JP2003245227A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003245227A
JP2003245227A JP2002047427A JP2002047427A JP2003245227A JP 2003245227 A JP2003245227 A JP 2003245227A JP 2002047427 A JP2002047427 A JP 2002047427A JP 2002047427 A JP2002047427 A JP 2002047427A JP 2003245227 A JP2003245227 A JP 2003245227A
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cleaner
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vacuum cleaner
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floor
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JP2002047427A
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Katsuyuki Ota
勝之 太田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除の途中での延長管等の収納への即応性を
図った電気掃除機を提供することを目的とする。 【解決手段】 電動送風機10を内蔵した掃除機本体1
と、前記掃除機本体1の前部に配され床ノズル(図示せ
ず)と連通したホース2の一端を接続する接続部13
と、掃除機本体1の左右側面に回転自在に取着され且つ
掃除機本体1後部より突出したローラー16と、延長管
3に設けられた係止部17と、前記掃除機本体1に設け
られ前記係止部17が前方から引っ掛けられる被係止部
18とを備え、かつ前記掃除機本体1の重心を前記ロー
ラー16の回転軸中心よりも後方に位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用電気掃除機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機として、例えば特開平
6−159329号公報に示されるものがある。以下、
図11を用いて説明する。
【0003】電気掃除機は、前方に塵埃を集塵する集塵
室(図示せず)、後方に電動送風機(図示せず)を内蔵
する電動送風機室(図示せず)を並設し、左右に設けた
ローラー101と掃除機本体底部の中央に設けたキャス
ターローラー102により床を自在に移動可能とした掃
除機本体103と、前記掃除機本体103に設けた吸い
込み口104に一端を接続し、他端にハンドル部を形成
したホース105と、前記ホース105に接続する延長
管106と、前記延長管106の先端に接続する床ノズ
ル107から構成されている。
【0004】前記延長管106にはL字状の取り付け部
108が設けられており、これは前記電気掃除機の収納
方法において、掃除機本体103の後面を床面上に接地
させて置くように倒立させ、ホース105から床ノズル
107までを取り付けた状態のままで、延長管106の
前記取り付け部108を掃除機本体103の底面部に設
けた被取り付け部109に差し込んで組み立てることに
より、コンパクトにまとめたスタンド収納状態(図示せ
ず)をすることができる。
【0005】また、この図に示すように、前記掃除機本
体103の後部上面に上下方向に沿って係止凹部110
を設けており、これにより掃除作業を一時的に停止する
ときに延長管106の前記取り付け部108を掃除機本
体103後部の前記係止凹部110に差し込むことで、
延長管106及びホース105は倒立した状態となって
保持されホース195のハンドル部が人の手の高さの位
置にあるため、再度掃除を始めるときもさっとハンドル
部を持つことができ、掃除の手を止め床上に延長管、ホ
ースを置く場合と比べ、腰をかがめて延長管、ホースを
取る必要がない分その手間を省くことができ使用性は向
上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、掃除機本体103の後部上面の係止凹部
110に取り付ける場合、収納状態は図のように、掃除
機本体103の長手方向が床面に平行になった状態であ
るため、収納状態での床に対する接地面積が大きくコン
パクトな収納とは言えない。
【0007】そこで、掃除機本体103を引き起こして
掃除機本体103の底面部を床面に接地させた倒立状態
にして、延長管106の取り付け部108を掃除機本体
103の底部に設けた被取り付け部109に取り付ける
スタンド収納方式があり、このスタンド収納状態では床
に対する接地面積は少なくなりよりコンパクトにはなる
が、この収納状態にするためには、一旦、掃除機本体1
03を引き起こして倒立させ、次に延長管106の取り
付け部108を掃除機本体に差し込むという2段動作に
なってしまう。また、掃除中に掃除の手を止める時に
は、延長管106の取り付け部109を掃除機本体の後
部に設けた係止凹部110に差し込むことでホース10
5から床ノズル107を床上に置く必要はないため、掃
除を再開するときにサッとホースのハンドル部を手にす
ることができるため、掃除の使用性はいいが、延長管を
保持する係止凹部110が掃除機本体の後方にあるた
め、掃除操作をしている位置に対して遠くなりその分差
し込むのに手間が掛かってしまう。
【0008】本発明は上記課題を解決するものであり、
使用者が掃除の途中で掃除の手を止める時にサッと手間
なくホースから床ノズルまでを掃除機本体に組み付ける
ことができる使用性の向上した電気掃除機を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明は、電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記
掃除機本体の前部に配され床ノズルと連通したホースの
一端を接続する接続部と、掃除機本体の左右側面に回転
自在に取着され且つ掃除機本体後部より突出したローラ
ーと、延長管または床ノズルに設けられた係止部と、前
記掃除機本体に設けられ前記係止部が前方から引っ掛け
られる被係止部とを備え、前記掃除機本体の重心を前記
ローラーの回転軸中心よりも後方に位置させたもので、
掃除機本体の重心と掃除機本体両側面のローラー軸中心
との位置関係により、ホースで引っ張られる時は、掃除
機本体は前方に傾倒して床を移動するが、ホースからの
引っ張り力が加わらずにその場に掃除機本体が停止する
と、掃除機本体の重心が下方に、接続部が上方に位置
し、掃除機本体は上下方向が長手方向となった倒立状態
となる。その時、延長管または床ノズルに設けた係止部
を係合する掃除機本体側の被係止部が上向きになるた
め、掃除をしている途中で掃除の手を止める場合、掃除
機本体が倒立状態となっているため、倒立した掃除機本
体に延長管又は床ノズルの係止部を取り付けてホースか
ら床ノズルまでを保持してコンパクトに収納できるスタ
ンド収納状態をするのに係合動作の1段動作でいいた
め、スタンド収納への即応性が向上する。また、掃除を
再開するときも、通常、腰をかがめて床に降ろした延長
管、ホースを取る必要はなくなるため、使用性が向上す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の
前部に配され床ノズルと連通したホースの一端を接続す
る接続部と、掃除機本体の左右側面に回転自在に取着さ
れ且つ掃除機本体後部より突出したローラーと、延長管
または床ノズルに設けられた係止部と、前記掃除機本体
に設けられ前記係止部が前方から引っ掛けられる被係止
部とを備え、前記掃除機本体の重心を前記ローラーの回
転軸中心よりも後方に位置させたもので、掃除機本体の
重心と掃除機本体両側面のローラー軸中心との位置関係
により、ホースで引っ張られる時は、掃除機本体は前方
に傾倒して床を移動するが、ホースからの引っ張り力が
加わらずにその場に掃除機本体が停止すると、掃除機本
体の重心が下方に、接続部が上方に位置し、掃除機本体
は上下方向が長手方向となった倒立状態となる。その
時、延長管または床ノズルに設けた係止部を係合させる
被係止部が上向きになるため、掃除をしている途中で掃
除の手を止める場合、掃除機本体が倒立状態となってい
るため、倒立した掃除機本体に延長管又は床ノズルの係
止部を取り付けてホースから床ノズルまでを保持してコ
ンパクトに収納できるスタンド収納状態をするのに係合
動作の1段動作でいいため、スタンド収納への即応性が
向上する。また、掃除を再開するときも、通常、腰をか
がめて床に降ろした延長管、ホースを取る必要はなくな
るため、使用性が向上する。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、接続部が
上を向いた状態で、係止部を被係止部に係合する係合動
作に連動して、掃除機本体外郭より床面側に突出すると
共に床面に接地する凸部を設けたもので、スタンド収納
状態で掃除機の全体が、左右のローラーの先端と上記凸
部の3点によって支持されるため安定性が増す。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、被係止部
を掃除機本体底面に出没自在に取り付け、係止部が被係
止部に係合されていないときに、前記被係止部が掃除機
本体内に没っしているようにしたもので、掃除機本体が
掃除の為にホースで引っ張られて床上を移動する際に前
方に傾倒するが、被係止部が掃除機本体内に没している
ので、床面に被係止部が当って傷を付けることが無い。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、電動送風
機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の前部に配
され床ノズルと連通したホースの一端を接続する接続部
と、掃除機本体の左右側面に回転自在に取着されたロー
ラーと、延長管または床ノズルに設けられた係止部と、
前記掃除機本体に設けられ前記係止部が掃除機本体の後
方から引っ掛けられる被係止部とを備え、前記掃除機本
体の重心を前記ローラーの回転軸中心よりも後方に位置
させたもので、延長管または床ノズルに設けた係止部
が、下方より上方に向かって掃除機本体を支えるように
して掃除機本体の被係止部に嵌合し、掃除機本体と延長
管、床ノズルとが互いに寄り添い合ってホースから床ノ
ズルは保持、安定したスタンド収納状態となり、取り外
すときも、延長管、床ノズルを押し出すようにして取り
外すことができ、嵌合させるために延長管等を持ち上げ
るという手間が省ける。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、ローラー
の軸を、接続部と掃除機本体重心とを結んだ直線と略平
行な方向に沿って移動可能に掃除機本体に軸支し、前記
軸を後方に付勢すると共に付勢力が掃除機本体の質量よ
り小なる付勢体を設けたものであり、それにより、掃除
機本体が倒立状態となる時もしくはスタンド収納する時
に、掃除機本体の質量もしくは掃除機本体にホースから
床ノズルまでを取付けた質量の合計により、その重みで
掃除機本体が付勢体の付勢力に抗して床面側にローラー
の長軸受けに平行に移動して床面と接地するため、スタ
ンド収納状態での安定性が増す。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、係止部を
被係止部に係合する動作に連動して掃除機本体の運転が
停止するようにしたものであり、それにより、掃除の途
中で掃除の手を止める時に、いちいちスイッチを切らな
くとも延長管又は床ノズルに設けた係止部を掃除機本体
の被係止部に取付けるだけでスイッチが切れるため、サ
ッと掃除を中断する事ができる。
【0016】本発明の請求項7記載の発明は、係止部と
被係止部の係合に連動して動作するスイッチを設けて、
前記スイッチで掃除機本体の電源をOFFするようにし
たものであり、それにより、掃除の途中で掃除の手を止
めスタンド収納するときに、延長管又は床ノズルに設け
た係止部が掃除機本体の被係止部のスイッチ部に当設し
て電源が切れるため、いちいちホース手元部分の切り替
えスイッチで電源をOFFする必要はない。
【0017】本発明の請求項8記載の発明は、係止部を
被係止部より取り外すと掃除機本体の運転が開始するよ
うにしたものであり、それにより、掃除を一旦中断して
延長管または床ノズルの係止部を掃除機本体に取り付け
電源がOFFした後、再度、掃除を再開する為に係止部
を被係止部から外すと、掃除機の電源がONされるた
め、いちいちスイッチをONさせる必要はなく、直ちに
掃除を再開することができる。
【0018】本発明の請求項9記載の発明は、掃除機本
体の後方上面部、後方下面部、及び後面部の少なくとも
2箇所に排気口を設け、掃除機本体の傾倒動作に連動し
て、床面側に位置した排気口を閉鎖するシャッター部を
設けたものであり、それにより、ホースより引っ張られ
て掃除機本体が傾倒し床面上を移動する際など、掃除機
本体の傾倒動作に応じて床側にくる排気口をシャッター
で確実に閉鎖することで、床上のゴミを排気風により吹
き飛ばすことはない。また、排気口を2もしくは3方向
に設けることでその排気面積を充分に確保することがで
きるために排気の風速が落ちて、排気風による風切り音
を抑えることが出来る。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第一の実施例を
図1〜6を用いて説明する。
【0020】図1において、1は掃除機本体で、この掃
除機本体1にホース2の一端を接続し、他端に延長管
3、吸込み口を有した床ノズル4を接続している。図2
に示すように、掃除機本体1は、上面を開口した下ケー
ス5と、この下ケース5の後部上面を上部ケース6によ
り閉鎖し、下ケース5の前部開口部を開閉自在に上ケー
ス6に軸支された蓋体7によって外郭を形成している。
そして、下ケース5の前部開口部には紙袋8を収納し吸
込んだ塵埃を集塵する集塵室9を構成しており、下ケー
ス5と上ケース6とで囲われた収納室には、吸引を発生
させる電動送風機10と電動送風機10の出力等を制御
する制御回路11を収納しており、制御回路にはマイコ
ン12を搭載している。
【0021】また、下ケース5の前方にはホース接続部
13を形成し、ホース2の接続パイプ14に設けた係合
爪15によりホース接続部13に係止するように構成し
ている。掃除機本体1の両側面には一対に回転自在のロ
ーラー16が軸支されており、ホース接続部13とロー
ラー16中心とを結んだ直線上に掃除機本体1の重心が
位置するように電動送風機10を配置している。また、
ローラー16の外径よりも上ケース6及び下ケース5は
小さくしており、常に床面から離間して掃除機本体1の
後部は支持されている。
【0022】延長管3にはL字状の係止部17を取付け
ており、掃除機本体1の外郭との両方に相互に係合する
ように下ケース5の外郭底面には被係止部18を設けて
いる。この被係止部18は、係止部17を嵌合するため
の嵌合体19があり、この嵌合体19は掃除機本体1の
長手方向に平行に凹部の溝部20とその先に延長管3の
係止部17を嵌合する嵌合部21を設けている。
【0023】また、嵌合体19は下ケース5底面におい
て掃除機本体1の長手方向に平行に設けたガイド溝22
を移動するように構成しており、嵌合体19の先には棒
状のストッパー23を設けている(図3)。また、係止
部17と嵌合体19には嵌合時にお互いを係合させる係
止爪24と被係止凹部25を設けており(図6)、これ
はスタンド収納状態で延長管3を取り外す際に掃除機本
体1が持ち上がらない程度に係止爪24の高さを設定し
ている。また、これは、係止爪24の両側に切り欠き溝
(図示せず)を設け係止爪24にバネ弾性を持たせれば
さらに爪の係り代を大きくすることができる。
【0024】上記構成によって、掃除機本体1の重心と
掃除機本体両側面のローラー16の軸芯との位置関係、
かつローラー16外径が掃除機本体外郭よりも大きいこ
とにより掃除機本体はローラー16の軸芯を中心に振り
子状に傾倒するようになり、ホース2より引っ張られる
と掃除機本体1は約斜め45度方向に傾倒して床を移動
するが、ホースからの引っ張り力が加わらない停止状態
では、振り子の原理で掃除機本体1の重心が下方に位置
するようになり、ホース接続部13は上方に位置し、掃
除機本体は倒立状態となる(図4)。
【0025】掃除をしている途中で掃除の手を止める場
合、延長管3に設けた係止部17を下ケース5底面に設
けた嵌合体19により、その嵌合体19の凹部の溝部2
0がガイドとなってサッとその先の嵌合部21に延長管
3の係止部17を嵌合することができ、掃除機本体1の
外郭面に沿って設けた被係止部18に取付け易いため、
サッとを掃除機本体1に延長管3又は床ノズル4を取り
付けてホース2から床ノズル4までが保持されたスタン
ド収納状態となり、掃除を再開するときも腰をかがめて
床に降ろした延長管3、ホース2を取る手間は省かれ
る。
【0026】また、図5に示すように、延長管3の係止
部17を嵌合する際に、被係止部18はガイド溝22に
沿って下方に移動し、被係止部18の先に設けたストッ
パー23が床面と接地するため、スタンド収納状態では
一対のローラー16とストッパー23とで掃除機本体全
体を支持するため、安定性が増す。
【0027】また、別のストッパー構成として、掃除機
本体1側の被係止部18において、この被係止部18を
バネ(図示せず)を介して下ケース5に取付け、バネの
規制によって常にホース接続部13側に位置するように
構成しても、同様の効果が得られると同時に、延長管3
を取り外すとバネの規制によりストッパー23が元にも
どるために掃除機本体1の外郭より飛び出すことはな
く、掃除機本体が傾いても床に当たる障害はなくなる。
【0028】さらに使用性を向上させる例として、掃除
機本体1の被係止部18にスイッチ部26を設け、延長
管3の係止部17を嵌合させたときに電源がOFFされ
るようにすれば(図6)、ホース2の手元部に設けたス
イッチで電源を切らずとも延長管3を掃除機本体1に取
付けるだけでいいため、直ちに掃除の手を止めることが
出来る。
【0029】また、このスイッチ部26からの信号によ
り延長管3を掃除機本体1より取り外すと電源がONさ
れるようにマイコンで制御させることにより、一時、掃
除の手を止めるときの即応性がさらに増す。
【0030】なお、上記実施例では係止部17を延長管
3に設けたが、前記係止部17を床ノズル4の後部に傾
動自在に取着された接続パイプ4A(図4参照)に設け
ても良い。
【0031】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図7を用いて説明する。なお、上記実施例と同一な構成
部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】図のように、掃除機本体1の下ケース5の
外郭底面に設けた被係止部18は下方より上方に向かっ
て凹形状となる略L字状の溝部27形状としており、ま
た、この被係止部18に係合する延長管3に取付けた略
L字状の係止部17は、床ノズル4側からホース2側に
凸となるように略L字状の係止部17を取付けている。
【0033】掃除機本体1は、その掃除機本体重心がロ
ーラー16の軸心よりも後方かつ下方に位置するように
電動送風機10を配置し、ホース接続部13が斜め上方
約45度方向を向くように掃除機本体重心を配置してい
る。
【0034】上記構成によって、延長管3の係止部17
を掃除機本体1に取付ける際、下方より上方に向かって
掃除機本体1を起すようにして掃除機本体1の溝部27
に係止部17の凸部側を嵌合させるため、図のように掃
除機本体1の重心はローラー16中心と延長管3との間
に位置するようになるため、掃除機本体1は延長管3側
に倒れようとし、掃除機本体1と延長管3とが互いに寄
りかかって支え合いホース2から床ノズル4が保持さ
れ、安定したスタンド収納状態となる。そのため、取り
外すときも、延長管3、床ノズル4を下方向に滑らせて
押し出すようにして取り外すことができ、スタンド収納
時、延長管3等を嵌合させるために持ち上げるという手
間が省ける。
【0035】また、収納状態では、図のように、延長管
3の凸部に掃除機本体1の溝部27が食い込むような形
態になっているため、延長管3の係止部17と掃除機本
体1の被係止部18とが容易に外れる事が無い。
【0036】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図8、9を用いて説明する。なお、上記実施例と同一な
構成部品については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0037】図のように、ローラー16は軸受け体28
に回転自在に軸支されており、この軸受け体28は掃除
機本体1の両側面に設けた長軸受け29に移動可能なよ
うに取付けている。
【0038】また、この軸受け体28は付勢体であるバ
ネ30を介して下ケース5に取付けられており、バネ3
0の規制によって外力が加わらない状態では常に後方に
位置するように規制されている。
【0039】上記構成によって、掃除機本体1の重心と
掃除機本体1両側面のローラー16の軸芯との位置関係
により、ホース2からの引っ張り力が加わらない停止状
態では、振り子の原理で掃除機本体1の重心が下方に位
置するようになるが、その際、掃除機本体1の質量によ
ってバネ30が引っ張られて掃除機本体1がローラー1
6の長軸受け29に平行に床面側に下降し床面に接地す
るようバネ30の圧力を設定すれば掃除機本体1の後面
の広い面掃除機本体は支持されるため掃除機本体1倒立
時の安定性は増す。
【0040】また、これは、延長管3の係止部17を掃
除機本体1の被係止部18に取付ける際に掃除機本体1
全体の質量で下降するようにバネ30の圧力を設定した
場合も同様の効果が得られ、また、この場合、掃除機本
体1のみの質量では下降しきれないため、通常、スタン
ド収納状態にしなければ掃除機本体外郭がローラー16
外径よりも飛び出すことはないため、掃除機本体1の傾
倒動作において床面に当たるなどの支障をきたすことは
ない。
【0041】(実施例4)次に本発明の第3の実施例を
図10を用いて説明する。なお、上記実施例と同一な構
成部品については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0042】図のように、上ケース6の上面、及び下ケ
ース5の後部底面に排気口31を設けており、また上ケ
ース6と下ケース5とで形成される掃除機本体1の後面
部にも排気口31を設けている。また、掃除機本体1両
側面に軸支したローラー16の軸受け部に回動自在にシ
ャッター32を軸支させている。
【0043】上記構成によって、ローラー16の軸受け
部に軸支されたシャッター32はその重みで常に床面側
に位置しており、掃除機本体1の傾倒により、床面側に
きた排気口31を閉鎖するため、床面上の塵埃の吹き飛
ばしは発生しない。また、掃除機本体が倒立状態であっ
ても、約45度方向に傾倒した状態であっても、常に2
ヶ所の排気口31が開口しているため、充分な排気面積
を確保することができ、よって排気風の風速が減少する
ため、排気口31での排気風による風切り音が減少す
る。
【0044】これは、上ケース6の上面、及び下ケース
5の後部底面に排気口31を設けただけでも掃除機本体
1倒立時においては同等の効果は得られるが、床面移動
時、すなわち、掃除機本体傾倒時においては排気口は1
ヶ所しか開口しないため、先の実施例の方が効果的であ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の
前部に配され床ノズルと連通したホースの一端を接続す
る接続部と、掃除機本体の左右側面に回転自在に取着さ
れ且つ掃除機本体後部より突出したローラーと、延長管
または床ノズルに設けられた係止部と、前記掃除機本体
に設けられ前記係止部が前方から引っ掛けられる被係止
部とを備え、かつ前記掃除機本体の重心を前記ローラー
の回転軸中心よりも後方に位置させたもので、掃除機本
体の重心と掃除機本体両側面のローラー軸中心との位置
関係により、掃除機本体の重心は下側に下がろうとする
ため、掃除機本体はローラー軸を中心に振り子状に傾倒
する。すなわち、ホースに引っ張られる時は、掃除機本
体は前方に傾倒して床を移動するが、ホースからの引っ
張り力が加わらずにその場に掃除機本体が停止すると、
掃除機本体の重心が下方に、ホース接続部が上方に位置
し、掃除機本体は上下方向が長手方向となった倒立状態
となる。その時、延長管または床ノズルに設けた係止部
を係合して保持させるための掃除機本体に設けた被係止
部が上向きになるため、掃除をしている途中で掃除の手
を止める場合、掃除機本体が倒立状態となっているた
め、倒立した掃除機本体に延長管又は床ノズルの係止部
を取り付けてホースから床ノズルまでを保持してコンパ
クトに収納できるスタンド収納状態をするのに係合動作
の1段動作でいいため、スタンド収納への即応性が向上
する。また、掃除を再開するときも、通常、腰をかがめ
て床に降ろした延長管、ホースを取る必要はなくなるた
め、使用性が向上する。
【0046】本発明の請求項2記載の発明によれば、接
続部が上を向いた状態で、係止部を被係止部に係合する
係合動作に連動して、掃除機本体外郭より床面側に突出
すると共に床面に接地する凸部を設けたもので、スタン
ド収納状態で掃除機の全体が、左右のローラーと上記凸
部の3点によって支持されるため安定性が増す。
【0047】本発明の請求項3記載の発明によれば、被
係止部を掃除機本体底面に出没自在に取り付け、係止部
が被係止部に係合されていないときに、前記被係止部が
掃除機本体内に没っしているようにしたもので、掃除機
本体が掃除の為にホースで引っ張られて床上を移動する
際に前方に傾倒するが、被係止部が掃除機本体内に没し
ているので、床面に被係止部が当って傷を付けることが
無い。
【0048】本発明の請求項4記載の発明によれば、電
動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の前
部に配され床ノズルと連通したホースの一端を接続する
接続部と、掃除機本体の左右側面に回転自在に取着され
たローラーと、延長管または床ノズルに設けられた係止
部と、前記掃除機本体に設けられ前記係止部が掃除機本
体の後方から引っ掛けられる被係止部とを備え、前記掃
除機本体の重心を前記ローラーの回転軸中心よりも後方
に位置させたもので、延長管または床ノズルに設けた係
止部が、下方より上方に向かって掃除機本体を支えるよ
うにして掃除機本体の被係止部に嵌合し、掃除機本体と
延長管、床ノズルとが互いに寄り添い合ってホースから
床ノズルは保持、安定したスタンド収納状態となり、取
り外すときも、延長管、床ノズルを押し出すようにして
取り外すことができ、嵌合させるために延長管等を持ち
上げるという手間が省ける。
【0049】本発明の請求項5記載の発明によれば、ロ
ーラーの軸を、接続部と掃除機本体重心とを結んだ直線
と略平行な方向に沿って移動可能に掃除機本体に軸支
し、前記軸を後方に付勢すると共に付勢力が掃除機本体
の質量より小なる付勢体を設けたものであり、それによ
り、掃除機本体が倒立状態となる時もしくはスタンド収
納する時に、掃除機本体の重量もしくは掃除機本体にホ
ースから床ノズルまでを取付けた重量の合計により、そ
の重みで掃除機本体が床面側にローラーの長軸受けに平
行に移動して床面と接地するため、スタンド収納状態で
の安定性が増す。
【0050】本発明の請求項6記載の発明によれば、係
止部を被係止部に係合する動作に連動して掃除機本体の
運転が停止するようにしたものであり、それにより、掃
除の途中で掃除の手を止める時に、いちいちスイッチを
切らなくとも延長管又は床ノズルに設けた係止部を掃除
機本体の被係止部に取付けるだけでスイッチが切れるた
め、サッと掃除を中断する事ができる。
【0051】本発明の請求項7記載の発明によれば、係
止部と被係止部の係合に連動して動作するスイッチを設
けて、前記スイッチで掃除機本体の電源をOFFするよ
うにしたものであり、それにより、掃除の途中で掃除の
手を止めスタンド収納するときに、延長管又は床ノズル
に設けた係止部が掃除機本体の被係止部のスイッチ部に
当設して電源が切れるため、いちいちホース手元部分の
切り替えスイッチで電源OFFする必要はない。
【0052】本発明の請求項8記載の発明によれば、係
止部を被係止部より取り外すと掃除機本体の運転が開始
するようにしたものであり、それにより、掃除を一旦中
断して延長管または床ノズルの係止部を掃除機本体に取
り付け電源がOFFした状態から、再度、掃除を再開す
る為に係止部を被係止部から外すと、掃除機の電源がO
Nされるため、いちいちスイッチをONさせる必要はな
く、直ちに掃除を再開することができる。
【0053】本発明の請求項9記載の発明によれば、掃
除機本体の後方上面部、後方下面部、及び後面部の少な
くとも2箇所に排気口を設け、掃除機本体の傾倒動作に
連動して、床面側に位置した排気口を閉鎖するシャッタ
ー部を設けたものであり、それにより、ホースより引っ
張られて掃除機本体が傾倒し床面上を移動する際など、
掃除機本体の傾倒動作に応じて床側にくる排気口をシャ
ッターで確実に閉鎖することで、床上のゴミを排気風に
より吹き飛ばすことはない。また、排気口を2もしくは
3方向に設けることでその排気面積を充分に確保するこ
とができるために排気の風速が落ちて、排気風による風
切り音を抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の全体
【図2】同電気掃除機の断面図
【図3】同電気掃除機の底面図
【図4】同電気掃除機本体の床面接地時の状態図
【図5】同電気掃除機のスタンド収納状態を示す図
【図6】同電気掃除機に設けられた係止部および被係止
部の取り付け状態図
【図7】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機のスタ
ンド収納状態図
【図8】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の一部
切欠き断面図
【図9】同電気掃除機の軸受部分の部分断面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機本体
の一部切欠き断面図
【図11】従来の電気掃除機を示すスタンド収納状態図
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 ホース 3 延長管 4 床ノズル 5 下ケース 6 上ケース 7 蓋体 8 紙袋 9 集塵室 10 電動送風機 11 制御回路 12 マイコン 13 ホース接続部 14 接続パイプ 15 係合爪 16 ローラー 17 係止部 18 被係止部 19 嵌合体 20 溝部 21 嵌合部 22 ガイド溝 23 ストッパー 24 係止爪 25 被係止凹部 26 スイッチ部 27 溝部 28 軸受け体 29 長軸受け 30 バネ 31 排気口 32 シャッター

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前
    記掃除機本体の前部に配され床ノズルと連通したホース
    の一端を接続する接続部と、掃除機本体の左右側面に回
    転自在に取着され且つ掃除機本体後部より突出したロー
    ラーと、延長管または床ノズルに設けられた係止部と、
    前記掃除機本体に設けられ前記係止部が前方から引っ掛
    けられる被係止部とを備え、前記掃除機本体の重心を前
    記ローラーの回転軸中心よりも後方に位置させた電気掃
    除機。
  2. 【請求項2】 接続部が上を向いた状態で、係止部を被
    係止部に係合する係合動作に連動して、掃除機本体外郭
    より床面側に突出すると共に床面に接地する凸部を設け
    た請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 被係止部を掃除機本体底面に出没自在に
    取り付け、係止部が被係止部に係合されていないとき
    に、前記被係止部が掃除機本体内に没っしている請求項
    1または2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前
    記掃除機本体の前部に配され床ノズルと連通したホース
    の一端を接続する接続部と、掃除機本体の左右側面に回
    転自在に取着されたローラーと、延長管または床ノズル
    に設けられた係止部と、前記掃除機本体に設けられ前記
    係止部が掃除機本体の後方から引っ掛けられる被係止部
    とを備え、前記掃除機本体の重心を前記ローラーの回転
    軸中心よりも後方に位置させた電気掃除機。
  5. 【請求項5】 ローラーの軸を、接続部と掃除機本体重
    心とを結んだ直線と略平行な方向に沿って移動可能に掃
    除機本体に軸支し、前記軸を後方に付勢すると共に付勢
    力が掃除機本体の質量より小なる付勢体を設けた請求項
    1〜4のいずれか1項記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 係止部を被係止部に係合する動作に連動
    して掃除機本体の運転が停止するようにした請求項1〜
    5のいずれか1項記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 係止部と被係止部の係合に連動して動作
    するスイッチを設けて、前記スイッチで掃除機本体の電
    源をOFFするようにした請求項6記載の電気掃除機。
  8. 【請求項8】 係止部を被係止部より取り外すと掃除機
    本体の運転が開始するようにした請求項6又は7記載の
    電気掃除機。
  9. 【請求項9】 掃除機本体の後方上面部、後方下面部、
    及び後面部の少なくとも2箇所に排気口を設け、掃除機
    本体の傾倒動作に連動して、床面側に位置した排気口を
    閉鎖するシャッター部を設けた請求項1〜8のいずれか
    1項記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009233054A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Toshiba Corp 電気掃除機

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