JP2003244929A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
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Abstract
を半導体製造装置に適用する場合に、イナーシャが小さ
くて高速動作に適し、制御性が良く、小型化が可能なリ
ニアモータを提供する。 【解決手段】永久磁石を設けた可動子1と、移動磁界を
発生させるコイル10を設けた固定子2とより構成され
るリニアモータであって、固定子2はその長手方向に向
かって単位当たりの長さに分割された複数のモジュール
2a,2b、…2x,2y、2zを連結したもので構成
され、モータの位置制御を行うためのサーボドライブ装
置を介して上位コントローラから当該該各々のモジュー
ルに指令を送ることにより、可動子1を連続して走行位
置決めさせるようにした。また、分割されたモジュール
2a,2b、…2x,2y、2zは、サーボドライブ制
御装置9を一体化したものである。
Description
置あるいは工作機械などのFA用搬送装置に用いられる
長尺のリニアモータに関する。
作機械などのFA用搬送装置に用いられる長尺のリニア
モータは、図4のようになっている。図4は従来のリニ
アモータの側面図である。図4において、21は可動
子、22は固定子、23はセンサー、24はリニアスケ
ールのスケール部、25はケーブルホースである。リニ
アモータは通常、可動子21に図示しないコイルを有し
た電機子を配置し、固定子22に図示しない永久磁石を
配置している。また、当該コイル(不図示)のリード線
は給電用のケーブルホース25等に内挿した電線と結線
すると共に図示しないサーボドライブ装置と接続してい
た。このような構成において、リニアモータはセンサー
23によって、スケール部24から可動子21の現在位
置を示すセンサー信号を読み取り、位置指令と現在位置
の信号によってサーボドライブ装置(不図示)で電流指
令を演算し、サーボドライブ装置から制御された電流
を、ケーブルホース25を介して可動子21に送り、可
動子21を動作させるようになっている。
リニアモータの長ストローク化の用途に応じて固定子2
2の長さを異常に長くすると、可動子21に取り付けた
ケーブルホース25の長さも長くなる。そのため、リニ
アモータの可動子21はケーブルホースを引きずって動
くため、可動子21に作用するイナーシャが大きく、高
速動作には適さない、制御性能に悪影響を与えるという
問題があった。また、可動子21にコイルを有したもの
では、イナーシャの問題を解決するためにケーブルホー
ス25に替えてレールや摺動子などを用いた給電方式を
考慮せねばならない。しかしながら、これらの給電方式
はシステム全体が大きくなると共に、塵埃が発生すると
いう問題があり半導体製造装置には不向きであった。本
発明は、上記問題を解決するためになされたものであ
り、可動子のストロークが異常に長いリニアモ−タを半
導体製造装置に適用する場合に、イナーシャが小さくて
高速動作に適し、制御性が良く、小型化が可能なリニア
モータを提供することを目的とする。
に、請求項1記載の本発明は、リニアスケールのスケー
ル部と永久磁石を設けた可動子と、前記スケール部を読
みとるセンサーと前記永久磁石に対して移動磁界を発生
させるコイルを設けた固定子とより構成されるリニアモ
ータであって、前記固定子はその長手方向に向かって単
位当たりの長さに分割された複数のモジュールを連結し
たもので構成され、モータの位置制御を行うためのサー
ボドライブ装置を介して上位コントローラから当該該各
々のモジュールに指令を送ることにより、前記可動子を
連続して走行位置決めさせるようにしたものである。
アモータにおいて、前記固定子を構成する分割されたモ
ジュールは、前記サーボドライブ制御装置を一体化した
ものである。
記載のリニアモータにおいて、前記モジュ―ルは、前記
センサーがカウントしたカウンターデータに予め前記サ
ーボドライブ装置に備えられたメモリーに書かれたバイ
アス値をこれに重畳して得られる現在値データとして、
上位のコントローラに送信する機能を有するものであ
る。
記載のリニアモータにおいて、前記固定子に、前記セン
サーを具備しない、且つ、前記可動子が常に通過するだ
けのモジュールを少なくとも1つ設け、単なるセンサー
レスベクトル制御を行うようにしたものである。
記載のリニアモータにおいて、前記スケール部に、原点
信号となるC相の位置にID信号を付して差異を持た
せ、この情報を読みとることで可動子の識別を行うよう
にしたものである。
記載のリニアモータにおいて、前記モジュールは、前記
センサーを当該モジュールに取り付けた時に測定して得
られるセンサーの位置、電気角のずれを記憶させる手段
を有するものである。
いて説明する。図1は本発明の実施例を示すリニアモー
タの側面図、図2は。リニアモータのサーボドライブ装
置に設けられた位置検出読み取り用インターフェイス回
路の構成図である。
2a,2b、…2x,2y、2zはモジュール、3はセ
ンサー、4はスケール部、9はサーボドライブ装置、1
0はコイルである。
わち、リニアスケールのスケール部4と図示しない永久
磁石を設けた可動子1と、スケール部4を読みとるセン
サー3と永久磁石(不図示)に対して移動磁界を発生さ
せるコイル10を設けた固定子2とより構成されるリニ
アモータであって、固定子2はその長手方向に向かって
単位当たりの長さに分割された複数のモジュール2a,
2b、…2x,2y、2zを連結したもので構成され、
モータの位置制御を行うためのサーボドライブ装置9を
介して上位コントローラから当該該各々のモジュールに
指令を送ることにより、可動子1を連続して走行位置決
めさせるようにした点である。
ュール2a,2b、…2x,2y、2zは、サーボドラ
イブ制御装置9を一体化したものである。
y、2zは、センサー3がカウントしたカウンターデー
タに予めサーボドライブ装置9に備えられたメモリーに
書かれたバイアス値を重畳して得られる現在値データを
上位のコントローラに送信する機能を有するものであ
る。
相4aの位置にID信号4bを付して差異を持たせ、こ
の情報を読みとることで可動子1の識別を行うようにし
たものである。
おいて、固定子2の各モジュール2a,2b、…2x,
2y、2zは各々サーボドライブ装置9、若しくはイン
バータで構成されネットワーク対応の物となり、上位コ
ントローラでの指令で動く。
…2x,2y、2zに取り付けられたセンサー3の位置
に、可動子1に取り付けられたスケール部4が移動する
と、光学式のもので有れば光量が低下することで可動子
1の位置を検知することができ、図2に示すようにこの
情報と最初のC相4aの原点信号でカウンター6のデー
タをラッチ回路7によりラッチし、このデータをカウン
ター6のデータから減ずることでC相4aからの正確な
位置を求めることが可能になる。なお、このラッチ回路
7はスケール部4がセンサー3の位置から外れ、再度C
相4aが来るまで変化しない。
したA,B相の信号は微分回路5によりカウンター6を
駆動できる信号となる。そして、このカウンター6の読
み出しデータは固定子2における可動子1の位置で有る
ので、各モジュールは上記のセンサー3がカウントした
カウンターデータに、予め計測して求められ、図示しな
いメモリーに書き込まれたバイアス値をこれに重畳しこ
れを上位コントローラ(不図示)に送信することで、連
続したデータとして扱うことができる。
位置にID信号4bを設けておくと、図2ではC相のセ
ンサーが読み込んだ信号をA相をクロックとしてシフト
レジスター8に取り込みMSBが1になるとクロックを
停止させデータを読むことができる、ここで、このデー
タはスケール部4から外れるとクリアされる。この様な
構成を持ったサーボの各々はネットワークで上位のコン
トローラ(不図示)に接続され、ここの指令で同期を取
り制御される、
た可動子1と、コイル10を設けた固定子2とより構成
されるリニアモータにおいて、固定子2を長手方向に向
かって単位当たりの長さに分割された複数のモジュール
2a,2b、…2x,2y、2zを組み合わせて連結し
たものとして構成したので、可動子1のストロークが異
常に長いリニアモ−タを半導体製造装置に適用する場合
に、あたかも1つの長尺のリニアモータ固定子の様にし
て組み上げることができる。そして、従来のように可動
子がケーブルホースを引きずって動くことはなくなるこ
とから、可動子1に作用するイナーシャが小さくてす
み、高速動作には有利なリニアモータを提供することが
できる。また、本リニアモータはレールや摺動子などを
用いた給電方式を考慮する必要もないので、システム全
体が大型化することはんく、塵埃発生の心配もないこと
から、信頼性の高いリニアモータを提供することができ
る。
ュール2a,2b、…2x,2y、2zにモータの位置
制御を行うサーボドライブ装置9を一体化したので、リ
ニアモータシステム全体の省スペース化並びに小型化を
図ることができる。
y、2zは、センサー3がカウントしたカウンターデー
タに予めサーボドライブ装置9に備えられたメモリーに
書かれたバイアス値を重畳して得られる現在値データを
上位のコントローに送信する機能を有したので、リアル
タイムに連続したデータを得ることができ、リアルタイ
ム性が保証されるリニアモータの位置制御装置としても
有効である。
4aの位置にID信号4bを付して差異を持たせ、この
情報を読みとることで可動子の識別を行うようにしたの
で、可動子1の制御を容易に行うことができる。
本発明の第2の実施例を示すリニアモータの側面図であ
る。なお、コイルおよびサーボドライブ装置の図示は省
略している。第2の実施例が第1の実施例と異なる点
は、固定子2を構成する各モジュールにセンサー3を設
ける構成に替えて、固定子2において、単に可動子1が
通過する部分、いわゆるセンサーを持たないモジュール
2wを設ける構成にした点である。このようにすると、
センサーレスベクトル制御によるインバータ構成のモジ
ュールとしてシステムのコストを下げることができる。
よって、サーボドライブで構成されるモジュールは位置
情報と可動子のIDを読みとることができる。
ジュールを組み合わせて長尺のものを製作する必要性が
あることから、組み付け時の精度が問題となり、これら
の問題は運動制度、制御動作に影響を与えることにな
る。そこで、センサーを当該モジュールに取り付けた時
に、モジュールにおけるセンサーの位置、電気角のずれ
を事前に測定し、これらの側定値を記憶する手段をサー
ボドライブ装置9に設けるようにしても良い。このよう
にすると、相互のモジュールの取り付け誤差とかは事前
の計測でモジュール内部に記憶されるため、分割された
固定子を組み合わせて容易に長尺のリニアモータを構成
することができ、リニアモータの運動精度を向上させ、
滑らかな制御を行うことができる。
下の効果がある。 (1)本発明に係る永久磁石を設けた可動子と、コイル
を設けた固定子とより構成されるリニアモータにおい
て、固定子を長手方向に向かって単位当たりの長さに分
割された複数のモジュールを組み合わせて連結したもの
として構成したため、可動子のストロークが異常に長い
リニアモ−タを半導体製造装置に適用する場合に、あた
かも1つの長尺のリニアモータ固定子の様にして組み上
げることができる。そして、従来のように可動子がケー
ブルホースを引きずって動くことはなくなることから、
可動子に作用するイナーシャが小さくてすみ、高速動作
には有利なリニアモータを提供することができる。ま
た、本リニアモータはレールや摺動子などを用いた給電
方式を考慮する必要もないので、システム全体が大型化
することはんく、塵埃発生の心配もないことから、信頼
性の高いリニアモータを提供することができる。
モジュールにモータの位置制御を行うためのサーボドラ
イブ装置を一体化したため、リニアモータシステム全体
の、省スペース化並びに小型化を図ることができる。
ウントしたカウンターデータに予めサーボドライブ装置
に備えられたメモリーに書かれたバイアス値を重畳して
得られる現在値データを上位のコントローラに送信する
機能を有するため、リアルタイムに連続したデータを得
ることができ、リアルタイム性が保証されるリニアモー
タの位置制御装置としても有効である。
C相の位置にID信号を付して差異を持たせ、この情報
を読みとることで可動子の識別を行うようにしたため、
可動子の制御を容易に行うことができる。
ンサー3を設ける構成に替えて、固定子において、単に
可動子が通過する部分、いわゆるセンサーを持たないモ
ジュールを設ける構成にしたため、センサーレスベクト
ル制御によるインバータ構成のモジュールとしてシステ
ムのコストを下げることができる。
面図である。
た位置検出読み取り用インターフェイス回路の構成図で
ある。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 リニアスケールのスケール部と永久磁石
を設けた可動子と、前記スケール部を読みとるセンサー
と前記永久磁石に対して移動磁界を発生させるコイルを
設けた固定子とより構成されるリニアモータであって、 前記固定子はその長手方向に向かって単位当たりの長さ
に分割された複数のモジュールを連結したもので構成さ
れ、モータの位置制御を行うためのサーボドライブ装置
を介して上位コントローラから当該該各々のモジュール
に指令を送ることにより、前記可動子を連続して走行位
置決めさせるようにしたことを特徴とするリニアモー
タ。 - 【請求項2】 前記固定子を構成する分割されたモジュ
ールは、前記サーボドライブ制御装置を一体化したもの
であることを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。 - 【請求項3】 前記モジュ―ルは、前記センサーがカウ
ントしたカウンターデータに予め前記サーボドライブ装
置に備えられたメモリーに書かれたバイアス値を重畳し
て得られる現在値データを、上位のコントローラに送信
する機能を有することを特徴とする請求項1または2に
記載のリニアモータ。 - 【請求項4】 前記固定子に、前記センサーを具備しな
い、且つ、前記可動子が常に通過するだけのモジュール
を少なくとも1つ設け、単なるセンサーレスベクトル制
御を行うようにしたことを特徴とする請求項1または2
に記載のリニアモータ。 - 【請求項5】 前記スケール部に、原点信号となるC相
の位置にID信号を付して差異を持たせ、この情報を読
みとることで可動子の識別を行うことを特徴とする請求
項1または2に記載のリニアモータ。 - 【請求項6】 前記モジュールは、前記センサーを当該
モジュールに取り付けた時に測定して得られるセンサー
の位置、電気角のずれを記憶させる手段を有することを
特徴とする請求項1または2に記載のリニアモータ。
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JP2002040107A JP2003244929A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | リニアモータ |
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