JPH06340852A - 粘着発泡体シートおよびテープ - Google Patents
粘着発泡体シートおよびテープInfo
- Publication number
- JPH06340852A JPH06340852A JP15434393A JP15434393A JPH06340852A JP H06340852 A JPH06340852 A JP H06340852A JP 15434393 A JP15434393 A JP 15434393A JP 15434393 A JP15434393 A JP 15434393A JP H06340852 A JPH06340852 A JP H06340852A
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- JP
- Japan
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- tape
- pressure
- foam
- sensitive adhesive
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一旦張り付けたのち、軟質発泡体の表層破壊
を起こすことなく簡単に剥がして張り替えができ、離型
紙を有しないため資源の無駄がない粘着発泡体シートお
よびテープを提供することを目的とする。 【構成】 軟質発泡体の一方の面に熱可塑性プラスチッ
クフィルムを積層した上に粘着剤層が形成され、他方の
面に離型層が設けられている。
を起こすことなく簡単に剥がして張り替えができ、離型
紙を有しないため資源の無駄がない粘着発泡体シートお
よびテープを提供することを目的とする。 【構成】 軟質発泡体の一方の面に熱可塑性プラスチッ
クフィルムを積層した上に粘着剤層が形成され、他方の
面に離型層が設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は断熱材、保護材（目的達
成後、剥離するもの）、防音材、防振材、クッション材
として建物、各種機器、装置等に使用される粘着発泡体
シートおよびテープに関する。
成後、剥離するもの）、防音材、防振材、クッション材
として建物、各種機器、装置等に使用される粘着発泡体
シートおよびテープに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上記のような粘着発泡体シートお
よびテープは、熱可塑性樹脂からなる発泡体をシート状
およびテープ状に加工し、その一面に粘着剤層が設けら
れ、この粘着剤層の上に離型紙が設けられ、他の面は無
処理のままのものが一般的に使用されている。この粘着
発泡体シート等は使用の際離型紙を剥がさなければなら
ず、張り付け作業の能率が悪いうえに、剥がした離型紙
は廃棄するほかなく、資源の無駄とコスト高を招くもの
であった。
よびテープは、熱可塑性樹脂からなる発泡体をシート状
およびテープ状に加工し、その一面に粘着剤層が設けら
れ、この粘着剤層の上に離型紙が設けられ、他の面は無
処理のままのものが一般的に使用されている。この粘着
発泡体シート等は使用の際離型紙を剥がさなければなら
ず、張り付け作業の能率が悪いうえに、剥がした離型紙
は廃棄するほかなく、資源の無駄とコスト高を招くもの
であった。
【０００３】そこで、最近上記の問題を解消するものと
して、熱可塑性樹脂からなる発泡体の一面に粘着剤層が
形成され、他面にシリコーン離型層が設けられ、積み重
ね状態もしくは巻重体となされている、発泡体シートも
しくはテープが提案された（特開平４−３５９９８０号
公報参照）。
して、熱可塑性樹脂からなる発泡体の一面に粘着剤層が
形成され、他面にシリコーン離型層が設けられ、積み重
ね状態もしくは巻重体となされている、発泡体シートも
しくはテープが提案された（特開平４−３５９９８０号
公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発泡体シート等にも以下の問題が残る。すなわちこのシ
ート等を張り付け施工中または一度張り付けたのちに、
修正もしくは張り付け場所の変更をしたい場合、その発
泡体シート等を一旦剥がして再度張り付ける必要が起こ
る。この時上記発泡体シート等は発泡体の強度が粘着強
度より弱いために、発泡体シート等を剥がすときに発泡
体自身が表層破壊されるため再使用することができな
い。
発泡体シート等にも以下の問題が残る。すなわちこのシ
ート等を張り付け施工中または一度張り付けたのちに、
修正もしくは張り付け場所の変更をしたい場合、その発
泡体シート等を一旦剥がして再度張り付ける必要が起こ
る。この時上記発泡体シート等は発泡体の強度が粘着強
度より弱いために、発泡体シート等を剥がすときに発泡
体自身が表層破壊されるため再使用することができな
い。
【０００５】その場合の状態を図２によって説明する。
図２は上記発泡体シートの断面図で、図の左側は発泡体
シートが被施工体に張り付いている状態、右側はそれを
剥がしはじめた状態を示す。図において１１は発泡体シ
ート、１２はシリコーン離型層、１３は粘着剤層、１４
は被施工体である。図の左側のように一旦被施工体１４
に張り付けた発泡体シート１１は、剥がそうとすると、
発泡体シート１１等の表層の強度が粘着剤層１３と被施
工体１４との接着強度に比べて弱いため、図の右側に示
したように、強度の弱い発泡体シート１１がその表層部
分で破壊されて剥離し、被施工体１４側に粘着剤層１３
が残ってしまうため、シート１１を再使用することがで
きない。
図２は上記発泡体シートの断面図で、図の左側は発泡体
シートが被施工体に張り付いている状態、右側はそれを
剥がしはじめた状態を示す。図において１１は発泡体シ
ート、１２はシリコーン離型層、１３は粘着剤層、１４
は被施工体である。図の左側のように一旦被施工体１４
に張り付けた発泡体シート１１は、剥がそうとすると、
発泡体シート１１等の表層の強度が粘着剤層１３と被施
工体１４との接着強度に比べて弱いため、図の右側に示
したように、強度の弱い発泡体シート１１がその表層部
分で破壊されて剥離し、被施工体１４側に粘着剤層１３
が残ってしまうため、シート１１を再使用することがで
きない。
【０００６】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、張り付け施工中または一度張り付けたのちに、
修正もしくは張り付け場所の変更を要する場合、一旦剥
がしても発泡体シートの破壊がおこらずに再度使用する
ことができる粘着発泡体シートおよびテープを提供する
ことを目的とする。
であり、張り付け施工中または一度張り付けたのちに、
修正もしくは張り付け場所の変更を要する場合、一旦剥
がしても発泡体シートの破壊がおこらずに再度使用する
ことができる粘着発泡体シートおよびテープを提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による粘着発泡体シートおよびテープは以下
の構成としたものである。即ち、軟質発泡体の一方の面
に、熱可塑性プラスチックフィルムを積層した上に粘着
剤層が形成され、他方の面に離型層が設けられているこ
とを特徴とする粘着発泡体シートおよびテープである。
めに本発明による粘着発泡体シートおよびテープは以下
の構成としたものである。即ち、軟質発泡体の一方の面
に、熱可塑性プラスチックフィルムを積層した上に粘着
剤層が形成され、他方の面に離型層が設けられているこ
とを特徴とする粘着発泡体シートおよびテープである。
【０００８】
【作用】上記の構成により、被施工体に張り付けたの
ち、粘着発泡体シートおよびテープの端部から熱可塑性
プラスチックフィルムと軟質発泡体とを一緒に剥がすこ
とにより軟質発泡体を表層破壊することなく剥離させ
て、粘着発泡体シートおよびテープを再使用することが
可能となる。熱可塑性プラスチックフィルムの強度が粘
着剤と被施工体との接着強度より大きいためである。
ち、粘着発泡体シートおよびテープの端部から熱可塑性
プラスチックフィルムと軟質発泡体とを一緒に剥がすこ
とにより軟質発泡体を表層破壊することなく剥離させ
て、粘着発泡体シートおよびテープを再使用することが
可能となる。熱可塑性プラスチックフィルムの強度が粘
着剤と被施工体との接着強度より大きいためである。
【０００９】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて本発明によ
る粘着発泡体シートおよびテープを具体的に説明する。
図１は本発明による粘着発泡体シートの一実施例を示す
断面図である。
る粘着発泡体シートおよびテープを具体的に説明する。
図１は本発明による粘着発泡体シートの一実施例を示す
断面図である。
【００１０】図１において、１は軟質発泡体、２は接着
剤、３は熱可塑性プラスチックフィルム、４は粘着剤
層、５は離型剤層、６は被施工体である。軟質発泡体１
としては、熱可塑性樹脂の発泡体であればよく特に限定
はない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系、ポリウレタン系、アクリル系、軟質ポ
リ塩化ビニル等の軟質発泡体が挙げられる。軟質発泡体
１の発泡倍率も特に限定はなく、使用目的に応じて選択
し、シートおよびテープに成形できればよい。
剤、３は熱可塑性プラスチックフィルム、４は粘着剤
層、５は離型剤層、６は被施工体である。軟質発泡体１
としては、熱可塑性樹脂の発泡体であればよく特に限定
はない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系、ポリウレタン系、アクリル系、軟質ポ
リ塩化ビニル等の軟質発泡体が挙げられる。軟質発泡体
１の発泡倍率も特に限定はなく、使用目的に応じて選択
し、シートおよびテープに成形できればよい。
【００１１】熱可塑性プラスチックフィルム３は軟質発
泡体１と粘着剤４との間に介在させて、被施工体６に張
り付けた軟質発泡体１を剥がす場合にこれを補強するた
めのもので、本発明の特徴とするものである。フィルム
３は熱可塑性プラスチックのフィルムであれば特に限定
はない。例えば両面を表面処理したポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィンフィルム等が好適に用い
られる。
泡体１と粘着剤４との間に介在させて、被施工体６に張
り付けた軟質発泡体１を剥がす場合にこれを補強するた
めのもので、本発明の特徴とするものである。フィルム
３は熱可塑性プラスチックのフィルムであれば特に限定
はない。例えば両面を表面処理したポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィンフィルム等が好適に用い
られる。
【００１２】表面処理はフィルム等の表面を接着に適し
た状態にするためになされるもので、溶剤洗浄、表面研
磨、酸化やエッチング等の化学的処理、プラズマや紫外
線等の物理的処理およびプライマー塗布等の方法があ
る。本発明に用いられるフィルムの表面処理方法は任意
であり、例えば、コロナ放電処理、プライマー塗布処理
等が好適に使用される。
た状態にするためになされるもので、溶剤洗浄、表面研
磨、酸化やエッチング等の化学的処理、プラズマや紫外
線等の物理的処理およびプライマー塗布等の方法があ
る。本発明に用いられるフィルムの表面処理方法は任意
であり、例えば、コロナ放電処理、プライマー塗布処理
等が好適に使用される。
【００１３】前記の熱可塑性プラスチックフィルム３
は、片面に接着剤２を塗布して軟質発泡体１の一方の面
に積層される。ここに用いる接着剤２は、熱可塑性接着
剤、ゴム系接着剤等のなかから任意に選択すればよい。
は、片面に接着剤２を塗布して軟質発泡体１の一方の面
に積層される。ここに用いる接着剤２は、熱可塑性接着
剤、ゴム系接着剤等のなかから任意に選択すればよい。
【００１４】図示例は熱可塑性プラスチックフィルム３
を軟質発泡体１に接着剤２を用いて積層したが、熱可塑
性プラスチックフィルム３はヒートラミネートまたはフ
レームラミネート等の加熱融着手段によって軟質発泡体
１に積層することもできる。上記加熱融着する熱可塑性
プラスチックフィルム３がポリエチレンフィルム、ポリ
プロピレンフィルムの場合は、軟質発泡体１に重なる側
の面に前記接着剤で貼る場合のような表面処理を施す必
要がない。
を軟質発泡体１に接着剤２を用いて積層したが、熱可塑
性プラスチックフィルム３はヒートラミネートまたはフ
レームラミネート等の加熱融着手段によって軟質発泡体
１に積層することもできる。上記加熱融着する熱可塑性
プラスチックフィルム３がポリエチレンフィルム、ポリ
プロピレンフィルムの場合は、軟質発泡体１に重なる側
の面に前記接着剤で貼る場合のような表面処理を施す必
要がない。
【００１５】熱可塑性プラスチックフィルム３の上には
粘着剤層４が設けられる。この粘着剤としては、天然ゴ
ム系、スチレン−ブタジエン系、ポリイソブチレン系、
イソプレン系等のゴム系およびアクリル系等の溶剤型ま
たは無溶剤型の粘着剤が使用される。
粘着剤層４が設けられる。この粘着剤としては、天然ゴ
ム系、スチレン−ブタジエン系、ポリイソブチレン系、
イソプレン系等のゴム系およびアクリル系等の溶剤型ま
たは無溶剤型の粘着剤が使用される。
【００１６】さらに軟質発泡体１の他方の面には離型剤
を塗布して離型層５を設ける。離型剤としては、一般的
に用いられるシリコーン系およびアクリル系の離型剤を
使用する。
を塗布して離型層５を設ける。離型剤としては、一般的
に用いられるシリコーン系およびアクリル系の離型剤を
使用する。
【００１７】以上のようにして製造した粘着発泡体シー
トを、ステンレス鋼板およびアルミニウム板に張り付
け、同時に熱可塑性プラスチックフィルムを有しない従
来の発泡体シートも別に張り付けて、２０分後に両者の
剥離試験を行った。その結果、従来品はいずれも表層破
壊を起こしたが、上記の本発明による粘着発泡体シート
は表層破壊を起こさずに剥離することができた。同様に
して製造した粘着発泡体テープについても同じ試験結果
を得た。
トを、ステンレス鋼板およびアルミニウム板に張り付
け、同時に熱可塑性プラスチックフィルムを有しない従
来の発泡体シートも別に張り付けて、２０分後に両者の
剥離試験を行った。その結果、従来品はいずれも表層破
壊を起こしたが、上記の本発明による粘着発泡体シート
は表層破壊を起こさずに剥離することができた。同様に
して製造した粘着発泡体テープについても同じ試験結果
を得た。
【００１８】なお上記本発明による粘着発泡体シートお
よびテープは、離型紙を有しないため、通常は、複数の
短冊型の切断片を積み重ねた状態、またはロール状に巻
重ねた状態で取り扱われる。
よびテープは、離型紙を有しないため、通常は、複数の
短冊型の切断片を積み重ねた状態、またはロール状に巻
重ねた状態で取り扱われる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明による粘着発
泡体シートおよびテープは、上記の構成であるから、被
施工体に張り付けたのちの修正あるいは張り替え等にお
いて、簡単に剥がして張り替えることができ、作業の効
率化と離型紙の無駄を無くするという二重の効果を奏す
るものである。
泡体シートおよびテープは、上記の構成であるから、被
施工体に張り付けたのちの修正あるいは張り替え等にお
いて、簡単に剥がして張り替えることができ、作業の効
率化と離型紙の無駄を無くするという二重の効果を奏す
るものである。
【図１】本発明による粘着発泡体シートおよびテープを
示す断面図。
示す断面図。
【図２】従来の発泡体シートもしくはテープを示す断面
図
図
１ 軟質発泡体 ２ 接着剤 ３ 熱可塑性プラスチックフィルム ４ 粘着剤層 ５ 離型剤層 ６ 被施工体
Claims (1)
- 【請求項１】 軟質発泡体の一方の面に熱可塑性プラス
チックフィルムを積層した上に粘着剤層が形成され、他
方の面に離型層が設けられていることを特徴とする粘着
発泡体シートおよびテープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15434393A JPH06340852A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 粘着発泡体シートおよびテープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15434393A JPH06340852A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 粘着発泡体シートおよびテープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340852A true JPH06340852A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15582085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15434393A Withdrawn JPH06340852A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 粘着発泡体シートおよびテープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06340852A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1017831A (ja) * | 1996-07-01 | 1998-01-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 加圧接着型粘着剤層付き防音板 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP15434393A patent/JPH06340852A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1017831A (ja) * | 1996-07-01 | 1998-01-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 加圧接着型粘着剤層付き防音板 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |