JP2003253219A - シール材の固定方法およびその固定方法において使用する塗工装置 - Google Patents
シール材の固定方法およびその固定方法において使用する塗工装置Info
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Abstract
止めて、使用後に多量に発生する剥離紙のゴミ処理問題
を解決すると共に安価とするシール材の固定方法および
その実施に使用する塗工装置を提供する。 【解決手段】 シール部位にシール材を固定する施工時
に、シール材にホットメルト接着剤を塗布し、シール部
位にシール材を固定する。シール材を固定する施工時
に、シール材にホットメルト接着剤を塗布する塗工装置
は、シール材の原反を収納する収納手段と、該収納され
た原反からシール材を引き出す送出手段と、該原反から
引き出されたシール材にホットメルト接着剤を塗布する
塗布手段と、該塗布手段にホットメルト接着剤を供給す
る供給手段と、ホットメルト接着剤を加熱する加熱手段
とを具備する。
Description
ム、食品工場および病院等の建築関係、自動車、ハード
ディスクドライブ等のOA機器、携帯電話等の通信機器
等のシール部位に、シール材を固定する方法およびシー
ル材へのホットメルト接着剤の塗工装置に関する。
の建築関係、自動車、ハードディスクドライブ等のOA
機器、携帯電話等の通信機器等のシール部位に使用する
シール材は、通常は粘着剤で接着することが多い。例え
ば、図7はハードディスクドライブケース23の筺体2
4と蓋体25との間において蓋体25のシール部位に、
シール材21が粘着剤22で接着されている場合を示し
ている。
も、シール材の一面に粘着剤をテープ状にした、いわゆ
る両面テープを貼り付けた後、両面テープの剥離紙(剥
離ライナー)を剥がし、シール部位に接着する方法が一
般に行われている。従来の両面テープ12は、図4に示
すように粘着剤(接着剤)14と剥離紙(剥離ライナ
ー)15とで構成され、この粘着剤14でシール材11
に接着し、シール部位には、剥離紙15を剥がし接着し
て取り付けるタイプのものと、図5に示すように基材1
6の両面に粘着剤14、14が設けられ、一方の粘着剤
14が剥離紙15で保護され、他方の粘着剤14でシー
ル材11に接着し、シール部位には、剥離紙15を剥が
し接着して取り付けるタイプのものとがある。
ようなシール材の一面に両面テープを貼り付けた後、両
面テープの剥離紙を剥がし、シール部位に接着する方法
にあっては、剥離紙を剥がす手間が発生するし、使い終
った剥離紙が多量に発生するため産業廃棄物としてゴミ
処理問題が生ずる。板状のシール材から打ち抜いた場合
は、打ち抜きロスが発生するし、そのロス部分はシール
材と両面テープの混在物となるので、その後のリサイク
ルのための分別もままならず、ゴミ処理問題が大変難し
い問題となる、等の課題がある。
ナー)15は、粘着剤(接着剤)14が付着せずに容易
に剥離できるようにするため離型剤としてシリコンがコ
ーティングされている。ところが、両面テープ12は、
通常、長尺な製品であるため、図6に示すようにうず巻
状に巻き回されて商品となっており、使用に際して必要
量を引き出して切断して使用するようになっている。従
って、両面テープ12が、図4及び図5に示すような直
線状の場合には、剥離紙(剥離ライナー)15は一面し
か粘着剤14に接しないが、図6に示すようにうず巻状
に巻き回すと他面も粘着剤14に接することとなる。こ
のためにシリコンのコーティングは剥離紙(剥離ライナ
ー)15の両面に施されているのが通常である。
れた剥離紙(剥離ライナー)15が粘着剤(接着剤)1
4に接していると、シリコンが微少だが粘着剤14に転
移(転写)する。このシリコンは半導体分野では悪影響
を与えるため、もっともきらわれているものである。
コン等の汚染を防ぐには、粘着テープの剥離紙(剥離ラ
イナー)を、フッ素処理等にすることが考えられるが、
もともと剥離紙の存在により高価となっているのに、剥
離紙(剥離ライナー)の表裏両面にフッ素処理を施すこ
とになるため、さらに非常に高価なものとなる。
提案されたものであり、その目的は、剥離紙の使用を止
めて、前記剥離紙の有する課題を解決したシール材の固
定方法を提供することにある。
法の実施を容易とするため、シール材へのホットメルト
接着剤の塗工装置の提供を第2の目的とする。
に、この発明のシール材の固定方法は、シール部位にシ
ール材を固定する施工時に、シール材またはシール部位
にホットメルト接着剤を塗布し、シール部位にシール材
を固定するようにした。これにより従来のシール材のよ
うに粘着剤を保護する剥離紙が不要となり、使用後に剥
離紙が産業廃棄物として発生しないのでゴミ処理の問題
も発生しないし、剥離紙を使用しないので安価となる。
また、剥離紙に使用されているシリコンの悪影響も解消
される。
定する施工時に塗工装置によりシール材にホットメルト
接着剤を塗布する。従って、シール材を固定する施工時
に塗工装置でホットメルト接着剤が塗布されたシール材
を引き出し所定長に切断しシール部位に固定することが
できる。この固定方法によれば、シール材を固定する施
工時に、塗工装置によりシール材にホットメルト接着剤
を塗布し、シール部位へのシール材の固定を容易に実施
することができる。
を塗布する時に、そのシール材の塗布面に補強材を同時
に添設すれば、シール材は補強材を備えることになり、
シール材の伸びを防止したり、剛性が付与され、シール
材にテンションが発生しても正確なシール材の固定が可
能となるし、作業性が向上しシール材の固定も容易とな
る。特にロボット化の対応にも好ましいものとなる。ま
た、シール材は、最初から補強材が設けられていてもよ
い。この場合でも前記と同様な効果が得られる。
りシール材にホットメルト接着剤を塗布すると共に、そ
のシール材の塗布面に補強材を添設する。従って、シー
ル材を固定する施工時に塗工装置でホットメルト接着剤
が塗布されると共に、その塗布面に補強材が添設された
シール材を引き出し所定長に切断しシール部位に固定す
ることができる。このシール材の固定方法によれば、シ
ール材を固定する施工時に、シール材にホットメルト接
着剤と補強材を同時に設けて、シール部位への補強材を
備えたシール材の固定を容易に実施することができる。
応力0.005MPa〜3MPa、密度0.03〜1.
0g/cm3であって、厚さ0.1mm〜20mmの範
囲が好ましい。即ち、密度が0.03g/cm3未満で
は、柔軟になりすぎてシール材のシール性、気密・防水
または防湿性、防塵性およびクッション性、等が低下
し、逆に1.0g/cm3を越えると変形し難くなりシ
ール面への追従性に欠け、それによりやはりシール性、
気密・防水または防湿性、防塵性及びクッション性が低
下するから、密度は前記範囲が好ましい。また、圧縮応
力も同様な理由により前記範囲が好ましい。また、この
シール材の厚さは、使用するシール部位によって適宜選
択されるが、0.1mm〜20mmの範囲で選択するの
が好ましい。シール部位によってシール材が薄いのが良
い場合であっても、0.1mm未満では、シール性、気
密・防水または防湿性、耐衝撃性等に問題を生じ、ま
た、逆にシール材が厚いものが良い場合でも、20mm
を超えても向上は少ないし、シール材の介在部分の厚み
が増加する不利が生ずるからである。
プ、反応タイプまたは粘着タイプのいずれでも使用可能
であり、それぞれの長所、短所を考慮し、シール部位に
対応して好ましいものを選択して使用すればよい。
いて使用する塗工装置は、シール材の原反を収納する収
納手段と、該収納されたシール材の原反からシール材を
引き出す送出手段と、該原反から引き出されたシール材
にホットメルト接着剤を塗布する塗布手段と、該塗布手
段にホットメルト接着剤を供給する供給手段と、ホット
メルト接着剤を加熱する加熱手段とを具備する。これに
より収納手段に収納されたシール材の原反は、送出手段
で引き出し、この引き出したシール材に塗布手段でホッ
トメルト接着剤を塗布することができる。従って、シー
ル材を固定する施工時に、シール材にホットメルト接着
剤を容易に塗布することができ、作業性が向上する。
おいて使用する塗工装置は、前記手段の外に補強材の収
納手段と、該収納された補強材をシール材の塗布面に引
き出し添設させる送出手段とを具備する。これによりシ
ール材を固定する施工時に、シール材にホットメルト接
着剤と補強材を同時に容易に設けることができ、シール
材の固定に際し作業性が大巾に向上する。
いて図面を参照にして詳細に説明する。図1はこの発明
の実施の形態を示す塗工装置の斜面説明図、図2はシー
ル材の拡大部分斜視図である。
材1の原反10を収納する収納手段102と、該収納さ
れた原反10からシール材1を引き出す送出手段103
と、該原反10から引き出されたシール材1にホットメ
ルト接着剤2を塗布する塗布手段104と、該塗布手段
104にホットメルト接着剤2を供給する供給手段10
5と、ホットメルト接着剤を加熱する加熱手段106
と、補強材3の収納手段107と、該収納された補強材
3をシール材1のホットメルト接着剤2の塗布面に引き
出し添設させる送出手段108(送出手段103で兼
用)とを具備する。
手段102は、本例ではロール状に巻かれた原反10を
挿着する軸102aで構成され、原反10はこの軸10
2aに挿着されて回転自在となっている。前記収納され
た原反10からシール材1を引き出す送出手段103
は、引き出しロール103aと塗布手段104を構成す
る塗工ロール104aで構成され、シール材1はこの引
き出しロール103aと塗工ロール104aの回転で引
き出されて送出される。
ル材1にホットメルト接着剤2を塗布する塗布手段10
4は、塗工ロール104a、104bで構成され、この
塗工ロール104a、104bは、ホットメルト接着剤
を加熱する加熱手段106として、ヒータを内蔵する。
塗工ロール104bより塗工ロール104aの外径が大
きく形成され、この大きい塗工ロール104aがシール
材1と接面する。また、前記塗布手段104にホットメ
ルト接着剤を供給する供給手段105は、本例ではホッ
パー105aで構成している。このホッパー105aに
ホットメルト接着剤の加熱手段が必要の場合には、加熱
手段を備えてもよい。
本例では補強材3が巻き付けられたボビン3aを挿着す
る軸107aで構成され、補強材3が巻き付けられたボ
ビン3aは、この軸107aに挿着される。この収納さ
れた補強材3をシール材1のホットメルト接着剤の塗布
面に引き出し添設させる送出手段108は、前記シール
材1の送出手段103が兼用する。なお、符号109は
補強材3のガイドローラである。
ル103aおよび塗布手段104としての塗工ロール1
04a、104bには、図示しないモータが連結され伝
動機構(図示省略)を介して矢印のように回転する。従
って、原反10から引き出されたシール材1は、引き出
しロール103aと塗工ロール104aとの間を通過さ
せると、この回転する引き出しロール103aと塗工ロ
ール104aにより矢印方向に引き出されて送り出され
る。ボビン3aから引き出された補強材3は、ガイドロ
ーラ109を介してシール材1の塗布面に添えて引き出
しロール103aと塗工ロール104aとの間を通過さ
せると、この回転する引き出しロール103aと塗工ロ
ール104aにより、シール材1の塗布面に添設されシ
ール材1と一緒に引き出され送り出される。
5としてのホッパー105aからは、塗布手段104と
しての塗工ロール104aと104bとの間にホットメ
ルト接着剤2が供給される。この供給されたホットメル
ト接着剤2は、塗工ロール104a、104bが内蔵す
るヒータ(加熱手段6)で加熱され粘着性を発現して、
塗工ロール104a、104bの外面に付着する。従っ
て、塗工ロール104aと送り出しロール103aとの
間を通過するシール材1には、通過する際、塗工ロール
104aと接面し、その外面に付着したホットメルト接
着剤2が転写されて、送り出される。この時、シール材
1の塗布面には補強材3が添えられているので、この補
強材3も転写されたホットメルト接着剤2でシール材1
に添設されて固定される。このようにして図2に拡大し
て示すようなシール材が完成して送り出される。
と、補強材3でシール材1の伸びを防止したり、剛性が
付与され、シール材1にテンションがかかっても正確な
シール材の固定が可能となるし、作業性が向上しシール
材の固定も容易となる。特に、ロボットを使用するよう
なシール材にテンションが発生する場合も、シール材を
伸ばさず塗工でき、ロボット化の対応にも好ましいもの
である。
布と一緒に添設する場合であるが、補強材3が不要の場
合には、補強材3の収納手段107、補強材3の送出手
段108およびガイドローラ109等は不要となる。ま
た、シール材1として最初から補強材が存在するものを
使用する場合も同様である。
体(糸)で示しているが、これに限定されるものではな
く、シート状物、網状物であってもよい。特に、前記塗
工装置101のようにシール材1にホットメルト接着剤
2と補強材3を同時に設けるような場合には、補強材3
は網状物および線条体が、塗布したホットメルト接着剤
でシール材1に固定できるので好ましい。
制限されるものではないが、弾性体で形成するのがシー
ル部位への追従性がよくシール効果が高いので好まし
い。弾性体としては、ポリウレタン系、フッ素系または
EPDM系の発泡体または非発泡体を挙げることができ
る。中でも弾性を有する発泡体が特に好ましい。
05MPa〜3MPa、密度0.03〜1.0g/cm
3であって、厚さ0.1mm〜20mmの範囲が好まし
い。即ち、密度が0.03g/cm3未満では、柔軟に
なりすぎてシール材のシール性、気密・防水または防湿
性、防塵性およびクッション性、等が低下し、逆に1.
0g/cm3を越えると変形し難くなりシール面への追
従性に欠け、それによりやはりシール性、気密・防水ま
たは防湿性、防塵性及びクッション性が低下するから、
密度は前記範囲が好ましい。また、圧縮応力も同様な理
由により前記範囲が好ましい。また、このシール材の厚
さは、使用するシール部位によって適宜選択されるが、
0.1mm〜20mmの範囲で選択するのが好ましい。
シール部位によってシール材が薄いのが良い場合であっ
ても、0.1mm未満では、シール性、気密・防水また
は防湿性、耐衝撃性等に問題を生じ、また、逆にシール
材が厚いものが良い場合でも、20mmを超えても向上
は少ないし、シール材の介在部分の厚みが増加する不利
が生ずるからである。
の合成樹脂またはゴムが、撥水性が高く、防水、防湿の
機能が向上するので好ましい。
プ、反応タイプまたは粘着タイプのいずれでも使用可能
であり、それぞれの長所、短所を考慮し、シール部位に
対応して好ましいものを選択して使用すればよい。特
に、粘着性ホットメルト接着剤は、加熱して粘着性が発
現した後、長時間粘着性を維持するために、接着剤2を
シール材1に塗布後、施工時間を長く取れるので好まし
いものである。
シール材1にホットメルト接着剤2が塗布されたシール
材、またはシール材1にホットメルト接着剤2と補強材
3とが設けられたシール材を容易に製造することができ
る。従って、この塗工装置101により、シール部位に
シール材を固定する施工時に、シール材にホットメルト
接着剤を塗布してシール材を製造し、このシール材を使
用してシール部位に固定することができる。従って、シ
ール部位にシール材を固定する施工時に、シール材にホ
ットメルト接着剤またはこれに補強材を設け、シール部
位にシール材を固定することが容易に実施することがで
きる。ここで、シール材を固定する施工時とは、シール
材のシール部位への固定を実施する直前だけでなく、シ
ール材に接着剤を塗布後、使用できる時間も含むもので
ある。
る施工時に、シール材にホットメルト接着剤を塗布して
シール部位に固定するようにすると、従来のように粘着
剤(接着剤)を保護する剥離紙(剥離ライナー)が不要
となり、使い終った剥離紙が産業廃棄物として発生する
ことがないので、ゴミ処理問題も発生しない。また、従
来のように剥離紙を有する両面テープが存在すると、板
状のシール材から打ち抜いた場合は、打ち抜きロスが発
生するし、そのロス部分はシール材と両面テープ(剥離
紙も含む)の混在物となるので、その後のリサイクルの
ための分別もままならず、ゴミ処理問題が大変難しい
が、この発明では、このような問題も生じない。また、
従来は剥離紙を要するためシート材がその分高価となっ
ていたが、この発明では剥離紙が不要なので安価とな
る。また、剥離紙が不要なので、剥離紙にコーティング
されているシリコンが与える悪影響の問題も発生しな
い。従って、粘着(接着)テープによるシリコン等の汚
染を防ぐため、剥離紙をシリコン等に替えてフッ素処理
してさらに高価とする、等の不具合も生じない。
するものではない。例えば、シール部位にシール材を固
定する施工時に、シール材にホットメルト接着剤を塗布
する方法でも、種々の方法が存在し、前記実施の形態に
制限されるものではなく、一例として図3に示すような
塗布ロール114でシール材1にホットメルト接着剤2
を転圧する方法を挙げることができる。
ール材の固定方法及びその実施に使用する塗工装置によ
れば、次のような効果を奏する。 (1)シール部位にシール材を固定する施工時に、シー
ル材にホットメルト接着剤を塗布してシール部位に固定
するようにしたので、従来のように粘着剤(接着剤)を
保護する剥離紙(剥離ライナー)が不要となり、使い終
った剥離紙が産業廃棄物として発生することがないの
で、ゴミ処理問題も発生しない。また、従来のように剥
離紙を有する両面テープが存在すると、板状のシール材
から打ち抜いた場合は、打ち抜きロスが発生するし、そ
のロス部分はシール材と両面テープ(剥離紙も含む)の
混在物となるので、その後のリサイクルのための分別も
ままならず、ゴミ処理問題が大変難しいが、この発明で
は、このような問題も生じない。 (2)従来は剥離紙を要するためシート材がその分高価
となっていたが、この発明では剥離紙が不要なので安価
となる。また、剥離紙が不要なので、剥離紙にコーティ
ングされているシリコンが与える悪影響の問題も発生し
ない。従って、粘着(接着)テープによるシリコン等の
汚染を防ぐため、剥離紙をシリコン等に替えてフッ素処
理してさらに高価とする、等の不具合も生じない。 (3)ホットメルト接着剤として、粘着性ホットメルト
接着剤を使用することで、長時間粘着性を保持するの
で、従来の粘着テープと同様な充分な作業時間を確保で
きる。 (4)シール材にホットメルト接着剤を塗布する時に、
そのシール材の塗布面に補強材を同時に添設するので、
前記効果に加えて補強材でシール材の伸びを防止した
り、剛性が付与され、シール材にテンションがかかって
も正確なシール材の固定が可能となるし、作業性が向上
しシール材の固定も容易となる。特に、ロボットを使用
するようなシール材にテンションが発生する場合も、シ
ール材を伸ばさずに塗工できる。 (5)また、シール材を固定する施工時に、塗工装置に
よりシール材にホットメルト接着剤を塗布したり、また
はホットメルト接着剤と補強材を設けるようにすると、
塗工装置でホットメルト接着剤が塗布されたシール材、
または塗工装置でホットメルト接着剤と補強材が設けら
れたシール材を、所定長に切断しシール部位に容易に固
定することができ、シール材の固定を容易に実施するこ
とができる。 (6)また、シール材が弾性体の発泡体であり、該発泡
体は、25%圧縮応力0.005MPa〜3MPa、密
度0.03〜1.0g/cm3であって、厚さ0.1m
m〜20mmであるので、前記効果に加えてシール性、
気密・防水または防湿性、防塵性及びクッション性、等
が高いものである。 (7)さらに、この発明の塗工装置は、シール材の原反
を収納する収納手段と、該収納された原反からシール材
を引き出す送出手段と、該原反から引き出されたシール
材にホットメルト接着剤を塗布する塗布手段と、該塗布
手段にホットメルト接着剤を供給する供給手段と、ホッ
トメルト接着剤を加熱する加熱手段とを具備するので、
収納手段に収納されたシール材の原反は、送出手段で引
き出し、この原反から引き出したシール材に塗布手段で
ホットメルト接着剤を塗布することができ、シール部位
にシール材を固定する施工時に、シール材にホットメル
ト接着剤を塗布したシール材を容易に製造できる。従っ
て、この塗工装置を使用すれば、シール部位にシール材
を固定する施工時に、シール材にホットメルト接着剤を
塗布し、シール部位にシール材を固定する作業が容易に
行え、作業性がよい。 (8)また、塗工装置は、前記手段の外に補強材の収納
手段と、該収納された補強材をシール材の塗布面に引き
出し添設させる送出手段とを具備するので、シール材を
固定する施工時に、シール材にホットメルト接着剤と補
強材を同時に設けたシール材を容易に製造することがで
きる。従って、この塗工装置を使用すれば、シール部位
にシール材を固定する施工時に、シール材にホットメル
ト接着剤と補強材を同時に設けて、シール部位にシール
材を固定する作業が容易に行え、作業性が向上する。
明図である。
図である。
の一例を示す説明図である。
る。
明図である。
明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 シール材をシール部位に固定するに際
し、シール材を固定する施工時に、シール材またはシー
ル部位にホットメルト接着剤を塗布し、シール部位にシ
ール材を固定することを特徴とするシール材の固定方
法。 - 【請求項2】 シール材をシール部位に固定するに際
し、シール材を固定する施工時に、塗工装置によりシー
ル材にホットメルト接着剤を塗布し、シール部位にシー
ル材を固定することを特徴とする請求項1記載のシール
材の固定方法。 - 【請求項3】 前記シール材にホットメルト接着剤を塗
布する時に、そのシール材の塗布面に補強材を同時に添
設することを特徴とする請求項1記載のシール材の固定
方法。 - 【請求項4】 シール材をシール部位に固定するに際
し、シール材を固定する施工時に、塗工装置によりシー
ル材にホットメルト接着剤を塗布すると共に、そのシー
ル材の塗布面に補強材を添設して、シール部位にシール
材を固定することを特徴とする請求項3記載のシール材
の固定方法。 - 【請求項5】 前記シール材は発泡体で形成され、該発
泡体は、25%圧縮応力0.005MPa〜3MPa、
密度0.03〜1.0g/cm3であって、厚さ0.1
mm〜20mmであることを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載のシール材の固定方法。 - 【請求項6】 前記ホットメルト接着剤は、熱可塑性ホ
ットメルト接着剤、反応性ホットメルト接着剤または粘
着性ホットメルト接着剤である請求項1乃至5のいずれ
かに記載のシール材の固定方法。 - 【請求項7】 シール材をシール部位に固定するに際
し、シール材を固定する施工時にシール材にホットメル
ト接着剤を塗布する塗工装置であって、 シール材の原反を収納する収納手段と、該収納されたシ
ール材の原反からシール材を引き出す送出手段と、該原
反から引き出されたシール材にホットメルト接着剤を塗
布する塗布手段と、該塗布手段にホットメルト接着剤を
供給する供給手段と、ホットメルト接着剤を加熱する加
熱手段とを具備することを特徴とする塗工装置。 - 【請求項8】 シール材をシール部位に固定するに際
し、シール材を固定する施工時にシール材にホットメル
ト接着剤を塗布すると共に、そのシール材の塗布面に補
強材を同時に添設する塗工装置であって、 シール材の原反を収納する収納手段と、該収納されたシ
ール材の原反からシール材を引き出す送出手段と、該原
反から引き出されたシール材にホットメルト接着剤を塗
布する塗布手段と、該塗布手段にホットメルト接着剤を
供給する供給手段と、ホットメルト接着剤を加熱する加
熱手段と、補強材の収納手段と、該収納された補強材を
シール材の塗布面に引き出し添設させる送出手段とを具
備することを特徴とする塗工装置。
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---|---|---|---|
JP2002052181A JP4130085B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | シール材の固定方法およびその固定方法において使用する塗工装置 |
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JP2002052181A JP4130085B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | シール材の固定方法およびその固定方法において使用する塗工装置 |
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JP2003253219A true JP2003253219A (ja) | 2003-09-10 |
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Cited By (2)
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WO2017090369A1 (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 日東電工株式会社 | 粘着シート貼付け方法および粘着シート貼付け装置 |
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