JP2003246412A - 物品移載装置およびこの物品移載装置を備えた物品保管設備 - Google Patents

物品移載装置およびこの物品移載装置を備えた物品保管設備

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JP2003246412A
JP2003246412A JP2002045505A JP2002045505A JP2003246412A JP 2003246412 A JP2003246412 A JP 2003246412A JP 2002045505 A JP2002045505 A JP 2002045505A JP 2002045505 A JP2002045505 A JP 2002045505A JP 2003246412 A JP2003246412 A JP 2003246412A
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Japan
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fork
article
guided
transfer device
photoelectric switch
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Application number
JP2002045505A
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English (en)
Inventor
Wataru Kiyokawa
渉 清川
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、物品の格納効率を改善できる移載
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 コンテナCが支持板9により支持されて
いる状態から、コンテナCを左右の取っ手3を支持して
移載するとき、コンテナCを左右の取っ手3とコンテナ
Cの左右の側面によりそれぞれ形成される空間Sに出退
してコンテナCを移載する左右一対のフォーク装置Fを
備える。この構成によれば、フォーク装置Fによりコン
テナCを掬うときコンテナCの下方へフォーク装置を挿
入させるために必要なスペースを、このコンテナCの下
方の物品収納部に設けることが不要となり、物品収納部
のスペースを少なくでき、収納棚の収納効率を改善する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動倉庫
のスタッカークレーンや物品搬送台車などに設けられる
物品の移載装置と、この移載装置を備えた物品保管設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記物品保管設備は、物品を収納
する複数の物品収納部と、この物品収納部と所定の搬入
出口との間で物品の搬送を行う物品搬送手段とを備え、
搬入出口において物品の出し入れを行うように構成され
ている。すなわち、物品収納部として、物品を収納する
複数の区画収納空間が上下多段かつ左右に並設された収
納棚を備え、物品搬送手段として、前記収納棚に沿って
走行する走行車体、この走行車体に垂設されたマストに
沿って昇降される昇降台(昇降体)、およびこの昇降台
上に設けられ、物品収納部と搬入出口において前後にフ
ォークを出退させて前記物品の受け渡しを行う移載装置
(フォーク装置)を有する物品出し入れ装置(スタッカ
ークレーン)を備えている。このスタッカークレーンの
動作により搬入出口と物品収納部との間で物品の入出
庫、収納棚の一方の物品収納部と他方の物品収納部との
間での物品の移載が行われる。
【0003】上記移載装置は、たとえば特開昭63−1279
08号公報に見られるように、固定フォークと、この固定
フォーク側に支持案内されるセカンダリーフォークと、
このセカンダリーフォークに支持案内されるプライマリ
ーフォークとにより多段形式に構成される。そして固定
フォーク側に設けたモータによりピニオンギヤを正逆に
回転させることで、ラックギヤを介してセカンダリーフ
ォークが左右方向へ出退動され、さらにセカンダリーフ
ォークの出退動により複数本のチェーンなどを介して、
プライマリーフォークが倍の距離で出退動されるように
構成されている。
【0004】そして図14に示すように、このプライマ
リーフォーク75の出退動により、垂直に連続して立設
された各支柱71にそれぞれ腕木72を左右に取り付け
て形成された複数の区画収納空間(物品73を収納する
物品収納部)74に対して、物品73の掬い・卸し動作
が実行できるようにしている。またプライマリーフォー
ク75の幅(物品73を載せる支持板の幅)Vは、取り
扱う物品73の幅Wに合わせて用意される。
【0005】また固定フォークにリミットスイッチを設
け、セカンダリーフォークに、セカンダリーフォークが
出退動されプライマリーフォーク75が出限位置(進出
移動限界位置)に移動したときに前記リミットスイッチ
を動作させる被検出体を取り付け、プライマリーフォー
ク75が出限位置にまで進出したことを検出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成による
と、各区画収納空間74には図14に示すように、物品
73を卸すために、腕木72の上方にプライマリーフォ
ーク75を挿入する空間aが必要であり、また各区画収
納空間74の上方には、この区画収納空間74に載置さ
れている物品73に接触することなく、一段上の区画収
納空間74に載置されている物品73を掬うための空間
bが必要であり、これら空間a,bのために、物品73
の大きさ(容量)に空間a,bを加えた空間の区画収納
空間74が必要なために、限られた空間の中において物
品73の格納効率を上げることが難しかった。特に、物
品73に取っ手や鍔などの突出体が付いているとき、こ
の突出体の左右方向の幅だけ左右に余分な空間が増え、
さらに物品73の格納効率を上げることを難しくしてい
る。またプライマリーフォーク75が出退動するとき、
腕木72の間から埃(たとえば上記チェーンやプライマ
リーフォーク75とセカンダリーフォークを出退動時に
支持するガイドローラやガイドブロックの磨耗粉)が落
下し、下方に位置する物品73に付着するという問題が
あった。
【0007】また左右に腕木72を支える複数の支柱7
1の左右方向の幅Zだけ左右に余分な空間が増え、収納
棚全体の設置スペースが広くなり、物品73の格納効率
を下げる原因となっている。
【0008】またプライマリーフォーク75の出限位置
検出用に被検出体をセカンダリーフォークに取り付けて
いるため、セカンダリーフォークの部品の点数が増える
という問題があった。
【0009】そこで、本発明は、物品の格納効率を改善
でき、また部品の点数を減らすことができる移載装置お
よびこの移載装置を備えた物品保管設備を提供すること
を目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、物品が支
持部材により支持されている状態から、前記物品をこの
物品の左右の突出体を支持して移載する物品移載装置で
あって、前記物品の左右の突出体と前記物品の左右の側
面によりそれぞれ形成される空間に出退して前記物品を
移載する左右一対のフォーク装置を備えたことを特徴と
するものである。
【0011】上記構成によれば、物品が支持部材により
支持されている状態から、物品をこの物品の左右の突出
体を支持して移載するとき、左右一対のフォーク装置を
出退動させる空間として、左右の突出体と前記物品の左
右の側面によりそれぞれ形成される空間が使用される。
よって物品を掬うとき従来のような物品の下方にフォー
クの挿入のためのスペース(空間b)が不要となり、物
品収納部のスペースを少なくでき、収納効率を改善する
ことができる。
【0012】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明であって、前記各フォーク装置を、左右の幅
を前記突出体の左右の幅以下とした固定フォークと、こ
の固定フォークに支持案内される板状のセカンダリーフ
ォークと、このセカンダリーフォークの上部に沿って前
記セカンダリーフォークに支持案内される、左右の幅を
前記突出体の左右の幅以下としたプライマリーフォーク
とから形成し、前記左右のプライマリーフォークにより
前記物品の左右の突出体をそれぞれ掬うことによって前
記物品を移載すること特徴とするものである。
【0013】上記構成によれば、セカンダリーフォーク
が固定フォークにより支持案内されると、プライマリー
フォークがセカンダリーフォークにより支持案内されて
出退動され、左右のプライマリーフォークにより物品の
左右の突出体をそれぞれ掬うことによって物品フォーク
装置により物品の移載が行われる。このとき、各フォー
ク装置の固定フォークとプライマリーフォークの左右の
幅が突出体の左右の幅以下であることから、プライマリ
ーフォークを出退動させる空間として、左右の突出体と
前記物品の左右の側面によりそれぞれ形成される空間を
使用でき、物品を掬うとき従来のような物品の下方にフ
ォークの挿入のためのスペース(空間b)が不要とな
り、物品収納部のスペースを少なくでき、収納効率を改
善できる。
【0014】また請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載の発明であって、前記各固定フォークに前記セカン
ダリーフォークを案内する溝部を設け、これら溝部内に
それぞれ前記セカンダリーフォークを出退動させる出退
動手段を設け、これら出退動手段を同時に駆動する駆動
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】上記構成によれば、各セカンダリーフォー
クは出退動手段により同時に駆動されると各固定フォー
クの溝部に案内されて出退動し、各プライマリーフォー
クが同時に出退して物品を同時に支持して移載する。よ
って片方のプライマリーフォークのみで、物品が支持さ
れ、不安定な状態となることが回避される。
【0016】また請求項4に記載の発明は、固定フォー
クと、この固定フォークに支持案内されるセカンダリー
フォークと、このセカンダリーフォークに支持案内され
るプライマリーフォークとから形成されたフォーク装置
を備え、このフォーク装置により物品の移載を行う物品
移載装置であって、前記固定フォークの両端部にそれぞ
れ光電スイッチを配置して前記セカンダリーフォークに
このセカンダリーフォークが出限位置に案内されたとき
に前記光電スイッチの光軸が通過する孔部を設けるか、
あるいは前記セカンダリーフォークの両端部にそれぞれ
光電スイッチを配置して前記固定フォークに前記セカン
ダリーフォークが出限位置に案内されたときに前記光電
スイッチの光軸が通過する孔部を設けるかのいずれか一
方の構成とし、前記一対の光電スイッチの動作状態によ
り、前記フォーク装置の出退の状況を判断する構成とし
たことを特徴とするものである。
【0017】上記構成によれば、セカンダリーフォーク
が固定フォークに案内されて出退動され、セカンダリー
フォークが出限位置まで案内されると、セカンダリーフ
ォークに設けた孔部あるいは固定フォークに設けた孔部
を光電スイッチの光軸が通過して動作する。この光電ス
イッチの動作によりセカンダリーフォークが出限位置ま
で突出したことが判断される。またセカンダリーフォー
クあるいは固定フォークには孔部を設けるだけでよいの
で、部品の点数の増加を抑えることができる。
【0018】また請求項5に記載の発明は、請求項4に
記載の発明であって、前記物品はその左右に突出体を有
する物品であり、前記フォーク装置を、前記左右の突出
体と前記物品の左右の側面によりそれぞれ形成される空
間に出退して前記物品を移載する構成としたことを特徴
とするものである。
【0019】上記構成によれば、物品が支持部材により
支持されている状態から、物品をこの物品の左右の突出
体を支持して移載するとき、左右一対のフォーク装置を
出退動させる空間として、左右の突出体と前記物品の左
右の側面によりそれぞれ形成される空間が使用される。
よって物品を掬うとき従来のような物品の下方にフォー
クの挿入のためのスペース(空間b)が不要となり、物
品収納部のスペースを少なくでき、収納効率を改善する
ことができる。
【0020】また請求項6に記載の発明は、物品を収納
する複数の物品収納部と、この物品収納部と所定の搬入
出口との間で前記物品をこの物品の左右の突出体を支持
して搬送する物品搬送手段と、前記物品搬送手段を制御
して前記搬入出口において物品の出し入れを行う制御手
段を備えた物品保管設備であって、前記物品搬送手段
に、前記物品の左右の突出体と前記物品の左右の側面に
よりそれぞれ形成される空間に出退して前記物品を移載
する左右一対のフォーク装置を備える移載装置を設けた
ことを特徴とするものである。
【0021】上記構成によれば、左右一対のフォーク装
置を出退動させる空間として、左右の突出体と前記物品
の左右の側面によりそれぞれ形成される空間が使用され
る。よって物品を掬うとき従来のような物品の下方にフ
ォークの挿入のためのスペース(空間b)が不要とな
り、物品収納部のスペースを少なくでき、収納効率を改
善することができる。
【0022】また請求項7に記載の発明は、請求項6に
記載の発明であって、左右に連なる前記物品収納部を、
複数の物品を同時に支持する板状の支持手段で形成した
ことを特徴とするものである。
【0023】上記構成によれば、フォーク装置を出退動
させる空間として、左右の突出体と前記物品の左右の側
面によりそれぞれ形成される空間を使用できることか
ら、物品を掬うとき従来のような物品の下方にプライマ
リーフォークを挿入する空間(空間b)が不要となり、
よって左右に連なる物品収納部を複数の物品を同時に支
持する板状の支持手段で形成することができ、この支持
手段によりフォーク装置の出退動時に発生する埃が下方
の物品上に落下して付着することを防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る物品保管設備の斜視図である。
【0025】この物品保管設備FSは、物品の一例とし
てのコンテナCを、収納棚2の物品収納部1のうちのい
ずれかの物品収納部1に収納させることができるととも
に、所定の収納棚2に収納されるコンテナCを取り出す
ことができるようにしている。なお、コンテナCの左右
(物品収納部1の並び方向)には取っ手(突出体の一
例)3が設けられており、例えば医療用の器具などが品
種別に収納される。
【0026】物品収納部1は、収納棚2において、上下
方向並びに左右方向に並列する状態で、複数設けられて
いる。また収納棚2の下部側の物品収納部1を利用して
コンテナCの搬出入部(搬入出口の一例)4が設けら
れ、この搬出入部4を利用して台車等との間でコンテナ
Cの搬入出が行われる。搬出入部4は、外部からコンテ
ナCの搬入を行う物品搬入部としての機能と、収納棚2
から外部へコンテナCの搬出を行う物品搬出部の機能と
を兼ね備えている。また物品保管設備FSは、この搬出
入部4を除いて外壁Gにより覆われ、外部と遮断されて
いる。
【0027】また、収納棚2に沿って、コンテナCを各
物品収納部1と搬出入部4との間に亘って搬送する搬送
装置TRの主要部が備えられている。この搬送装置TR
の主要部は、コンテナCを各物品収納部1との間で移載
して搬送する物品移載装置6と、物品移載装置6を収納
棚2の略横方向全幅にわたって駆動移動自在に案内支持
する昇降枠5とからなり、昇降枠5は、搬送装置TRの
一部を構成する昇降駆動手段UDにて、収納棚2の上下
高さのほぼ全域にわたって昇降操作自在となっている。
【0028】前記搬出入部4には、入出庫の指令データ
(作業データ;コンテナCの出し入れ情報の一例)を搬
送装置TRへ入力する、コンピュータからなるコントロ
ーラ(制御手段の一例)E1と、設定装置E2が設けら
れ、搬送装置TRは、コントローラE1より入力した作
業データに基づいて搬出入部4と物品収納部1との間に
おいてコンテナCの出し入れを行うように構成されてい
る。
【0029】上記収納棚2は、支柱7と、支柱7の夫々
にわたって上下方向に所定間隔をあけて架設連結された
複数の横フレーム8と、コンテナCを支持する板状の支
持板(支持部材、板状の支持手段の一例)9と、各支柱
7の上端部を連結する横杆10とから構成されている。
前記板状の支持板9により、左右に連なる複数のコンテ
ナCを同時に支持している。
【0030】次に、昇降枠5を昇降駆動する昇降駆動手
段UDについて説明する。図2に示すように、昇降枠5
は、長手方向(左右方向)の両端部の夫々を索状体とし
ての連結ワイヤ11a,11bにて吊り下げ支持されて
いる。一方の連結ワイヤ11aは、水平軸芯周りに回動
自在の案内ドラム12a,12bに巻回された後、収納
棚2の下端部に設置されている巻き取りドラム12cに
連結され、他方の連結ワイヤ11bは、水平軸芯周りに
回動自在の案内ドラム12d、縦軸芯周りに回動自在の
案内ドラム12e、更に案内ドラム29bに巻回された
後、連結ワイヤ11aと同様に巻き取りドラム12cに
連結されている。巻き取りドラム12cは昇降用電動モ
ータM1にて回動駆動され、昇降用電動モータM1の駆
動により連結ワイヤ11a,11bを牽引駆動して、昇
降枠5が昇降する。以下、昇降枠5において、案内ドラ
ム12a,12bが設けられ側をHP、このHPに長手
方向に対向する反対の側をOPと称す。
【0031】昇降枠5は、図2に示すように、それの左
右両端夫々に上下一対に取り付けられた被案内部14の
被案内溝14aが、図3に示す案内板支持枠15に昇降
枠5側に突出する状態で取り付けられている案内板16
に係合案内されて、その姿勢が規制されている。
【0032】上記物品移載装置6は、図1,図3に示す
ように、左右方向に、収納棚2の方向(前後方向)に向
けて配置された一対のフォーク装置Fと、このフォーク
装置Fを支持して昇降枠5に沿っての横(左右)移動さ
せる横移動装置Vにより構成されている。
【0033】横移動装置Vは、フォーク装置Fが載置さ
れる、断面が略H状の昇降枠5の前後両側部及び上部側
を覆う状態のフレーム21と、このフレーム21を昇降
枠5に沿って移動させる走行輪およびガイド輪(図示せ
ず)と、昇降枠5における両端部の夫々に前後軸芯周り
で回転自在に支承されたプーリ22a,22bと、プー
リ22a,22bに巻回され、両端部がフレーム21に
連結された駆動ベルト23と、一方のプーリ22bを回
動駆動する横行用電動モータM2から構成され、横行用
電動モータM2によってプーリ22bが回動駆動される
ことで、駆動ベルト23が長手方向に移動操作されて、
フレーム21がHP−OP間を横移動し、よって物品移
載装置6がHP−OP間を横移動するように構成されて
いる。駆動ベルト23は、略H状の昇降枠5にて形成さ
れる側方空間内に収まるように配置され、省スペース化
を図っている。
【0034】以下、本発明の要部である上記フォーク装
置Fを図4〜図10を参照しながら詳細に説明する。一
対のフォーク装置Fは、横移動装置Vのフレーム21上
に固定された枠体25上に、その出退方向を揃えて左右
方向に並列して設けられている。これら一対のフォーク
装置Fは一体的に作動して、各物品収納部1と搬入出部
4とに作用すべく構成される。上記枠体25は、四角に
組まれたフレーム26と、このフレーム26の4隅に立
設された支柱27と、前後のフレーム26間を連接する
補強プレート28から構成されている。
【0035】両フォーク装置Fは同様な構成であって、
枠体25の前後一対支柱27上に固定された、左右の幅
LをコンテナCの取っ手3の左右の幅M以下とした固定
フォーク31と、この固定フォーク31に固定フォーク
31の内側案内部(溝部の一例)32を介して支持案内
され前後方向で相対的に移動自在な板状のセカンダリー
フォーク33と、このセカンダリーフォーク33の上部
に沿って、セカンダリーフォーク33に、内側案内部3
4を介して支持案内され前後方向で相対的に移動自在
な、左右の幅Kを前記取っ手3の左右の幅M以下とした
プライマリーフォーク35と、固定フォーク31の内側
案内部32内をセカンダリーフォーク33を出退動させ
る出退駆動装置(出退動手段の一例)36と、プライマ
リーフォーク35の出退連動手段37などから構成され
ている。
【0036】前記セカンダリーフォーク33は板状のプ
レートであってこのプレートを立てた状態(長尺側を下
として広い面を側面としている状態)で使用され、側面
下部に、固定フォーク31の内側案内部32に案内され
る、左右方向ピンを介して取り付けられた上記複数のガ
イドローラ41と、内側案内部32の奥部ガイド面に摺
接すべく、固定具を介して着脱自在に取り付けられた複
数のガイドブロック42が左右方向に設けられ、また側
面上部に、プライマリーフォーク35の内側案内部34
に案内される、左右方向ピンを介して取り付けられた上
記複数のガイドローラ43と、内側案内部34の奥部ガ
イド面に摺接すべく、固定具を介して着脱自在に取り付
けられた複数のガイドブロック44が左右方向に設けら
れ、固定フォーク31とプライマリーフォーク35間に
嵌め込み状に配設されている。さらにセカンダリーフォ
ーク33には、その底面中央にラックギヤ51が、出退
移動方向と平行にかつ下方への突条により形成されてい
る。
【0037】上記固定フォーク31は、セカンダリーフ
ォーク33の側面下部に設けられた複数のガイドローラ
41とガイドブロック42を案内する上記内側案内部
(ガイド溝)32を設けた前後一対の立ち上がり側壁材
31aを、前記案内部32を対向させ前記セカンダリー
フォーク33が通過する空間を設けて配置して構成され
ている。
【0038】また上記プライマリーフォーク35は、セ
カンダリーフォーク33の側面上部に設けられた複数の
ガイドローラ43とガイドブロック44を案内する上記
内側案内部(ガイド溝)34を設けた断面門型状の中央
部材35aから構成されている。
【0039】前記出退駆動装置36は、両フォーク装置
Fにおいて、その固定フォーク31の下面の中央位置
に、枠体25の前後一対支柱27に支持されて取り付け
られた軸受ボックス52と、前記ラックギヤ51と噛み
合うよう軸受ボックス52に軸支された左右一対のピニ
オンギヤ53と、両ピニオンギヤ53に同時に噛合する
ように軸受ボックス52に軸支されたアイドルギヤ54
と、このアイドルギヤ54と同軸に固定されたスプロケ
ット55と、固定フォーク31の下面に軸支されてスプ
ロケット55に歯合するチェーン56を案内する2個の
案内用スプロケット56a,56bと、チェーン56を
駆動する駆動スプロケット57が設けられ、枠体25の
フレーム26に1台のフォーク用電動モータ(出退動手
段を同時に駆動する駆動手段の一例)M3が固定され、
このフォーク用電動モータM3の回転軸が両フォーク装
置Fの駆動スプロケット57の回転軸57aに連結され
て構成されている。
【0040】前記フォーク用電動モータM3が回転駆動
とされると、両フォーク装置Fの駆動スプロケット57
が同時に駆動され、各フォーク装置Fにおいて、駆動ス
プロケット57より案内用スプロケット56a,56
b、チェーン56、さらにスプロケット55、アイドル
ギヤ54を介して左右一対のピニオンギヤ53へ回転駆
動力が伝達され、これにより噛み合うラックギヤ51に
よりセカンダリーフォーク33が出退駆動される。
【0041】上記プライマリーフォーク35の出退連動
手段37は、図5および図8に示すように、両フォーク
装置Fにおいて、一端が固定フォーク31の両端に振り
分けて係止された一対のチェーン61,62と、これら
チェーン61,62の中間部をUターンさせるべくセカ
ンダリーフォーク33の両端に振り分けて軸支された案
内輪体63,64などから構成され、そしてチェーン6
1,62の他端が、プライマリーフォーク35の両端に
振り分けて係止されている。
【0042】また固定フォークの両端には、図4,図
5,図7に示すように、光軸を両側壁材31a間で通し
た透過型光電スイッチ66(投光器と受光器)が配置さ
れ、セカンダリーフォーク33の側面に、セカンダリー
フォーク33が出限位置まで案内されたときに、光電ス
イッチ66の光軸が通過する孔部67を設けている。な
お、セカンダリーフォーク33が中央に位置していると
き、すなわちフォーク装置Fが退入しているとき、両光
電スイッチ66ともオフ(光軸が通っていない状態)と
なるように構成している。
【0043】前記一対の光電スイッチ66の動作状態に
より、フォーク装置Fの出退の状況を判断することがで
きる。図9(a)に示すようにセカンダリーフォーク3
3が中央位置のとき、図10に示すように両光電スイッ
チ66ともオフ(光軸が通っていない状態)となってお
り、両光電スイッチ66ともオフであることを検出する
ことにより、セカンダリーフォーク33が中央位置、す
なわちフォーク装置Fが退入していることを検出でき
る。
【0044】次に、図9(b)に示すようにセカンダリ
ーフォーク33が前側へ案内されると、図10に示すよ
うに後側の光電スイッチ66はオンとなる。このとき、
前側の光電スイッチ66はオフのままである。前側の光
電スイッチ66がオフで、後側の光電スイッチ66がオ
ンとなったことにより、フォーク装置Fが前側へ案内さ
れていることを検出できる。そしてセカンダリーフォー
ク33がさらに前側へ案内され、セカンダリーフォーク
33が前側の出限位置まで案内されたときにその孔部6
7に光軸が通って前側の光電スイッチ66はオンとな
る。後側の光電スイッチ66がオンで、かつ前側の光電
スイッチ66がオンとなったことを検出することによ
り、セカンダリーフォーク33が前側の出限位置、すな
わちこのセカンダリーフォーク33に連動して進出した
プライマリーフォーク35(フォーク装置F)が前側の
出限位置まで案内されたことを検出することができる。
【0045】また逆に、セカンダリーフォーク33が後
側へ案内されると、図10に示すように前側の光電スイ
ッチ66はオンとなる。このとき、後側の光電スイッチ
66はオフのままである。後側の光電スイッチ66がオ
フで、前側の光電スイッチ66がオンとなったことによ
り、フォーク装置Fが後側へ案内されていることを検出
できる。そしてセカンダリーフォーク33がさらに後側
へ案内され、セカンダリーフォーク33が後側の出限位
置まで案内されたときにその孔部67に光軸が通って後
側の光電スイッチ66はオンとなる。前側の光電スイッ
チ66がオンで、かつ後側の光電スイッチ66がオンと
なったことを検出することにより、セカンダリーフォー
ク33が後側の出限位置、すなわちこのセカンダリーフ
ォーク33に連動して進出したプライマリーフォーク3
5(フォーク装置F)が後側の出限位置まで案内された
ことを検出することができる。
【0046】次に上記した実施の形態における作用を説
明する。搬送装置TRは、物品移載装置6の昇降枠5上
での横行動と、昇降枠5の昇降動と、両フォーク装置F
の前後方向での同期した出退動との組み合わせ動作によ
り、収納棚2の目的とする物品収納部1に対してコンテ
ナCの入出庫を行え、かつ搬入出部4に対してコンテナ
Cの受け渡しを行える。
【0047】その際に両フォーク装置Fでは、固定フォ
ーク31に対してセカンダリーフォーク33が移動され
るとともに、セカンダリーフォーク33に対してプライ
マリーフォーク35が同方向へ移動される。そして出退
移動は、内側案内部32,34に支持案内されて行われ
る。すなわちガイドローラ41,43が内側案内部3
2,34内で転動されることにより、前後方向での支持
案内が行われ、そしてガイドブロック42,44が内側
案内部32,34の奥部ガイド面に摺接されることによ
り、左右方向(幅方向)での位置決め案内が行われる。
【0048】ここで出退駆動装置36と両出退連動手段
37とは、次のように関連動作される。すなわちフォー
ク用電動モータM3により駆動スプロケット57、案内
用スプロケット56a,56b、チェーン56を介して
両スプロケット55を回転駆動させることにより、アイ
ドルギヤ54を介してピニオンギヤ53を回転させ、ラ
ックギヤ51を介して両セカンダリーフォーク24を、そ
れぞれ固定フォーク31に対して左右の同方向に進出移
動させる。さらに両セカンダリーフォーク35の進出移
動により、一方のチェーン61(または62)が案内輪
体63(または64)を介して両プライマリーフォーク
35を、それぞれセカンダリーフォーク33の進出方向
に引っ張り、両プライマリーフォーク35が同方向へ進
出移動される。
【0049】また、両ピニオンギヤ53を逆転させて両
セカンダリーフォーク33を後退移動させたときには、
他方のチェーン62(または61)が案内輪体64(ま
たは63)を介して両プライマリーフォーク35を両セ
カンダリーフォーク33の後退方向に引っ張り、両プラ
イマリーフォーク35が同方向へ後退移動される。
【0050】このとき、両光電スイッチ66の動作信号
を確認することにより、上述したようにフォーク装置F
が中央位置に戻っている状態、フォーク装置Fの出退方
向と出退状況、フォーク装置Fが出限位置まで進出した
かどうかが確認され、この確認により、フォーク用電動
モータM3が駆動される。
【0051】上述のような動作によって両プライマリー
フォーク35を出退動させるとき、図7に示すように、
各フォーク装置Fの固定フォーク31とプライマリーフ
ォーク33の左右の幅L,KがコンテナCの取っ手3の
左右の幅M以下であることから、プライマリーフォーク
35を出退動させる空間として、左右の取っ手3の略下
方部とコンテナCの側面の左右の外方部によりそれぞれ
形成される空間Sが使用される。
【0052】このように、左右一対のフォーク装置F
(プライマリーフォーク35)を出退動させる空間とし
て、左右の取っ手3とコンテナCの左右の側面によりそ
れぞれ形成される空間Sが使用されることにより、従来
のように1段上の物品収納部1のコンテナCを掬うため
にフォーク装置を挿入する空間(従来の空間b)を設け
ることが不要となり、物品収納部1のスペースを少なく
でき、限られた空間における収納棚2の物品1の収納効
率を改善することができる。さらに前記空間(フォーク
装置が挿入する空間)が不要なことから、左右に連なる
物品収納部1を複数のコンテナCを同時に支持する板状
の支持板9で形成することができ、この支持板9により
フォーク装置Fの出退動時に発生する埃(たとえばチェ
ーン56やガイドローラ41,43やガイドブロック4
2,44の磨耗粉)が下方の物品収納部1へ落下して下
方のコンテナCに付着することを防止できる。
【0053】また複数の左右に連なる物品収納部1を板
状の支持板9で形成することにより、従来のように各物
品収納部1を形成する支柱7の数を減らすことができ、
この減らした支柱7の左右方向の幅Zだけ左右に余分な
空間を減らすことができ、限られた空間における収納棚
2の物品1の格納効率を改善することができる。
【0054】またフォーク装置Fの出退の方向、状況、
出限位置を、固定フォーク31に設けた光電スイッチ6
6とセカンダリーフォーク35に設けた孔部67により
検出することができる。このとき、セカンダリーフォー
ク35には孔部67を設けるだけでよいことから、セカ
ンダリーフォーク35に被検出体を取付ける必要がなく
なり、部品の点数の増加を抑えることができる。また光
電スイッチ66は、リミットスイッチなどと比較して精
度が良いことから、上記出限位置の検出を正確に行うこ
とができ、プライマリーフォーク35が過度に突出する
ことを防止できる。
【0055】また、各セカンダリーフォーク33は出退
駆動装置36(フォーク用電動モータM3)により同時
に駆動されると各固定フォーク31の内側案内部32に
案内されて出退動し、各プライマリーフォーク35が同
時に出退してコンテナCを同時に支持して移載すること
により、片方のプライマリーフォーク35のみで、コン
テナCが支持され、不安定な状態となることを回避する
ことができる。
【0056】また各セカンダリーフォーク33を上述し
たように板状のプレートを立てた構造とし、荷重が上方
からかかる構成としたことから、各セカンダリーフォー
ク33をコンテナCの重みで撓みにくい構造とすること
かでき、よって各フォーク装置Fを撓みにくい構造とす
ることができる。
【0057】なお、上記実施の形態では、フォーク装置
Fを昇降枠5を横行自在な物品移載装置6に設けている
が、自動倉庫のスタッカークレーン(昇降台)や自走搬
送台車などに設けることもできる。
【0058】また上記実施の形態では、フォーク装置F
の出退の状況を判断する手段として光電スイッチ66を
固定フォーク31の両端に取付け、セカンダリーフォー
ク33にセカンダリーフォーク33が出限位置に案内さ
れたときに光電スイッチ66の光軸が通過する孔部67
を設けているが、逆に光電スイッチ66をセカンダリー
フォーク33の両端に取付け、固定フォーク31にセカ
ンダリーフォーク33が出限位置に案内されたときに光
電スイッチ66の光軸が通過する孔部67を設けるよう
にしてもよい。
【0059】また光電スイッチ66と孔部67を、左右
一対のフォーク装置Fに設けているが、物品の下面から
物品を支持する形式の図11に示すフォーク装置に設け
てよい。図11に示すフォーク装置F’は、上記フォー
ク装置Fの一方を平面的に拡大した構成となっており、
コンテナCを下面から支持する(物品を載せる)プライ
マリーフォーク35が平板状となっている。上記フォー
ク装置Fと同等の構成には同一の符号を付している。な
お、このフォーク装置F’では、アイドラギヤ54に歯
合する駆動ギヤ59を設け、この駆動ギヤ59の回転軸
にフォーク用モータM3の回転軸を連結して、フォーク
用モータM3の駆動力を駆動ギヤ59、アイドラギヤ5
4を介してピニオンギヤ53に伝達している。このよう
なフォーク装置F’の固定フォーク31の両端に光電ス
イッチ66を取付け、セカンダリーフォーク33にセカ
ンダリーフォーク33が出限位置に案内されたときに光
電スイッチ66の光軸が通過する孔部67を設けること
により、フォーク装置F’の出退の方向、状況、出限位
置を確認できるとともに、セカンダリーフォーク35に
は孔部67を設けるだけでよいことから、セカンダリー
フォーク35に被検出体を取付ける必要がなくなり、部
品の点数の増加を抑えることができる。なお、光電スイ
ッチ66をセカンダリーフォーク33の両端に取付け、
固定フォーク31にセカンダリーフォーク33が出限位
置に案内されたときに光電スイッチ66の光軸が通過す
る孔部67を設けるようにしてもよい。
【0060】また上記本実施の形態では、収納棚2を昇
降枠5の一方側にしか設けていないが、昇降枠5を挟ん
で前後に収納棚2を設けてもよい。また上記本実施の形
態では、収納棚2は上下・左右方向にしか物品収納部1
を有していないが、収納棚2を上下・左右方向のみでな
く前後方向(奥行き方向)に物品収納部1を並べた構成
とすることもできる。このとき、図12に示すように、
セカンダリーフォーク33に、(前後方向)手前の物品
収納部1まで進出したときに光電スイッチ66の光軸が
通る第1の孔部68(前後2箇所)を設け、奥の物品収
納部1まで進出したときに光電スイッチ66の光軸が通
る第2の孔部69を設け、左右一対の光電スイッチ66
の動作によりフォーク装置Fが収納棚1の前後方向(奥
行き方向)の各物品収納部1に対してそれぞれ位置決め
出退可能な構成(ダブルディープタイプ)とする。すな
わち、図12(a)に示すようにセカンダリーフォーク
33が中央位置のとき、図13に示すように両光電スイ
ッチ66ともオフ(光軸が通っていない状態)となって
おり、両光電スイッチ66ともオフであることを検出す
ることにより、セカンダリーフォーク33が中央位置、
すなわちフォーク装置Fが退入していることを検出でき
る。次に、図12(b)に示すようにセカンダリーフォ
ーク33が前側へ案内されると、図13に示すように後
側の光電スイッチ66はオンとなる。このとき、前側の
光電スイッチ66はオフのままである。前側の光電スイ
ッチ66がオフで、後側の光電スイッチ66がオンとな
ったことにより、フォーク装置Fが前側へ案内されてい
ることを検出できる。そしてセカンダリーフォーク33
がさらに前側へ案内され、セカンダリーフォーク33が
手前の物品収納部1まで進出したときに第1の孔部68
に光軸が通って前側の光電スイッチ66はオンとなる。
後側の光電スイッチ66がオンで、かつ前側の光電スイ
ッチ66がオン(1回目)となったことを検出すること
により、セカンダリーフォーク33が前側の手前の物品
収納部1の位置、すなわちこのセカンダリーフォーク3
3に連動して進出したプライマリーフォーク35(フォ
ーク装置F)が前側の手前の物品収納部1の位置まで案
内されたことを検出することができ、プライマリーフォ
ーク35の位置決めを行うことができる。次に、セカン
ダリーフォーク33がさらに前側へ案内されると、図1
3に示すように前側の光電スイッチ66は再びオフとな
り、後側の光電スイッチ66がオンで前側の光電スイッ
チ66が再びオフとなったことにより、フォーク装置F
がさらに前側へ案内されていることを検出できる。そし
てセカンダリーフォーク33がさらに前側へ案内され、
図12(c)に示すようにセカンダリーフォーク33が
奥の物品収納部1まで進出したときに第2の孔部69に
光軸が通って図13に示すように前側の光電スイッチ6
6は再びオンとなる。後側の光電スイッチ66がオン
で、かつ前側の光電スイッチ66が再びオン(2回目)
となったことを検出することにより、セカンダリーフォ
ーク33が前側の奥の物品収納部1の位置、すなわちこ
のセカンダリーフォーク33に連動して進出したプライ
マリーフォーク35(フォーク装置F)が前側の奥の物
品収納部1の位置まで案内されたことを検出することが
でき、プライマリーフォーク35の位置決めを行うこと
ができる。逆の後側へセカンダリーフォーク33が案内
されるときも同様である。
【0061】このように、セカンダリーフォーク33に
孔部68,69を設けることにより、収納棚1の前後方
向(奥行き方向)の各物品収納部1に対して位置決め出
退可能な構成とすることができる。なお、セカンダリー
フォーク33に光電スイッチ66を設け、固定フォーク
31に孔部68,69を設けてもよいことはいうまでも
ない。
【0062】また本実施の形態では、搬出入部4を1つ
しか設けていないが、少なくとも2つ設けて、一方をコ
ンテナCの搬入専用、他方をコンテナCの搬出専用とし
て使用するようにすることもできる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、物品
が支持部材により支持されている状態から物品をこの物
品の左右の突出体を支持して移載するとき、左右一対の
フォーク装置を出退動させる空間として、左右の突出体
と前記物品の左右の側面によりそれぞれ形成される空間
が使用されることにより、従来のようなフォークの挿入
のためのスペースが不要となり、物品収納部のスペース
を少なくでき、収納効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における物品保管設備の斜
視図である。
【図2】同物品保管設備の昇降枠の支持構成を示す斜視
図である。
【図3】同物品保管設備の昇降枠の正面図である。
【図4】同物品保管設備のフォーク装置のフォーク構成
を示す斜視図である。
【図5】同物品保管設備のフォーク装置の平面および側
面図である。
【図6】同物品保管設備のフォーク装置の固定部の平面
および正面図である。
【図7】同物品保管設備のフォーク装置の要部断面図で
ある。
【図8】同物品保管設備のフォーク装置のチェーンの掛
け方を示す図である。
【図9】同物品保管設備のフォーク装置の動作説明図で
ある。
【図10】同物品保管設備の光電スイッチの動作特性図
である。
【図11】本発明の他の実施の形態における物品保管設
備のフォーク装置の平面および側面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態における同物品保管
設備のフォーク装置の動作説明図である。
【図13】同物品保管設備の光電スイッチの動作特性図
である。
【図14】本発明の課題を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 物品収納部 2 収納棚 3 取っ手 4 搬出入部 5 昇降枠 6 物品移載装置 31 固定フォーク 33 セカンダリーフォーク 35 プライマリーフォーク 36 出退駆動装置 37 出退連動手段 51 ラックギヤ 53 ピニオンギヤ 61,62 チェーン 63,64 案内輪体 66 光電スイッチ 67,68,69 孔部 C コンテナ F フォーク装置 FS 物品保管設備 M1 昇降用電動モータ M2 横行用電動モータ M3 フォーク用電動モータ S 空間 TR 搬送装置 UD 昇降駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 EE09 FF01 JJ07 JJ11 JJ19 KK03 KK07 MM01 MM02 MM17 MM35 QQ12 3F333 AA04 AB08 AE03 BA14 BE06 BF04 BG10 FD04 FE03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が支持部材により支持されている状
    態から、前記物品をこの物品の左右の突出体を支持して
    移載する物品移載装置であって、 前記物品の左右の突出体と前記物品の左右の側面により
    それぞれ形成される空間に出退して前記物品を移載する
    左右一対のフォーク装置を備えたことを特徴とする物品
    移載装置。
  2. 【請求項2】 前記各フォーク装置を、左右の幅を前記
    突出体の左右の幅以下とした固定フォークと、この固定
    フォークに支持案内される板状のセカンダリーフォーク
    と、このセカンダリーフォークの上部に沿って前記セカ
    ンダリーフォークに支持案内される、左右の幅を前記突
    出体の左右の幅以下としたプライマリーフォークとから
    形成し、 前記左右のプライマリーフォークにより前記物品の左右
    の突出体をそれぞれ掬うことによって前記物品を移載す
    ることを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  3. 【請求項3】 前記各固定フォークに前記セカンダリー
    フォークを案内する溝部を設け、 これら溝部内にそれぞれ前記セカンダリーフォークを出
    退動させる出退動手段を設け、 これら出退動手段を同時に駆動する駆動手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の物品移載装置。
  4. 【請求項4】 固定フォークと、この固定フォークに支
    持案内されるセカンダリーフォークと、このセカンダリ
    ーフォークに支持案内されるプライマリーフォークとか
    ら形成されたフォーク装置を備え、このフォーク装置に
    より物品の移載を行う物品移載装置であって、 前記固定フォークの両端部にそれぞれ光電スイッチを配
    置して前記セカンダリーフォークにこのセカンダリーフ
    ォークが出限位置に案内されたときに前記光電スイッチ
    の光軸が通過する孔部を設けるか、あるいは前記セカン
    ダリーフォークの両端部にそれぞれ光電スイッチを配置
    して前記固定フォークに前記セカンダリーフォークが出
    限位置に案内されたときに前記光電スイッチの光軸が通
    過する孔部を設けるかのいずれか一方の構成とし、 前記一対の光電スイッチの動作状態により、前記フォー
    ク装置の出退の状況を判断する構成としたことを特徴と
    する物品移載装置。
  5. 【請求項5】 前記物品はその左右に突出体を有する物
    品であり、 前記フォーク装置を、前記左右の突出体と前記物品の左
    右の側面によりそれぞれ形成される空間に出退して前記
    物品を移載する構成としたことを特徴とする請求項4に
    記載の物品移載装置。
  6. 【請求項6】 物品を収納する複数の物品収納部と、こ
    の物品収納部と所定の搬入出口との間で前記物品をこの
    物品の左右の突出体を支持して搬送する物品搬送手段
    と、前記物品搬送手段を制御して前記搬入出口において
    物品の出し入れを行う制御手段を備えた物品保管設備で
    あって、 前記物品搬送手段に、前記物品の左右の突出体と前記物
    品の左右の側面によりそれぞれ形成される空間に出退し
    て前記物品を移載する左右一対のフォーク装置を備える
    移載装置を設けたことを特徴とする物品保管設備。
  7. 【請求項7】 左右に連なる前記物品収納部を、複数の
    物品を同時に支持する板状の支持手段で形成したことを
    特徴とする請求項6に記載の物品保管設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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