JP2003257356A - イオンビーム照射装置 - Google Patents

イオンビーム照射装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ源の下流側に偏向電磁石が存在して
いても、プラズマ源から放出されたプラズマ中の電子が
偏向電磁石内をイオンビームの経路に沿って移動するこ
とができるようにして、当該電子によってイオンビーム
の空間電荷を広い領域に亘って中和することができるよ
うにする。 【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、プラズマ
源24の下流側に偏向電磁石30を有している。この偏
向電磁石30内に、当該偏向電磁石30が作る磁界Bお
よびイオンビーム4の進行方向の両者に直交する方向の
電界Eを発生させる一組の電極36を設け、これに電源
38から上記電界Eを発生させる電圧を印加するように
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、イオンビームを
偏向電磁石内を通して輸送して基板に照射して、当該基
板にイオン注入等の処理を施すイオンビーム照射装置に
関し、より具体的には、イオンビームの空間電荷による
発散を抑えてイオンビームの輸送効率を向上させる手段
の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のイオンビーム照射装置の従来例
を図4に示す。このイオンビーム照射装置は、図示しな
いイオン源から引き出され、かつ必要に応じて質量分
離、加速または減速等の行われたイオンビーム4を、偏
向電磁石30内を通して輸送して基板(例えば半導体ウ
ェーハ)20に照射して、当該基板20にイオン注入等
の処理を施すよう構成されている。 【0003】偏向電磁石30は、磁界Bによってイオン
ビーム4を偏向させることによって、イオンビーム4か
ら特定のエネルギーのイオンを選別して導出するエネル
ギー分離や、イオンビーム4の走査等を行うものであ
る。この偏向電磁石30は、イオンビーム4を通す真空
容器32と、その中に、イオンビーム4の進行方向に直
交する方向の磁界B(この例では紙面表方向に向く磁界
B)を発生させるコイル34と、鉄心(図示省略)とを
有している。真空容器32は、この例では、偏向電磁石
30の上流側および下流側の真空容器と一体で図示して
いるが、それらと別体の真空容器でも良い。 【0004】イオンビーム4を輸送する場合、一般的
に、当該イオンビーム4の空間電荷によって、イオンビ
ーム4は発散し、その輸送効率が低下する。特に、低エ
ネルギーおよび大電流のイオンビーム4を輸送する場合
は、この発散および輸送効率低下は大きくなる。これ
は、イオンビームが大電流の場合はその空間電荷が大き
く、かつイオンビームが低エネルギーの場合は空間電荷
による発散の影響を受けやすいからである。 【0005】例えば、基板20の表面にイオン注入を行
って、電界効果トランジスタ(例えばMOS−FET)
を形成するような場合、100eV〜5keVという低
エネルギー、かつ、50μA〜3mAという大電流のイ
オンビーム4を輸送して基板20に照射する場合があ
り、このような場合はイオンビーム4の発散および輸送
効率低下は特に大きくなる。 【0006】このような課題を解決するために、例えば
図4に示す例のように、プラズマ28を発生させてそれ
をイオンビーム4の経路に供給するプラズマ源24を設
ける場合がある。このようにすると、プラズマ28中に
は低エネルギー(例えば20〜30eV以下)の電子が
含まれており、この電子が、イオンビーム4が有するビ
ームポテンシャルによってイオンビーム4中に取り込ま
れて、イオンビーム4の空間電荷を中和する。これによ
って、イオンビーム4の発散を抑制することができる。
これは、プラズマブリッジと呼ばれる技術である。 【0007】プラズマ源24は、この例では、プラズマ
生成容器25内にフィラメント26を有していて、両者
間のアーク放電によって、ガスを電離させてプラズマ2
8を生成するものであるが、このような構成に限られる
ものではない。例えば、特開平10−64477号公報
にも、プラズマブリッジ用のプラズマ源が記載されてお
り、そのようなものでも良い。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記のようなプラズマ
28中の電子供給によるイオンビーム4の中和の場合、
電界や磁界のないドリフト空間では、電子が自由に動け
るので、中和作用をうまく奏することができる。 【0009】しかし、イオン注入装置等のイオンビーム
照射装置においては、イオンビーム4の輸送経路に、様
々な偏向電磁石が存在する(これについては図3を参照
して後で更に説明する)。上記偏向電磁石30はその一
例である。 【0010】プラズマ源24の下流側に偏向電磁石30
が存在する場合、換言すれば偏向電磁石30の上流側に
プラズマ源24が存在する場合、上記プラズマ28中の
電子は、偏向電磁石30が作る磁界Bにトラップ(捕
捉)されるので、偏向電磁石30の入口までしか到達す
ることができず、それより先へは、即ち偏向電磁石30
内およびその下流側へは、イオンビーム4の経路に沿っ
て移動することはできない。従って、そこではイオンビ
ーム4の空間電荷を中和することができない。つまり、
プラズマ源24を設けても、その下流側に偏向電磁石3
0があると、当該偏向電磁石30内やその下流側におい
ては、イオンビーム4の空間電荷をプラズマ28中の電
子によって中和することができない、という課題があ
る。 【0011】そこでこの発明は、プラズマ源の下流側に
偏向電磁石が存在していても、プラズマ源から放出され
たプラズマ中の電子が偏向電磁石内をイオンビームの経
路に沿って移動することができるようにして、当該電子
によってイオンビームの空間電荷を広い領域に亘って中
和することができるようにすることを主たる目的とす
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】この発明のイオンビーム
照射装置は、前記偏向電磁石内にイオンビームの経路を
挟んで設けられていて、当該偏向電磁石が作る磁界およ
びイオンビームの進行方向の両者に実質的に直交する方
向の電界を発生させる一組の電極と、この電極に前記電
界を発生させる電圧を印加する電源とを備えることを特
徴としている。 【0013】上記構成によれば、偏向電磁石内におい
て、互いに実質的に直交(直交を含む)する電界Eおよ
び磁界Bを発生させることができるので、プラズマ源か
ら供給されたプラズマ中の電子は、この電界Eおよび磁
界Bと実質的に直交する方向(E×B方向)に、即ちイ
オンビームの経路に沿う方向に押し流されるようなドリ
フト運動をする。これはE×Bドリフトと呼ばれる。 【0014】このE×Bドリフトによって、上記プラズ
マ中の電子は、偏向電磁石内をイオンビームの経路に沿
って移動することができる。この電子によって、イオン
ビームの空間電荷を、偏向電磁石内を含む広い領域に亘
って中和することができる。その結果、イオンビームの
空間電荷による発散を広い領域に亘って抑えることがで
きるので、イオンビームの輸送効率を向上させることが
できる。このような作用効果は、イオンビームが例えば
前述したような低エネルギーかつ大電流の場合に特に顕
著になる。 【0015】 【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るイオンビ
ーム照射装置の一例を部分的に示す断面図である。図2
は、図1中の偏向電磁石周りの概略斜視図である。図4
に示した従来例と同一または相当する部分には同一符号
を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説
明する。 【0016】このイオンビーム照射装置においては、前
記偏向電磁石30内であって真空容器32の側壁の近傍
に、当該側壁に沿わせて、かつ当該側壁から電気的に絶
縁して、イオンビーム4の経路を挟むように一組の(2
枚の)電極36を設けている。この一組の電極36は、
それに接続された電源38から電圧が印加されて、偏向
電磁石30が作る磁界Bおよびイオンビーム4の進行方
向の両者に直交する方向の電界Eを発生させる。 【0017】電源38から上記一組の電極36に印加す
る電圧は、直流でも良いけれども、交流の方が好まし
い。即ち、上記電源38は、直流電源でも良いけれど
も、交流電源の方が好ましい。その理由は後述する。 【0018】このイオンビーム照射装置によれば、偏向
電磁石30内において、互いに直交する電界Eおよび磁
界Bを発生させることができるので、プラズマ源24か
ら供給されたプラズマ28中の低エネルギーの電子は、
この電界Eおよび磁界Bと直交する方向(E×B方向)
に、即ちイオンビーム4の経路に沿う方向に押し流され
るようなドリフト運動(E×Bドリフト)をする。 【0019】このE×Bドリフトによって、上記プラズ
マ28中の電子は、偏向電磁石30内をイオンビーム4
の経路に沿って移動することができる。この電子によっ
て、イオンビーム4の空間電荷を、偏向電磁石30内を
含む広い領域に亘って中和することができる。その結
果、イオンビーム4の空間電荷による発散を広い領域に
亘って抑えることができるので、イオンビーム4の輸送
効率を向上させることができる。このような作用効果
は、イオンビーム4が例えば前述したような低エネルギ
ーかつ大電流の場合に特に顕著になる。 【0020】上記電界Eは、直流電界であれ交流電界で
あれ、強過ぎるとそれによってイオンビーム4の軌道に
影響を及ぼし、弱過ぎると電子の上記E×Bドリフトが
弱くなるので、当該電界E(交流電界の場合はその最大
値)は、例えば、10V/cm〜100V/cm程度の
範囲内にするのが好ましい。電子はイオンに比べて遙か
に軽いので、このような小さな電界Eでも、イオンビー
ム4に影響を与えずに電子を上記のようにドリフトによ
って移動させることができる。 【0021】電源38から電極36に印加する電圧が直
流の場合は、直流の電界Eが発生し、プラズマ28中の
電子の内で、主として特定のエネルギーを有する電子が
E×Bドリフトによってイオンビーム4の経路に沿って
移動する。その移動方向は、図2に示す電界Eと磁界B
との関係では、イオンビーム4の進行方向となる。電界
Eおよび磁界Bの強さを、プラズマ源24から発生させ
たプラズマ28中の電子の内で多量に存在する電子が有
するエネルギーに対応したものに選定すれば、当該電子
をイオンビーム4の経路に沿ってより効果的にドリフト
(移動)させることができるので、当該電子をイオンビ
ーム4の空間電荷の中和により効果的に利用することが
できる。 【0022】これに対して、電源38から電極36に印
加する電圧が交流の場合は、交流の電界Eが発生する。
従って、E×Bドリフトによる電子の移動方向は、イオ
ンビーム4の経路に沿う方向において反転する。即ち、
下流側に向かう場合と上流側に向かう場合とが交互に起
こる。電子は軽いので容易に反転する。それでも、当該
電子が偏向電磁石30内をイオンビーム4の経路に沿っ
て移動することに変わりはないので、当該電子によるイ
オンビーム4の空間電荷中和に支障はない。 【0023】むしろ、交流の電界Eを発生させると、当
該電界Eの大きさが時間的に変化するので、直流の場合
に比べて、広いエネルギー範囲の電子をE×Bドリフト
によってイオンビーム4の経路に沿って移動させること
ができる。プラズマ源24から発生させたプラズマ28
中の電子のエネルギーは、通常は、特定のエネルギーに
集中しているというよりもむしろ、比較的広いエネルギ
ー範囲に分布しているので、大きさの変わる交流の電界
Eの方が、プラズマ28中の電子をより多くイオンビー
ム4の空間電荷の中和に利用することができる。従って
この観点からは、上記一組の電極36によって発生させ
る電界Eは、即ち電源38から電極36に印加する電圧
は、交流の方が好ましい。 【0024】電源38から電極36に交流の電圧を印加
する場合の周波数は、あまり高くしても意味はなく、む
しろ電源38の製作やそれからの交流電圧の伝送が難し
くなるので、1MHz程度を上限とするのが現実的であ
る。周波数の下限は特にないが、この種のイオンビーム
照射装置においては偏向電磁石30の下流においてイオ
ンビーム4を100Hz〜数百Hzで走査する場合があ
り、その走査周波数と無用な干渉を避ける等のために
は、当該100Hz〜数百Hzよりも高くするのが好ま
しい。 【0025】図3は、イオンビーム照射装置の一種であ
るイオン注入装置の一例を示す平面図である。この種の
イオン注入装置は、例えば特開2001−143651
号公報に記載されている。図1および図2に示した構成
は、例えば、このようなイオン注入装置に適用すること
ができる。 【0026】この図3に示すイオン注入装置は、イオン
源2から引き出したイオンビーム4から特定の質量数お
よび価数のイオンを選別して導出する質量分離マグネッ
ト6と、それから導出されたイオンビーム4を加速(加
速モードの場合)または減速(減速モードの場合)する
加速管8と、それから導出されたイオンビーム4から特
定のエネルギーのイオンを選別して導出するエネルギー
分離マグネット10と、それから導出されたイオンビー
ム4を磁界によってX方向(例えば水平方向)を含む平
面内で往復走査する走査マグネット12と、それから導
出されたイオンビーム4を基準軸15に対して平行にな
るように曲げ戻して走査マグネット12と協働してイオ
ンビーム4の平行走査を行うビーム平行化マグネット1
4と、それから導出されたイオンビーム4を基板20に
照射して当該基板20にイオン注入を行う注入室16と
を備えている。 【0027】更に、注入室16内において、イオンビー
ム4の照射領域内で基板20を前記X方向と実質的に直
交するY方向(例えば垂直方向)に機械的に往復走査す
る走査機構22を備えている。基板20は、この走査機
構22のホルダ23に保持される。 【0028】上記質量分離マグネット6、エネルギー分
離マグネット10、走査マグネット12およびビーム平
行化マグネット14は、いずれも、イオンビーム4を磁
界によって偏向させる偏向電磁石に属するものであり、
上記図1および図2に示した偏向電磁石30であると考
えることができる。特に、加速管8を減速モードで使用
すると、それより下流側ではイオンビーム4は、例えば
前述したような低エネルギーになるので、エネルギー分
離マグネット10、走査マグネット12およびビーム平
行化マグネット14の一つ以上を(一つでも二つでも全
部でも良い)、上記偏向電磁石30と考えることができ
る。そして、その偏向電磁石30に上記のような電極3
6および電源38を設けると共に、その上流側に上記プ
ラズマ源24を設けるのである。 【0029】例えば、エネルギー分離マグネット10を
上記偏向電磁石30と考え、当該エネルギー分離マグネ
ット10の上流側であって加速管8よりも下流側に、上
記プラズマ源24を設けても良い。そこにプラズマ源2
4を設けて、イオンビーム4として1keVのエネルギ
ーを有するB+ のイオンビーム4をエネルギー分離マグ
ネット10に導入して、エネルギー分離マグネット10
の出口に到達するイオンビーム4のビーム電流を、図示
しないファラデーカップによって計測した結果を表1に
示す。 【0030】 【表1】 【0031】上記比較例1は、プラズマ源24を使用し
ない場合であり、比較例2は、プラズマ源24を使用し
てプラズマ28(図1参照)を供給した場合である。但
しいずれも、エネルギー分離マグネット10内に上記の
ような電極36は設けていない。上記実施例は、この発
明に係るものであり、プラズマ源24を使用してプラズ
マ28を供給すると共に、エネルギー分離マグネット1
0内に上記のような一組の電極36を設けておいてそれ
に電源38から交流電圧を印加した場合である。このと
き、交流電圧の周波数は1kHzとし、電界Eの最大値
は30V/cmとした。 【0032】比較例1および比較例2に比べて、実施例
の方が、エネルギー分離マグネット10の出口に到達す
るイオンビーム4のビーム電流が2倍以上に増加するこ
とが分かる。これは、前述したような作用によって、イ
オンビーム4の空間電荷が中和されて発散が抑制され、
その輸送効率が向上したからである。 【0033】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、偏向電
磁石内において、互いに実質的に直交する電界および磁
界を発生させることができるので、プラズマ源から供給
されたプラズマ中の電子は、この電界および磁界と実質
的に直交する方向に、即ちイオンビームの経路に沿う方
向に押し流されるようなドリフト運動をする。このドリ
フト運動によって、上記プラズマ中の電子は、偏向電磁
石内をイオンビームの経路に沿って移動することがで
き、この電子によって、イオンビームの空間電荷を、偏
向電磁石内を含む広い領域に亘って中和することができ
る。その結果、イオンビームの空間電荷による発散を広
い領域に亘って抑えることができるので、イオンビーム
の輸送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係るイオンビーム照射装置の一例を
部分的に示す断面図である。 【図2】図1中の偏向電磁石周りの概略斜視図である。 【図3】イオンビーム照射装置の一種であるイオン注入
装置の一例を示す平面図である。 【図4】従来のイオンビーム照射装置の一例を部分的に
示す断面図である。 【符号の説明】 4 イオンビーム 20 基板 24 プラズマ源 28 プラズマ 30 偏向電磁石 36 電極 38 電源 E 電界 B 磁界
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/265 603 H01L 21/265 603B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 イオンビームを偏向電磁石内を通して輸
    送して基板に照射する装置であって、当該偏向電磁石の
    上流側に、プラズマを発生させてそれをイオンビームの
    経路に供給するプラズマ源を有するイオンビーム照射装
    置において、前記偏向電磁石内にイオンビームの経路を
    挟んで設けられていて、当該偏向電磁石が作る磁界およ
    びイオンビームの進行方向の両者に実質的に直交する方
    向の電界を発生させる一組の電極と、この電極に前記電
    界を発生させる電圧を印加する電源とを備えることを特
    徴とするイオンビーム照射装置。
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