかの
    ものから他の1つに変化する2つの相補的な駆動信号を
    発生する手段と、前記パルス印加により変化した前記各
    ビットライン上の電圧レベルと所定の基準電圧レベルと
    を比較し、その結果により前記各ビットラインの電圧レ
    ベルを前記駆動信号中のいずれかの信号の電圧レベルと
    実質的に同一にさせる手段と、前記ワードライン中の対
    応する電圧レベルにより前記各ビットライン上の電圧を
    前記各強誘電体キャパシタの他の電極に印加させる手段
    とを含み、前記各ビットライン上の前記電圧により前記
    各強誘電体キャパシタの極性を変更させないことを特徴
    とする半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記各強誘電体キャパシタの正の電荷分
    極領域だけに2値データを貯蔵することを特徴とする請
    求項4に記載の半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記各強誘電体キャパシタの負の電荷分
    極領域だけに2値データを貯蔵することを特徴とする請
    求項4に記載の半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 2つの端子を持ち、ワードライン上の電
    圧レベルによりオン/オフされるスイッチ素子と、2つ
    の電極の間に挿入された強誘電物質を持つキャパシタと
    を具備し、前記スイッチ素子の前記電極中のいずれかは
    ビットラインと電気的に接続され、他の1つは前記キャ
    パシタの前記電極中のある一方と接続され、前記キャパ
    シタの前記電極中の他の1つはプレートラインに接続さ
    れるメモリセルに2値データを書込/読出する方法にお
    いて、 前記ビットラインに接地電圧を印加する段階と、 前記ワードラインが選択される時、前記プレートライン
    にパルス状の電源電圧を印加して前記キャパシタを完全
    に分極させる段階と、 前記ビットライン上の電圧と所定の基準電圧とを比較
    し、前記ビットライン上の前記電圧が前記基準電圧より
    低い時、前記キャパシタに前記接地電圧を印加し、前記
    ビットライン上の前記電圧が前記基準電圧より高い時、
    前記キャパシタにその極性を変更させることなく、前記
    基準電圧よりは高い所定のVk電圧を印加する段階と、 前記プレートラインに前記パルス状の前記電源電圧を印
    加する段階とを含むことを特徴とするメモリセルのデー
    タ書込/読出方法。
  8. 【請求項8】 前記Vk電圧は前記強誘電物質に0の分
    極度をもたせる電圧であることを特徴とする請求項7に
    記載のメモリセルのデータ書込/読出方法。
  9. 【請求項9】 メモリセルのアレイと、前記各メモリセ
    ルは2つの電極の間に強誘電物質を持つキャパシタを具
    備し、前記強誘電物質の全てのドメインを所定の方向に
    完全に分極させる第1極性のパルス電圧を前記メモリセ
    ル中の選択されたキャパシタに印加する手段と、前記キ
    ャパシタ各々の前記分極された強誘電物質の分極方向が
    反転させない第2極性の電圧を前記キャパシタに印加す
    る手段とを含み、前記各強誘電体キャパシタの1つの電
    荷分極領域だけで、2値データの書込/読出を遂行する
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記各強誘電体キャパシタの正の電荷
    分極領域だけで前記2値データを貯蔵することを特徴と
    する請求項9に記載の半導体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 前記各強誘電体キャパシタの負の電荷
    分極領域だけで前記2値データを貯蔵することを特徴と
    する請求項9に記載の半導体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 電流通路と制御端子とを持つスイッチ
    ング素子と、2つの電極とこの電極の間に挿入された強
    誘電物質を持つキャパシタとを具備し、前記スイッチ素
    子の前記電流通路はビットラインと前記キャパシタの前
    記2つの電極中のいずれかに電気的に接続され、前記ス
    イッチ素子の前記制御端子はワードラインに電気的に接
    続されるメモリセルから2値データを書込/読出する方
    法において、 前記ビットラインに所定のプリチャージ電圧を印加する
    段階と、 前記メモリセルが選択された時、前記強誘電物質を所定
    の方向に完全に分極させる第1極性のパルス電圧を前記
    キャパシタに印加する段階と、 前記強誘電物質の分極により変化した前記ビットライン
    上の電圧と前記プリチャージ電圧より高い所定の基準電
    圧とを比較し、ビットライン上の前記変化した電圧が前
    記基準電圧より低い時、前記キャパシタに前記基準電圧
    より低い第2極性の所定の第1電圧を印加し、前記ビッ
    トライン上の前記変化した電圧が前記基準電圧より高い
    時、前記キャパシタにその極性を変更させることなく、
    前記基準電圧より高い前記第2極性の所定の第2電圧を
    印加する段階と、 前記キャパシタに前記第1極性の前記パルス電圧を印加
    する段階とを含むことを特徴とするメモリセルのデータ
    書込/読出方法。
  13. 【請求項13】 第1方向に伸張する複数のワードライ
    ンと、前記ワードラインと平行に伸張する複数のプレー
    トラインと、前記第1方向に直交する第2方向に伸張す
    る複数のビットラインと、複数のメモリセルのアレイと
    を有し、 前記各メモリセルは、2つの端子と制御端子とを持つス
    イッチ素子と、2つの電極と前記電極の間に挿入された
    強誘電物質を持つキャパシタとを具備し、前記スイッチ
    素子の前記2つの端子中の一方は、前記ビットライン中
    の対応する1つに電気的に接続され、他方は前記キャパ
    シタの前記2つの電極中のいずれかと接続され、前記ス
    イッチ素子の前記制御端子は前記ワードライン中の対応
    する1つに電気的に接続され、前記キャパシタの他方の
    電極は前記プレートライン中の対応する1つに接続さ
    れ、前記各ビットラインを前記強誘電物質を完全に分極
    させる所定のプリチャージ電位に設定させる手段と、各
    々が前記プリチャージ電位と所定の第1電位中、いずれ
    かの1つで設定される2つの相補的な駆動信号を発生す
    る手段と、前記プリチャージ電位と前記強誘電物質が分
    極される時、前記各ビットラインから対応するスイッチ
    素子を通じて対応するキャパシタに伝達される電荷の量
    により決定される前記各ビットラインの電位の間の所定
    の第2電位の基準信号を発生する手段と、前記ワードラ
    イン中の少なくとも1つが選択される時、前記各ビット
    ライン上の電位を前記第2電位と比較し、その結果に従
    って、前記各ビットラインを前記駆動信号中のある1つ
    の電位に設定させる手段と、前記少なくとも1つの選択
    されたワードラインに対応する少なくとも1つのプレー
    トラインに前記強誘電物質の分極方向が反転され所定の
    第3電位のパルスを印加する手段とを含み、前記強誘電
    体キャパシタの1つの電荷分極領域だけで2値データの
    書込/読出を遂行することを特徴とする強誘電体ランダ
    ムアクセスメモリ装置。
  14. 【請求項14】 2つの端子を持ち、ワードライン上の
    電圧レベルによるオン/オフされるスイッチ素子と、2
    つの電極の間に挿入された強誘電物質を持つキャパシタ
    とを具備し、前記スイッチ素子の前記電極中のいずれか
    一方はビットラインと電気的に接続され、他方は前記キ
    ャパシタの前記電極中のいずれかの1つと接続され、前
    記キャパシタの前記電極の他方はプレートラインに接続
    されるメモリセルに2値データを書込/読出する方法に
    おいて、 前記ビットラインに電源電圧を印加して前記キャパシタ
    を完全に分極させる段階と、 前記ビットライン上の電圧と所定の基準電圧とを比較
    し、前記ビットライン上の前記電圧が前記基準電圧より
    低い時、前記キャパシタに前記接地電圧を印加し、前記
    ビットライン上の前記電圧が前記基準電圧より高い時、
    前記キャパシタに前記電源電圧を印加する段階と、 前記プレートラインに前記キャパシタの極性を変更させ
    ることなく、前記基準電圧より低いパルス状の所定のV
    k電圧を印加する段階とを含むことを特徴とするデータ
    書込/読出方法。
  15. 【請求項15】 複数のメモリセルと、前記各メモリセ
    ルは2つの電極の間に挿入された強誘電物質を持つキャ
    パシタを具備し、前記強誘電物質の全てのドメインを所
    定の方向に完全に分極させる第1極性の電圧を前記メモ
    リセル中の選択されたキャパシタに印加する手段と、前
    記キャパシタ各々の前記分極された強誘電物質の分極方
    向を反転させない第2極性のパルス電圧を前記キャパシ
    タに印加する手段とを含み、前記各強誘電体キャパシタ
    の1つの電荷領域だけで、2値データの書込/読出を遂
    行することを特徴とするメモリ装置。
  16. 【請求項16】 電流通路と制御端子とを持つスイッチ
    ング素子と、二つの電極と前記電極の間に挿入された強
    誘電物質を持つキャパシタとを具備し、前記スイッチ素
    子の前記電流通路はビットラインと前記キャパシタの前
    記2つの電極中の一方との間に電気的に接続され、前記
    スイッチ素子の前記制御端子はワードラインに電気的に
    接続されるメモリセルに2値データを書込/読出する方
    法において、 前記キャパシタに第1極性の所定の第1電圧を印加して
    前記キャパシタを完全に分極させる段階と、 前記キャパシタの分極により変化した前記ビットライン
    上の電圧と所定の基準電圧とを比較して、前記ビットラ
    イン上の前記変化した電圧が前記基準電圧より低い時、
    前記キャパシタに前記基準電圧より低い前記第1極性の
    所定の第2電圧を印加し、前記ビットライン上の前記変
    化した電圧が前記基準電圧より高い時、前記キャパシタ
    に前記基準電圧より高い前記第1極性の所定の第3電圧
    を印加する段階と、 前記キャパシタにその極性を変更させることなく、前記
    基準電圧より低い第2極性のパルス電圧を印加する段階
    とを含むことを特徴とするメモリセルのデータ書込/読
    出方法。
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