JP2003250033A - スキャナ装置 - Google Patents

スキャナ装置

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JP2003250033A
JP2003250033A JP2002047658A JP2002047658A JP2003250033A JP 2003250033 A JP2003250033 A JP 2003250033A JP 2002047658 A JP2002047658 A JP 2002047658A JP 2002047658 A JP2002047658 A JP 2002047658A JP 2003250033 A JP2003250033 A JP 2003250033A
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JP
Japan
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album
date
data
scanner device
scanner
Prior art date
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JP2002047658A
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English (en)
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Tomoaki Tamura
知章 田村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はスキャナ装置に関し、アルバムの使
用時期を的確に認識することができ、またアルバムに貼
り付けられている写真プリントの画質を好ましい色彩で
取り込むことができるスキャナ装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】 複数の静止画像及び/又は文字情報を読
み取るスキャナ装置において、アルバム使用開始年月日
と使用終了年月日の何れか又は両方を入力できるように
構成される。このように構成することにより、アルバム
使用開始年月日と使用終了年月日の少なくとも一つを入
力するので、アルバムの使用時期を的確に認識すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルバムから画像情
報をディジタルデータとして読み込むスキャナ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル写真画像処理システム
の発達により、多様なサービスを受けることが可能にな
ってきている。図7はディジタル写真サービスシステム
の概念図である。図において、4はディジタル写真サー
ビスシステムの中核をなすディジタル写真サービス装置
である。該ディジタル写真サービス装置としては、例え
ばコンピュータが用いられる。5は該ディジタル写真サ
ービス装置4と接続され、ディジタル画像データ等を記
憶するデータベースである。
【0003】1はディジタルカメラ、2はフィルム、3
はアルバムである。これらの画像情報はディジタル化さ
れ、ディジタル写真サービス装置4に入力される。ディ
ジタルカメラ1では、取り込んだ画像そのものが既にデ
ィジタル画像であるので、ディジタル写真サービス装置
4に取り込まれ、データベース5に記憶される。フィル
ム2に記憶されたアナログ画像情報は、フィルムスキャ
ナ(図示せず)によりスキャンされ、ディジタル画像デ
ータに変換された後、ディジタル写真サービス装置4に
入力され、データベース5に記憶される。
【0004】アルバム3には、プリント写真がページ毎
に貼り付けられている。この場合に、プリント写真は、
のり付けされているか、又は透明シートにより各ページ
に貼り付けられている。アルバム3に貼り付けられてい
る写真画像はスキャナ(図示せず)によりディジタル画
像データとして読み取られ、ディジタル写真サービス装
置4に入力され、データベース5に記憶される。
【0005】ディジタル写真サービス装置4は、ネット
ワーク6を介して外部にデータベースに記憶されている
画像データを転送し、或いはメディア7に画像データを
転送する。このように、データベース5に蓄積された画
像データは、あらゆる用途に対応でき、各種のサービス
を提供することができる。
【0006】現在、写真は従来のフィルムからディジタ
ルへの過渡期であり、プリントもフィルムからのもの、
ディジタルカメラからのものが混在している。データベ
ースで自分や家族の写真を一括管理することで、新たな
アルバムの編集、発行が容易になり、ネットワーク上で
迅速なサービスを提供することができるが、そのために
は、従来のフィルムからのプリントをディジタル化する
必要がある。
【0007】また、ユーザはフィルムそのものを年代順
に整理保存している人は少なく、学校の卒業アルバムの
ようにユーザはフィルムを所有していない場合も多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のディジ
タル写真サービスシステムでは、アルバム3からディジ
タル写真サービス装置4に取り込むのに問題があった。
例えば、アルバムの使用開始時期と使用終了時期との関
係をどのようにして取り込んだ画像データに反映させる
かが問題であった。特に、使用開始時期が明確に記載さ
れていない場合に、使用開始時期等を把握するのが困難
であった。また、アルバムが透明シートを用いている場
合、透明シートの劣化等により、貼り付けられた写真プ
リントが正しく読みとれないという問題があった。ま
た、透明シートをはがしてスキャンすることは、大変な
手間がかかり、写真を破損する危険もあるため、非常に
困難な作業であった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、アルバムの使用時期を的確に認識するこ
とができ、またアルバムに貼り付けられている写真プリ
ントの画質を好ましい色彩で取り込むことができるスキ
ャナ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の発
明は、複数の静止画像及び/又は文字情報を読み取るス
キャナ装置において、アルバム使用開始年月日と使用終
了年月日の何れか又は両方を入力できるように構成され
たことを特徴とする。
【0011】このように構成すれば、アルバム使用開始
年月日と使用終了年月日の少なくとも一つを入力するの
で、アルバムの使用時期を的確に認識することができ
る。 (2)請求項2記載の発明は、前記アルバム使用開始年
月日のデータとして、それらの元データを収録するアル
バムの型番や名称を読み取り、読み取った情報によりア
ルバムの使用開始年月日を推定する手段を具備すること
を特徴とする。
【0012】このように構成すれば、アルバムの型番や
名称からアルバムの使用開始年月日を推定することがで
きる。 (3)請求項3記載の発明は、前記読み取った情報と、
アルバムメーカの製品カタログと比較参照することで、
アルバムの使用開始年月日を推定することを特徴とす
る。
【0013】このように構成すれば、請求項2で読み取
った情報とアルバムメーカの製品カタログとを比較参照
することで、アルバムの使用開始年月日を推定すること
ができる。 (4)請求項4記載の発明は、アルバムの型番及び/又
はアルバム使用開始年月日を元に、アルバムが透明シー
ト使用のものであるかどうかを判別することを特徴とす
る。
【0014】このように構成すれば、アルバムの型番及
び/又はアルバム使用開始年月日とからアルバムが透明
シート使用のものであるかどうかを判別することができ
る。 (5)請求項5記載の発明は、前記透明シートが反射す
るのを防止するため、散乱光で露光するか又は偏光で露
光することを特徴とする。
【0015】このように構成すれば、透明シート越しに
プリント写真をディジタル画像データとして読み込むこ
とが可能となる。 (6)請求項6記載の発明は、アルバムから読み込んだ
画像の図柄を解析して、年の切り替わりを推定すること
を特徴とする。
【0016】このように構成すれば、画像の図柄から年
の切り替わりを推定することができる。例えば、門松が
写っていたら正月の写真であり、年が切り替わったこと
が推定できる。 (7)請求項7記載の発明は、アルバムの使用開始年月
日と使用終了年月日が予め分かっている場合に、写真に
日時を推定するデータがない場合には、その期間をアル
バムのページ数で均等割りして、撮影日時を推定するこ
とを特徴とする。
【0017】このように構成すれば、写真に日時を推定
するデータがない場合でも、撮影日時を推定することが
可能となる。 (8)請求項8記載の発明は、読み込んだ写真を解析し
て被写体の年齢を推定し、子供が写っている写真の場合
には、前記撮影日時の推定に割り振りの重み付けを行な
うことを特徴とする。
【0018】身体形状から年齢を推定するには、例えば
特開2000−325142号等の技術があり、身体形
状から被写体の年齢を推定することが可能である。ま
た、顔面を認識すれば、目、耳、口等の配置から年齢推
定を行なうことが可能である。アルバムに貼り付けられ
る写真は、子供の頃ほど多い傾向がある。そこで、子供
の年が若いほど写真がたくさん貼り付けられているの
で、期間の割り振りを長くする。このように、本発明に
よれば、写った人物の年代に応じて、アルバムのページ
を最適に割り振ることが可能となる。 (9)請求項9記載の発明は、スキャナで読み込んだ画
像データの色特性を補正する色特性補正手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0019】このように構成すれば、スキャナで読み込
んだ画像データに適当な色補正を行なって、画質を向上
させることができる。 (10)請求項10記載の発明は、アルバムが透明シー
トを用いたものである場合において、前記色特性補正手
段は、使用開始年月日と、アルバムの型番情報から、透
明シートの透明度や、現在までの透明度の経時変化を推
測し、スキャナ信号を補正することを特徴とする。
【0020】このように構成すれば、アルバムが透明シ
ートを用いたものである場合にも、画質のよい画像デー
タを得ることができる。 (11)請求項11記載の発明は、透明シートの透明度
が下がる、濁る、色が変化するというデータを予め保存
しておき、前記色特性補正手段は、これらのデータと読
み込んだ画像データとを照らし合わせて最適な色彩に補
正することを特徴とする。
【0021】このように構成すれば、透明シートが経時
変化した場合においても、画質のよい画像データを得る
ことができる。 (12)請求項12記載の発明は、印画紙に記述された
日付情報又は書き込まれた文字情報により撮影年月日を
読み取り、前記色特性補正手段は色補正処理の参考デー
タにすることを特徴とする。
【0022】このように構成すれば、印画紙に記述され
た情報により色補正を行ない、スキャナで読み取った画
像データの画質の低下を防止することができる。 (13)請求項13記載の発明は、前記色特性補正手段
が、補正データを作成し、最適な色彩になるように補正
するのに参照するデータは、撮影年月日、透明シートの
有無、印画紙メーカのデータであることを特徴とする。
【0023】このように構成すれば、撮影年月日、透明
シートの有無、印画紙メーカのデータに基づいて画像補
正を行ない、最適な色彩の画像を得ることができる。 (14)請求項14記載の発明は、アルバムから読み取
った画像から各写真に切り分け、撮影年月日、補正デー
タと共に画像記憶装置に記憶する手段を設けたことを特
徴とする。
【0024】このように構成すれば、写真コマ毎に切り
分けた画像データを撮影年月日、補正データと画像記憶
装置に記憶させておくことで、後で画像処理する場合に
これらのデータを有効に用いることが可能となる。 (15)請求項15記載の発明は、前記色特性補正手段
で補正した画像データと元の画像データとを記憶装置に
記憶することを特徴とする。
【0025】このように構成すれば、補正した画像デー
タと元の画像データとを記憶装置に記憶することで、後
で双方の画像を比較参照する時に都合がよい。 (16)請求項16記載の発明は、前記色特性補正手段
で補正した画像データと、補正に用いた補正データとを
記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0026】このように構成すれば、補正した画像デー
タと補正データとを記憶装置に記憶することで、後で画
像処理する場合にこれらのデータを有効に用いることが
可能となる。 (17)請求項17記載の発明は、前記色特性補正手段
で補正していない画像データと、補正に用いる補正デー
タとを記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0027】このように構成すれば、補正していない画
像データと補正データとを記憶装置に記憶しておくこと
で、後の画像処理で補正した画像データを得ることがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。図において、10はス
キャナ装置全体の動作を制御する制御部である。該制御
部10としては、例えばCPUが用いられる。11はア
ルバム、12は該アルバムをスキャンするスキャナ、1
3はアルバム11に記載されている文字を読み込むOC
R(オプチカル・キャラクタ・リーダ)である。
【0029】14はスキャナ12で読み取った画像デー
タをディジタルデータに変換するA/D変換器、15は
該A/D変換器14でディジタルデータに変換された画
像データを受けて所定の画像処理を行なう画像処理部で
ある。16はスキャナ装置として使用されるに必要な各
種のデータを記憶する記憶装置である。該記憶装置16
としては、例えばハードディスク装置等の大容量記憶装
置が用いられる。
【0030】17は必要に応じて、記憶装置16に記憶
されている画像データをプリントするか又は表示する出
力部である。該出力部17としては、プリンタ又はCR
T等が用いられる。18は、スキャナ装置に各種のコマ
ンド等を入力する操作部である。該操作部18として
は、例えばキーボード等が用いられる。スキャナ12、
OCR13、操作部18、A/D変換器14、画像処理
部15、記憶装置16及び出力部17は制御部10と接
続されている。このように構成された装置を用いて、本
発明の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0031】スキャナ12でアルバム11をスキャンす
る。この結果、スキャナ12からはアルバム11を読み
込んだ電気信号が発生する。このスキャナ12の出力
は、続くA/D変換器14でディジタルデータに変換さ
れる。該A/D変換器14でディジタルデータに変換さ
れた画像データは、続く画像処理部15に入って所定の
画像処理(色特性補正処理)を受ける。以上の動作は、
制御部10の制御の下に行なわれる。このようにして画
像処理が終了した画像は、記憶装置16に記憶される。
記憶された画像データは必要に応じて制御部10で読み
出され、出力部17に表示され、或いはプリントされ
る。
【0032】図2はアルバム11の外観図である。図に
おいて、20はアルバムの使用時期を記載した使用時期
記載部、21はアルバムの型番を記載した型番記載部で
ある。このようなアルバム11は、OCR13にかけら
れ、該OCR13で使用時期記載部20及び型番記載部
21に記載された型番が読み込まれる。読み込まれた文
字情報は、制御部10に送られる。該制御部10は送ら
れてきた文字情報を記憶装置16に記憶する。
【0033】この場合において、OCR13は使用開始
年月日と使用終了年月日の何れか又は両方を入力するこ
とができる。或いは、OCR13を用いずに操作部18
からオペレータがこれらの年月日情報を入力するように
してもよい。この結果、装置はアルバム11の使用時期
を的確に認識することができる。
【0034】また、アルバム11の型番記載部21から
OCR13はアルバムの型番又はアルバムの名称を入力
することができる。或いは、OCR13を用いずに操作
部18からオペレータが、これらの情報を入力するよう
にしてもよい。
【0035】このようにすれば、アルバムの型番や名称
からアルバムの使用開始年月日を推定することができ
る。また、本発明によれば、アルバムメーカの製品カタ
ログを記憶装置16に記憶させておくことができる。そ
して、制御部10は型番記載部21を元に入力された型
番又はアルバムの名称と、前記製品カタログに記載され
ている情報とを比較する。例えば、製品カタログには、
アルバムの型番とその型番を持つアルバムの製造年月日
が記載されている。図3は製品カタログを示す図であ
る。製品の型番とその型番のアルバムの製造年月日、透
明シール使用の有無が記憶されている。そこで、制御部
10は入力された型番又はアルバムを元に、前記製品カ
タログを参照する。そして、該当する型番が見つかった
ら、その製造年月日が当該アルバムが使用開始された年
月日であると推定することができる。
【0036】また、前述したように記憶装置16には、
アルバムの型番とアルバム使用開始年月日と、これら情
報に対応した型番が透明シートを使用しているかどうか
の情報を記憶させておくことができる。そこで、アルバ
ム11から型番が入力されたら、制御部10は記憶装置
16に記憶されている情報を参照して、当該型番のアル
バムが透明シートを使用しているかどうかを判別するこ
とができる。
【0037】図4はアルバムを開いた状態を示す図であ
る。図において、22は写真で、大小様々な形の写真が
貼られている。このような写真は、4隅にのり付けされ
る場合もあるし、また、コーナーで止める場合もある。
更には、透明シールで貼り付けるようにする方法があ
る。
【0038】ここで、写真22が透明シールであった場
合、スキャナ12で写真情報を読み込むものとする。読
み込む場合に、透明シールが反射すると写真画像を正し
く読み込むことができない。そこで、透明シートが反射
するのを防止するため、散乱光で露光するか又は偏光で
露光して読み込むようにする。このようにすれば、透明
シール越しにプリント写真をディジタル画像データとし
て読み込むことが可能になる。
【0039】本発明によれば、アルバムから読み込んだ
画像の図柄を解析して、年の切り替わりを推定すること
ができる。例えば、門松が写っていた場合には、正月で
あり、桜の花が写っていた場合には、3月である。この
ように、本発明によれば、画像の図柄から年の切り替わ
りを推定することができる。前記門松が写っていた場合
には正月であるので、年が改まったことを認識すること
ができる。
【0040】また、本発明によれば、アルバムの使用開
始年月日と使用終了年月日が予め分かっている場合に、
写真に日時を推定するデータがない場合、その期間をア
ルバムのページ数で均等割りして、撮影日時を推定する
ことができる。例えば、アルバムのページ数が60頁
で、使用開始年月日が1999年1月であり、使用終了
年月日が2000年1月であれば、60/12=5で、
1月毎に5頁ずつ写真を貼り付けていたことが推定され
る。このようにすれば、写真に日時を推定するデータが
ない場合でも、撮影日時を推定することができる。
【0041】被写体の体形、顔面の目、耳、口等の配置
から年齢推定を行なうことができるが、本発明によれ
ば、子供が写っている写真の場合、前記撮影日時の推定
に割り振りの重み付けを行なうようにすることができ
る。図5は年代別の撮影数を示す図の一例である。横軸
は年齢(才)、縦軸は撮影枚数である。例えば、生まれ
たばかりの赤ちゃんの場合、満1才になるまでに100
枚撮影される。次に、満1才から満2才までの間は90
枚撮影される。この撮影枚数は、年を重ねる毎に少なく
なってきて満12才頃には年間40枚となる。
【0042】そこで、子供の年が若いほど写真がたくさ
ん貼り付けられているので、ページの割り振りを長くす
る。例えば、満5才までを写した20ページのアルバム
であった場合、最初の6ページまでは満1才、次の5ペ
ージまでは満2才、次の4ページまでは満3才、次の3
ページまでは満4才、次の2ページまでは満5才と推定
する。その結果、写った人物の年代に応じて、アルバム
のページを最適に割り振ることができる。
【0043】また、本発明によれば、スキャナ12で読
み込んだ画像データに対し、色特性補正手段としての画
像処理部15で適当な色特性の補正を行なうことができ
る。この色特性の補正の方法としては、γ補正等、各種
の公知の画像処理技術を用いることができる。このよう
にすれば、スキャナで読み込んだ画像データに適当な色
補正を行なって、画質を向上させることができる。
【0044】また、本発明によれば、アルバムが透明シ
ートを用いたものである場合において、画像処理部15
は、使用開始年月日とアルバムの型番情報から、透明シ
ートの透明度や、現在までの透明度の経時変化を推測
し、スキャナ信号を補正することができる。例えば、透
明シートが経時変化により赤味がかってきた場合、画像
処理部15は画像データから赤みを少なくするような補
正を行なう。このようにして、アルバムが透明シートを
用いたものである場合にも、画質のよい画像データを得
ることができる。
【0045】また、本発明によれば、透明シートの透明
度が下がる、濁る、色が変化するというデータ(経時変
化データ)を、予め記憶装置16に保存しておき、前記
画像処理部15は、これらのデータと読み込んだ画像デ
ータとを照らし合わせて最適な色彩となるように補正す
ることができる。前記経時変化データは、実際に経時変
化データとしての測定を行ない、その測定の結果を記憶
装置16に保存しておくものである。この経時変化デー
タは、例えば操作部18からオペレータが入力するよう
にする。このようにすれば、透明シートが経時変化した
場合においても、画質のよい画像データを得ることがで
きる。
【0046】また、本発明は、印画紙に記述された日付
情報又は書き込まれた文字情報により撮影年月日を読み
取り、画像処理部15で画像処理を行なう時の参考デー
タにすることができる。図6は写真を示す図である。図
において、30は写真、31は写真の外ワク、32はオ
ートデート機能付きのカメラで撮影した時に、写真に焼
き込まれる文字情報記録部、33はラボでプリントをす
る際に外ワク31に書き込まれる文字情報記録部であ
る。
【0047】OCR13は、アルバムに貼られた写真の
文字情報32又は33から文字情報を読み込み、制御部
10に通知する。制御部10は、読み込んだ日時情報を
記憶装置16に一旦記憶させる。そして、画像処理部1
5で色補正処理を行なう場合に画像処理部15にこの日
時情報を与え、色補正処理を行なう時の参考データとし
て提供する。画像処理部15は、この日時情報を色補正
を行なう時の参考データとする。例えば、色補正を行な
う時に色補正にこの日時情報を加味することもできる
し、日時情報を使用しなくてもよい。この実施の形態例
によれば、印画紙に記述された情報により色補正を行な
い、スキャナで読み取った画像データの画質の低下を防
止することができる。
【0048】本発明によれば、画像処理部15が、補正
データを作成し、最適な色彩になるように補正するのに
参照するデータとしては、撮影年月日、透明シートの有
無、印画紙メーカのデータを用いることができる。この
結果、最適な色彩の画像を得ることができる。
【0049】また、本発明によれば、制御部10は、ア
ルバムから読み取った画像から各写真に切り分け、撮影
年月日、補正データと共に記憶装置16に記憶させてお
くことができる。アルバムに貼り付けられた画像から、
コマ画像毎に切り分ける処理には、既存の技術である画
像認識アルゴリズムを用いることができる。例えば、図
4に示すような写真22が複数貼られたページをスキャ
ナ12でスキャンし、画像情報を得る。制御部10は、
読み込んだ画像データを画像認識アルゴリズムを用いて
各コマ写真毎に切り分けることができる。
【0050】そして、各コマ写真毎に切り分けたら、そ
の切り分けたコマ写真画像と撮影年月日、補正データと
を一緒にして記憶装置16に記憶しておく。このように
すれば、後で画像処理する場合に、これらのデータを有
効に用いることが可能となる。
【0051】また、本発明によれば、元の画像データと
色補正した画像データとを記憶装置16に記憶させてお
くことができる。このようにすれば、補正した画像デー
タと元の画像データとを記憶装置16に記憶しておくこ
とで、後で双方の画像を比較参照する時に都合がよい。
このようにすれば、補正した画像データと補正データと
を記憶装置16に記憶しておくことができるので、後で
画像処理する場合にこれらのデータを有効に用いること
が可能となる。
【0052】また、本発明によれば、前記画像処理部1
5で補正していない生の画像データと、補正に用いる補
正データとを記憶装置16に記憶させておくようにする
ことができる。このようにすれば、後の画像処理で補正
した画像データを得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明によれば、アルバム使用開始
年月日と使用終了年月日の少なくとも一つを入力するの
で、アルバムの使用時期を的確に認識することができ
る。
【0054】(2)請求項2記載の発明によれば、アル
バムの型番や名称からアルバムの使用開始年月日を推定
することができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、請求項2で読み取
った情報とアルバムメーカの製品カタログとを比較参照
することで、アルバムの使用開始年月日を推定すること
ができる。
【0055】(4)請求項4記載の発明によれば、アル
バムの型番及び/又はアルバム使用開始年月日とからア
ルバムが透明シート使用のものであるかどうかを判別す
ることができる。
【0056】(5)請求項5記載の発明によれば、透明
シート越しにプリント写真をディジタル画像データとし
て読み込むことが可能となる。 (6)請求項6記載の発明によれば、画像の図柄から年
の切り替わりを推定することができる。例えば、門松が
写っていたら正月の写真であり、年が切り替わったこと
が推定できる。
【0057】(7)請求項7記載の発明によれば、写真
に日時を推定するデータがない場合でも、撮影日時を推
定することが可能となる。 (8)請求項8記載の発明によれば、写った人物の年代
に応じて、アルバムのページを最適に割り振ることが可
能となる。
【0058】(9)請求項9記載の発明によれば、スキ
ャナで読み込んだ画像データに適当な色補正を行なっ
て、画質を向上させることができる。 (10)請求項10記載の発明によれば、アルバムが透
明シートを用いたものである場合にも、画質のよい画像
データを得ることができる。
【0059】(11)請求項11記載の発明によれば、
透明シートが経時変化した場合においても、画質のよい
画像データを得ることができる。 (12)請求項12記載の発明によれば、印画紙に記述
された情報により色補正を行ない、スキャナで読み取っ
た画像データの画質の低下を防止することができる。
【0060】以上により、透明シートをはがすことな
く、写真を破損する危険なくスキャンするため、迅速で
安価で安全なアルバムスキャンサービスを提供すること
ができる。
【0061】(13)請求項13記載の発明によれば、
撮影年月日、透明シートの有無、印画紙メーカのデータ
に基づいて画像補正を行ない、最適な色彩の画像を得る
ことができる。
【0062】(14)請求項14記載の発明によれば、
写真コマ毎に切り分けた画像データを撮影年月日、補正
データと画像記憶装置に記憶させておくことで、後で画
像処理する場合にこれらのデータを有効に用いることが
可能となる。
【0063】(15)請求項15記載の発明によれば、
補正した画像データと元の画像データとを記憶装置に記
憶することで、後で双方の画像を比較参照する時に都合
がよい。
【0064】(16)請求項16記載の発明によれば、
補正した画像データと補正データとを記憶装置に記憶す
ることで、後で画像処理する場合にこれらのデータを有
効に用いることが可能となる。
【0065】(17)請求項17記載の発明によれば、
補正していない画像データと補正データとを記憶装置に
記憶しておくことで、後の画像処理で補正した画像デー
タを得ることができる。
【0066】このように、本発明によれば、アルバムの
使用時期を的確に認識することができ、またアルバムに
貼り付けられている写真プリントの画質を好ましい色彩
で取り込むことができるスキャナ装置を提供することが
できる。
【0067】これにより、ユーザは自分のアルバムをフ
ィルム撮影、ディジタル撮影に関係なく、データベース
上で一括管理することができる。一括管理により、新た
なアルバムの編集発行が容易になる。例えば、自分や家
族の一生を振り返るアルバムの作成、編集、発行は容易
になる。しかも、補正された最適な多彩のアルバムを得
ることができる。そして、ネットワーク上での迅速なサ
ービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図2】アルバムの外観図である。
【図3】製品カタログを示す図である。
【図4】アルバムを開いた状態を示す図である。
【図5】年代別の撮影数を示す図である。
【図6】ディジタル写真サービスシステムの概念図であ
る。
【図7】ディジタル写真サービスシステムの概念図であ
る。
【符号の説明】
10 制御部 11 アルバム 12 スキャナ 13 OCR 14 A/D変換器 15 画像処理部 16 記憶装置 17 出力部 18 操作部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の静止画像及び/又は文字情報を読
    み取るスキャナ装置において、 アルバム使用開始年月日と使用終了年月日の何れか又は
    両方を入力できるように構成されたことを特徴とするス
    キャナ装置。
  2. 【請求項2】 前記アルバム使用開始年月日のデータと
    して、それらの元データを収録するアルバムの型番や名
    称を読み取り、読み取った情報によりアルバムの使用開
    始年月日を推定する手段を具備することを特徴とする請
    求項1記載のスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 前記読み取った情報と、アルバムメーカ
    の製品カタログと比較参照することで、アルバムの使用
    開始年月日を推定することを特徴とする請求項2記載の
    スキャナ装置。
  4. 【請求項4】 アルバムの型番及び/又はアルバム使用
    開始年月日を元に、アルバムが透明シート使用のもので
    あるかどうかを判別することを特徴とする請求項1記載
    のスキャナ装置。
  5. 【請求項5】 前記透明シートが反射するのを防止する
    ため、散乱光で露光するか又は偏光で露光することを特
    徴とする請求項4記載のスキャナ装置。
  6. 【請求項6】 アルバムから読み込んだ画像の図柄を解
    析して、年の切り替わりを推定することを特徴とする請
    求項1記載のスキャナ装置。
  7. 【請求項7】 アルバムの使用開始年月日と使用終了年
    月日が予め分かっている場合に、写真に日時を推定する
    データがない場合には、その期間をアルバムのページ数
    で均等割りして、撮影日時を推定することを特徴とする
    請求項1記載のスキャナ装置。
  8. 【請求項8】 読み込んだ写真を解析して被写体の年齢
    を推定し、子供が写っている写真の場合には、前記撮影
    日時の推定に割り振りの重み付けを行なうことを特徴と
    する請求項7記載のスキャナ装置。
  9. 【請求項9】 スキャナで読み込んだ画像データの色特
    性を補正する色特性補正手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のスキャナ装置。
  10. 【請求項10】 アルバムが透明シートを用いたもので
    ある場合において、前記色特性補正手段は、使用開始年
    月日と、アルバムの型番情報から、透明シートの透明度
    や、現在までの透明度の経時変化を推測し、スキャナ信
    号を補正することを特徴とする請求項9記載のスキャナ
    装置。
  11. 【請求項11】 透明シートの透明度が下がる、濁る、
    色が変化するというデータを予め保存しておき、前記色
    特性補正手段は、これらのデータと読み込んだ画像デー
    タとを照らし合わせて最適な色彩に補正することを特徴
    とする請求項9記載のスキャナ装置。
  12. 【請求項12】 印画紙に記述された日付情報又は書き
    込まれた文字情報により撮影年月日を読み取り、前記色
    特性補正手段は色補正処理の参考データにすることを特
    徴とする請求項9記載のスキャナ装置。
  13. 【請求項13】 前記色特性補正手段が、補正データを
    作成し、最適な色彩になるように補正するのに参照する
    データは、撮影年月日、透明シートの有無、印画紙メー
    カのデータであることを特徴とする請求項9記載のスキ
    ャナ装置。
  14. 【請求項14】 アルバムから読み取った画像から各写
    真に切り分け、撮影年月日、補正データと共に画像記憶
    装置に記憶する手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のスキャナ装置。
  15. 【請求項15】 前記色特性補正手段で補正した画像デ
    ータと元の画像データとを記憶装置に記憶することを特
    徴とする請求項9記載のスキャナ装置。
  16. 【請求項16】 前記色特性補正手段で補正した画像デ
    ータと、補正に用いた補正データとを記憶装置に記憶す
    ることを特徴とする請求項15記載のスキャナ装置。
  17. 【請求項17】 前記色特性補正手段で補正していない
    画像データと、補正に用いる補正データとを記憶装置に
    記憶することを特徴とする請求項15記載のスキャナ装
    置。
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