JP2006154241A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光ドラムの軸方向の帯電ムラを抑制する。
【解決手段】 除電ユニット31は、感光ドラム4の回転方向について、トナー像を感光ドラム4の表面から転写材に転写させる転写ローラ(図示省略)と感光ドラム4の表面を略均一に帯電する帯電ユニット(図示省略)との間に配設され、感光ドラム4の表面に光線を投射して除電する除電光を発する除電LED311と、複数の(ここでは6個の)除電LED311が感光ドラム4の軸方向に略線状に配設されて支持する支持部312と、支持部312を感光ドラム4の軸に直交する方向に位置を変更可能に保持する位置設定部313とを備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、ドラム型の電子写真感光体(以下、単に感光ドラムという)を帯電する装置として放電コロナを感光ドラムの表面にさらすことで帯電させるコロナ帯電装置が用いられていたが、近年、コロナ帯電装置よりも低オゾン、低電力等の利点を有することから、電圧を印加した帯電部材を感光ドラムの表面に当接させて帯電させる接触帯電装置が実用化されている。
一方、感光ドラムの表面の材料として、従来は、セレンやOPC(Organic Photo Conductor)が使用されてきたが、環境問題、長寿命化等の観点から、近年、アモルファスシリコンが用いられはじめている。
しかし、アモルファスシリコンは、その製造方法に起因して、均一な膜形成が困難であるため、帯電能に差が生じて、一方の端部は帯電し易く、他方の端部では帯電し難い場合があり、感光ドラムの軸方向に帯電ムラ(以下、帯電軸ムラという)が生じることがある。
この帯電軸ムラを抑制する方法として、接触帯電装置の上流側に感光ドラムの表面を露光して除電する除電装置を配設し、除電装置の光源と感光ドラムの表面との間の光路幅を感光ドラムの幅方向に調整することにより、除電装置の幅方向の除電光量分布を調整することが提案されている(特許文献1参照)。
図8は、上記の方法を説明するための図である。(a)は、感光ドラム4側から観た場合の除電装置30の平面図であり、(b)は、除電装置30及び感光ドラム4を含む側面図である。除電装置30は、LED(Light Emitting Diode)からなる点光源301と、両端が感光ドラム4に固定され、点光源301を線状に支持する支持部材302と、点光源301と感光ドラム4との間に介設され、点光源301から感光ドラム4への光路幅を調整する板状部材303(303a,303b)とを有している。
特開平8−272270号公報
しかしながら、上記の光路幅を調整する方法では、光路幅をわずかに変えるだけでも大きな影響を受け、光路幅の調整が困難であり、所望する除電光量分布が得られず、その結果、感光ドラムが充分に均一な状態に帯電されない(すなわち、帯電ムラが発生する)場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、感光ドラムの軸方向の帯電ムラを抑制することの可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の画像形成装置は、回転自在に軸支された感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーが付着されて形成されたトナー像を転写材に転写して画像を形成する画像形成装置であって、前記感光ドラムの回転方向について前記静電潜像が形成される位置の上流側に配設され、前記感光ドラムの表面を略均一に帯電する帯電手段と、前記トナー像を前記感光ドラム表面から転写材に転写させる転写手段と、所定の除電光を発する光源を有し、前記感光ドラムの回転方向について前記転写手段と前記帯電手段との間で、前記感光ドラムの表面に前記光源からの光線を投射して除電する除電手段とを備え、前記除電手段が、前記光源と前記感光ドラムの表面との距離が、前記感光ドラムの軸方向について調整可能に構成されていることを特徴としている。
この構成によれば、感光ドラムの回転方向について静電潜像が形成される位置の上流側に配設された帯電手段によって、静電潜像が形成される前に感光ドラムの表面が略均一に帯電される。そして、転写手段によって、静電潜像にトナーが付着されて形成されたトナー像が感光ドラム表面から転写材に転写される。また、除電手段によって、感光ドラムの回転方向について転写手段と帯電手段との間で、感光ドラムの表面に光源からの光線が投射されて除電される。更に、除電手段の光源と感光ドラムの表面との距離は、感光ドラムの軸方向について調整可能に構成されている。
そこで、除電手段の光源と感光ドラムの表面との距離を大きくすることによって、除電手段による除電の効果が小さくなり、感光ドラムの表面が帯電し易くなる。逆に、除電手段の光源と感光ドラムの表面との距離を小さくすることによって、除電手段による除電の効果が大きくなり、感光ドラムの表面が帯電し難くなる。従って、除電手段の光源と感光ドラムの表面との距離を調整することによって、感光ドラムの軸方向の帯電ムラが抑制され得る。
請求項2に記載の画像形成装置は、前記除電手段が、除電光を発する複数の点光源と、前記複数の点光源を前記感光ドラムの軸方向に略線状に配設して支持する支持部と、前記支持部を前記感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更可能に保持する位置設定部とを有することを特徴としている。
この構成によれば、点光源によって、除電光が発せられ、支持部によって、複数の点光源が感光ドラムの軸方向に略線状に配設されて支持される。そして、位置設定部によって、支持部が感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更可能に保持される。
従って、位置設定部によって、支持部が感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更され得るため、支持部に支持された複数の点光源と感光ドラムの表面との距離が容易に変更される。
請求項3に記載の画像形成装置は、前記支持部が、少なくとも1の点光源が配設された複数の分割支持部からなり、前記位置設定部が、前記各分割支持部を、それぞれ、前記感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更可能に保持することを特徴としている。
この構成によれば、支持部が、少なくとも1の点光源が配設された複数の分割支持部からなり、位置設定部によって、各分割支持部が、それぞれ、感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更可能に保持される。
そこで、位置設定部によって、各分割支持部が、それぞれ、感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更され得るため、各分割支持部にそれぞれ支持された点光源と感光ドラムの表面との距離が容易に変更される。従って、各分割支持部にそれぞれ支持された点光源と感光ドラムの表面との距離が別々に調整され得るため、点光源と感光ドラムの表面との距離が更に細かに調整され得る。
請求項4に記載の画像形成装置は、前記位置設定部が、前記支持部を前記感光ドラムの軸に直交する方向の位置決めをする位置決め部材と、前記支持部を前記感光ドラムの軸に接近する方向に付勢する付勢部材とを有することを特徴としている。
この構成によれば、位置決め部材によって、支持部の感光ドラムの軸に直交する方向の位置決めが行われ、付勢部材によって、支持部が感光ドラムの軸に接近する方向に付勢される。
従って、支持部が感光ドラムの軸に接近する方向に付勢された状態で位置決めが行われるため、支持部(及び支持部に配設された光源)の位置決めが精度よく行われる。
請求項5に記載の画像形成装置は、前記位置決め部材が、前記感光ドラムに対して相対的に位置が固定された梁と、この梁に一端が係合され、他端が前記支持部の所定位置に螺着されたボルトとを有し、前記付勢部材が、前記梁と前記支持部材との間に圧入されたバネを有することを特徴としている。
この構成によれば、ボルトによって、感光ドラムに固定された梁と支持部の所定位置とが係合され、梁と支持部との間に圧入されたバネによって、支持部材が感光ドラムの軸から近接する方向に付勢される。従って、位置決め部材及び付勢部材が、簡単な構成で実現される。
請求項6に記載の画像形成装置は、前記点光源が、LEDからなることを特徴としている。
この構成によれば、点光源が、LEDからなるため、所望する特性を有する点光源が安価に製造され得る。
請求項1に記載の発明によれば、除電手段の光源と感光ドラムの表面との距離を調整することによって、感光ドラムの軸方向の帯電ムラを抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、位置設定部によって、支持部が感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更され得るため、支持部に支持された複数の点光源と感光ドラムの表面との距離を容易に変更できる。
請求項3に記載の発明によれば、各分割支持部にそれぞれ支持された点光源と感光ドラムの表面との距離が別々に調整され得るため、点光源と感光ドラムの表面との距離を更に細かに調整できる。
請求項4に記載の発明によれば、支持部が感光ドラムの軸に接近する方向に付勢された状態で位置決めが行われるため、支持部(及び支持部に配設された光源)の位置決めを精度よく行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、位置決め部材及び付勢部材を簡単な構成で実現できる。
請求項6に記載の発明によれば、点光源がLEDからなるため、所望する特性を有する点光源を安価に製造できる。
以下、本発明に係る画像形成装置の一例について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す模式図である。なお、ここでは、画像形成装置が複写機である場合について説明するが、他の画像形成装置(例えば、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等)である形態でもよい。
図1に示すように、複写機1は、複写機本体2内に、図中の矢印Aの方向に回転する感光ドラム4と、感光ドラム4の表面を略均一に帯電する帯電ユニット3(帯電手段に相当する)と、原稿に形成された画像を読取り画像データを生成する原稿読取ユニット5と、原稿画像に対応する静電潜像を感光ドラム4の表面にレーザビームによって形成するレーザ走査ユニット等からなる露光ユニット6と、形成された静電潜像に現像剤(以下、トナーという)を付着させてトナー像を形成する現像ユニット7と、この現像ユニット7へトナーを供給するトナーコンテナ8と、トナー像が形成された感光ドラム4に向けて用紙を用紙搬送路10を経由して搬送する給紙機構9と、感光ドラム4の表面に形成されたトナー像を用紙に転写する転写ローラ11(転写手段に相当する)とを備えている。
原稿読取ユニット5は、原稿の画像を読取って画像データを得るための所謂スキャナ部であり、原稿が載置されるガラス等の透明部材により構成されたコンタクトガラス(プラテンガラス)、原稿に光照射する光源である露光ランプと原稿からの反射光を反射させるミラーとを一体化してなるミラーユニット、ミラーユニットからの反射光を絞るレンズ群、及び、レンズ群によって反射光が絞られ結像された光像を光電変換して画像データを得る撮像素子(CCD;Charge Coupled Device)からなるCCDイメージセンサを備えている。
また、複写機1は、トナー像が転写された用紙を感光ドラム4から分離して、トナー像を定着する定着ローラ対を有する定着ユニット12と、定着ユニット12を通過した用紙に対して分岐部材によって搬送方向を振り分ける用紙搬送路13と、両面コピー時に用紙が搬送される用紙搬送路17と、排出された用紙をストックする上シートトレイ102a、下シートトレイ102b及びシートトレイ103とを備えている。
給紙機構9は、複写機本体2に着脱自在に構成され、用紙を収納する給紙カセット91,92と、その上方に配設されたスタックバイパス(バイパストレイ)93とを備えており、これらは用紙搬送路10を介して感光ドラム4及び現像ユニット7等からなる画像形成部に繋がっている。
図2は、画像形成部の概略構成の一例を示す模式図である。コピー用紙P上に画像を形成する画像形成部には、上述の、帯電ユニット3、感光ドラム4、露光ユニット6、現像ユニット7及び転写ローラ11に加えて、感光ドラム4の矢印Aで示す回転方向について、帯電ユニット3の上流側であって、且つ、転写ローラ11の下流側に、転写後に感光ドラム4の表面に付着しているトナーを除去するクリーニングブレード16と、露光によって感光ドラム4の表面を除電する除電ユニット31(除電手段に相当する)とが配設されている。
帯電ユニット3は、接触帯電方式を用いて感光ドラム4の表面を略均一に帯電させるものであって、芯金と、その外周の導電層と、さらにその外周の抵抗層とを有する帯電ローラと、帯電ローラに所定の電圧(ここでは、直流電圧に交流電圧を重畳したもの)を印加する電源(図示省略)とを備えている。
感光ドラム4は、直径30mmのアルミニウム製のドラム基体上に正帯電のアモルファスシリコンからなる光導電層が形成されたものであって、図の矢印Aの方向に所定の周速(例えば、175mm/sec)で回転駆動されるものである。
露光ユニット6は、帯電ユニット3の下流側に配設され、感光ドラム4の周面に対向して配設されたLEDプリントヘッド(例えば、ライン方向に7168の画素数を有する)を備え、LEDプリントヘッドからのレーザ光を感光ドラム4の周面に照射して、静電潜像を生成するものである。
現像ユニット7は、露光ユニット6によって感光ドラム4の表面に形成された静電潜像に現像剤(以下、トナーという)を付着させてトナー像を形成するものであり、ここでは、モノクロの1成分ジャンピング方式である。
クリーニングブレード16は、現像ユニット7によって転写時に感光ドラム4の表面に付着され、転写後に感光ドラム4の表面に残存しているトナー(転写残りトナー)等の付着物を機械的に剥ぎ取ることによってクリーニングするものである。
除電ユニット31は、露光ユニット6によって感光ドラム4の表面に形成された静電潜像等の電荷を、後述する除電LED(図3に示す除電LED311)から発せられる除電光を照射して除去するものである。
図3は、除電ユニット31の概略構成の一例を示す模式図(図2に示すB−B断面図)である。除電ユニット31は、除電光を発する除電LED311(点光源に相当する)と、複数の(ここでは6個の)除電LED311が感光ドラム4の軸方向に略線状に配設されて支持する支持部312と、支持部312を感光ドラム4の軸に直交する方向に位置を変更可能に保持する位置設定部313とを備えている。
また、位置設定部313は、支持部312を感光ドラム4の軸に直交する方向の位置決めをする位置決め部材313aと、支持部312を感光ドラム4の軸に接近する方向に付勢する付勢部材313bとを備えている。更に、位置決め部材313aは、感光ドラム4に固定された梁313a1と、この梁313a1に一端が固定され、支持部312の所定位置(ここでは両端位置)に螺着されたボルト313a2とを備え、付勢部材313bは、梁313a1と支持部312との間に圧入された所定個数(ここでは、2個)のバネ313bからなるものである。
梁313a1は、感光ドラム4の軸と略平行に、感光ドラム4の軸から所定距離だけ離間して配設され、感光ドラム4に対して固定されたものである。ここでは、感光ドラム4の回転軸の両端が筐体の所定位置に固定されており、梁313a1もその両端が当該筐体の所定位置に固定されている。
ボルト313a2が右(又は左)に回転されると、支持部312は、梁313a1と支持部312との間に圧入された2個のバネ313bによって感光ドラム4の軸に接近する方向に付勢された状態で、感光ドラム4の軸に接近する方向(又は離間する方向)に移動されて位置決めされる。
従って、バネ313bによって付勢された状態でボルト313a2の回転位置によって位置決めされるため、ボルト313a2と支持部312に形成されたボルト313a2に係合する孔(図示省略)との間にガタ(間隙)がある場合であっても、正確に位置決めされ得る。ここでは、支持部312がバネ313bによって感光ドラム4の軸に接近する方向に付勢される場合について説明するが、支持部312がバネ313bによって感光ドラム4の軸から離間する方向に付勢される形態でもよい。
図4は、図3に示す除電ユニット31と、図8に示す除電装置30との特性比較を行った結果の一例を示す図表である。図3に示す除電ユニット31において、ボルト313a2の回転位置によって、左端から順に各除電LED311から感光ドラム4の表面までの距離L1〜L6を調整することができる。ただし、ここでは、支持部312と感光ドラム4の軸が平行な状態に設定された場合には、距離L1〜L6は同一の値となるものとする。また、感光ドラム4の表面電位VT1の内、各除電LED311に対向する位置の電位V1〜V6は、支持部312と感光ドラム4の軸が平行な状態に設定された場合には、同一の電位になるものとする(すなわち、各除電LED311は同一の強度及び周波数の除電光を発するものとする)。
一方、図8に示す除電装置30において、左端と右端の各LED301から感光ドラム4への光路幅D1、D2を調整することができる。また、感光ドラム4の表面電位VT0の内、左端と右端の各LED301に対向する位置の電位V01、V02は、光路幅が一定に(板状部材303a,303bが平行に)設定された場合には、同一の電位になるものとする(すなわち、各LED301は同一の強度及び周波数の除電光を発するものとする)。
図4の上欄は、図3に示す除電ユニット31における距離L1と距離L6との差の絶対値ΔL、または、図8に示す除電装置30における光路幅D1と光路幅D2との差の絶対値ΔLである。また、図4の中欄及び下欄は、それぞれ、図3に示す除電ユニット31における電位V1と電位V6との差の絶対値、及び、図8に示す除電装置30における電位V01と電位V02との差の絶対値である。
図4に示すように、図8に示す除電装置30における光路幅D1、D2の変化に対する電位VT0の変化の感度は、図3に示す除電ユニット31における距離L1〜L6の変化に対する電位VT1の変化の感度の約4倍であり、光路幅D1、D2を調整する作業に比して距離L1〜L6を調整する作業が容易であることがわかる。
図5は、図3に示す除電ユニット31と、図8に示す除電装置30との調整結果の一例を示すグラフである。横軸は、感光ドラム4の一方の端面からの距離LE0、LE1(図3、図8参照)であり、縦軸は、感光ドラム4の表面の電位VT0、VT1である。グラフG11は、調整前の電位VT0、VT1であり、グラフG12は図8に示す除電装置30の調整後の電位VT0であり、グラフG13は図3に示す除電ユニット31の調整後の電位VT1である。
グラフG11に示すように、調整前の電位VT0、VT1は、右下がりの曲線であって、感光ドラム4両端では約40Vの電位差が生じている。グラフG12に示すように、図8に示す除電装置30の調整後の電位VT0は、右上がりの曲線であって、感光ドラム4両端では約15Vの電位差が残存している。これに対して、グラフG12に示すように、図3に示す除電ユニット31の調整後の電位VT1は、略水平の曲線であって、感光ドラム4両端での電位差が殆どない状態となっている。このように、除電ユニット31を調整することによって、感光ドラム4の表面の電位差を小さくすることが可能となる。
上述のように、除電ユニット31の除電LED311と感光ドラム4の表面との距離L1〜L6を大きくすることによって、除電ユニット31による除電の効果が小さくなり、感光ドラム4の表面が帯電し易くなる。逆に、除電ユニット31の除電LED311と感光ドラム4の表面との距離L1〜L6を小さくすることによって、除電ユニット31による除電の効果が大きくなり、感光ドラム4の表面が帯電し難くなる。従って、除電ユニット31の除電LED311と感光ドラム4の表面との距離L1〜L6を調整することによって、感光ドラム4の軸方向の帯電ムラが抑制され得る。
また、位置設定部313によって、支持部312が感光ドラム4の軸に直交する方向に位置を変更され得るため、支持部312に支持された複数の(ここでは、6個の)除電LED311と感光ドラム4の表面との距離L1〜L6が容易に変更される。
更に、バネ313bによって支持部312が感光ドラム4の軸に接近する方向に付勢された状態で位置決めが行われるため、支持部312(及び支持部312に配設された除電LED311)の位置決めが精度よく行われる。
加えて、ボルト313a2によって、感光ドラム4に固定された梁313a1と支持部312の所定位置とが係合され、梁313a1と支持部312との間に圧入されたバネ313bによって、支持部312が感光ドラムの軸から近接する方向に付勢されるため、位置決め部材313a及び付勢部材313bが、簡単な構成で実現される。
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(A)本実施形態においては、画像形成装置が複写機1である場合について説明したが、他の種類の画像形成装置(例えば、ファクシミリ、プリンタ等)である形態でもよい。
(B)本実施形態においては、除電ユニット31の光源が点光源としての除電LED311である場合について説明したが、その他の光源である形態でもよい。例えば、LEDとスリット、レンズ等からなる線光源である形態でもよい。
(C)本実施形態においては、支持部312が一体として形成されている場合について説明したが、少なくとも1の(例えば、2個の)除電LEDが配設された複数の(例えば3個の)分割支持部からなる形態でもよい。図6は、除電ユニットの概略構成の他の一例を示す模式図(図2に示すB−B断面図)である。
図6に示すように、除電ユニット32は、除電光を発する除電LED321(点光源に相当する)と、少なくとも1個の(ここでは2個の)除電LED321が感光ドラム4の軸方向に略線状に配設されて支持する複数個の(ここでは、3個の)分割支持部322と、各分割支持部322をそれぞれ感光ドラム4の軸に直交する方向に位置を変更可能に保持する位置設定部323とを備えている。
また、位置設定部323は、分割支持部322を感光ドラム4の軸に直交する方向の位置決めをする位置決め部材323aと、分割支持部322を感光ドラム4の軸に接近する方向に付勢する付勢部材323bとを備えている。更に、位置決め部材323aは、感光ドラム4に固定された梁323a1と、この梁323a1に一端が固定され、分割支持部322の所定位置(ここでは両端位置)に螺着されたボルト323a2とを備え、付勢部材323bは、梁323a1と分割支持部322との間に圧入された所定個数(ここでは、2個)のバネ323bを備えている。
梁323a1は、感光ドラム4の軸と略平行に、感光ドラム4の軸から所定距離だけ離間して配設され、感光ドラム4に対して固定されたものである。ここでは、感光ドラム4の回転軸の両端が筐体の所定位置に固定されており、梁323a1もその両端が当該筐体の所定位置に固定されている。
ボルト323a2が右(又は左)に回転されると、分割支持部322は、梁323a1と分割支持部322との間に圧入された2個のバネ323bによって感光ドラム4の軸に接近する方向に付勢された状態で、感光ドラム4の軸に離間する方向(又は近接する方向)に移動されて位置決めされる。
このようにして、各分割支持部322にそれぞれ支持された除電LED321と感光ドラム4の表面との距離が別々に調整され得るため、除電LED321と感光ドラム4の表面との距離が更に細かに調整され得る。図7は、図3に示す除電ユニット31と、図7に示す除電ユニット32との調整結果の一例を示すグラフである。横軸は、感光ドラム4の一方の端面からの距離LE1、LE2(図3、図7参照)であり、縦軸は、感光ドラム4の表面の電位VT1、VT2である。グラフG21は、図3に示す除電ユニット31の調整後の電位VT1であり、グラフG22は図7に示す除電ユニット32の調整後の電位VT2である。
グラフG21に示すように、図3に示す除電ユニット31の調整後の電位VT1は、略中央部が下に凸の曲線であって、感光ドラム4の略中央部と両端とでは約20Vの電位差が残存している。これに対して、グラフG22に示すように、図7に示す除電ユニット32の調整後の電位VT2は、略水平の曲線であって、感光ドラム4の中央部と両端との電位差が殆どない状態となっている。このように、除電ユニット32を調整することによって、感光ドラム4の表面の電位差を更に小さくすることが可能となる。
(D)本実施形態においては、ボルト313a2が手動にて駆動される場合について説明したが、図4に示す電位VT1の分布を測定する測定手段と、その測定結果に応じて調整量を算出して調整する調整手段とを備える形態でもよい。この場合には、調整作業が不要化され得る。
(E)本実施形態においては、付勢部材313bがバネ313bからなる場合について説明したが、その他の弾性を有する部材(例えば、梁313a1と支持部312とに両端が係合されたゴム等)からなる形態でもよい。
(F)本実施形態においては、位置決め部材313aが梁313a1ボルト313a2とを備える場合について説明したが、その他の構成を有する形態でもよい。例えば、位置決め部材313aがストロークの設定が可能な油圧(又は空圧)シリンダを有する形態でもよい。この場合には、位置設定が正確に且つ容易に行われる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す模式図である。 画像形成部の概略構成の一例を示す模式図である。 除電ユニットの概略構成の一例を示す模式図(図2に示すB−B断面図)である。 図3に示す除電ユニットと、図8に示す除電装置との特性比較を行った結果の一例を示す図表である。 図3に示す除電ユニットと、図8に示す除電装置との調整結果の一例を示すグラフである。 除電ユニットの概略構成の他の一例を示す模式図(図2に示すB−B断面図)である。 図3に示す除電ユニットと、図7に示す除電ユニットとの調整結果の一例を示すグラフである。 従来の除電装置の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 複写機
3 帯電ユニット
4 感光ドラム
6 露光ユニット
7 現像ユニット
11 転写ローラ
12 定着ユニット
16 クリーニングブレード
31 除電ユニット
311 除電LED(点光源)
312 支持部
313 位置設定部
313a 位置決め部材
313a1 梁
313a2 ボルト
313b 付勢部材(バネ)

Claims (6)

  1. 回転自在に軸支された感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーが付着されて形成されたトナー像を転写材に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記感光ドラムの回転方向について前記静電潜像が形成される位置の上流側に配設され、前記感光ドラムの表面を略均一に帯電する帯電手段と、
    前記トナー像を前記感光ドラム表面から転写材に転写させる転写手段と、
    所定の除電光を発する光源を有し、前記感光ドラムの回転方向について前記転写手段と前記帯電手段との間で、前記感光ドラムの表面に前記光源からの光線を投射して除電する除電手段とを備え、
    前記除電手段は、前記光源と前記感光ドラムの表面との距離が、前記感光ドラムの軸方向について調整可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除電手段は、除電光を発する複数の点光源と、
    前記複数の点光源を前記感光ドラムの軸方向に略線状に配設して支持する支持部と、
    前記支持部を前記感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更可能に保持する位置設定部とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記支持部は、少なくとも1の点光源が配設された複数の分割支持部からなり、
    前記位置設定部は、前記各分割支持部を、それぞれ、前記感光ドラムの軸に直交する方向に位置を変更可能に保持することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記位置設定部は、前記支持部を前記感光ドラムの軸に直交する方向の位置決めをする位置決め部材と、前記支持部を前記感光ドラムの軸に接近する方向に付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記位置決め部材は、前記感光ドラムに対して相対的に位置が固定された梁と、この梁に一端が係合され、他端が前記支持部の所定位置に螺着されたボルトとを有し、
    前記付勢部材は、前記梁と前記支持部との間に圧入されたバネを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記点光源は、LEDからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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