JP2003253597A - 導電紙及び該導電紙を用いた電子部材用キャリアー - Google Patents
導電紙及び該導電紙を用いた電子部材用キャリアーInfo
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Abstract
酸イオンなどの発生による電子部材の腐食を抑えること
ができる導電紙を提供するとともに、その導電紙を用い
た電子部材用キャリアーを提供すること。 【解決手段】 少なくとも片側の面に、導電性物質を含
む層を有し、かつ該層の表面抵抗率が107 Ω以下で、
表面pHが5.5〜8.0の導電紙、特に静電気半減時
間が0.2秒以下の、又は、導電紙1gを、70ミリリ
ットルの脱イオン水により100℃で1時間抽出処理し
た際に抽出される硫酸イオン濃度が1ppm以下の導電
紙である。
Description
に詳しくは、少なくとも片側の面に、特定の値以下の表
面抵抗率とほぼ中性の表面pHをもつ導電性物質を含む
層を有し、電子部材のキャリアーとして好適な導電紙に
関するものである。
際には、該電子部材個々がたがいに傷付け合うことを避
けるために、あるいは後工程での作業性向上のために、
キャリアーに保持することが行われている。例えば金属
部分を有する発光ダイオードの場合、細幅のテープ状キ
ャリアーに、該発光ダイオードの金属端子の部分をホッ
トメルト接着剤などにより固定し、移送することが行わ
れている。
しては、(1)静電気による埃などの付着防止や、電子
部材の電気的損傷を防ぐために、導電性であること、
(2)電子部材の金属部分を腐食させないために表面p
Hがほぼ中性であること、(3)電子部材の金属部分を
腐食させないために、腐食性の不純物イオン、特に硫酸
イオンを発生させないこと、などが挙げられる。
ンブラックなどの粉末状導電性物質や炭素繊維などの繊
維状導電性物質を含むプラスチック製のもの、あるいは
前記導電性物質を塗工又は内添してなる紙製のものが用
いられている。しかしながら、プラスチック製のもの
は、使用後の焼却において環境汚染を引き起こすおそれ
がある上、結露しやすいなどの問題がある。また、紙製
のものは、プラスチック製のものに比べて結露しにくい
上、静電気も起こりにくいが、定着剤としての硫酸バン
ドや、その他硫酸イオンの発生源となる化合物を含む抄
紙用添加剤の使用により、硫酸イオンの発生量が多く、
電子部材を腐食させるおそれがある、などの問題を有し
ている。
状況下で、少なくとも片側の面が導電性を有し、かつ硫
酸イオンなどの発生による電子部材の腐食を抑えること
ができる導電紙を提供するとともに、該導電紙を用いた
電子部材用キャリアーを提供することを目的とするもの
である。
ましい性質を有する導電紙を開発すべく鋭意研究を重ね
た結果、導電性物質を含む層の表面抵抗率がある値以下
であり、かつその表面pHがほぼ中性である導電紙によ
り、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、
かかる知見に基づいて完成したものである。すなわち、
本発明は (1)少なくとも片側の面に、導電性物質を含む層を有
し、かつ該層の表面抵抗率が107 Ω以下で、表面pH
が5.5〜8.0であることを特徴とする導電紙、
(2)静電気半減時間が0.2秒以下である上記(1)
の導電紙、(3)導電紙1gを、70ミリリットルの脱
イオン水により100℃で1時間抽出処理した際に抽出
される硫酸イオン濃度が1ppm以下である上記
(1)、(2)の導電紙、(4)上記(1)、(2)、
(3)の導電紙を用いたことを特徴とする電子部材用キ
ャリアー、を提供するものである。
側の面に、導電性物質を含む層を有するものであればよ
く、その構成については特に制限はなく、例えば導電性
物質を含む層のみからなる単層又は複層構造の導電紙
や、導電性物質を含む層と導電性物質を含まない層から
なる二層構造の導電紙、さらに導電性物質を含まない層
の両面に、導電性物質を含む層を有する三層構造の導電
紙などが挙げられる。
む層や導電性物質を含まない層は、いずれも、通常の抄
造法により製造される紙製のものである。本発明におい
て用いられる紙原料の繊維としては、天然パルプ及びこ
の天然パルプに、所望により組み合わせて使用される合
成パルプや各種繊維などが挙げられる。前記天然パルプ
としては特に制限はなく、木材パルプ、靱皮繊維や雁皮
繊維などの非木材パルプなどの中から任意のものを選択
して用いることができる。また、パルプの種類として
は、例えば原料を機械的に処理して得られた砕木パルプ
などのメカニカルパルプ、原料を薬品で処理して得られ
た亜硫酸パルプ、ソーダパルプ、硫酸塩パルプ(クラフ
トパルプ)、硝酸パルプ、塩素パルプなどのケミカルパ
ルプ、薬品処理と機械処理を併用して得られたセミケミ
カルパルプ、さらにはこれらのパルプを漂白精製処理し
た晒パルプ、漂白精製処理を行わない未晒パルプ、その
中間の半晒パルプなど、いずれも用いることができる。
これらの中で、特に、針葉樹晒クラフトパルプ(N−B
KP)、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)及びこ
れらの混合物が好適である。また、古紙再生パルプも用
いることができる。
しては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどを原
料とする合成パルプが挙げられ、各種繊維としては、例
えばアクリル系繊維、レーヨン繊維、フェノール樹脂繊
維、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリオレ
フィン系繊維などの有機繊維、ガラス繊維、アルミナ繊
維などの無機繊維などが挙げられる。
質としては、例えばカーボンブラックやグラファイトな
どの粉末状炭素系導電性物質、酸化錫、酸化チタン、酸
化亜鉛などの導電性を有する粉末状金属酸化物、銅、ニ
ッケル、亜鉛などの金属繊維、金属蒸着によって被覆さ
れた導電性繊維、炭素繊維、さらにはポリチアジン、含
ハロゲン化ポリアセチレン、ポリp−フェニレンなどの
有機導電性高分子化合物などを挙げることができる。こ
れらの導電性物質は、発塵を避ける為には、粉末状のも
のより繊維状のものが好ましい。
てもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。ま
た、その配合量は、前記の紙原料繊維100重量部に対
し、通常1〜100重量部の範囲で選定される。この配
合量が1重量部未満では導電性が不充分であり、また1
00重量部を超えるとその量の割には導電性の向上効果
が認められず、むしろ導電紙としての他の物性が低下す
る原因となる。このような理由から該導電性物質のより
好ましい配合量は1〜50重量部であり、特に5〜20
重量部の範囲が好ましい。
含む層は、表面抵抗率が107 Ω以下である。この表面
抵抗率が107 Ωを超えると導電性が不充分であって、
静電気による埃などの付着防止や、電子部材の電気的損
傷の防止機能が充分に発揮されず、本発明の目的が達せ
られない。この表面抵抗率の好ましい値は105 Ω以下
である。また、下限については特に制限はないが、通常
101 Ω程度である。なお、前記表面抵抗率の測定方法
は、後で説明する。
5.5〜8.0の範囲である。この表面pHが5.5未
満では電子部材の金属部分の腐食を引き起こし本発明の
目的が達せられない。また表面pHが8を超えると電子
部材の端子の素材によっては腐食を引き起こす場合があ
り、また電子部材の性能に悪影響を及ぼすことがある。
なお、表面pHの測定法については、後で説明する。
2秒以下であることが好ましい。この静電気半減時間が
0.2秒を超えると静電気による帯電の防止が不充分と
なって、埃などの付着防止や電子部材の電気的損傷の防
止機能が充分に発揮されず、本発明の目的が達せられな
いおそれがある。また、下限については特に制限はない
が、通常0.01秒程度である。なお、前記、静電気半
減時間の測定方法は、後で説明する。さらに、本発明の
導電紙は、その1gを、70ミリリットルの脱イオン水
により100℃で1時間抽出処理した際に抽出される硫
酸イオン濃度は、1ppm以下であることが好ましい。
この硫酸イオン濃度が1ppmを超えると、金属端子表
面の酸化皮膜が侵されやすく、腐食速度が増大する。な
お、上記硫酸イオン濃度の測定方法の詳細については、
後で説明する。
ある導電紙は、中性抄きで抄紙することにより、作製す
ることができる。なお、「中性抄き」は、硫酸バンドを
使用しないサイズ処方や抄紙時に薬品処理して中性化す
ることを意味する。このような性状を有する本発明の導
電紙は、電子部材のキャリアーとして、好適に用いるこ
とができる。本発明の導電紙における導電性物質を含む
層は、前記の紙原料繊維及び導電性物質を所定の割合で
含む水性懸濁液を調製し、通常用いられている従来公知
の方法により抄紙することにより製造することができ
る。
に用いられている各種中性抄紙用添加剤、例えば定着
剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤、サイズ剤、填料
などを適宜配合することができる。本発明においては、
これらの抄紙用添加剤としては、得られる導電紙からの
硫酸イオン発生源となるような化合物を含むものは、使
用しないことが望ましい。
ンイミン樹脂及びその誘導体、ポリアクリルアミド樹
脂、ポリアミン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリエチレンオサイド樹脂、ポリアミド・ポリアミン樹
脂及びその誘導体、塩基性ポリ塩化アルミニウム、塩基
性ポリ水酸化アルミニウム、アルミナゾルなどが挙げら
れる。前記湿潤紙力増強剤としては、例えば、エポキシ
化ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、メラミン・ホルマリン樹脂、尿素・ホルマ
リン樹脂などが挙げられる。前記乾燥紙力増強剤として
は、例えば、アクリル樹脂、ポリアミン樹脂、ポリアク
リルアミド樹脂、酸化でんぷん、カルボキシル化でんぷ
ん、カチオン化でんぷん、植物ガム、ポリビニルアルコ
ール樹脂、カルボキシルメチルセルロースなどが挙げら
れる。また、サイズ剤としては、例えばアルキルケテン
ダイマー、アルケニル無水マレイン酸、ポリスチレン系
樹脂、高級脂肪酸系樹脂などのサイズ剤の中から選ばれ
る少なくとも一種が挙げられる。
オリン、焼成カオリン、クレー、ケイソウ土、重質炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、
二酸化チタン、シリカ、アルミノケイ酸塩、ベントナイ
トなどの鉱物質填料、及びポリスチレン粒子、尿素−ホ
ルマリン樹脂粒子などの有機系填料などの中から選ばれ
る少なくとも一種が挙げられる。前記水性懸濁液には、
所望により、さらに抄紙用添加助剤、例えば染料、スラ
イムコントロール剤、消泡剤、粘剤などを適宜配合する
ことができる。本発明においては、このようにして調製
した、紙原料繊維、導電性物質及び所望により用いられ
る各種添加剤を含む水性懸濁液を用いて抄紙することに
より、導電性物質を含むシートを作製して、単層構造の
導電紙を得る。一方、本発明の導電紙が導電性物質を含
まない層を有する場合には、導電性物質を含まないこと
以外は、前記と同様にして、紙原料繊維及び所望により
用いられる各種添加剤を含む水性懸濁液を調製し、この
水性懸濁液を用いて抄紙することにより、導電性物質を
含まないシートを作製する。そして前記の導電性物質を
含むシートと該導電性物質を含まないシートとを抄き合
わせることにより、二層又は三層構造の導電紙を得る。
は、抄紙工程で又は抄紙後に、サイズプレス、ゲートロ
ール、エアーナイフ、ブレードロールなどの塗工方法に
よって、シート表面に表面強度剤として酸化でんぷん、
ポリビニルアルコール、表面サイズ剤、顔料、各種高分
子化合物などを塗布あるいは含浸させることができる。
本発明の導電紙においては、前記の抄紙用添加剤、抄
紙用添加助剤、塗布又は含浸用薬剤は、アニオン性、カ
チオン性、ノニオン性あるいは両性のものは使用できる
が、前述したように、硫酸イオンの発生源となる化合物
を含むものは、導電紙1gを70ミリリットルの脱イオ
ン水で、100℃1時間抽出処理した際の硫酸イオン濃
度を1ppm以下に抑えるために使用しないことが望ま
しい。硫酸イオンの発生源となる化合物を含むものとし
ては、例えば硫酸バンド、塩基性硫酸アルミニウム、硫
酸第一鉄やスルホン酸塩、エーテル硫酸エステル塩など
の硫酸塩が含まれたアニオン系乳化剤で分散したエマル
ション溶液などを挙げることができる。本発明の導電紙
の坪量は、64〜600g/m2 (二層以上からなる場
合は、全層の合計として)が適当であり、好ましくは2
00〜500g/m2 である。
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、各例で得られた導電紙の物
性は、以下に示す方法に従って測定した。 (1)表面pH JAPAN TAPPI 1−1A法に準拠して測定し
た。 (2)表面抵抗率(Ω) 210mm×210mmの導電紙の縦方向(抄紙機の進
行方向に平行な紙方向)両端を幅145mmのステンレ
ス製クリップで挟み、クリップ間が200mmとなるよ
うにした。このクリップそれぞれにテスターの電極を接
触させ、その際に表示された値を表面抵抗値とした。な
お、テスターとしては、TMK社製「マルチテスターV
F−10」を使用した。
漬し、100℃で1時間抽出を行い、その抽出液の硫酸
イオン濃度(ppm)を測定した。ここで脱イオン水と
は、体積固有抵抗値が15kΩ・cm(25℃)以上の
ものと定義される。なお、この際、導電紙を直接手で触
れないように、ポリエチレン製外手袋のついた2層綿手
袋を使用する。抽出イオンの測定は、イオンクロマトグ
ラフィー「DX320」(日本ダイオネクス社製)を用
いて行い、また、硫酸イオン標準液としては、1リット
ルの脱イオン水にK2 SO4 1.000gを溶解して調
製したものを用いた。イオン抽出容器としては、密封蓋
のついたポリプロピレン製のものを使用する。この場合
の容器の不純物レベルは、導電紙サンプルを測定した際
に考えられる不純物レベルの1/5以下とする。
い、温度23℃、相対湿度50%、印加電圧10kVで
の静電気半減時間を測定した。 (5)キャリアーの腐食テスト 端子が銀メッキされた銅製の発光ダイオードについて、
この端子の部分を導電紙を用いたキャリアーに挟み、6
0℃、90%RHの条件で10日間の促進試験を行い、
変色の有無を目視にて確認した。
0)100重量部に対し、導電性物質としてカーボン顔
料(御国色素社製、商品名「グランドブラックAM−1
000」)を固形物として10重量部、定着剤としてポ
リエチレンイミン樹脂(日本触媒化学社製、商品名「エ
ポミンP−1000」)を固形分として0.05重量
部、湿潤紙力増強剤としてエポキシ化ポリアミド樹脂
(日本PMC社製、商品名「WS−570」)を固形分
として0.5重量部及びサイズ剤としてポリスチレン系
樹脂(星光化学工業社製、商品名「パールガムCS」)
を固形分として0.5重量部の割合で添加して紙料を調
製したのち、抄造時サイズプレスコーターで表面強度剤
として酸化でんぷん(王子コーンスターチ社製、商品名
「王子エースA」)を、固形分で3g/m2 両面塗工
し、坪量300g/m2 の導電紙を得た。得られた導電
紙の物性は第1表に示した通りであった。
0)100重量部に対し、導電性物質としてカーボン繊
維(東邦テナックス社製、商品名「ベスファイトA
e」、3mmカット品)を5重量部、湿潤紙力増強剤と
してエポキシ化ポリアミド樹脂(日本PMC社製、商品
名「WS−570」)を固形分として0.5重量部及び
サイズ剤としてポリスチレン系樹脂(星光化学工業社
製、商品名「パールガムCS」)を固形分として0.5
重量部の割合で添加して紙料を調製し、坪量300g/
m2 の導電紙を得た。得られた導電紙の物性は第1表に
示した通りであった。
を行ない、長網側の導電性物質を含まない層と円網側の
導電性物質を含む層の2層からなる導電紙を抄造した。
長網用の紙料として、木材パルプ(N−BKP/L−B
KP重量比=20/80)100重量部に対し、湿潤紙
力増強剤としてエポキシ化ポリアミド樹脂(日本PMC
社製、商品名「WS−570」)を固形分として0.5
重量部、サイズ剤としてポリスチレン系樹脂(星光化学
工業社製、商品名「パールガムCS」)を固形分として
0.5重量部及び乾燥紙力増強剤としてアクリル樹脂
(荒川化学工業社製、商品名「ポリストロン191」)
を固形分として0.5重量部の割合で添加して紙料を調
製、使用した。一方、円網用の紙料として、実施例1と
同様の紙料を用い、抄造時サイズプレスコーターで表面
強度剤として酸化でんぷん(王子コーンスターチ社製、
商品名「王子エースA」)を、固形分で3g/m2 両面
塗工した。この結果、長網側で坪量350g/m2 、円
網側で坪量50g/m2 の2層からなる、坪量400g
/m2 の導電紙を得た。得られた導電紙の物性は第1表
に示した通りであった。
0)100重量部に対し、導電性物質としてカーボン顔
料(御国色素社製、商品名「グランドブラックAM−1
00」)を固形分として10重量部、サイズ剤としてロ
ジンサイズ(荒川化学工業社製、商品名「サイズパイン
E−50」)を固形分として0.5重量部、定着剤とし
て硫酸アルミニウム(住友アルミニウム社製、商品名
「硫酸バンド」)を固形分として1重量部及び湿潤紙力
増強剤としてポリアミド・エポキシ樹脂(荒川化学工業
社製、商品名「WS−570」)を固形分として0.5
重量部の割合で添加して紙料を調製したのち、抄造時サ
イズプレスコーターで表面強度剤として酸化でんぷん
(王子コーンスターチ社製、商品名「王子エースA」)
を、固形分で3g/m2 両面塗工し、坪量300g/m
2 の導電紙を得た。得られた導電紙の物性は第1表に示
した通りであった。
0)100重量部に対し、導電性物質としてカーボン顔
料(御国色素社製、商品名「グランドブラックAM−1
000」)を固形分として10重量部、定着剤としてポ
リエチレンイミン樹脂(日本触媒化学社製、商品名「エ
ポミンP−1000」)を固形分として0.05重量
部、湿潤紙力増強剤としてエポキシ化ポリアミド樹脂
(日本PMC社製、商品名「WS−570」)を固形分
として0.5重量部の割合で添加して紙料を調製したの
ち、抄造時サイズプレスコーターで乾燥紙力増強剤とし
てスルホン酸塩を含むアニオン系乳化剤で分散したアク
リルエマルション(ロームアンドハース社製、商品名
「プライマルTR−934HS」)を、固形分10g/
m 2 重量部を含浸させ、坪量300g/m2 の導電紙を
得た。得られた導電紙の物性は第1表に示した通りであ
った。
0)100重量部に対し、湿潤紙力剤としてエポキシ化
ポリアミド樹脂(日本PMC社製、商品名「WS−57
0」)を固形分として0.5重量部及びサイズ剤として
ポリスチレン系樹脂(星光化学工業社製、商品名「パー
ルガムCS」)を固形分として0.5重量部を添加して
紙料を調製したのち、抄造時サイズプレスコーターで表
面強度剤として酸化でんぷん(王子コーンスターチ社
製、商品名「王子エースA」)を、固形分で3g/m2
両面塗工し、導電性物質を含まない、坪量300g/m
2 の紙を得た。得られた紙の物性は第1表に示した通り
であった。
導電性を有し、かつ硫酸イオンなどの発生による電子部
材の腐食を抑えることができる導電紙を提供するととも
に、その導電紙を用いた電子部材用キャリアーを提供す
ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも片側の面に、導電性物質を含
む層を有し、かつ該層の表面抵抗率が107 Ω以下で、
表面pHが5.5〜8.0であることを特徴とする導電
紙。 - 【請求項2】 静電気半減時間が0.2秒以下であるこ
とを特徴とする請求項1記載の導電紙。 - 【請求項3】 導電紙1gを、70ミリリットルの脱イ
オン水により100℃で1時間抽出処理した際に抽出さ
れる硫酸イオン濃度が1ppm以下であることを特徴と
する請求項1又は2記載の導電紙。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の導電紙を用い
たことを特徴とする電子部材用キャリアー。
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