JP2003204459A - デジタルカメラ、及び画像再生装置 - Google Patents

デジタルカメラ、及び画像再生装置

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JP2003204459A
JP2003204459A JP2001338777A JP2001338777A JP2003204459A JP 2003204459 A JP2003204459 A JP 2003204459A JP 2001338777 A JP2001338777 A JP 2001338777A JP 2001338777 A JP2001338777 A JP 2001338777A JP 2003204459 A JP2003204459 A JP 2003204459A
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Shuji Hayashi
修二 林
Toshinori Tsuchiya
憲法 土屋
Etsuko Rokutanda
悦子 六反田
Chikada Kimizuka
京田 君塚
Yoshiaki Yamanaka
義明 山中
Shoichi Nomura
庄一 野村
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラ、及び画像再生装置におい
て、撮影画像に関する関連情報を充実させて、画像処理
の自由度を向上することである。 【解決手段】 デジタルカメラは、被写体を撮影すると
共に、露出補正の不足量、エッジ強度、ノイズ量、AE
ロック時における輝度、被写体の位置、被写体における
部分部分の距離、撮影国、天候、光源、撮影枚数、定期
検査・自己診断の結果、個人情報、再生処理情報、を含
んだタグ情報を取得する。画像再生装置は、これらのタ
グ情報に基づいて、画像処理及び再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ、及
び画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影日時やタイトルなど、撮
影した画像に関連した関連情報を、撮影画像毎に対応付
けて記録するデジタルカメラ等の画像記録装置が提案さ
れている(特開昭60−12880号公報、特開昭64
−81583号公報、他)。ユーザは、このような関連
情報を利用することによって、画像ファイルの検索や管
理を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、前述の関連情報
には、シャッタースピードや絞り値など、撮影時の条件
に関するものも含まれており、ユーザは市販のアプリケ
ーションを用いることによって、画像の加工を行うこと
が可能である。
【0004】しかしながら、従来、提案されていた関連
情報は、もっぱらファイリングや簡単な画像加工に用い
られる程度のものに過ぎない。その一方、昨今、プリン
ターやモニター等の画像再生装置における画質の性能が
向上し、デジタル画像に対して、より高度な画像加工を
行おうとするユーザが増えてきており、従来提案されて
いた関連情報では、こうした高度化してきているユーザ
ーニーズに対応することができていない。
【0005】また、デジタルカメラとして多種多様な製
品が提案されており、同様に多種多様な提案がなされて
いる画像再生装置との組み合わせは膨大なものとなる。
そして、それぞれの機器において行っている画像処理も
まちまちであることから、同じ様な被写体を撮影して
も、デジタルカメラと画像再生装置の組み合わせによっ
ては、ユーザが期待しているものとは全く異なる画質の
画像が出力されるといった問題もあった。
【0006】そこで本発明の課題は、撮影した画像に関
する関連情報を充実させることにより、画像処理の自由
度を向上させることができ、機器の組み合わせに寄らず
均質で優れた画質の画像を得ることができるデジタルカ
メラ、及び画像再生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載のデジタルカメラは、被写体を撮影し
て得られる画像情報と当該画像情報に関連する関連情報
とを対応付けて記録するデジタルカメラにおいて、前記
関連情報に、前記画像情報の画像中の主要被写体の位置
を示す情報を含めることを特徴とする。デジタルカメ
ラ。
【0008】請求項2記載のデジタルカメラは、被写体
を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連する
関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラにおい
て、前記関連情報に、前記画像情報の画像中の無彩色部
分の位置を示す情報を含めることを特徴とする。
【0009】請求項3記載のデジタルカメラは、請求項
1又は2に記載のデジタルカメラにおいて、前記画像中
の領域を指定することにより、前記位置が示されること
を特徴とする。
【0010】請求項4記載のデジタルカメラは、請求項
3に記載のデジタルカメラにおいて、前記領域は長方形
状であり、前記画像中における始点及び終点の2点のア
ドレスにより、前記位置が示されることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載のデジタルカメラは、請求
項1〜4の何れかに記載のデジタルカメラにおいて、前
記関連情報が、前記画像情報のタグ情報として記録され
ることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の画像再生装置は、請求項
1〜5の何れかに記載のデジタルカメラから取得した前
記関連情報に基づいて、前記画像情報を画像処理した
後、画像再生することを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の画像再生装置は、請求項
6記載の画像再生装置において、前記画像処理が、AE
調整、及び/又は、ホワイトバランス調整であることを
特徴とする。
【0014】請求項8に記載のデジタルカメラは、被写
体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連す
る関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラにお
いて、前記関連情報に、露出補正の不足量を示す情報を
含めることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載のデジタルカメラは、被写
体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連す
る関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラにお
いて、前記関連情報に、エッジ強度を示す情報を含める
ことを特徴とする。
【0016】請求項10に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、ノイズ量を示す情報を含める
ことを特徴とする。
【0017】請求項11に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、AEロック時における被写体
の輝度を示す情報を含めることを特徴とする。
【0018】請求項12に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、前記画像情報の画像内の複数
箇所のそれぞれの被写体までの距離を示す情報を含める
ことを特徴とする。
【0019】請求項13に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、撮影が行われた国を示す情報
を含めることを特徴とする。
【0020】請求項14に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、撮影時の天候を示す情報を含
めることを特徴とする。
【0021】請求項15に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、前記画像情報の画像内の複数
箇所のそれぞれの光源を示す情報を含めることを特徴と
する。
【0022】請求項16に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、当該カメラで撮影された画像
の総計数を示す情報を含めることを特徴とする。
【0023】請求項17に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、前記デジタルカメラに対して
行われる定期検査の結果を示す情報、又は/及び前記デ
ジタルカメラによる自己診断の結果を示す情報、を含め
ることを特徴とする。
【0024】請求項18に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、個人情報を含めることを特徴
とする。
【0025】請求項19に記載のデジタルカメラは、被
写体を撮影して得られる画像情報と当該画像情報に関連
する関連情報とを対応付けて記録するデジタルカメラに
おいて、前記関連情報に、画像の再生処理を規定する情
報を含めることを特徴とする。
【0026】請求項20に記載の画像再生装置は、請求
項8〜19の何れかに記載のデジタルカメラから取得し
た前記関連情報に基づいて、画像を再生することを特徴
とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したデジタル
カメラ及び画像再生装置について、図面を参照して説明
する。本発明は、被写体を撮影すると共に、後述する撮
影時の各種条件を把握することによって、柔軟な画像処
理を可能にするものである。尚、撮影の対象となるもの
は、静止画像或いは動画像のどちらでも良い。
【0028】なお、本実施形態では、撮影時の各種条件
は、撮影した画像情報のExifタグに記載するものと
し、以下、Exifタグに記載された情報をタグ情報と
称する。なお、Exifタグについては、日本電子工業
振興協会規格(JAPAN ELECTRONIC INDUSTRY DEVELOPMEN
T ASSOCIATION ATANDARD)「Digital Still Camera Ima
ge File Format Standard(Exchangeable image file fo
rmat for Digital Still Camera:Exif)Version 」(2.1
JEIDA-49-1998)の「2.6.Tags」の項に詳しく記載され
ている。
【0029】図1は、本実施の形態におけるデジタルカ
メラ1及び画像再生装置10との関係を示す図である。
図1に示すように、被写体を撮影するデジタルカメラ1
と、デジタルカメラ1によって撮影して取得された画像
情報としての画像ファイルに基づいて、画像を再生する
画像再生装置10とが、データの送受信が可能なよう
に、有線(又は無線)で接続されている。この場合の接
続としては、USB、IEEE1394をはじめとする
ケーブル接続I/F、赤外線(IrDA)、Bluet
oothをはじめとする無線インターフェースなどが知
られている。
【0030】尚、着脱自在な記録媒体を介すことによっ
て、デジタルカメラ1と画像再生装置10との間でデー
タを送受信できる構成にしても良い。この場合、FD、
HiFDなどの磁気ディスクドライブ、MD、CD−
R、CD−RW、DVDなどの光学ディスクドライブ、
或いは、スマートメディア(SSFDC)、コンパクト
フラッシュ(R)、メモリースティック、SDカードを
はじめとするメモリカードに対応するカードI/Fを備
える。
【0031】画像再生装置10は、デジタルカメラ1か
ら受信した画像ファイルに所定の信号処理を施すことに
よって画像を再生し、表示手段(内蔵も含む)により画
像を表示したり、又は、画像再生装置10に接続された
プリンタなどにより画像の印刷出力を行う。
【0032】また、この画像再生装置10は、画像ファ
イルにタグ情報が含まれていれば、そのタグ情報を参照
して、画像ファイルに所定の信号処理を施し、適切な画
像処理を行うことができる。
【0033】図2は、デジタルカメラ1によって取得さ
れる画像ファイルの内容例を示す図である。図2(a)
に示すように、本実施の形態における画像ファイルに
は、画像情報・タグ情報・サムネイル情報が含まれる。
【0034】画像情報(画像データとも称する)は、実
際に撮影された被写体の画像に係る情報からなる。ま
た、サムネイル情報は、インデックス用としてのサムネ
イルに係る情報からなる。
【0035】本発明に係るタグ情報には、従来のタグ情
報の他に、図2(b)に示すように、露出補正不足量、
エッジ強度、ノイズレベル、AEロック時の被写体の輝
度、被写体位置情報、部分的距離情報、撮影国情報、天
候情報、光源情報、撮影枚数情報、定期検査・自己診断
情報、個人情報、再生処理情報、が含まれる。
【0036】デジタルカメラ1は、以上の情報を画像情
報に紐付けて関連情報として記録することにより、画像
再生装置10において、各種の画像処理を行うことがで
きるようになる。
【0037】即ち、タグ情報として露出補正不足量を含
むようにすることにより、デジタルカメラ1で補正しき
れなかった露出補正量が判明し、従来、デジタルカメラ
での補正処理が限界になったことを示すデータが無かっ
たため、画像再生装置10側で処理できる能力が有って
も、その分をカバーできなかった問題を解決することが
できる。また、デジタルカメラ1が意図的に露出を切り
つめて被写体を暗く撮影し、画像再生装置1は明るめに
再生するようなこともできる。つまり、デジタルカメラ
1側では最小限度の画像処理のみを行い、相対的に処理
能力が高い画像再生装置10側で画像処理を行うように
して効率性を向上させることもできる。
【0038】同様に、タグ情報としてエッジ強度を含む
ようにすることにより、デジタルカメラ1で行われたエ
ッジ強調処理の強度が判明し、デジタルカメラ1では限
界があったレベルの処理も、画像再生装置10が行うこ
とができるので、よりきれいに、且つ、ユーザの満足度
の高い画像を再生することができる。
【0039】また、タグ情報としてノイズレベル(量)
を含むようにすることにより、ノイズレベルが判明し、
画像再生装置10は、画像の最適化を行うことが可能に
なる。従って、例えば、ノイズが有ると自動的にエッジ
強調処理されてしまうようなことを防ぐことができる。
また、画像再生装置10において、どれくらいの量をノ
イズを除去するべきかを指定する情報が記録されても良
く、また、デジタルカメラ1でゲインアップ処理した値
など、ノイズに係る間接的な情報が記録されても良い。
【0040】また、タグ情報としてAEロック時の被写
体輝度情報を含むようにすることにより、AEロック時
における輝度が判明し、撮影者の撮影意図が把握できる
ので、画像再生装置10は、画像の最適化を行うことが
できる。
【0041】また、タグ情報として視線検知手段、肌色
検出手段、マニュアル指定などによって検出した画像中
の主要被写体の位置を示す情報を含むようにすることに
より、被写体の位置に関する情報が判明し、撮影時に、
撮影者が意図した被写体の位置を把握できるので、画像
再生装置10側で画像の最適化、特にAE調整処理の最
適化を行うことができる。
【0042】なお、AE(Auto Exposure)・AF(Aut
o Focus)それぞれ個別に主要被写体の座標又は位置を
含むようにすれば、画像再生装置10は、AEの最適化
や背景ぼかしなどの処理を行うこともできる。
【0043】被写体位置情報をタグ情報に記録する具体
例については後述する。
【0044】また、タグ情報として画像中の無彩色が存
在する位置を示す情報を含むようにすることによって、
画像における無色(白・グレー)の位置が判明し、画像
再生装置10は、AWB(Auto White Balance)の最適
化を行うこともできる。このタグ情報として記録する具
体例も後述する。
【0045】また、タグ情報として画像内の複数箇所の
それぞれの被写体までの距離情報を含むようにすること
により、画像内における部分部分の距離が座標位置と共
に判明することによって、画像再生装置10は、例え
ば、画像の右側半分と左側半分とで異なる背景ぼかしな
どの加工を行うことができ、ユーザの満足度の高い画像
を再生することができる。
【0046】また、タグ情報としてGPS受信手段(図
示せず)を用いて得られた撮影が行われた国情報を含む
ようにすることにより、被写体を撮影した国に関する情
報が判明し、画像再生装置10は、各国のユーザが望む
画像処理を行うことができる。その結果、国ごとにユー
ザの好みが異なる問題にも対応することができる。
【0047】同様に、タグ情報として撮影時の天候に関
する情報を含むようにすることにより、撮影時の天候に
関する情報が判明し、画像再生装置10は、例えば、画
像の色合いや明るさを作為的に変えて、ユーザの満足度
の高い画像を再生することができる。
【0048】また、タグ情報として画像内の複数箇所の
それぞれの光源を示す情報を含むようにすることによ
り、光源の種類と座標位置とが共に判明し、画像再生装
置10側で、例えば、夕焼けの下ではオレンジ色を強く
するなど、ユーザが指定する色合いに画像の補正するこ
とができる。また、ここでは、光源ではなくて色に関す
る情報が記録されても良い。
【0049】また、タグ情報としてデジタルカメラ1で
撮影された画像の総計を示す情報を含むようにすること
によって、デジタルカメラ1を使い始めてからトータル
何枚目に撮影された画像かが判明し、デジタルカメラ1
の劣化具合を判断できる。従って、画像再生装置10
は、画像の劣化に応じた補正を行うことができる。
【0050】また、タグ情報としてデジタルカメラ1に
対して行われる定期検査の結果や、デジタルカメラ1に
よる自己診断の結果を含むようにすることによって、デ
ジタルカメラ1の状態が判明することによって、ストロ
ボの発光状況(GNo.の低下や発光ムラ等)、撮像素
子の劣化状況(欠陥画像の増加数、分光感度のずれ
等)、デジタルカメラ1の通電時間、フラッシュメモリ
ーの破損状況、液晶の劣化状況(欠陥画素の増加数
等)、カードアクセス回数、電池の使用状況、バックア
ップ電池の劣化状況(フル充電時の電圧等)、ボタンや
スイッチなどの操作部の劣化状況、カード接点(接触抵
抗値等)など、デジタルカメラ1の不具合を画像再生装
置10が認識できる。従って、画像再生装置10は、画
像の劣化に応じた補正を行うことができる。
【0051】また、タグ情報としてデジタルカメラ1の
所有者、又は使用者(撮影者)の、氏名、年齢、性別、
住所、電話番号、メールアドレス、家族構成(既婚又は
独身)、収入、学歴、職業、貯蓄額、趣味、特技、好み
の異性のタイプ、などの個人情報を含むようにすること
によって、画像再生装置10は画像上に個人情報を示す
ことができる。また、画像ファイルを転送するだけで、
転送先に送信者の情報を伝えることも可能になる。
【0052】更に、タグ情報として再生処理情報、即
ち、デジタルカメラ10において、画像再生装置10ご
とに異なるフィルタリングなどの最適信号処理に関する
情報を規定し、画像情報に付加することによって、従
来、複数の画像再生装置において、画一的な画像処理が
行われていた問題を解決することができる。また、デジ
タルカメラ1における画像処理が減るため、信号処理時
間の短縮やファイルサイズの縮小化も可能になる。ま
た、画像の出力サイズによってパラメータを変更できる
ので、サービス版と引き延ばし、又はCRT(Cathode
Ray Tube)などの表示手段の大きさなどに応じて、最適
なフィルタ特性やエッジ量を選ぶことができる。
【0053】図3に基づいて、タグ情報として主要被写
体位置情報を記録する場合について説明する。
【0054】主要被写体位置情報は、主要被写体位置指
定という名称のタグに記録される。図3(a)はそのタ
グに記録される情報の書式の一例である。
【0055】図3(b)は記録される情報の記録形式を
説明する概念図であり、図中、斜線部分が、デジタルカ
メラ1で自動認識した、或いは、撮影者が図示しないカ
メラ本体上の操作ボタンを使ってマニュアルで指定した
主要被写体が含まれている領域/位置であり、図中の最
外枠の長方形が撮影された画像データを再生した時の画
像データの枠のイメージを意味している。なお、図中の
数値は画像データの画素数である。
【0056】図示されるように、本発明において主要被
写体として指定される領域は、撮影された画像データの
左上隅を座標原点として、画素数に対応した座標で示さ
れる。特に本例においては主要被写体の位置と大きさを
示す領域(以下、主要被写体領域)を四角形状にし、そ
の始点(=座標原点に最も近い隅点)と終点(=座標原
点から最も遠い隅点)に2点のみで領域を指定するよう
にしている。その結果、タグ情報として記録すべき情報
はその2点の座標(アドレス)だけで済むため、データ
量が少なくて済み、処理も簡単であるため、デジタルカ
メラ1や画像再生装置10に対し、殆ど負荷を与えるこ
とがない。
【0057】図3(c)は主要被写体の位置を示す情報
のタグへの記録例であり、図中の数字は、左から順に、
始点のX座標、始点のY座標、終点のX座標、終点のY
座標を示している。
【0058】これらの座標は、デジタルカメラ1で自動
認識、或いは、撮影者が図示しないカメラ本体上の操作
ボタンを使ってマニュアルで指定した主要被写体領域の
大きさや位置によって変化する。
【0059】例えば、風景等を主要被写体とした場合
と、人物を主要被写体とした場合とでは、一般的に指定
されるべき主要被写体領域の大きさは異なり、人物の場
合の方が小さくなることが多い。また、人物を主要被写
体とする場合であっても、クローズアップで撮影する場
合と、人物がカメラから離れて撮影する場合とでは、指
定されるべき主要被写体領域の大きさは異なる。そこ
で、本実施形態のデジタルカメラにおいては、撮影者の
意図を出来るだけ正確にプリンタ等の画像再生装置に伝
えるために、どこからどこまでの範囲が主要被写体かを
指定できるよう、主要被写体領域の大きさを撮影毎に指
定可能にしている。
【0060】また、一つの画像の中の複数人の人物が撮
影されているような場合、撮影者が主要被写体と考えた
人物は、必ずしも画像の中央(或いはその近傍)にある
とは限らない。そこで、本実施形態のデジタルカメラに
おいては、撮影者の意図を出来るだけ正確にプリンタ等
の画像再生装置に伝えるために、主要被写体領域の位置
も撮影毎を指定可能にしている。
【0061】すなわち上述した始点と終点の座標は、撮
影毎に指定可能である。
【0062】なお、ここでは画像データが1200×1
600の画素数の場合について説明したが、勿論、本発
明はこれに限定されず、その他のサイズの画像データに
ついても同様である。その場合も、常に画像データの左
上隅を座標原点に固定しておく。このようにすることに
より、主要被写体領域の始点は、左上隅の座標原点から
の距離(画素数)である座標(アドレス)だけで特定す
ることができ、画像データの画素数の増減に応じて新た
なデータを追加する必要がなくなる。
【0063】なお、本実施形態では画像データの左上隅
を座標原点としたが、これに限定される必要はなく、例
えば右上隅を座標原点としてもよい。この場合、主要被
写体位置領域の右上隅を始点、左下隅を終点と変えても
良い。
【0064】また、主要被写体位置領域を長方形状とす
れば上述の通り、始点と終点の2点だけで特定すること
ができるが、その他の形状にしてもよい。
【0065】例えば人物等の主要被写体自体の外形状に
合わせて指定できるようにすれば、AEはより精度高く
最適化できるようになる。
【0066】また、本実施形態では主要被写体位置領域
を座標原点からの座標で指定できるようにしたが、予め
画像データを区分けを決めておき、何番目の区分領域を
主要被写体位置領域をするかをタグに記録するようにし
て、簡便的に指定するようにしても良い。例えば、12
00×1600の画像データを予め200×200の大
きさの48個の領域に区分けし、左上から右下に向かっ
て順次1,2,・・・,48と番号を付しておけば、例
えば主要被写体が5番目の区分領域とほぼ重なっている
ときに、タグ情報として『5』という数字を記録するだ
けで、主要被写体位置を特定できる。
【0067】また、主要被写体領域の始点と終点の座標
を指定する代わりに、始点と、当該領域の幅方向の長さ
と、当該領域の高さ方向の長さで指定しても良い。例え
ば図3(b)の場合は、始点座標は(600,300)
であり、幅方向の長さは400、高さ方向の長さは30
0であるから、これを図3(c)と同様に、(6003
00 400 300)と記録する。この場合、図3
(c)で図示した例と同様、4つの数値だけで主要被写
体領域の大きさと位置を特定できることから、データ量
が少なくて済み、処理が簡単であるという効果がある。
更に、主要被写体領域の大きさが後述する条件を満たし
ているか否かを判断するために、始点と終点の2点を記
録しておく前述の例の場合には、2点の座標から主要被
写体領域の大きさを算出しなければならないのに比べ、
本例によれば主要被写体領域の幅方向と高さ方向の長さ
が直接記録されているため、これを用いて算出すること
ができるというメリットがある。
【0068】主要被写体領域の指定方法が上述した何れ
である場合でも、指定される主要被写体領域の大きさ
は、画像データの総画素数の1%以上であることが好ま
しい。また更に望ましくは、主要被写体領域の大きさ
は、図3(b)で最外枠の長方形として示されている画
像データの幅方向に10%以上且つ高さ方向に10%以
上の長さを有した形状であることが好ましい。
【0069】主要被写体領域内の画像データは、後述す
るようにプリンタにおいてヒストグラム解析等が行わ
れ、プリンタで画像処理を行うための基礎データとされ
るが、主要被写体領域が小さすぎる場合には情報量不足
となって解析精度が低下し最適な画像処理が行えなくな
るという問題がある。特に、主要被写体領域の大きさが
画像の総画素数の1%未満である場合には解析精度の信
頼性が著しく低下し、プリンタ側で自動的に行われる画
像処理が最適なものではないケースが増大する。それ
故、主要被写体領域の大きさは画像の総画素数の1%以
上であることが好ましく、より好ましくは3%以上にす
ることにより解析の信頼性が向上する。
【0070】また、一般的に主要被写体は画像データの
幅方向にも高さ幅方向にもある程度の大きさを備えてい
ることが多い。それ故、例え主要被写体領域の大きさを
画像データの総画素数の1%以上としている場合であっ
ても、主要被写体領域が幅方向又は高さ方向に極端に細
長い形状である場合には、主要被写体領域内の画像デー
タの解析時の精度に問題が発生する。それ故、主要被写
体領域の大きさは画像データの幅方向に10%以上且つ
高さ横方向に10%以上の長さを有していることが好ま
しい。
【0071】次に、本実施形態において適用可能な、デ
ジタルカメラ1で主要被写体領域を自動認識させる方法
を説明する。
【0072】従来、例えば特開平1−241511号公
報に記載されているような、カメラのファインダを覗く
撮影者の視線を検出する技術が知られている。撮影者の
視線の先にある被写体は主要な被写体である可能性が多
い。そこで同公報に記載されているような技術を利用
し、撮影者の視線が向いている方向に有る所定サイズの
領域を主要被写体領域とするといった、撮影者の視線に
基づく主要被写体領域の決定が可能である。
【0073】また、従来、例えば特開平4−33190
8号公報に記載されているように、撮影範囲内に多数の
測距点を用意しておき、その多数の測距点の中から測距
点を選択する技術が知られている。選択された測距点に
位置する被写体は主要な被写体である可能性が高い。そ
こで同公報に記載されているような技術を利用し、多数
の測距点の中から選択された測距点に対応する領域を主
要被写体領域として決定するといった、多点測距の中の
選択に基づく主要被写体領域の決定が可能である。
【0074】なお、上述した撮影者視線検出や多点測距
を行う場合は、所定の大きさの領域を単位として視線検
知/測距点選択を行っているため、タグ情報として記録
する主要被写体領域の大きさは、これらの視線検知/測
距点選択のために用いた大きさの領域を記録するように
しても良い。
【0075】また、発光体のような高輝度な被写体や暗
がりのような低輝度の被写体が主要被写体になる可能性
は比較的少ない。それ故、撮影時にAEを行い、中輝度
域の画像エリアを判別して主要被写体とするといった、
輝度情報に基づく主要被写体領域の決定が可能である。
なお、この場合、中輝度域の画像は画像データ中の様々
な箇所に存在し得るため、画像の中央付近にある中輝度
画像を含む領域を主要被写体領域とすることで、より精
度を向上させることができる。なお、ここで言う輝度の
高低の判断基準は主観的/相対的なものであり、メーカ
ーやユーザによって適宜設定することが可能である。こ
の場合の主要被写体領域の大きさは中輝度領域の画像を
中心に、前述した最低限必要な大きさ以上の領域とすれ
ば良い。
【0076】また、一般的に人物を主要被写体とするケ
ースが多いことから、撮影時にAWBを行い、肌色と判
断した部分を主要被写体とするといった、色認識情報に
基づく主要被写体領域の決定が可能である。この場合、
前述した輝度情報と組み合わせると、精度が一層向上し
好ましい。また、主要被写体領域の大きさは、肌色部分
と判断した領域の内側に入る最大面積の四角形としても
良いし、また当該領域を内側に入れた最小面積の四角形
としても良いし、その他の形状、大きさであっても良
い。この場合の主要被写体領域の大きさは、肌色と判断
した部分を中心に、前述した最低限必要な大きさ以上の
領域とすれば良い。
【0077】更には、画像認識により画像データの中か
ら人型を検出し、人型を検出した位置を主要被写体の位
置とするといった、画像認識に基づく主要被写体領域の
決定を行うことも可能である。この場合も前述した輝度
情報や色認識情報と組み合わせて判断すると、精度が一
層向上し好ましい。また、主要被写体領域の大きさは人
型部分の内側に入る最大面積の四角形としても良いし、
また当該領域を内側に入れた最小面積の四角形としても
良いし、その他の形状、大きさであっても良い。この場
合の主要被写体領域の大きさは、人型と判断した部分を
中心に、前述した最低限必要な大きさ以上の領域とすれ
ば良い。
【0078】また、撮影者が図示しないカメラ本体上の
操作ボタンを使ってマニュアルで主要被写体領域を指定
する場合には、主要被写体領域の大きさが常に前述した
最低限必要な大きさ以上になるように、最低限必要な大
きさ未満の指定を禁止する手段を設けておくことが望ま
しい。
【0079】また、主要被写体が特に風景である場合、
画面全体、すなわち全画素領域を主要被写体領域として
設定されることが望ましい。そのため、デジタルカメラ
に風景撮影に適したフォーカス制御や露出制御を行うモ
ードが付属している場合には、当該モードが撮影者に選
択された場合に自動的に全画素領域を主要被写体領域と
して指定するようにしてもよい。或いは、逆に、撮影者
がマニュアルで主要被写体領域を指定する場合に、全画
素領域が指定された場合に主要被写体が風景であると判
断するようにしても良い。
【0080】そして、上述したどちらの場合であって
も、主要被写体が全画素領域であることに基づいて、主
要被写体が風景であると判断した場合には、撮影済の画
像データに対して少なくともシャープネスやコントラス
トに関して画像処理を行うことが望ましい。この画像処
理はデジタルカメラで行っても良いが、プリンタ側でタ
グ情報として記載された主要被写体領域に基づいて、主
要被写体は風景であると判断した場合に、プリンタ側で
画像に対して少なくともシャープネスやコントラストに
関して画像処理を行ってプリントするようにするように
しても良い。後者の形態によれば、携帯性が重視され回
路構成等が簡素化されるべきデジタルカメラにおいて、
画像処理を行う負荷を低減させることができる。
【0081】また、逆光での撮影時等、デジタルカメラ
のAE機能の信頼度が低下する場合が度々あるが、これ
は画像データ中の輝度情報に基づいてデジタルカメラ自
体で判断することが可能である。そこで、デジタルカメ
ラでAE機能やAWB機能の信頼度が低いと判断した場
合には、タグ情報として、プリンタ側で補正することを
指示するフラグ情報を更に追加して記録できるようにし
ておくことが望ましい。この場合、当該フラグ情報を取
り込んだプリンタは、主要被写体位置情報に基づき主要
被写体領域を特定することにより、主要被写体が最適な
条件でプリントされるよう調整を行うことが可能とな
る。このプリンタ側で行う最適処理については後述す
る。
【0082】以上においては、撮影した画像データをメ
モリーカード等の記録媒体に記録するタイミングに前後
して、主要被写体位置情報をタグ情報として記録する例
で説明したが、主要被写体位置情報の書き込みタイミン
グはこれに限定されない。
【0083】例えば、記録媒体に記録した画像データを
パソコン等の外部機器に移して再生している時に撮影者
が主要被写体を指定するようにしても良い。この場合、
パソコン等の外部機器にはマウス等のポインティングデ
バイスが付属していることが多く、マニュアル操作で主
要被写体領域を画面を見ながら指定することが容易とな
る。そして指定した主要被写体領域をタグ情報に記録
し、保存すれば、以後、その画像データをプリンタでプ
リントする際に、係る主要被写体位置情報を利用するこ
とが可能となる。
【0084】また例えば、デジタルカメラ本体に、撮影
した画像を視認できるモニタが付いている場合には、当
該モニタに画像を表示しながら主要被写体領域を指定す
ることが可能である。この形態の場合には、特に、デジ
タルカメラで自動的に認識/設定された主要被写体を確
認し、修正するような場合に好適である。
【0085】すなわち、撮影した画像をモニタに表示す
ると共に、前述した何れかの手法で自動的に指定された
主要被写体領域を図3(b)で示したような斜線領域と
して重ねて表示することにより、撮影者は自動設定され
た主要被写体領域が意図した被写体であるか否かを確認
することができる。それ故、万一、モニタ上に表示され
た主要被写体領域が、撮影者が意図した主要被写体と位
置、大きさの少なくとも一つが一致していない場合に
は、撮影者は図示しないカメラ本体上の操作ボタンを使
ってマニュアルで主要被写体領域を指定し直し、タグ情
報として記録している主要被写体位置情報を修正するこ
とが可能となる。一方、自動的に設定された主要被写体
領域が意図した被写体である場合には、修正せずにその
まま保存する。
【0086】この構成によれば、自動設定された主要被
写体を確認することができるので、万一、撮影者の意図
とは異なる場合にも容易に修正することが可能となり、
撮影者の意図を正しく反映させることが可能となる。
【0087】以上のように、主要被写体の位置情報をタ
グ情報として記録しておけば、例えば、誕生日会等でケ
ーキ上に灯されたロウソクを吹き消そうとしている子供
が写っているような画像情報があった場合、これを適正
露出でプリントアウトしようとすると一般にロウソクの
光によって子供の顔がアンダーになってしまうが、主要
被写体位置情報として子供の顔の位置を指定しておけ
ば、子供の顔を基準に露出調整が行われ、最適な画像出
力が得られるようになる。
【0088】また例えば、夜景を背景にしてストロボを
用いて人物を撮影したような画像情報があった場合、こ
れを適正露出でプリントアウトしようとすると夜景の暗
さによって人物の顔がストロボ光により白く飛んでしま
うが、主要被写体位置情報として人物の顔の位置を指定
しておけば、人物の顔を基準に露出調整が行われ、最適
な画像出力が得られるようになる。主要被写体位置情報
を用いた画像再生装置10での具体的処理については、
後述する。
【0089】このようにタグ情報として主要被写体位置
情報を含むようにすることにより、ユーザーが期待して
いるプリントの明るさや色合いとは異なった出力になる
という問題を解決することができる。
【0090】図4に基づいて、タグ情報として無彩色位
置情報を記録した場合について説明する。
【0091】無彩色位置情報は、無彩色位置指定という
名称のタグに記録される。図4(a)はそのタグに記録
される情報の書式の一例である。
【0092】図4(b)は記録される情報の記録形式を
説明する図であり、図中、斜線部分が、デジタルカメラ
1で自動認識した、或いは、撮影者が図示しないカメラ
本体上の操作ボタンを使ってマニュアルで指定した無彩
色部分が存在する位置であり、その外枠の長方形が撮影
された画像データ(画像データが再生された時の画像)
を意味している。なお、図中の数字は画像データの画素
数である。
【0093】同図から明らかなように、前述した主要被
写体位置情報と同様の記録形式を採用しており、説明が
重複するため、詳細は省略する。
【0094】図4(c)は無彩色領域の位置を示す情報
のタグへの記録例であり、図中の数字は、左から順に、
始点のX座標、始点のY座標、終点のX座標、終点のY
座標を示している。
【0095】なお、無彩色位置情報においても、図4に
記載されている内容は一例であり、画像データのサイズ
や、座標原点の位置、記録例等々も、前述した主要被写
体位置情報と同様、様々なバリエーションを取ることが
できる。
【0096】次に、本実施形態において適用可能な、デ
ジタルカメラ1で無彩色領域を自動認識させる方法を説
明する。
【0097】従来、例えば特開2000−184381
号公報や特開2000−184382号公報にはホワイ
トバランス処理により無彩色部分を検出する技術が知ら
れている。そこで同公報に記載されているような技術を
利用し、無彩色部分が存在する所定サイズの領域を無彩
色領域とするといった、ホワイトバランス処理に基づく
無彩色領域の決定が可能である。なお、無彩色領域の大
きさは、検出した無彩色領域の内側に入る最大面積の四
角形としても良いし、また当該領域を内側に入れた最小
面積の四角形としても良いし、その他の形状、大きさで
あっても良い。
【0098】以上説明した情報のうち全てがタグ情報に
含まれる必要はなく、何れか一つでも良く、又は、適宜
組み合わせたものでも良い。
【0099】また、前述の画像ファイルが格納される記
録媒体としては、DRAM(Dynamic Random Access Me
mory)やフラッシュメモリーなど、デジタルカメラ1内
部に固定的に備えられた記録媒体であっても良く、ま
た、デジタルカメラ1本体に着脱自在な記録媒体であっ
ても良い。
【0100】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、デジタルカメラ1において、被写体の画像情報と共
に、画像の加工や最適化に有用なタグ情報を取得するの
で、このタグ情報を参照することによって、画像再生装
置10は柔軟な画像処理を行うことができる。従って、
ユーザは、高画質で、且つ、満足度の高い画像を得るこ
とができる。
【0101】また、サイズとコストの面から、比較的C
PUパワーが低いデジタルカメラでは困難な処理は、相
対的に処理能力が高い画像再生装置10に任せて、効率
的に行うこともできるという効果を奏する。
【0102】尚、本実施の形態における記述内容は、本
発明に係るデジタルカメラ1及び画像再生装置10の好
適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0103】例えば、本実施の形態におけるタグ情報
は、デジタルカメラ1にて、露出補正など、各種処理が
行われた後の画像に付加されていたが、各種処理が行わ
れる前の画像に付加されるものとしても良い。
【0104】次に、画像再生装置10における処理につ
いて図5のブロック図を参照して説明する。
【0105】100は画像読み取り手段としてのメディ
アリーダーであり、デジタルカメラ1で上記のように記
録した画像ファイルをメディア(記録媒体)から読み取
ってディジタルデータとして画像処理装置200に出力
するものである。
【0106】200は画像再生装置10の主要部である
画像処理装置であり、後述する各処理手段を備えてい
る。
【0107】300は画像出力手段としてのプリンタで
あり、画像処理装置200で処理された画像をプリント
するものである。
【0108】400は表示制御部であり、画像処理装置
200で処理された画像の表示制御(表示画像の生成)
をおこなうものである。
【0109】500はCRT表示部などの表示手段であ
り、表示制御部400で生成された画像を表示するもの
である。なお、このCRT表示部500において、プリ
ントすべき画像をあらかじめ表示して確認することが可
能である。
【0110】600は、デジタルカメラ1とのインター
フェース(I/F)であり、デジタルカメラ1より、デ
ジタルカメラ1で撮影することにより得られた画像ファ
イルを入力し、画像処理装置200へ出力するものであ
る。
【0111】以下、画像処理装置200の各処理手段に
ついて説明する。
【0112】201はLUTであり、メディアリーダ1
00またはI/F600から出力される画像ファイルの
原画像データをプリンタへの出力信号値に変換するルッ
クアップテーブルである。
【0113】210は縮小処理部であり、プリスキャン
で得られた画像を所定の大きさの画像に縮小する処理手
段である。
【0114】220は明るさ情報生成部であり、R,
G,BまたはY,M,Cなどの複数の色の平均をとるこ
とで、明るさ情報をもつ画像を生成する処理手段であ
る。
【0115】230はヒストグラム作成部であり、明る
さ情報をもつ画像のデータについて、明るさのヒストグ
ラムを作成する処理手段である。
【0116】240は判定処理部であり、後述する画像
判定処理により、必要に応じて、この明るさに関するデ
ータの出現頻度のまとまりを複数のブロックに分割し、
この複数のブロックの少なくとも一つに応じて補正量を
定める処理手段である。
【0117】250は原マスク作成部であり、前記画像
判定処理により分割されたブロックに応じて、画像に対
応した覆い焼きマスクの元になる原マスクを作成する処
理手段である。
【0118】260はぼかしフィルタ処理部であり、原
マスクに対してぼかしフィルタによるぼかし処理を施す
ことで、覆い焼きマスク処理に必要なぼけ量を与える処
理手段である。
【0119】270は拡大処理部であり、ぼかされた原
マスクを本スキャンの画像と同じ画素数の大きさにまで
拡大して覆い焼きマスクを生成する処理手段である。な
お、拡大処理を行う際には画素の補間も合せて行う。こ
の補間の手法としては各種のものがあるが、たとえば、
バイリニア(線形補間)法,キュービックコンボリュー
ション法等、滑らかに補間処理を行うものであれば、こ
こに示した以外のものであってもよい。
【0120】280は合成部であり、本スキャンの画像
と覆い焼きマスクとの対応する画素同士で加算による合
成を行う処理手段である。
【0121】また、図6は画像処理装置200が実行す
る画像データの処理手順を示すフローチャートである。
以下、図6のフローチャートの処理手順にしたがって説
明をおこなう。
【0122】なお、図7は処理に伴って生成,作成され
るデータを模式的に示した説明図であり、図8は原画像
とその内容及び原画像から生成されるヒストグラムの一
例を示している。また、図9以降は各処理における説明
のための説明図である。
【0123】まず、原画像を含む画像ファイルが記録さ
れた記録媒体をメディアリーダ100にセットして、プ
リスキャンを実行する(図6S1)。
【0124】このプリスキャンは、プリントする画像を
プリント前にあらかじめ表示したり、または、この表示
により覆い焼き処理の必要性の判断や結果の確認をした
りするものであるため、読み取り画素数は少なくてよ
い。
【0125】たとえば、本スキャンが1200(縦)×
1600(横)画素である場合に、300×400画素
程度とする。なお、このプリスキャンはR,G,Bの3
色について、同時もしくは順次行うことで、300×4
00画素×3色のデータを得る(図7)。
【0126】そして、このプリスキャンによるデータ
を、LUT201によりプリンタへの出力信号値(プリ
ンタ出力信号値)のデータに変換する。つぎに、このデ
ータを縮小処理部210により縮小処理し、覆い焼き処
理に適した大きさの縮小プリスキャン画像(図7)を
生成する(図6S2)。この縮小プリスキャン画像とし
ては、75×100画素×3色、ないし、150×20
0画素×3色とする。この縮小処理としては、隣接する
4乃至16画素のデータを単純平均することなどで行う
と、ノイズの低減といった効果が得られて望ましい。
【0127】この後、カラーである縮小プリスキャン画
像を明るさ情報生成部220で白黒化することにより、
明るさ情報の画像を生成する(図6S3)。この場合、
75×100画素のモノクロの明るさ情報の画像が得ら
れる(図7)。
【0128】そして、明るさ情報の画像について、明る
さとその出現頻度とのヒストグラムを生成する(図6S
4)。ここでは、原画像が図8(a)のようなものであ
ったとする。なお、細かな色や階調は図8(a)に示す
ことができないので、その内容について図8(b)に示
す。ここでは、空,海,緑,人物,水たまり,手すり,
地面などが含まれている。
【0129】この場合に、上述したプリスキャンで得た
画像を縮小処理し(図9(a))、明るさ情報の画像の
生成(図9(b))などを行った後、ヒストグラム作成
部230が明るさ情報の画像から図8(c)のようなヒ
ストグラムを生成する。
【0130】そして、このヒストグラムについて判定処
理部240が画像判定処理を施し、この明るさに関する
データの出現頻度のまとまりを複数のブロックに分割す
る(図6S5)。この場合、判別規準法などを用いるこ
とで、しきい値を設定して2以上のブロックに分割す
る。
【0131】なお、このヒストグラムを参照し、最大濃
度と最小濃度とが再現させたい濃度範囲である所定の範
囲Mに収まっている場合には覆い焼き処理は不要である
と判断し、上記Mに収まっていない場合には処理を続行
するが、CRT表示部500に画像を表示して、覆い焼
き指示をオペレータがした場合には、Mの値にかかわら
ず一定量の覆い焼き処理をしてもよい。
【0132】なお、原画像の輝度に関するデータに基づ
いて、原画像を複数のブロックあるいはグループ(以
下、これを単に、複数のブロックと称する)に分割する
手法として、本実施の形態例ではヒストグラムに判別規
準法を適用して輝度に関するデータのしきい値を求めて
分割したが、その他にしきい値を求める手法として、ヒ
ストグラムの山や谷の形状、累積密度関数の形状や変曲
点からしきい値を求める手法がある。
【0133】さらに、画面内エッジ検出、領域検出、パ
ターンマッチングなどの手法を用いて、原画像を複数の
ブロックに分割する手法、前記ヒストグラムや累積密度
関数の形状から輝度のしきい値を求めて原画像を複数の
領域に大まかに分割し、さらに前記画面内エッジ検出、
領域検出、パターンマッチングなどの手法を用いて、領
域境界を細かく設定する手法、などを用いてもよい。こ
の場合、定められた領域内の画像データの輝度に関する
データの平均値や代表値に関するデータを求め、これら
の関係からそれぞれのブロックに対応する補正値を求め
ればよい。
【0134】ここでは、1つのしきい値により2つのブ
ロックに分け、一方のブロックに基づいて単一の補正量
を持つ覆い焼きマスクを作成する例を示すが、さらに多
くのブロックに分けることで複数の補正量を持つ覆い焼
きマスクを作成してもよい。なお、2以上のしきい値に
より3以上のブロックに分ける例については、後に詳し
く説明する。
【0135】明るさのヒストグラムが図10(a)のよ
うなものであった場合、ヒストグラムの形状から幾つか
の山とその間の谷を検出する。そして、この場合には、
ハイライト側とシャドー側とを分ける谷を見出し、この
谷の部分を分割点T0とする(図10(b))。また、
最大濃度と最小濃度とが所定の範囲M(再現させたい濃
度範囲)に収まるように、覆い焼きマスクによる補正量
を判定処理部240で次のように求めておく。
【0136】ここで、図10の(a)の最小値〜T0
でを範囲1、T0〜最大値までを範囲2とし、以下の補
正値算出処理を続ける。 av1:最小値〜最大値のデータの平均値, av2:最小値〜T0のデータの平均値, av3:T0〜最大値のデータの平均値, とする。
【0137】そして、図10の(a)のヒストグラムか
ら求められる濃度範囲を、予め定めておいた濃度範囲M
の範囲内に収めるためには、最大補正量Lを、 L=(最大値−最小値)−M とする必要がある。
【0138】なお、この最大補正量Lについて、指定シ
ーンに対して、一律な割合(0.1〜0.5)というよ
うな設定も可能である。
【0139】この補正量を、範囲1および範囲2のそれ
ぞれに均等に配分する場合、補正係数Kは、 K=1.0−(av3−av2)/{(av3−av
2)+L} と定義する。
【0140】この場合、範囲1および範囲2についての
それぞれの補正量J1およびJ2は、 J1=(av1−av2)×K J2=(av1−av3)×K となる。
【0141】なお、それぞれの範囲に属する画像データ
に対し、それぞれの範囲の補正量を加算すれば、明るさ
範囲をほぼ所望の範囲に収めることができる。なお、補
正量は、ぼけたマスクとして用いるので、微視的には収
まらない部分が存在する可能性もあるが、実用上の問題
が発生することはない。
【0142】各範囲の補正量J1およびJ2は、以下の
範囲に抑えることが望ましい。 |(J1)−(J2)|<(範囲1の濃度範囲) |(J1)−(J2)|<(範囲2の濃度範囲) これにより、たとえば上記ヒストグラムの例で、範囲2
に属する最低濃度の補正結果が、より暗いブロックであ
る範囲1の最低濃度(最小値)の補正結果より小さな値
になって写真としての自然さを欠くといった問題を解消
できる。
【0143】判定処理部240で、メディアリーダ10
0またはI/F600より入力された画像ファイルの主
要被写体位置指定という名称のタグに、主要被写体位置
情報が記録されていると判断された場合には、上記補正
量J1、J2を次のようなJ1’、J2’と置き換え
る。
【0144】まず、図10(a)に示すように、出力の
再現濃度として主要被写体を適正に再現させたい領域を
定義し、画像濃度としての範囲をOBとし、その中心位
置をOBcenとする。
【0145】ここで、主要被写体位置情報に基づき、主
要被写体領域の画像データの平均濃度(平均信号値)を
OBaveとする。OBaveの位置をしきい値T0
の比較により、上記補正量J1をJ1’に置き換える
か、J2をJ2’に置き換えるかのいあずれかを行う。
α1およびα2は、任意の係数である。 (OBave<T0のとき) J1’={OBcen―
(ave2+J1)}*α1+J1 (OBave≧T0のとき) J2’={OBcen―
(ave3+J2)}*α2+J2 つまり、主要被写体領域の画像データの濃度(信号値)
に応じて、主要被写体の含まれる範囲1または範囲2の
補正量に重み付を行う。
【0146】このようにすることにより、より主要被写
体に適した濃度補正を行うことが可能となる。
【0147】そして、S5で分割された複数のブロック
の少なくとも一つに応じて、覆い焼きマスクを作成する
(図6S6)。
【0148】まず、原マスク作成部250は、この分割
点の明るさをしきい値として2値化した画像を、明るさ
情報の画像から作成する(図9(c))。さらに、この
2値化した画像を反転することで、原マスクを生成する
(図6S6,図7,図9(d))。この場合、明るさ
情報の画像と同じ75×100画素の1つのデータが得
られる。
【0149】次に、ぼかしフィルタ処理部260が、3
×3〜5×5程度のぼかしフィルタ処理を原マスクに対
して行う(図6S7)。この際、覆い焼きマスクとして
適度なぼけを有する程度になるように、複数n回のぼか
し処理を繰り返して行なうようにする(図6S8)。
【0150】そして、適度なぼけを与えられた原マスク
について、拡大処理部270が拡大処理を行って、本ス
キャンで得られる本スキャン画像と同じ画像サイズ(1
200(縦)×1600(横)画素)にまで拡大して覆
い焼きマスクを作成する(図6S9,図7)。なお、
以上のように原マスクをぼかし処理して拡大して作成し
た覆い焼きマスクを図11に示す。
【0151】なお、以上のように縮小された原マスク段
階でぼかし処理を加えた後に本スキャン画像と同サイズ
に拡大することで、各種の本スキャン画像サイズに対応
することが容易になる。特に高速化が必要な場合でも対
応が容易である。
【0152】以上のようにして覆い焼きマスクを作成し
た後、または、覆い焼きマスクの作成と並行して、本ス
キャンを実行して本スキャン画像を得る(図6S10,
図7)。この本スキャン画像は、1200(縦)×1
600(横)画素×3色のデータである。
【0153】そして、最終的に、合成部280におい
て、本スキャン画像と覆い焼きマスクとを合成し(図6
S11)、覆い焼きされた出力画像を得る(図7)。
この場合、本スキャン画像の各色のデータに対して、同
一の覆い焼きマスクを合成する。なお、この合成とは、
覆い焼きマスクと原画像の対応する画素同士で加算を行
うこと意味する。
【0154】この場合、前述した判定処理部240で求
めておいた補正量の覆い焼きマスクのデータを本スキャ
ン画像の各色のデータに加算する処理を行う。たとえ
ば、ハイライトの白とびを抑えるには、負の補正量の覆
い焼きマスクを加算すればよい。また、シャドーの黒つ
ぶれを抑えるには、正の補正量の覆い焼きマスクを加算
すればよい。図10(c)は負の補正量の覆い焼きマス
クを加算することで、ハイライトの白とびを防止する様
子を模式的に示している。
【0155】以上詳細に説明したように、本実施の形態
例では、ヒストグラムで分割したハイライトやシャドー
といったおおまかなブロック内の階調は極力変化させな
いように配慮し、覆い焼きマスクで明るさをシフトさせ
るような画像処理を実行しているので、被写体個々のコ
ントラストや階調再現を維持しつつ、明部や暗部の飽和
をなくす覆い焼き画像処理を実現できる。
【0156】尚、以上のすべての本発明の実施の形態例
において、本発明の画像処理の各処理(一部であって
も、複数であっても、全てであっても良い。)を、コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された画像処理
プログラムを画像処理装置にインストールすることによ
り実現するようにしてもよい。
【0157】このように、輝度に関するデータの出現頻
度のまとまりを複数のブロックに分割し、この複数のブ
ロックの少なくとも一つに応じて覆い焼きマスクを作成
し、この覆い焼きマスクと原画像の対応する画素で加算
を行うことで、被写体個々のコントラストや階調再現を
維持しつつ、明部や暗部の飽和をなくす覆い焼き画像処
理を実現できる。そして、画像ファイルの主要被写体指
定のタグに記録されている主要被写体位置情報に基づく
主要被写体領域の画像データに応じて、覆い焼きマスク
を作成する際の補正値を決定しているので、主要被写体
の再現性をより適正なものとすることができる。
【0158】また、本実施の形態では、画像再生装置1
0について特定しなかったが、PC(Personal Compute
r)、ワークステーション、プリンタ、専用端末などを
適用することができ、画像を視認できるよう表示可能な
ものならば、ディスプレイの有無や、印刷の有無を問わ
ない。更には、本実施の形態におけるデジタルカメラ1
そのものが、本発明に係る画像再生装置10としての役
割を果たしても、本発明を実現することができる。
【0159】また、本実施形態においては、撮影時の各
種条件を撮影した画像情報のExifタグに記載するも
のとして説明したが、本発明はこれに限定されず、DP
OFデータとして記載しても良い。なお、DPOFにつ
いては、キヤノン株式会社、イーストマン・コダック
社、富士写真フイルム株式会社、松下電器産業株式会社
のD POF提案4社が発表したDPOF Version 1.10
に関する参考資料(http://www.panasonic.co.jp/avc/
video/dpof/dpof_110/white.htm)に記載されている。
【0160】その他、デジタルカメラ1及び画像処理装
置10の細部構成、詳細動作に関しても本発明の趣旨を
逸脱することのない範囲において、適宜変更可能であ
る。
【0161】
【発明の効果】本発明によれば、撮影画像に関する関連
情報が充実するので、この関連情報を参照することによ
って、画像処理の自由度を向上することができ、また、
画像処理により均質で優れた画質の画像を得ることがで
きる。従って、ユーザは、高画質、且つ満足度の高い画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラ1と画像再生
装置10との関係を示す図である。
【図2】図1のデジタルカメラ1にて取得される画像フ
ァイルの内容例を示す図である。
【図3】主要被写体位置情報の記録を示す図である。
【図4】無彩色位置情報の記録を示す図である。
【図5】画像再生装置10で使用する画像処理装置の電
気的構成を機能ブロックごとに示すブロック図である。
【図6】図5の画像処理装置の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】図5の画像処理装置における画像の処理順を模
式的に示す説明図である。
【図8】図5の画像処理装置で処理する画像とヒストグ
ラムとの対応の様子を模式的に示す説明図である。
【図9】図5の画像処理装置で作成する原マスク作成の
様子を模式的に示す説明図である。
【図10】図5の画像処理装置で処理するヒストグラム
の分割と補正の様子を模式的に示す説明図である。
【図11】図5の画像処理装置で作成する覆い焼きマス
クの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 10 画像再生装置 100 メディアリーダ 200 画像処理装置 201 濃度値LUT 210 縮小処理部 220 情報生成部 230 ヒストグラム作成部 240 判定処理部 250 原マスク作成部 260 フィルタ処理部 270 拡大処理部 280 合成部 600 I/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 君塚 京田 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 山中 義明 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 野村 庄一 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 5B050 AA09 BA10 BA15 DA01 EA15 FA02 FA03 FA19 5C022 AA13 AB02 AB22 5C053 FA04 FA08 JA30 LA01 LA03 LA11 LA14 5C065 AA03 BB02 BB05 BB08 CC01 CC08 DD01 HH02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮影して得られる画像情報と当該
    画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録するデ
    ジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、前記画像情報の画像中の主要被写体の
    位置を示す情報を含めることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】被写体を撮影して得られる画像情報と当該
    画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録するデ
    ジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、前記画像情報の画像中の無彩色部分の
    位置を示す情報を含めることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】前記画像中の領域を指定することにより、
    前記位置が示されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】前記領域は長方形状であり、前記画像中に
    おける始点及び終点の2点のアドレスにより、前記位置
    が示されることを特徴とする請求項3に記載のデジタル
    カメラ。
  5. 【請求項5】前記関連情報が、前記画像情報のタグ情報
    として記録されることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れかに記載のデジタルカ
    メラから取得した前記関連情報に基づいて、前記画像情
    報を画像処理した後、画像再生することを特徴とする画
    像再生装置。
  7. 【請求項7】前記画像処理が、AE調整、及び/又は、
    ホワイトバランス調整であることを特徴とする請求項6
    に記載の画像再生装置。
  8. 【請求項8】被写体を撮影して得られる画像情報と当該
    画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録するデ
    ジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、露出補正の不足量を示す情報を含める
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】被写体を撮影して得られる画像情報と当該
    画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録するデ
    ジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、エッジ強度を示す情報を含めることを
    特徴とするデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、ノイズ量を示す情報を含めることを特
    徴とするデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、AEロック時における被写体の輝度を
    示す情報を含めることを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 【請求項12】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、前記画像情報の画像内の複数箇所のそ
    れぞれの被写体までの距離を示す情報を含めることを特
    徴とするデジタルカメラ。
  13. 【請求項13】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、撮影が行われた国を示す情報を含める
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、撮影時の天候を示す情報を含めること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  15. 【請求項15】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、前記画像情報の画像内の複数箇所のそ
    れぞれの光源を示す情報を含めることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  16. 【請求項16】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、当該カメラで撮影された画像の総計数
    を示す情報を含めることを特徴とするデジタルカメラ。
  17. 【請求項17】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、前記デジタルカメラに対して行われる
    定期検査の結果を示す情報、又は/及び前記デジタルカ
    メラによる自己診断の結果を示す情報、を含めることを
    特徴とするデジタルカメラ。
  18. 【請求項18】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、個人情報を含めることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  19. 【請求項19】被写体を撮影して得られる画像情報と当
    該画像情報に関連する関連情報とを対応付けて記録する
    デジタルカメラにおいて、 前記関連情報に、画像の再生処理を規定する情報を含め
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  20. 【請求項20】請求項8〜19の何れかに記載のデジタ
    ルカメラから取得した前記関連情報に基づいて、画像を
    再生することを特徴とする画像再生装置。
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