JP2003255791A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP2003255791A JP2003052481A JP2003052481A JP2003255791A JP 2003255791 A JP2003255791 A JP 2003255791A JP 2003052481 A JP2003052481 A JP 2003052481A JP 2003052481 A JP2003052481 A JP 2003052481A JP 2003255791 A JP2003255791 A JP 2003255791A
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    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/06Eliminating residual charges from a reusable imaging member
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上で光のほぼ均一な分布を維持するた
めのシステムと方法とを提供する。 【解決手段】 画像形成システムは、感光体115,2
15,315上に光の帯を照射する複数の点光源41
0,420,430,440を有する電荷消去システム
110,210,310を備えている。複数の点光源
は、感光体をほぼ均一に照明するように互いの間隔
1,X2,X3を変えることができるように間隔が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電性感光体を組
み込んだ画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真として画像を形成する
工程には、光導電性部材をほぼ均一な電位に帯電させる
工程が含まれる。この帯電により、光導電性部材が感光
性を有するようになる。その後、変調された光源、また
は複写するオリジナル文書からの反射光の何れかからの
光画像により光導電性表面の帯電部を露光する。これに
より、この光導電性表面上に静電潜像を形成する。
【0003】この静電潜像を光導電性表面上に形成した
後、潜像を現像する。現像中、光導電性表面上に記録さ
れた潜像にトナー粒子が静電的に吸引される。吸引され
たトナー粒子は、光導電性表面上に現像済み画像を形成
する。この現像済み画像を、次に、複写用紙に転写す
る。続いて、このトナー粒子と現像済み画像とを加熱
し、トナー粒子を複写用紙に永久的に融着する。
【0004】現像済み画像を光導電性表面から転写した
後、光導電性表面を完璧に清掃し、十分放電して、次の
帯電、露光、現像サイクルに備える。不幸なことに、実
際の画像形成装置の光導電体は、この点で清潔でもなけ
れば、完全に放電されてもいない。むしろ、残留電荷と
転写されていないトナーとが光導電体上に残留し、これ
らの除去が必要である。
【0005】これらの除去は、光導電体を完全に放電す
るために、プリチャージ消去光源を用いて光導電体を露
光することにより、ある程度達成される。図10と図1
1とは、従来のプリチャージ消去光源502内に配置さ
れた複数の点光源510,520,530,540を示
す。図10および図11に示すように、点光源510,
520,530,540の中心は、互いに一定の距離x
だけ離れて配置されている。各点光源510,520,
530,540は感光体500上に光線を照射する。図
10に示すように、点光源510,520,530,5
40の光強度は曲線512,522,532,542で
それぞれ示される。光強度は、感光体500上の各点光
源510,520,530,540に最も近い点で最強
となり、点光源510,520,530,540から遠
い点ほど弱くなるということを認識すべきである。
【0006】感光体500上の与えられた点での合計光
強度は、光強度曲線512,522,532,542が
重なり合う点光源510,520,530,540から
の光強度の和である。第1の点550について示すよう
に、この第1の点550では光強度曲線512も532
も光強度曲線522に重なり合わないので、点光源52
0が発光した光のみが合計光強度に含まれる。しかし、
第2の点560では、光強度曲線522及び532を用
いて示される重なり合いにより示されるように点光源5
20及び530からの光強度が合計光強度に含まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第2の点560での合
計光強度は第1の点550でのそれよりも大きいことを
認識すべきである。このことは次の理由により生じる。
すなわち、光強度曲線522及び532を用いて示すよ
うに、各点光源520及び530により供給される第2
の点560での光強度は、単一の光源の最小光強度より
も最大光強度に近いためである。各点光源520および
530からの光による第2の点560での光強度が最大
光強度に近ければ近いほど、点550及び560の間の
合計光強度の差が大きくなる。したがって、これらの光
強度の差による合計光強度の大きな変動が感光体500
の軸に沿って生じる。これにより、感光体500上の不
均一な光強度の分布が生じる。
【0008】本発明は、感光体上で光の比較的均一な分
布を維持するためのシステムと方法とを提供する。
【0009】本発明は、20〜40nJ/mm2の範囲の
光エネルギを生成するシステムと方法とをそれぞれ提供
する。
【0010】本発明は、感光体上で2:1の最大/最小
比を有する光エネルギの分布を生じるシステムと方法と
をそれぞれ提供する。
【0011】本発明は、複数の発光素子を提供するコス
トを下げながら、光エネルギを均一に分布させるシステ
ムと方法とをそれぞれ提供する。
【0012】本発明は、単一の光源から感光体上に入射
させるエネルギ量を決定するシステムと方法とをそれぞ
れ提供する。
【0013】本発明は、光源素子間の間隔を変更して、
複数の光源間の均一性を最適化するシステムと方法とを
それぞれ提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】相対的に均一な出力分布
を得るためのプリチャージ消去アレイを形成ないし操作
するためのシステムと方法の種々の代表的な実施の形態
において、均一な出力分布は、感光体に入射させる光量
を決定することにより作られる。感光体上の光量を決定
することにより、感光体に沿って光強度が相対的に均一
となるように、複数の点光源を配置する。本発明による
システムと方法の種々の代表的な実施の形態において、
決定した光強度に基づいて点光源間に適当な空間を設け
ることにより、使用する点光源の総数を減少でき、同時
に均一な光分布が作られる。
【0015】本発明のこれらの及び他の利点と特徴と
を、本発明の装置、システム及び方法の種々の代表的な
実施の形態についての以下の詳細な説明に記載し、ま
た、それらは詳細な説明から明らかである。
【0016】
【発明の実施の形態】簡明にするために、図1〜9に示
すように、本発明によるプリチャージ消去アレイシステ
ムと方法の動作原理、設計要素、およびレイアウトを、
本発明によるプリチャージ消去アレイシステムと方法の
種々の代表的実施の形態について説明する。図示したプ
リチャージ消去アレイシステムと方法の動作の基本的説
明は、本発明のプリチャージ消去アレイシステム及び方
法で採用する構成要素の理解と設計に適用可能である。
【0017】図1は、本発明によるプリチャージ消去シ
ステム110の第1の代表的実施の形態を組み込んだ画
像形成システムを示す。図1に示すように、このプリチ
ャージ消去システム110は、ベルト型の画像形成装置
100の一つの要素である。このプリチャージ消去シス
テム110は、感光体115に隣接して配置され、制御
器112に接続されている。種々の代表的な実施の形態
において、このプリチャージ消去システム110は、L
EDやレーザダイオードなどの、複数の点光源を有す
る。感光体115は、A方向に回転し、種々の電子写真
の処理工程を通って順次前進するベルト型デバイスであ
る。
【0018】クリーナ130が、プリチャージ消去シス
テム110より下流に感光体115に隣接して装着され
ている。クリーナ130は、現像済み画像が感光体11
5から画像記録媒体に転写され、感光体115がプリチ
ャージ消去システム110により放電させられた後に、
感光体115の表面から残留トナー粒子を除去する。帯
電器120が、クリーナ130より下流に感光体115
に隣接して装着されている。帯電器120は、感光体1
15を所定の電位に所定の極性で帯電させる。トナーデ
ィスペンサ/現像剤ハウジング125が、また、感光体
115に隣接して装着されている。トナーディスペンサ
/現像剤ハウジング125は、感光体115上に潜像を
作り出し、トナー粒子を貯蔵して、そのトナー粒子を感
光体115に分配し、撮像/露光/現像領域145で当
該潜像を現像する。転写ディコロトロン(dicoro
tron)155が、また、感光体115に隣接して装
着されている。転写ディコロトロン155と感光体11
5との間の領域は、画像転写領域135を形成する。
【0019】プリチャージ消去システム110内の各点
光源は、LED、レーザダイオード、または他の周知の
あるいは将来開発される発光構造物であってよいことを
認識すべきである。さらに、各点光源は、電磁スペクト
ルの紫外域、可視領域ないし近赤外域の放射線を照射し
ても良い。しかし、全ての現在利用できる光源ないし将
来開発される光源をプリチャージ消去システム110に
使用して、感光体115上に高度に指向性を有する光線
を照射することができる。
【0020】プリチャージ消去アレイシステム110が
複数のモードを有する場合には、制御器112は、どの
モードを稼動中とするかの制御、及びプリチャージ消去
システム110中の光源のオンオフの制御に用いられ
る。しかし、プリチャージ消去アレイシステム110
が、複数モード、および光源110をオンオフ制御する
のに必要なモードの何れも有しない場合には、制御器1
12を省略することができる。制御器112は、独立し
た制御装置、またはプリチャージ消去アレイシステム1
10を実施する画像形成システム100の主制御器の一
部として実施することができることを認識すべきであ
る。
【0021】画像形成システム100の動作中、感光体
115の一部が帯電器120の傍らを通り過ぎるとき
に、帯電器120は、感光体115の光導電性表面を、
相対的に高くほぼ均一な電位V0に帯電する。次に、感
光体115の光導電性表面の帯電部は、撮像/露光/現
像領域145を通って進む。撮像/露光/現像領域14
5中では、感光体115の光導電性表面の各部分は、選
択的に放電され、静電潜像を形成する。この潜像は、次
に、感光体115の光導電性表面上で現像される。
【0022】帯電器120により最初電圧V0に帯電さ
れる感光体115は、電圧レベルVd dに暗減衰する。種
々の代表的な実施の形態において、暗減衰電圧Vddはほ
ぼ−500Vに等しい。撮像/露光/現像領域145で
現像されたとき、感光体115の露光部分は露光電圧V
eに放電される。種々の代表的実施の形態において、露
光電圧Veはほぼ−50Vである。このようにして、露
光後、感光体115は、高電圧と低電圧との二極の電圧
分布を有する。種々の代表的実施の形態において、高電
圧は帯電領域に対応し、低電圧は放電した領域、あるい
は背景領域に対応する。このようにして、感光体115
は、今や、感光体115の表面上に形成された静電潜像
を有している。
【0023】感光体115が移動し続けるにつれ、感光
体115の撮像部はトナーディスペンサ/現像剤ハウジ
ング125を通過する。トナーディスペンサ/現像剤ハ
ウジング125は、帯電されたトナー粒子を感光体11
5の撮像部に移す。
【0024】感光体115が移動し続けるにつれ、現像
された画像は画像転写領域135に到着する。画像転写
領域135に於いては、記録媒体が、用紙経路150に
沿って定期的順序で移動し、その結果、感光体115の
表面に現像された現像画像が、画像転写領域135で、
進行する記録媒体に接触する。
【0025】本画像形成システムの種々の代表的な実施
の形態において、画像転写領域135は転写ディコロト
ロン155を有し、この転写ディコロトロン155は記
録媒体にバイアスを付与する。種々の代表的な実施の形
態において、ディコロトロン155は記録媒体の背面に
正イオンを噴霧する。この正イオンは、感光体115の
表面から現像画像の帯電トナー粒子を記録媒体に引き寄
せる。
【0026】転写後、記録媒体は用紙経路150に沿っ
て移動し続ける。記録媒体は感光体115の光導電性表
面から分離される。そして、記録媒体は、用紙経路15
0に沿って移動し続ける。転写された画像のトナー粒子
は融着ステーションで記録媒体に永久的に添付される。
【0027】感光体115が移動し続けるにつれ、感光
体115はプリチャージ消去システム110を通過す
る。プリチャージ消去システム110は、感光体115
の上に強度の大きい光を照射して、感光体115上の全
ての残留電荷を除去する。プリチャージ消去システム1
10からのこの強度の大きい光は、帯電器120により
感光体115の表面に帯電させられた電荷から残留して
いる全ての残留電荷を中和する。このようにして、感光
体115の光導電性表面上で運ばれた全ての残留帯電ト
ナー粒子は、もはや感光体115の表面に強く引き寄せ
られるようにはならないであろう。感光体115が移動
し続けるにつれ、感光体115はクリーナ130を通過
する。感光体115の光導電性表面上で運ばれた全ての
残留帯電トナー粒子は、もはや感光体115の表面に強
く引き寄せられるようにはならないであろうから、クリ
ーナ130は、全ての残留トナー粒子を感光体115の
表面からより容易に除去できる。
【0028】種々の代表的実施の形態において、感光体
115の一部がプリチャージ消去システム110を通り
過ぎるとき、複数の点光源を、感光体115のその部分
に強度の大きい光線を露光するように配置してさしつか
えない。
【0029】図2は、プリチャージ消去アレイシステム
210の第2の代表的実施の形態を組み込んだ画像形成
システム200を示す。図2に示すように、このプリチ
ャージ消去アレイシステム210は、制御器212に接
続され、感光体215、帯電器220、トナーディスペ
ンサ/現像剤ハウジング225、クリーナ130及び転
写ディコロトロン255に関連する位置に配置されてい
る。これらの各要素は、図1について上に論じた対応す
る要素とほぼ同様である。
【0030】しかし、プリチャージ消去システム210
は、多数の遮光部材245、250及び255を更に有
している。遮光部材250及び255は、プリチャージ
消去システム210のハウジングに取付けられている。
遮光部材245は、プリチャージ消去システム210に
対向する感光体215側に配置されている。遮光部材2
45、250及び255は、光源210から画像形成装
置の他の領域へ入射する迷光を阻止するか、阻止しない
場合であっても減衰させるように配置されている。種々
の代表的な実施の形態において、遮光部材245、25
0及び255の少なくとも一つが、感光体215に面し
た反射面を有している。種々の代表的実施の形態におい
て、この遮光部材245、250及び255の少なくと
も一つの反射面は、プリチャージ消去システム210か
らの光を感光体215の方向に反射する。
【0031】プリチャージ消去システム210が複数の
モードを有する場合には、制御器212は、どのモード
を稼動中とするかの制御、またはプリチャージ消去シス
テム210のオンオフの制御に用いられる。しかし、プ
リチャージ消去システム210が、複数モード、及び光
源210をオンオフ制御するのに必要なモードの何れも
有しない場合には、制御器212を省略することができ
る。制御器212は、独立した制御装置、またはプリチ
ャージ消去アレイシステム210を実施する画像形成シ
ステム200の主制御器の一部として実施することがで
きることを認識すべきである。
【0032】図3は、本発明によるプリチャージ消去ア
レイシステム310の第3の代表的実施の形態を組み込
んだ画像形成システム300を示す。図3に示すよう
に、このプリチャージ消去システム310は、ドラム型
感光体315および制御器312に隣接して配置されて
いる。種々の代表的実施の形態において、このプリチャ
ージ消去システム310は、LEDやレーザダイオード
等の複数の点光源を有する。感光体315は、B方向に
回転し、種々の電子写真の処理工程を通って順次前進す
るドラム型デバイスである。
【0033】帯電器320が、感光体315に隣接して
装着されている。帯電器320は、感光体315を所定
の電位および所定の極性に帯電する。撮像及び現像シス
テム325が、また、感光体315に隣接して装着され
ている。撮像及び現像システム325は、感光体315
上に潜像を作り出し、トナー粒子を貯蔵して、そのトナ
ー粒子を感光体315に分配し、当該潜像を現像する。
転写ディコロトロン355が、また、感光体315に隣
接して装着されている。転写ディコロトロン355と感
光体315との間の領域は画像転写領域335を形成す
る。クリーナ330が、また、プリチャージ消去システ
ム310の下流に感光体315に隣接して装着されてい
る。クリーナ330は、現像画像を感光体315から記
録媒体に転写し、感光体315をプリチャージ消去シス
テム310により放電した後、感光体315の表面から
残留トナー粒子を除去する。
【0034】プリチャージ消去システム310、感光体
315、帯電器320、トナーディスペンサ/現像剤ハ
ウジング325、クリーナ330、および転写ディコロ
トロン355は、図1及び2について上に議論した同一
の要素に対応し、同様に動作する。
【0035】プリチャージ消去アレイシステム310が
複数のモードを有する場合には、制御器312は、どの
モードを稼動中とするかの制御、及びプリチャージ消去
システム310中の光源のオンオフの制御に用いられ
る。しかし、プリチャージ消去システム310が、複数
モード、および光源をオンオフ制御するのに必要なモー
ドの何れも有しない場合には、制御器312を省略する
ことができる。制御器312は、独立した制御装置、ま
たはプリチャージ消去アレイシステム310を実施する
画像形成システム300の主制御器の一部として実施す
ることができることを認識すべきである。
【0036】本発明による画像形成システム300の動
作中、感光体315の一部が帯電器320の傍らを回転
して通るときに、帯電器320は、感光体315の光導
電性表面を、相対的に高くほぼ均一な電位V0に帯電す
る。次に、感光体315の光導電性表面の帯電部は、撮
像/露光/現像領域345中を回転して進む。撮像/露
光/現像領域345中では、感光体315の光導電性表
面の各部分は、撮像及び現像システム325により選択
的に放電され、静電潜像を形成する。この潜像は、次
に、撮像及び現像システム325により、感光体315
の光導電性表面上で現像される。
【0037】帯電器320により最初電圧V0に帯電さ
れる感光体315は、電圧レベルVd dに暗減衰する。種
々の代表的な実施の形態において、暗減衰電圧Vddはほ
ぼ−500Vに等しい。撮像/露光/現像領域345で
現像されたとき、感光体315の露光部分は露光電圧V
eに放電される。種々の代表的実施の形態において、露
光電圧Veはほぼ−50Vである。このようにして、露
光後、感光体315は、高電圧と低電圧との二極の電圧
分布を有する。種々の代表的実施の形態において、高電
圧は帯電領域に対応し、低電圧は放電した領域、あるい
は背景領域に対応する。このようにして、感光体315
は、この時点で感光体315の表面上に形成された静電
潜像を有している。
【0038】感光体315が回転し続けるにつれ、感光
体315の撮像部は撮像及び現像システム325を通過
する。撮像及び現像システム325は、転写ローラ34
0を用いて、帯電されたトナー粒子を感光体315の撮
像部に転写する。
【0039】感光体315が回転し続けるにつれ、現像
された画像は画像転写領域335に到着する。画像転写
領域335に於いては、記録媒体が、用紙経路350に
沿って定期的順序で移動し、その結果、感光体315の
表面に現像された現像画像が、画像転写領域335で、
進行する記録媒体に接触する。
【0040】本画像形成システムの種々の代表的な実施
の形態において、画像転写領域335には転写ディコロ
トロン355を有し、この転写ディコロトロン355は
記録媒体にバイアスを付与する。種々の代表的な実施の
形態において、ディコロトロン355は記録媒体の背面
に正イオンを噴霧する。この正イオンは、感光体315
の表面から現像画像の帯電トナー粒子を記録媒体に引き
寄せる。
【0041】感光体315が回転し続けるにつれ、感光
体315はプリチャージ消去システム310を通過す
る。プリチャージ消去システム310は、感光体315
の上に強度の大きい光を照射する。
【0042】種々の代表的実施の形態において、プリチ
ャージ消去システム310からのこの強度の大きい光
は、感光体315の表面に残留している全ての残留電荷
を中和する。このようにして、感光体315の光導電性
表面上で運ばれた全ての残留帯電トナー粒子は、もはや
感光体315の表面に強く引き寄せられるようにはなら
ないであろう。感光体315が回転し続けるにつれ、感
光体315はクリーナ330を通過する。感光体315
の光導電性表面上で運ばれた全ての残留帯電トナー粒子
は、もはや感光体315の表面に強く引き寄せられるよ
うにはならないであろうから、クリーナ330は、全て
の残留トナー粒子を感光体315の表面からより容易に
除去する。
【0043】他の代表的実施の形態において、プリチャ
ージ消去システム310は図2について上に議論した遮
光部材を有していてさしつかえない。
【0044】種々の代表的実施の形態において、複数の
点光源が、感光体315の一部に強度の大きい光線を露
光し、その後感光体315のその部分は、クリーナ33
0を通り過ぎて移動する。
【0045】図5は、感光体115,215または31
5に隣接しておかれた光源110,210または310
の内の一つの中に配置された複数の点光源410,42
0,430及び440を示す。図4は、感光体115,
215または315上の光強度の分布を示す。図4及び
5に示すように、点光源410,420,430及び4
40の中心は互いから可変距離xi(i=1,2,3・
・・)に置かれている。点光源410,420,430
または440の一つから光線が感光体115,215,
315に伝播されたときの光強度が光強度曲線412,
422,432または442によりそれぞれ示されてい
る。光強度は、点光源410,420,430または4
40に最も近い感光体115,215,315で最も大
きく、その点光源410,420,430または440
からより離れた感光体115,215または315上の
点に対して減少することを認識すべきである。
【0046】与えられた点での合計の光強度は、光源4
10,420,430及び440からの重なり合う光線
からの光強度の和であり、重なり合う光線からの光強度
は重なり合う光強度曲線412,422,432及び4
42で表される。感光体115,215または315上
の第1の点450に関して示したように、点光源420
から伝播した光のみが合計光強度に含まれる。光検出器
110,210または310上の点460では、点光源
420及び430からの光強度が合計光強度に含まれ
る。
【0047】第1及び第2の点450及び460間での
光強度の差を減少させるために、本発明の発明者達は、
単一の点光源から感光体上に照射されたエネルギの量を
測定した。このようにして、点光源から感光体上に照射
されたエネルギ量に基づいて、発明者達は、最小光強度
と最大光強度との間の変動が減少するように、点光源間
に間隔を設けることができた。
【0048】したがって、感光体上の最小光強度と最大
光強度との間の変動を減少させるために、本発明は、与
えられた点光源により感光体上の与えられた点に照射さ
れるエネルギ量を決定するための次の3次元の式を提供
する。
【数1】 E:(x,y,z)=Bcosαicosβi/Ri 2 (1) ここで、Bは点光源の輝度、αは感光体に垂直な面と、
点光源に対するベクトルとのなす角度、βは点光源に垂
直な面と、感光体に対するベクトルとのなす角度、iは
この表面を照射するi番目の光源、Rは点光源から感光
体までの距離
【0049】種々の代表的な実施の形態において、感光
体の表面の垂線が点光源を通るような、点光源と感光体
とが平行である場合には、yとzとは定数である。した
がって、点光源が一直線上にあるときは、cosαiはcos
βiに等しい。この場合には、与えられた点光源により
光検出器上に照射されるエネルギ量を決定する3次元式
は次のようになる。
【数2】 E(x)=NBΣcos2αi/Ri 2 (2) ここで、Nは光源の内部に配置された点光源の数、αは
tan-1[(xi−x)/K]に等しい、Kは点光源と感光
体との間の分離度、xiは感光体上の点xとi番目の点
光源との横方向のオフセット、1/Riはcosαi/K
【0050】種々の代表的な実施の形態において、レン
ズを用いて、与えられた点光源により感光体上に照射さ
れるエネルギの量を決定するための3次元式を決定する
ためには、次の等式が用いられる。
【数3】 E(x)=MNBΣcosjαicosβi/Ri 2 (3) ここで、Mはレンズを用いないときの同一の点光源の軸
上の出力、cosjαiは、供給者により規定された出力分
布を、50%出力が供給者により特定された角度となる
ように近似する、べき関数(power function)
【0051】以下の表1は図6に示した合計光強度曲線
を得るのに用いることができる一般的な仕様の大要を示
す。
【表1】
【0052】表1に示すように、例えば(3)式を用い
て、当該光強度出力のための設計仕様では、j=20で
15°で50%の減衰を示す狭角レンズと、レンズ
(M)を用いないときの同一のLEDに対する軸上の相
対出力が1であることと、感光体から24.40mm
(R)離れた距離にある12(N)個の互いに等距離に
ある点光源とが必要である。上記等距離間隔を設けるこ
とにより、最も高い合計光強度と最も低い合計光強度と
の間の最大/最小比は2.4であることを認識すべきで
ある。このようにして、図6は、従来のプリチャージ消
去システムに基づいた一定間隔の不完全性を示す。
【0053】表2は、図7に示した合計光強度曲線を得
るのに用いることができる一般的な仕様の大要を示す。
【表2】
【0054】表2に示すように、例えば(3)式を用い
て、本発明によるプリチャージ消去システムの一実施例
のための設計仕様では、j=1で何のレンズも必要では
なく、レンズ(M)を用いないときの同一のLEDに対
する軸上の相対出力が1であり、感光体から24.40
mm(R)離れた距離にある11(N)個の互いに異な
る距離にある点光源とを用いている。上述した間隔を設
けることにより、最も高い光強度と最も低い光強度との
間の最大/最小比は1.05であることを認識すべきで
ある。このようにして、図7は、本発明による可変間隔
プリチャージ消去システムを用いて得ることのできる改
良点を示す。
【0055】表3は、図8に示した合計光強度曲線を得
るのに用いることができる一般的な仕様の大要を示す。
【表3】
【0056】表3に示すように、例えば(3)式を用い
て、上記光強度出力のための設計仕様では、j=4.8
で30°のレンズを用い、レンズ(M)を用いないとき
の同一のLEDに対する軸上の相対出力が1であり、1
1(N)点の互いに異なり得る距離にある点光源で、縁
と縁に隣接する光源との間隔が16mmで、湾曲空間が
23mmで、感光体から24.40mm(R)離れた距
離にある点光源を用いている。上述した間隔を設けるこ
とにより、最も高い光強度と最も低い光強度との間の最
大/最小比は1.72であることを認識すべきである。
このようにして、図8は、本発明による可変間隔プリチ
ャージ消去システムを用いて得ることのできる改良点を
示す。
【0057】表4は、図9に示した合計光強度曲線を得
るのに用いることができる一般的な仕様の大要を示す。
【表4】
【0058】表4に示すように、例えば(3)式を用い
て、上記光強度のための設計仕様では、j=4.8で3
0°のレンズと、レンズ(M)を用いないときの同一の
LEDに対する軸上の相対出力が1であることと、11
(N)点の互いに異なり得る距離にある点光源が必要で
ある。点光源間の縁と縁に隣接する光源との縁間隔が2
0mmで、点光源間の内部間隔が22mmである。点光
源は、感光体から24.40mm(R)離れた距離にあ
る。上述した間隔を設けることにより、最も高い光強度
と最も低い光強度との間の最大/最小比は1.23であ
ることを認識すべきである。このようにして、図9は、
本発明による可変間隔プリチャージ消去システムを用い
て得ることのできる改良点を示す。
【0059】図1ないし3に示した制御器112,21
2および312は、独立した制御装置として実施する場
合には、プログラム式マイクロプロセッサまたはプログ
ラム式マイクロコントローラと周辺集積回路素子、AS
ICまたは他の集積回路、デジタル信号処理装置、個別
素子回路などのハードワイヤード電子回路またはハード
ワイヤドロジック回路、PLV,PLA,FPGA,P
ALなどのプログラム可能論理デバイスを用いて実施で
きる。他の代表的な実施の形態においては、制御器11
2,212及び312は、プリチャージ消去アレイシス
テム110,210または310が実施される画像形成
装置100,200及び300の制御システムの一部と
して実施される。制御器112,212及び312は、
プログラムされた汎用コンピュータまたは画像形成シス
テムに対する一般的制御システムを実施することのでき
る何らかの他の装置を用いて実施できる。このような他
の装置には、専用計算機、プログラム式マイクロプロセ
ッサまたはプログラム式マイクロコントローラと周辺集
積回路素子、ASICまたは他の集積回路、デジタル信
号処理装置、個別素子回路などのハードワイヤード電子
回路またはハードワイヤドロジック回路、PLV,PL
A,FPGA,PALなどのプログラム可能論理デバイ
スを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプリチャージ消去アレイシステ
ムの第1の代表的実施の形態を組み込んだ画像形成シス
テムの構成を示す測面図である。
【図2】 本発明によるプリチャージ消去アレイシステ
ムの第2の代表的実施の形態を組み込んだ画像形成シス
テムの構成を示す測面図である。
【図3】 本発明によるプリチャージ消去アレイシステ
ムの第3の代表的実施の形態を組み込んだ画像形成シス
テムの構成を示す測面図である。
【図4】 感光体に沿った複数の光源からの光強度を示
すグラフである。
【図5】 感光体に隣接して配置された複数の光源を示
す図である。
【図6】 感光体に沿って配置された複数の光源のある
配置からの光強度を示すグラフである。
【図7】 感光体に沿って配置された複数の光源の別の
配置からの光強度を示すグラフである。
【図8】 感光体に沿って配置された複数の光源の更に
別の配置からの光強度を示すグラフである。
【図9】 感光体に沿って配置された複数の光源の更に
別の配置からの光強度を示すグラフである。
【図10】 従来のプリチャージ消去システムのための
感光体に沿った複数の光源からの光強度を示すグラフで
ある。
【図11】 従来のプリチャージ消去システム中の感光
体に隣接して配置された複数の光源を示す図である。
【符号の説明】
100,200,300 画像形成装置(システム)、
110,210,310 プリチャージ消去システム、
115,215,315 感光体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランリィ エイチ サンチェス アメリカ合衆国 ニューヨーク ウェブス ター フィリップス ロード 800 Fターム(参考) 2H035 AA09 AA11 AB02 AC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成システムであって、 感光体上に光を照射する複数の点光源を有し、前記感光
    体上に存在する電荷を放電するのに使用できる電荷消去
    システムを備え、前記点光源は、前記感光体をほぼ均一
    に照明するように可変間隔で設けられているシステム。
  2. 【請求項2】 感光体上に複数の点光源からの光の帯を
    照射する方法であって、 単一の点光源により前記感光体上に照射される光量を決
    定するステップと、 前記光の帯がほぼ均一に前記感光体を照射するように前
    記複数の点光源を可変間隔で設けるステップと、 を備えた方法。
JP2003052481A 2002-02-28 2003-02-28 画像形成システム Pending JP2003255791A (ja)

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US10/084,496 US6658225B2 (en) 2002-02-28 2002-02-28 Non-uniform pre-charge erase array with relatively uniform output
US10/084,496 2002-02-28

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