JP2003253901A - 駐車場の構造 - Google Patents

駐車場の構造

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JP2003253901A
JP2003253901A JP2002057769A JP2002057769A JP2003253901A JP 2003253901 A JP2003253901 A JP 2003253901A JP 2002057769 A JP2002057769 A JP 2002057769A JP 2002057769 A JP2002057769 A JP 2002057769A JP 2003253901 A JP2003253901 A JP 2003253901A
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columns
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JP2002057769A
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Jun Kobayashi
潤 小林
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本柱5、大梁14を曲げ材としてではなく、圧
縮材及び引張材として応力計算可能とし、部材の断面積
を小さくできる。本柱5の下部Hに壁やブレース等の障
害物を無くし、駐車した車のドアが障害物に当たらず、
駐車スペースを広くする。駐車場構造として、最も適し
た合理的な架構を実現する。 【解決手段】張間方向では、H型鋼からなる本柱5を立
設し、本柱5、5に大梁14、14を架設し、大梁14
の中間部下面を間柱10、10で支える。必要な柱材の
内、半数程度を間柱10として鉛直加重のみを支える構
造とし、残りを本柱5とし、鉛直荷重に加えて、水平荷
重に対抗できる。間柱材10を採用した張間方向では、
方杖17を採用して柱の働き長さを短くし、H形鋼を強
軸方向で使うことにより、大きな水平荷重に対抗でき
る。また、桁行方向の水平耐力に対しては、ブレースで
対抗できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部に、駐車区
画を有する自走式の駐車場の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自走式の駐車場施設では、構造物内に走
行する車路を設ける必要があり、その範囲でできるだけ
多くの駐車区画を確保する効率が求められた。この場
合、一般的な構造物と同様に、所定距離を空けて、所定
階までの柱を立設し、柱の間に梁を架設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造の場
合、柱の断面を大きくすれば、ある程度柱間隔をとれる
が、結果として、柱の断面積が大きいので、ドアの開閉
広さが取れ無い等、駐車スペースとして使用できないデ
ッドスペースを多く生じ、結果として、駐車スペースを
大きくとれない問題点があった。また、柱と梁の接合部
分を多くすれば、それだけ作業の繁雑さ及びコストが増
え、また、スパンを多く取った場合には、柱と梁の接合
部分の数は削減できるが1つ当たりのボルト量等が増加
し、結果として作業の繁雑さ及びコストを抑えることが
難しいという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明では、断
面の強軸方向を張間方向に一致させて本柱を構築すると
共に、張間方向に間柱及び方杖を採用し、桁行方向にブ
レースを採用したので、前記問題点を解決した。
【0005】即ち、この発明は、 (1) 張間方向及びこれに直交する桁行方向において、所
定間隔毎に、鋼材からなる本柱を立設し、該柱間に大梁
を架設固定する。前記本柱の断面の強軸方向を張間方向
と同一とする。 (2)張間方向において、大梁の所定位置で、間柱材を立
設し、該間柱材の上端を前記大梁の下面に固定する。大
梁の下面と本柱の上部との間に方杖を斜めに架設する。 (3)桁行方向において、前記本柱と前記大梁との間で、
所定位置にブレースを構築する。 (4)前記大梁間に床を構築し、床上に駐車区画を形成す
る。 以上の構成をとることを特徴とする駐車場の構造。
【0006】また、前記において、本柱は、断面H字状
とし、ウエブ方向を張間方向と同一としたことを特徴と
する駐車場の構造である。更に、方杖は、大梁の中心軸
と間柱の中心軸との交差点と本柱の上部とを結ぶ線上に
配置した駐車場の構造である。
【0007】また、前記における強軸方向とは、柱断面
の直交する軸の内、断面二次モーメントが大きい方の軸
をいう。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の駐車場構造では、本
柱、大梁をできるだけ曲げ材としてではなく、圧縮材及
び引張材として応力計算できるので、各部材の断面積を
小さく形成できる。
【0009】即ち、柱材の内、半数程度を間柱材として
鉛直加重のみを支える構造とし、残りの柱材を本柱と
し、鉛直荷重に加えて、水平荷重に対抗できる。間柱材
を採用した張間方向では、方杖を採用して柱の働き長さ
を短くし、H形鋼を強軸方向で使うことにより、大きな
水平荷重に対抗できる。また、桁行方向の水平耐力に対
しては、ブレースで対抗できる。
【0010】また、張間方向に方杖を採用することによ
り、方杖の下方(柱の下部)に障害物(壁やブレース)
を無くすることができるので、駐車した車のドアを開け
る際に、ドアが障害物に当たらず、駐車スペースを広く
とることができる。
【0011】従って、鉄骨構造物などで最もコストがか
かる剛構造としての柱梁接合部(本柱と大梁の接合部)
を無くすことができ、間柱を使用した簡易なピン接合
で、十分必要な耐力を確保できる。
【0012】よって、駐車場構造として、最も適した合
理的な架構を実現できた。
【0013】
【実施例1】図面に基づきこの発明の実施例の一つを説
明する。
【0014】(1)本柱5、間柱10、大梁14、1
6、小梁24をH型鋼から、方杖17、ブレース22を
山形鋼(断面L字状)から夫々形成し、以下の断面規格
の部材を使用する。
【0015】
【0016】(2)本柱5、5の構築位置に、柱固定穴
2、2を形成し、間柱固定位置にアンカーボルト3、3
を埋設して、基礎コンクリート1を形成する。尚、アン
カーボルト3、3は、アンカーボルト用の穴を形成し
て、基礎コンクリート1形成後に、穴内にアンカーボル
トを定着させても良い。
【0017】前記において、桁行方向で、本柱5、5は
間隔Lで設置し、本柱5−間柱10の間隔L、間柱1
0−間柱10の間隔Lとする。また、桁行方向で、本
柱5、5の間隔をLとする。
【0018】ここで、 L =16m L= 4.8m L= 6.4m L= 7.5m とする。
【0019】(3)柱固定穴2、2内に本柱5の下端部
8を挿入し、鉛直を調節して、モルタルを埋め戻して、
基礎コンクリート1に本柱5を立設固定する。また、基
礎コンクリート1から突出したアンカーボルト3、3に
間柱10、10の下端を固定する。この際、本柱5、5
は、ウエブ6が張間方向(フランジ7が桁行方向)に沿
って配置される。また、間柱10も同様に、ウエブ11
が張間方向(フランジ12が桁行方向)に沿って配置さ
れる(図1)。
【0020】本柱5、5間に、張間方向の大梁14、1
4を架設固定し、大梁14の中間部下面15に間柱10
の上端を固定する。また、桁行方向にも大梁16、16
を架設固定する(図1)。
【0021】(4)本柱5、5の上部のガセットプレー
ト20と大梁14の中間部下面15のガセットプレート
20に、方杖17を架設固定する。この際、方杖17の
軸は、大梁14の中立軸と間柱10の中心線との交点1
8と交わるように、予めガセットプレート20、20を
設定する。また、本柱5側では、方杖17を取り付けた
後に、ガセットプレート20の下端と床26との間に高
さH(≒1.9m)を確保し、人が頭をぶつけないように
してある。
【0022】(5)桁行方向で、本柱5、5間に、ブレ
ース22、22を構築する(図5、図6)。ブレース2
2、22は、桁行方向で、少なくとも1スパンおきに形
成する(図1)。
【0023】(6)大梁5、5間、大梁14、14(1
6、16)間に、小梁を構築し、梁間にデッキプレート
その他の床材を架設固定し、コンクリートを打設して、
2階F 、中3階F2−3を構築する。また、1階
、中2階F1−2の床26は、地上とほぼ同じレベ
ルに設定して、構築する。
【0024】各床26上に、駐車区画28、28を形成
し、駐車区画28、28間に車路29、29を配置す
る。また、車路29、29に連続して、1階Fと中2
階F −2、中2階F1−2と2階F、2階Fと中
3階F2−3、との間に、傾斜車路30、30を形成す
る。
【0025】以上のようにして、駐車場構造32を構築
する(図1、図2)。
【0026】(7)他の実施例
【0027】前記実施例において、本柱5の下端部8
は、基礎コンクリート1の柱固定穴2に埋設したが、基
礎コンクリート1に埋設したアンカーボルトに固定する
こともできる(図示していない)。
【0028】また、前記実施例において、半階づつずら
した2棟を組み合わせた構造としたが、各棟は、3階以
上でも可能であり、また、単独の傾斜車路を独立して設
ければ、単純な階層構造とすることもできる(図示して
いない)。
【0029】
【発明の効果】柱材及び梁材を、可能な限り曲げ応力を
負担せず、圧縮材、引張材として使用することができ、
使用する鋼材の断面を小さくでき、広い駐車スペースを
確保できる効果がある。また、本柱の設置スパンを多く
とれる割に、柱梁の接合部分の数を大幅に削減できるの
で、駐車場構造の構築作業を簡略化し、鉄骨量及びボル
ト量も削減できるので、コストの削減を実現できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の建築構造物の平面図であ
る。
【図2】(a)図1のB通りにおける部材の構成を表す
側面図である。 (b)図1のC通りにおける部材の構成を表す側面図で
ある。
【図3】図1の2通りの部材の構成を表す正面図であ
る。
【図4】図3のG部分の拡大図である。
【図5】図2(b)のF部分の拡大図である。
【図6】図2(a)のE部分の拡大図である。
【符号の説明】 1 基礎コンクリート 2 柱固定穴 3 アンカーボルト 5 本柱 6 ウエブ(本柱) 7 フランジ(本柱) 10 間柱 11 ウエブ(間柱) 12 フランジ(間柱) 14 大梁(張間方向) 16 大梁(桁行方向) 17 方杖 18 交点 20 ガセットプレート 22 ブレース 24 小梁 26 床 28 駐車区画 29 車路 30 傾斜車路 32 駐車場構造

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 張間方向及びこれに直交する桁行方向
    において、所定間隔毎に、鋼材からなる本柱を立設し、
    該柱間に大梁を架設固定する。前記本柱の断面の強軸方
    向を張間方向と同一とする。 (2) 張間方向において、大梁の所定位置で、間柱材を立
    設し、該間柱材の上端を前記大梁の下面に固定する。大
    梁の下面と本柱の上部との間に方杖を斜めに架設する。 (3) 桁行方向において、前記本柱と前記大梁との間で、
    所定位置にブレースを構築する。 (4) 前記大梁間に床を構築し、床上に駐車区画を形成す
    る。以上の構成をとることを特徴とする駐車場の構造。
  2. 【請求項2】本柱は、断面H字状とし、ウエブ方向を張
    間方向と同一としたことを特徴とする請求項1記載の駐
    車場の構造。
  3. 【請求項3】方杖は、大梁の中心軸と間柱の中心軸との
    交差点と本柱の上部とを結ぶ線上に配置した請求項1記
    載の駐車場の構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097173A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Shinmaywa Engineerings Ltd 建物ボイド内組込型の立体駐車装置
JP2009109076A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Shimizu Corp 屋外機用架台
JP2019073871A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 株式会社竹中工務店 建物内部のブレース配置構造
JP2021042596A (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 株式会社北川鉄工所 自走式立体駐車場

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