JP2003244716A - 偏向ヨークおよびそれを用いたカラー陰極線管 - Google Patents

偏向ヨークおよびそれを用いたカラー陰極線管

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JP2003244716A
JP2003244716A JP2002037124A JP2002037124A JP2003244716A JP 2003244716 A JP2003244716 A JP 2003244716A JP 2002037124 A JP2002037124 A JP 2002037124A JP 2002037124 A JP2002037124 A JP 2002037124A JP 2003244716 A JP2003244716 A JP 2003244716A
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series
series circuit
deflection
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Kazuhide Endo
和栄 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】VCRの上下非対称なミスコンバーゼンスを、
他の特性を変化させることなく、良好に補正できる偏向
ヨーク等を提供する。 【解決手段】 偏向ヨークのコンバーゼンス補正部6
は、非対称補正回路7を有している。この非対称補正回
路7は、ダイオードD1および可変抵抗器R1の直列回
路7aと、ダイオードD2および可変抵抗器R2の直列
回路7bとを有してなる。ここで、ダイオードD1,D
2は互いに逆向きに接続されている。これらの直列回路
7a,7bは、補正コイルL1,L2の直列回路に並列
に接続されている。画面の上側または下側に偏向する際
に補正コイルL1,L2に流れる電流を制御することに
より、補正コイルL1,L2による電子ビームの偏向量
を調整することができる。垂直偏向コイルのバランス等
の複雑の調整をすることなく、VCRの上下非対称なミ
スコンバーゼンスを補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏向ヨークおよ
びそれを用いたカラー陰極線管に関する。詳しくは、中
心軸を挟んで対向する位置に配置された一対のコアにそ
れぞれ巻装された第1および第2のコイルの直列回路に
垂直偏向電流を流してコンバーゼンス補正を行うコンバ
ーゼンス補正部を備えるものであって、第1および第2
のコイルの直列回路を一の方向および他の方向に流れる
電流の大きさが異なるようにするための非対称補正手段
を有する構成とすることによって、例えばVCRの上下
非対称なミスコンバーゼンスを、他の特性を変化させる
ことなく、良好に補正できるようにした偏向ヨーク等に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管においては、電子銃から
出射される3本の電子ビームの進行方向を上下左右に偏
向することにより、画面上にカラー画像を組み立ててい
る。電子ビームの偏向には、水平偏向コイルと垂直偏向
コイルを有する偏向ヨークが用いられる。
【0003】偏向ヨークは、陰極線管のネック部からフ
ァンネル部に至る、コーン部と呼ばれる部分に装着され
る。この偏向ヨークにおいては、電子銃から出射される
3本の電子ビームの軌道上に、水平偏向コイルに水平偏
向電流を、垂直偏向コイルに垂直偏向電流をそれぞれ流
すことにより偏向磁界を形成し、この偏向磁界によって
電子ビームを上下左右に偏向している。
【0004】ところで、カラー陰極線管の場合は、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する3本の電
子ビームを色選別電極(アパーチャグリル、シャドウマ
スク等)の一点に集中(コンバーゼンス)させること
で、画面上に所望のカラー画像を再現している。ただ
し、3本の電子ビームが色選別電極の一点に集中しな
い、いわゆるミスコンバーゼンスが発生すると、これが
画面上での色ズレや色ムラとなって表示画像を劣化させ
てしまう。
【0005】カラー陰極線管におけるミスコンバーゼン
スの形態には種々のものがある。その一例として、例え
ば、図12に示すように、赤(R)のラスターと青
(B)のラスターに対して、緑(G)のラスターが画面
の内側にずれたVCR(VerticalCenter Raster)のミ
スコンバーゼンスがある。従来、このミスコンバーゼン
スをコマ収差補正コイルを用いて補正することが知られ
ている。
【0006】図13はコマ収差補正コイルを備える偏向
ヨーク1の構造を示すもので、図中(a)はこれを陰極
線管のネック側から見た図、(b)はこれを側方から見
た図である。図に示す偏向ヨーク1においては、そのヨ
ーク本体部を構成するコイル巻線用のヨークコア2の近
傍に、垂直軸Y上でお互いに対向する一対のC型コア4
a,4bが配設されている。これらのC型コア4a,4
bは、偏向ヨーク1の後端部に配置されている。また、
ヨークコア2部分には図示せぬ垂直偏向コイルと水平コ
イルが巻装されている。さらに一対のC型コア4a,4
bにもコマ収差補正用補正コイルL1,L2が巻装され
ている。
【0007】図14は従来の偏向ヨーク1のコイル接続
状態を示す図である。図14においては、一対の垂直偏
向コイルLv,Lvに対して、コンバーゼンス補正部6
が直列に接続されている。コンバーゼンス補正部6は、
互いに直列に接続された一対の補正コイルL1,L2と
によって構成されている。
【0008】上述構成の偏向ヨーク1を装着した陰極線
管においては、図示せぬ水平偏向コイルに水平偏向電流
(ノコギリ波電流)が流れる一方、垂直偏向コイルL
v,Lvに垂直偏向電流(ノコギリ波電流)が流れる
(図15参照)。図15は、垂直偏向電流の波形を示し
ている。このとき、垂直偏向コイルLv,Lvに対し
て、コンバーゼンス補正部6が直列に接続されているこ
とから、このコンバーゼンス補正部6には、垂直偏向コ
イルLv,Lvを通して垂直偏向電流が供給されること
になる。
【0009】ここで、例えば垂直偏向コイルLv,Lv
による偏向磁界によって電子ビームを下側、上側に偏向
させる場合は、図16(a),(b)に示すように、陰
極線管のネック部3内を進行するインライン配列の3本
の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コイルL1,
L2によるピンクッション形のコマ収差補正磁界(以
下、Cコマ補正磁界と称す)が形成される。
【0010】これにより、図12に示すように赤(R)
のラスターとB(青)のラスターに対して、緑(G)の
ラスター(図中破線で表示)が画面内側にずれていた場
合は、そのGのラスターのずれを上記Cコマ補正磁界に
よって補正することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
陰極線管の組立による垂直偏向磁界の上下非対称や、カ
ラー陰極線管の電子ビームのY方向離軸およびその他の
原因で、VCRのミスコンバーゼンスは、上下非対称と
なることがある。
【0012】これを解消するために垂直偏向コイルのバ
ランスを変えることが考えられる。しかし、垂直偏向コ
イルのバランスを変えてVCRのミスコンバーゼンスの
上下非対称の改善を行うと、他の特性が変化し、トータ
ルでの性能が悪化するという問題がある。
【0013】また、VCRのミスコンバーゼンスの上下
非対称に対して偏向コイル本体やカラー陰極線管の調整
管理で対応する場合は、対応が難しく、コストが高くな
り過ぎるという問題がある。
【0014】そこで、この発明では、例えばVCRの上
下非対称なミスコンバーゼンスを、他の特性を変化させ
ることなく、良好に補正できるようにした偏向ヨーク等
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る偏向ヨー
クは、後端部に中心軸を挟んで対向する位置に配置され
た一対のコアと、該一対のコアにそれぞれ巻装された第
1のコイルおよび第2のコイルとを有し、第1のコイル
および第2のコイルは直列に接続され、該直列に接続さ
れた第1のコイルおよび第2のコイルに垂直偏向電流を
流してコンバーゼンス補正を行うコンバーゼンス補正部
を備える偏向ヨークであって、コンバーゼンス補正部
は、第1のコイルおよび第2のコイルの直列回路を一の
方向および他の方向に流れる電流の大きさが異なるよう
にするための非対称補正手段を有するものである。
【0016】また、この発明に係る偏向ヨークは、後端
部に中心軸を挟んで一の方向に対向する位置に配置され
た一対のC型コアと、該一対のC型コアにそれぞれ巻装
された第1のコイルおよび第2のコイルと、後端部に中
心軸を挟んで一の方向と直交する他の方向に対向する位
置に配置された一対のI型コアと、該一対のI型コアに
それぞれ巻装された第3のコイルおよび第4のコイルと
を有し、第1のコイルおよび第2のコイルは直列に接続
され、第3のコイルおよび第4のコイルは直列に接続さ
れ、直列に接続された第1のコイルおよび第2のコイル
と直列に接続された第3のコイルおよび第4のコイルと
は直列に接続され、該直列に接続された第1のコイル、
第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイルに垂直
偏向電流を流してコンバーゼンス補正を行うコンバーゼ
ンス補正部を備える偏向ヨークであって、コンバーゼン
ス補正部は、第1のコイルおよび第2のコイルの直列回
路を一の方向および他の方向に流れる電流の大きさが異
なるようにするための第1の非対称補正手段と、第3の
コイルおよび第4のコイルの直列回路を一の方向および
他の方向に流れる電流の大きさが異なるようにするため
の第2の非対称補正手段とを有するものである。
【0017】また、この発明に係るカラー陰極線管は、
後端部に中心軸を挟んで対向する位置に配置された一対
のコアと、該一対のコアにそれぞれ巻装された第1のコ
イルおよび第2のコイルとを有し、第1のコイルおよび
第2のコイルは直列に接続され、該直列に接続された第
1のコイルおよび第2のコイルに垂直偏向電流を流して
コンバーゼンス補正を行うコンバーゼンス補正部を備え
る偏向ヨークを用いたカラー陰極線管であって、コンバ
ーゼンス補正部は、第1のコイルおよび第2のコイルの
直列回路を一の方向および他の方向に流れる電流の大き
さが異なるようにするための非対称補正手段を有するも
のである。
【0018】また、この発明に係るカラー陰極線管は、
後端部に中心軸を挟んで一の方向に対向する位置に配置
された一対のC型コアと、該一対のC型コアにそれぞれ
巻装された第1のコイルおよび第2のコイルと、後端部
に中心軸を挟んで一の方向と直交する他の方向に対向す
る位置に配置された一対のI型コアと、該一対のI型コ
アにそれぞれ巻装された第3のコイルおよび第4のコイ
ルとを有し、第1のコイルおよび第2のコイルは直列に
接続され、第3のコイルおよび第4のコイルは直列に接
続され、直列に接続された第1のコイルおよび第2のコ
イルと直列に接続された第3のコイルおよび第4のコイ
ルとは直列に接続され、該直列に接続された第1のコイ
ル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイルに
垂直偏向電流を流してコンバーゼンス補正を行うコンバ
ーゼンス補正部を備える偏向ヨークを用いたカラー陰極
線管であって、コンバーゼンス補正部は、第1のコイル
および第2のコイルの直列回路を一の方向および他の方
向に流れる電流の大きさが異なるようにするための第1
の非対称補正手段と、第3のコイルおよび第4のコイル
の直列回路を一の方向および他の方向に流れる電流の大
きさが異なるようにするための第2の非対称補正手段と
を有するものである。
【0019】この発明においては、偏向ヨークには、そ
の後端部に中心軸を挟んで対向する位置に一対のコアが
配置される。例えば、一対のコアがC型コアである場合
には、上下方向に対向して配置される。また例えば一対
のコアがI型コアである場合には、左右方向に対応して
配置される。この一対のコアにはそれぞれ第1のコイル
および第2のコイルが巻装される。そして、この第1の
コイルおよび第2のコイルは直列に接続され、その直列
回路に垂直偏向電流が流され、例えばVCRのミスコン
バーゼンスの補正が行われる。
【0020】非対称補正手段により、第1のコイルおよ
び第2のコイルの直列回路を一の方向および他の方向に
流れる電流の大きさが異なるようにされる。この場合、
例えば画面の上側の補正量と画面の下側の補正量とが異
なるものとなる。そのため、例えばVCRのミスコンバ
ーゼンスが上下非対称であっても良好に補正できる。
【0021】垂直偏向コイルのバランスを変えてVCR
のミスコンバーゼンスの非対称の改善を行うもののよう
に、他の特性を変化させることはない。また、偏向コイ
ル本体やカラー陰極線管の調整管理で対応するもののよ
うに、対応が難しく、コストが高くなり過ぎるというこ
ともない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係
るカラー陰極線管100の全体像を示す概略斜視図であ
る。図1において、陰極線管100の本体部(ガラスバ
ルブ)は、パネル部11、ファンネル部12およびネッ
ク部13により構成されている。パネル部11の内面に
は、赤,青,緑の各色蛍光体をパターン配列した蛍光面
(図示せず)が形成されている。一方、ネック部13に
は、電子ビームの出射源となる電子銃14が内装されて
いる。また、ネック部13からファンネル部12に至る
コーン部には偏向ヨーク10が装着されている。このカ
ラー陰極線管100は、パネル内面の蛍光面に画像を再
現(表示)するのに必要な各種の付属部品とともに図示
せぬ筐体に組み込まれ、これによってテレビジョン受像
機やコンピュータ用ディスプレイ等の陰極線管受像機が
構成される。
【0023】図2は本発明が適用される偏向ヨーク10
の構造を示すもので、図中(a)はこれを陰極線管のネ
ック側から見た図、(b)はこれを側方から見た図であ
る。図示した偏向ヨーク10においては、そのヨーク本
体部を構成するコイル巻線用のヨークコア15の近傍
に、偏向ヨーク10の中心軸に直交する垂直軸Y上で対
向する一対のC型コア16A,16Bが配設されてい
る。これらのC型コア16A,16Bは、偏向ヨーク1
0の後端部に配置されている。また、ヨークコア15部
分には図示せぬ垂直偏向コイルと水平偏向コイルが巻装
されている。さらに、一対のC型コア16A,16Bに
はコマ収差補正用の補正コイルL1,L2が巻装されて
いる。これにより、補正コイルL1,L2が、偏向ヨー
ク10の中心軸を間に挟んで対向する位置に設けられた
構成となっている。
【0024】図3は、偏向ヨーク10のコイル接続状態
を示す図である。図において、互いに直列に接続された
一対の垂直偏向コイルLv,Lvに対して、コンバーゼ
ンス補正部6を構成する一対の補正コイルL1,L2の
直列回路が直列に接続されている。
【0025】また、コンバーゼンス補正部6は、非対称
補正回路7を有している。この非対称補正回路7は、ダ
イオードD1および可変抵抗器R1の直列回路7aと、
ダイオードD2および可変抵抗器R2の直列回路7bと
を有してなる。ここで、ダイオードD1,D2は互いに
逆向きに接続されている。これらの直列回路7a,7b
は、それぞれ補正コイルL1,L2の直列回路に並列に
接続されている。
【0026】上述した構成の偏向ヨークを装着した陰極
線管においては、図示しない水平偏向コイルに水平偏向
電流(ノコギリ波電流)が流れる一方、垂直偏向コイル
Lv,Lvに垂直偏向電流(ノコギリ波電流)が流れ
る。このとき、垂直偏向コイルLv,Lvに補正コイル
L1,L2が直列に接続されていることから、この補正
コイルL1,L2にも垂直偏向電流が流れる。
【0027】ここで、垂直偏向コイルLv,Lvに負方
向の電流を流し、この垂直偏向コイルLv,Lvによる
偏向磁界によって電子ビームを画面下部に偏向させる場
合を考える。この場合、図4(a)に示すように、陰極
線管100のネック部13内を進行するインライン配列
の3本の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コイル
L1,L2によるピンクッション形のコマ収差補正磁界
(以下、「Cコマ補正磁界」という)が形成される。こ
のCコマ補正磁界により、赤(R)のラスターと青
(B)のラスターに比べて、緑(G)のラスターが画面
の下側に大きく偏向される。
【0028】またこの場合、ダイオードD2が導通し、
このダイオードD2および抵抗器R2の直列回路にも垂
直偏向電流が流れ、その分だけ補正コイルL1,L2を
流れる電流の大きさは小さくなる。ダイオードD2およ
び抵抗器R2の直列回路に流れる電流は抵抗器R2によ
って調整できる。補正コイルL1,L2を流れる電流の
大きさを調整することで、Cコマ補正磁界による、R,
G,Bのラスターの画面下側への偏向量を調整できる。
【0029】次に、垂直偏向コイルLv,Lvに正方向
の電流を流し、この垂直偏向コイルLv,Lvによる偏
向磁界によって電子ビームを画面上部に偏向させる場合
を考える。この場合、図4(b)に示すように、陰極線
管100のネック部13内を進行するインライン配列の
3本の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コイルL
1,L2によるCコマ補正磁界が形成される。このCコ
マ補正磁界により、赤(R)のラスターと青(B)のラ
スターに比べて、緑(G)のラスターが画面の上側に大
きく偏向される。
【0030】またこの場合、ダイオードD1が導通し、
このダイオードD1および抵抗器R1の直列回路にも垂
直偏向電流が流れ、その分だけ補正コイルL1,L2を
流れる電流の大きさは小さくなる。ダイオードD1およ
び抵抗器R1の直列回路に流れる電流は抵抗器R1によ
って調整できる。補正コイルL1,L2を流れる電流の
大きさを調整することで、Cコマ補正磁界による、R,
G,Bのラスターの画面上側への偏向量を調整できる。
【0031】このように本実施の形態においては、電子
ビームを画面下部に偏向させる場合と、電子ビームを画
面上部に偏向させる場合とで、Cコマ補正磁界による、
R,G,Bのラスターの偏向量を独立して調整できる。
したがって、VCRの上下非対称なミスコンバーゼンス
を補正することができる。
【0032】例えば、図5(a)に示すようなVCRの
上下非対称なミスコンバーゼンスがあった場合を考え
る。この場合には、抵抗器R2の値を小さくして、補正
コイルL1,L2に流れる負方向の電流の大きさを小さ
くし、Cコマ補正磁界によるR,G,Bのラスターの画
面下側への偏向量を小さくすると共に、抵抗器R1の値
を大きくして、補正コイルL1,L2に流れる正方向の
電流の大きさを大きくし、Cコマ補正磁界によるR,
G,Bのラスターの画面上側への偏向量を大きくすれば
よい。これにより、図5(b)に示すように、上下非対
称ミスコンバーゼンスが補正された状態となる。
【0033】なお、上述実施の形態においては、非対称
補正回路7が二つの直列回路7a,7bを有するものを
示したが、非対称補正回路7がいずれか一方のみを有す
る構成としてもよい。図6は、直列回路7bのみを有す
るものである。この場合、抵抗器R2の値を調整して、
補正コイルL1,L2を流れる負方向の電流の大きさを
調整することで、Cコマ補正磁界による、R,G,Bの
ラスターの画面下側への偏向量を調整することができ
る。一方、図示せずも直列回路7aのみを有するもので
は、補正コイルL1,L2を流れる正方向の電流の大き
さを調整でき、コマ補正磁界によるR,G,Bのラスタ
ーの画面上側への偏向量を調整できる。
【0034】これにより、Cコマ補正磁界によるR,
G,Bのラスターの画面上側と画面下側への偏向量を異
なるようにでき、VCRの上下非対称なミスコンバーゼ
ンスを補正できる。また、上述実施の形態における非対
称補正回路7の構成を、図7に示すような構成としても
よい。
【0035】ここで、ダイオードD1のアノードおよび
ダイオードD2のカソードは接続される。また、ダイオ
ードD1のカソードは可変抵抗器R3の一方の固定端子
に接続され、ダイオードD2のアノードは可変抵抗器R
3の他方の固定端子に接続される。そして、ダイオード
D1,D2の互いの接続点および可変抵抗器R3の可動
端子は、それぞれ補正コイルL1,L2の直列回路の一
端および他端に接続される。
【0036】ここで、垂直偏向コイルLv,Lvに負方
向の電流を流し、この垂直偏向コイルLv,Lvによる
偏向磁界によって電子ビームを画面下部に偏向させる場
合を考える。この場合、ダイオードD2が導通し、この
ダイオードD2および抵抗r2(可変抵抗器R3のダイ
オードD2側の抵抗)の直列回路にも垂直偏向電流が流
れ、その分だけ補正コイルL1,L2を流れる電流の大
きさは小さくなる。可変抵抗器R3におけるr2の大き
さを調整することで、補正コイルL1,L2を流れる電
流の大きさを調整でき、Cコマ補正磁界によるR,G,
Bのラスターの画面下側への偏向量を調整できる。
【0037】次に、垂直偏向コイルLv,Lvに正方向
の電流を流し、この垂直偏向コイルLv,Lvによる偏
向磁界によって電子ビームを画面上部に偏向させる場合
を考える。この場合、ダイオードD1が導通し、このダ
イオードD1および抵抗r1(可変抵抗器R3のダイオ
ードD1側の抵抗)の直列回路にも垂直偏向電流が流
れ、その分だけ補正コイルL1,L2を流れる電流の大
きさは小さくなる。可変抵抗器R3におけるr1の大き
さを調整することで、補正コイルL1,L2を流れる電
流の大きさを調整でき、Cコマ補正磁界によるR,G,
Bのラスターの画面上側への偏向量を調整できる。
【0038】この場合、r1>r2とすることで、Cコマ
補正磁界によるR,G,Bのラスターの画面上側への偏
向量を下側への偏向量より大きくできる。逆に、r1<
r2とすることで、Cコマ補正磁界によるR,G,Bの
ラスターの画面下側への偏向量を上側への偏向量より大
きくできる。したがって、VCRの上下非対称なミスコ
ンバーゼンスを補正することができる。またこの場合、
可変抵抗器R3の調整によってr1,r2の値を同時に変
更でき、Cコマ補正磁界によるR,G,Bのラスターの
画面下側と画面上側への偏向量を同時に調整できる。
【0039】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図8は、本発明が適用される偏向ヨーク2
0の構造を示すもので、図中(a)はこれを陰極線管の
ネック側から見た図、(b)はこれを側方から見た図で
ある。図示した偏向ヨーク20においては、そのヨーク
本体部を構成するコイル巻線用のヨークコア17の近傍
に、偏向ヨーク20の中心軸に直交する垂直軸Y上で対
向する一対のC型コア16A,16Bと、偏向ヨーク2
0の中心軸に直交する水平軸X上で対向する一対のI型
コア18A,18Bとが配設されている。これらのC型
コア16A,16BとI型コア18A,18Bは、偏向
ヨーク20の後端部に配置されている。また、ヨークコ
ア17部分には図示せぬ垂直偏向コイルと水平偏向コイ
ルが巻装されている。さらに、一対のC型コア16A,
16Bにはコマ収差補正用の補正コイルL1,L2が巻
装され、一対のI型コア18A,18Bにもコマ収差補
正用の補正コイルL3,L4が巻装されている。これに
より、一対の補正コイルL1,L2及び一対の補正コイ
ルL3,L4が、それぞれ偏向ヨーク20の中心軸を間
に挟んで対向する位置に設けられた構成となっている。
【0040】図9は、偏向ヨーク20のコイル接続状態
を示す図である。図において、互いに直列に接続された
一対の垂直偏向コイルLv,Lvに対して、コンバーゼ
ンス補正部6Aを構成する一対の補正コイルL1,L2
の直列回路と、コンバーゼンス補正部6Bを構成する一
対の補正コイルL3,L4の直列回路が、直列に接続さ
れている。
【0041】また、コンバーゼンス補正部6Aは、非対
称補正回路7Aを有している。この非対称補正回路7A
は、ダイオードD2および可変抵抗器R2の直列回路か
らなっており、この直列回路は補正コイルL1,L2の
直列回路に並列に接続されている。また、コンバーゼン
ス補正部6Bは、非対称補正回路7Bを有している。こ
の非対称補正回路7Bは、ダイオードD1および可変抵
抗器R1の直列回路からなっており、この直列回路は補
正コイルL3,L4の直列回路に並列に接続されてい
る。ここで、ダイオードD1,D2は、互いに逆向きに
接続されている。
【0042】上述した構成の偏向ヨークを装着した陰極
線管においては、図示しない水平偏向コイルに水平偏向
電流(ノコギリ波電流)が流れる一方、垂直偏向コイル
Lv,Lvに垂直偏向電流(ノコギリ波電流)が流れ
る。このとき、垂直偏向コイルLv,Lvに補正コイル
L1,L2,L3,L4が直列に接続されていることか
ら、この補正コイルL1,L2,L3,L4にも垂直偏
向電流が流れる。
【0043】ここで、垂直偏向コイルLv,Lvに負方
向の電流を流し、この垂直偏向コイルLv,Lvによる
偏向磁界によって電子ビームを画面下部に偏向させる場
合を考える。この場合、図4(a)に示すように、陰極
線管のネック部13a内を進行するインライン配列の3
本の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コイルL
1,L2によるピンクッション形のコマ収差補正磁界
(以下、「Cコマ補正磁界」という)が形成される。こ
のCコマ補正磁界により、赤(R)のラスターと青
(B)のラスターに比べて、緑(G)のラスターが画面
の下側に大きく偏向される。
【0044】またこの場合、ダイオードD2が導通し、
このダイオードD2および抵抗器R2の直列回路にも垂
直偏向電流が流れ、その分だけ補正コイルL1,L2を
流れる電流の大きさは小さくなる。ダイオードD2およ
び抵抗器R2の直列回路に流れる電流は抵抗器R2によ
って調整できる。補正コイルL1,L2を流れる電流の
大きさを調整することで、Cコマ補正磁界による、R,
G,Bのラスターの画面下側への偏向量を調整できる。
【0045】また、この場合、図10(a)に示すよう
に、陰極線管のネック部13a内を進行するインライン
配列の3本の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コ
イルL3,L4によるバレル形のコマ収差補正磁界(以
下、「Iコマ補正磁界」という)が形成される。このI
コマ補正磁界により、緑(G)のラスターに比べて、赤
(R)のラスターと青(B)のラスターが画面の下側に
大きく偏向される。
【0046】次に、垂直偏向コイルLv,Lvに正方向
の電流を流し、この垂直偏向コイルLv,Lvによる偏
向磁界によって電子ビームを画面上部に偏向させる場合
を考える。この場合、図4(b)に示すように、陰極線
管のネック部13a内を進行するインライン配列の3本
の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コイルL1,
L2によるCコマ補正磁界が形成される。このCコマ補
正磁界により、赤(R)のラスターと青(B)のラスタ
ーに比べて、緑(G)のラスターが画面の上側に大きく
偏向される。
【0047】またこの場合、図10(b)に示すよう
に、陰極線管のネック部13a内を進行するインライン
配列の3本の電子ビームB,G,Rの軌道上に、補正コ
イルL3,L4によるIコマ補正磁界が形成される。こ
のIコマ補正磁界により、緑(G)のラスターに比べ
て、赤(R)のラスターと青(B)のラスターが画面の
上側に大きく偏向される。
【0048】またこの場合、ダイオードD1が導通し、
このダイオードD1および抵抗器R1の直列回路にも垂
直偏向電流が流れ、その分だけ補正コイルL3,L4を
流れる電流の大きさは小さくなる。ダイオードD1およ
び抵抗器R1の直列回路に流れる電流は抵抗器R1によ
って調整できる。補正コイルL3,L4を流れる電流の
大きさを調整することで、Iコマ補正磁界による、R,
G,Bのラスターの画面上側への偏向量を調整できる。
【0049】このように本実施の形態においては、電子
ビームを画面下部に偏向させる場合におけるCコマ補正
磁界によるR,G,Bのラスターの画面下側への偏向量
を調整できると共に、電子ビームを画面上部に偏向させ
る場合におけるIコマ補正磁界によるR,G,Bのラス
ターの画面上側への偏向量を調整できる。したがって、
VCRの上下非対称なミスコンバーゼンスを補正するこ
とができる。
【0050】例えば、図11(a)に示すようなVCR
の上下非対称なミスコンバーゼンスがあった場合を考え
る。この場合には、抵抗器R2の値を小さくして、補正
コイルL1,L2に流れる負方向の電流の大きさを小さ
くし、Cコマ補正磁界によるR,G,Bのラスターの画
面下側への偏向量を小さくする。これにより、Cコマ補
正磁界によっては、図11(b)に示すような補正状態
となる。
【0051】また、抵抗器R1の値を小さくして、補正
コイルL3,L4に流れる正方向の電流の大きさを小さ
くし、Iコマ補正磁界によるR,G,Bのラスターの画
面上側への偏向量を小さくする。これにより、Cコマ補
正磁界およびIコマ補正磁界の共働によって、図11
(c)に示すように、上下非対称なミスコンバーゼンス
が補正された状態となる。
【0052】なお、上述した実施の形態において、C型
コマコイルのみによる上下非対称なミスコンバーゼンス
を補正する場合について説明したが、I型補正コイルの
みによる上下非対称なミスコンバーゼンスを補正するよ
うにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、中心軸を挟んで対向
する位置に配置された一対のコアにそれぞれ巻装された
第1および第2のコイルの直列回路に垂直偏向電流を流
してコンバーゼンス補正を行うコンバーゼンス補正部を
備えるものであって、第1および第2のコイルの直列回
路を一の方向および他の方向に流れる電流の大きさが異
なるようにするための非対称補正手段を有する構成とす
るものであり、例えばVCRの上下非対称なミスコンバ
ーゼンスを、他の特性を変化させることなく、良好に補
正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のカラー陰極線管の構成を示す図で
ある。
【図2】第1の実施の形態の偏向ヨークの構成を示す図
である。
【図3】偏向ヨーク10のコイル接続状態を示す図であ
る。
【図4】Cコマ収差補正磁界の状態を示す図である。
【図5】非対称補正についての説明図である。
【図6】非対称補正回路の他の例を示す図である。
【図7】非対称補正回路の他の例を示す図である。
【図8】第2の実施の形態の偏向ヨークの構成を示す図
である。
【図9】偏向ヨーク20のコイル接続状態を示す図であ
る。
【図10】Iコマ収差補正磁界の状態を示す図である。
【図11】非対称補正についての説明図である。
【図12】ミスコンバーゼンスを示す図である。
【図13】従来の偏向ヨークの構成を示す図である。
【図14】従来の偏向ヨークのコイル接続状態を示す図
である。
【図15】垂直偏向電流の波形を示す図である。
【図16】Cコマ収差補正磁界の状態を示す図である。
【符号の説明】
6,6A,6B・・・コンバーゼンス補正部、7,7
a,7b,7A,7B・・・非対称補正回路、10,2
0・・・偏向ヨーク、11・・・パネル部、12・・・
ファンネル部、13,13a・・・ネック部、14・・
・電子銃、15,17・・・ヨークコア、16A,16
B・・・C型コア、18A,18B・・・I型コア、L
1,L2,L3,L4・・・補正コイル、Lv・・・垂
直偏向コイル、D1,D2・・・ダイオード、R1,R
2,R3・・・可変抵抗、r1,r2・・・抵抗、10
0・・・カラー陰極線管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端部に中心軸を挟んで対向する位置に
    配置された一対のコアと、該一対のコアにそれぞれ巻装
    された第1のコイルおよび第2のコイルとを有し、上記
    第1のコイルおよび上記第2のコイルは直列に接続さ
    れ、該直列に接続された第1のコイルおよび第2のコイ
    ルに垂直偏向電流を流してコンバーゼンス補正を行うコ
    ンバーゼンス補正部を備える偏向ヨークであって、 上記コンバーゼンス補正部は、 上記第1のコイルおよび上記第2のコイルの直列回路を
    一の方向および他の方向に流れる電流の大きさが異なる
    ようにするための非対称補正手段を有することを特徴と
    する偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 上記非対称補正手段は、 ダイオードおよび抵抗器が直列に接続された直列回路
    が、上記第1のコイルおよび上記第2のコイルの直列回
    路に並列接続されてなることを特徴とする請求項1に記
    載の偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 上記非対称補正手段は、 それぞれダイオードおよび抵抗器が直列に接続された第
    1の直列回路と第2の直列回路とが、上記第1のコイル
    および上記第2のコイルの直列回路に並列接続され、 上記第1の直列回路と上記第2の直列回路のダイオード
    は互いに逆向きに接続されてなることを特徴とする請求
    項1に記載の偏向ヨーク。
  4. 【請求項4】 上記非対称補正手段は、 第1のダイオードのアノードと第2ダイオードのカソー
    ドとが接続され、上記第1のダイオードのカソードおよ
    び上記第2のダイオードのアノードがそれぞれ可変抵抗
    器の一方および他方の固定端子に接続され、上記第1の
    ダイオードおよび上記第2のダイオードの接続点と上記
    可変抵抗器の可動端子とが、それぞれ上記第1のコイル
    および上記第2のコイルの直列回路の一端および他端に
    接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の偏向
    ヨーク。
  5. 【請求項5】 後端部に中心軸を挟んで一の方向に対向
    する位置に配置された一対のC型コアと、該一対のC型
    コアにそれぞれ巻装された第1のコイルおよび第2のコ
    イルと、上記後端部に中心軸を挟んで上記一の方向と直
    交する他の方向に対向する位置に配置された一対のI型
    コアと、該一対のI型コアにそれぞれ巻装された第3の
    コイルおよび第4のコイルとを有し、 上記第1のコイルおよび上記第2のコイルは直列に接続
    され、上記第3のコイルおよび上記第4のコイルは直列
    に接続され、上記直列に接続された第1のコイルおよび
    第2のコイルと上記直列に接続された第3のコイルおよ
    び第4のコイルとは直列に接続され、該直列に接続され
    た第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第
    4のコイルに垂直偏向電流を流してコンバーゼンス補正
    を行うコンバーゼンス補正部を備える偏向ヨークであっ
    て、 上記コンバーゼンス補正部は、 上記第1のコイルおよび上記第2のコイルの直列回路を
    一の方向および他の方向に流れる電流の大きさが異なる
    ようにするための第1の非対称補正手段と、 上記第3のコイルおよび上記第4のコイルの直列回路を
    上記一の方向および上記他の方向に流れる電流の大きさ
    が異なるようにするための第2の非対称補正手段とを有
    することを特徴とする偏向ヨーク。
  6. 【請求項6】 上記第1の非対称補正手段は、ダイオー
    ドおよび抵抗器が直列に接続された第1の直列回路が上
    記第1のコイルおよび上記第2のコイルの直列回路に並
    列接続されてなり、 上記第2の非対称補正手段は、ダイオードおよび抵抗器
    が直列に接続された第2の直列回路が上記第3のコイル
    および上記第4のコイルの直列回路に並列接続されてな
    り、 上記第1の直列回路と上記第2の直列回路のダイオード
    は互いに逆向きに接続されてなることを特徴とする請求
    項5に記載の偏向ヨーク。
  7. 【請求項7】 後端部に中心軸を挟んで対向する位置に
    配置された一対のコアと、該一対のコアにそれぞれ巻装
    された第1のコイルおよび第2のコイルとを有し、上記
    第1のコイルおよび上記第2のコイルは直列に接続さ
    れ、該直列に接続された第1のコイルおよび第2のコイ
    ルに垂直偏向電流を流してコンバーゼンス補正を行うコ
    ンバーゼンス補正部を備える偏向ヨークを用いたカラー
    陰極線管であって、 上記コンバーゼンス補正部は、上記第1のコイルおよび
    上記第2のコイルの直列回路を一の方向および他の方向
    に流れる電流の大きさが異なるようにするための非対称
    補正手段を有することを特徴とするカラー陰極線管。
  8. 【請求項8】 後端部に中心軸を挟んで一の方向に対向
    する位置に配置された一対のC型コアと、該一対のC型
    コアにそれぞれ巻装された第1のコイルおよび第2のコ
    イルと、上記後端部に中心軸を挟んで上記一の方向と直
    交する他の方向に対向する位置に配置された一対のI型
    コアと、該一対のI型コアにそれぞれ巻装された第3の
    コイルおよび第4のコイルとを有し、 上記第1のコイルおよび上記第2のコイルは直列に接続
    され、上記第3のコイルおよび上記第4のコイルは直列
    に接続され、上記直列に接続された第1のコイルおよび
    第2のコイルと上記直列に接続された第3のコイルおよ
    び第4のコイルとは直列に接続され、該直列に接続され
    た第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第
    4のコイルに垂直偏向電流を流してコンバーゼンス補正
    を行うコンバーゼンス補正部を備える偏向ヨークを用い
    たカラー陰極線管であって、 上記コンバーゼンス補正部は、 上記第1のコイルおよび上記第2のコイルの直列回路を
    一の方向および他の方向に流れる電流の大きさが異なる
    ようにするための第1の非対称補正手段と、 上記第3のコイルおよび上記第4のコイルの直列回路を
    上記一の方向および上記他の方向に流れる電流の大きさ
    が異なるようにするための第2の非対称補正手段とを有
    することを特徴とするカラー陰極線管。
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