JP2002344989A - 画像ファイルの出力画像調整 - Google Patents

画像ファイルの出力画像調整

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JP2002344989A
JP2002344989A JP2001249912A JP2001249912A JP2002344989A JP 2002344989 A JP2002344989 A JP 2002344989A JP 2001249912 A JP2001249912 A JP 2001249912A JP 2001249912 A JP2001249912 A JP 2001249912A JP 2002344989 A JP2002344989 A JP 2002344989A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の画像データに対応して画質を適切に
自動調整すること。 【解決手段】カラープリンタ20の制御回路30は、ス
ロット34にメモリカードMCが差し込まれると、メモ
リカードMCから画像処理制御情報GCを取得して解析
する。CPU31は、画像処理制御情報GCを反映して
画像データの特性を示す各画質パラメータに対する基準
値を修正する。CPU31は、修正された基準値に近づ
けるよう各画質パラメータ値を補正して、補正された各
画質パラメータ値を反映して画像データの画質を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像ファイルの画
質を調整する画像調整技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルスチルカメラ(DSC)、デ
ィジタルビデオカメラ(DVC)、スキャナ等によって
生成された画像データの画質は、パーソナルコンピュー
タ上で画像レタッチアプリケーションを用いることによ
って任意に調整することができる。画像レタッチアプリ
ケーションには、一般的に、画像データの画質を自動的
に調整する画像調整機能が備えられており、この画像調
整機能を利用すれば、出力装置から出力する画像データ
の画質を容易に向上させることができる。画像ファイル
の出力装置としては、例えば、CRT、LCD、プリン
タ、プロジェクタ、テレビ受像器などが知られている。
【0003】また、出力装置の1つであるプリンタの動
作を制御するプリンタドライバにも、画像データの画質
を自動的に調整する機能が備えられており、このような
プリンタドライバを利用しても、印刷される画像データ
の画質を容易に向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
画像レタッチアプリケーションおよびプリンタドライバ
によって提供される画質自動調整機能では、一般的な画
質特性を有する画像データを基準として画質補正が実行
される。これに対して、画像処理の対象となる画像デー
タは様々な条件下で生成され得るため、一律に画質自動
調整機能を実行し、規定値を用いて画像データの画質パ
ラメータ値を変更しても、画質を向上させることができ
ない場合がある。
【0005】また、DSC等の画像データ生成装置の中
には、画像データ生成時に画像データの画質を任意に調
整できるものもあり、ユーザは意図的に所定の画質を有
する画像データを生成することができる。あるいは、ユ
ーザは撮影条件に応じて予め設定された撮影画質にて撮
影条件に適した画像データを生成することができる。こ
のような画像データに対して、画質自動調整機能を実行
すると、画像データが有する意図的な画質までも自動的
に基準とする画質に基づいて調整されてしまい、ユーザ
の意図を反映した自動画質調整を実行することができな
いという問題があった。また、DSC側で設定された撮
影条件が自動画質調整において上手く反映されないとい
う問題があった。なお、こうした問題はDSCに限ら
ず、DVC等の他の画像ファイル生成装置においても共
通の課題である。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、個々の画像データに対応して画質を適
切に自動調整することを目的とする。また、恣意的に設
定された画質調整条件を損なうことなく画像データの画
質を自動調整することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために本発明の第1の態様は、画像デ
ータと、画像データの画質補正時に用いられる画像処理
制御情報とを1つのファイル内に含む画像ファイルを用
いて画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像デ
ータを解析して、前記画像データの画質に関わる特性を
示す情報である画質特性情報を取得する画質特性情報取
得手段と、前記画像処理制御情報および前記取得された
画質特性情報とに基づいて、前記画像データの画質を調
整する画質調整手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の第1の態様に係る画像処理装置に
よれば、画像データの画質を調整する際に用いられる画
像処理制御情報、および取得した画像データの画質特性
情報を反映して、画像データの画質を調整するので、個
々の画像データに対応して画質を適切に自動調整するこ
とができる。また、恣意的に設定された画像処理制御情
報を損なうことなく画像データの画質を自動調整するこ
とができる。
【0009】本発明の第1の態様に係る画像処理装置に
おいて、前記画質特性情報は、前記画像データの画質の
特性を示す複数の画質パラメータの値の組み合わせであ
り、前記画質調整手段による画質の調整は、前記画像処
理制御情報を反映して前記画像データの画質を調整する
ことにより実行されても良い。かかる構成を備えること
により、画像処理制御情報を直接反映させて画像データ
の画質を調整することができる。
【0010】本発明の第1の態様に係る画像処理装置に
おいて、前記画質特性情報は、前記画像データの画質の
特性を示す複数の画質パラメータの値の組み合わせであ
り、前記画質調整手段は、前記複数の画質パラメータ値
に対してそれぞれ予め定められた、画質調整の基準とな
る基準画質パラメータ値を有し、前記画質調整手段によ
る画質の調整は、前記基準画質パラメータ値と前記画質
パラメータ値とに基づいて前記画像データを補正する補
正量を求め、前記画像処理制御情報を解析した結果に基
づいて前記補正量を増加または減少させ、その増加また
は減少された補正量を反映して前記画像データの画質を
調整しても良い。かかる構成を備えることにより、画像
データの画質を画質調整の基準に近づけること、あるい
は、一致させることが可能となり、画像処理制御情報を
間接反映させて画像データの画質を調整、向上させるこ
とができる。
【0011】本発明の第1の態様に係る画像処理装置に
おいて、前記画像処理制御情報を解析した結果に基づく
前記補正量の増加または減少は、前記画像処理制御情報
を解析した結果に基づいて前記基準画質パラメータ値を
修正することにより実行されても良く、あるいは、前記
画像処理制御情報を解析した結果に基づいて前記補正量
の適用レベルを決定することにより実行されてもよい。
前者の場合には、画質パラメータ値の調整指標となる基
準画質パラメータ値を修正することができるので、個々
の画像データの特性を損なうことなく画質調整を実行す
ることができる。後者の場合には、画像処理制御情報を
解析した結果に基づいて補正量の適用レベルを決定する
ことができるので、個々の画像データの特性を損なうこ
となく画質調整を実行することができる。
【0012】本発明の第2の態様は、画像データと、画
像データの画質補正時における補正の目標となる基準画
質情報とを1つのファイル内に含む画像ファイルを用い
て画像処理を行う画像処理装置を提供する。本発明の第
2の態様に係る画像処理装置、前記画像データを解析し
て、前記画像データの画質特性を示す画質パラメータの
値を取得する画質パラメータ値取得手段と、前記基準画
質情報に基づいて、前記画質パラメータに対して予め定
められている基準画質パラメータの値を取得する基準画
質パラメータ値取得手段と、前記取得した基準画質パラ
メータ値と前記取得された画質パラメータ値とに基づい
て前記画像データの画質を調整する画質調整手段とを備
えることを特徴とする。
【0013】本発明の第2の態様に係る画像処理装置に
よれば、画像データの画質補正時に用いられる基準画質
情報に基づいて画質調整の指標となる基準画質パラメー
タ値を取得し、取得した基準画質パラメータ値と画質パ
ラメータとに基づいて画像データの画質を調整するの
で、個々の画像データに対応して画質を適切に自動調整
することができる。また、恣意的に設定された画像処理
制御情報を損なうことなく画像データの画質を自動調整
することができる。さらに、画質調整の指標となる基準
画質パラメータ値を基準画質情報に基づいて取得するこ
とができるので、容易に基準画質パラメータ値を取得す
ることができる。
【0014】本発明の第3の態様は、画像データと、画
像データの画質調整時に用いられる画像処理制御情報と
を1つのファイル内に含む画像ファイルを用いて画像処
理を行う画像処理装置を提供する。本発明の第3の態様
に係る画像処理装置は、前記画像データを解析して、前
記画像データの画質特性を示す画質パラメータの値を取
得する画質パラメータ値取得手段と、前記画像処理制御
情報を解析し、その解析結果に基づいて前記画質パラメ
ータに対して予め定められた基準画質パラメータの値を
修正する基準画質パラメータ値修正手段と、前記修正さ
れた基準画質パラメータ値と前記取得された画質パラメ
ータ値とに基づいて前記画像データの画質を調整する画
質調整手段とを備えることを特徴とする。
【0015】本発明の第3の態様に係る画像処理装置に
よれば、画質調整の指標となる基準画質パラメータ値を
修正し、修正された画質パラメータ値と画質パラメータ
値とに基づいて画像データの画質を調整するので、個々
の画像データに対応して画質を適切に自動調整すること
ができる。また、恣意的に設定された画像処理制御情報
を損なうことなく画像データの画質を自動調整すること
ができる。
【0016】本発明の第1ないし第3の態様に係る画像
処理装置において、前記基準画質パラメータ値は、前記
画像処理制御情報に基づいて、前記取得された画質パラ
メータ値に対応する複数の値から選択されたパラメータ
値の組み合わせであっても良い。また、前記画像処理制
御情報は、少なくともコントラスト、明るさ、カラーバ
ランス、彩度、シャープネス、記憶色、およびノイズ除
去に関連する情報のいずれか1つの情報についての補正
情報を含んでいても良く、更に、前記画像処理制御情報
は、前記画像ファイルのユーザー定義領域に格納されて
いても良い。
【0017】本発明の第4の態様は、画像データと、画
像データの画像処理時に用いられる画像処理制御情報と
を1つのファイル内に含む画像ファイルを用いて画像デ
ータを出力する出力装置を提供する。本発明の第4の態
様に係る出力装置は、本発明の第1の発明に係る画像処
理装置ないし第3の発明に係る画像処理装置のいずれか
の画像処理装置と、前記画像処理装置にて画像処理が施
された画像データを出力する画像データ出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0018】本発明の第4の態様に係る出力装置によれ
ば、画像データの画質を調整する際に用いられる画像処
理制御情報、および取得した画像データの画質特性情報
を反映して、個々の画像データに対応して適切に画質が
自動調整された画像データを出力することができる。ま
た、恣意的に設定された画像処理制御情報を損なうこと
なく画質の調整された画像データを出力することができ
る。
【0019】本発明の第5の態様は、画像データと、画
像データの画質補正時に用いられる画像処理制御情報と
を1つのファイル内に含む画像ファイルに対して画像デ
ータの画質調整を実行するためのプログラムを提供す
る。本発明の第5の態様に係るプログラムは、前記画像
データを解析して、前記画像データの画質特性を示す画
質パラメータの値を取得する機能と、前記画像処理制御
情報を解析して、その解析結果に基づいて前記画質パラ
メータに対して予め定められた基準画質パラメータの値
を修正する機能と、前記修正した基準画質パラメータ値
と前記取得された画質パラメータ値とに基づいて前記画
像データの画質を調整する機能とをコンピュータに実現
させることを特徴とする。
【0020】本発明の第6の態様は、画質調整処理が実
行された画像データを出力する出力装置において用いら
れ得る画像ファイルを生成する画像ファイル生成装置を
提供する。本発明の第6の態様に係る画像ファイル生成
装置は、前記出力装置にて出力するための画像データを
入力する画像データ入力手段と、前記出力装置において
実行される前記画像データの画質調整処理の条件を指定
する画質調整処理条件指定手段と、前記指定された画質
調整処理条件に基づいて、画質調整データを生成する画
質調整データ生成手段と、前記入力された画像データと
画質調整データとを含む一つの画像ファイルを生成する
画像ファイル生成手段とを備えることを特徴とする。
【0021】本発明の第6の態様に係る画像ファイル生
成装置によれば、画像処理装置、および出力装置におけ
る画質調整処理の条件を指定する画質調整データと画像
データとを含む1つの画像ファイルを生成することがで
きるので、画質調整データと画像データとを適切に関連
付けることが可能となり、個々の画像データに対する自
動画質調整を容易に実現させることができる。また、恣
意的に設定された画質調整処理条件と画像データとを関
連付けることができるので、画質調整処理条件を反映し
て画像データの画質を自動調整することができる。
【0022】本発明の第6の態様に係る画像ファイル生
成装置において、前記画質調整データは、前記出力装置
における画質調整処理において画質調整処理の基準とし
て用いられる基準画質パラメータを修正するためのデー
タであっても良い。画質調整データが基準画質パラメー
タを修正するためのデータの場合には、出力装置または
画像処理装置は、画質調整データの解析を経て基準画質
パラメータを修正した後に画質調整処理を実行すること
ができる。また、前記画質調整データは、前記出力装置
における画質調整処理において画質調整処理の基準値と
して用いられる基準画質パラメータ値であっても良い。
画質調整データが基準画質パラメータの場合には、出力
装置または画像処理装置は、変更処理を実行することな
く、直接、基準画質パラメータを用いて画質調整処理を
実行することができる。更に、前記画質調整データは、
前記画像データの画質を表す画質パラメータに対応して
いると共に、前記出力装置における画質調整処理の基準
値として用いられる、複数の基準画質パラメータ値の組
み合わせであっても良い。画質調整データが複数の基準
画質パラメータ値の組み合わせの場合には、特定の撮影
条件に応じて基準画質パラメータ値を組み合わせること
ができる。
【0023】本発明の第6の態様に係る画像ファイル生
成装置において、前記画質調整データは、前記出力装置
における画質調整処理の基準値として用いられる基準画
質パラメータ値と前記画像データの画質を表す画質パラ
メータ値とに基づいて求められる前記画像データを補正
するための補正量の適用の程度を指定するためのデータ
であっても良い。かかる場合には、指定した補正量の適
用の程度に従う画像データの補正を実現させることがで
きる。また、前記画質調整データは、前記画像データの
画質を表す画質パラメータに対応していると共に、前記
出力装置における画質調整処理の基準値として用いられ
る、複数の基準画質パラメータ値の修正の傾向を指定す
るためのデータであっても良い。画質調整データが基準
画質パラメータ値の修正の傾向を指定するためのデータ
の場合には、出力装置または画像処理装置は、指定され
た傾向に従って単一または複数の基準画質パラメータ値
の修正を実行し、修正された基準画質パラメータ値に基
づいて画質調整処理を実行することができる。さらに、
前記画質調整データは、前記撮影条件毎に、少なくと
も、コントラスト、明るさ、カラーバランス、彩度、シ
ャープネス、記憶色、およびノイズ除去についての前記
基準画質パラメータの修正の傾向を示すデータを含んで
も良い。
【0024】本発明の第6の態様に係る画像ファイル生
成装置において、前記画質調整処理条件指定手段は、前
記画質調整処理条件を表示する表示手段と、前記画質調
整処理条件を選択、決定するための決定手段とを備えて
も良い。
【0025】本発明の第6の態様に係る画像ファイル生
成装置において、前記画像ファイル生成手段は、前記画
質調整データを前記画像ファイルのユーザ定義領域内に
格納しても良い。本発明の第6の態様に係る画像ファイ
ル生成装置はさらに、前記出力装置にて出力するために
用いられる画像データを生成する画像データ生成手段を
備えても良い。かかる場合には、生成した画像データに
対応して画質調整データを生成することができる。
【0026】本発明の第7の態様は、画質調整処理が実
行された画像データを出力する出力装置において用いら
れ得る画像ファイルを生成するプログラムを提供する。
本発明の第7の態様に係るプログラムは、前記出力装置
にて出力するための画像データを取得する機能と、前記
出力装置において実行される前記画像データの画質調整
処理の条件を指定する機能と、前記指定した画質調整処
理条件に基づいて画質調整データを生成する機能と、前
記生成した画像データと画像出力制御データとを含む一
つの画像ファイルを生成する機能とをコンピュータに実
現させることを特徴とする。
【0027】本発明の第7の態様に係るプログラムは、
本発明の第6の態様に係る画像処理装置と作用効果を奏
すると共に、本発明の第6の態様と同様にして種々の態
様にて実現される。
【0028】本発明の第8の態様は、画像データと、画
像データの画質補正時に用いられる画像処理制御情報と
を1つのファイル内に含む画像ファイルから画像データ
を出力する画像処理システムを提供する。本発明の第8
の態様に係る画像処理システムは、前記画像データを取
得する画像データ取得手段と、前記画像データの画質調
整処理の条件を指定する画質調整処理条件指定手段と、
前記指定された画質調整処理条件に基づいて、画質調整
データを生成する画質調整データ生成手段と、前記取得
された画像データと画像出力制御データとを含む一つの
画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段とを備え
る画像ファイル生成装置と、前記画像データを解析し
て、前記画像データの画質特性情報を取得する画質特性
情報取得手段と、前記画質調整処理条件および前記取得
された画質特性情報を反映して、前記画像データの画質
を調整する画質調整手段とを備える画像処理装置とを備
えることを特徴とする。
【0029】本発明の第8の態様に係る画像処理システ
ムによれば、本発明の第1ないし第5の態様および本発
明の第6並びに第7の態様によりもたらされる双方の作
用効果を奏することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像ファイル
の画像調整について以下の順序にて図面を参照しつつ、
いくつかの実施例に基づいて説明する。 A.画像処理システムの構成: B.画像ファイルの構成: C.画像出力装置の構成: D.ディジタルスチルカメラにおける画像処理: E.プリンタにおける画像処理: F.その他の実施例:
【0031】A.画像処理システムの構成:第1の実施
例に係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの
構成について図1および図2を参照して説明する。図1
は第1実施例に係る画像処理装置を適用可能な画像処理
システムの一例を示す説明図である。図2は第1実施例
に係る画像処理装置が出力する画像ファイル(画像デー
タ)を生成可能なディジタルスチルカメラの概略構成を
示すブロック図である。
【0032】画像処理システム10は、画像ファイルを
生成する入力装置としてのディジタルスチルカメラ1
2、ディジタルスチルカメラ12にて生成された画像フ
ァイルに基づいて画像処理を実行し、画像を出力する出
力装置としてのカラープリンタ20を備えている。出力
装置としては、プリンタ20の他に、CRTディスプレ
イ、LCDディスプレイ等のモニタ14、プロジェクタ
等が用いられ得るが、以下の説明では、カラープリンタ
20を出力装置として用いるものとする。
【0033】ディジタルスチルカメラ12は、光の情報
をディジタルデバイス(CCDや光電子倍増管)に結像
させることにより画像を取得するカメラであり、図2に
示すように光情報を収集するためのCCD等を備える光
学回路121、光学回路121を制御して画像を取得す
るための画像取得回路122、取得したディジタル画像
を加工処理するための画像処理回路123、メモリを備
えると共に各回路を制御する制御回路124を備えてい
る。ディジタルスチルカメラ12は、取得した画像をデ
ィジタルデータとして記憶装置としてのメモリカードM
Cに保存する。ディジタルスチルカメラ12における画
像データの保存形式としては、JPEG形式が一般的で
あるが、この他にもTIFF形式、GIF形式、BMP
形式、RAW形式等の保存形式が用いられ得る。
【0034】ディジタルスチルカメラ12はまた、明
度、コントラスト、露出補正量(露出補正値)、ホワイ
トバランス等の個別の画像処理制御パラメータ、および
撮影条件に応じて予め複数の画像処理制御パラメータの
値が設定されている撮影モードを設定するための選択・
決定ボタン126、撮影画像をプレビューしたり、選択
・決定ボタン126を用いて撮影モード等を設定するた
めの液晶ディスプレイ127を備えている。選択・決定
ボタン126および液晶ディスプレイ127を用いた撮
影モード、画質パラメータの設定手順については後述す
る。
【0035】本画像処理システム10に用いられるディ
ジタルスチルカメラ12は、画像データGDに加えて画
像データの画像処理制御情報GCを画像ファイルGFと
してメモリカードMCに格納する。すなわち、画像処理
制御情報GCは、撮影時に画像データGDと共に自動的
に画像ファイルGFとしてメモリカードMCに自動的に
格納される。ユーザによって、人物、夜景、夕景といっ
た撮影条件に適した撮影モードが選択された場合には、
選択された撮影モードに対応する画像処理制御パラメー
タのパラメータ値を、あるいは、個別に、露光補正量、
ホワイトバランス等の画像処理制御パラメータが任意の
値に設定されている場合には、設定された画像処理制御
パラメータの設定値を画像処理制御情報GCとして含む
画像ファイルGFがメモリカードMCに格納される。
【0036】ディジタルスチルカメラ12において、自
動撮影モードにて撮影が実行された場合には、撮影時に
自動的に設定された露出時間、ホワイトバランス、絞
り、シャッタースピード、レンズの焦点距離等のパラメ
ータの値が画像処理制御パラメータとして取り扱われ、
これら画像処理制御パラメータを含む画像ファイルGF
がメモリカードMCに格納される。なお、各撮影モード
に適用されるパラメータ、およびパラメータ値はディジ
タルスチルカメラ12の制御回路124内のメモリ上に
保有されている。
【0037】ディジタルスチルカメラ12において生成
された画像ファイルGFは、例えば、ケーブルCV、コ
ンピュータPCを介して、あるいは、ケーブルCVを介
してカラープリンタ20に送出される。あるいは、ディ
ジタルスチルカメラ12にて画像ファイルGFが格納さ
れたメモリカードMCが、メモリカード・スロットに装
着されたコンピュータPCを介して、あるいは、メモリ
カードMCをプリンタ20に対して直接、接続すること
によって画像ファイルがカラープリンタ20に送出され
る。なお、以下の説明では、メモリカードMCがカラー
プリンタ20に対して直接、接続される場合に基づいて
説明する。
【0038】B.画像ファイルの構成:図3を参照して
本実施例にて用いられ得る画像ファイルの概略構成につ
いて説明する。図3は本実施例にて用いられ得る画像フ
ァイルの内部構成の一例を概念的に示す説明図である。
画像ファイルGFは、画像データGDを格納する画像デ
ータ格納領域101と、画像データの自動画質調整時に
参照、適用される画像処理制御情報(画質調整処理条
件)GCを格納する画像処理制御情報格納領域102を
備えている。画像データGDは、例えば、JPEG形式
で格納されており、画像処理制御情報GCはTIFF形
式で格納されている。なお、本実施例中におけるファイ
ルの構造、データの構造、格納領域といった用語は、フ
ァイルまたはデータ等が記憶装置内に格納された状態に
おけるファイルまたはデータのイメージを意味するもの
である。
【0039】画像処理制御情報GCは、ディジタルスチ
ルカメラ12等の画像データ生成装置において生成され
た画像データを、画像処理する際の画像処理条件を指定
する情報であり、ユーザにより任意に設定され得る露出
時間、ISO感度、絞り、シャッタースピード、焦点距
離に関するパラメータ、およびユーザによって任意に設
定される露出補正量、ホワイトバランス、撮影モード、
ターゲット色空間等の画像処理制御パラメータを含み得
る。あるいは、ユーザにより撮影モードが指定されてい
る場合には、撮影に伴い自動的に、指定された撮影モー
ドに関連する画像処理制御パラメータの組み合わせが画
像処理制御情報GCとして含まれ得る。
【0040】本実施例に係る上記画像ファイルGFは、
ディジタルスチルカメラ12の他、ディジタルビデオカ
メラ、スキャナ等の入力装置(画像ファイル生成装置)
によっても生成され得る。ディジタルビデオカメラにて
生成される場合には、例えば、静止画像データと出力制
御情報とを格納する画像ファイル、あるいは、MPEG
形式等の動画像データと出力制御情報とを含む動画像フ
ァイルが生成される。この動画像ファイルが用いられる
場合には、動画の全部または一部のフレームに対して出
力制御情報に応じた出力制御が実行される。
【0041】本実施例に係る画像ファイルGFは、基本
的に上記の画像データ領域101と、画像処理制御情報
格納領域102を備えていれば良く、既に規格化されて
いるファイル形式に従ったファイル構造を取ることがで
きる。以下、本実施例に係る画像ファイルGFを規格化
されているファイル形式に適合させた場合について具体
的に説明する。
【0042】本実施例に係る画像ファイルGFは、例え
ば、ディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマッ
ト規格(Exif)に従ったファイル構造を有することがで
きる。Exifファイルの仕様は、電子情報技術産業協会
(JEITA)によって定められている。本実施例に係
る画像ファイルGFが、このExifファイル形式に従うフ
ァイル形式を有する場合のファイル内部の概略構造につ
いて図4を参照して説明する。図4はExifファイル形式
にて格納されている本実施例に係る画像ファイルGFの
概略的な内部構造を示す説明図である。
【0043】Exifファイルとしての画像ファイルGFE
は、JPEG形式の画像データを格納するJPEG画像
データ格納領域111と、格納されているJPEG画像
データに関する各種情報を格納する付属情報格納領域1
12とを備えている。JPEGデータ格納領域111
は、上記画像データ格納領域101に相当し、付属情報
格納領域112は、上記画像処理制御情報格納領域10
2に相当する。すなわち、付属情報格納領域112に
は、撮影日時、露出、シャッター速度、ホワイトバラン
ス、露出補正量、ターゲット色空間等といったJPEG
画像を出力する際に参照される画像処理制御情報GC
(画質調整処理条件)が格納されている。また、付属情
報格納領域112には、画像処理制御情報GCに加えて
JPEG画像データ格納領域111に格納されているJ
PEG画像のサムネイル画像データがTIFF形式にて
格納されている。なお、当業者にとって周知であるよう
に、Exif形式のファイルでは、各データを特定するため
にタグが用いられており、各データはタグ名によって呼
ばれることがある。
【0044】付属情報格納領域112の詳細なデータ構
造について図5を参照して説明する。図5は本実施例に
用いられ得る画像ファイルGFの付属情報格納領域11
2のデータ構造の一例を示す説明図である。
【0045】付属情報格納領域112には、図示するよ
うに露出時間、レンズF値、露出制御モード、ISO感
度、露出補正量、ホワイトバランス、フラッシュ、焦点
距離、撮影モード等の画像処理制御情報GCに対するパ
ラメータ値が既定のアドレスまたはオフセット値に従っ
て格納されている。出力装置側では、所望の情報(パラ
メータ)に対応するアドレスまたはオフセット値を指定
することにより画像処理制御情報GCを取得することが
できる。なお、画像処理制御情報GCは、付属情報格納
領域112内の未定義領域であって、ユーザに解放され
ているユーザ定義領域内に格納されている。
【0046】C.画像出力装置の構成:図6を参照して
本実施例に係る画像出力装置、すなわち、カラープリン
タ20の概略構成について説明する。図6は本実施例に
係るカラープリンタ20の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0047】カラープリンタ20は、カラー画像の出力
が可能なプリンタであり、例えば、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の
色インクを印刷媒体上に噴射してドットパターンを形成
することによって画像を形成するインクジェット方式の
プリンタである。あるいは、カラートナーを印刷媒体上
に転写・定着させて画像を形成する電子写真方式のプリ
ンタである。色インクには、上記4色に加えて、ライト
シアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄いマ
ゼンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を
用いても良い。
【0048】カラープリンタ20は、図示するように、
キャリッジ21に搭載された印字ヘッド211を駆動し
てインクの吐出およびドット形成を行う機構と、このキ
ャリッジ21をキャリッジモータ22によってプラテン
23の軸方向に往復動させる機構と、紙送りモータ24
によって印刷用紙Pを搬送する機構と、制御回路30と
から構成されている。キャリッジ21をプラテン23の
軸方向に往復動させる機構は、プラテン23の軸と並行
に架設されたキャリッジ21を摺動可能に保持する摺動
軸25と、キャリッジモータ22との間に無端の駆動ベ
ルト26を張設するプーリ27と、キャリッジ21の原
点位置を検出する位置検出センサ28等から構成されて
いる。印刷用紙Pを搬送する機構は、プラテン23と、
プラテン23を回転させる紙送りモータ24と、図示し
ない給紙補助ローラと、紙送りモータ24の回転をプラ
テン23および給紙補助ローラに伝えるギヤトレイン
(図示省略)とから構成されている。
【0049】制御回路30は、プリンタの操作パネル2
9と信号をやり取りしつつ、紙送りモータ24やキャリ
ッジモータ22、印字ヘッド211の動きを適切に制御
している。カラープリンタ20に供給された印刷用紙P
は、プラテン23と給紙補助ローラの間に挟み込まれる
ようにセットされ、プラテン23の回転角度に応じて所
定量だけ送られる。
【0050】キャリッジ21にはインクカートリッジ2
12とインクカートリッジ213とが装着される。イン
クカートリッジ212には黒(K)インクが収容され、
インクカートリッジ213には他のインク、すなわち、
シアン(C),マゼンタ(M),イエロ(Y)の3色イ
ンクの他に、ライトシアン(LC),ライトマゼンタ
(LM),ダークイエロ(DY)の合計6色のインクが
収納されている。
【0051】次に図7を参照してカラープリンタ20の
制御回路30の内部構成について説明する。図7は、カ
ラープリンタ20の制御回路30の内部構成を示す説明
図である。図示するように、制御回路30の内部には、
CPU31,PROM32,RAM33,メモリカード
MCからデータを取得するPCMCIAスロット34,
紙送りモータ24やキャリッジモータ22等とデータの
やり取りを行う周辺機器入出力部(PIO)35,タイ
マ36,駆動バッファ37等が設けられている。駆動バ
ッファ37は、インク吐出用ヘッド214ないし220
にドットのオン・オフ信号を供給するバッファとして使
用される。これらは互いにバス38で接続され、相互に
データにやり取りが可能となっている。また、制御回路
30には、所定周波数で駆動波形を出力する発振器3
9、および発振器39からの出力をインク吐出用ヘッド
214ないし220に所定のタイミングで分配する分配
出力器40も設けられている。
【0052】制御回路30は、メモリカードMCから画
像ファイルGFを読み出し、付属情報AIを解析し、解
析した制御情報AIに基づいて画像処理を実行する。制
御回路30は、紙送りモータ24やキャリッジモータ2
2の動きと同期を採りながら、所定のタイミングでドッ
トデータを駆動バッファ37に出力する。制御回路30
によって実行される詳細な画像処理の流れについては後
述する。
【0053】D.ディジタルスチルカメラにおける画像
処理:以下、図8を参照してディジタルスチルカメラ1
2における画像処理について説明する。図8はディジタ
ルスチルカメラ12における画像ファイルGFの生成処
理の流れを示すフローチャートである。
【0054】ディジタルスチルカメラ12の制御回路1
24は、撮影に先立ってユーザによって撮影モード、ま
たは、ホワイトバランス、露出補正量等の画像処理制御
情報(画像処理制御パラメータ)が設定されているか否
かを判定する(ステップS100)。これら画像処理制
御情報の設定は、選択・設定ボタン126を操作して、
液晶ディスプレイ127上に表示される、予め用意され
ている撮影モードの中からユーザが選択することにより
実行される。あるいは、同様に選択・設定ボタン126
を操作して、液晶ディスプレイ127上にて明度、コン
トラスト等の画像処理制御パラメータの値をユーザが設
定することにより実行される。
【0055】選択・設定ボタン126を用いて液晶ディ
スプレイ127上にて画像処理制御パラメータを設定す
る手順について図9〜図11を参照して説明する。図9
〜図11は、液晶ディスプレイ127の例示的な表示態
様を示す説明図である。選択・設定ボタン126を操作
して液晶ディスプレイ127上に表示されている「画像
処理制御」領域A1を選択すると(図9参照)、「撮影
モード」領域A2および「画像処理制御パラメータ」領
域A3が液晶ディスプレイ127上に表示される(図1
0参照)。撮影モードは番号1,2...によって設定
され、画像処理制御パラメータは、所望の数字を入力す
ることによって設定される。例えば、撮影モードのいず
れかが設定された場合には、図11に示すように、設定
された撮影モードにおいて設定された個々の画像処理制
御パラメータの設定状態が液晶ディスプレイ127上に
表示される。なお、この例示では、各画像処理制御パラ
メータの設定状態は、ユーザに分かり易い態様にて表示
されているが、パラメータ値が表示されても良い。
【0056】制御回路124は、画像処理制御情報が設
定されていると判定した場合には(ステップS100:
Yes)、撮影要求、例えば、シャッターボタンの押し
下げに応じて、設定された画像処理制御情報によって規
定されるパラメータ値を用いて画像データGDを生成す
る(ステップS110)。制御回路124は、生成した
画像データGDと、任意設定された補正条件および自動
的に付与される補正条件を含む画像処理制御情報GCと
を画像ファイルGFとしてメモリカードMCに格納して
(ステップS120)、本処理ルーチンを終了する。デ
ィジタルスチルカメラ12において生成されたデータ
は、RGB色空間から変換され、YCbCr色空間によ
って表される。
【0057】これに対して、制御回路124は、画像処
理制御情報が設定されていないと判定した場合には(ス
テップS100:No)、撮影要求に応じて画像データ
GDを生成する(ステップS130)。制御回路124
は、生成した画像データGDと、画像データ生成時に自
動的に付与される補正条件を含む画像処理制御情報GC
とを画像ファイルGFとしてメモリカードMCに格納し
(ステップS140)、本処理ルーチンを終了する。な
お、画像処理制御情報GCは、既述の通り、所定のファ
イル形式を有するファイル構造の中のユーザ定義領域内
に格納される。
【0058】ディジタルスチルカメラ12において実行
される以上の処理によって、メモリカードMCに格納さ
れている画像ファイルGFには画像データGDと共に画
像データ生成時に自動的に付与される補正条件および任
意に設定される補正条件を含む画像処理制御情報GCが
備えられることとなる。
【0059】E.カラープリンタ20における画像処
理:図12〜図15を参照して本実施例に係るカラープ
リンタ20における画像処理について説明する。図12
は本実施例に係るカラープリンタ20における画像処理
の処理ルーチンを示すフローチャートである。図13は
カラープリンタ20における画像処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図14はカラープリンタ20におけ
る自動画質調整処理の概念を示す説明図である。図15
はカラープリンタ20における自動画質調整の処理ルー
チンを示すフローチャートである。なお、本実施例に従
うカラープリンタ20における画像処理は、色空間変換
処理を先に実行し、後に自動画質調整を実行する。
【0060】カラープリンタ20の制御回路30(CP
U31)は、スロット34にメモリカードMCが差し込
まれると、メモリカードMCから画像ファイルGFを読
み出し、読み出した画像ファイルGFをRAM33に一
時的に格納する(ステップS100)。CPU31は読
み出した画像ファイルGFの付属情報格納領域102か
ら画像データ生成時の情報を示す画像処理制御情報GC
を検索する(ステップS110)。CPU31は、画像
処理制御情報を検索・発見できた場合には(ステップS
120:Yes)、画像データ生成時の画像処理制御情
報GCを取得して解析する(ステップS130)。CP
U31は、解析した画像処理制御情報GCに基づいて後
に詳述する画像処理を実行し(ステップS140)、処
理された画像データをプリントアウトする(ステップS
150)。
【0061】CPU31は、画像処理制御情報を検索・
発見できなかった場合には(ステップS120:N
o)、画像データ生成時における画像処理制御情報を反
映させることができないので、カラープリンタ20が予
めデフォルト値として保有している画像処理制御情報、
すなわち、各種パラメータ値をROM32から取得して
通常の画像処理を実行する(ステップS160)。CP
U31は、処理した画像データをプリントアウトして
(ステップS150)、本処理ルーチンを終了する。
【0062】カラープリンタ20において実行される画
像処理について図13を参照して詳細に説明する。カラ
ープリンタ20のCPU31は、読み出した画像ファイ
ルGFから画像データGDを取りだす(ステップS20
0)。ディジタルスチルカメラ12は、既述のように画
像データをJPEG形式のファイルとして保存してお
り、JPEGファイルでは、圧縮率を高くするためにY
CbCr色空間を用いて画像データを保存している。
【0063】CPU31は、YCrCb色空間に基づく
画像データをRGB色空間に基づく画像データに変換す
るために3×3マトリックス演算Sを実行する(ステッ
プS210)。マトリックス演算Sは以下に示す演算式
である。
【0064】
【数1】
【0065】CPU31は、こうして得られたRGB色
空間に基づく画像データに対して、ガンマ補正、並び
に、マトリックス演算Mを実行する(ステップS22
0)。ガンマ補正を実行する際には、CPU31は画像
処理制御情報GCからDSC側のガンマ値を取得し、取
得したガンマ値を用いて映像データに対してガンマ変換
処理を実行する。すなわち、ガンマ値も画像処理制御情
報GCによって指定される画像処理制御パラメータ値に
含まれる。マトリックス演算MはRGB色空間をXYZ
色空間に変換するための演算処理である。本実施例にお
いて用いられる画像ファイルGFは、画像処理時に用い
るべき色空間情報を指定することができるので、画像フ
ァイルGFが色空間情報を含んでいる場合には、CPU
31は、マトリックス演算Mを実行するに際して、色空
間情報を参照し、指定された色空間に対応するマトリッ
クス(M)を用いてマトリックス演算を実行する。マト
リックス演算Mは以下に示す演算式である。
【0066】
【数2】
【0067】マトリックス演算Mの実行後に得られる画
像データGDの色空間はXYZ色空間である。従来は、
プリンタまたはコンピュータにおける画像処理に際して
用いられる色空間はsRGBに固定されており、ディジ
タルスチルカメラ12の有する色空間を有効に活用する
ことができなかった。これに対して、本実施例では、画
像ファイルGFによって色空間が指定されている場合に
は、色空間情報に対応してマトリックス演算Mに用いら
れるマトリックス(M)を変更するプリンタ(プリンタ
ドライバ)を用いている。したがって、ディジタルスチ
ルカメラ12の有する色空間を有効に活用して、正しい
色再現を実現することができる。
【0068】CPU31は、画像処理制御情報GCに基
づく画像調整を実行するために、画像データGDの色空
間をXYZ色空間からwRGB色空間へ変換する処理、
すなわち、マトリックス演算N-1および逆ガンマ補正を
実行する(ステップS230)。なお、wRGB色空間
はsRGB色空間よりも広い色空間である。ガンマ補正
を実行する際には、CPU31はROM32からプリン
タ側のデフォルトのガンマ値を取得し、取得したガンマ
値の逆数を用いて映像データに対して逆ガンマ変換処理
を実行する。マトリックス演算N-1を実行する場合に
は、CPU31はROM31からwRGB色空間への変
換に対応するマトリックス(N-1)を用いてマトリック
ス演算を実行する。マトリックス演算N-1は以下に示す
演算式である。
【0069】
【数3】
【0070】マトリックス演算N-1実行後に得られる画
像データGDの色空間はwRGB色空間である。このw
RGB色空間は既述のように、sRGB色空間よりも広
い色空間であり、ディジタルスチルカメラ12によって
生成可能な色空間に対応している。
【0071】CPU31は、画像画質の自動調整処理を
実行する(ステップS240)。本実施例における画質
自動調整処理の概念について図14を参照して説明す
る。画像ファイルGFには、画質調整の対象となる画像
データGDと画質調整に際して用いられる画像処理制御
情報GCが含まれている。カラープリンタ20(CPU
31)は、画像データGDを解析して画像データGDの
特性を示す画像統計値(特性パラメータ値)SVを取得
すると共に、画像処理制御情報GCを解析して基準画質
パラメータ値SP、および手動補正パラメータ値MPを
取得する。カラープリンタ20は、画像統計値SVおよ
び基準画質パラメータ値SPに基づいて自動画質調整パ
ラメータAPを決定し、さらに、最終画質調整パラメー
タFP=AP+MPを決定する。カラープリンタ20
は、決定した最終画質調整パラメータFPを用いて画像
データGDの画質を調整し、調整済みの画像データG
D’をプリンタドライバへ出力する。
【0072】この自動画質調整処理の詳細について図1
5を参照して詳細に説明する。CPU31は、先ず、画
像データGDを解析して画像データGDの特性を示す各
種の特性パラメータ値(画像統計値)SVを取得し、R
AM32に一時的に格納する(ステップS300)。C
PU31は、画像ファイルGFから画像処理制御情報G
Cを取得し(ステップS310)、画像処理制御情報G
Cに基づいて手動補正パラメータ値MPを取得する(ス
テップS320)。手動補正パラメータ値MPとして取
得されるパラメータには、ホワイトバランス、露出補正
量、露出時間、絞り、ISO、焦点距離等といった画像
処理制御パラメータが含まれる。これら手動補正パラメ
ータ値MPは、画像データGDの解析結果、すなわち、
画像統計値SVとは独立した値であり、最終画質調整パ
ラメータFPにそのままの値が反映される。
【0073】CPU31は、取得した画像処理制御情報
GCに撮影モードを指定するパラメータ値が含まれてい
るか否かを判定する(ステップS320)。本実施例で
は、自動画質調整パラメータ値AP、すなわち、画像デ
ータGDの画像統計値SVを反映した自動画質調整量、
を決定するにあたって、撮影シーン毎に複数の異なる画
像処理制御パラメータが組み合わされた撮影モードを用
いる。また、本実施例では、撮影モードは1,2...
といった参照番号によって指定されるので、撮影モード
が指定されている場合には、参照番号に基づいて各撮影
モードを定義する個々の画像処理制御パラメータを解
析、決定する必要が有る。CPU31は、撮影モードの
指定がなされていると判定した場合には(ステップS3
30:Yes)、指定された参照番号に基づいて撮影モ
ードを解析して撮影モードを定義する各画像処理制御パ
ラメータを取得して、後述する手順にて基準画質パラメ
ータ値SPを決定する(ステップS340)。なお、撮
影モードが設定されている場合であっても、手動補正パ
ラメータ値MPを並列して指定することができるのは既
述の通りである。
【0074】撮影モードを定義する各画像処理制御パラ
メータの組み合わせと、撮影モードを指定する数値の組
み合わせは図16に示すとおりである。図16は、撮影
モード、画質パラメータ、撮影モードを指定する数値の
組み合わせの一例を示す説明図である。各撮影モードに
対するコントラスト、明るさといった項目は、画質自動
調整の結果として得られる画質の状態をわかりやすく示
しており、各項目が指定する画質の状態はCPU31に
よって解析され、指定された画質の状態を実現するため
に、各項目に対して単数、または、複数の画像処理制御
パラメータ値が設定される。撮影モード1は、例えば、
標準的な撮影条件に適し、撮影モード2は、例えば、人
物を撮影する撮影条件に適し、撮影モード3は、例え
ば、風景を撮影する撮影条件に適し、撮影モード4は、
例えば、夕景を撮影する撮影条件に適し、撮影モード5
は、例えば、夜景を撮影する撮影条件に適し、撮影モー
ド6は、例えば、花を撮影する撮影条件に適する。撮影
モード7は、例えば、マクロ撮影の撮影条件に適し、撮
影モード8は、例えば、スポーツをしている人物を撮影
する撮影条件に適し、撮影モード9は、例えば、逆光下
での撮影条件に適し、撮影モード10は、例えば、紅葉
を撮影する撮影条件に適し、撮影モード11は、例え
ば、記念撮影を撮影する撮影条件に適する。なお、撮影
モードが設定されていない場合には、設定されている撮
影モードを示すパラメータは、0に設定される。
【0075】CPU31は、撮影モードの指定がなされ
ていない、すなわち、撮影モードのパラメータが0に設
定されている判定した場合には(ステップS330:N
o)、画質調整処理において個々に設定されている画像
処理制御パラメータを反映するためステップS350の
処理に進む。
【0076】CPU31は、取得した画像処理制御パラ
メータの値を反映しつつ、各パラメータ毎に設定されて
いる基準値を変更(修正)する。各パラメータ毎に設定
されている基準値は、一般的な画像生成条件にて生成さ
れた画像データを想定した値である。そこで、撮影者
(画像生成者)の意図を正しく反映した自動画質調整を
実現するために、特に、撮影者が任意に設定可能な画像
処理制御条件について、個々の画像処理制御条件を考慮
して、基準値を変更する。なお、基準値は、定量評価と
感応評価による画像評価によって予め定められた画像の
出力結果が最適となるパラメータの指標値である。
【0077】例えば、撮影モードのパラメータが2に設
定されている場合、明度基準値は標準値128からやや
明るい値144に変更され、彩度基準値は標準値128
からやや弱い値102に変更され、シャープネス基準値
は標準値200からやや弱い値150に変更される。ま
た、コントラスト補正係数は標準値5からやや軟調な値
2に変更され、カラーバランス補正係数は標準値5のま
ま維持される。各基準値、各係数の変更は、例えば、各
基準値および各係数に対して数値を増減することによ
り、または、各基準値および各係数を所定の割合で増減
することによって実現される。あるいは、例えば、明度
基準値については、やや明るい値として144、やや暗
い値として112をデフォルト値として用意しておき、
やや明るい、やや暗いといった補正の傾向に応じて基準
値を置き換えても良い。
【0078】CPU31は、上記のようにして修正され
た基準画質パラメータ値SPと画質パラメータ値SVと
の偏差を求め、その偏差を自動画質調整パラメータ値A
Pに決定する(ステップS350)。例えば、画質パラ
メータ値SVとして、明度160、シャープネス155
の場合には、明度についての自動画質調整パラメータ値
AP=160−144=16、シャープネスについての
自動画質調整パラメータ値AP=155−150=5と
なる。
【0079】CPU31は、図17に示すように、決定
した自動画質調整パラメータ値APと取得した手動補正
パラメータ値MPとから最終画質調整パラメータFP
(画像データ補正量)=AP+MPを求め、最終画質調
整パラメータFPを反映して自動画質調整を実行する
(ステップS360)。図17は、明度、シャープネス
について、各パラメータAP、MP、FP、FP’の例
示値を示す説明図である。例えば、手動補正パラメータ
値MPとして、明度+10、シャープネス−10が設定
されている場合には、明度についての最終画質調整パラ
メータFP=16+10=26、シャープネスについて
の最終画質調整パラメータFP=5−10=−5とな
る。CPU31は、シャドウ、ハイライト、明度、コン
トラスト、カラーバランス、記憶色補正の各画質パラメ
ータに対しては、図18に示す画像データGDのRGB
成分の入力レベルと出力レベルとを対応付けるトーンカ
ーブ(Sカーブ)を用いて画質の調整を実行する。図1
8は最終画質調整パラメータFPを反映して変更される
トーンカーブを例示する説明図である。トーンカーブを
用いて画質を調整する場合には、各画質パラメータに対
する各FPを反映して、RGBの各成分についてそれぞ
れの1つのトーンカーブを変更し、最後に、変更したR
GBの各成分に対応する各トーンカーブを用いて画像デ
ータGDのRGBの各成分について入力−出力変換を行
う。この結果、画質が調整された画像データGDが得ら
れる。
【0080】各画質パラメータに対する画質の自動調整
処理は、例えば、以下のように具体的に実行される。 ・コントラスト、シャドー、ハイライトについては、画
像データからシャドウポイントとハイライトポイントと
を検出して基準値に基づくレベル補正を実行し、ヒスト
グラムの伸張を実行する。また、輝度標準偏差に基づい
て、基準値に基づいてトーンカーブの補正を実行する。 ・明るさについては、画像データを14分割した個々の
領域から計算される輝度値に基づいて、画像が暗い(露
出不足)か明るい(露出超過)であるかを判定し、基準
値に基づいてトーンカーブの補正を実行する。 ・カラーバランスについては、画像データのR成分、G
成分、B成分の各ヒストグラムからカラーバランスの偏
りを分析し、R成分、G成分、B成分の各トーンカーブ
をRGB各成分に対する基準値に基づいてそれぞれ補正
して色かぶりを軽減する。なお、撮影モードが4,5に
設定されている場合には、たとえ色かぶりが発生してい
ても意図的な色かぶりであるため、カラーバランスの自
動調整は実行せず、ユーザの意図を反映させた画質補正
を実行する。 ・彩度については、画像データの彩度分布を分析し、基
準値に基づいて彩度の強調を実行する。したがって、低
彩度の画像データほど彩度強調のレベルが大きくなる。 ・シャープネスについては、画像データの周波数とエッ
ジの強度分布を解析し、基準値に基づいてアンシャープ
マスクを実施することにより補正が実行される。基準値
は、周波数分布に基づいて決定され、高周波画像データ
(風景等)ほど基準値が小さくなり、低周波画像データ
(人物等)ほど基準値が大きくなる。また、アンシャー
プマスクの適用量は、エッジ強度分布に依存しており、
ぼけた特性を有する画像データほどその適用量が大きく
なる。 ・記憶色については、一般的に、記憶色と呼ばれる「肌
色」、「緑色」、「空色」、「夕陽の赤色」等につい
て、画像データから該当する画層を抽出し、好ましいと
思われる色になるよう補正を実行する。 ・ノイズ除去については、YCbCrの色差成分CbC
rについて平滑化フィルタを作用させることによって、
カラーノイズを軽減することにより実行する。
【0081】画像処理制御パラメータには、最終画質調
整パラメータFPの適用のレベル、すなわち、画像デー
タDGを基準値に基づく画像データに近づける程度を指
定するレベル指定パラメータLPも含まれる。レベル指
定パラメータLPは、例えば、FP’=AP*(LP/
5)+MPといったように用いられ、自動補正パラメー
タ値APに対してのみ反映され、手動補正パラメータ値
MPには反映されない。したがって、例えば、LP=1
0の場合には、図17に示すように最終画質調整パラメ
ータAPの値が2倍され、LP=5の場合には、最終画
質調整パラメータAPの値は1倍される。トーンカーブ
は、FP’に基づいて変更され、LP=10の場合に
は、トーンカーブの変更量が2倍となる。また、基準値
を変更することなく、基準値へ近づけるレベルのみを画
像処理制御情報GCに基づいて変更しても良い。
【0082】次に、測光方式、レンズ焦点距離といった
ディジタルスチルカメラ12の作動(撮影)条件に対応
する画像処理制御パラメータを反映した画質自動調整処
理について説明する。測光方式の画像処理制御パラメー
タが、スポット測光、マルチスポット測光、部分測光を
示す場合には、明度(明るさ)についての自動画質調整
処理を行わない。一般的な測光方式では、画面全体の明
るさを演算して適正露出を取得するが、スポット測光で
は、画面の部分的な明るさを測光して、測光した領域が
適正になるように露出を決定する。つまり、ユーザによ
って、画面の特定の領域を適正露出にして欲しいとの意
図が指示されることになる。このような場合に、明度を
自動調整してしまうと、ユーザの意図が反映されない画
質調整処理が実行されることになる。したがって、これ
ら3つの測光モードの時には、明度の自動調整を実行し
ない。
【0083】撮影時におけるレンズ焦点距離とFナンバ
ーとに基づいて、シャープネスの基準値を変更する。一
般的に、「ぼけ」はレンズの焦点距離とFナンバー(絞
り)とによって決定される。したがって、シャープネス
を自動調整する際に、シャープネスに対応する基準値を
レンズ焦点距離とFナンバーとに関連づけることによっ
て、撮影時に想定されたぼけを反映した画質調整処理を
実行することができる。例えば、広角レンズ(35mm
以下)でF13(絞り大)の場合、一般的に、風景や記
念撮影などで手前から背景に至るまで画面全体にわたっ
てピントを合わせてシャープに撮影したいという意図が
撮影者にはあるものと判定することができる。そこで、
かかる場合には、シャープネスの基準値を小さくしてよ
り多くの画祖にシャープネス効果を与え、シャープネス
の適用量を多くしてよりシャープになるように画質調整
を実行する。一方、望遠レンズ(100mm以上)でF
2(絞り開放)の場合、一般的に、ポートレイトなど
で、被写体を浮き上がらせるために背景をぼかしたいと
いう意図が撮影者にはあるものと判定することができ
る。そこで、かかる場合には、シャープネスの基準値を
大きくして、肌などの滑らかな領域にはシャープネス効
果を与えず、背景と被写体との境界画素にのみシャープ
ネス効果を与え、シャープネスの適用量を小さくして、
肌などを荒らさないように画質調整処理を実行する。
【0084】レンズ焦点距離f(mm)とFナンバーと
から求められるぼかし指数をf/Fと定義すると図19
に示すような関係となる。図19はレンズ焦点距離f
(mm)とFナンバーとから求められるぼかし指数をf
/Fを説明する説明図である。
【0085】CPU31は、上記の画質自動調整を実行
した後(ステップS360)、メインルーチンである画
像処理ルーチンにリターンする。
【0086】CPU31は、画質自動調整処理を終了す
ると、印刷のためのwRGB色変換処理およびハーフト
ーン処理を実行する(ステップS250)。wRGB色
変換処理では、CPU31は、ROM31内に格納され
ているwRGB色空間に対応したCMYK色空間への変
換用ルックアップテーブル(LUT)を参照し、画像デ
ータの色空間をwRGB色空間からCMYK色空間へ変
更する。すなわち、R・G・Bの階調値からなる画像デ
ータをカラープリンタ20で使用する、例えば、C・M
・Y・K・LC・LMの各6色の階調値のデータに変換
する。
【0087】ハーフトーン処理では、色変換済みの画像
データを受け取って、階調数変換処理を行う。本実施例
においては、色変換後の画像データは各色毎に256階
調幅を持つデータとして表現されている。これに対し、
本実施例のカラープリンタ20では、「ドットを形成す
る」,「ドットを形成しない」のいずれかの状態しか採
り得ず、本実施例のカラープリンタ20は局所的には2
階調しか表現し得ない。そこで、256階調を有する画
像データを、カラープリンタ20が表現可能な2階調で
表現された画像データに変換する。この2階調化(2値
化)処理の代表的な方法として、誤差拡散法と呼ばれる
方法と組織的ディザ法と呼ばれる方法とがある。
【0088】カラープリンタ20では、色変換処理に先
立って、画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場
合は、線形補間を行って隣接画像データ間に新たなデー
タを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の
割合でデータを間引くことによって、画像データの解像
度を印刷解像度に変換する解像度変換処理を実行する。
また、カラープリンタ20は、ドットの形成有無を表す
形式に変換された画像データを、カラープリンタ20に
転送すべき順序に並べ替えてるインターレス処理を実行
する。
【0089】以上、説明したように本実施例におけるデ
ィジタルスチルカメラ12によれば、ディジタルスチル
カメラ12上において、プリンタ20において実行され
る画質調整処理における画像処理制御条件を設定するこ
とができる。したがって、撮影時に、画像データに対す
る所望の画像処理制御条件を設定することが可能とな
り、撮影時に望んでいた画像処理制御条件を適切に反映
した画質調整処理を実現することができる。また、画像
データと撮影時に想定した画像処理制御条件とを容易に
関連付けることができると共に、各画像データに適した
個々の画像処理制御条件を付すことができる。さらに、
画像データの画質を自動調整する際に、改めて画像処理
制御条件を設定する必要がなく、画像処理制御条件を反
映した画質調整処理を容易化することができる。
【0090】また、本実施例におけるカラープリンタ2
0によれば、画像ファイルGF内に含まれる画像処理制
御情報GCを反映して画像データGDの画質を自動調整
することができる。したがって、撮影時の撮影条件を反
映して、個々の画像データに適した画質自動調整を実行
することができる。さらに、ユーザによって恣意的に画
像データの画質調整条件が設定されている場合には、恣
意的に設定された画像処理制御条件を反映して画質自動
調整が実行されるので、恣意的な出力画質調整条件が修
正され、ユーザの意図を反映することができないとい
う、従来の画質自動調整機能における問題を解決するこ
とができる。
【0091】また、画像ファイルGFに含まれている画
像処理制御情報GCを用いて自動的に画質を調整するこ
とができるので、フォトレタッチアプリケーションまた
はプリンタドライバ上で画質調整を行うことなく、手軽
にユーザの撮影意図を反映した、高品質の印刷結果を得
ることができる。
【0092】なお、上記実施例では、自動的に画質調整
処理を実行する例について説明しているが、カラープリ
ンタ20の操作パネル上に画質自動調整ボタンを供え、
かかる画質自動調整ボタンによって画質自動調整が選択
されている場合にだけ、上記実施例の画質自動調整処理
を実行するようにしても良い。
【0093】F.その他の実施例:上記実施例では、画
像処理制御情報GCを反映するにあたって、画像処理制
御情報GCを解析し、画像処理制御パラメータを取得し
て基準値、適用レベルを変更しているが、画像処理制御
情報GCに基づいて画像データGDを直接補正しても良
い。このとき、画像処理制御情報GCは、画像データG
Dをどの程度変化させるか、例えば、明度の補正量を+
10増加させる、明度を+10%増加させるといった情
報を有すればよい。かかる場合には、画像データGDの
画質特性に左右されることなく、ユーザの意図する補正
の傾向を画質調整処理に反映することができる。
【0094】上記実施例では、パーソナルコンピュータ
PCを介することなく、カラープリンタ20において全
ての画像処理を実行し、生成された画像データGDに従
って、ドットパターンが印刷媒体上に形成されるが、画
像処理の全て、または、一部をコンピュータ上、ネット
ワークを介したサーバ上で実行するようにしても良い。
この場合には、コンピュータのハードディスク等にイン
ストールされている、レタッチアプリケーション、プリ
ンタドライバといった画像データ処理アプリケーション
(プログラム)に図14を参照して説明した画像処理機
能を持たせることによって実現される。ディジタルスチ
ルカメラ12にて生成された画像ファイルGFは、ケー
ブルを介して、あるいは、メモリカードMCを介してコ
ンピュータに対して提供される。コンピュータ上では、
ユーザの操作によってアプリケーションが起動され、画
像ファイルGFの読み込み、画像処理制御情報GCの解
析、画像データGDの変換、調整が実行される。あるい
は、メモリカードMCの差込を検知することによって、
またあるいは、ケーブルの差込を検知することによっ
て、アプリケーションが自動的に起動し、画像ファイル
GFの読み込み、画像処理制御情報GCの解析、画像デ
ータGDの変換、調整が自動的になされても良い。
【0095】さらに、画質自動調整を実行する特性パラ
メータ値を選択できるようにしても良い。例えば、カラ
ープリンタ20にパラメータの選択ボタン、あるいは、
被写体に応じて所定のパラメータの組み合わせた撮影モ
ードパラメータの選択ボタンを供え、これら選択ボタン
によって画質自動調整を実行するパラメータを選択して
も良い。また、画質自動調整がパーソナルコンピュータ
上で実行される場合には、プリンタドライバまたはレタ
ッチアプリケーションのユーザーインタフェース上にて
画質自動調整を実行するパラメータが選択されても良
い。
【0096】カラープリンタ20における画像処理は、
図20に示すように画質自動調整処理を先に実行し、後
に色空間の変換を実行しても良い。基本情報を処理して
も良い。
【0097】上記実施例では、共に出力装置としてカラ
ープリンタ20を用いているが、出力装置にはCRT、
LCD、プロジェクタ等の表示装置を用いることもでき
る。かかる場合には、出力装置としての表示装置によっ
て、例えば、図12、図13等を用いて説明した画像処
理を実行する画像処理プログラム(ディスプレイドライ
バ)が実行される。あるいは、CRT等がコンピュータ
の表示装置として機能する場合には、コンピュータ側に
て画像処理プログラムが実行される。ただし、最終的に
出力される画像データは、CMYK色空間ではなくRG
B色空間を有している。
【0098】かかる場合には、カラープリンタ20を介
した印刷結果に画像データ生成時の情報を反映できたの
と同様にして、CRT等の表示装置における表示結果に
画像データ生成時の画像処理制御情報GCを反映するこ
とができる。したがって、ディジタルスチルカメラ12
によって生成された画像データGDをより正確に表示さ
せることができる。
【0099】以上、実施例に基づき本発明に係る出力装
置、画像処理装置、プログラムを説明してきたが、上記
した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするた
めのものであり、本発明を限定するものではない。本発
明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することな
く、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物
が含まれることはもちろんである。
【0100】上記実施例では、ディジタルスチルカメラ
12において撮影モード、画像処理制御パラメータが設
定され、設定された撮影モード、画像処理制御パラメー
タをプリンタ20において解析した後に、基準値を変更
している。すなわち、画像処理制御コマンドを用いて画
像データGDの自動画質調整処理が実行されている。し
かしながら、ディジタルスチルカメラ12において撮影
モード、画像処理制御パラメータから基準値を変更する
処理を実行し、プリンタ20に対しては基準値、適用レ
ベル、すなわち、値そのものを提供するようにしてもよ
い。かかる場合には、プリンタ20には基準値を用いた
画質調整機能が備わっていれば、個々の撮影条件にあっ
た画質調整処理、ユーザの意図を反映した画質調整処理
を自動的に実行することができる。
【0101】上記実施例では、画像処理制御情報GCと
して、光源、露出補正量、ターゲット色空間、明るさ、
シャープネスといったパラメータを用いているが、どの
パラメータを画像処理制御情報GCとして用いるかは任
意の決定事項である。
【0102】また、図8の表に例示した各パラメータの
値は、あくまでも例示に過ぎず、この値によって本願に
係る発明が制限されることはない。さらに、各数式にお
けるマトリックスS、M、N-1の値は例示に過ぎず、タ
ーゲットとする色空間、あるいは、カラープリンタ20
において利用可能な色空間等によって適宜変更され得る
ことはいうまでもない。
【0103】上記実施例では、画像ファイル生成装置と
してディジタルスチルカメラ12を用いて説明したが、
この他にもスキャナ、ディジタルビデオカメラ等が用い
られ得る。スキャナを用いる場合には、画像ファイルG
Fの取り込みデータ情報の指定はコンピュータPC上で
実行されても良く、あるいは、スキャナ上に情報設定用
に予め設定情報が割り当てられているプリセットボタ
ン、任意設定のための表示画面および設定用ボタンを供
えておき、スキャナ単独で実行可能にしてもよい。
【0104】上記実施例では、sRGB色空間からwR
GB色空間への色空間特性の変更に際して、マトリクス
MおよびマトリクスN-1をそれぞれ独立して演算処理し
ているが、マトリクスMおよびマトリクスN-1を合成し
た合成マトリクス(MN-1)を用いたマトリクス演算に
よって実行されても良い。さらに、必要に応じて様々な
変換系マトリクスを合成するようにしても良い。マトリ
クスの合成により、一連のマトリクス演算処理を高速化
することができる。
【0105】上記実施例では、画像ファイルGFの具体
例としてExif形式のファイルを例にとって説明したが、
本発明に係る画像ファイルの形式はこれに限られない。
すなわち、画像データ生成装置において生成された画像
データと、画像データの生成時条件(情報)を記述する
画像処理制御情報GCとが含まれている画像ファイルで
あれば良い。このようなファイルであれば、画像ファイ
ル生成装置において生成された画像データの画質を、適
切に自動調整して出力装置から出力することができる。
【0106】上記実施例において用いたディジタルスチ
ルカメラ12、カラープリンタ20はあくまで例示であ
り、その構成は各実施例の記載内容に限定されるもので
はない。ディジタルスチルカメラ12にあっては、上記
実施例に係る画像ファイルGFを生成できる機能を少な
くとも備えていればよい。また、カラープリンタ20に
あっては、少なくとも、本実施例に係る画像ファイルG
Fの画像処理制御情報GCを解析し、特に明度に関して
ユーザの意図を反映して画質を自動調整し、画像を出力
(印刷)できればよい。
【0107】なお、画像データと画像処理制御情報GC
とが含まれる画像ファイルGFには、画像処理制御情報
GCとを関連付ける関連付けデータを生成し、1または
複数の画像データと画像処理制御情報GCとをそれぞれ
独立したファイルに格納し、画像処理の際に関連付けデ
ータを参照して画像データと画像処理制御情報GCとを
関連付け可能なファイルも含まれる。かかる場合には、
画像データと画像処理制御情報GCとが別ファイルに格
納されているものの、画像処理制御情報GCを利用する
画像処理の時点では、画像データおよび画像処理制御情
報GCとが一体不可分の関係にあり、実質的に同一のフ
ァイルに格納されている場合と同様に機能するからであ
る。すなわち、少なくとも画像処理の時点において、画
像データと画像処理制御情報GCとが関連付けられて用
いられる態様は、本実施例における画像ファイルGFに
含まれる。さらに、CD−ROM、CD−R、DVD−
ROM、DVD−RAM等の光ディスクメディアに格納
されている動画像ファイルも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る画像処理装置を適用可能な
画像データ処理システムの一例を示す説明図である。
【図2】第1の実施例に係る画像処理装置が処理する画
像ファイル(画像データ)を生成可能なディジタルスチ
ルカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例において用いられ得る画像ファイ
ルの内部構成を概念的に示す説明図である。
【図4】Exifファイル形式にて格納されている画像ファ
イルの概略的な内部構造を示す説明図である。
【図5】第1の実施例に用いられ得る画像ファイルGF
の付属情報格納領域112のデータ構造の一例を示す説
明図である。
【図6】第1の実施例におけるカラープリンタ20の概
略構成を示すブロック図である。
【図7】カラープリンタ20の制御回路30の内部構成
を示す説明図である。
【図8】ディジタルスチルカメラ12における画像ファ
イルGFの生成処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図9】液晶ディスプレイ127の例示的な表示態様を
示す説明図である。
【図10】液晶ディスプレイ127の例示的な表示態様
を示す説明図である。
【図11】液晶ディスプレイ127の例示的な表示態様
を示す説明図である。
【図12】第1の実施例におけるカラープリンタ20に
おける画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図13】第1の実施例におけるカラープリンタ20に
おいて実行される画像処理の流れを示すフローチャート
である。
【図14】第1の実施例におけるカラープリンタ20に
おける自動画質調整処理の概念を示す説明図である。
【図15】カラープリンタ20における自動画質調整の
処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】撮影モード、画質パラメータ、撮影モードを
指定する参照番号の組み合わせの一例を示す説明図であ
る。
【図17】明度、シャープネスについて、各パラメータ
AP、MP、FP、FP’の例示値を示す説明図であ
る。
【図18】最終画質調整パラメータFPを反映して変更
されるトーンカーブを例示する説明図である。
【図19】レンズ焦点距離f(mm)とFナンバーとか
ら求められるぼかし指数をf/Fを説明する説明図であ
る。
【図20】他の実施例における画像処理の処理ルーチン
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…画像処理システム 12…ディジタルスチルカメラ 121…光学回路 122…画像取得回路 123…画像処理回路 124…制御回路 126…選択・決定ボタン 127…液晶ディスプレイ 14…ディスプレイ 20…カラープリンタ 21…キャリッジ 211…印字ヘッド 212…インクカートリッジ 213…インクカートリッジ 214〜220…インク吐出用ヘッド 22…キャリッジモータ 23…プラテン 24…紙送りモータ 25…摺動軸 26…駆動ベルト 27…プーリ 28…位置検出センサ 29…操作パネル 30…制御回路 31…演算処理装置(CPU) 32…プログラマブルリードオンリメモリ(PROM) 33…ランダムアクセスメモリ(RAM) 34…PCMCIAスロット 35…周辺機器入出力部(PIO) 36…タイマ 37…駆動バッファ 38…バス 39…発振器 40…分配出力器 100…画像ファイル(Exifファイル) 101…JPEG画像データ格納領域 102…付属情報格納領域 103…Makernote格納領域 MC…メモリカード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月19日(2002.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するために本発明の第1の態様は、画像データ
と、画像データの画質補正時に用いられると共に画像デ
ータに関連付けられた画像処理制御情報とを用いて画像
処理を行う画像処理装置であって、前記画像データを解
析して、前記画像データの画質に関わる特性を示す情報
である画質特性情報を取得する画質特性情報取得手段
と、前記画像処理制御情報および前記取得された画質特
性情報とに基づいて、前記画像データの画質を調整する
画質調整手段とを備えることを特徴とする。本発明の第
1の態様は、画像データと、画像データの画質補正時に
用いられると共に画像データに関連付けられた画像処理
制御情報とを用いて画像処理を行う画像処理方法であっ
て、前記画像データを解析して、前記画像データの画質
に関わる特性を示す情報である画質特性情報を取得し、
前記画像処理制御情報および前記取得された画質特性情
報とに基づいて、前記画像データの画質を調整する画像
処理方法、としても実現され得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明の第2の態様は、画像データと、画
像データの画質補正時における補正の目標となると共に
画像データに関連付けられた基準画質情報とを用いて画
像処理を行う画像処理装置を提供する。本発明の第2の
態様に係る画像処理装置、前記画像データを解析して、
前記画像データの画質特性を示す画質パラメータの値を
取得する画質パラメータ値取得手段と、前記基準画質情
報に基づいて、前記画質パラメータに対して予め定めら
れている基準画質パラメータの値を取得する基準画質パ
ラメータ値取得手段と、前記取得した基準画質パラメー
タ値と前記取得された画質パラメータ値とに基づいて前
記画像データの画質を調整する画質調整手段とを備える
ことを特徴とする。本発明の第2の態様は、画像データ
と、画像データの画質補正時における補正の目標となる
と共に画像データに関連付けられた基準画質情報とを用
いて画像処理を行う画像処理方法であって、前記画像デ
ータを解析して、前記画像データの画質特性を示す画質
パラメータの値を取得し、前記基準画質情報に基づい
て、前記画質パラメータに対して予め定められている基
準画質パラメータの値を取得し、前記取得した基準画質
パラメータ値と前記取得された画質パラメータ値とに基
づいて前記画像データの画質を調整する画像処理方法と
しても実現されえる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明の第3の態様は、画像データと、画
像データの画質調整時に用いられると共に画像データに
関連付けられた画像処理制御情報とを用いて画像処理を
行う画像処理装置を提供する。本発明の第3の態様に係
る画像処理装置は、前記画像データを解析して、前記画
像データの画質特性を示す画質パラメータの値を取得す
る画質パラメータ値取得手段と、前記画像処理制御情報
を解析し、その解析結果に基づいて前記画質パラメータ
に対して予め定められた基準画質パラメータの値を修正
する基準画質パラメータ値修正手段と、前記修正された
基準画質パラメータ値と前記取得された画質パラメータ
値とに基づいて前記画像データの画質を調整する画質調
整手段とを備えることを特徴とする。本発明の第3の態
様は、画像データと、画像データの画質調整時に用いら
れると共に画像データに関連付けられた画像処理制御情
報とを用いて画像処理を行う画像処理方法であって、前
記画像データを解析して、前記画像データの画質特性を
示す画質パラメータの値を取得し、前記画像処理制御情
報を解析し、その解析結果に基づいて前記画質パラメー
タに対して予め定められた基準画質パラメータの値を修
正し、前記修正された基準画質パラメータ値と前記取得
された画質パラメータ値とに基づいて前記画像データの
画質を調整する画像処理方法としても実現され得る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明の第1ないし第3の態様に係る画像
処理装置において、前記基準画質パラメータ値は、前記
画像処理制御情報に基づいて、前記取得された画質パラ
メータ値に対応する複数の値から選択されたパラメータ
値の組み合わせであっても良い。また、前記画像処理制
御情報は、少なくともコントラスト、明るさ、カラーバ
ランス、彩度、シャープネス、記憶色、およびノイズ除
去に関連する情報のいずれか1つの情報についての補正
情報を含んでいても良く、更に、前記画像データと前記
画像処理制御情報は、同一の画像ファイル内に格納され
ていても良い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明の第4の態様は、画像データと、画
像データの画像処理時に用いられると共に画像データに
関連付けられた画像処理制御情報とを用いて画像データ
を出力する出力装置を提供する。本発明の第4の態様に
係る出力装置は、本発明の第1の発明に係る画像処理装
置ないし第3の発明に係る画像処理装置のいずれかの画
像処理装置と、前記画像処理装置にて画像処理が施され
た画像データを出力する画像データ出力手段とを備える
ことを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明の第5の態様は、画像データと、画
像データの画質補正時に用いられると共に画像データに
関連付けられた画像処理制御情報とを用いて画像データ
の画質調整を実行するためのプログラムを提供する。本
発明の第5の態様に係るプログラムは、前記画像データ
を解析して、前記画像データの画質特性を示す画質パラ
メータの値を取得する機能と、前記画像処理制御情報を
解析して、その解析結果に基づいて前記画質パラメータ
に対して予め定められた基準画質パラメータの値を修正
する機能と、前記修正した基準画質パラメータ値と前記
取得された画質パラメータ値とに基づいて前記画像デー
タの画質を調整する機能とをコンピュータに実現させる
ことを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の第6の態様は、画質調整処理が実
行された画像データを出力する出力装置において用いら
れ得る画像データを生成する画像データ生成装置を提供
する。本発明の第6の態様に係る画像データ生成装置
は、前記出力装置にて出力するための画像データを入力
する画像データ入力手段と、前記出力装置において実行
される前記画像データの解析結果に基づいた前記画像デ
ータに対する画質調整処理の条件を指定する画質調整処
理条件指定手段と、前記指定された画質調整処理条件に
基づいて、画質調整データを生成する画質調整データ生
成手段と、前記入力された画像データと前記生成された
画質調整データとを関連付けて出力する画像データ出力
手段とを備えることを特徴とする。本発明の第6の態様
は、画質調整処理が実行された画像データを出力する出
力装置において用いられ得る画像データを生成する画像
データ生成方法であって、前記出力装置において実行さ
れる前記画像データの解析結果に基づいた前記画像デー
タに対する画質調整処理の条件を指定し、前記指定した
画質調整処理条件に基づいて、画質調整データを生成
し、入力された画像データと前記生成された画質調整デ
ータとを関連付けて出力する画像データ生成方法として
も実現されえる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明の第6の態様に係る画像ファイル生
成装置によれば、画像処理装置、および出力装置におけ
画像データの解析結果に基づいた画像データに対する
画質調整処理の条件を指定する画質調整データと画像デ
ータとを関連付けて出力することができるので、画質調
整データと画像データとを適切に関連付けることが可能
となり、個々の画像データに対する画像データの解析結
果に基づいた自動画質調整を容易に実現させることがで
きる。また、恣意的に設定された画質調整処理条件と画
像データとを関連付けることができるので、画質調整処
理条件を反映して画像データの画質を自動調整すること
ができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】本発明の第6の態様に係る画像データ生成
装置において、前記画質調整データは、前記出力装置に
おける画質調整処理において画質調整処理の基準として
用いられる基準画質パラメータを修正するためのデータ
であっても良い。画質調整データが基準画質パラメータ
を修正するためのデータの場合には、出力装置または画
像処理装置は、画質調整データの解析を経て基準画質パ
ラメータを修正した後に画質調整処理を実行することが
できる。また、前記画質調整データは、前記出力装置に
おける画質調整処理において画質調整処理の基準値とし
て用いられる基準画質パラメータ値であっても良い。画
質調整データが基準画質パラメータの場合には、出力装
置または画像処理装置は、変更処理を実行することな
く、直接、基準画質パラメータを用いて画像データの解
析結果に基づいた画質調整処理を実行することができ
る。更に、前記画質調整データは、前記画像データの画
質を表す画質パラメータに対応していると共に、前記出
力装置における画質調整処理の基準値として用いられ
る、複数の基準画質パラメータ値の組み合わせであって
も良い。画質調整データが複数の基準画質パラメータ値
の組み合わせの場合には、特定の撮影条件に応じて基準
画質パラメータ値を組み合わせることができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明の第6の態様に係る画像データ生成
装置において、前記画質調整データは、前記出力装置に
おける画質調整処理の基準値として用いられる基準画質
パラメータ値と前記画像データの画質を表す画質パラメ
ータ値とに基づいて求められる前記画像データを補正す
るための補正量の適用の程度を指定するためのデータで
あっても良い。かかる場合には、指定した補正量の適用
の程度に従う画像データの補正を実現させることができ
る。また、前記画質調整データは、前記画像データの画
質を表す画質パラメータに対応していると共に、前記出
力装置における画質調整処理の基準値として用いられ
る、複数の基準画質パラメータ値の修正の傾向を指定す
るためのデータであっても良い。画質調整データが基準
画質パラメータ値の修正の傾向を指定するためのデータ
の場合には、出力装置または画像処理装置は、指定され
た傾向に従って単一または複数の基準画質パラメータ値
の修正を実行し、修正された基準画質パラメータ値に基
づいて画質調整処理を実行することができる。さらに、
前記画質調整データは、前記撮影条件毎に、少なくと
も、コントラスト、明るさ、カラーバランス、彩度、シ
ャープネス、記憶色、およびノイズ除去についての前記
基準画質パラメータの修正の傾向を示すデータを含んで
も良い。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明の第6の態様に係る画像データ生成
装置において、前記画質調整処理条件指定手段は、前記
画質調整処理条件を表示する表示手段と、前記画質調整
処理条件を選択、決定するための決定手段とを備えても
良い。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本発明の第6の態様に係る画像データ生成
装置において、前記画像データ生成手段は、前記画質調
整データと前記画像データとを同一のファイル内に格納
して出力しても良い。本発明の第6の態様に係る画像
ータ生成装置はさらに、前記出力装置にて出力するため
に用いられる画像データを生成する画像データ生成手段
を備えても良い。かかる場合には、生成した画像データ
に対応して画質調整データを生成することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本発明の第7の態様は、画質調整処理が実
行された画像データを出力する出力装置において用いら
れ得る画像データを生成するプログラムを提供する。本
発明の第7の態様に係るプログラムは、前記出力装置に
て出力するための画像データを取得する機能と、前記出
力装置において実行される前記画像データの解析結果に
基づいた前記画像データに対する画質調整処理の条件を
指定する機能と、前記指定した画質調整処理条件に基づ
いて画質調整データを生成する機能と、前記生成した画
像データと画像出力制御データとを関連付けて出力する
機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】本発明の第8の態様は、画像データと、画
像データの画質補正時に用いられる画像処理制御情報と
用いて画像データを出力する画像処理システムを提供
する。本発明の第8の態様に係る画像処理システムは、
前記画像データを取得する画像データ取得手段と、前記
画像データを解析して実行される前記画像データの画質
調整処理の条件を指定する画質調整処理条件指定手段
と、前記指定された画質調整処理条件に基づいて、画質
調整データを生成する画質調整データ生成手段と、前記
取得された画像データと画像出力制御データとを関連付
けて出力する画像データ出力手段とを備える画像データ
生成装置と、前記画像データを解析して、前記画像デー
タの画質特性情報を取得する画質特性情報取得手段と、
前記画質調整処理条件および前記取得された画質特性情
報を反映して、前記画像データの画質を調整する画質調
整手段とを備える画像処理装置とを備えることを特徴と
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/202 H04N 5/225 A 5C052 5/225 F 5C053 5/907 B 5C054 5/907 7/18 U 5C055 5/91 9/67 A 5C066 7/18 101:00 5C077 9/67 9/79 H 9/79 5/91 H // H04N 101:00 1/40 Z Fターム(参考) 2C087 AA15 AA16 BA03 BA07 BB10 BD36 5B021 AA02 BB01 BB04 BB09 CC05 5B057 CA01 CA08 CB01 CB08 CE01 CH07 5C021 RB03 RB07 XA03 XA34 XA35 XA43 YC13 5C022 AA13 AC12 AC42 5C052 AA12 AA17 CC10 DD02 DD04 GA05 GB06 GC08 GE08 5C053 FA04 FA08 GB36 HA06 LA03 LA11 5C054 AA05 CC02 DA06 EA07 ED11 ED13 EF01 EJ05 FA04 FB03 GA04 GA05 GC03 5C055 AA06 BA08 EA04 EA05 5C066 AA01 AA11 AA13 CA05 DA01 EA03 EA13 EC05 EE03 5C077 LL01 MP08 NN02 PP15 PP32 PP33 PQ25 TT09

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データと、画像データの画質補正時
    に用いられる画像処理制御情報とを1つのファイル内に
    含む画像ファイルを用いて画像処理を行う画像処理装置
    であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの画質に関
    わる特性を示す情報である画質特性情報を取得する画質
    特性情報取得手段と、 前記画像処理制御情報および前記取得された画質特性情
    報とに基づいて、前記画像データの画質を調整する画質
    調整手段とを備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記画質特性情報は、前記画像データの画質の特性を示
    す複数の画質パラメータの値の組み合わせであり、 前記画質調整手段による画質の調整は、前記画像処理制
    御情報を反映して前記画像データの画質を調整すること
    により実行されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記画質特性情報は、前記画像データの画質の特性を示
    す複数の画質パラメータの値の組み合わせであり、 前記画質調整手段は、前記複数の画質パラメータ値に対
    してそれぞれ予め定められた、画質調整の基準となる基
    準画質パラメータ値を有し、 前記画質調整手段による画質の調整は、前記基準画質パ
    ラメータ値と前記画質パラメータ値とに基づいて前記画
    像データを補正する補正量を求め、前記画像処理制御情
    報を解析した結果に基づいて前記補正量を増加または減
    少させ、その増加または減少された補正量を反映して前
    記画像データの画質を調整することを特徴とする画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像処理装置におい
    て、 前記画像処理制御情報を解析した結果に基づく前記補正
    量の増加または減少は、前記画像処理制御情報を解析し
    た結果に基づいて前記基準画質パラメータ値を修正する
    ことにより実行されることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の画像処理装置におい
    て、前記画像処理制御情報を解析した結果に基づく前記
    補正量の増加または減少は、前記画像処理制御情報を解
    析した結果に基づいて前記補正量の適用レベルを決定す
    ることにより実行されることを特徴とする画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 画像データと、画像データの画質補正時
    における補正の目標となる基準画質情報とを1つのファ
    イル内に含む画像ファイルを用いて画像処理を行う画像
    処理装置であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの画質特性
    を示す画質パラメータの値を取得する画質パラメータ値
    取得手段と、 前記基準画質情報に基づいて、前記画質パラメータに対
    して予め定められている基準画質パラメータの値を取得
    する基準画質パラメータ値取得手段と、 前記取得した基準画質パラメータ値と前記取得された画
    質パラメータ値とに基づいて前記画像データの画質を調
    整する画質調整手段とを備える画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像データと、画像データの画質調整時
    に用いられる画像処理制御情報とを1つのファイル内に
    含む画像ファイルを用いて画像処理を行う画像処理装置
    であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの画質特性
    を示す画質パラメータの値を取得する画質パラメータ値
    取得手段と、 前記画像処理制御情報を解析し、その解析結果に基づい
    て前記画質パラメータに対して予め定められた基準画質
    パラメータの値を修正する基準画質パラメータ値修正手
    段と、 前記修正された基準画質パラメータ値と前記取得された
    画質パラメータ値とに基づいて前記画像データの画質を
    調整する画質調整手段とを備える画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像処理装置におい
    て、 前記基準画質パラメータ値は、前記画像処理制御情報に
    基づいて、前記取得された画質パラメータ値に対応する
    複数の値から選択されたパラメータ値の組み合わせであ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の画像処理装置において、 前記画像処理制御情報は、少なくともコントラスト、明
    るさ、カラーバランス、彩度、シャープネス、記憶色、
    およびノイズ除去に関連する情報のいずれか1つの情報
    についての補正情報を含むことを特徴とする画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の画像処理装置において、 前記画像処理制御情報は、前記画像ファイルのユーザー
    定義領域に格納されていることを特徴とする画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 画像データと、画像データの画像処理
    時に用いられる画像処理制御情報とを1つのファイル内
    に含む画像ファイルを用いて画像データを出力する出力
    装置であって、 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像処理
    装置と、 前記画像処理装置にて画像処理が施された画像データを
    出力する画像データ出力手段とを備える出力装置。
  12. 【請求項12】 画像データと、画像データの画質補正
    時に用いられる画像処理制御情報とを1つのファイル内
    に含む画像ファイルに対して画像データの画質調整を実
    行するためのプログラムであって、 前記画像データを解析して、前記画像データの画質特性
    を示す画質パラメータの値を取得する機能と、 前記画像処理制御情報を解析して、その解析結果に基づ
    いて前記画質パラメータに対して予め定められた基準画
    質パラメータの値を修正する機能と、 前記修正した基準画質パラメータ値と前記取得された画
    質パラメータ値とに基づいて前記画像データの画質を調
    整する機能とをコンピュータに実現させるプログラム。
  13. 【請求項13】 画質調整処理が実行された画像データ
    を出力する出力装置において用いられ得る画像ファイル
    を生成する画像ファイル生成装置であって、 前記出力装置にて出力するための画像データを入力する
    画像データ入力手段と、 前記出力装置において実行される前記画像データの画質
    調整処理の条件を指定する画質調整処理条件指定手段
    と、 前記指定された画質調整処理条件に基づいて、画質調整
    データを生成する画質調整データ生成手段と、 前記入力された画像データと画質調整データとを含む一
    つの画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段とを
    備える画像ファイル生成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像ファイル生成装
    置において、 前記画質調整データは、前記出力装置における画質調整
    処理において画質調整処理の基準として用いられる基準
    画質パラメータを修正するためのデータであることを特
    徴とする画像ファイル生成装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の画像ファイル生成
    装置において、 前記画質調整データは、前記出力装置における画質調整
    処理において画質調整処理の基準値として用いられる基
    準画質パラメータ値であることを特徴とする画像ファイ
    ル生成装置。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の画像ファイル生成
    装置において、 前記画質調整データは、前記画像データの画質を表す画
    質パラメータに対応していると共に、前記出力装置にお
    ける画質調整処理の基準値として用いられる、複数の基
    準画質パラメータ値の組み合わせであることを特徴とす
    る画像ファイル生成装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の画像ファイル生成
    装置において、 前記画質調整データは、前記出力装置における画質調整
    処理の基準値として用いられる基準画質パラメータ値と
    前記画像データの画質を表す画質パラメータ値とに基づ
    いて求められる前記画像データを補正するための補正量
    の適用の程度を指定するためのデータであることを特徴
    とする画像ファイル生成装置。
  18. 【請求項18】 請求項13に記載の画像ファイル生成
    装置において、 前記画質調整データは、前記画像データの画質を表す画
    質パラメータに対応していると共に、前記出力装置にお
    ける画質調整処理の基準値として用いられる、複数の基
    準画質パラメータ値の修正の傾向を指定するためのデー
    タであることを特徴とする画像ファイル生成装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の画像ファイル生成
    装置において、 前記画質調整データは、前記撮影条件毎に、少なくと
    も、コントラスト、明るさ、カラーバランス、彩度、シ
    ャープネス、記憶色、およびノイズ除去についての前記
    基準画質パラメータの修正の傾向を示すデータを含むこ
    とを特徴とする画像ファイル生成装置。
  20. 【請求項20】 請求項13ないし請求項19のいずれ
    かに記載の画像ファイル生成装置において、 前記画質調整処理条件指定手段は、 前記画質調整処理条件を表示する表示手段と、 前記画質調整処理条件を選択、決定するための決定手段
    とを備えることを特徴とする画像ファイル生成装置。
  21. 【請求項21】 請求項13ないし請求項19のいずれ
    かに記載の画像ファイル生成装置において、 前記画像ファイル生成手段は、前記画質調整データを前
    記画像ファイルのユーザ定義領域内に格納することを特
    徴とする画像ファイル生成装置。
  22. 【請求項22】 請求項13ないし請求項19のいずれ
    かに記載の画像ファイル生成装置はさらに、 前記出力装置にて出力するための画像データを生成する
    画像データ生成手段を備えることを特徴とする画像ファ
    イル生成装置。
  23. 【請求項23】 画質調整処理が実行された画像データ
    を出力する出力装置において用いられ得る画像ファイル
    を生成するプログラムであって、 前記出力装置にて出力するための画像データを取得する
    機能と、 前記出力装置において実行される前記画像データの画質
    調整処理の条件を指定する機能と、 前記指定した画質調整処理条件に基づいて画質調整デー
    タを生成する機能と、 前記取得した画像データと画像出力制御データとを含む
    一つの画像ファイルを生成する機能とをコンピュータに
    実現させるプログラム。
  24. 【請求項24】 画像データと、画像データの画質補正
    時に用いられる画像処理制御情報とを1つのファイル内
    に含む画像ファイルから画像データを出力する画像処理
    システムであって、 前記画像データを取得する画像データ取得手段と、 前記画像データの画質調整処理の条件を指定する画質調
    整処理条件指定手段と、 前記指定された画質調整処理条件に基づいて、画質調整
    データを生成する画質調整データ生成手段と、 前記取得された画像データと画像出力制御データとを含
    む一つの画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段
    とを備える画像ファイル生成装置と、 前記画像データを解析して、前記画像データの画質特性
    情報を取得する画質特性情報取得手段と、 前記画質調整処理条件および前記取得された画質特性情
    報を反映して、前記画像データの画質を調整する画質調
    整手段とを備える画像処理装置とを備える画像処理シス
    テム。
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