JP2003253119A - ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物

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JP2003253119A
JP2003253119A JP2002054740A JP2002054740A JP2003253119A JP 2003253119 A JP2003253119 A JP 2003253119A JP 2002054740 A JP2002054740 A JP 2002054740A JP 2002054740 A JP2002054740 A JP 2002054740A JP 2003253119 A JP2003253119 A JP 2003253119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた靭性、接着強度、寸法精度および成形
加工性を合わせ有するポリアリーレンサルファイド樹脂
組成物を提供する。 【解決手段】 (1)(a)溶融粘度が100〜5,0
00ポイズであるポリアリーレンサルファイド樹脂60
〜98重量%、(b)無水マレイン酸含有オレフィン共
重合体1〜40重量%、(c)多官能性イソシアネート
0.1〜5重量%を溶融混練してなる樹脂混合物100
重量部に対し、(2)ガラスフレークを20〜150重
量部配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた靭性、接着
強度、寸法精度および成形加工性を合わせ有するポリア
リーレンサルファイド樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアリーレンサルファイド樹脂は、耐
熱性、耐薬品性、成形性等に優れた特性を示す樹脂であ
り、その優れた特性を生かし、電気・電子機器部材、自
動車機器部材およびOA機器部材等に幅広く使用されて
いる。ポリアリーレンサルファイド樹脂は、ガラス繊維
等の繊維状無機充填材や他の無機充填材を配合すること
により、機械的強度、耐熱性、剛性等のエンジニアリン
グプラスチックスとして要求される性能を大きく向上さ
せることができる。しかしながら、ポリアリーレンサル
ファイド樹脂に限らずプラスチックスをガラス繊維のよ
うな繊維状無機充填材で強化した場合には、成形収縮率
の異方性が大きく、成形品に変形、すなわち「そり」が
生じるという問題がある。かかる問題を改善する方法と
して、ガラスビーズなどの粒状物を用いたり、タルク、
マイカ(雲母)、ガラスフレークなどの板状無機充填材
を用いるなどの方法が数多く提案されてきている。ま
た、繊維状無機充填材と板状無機充填材を併用して、強
度と変形の両特性を合わせ満足させることが提案されて
いる。
【0003】しかしながら、ポリアリーレンサルファイ
ド樹脂は、これらの方法でそりの改良はできるものの、
ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタ
レート等の各種エンジニアリングプラスチックスと比較
し、靭性が乏しく、またエポキシ接着剤による接着強度
が低いといった欠点を改善することはできないため、多
くの用途への適用が制限されている。
【0004】例えば、特開平4−72356号公報に
は、ポリアリーレンサルファイド樹脂に白マイカを配合
し、そり、ウエルド強度の改良されたポリアリーレンサ
ルファイド樹脂組成物が開示されている。しかしなが
ら、効果は見られるものの、引張伸び、ウエルド強度に
代表される靭性の改良効果は満足できるものではない。
また、各種機器部材での使用において重要な材料特性と
なる接着強度の改良効果については明確にされていな
い。
【0005】さらに、特開平6−122824号公報に
開示された、ポリアリーレンサルファイド樹脂に対し、
平均繊維径9μm以上のガラス繊維とフレーク径0.5
mm以上のものが50重量%以上含まれ、かつアスペク
ト比が10〜500であるガラスフレークを配合してな
る組成物では、耐摩耗性は改善されるものの、引張伸
び、ウエルド強度に代表される靭性、接着強度、そりの
改良効果については明確にされていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた靭
性、接着強度、寸法精度および成形加工性を合わせ有す
るポリアリーレンサルファイド樹脂組成物を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討を行った結果、本発明を完成す
るに至った。
【0008】すなわち、本発明は、(1)(a)溶融粘
度が100〜5,000ポイズであるポリアリーレンサ
ルファイド樹脂60〜98重量%、(b)無水マレイン
酸含有オレフィン共重合体1〜40重量%、(c)多官
能性イソシアネート0.1〜5重量%を溶融混練してな
る樹脂混合物100重量部に対し、(2)ガラスフレー
クを20〜150重量部配合してなることを特徴とする
ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物に関するもので
ある。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明に使用されるポリアリーレンサルフ
ァイド樹脂の溶融粘度は、測定温度315℃、荷重10
kgの条件下、直径1mm、長さ2mmのダイスを用い
て高化式フローテスターで測定したものであり、100
〜5,000ポイズ、好ましくは200〜3,000ポ
イズである。溶融粘度が100ポイズ未満では靭性およ
びウエルド強度の改良効果が乏しく、溶融粘度が5,0
00ポイズを越えると成形加工がし難く、好ましくな
い。
【0011】本発明に使用されるポリアリーレンサルフ
ァイド樹脂は、その構成単位としてp−フェニレンサル
ファイド単位
【0012】
【化1】
【0013】を70モル%以上、特に90モル%以上含
有しているものが好ましい。
【0014】また、構成単位が30モル%未満、好まし
くは10モル%未満であれば、下記に示されるm−フェ
ニレンサルファイド単位、
【0015】
【化2】
【0016】o−フェニレンサルファイド単位、
【0017】
【化3】
【0018】フェニレンサルファイドスルホン単位、
【0019】
【化4】
【0020】フェニレンサルファイドケトン単位、
【0021】
【化5】
【0022】フェニレンサルファイドエーテル単位、
【0023】
【化6】
【0024】ジフェニレンサルファイド単位、
【0025】
【化7】
【0026】置換基含有フェニレンサルファイド単位、
【0027】
【化8】
【0028】分岐構造含有フェニレンサルファイド単
位、
【0029】
【化9】
【0030】などの共重合単位を含有していても差し支
えない。
【0031】ポリアリーレンサルファイド樹脂の合成に
使用されるアルカリ金属硫化物としては、硫化リチウ
ム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、
硫化セシウムおよびそれらの混合物が挙げられ、これら
は水和物の形で使用しても差し支えない。これらアルカ
リ金属硫化物は、水硫化アルカリ金属とアルカリ金属塩
基とを反応させることによって得られるが、ジハロベン
ゼンの重合系内への添加に先立ってその場で調整されて
も、また系外で調整されたものを用いても差し支えな
い。
【0032】ジハロベンゼンとしては、p−ジクロロベ
ンゼン、p−ジブロモベンゼン、p−ジヨードベンゼ
ン、m−ジクロロベンゼン、m−ジヨードベンゼン、1
−クロロ−4−ブロモベンゼンなどが挙げられる。
【0033】重合溶媒としては、極性溶媒が好ましく、
特に非プロトン性で高温でアルカリに対して安定な有機
アミドが好ましい溶媒である。極性溶媒の若干の例とし
ては、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、N−メ
チル−ε−カプロラクタム、N−エチル−2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイ
ミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、
テトラメチル尿素などおよびそれらの混合物が挙げられ
る。
【0034】また、アルカリ金属硫化物およびジハロベ
ンゼンの仕込量は、モル比で(アルカリ金属硫化物):
(ジハロベンゼン)=1.00:0.90〜1.10の
範囲とすることが好ましい。
【0035】また、溶媒として使用される極性溶媒の量
は、重合によって生成するポリマーに対し150〜35
00重量%、好ましくは250〜1500重量%となる
範囲である。重合は200〜300℃、好ましくは22
0〜280℃にて0.5〜30時間、好ましくは1〜1
5時間攪拌下にて行われる。
【0036】さらに、本発明に使用されるポリアリーレ
ンサルファイド樹脂は、直鎖状のものであっても、酸素
存在下高温で処理し、架橋したものであっても、トリハ
ロ以上のポリハロ化合物を少量添加して若干の架橋また
は分岐構造を導入したものであっても、窒素などの非酸
化性の不活性ガス中で加熱処理を施したものであっても
かまわないし、さらにこれらの構造の混合物であっても
かまわない。また、上記のポリアリーレンサルファイド
樹脂は、脱イオン処理(酸洗浄や熱水洗浄など)、ある
いはアセトン、メチルアルコールなどの有機溶媒による
洗浄処理を行うことによってイオン、オリゴマーなどの
不純物を低減させたものでもよい。接着性の面から、酸
素存在下での高温処理を行っていない実質的に直鎖状の
ポリアリーレンサルファイド樹脂、あるいはアミノ基、
水酸基、カルボキシル基を置換基として有するポリアリ
ーレンサルファイド樹脂が好ましい。
【0037】本発明に使用される実質的に熱酸化架橋さ
れていないポリアリーレンサルファイド樹脂の配合量
は、60〜98重量%、好ましくは75〜95重量%で
ある。配合量が98重量%を越えると本発明の改良効果
が少なく、60重量%未満の場合は耐熱性、強度の低下
が顕著となり、また加工性も悪化するため好ましくな
い。75〜95重量%では本発明の改良効果が著しいた
め好ましい。
【0038】本発明に使用される無水マレイン酸含有オ
レフィン共重合体は、市販のものが使用できる。本発明
に使用される無水マレイン酸含有オレフィン共重合体の
種類は特に限定されないが、曲げ剛性率[測定方法はA
STM D747(1995年)準拠]が80MPa以
下、かつ引張破壊伸び[測定方法はJIS K6730
(1995年)準拠]が400%以上であり、ガラス転
移温度が−20℃以下のものが、本発明の改良効果が特
に著しいため好ましい。
【0039】本発明に使用される無水マレイン酸含有オ
レフィン共重合体の配合量は、1〜40重量%、好まし
くは3〜20重量%である。配合量が3〜20重量%で
は改良効果が著しく、ガスの発生が抑えられるため好ま
しい。
【0040】本発明に使用される多官能性イソシアネー
トは、市販のブロック型、非ブロック型のものが使用で
きる。
【0041】本発明に使用される多官能性ブロック型イ
ソシアネートは、分子内に2個以上のイソシアネート基
を有し、そのイソシアネート基を揮発性の活性水素化合
物と反応させて常温では不活性としたものである。多官
能性ブロック型イソシアネートの種類は特に限定されな
いが、一般的には、アルコール類、フェノール類、ε−
カプロラクタム、オキシム類、活性メチレン化合物類な
どのブロック剤によりイソシアネート基がマスクされた
構造を有する。これらのブロック型イソシアネートは、
一般的に常温では反応しないため保存安定性に優れる
が、通常140〜200℃の加熱によりイソシアネート
基が再生され、優れた反応性を示すものである。
【0042】また、本発明に使用される多官能性非ブロ
ック型イソシアネートは、具体的には、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメリッ
クMDI、4,4’−ジフェニルプロパンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレン
ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、1,
3−テトラメチルキシレンジイソシアネート、ビス(4
−イソシアネートフェニル)スルホン、トリイソシアネ
ートベンゼンなどが例示される。
【0043】特に、効果、毒性および保存安定性などの
取り扱い面から、多官能性ブロック型イソシアネートが
好ましい。
【0044】本発明に使用される多官能性イソシアネー
トの配合量は、0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜
2重量%である。配合量が0.1重量%未満では本発明
の改良効果が少なく、また、5重量%を越えると成形時
の分解ガスの発生および金型汚染が著しいため好ましく
ない。配合量が0.2〜2重量%では、改良効果が著し
く、かつ、ガスの発生および金型汚染が抑えられるため
好ましい。
【0045】本発明で使用されるガラスフレークは、フ
レーク径が50〜1000μm、アスペクト比が10〜
500、好ましくはフレーク径が100〜800μm、
アスペクト比が20〜200である。フレーク径が50
μm未満では反りの改良効果に乏しく、また、1000
μmを越えると成形性が悪く、成形品外観の悪化が生じ
る。アスペクト比が10未満では反りの改良効果に乏し
く、また、500を越えると成形性が低下する。
【0046】本発明で使用されるガラスフレークは、樹
脂との界面接着強度を向上させるため、必要によりシラ
ン系,チタン系カップリング剤で表面処理をして使用す
ることができる。また、取り扱い性を改良するため、そ
のフレークに適当なバインダーを用いて顆粒化して使用
することもできる。バインダーとしてはウレタン系、エ
ポキシ系またはウレタン−エポキシ系などが挙げられる
が、特にエポキシ系およびウレタン−エポキシ系が樹脂
との密着性、耐熱性に優れるため好ましい。ガラスフレ
ークの組成は特に限定されるものではないが、Eガラス
が入手しやすく、物性のバランスがよい。
【0047】本発明で使用されるガラスフレークの配合
量は、ポリアリーレンサルファイド樹脂混合物100重
量部に対して20〜150重量部であり、好ましくは4
0〜100重量部である。20重量部未満では反りの改
良効果が不十分であり、150重量部を越えると靭性、
強度の低下が著しく、また成形性も悪化する。
【0048】本発明で使用されるガラスフレークは、そ
り、加工性、成形品外観に対する要求を満足させるため
に、フレーク径、アスペクト比の異なる2種以上のガラ
スフレークを併用することが好ましい。特に、(i)重
量平均フレーク径が100〜300μm、アスペクト比
が20〜80であるガラスフレーク20〜80重量%と
(ii)重量平均フレーク径が400〜800μm、ア
スペクト比が100〜200であるガラスフレーク80
〜20重量%を併用することが好ましい。
【0049】本発明では、ポリアリーレンサルファイド
樹脂組成物にガラス繊維およびウィスカーから選ばれる
繊維状強化材を配合することにより機械的強度が向上す
る。本発明ではガラス繊維およびウィスカーから選ばれ
る繊維状強化材を単独、あるいは2種以上組み合わせて
使用してもよい。本発明に使用されるガラス繊維は、平
均繊維径が3〜20μmのものであり、これらのガラス
繊維としてはロービング、チョップドストランド、ミル
ドファイバーなどが使用される。また、ガラス繊維は公
知のカップリング剤、バインダーで処理が施される。バ
インダーとしてはウレタン系、エポキシ系またはウレタ
ン−エポキシ系などが挙げられるが、特にエポキシ系お
よびウレタン−エポキシ系が樹脂との密着性、耐熱性に
優れるため好ましい。ウィスカーとしてはチタン酸カリ
ウムウィスカー、硼酸アルミニウムウィスカー、酸化亜
鉛ウィスカー、ウォラストナイト等が挙げられる。本発
明で用いられるウィスカーのアスペクト比は5〜40で
ある。アスペクト比が5未満では強度の改良効果が不十
分であり、40を越えると成形品の異方性が増大し、反
りが悪化する。
【0050】繊維状強化材の配合量は、ポリアリーレン
サルファイド樹脂組成物100重量部に対して5〜10
0重量部であり、好ましくは10〜60重量部である。
5重量部以下では強度の改良効果が不十分であり、10
0重量部を越えると成形品の異方性が増大し、反りが悪
化する。
【0051】本発明の樹脂組成物は、本発明の目的を逸
脱しない範囲で、炭酸カルシウム、マイカ、シリカ、タ
ルク、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、ワラステナ
イト、ゼオライト、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ア
ルミナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ムなどの粒状充填材を配合することができる。これらの
充填材は2種以上を併用することができ、必要によりシ
ラン系,チタネート系カップリング剤で表面処理をして
使用することができる。
【0052】さらに、本発明のポリアリーレンサルファ
イド樹脂組成物には本発明の効果を損なわない範囲で、
従来公知のポリアルキレンオキサイドオリゴマー系化合
物、チオエーテル系化合物、エステル系化合物、有機リ
ン化合物などの可塑剤、タルク、カオリン、有機リン化
合物などの結晶核剤、離型剤、酸化防止剤、熱安定剤、
滑剤、紫外線防止剤、着色剤、難燃剤、発泡剤などの通
常の添加剤を1種以上添加することができる。また、本
発明のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物には本発
明の目的を逸脱しない範囲で、各種熱硬化性樹脂、熱可
塑性樹脂、例えば、エポキシ樹脂、シアン酸エステル樹
脂、フェノール樹脂、ポリイミド、シリコーン樹脂、ポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニ
レンオキサイド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポ
リエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテ
ルケトン、ポリチオエーテルケトン、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリアリーレンサルファイドスルホン、ポ
リアリーレンサルファイドケトン、ポリアミドイミド、
ポリイミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエ
ラストマー、ポリアルキレンオキサイド等の1種以上を
混合して使用することができる。
【0053】本発明のポリアリーレンサルファイド樹脂
組成物の製造方法としては、従来公知の加熱溶融混練方
法を用いることができる。例えば、単軸または二軸押出
機、ニーダー、ミル、ブラベンダーなどによる加熱溶融
混練方法が挙げられるが、特に混練能力に優れた二軸押
出機による溶融混練方法が好ましい。また、この際の混
練温度は特に限定されるものではないが、通常280〜
400℃の中から任意に選ぶことができる。さらに、得
られた組成物は、射出成形機、押出成形機、トランスフ
ァー成形機、圧縮成形機などを用いて任意の形状に成形
することができる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
【0055】参考例1(ポリアリーレンサルファイド樹
脂の合成) 15lオートクレーブに、N−メチル−2−ピロリドン
を5l仕込み、120℃に昇温した後、Na2S・2.
8H2O 1866gを仕込み、攪拌しながら徐々に2
05℃まで昇温して、水を407g留出させた。この系
を140℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン 2
080gを添加した。225℃に昇温し、2時間重合さ
せた後、250℃に昇温し、さらに250℃にて1.3
時間重合を行った。重合終了後、室温まで冷却したスラ
リーを大量の水中に投入してポリマーを析出させ、濾
別、純水による洗浄を繰り返し行った後、一晩加熱真空
乾燥を行うことによりポリマーを単離した。得られたポ
リアリーレンサルファイド樹脂の溶融粘度は220ポイ
ズであった。この様にして得られたポリアリーレンサル
ファイド樹脂をPPS−Iとする。
【0056】参考例2(ポリアリーレンサルファイド樹
脂の合成) 参考例1で得られたポリアリーレンサルファイド樹脂
(PPS−I)を、さらに空気雰囲気下235℃で加熱
硬化処理し、溶融粘度2000ポイズとした。この様に
して得られたポリアリーレンサルファイド樹脂をPPS
−IIとする。
【0057】参考例3(ポリアリーレンサルファイド樹
脂の合成) 参考例2で得られたポリアリーレンサルファイド樹脂
(PPS−II)を、さらに空気雰囲気下235℃で加
熱硬化処理し、溶融粘度6000ポイズとした。この様
にして得られたポリアリーレンサルファイド樹脂をPP
S−IIIとする。
【0058】参考例4(ポリアリーレンサルファイド樹
脂の合成) 参考例1と同様にして重合を行った後、得られたポリア
リーレンサルファイド樹脂を窒素雰囲気下235℃で加
熱処理し、溶融粘度340ポイズとした。この様にして
得られた実質的に熱酸化架橋されていないポリアリーレ
ンサルファイド樹脂をPPS−IVとする。
【0059】参考例5(ポリアリーレンサルファイド樹
脂の合成) 15lオートクレーブに、N−メチル−2−ピロリドン
を5l仕込み、120℃に昇温した後、Na2S・2.
8H2O 1866gを仕込み、攪拌しながら徐々に2
05℃まで昇温して、水を407g留出させた。この系
を140℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン 2
080gを添加した。225℃に昇温し、3時間重合さ
せた後、250℃に昇温し、さらに250℃にて1.5
時間重合を行った。重合終了後、室温まで冷却したスラ
リーを大量の水中に投入してポリマーを析出させ、濾
別、純水およびアセトンによる洗浄を繰り返し行った。
その後、さらに酸洗浄、中和を行った後、一晩加熱真空
乾燥を行うことによりポリマーを単離した。得られたポ
リアリーレンサルファイド樹脂の溶融粘度は480ポイ
ズであった。この様にして得られたポリアリーレンサル
ファイド樹脂をPPS−Vとする。
【0060】参考例6(アミノ基含有ポリアリーレンサ
ルファイド樹脂の合成) 15lオートクレーブに、N−メチル−2−ピロリドン
を5l仕込み、120℃に昇温した後、Na2S・2.
8H2O 1866gを仕込み、約2時間かけて攪拌し
ながら徐々に205℃まで昇温して、水を407g留出
させた。この系を140℃まで冷却した後、p−ジクロ
ロベンゼン 2080gおよび3,5−ジクロロアニリ
ン 22.9g(p−ジクロロベンゼンに対して約1モ
ル%)を添加し、225℃に昇温し、3時間重合させた
後、250℃に昇温し、さらに250℃にて2時間重合
した。重合終了後、室温まで冷却したスラリーを一部サ
ンプリングし、濾液を採取して、濾液中に残存する未反
応の3,5−ジクロロアニリンをガスクロマトグラフィ
ー(島津製作所製 GC−12A)で測定したところ、
3,5−ジクロロアニリンの転化率は68%であった。
残りのスラリーは、大量の水中に投入してポリマーを析
出させ、濾別し、アセトン、純水による洗浄を行った
後、一晩加熱真空乾燥を行うことによりポリマーを単離
した。得られたアミノ基含有ポリアリーレンサルファイ
ド樹脂の溶融粘度は160ポイズであった。この様にし
て得られたポリマーを、さらに空気雰囲気下235℃で
加熱硬化処理し、溶融粘度500ポイズとした。この様
にして得られたアミノ基含有ポリアリーレンサルファイ
ド樹脂をPPS−VIとする。
【0061】実施例1 参考例1で得られたPPS−I、多官能性ブロック型イ
ソシアネート(武田薬品工業(株)製、タケネート P
W−2400)、無水マレイン酸含有オレフィン共重合
体(エルフ・アトケム社製、ボンダイン AX−839
0[曲げ剛性率<10MPa、引張破壊伸び900
%]、ガラスフレーク(重量平均フレーク径160μ
m、アスペクト比30)、およびガラス繊維を表1に示
す割合で配合した後、二軸押出機を用いて330℃で溶
融混練し、ペレット化した。
【0062】ついで、成形品の反り変形量、引張強度、
引張伸び、接着強度を評価するため、射出成形機によっ
て試験片を作成し、以下の方法により測定を行った。結
果を表2に示す。得られた樹脂組成物は反り変形量が少
なく、靭性、接着性および成形加工性に優れたものであ
った。
【0063】(a)反り変形量 70×70×2mmの平板を成形し、これを定盤上に乗
せ、最も定盤から浮き上がり量の大きい角部の間隙を隙
間ゲージを用いて測定し、反り変形量とした。
【0064】(b)引張強度、引張伸び 引張強度、引張伸びの測定は、ASTM D638に準
拠した。測定結果を表2に示す。
【0065】(c)接着強度 接着剤として2液性エポキシ接着剤(アラルダイトXN
5002/XNH5002)を使用し、接着面積1.2
7×1.0cm2、厚み80μmとなるように試験片に
塗布し、100℃×1時間予備硬化、さらに150℃×
3時間本硬化を行った。接着強度は、ASTM D−6
38に準拠して引張剪断接着強度の測定を行った。
【0066】実施例2 参考例2で得られたPPS−IIを使用し、ガラスフレ
ークとしてフレーク径の異なる2種を併用し(GFL−
1;重量平均フレーク径160μm、アスペクト比3
0、GFL−2;重量平均フレーク径600μm、アス
ペクト比120)、その他の各成分を表1に示す割合で
配合し、実施例1と同様の操作および評価を行った。配
合組成を表1に、結果を表2に示す。得られた樹脂組成
物は反り変形量が極めて少なく、靭性、接着性および成
形加工性に優れたものであった。
【0067】実施例3、4 ガラスフレークとしてフレーク径の異なる2種を併用
し、その他の各成分を表1に示す割合で配合し、実施例
1と同様の操作および評価を行った。配合組成を表1
に、結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は反り変形
量が極めて少なく、靭性、接着性および成形加工性に優
れたものであった。
【0068】実施例5〜10 各成分を表1に示す割合で配合し、実施例1と同様の操
作および評価を行った。配合組成を表1に、結果を表2
に示す。得られた樹脂組成物は反り変形量が少なく、靭
性、接着性および成形加工性に優れたものであった。
【0069】比較例1 参考例2で得られたPPS−IIを用い、各成分を表1
に示す割合で配合し、実施例1と同様の操作および評価
を行った。結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は成
形加工性に優れるものであったが、反り変形量が大き
く、靭性、接着性はいずれも劣るものであった。
【0070】比較例2 参考例2で得られたPPS−IIを用い、各成分を表1
に示す割合で配合し、実施例1と同様の操作および評価
を行った。結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は成
形加工性、靭性に優れるものであったが、反り変形量が
極めて大きく、接着性に劣るものであった。
【0071】比較例3 参考例2で得られたPPS−IIを用い、各成分を表1
に示す割合で配合し、実施例1と同様の操作および評価
を行った。結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は成
形加工性に優れるものであったが、反り変形量が大き
く、靭性、接着性はいずれも劣るものであった。
【0072】比較例4 参考例3で得られたPPS−IIIを用い、各成分を表
1に示す割合で配合し、実施例1と同様の操作および評
価を行った。結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は
極めて成形加工性が悪く、成形ができなかった。
【0073】比較例5 参考例1で得られたPPS−Iを用い、各成分を表1に
示す割合で配合し、実施例1と同様の操作および評価を
行った。結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は成形
加工性、接着性に優れるものであったが、反り変形量が
極めて大きく、引張強度に劣るものであった。
【0074】比較例6 参考例2で得られたPPS−IIを用い、各成分を表1
に示す割合で配合し、実施例1と同様の操作および評価
を行った。結果を表2に示す。得られた樹脂組成物は成
形加工性、靭性に優れるものであったが、反り変形量が
極めて大きく、接着性に劣るものであった。
【0075】
【表1】
【表2】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、特定のポリアリーレンサルファイド樹脂と、配合量
を特定した多官能性イソシアネート、無水マレイン酸含
有オレフィン共重合体を溶融混練してなる樹脂混合物
に、特定のガラスフレークを配合することにより得られ
る、優れた靭性、接着強度、寸法精度および成形加工性
を合わせ有するポリアリーレンサルファイド樹脂組成物
に関するものであり、その工業的価値は高い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)(a)溶融粘度が100〜5,00
    0ポイズであるポリアリーレンサルファイド樹脂60〜
    98重量%、(b)無水マレイン酸含有オレフィン共重
    合体1〜40重量%、(c)多官能性イソシアネート
    0.1〜5重量%を溶融混練してなる樹脂混合物100
    重量部に対し、(2)ガラスフレークを20〜150重
    量部配合してなることを特徴とするポリアリーレンサル
    ファイド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(1)請求項1に記載のポリアリーレンサ
    ルファイド樹脂混合物100重量部に対し、(2)ガラ
    スフレークを20〜150重量部、(3)ガラス繊維お
    よびウィスカーから選ばれる繊維状強化材を5〜100
    重量部配合してなることを特徴とするポリアリーレンサ
    ルファイド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のポリアリーレンサルファ
    イド樹脂が、溶融粘度が100〜5,000ポイズであ
    り、実質的に熱酸化架橋されていないポリアリーレンサ
    ルファイド樹脂であることを特徴とするポリアリーレン
    サルファイド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のガラスフレークが、
    (i)重量平均フレーク径が100〜300μm、アス
    ペクト比が20〜80であるガラスフレーク20〜80
    重量%と(ii)重量平均フレーク径が400〜800
    μm、アスペクト比が100〜200であるガラスフレ
    ーク80〜20重量%からなることを特徴とするポリア
    リーレンサルファイド樹脂組成物。
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