JP2003249123A - 透明導電膜およびそのパターニング方法 - Google Patents

透明導電膜およびそのパターニング方法

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JP2003249123A
JP2003249123A JP2002049633A JP2002049633A JP2003249123A JP 2003249123 A JP2003249123 A JP 2003249123A JP 2002049633 A JP2002049633 A JP 2002049633A JP 2002049633 A JP2002049633 A JP 2002049633A JP 2003249123 A JP2003249123 A JP 2003249123A
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Japan
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metal
conductive film
transparent conductive
nanoparticles
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Application number
JP2002049633A
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English (en)
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Hiroyuki Hirai
博幸 平井
Yasushi Araki
康 荒木
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に透明導電膜を形成する場合の高温で
の熱処理を不要とし、耐熱性の低いプラスチック基板に
も形成でき、しかも簡易・迅速にパターニングができる
透明導電膜を提供する。 【解決手段】 水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属
水酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる少な
くとも一つから構成されるナノ粒子と金属から構成され
るナノ粒子とを含有し、および/または、水に難溶な金
属酸化物、水に難溶な金属水酸化物、水に難溶な金属炭
酸塩の中から選ばれる少なくとも一つと金属の両方によ
り構成される複合ナノ粒子を含有するコロイド分散物
を、基板上に塗設し乾燥した後、レーザ照射することに
より形成された透明導電膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットパネルデ
ィスプレイやディジタルペーパーなどの透明電極、電磁
波防止膜等に用いる透明導電膜に関する。さらに本発明
は、透明導電膜のパターニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジャーナル・オブ・ザ・セラミック・ソサ
イアティ・オブ・ジャパン(Journalof the Ceramic So
ciety of Japan)102[2],204−205(199
4)には、透明導電膜であるITO薄膜の形成法とし
て、硝酸インジウムと塩化錫のような金属塩を原料とし
てITOゾルを形成し、それを基板上に塗布し乾燥させ
てゲル膜とし、550℃の温度で熱処理することにより
ITOを結晶化させることが記載されている。一般的
に、ゾル−ゲル法により金属酸化物を形成して結晶化す
るには、このように比較的高温での熱処理が必要とされ
る。
【0003】透明導電膜をパターニングするには、フォ
トレジストを塗布し紫外光照射および現像によりパター
ンを形成し、それに従って導電膜をエッチングする方法
(フォトリソグラフィー)が一般的である。また、特開
平6−166501号公報や同9−157855号公報
には、金属アルコキシドゾルや、金属アルコキシドまた
は金属塩を主原料として得られる金属酸化物ゾルを基板
上に塗布し乾燥させて薄膜を形成した後、紫外光をパタ
ーン状に照射しエッチングしてパターンを形成する方法
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゾル−
ゲル法により基板上にゲル膜を形成して熱処理により金
属酸化物を結晶化する従来の方法では数百度の高温が必
要なため、プラスチック基板のような耐熱性の低い基板
には適用できなかった。また、フォトリソグラフィーに
よるパターン化はその工程が煩雑であり、特開平6−1
66501号公報や同9−157855号公報に記載さ
れているような金属酸化物のパターン化方法では、時間
がかかり生産性が低いという問題点があった。
【0005】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであり、金属酸化物の結晶化に高温での熱処理を
必要とせず、従ってプラスチック基板のような耐熱性の
低い基板上にも形成できる透明導電膜を提供することが
第一の目的である。本発明の第二の目的は、簡易で迅速
にパターニングを行うことができ、従って生産性の高い
透明導電膜のパターンを形成する方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を重
ねた結果、特定の組成を有するナノ粒子を含有するコロ
イド分散物を用いれば目的にかなう透明導電膜を得られ
ることを見出して、以下に記載する本発明に到達した。 (1) 水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属水酸化
物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる少なくとも
一つと金属から構成され、それらが、混合および/また
は複合してなるナノ粒子を含有するコロイド分散物を、
基板上に塗設し乾燥した後、レーザ照射することにより
形成された透明導電膜。 この透明導電膜は、水に難溶な金属酸化物、水に難溶な
金属水酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる
少なくとも一つから構成されるナノ粒子と金属から構成
されるナノ粒子とを含有し、および/または、水に難溶
な金属酸化物、水に難溶な金属水酸化物、水に難溶な金
属炭酸塩の中から選ばれる少なくとも一つと金属の両方
により構成される複合ナノ粒子を含有するコロイド分散
物を、基板上に塗設し乾燥した後、レーザ照射すること
により形成された透明導電膜と記載することもできる。
【0007】(2) ナノ粒子の平均粒子サイズが1〜
20nmであることを特徴とする上記(1)に記載の透
明導電膜。 (3) レーザの波長が700nm〜1700nmの赤
外光および/または360nm以下の紫外光であること
を特徴とする上記(1)または(2)に記載の透明導電
膜。 (4) ナノ粒子を構成する金属原子が、In、Ga、
Al、Sn、Ge、Sb、Bi、Zn、Au、Ag、P
t、Pdの中の少なくとも二つからなることを特徴とす
る上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の透明導電
膜。 (5) コロイド分散物が、Au、Ag、Pt、Pd
から選ばれる金属からなるナノ粒子、および、In、
Ga、Al、Sn、Ge、Sb、Bi、Znから選ばれ
る金属原子を有する水に難溶な金属酸化物ナノ粒子、水
に難溶な金属水酸化物ナノ粒子、または水に難溶な金属
炭酸塩ナノ粒子の内の少なくとも1種、を含有する混合
物であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれ
か1項に記載の透明導電膜。 (6) コロイド分散物が、Au、Ag、Pt、Pd
から選ばれる金属をコアとし、その上にIn、Ga、
Al、Sn、Ge、Sb、Bi、Znから選ばれる金属
原子を有する水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属水
酸化物、または水に難溶な金属炭酸塩の内の少なくとも
1種を形成した複合ナノ粒子を含有することを特徴とす
る上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の透明導電
膜。 (7) コロイド分散物が、In、Ga、Al、S
n、Ge、Sb、Bi、Znから選ばれる金属原子を有
する水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属水酸化物、
または水に難溶な金属炭酸塩の内の少なくとも1種をコ
アとし、その上にAu、Ag、Pt、Pdから選ばれ
る金属を形成した複合ナノ粒子を含有することを特徴と
する上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の透明導
電膜。 (8) 550nmにおける光透過率が60%以上であ
り、かつ、表面抵抗が1kΩ/□以下であることを特徴
とする上記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の透明
導電膜。
【0008】(9) 水に難溶な金属酸化物、水に難溶
な金属水酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれ
る少なくとも一つと金属から構成され、それらが、混合
および/または複合してなるナノ粒子を含有するコロイ
ド分散物を、基板上に塗設し乾燥した後、レーザ照射す
る工程を含むことを特徴とする透明導電膜のパターニン
グ方法。 この方法は、水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属水
酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる少なく
とも一つから構成されるナノ粒子と金属から構成される
ナノ粒子とを含有し、および/または、水に難溶な金属
酸化物、水に難溶な金属水酸化物、水に難溶な金属炭酸
塩の中から選ばれる少なくとも一つと金属の両方により
構成される複合ナノ粒子を含有するコロイド分散物を、
基板上に塗設し乾燥した後、パターン状にレーザ照射す
る工程を含むことを特徴とする透明導電膜のパターニン
グ方法と記載することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の透明導電
膜およびそのパターニング方法について詳細に説明す
る。なお、本明細書において「〜」とはその前後に記載
される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用さ
れる。本発明の透明導電膜を製造する際に使用するコロ
イド分散物は、水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属
水酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる少な
くとも一つから構成されるナノ粒子と金属から構成され
るナノ粒子とを含有し、および/または、水に難溶な金
属酸化物、水に難溶な金属水酸化物、水に難溶な金属炭
酸塩の中から選ばれる少なくとも一つと金属の両方によ
り構成される複合ナノ粒子を含有する。したがって、本
発明で用いるコロイド分散物は、一つの粒子中に複数の
金属原子を含有するナノ粒子や、一つの粒子中に異なる
組成の化合物を含有するナノ粒子を含むものであっても
よく、また、それぞれ異なる組成の化合物からなるコア
−シェル構造で一つの粒子を形成しても良い。さらに、
組成の異なる複数種のナノ粒子を含む混合状態のもので
あってもよい。ただし、本発明のコロイド分散物に含ま
れるナノ粒子の中には、その全部または一部が価数0の
金属成分からなるものが含まれる。
【0010】本発明で用いるコロイド分散物の具体的態
様として、水に難溶な金属酸化物ナノ粒子、水に難溶
な金属水酸化物ナノ粒子、水に難溶な金属炭酸塩ナノ粒
子の少なくとも一つと金属ナノ粒子との混合物、金属
をコアとし、その上に水に難溶な金属酸化物、水に難溶
な金属水酸化物、または水に難溶な金属炭酸塩の内の少
なくとも1種でシェルを形成した複合ナノ粒子、水に
難溶な金属酸化物、水に難溶な金属水酸化物、または水
に難溶な金属炭酸塩の内の少なくとも1種でコアを形成
し、その上に金属でシェルを形成した複合ナノ粒子、
金属および、水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属水
酸化物、または水に難溶な金属炭酸塩の内の少なくとも
1種からなる複合ナノ粒子、前記〜の複合ナノ粒
子の混合物、を含む態様が挙げられる。
【0011】本発明で用いられるナノ粒子の粒子サイズ
は、平均で1〜20nmであることが好ましい。平均粒
子サイズが1nm未満であると、粒子が不安定であり塗
布、乾燥中に合一が起こりやすくなる傾向があり、一方
20nmを超えると粒子を結晶化させるのに大きな光エ
ネルギーを要する傾向がある。本発明で用いられるナノ
粒子の平均粒子サイズは、好ましくは2〜10nmであ
る。また、変動係数が30%以下、好ましくは20%以
下、より好ましくは10%以下の単分散粒子が望まし
い。なお、ナノ粒子の粒子サイズは透過型電子顕微鏡
(TEM)によって測定することができる。
【0012】本発明においてナノ粒子を構成する金属原
子は、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、VIIA族、VIII族、
IB族、IIB族、IIIB族、IVB族およびVB族から選択される
のが好ましい。特に導電性の観点からVIII族、IB族が好
ましく、また、透明性の観点からIIB族、IIIB族、IVB族
およびVB族が好ましい。具体的には、In、Ga、A
l、Sn、Ge、Sb、Bi、Zn、Au、Ag、P
t、Pdの中の少なくとも二つを選択することが好まし
い。ナノ粒子の少なくとも一部に含有される価数0の金
属原子は、これらの内のいずれであってもよいが、酸化
されにくく安定性の高いAu、Ag、Pt、Pdが特に
好ましい。前述のように、これらの金属は複合ナノ粒子
中に均一に存在しても、コア部もしくはシェル部に偏在
していてもよい。また、金属ナノ粒子として別個に存在
していてもよい。
【0013】上記金属ナノ粒子は、金属化合物を水また
はアルコール類などの親水性溶媒中に溶解し、必要に応
じて加熱または冷却しながら適当な還元剤を添加するこ
とにより得られる。合成条件は金属種や還元剤種によっ
て異なり広く設定できるが、温度は−20〜95℃、反
応時間は10秒〜3時間、pHは3〜11が望ましい。
上記ナノ粒子の原料となる金属化合物としては、金属の
ハロゲン化物や硫酸塩、硝酸塩などの無機塩または酢酸
塩、蓚酸塩、酒石酸塩等の有機酸塩などがある。還元剤
としてはテトラヒドロホウ酸塩、ジメチルアミンボラ
ン、ヒドラジン、ホスフィン酸塩等の無機還元剤や、ア
ミン系もしくはジオール系化合物等の有機還元剤を用い
ることができる。
【0014】また、原料固体をルツボに入れ、高周波誘
導加熱方式により加熱し金属蒸気を発生させて、He、
Arなどのガス分子との衝突により急冷させて微粒子化
するガス中蒸発法を用いることもできる。さらに、上記
方法で形成した金属ナノ粒子に酸化還元電位がより貴な
金属塩を加えて、金属ナノ粒子を置換することもでき
る。
【0015】水に難溶な金属酸化物は、マイクロ波プラ
ズマCVD法や前述のガス中蒸着法などの気相法や噴霧
熱分解法などで合成できる。また、後述の液相法で合成
した水に難溶な金属水酸化物ナノ粒子や水に難溶な金属
炭酸塩ナノ粒子を加熱することにより得ることもでき
る。水に難溶な金属水酸化物ナノ粒子や水に難溶な金属
炭酸塩ナノ粒子は、該金属のハロゲン化物や硫酸塩、硝
酸塩などの無機塩または酢酸塩、蓚酸塩、酒石酸塩等の
有機酸塩などを水やアルコール類などの親水性溶媒に溶
解し、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸グアニジン、アンモニア水などのアルカリを
作用させることにより得られる。合成条件は化合物種に
よって異なり広く設定できるが、温度は−20〜95
℃、反応時間は10秒〜3時間、pHは3〜11が望ま
しい。なお、本明細書において「水に難溶」とは、25
℃の水100mlに対する溶解度が0.1g以下である
ことを意味する。反応の収率はICPなどによる化学分
析で、各粒子の組成比はFE−TEMなどの高分解TE
Mにより確認できる。
【0016】気相法や噴霧熱分解法で合成したナノ粒子
は、適当な分散媒に分散させることによりコロイド分散
液にすることができる。液相法で合成したナノ粒子は既
にコロイド分散液となっているのでそのまま用いてもよ
いし、未反応物や副生成物を除去したり、濃度を調整す
るために、濃縮、精製、希釈、脱塩等の種々の処理を施
してもよい。
【0017】コロイド分散液中には、吸着性化合物(分
散剤)または界面活性剤等の有機化合物を含有させるの
が好ましい。前記吸着性化合物および界面活性剤は、コ
ロイド粒子の表面に吸着等し、コロイド粒子を表面修飾
することにより、コロイド分散液の安定性向上およびコ
ロイド粒子の絶縁性確保に寄与する。コロイドは親水性
であっても疎水性であってもよい。前記吸着性化合物と
しては、−SH、−CN、−NH2 、−SO2 OH、−
SOOH、−OPO(OH)2、−COOHを含有する
化合物などが有効であり、これらのうち−SHまたは−
COOHを含有する化合物が好ましい。親水性コロイド
の場合には、親水性基{例えば、−SO 3Mや−COO
M(Mは水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニウ
ム分子等を表わす)}を有する吸着性化合物を使用する
のが好ましい。また、アニオン性界面活性剤(例えば、
スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)エステルナ
トリウム塩やドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
等)、ノニオン性界面活性剤(例えばポリアルキルグリ
コールのアルキルエステルやアルキルフェニルエーテル
等)、フッ素系界面活性剤、親水性高分子(例えば、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ゼラチ
ン等)をコロイド分散液中に含有させるのも好ましい。
前記コロイド分散液中には、前記吸着性化合物等の有機
化合物の他にも帯電防止剤、UV吸収剤、可塑剤、高分
子バインダー等の各種添加剤を目的に応じて添加しても
よい。
【0018】前述の方法で調製したコロイド分散液中の
不要な塩は、遠心分離法、電気透析法、限外ろ過法など
の脱塩法により除去した後、塗布液として用いるのが好
ましい。塗布液として用いるためには、コロイド分散液
の電気伝導度は1,000μS/cm以下であるのが好
ましく、100μS/cm以下であるのがより好まし
い。
【0019】前記コロイド分散液を、支持体上に塗布し
た後、乾燥し、レーザ照射することによって透明導電膜
を形成することができる。塗布方法については特に制限
はなく、スピンコート、ディップコート、エクストルー
ジョンコート、バーコートなど種々の方法を利用するこ
とができる。
【0020】透明導電膜は、550nmにおける光透過
率が60%以上であることが望ましく、70%以上であ
ることがさらに望ましい。さらに400〜700nmの
可視光領域全般において、光透過率が50%以上である
ことが望ましい。また、透明導電膜は、その表面抵抗が
1kΩ/□以下であることが好ましく、500Ω/□以
下であることがさらに好ましい。透明導電膜の膜厚や金
属原子の含有量については、特に制限はないが、上記光
透過率および表面抵抗を満足するように設定される。一
般的には、膜厚は5〜1000nmが好ましく、10〜
500nmがより好ましい。金属原子の含有量について
は、10〜10000mg/m2が好ましく、20〜5
000mg/m2がさらに好ましい。
【0021】ナノ粒子コロイドを塗布し乾燥させた薄膜
に対して照射するレーザは、ナノ粒子コロイドが吸収を
有するいかなる波長のものも使用できるが、好ましくは
700nm〜1700nmの赤外光および/または36
0nm以下の紫外光である。代表的なレーザとしては、
AlGaAsやInGaAsPなどの半導体レーザ、N
d:YAGレーザ、ArF、KrF、XeClなどのエ
キシマレーザー、色素レーザなどが挙げられる。該薄膜
にレーザ照射することにより照射部で熱を発生し、金属
酸化物の結晶化が起こり、その結果、照射部は未照射部
に比べて表面抵抗が1桁以上低下することが判明した。
しかも金属ナノ粒子を含有しているため、薄膜はレーザ
光を吸収しやすく、さらに熱伝導も高いため金属酸化物
の結晶化がより小さいエネルギーで起こるという利点を
有する。また、ナノ粒子の平均粒子サイズが1〜20n
mと小さいため、金属酸化物の結晶化がより低温で起こ
ることから、低出力で短時間レーザ照射することで透明
導電膜が得られることがわかった。したがって、所望の
パターン状にレーザ照射するだけで所望のパターン化さ
れた透明電極膜を得ることができる。なお、レーザ照射
後、未照射部の薄膜はそのままでも、洗浄やエッチング
などにより除去することもできる。この様にして得られ
る所望のパターン化された透明導電膜において、回路状
にパターンを形成させることで導電膜の形成と回路の作
成を同時に行うことができる。
【0022】本発明に使用する支持体の材料としては、
石英ガラス、無アルカリガラス、結晶化透明ガラス、パ
イレックス(登録商標)ガラス、サファイア等のガラ
ス;Al23、MgO、BeO、ZrO2、Y23、T
hO2、CaO、GGG(ガドリウム・ガリウム・ガー
ネット)等の無機材料;ポリカーボネート;ポリメチル
メタクリレート等のアクリル樹脂;ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂;エポキシ樹
脂;ポリアリレート;ポリサルフォン;ポリエーテルサ
ルフォン;ポリイミド;フッ素樹脂;フェノキシ樹脂;
ポリオレフィン系樹脂;ナイロン;スチレン系樹脂;A
BS樹脂;金属;等を挙げることができ、所望によりそ
れらを併用してもよい。用途に応じてこれらの材料から
適宜選択して、フィルム状等の可撓性支持体、または剛
性のある支持体とすることができる。なお、前記支持体
の形状は円盤状、カード状、シート状などいずれの形状
であってもよい。
【0023】前記支持体と前記透明導電膜との間には、
前記支持体表面の平面性の改善、接着力の向上および透
明導電膜の変質防止などの目的で、下塗層が設けられて
もよい。該下塗層の材料としては、例えば、ポリメチル
メタクリレート、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、
スチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコ
ール、Nーメチロールアクリルアミド、スチレン・ビニ
ルトルエン共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、
ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミ
ド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート等の高分子物質;熱硬化性または光・電子
線硬化樹脂;およびカップリング剤などの表面改質剤等
が挙げられる。前記下塗り層の材料としては、支持体と
透明導電膜との密着性に優れている材料が好ましく、具
体的には、熱硬化性または光・電子線硬化樹脂、および
カップリング剤(例えば、シランカップリング剤、チタ
ネート系カップリング剤、ゲルマニウム系カップリング
剤アルミニウム系カップリング剤など)が好ましい。
【0024】前記下塗層は、上記材料を適当な溶媒に溶
解または分散させて塗布液を調製し、該塗布液をスピン
コート、ディップコート、エクストルージョンコート、
バーコートなどの塗布法を利用して支持体表面に塗布す
ることにより形成することができる。前記下塗層の層厚
(乾燥時)は、一般に0.001〜20μmが好まし
く、0.005〜10μmがより好ましい。
【0025】
【実施例】以下に合成例、実施例、比較例を挙げて本発
明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示
す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発
明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。
したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限
定的に解釈されるべきものではない。
【0026】(合成例1) Sn/In複合ナノ粒子の
合成 塩化インジウム(III)2.00g、およびL−酒石
酸4.05gを除酸素水100mlに溶解させ、十分に
攪拌してA−1液を調製した。また水酸化カリウム5.
3gを除酸素水100mlに溶解させてB−1液を調製
した。さらにテトラヒドロホウ酸ナトリウム2.88g
を除酸素水20mlに溶解してC−1液を調製した。室
温のアルゴンボックス内で、300mlの三つ口フラス
コにA−1液とB−1液を入れて混合した。溶液のpH
は8.5であった。この混合溶液に還元剤であるC−1
液を添加した後、三つ口フラスコを高温槽に移して60
℃に昇温させると還元が始まり、溶液は透明から茶褐色
へと変化した。反応は60℃で60分間行い、その後自
然冷却で室温まで降温させた。遠心分離と水による洗浄
を電気伝導度が50μS/cm以下になるまで繰り返し
た。沈殿物を0.5%ヒドロキシエチルセルロース水溶
液20ml中に再分散させてコロイド分散液を調製し
た。TEM観察したところ平均粒子サイズは4nmであ
った。
【0027】(合成例2) Pt/Sn/In複合ナノ
粒子の合成 塩化白金酸(IV)・6水和物0.04gを除酸素水1
0mlに溶解した溶液D−1を調製した。室温のアルゴ
ンボックス内で、300mlの三つ口フラスコに合成例
1のA−1液、D−1液、および合成例1のB−1液を
この順に入れて混合した。溶液のpHは8.3であっ
た。この混合溶液を3℃まで氷冷したのち、還元剤であ
る合成例1のC−1液を添加し60分間攪拌しながら反
応させた。溶液は透明から茶褐色へと変化した。その後
室温まで自然に昇温させた。合成例1と同様に、遠心分
離と水による洗浄を電気伝導度が50μS/cm以下に
なるまで繰り返したのち、沈殿物を0.5%ゼラチン水
溶液20ml中に再分散させてコロイド分散液を調製し
た。TEM観察したところ平均粒子サイズは4nmであ
った。
【0028】(合成例3) Agナノ粒子の合成 酸素を除去した水800mLに、硝酸銀3.4gおよび
クエン酸・1水和物12.6gを溶解してA液を調製し
た。一方、酸素を除去した水50mLに、塩化鉄(I
I)3.8gを溶解してB液を調製した。アルゴンボッ
クス中でA液を撹拌しながら、この中にB液を全量添加
し15分間撹拌して、黄褐色の反応物を得た。この反応
液を限外ろ過することにより、約50mLになるまで濃
縮した。その後、水200mLを添加し、約50mLに
なるまで限外ろ過の操作を5回繰り返した。得られたA
gナノ粒子のコロイド分散液の電気伝導度は40μS/
cmであった。また、得られたナノ粒子をTEM観察し
たところ平均粒子サイズは5nmであった。
【0029】(合成例4) Sn(OH)4/In(O
H)3複合ナノ粒子の合成 塩化インジウム(III)2.22gおよび塩化すず
(IV)・5水和物0.40gを水200mlに溶解
し、攪拌しながら氷冷した。この中に予め約2℃に冷却
した5N―水酸化ナトリウム溶液をpHが6.5になる
まで添加し、そのまま15分攪拌を続けた。乳白色のS
n(OH)4/In(OH)3ナノ粒子のコロイド分散液
を得た。冷却しながら電気伝導度が50μS/cm以下
になるまで限外ろ過を繰り返し、最後は約20mlにな
るまで濃縮した。得られたナノ粒子はTEM観察により
平均粒子サイズ6nmであった。
【0030】(合成例5) Sn/Inの炭酸塩と水酸
化物からなる複合ナノ粒子の合成 合成例4で使用した5N―水酸化ナトリウム溶液の代わ
りに、10質量%―炭酸カリウム溶液を使用した以外は
合成例4と同様にしてナノ粒子のコロイド分散液を得
た。赤外吸収スペクトルおよび元素分析からこのナノ粒
子はSn(IV)/In(III)の炭酸塩と水酸化物
の混合物であることがわかった。得られたナノ粒子をT
EM観察したところ平均粒子サイズは6nmであった。
【0031】(実施例1) ITO透明導電膜の形成 ポリカーボネート(帝人(株)製)の樹脂基板(サイズ
130mmΦ、厚さ0.6mm)に、シランカップリン
グ剤であるアミノプロピルトリエトキシシランの20質
量%溶液(溶媒は2−エトキシエタノールと水の95/
5(質量比)混合溶媒)を塗布した後、乾燥して200
nmの厚さの下塗層を形成した。この下塗り層の上に、
合成例1のSn/In複合ナノ粒子のコロイド分散液を
塗布した後、乾燥して膜厚500nmの薄膜を形成し
た。この薄膜の金属の原子価をXPSで解析したとこ
ろ、Snは0価、Inは0価と水酸化物(3価)の混合
物であることがわかった。また、この薄膜はX線回折パ
ターンが得られなかった。上記薄膜に、発振波長803
nm、出力50mW、スポット径1μmの半導体レーザ
装置(パルステック社製)を用いて、線速5m/秒でレ
ーザ照射した。レーザ顕微鏡で観察したところ、照射部
においてはナノ粒子が溶融して連続層になっていた。別
途、上記基板上の薄膜全面にレーザ照射して、表面抵抗
を測定したところレーザの走査方向は350Ω/□、そ
の直角方向は570Ω/□であった。なお、照射しない
基板の表面抵抗は107Ω/□以上であった。また、照
射部の550nmにおける光透過率は76%であり、I
TOのX線回折パターンが観察された。
【0032】(実施例2) 別の条件下でのITO透明
導電膜の形成 レーザを、発振波長308nm、出力50mJ/c
2、照射面積300mm×0.4mmのXeClエキ
シマレーザ装置(JSW社製)に代え、20パルス(4
00ナノ秒)照射した。照射部にはITO結晶のX線回
折パターンが観測され、表面抵抗400Ω/□、550
nmにおける光透過率は75%であった。
【0033】(実施例3) Zn/In透明導電膜の形
成 塩化すず(IV)・5水和物0.36gの代わりに塩化
亜鉛(II)0.14gを使用した以外は合成例1と同
様にしてZn/In複合ナノ粒子(平均粒子サイズ5n
m)を合成した。実施例1と同様にポリカーボネート基
板に下塗層を設け、この上にZn/In複合ナノ粒子コ
ロイドを500nmの乾燥膜厚になるように塗布し乾燥
させた。この薄膜はZn/Inともに0価と2価/4価
の水酸化物であることがXPSの解析から判明した。実
施例2のエキシマレーザ装置を用いて20パルス照射し
た。照射部の表面抵抗は720Ω/□、550nmにお
ける光透過率は79%であった。
【0034】(実施例4) Pt/ITO透明導電膜の
形成 ポリエーテルスルホン(住友ベークライト(株)製)の
基板(サイズ100mm角、厚さ0.2mm)に、シラ
ンカップリング剤であるアミノプロピルトリエトキシシ
ランの20質量%溶液(溶媒は2−エトキシエタノール
と水の95/5(質量比)混合溶媒)を塗布した後、乾
燥して200nmの厚さの下塗層を形成した。この下塗
り層の上に、合成例2のPt/Sn/In複合ナノ粒子
のコロイド分散液を塗布した後、乾燥して膜厚500n
mの薄膜を形成した。この薄膜の金属の原子価をXPS
で解析したところ、Ptは0価、SnおよびInは0価
と水酸化物(3価)の混合物であることがわかった。ま
た、この薄膜はX線回折パターンが得られなかった。実
施例2と同様に、308nmのレーザを20パルス照射
することにより、ITO結晶のX線回折パターンが観測
され、表面抵抗280Ω/□、光透過率70%の透明導
電膜を得た。
【0035】(実施例5) 透明導電膜の形成 合成例4および合成例5で合成したSn(IV)/In
(III)のナノ粒子コロイド分散液の石灰処理ゼラチ
ンを0.5質量%になるように添加して塗布液を調製し
た。また別に、これらの塗布液にIn含有量に対しAg
の原子比が0.5原子%になるように合成例3のAgナ
ノ粒子コロイドを添加、混合して塗布液を調製した。実
施例4と同様に、ポリエーテルスルホン基板に下塗層を
設け、その上にこれらのコロイド分散液を500nmの
乾燥膜厚に塗布し乾燥した。308nmのエキシマレー
ザを20パルス照射したところ、いずれもITOのX線
回折パターンが得られたが、Agナノ粒子を含有しない
ものの表面抵抗は6〜8×103Ω/□と高い値を示し
たのに対し、Agナノ粒子を含有するものは1桁以上抵
抗値が低下した。なお、550nmにおける光透過率は
Agナノ粒子を含まない基板は80%、Agナノ粒子を
含む基板は74%であった。原子価0のAgを含有する
ことにより、大幅に表面抵抗が低下することがわかっ
た。
【0036】(比較例1) 熱処理法によるITO透明
導電膜の形成 実施例1において、ポリカーボネート基板に代えてシリ
コンウエハを用いた以外は実施例1と同様にしてITO
前駆体薄膜を形成した。このシリコンウエハを空気中4
30℃で20分熱処理した後、さらにアルゴン中で43
0℃30分熱処理した。室温に冷却後、表面抵抗を測定
したところ380Ω/□であり、ITOのX線パターン
が観察された。また、550nmにおける光透過率は7
5%であった。次に熱処理温度を430℃から200℃
に下げて同様に処理したところ、ITOのX線パターン
は観測されず、表面抵抗も106Ω/□以上であった。
これらの結果より、本発明のナノ粒子コロイドを塗布、
乾燥後、レーザ照射することにより、室温でのITOの
結晶化が可能となり、プラスチック基板への透明導電膜
およびそのパターン形成が簡易、迅速にできることがわ
かった。
【0037】
【発明の効果】本発明によると高温での熱処理をするこ
となく透明導電膜が得られるので、プラスチック基板の
ような耐熱性の低い基板上にも簡易・迅速に透明導電膜
を形成できる。また、パターン状にレーザ照射すること
により、透明導電膜の形成と同時にそのパターンを形成
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G059 AA01 AA08 AB09 AC12 DA03 EA01 EA02 EA03 EA11 EA16 EB05 5G307 FA01 FA02 FB01 FC03 5G323 CA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属
    水酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる少な
    くとも一つと金属から構成され、それらが、混合および
    /または複合してなるナノ粒子を含有するコロイド分散
    物を、基板上に塗設し乾燥した後、レーザ照射すること
    により形成された透明導電膜。
  2. 【請求項2】 水に難溶な金属酸化物、水に難溶な金属
    水酸化物、水に難溶な金属炭酸塩の中から選ばれる少な
    くとも一つと金属から構成され、それらが、混合および
    /または複合してなるナノ粒子を含有するコロイド分散
    物を、基板上に塗設し乾燥した後、レーザ照射する工程
    を含むことを特徴とする透明導電膜のパターニング方
    法。
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