JP2003244349A - 画像入出力装置及びその制御方法 - Google Patents

画像入出力装置及びその制御方法

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JP2003244349A
JP2003244349A JP2002040450A JP2002040450A JP2003244349A JP 2003244349 A JP2003244349 A JP 2003244349A JP 2002040450 A JP2002040450 A JP 2002040450A JP 2002040450 A JP2002040450 A JP 2002040450A JP 2003244349 A JP2003244349 A JP 2003244349A
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signal
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billing
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Koji Arai
康治 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セルフサービスによりスキャン機能とプリント
機能を提供可能な課金管理システムを提供する。 【解決手段】リーダコントローラ106は、コピー動作
時に課金管理装置110に対して出力する給紙信号及び
排紙信号をスキャン単独機能の提供時にも用いて、スキ
ャン開始時に給紙信号を、スキャン終了時に排紙信号を
課金管理装置110に出力する。課金管理装置110
は、給紙信号を受信すると事前に受信している課金情報
に基づいて1ページ分の対価を計算して合計額を算出す
る。その後一定時間内に排紙信号を受信できなければ、
そのページの加算額を減算しておく。また、その後プリ
ントサービスを提供する際には、スキャンを行った利用
者であることを識別することで、料金の割引を行うこと
もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像スキャ
ン機能とプリント機能とを非同期に使用可能な複写機等
の画像入出力装置及びその制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】近年、プリント機能も併せ持った複合複写
機において、スキャナ部で取り込んだ画像をネットワー
ク等を通じてパーソナルコンピュータに取り込んで処理
するネットワークスキャン機能が普及してきている。
【0003】また、複写機に課金管理装置(コインベン
ダ)を接続し、コインベンダによってコピーの対価を支
払わせ、利用者自身にコピー機を操作させて対価に応じ
た質・量のコピーを行わせる、セルフサービスのコピー
サービスが一般的に行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキャ
ン機能とプリント機能とをそれぞれ単独でセルフサービ
スで提供する試みはされていなかった。すなわち、セル
フサービス式のコピー機を利用して、原稿画像をデジタ
ル画像データに変換することや、利用者の有するデジタ
ル画像データを印刷させるというサービスは従来提供さ
れていなかった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、原稿画像のスキャンによるデジタル画像データ入力
や、デジタル画像データを画像として印刷出力するサー
ビスを提供するための画像入出力装置及びその制御方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成を備える。
【0007】原稿画像を読み取る読取り手段と、前記読
取り手段により1ページの原稿を読み取る際に、当該原
稿の読取りについて課金処理する課金手段と、原稿読取
り後に、前記課金手段により課金された金額を明示する
明示手段とを備える。
【0008】更に好ましくは、前記課金手段は、前記読
取り手段により1ページの原稿の読取りを開始する前に
当該原稿についての単価に基づいて課金処理し、原稿の
読み取り開始後所定時間内に読み取りが終了しない場合
には、当該原稿についての課金を取り消す。
【0009】更に好ましくは、前記原稿の読取りについ
て課金処理された場合、識別符号を発行するとともに一
定期間保存する発行手段と、画像データを印刷出力する
印刷手段と、操作者により入力可能な入力手段とを更に
備え、前記課金手段は、前記印刷手段による印刷出力に
対して課金処理するとともに、前記入力手段により識別
符号が入力された場合に、当該識別符号と同じ識別符号
が保存されているか判定し、保存されている場合には前
記印刷出力に対して課金された金額を割り引いて課金処
理する。
【0010】また他の側面によれば本発明は次のような
構成を有する。
【0011】1ページ分の給紙信号及び排紙信号に応じ
て課金処理を行う課金処理装置と接続される画像入出力
装置であって、印刷出力を行う際の給紙時及び原稿読み
取りを行う際の読取り開始時に前記給紙信号を出力する
給紙信号出力手段と、印刷出力を行った際の排紙時及び
原稿読み取りを行った際の読取り完了時に前記排紙信号
を出力する排紙信号出力手段とを備える。
【0012】また他の側面によれば本発明は次のような
構成を有する。
【0013】画像入出力装置から給紙信号を受信して課
金計算するとともに、前記給紙信号受信後、所定時間内
に前記画像入出力装置から排紙信号を受信しなかった場
合には、前記課金手段により計算された金額から、前記
給紙信号に対応する課金を取り消す課金手段と、前記画
像入出力装置において画像読取りが行われた場合には、
識別符号を管理装置に対して発行する発行手段とを備え
る。
【0014】また他の側面によれば本発明は次のような
構成を有する。
【0015】入力される割引率に応じた割引処理を行う
課金装置と接続される画像入出力装置の管理装置であっ
て、前記課金装置より識別符号を受信して所定期間保存
する保存手段と、前記画像入出力装置により印刷を行う
際に識別符号を入力させ、入力された識別符号と前記保
存手段により保存された識別符号とが一致した場合に
は、前記課金装置に対して一定の割引率を送信する手段
とを備える。
【0016】更に好ましくは、前記発行手段により発行
した識別符号を所定期間保存する保存手段を更に備え、
前記課金手段は、前記画像入出力装置により印刷を行う
際に識別符号を入力させ、入力された識別符号と前記保
存手段により保存された識別符号とが一致した場合に
は、前記課金手段により計算された金額について一定の
割引処理を施す。
【0017】
【発明の実施の形態】[全体の構成]図1は本発明を実
施した印字装置の概観図である。
【0018】同図において、101はリーダ枠体であ
り、102は原稿台、103は光源、104は光電変換
手段、105はアナログデジタル変換手段である。10
6はリーダコントローラである。110は課金管理装置
である。2001はプリンタ本体であり、2002はプ
リンタの紙搬送制御や画像形成制御を行うエンジンコン
トローラであり、2003は画像形成部である。210
3はプリンタコントローラであり、プリンタ本体200
1に内蔵されている。また、2104は1対1もしくは
ネットワークを介してプリンタコントローラ2103に
接続されているホストコンピュータである。2004は
オプションで追加出来る給紙カセットデッキであり、2
005はオプションで追加出来るソータであり、200
6はオプションカセットデッキとオプションソータを制
御するオプションコントローラである。
【0019】リーダコントローラ106はアナログデジ
タル変換手段から出力されたデジタル画像処理手段や原
稿の読み取りを行うための不図示のモータ制御手段、及
び、エンジンコントローラ2002やプリンタコントロ
ーラ2103との通信制御を行う機能を有する。本発明
においてはリーダコントローラ106をリーダー枠体1
01内に配置し、エンジンコントローラ2002やプリ
ンタコントローラ2103との通信制御を行うための機
外ケーブルを有する構成になっている。
【0020】課金管理装置110はリーダコントローラ
106及び(もしくはまたは)ホスト2104と信号の
やり取りを行い、課金の管理を行うものである。
【0021】[プリンタコントローラとプリンタの構
成]本発明では、プリンタコントローラ2103とプリ
ンタの間にリーダコントローラ106を接続し、プリン
タコントローラ2103及びプリンタとの間で処理を行
う。ここで、まずその前提となるプリンタコントローラ
2103とプリンタの構成について説明する。
【0022】まず、全体の概要について図17を用いて
説明する。2101はビデオI/Fであり、後述する2
102のプリンタと2103のプリンタコントローラ2
103間の通信を行うものである。このI/Fの各信号
についての詳細は後述する。2102はプリンタであ
り、2101のI/Fを介して受け取る電気画像信号を
目に見える形に形成し、記録紙に転写し、定着した後出
力する。これらの画像形成シーケンスを実現するため
に、各種の負荷を制御する。その他に、プリンタの状態
を検知し、プリンタコントローラ2103に対して通知
する働きも行っている。2103はプリンタコントロー
ラ2103であり、2104に示すホストコンピュー
タ、あるいは2105で示すネットワークを介して送ら
れてくるデータを受け取る。これは、ビットマップデー
タや、PDL(Page Discription Language)記述のデ
ータなど様々な形式で送られてくる。このデータをメモ
リに展開して、ラスタ形式のデータとして、2102の
プリンタへとデータを転送する。このようにして、ホス
トコンピュータで作成されたデータをプリンタ出力する
ことができるのである。
【0023】なお、画像読取装置を含むシステムでは、
図21に示すようにホストコンピュータあるいはネット
ワークに画像読取装置(画像スキャナ)が接続される構
成や、図22のようにリーダ部(画像スキャナ)250
1が、コントローラ部2602と接続されると共に、セ
レクタ部2603を介してプリンタエンジン部2102
と接続される構成がある。
【0024】次に、プリンタコントローラ2103とプ
リンタを接続している2101のビデオI/Fについて
詳細を説明する。図2の2103はプリンタコントロー
ラ2103を示す。2002は、図17の2102で示
したプリンタの内部にあるエンジンの制御を行うエンジ
ンコントローラである。プリンタコントローラ2103
とエンジンコントローラ2002の間には図に示すよう
な信号のやり取りが行われている。
【0025】図3にビデオI/Fの信号一覧を示すが、
ここでは特に図2に示した代表的な信号についてのみ説
明を行う。
【0026】まず、203の/PPRDYはプリンタに
電源が供給されたあと、初期設定等の処理が終了した
後、プリンタコントローラ2103との通信が可能とな
った事を示す信号である。
【0027】204の/CPRDYは、プリンタコント
ローラ2103に電源が供給され、初期設定等の処理が
終了した後、エンジンコントローラ2002との通信が
可能となったを示す信号である。
【0028】205の/RDY信号は、エンジンコント
ローラ2002がプリンタコントローラ2103からプ
リント開始指示(後述の/PRNT信号)により、プリ
ント動作可能になったことを示す信号である。この信号
が真になる条件は、定着器内の温度が所定温度に達して
いるか、記録紙がプリンタ内に残留していないか、ポリ
ゴンミラーが所定の速度で回転しているか等のプリンタ
の各部分が正常に動作している場合のみである。
【0029】206の/PRNT信号は、プリンタコン
トローラ2103がエンジンコントローラ2002に対
して、印字動作の開始、あるいは継続を指示する信号で
ある。
【0030】207の/TOP信号は、エンジンコント
ローラ2002からプリンタコントローラ2103に対
して渡される、画像の垂直走査の基準となる同期信号で
ある。この信号は、206の信号がプリンタコントロー
ラ2103から出力された後、一定時間後に出力され
る。
【0031】208の/LSYNC信号は、プリンタコ
ントローラ2103が水平走査の基準とする同期信号で
あり、/TOP信号と同様、206の信号がプリンタコ
ントローラ2103から出力された後、一定時間後にプ
リンタコントローラ2103に対して出力される。
【0032】209の/VCLK信号は、後述するに/
VDOEN及び/VDO信号の為の同期クロックであ
り、プリンタコントローラ2103から画像信号に対応
する周波数のクロックを発生する。
【0033】210の/VDOEN信号は、プリンタコ
ントローラ2103が出力する画像信号のエンジンコン
トローラ2002への取り込みを制御する信号である。
エンジンコントローラ2002は、/VCLK信号に同
期してこの信号がTRUE/FALSEであるかを検出
し、TRUEの場合は画像信号を取り込み、FALSE
の場合は取り込みを行わない。
【0034】211の/VDO信号は画像データであ
る。プリンタコントローラ2103は、垂直方向に対し
ては/TOP信号、水平方向に対しては/LSYNC信
号を基準として、/VCLK信号に同期して出力する。
【0035】212の/CCLK信号は、プリンタコン
トローラ2103がシリアルコマンドをエンジンコント
ローラ2002に送信する時、及びエンジンコントロー
ラ2002がシリアルステータスをプリンタコントロー
ラ2103に対して返答する時の同期クロックであり、
プリンタコントローラ2103から出力される。
【0036】213の/CBSY信号は、プリンタコン
トローラ2103が、後述する/CMD信号を用いてシ
リアルコマンドを送信している事をエンジンコントロー
ラ2002に示す信号である。
【0037】214の/CMD信号は、プリンタコント
ローラ2103がエンジンコントローラ2002へシリ
アル情報を送信する場合に使用する信号であり、シリア
ル情報をコマンドと呼ぶことにする。
【0038】215の/SBSY信号は、エンジンコン
トローラ2002が/STS信号を用いてシリアルステ
ータスを返信している事をプリンタコントローラ210
3に示す信号である。
【0039】216の/STS信号は、エンジンコント
ローラ2002がプリンタコントローラ2103に対し
てシリアル情報を返答する時に使用する信号であり、シ
リアル情報をステータスと呼ぶことにする。
【0040】217の/CCRT信号は、プリンタ内部
のステータスが変化した時にプリンタコントローラ21
03に対して報告するための信号である。プリンタコン
トローラ2103がこの報告信号を受けると、/CMD
信号を使ってエンジン側の状態の何が変化したかを問い
合わせるコマンドを発行し、それに対してエンジンコン
トローラ2002は、/STS信号でその状態を知らせ
る。
【0041】次に、エンジンコントローラ2002が制
御するプリンタについて図4を用いて説明する。図4は
プリンタを前面から見た図である。
【0042】401は、スキャナーであり、プリンタコ
ントローラ2103から送られてきた画像信号/VDO
を受け取り、レーザー光に変換したのち、402で示す
感光体に照射し、感光体上に画像を形成する。感光体は
反時計回りに回転しながら、403の色現像器や404
の黒現像器に到達する。403、404の現像器は感光
体上に帯電された電荷に応じてトナーを感光体上にのせ
る(現像させる)働きをする。画像が白黒の時は、40
4の現像器のみが動作し、カラーの時は、403と40
4の両方の現像器が使用される。次に、感光体に生成さ
れた画像は、405の時計回りに回転している中間転写
体に転写される。この中間転写体は、白黒の場合は1回
転、カラーの場合は4回転して画像生成を中間転写体上
に完了する。
【0043】一方で、408の上段カセット、あるいは
409の下段カセットから411あるいは412のピッ
クアップローラで給紙された記録紙が、413あるいは
414の給紙ローラに従って搬送され、415の搬送ロ
ーラで更にレジ前まで搬送されていく。
【0044】そして、前述した中間転写体で画像形成が
終了するタイミングで405の中間転写体と406の転
写ベルトの間にくるようなタイミングに制御されてい
る。ここに記録紙が到達したところで、転写ベルトが中
間転写体に接して、トナーが記録紙に転写される。記録
紙に転写された画像は、407の定着ローラで、熱と加
圧により記録紙に定着される。
【0045】画像が定着された記録紙は、プリンタコン
トローラ2103によりあらかじめ指定されていた41
7で示すフェイスアップ排紙口か418で示すフェイス
ダウン排紙口のいずれかに搬送され、排紙される。以上
で、プリンタコントローラ2103から送られてきた画
像情報を出力することができる。
【0046】次に、ビデオI/F間でやり取りされる信
号のタイミングを図5に示す。これは前述したビデオI
/Fの信号説明を、時間経過に従って示したものであ
る。まず、プリンタコントローラ2103の画像情報の
準備が完了すると、/PRNT信号をLow(真)にし
てエンジンコントローラ2002に伝える。それと同時
に、画像信号の転送に用いられる画像同期信号/VCL
K信号も発生する。
【0047】それに応答してエンジンコントローラ20
02は、プリンタ内部の様々な設定等を行い、画像の受
け入れが可能となったところで、/TOP信号と/LS
YNC信号をプリンタコントローラ2103に対して出
力する。この垂直同期信号/TOPと、水平同期信号/
LSYNCに合わせて、プリンタコントローラ2103
は画像信号/VDOと、画像有効信号である/VDOE
Nをエンジンコントローラ2002に対して転送する。
【0048】次に、これらのプリント動作中にシリアル
通信でどのようなコマンドやステータスのやり取りが行
われているかを示す。図6は、プリンタコントローラ2
103とエンジンコントローラ2002間での通信のタ
イミングを示したものである。
【0049】まず、最下段の/CCRT信号を使わない
場合について説明する。プリンタコントローラ2103
がエンジンコントローラ2002に対してコマンドを発
行したい場合には、/CBSY信号をLow(真)にし
て、クロック信号/CCLKに同期させて/CMD信号
にコマンドデータを送る。それを受け取ったエンジンコ
ントローラ2002は、/CBSY信号がHigh
(偽)であるのを確認した後、/SBSYをLow
(真)にしてコマンドに対応したエンジン側のステータ
スデータをプリンタコントローラ2103から発生され
ている/CCLK信号に同期させて/STSに送る。こ
のステータスデータをプリンタコントローラ2103が
受け取り、その状態によりプリント制御を続行したり、
中断したりする。
【0050】次に、/CCRT信号について説明する。
この信号は、あらかじめプリンタコントローラ2103
が指定したエンジン側の状態に対して変化が生じた場合
に、Low(真)となる信号である。例えば、紙なしが
発生した場合に/CCRT信号を有効にするようにプリ
ンタコントローラ2103があらかじめ/CMDで設定
していたとする。そこで残りの記録紙が1枚しかなく、
プリンタコントローラ2103が2枚のプリントアウト
要求を出したとする。1枚目は問題なくプリントシーケ
ンス動作が正常に処理される。しかし、2枚目の記録紙
が存在しないために、2枚目の画像形成が開始された段
階で、プリンタエンジン側は状態の変化を検知し、/C
CRT信号をHighからLowへ変化させる。この信
号はプリンタコントローラ2103に伝えられる。プリ
ンタコントローラ2103はこれを検知するとすぐにエ
ンジンコントローラ2002に対してどの給紙カセット
が紙なしになっているかを知るために、給紙部紙有無ス
テータスを要求するコマンドを発行する。それに従っ
て、エンジンコントローラ2002は紙無しカセットの
ステータスをコントローラ側に返す。/CCRT信号
は、ステータスが返される/SBSY信号がLowにな
ったタイミングでHighにクリアされる。
【0051】では、更に具体的にプリンタコントローラ
2103とエンジンコントローラ2002のコマンド/
ステータスのやり取りを図7に示して、プリント動作を
説明する。これは、カラー出力を想定している。
【0052】プリント開始要求が発生すると、プリンタ
コントローラ2103は、画像データの変換処理等を行
いつつ、エンジンコントローラ2002に対してプリン
タのレディ状態をチェックにいく。次に記録紙の給紙段
を指定のコマンドを発行する。更に指定したカセットに
ある記録紙サイズを要求するコマンドを発行する。これ
らの一連のコマンドに対して、エンジンコントローラ2
002は対応したステータスを返す。
【0053】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページ
モード指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラ
ーの指定をするコマンドを発行することにより、プリン
タ側の全ての設定を終了する。
【0054】その後、プリンタコントローラ2103は
エンジンコントローラ2002に対して、プリント要求
/PRNT信号を発生する。これに応答する形で所定時
間をエンジンコントローラ2002から/TOP信号が
返ってくる。この/TOP信号に垂直走査方向は同期さ
せて、更に/LSYNC信号に水平方向を同期させて/
VDO信号を/VCLKに合わせてエンジンコントロー
ラ2002へと画像を転送する。ここでは、カラーモー
ドに設定したため、/TOP信号が4回発生しCMYK
4色分の画像を形成する事になる。
【0055】そして、最終の/TOP信号の発生後、/
PRNT信号をHigh(偽)に戻す。これにより、エ
ンジンコントローラ2002はプリント要求が終了した
ことを検知し、中間転写体のクリーニング動作などの後
処理に移行する。更に転写された記録紙は定着ローラを
通過後、指定された排紙口に排出される。最後にプリン
タコントローラ2103は、エンジンコントローラ20
02に対して、記録紙搬送状態でない(排紙終了)を確
認した後、プリント終了となり、次のプリント要求が発
生するまで、レディ状態で待機する。
【0056】以上のような動作中に記録紙のジャムや、
前述した記録紙無しや、ユーザによるドアオープンなど
の、イリーガル状態が発生すると前述した/CCRT信
号を用いて即座にエンジンコントローラ2002からプ
リンタの異常をプリンタコントローラ2103に伝え
る。プリンタコントローラ2103は、それに応じた対
応処理を行うことになる。
【0057】以上がプリンタコントローラ2103とプ
リンタ(エンジンコントローラ2002)の間で行う処
理である。
【0058】図16は以上説明してきた電気的構成を有
する印字装置の概観図である。同図において、2001
はプリンタ本体であり、2002はプリンタの紙搬送制
御や画像形成制御を行うエンジンコントローラ2002
であり、2003は画像形成部である。2103は図1
7におけるプリンタコントローラ2103であり、図1
6に示す通り、プリンタ本体2001に内蔵されてい
る。また、2104は1対1もしくはネットワーク21
05を介してプリンタコントローラ2103に接続され
ている図17のホストコンピュータである。2004は
オプションで追加出来る給紙カセットデッキであり、2
005はオプションで追加出来るソータであり、200
6はオプションカセットデッキとオプションソータを制
御するオプションコントローラである。
【0059】図11に給紙カセットを変更する際のプリ
ンタコントローラ2103による手順(図11(A))
とエンジンコントローラ2002による手順(図11
(B))を示す。図11(A)において、用紙サイズの
変更等がホストコンピュータ等から指示されると、プリ
ントコントローラ2103はまずエンジンコントローラ
に対して給紙カセット変更コマンドを発行し、応答を待
つ。応答があった場合にはその内容を検査してコマンド
実行が成功していなければエラー処理を行う。一方エン
ジンコントローラ2002では、プリントコントローラ
2103からのコマンドを給紙カセット変更コマンド受
信すると、給紙カセットを指定されたカセットに変更
し、カセット変更が成功裡に終了した旨をプリントコン
トローラ2103に応答する。
【0060】[リーダコントローラ106を装着した場
合の構成]図8は以上説明した印字装置に、コンピュー
タから転送されたデータを元にしてプリンタコントロー
ラ2103から出力される画像データだけでなく、用紙
上の原稿画像を光学的に読み込んでデジタル信号に変換
して出力するリーダコントローラ106を装着した場合
の外観図である。
【0061】801は原稿を光学的に読みとる部分まで
搬送するための原稿給送装置であり、802は光学読み
取り装置である。805は原稿台ガラスである。原稿給
送装置は光学読み取り装置と同期して駆動され、給送装
置801によって原稿画像が原稿台ガラス上に移送され
ると、光学読み取り装置は図の左右方向に移動しながら
画像を走査し、適当な光学処理を加えた反射光を光電変
換部804に送る。803はプリンタ本体である。
【0062】図9は図2に示したプリンタコントローラ
2103とエンジンコントローラ2002の接続を示す
構成図に、インターフェース部を介して原稿画像を読み
取るためのリーダコントローラ106を装着した場合の
電気的な接続を表す構成図である。すなわち、106が
リーダコントローラ部であり、インターフェース部20
07を介して図2におけるプリンタコントローラ210
3とエンジンコントローラ2002との電気的中間に配
置されている。プリンタコントローラ2103とインタ
ーフェース部間及び、エンジンコントローラ2002と
インターフェース部間の信号線の種類は前述した図2に
示した信号線の種類と同一の機能を有するものである。
ただし、プリンタコントローラ2103間とエンジンコ
ントローラ2002間の信号とでは物理的に異なるの
で、信号名として、前者にはCを付け後者にはPを付け
区別する。902は画像信号処理部である。903は光
学読み取り装置802を制御している原稿走査光学系制
御部であり、904は原稿給送装置801を制御してい
る原稿給送制御部である。905は操作部である。90
6は画像入力部であり、光電変換部804にて変換され
た画像信号は、画像入力部から入力され、リーダコント
ローラ106内部の画像信号処理部902に転送され
る。
【0063】図24にインターフェース部内の通信信号
系ブロック図を示す。つまり、これらの通信系の信号に
関しては全て電気的中間に配置されているリーダーコン
トローラを介してやり取りされる。
【0064】図23にインターフェース部内の画像系信
号のブロック図を示す。
【0065】図23(A)において3101、310
2、3103は画像信号の流れを決定するためのセレク
タの役割を果たすゲートであり、それぞれの信号出力が
ハード的にぶつからないようにトライステート制御され
ている。これらのセレクタによってリーダーコントロー
ラからの出力、もしくはプリンタコントローラ2103
から送られてきた信号のどちらかを切り替えて選択して
エンジンコントローラ2002に送り、また、リーダー
コントローラからの出力をエンジンコントローラ200
2に送るかプリンタコントローラ2103に送るかを選
択する。セレクタで切り替える信号系は画像クロックV
CLK、画像イネーブルVDOEN、画像データ/VD
O(8ビット)の3種類である。
【0066】図23(B)において3106はゲートで
あり、プリンタ(エンジンコントローラ)から送られて
きた信号をプリンタコントローラ2103へ送出するか
どうかを制御する。また3107はゲートであり、エン
ジンコントローラから送られてきた信号をリーダコント
ローラ106へ送出するかどうかを制御する。ゲート制
御が行われるのは、画像先端要求信号/TOPとライン
同期信号/LSYNCである。
【0067】次にリーダコントローラ106内のブロッ
ク図を図18に示す。
【0068】同図において、106は図9に示したリー
ダコントローラ106であり、902は図9に示した画
像処理部であり、906は図9に示した画像入力部であ
る。セレクタで切り替える信号系は画像クロック/VC
LK、画像イネーブル/VDOEN、画像データ/VD
Oの3本である。2202はエンジンコントローラ20
02との通信を行うシリアル通信コントローラである。
2203は通信コントローラでの通信を補う信号のやり
取りをする入出力ポートである。2204は割り込みコ
ントローラである。割り込みコントローラには画像先端
要求信号/PTOPとプリンタ状態変化信号/PCCR
Tが入力されている。2205はプリンタコントローラ
2103との通信を行うシリアル通信コントローラであ
る。2206は通信コントローラでの通信を補う信号の
やり取りをする入出力ポートである。2208はゲート
機能及びフラグセット機能を有する制御回路であり、プ
リンタ状態変化信号/CCRTを制御する。ゲートが開
閉により、エンジンコントローラ2002が発行したプ
リンタ状態変化信号/PCCRTをプリンタコントロー
ラ2103に伝えるかどうかを制御し、また、フラグを
セットすることにより、リーダコントローラ106か
ら、プリンタ状態変化信号/CCRTをプリンタコント
ローラ2103に対して発行できる。2209は全体を
制御しているCPUである。
【0069】また、図18には図示されていないが、課
金管理装置110と接続される給紙信号および排紙信号
およびコマンドやステータス交換のための信号が、リー
ダコントローラ106から出力(入力)されている。
【0070】[コピー時の動作]これらを用いて、フル
カラー原稿画像を読み取り、画像形成装置から出力する
ときの方法を説明する。操作部905上にある不図示の
コピー開始キーが入力されると、リーダコントローラ1
06は、コピーモードのために、ゲート部3106及び
信号制御2208を閉じ、また、ゲート3101をO
N、3102をOFF,3103をOFFにすることで
画像処理部902の出力がエンジンコントローラ200
2に送られるように設定する。次いで、入出力ポート2
203を用いてエンジンコントローラ2002に対して
プリンタのレディ状態信号/PRDYをチェックにい
く。次にシリアル通信コントローラ2202を用いて、
各種設定を行う。まず、記録紙の給紙段を指定のコマン
ドを発行する。更に指定したカセットにある記録紙サイ
ズを要求するコマンドを発行する。これらの一連のコマ
ンドに対して、エンジンコントローラ2002は対応し
たステータスを返す。
【0071】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページ
モード指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラ
ーの指定をするコマンドを発行することにより、プリン
タ側の全ての設定を終了する。
【0072】原稿給送装置801で原稿を原稿台上に給
送した後に、リーダコントローラ106はエンジンコン
トローラ2002に対して、プリント要求/PPRNT
信号を発生する。これに応答する形で所定時間後にエン
ジンコントローラ2002から/PTOP信号が返って
くる。これを割り込みコントローラ2204で処理し、
/PTOP信号と同期させるように光学読み取り装置8
02を動作させる。この/PTOP信号に垂直走査方向
は同期させて、更に/PLSYNC信号に水平方向を同
期させて、/PVDO信号を/PVCLKに同期させ、
光電変換装置804から画像処理部902へ入力された
信号をエンジンコントローラ2002へと転送する。こ
こでは、カラーモードに設定したため、光学読み取り装
置2002を4回動作させ、4回発生させる/PTOP
信号に対してCMYK4色分の画像を形成する事にな
る。
【0073】そして、最終の/PTOP信号の発生後、
/PPRNT信号をHigh(偽)に戻す。これによ
り、エンジンコントローラ2002はプリント要求が終
了したことを検知し、中間転写体のクリーニング動作な
どの後処理に移行する。更に転写された記録紙は定着ロ
ーラを通過後、指定された排紙口に排出される。最後に
リーダコントローラ106は、エンジンコントローラ2
002に対して、記録紙搬送状態でない(排紙終了)を
確認した後、プリント終了となり、次のプリント要求が
発生するまで、レディ状態で待機する。
【0074】[プリント時の動作]これらを用いて、プ
リンタコントローラ2103からの画像を画像形成装置
から出力するときの方法を説明する。コピー動作が終わ
った段階でリーダコントローラ106はレディ状態とな
る。この際、リーダコントローラ106はプリント時の
動作のために、ゲート部3106と信号制御2208を
開放する。リーダコントローラ106は、入出力ポート
2203を用いてエンジンコントローラ2002に対し
てプリンタのレディ状態信号/PRDYをチェックし、
OKであれば入出力ポート2206を用いて、プリンタ
コントローラ2103に対しプリンタのレディ状態信号
/CRDYをセットする。
【0075】次にプリンタコントローラ2103は各種
設定を行うために通信を行い、リーダコントローラ10
6はそれをシリアル通信コントローラ2205を用い
て、受信し、CPU2209が解釈する。その内容に従
い、今度はリーダコントローラ106がシリアル通信コ
ントローラ2202を用いて各種設定を行う。一連のコ
マンドに対して、エンジンコントローラ2002は対応
したステータスをリーダコントローラ106に返し、リ
ーダコントローラ106がシリアル通信コントローラ2
202を用いてそれを受信する。受信した内容はCPU
2209が解釈し、今度はシリアル通信コントローラ2
205を用いてプリンタコントローラ2103へ通信す
る。
【0076】その後、プリントコントローラはリーダコ
ントローラ106に対し、プリント要求/CPRNT信
号を発生し、リーダコントローラ106はそれを受け
て、エンジンコントローラ2002に対して、プリント
要求/PPRNT信号を発生する。これに応答する形で
所定時間後にエンジンコントローラ2002から/PT
OP信号が返ってくる。これをゲート制御部3106で
通し、/CTOP信号として、リーダコントローラ10
6に返す。リーダコントローラ106では画像信号/C
VDOを/CTOP信号に垂直走査方向は同期させて、
更に/PLSYNC信号がゲート制御部3106を通っ
て来た/CLSYNC信号に水平方向を同期させるとと
もに、画像クロック/CVCLKに同期させ、リーダコ
ントローラ106へと転送する。リーダコントローラ1
06においては、ゲート3101をOFF、3102を
ON、3103をOFFにしてプリントコントローラか
ら送られてきた信号をエンジンコントローラ2002に
送るように設定されており、コントローラから送られて
きた信号が/PVCLK、/PVDOEN、/PVDO
として、エンジンコントローラ2002へと送出され
る。
【0077】[プリント時の動作とコピー時の動作の差
異]ここで、プリント時の動作とコピー時の動作の差異
について、画像送出タイミングに関して説明する。
【0078】プリントコントローラ2103の構成に関
して詳細な説明は省略するが、内部に画像メモリを有し
ており、印字するための画像データはそこに事前に用意
されている。従って、エンジンコントローラ2002よ
り送られてきた画像先端要求信号/TOP信号に対し
て、印字データ/VDOを出力出来るまでに要する時間
は電気的遅延時間だけである。
【0079】それに対して、コピーモードにおいては、
光学読み取り装置802を移動させながら原稿を読み取
り画像データを出力するものである。図20に示すよう
に、読み取り装置を停止している状態から、原稿を読み
取る高速で移動している状態にするまでには、加速して
いくための時間が必要であり、例えば数100mS程度
の時間を要する。従って、エンジンコントローラ200
2は、コピーモード時の画像先端要求信号/TOP信号
をプリントモード時の信号と同じタイミングに送出して
いては、エンジンに印字画像データ/VDOが到達する
のはコピーモードの方が数100mS遅れてしまうこと
になる。そのための対応として実際にはコピーモード時
用に別信号(RSTART)を設けている。よってこの
場合の実際の構成は図19に示す構成である。すなわ
ち、エンジンコントローラ2002から送出される画像
先端要求信号/PTOPはプリントコントローラがプリ
ントを行う場合にのみ必要な信号であり、リーダコント
ローラ106の割り込みコントローラに入力する必要は
ない。また、エンジンコントローラ2002から送出さ
れる読み取り装置移動開始要求信号/RSTARTはコ
ピーモード時のみ必要な信号であり、プリントコントロ
ーラに送出する必要はない。
【0080】[ネットワークスキャン時の動作]次に、
フルカラー原稿画像を読み取り、プリントコントローラ
を介してホストコンピュータやネットワーク上に取り込
むときの方法を説明する。図1のホストコンピュータか
ら画像取り込み開始要求コマンドが発行されると、プリ
ンタコントローラ2103とリーダコントローラ106
の間でコマンドのやりとりを行い、リーダーコントロー
ラはスキャンモードのために、ゲート3101をOF
F、3102をOFF,3103をONにすることで画
像処理部902の出力がプリンタコントローラ2103
に送られるように設定する。
【0081】このときにはエンジンは動作しないことた
め、エンジンコントローラ2002からの画像先端要求
信号/PTOP及び/PLSYNCが発生しない。よっ
て、このモードの際には図18及び図19に示すよう
に、リーダーコントローラ内に/TOP信号(/CTO
P信号)発生回路2207及び/LSYNC信号発生回
路2209を有し、ネットワークスキャン時にはこのリ
ーダーコントローラ内で生成した同期信号が選択され
る。これらの同期信号を元に画像信号処理部902で画
像処理を施し、画像クロックVCLK、画像イネーブル
/VDOEN、画像データ/VDOを出力する。本実施
例においてはコピー時と同様に画像データ/VDOは1
色ずつ8ビットを送ることが可能な構成になっているた
め、光学読み取り装置2002を3回動作させ、3回発
生させる/TOP信号に対してそれぞれR,G,Bの画
像を形成する事になる。
【0082】なお、図1に示すように課金管理装置11
0がリーダコントローラ106に接続されている場合、
後述する給紙信号や排紙信号が、原稿の給送完了時およ
び排出完了時に課金管理装置に対して出力される。
【0083】[設定コマンドに対する制御]図11に図
9の構成におけるリーダコントローラ106における制
御フローを示す。
【0084】図11(B)はプリンタコントローラ21
03から来たコマンドに対する受信と、プリンタコント
ローラ2103にステータスを返す制御についてのフロ
ーである。リーダコントローラ106は、プリンタコン
トローラ2103から図9で示した/CCMD信号ライ
ンを通じ、シリアル通信コントローラ2205にてコマ
ンドを受信し、現在そのコマンドをそのままエンジンコ
ントローラ2002に発行してよい状態かどうかを判定
する(S1123)。例えば、現在、リーダコントロー
ラ106がコピーモードの動作を行うためにエンジンコ
ントローラ2002に対して実行中の命令が何も無い場
合には、エンジンコントローラ2002に対して、先に
プリンタコントローラ2103から送られてきたコマン
ドと同じコマンドをエンジンコントローラ2002へシ
リアル通信コントローラ2202を用い、信号ライン/
PCMDを通して発行する(S1125)。それに対し
て、例えば、リーダコントローラ106が給紙カセット
を指定して複写動作をしているなど、プリンタコントロ
ーラ2103から送られてきた給紙カセット変更コマン
ドをエンジンコントローラ2002に対してそのまま発
行してしまうと複写動作が正常に実行されなくなる状態
の場合には、エンジンコントローラ2002に対してコ
マンドを発行せずに、プリンタコントローラ2103か
らエンジンコントローラ2002に対して発行するコマ
ンドを発行順に格納するエンジン・コマンド・キューに
積む(S1131)。コマンドに対する応答をプリンタ
コントローラ2103に返さなくてはならないので、擬
似的にリーダコントローラ106からコマンド実行が成
功したとしてシリアル通信コントローラ2205を用い
て、プリンタコントローラ2103に/CSTS信号ラ
インを通じて返信する(S1129)。
【0085】次に図11(A)を用いて、リーダコント
ローラ106は自身の状態に影響を与えずにプリンタコ
ントローラ2103から受けたコマンドをエンジンコン
トローラ2002に対して発行できる状態になった場合
について説明する。そのような状態になったならば、リ
ーダコントローラ106はエンジンコントローラ200
2に対して、シリアル通信コントローラ2202を用
い、信号ライン/PCMDを通してエンジンコマンドキ
ューに積まれているコマンドを発行し応答を待つ(S1
103)。なおリーダコントローラ106自身が発行す
るコマンドも、この/PCMD信号ラインを通じてエン
ジンコントローラ2002に送信する。エンジンコント
ローラ2002からはコマンド実行が完了すると/PS
TS信号ラインを通じて、リーダコントローラ106に
応答が返ってくる。コマンド実行が成功した場合には、
エンジン・コマンド・キューからこのコマンド分を削除
する(S1109)。
【0086】なお、この時点でエンジンがコマンド実行
に失敗したことが判明した場合には、エラー発生状態と
して処理する(S1111)。
【0087】このほか、プリンタコントローラ2002
からリーダコントローラ106そのものに対するコマン
ドもリーダコントローラ106は処理する。例えば、プ
リンタコントローラからネットワークスキャンを要求す
るコマンドが発行されると、ネットワークスキャンモー
ドとなって、信号VDSEL及びSCANSELを図3
7のようにそれぞれロウレベル及びハイレベルに設定
し、インターフェース部2007へと出力する。
【0088】[状態変化信号に対する制御]次に、図9
の構成において、エンジン側の状態変化、例えば何らか
のエラー発生状態になったことが/PCCRTを利用し
てエンジンコントローラ2002側からリーダコントロ
ーラ106に伝達された場合の処理について説明する。
【0089】リーダーが間に入る構成の場合、リーダコ
ントローラ106側とプリンタコントローラ2103側
が、知りたい状態の変化が異なる可能性がある。例えば
搬送中の紙がジャムするような状態変化が発生する場合
である。
【0090】エンジンがリーダコントローラ106の制
御下で、複写動作しているときにジャムが発生したとす
ると、この状態はリーダコントローラ106だけが知り
たい状態である。プリンタコントローラ2103として
は、自身が出力している最中のジャムではないので、も
しこの状態を知らされたとしても適切な後処理を実施で
きない。
【0091】また、リーダコントローラ106と同等な
制御系を載せようとすると、両コントローラ上に他方が
持つべきジャム処理制御のソフトウエアをも持つことに
なるので重複搭載となり、設計工数上、品質評価上、ソ
フトウエアの容量上で多くの無駄が発生することにな
る。
【0092】従って基本的にはプリントモード時にはプ
リンタコントローラ2103に対して通知し、コピーモ
ード時にはリーダコントローラ106に通知すればよい
ことになる。ただし、コピーモードにおいても、プリン
タコントローラ2103がエンジンの状態変化信号が欲
しい場合もある。例えばカセットサイズの変更や紙無し
などの情報はプリンタコントローラ2103にも通知す
る必要がある。これらはエンジンコントローラ2002
で状態変化信号が発行されてから各コントローラにて処
理が行われるまでの時間を厳しく問う物ではない。
【0093】そこで、以下に説明するような処理が行わ
れる。すなわち、リーダコントローラ106がエンジン
コントローラ2002を制御しているコピーモード時に
おいては、制御回路2208のゲート機能を用いてエン
ジンコントローラ2002から通知されてきた状態変化
信号/PCCRTをプリンタコントローラ2103に対
してはマスクし、リーダコントローラ106のみが割り
込みコントローラ2204を通して受信する。リーダコ
ントローラ106は図12の制御フローに従い処理を行
う。すなわち、/PCCRT信号が真になった時点で、
リーダコントローラ106は状態変化を取得するコマン
ドをエンジンコントローラ2002に対して発行する。
その後戻ってきたステータスを見て、エンジンの状態変
化の内容を把握する。そしてその内容がプリンタコント
ローラ2103にも通知する内容かどうかを判断する。
例えば、給紙カセット・サイズが変更された様な状態変
化は通知する。通知すると判断された場合には、制御回
路2208を用いて、フラグをセットし、状態変化信号
/CCCRTを発生させ、プリンタコントローラ210
3に通知する。
【0094】プリンタコントローラ2103がエンジン
コントローラ2002を制御しているプリントモード時
においては、制御回路2208のゲート機能開放し、エ
ンジンコントローラ2002から通知されてきた状態変
化信号/PCCRTを、状態変化信号/CCCRTとし
てプリンタコントローラ2103に対して通知する。
【0095】[実行コマンドに対する制御]次に実行コ
マンドの制御に関して説明する。例えば、プリンタコン
トローラ2103とリーダコントローラ106がエンジ
ンコントローラ2002に対して同時に使用要求を出し
た場合についてリーダコントローラ106がどのように
制御するかについて説明を行う。
【0096】図13は、コピー動作中にプリント要求が
発生した場合のデータの所在とそのやり取りを表した図
である。この時エンジンコントローラ2002は、リー
ダコントローラ106から送られてくる画像信号/PV
DOを受け取り画像形成を行っている。その動作は、図
7で説明したように給紙カセット指定や排紙口指定、画
像形成モードといった設定をリーダコントローラ106
とエンジンコントローラ2002の間のシリアル通信で
設定済みである。1301は各種設定値のバッファであ
り、リーダコントローラ106が自分でエンジンコント
ローラ2002に設定した値及びプリンタコントローラ
2103がエンジンコントローラ2002に設定した値
が格納されている。バッファ1301に示した各種設定
値のうち、リーダ用の設定値には前述した指定値が格納
されていることになる。ここでコピー動作中にプリンタ
コントローラ2103からプリント要求が発生した場合
に、コピー動作に割り込んでプリントアウトが行われる
ことは、ユーザビリティの観点からも考えずらい。そこ
で、この状況でのプリント要求は、コピー動作が終了す
るまで延期されることになる。しかし、プリンタコント
ローラ2103からの/CCMDに対して、/CSTS
を返さなければならない。そこで1301の設定値のう
ち、PDL用の設定値にプリンタからの設定値のみは、
要求に応じて設定しておく。リーダ用の設定値とPDL
用の設定値が異なる場合には、コピー動作が終了し、プ
リンタ動作を開始する前にリーダコントローラ106か
らエンジンコントローラ2002に設定を行えばよい。
具体例で説明すると次のようになる。
【0097】現在は、コピー動作中であり、上段のカセ
ットから給紙し、フェイスアップ排出口に排する設定と
なっており、画像形成モードも原稿がカラーだという判
定の元にカラーモードと設定されていたとする。ここ
で、プリンタコントローラ2103からプリント要求が
発生した場合、プリント実行自体は延期されるが、各種
設定は行うことができる。ここで、プリント要求は、上
段のカセットから給紙し、フェイスダウン排出口に排
出、更に白黒画像を出力する要求であるとする。給紙カ
セット指定については、リーダコントローラ106、プ
リンタコントローラ2103とも上段カセットを指定し
ている。従ってコピー動作が終了し、プリント動作に切
り替わった時にも、エンジンコントローラ2002に対
して給紙段カセット指定コマンドを発行する必要がな
い。排出口と画像形成モードについては、コピー動作と
プリント動作では指定が異なるために、コピー動作が終
了した時点でリーダコントローラ106からエンジンコ
ントローラ2002に対して改めて排紙口指定、画像形
成モード指定のコマンドを発行する必要がある。
【0098】以上のように、リーダコントローラ106
は、プリンタコントローラ2103からのコマンドに対
して、エンジンコントローラ2002へのコマンド実行
を延期させるだけの判断をおこなっているのではなく、
リーダコントローラ106が既にエンジンコントローラ
2002に対して設定済みのものについては、重複して
設定することがないような判断を行う。
【0099】次に図14を用いて、プリント動作中にコ
ピー要求が発生した場合について説明する。この場合、
図13の場合と逆でユーザビリティの観点からは、コピ
ー機の前でコピーボタンを押そうとしても、プリント動
作中でコピーできないよりは、割り込む形でコピー動作
を実行できた方がよい。
【0100】この場合、プリンタコントローラ2103
から送られた/CVDOがセレクタ2201で選ばれ、
/PVDOとしてエンジンコントローラ2002に送ら
れている。仮に図13で説明したものと全く同じ設定
で、プリンタコントローラ2103からの設定は上段カ
セット、フェイスダウン排出口、白黒画像モードである
とする。エンジンコントローラ2002は、プリンタコ
ントローラ2103からの/PPRNT信号がHigh
(偽)になった時に終了をはじめて検知できるので、何
枚プリントアウトされるかは知らない。ここではプリン
タは4枚の画像をプリントアウトしようとしていると仮
定する。リーダから割込でコピー動作要求をしなけれ
ば、図5で示すような画像タイミングのように、エンジ
ンコントローラ2002から/PTOP信号が4つ発生
され、それに応じて画像がプリンタコントローラ210
3からリーダコントローラ106を介して、エンジンコ
ントローラ2002へ送られる。
【0101】そこで、2枚目のプリントアウト中に、カ
ラー原稿の1枚コピーという割込コピー要求がリーダコ
ントローラ106に発生したと仮定する。図15を用い
てこれを説明する。プリンタコントローラ2103から
の/CPRNT要求により、リーダコントローラ106
は/PPRNT要求をエンジンコントローラ2002に
対して発行し、エンジンコントローラ2002から/P
TOP信号がリーダコントローラ106を介して/CT
OP信号としてプリントコントローラに供給される。こ
のようにして、1501に示す1枚目の画像と、150
2に示す2枚目の画像のプリント動作は実行される。
【0102】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、割込コピー要求をリーダコントローラ106が発生
した場合を説明する。リーダコントローラ106はプリ
ンタコントローラ2103に対して、/CCCRT信号
を発生する。これは実際にエンジンの状態が変化したの
ではなく、リーダがプリンタエンジンを獲得するために
プリンタコントローラ2103にエンジンの開放を要求
するものである。発生の仕方は前述したように制御部2
208を用いる。この/CCCRT信号に対してプリン
タコントローラ2103はエンジンの状態ステータスを
チェックするためのコマンドを発行し、リーダコントロ
ーラ106はそれに対して、”コピー動作中”であると
いうステータスをプリンタコントローラ2103に返
す。そうするとプリンタコントローラ2103は、/C
PRNT信号をLow(真)にしたままの状態で、エン
ジンがコピー動作中である事を検知して、/CTOP信
号がくるのを待ち続ける。コピー状態でなければ、/C
PRNTをLow(真)にしたまま/CTOPが来ない
場合は一定時間後にタイムアウトエラーとなるが、コピ
ー状態の場合には、プリンタコントローラ2103側で
タイムアウトを解除し、永久に/CTOP信号を待ち続
けるように設定する。今回エンジンコントローラ200
2から送られてくる/PTOP信号はコピー動作を行う
ためのものであり、リーダコントローラ106側で/P
TOP信号を使用する。また、1505で示すようにエ
ンジン側から送られてきた/PTOP信号をプリンタコ
ントローラ2103へはマスクすることになる。実際に
リーダコントローラ106で生成される画像信号は15
06の画像信号のみである。そして、割込コピーが1枚
終了したのち、再び/PTOPの信号のマスクを外し、
/CTOPとしてプリンタコントローラ2103へ送出
することにより、プリンタコントローラ2103からの
画像1503と1504をエンジンコントローラ200
2へプリントアウトすることができる。以上の説明によ
り、プリント動作中の割込コピー動作を実現することが
できる。
【0103】このように、プリンタコントローラ210
3やリーダコントローラ106の状態に応じて、プリン
タエンジンをどちらが獲得するかやどのタイミングでコ
マンドを発行するかを全てリーダコントローラ106が
場合に応じて判断し、制御することにより、1つのエン
ジンに対して、2つのコントローラからの要求を実現す
ることができるのである。
【0104】[設定内容確認コマンドに対する制御]次
にプリンタコントローラ2103が設定内容確認コマン
ドを発行した場合の制御について説明する。
【0105】プリンタコントローラ2103がエンジン
コントローラ2002に設定されている状態を確認した
いことが発生した場合、プリンタコントローラ2103
は設定内容確認コマンドを/CCMDを通して発行す
る。それを受信したリーダコントローラ106は図13
の設定値格納バッファをチェックし、プリンタコントロ
ーラ2103が確認したい内容がバッファのなかにある
ならば、その内容を読み出し、/CSTSを通してプリ
ンタコントローラ2103に通知する。また、バッファ
に無い内容ならば、リーダコントローラ106は設定内
容確認コマンドを/PCMDを通して発行する。エンジ
ンコントローラ2002はその内容を読み出し、設定内
容を/PSTSを通してリーダコントローラ106に通
知し、リーダコントローラ106はその内容を/CST
Sを通してプリンタコントローラ2103に通知する。
【0106】[ネットワークスキャン制御コマンド]ネ
ットワークスキャンの制御について、詳細を説明する。
図9の2103に示すプリンタコントローラ2103に
ホストコンピュータからの指示でスキャン指示が要求さ
れた時、プリンタコントローラ2103は、901に示
すリーダコントローラ106との間で図6に示すシリア
ルコマンドステータス通信を行ない、図9の903に示
す原稿走査光学系制御部を動作させ、原稿を読み取る。
読み取られた画像は、リーダコントローラ106からプ
リンタコントローラ2103へと送られ、最終的にはホ
ストコンピュータへ取り込まれる。
【0107】次に、プリンタコントローラ2103とリ
ーダコントローラ106の間でシリアル通信を用いてや
り取りされるコマンドとステータスについて説明する。
まず図38と図39に、ネットワークスキャンで用いる
コマンドのリストを示す。これらは、様々な動作モード
の設定、あるいはスキャン動作要求や、動作途中での停
止要求などに対応可能とするために設けられたコマンド
群である。
【0108】以下に、コマンドの1つ1つについて詳細
を説明する。図38は、ステータスリクエストコマンド
であり、ネットワークスキャンの様々なステータスをプ
リンタコントローラ2103が知りたい場合に使用され
るコマンドである。プリンタコントローラ2103は表
中のAbbr.に示すコマンドをリーダコントローラ106
に発行し、そのレスポンスとしてリーダコントローラ1
06は表中のReturnStatusで示されたステータスをプリ
ンタコントローラ2103に返答する。
【0109】まず、コマンドSRB30は、ネットワークス
キャンの状態を要求するコマンドである。スキャン状態
ステータスの詳細は図40に示す。最上位ビットが0
で、最下位ビットが奇パリティのパリティビットになる
ような合計8ビットでステータスを表し、第2ビットか
ら第7ビットの6ビットでスキャン状態を表す。
【0110】プリンタコントローラ2103は、必要に
応じて、本コマンドを発行し、リーダコントローラ10
6のネットワークスキャン動作に関する状態を知ること
ができる。とり得る状態の詳細は、図41に示す。リー
ダコントローラ106に電源が供給され、光学系の光量
調整などの初期化処理が行われている状態を示す“光学
系初期化中”、リーダ部に接続されたドキュメントフィ
ーダに読み取り原稿が滞留していることを示す“リーダ
ジャム中”、ランプ故障や、光学系読み取り部駆動用ス
テッピングモータの故障などで光学系のサービスマンコ
ールが発生している状態を示す“リーダサービスコール
中”、スキャン動作開始指示が来た時にすぐにスキャン
動作に移行できる状態であることを示す“スタンバイ
中”、スキャン動作中を示す“スキャン中”、プリンタ
コントローラ2103からの次スキャン開始許可を待つ
状態を示す“wait解除待ち中”、ドキュメントフィーダ
のジャムが発生した場合に、ジャム解除後にスキャン動
作再開指示が来た時に直に読み取り動作が再開できる状
態を示す“再スタンバイ中”、再スタンバイ中からスキ
ャンシーケンスが再開された場合で、既に読み取りが終
了している原稿を先送りしている状態を示す“DFリカバ
リ中”などの状態が存在する。
【0111】コマンドSRB31は、色モードステータスを
要求するコマンドである。プリンタコントローラ210
3は、本コマンドを発行することにより、現在リーダコ
ントローラ106で設定されている色モードを知ること
ができる。詳細は図42に示す。
【0112】白黒モード、フルカラーモード、オートカ
ラーセレクトモードのいずれかがセットされる。第7ビ
ットの白黒モードがセットされるのは、以下の条件のい
ずれかが満たされた場合である。 (1)電源投入時 (2)色モード白黒指定コマンド(B3EC76)が発行された (3)色モードACS指定コマンド(B3EC78)が発行された
状態で、リーダコントローラ106のスキャンにより原
稿が白黒と判定された。
【0113】第6ビットのフルカラーモードがセットさ
れるのは、以下の条件のいずれかが満たされた場合であ
る。 (1)色モードフルカラー指定コマンド(B3EC77)が発行
された (2)色モードACS指定コマンド(B3EC78)が発行された
状態で、リーダコントローラ106のスキャンにより原
稿がフルカラーと判定された。
【0114】最後に第5ビットのACSモードがセットさ
れるのは、以下の条件が満たされる場合である。 (1)色モードACS指定コマンド(B3EC78)が発行され
た。
【0115】また、第5ビットのACSモードは、それ以
外のbitとは全く独立にセットされ、第6ビット及び第
7ビットの白黒あるいはフルカラーモードは同時に両方
のビットがセットされることはない(いずれかのビット
がセットされる)。
【0116】次にコマンドSRB32は、スキャン回数ステ
ータスを要求するコマンドである。プリンタコントロー
ラ2103は、本コマンドを発行することにより、現在
リーダコントローラ106で設定されている1画像を読
み込むためのスキャン回数を知ることができる。図43
の第5から第7ビットの3ビットその値を示す。詳細
は、図44に示す通りであり、白黒モードの場合はスキ
ャン回数1回、フルカラーモードの場合は、輝度データ
であるRGB画像情報を読み込むモードであるスキャン回
数3回、濃度データであるCMYK画像情報を読み込むモー
ドであるスキャン回数4回のいずれかを選択可能であ
る。
【0117】次にコマンドSR33は、原稿読み取りサイズ
を要求するコマンドである。プリンタコントローラ21
03は、本コマンドを発行することにより、現在リーダ
コントローラ106で設定されている画像読み取りサイ
ズを知ることができる。図45に示す、第2乃至第7ビ
ットの6ビット原稿サイズコードを表す。本ステータス
は、B3EC82〜B3EC85内のいずれかの読み取りサイズ指定
コマンドがプリンタコントローラ2103から発行され
た場合、あるいは原稿サイズ自動認識モード指定コマン
ド(B3EC90)が発行され、後述するStatusB34の第5ビッ
トがセットされている場合で、リーダコントローラ10
6の圧板原稿サイズ検知で認識されたサイズ、あるいは
ドキュメントフィーダ(DF)で原稿サイズが確定した
時点でステータスが確定する。
【0118】次にコマンドSRB34は、スキャンモードを
要求するコマンドである。原稿の読み取りには、片面原
稿、両面原稿、原稿1枚、原稿複数、原稿台読み取り、
DFを使用するモード等などの様々なモードが想定され
る。本ステータスは、これらのいずれのパターンにも対
応できるようにするためのものである。詳細は、図46
に示す。
【0119】第7ビットのDF対応モードがセットされる
のは、以下の条件が満たされた場合である。 (1)DF対応モード指定コマンド(B3EC88)が発行された このモードが指定されて、なおかつリーダコントローラ
106の原稿読み取り部にドキュメントフィーダが接続
され、更にドキュメントフィーダに原稿がセットされて
いる場合にのみ、リーダコントローラ106は、読み取
るべき原稿はドキュメントフィーダにある原稿であると
判断して、フィーダから原稿を原稿台に引き込み読み込
み動作を行う。それ以外の場合は、原稿台に原稿がある
と判断して、ドキュメントフィーダを使用せずに読み取
り動作を行う。
【0120】次に、第6ビットの両面原稿読み取りモー
ドがセットされるのは、以下の条件が満たされる場合で
ある。 (1)両面原稿読み取り指定コマンド(B3EC89)が発行さ
れた 本モードは、DF対応モードが指定されている時のみに有
効である。ドキュメントフィーダにある原稿を両面原稿
であると判断して、1面目の読み取り動作が終了すると
原稿を反転させ、2面目の読み取り動作を連続して行う
ようリーダコントローラ106は動作する。
【0121】次に、第5ビットの原稿サイズ自動選択モ
ードがセットされるのは、以下の条件が満たされる場合
である。 (1)原稿サイズ自動選択モード指定コマンド(B3EC90)
が発行された 本モードが設定されている場合には、原稿台に置かれて
いる、あるいはドキュメントフィーダにセットされてい
る原稿サイズをリーダコントローラ106が自動認識し
て読み取りサイズを決定する。プリンタコントローラ2
103は、StatusB33の読み取りサイズステータスで、
リーダコントローラ106から送られてくる画像のサイ
ズを確認して、処理を行う。
【0122】最後に第4ビットのwait付きスキャンモー
ドがセットされるのは、以下の条件が満たされる場合で
ある。 (1)wait付きスキャンモード指定コマンド(B3EC91)が
発行された 本モードが指定された場合には、読み取り動作が複数回
行われる場合に、スキャン毎に、プリンタコントローラ
2103からのwait解除指示を受けてからのみ次スキャ
ン動作を開始するモードである。本モードを有する理由
は、リーダコントローラ106から送られてくる画像デ
ータをプリンタコントローラ2103が処理しきれない
うちに次の画像データが送られてくることを防止するた
めのものである。プリンタコントローラ2103では、
画像データをソフト的に圧縮したり、内部に有するハー
ドディスクに格納したりする場合に、時間を必要とする
場合があるために、リーダコントローラ106とプリン
タコントローラ2103の間で同期取りをおこないなが
らスキャン動作を行うものである。
【0123】次に、図39の動作実行コマンドについて
説明する。プリンタコントローラ2103か動作実行コ
マンドが発行された場合には、リーダコントローラ10
6は前述したStatusB00からStatusB35のいずれかの対応
するステータスをプリンタコントローラ2103に返答
する。返答ステータスについては、前述したので以降は
省略する。実行コマンドの説明を行う。
【0124】まず、コマンドB3EC70は、スキャン動作開
始を指示するコマンドである。本コマンドは、スキャン
状態ステータスがスタンバイ中に発行された場合に、リ
ーダコントローラ106はスキャン動作を開始する。
【0125】次に、コマンドB3EC71は、スキャン動作中
に何らかの理由により、途中で中止したい場合に使用す
るスキャン停止要求コマンドである。プリンタコントロ
ーラ2103から本コマンドが発行されるとリーダコン
トローラ106は、現在読み取っている画像の読み取り
が終了した時点でスキャンシーケンスを停止し、次の原
稿の読み取りは実行せず、スタンバイへ戻る。
【0126】次に、コマンドB3EC72は、一時停止をリー
ダコントローラ106に指示する場合に用いるスキャン
中断要求コマンドである。B3EC71との違いは、一旦停止
したスキャンシーケンスを再開することが可能な点のみ
である。
【0127】次に、コマンドB3EC73は、スキャンwait待
ち解除コマンドである。このコマンドは、SRB34のとこ
ろで前述したようにリーダコントローラ106とプリン
タコントローラ2103の間で同期取りをおこないなが
らスキャン動作を行うモード時に、スキャン開始をプリ
ンタコントローラ2103からリーダコントローラ10
6へ指示する時に用いるものである。
【0128】次にB3EC76〜B3EC78の色モード指定コマン
ドは、それぞれ、白黒、フルカラー、ACSのいずれかの
モードを決めるコマンドである。
【0129】次に、B3EC79〜B3EC81のスキャン回数指定
コマンドは、1画像読み込みのためのスキャン回数を指
定するコマンドである。
【0130】B3EC82〜B3EC85の読み取りサイズ指定コマ
ンドは、プリンタコントローラ2103がリーダコント
ローラ106に対して画像読み取りサイズを指定する時
に使用するコマンドである。
【0131】B3EC88〜B3EC91は各種読み取りモードを指
定する時に使用するコマンドである。
【0132】以上、ステータス要求コマンドと、動作実
行コマンドの詳細について説明した。
【0133】[ネットワークスキャンシーケンス詳細]
ネットワークスキャン動作シーケンスについて詳細を説
明する。まず最初に電源投入時の動作について図25お
よび図26を用いて説明する。
【0134】まず、図25は、スキャン状態ステータス
を事前にチェックせずにスキャン要求を出す場合であ
る。電源が投入されると、リーダコントローラ106は
初期化動作を開始する。この初期化動作の中には、光学
系のランプの光量調整などの処理も含まれる。この調整
処理には数分を要する場合がある。リーダコントローラ
106は、初期化動作と同時にプリンタコントローラ2
103への電源供給を開始する。これにより、プリンタ
コントローラ2103は初期化動作を開始する。プリン
タコントローラ2103が図に示すように初期化動作が
リーダコントローラ106の初期化より早く終了した場
合には、プリンタコントローラ2103からリーダコン
トローラ106へスキャン要求が発生する場合が想定さ
れる。この場合、まずビデオインタフェースの獲得処理
を行う。リーダコントローラ106がビデオインタフェ
ースを獲得して動作するコピー動作と、プリンタがビデ
オインタフェースを獲得して動作する、プリント動作あ
るいは本発明の動作であるスキャン動作がある。そのた
め、スキャン要求が発生した場合には、プリント予約要
求コマンドをリーダコントローラ106へ発行し、ビデ
オインタフェースが獲得できるかを確認する。獲得でき
た場合には、続いてスキャン要求コマンドを発行し、返
答してくるスキャン状態をチェックする。図に示したタ
イミングでは、リーダコントローラ106が蛍光灯初期
化処理が終了していないため、スキャン状態ステータス
はスタンバイではく、プリンタコントローラ2103
は、この時点でスキャンを実行できないと判断して、予
約解除コマンドを発行し、ビデオインタフェースを開放
する。
【0135】その後、リーダコントローラ106の蛍光
灯初期化処理が終了した後に再度スキャン要求が発生し
た場合には、プリンタコントローラ2103は、スキャ
ン要求コマンド発行後の返答ステータスから、スキャン
要求がリーダコントローラ106に受理されたと判断す
る。その後、リーダコントローラ106のスキャン状態
ステータスを監視して、スキャン動作が終了するのを待
つのと同時に、送られてくる画像データの処理を行う。
スキャン状態ステータスがスタンバイに戻ると、予約解
除コマンドを発行し、ビデオインタフェースを開放す
る。
【0136】次に、図26の説明を行う。図25との違
いは、実行コマンドを発行する前に、ステータスリクエ
ストコマンドでリーダコントローラ106の状態を確認
して、スキャン実行可能な場合のみ実行コマンドを発行
する点のみ異なる。この場合は実行不可能なタイミング
で無駄な実行コマンドを発行する必要がない。つまり確
実に実行できるタイミングでしか動作実行コマンドを発
行しないという制御である。
【0137】次に図27について説明する。これは、電
源投入後、十分時間が経過し、リーダコントローラ10
6、プリンタコントローラ2103共に、スタンバイ状
態にある状態での、スキャン要求時の動作を示したもの
であり、最も基本的なスキャンシーケンスを表す。ここ
で重要なことは、図25、図26でも同様であるが、予
約要求コマンドでビデオインタフェース獲得がガードさ
れている点である。つまり、スキャン動作を開始する前
にビデオインタフェースを獲得したら、スキャン動作終
了まで決してビデオインタフェースを開放してはならな
い。
【0138】次に図28について説明する。これはスキ
ャン動作モードを変更する場合のシーケンスについて説
明したものである。動作モードを変更する場合には、必
ずスキャン状態ステータス要求コマンドを発行し、スキ
ャン動作中でない(スタンバイ中)ことを確認してから
モード切替の実行コマンドを発行するものである。スキ
ャン状態がスタンバイ中でない場合は、仮にコマンドが
発行されても、その設定は有効とならない。ここでい
う、モード変更には、以下のものが含まれる。 (1)色モード設定変更 (2)スキャン回数設定変更 (3)読み取りサイズ指定変更 (4)DF対応モード指定変更 (5)両面原稿モード指定変更 (6)原稿サイズ自動認識モード指定変更 (7)スキャンウェイトモード指定変更。
【0139】次に図29のスキャン動作の停止、中断に
ついて説明する。ここでの停止は、画像単位の停止、あ
るいは中断であり、1画像を読み取るためのスキャン回
数が複数の場合に、その途中で停止、あるいは中断する
ことはない。図ではスキャン中である状態で、停止要求
が発生した場合を示している。この時、プリンタコント
ローラ2103はまずスキャン状態ステータス要求コマ
ンドを発行し、スキャン状態がスキャン中であることを
確認し、スキャン停止要求コマンドを発行する。リーダ
コントローラ106はこのコマンドを受信すると、画像
単位での停止可能なタイミングまで、スキャン動作を継
続した後、動作を停止する。図で示す動作では、1画像
を読み取るために3回のスキャンを必要とするモード
で、1回目のスキャンあるいは2回目のスキャンでスキ
ャン停止要求コマンドがリーダコントローラ106で受
信されたとしても、3回のスキャン動作までは行ったと
ころで動作を停止し、スタンバイへ移行する。プリンタ
コントローラ2103は、スキャン状態ステータスを監
視し、スタンバイになったことを確認して、スキャン動
作を終了する。
【0140】最後に図30を用いて、スキャンウェイト
モード時のシーケンス動作を説明する。この動作モード
は、主に複数回スキャン動作を行なう場合、例えば、1
画像のためのスキャン回数が複数回の場合や、DF対応モ
ード指定で、原稿が複数ある場合などに用いられる。1
スキャン毎にプリンタコントローラ2103に画像デー
タが転送され、プリンタコントローラ2103がそのデ
ータを処理する為の時間を要する場合に、リーダコント
ローラ106が勝手に次のスキャンを開始するのではな
く、プリンタコントローラ2103からの指示で同期を
とり、次のスキャンシーケンスに移るためのものであ
る。
【0141】まず、プリンタコントローラ2103は、
スキャン状態ステータスを確認し、予約要求コマンドで
ビデオインタフェースを獲得したのち、スキャン要求コ
マンドを発行して、スキャン動作を開始させる。リーダ
コントローラ106が、スキャンを実行開始させるとス
キャナユニットの光学系が動作し、読み込み動作を行っ
ている間は、スキャン状態ステータスを“スキャン中”
として、1回のスキャン動作が完了した時点で、スキャ
ン状態ステータスを“プリンタコントローラ2103か
らの解除待ち中”へ移行させ、次にプリンタコントロー
ラ2103から解除待ちのコマンドが発行されるまでウ
ェイトする。プリンタコントローラ2103側では、リ
ーダコントローラ106が“スキャン中”の状態の時点
からスキャン状態ステータスを監視しており、リーダが
“プリンタコントローラ2103からの解除待ち中”で
あり、なおかつプリンタコントローラ2103自身の画
像圧縮やハードディスクなどの記録媒体への書き込み処
理などの画像データの処理処理が完了したところで、ス
キャンウェイト解除コマンドを発行する。リーダコント
ローラ106は、このコマンドを受けて、スキャン状態
ステータスを再び“スキャン中”に移行して、次のスキ
ャン動作を開始する。以上のようにプリンタコントロー
ラ2103とリーダコントローラ106との間でコマン
ドとステータスのやり取りにより1回1回のスキャン動
作のタイミングを、同期取りを行いながら動作するた
め、タイミングを完全にプリンタコントローラ2103
が握る形で実行可能となる。
【0142】リーダコントローラ106は、“プリンタ
コントローラ2103からの解除待ち中”の状態を継続
した状態で、プリンタコントローラ2103からのスキ
ャンウェイト解除コマンドが所定時間以内に発行されな
い場合には、プリンタコントローラ2103が正常状態
にないと判断して、待ち状態をタイムアウトして、次の
スキャン動作に移るようにすることも可能である。
【0143】最終スキャンが終了したことを確認した
後、予約解除コマンドによりビデオインタフェースを開
放する。
【0144】[スキャン時の課金の仕組み]図31は課
金管理装置110と本体(リーダコントローラ106)
もしくはホストコンピュータ2104との接続関係を示
した図である。
【0145】課金管理装置とは、コンビニエンスストア
やコピーショップで、セルフサービスでコピーサービス
を行う場合の課金管理装置である(コインベンダーとも
呼ぶ)。
【0146】図31を参照してコピー動作の場合の課金
管理の仕組みについて説明する。
【0147】リーダコントローラ106からは課金管理
装置110に対して、給紙信号、排紙信号、その他の設
定等を行う通信ライン(例えば、コマンド/ステータス
シリアル通信)が供給されている。
【0148】コピーの際には、まず、通信ラインを用い
て、各種課金関わる設定がリーダコントローラ106か
ら課金管理装置110に対して行われる。例えば、紙サ
イズや単価、モード(カラー/白黒)などが設定され
る。紙サイズは例えばリーダ部のドキュメントフィーダ
が設定されたサイズであり、モード等は、操作パネル等
により設定されたモードである。単価は設定されても良
いが。あらかじめ紙サイズやモードに対する単価を課金
管理装置110が保持していても良い。
【0149】次に、実際のコピー動作が始まると、プリ
ンタエンジンが紙を給紙するタイミングで、リーダコン
トローラ106は給紙信号を真にする。課金管理装置1
10は給紙信号が真になると、そのときの用紙サイズや
白黒/カラーモードの別などに応じて単価を計算し、合
計金額に加算して課金処理を行う。このとき単価は合計
金額とは別に保存する。
【0150】プリンタエンジンにおける排紙が完了すれ
ば、それと同期してリーダ部は排紙信号を真にする。課
金管理装置110は、排紙信号が所定時間内に真になら
ないならば、途中でジャム等のエラーが生じてコピーが
失敗したものと判断する。そのため、先ほど課金した単
価を合計金額から減算する。
【0151】このように課金金額が計算される。複写機
の構成において説明したように、プリンタエンジン(エ
ンジンコントローラ2002)とプリンタコントローラ
2103とを結ぶ信号はリーダコントローラ106を介
して接続されている。そのために、リーダコントローラ
2103は、エンジン部が出力するステータス信号(/
STS)やプリント信号(/PRNT)等を監視するこ
とにより、給紙信号及び排紙信号を生成することがで
き、出力することができる。
【0152】また、課金管理装置110は単に課金を管
理するだけでなく、例えば貨幣等によるデポジットを受
け付け、コピーに対する課金金額をデポジットされた金
額から差し引いて釣り銭として利用者に返すといった金
銭管理機構を有する場合もあるが、本実施形態では課金
管理機能に限って説明する。上記金銭管理機構について
は、既に利用されているコインベンダーと同様のものを
利用することができる。
【0153】<第1の方式>次にスキャン動作の場合に
ついて第1の例を説明する。第1の例は、リーダコント
ローラ106と課金管理装置110の間の信号群を使用
して課金管理する構成である。
【0154】例えば、リーダコントローラ106はスキ
ャン開始タイミングで給紙信号を真にし、課金管理装置
110はスキャンされた用紙サイズや白黒/カラーモー
ドの別等に応じて原稿のページ単位で課金を行う。リー
ダコントローラ106はスキャン完了タイミングで排紙
信号を真にし、課金管理装置110は、排紙信号が所定
時間内に真にならなければ、スキャンは不首尾に終わっ
たものと判断してさきほどの課金分を減算する。リーダ
コントローラ106は、スキャンの開始及び完了を、そ
れ自身が管理するスキャナの動作により知ることができ
る。例えばスキャナの読取装置は図20に示すように駆
動される。そこで、この駆動の前後にそれぞれ給紙信号
と排紙信号とを出力する。ただし、カラー読取りの場合
には、生成する色成分の数に対応する回数スキャンし、
複数回のスキャンによって1つの原稿画像のデジタルデ
ータが出力される。そのため、給紙信号はその複数回の
スキャンに先立って出力され、排紙信号は最後の色成分
のスキャンが完了した時点で出力される。
【0155】図32はリーダコントローラ106におけ
る原稿スキャン時の手順を示す図である。
【0156】まず、操作パネル905等から入力された
白黒/カラーモードの別や、原稿フィーダの設定から判
断された原稿サイズ等をパラメータとして含む設定コマ
ンドを、通信ラインを用いて課金管理装置に送信する
(S3201)。それにより各種課金に関わる設定を行
う。なお、単価はこのパラメータに含まれていても良い
が、課金管理装置があらかじめサイズやモード別に保持
していても良い。
【0157】次に、オペレータによる入力操作を待ち
(S3202)、入力があったならそれがスキャン実行
の指示であるか判定する(S3203)。スキャン実行
の指示であれば、原稿スキャンを実行する(S320
4)。このときに、スキャン開始タイミングで給紙信号
が、スキャン完了タイミングで排紙信号が真にされ、課
金管理装置110に供給される。
【0158】一方、スキャン指示がな位場合には画像読
取りの終了か判定する(S3205)。読取り終了は明
示的に指示されなくとも、例えば所定時間経過した場合
には終了と判断してもよい。また、原稿スキャンを原稿
1枚ごとに完了させても良い。
【0159】入力がパラメータの設定と判断された場合
には、ステップS3201に戻ってパラメータを再設定
する。その他の指示が入力された場合には、入力に応じ
た処理を行う(S3207)。
【0160】一方、課金管理装置110は図33のよう
に動作する。この手順は課金管理装置内のCPU等によ
りメモリに格納されたプログラムを実行することで実現
できる。まず、設定コマンドを受信した場合には、図3
3(A)の実行される。図33(A)においてはそのコ
マンドのパラメータを課金処理のパラメータとしてメモ
リ等に格納する(S3301)。
【0161】また、給紙信号をリーダコントローラ10
6から受信すると、図33(B)が実行される。まず、
ステップS3301で設定された課金パラメータに従っ
て、原稿1枚分の課金処理を行う(S3311)。すな
わち、単価はモードやサイズに応じて決定されているた
めに、スキャン処理の単価を利用者毎の課金金額に加算
する。そして、引き続いて排紙信号が受信されるか所定
時間待機する(S3312,S3314)。所定時間内
に排紙信号を受信した場合には、利用者に対してID番
号を発行し(S3313)、現在の合計金額をその利用
者に対する課金金額として出力する(S3316)。I
D番号の発行及び課金金額の出力は同一の媒体上に対し
て行われることが望ましいが、かならずしもそれは必要
ではない。ただし、ID番号はホストコンピュータに対
して必ず送信される。ホストコンピュータはその受信し
たID番号を一定期間保存する。また、ID番号の出力
は、ホスト2104に接続されている不図示のモニタに
表示する、もしくはデータをPDL2103に送り、プ
リントアウトする、もしくは、スキャンした画像のヘッ
ダにつける、もしくはメール添付で画像を送るのであれ
ばメール本文につけるなどして、オペレーションを行っ
た人に通知するといった方法で出力することもできる。
なお、ID番号は、後述するようにプリントサービスを
後刻利用する利用者のために発行されるため、ある程度
の期間と通して二重発行されないことが望ましい。その
ためには、例えばID番号として日時(年月日時分)を
利用したり、日付(年月日)に通し番号を付加した番号
を利用するといった方法を採用し得る。
【0162】一方、所定時間内に排紙信号を受信できな
かった場合には、ステップS3311で計算した合計金
額から、そこで加算した単価を減算する(S331
5)。すなわち、加算前の値に戻す。
【0163】このように、スキャン動作の場合の課金手
順を、コピーの場合の課金手順と同様にすることができ
る。つまり、スキャン開始もしくはデータ送信/受信開
始(給紙相当)タイミングで課金を行い、スキャン終了
もしくはデータ送信/受信終了(排紙相当)タイミング
まで待って、何かあれば、課金分減算するということ
で、制御仕様が単純になり、容易にスキャン動作の課金
が行えるようになる。
【0164】[プリント時の課金]プリント動作時の課
金もスキャン時とほぼ同様である。つまり、プリント開
始もしくはデータ送信/受信開始(給紙信号に相当)タ
イミングでいったん課金を行う。そして、プリント終了
もしくはデータ送信/受信終了(排紙信号に相当)タイ
ミングまで待って、正常に終了しなければ課金分減算す
る。こうすることで、制御仕様が単純になり、容易にプ
リント動作の課金が行えるようになる。ただし、プリン
ト時にはID番号は発行せず、スキャンを利用した利用
者に対して割り引きサービスを提供する。その手順は図
34及び図35に示すとおりである。なお、本実施形態
においては、デジタル画像データのプリントサービス
は、ホストコンピュータ2104を操作することで実現
される。
【0165】まず、ホストコンピュータにおいて入力さ
れたパラメータ、例えば用紙サイズや白黒/カラーモー
ド等のモードの別を含む設定コマンドのパラメータを作
成する(S3401)。なおこのとき、スキャンサービ
スによりID番号番号を与えられた利用者は、ID番号
を同時に入力するものとする。
【0166】次にID番号が入力されたか判定し(S3
402)、入力されたID番号が保存されているか判定
する(S3403)。保存されている場合にはそのID
を入力した利用者は割引サービスの対象となるため、設
定コマンドのパラメータにさらに割引率を付加する(S
3404)。通常は0の割引率を、ゼロ以外のあらかじ
め定められた値に設定するようにしてももよい。
【0167】こうしてパラメータの設定が終了したな
ら、設定コマンドを課金管理装置110に対して送信す
る(S3405)。そして、印刷すべきデータをプリン
トコントローラ2013に送信すると共に、データ送信
開始信号を1ページのプリント開始時に、データ送信終
了信号をプリント終了時に、課金管理装置110に送信
する(S3406)。これを印刷が終了するまで繰り返
す(S3407)。
【0168】一方、データ送信開始信号を受信した課金
管理装置110は図35の手順で動作する。なお、課金
管理装置110は、設定コマンドを受信すると、図33
(A)の要領で課金パラメータを設定しておく。まず、
印刷した1ページに相当する単価を合計金額に換算する
(S3501)。単価は、スキャン時と同様に、設定さ
れた用紙サイズやモード等に従って決定されている。そ
して、所定時間送信完了信号の受信を待ち(S350
2,S3503)、受信したなら次のページについての
送信開始信号を待つ。
【0169】所定時間内にデータ送信完了信号を受信で
きなかった場合には、ステップS3501で加算した単
価を合計金額から減算する。そして、プリント動作も終
了したものとして、合計金額に対して割引率に基づいて
割り引き計算し(S3505)、課金金額を出力する
(S3506)。
【0170】また、次ページについてのデータ送信信号
が一定時間以上経過しても受信されない場合や、プリン
トを終了する旨のコマンドを受信した場合には、ステッ
プS3505から、割引と合計金額の出力が行われる。
【0171】このようにして、スキャンサービスを利用
した利用者に対して、その利用者が再度プリントサービ
スを利用した場合には、スキャンサービス時にID番号
を発行し、プリント時にそれを入力することで割引きサ
ービスを行うことができる。
【0172】なお、ID番号の保管や照合はホストコン
ピュータで行う例を示したが、複写機本体により発行し
たID番号を一定期間保持し、プリントサービス時に入
力されるID番号と照合して割り引き率を課金管理装置
に提供する構成とすることもできる。
【0173】さらにスキャンした画像データを保存した
り、あるいはプリントしようとする画像データを入力す
るためのフロッピー(登録商標)ディスクやメモリカー
ド等の記憶装置を複写機本体に接続することで、ホスト
コンピュータを接続する必要がなく、複写機本体及び課
金管理装置のみにより、セルフサービスの画像スキャ
ン、プリント、コピー等各種サービスを提供するシステ
ムを構成することができる。
【0174】<第2の方式>第2の例は、スキャンサー
ビス時にもホストコンピュータ2104と課金管理装置
110との間信号群を用いる場合である。ホストコンピ
ュータからは、データ受信開始信号、データ受信完了信
号及び、その他設定を行う通信ライン(例えば、コマン
ド/ステータスシリアル通信)を有する。この場合に
は、スキャンについては課金管理装置110はリーダコ
ントローラ106からの信号を必要としないために、図
36のように単純な構成をとることができる。ただし、
コピーサービスを同時に提供する場合には、やはり図3
1のように、リーダコントローラからの信号を利用する
必要がある。処理の手順は、課金管理装置110が課金
処理に利用する信号がホストコンピュータからの信号に
変わる点だけであって、課金管理装置110における手
順は図33に示したとおりのものであり、ホストコンピ
ュータにおける手順は、図32に示したとおりのものと
なる。
【0175】[他の実施例]上記手順において、ホスト
コンピュータは、スキャンサービス提供時にユーザ名な
どを入力させてID番号とあわせて保存しておき、プリ
ントサービス時にユーザ名等もIDと同時に入力させる
ことで、セキュリティを向上させることが出来る。
【0176】また、ユーザ名を基に使用履歴を記録して
おき、使用頻度に応じて割引きサービスを実施すること
も可能である。例えば、一定期間内にスキャンサービス
を2度以上利用した場合には、利用の都度割引率を高く
する方法などが考えられる。
【0177】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0178】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても達成され
る。
【0179】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体およびプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することに
なる。
【0180】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれる。
【0181】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿の読取りについてもコピーと同様に課金することが
できる。
【0183】また、原稿の読取り開始前に当該原稿につ
いての単価に基づいて課金処理し、原稿の読み取り開始
後所定時間内に読み取りが終了しない場合には、当該原
稿についての課金を取り消すことで、処理を簡単なもの
とすることが可能となる。
【0184】また、画像読み取り時に発行した識別符号
を、印刷時に入力させることで、課金金額に対する割引
処理を可能とする。
【0185】また、原稿読み取りに対する課金におい
て、給紙信号及び排紙信号を利用することで、コピー時
の課金と同様の仕組みで課金を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成図
【図2】プリンタコントローラ2103とエンジンコン
トローラ2002間の接続図
【図3】ビデオI/F信号一覧
【図4】メカ紙搬送図
【図5】画像信号タイミングチャート
【図6】シリアル通信タイミングチャート
【図7】プリント動作時の通信を示す図
【図8】リーダ部を装着した場合の外観図
【図9】リーダコントローラ106を間に入れた構成に
おける接続図
【図10】リーダーが装着されない場合の通信シーケン
ス図
【図11】リーダーを装着した場合の通信シーケンス図
【図12】リーダーを装着した場合の/CCRTにおけ
る状態変化の処理を示す図
【図13】コピー動作中のプリント要求の処理を示す図
【図14】プリント動作中のコピー要求の処理を示す図
【図15】割り込みコピー時のタイミングチャート
【図16】プリンタの概観図
【図17】プリンタのシステム接続図
【図18】リーダコントローラ106内の詳細ブロック
【図19】リーダコントローラ106内の詳細ブロック
【図20】コピー時とプリント時のタイミング差を示す
【図21】従来のリーダの装着の仕方を示す図
【図22】従来のリーダの装着の仕方を示す図
【図23】インターフェース部の画像系ブロック図
【図24】インターフェース部の通信系ブロック図
【図25】スキャンシーケンス(PowerON時)1を示す
【図26】スキャンシーケンス(PowerON時)2を示す
【図27】基本的スキャンシーケンスを示す図
【図28】モード変更の設定を示す図
【図29】スキャン動作の停止、中断を示す図
【図30】スキャンウェイトモード時のシーケンス図
【図31】ホストコンピュータ、リーダコントローラ、
課金管理装置の接続ブロック図
【図32】スキャン動作時のリーダコントローラによる
処理手順の図
【図33】スキャン動作時の課金管理装置による処理手
順の図
【図34】プリント動作時のホストコンピュータによる
処理手順の図
【図35】スキャン動作時の課金管理装置による処理手
順の図
【図36】ホストコンピュータと課金管理装置の接続ブ
ロック図
【図37】各動作モードにおいてセレクタ2201へ入
力される選択信号の値を示す図
【図38】ステータス要求コマンドの図
【図39】動作実行コマンドの図
【図40】スキャン状態ステータスのフォーマットを示
す図
【図41】スキャン状態ステータスの詳細を示す図
【図42】色モードステータスのフォーマットを示す図
【図43】スキャン回数ステータスのフォーマットを示
す図
【図44】スキャン回数ステータスの詳細を示す図
【図45】読取りサイズステータスの詳細を示す図
【図46】スキャンモードステータスのフォーマットを
示す図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る読取り手段と、 前記読取り手段により1ページの原稿を読み取る際に、
    当該原稿の読取りについて課金処理する課金手段と、 原稿読取り後に、前記課金手段により課金された金額を
    明示する明示手段とを備えることを特徴とする画像入出
    力装置。
  2. 【請求項2】 前記課金手段は、前記読取り手段により
    1ページの原稿の読取りを開始する前に当該原稿につい
    ての単価に基づいて課金処理し、原稿の読み取り開始後
    所定時間内に読み取りが終了しない場合には、当該原稿
    についての課金を取り消すことを特徴とする請求項1に
    記載の画像入出力装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿の読取りについて課金処理され
    た場合、識別符号を発行するとともに一定期間保存する
    発行手段と、 画像データを印刷出力する印刷手段と、 操作者により入力可能な入力手段とを更に備え、 前記課金手段は、前記印刷手段による印刷出力に対して
    課金処理するとともに、前記入力手段により識別符号が
    入力された場合に、当該識別符号と同じ識別符号が保存
    されているか判定し、保存されている場合には前記印刷
    出力に対して課金された金額を割り引いて課金処理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像入出力装置。
  4. 【請求項4】 1ページ分の給紙信号及び排紙信号に応
    じて課金処理を行う課金処理装置と接続される画像入出
    力装置であって、 印刷出力を行う際の給紙時及び原稿読み取りを行う際の
    読取り開始時に前記給紙信号を出力する給紙信号出力手
    段と、 印刷出力を行った際の排紙時及び原稿読み取りを行った
    際の読取り完了時に前記排紙信号を出力する排紙信号出
    力手段と を備えることを特徴とする画像入出力装置。
  5. 【請求項5】 画像入出力装置から給紙信号を受信して
    課金計算するとともに、前記給紙信号受信後、所定時間
    内に前記画像入出力装置から排紙信号を受信しなかった
    場合には、前記課金手段により計算された金額から、前
    記給紙信号に対応する課金を取り消す課金手段と、 前記画像入出力装置において画像読取りが行われた場合
    には、識別符号を管理装置に対して発行する発行手段と
    を備えることを特徴とする課金装置。
  6. 【請求項6】 入力される割引率に応じた割引処理を行
    う課金装置と接続される画像入出力装置の管理装置であ
    って、 前記課金装置より識別符号を受信して所定期間保存する
    保存手段と、 前記画像入出力装置により印刷を行う際に識別符号を入
    力させ、入力された識別符号と前記保存手段により保存
    された識別符号とが一致した場合には、前記課金装置に
    対して一定の割引率を送信する手段とを備えることを特
    徴とする管理装置。
  7. 【請求項7】 前記発行手段により発行した識別符号を
    所定期間保存する保存手段を更に備え、 前記課金手段は、前記画像入出力装置により印刷を行う
    際に識別符号を入力させ、入力された識別符号と前記保
    存手段により保存された識別符号とが一致した場合に
    は、前記課金手段により計算された金額について一定の
    割引処理を施すことを特徴とする請求項5に記載の課金
    装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を電子的に読み取る読取り、 前記読取り手段により1ページの原稿を読み取る際に、
    当該原稿の読取りについて課金処理し、 原稿読取り後に、前記課金手段により課金された金額を
    明示することを特徴とする画像入出力装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 1ページ分の給紙信号及び排紙信号に応
    じて課金処理を行う課金処理装置と接続される画像入出
    力装置の制御方法であって、 印刷出力を行う際の給紙時及び原稿読み取りを行う際の
    読取り開始時に前記給紙信号を出力し、 印刷出力を行った際の排紙時及び原稿読み取りを行った
    際の読取り完了時に前記排紙信号を出力することを特徴
    とする画像入出力装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 画像入出力装置から給紙信号を受信し
    て課金計算するとともに、前記給紙信号受信後、所定時
    間内に前記画像入出力装置から排紙信号を受信しなかっ
    た場合には、前記課金手段により計算された金額から、
    前記給紙信号に対応する課金を取り消し、 前記画像入出力装置において画像読取りが行われた場合
    には、識別符号を管理装置に対して発行することを特徴
    とする課金装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 入力される割引率に応じた割引処理を
    行う課金装置と接続される画像入出力装置の管理装置の
    制御方法であって、 前記課金装置より識別符号を受信して所定期間保存し、 前記画像入出力装置により印刷を行う際に識別符号を入
    力させ、入力された識別符号と前記保存手段により保存
    された識別符号とが一致した場合には、前記課金装置に
    対して一定の割引率を送信することを特徴とする管理装
    置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項4乃至7のいずれか1項におけ
    る各手段をコンピュータにより実現するためのコンピュ
    ータプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のコンピュータプロ
    グラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記
    憶媒体。
JP2002040450A 2002-02-18 2002-02-18 画像入出力装置及びその制御方法 Withdrawn JP2003244349A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100438555C (zh) * 2005-06-08 2008-11-26 佳能株式会社 图像处理设备和方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100438555C (zh) * 2005-06-08 2008-11-26 佳能株式会社 图像处理设备和方法

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