JP2003239758A - エンジン作業機の吸気ダクト構造 - Google Patents

エンジン作業機の吸気ダクト構造

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JP2003239758A
JP2003239758A JP2002041414A JP2002041414A JP2003239758A JP 2003239758 A JP2003239758 A JP 2003239758A JP 2002041414 A JP2002041414 A JP 2002041414A JP 2002041414 A JP2002041414 A JP 2002041414A JP 2003239758 A JP2003239758 A JP 2003239758A
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JP
Japan
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air passage
intake
engine
intake duct
lower air
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JP2002041414A
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English (en)
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Mitsuo Nagata
三雄 永田
Katsuaki Tanaka
克明 田中
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペースにおいても空気通路を長く
して、防音効果が大きく、雨水の吸い込みの心配がな
く、効率よく空気を吸い込む。 【解決手段】 吸気ダクトを、ケーシング5の側壁に設
けられた点検扉10の吸気入口12と、床台1に設けら
れる下部空気通路21と、下部空気通路21に連続して
下部空気通路21から吸気入口12周囲の側壁に吸い込
み口22aを密着する上部空気通路22とで構成し、吸
い込まれた空気を、下部空気通路21の上面又は側面に
開口する吸気出口21dよりラジエータファンの吸い込
み側下方に案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音構造のケーシ
ング内部に、エンジンと、該エンジンにより駆動される
発電機、コンプレッサ、油圧ポンプ等の動力供給源とな
る機器等を収納したエンジン作業機の吸気ダクト構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、防音型ディーゼル発電機は、図
10,11に示されるように、床台1にエンジン2と、
該エンジン2により駆動される発電機3と、燃料タンク
4とを設置するとともに、これらを防音構造のケーシン
グ5で覆い、エンジン2と燃料タンク4との間の仕切り
壁6にラジエータ7を取り付け、燃料タンク4の上部に
マフラー8を配設している。前記ケーシング5の側壁に
は、観音開きの点検扉9,10が設けられ、各点検扉
9,10に、エンジン2の吸気用やエンジン2及び発電
機3を冷却するための吸気入口11,12を開口し、こ
れら吸気入口11,12の内側に空気通路13を取り付
けて吸気ダクトを構成している。このうち、ラジエータ
7を冷却する吸気ダクトは、ラジエータファン14近傍
の点検扉10に設けられた吸気入口12と、該吸気入口
12の内側周囲に取り付けられた空気通路13とで構成
され、該空気通路13は、上部を開口した箱形に形成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の構成
では、空気通路13の開口上部にバッテリー充電用のダ
イナモ15があるために空気通路を長くできず、空気通
路13からの音漏れが大きい。また、空気通路13が短
くてダイナモ15近傍に開口しているので、空気ととも
に吸い込まれた雨水がダイナモ15に飛散して絶縁能力
を低下させる虞がある。さらに、ラジエータファン14
の側面近傍に開口しているので、気流の乱れから効率よ
く空気が吸い込まれない。また、点検扉10に空気通路
13が取り付けられているから、点検扉10に強度を持
たせないと振動で騒音を発生することがある。しかも、
点検扉10を開けたときに空気通路13が出っ張り、内
部機器メンテナンス等の作業時に邪魔になる。
【0004】そこで本発明は、限られたスペースにおい
ても空気通路を長くして、防音効果が大きく、雨水の吸
い込みの心配がなく、効率よく空気を吸い込むことがで
きるエンジン作業機の吸気ダクト構造を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、床台に設置したエンジン及び該エンジ
ンにより駆動される動力供給源機器等を覆うケーシング
の側壁に開口する吸気入口と、前記ケーシング内部に設
置された空気通路とで構成されるエンジン作業機の吸気
ダクト構造において、前記空気通路は、前記床台に設け
られる下部空気通路と、該下部空気通路に連続して前記
吸気入口周囲の側壁に吸い込み口を密着する上部空気通
路とで構成され、前記下部空気通路に吸気出口を開口し
たことを特徴としている。また、前記吸気入口は、ケー
シング側壁に設けた点検扉に開口していること、前記下
部空気通路は、前記エンジン冷却用のラジエータファン
下方に設置されていることを特徴とし、さらに、前記吸
気出口は、前記下部空気通路の上面又は側面に開口して
いることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をラジエータ冷却用
の吸気ダクト構造に適用した各実施形態例を図面に基づ
いて説明する。なお、各実施形態例において、前記従来
例と同一要素には同一の符号を付して説明する。図1乃
至図4は本発明の第1実施形態例を示すもので、前記ケ
ーシング5の側壁に設けられた点検扉10の吸気入口1
2内側の床台1には、ラジエータファン14下方に、床
台1の根太梁1a,1a間に張設された床板1b上に、
点検扉10側の根太梁1aに隣接して空気通路20が設
けられている。
【0007】この空気通路20は、下部空気通路21
と、該下部空気通路21の天井壁21aの開口部21b
に連続する上部空気通路22とで構成されている。前記
下部空気通路21は、ラジエータファン14下方の前記
床板1bを底壁とし、前記根太梁1aを一側壁とする平
箱形に形成され、根太梁1aと対向する側壁21cに吸
気出口21dを開口している。前記上部空気通路22
は、前記下部空気通路21の開口部21bから立ち上が
る角筒を点検扉10側へ90度屈曲した形状で、点検扉
10側の吸い込み口22a周縁に、点検扉10を閉じた
際の前記吸気入口12周囲の側壁に密着するパッキン2
3を備えている。なお、パッキン23は、前記吸気入口
12周囲の周縁に備えても良く、この場合は、点検扉1
0を閉じた際に前記吸い込み口22a周縁がパッキン2
3に密着する。
【0008】この構成により、図3,4に示されるよう
に、エンジン2の運転に伴って、点検扉10の吸気入口
12より吸入された空気は、上部空気通路22から開口
部21bを経て下部空気通路21を通り、ラジエータフ
ァン14の吸い込み側下方に設けた前記吸気出口21d
からラジエータファン14に案内される。
【0009】図5及び図6は本発明の第2実施形態例を
示すもので、本実施形態例の下部空気通路21は、床台
1の根太梁1a,1a間に設けられる補強梁1cと、エ
ンジンルームと燃料タンク室との仕切り壁6との間の床
板1b上に、間隔を開けて天井壁21aを設け、根太梁
1a,1a、補強梁1c及び仕切り壁6を側壁とし、床
板1bを底壁とした箱体を形成して、エンジン2とラジ
エータファン14との間の天井壁21aのほぼ中央部に
吸気出口21dを開口したもので、該下部空気通路21
の天井壁21aの点検扉10側に上部空気通路22を設
けている。
【0010】図7は本発明の第3実施形態例を示すもの
で、下部空気通路21は、天井壁21aと両側壁21
c,21cとを断面コ字状に形成し、これを点検扉10
側の根太梁1aと補強梁1cとの間に斜めに設置して、
床板1bを底壁とするととともに、エンジン2とラジエ
ータファン14との間の天井壁21aに吸気出口21d
を開口するもので、該下部空気通路21の天井壁21a
の点検扉10側に上部空気通路22を設けている。
【0011】図8及び図9は本発明の第4実施形態例を
示すもので、下部空気通路21は、床板1bを底壁と
し、仕切り壁6を一方の側壁として仕切り壁6に設けら
れ、仕切り壁6に対向する側壁21cに吸気出口21d
を開口しており、上部空気通路22は、ラジエータファ
ン14側面下方の仕切り壁6に設けられ、点検扉10側
の根太梁1aを側壁の一部に、底板1bを底壁としたも
のである。
【0012】上記第2,3,4実施形態例の構成でも、
第1実施形態例と同様に、点検扉10の吸気入口12か
ら吸入された空気は、上部空気通路22、開口部21b
を経て下部空気通路21を通り、ラジエータファン14
の吸い込み側下方に設けた前記吸気出口21dからラジ
エータファン14に案内される。
【0013】したがって、従来、デッドスペースであっ
たラジエータファン14下方を有効に利用して、吸気出
口21dがラジエータファン14の近傍にあるにも拘わ
らず、限られたスペースの中で、空気通路20を長く取
れて防音効果を高くできる。また、吸入された空気がラ
ジエータファン14下方を通って上に吹きあがるから、
空気とともに吸い込んだ雨水の飛散が少なく、しかも、
ダイナモ15から遠い位置で空気が吹きあがるので、絶
縁能力を低下させる虞がない。下部空気通路21に排水
口を形成すれば、空気とともに吸い込まれた雨水を排出
できるから、ケーシング5内に雨水が飛散することがな
い。
【0014】さらに、吸い込まれた空気が、ラジエータ
ファン14の吸い込み側下方からラジエータファン14
に案内されるから、気流の乱れが少なく効率よく空気が
吸い込まれる。また、エンジン2の運転中には、強固な
床台1や仕切り壁6に設けられた空気通路20がパッキ
ン23を介して点検扉10が密着するから、点検扉10
の強度を高めなくても、点検扉10の振動を抑制でき
る。さらに、床板1bに空気通路20を設けることによ
り、面積の広い一枚板からなる床板1bの振動やビビリ
を低減することができる。また、点検扉10の内側に突
出物がないから、内部機器メンテナンス等の作業がやり
やすい。しかも、点検扉10を開けたときに、ラジエー
タファン14やダイナモ15を回転するベルト25部分
に、上部空気通路22が立ち上がっているので、上部空
気通路22が衝立となってベルト25等の回転部分に誤
って触れる危険性が少なくなる。
【0015】なお、上記各実施形態例では、本発明をラ
ジエータ冷却用の吸気ダクト構造に適用したもので説明
したが、本発明は、例えば、発電機3冷却用の吸気ダク
ト構造や他の機器の冷却用の吸気ダクト構造にも適用可
能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエンジン
作業機の吸気ダクト構造は、ケーシングの側壁に開口す
る吸気入口と、床台に設けられる下部空気通路と、下部
空気通路に連続して吸気入口周囲の側壁に吸い込み口を
密着する上部空気通路とで構成されているので、従来、
デッドスペースであった床台部分を有効に利用して、限
られたスペースの中で、空気通路を長く取れて防音効果
を高くでき、空気とともに吸い込んだ雨水の飛散が少な
く、ダイナモ等の電気機器の絶縁能力を低下させる虞が
ない。また、吸い込まれた空気が、ラジエータファンの
吸い込み側下方に案内されるから、気流の乱れが少なく
効率よく空気が吸い込まれる。さらに、パッキンが側壁
に密着するから、側壁の振動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態例の空気通路の斜視図
【図2】 同じく断面側面図
【図3】 同じく空気の流れを示す断面側面図
【図4】 同じく空気の流れを示す平面図
【図5】 第2実施形態例の空気通路の正面図
【図6】 同じく空気の流れを示す平面図
【図7】 第3実施形態例の空気通路の平面図
【図8】 第4実施形態例の空気通路の斜視図
【図9】 同じく空気の流れを示す断面側面図
【図10】 従来の吸気ダクトを示すエンジン作業機の
正面図
【図11】 同じく断面側面図
【符号の説明】 1…床台、1a…根太梁、1b…床板、2…エンジン、
3…発電機、5…ケーシング、6…仕切り壁、7…ラジ
エータ、9,10…点検扉、11,12…吸気入口、1
4…ラジエータファン、15…ダイナモ、20…空気通
路、21…下部空気通路、21a…下部空気通路の天井
壁、21b…下部空気通路の開口部、21d…下部空気
通路の吸気出口、22…上部空気通路、22a…上部空
気通路の吸気入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床台に設置したエンジン及び該エンジン
    により駆動される動力供給源機器等を覆うケーシングの
    側壁に開口する吸気入口と、前記ケーシング内部に設置
    された空気通路とで構成されるエンジン作業機の吸気ダ
    クト構造において、前記空気通路は、前記床台に設けら
    れる下部空気通路と、該下部空気通路に連続して前記吸
    気入口周囲の側壁に吸い込み口を密着する上部空気通路
    とで構成され、前記下部空気通路に吸気出口を開口した
    ことを特徴とするエンジン作業機の吸気ダクト構造。
  2. 【請求項2】 前記吸気入口は、ケーシング側壁に設け
    た点検扉に開口していることを特徴とする請求項1記載
    のエンジン作業機の吸気ダクト構造。
  3. 【請求項3】 前記下部空気通路は、前記エンジン冷却
    用のラジエータファン下方に設置されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のエンジン作業機の吸気ダク
    ト構造。
  4. 【請求項4】 前記吸気出口は、前記下部空気通路の上
    面に開口していることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のエンジン作業機の吸気ダクト構造。
  5. 【請求項5】 前記吸気出口は、前記下部空気通路の側
    面に開口していることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のエンジン作業機の吸気ダクト構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032306A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Aisin Seiki Co Ltd 空気調和装置
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