JP2003253765A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2003253765A
JP2003253765A JP2002053798A JP2002053798A JP2003253765A JP 2003253765 A JP2003253765 A JP 2003253765A JP 2002053798 A JP2002053798 A JP 2002053798A JP 2002053798 A JP2002053798 A JP 2002053798A JP 2003253765 A JP2003253765 A JP 2003253765A
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Japan
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floor
balcony
unit
living room
low
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JP2002053798A
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English (en)
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Katsunaga Hasezawa
勝永 長谷澤
Osamu Wada
治 和田
Masanori Iizuka
真規 飯塚
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット建物で、上階の居室と土間とバルコ
ニーの床面レベルを屋内から屋外へと順次低くなって行
くようにする。 【解決手段】 バルコニー床板18,19を支持する床
小梁16の下端が1階居室ユニット3の上端より低くな
るようにして、1階居室ユニット3上に低床バルコニー
11を設け、低床バルコニー11に面した2階居室ユニ
ット4に玄関12を設け、低床バルコニー11と地盤面
13との間に、両者を連結する外階段14を設けるよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユニット建物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上階玄関の前にバルコニー(状の空間)
を有するユニット建物として、従来、特開平6−129
014号公報に開示されたものが知られている。この公
報では、公報の第2図からも明らかなように、バルコニ
ーは、上階ユニットの床梁の上に構成されており、屋外
であるバルコニーの床面レベルと上階ユニットの居室レ
ベルとが略同一高さとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】屋外から雨や汚物が入
り込まないためには、上階ユニットの居室レベルと、バ
ルコニーの床面レベルと、これらの中間に位置する土間
(玄関タタキ)の床面レベルとが、屋内から屋外へと順
次低くなって行くようにするのが好ましいが、上記公報
のユニット建物では、構造上、バルコニーの床面レベル
と上階ユニットの居室レベルとが略同一高さとなってい
たため、上記を実現することができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、上階の居室と土間とバルコニーの床面レベルを
屋内から屋外へと順次低くなって行くようにすることの
できるユニット建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、バルコニー床板を
支持する床小梁の下端が下階居室ユニットの上端より低
くなるようにして、下階居室ユニット上に低床バルコニ
ーを設け、低床バルコニーに面した上階居室ユニットに
玄関を設け、低床バルコニーと地盤面との間に、両者を
連結する外階段を設けたことを特徴とするユニット建
物。
【0006】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、上階居室ユニットに設けられた玄関に面し
て低床バルコニーを設けることにより、上階居室ユニッ
トの床面レベルよりも低床バルコニーの床面レベルが低
くなるようにすることができる。
【0007】請求項2に記載された発明では、上階居室
ユニットを構成する建物ユニットが、玄関扉と重なる位
置に下梁の欠缺部を有し、更に、内部に上階床面よりも
低く且つ低床バルコニーの床面よりも高い土間が設けら
れていることを特徴とする請求項1記載のユニット建
物。
【0008】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、上階居室ユニットを構成する建物ユニット
の玄関扉と重なる位置に下梁の欠缺部を設けることによ
り、玄関扉の下端のレベルを低床バルコニーの床面レベ
ルに合せることができ、以て、上階床面よりも低く且つ
低床バルコニーの床面よりも高い土間を設けることが可
能となる。
【0009】請求項3に記載された発明では、低床バル
コニーが、防水性を有する床仕上材を含めて工場施工さ
れてなるものであることを特徴とする請求項1または2
記載のユニット建物。
【0010】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、低床バルコニーの床面を、床仕上材を含め
て工場施工することにより、生産性を向上し、現地施工
の手間を省略することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図示例と共に説明する。
【0012】図1〜図6は、この発明の実施の形態を示
すものである。
【0013】まず、構成を説明すると、図1に示すよう
に、ユニット建物1は、複数の建物ユニット2を組合せ
て構築されている。図1では、ユニット建物1は、2個
の1階居室ユニット3(下階居室ユニット)と、1個の
2階居室ユニット4(上階居室ユニット)とを備えてい
る。なお、この実施の形態では、ユニット建物1は、2
階建となっているが、3階建以上としても良い。また、
建物ユニット2の組合せは上記に限るものではない。こ
れら各建物ユニット2は、図2に示すように、4本の柱
5の上下端に対して略矩形状に下梁6と上梁7とを取付
けて成るボックスラーメン構造体8を有している。この
柱5は略中空矩形断面を有している。また、下梁6と上
梁7とは、略コ字断面を有している。
【0014】この実施の形態のものでは、1階居室ユニ
ット3上に低床バルコニー11を設ける。そして、低床
バルコニー11に面した2階居室ユニット4に2階の玄
関12を設ける。更に、低床バルコニー11と地盤面1
3との間に、両者を連結する外階段14を設けている。
【0015】低床バルコニー11は、図3に示すよう
に、1階居室ユニット3の上梁7間に複数本の床小梁1
6を直接架設し、この床小梁16の上部に複数本の床根
太17を略直交させて配設し、床根太17の上面に床面
材18と防水性を有する床仕上材19(バルコニー床
板)とを貼設して、床面レベルが低くなるようにしたも
のである。即ち、低床バルコニー11は、バルコニー床
板を支持する床小梁16の下端を、1階居室ユニット3
の上端より低くなるようにした点が特徴となっている。
この低床バルコニー11は、防水性を有する床仕上材1
9を含めて、工場で1階居室ユニット3の上部に一体に
施工される。
【0016】そして、低床バルコニー11に面した2階
居室ユニット4の内部には、玄関12側に土間21が設
けられると共に、玄関12とは反対側に2階床面22が
設けられる。
【0017】この2階床面22は、2階居室ユニット4
の下梁6間に、複数本の床小梁23を架設し、この床小
梁23の上部に複数本の床根太24を略直交させて配設
し、床根太24の上面に床面材25と床仕上材26とを
貼設して構成されている。
【0018】また、土間21は、低床バルコニー11と
略同一レベルの床面材27の上部に水平なタタキ28と
垂直なタタキ29とを設けて構成されている。また、玄
関12の扉板31(玄関扉)の下部には、土間21の水
平なタタキ28と略同一レベルの扉下枠32を設けてい
る。そのために、2階居室ユニット4を構成する建物ユ
ニット2は、図2に示すように、玄関12の扉板31と
重なる位置に、下梁6の欠缺部35を有して、扉下枠3
2を支障無く設置できるようにしている。
【0019】以上により、2階床面22よりも低く且つ
低床バルコニー11の床面よりも高い土間21を設けら
れようにしている。
【0020】更に、図1に示すように、上記低床バルコ
ニー11の周囲および外階段14には、それぞれ手摺3
8,39が設けられている。この手摺38,39は、手
摺支柱41と手摺パネル42とを備えている。
【0021】このうち少なくとも低床バルコニー11の
周囲の手摺38は、図4に示すように、手摺支柱41を
1階居室ユニット3の上梁7の上フランジ45に取付け
ることによって、固定するようになっている。この際、
1階居室ユニット3の上梁7における上フランジ45の
張出量が小さくて手摺支柱41を取付け難い場合には、
図5、図6に示すように、上梁7の上フランジ45部分
から1階居室ユニット3の内方へ取付プレート46,4
7を突設し、上梁7の上フランジ45と取付プレート4
6,47の両方に対して手摺支柱41の底プレート48
をボルト、ナットなどの締結具49を用いて締結するよ
うに構成する。なお、取付プレート46,47のうち、
取付プレート46は、1階居室ユニット3の床小梁16
と対応する位置に設けられている。また、手摺支柱41
の底プレート48は、上梁7の上フランジ45および取
付プレート46の両者に対して取付可能な形状にする。
【0022】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0023】この実施の形態にかかるユニット建物1で
は、2階居室ユニット4に玄関12を有し、玄関12の
前に低床バルコニー11を有し、外階段14を利用して
低床バルコニー11から玄関12へ出入りするようにな
っている。
【0024】そして、2階居室ユニット4に玄関12を
有するユニット建物1では、低床バルコニー11に植栽
を置いて玄関12へのアプローチを演出したり、ゴミ箱
を置いて実用に供したりすることができる。
【0025】このように、2階居室ユニット4に設けら
れた玄関12に面して低床バルコニー11を設けること
により、2階居室ユニット4の床面レベルよりも低床バ
ルコニー11の床面レベルが低くなるようにすることが
できる。
【0026】また、2階居室ユニット4を構成する建物
ユニット2の玄関扉(扉板31)と重なる位置に下梁6
の欠缺部35を設けることにより、玄関扉(扉板31)
の下端のレベルを低床バルコニー11の床面レベルに合
せることができ、以て、2階床面22よりも低く且つ低
床バルコニー11の床面よりも高い土間21を設けるこ
とが可能となる。
【0027】更に、低床バルコニー11の床面を、床仕
上材19を含めて工場施工することにより、生産性を向
上し、現地施工の手間を省略することができる。
【0028】加えて、低床バルコニー11に手摺38を
設けるに際し、1階居室ユニット3の上梁7における上
フランジ45の張出量が小さい場合に、上梁7の上フラ
ンジ45部分から1階居室ユニット3の内方へ取付プレ
ート46を突設して、上梁7の上フランジ45と取付プ
レート46の両方に対して手摺支柱41の底プレート4
8をボルト、ナットなどの締結具49を用いて締結する
ことにより、支障無く手摺38を設置することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、上階居室ユニットに設けられた玄関に面し
て低床バルコニーを設けることにより、上階居室ユニッ
トの床面レベルよりも低床バルコニーの床面レベルが低
くなるようにすることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、上階居室ユニッ
トを構成する建物ユニットの玄関扉と重なる位置に下梁
の欠缺部を設けることにより、玄関扉の下端のレベルを
低床バルコニーの床面レベルに合せることができ、以
て、上階床面よりも低く且つ低床バルコニーの床面より
も高い土間を設けることが可能となる。
【0031】請求項3の発明によれば、低床バルコニー
の床面を、床仕上材を含めて工場施工することにより、
生産性を向上し、現地施工の手間を省略することができ
る、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体斜視図である。
【図2】建物ユニットにおけるボックスラーメン構造体
の斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】手摺の取付説明図である。
【図5】図4のB部分拡大斜視図である。
【図6】図4のC部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 2 建物ユニット 3 1階居室ユニット(下階居室ユニット) 4 2階居室ユニット(上階居室ユニット) 5 柱 6 下梁 7 上梁 8 ボックスラーメン構造体 11 低床バルコニー 12 玄関 13 地盤面 14 外階段 16 床小梁 18 床面材(バルコニー床板) 19 床仕上材(バルコニー床板) 21 土間 22 2階床面 31 扉板(玄関扉) 35 欠缺部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルコニー床板を支持する床小梁の下端が
    下階居室ユニットの上端より低くなるようにして、下階
    居室ユニット上に低床バルコニーを設け、低床バルコニ
    ーに面した上階居室ユニットに玄関を設け、低床バルコ
    ニーと地盤面との間に、両者を連結する外階段を設けた
    ことを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】上階居室ユニットを構成する建物ユニット
    が、玄関扉と重なる位置に下梁の欠缺部を有し、更に、
    内部に上階床面よりも低く且つ低床バルコニーの床面よ
    りも高い土間が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のユニット建物。
  3. 【請求項3】低床バルコニーが、防水性を有する床仕上
    材を含めて工場施工されてなるものであることを特徴と
    する請求項1または2記載のユニット建物。
JP2002053798A 2002-02-28 2002-02-28 ユニット建物 Withdrawn JP2003253765A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020240A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 ミサワホーム株式会社 建物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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