JP2003253207A - コーティング用硬化性シリコーン樹脂組成物 - Google Patents

コーティング用硬化性シリコーン樹脂組成物

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JP2003253207A
JP2003253207A JP2002053174A JP2002053174A JP2003253207A JP 2003253207 A JP2003253207 A JP 2003253207A JP 2002053174 A JP2002053174 A JP 2002053174A JP 2002053174 A JP2002053174 A JP 2002053174A JP 2003253207 A JP2003253207 A JP 2003253207A
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Hideki Kobayashi
秀樹 小林
Motoi Sasaki
基 佐々木
Toru Masatomi
亨 正富
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化前は保存安定性および金属または金属酸
化物表面への塗工性に優れ、硬化後は平滑性、撥水性お
よび離型性に優れた硬化皮膜を形成し得るコーティング
用硬化性シリコーン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)水酸基またはアルコキシ基を2〜
5重量%有するメチルポリシロキサンレジン、(B)分
子鎖末端に水酸基またはアルコキシ基を有するジメチル
ポリシロキサン、(C)25℃における液体表面張力が
21.0mN/m以下である炭素原子数5〜10の分岐状炭
化水素油および(D)硬化促進触媒からなることを特徴
とする、コーティング用硬化性シリコーン樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコーティング用硬化
性シリコーン樹脂組成物に関し、詳しくは、硬化前は保
存安定性および金属または金属酸化物表面への塗工性に
優れ、硬化後は平滑性、撥水性および離型性に優れた硬
化皮膜を形成し得るコーティング用硬化性シリコーン樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メチルポリシロキサンレジンに両
末端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサンとメチルトリス
(メチルエチルケトキシム)シラン等の加水分解性基含
有オルガノシランを配合してなる室温硬化性シリコーン
樹脂組成物は知られており、この組成物は、水、油、粘
着剤等の付着を防止するためのコーティング剤として使
用されている(特公昭61−18939号公報参照)。
しかしこの組成物は、硬化性や塗膜の平滑性が不十分で
あり、用途によっては必ずしも満足できるものではなか
った。また、メチルポリシロキサンレジンに両末端水酸
基封鎖ジメチルポリシロキサンと両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルポリシロキサンを配合した硬化性シ
リコーン剥離組成物(特開2001−115092号公
報参照)も提案されているが、硬化後の皮膜の平滑性が
不十分であるという欠点があった。そこで本発明者らは
先に、メチルポリシロキサンレジンと両末端水酸基封鎖
ジメチルポリシロキサンを揮発性ジメチルポリシロキサ
ンで希釈した硬化性組成物を提案した(特開平12−3
45043号公報参照)。しかしながら、この組成物は
希釈剤として揮発性ジメチルポリシロキサンを使用する
ために高価であり、また、加熱硬化した場合に揮発性ジ
メチルポリシロキサンが揮散して周囲の装置を汚染する
という欠点があることに気付いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消するために鋭意研究した結果、揮発性ジメチル
ポリシロキサンを使用することなく特定の溶剤で希釈す
れば、上記問題点が一気に解決できることを見出し、本
発明に到達した。即ち、本発明の目的は、硬化前は保存
安定性および金属または金属酸化物表面への塗工性に優
れ、硬化後は平滑性、撥水性および離型性に優れた硬化
皮膜を形成し得るコーティング用硬化性シリコーン樹脂
組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は、(A)平均単位式:Mea(R1O)bSiO(4-a-b)/2 (式中、Meはメチル基であり、R1は水素原子または炭素原子数1〜4のアル キル基であり、aは1以上2未満の数であり、bは本成分中におけるR1O基の 比率が2〜5重量%となるような数である。)で示されるメチルポリシロキサン レジン 100重量部、 (B)一般式:R2Me2SiO(Me2SiO)dSiMe22 (式中、Meはメチル基であり、R2は水酸基、炭素原子数1〜4のアルキル基 、炭素原子数1〜4のアルコキシ基から選択される基であるが、R2の内少なく とも1個は水酸基またはアルコキシ基である。dは自然数である。)で示される ジメチルポリシロキサン 1〜20重量部、 (C)25℃における液体表面張力が21.0mN/m以下である、炭素原子数5〜 10の分岐状炭化水素油 10〜1,000重量部、 および (D)硬化促進触媒 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 からなることを特徴とする、コーティング用硬化性シリコーン樹脂組成物に関す る。
【0005】
【発明の実施の形態】(A)メチルポリシロキサンレジン
は、本発明組成物の主成分であり、平均単位式:Me
a(R1O)bSiO(4-a-b)/2で示される。式中、Meはメ
チル基であり、R1は、水素原子、または、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基で例示される炭素原子
数1〜4のアルキル基である。aは1以上2未満の範囲
で表わされる数値である。bは本成分中におけるR1
基の比率が2〜5重量%となるような数であり、好まし
くは2.5〜4.8重量%となるような数である。これ
は、R1O基の含有量が2重量%未満であると硬化皮膜
の持続性が十分でなく、また、5重量%を超えると保存
安定性が低下するためである。このメチルポリシロキサ
ンレジンは、式:SiO4/2で示されるシロキサン単位
または式:R5SiO3/2で示されるシロキサン単位を必
須構成単位とするものであり、その他のシロキサン単位
としては、式:R5 2SiO2/2や式:R5 3SiO1/2で示
されるシロキサン単位が挙げられる。ここで、R5は上
記Me基またはR1O基である。本成分としては、式:
5SiO3/2で示されるシロキサン単位を主骨格とする
ポリシロキサンレジンが好ましく、該シロキサン単位が
70モル%以上であるポリシロキサンレジンがより好ま
しい。具体的には、式:R5SiO3/2で示されるシロキ
サン単位と式:R5 2SiO2/2で示されるシロキサン単
位から構成されるポリシロキサンレジンや、式:R5
iO3/2で示されるシロキサン単位と式:R5 2SiO2/2
で示されるシロキサン単位と式:R5 3SiO1/2で示さ
れるシロキサン単位から構成されるポリシロキサンレジ
ンが挙げられる。本成分の数平均分子量は500〜20000で
あることが好ましく、1000〜10000であることがより好
ましい。このような(A)成分は、例えば、メチルトリ
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルク
ロロシラン、テトラクロロシラン、メチルトリアルコキ
シシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルア
ルコキシシラン、テトラアルコキシシラン等の加水分解
性シラン化合物を出発原料として、これらの1種または
2種以上の混合物を有機溶媒存在下で加水分解した後、
縮合反応させることによって製造することができる。
【0006】(B)ジメチルポリシロキサンは、本発明組
成物の硬化皮膜の離型性を向上させる成分であり、一般
式:R2Me2SiO(Me2SiO)dSiMe22で示さ
れる。式中、Meはメチル基であり、R2は、水酸基、
炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のア
ルコキシ基から選択される基であり、アルキル基として
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げら
れ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、ブトキシ基が挙げられる。同一分子中の
2は同一でも異なっていても良いが、少なくとも1個
は水酸基またはアルコキシ基であることが必要である。
dは自然数であるが、より良好な離型性を発現させるた
めには、40以上の整数であることが好ましく、50〜
3000であることがより好ましく、50〜1000で
あることがさらに好ましい。(B)成分としては、両末
端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン、α−トリメチル
シロキシ−ω−水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン、お
よびこれらの混合物が例示される。このような(B)成
分は、例えば、ジメチルジクロロシランを加水分解した
後、揮発性のジメチルシロキサン環状体を減圧留去して
得た両末端水酸基封鎖のジメチルポリシロキサンを重縮
合することにより、高重合度の両末端水酸基封鎖ジメチ
ルポリシロキサンを製造することができる。また、両末
端水酸基封鎖のジメチルポリシロキサンに、末端停止剤
として両末端トリメチルシロキシ封鎖ジメチルシロキサ
ンオリゴマーを加えて平衡化重合することにより、両末
端水酸基封鎖のジメチルポリシロキサンと、α−トリメ
チルシロキシ−ω−水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン
の混合物を製造することができる。尚、この混合物中に
は、微量の両末端トリメチルシロキシ封鎖ジメチルポリ
シロキサンが含まれる。本成分の配合量は、(A)成分1
00重量部に対して1〜20重量部の範囲であり、好ま
しくは1〜10重量部の範囲である。
【0007】(C)25℃における液体表面張力が21.
0mN/m以下である炭素原子数5〜10の分岐状炭化水
素油は、本発明組成物の表面張力を低下させて、塗工時
に発生していた皮膜のヨリやハジキを改善する成分であ
る。これにより、均一な皮膜の形成が可能となる。この
ような(C)成分としては、イソオクタン(表面張力1
8.3mN/m)、2−メチルペンタン(表面張力17.
3mN/m)、2,2,3−トリメチルペンタン(表面張
力20.2mN/m)が例示される。これらの中でも、イ
ソオクタンが好ましい。本成分の配合量は、(A)成分1
00重量部に対して10〜1,000重量部の範囲であ
り、好ましくは50〜600重量部の範囲である。
【0008】(D)硬化促進触媒は本発明組成物の硬化を
促進する成分であり、シラノール基の脱水縮合反応に用
いられる縮合反応促進触媒が使用される。本成分は高温
度条件下でも硬化皮膜に悪影響を与えることの少ない触
媒が好ましく、特に、亜鉛化合物、鉄化合物、アルミニ
ウム化合物、錫化合物、ジルコニウム化合物が好まし
い。具体的には、亜鉛オクトエート、鉄オクトエート、
ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジ
ルコニウムオクトエートなどのカルボン酸金属塩、アル
ミニウムキレートが挙げられる。本成分の添加量は本発
明組成物を硬化させるのに十分な量であり、通常、(A)
成分100重量部に対して0.0001〜40重量部の
範囲であり、0.001〜30重量部の範囲が好まし
い。
【0009】本発明組成物は上記(A)成分〜(D)成
分からなるものであるが、(E)芳香族炭化水素油を配
合することが好ましい。特に、(A)成分が固形状の場
合には、(E)成分に溶解させてから他の成分と混合す
ることが好ましい。このような(E)成分としては、ト
ルエン,キシレン,エチルベンゼンが例示される。本成
分の配合量は、 (A)成分100重量部に対して10〜
500重量部の範囲であることが好ましく、10〜30
0重量部の範囲がより好ましい。
【0010】さらに本発明組成物には、硬化性や各種基
材への密着性を向上させるために、(F)一般式:R3 e
SiX4- eで表される架橋剤を加えることが好ましい。
式中、R3は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基であ
り、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが
挙げられる。Xは加水分解性基であり、ジメチルケトオ
キシム基,メチルエチルケトオキシム基などのジオルガ
ノケトオキシム基;メトキシ基,エトキシ基などのアル
コキシ基;アセトキシ基などのアシロキシ基;N−ブチ
ルアミノ基などのオルガノアミノ基;メチルアセトアミ
ド基などのオルガノアシルアミド基;N、N−ジエチル
ヒドロキシアミノ基などのN、N−ジオルガノヒドロキ
シアミノ基;プロペノキシ基などのアルケニロキシ基が
例示される。eは0〜2の整数である。本成分の配合量
は、(A)成分100重量部に対して5〜100重量部の
範囲であることが好ましく、より好ましくは5〜80重
量部の範囲である。
【0011】さらに、各種接着促進剤や(B)成分以外
のオルガノポリシロキサンを添加配合することは、本発
明の目的を損なわない限り差し支えない。接着促進剤と
してはシランカップリング剤が挙げられ、具体的には、
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−
アクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のアクリロ
キシ基含有オルガノアルコキシシラン;3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン,3−(2−アミノエチル)−
アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ基含有オ
ルガノアルコキシシラン;3-グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン等のエポキシ基含有オルガノアルコキ
シシランが例示される。その添加量は、(A)成分10
0重量部に対して0.01〜20重量部が好ましい。
(B)成分以外のオルガノポリシロキサンとしては、不
揮発性の両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリ
シロキサンが挙げられ、その添加量は(A)成分100
重量部に対して0.1〜20重量部が好ましい。
【0012】また、本発明組成物には、本発明の目的を
損なわない限り、上記(C)成分および(E)成分以外
の有機溶剤を併用しても良い。かかる有機溶剤として
は、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの直鎖状脂肪族
飽和炭化水素類;ヘキセン、ヘプテン、オクテンなどの
脂肪族不飽和炭化水素類;シクロヘキサンなどの環状飽
和炭化水素類;シクロヘキセンなどの環状不飽和炭化水
素類;ジエチルエーテル、エチルブチルエーテル、ジブ
チルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、ジエチルケトン、エチルイソブチルケトンなどのケ
トン類;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸
イソアミル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチルなど
のカルボン酸エステル類が例示される。その配合量は、
(A)成分100重量部に対して10〜500重量部が
好ましい。
【0013】本発明組成物は、湿気非存在下では長期間
貯蔵可能であり、湿気存在下では室温で硬化して皮膜を
形成する。また、加熱によっても硬化皮膜を形成し、加
熱条件は、100〜350℃で5分〜5時間が好まし
い。本発明組成物が適用される基材としては、金属また
は金属酸化物が挙げられ、具体的には、鉄や鉄酸化物が
挙げられる。基材としての鉄は、通常、平面ないし湾曲
した板状であるが、粒状であってもよい。鉄酸化物は板
状でもよいが、通常は微粒子状である。
【0014】以上のような本発明組成物は、硬化前は、
保存安定性、皮膜形成性に優れ、硬化後は、撥水性、耐
熱性、離型性等に優れた平滑な硬化皮膜を形成するとい
う特徴を有する。得られた硬化皮膜は、鉛筆硬度が2H
以上の高硬度の皮膜であり、高温度条件下で使用された
場合にも離型性の持続性が良好である上、食品と接触し
ても人体に悪影響を及ぼさないという利点を有する。こ
のため本発明組成物は、パン焼き用鉄板、ケーキ焼き用
鉄板、フライパン、焼き肉用鉄板等の食品加工部材の離
型性コーティング剤に好適である。また、金属または金
属酸化物の微粒子の撥水・疎水化コーティング剤として
も有用であり、特に、複写機やレーザービームプリンタ
ーに使用されるキャリアなどの磁性微粉末の表面処理剤
に好適である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。
尚、実施例中、部とは重量部であり、Meはメチル基を
示す。水に対する接触角は、自動接触角測定装置(協和
界面化学株式会社製 CA−R1)を使用して25℃で
測定した。鉛筆硬度、剥離抵抗値、液体表面張力は25
℃における値である。
【0016】
【参考例1】トルエン340g、水110g、エタノー
ル150gを攪拌しながら、トルエン120g、メチル
トリクロロシラン254g(1.7モル)、ジメチルジ
クロロシラン39g(0.3モル)の混合物を徐々に滴
下した。滴下終了後、加熱して2時間還流温度で混合し
た。冷却後、水層を分離し、有機層に温水を加えて水洗
を行い、pH7になるまで繰り返した。次いで、水層を
分離して加熱した後共沸脱水して、比重が1.05にな
るまでトルエンを留去した。これを冷却してろ過した
後、得られたろ液の固形分を測定して、固形分が50重
量%になるようにトルエンを加えて混合した。このよう
にして、式:(CH3)SiO3/2で示されるシロキサン単
位85モル%と式:(CH3)2SiO2/2で示されるシロ
キサン単位15モル%からなるメチルポリシロキサンレ
ジン(ケイ素原子に結合した水酸基の含有量は3.3重
量%であり、エトキシ基の含有量は0.5重量%であっ
た。)の固形分50重量%のトルエン溶液を得た。尚、
固形分とは、反応溶液2gをアルミ皿に取り、150℃
で30分間加熱した後の残存量から計算したものであ
る。
【0017】
【参考例2】トルエン340g、水110g、イソプロ
ピルアルコール120gを攪拌しながら、トルエン12
0g、メチルトリクロロシラン254g(1.7モ
ル)、ジメチルジクロロシラン39g(0.3モル)の
混合物を徐々に滴下した。滴下終了後、加熱して2時間
還流温度で混合した。冷却後、水層を分離し、有機層に
温水を加えて水洗を行い、pH7になるまで繰り返し
た。次いで、水層を分離して加熱した後共沸脱水して、
比重が1.05になるまでトルエンを留去した。これを
冷却してろ過した後、得られたろ液の固形分を前記と同
様にして測定して、固形分が50重量%になるようにト
ルエンを加えて混合した。このようにして、式:(C
3)SiO3/2で示されるシロキサン単位85モル%と
式:(CH3)2SiO2/2で示されるシロキサン単位15
モル%からなるメチルポリシロキサンレジン(ケイ素原
子に結合した水酸基の含有量は2.3重量%であり、イ
ソプロポキシ基の含有量は0.4重量%であった。)の
固形分50重量%のトルエン溶液を得た。
【0018】
【参考例3】両末端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン
(平均重合度60)99.6部、両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度12)
0.4部、水酸化カリウムの20重量%水溶液0.00
25部を混合しながら加熱して、180℃で3時間攪拌
した。炭酸ガスを吹き込んだ後、10トルにまで減圧に
して揮発分を除去し、その後、冷却してろ過を行った。
得られた反応生成物は、粘度16Pa・s、平均重合度6
00のジメチルポリシロキサンであり、分子鎖末端の水
酸基とトリメチルシロキシ基のモル比率は、1.7:
0.3であった。これより、得られた反応生成物は、両
末端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度6
00)が約72重量%、片末端水酸基片末端トリメチル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度6
00)が約26重量%、両末端トリメチルシロキシ基封
鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度600)が約2
重量%からなる混合物であることが判明した。以下、こ
の混合物をジメチルポリシロキサンBとする。
【0019】
【実施例1】参考例1で得た、式:(CH3)SiO3/2
示されるシロキサン単位85モル%と式:(CH3)2Si
2/2で示されるシロキサン単位15モル%からなるメ
チルポリシロキサンレジン(ケイ素原子結合水酸基含有
量:3.3重量%、エトキシ基含有量:0.5重量%)
の固形分50重量%のトルエン溶液200部と、参考例
3で得たジメチルポリシロキサンB10部、イソオクタ
ン(液体表面張力18.3mN/m)328部およびジ
ルコニウムオクトエート4部を加えて均一に混合して、
硬化性シリコーン樹脂組成物を調製した。この組成物2
gをアルミ皿に採り、150℃の加熱オーブンに30分
間入れて不揮発分を測定したところ、その値は21重量
%であった。また、この組成物をガラス瓶に封入して、
密封状態で室温下に3か月間放置したところ、組成物の
粘度や外観の変化は認められず、保存安定性は良好であ
った。さらにこの硬化性シリコーン樹脂組成物を平滑な
鉄板上に塗布して、200℃で1時間加熱して厚さ2μ
mの硬化皮膜を形成させた。得られた硬化皮膜は平滑で
あり、水に対する接触角が108度と優れた撥水性を有
していた。また、その鉛筆硬度は5Hと高硬度であっ
た。さらに得られた硬化皮膜に、ポリエステル粘着テー
プ[日東電工製;型番31B]を置いて2kgのゴムローラー
を用いて圧着させた後、テンシロン[Orient RTC-1210
A]で180°の角度で引張り、剥離に要した力(剥離抵抗
値)を測定した。剥離抵抗値は1N/mと小さく、硬化皮
膜が剥離性に優れていることが判明した。また、上記と
同様にして硬化皮膜を形成した鉄板の上に、小麦粉と水
の混合物(小麦粉と水の重量比は7:3)をのせて、こ
れをホットプレートの上に置いて加熱した。該混合物が
固体状になった後、鉄板を傾けながらへらを用いて剥が
したところ、鉄板の離型性は良好であり、該混合物をき
れいに剥がすことができた。
【0020】
【実施例2】参考例2で得た、式:(CH3)SiO3/2
示されるシロキサン単位85モル%と式:(CH3)2Si
2/2で示されるシロキサン単位15モル%からなるメ
チルポリシロキサンレジン(ケイ素原子結合水酸基含有
量:2.3重量%、イソプロポキシ基含有量:0.4重
量%)の固形分50重量%のトルエン溶液200部と、
式:HO(Me2SiO)100SiMe2OHで示される
両末端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサンオイル4部、
イソオクタン(液体表面張力18.3mN/m)144
部およびジルコニウムオクトエート2部を加えて均一に
混合して、硬化性シリコーン樹脂組成物を調製した。こ
の組成物2gをアルミ皿に採り、150℃の加熱オーブ
ンに30分間入れて不揮発分を測定したところ、その値
は30重量%であった。また、この組成物をガラス瓶に
封入して、密封状態で室温下に3か月間放置したとこ
ろ、組成物の粘度や外観の変化は認められず、保存安定
性は良好であった。さらにこの硬化性シリコーン樹脂組
成物を平滑な鉄板上に塗布して、200℃で1時間加熱
して厚さ3μmの硬化皮膜を形成させた。得られた硬化
皮膜は平滑であり、水に対する接触角が106度と優れ
た撥水性を有していた。また、その鉛筆硬度は3Hと高
硬度であった。さらに得られた硬化皮膜に、ポリエステ
ル粘着テープ[日東電工製;型番31B]を置いて2kgのゴ
ムローラーを用いて圧着させた後、テンシロン[Orient
RTC-1210A]で180°の角度で引張り、剥離に要した力
(剥離抵抗値)を測定した。剥離抵抗値は1.1N/mと
小さく、硬化皮膜が剥離性に優れていることが判明し
た。また、上記と同様にして硬化皮膜を形成した鉄板の
上に、小麦粉と水の混合物(小麦粉と水の重量比は7:
3)をのせて、これをホットプレートの上に置いて加熱
した。該混合物が固体状になった後、鉄板を傾けながら
へらを用いて剥がしたところ、鉄板の離型性は良好であ
り、該混合物をきれいに剥がすことができた。
【0021】
【実施例3】参考例1で得た、式:(CH3)SiO3/2
示されるシロキサン単位85モル%と式:(CH3)2Si
2/2で示されるシロキサン単位15モル%からなるメ
チルポリシロキサンレジン(ケイ素原子結合水酸基含有
量:3.3重量%、エトキシ基含有量:0.5重量%)
の固形分50重量%のトルエン溶液200部と、式:H
O(Me2SiO)5 0 0SiMe2OHで示される両末端
水酸基封鎖ジメチルポリシロキサンオイル3部、イソオ
クタン(液体表面張力18.3mN/m)430部、メ
チルトリメトキシシラン70部、3−(2−アミノエチ
ル)アミノプロピルトリメトキシシラン10部、ジブチ
ル錫ジオクトエート4部を加えて均一に混合して、硬化
性シリコーン樹脂組成物を調製した。この組成物2gを
アルミ皿に採り、150℃の加熱オーブンに30分間入
れて不揮発分を測定したところ、その値は20重量%で
あった。また、この組成物をガラス瓶に封入して、密封
状態で室温下に3か月間放置したところ、組成物の粘度
や外観の変化は認められず、保存安定性は良好であっ
た。さらにこの硬化性シリコーン樹脂組成物を平滑な鉄
板上に塗布して、200℃で1時間加熱して厚さ2μm
の硬化皮膜を形成させた。得られた硬化皮膜は平滑であ
り、水に対する接触角が105度と優れた撥水性を有し
ていた。また、その鉛筆硬度は5Hと高硬度であった。
また、上記と同様にして硬化皮膜を形成した鉄板の上
に、小麦粉と水の混合物(小麦粉と水の重量比は7:
3)をのせて、これをホットプレートの上に置いて加熱
した。該混合物が固体状になった後、鉄板を傾けながら
へらを用いて剥がしたところ、鉄板の離型性は良好であ
り、該混合物をきれいに剥がすことができた。
【0022】
【比較例1】実施例1において、イソオクタン300部
の代わりにn−オクタン(液体表面張力21.2mN/
m)300部を使用した以外は実施例1と同様にして、
硬化性シリコーン樹脂組成物を調製した。この組成物2
gをアルミ皿に採り、150℃の加熱オーブンで30分
間加熱して不揮発分を測定したところ、その値は21重
量%であった。また、この組成物を、実施例1と同様に
して硬化皮膜を形成させたところ、得られた硬化皮膜の
表面は、平滑性が不十分であった。また、上記と同様に
して硬化皮膜を形成した鉄板の上に、小麦粉と水の混合
物(小麦粉と水の重量比は7:3)をのせて、これをホ
ットプレートの上に置いて加熱した。該混合物が固体状
になった後、鉄板を傾けながらへらを用いて剥がそうと
したがきれいに剥がれず、鉄板の離型性は不十分であっ
た。
【0023】
【比較例2】実施例1において、参考例3で得たジメチ
ルポリシロキサンB10部を配合しなかった以外は実施
例1と同様にして、硬化性シリコーン樹脂組成物を調製
した。この組成物2gをアルミ皿に採り、150℃の加
熱オーブンに30分間入れて不揮発分を測定したとこ
ろ、その値は20重量%であった。また、この硬化性シ
リコーン樹脂組成物を平滑な鉄板上に塗布して、200
℃で1時間加熱して厚さ2μmの硬化皮膜を形成させ
た。得られた硬化皮膜の表面は平滑であったが、水に対
する接触角は99度と撥水性が不十分であった。また、
その鉛筆硬度は5Hであった。さらに得られた硬化皮膜
に、ポリエステル粘着テープ[日東電工製;型番31B]
を置いて2kgのゴムローラーを用いて圧着させた後、テ
ンシロン[Orient RTC-1210A]で180°の角度で引張
り、剥離に要した力(剥離抵抗値)を測定した。剥離抵
抗値は4N/mと大きく、硬化皮膜の剥離性は不十分であ
った。また、上記と同様にして硬化皮膜を形成した鉄板
の上に、小麦粉と水の混合物(小麦粉と水の重量比は
7:3)をのせて、これをホットプレートの上に置いて
加熱した。該混合物が固体状になった後、鉄板を傾けな
がらへらを用いて剥がそうとしたがきれいに剥がれず、
鉄板の離型性は不十分であった。
【0024】
【発明の効果】本発明組成物は上記(A)成分〜(D)成
分、(A)成分〜(E)成分あるいは(A)成分〜(F)成分か
らなるが故に、硬化前は保存安定性および金属または金
属酸化物表面への塗工性に優れ、硬化後は平滑性、撥水
性、離型性に優れた高硬度の皮膜を形成するという特徴
を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正富 亨 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 Fターム(参考) 4J038 BA202 DL051 DL052 JA47 JC32 JC35 JC40 KA03 KA04 NA01 NA07 NA10 NA26 PC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均単位式:Mea(R1O)bSiO(4-a-b)/2 (式中、Meはメチル基であり、R1は水素原子または炭素原子数1〜4のアル キル基であり、aは1以上2未満の数であり、bは本成分中におけるR1O基の 比率が2〜5重量%となるような数である。)で示されるメチルポリシロキサン レジン 100重量部、 (B)一般式:R2Me2SiO(Me2SiO)dSiMe22 (式中、Meはメチル基であり、R2は水酸基、炭素原子数1〜4のアルキル基 、炭素原子数1〜4のアルコキシ基から選択される基であるが、R2の内少なく とも1個は水酸基またはアルコキシ基である。dは自然数である。)で示される ジメチルポリシロキサン 1〜20重量部、 (C)25℃における液体表面張力が21.0mN/m以下である、炭素原子数5〜 10の分岐状炭化水素油 10〜1,000重量部、 および (D)硬化促進触媒 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 からなることを特徴とする、コーティング用硬化性シリコーン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、(E)芳香族炭化水素油を、
    (A)成分100重量部に対して10〜500重量部含
    有することを特徴とする、請求項1に記載のコーティン
    グ用硬化性シリコーン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、(F)一般式:R3 eSiX4- e
    (式中、R3は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基で
    あり、Xは加水分解性基であり、eは0〜2の整数であ
    る。)で表される架橋剤を、(A)成分100重量部に
    対して5〜100重量部含有することを特徴とする、請
    求項1または請求項2に記載のコーティング用硬化性シ
    リコーン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (D)成分が、亜鉛化合物、鉄化合物、
    アルミニウム化合物、錫化合物およびジルコニウム化合
    物からなる群から選択された金属化合物である、請求項
    1〜請求項3のいずれか1項に記載のコーティング用硬
    化性シリコーン樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 金属または金属酸化物表面に塗工される
    離型性コーティング剤である、請求項1〜請求項4のい
    ずれか1項に記載のコーティング用硬化性シリコーン樹
    脂組成物。
  6. 【請求項6】 食品加工部材の離型性コーティング剤で
    ある請求項5に記載のコーティング用硬化性シリコーン
    樹脂組成物。
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