JP2003252501A - ラベル発行装置 - Google Patents

ラベル発行装置

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JP2003252501A
JP2003252501A JP2002057733A JP2002057733A JP2003252501A JP 2003252501 A JP2003252501 A JP 2003252501A JP 2002057733 A JP2002057733 A JP 2002057733A JP 2002057733 A JP2002057733 A JP 2002057733A JP 2003252501 A JP2003252501 A JP 2003252501A
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Yoshiki Matsuura
圭来 松浦
Yuko Uoo
祐子 魚尾
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル発行装置の始動時、再開時、通常作業
への復帰時等に発生する印字ずれや印字ぶれ等の印字不
良を抑制することを課題とする。 【解決手段】 始動時にアーム24が下死点にあればラ
ベルシートSが自重で垂れ下がり、ローラ25とシート
Sとの接触が外れていると判定する。その場合、コント
ロールユニット30は、プリンタ10によるラベルの発
行を停止し、巻取装置20によるシートSの巻取りだけ
を開始して、シートSの弛みを取る。シートSが上昇し
てローラ25に当接し、シートSに張力が発生した後、
プリンタ10でラベルの印字及び発行を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベル発行装置、
より詳しくは、発行したラベルが連なった長尺のラベル
シートを巻き取る巻取装置を備えたラベル発行装置の技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば商品貼付用のラベルを発行するラ
ベルプリンタと、該ラベルプリンタで発行されたラベル
が台紙上にあるいはミシン目で多数連なった長尺のラベ
ルシートをロールに巻き取る巻取装置とを組み合わせ
て、ラベルの発行とラベルシートの巻取りとを同時に行
うようにしたラベル発行装置が知られている。この装置
では、例えば巻取速度が発行速度より小さく、ラベルシ
ートの張力が小さくなると、巻取装置におけるラベルシ
ートの巻取りが緩んで、しっかりと見栄えのよい巻取ロ
ールが出来なくなったり、あるいは、ラベルプリンタに
おける発行口でラベルシートが浮いて印字にずれや重な
りが生じ、印字不良が起こる。一方、巻取速度が発行速
度より大きく、ラベルシートの張力が大きくなると、ラ
ベルや台紙あるいは印字やミシン目が伸びたり割れたり
裂けたりする。そこで、ラベルプリンタから巻取装置へ
走行するラベルシートに常に適度な張力を作用させるこ
とが望まれる。
【0003】これに対処し得る技術として、実公平6-
20772号公報には、一端を中心に揺動可能なアーム
の他端にローラを取り付け、該ローラをラベルプリンタ
と巻取装置との間のラベルシートに上方から当接させる
ことが開示されている。これによれば、ラベルシートは
ローラ及びアームの重量により下方に押され、張力が発
生するから、この状態を維持することによって走行中の
ラベルシートに適度な張力を作用させ続けることができ
る。
【0004】そして、前記公報には、前記状態を維持す
るための方策として、ローラとラベルシートとの当接位
置が下がれば、それに伴い下方に揺動したアームがシー
ト巻取用モータのスイッチをオンにしてシートの巻取り
を行い、逆に、ローラとラベルシートとの当接位置が上
がれば、それに伴い上方に揺動したアームが前記スイッ
チをオフにしてシートの巻取りを停止することが開示さ
れている。これにより、ローラとラベルシートとの当接
位置が下がり過ぎたり上がり過ぎたりすることが回避さ
れ、結果的に張力が適正値に維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラベルシー
トに適度な張力を作用させることは、ラベル発行装置の
通常作業中だけでなく、ラベル発行装置の始動時・起動
時や、あるいはいったん休憩後における巻取り作業の再
開時等にも重要である。すなわち、ラベル発行装置の始
動時・起動時や再開時等にあっては、それまでラベルの
発行やシートの巻取りが停止しているから、ラベルシー
トはラベルプリンタと巻取装置との間で自重により垂れ
下がり気味となる。それでもまだシートとローラとが接
触していれば、ラベル発行装置の始動時や再開時等に、
通常通りにシートの巻取りとラベルの発行とを同時に開
始しても、ラベルシートは、その始動当初から、ローラ
及びアームの重量による張力が作用して張った状態とな
り、ラベルプリンタの印字がずれたり重なったりしな
い。
【0006】しかし、シートが大きく垂れ下がって、シ
ートとローラとの接触が外れていると、前述したよう
に、ラベルシートに張力がほとんど働いていないから、
この状態のままでラベル発行装置を始動又は再開させ
て、シートの巻取りとラベルの発行とを同時に開始する
と問題が生じる。すなわち、始動当初はシートの巻取り
によってシートが上昇していくことになるが、シートと
ローラとが接触するまでは、該シートにほとんど張力が
働いておらず、該シートが張っていないから、前述した
ように、シートがラベル発行口で浮いたような状態とな
り、ラベルプリンタの印字にずれや重なりが生じる。そ
して、シートとローラとが接触した後は、該シートにロ
ーラ及びアームの重量による張力が作用することになる
が、そのときの状態の切り替わり、すなわち、張力がほ
とんどない状態から張力が作用する状態への切り替わり
による変動に起因してショックが発生し、ラベルプリン
タの印字がぶれる虞がある。
【0007】このような問題は、さらに、ラベル発行装
置の通常作業中に、例えばシート巻取用モータに異常が
発生して、不測に巻取速度が小さくなり、その結果、ラ
ベルシートがローラから離れてしまった後、再び通常作
業・通常動作に復帰するようなときにも遭遇する問題で
ある。
【0008】本発明は、このような不具合に対処するも
ので、ラベル発行装置を始動・起動するときや再開させ
るとき、あるいは異常発生後に通常作業に復帰するとき
等に生じ得る、前記のようなラベルプリンタの印字ずれ
や印字ぶれ等の印字不良の問題を抑制することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記課題を解
決するため、本願の請求項1に記載の発明は、ラベルを
発行する発行部と、発行したラベルが連なった長尺のラ
ベルシートを巻き取る巻取部とを有し、発行部における
ラベルの発行と巻取部におけるシートの巻取りとがそれ
ぞれ独立に実行可能なラベル発行装置であって、発行部
と巻取部との間のラベルシートに当接して張力を付与す
る当接手段と、前記当接手段とラベルシートとが当接し
ているか否かを検出する当接状態検出手段と、前記当接
手段とラベルシートとが当接していないときは、ラベル
の発行を停止し、シートの巻取りだけを行って、その当
接を図り、前記当接手段とラベルシートとが当接した後
に、ラベルの発行を行う制御手段とが設けられているこ
とを特徴とする。
【0010】この発明によれば、ラベルシートに当接し
て張力を付与する当接手段がラベルシートに当接してい
ないとき、つまりラベルシートにほとんど張力が働いて
いないときは、ラベルの発行を停止し、シートの巻取り
だけを行うことにより、当接手段とラベルシートとの当
接を図る。すなわち、ラベルシートに適度な張力が働く
ようにする。そして、当接手段とラベルシートとが当接
し、その結果、ラベルシートに適度な張力が働くように
なった後においては、その状態を維持しながらラベルの
発行を行うから、結局、当接手段とラベルシートとが当
接しておらず、ラベルシートに張力が働いていない場合
に生じる印字ずれも、また、当接手段とラベルシートと
が当接していない状態から、当接する状態に切り替わる
際に発生する張力の変動に起因する印字ぶれも、いずれ
も回避することができる。
【0011】次に、請求項2に記載の発明は、前記請求
項1に記載の発明において、前記制御手段は、当該ラベ
ル発行装置の始動時に前記制御を行うことを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、特に、ラベル発行装置
の始動時に前記制御が行われる。すなわち、ラベル発行
装置の始動時は、他の、いったん停止後の再開時や、異
常発生後の復帰時等に比べて、装置が停止していた時間
が長く、ラベルシートが自重等で当接手段から離れるほ
ど大きく垂れ下がっている可能性が高いから、本発明の
効果が顕著に奏されることになる。
【0013】次に、請求項3に記載の発明は、前記請求
項1又は2に記載の発明において、前記当接手段とラベ
ルシートとの当接位置を検出する当接位置検出手段が設
けられ、前記制御手段は、前記当接位置検出手段で検出
される当接位置が、前記当接手段とラベルシートとが非
当接状態から当接状態になるときの当接位置より所定量
当接側に過ぎた位置に到達したときに、ラベルの発行を
行うことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、単に、当接手段とラベ
ルシートとが非当接状態から当接状態になった時点で直
ちにラベル発行を行うのではなく、その後、さらに所定
量当接側に行き過ぎた時点でラベル発行を行うから、確
実にラベルシートに当接手段による張力が作用している
状態でラベルが発行され、これにより、印字ずれ・印字
ぶれ等の印字不良が確実に解消される。また、ラベル発
行動作を開始した後に、再び当接手段とラベルシートと
が非当接状態になり、印字不良が発生する、というよう
な可能性も少なくなる。
【0015】次に、請求項4に記載の発明は、前記請求
項1から3のいずれかに記載の発明において、前記制御
手段は、ラベルの発行を行うまではシートの巻取りを低
速で行うことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、穏便な条件下・環境下
でラベル発行が開始される。すなわち、ラベル発行を行
うまでの期間中において、シートをゆっくり低速で巻き
取るから、ラベル発行を行う前に例えばラベルシートの
張力が急激に変化して振動が生じる、というようなこと
が回避される。その結果、そのような振動等の外乱がラ
ベル発行の開始時点にも残存して、それによりラベルプ
リンタの印字がずれたりぶれたりする等の不具合が回避
される。
【0017】次に、請求項5に記載の発明は、前記請求
項1と同様に、それぞれ独立に実行可能な発行部と巻取
部とを有するラベル発行装置であって、発行部と巻取部
との間のラベルシートに当接して張力を付与する当接手
段と、前記当接手段とラベルシートとが当接しているか
否かを検出する当接状態検出手段と、前記当接手段とラ
ベルシートとが当接していないときは、シートの巻取速
度をラベルの発行速度より速くする制御手段とが設けら
れていることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、プリンタの発行動作を
止めることなく、プリンタの発行とシートの巻取りとを
同時にスタートしながら(例えば始動時や再開時)、あ
るいは共に続行しながら(例えば通常作業への復帰
時)、前記請求項1と同様の作用が得られる。すなわ
ち、当接手段がラベルシートに当接していないときは、
シートの巻取速度をラベルの発行速度より速くするか
ら、両者間に相対速度差が生まれ、シートの巻取りがラ
ベルの発行に優先して、その結果として、当接手段とラ
ベルシートとの当接が図られる。そして、当接手段とラ
ベルシートとが当接し、ラベルシートに適度な張力が働
くようになった後は、その状態を維持するように、通常
作業・通常動作に移行すればよい。
【0019】プリンタの印字発行動作を停止しないか
ら、ラベル発行装置の能力を徒に低下させなくて済む、
という利点がある。他にも、傍らで観察しているオペレ
ータに違和感を与えない、プリンタの印字発行駆動源の
オン・オフの切換え回数が可及的に少なくなり、該駆動
源の耐久性や消費エネルギ(電力等)が少なくて済む、
という利点もある。以下、発明の実施の形態を通して本
発明をさらに詳しく説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本実施の形態
に係るラベル発行装置1は、ラベルプリンタ10と巻取
装置20とを備える。ラベルプリンタ10は、サーマル
印字ヘッド11、プラテンローラ12、ガイドバー13
等を有し、ロールR1から繰り出されたラベルシートS
に印字を施して発行口Aから発行する。ラベルシートS
は、図2に示すように、例えば長尺の台紙上に多数のラ
ベルX…Xを剥離可能に並設したものである。あるい
は、裏糊のない長尺の用紙に等間隔でミシン目を入れて
多数のラベルX…Xに仕立てたものでもよい。ラベルプ
リンタ10は、他に、キーボードを有する入力部14
や、液晶画面を有する表示部15等を備える。
【0021】巻取装置20は、ラベルプリンタ10にヒ
ンジHで開閉可能に連結されたフレーム20aを有す
る。フレーム20aに巻取シャフト21が回転自在に備
えられ、該シャフト21にラベルプリンタ10から繰り
出されたラベルシートSがロールR2に巻き取られる。
巻取シャフト21はタイミングベルト23を介して駆動
源(例えばDCモータ)22により回転駆動される。
【0022】巻取装置20は、ラベルプリンタ10から
巻取装置20に向けて走行するラベルシートSに当接し
て張力を付与する当接手段を備える。当接手段はローラ
25を含み、該ローラ25は巻取シャフト21と同軸B
に揺動自在のアーム24の先端に取り付けられ、ラベル
シートSに上方から当接している。ラベルシートSはロ
ーラ25及びアーム24の重量により下方に押され、張
力が発生している。アーム24ひいてはローラ25をス
プリング等でさらに下方に付勢してもよい。
【0023】このラベル発行装置1は、ローラ25とラ
ベルシートSとの当接位置を検出する当接位置検出手段
を備える。当接位置検出手段はフレーム20aに固定さ
れたセンサ27,28を含む。センサ27,28は、揺
動アーム24に組み付けられた遮光板26の移動経路
(揺動中心Bを中心とする円周)上の相異なる位置に配
置されている。センサ27,28は、投光部から投じた
光が遮光板26で遮られずに受光部に届いたか(投
光)、又は遮られて届かなかったか(遮光)を検知する
ことで、遮光板26、ひいてはアーム24及びローラ2
5が、各センサ27,28の位置まで移動してきたこと
を検出する。
【0024】表1に示すように、これらのセンサ27,
28の投光・遮光の組合せにより4つのパターンができ
る。
【0025】
【表1】
【0026】図3に示すように、上側の第1センサ27
も下側の第2センサ28も投光のとき、アーム24は水
平より上向きとなり、ストッパ29bによってそれ以上
の上方への揺動が規制される。すなわち、ローラ25と
ラベルシートSとの当接位置は上死点にある(ポジショ
ン1:P1)。このP1では、ロールR2の巻取速度が
発行口Aからのラベル発行速度より大きくなると、ラベ
ルシートSはローラ25に押し付けられ、当接がきつく
なり、たちまちラベルシートSに過度の張力が発生し
て、ラベルX…Xや台紙あるいは印字やミシン目の伸び
や割れや裂け等の不具合が生じる。よって、ラベルシー
トSの走行中は、このP1の状態はできるだけ回避した
い。
【0027】一方、図4に示すように、上側の第1セン
サ27が遮光で、下側の第2センサ28が投光のとき、
アーム24は略水平となり、ラベルシートSに適度な張
力が発生する。ローラ25とラベルシートSとの当接位
置はアーム24の揺動可能範囲の中ほどにある(ポジシ
ョン2:P2)。このP2では、巻取速度と発行速度と
が一致しなくても、そのずれはアーム24及び前記当接
位置の上下動に吸収され、その結果、ラベルシートSの
張力は影響を受けず、大きく変動したりしない。よっ
て、ラベルシートSの走行中は、このP2の状態にでき
るだけ収束させたい。
【0028】また、図5に示すように、上側の第1セン
サ27も下側の第2センサ28も遮光のとき、アーム2
4は水平より下向きとなり、やはりラベルシートSに適
度な張力が発生する。ローラ25とラベルシートSとの
当接位置は引き続きアーム24の揺動可能範囲の中ほど
にある(ポジション3:P3)。このP3においても、
巻取速度と発行速度とがたとえ一致しなくても、そのず
れはアーム24及び前記当接位置の上下動に吸収される
から、ラベルシートSの張力は影響を受けず、大きく変
動したりしない。よって、ラベルシートSの走行中は、
このP3の状態も目標の状態となり得る。
【0029】そして、図6に示すように、上側の第1セ
ンサ27が投光で、下側の第2センサ28が遮光のと
き、アーム24は大きく下向きとなり、ストッパ29a
によってそれ以上の下方への揺動が規制される。すなわ
ち、ローラ25とラベルシートSとの当接位置は下死点
にある(ポジション4:P4)。このP4では、ロール
R2の巻取速度が発行口Aからのラベル発行速度より小
さくなると、ローラ25とラベルシートSとの当接が外
れ、たちまちラベルシートSに弛みが発生し、巻取装置
20におけるラベルシートSの巻取りが緩んで、しっか
りと見栄えのよい巻取ロールR2が出来なくなったり、
あるいは、ラベルプリンタ10における印字にずれや重
なりが生じて、印字不良が起こる。よって、ラベルシー
トSの走行中は、このP4の状態にもできるだけしたく
ない。
【0030】図1に示すように、このラベル発行装置1
のコントロールユニット30は、これらの第1、第2セ
ンサ27,28の検出結果を入力し、前記のように、そ
の検出結果の組み合わせに基いて、ローラ25とラベル
シートSとの当接位置をP1,P2,P3,P4の4段
階に検出する。そして、その検出結果に基づいて、実際
のローラ25とラベルシートSとの当接位置が目標位置
(すなわちP2,P3)となるように、ラベルプリンタ
1のラベルX…Xの発行動作(代表的にはラベル発行速
度)、及び巻取装置20のラベルシートSの巻取動作
(代表的にはシート巻取速度あるいは巻取回転角速度)
を、それぞれ独立に制御する。その結果、ローラ25と
ラベルシートSとの当接位置を、図3のP1や図6のP
4を避けて、図4のP2〜図5のP3に収束させる。こ
れにより、走行中のラベルシートSに常に適度な張力を
作用させ続けることができ、印字の伸びや巻取り不良等
の問題を解消できる。
【0031】コントロールユニット30は、表2に示す
ように、予め、各ポジションP1〜P4に対応させて、
4段階に変化する4つのシート巻取速度(より詳しく
は、モータ22の巻取回転角速度)のデータを非昇華性
のメモリに格納している。そして、第1、第2センサ2
7,28の検出結果から判定される実際のポジション
(当接位置)を前記表に当てはめて、該当する内容でモ
ータ22を制御する。
【0032】
【表2】
【0033】[始動時制御第1例]以上は、ラベル発行
装置1の通常作業中に行う制御のあらましであった。次
に、このラベル発行装置1の始動時又は起動時に行う制
御を説明する。始動時や起動時は、それまでラベルプリ
ンタ10によるラベルX…Xの発行や、巻取装置20に
よるラベルシートSの巻取りが比較的長時間停止してい
るから、図7に示すように、ラベルシートSはラベルプ
リンタ10と巻取装置20との間で自重により垂れ下が
り、ローラ25の下死点P4より下方に離れて、ローラ
25との接触が外れている可能性が高い。
【0034】この始動時制御第1例では、ローラ25と
ラベルシートSとが当接しているか否かを検出し、図7
のように当接していないとき、つまりラベルシートにほ
とんど張力が働いていないときは、ラベルX…Xの発行
を停止したまま、先にシートSの巻取りだけを行う。こ
れにより、まずローラ25とラベルシートSとの当接を
図り、ラベルシートSに適度な張力が働くようにする。
そして、ローラ25とラベルシートSとが当接し、その
結果、ラベルシートSに適度な張力が働くようになった
後に、ラベルプリンタ10によるラベルX…Xの発行を
行う。
【0035】これにより、ローラ25とラベルシートS
とが当接しておらず、ラベルシートSに張力が働いてい
ない場合に生じ得る、ラベルプリンタ10における印字
ずれも、また、ローラ25とラベルシートSとが当接し
ていない状態から、当接する状態に切り替わる際に発生
し得る張力の変動による、ラベルプリンタ10における
印字ぶれも、いずれも回避される。
【0036】なお、ローラ25とラベルシートSとが当
接しているか否かの検出は、前述の当接位置検出用のセ
ンサ27,28で行う。つまり、センサ27,28は、
当接位置検出手段と当接状態検出手段とを兼ねる。これ
らのセンサ27,28により、ラベル発行装置1の始動
時に、下死点P4が検出されたときは、ローラ25とラ
ベルシートSとが当接していないと判断してよい。一
方、P3以上が検出されたときは、ローラ25とラベル
シートSとが当接していると判断できる。あるいは、オ
ペレータが目視で観察して判断し、非当接状態であると
判断したときは、例えば入力部14に設置した始動時制
御ボタン(この始動時制御を実行することをコントロー
ルユニット30に指示するためのボタン)を押すように
してもよい。
【0037】具体的動作としては、先ず、ローラ25と
ラベルシートSとが当接していないとき、モータ22を
低速で駆動し始め、ラベルシートSをゆっくりと巻き取
る。これにより徐々にラベルシートSが上昇していっ
て、下死点P4にあるローラ25に下方から接近する。
すなわち、シートSの弛み取りの過程である。
【0038】そして、シートSがローラ25に接触し、
ローラ25で当接される状態になる。これにより、シー
トSに張力が発生し、その状態で、さらにモータ22を
低速駆動させることにより、シートSとローラ25とは
当接状態を保ったまま、上昇していく。つまり当接位置
Pが上動する。
【0039】そして、ポジション(当接位置)がP3〜
P2になった時点で、ラベルプリンタ10はラベルX…
Xの印字・発行を開始する。そして、そのまま、前述し
た通常作業時の制御に移行していく。ここで、前記の下
死点P4は、ローラ25とラベルシートSとが非当接状
態から当接状態になるときの当接位置である。また、前
記のP3やP2のポジションは、該下死点P4より所定
量当接側(アーム24の揺動可能範囲側)に過ぎた位置
(偏倚した位置)である。
【0040】すなわち、単に、ローラ25とラベルシー
トSとが下死点P4において非当接状態から当接状態に
なった時点で、直ちにラベル発行を行うのではなく、そ
の後、さらにその当接がより確実となった時点(P3〜
P2)でラベル発行を行うから、確実にラベルシートS
にローラ25及びアーム24の重量による張力が作用し
ている状態でラベルX…Xが発行され、これにより、ラ
ベルプリンタ10において印字ずれ等の印字不良が確実
に解消される。また、ラベル発行動作を開始した後に、
再びラベルシートSが下死点P4を越えて下方に弛んで
ローラ25と非当接状態になり、印字不良が発生する、
というような不具合も少なくなる。
【0041】しかも、ラベル発行を行うまでの期間中、
ずっとモータ22を低速回転させるから、シートSはゆ
っくり低速で巻き取られ、下死点P4でローラ25に当
接する際のショック・衝撃が少なくて済む。よって、ラ
ベル発行を行う前に、ラベルシートSの張力が急激に変
化して振動が生じる、というような不具合が回避され
る。その結果、そのような振動等の外乱がラベル発行の
開始時点にも残存して、それによりラベルプリンタ10
の印字がずれる等の不具合が回避される。換言すれば、
穏便な条件下・環境下でラベル発行が開始されることに
なる。
【0042】なお、以上に準じて、この始動時制御を、
例えばラベル発行装置1を休憩時間等でいったん停止し
た後の再開時や、異常発生後における通常作業制御への
復帰時等に適用することもできる。ただし、ラベル発行
装置1の始動時は、再開時や復帰時等に比べて停止して
いた時間が長く、それだけラベルシートSが大きく垂れ
下がっている可能性が高いから、この始動時制御の効果
が顕著となる。
【0043】通常制御への復帰動作はおよそ次のようで
ある。ラベルシートSの通常走行中・通常動作中に下死
点P4が検出されたら、DCモータ22は表2のように
高速で駆動されるから、ラベルシートSは高速で巻き取
られ、弛みが回避されるようになっているが、例えば該
モータ22に何等かの理由により異常が発生して、不測
にもラベルシートSを高速で巻き取ることができなくな
ったときは、ラベルシートSが下死点P4よりも下方に
垂れ下がってしまい、弛みが発生する。そこで、モータ
22を駆動しているにも拘わらず、下死点P4が解消さ
れないときは(例えば下死点P4を所定時間以上検出し
続けているときは)、ラベルプリンタ10の印字発行動
作を一時中止する。そして、下死点P4が解消されたと
きに(例えばP3〜P2で)、印字発行動作を再開し
て、通常作業制御へ復帰する。
【0044】[始動時制御第2例]ローラ25とラベル
シートSとの非当接時、ラベルプリンタ10の発行動作
を停止せずに、プリンタ10の発行動作と巻取装置20
の巻取動作とを同時に開始させながら(始動時、再開時
の場合)、あるいは共に続行させながら(通常作業への
復帰時の場合)、前記第1例と同様の作用を得ることが
できる。すなわち、シートSの巻取速度をラベルX…X
の発行速度より速くすればよい。換言すれば、ラベルX
…Xの発行速度をシートSの巻取速度より遅くすればよ
い。その結果、両者間に相対速度差が生まれ、シートS
の巻取りがラベルX…Xの発行に優先して、ローラ25
とラベルシートSとの当接が図られる。ローラ25とラ
ベルシートSとが当接し、ラベルシートSに適度な張力
が作用するようになった後は、その状態を維持するよう
に、通常作業・通常動作・通常走行に移行すればよい。
【0045】プリンタ10の印字発行動作を停止しない
から、このラベル発行装置1の能力を徒に低下させなく
て済む、という格別の作用効果が奏される。加えて、傍
らで観察しているオペレータに違和感を与えない、プリ
ンタ10の印字発行駆動源のオン・オフの切換え回数が
可及的に少なくなり、該駆動源の耐久性や消費エネルギ
(電力等)が少なくて済む、という利点もある。
【0046】[始動時制御第3例]始動時制御第1、第
2例のように、ローラ25とラベルシートSとが当接し
ていないときのラベルシートSの巻取り(弛み取り)を
全自動化すると、ラベルシートSの垂下量が大きいとき
は、思いのほか時間がかかる。特に、ラベルシートSの
ローラ25への衝突時のショックを和らげるために、低
速で巻き取っていると、余計に時間がかかって、その
間、オペレータは傍らで待機することになる。よって、
時間と消費電力の節約のために、オペレータが巻取シャ
フト21又は巻取ロールR2を手で巻取り方向に回して
手動でラベルシートSの弛み取りをしてもよい。
【0047】そのために、例えば、ラベル発行装置1の
始動時に下死点P4が検出され、ローラ25とラベルシ
ートSとが当接していないと判断されたときは、表示部
15に「巻取り・弛み取り」を促すメッセージを表示す
る。その際、アーム24及びローラ25をP3〜P2ま
で上昇させてからラベル発行装置1を始動させることを
併せて表示する。
【0048】これに準じて、一般に、ラベル発行装置1
の始動時や、ロールR1,R2交換後の再開時等に、ラ
ベルシートSにアーム24及びローラ25を掛けて当接
させることを促すメッセージや警告を報知するようにし
てもよい。ラベルシートSにアーム24及びローラ25
を掛け忘れても巻き取りが行われ、その掛け忘れに気付
き難いから、そのような掛け忘れのないように周知方を
図る意義は大きい。また、掛け忘れたまま巻取りを行う
と、モータ22は駆動しているのに、アーム24が下死
点P4から上がらないことになる。これにより、ラベル
シートSにアーム24及びローラ25を掛け忘れたまま
巻取りを行っていることが判断できるから、そのとき
は、ラベル発行装置1を自動停止して、再度、ラベルシ
ートSにアーム24及びローラ25を掛けてから運転す
ることを促すようにしてもよい。
【0049】[終了・完了制御]次に、このラベル発行
装置1の巻取終了時に行う制御を説明する。あるアイテ
ムのラベルの予定枚数の発行を完了し、巻き取ったロー
ルR2を取り外すとき、ラベル発行口Aでラベルシート
Sを切断する作業を行うことになる。しかし、このと
き、ラベルシートSが引っ張られているから、ラベルシ
ートSが弛まず、該シートSを切断することが困難とな
る。そこで、巻き取ったロールR2をシャフト21上で
手で反巻取方向に回し、シートSを弛ませてから切断す
ることになるが、作業性がよくない。
【0050】このような不具合は、プリンタ10内のラ
ベルロールR1が終了し、新しいロールR1をプリンタ
10にセットする際にも遭遇する。つまり、そのような
場合、プリンタ10の正面側に位置する巻取装置20が
邪魔であるから、該巻取装置20をプリンタ10から遠
ざけて退避させなければならない。そして、そのとき、
巻取装置20の退避を容易とするために、巻き取ったロ
ールR2をシャフト21上で手で反巻取方向に回して、
シートSを弛ませる必要が生じるからである。
【0051】そこで、予定枚数のラベルの発行が完了し
たとき、あるいは、ラベルロールR1の使用が終了した
ときに、自動的に巻取モータ22を逆回転(反巻取方向
に回転)させて、自動でシートSを弛ませるようにする
とよい。これにより、シートSの発行口Aでの切断作業
や、巻取装置20の退避作業が効率よく行える。
【0052】[ラベル発行枚数制御第1例]このラベル
発行装置1で巻き取ったロールR2は、例えばスーパー
マーケット等で使用するハンドラベラや、生産ラインで
使用するオートラベラ等に装着されて、ラベルX…Xの
自動貼付に用いられる。そのような自動ラベラに装着す
る際、該ラベラの巻取部に、ロールR2から繰り出した
シートSの先端部が係止される。その係止のために、ロ
ールR2から最初に繰り出した一定部分は、ラベル貼付
に使用されず、ロスト部分・無駄部分となる。さらに、
自動ラベラによっては、ロールR2の最後の一定部分を
やはりラベル貼付に使用することができず、ここもロス
ト部分・無駄部分となる場合がある。
【0053】従来、ラベル発行装置1に、例えば発行枚
数を100枚と入力すれば、100枚のラベルX…Xが
連なったシートSが生産される。そのうち、ロールR2
の最初の8枚が無駄部分、最後の10枚が無駄部分とす
ると、結局ラベル貼付に使用できるのは残りの82枚と
なる。ラベル貼付に100枚使用したければ118枚と
入力しなければならない。ところが、この入力された数
値を、ラベル貼付の統計処理や集計処理に用いることが
あり、実際には100枚のラベル貼付をしたのに、11
8枚のラベル貼付をしたと誤認されてしまう。しかも、
無駄部分のラベル枚数は、自動ラベラの機種、ラベルX
の種類等に依存していろいろに変わる。よって、それを
その都度考慮して計算し直し、手間をかけて入力を行っ
ていた。
【0054】そこで、コントロールユニット30は、予
め、装着する自動ラベラの機種毎、あるいはラベルXの
種類毎等に、最初の無駄枚数N1及び最後の無駄枚数N
3のデータを非昇華性のメモリに格納している。例え
ば、オペレータは、自動ラベラの機種、及びラベルXの
種類を指定した上で、図2に示すように、ラベル貼付に
使用したいラベルX…Xの枚数N2をそのまま入力すれ
ば、コントロールユニット30は、メモリからデータN
1,N3を読み出して、それらを加算した枚数Nを自動
的に発行する。無駄ラベルの枚数を考慮することなく必
要枚数のみ入力すればよいから、作業が単純化する。し
かも発行枚数の計算間違いがない。さらに、その入力さ
れた数値N2がそのまま統計処理・集計処理に用いられ
るから、実際の使用枚数と、入力上・登録上の枚数との
不一致が起きることもない。
【0055】その場合、例えば巻取りが完了して巻取ロ
ールR2をシャフト21から取り外したとき等には、読
み出したデータN1,N3をリセットする必要がある。
そこで、例えば入力部14に設置したリセットボタンを
押すことを表示部15に表示して、そうすることをオペ
レータに促すようにするとよい。あるいは、図8に示す
ように、巻取シャフト21にリセットスイッチ21bを
内蔵し、該シャフト21に新たに巻取ロールR2の芯T
をセットしたときや、新たにラベルシートSを巻きつけ
たときに、リセットスイッチ21bが自動的に押され
て、前回の作業で読み出し、使用したデータN1,N3
をキャンセルするようにしてもよい。
【0056】[ラベル発行枚数制御第2例]例えば巻取
り開始時には、まず、図9に示すように、ラベルシート
Sをプリンタ10の発行口Aから引き出して巻取装置2
0の巻取シャフト21に係止しなければならない。する
と、図示したように、発行口Aからシャフト21までの
距離LだけシートSを先に発行しておかねばならない。
もちろん、この距離LはポジションP1〜P4によって
変化するが、ここでは好ましい始動時の位置Pは一定で
あるとする(例えばP3〜P2:図例はP2の場合を示
す)。ただし、その距離Lを達成するために必要なラベ
ルXの発行枚数はラベルXの種類によって変化する。
【0057】例えば、200枚のラベルX…Xでなる巻
取ロールR2を生産したいとき、従来は、まず、前記距
離Lを達成するために必要なラベルXの発行枚数を計算
して入力し(例えば15枚)、その枚数だけ先に発行さ
せ、それでシャフト21へのシートSの係止作業を行
う。そして、再度残りの枚数(この設例では185枚)
を入力し、最後まで発行させていた。しかし、これで
は、発行枚数を2回に分けて入力するから、面倒で手間
がかかる。しかも、最初の15枚の発行時は、巻取装置
20の巻取回転を停止させてプリンタ10だけ駆動さ
せ、その状態で係止作業を行い、次いで、残りの185
枚の発行時には、プリンタ10と巻取装置20とを両方
駆動させる、という複雑なスイッチング操作も行わねば
ならない。
【0058】そこで、コントロールユニット30は、予
め、ラベルXの種類毎等に、ラベルプリンタ10の発行
口Aから巻取装置20の巻取シャフト21までの距離L
を達成する発行枚数のデータを非昇華性のメモリに格納
している。そして、コントロールユニット30は、巻き
始めであることを、オペレータによるリセット操作、あ
るいは、前記図8に示したシャフト内蔵リセットスイッ
チ21b等により検知し、ラベルXの必要発行枚数(オ
ペレータはトータルの発行枚数(前記設例でいえば20
0枚)をそのまま入力すればよい)が入力されたら、発
行するラベルXの種類に応じて前記距離Lを達成するラ
ベル枚数を読み出し、巻取モータ22を停止させたま
ま、まずその枚数だけ発行する。その間、表示部15に
は、「ラベルシートSを巻取装置20に装着してくださ
い」等のメッセージを表示する。前記枚数だけ発行した
ら、プリンタ10の駆動は一時停止する。
【0059】プリンタ10の一時停止期間中、オペレー
タは発行されたシートSを巻取シャフト21に巻いて係
止する。そして、オペレータが、例えば入力部14に設
置した運転スイッチあるいは前記メッセージの解除スイ
ッチ等を押下することによって、前記メッセージが画面
から消え、同時にプリンタ10によるラベル発行と巻取
装置20によるシート巻取りとが併行して最適ポジショ
ンP2から開始する。発行枚数を2回に分けて入力する
必要がなく、作業効率がアップする。また、巻取装置2
0にラベルシートSの先を取り付けるまで、該巻取装置
20が停止しているから、安全性が高い。しかも、先に
発行された部分を用いてラベルシートSを巻取装置20
に係止すると、自然に最適目標ポジション(この例では
P3〜P2)からこのラベル発行装置1を運転開始する
ことができる。
【0060】なお、以上において、ラベル発行装置1の
ラベル発行の形式は、連続式、間欠式のいずれでもよ
い。また、ラベルプリンタ10は、ラベル逐次発行式を
兼ねるものでもよい。すなわち、図1に鎖線で示すよう
に、ガイドバー13を剥離バーとして用い、長尺のラベ
ルシートSを延々と外部に繰り出すのではなく、印字し
たラベルXをその都度1枚1枚発行口Aから突き出すの
である。台紙は剥離バー13で屈曲された後、ラベルプ
リンタ10内で巻き取られる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラベル発行装置の始動時、再開時、あるいは通常作業へ
の復帰時等に生じ得る、ラベルプリンタの印字ずれや印
字ぶれ等の印字不良を抑制することができる。本発明
は、発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻
き取る巻取装置を備えたラベル発行装置一般への幅広い
利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るラベル発行装置の
概略側面図である。
【図2】 長尺のラベルシートの概略平面図である。
【図3】 ローラとラベルシートの当接位置がポジショ
ン1の場合の概略側面図である。
【図4】 同、ポジション2の場合の概略側面図であ
る。
【図5】 同、ポジション3の場合の概略側面図であ
る。
【図6】 同、ポジション4の場合の概略側面図であ
る。
【図7】 長時間停止後にラベルシートがポジション4
を越えて下方に垂れ下がり、ローラとラベルシートとの
当接が解除していることを説明するための概略側面図で
ある。
【図8】 巻取シャフトに内蔵したリセットボタンを説
明するための概略拡大図である。
【図9】 ラベルプリンタから引き出されたラベルシー
トが巻取装置に届くまでの距離を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ラベル発行装置 10 ラベルプリンタ(発行部) 20 巻取装置(巻取部) 21 巻取シャフト 22 駆動源(DCモータ) 25 ローラ(当接手段) 27,28 センサ(当接状態検出手段、当接位置検出
手段) 30 コントロールユニット(制御手段) P1〜P4 当接位置 S ラベルシート X ラベル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベルを発行する発行部と、 発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻き取
    る巻取部とを有し、 発行部におけるラベルの発行と巻取部におけるシートの
    巻取りとがそれぞれ独立に実行可能なラベル発行装置で
    あって、 発行部と巻取部との間のラベルシートに当接して張力を
    付与する当接手段と、 前記当接手段とラベルシートとが当接しているか否かを
    検出する当接状態検出手段と、 前記当接手段とラベルシートとが当接していないとき
    は、ラベルの発行を停止し、シートの巻取りだけを行っ
    て、その当接を図り、前記当接手段とラベルシートとが
    当接した後に、ラベルの発行を行う制御手段とが設けら
    れていることを特徴とするラベル発行装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、当該ラベル発行装置の始
    動時に前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載
    のラベル発行装置。
  3. 【請求項3】前記当接手段とラベルシートとの当接位置
    を検出する当接位置検出手段が設けられ、 前記制御手段は、前記当接位置検出手段で検出される当
    接位置が、前記当接手段とラベルシートとが非当接状態
    から当接状態になるときの当接位置より所定量当接側に
    過ぎた位置に到達したときに、ラベルの発行を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のラベル発行装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、ラベルの発行を行うまで
    はシートの巻取りを低速で行うことを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載のラベル発行装置。
  5. 【請求項5】ラベルを発行する発行部と、 発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻き取
    る巻取部とを有し、 発行部におけるラベルの発行と巻取部におけるシートの
    巻取りとがそれぞれ独立に実行可能なラベル発行装置で
    あって、 発行部と巻取部との間のラベルシートに当接して張力を
    付与する当接手段と、 前記当接手段とラベルシートとが当接しているか否かを
    検出する当接状態検出手段と、 前記当接手段とラベルシートとが当接していないとき
    は、シートの巻取速度をラベルの発行速度より速くする
    制御手段とが設けられていることを特徴とするラベル発
    行装置。
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