JP2003239160A - ジェットルームにおける緯入れ装置 - Google Patents

ジェットルームにおける緯入れ装置

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JP2003239160A
JP2003239160A JP2002032457A JP2002032457A JP2003239160A JP 2003239160 A JP2003239160 A JP 2003239160A JP 2002032457 A JP2002032457 A JP 2002032457A JP 2002032457 A JP2002032457 A JP 2002032457A JP 2003239160 A JP2003239160 A JP 2003239160A
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weft
valve
flexible tube
distributor
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JP2002032457A
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Hirohiko Ishikawa
洋彦 石川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet
    • D03D47/3026Air supply systems
    • D03D47/3053Arrangements or lay out of air supply systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】緯入れ用補助ノズルに接続されるエア供給用の
フレキシブルチューブの耐久性を高める。 【解決手段】緯入れ用補助ノズル12〜15は、フレキ
シブルチューブ28及び電磁開閉弁19を介してエアタ
ンク17に接続されている。電磁開閉弁19の弁部24
を構成するバルブハウジング25は、分配器を兼ねてい
る。バルブハウジング25の前面には253〜256が
設けられている。分配ポート253,254の指向方向
L1,L2は、上方かつ織機の右方に向けられており、
分配ポート255,256の指向方向R1,R2は、上
方かつ織機の左方に向けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動する筬と一体
的に動く緯入れ用補助ノズルのエア噴射作用によって緯
糸を緯入れするジェットルームにおける緯入れ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平11−107119号公報に開示
されるように、メインノズルから経糸開口内に射出され
た緯糸は、緯入れ方向に列設された複数の緯入れ用補助
ノズルにおけるエア噴射作用によって牽引して緯入れさ
れる。緯入れ用補助ノズルは、緯入れ始端側(メインノ
ズル側)から複数個ずつの単位で1つの電磁開閉弁を介
して圧力容器からエアを供給される。緯入れ用補助ノズ
ルは、柔軟性のある配管(フレキシブルチューブ)を介
して電磁開閉弁に接続されており、1つの電磁開閉弁に
は複数のフレキシブルチューブがマニホールドを介して
接続されている。複数のフレキシブルチューブは、マニ
ホールドの左右に複数本ずつ分けて接続されている。従
って、フレキシブルチューブは、マニホールドから複数
の緯入れ用補助ノズルの列設方向に延びながら上方の緯
入れ用補助ノズルに向かう湾曲形状となるように配設さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フレキシブル
チューブを前記したような湾曲形状に配設する構成で
は、筬と一体的に揺動する緯入れ用補助ノズルの揺動運
動に追随するようにフレキシブルチューブが大きく振れ
る。そのため、フレキシブルチューブの端部に大きな衝
撃が集中して掛かり、フレキシブルチューブの端部が変
形したり、折損したりする。又、フレキシブルチューブ
が周囲の部材と干渉したり、隣り合う電磁開閉弁の一方
に接続されたフレキシブルチューブと、他方に接続され
たフレキシブルチューブとの最近接同士が干渉したりす
る。このような干渉は、フレキシブルチューブの損傷を
もたらす。
【0004】本発明は、緯入れ用補助ノズルに接続され
るエア供給用のフレキシブルチューブの耐久性を高める
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、複数の緯入れ用補助ノズルへフレキシブルチュ
ーブを介して圧力エアを供給するための分配器を前記緯
入れ用補助ノズルよりも下方に、かつ前記筬の揺動中心
よりも織機の前方側に配設し、複数の前記フレキシブル
チューブを接続するための複数の分配ポートを前記分配
器に設け、前記分配ポートの指向方向を上方に、かつ織
機の後方に向けた。
【0006】織機の後方を向く分配ポートに接続された
フレキシブルチューブでは、緯入れ用補助ノズルの列設
方向における長さ成分が少なくなる。又、織機の上方を
向く分配ポートに接続されたフレキシブルチューブで
は、織機の前後方向におけるフレキシブルチューブの長
さ成分が少なくなる。このような長さ成分の低減は、フ
レキシブルチューブの長さの短縮をもたらし、フレキシ
ブルチューブの耐久性の向上に寄与する。
【0007】請求項2の発明では、請求項1において、
前記複数の分配ポートを左右に分けて前記分配器に設
け、左側の前記分配ポートの指向方向を織機の左方に向
け、右側の前記分配ポートの指向方向を織機の右方に向
けた。
【0008】右側の分配ポートに対応する緯入れ用補助
ノズルの列設範囲と、左側の分配ポートに対応する緯入
れ用補助ノズルの列設範囲との間に分配器を配設するこ
とによって最長のフレキシブルチューブの長さを短くす
ることができる。
【0009】請求項3の発明では、請求項1及び請求項
2のいずれか1項において、圧力エアを蓄えるエアタン
クから前記緯入れ用補助ノズルに至るエア供給経路上に
電磁開閉弁を介在し、前記電磁開閉弁は、ソレノイド部
と弁部とを備えたものとし、前記分配器は、前記弁部を
構成するバルブハウジングとした。
【0010】電磁開閉弁のバルブハウジングを分配器と
した構成は、分配器と電磁開閉弁とを接続する上で簡便
である。請求項4の発明では、請求項3において、前記
バルブハウジングを前記エアタンクに結合し、前記弁部
における流入流路を前記バルブハウジングに形成し、前
記エアタンクに形成された流出ポートに前記流入流路を
直通させた。
【0011】分配器であるバルブハウジングをエアタン
クに結合した構成は、緯入れ用補助ノズルにおける噴射
圧波形の改良に寄与する。請求項5の発明では、請求項
1乃至請求項4のいずれか1項において、前記フレキシ
ブルチューブは、前記分配ポートから織機の後方かつ上
方に向けて延びてから織機の前方かつ上方に向けて反転
し、さらに織機の後方かつ上方に向けて反転した後に前
記緯入れ用補助ノズルに接続した。
【0012】フレキシブルチューブのこのような配線形
状は、フレキシブルチューブの耐久性の向上に有利であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、緯入れ用メインノズル
11は、緯糸Yを経糸T〔図2(a)に図示 〕の開口
内へ射出する。緯入れ用補助ノズル12,13,14,
15は、緯入れ用メインノズル11側からリレー噴射す
る。このリレー噴射が経糸Tの開口内へ射出された緯糸
Yを牽引する。緯入れ用メインノズル11は、電磁開閉
弁16を介して図示しないエアタンクに接続されてお
り、このエアタンクは図示しない圧力エア供給源から圧
力エアの供給を受ける。
【0015】緯入れ用補助ノズル12〜15は、エアタ
ンク17から圧力エアを供給される。エアタンク17
は、圧力調整器18を介して前記圧力エア供給源に接続
されている。圧力調整器18は、エアタンク17内の圧
力を設定する。緯入れ用補助ノズル12〜15は、1つ
の群として単一の電磁開閉弁19を介してエアタンク1
7に接続されている。即ち、電磁開閉弁19は、エアタ
ンク17から緯入れ用補助ノズル12〜15に至るエア
供給経路上に介在されている。
【0016】図2(a)に示すように、往復駆動される
ロッキングシャフト20にはスレイ21が支持されてお
り、スレイ21上には変形筬22が立設されている。緯
入れ用メインノズル11から経糸Tの開口内へ射出され
た緯糸Yは、変形筬22に形成された緯入れ通路221
内を飛走する。変形筬22は、ロッキングシャフト20
の往復駆動によってロッキングシャフト20の回転中心
軸線201を中心にして矢印Qの方向に往復揺動し、緯
入れされた緯糸Yが織布Wの織前W1に筬打ちされる。
回転中心軸線201は、変形筬22の揺動中心である。
緯入れ用補助ノズル12〜15は、スレイ21の前面に
装着されている。エアタンク17は、ロッキングシャフ
ト20と平行になるように配設されている。
【0017】図2(b)に示すように、電磁開閉弁19
は、ソレノイド部23と弁部24とからなる。弁部24
は、分配器を兼ねるバルブハウジング25と、バルブハ
ウジング25内に収容された弁体26とを備えている。
バルブハウジング25には流入流路251及び流出流路
252が形成されている。弁体26は、復帰ばね191
のばね力によって流出流路252側に付勢されている。
又、バルブハウジング25には及び分配ポート253,
254,255,256(図3及び図5参照)が設けら
れている。分配ポート253〜256は、流出流路25
2から分岐している。分配ポート253,254,25
5,256には管継手27が取り付けられており、管継
手27にはフレキシブルチューブ28の始端部281が
接続されている。フレキシブルチューブ28の末端は、
緯入れ用補助ノズル12〜15に接続されている。電磁
開閉弁19及びフレキシブルチューブ28は、エアタン
ク17から緯入れ用補助ノズル12〜15に至るエア供
給経路を構成する。
【0018】図4に示すように、バルブハウジング25
は、ねじ29の締め付けによってエアタンク17に結合
されている。エアタンク17には流出ポート171が形
成されており、流入流路251が流出ポート171に直
通している。
【0019】電磁開閉弁19は、緯入れ用メインノズル
11側から順次励消磁される。ソレノイド部23が励磁
されていないときには、弁体26は、流入流路251と
流出流路252との連通を遮断する。ソレノイド部23
が励磁されたときには、弁体26は、流入流路251と
流出流路252とを連通する弁開位置に配置される。ソ
レノイド部23が励磁されると、エアタンク17内の圧
力エアが流入流路251、流出流路252、分配ポート
253〜256及びフレキシブルチューブ28を経由し
て緯入れ用補助ノズル12〜15へ供給される。
【0020】図5は、分配器を兼ねるバルブハウジング
25を示す。バルブハウジング25の前面には一対の傾
斜面30,31が形成されている。傾斜面30,31
は、左右に関して鏡映対称に形成されている。傾斜面3
0,31の傾斜角α〔図2(a),(b)に図示〕は同
じである。分配ポート253,254は、傾斜面30に
対して垂直になるように傾斜面30,31側に形成され
ており、分配ポート255,256は、傾斜面31に対
して垂直になるように傾斜面31側に形成されている。
【0021】本発明では、図2(a)に示す経糸Tの側
から織布Wの側を見た方向を織機の前方とし、織布Wの
側から経糸Tの側を見た方向を織機の後方と定義する。
又、織布Wの側から経糸Tの側を見て左側を織機の左方
と定義し、織布Wの側から経糸Tの側を見て右側を織機
の右方と定義する。そうすると、エアタンク17及びロ
ッキングシャフト20は、織機の左右方向に延びるよう
に配設され、分配器を兼ねるバルブハウジング25は、
回転中心軸線201よりも織機の前方側に配設されるこ
とになる。バルブハウジング25における傾斜面30,
31は、織機の後方を向くことになる。傾斜面30は、
織機の後方かつ右方を向いており、傾斜面31は、織機
の後方かつ左方を向いている。図4に示すように、傾斜
面30の右向き角度θ1と、傾斜面31の左向き角度θ
2とは同じである。
【0022】図3に示すように、分配ポート253,2
54の指向方向L1,L2は、上方かつ織機の右方に向
けられており、分配ポート255,256の指向方向R
1,R2は、上方かつ織機の左方に向けられている。図
4は、分配ポート254,256の指向方向L2,R2
を表している。分配ポート253の指向方向L1は、分
配ポート254の指向方向L2と同じ方向であり、分配
ポート255の指向方向R1は、分配ポート256の指
向方向R2と同じ方向である。
【0023】フレキシブルチューブ28は、分配ポート
253〜256から織機の後方かつ上方に向けて延びて
から、織機の前方かつ上方に向けて反転し、さらに織機
の後方かつ上方に向けて反転した後に緯入れ用補助ノズ
ル12〜15に接続されている。
【0024】図1に示すように、分配器であるバルブハ
ウジング25は、一群の緯入れ用補助ノズル12〜15
のうちの緯入れ用補助ノズル12,13の列設範囲H1
と、緯入れ用補助ノズル14,15の列設範囲H2との
間に配設されている。
【0025】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1−1)変形筬22は、図2(a)の矢印Qの方向に
高速で往復揺動し、緯入れ用補助ノズル12〜15が変
形筬22と一体的に往復揺動する。フレキシブルチュー
ブ28は、緯入れ用補助ノズル12〜15の往復揺動に
追随するように変位する。そのため、フレキシブルチュ
ーブ28が矢印Qで示す変形筬22の揺動方向に振られ
る。フレキシブルチューブ28の始端部281は、織機
の後方を向く分配ポート253〜256から織機の後方
に向けて延出している。フレキシブルチューブ28の始
端部を織機の後方に向けて延出させる構成は、フレキシ
ブルチューブの始端部を織機の左右方向に延出させる従
来構成に比べ、織機の左右方向におけるフレキシブルチ
ューブ28の長さ成分を少なくする。織機の左右方向
(即ち、緯入れ用補助ノズル12〜15の列設方向)に
おける長さ成分が少ないほど、フレキシブルチューブ2
8の長さが短くなる。又、フレキシブルチューブ28の
始端部281を織機の上方に向けて延出させる構成は、
織機の前後方向におけるフレキシブルチューブ28の長
さ成分の低減に寄与する。織機の左右方向の長さ成分及
び織機の前後方向の長さ成分の短縮化は、フレキシブル
チューブ28の長さの短縮化をもたらす。又、フレキシ
ブルチューブ28の始端部281の延出方向は、織機の
後方に、かつ上方に延出する方向であり、この延出方向
は、フレキシブルチューブ28の振れの方向に略沿う方
向であり、フレキシブルチューブ28の曲率半径が大き
くなる。そのため、フレキシブルチューブ28の振れに
よって始端部281に掛かる衝撃が始端部281の全体
に分散される。フレキシブルチューブ28における衝撃
の分散は、フレキシブルチューブ28の耐久性を向上す
る。
【0026】(1−2)フレキシブルチューブ28の長
さの短縮化は、隣合うフレキシブルチューブ28同士の
干渉、及び周囲の部材との干渉をなくし、フレキシブル
チューブ28の耐久性の向上に寄与する。
【0027】(1−3)一群の緯入れ用補助ノズル12
〜15のうちの緯入れ用補助ノズル12,13に接続さ
れたフレキシブルチューブ28は、指向方向L1,L2
を右側に向けた右側の分配ポート253,254に接続
されている。緯入れ用補助ノズル14,15に接続され
たフレキシブルチューブ28は、指向方向R1,R2を
左側に向けた左側の分配ポート255,256に接続さ
れている。バルブハウジング25は、緯入れ用補助ノズ
ル12,13の列設範囲H1と緯入れ用補助ノズル1
4,15の列設範囲H2との間に配置されている。従っ
て、緯入れ用補助ノズル12〜15に接続されたフレキ
シブルチューブ28のうちの最長のフレキシブルチュー
ブ28の長さが最も短くなる。最長のフレキシブルチュ
ーブ28の長さの短縮は、フレキシブルチューブ28の
耐久性の向上に寄与する。
【0028】(1−4)電磁開閉弁19のバルブハウジ
ング25を分配器とした構成は、分配器と電磁開閉弁と
の間の別配管を不要とする。これは、分配器と電磁開閉
弁との接続の簡便化をもたらし、しかも電磁開閉弁と分
配器との組み合わせ構造のコンパクト化をもたらす。
【0029】(1−5)分配器としてのバルブハウジン
グ25は、エアタンク17に結合されており、バルブハ
ウジング25における流入流路251は、エアタンク1
7の流出ポート171に直通されている。流入流路25
1がエアタンク17に直通しているため、電磁開閉弁1
9が励消磁するときの緯入れ用補助ノズル12〜15に
おける噴射圧の立ち上がりが早くなる。緯入れ用補助ノ
ズル12〜15における噴射圧の早い立ち上がりは、良
好な緯入れの達成に寄与する。
【0030】(1−6)図2(a)に示すように、フレ
キシブルチューブ28は、織機の左右方向に緯入れ末端
側から緯入れ始端側を見てS字形状に配設されている。
変形筬22の揺動運動に伴って専ら撓み変形するのは、
S字形状の下側湾曲部282(始端部281に近い湾曲
部)である。即ち、フレキシブルチューブ28の振れに
よって生じる衝撃の多くがS字形状の下側湾曲部282
に掛かるが、S字形状の下側湾曲部282は、上記構成
により曲率半径が大きくなるため、この衝撃を分散して
緩和する。即ち、織機の左右方向に見た場合のフレキシ
ブルチューブ28のS字の配線形状は、フレキシブルチ
ューブ28の耐久性の向上に有利である。
【0031】(1−7)下側湾曲部282は、上方に向
けて延出しており、始端部281を織機の後方に向けて
水平に延出させる場合に比べて下側湾曲部282におけ
る曲率半径が大きい。下側湾曲部282は、曲率半径が
大きいほど折損しにくい。
【0032】本発明では、図6〜図13の別の実施の形
態も可能である。第1の実施の形態と同じ構成部には同
じ符号が用いてある。図6の第2の実施の形態における
バルブハウジング25では、傾斜面30と傾斜面31と
が左右に関して鏡映対称になっていない。右向き角度θ
1と左向き角度θ2とは等しくない。即ち、右側の分配
ポート254(分配ポート253は図示略)の指向方向
L3と、左側の分配ポート256(分配ポート255は
図示略)の指向方向R3とが左右に関して鏡映対称にな
っていない。
【0033】図7の第3の実施の形態における分配器と
してのバルブハウジング25Aでは、3つの分配ポート
254,256,257が形成されている。第3の分配
ポート257の指向方向Loは、織機の後方に向けられ
ており、かつ分配ポート255,256の指向方向L
2,R2よりも一層上方に向けられている。
【0034】図8の第4の実施の形態における分配器と
してのバルブハウジング25Bでは、一対の分配ポート
254,256のみが形成されている。図9〜図12の
第5の実施の形態における分配器としてのバルブハウジ
ング25Cでは、バルブハウジング25Cの前面の傾斜
面30Cの傾斜角αと、傾斜面31Cの傾斜角βとが異
ならせてある。傾斜面30Cの右向き角度θ1と傾斜面
31Cの左向き角度θ2とは、同じにしてある。傾斜面
30C上の分配ポート253,254の指向方向L1,
L2は、傾斜面31C上の分配ポート255,256の
指向方向R1,R2に比べて、上向きの度合いが大き
い。
【0035】図13の第6の実施の形態における分配器
としてのバルブハウジング25Dでは、分配ポート25
3,255を設けた傾斜面32,33の傾斜角γ(傾斜
面32側のみ図示)が分配ポート254を設けた傾斜面
30の傾斜角αよりも小さくしてある。傾斜面31の傾
斜角は、傾斜面30の傾斜角αと同じである。
【0036】本発明では、以下のような実施の形態も可
能である。 (1)第5の実施の形態において、傾斜面30Cの右向
き角度θ1と傾斜面31Cの左向き角度θ2とを異なら
せること。
【0037】(2)第1の実施の形態における電磁開閉
弁の弁部とは別に分配器を形成し、この分配器と前記弁
部とを配管で接続すること。 (3)織機の駆動源から駆動力を得て織機の回転に同期
して開閉する機械的開閉弁と緯入れ用補助ノズルとの間
に分配器を介在したジェットルームに本発明を適用する
こと。
【0038】前記した実施の形態から把握できる請求項
記載以外の発明について以下に記載する。 〔1〕請求項2において、複数の前記分配ポートを左右
同数に分けたジェットルームにおける緯入れ装置。
【0039】
【発明の効果】本発明では、分配器に設けた分配ポート
の指向方向を織機の上方に、かつ織機の後方に向けたの
で、緯入れ用補助ノズルに接続されるエア供給用のフレ
キシブルチューブの耐久性を高める得るという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す緯入れ装置の簡略背面
図。
【図2】(a)は、要部側面図。(b)は、要部拡大側
断面図。
【図3】要部背面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】バルブハウジング(分配器)の斜視図。
【図6】第2の実施の形態を示す要部平断面図。
【図7】第3の実施の形態を示すバルブハウジング(分
配器)の斜視図。
【図8】第4の実施の形態を示すバルブハウジング(分
配器)の斜視図。
【図9】第5の実施の形態を示すバルブハウジング(分
配器)の平面図。
【図10】バルブハウジング(分配器)の一側面図。
【図11】バルブハウジング(分配器)の他側面図。
【図12】バルブハウジング(分配器)の斜視図。
【図13】第6の実施の形態を示すバルブハウジング
(分配器)の斜視図。
【符号の説明】
12〜15…緯入れ用補助ノズル。17…エアタンク。
171…流出ポート。19…電磁開閉弁。20…ロッキ
ングシャフト。201…筬の揺動中心となる回転中心軸
線。22…変形筬。23…ソレノイド部。24…弁部。
25,25A,25B,25C,25D…分配器として
のバルブハウジング。251…流入流路。253,25
4,255,256,257…分配ポート。28…エア
供給経路を構成するフレキシブルチューブ。Y…緯糸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動する筬と一体的に動く緯入れ用補助ノ
    ズルのエア噴射作用によって緯糸を緯入れするジェット
    ルームにおいて、 複数の前記緯入れ用補助ノズルへフレキシブルチューブ
    を介して圧力エアを供給するための分配器を前記緯入れ
    用補助ノズルよりも下方に、かつ前記筬の揺動中心より
    も織機の前方側に配設し、複数の前記フレキシブルチュ
    ーブを接続するための複数の分配ポートを前記分配器に
    設け、前記分配ポートの指向方向を上方に、かつ織機の
    後方に向けたジェットルームにおける緯入れ装置。
  2. 【請求項2】前記複数の分配ポートを左右に分けて前記
    分配器に設け、左側の前記分配ポートの指向方向を織機
    の左方に向け、右側の前記分配ポートの指向方向を織機
    の右方に向けた請求項1に記載のジェットルームにおけ
    る緯入れ装置。
  3. 【請求項3】圧力エアを蓄えるエアタンクから前記緯入
    れ用補助ノズルに至るエア供給経路上に電磁開閉弁を介
    在し、前記電磁開閉弁は、ソレノイド部と弁部とを備え
    ており、前記分配器は、前記弁部を構成するバルブハウ
    ジングとした請求項1及び請求項2のいずれか1項に記
    載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  4. 【請求項4】前記バルブハウジングは、前記エアタンク
    に結合されており、前記弁部における流入流路は、前記
    バルブハウジングに形成されており、前記流入流路は、
    前記エアタンクに形成された流出ポートに直通している
    請求項3に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  5. 【請求項5】前記フレキシブルチューブは、前記分配ポ
    ートから織機の後方かつ上方に向けて延びてから織機の
    前方かつ上方に向けて反転し、さらに織機の後方かつ上
    方に向けて反転した後に前記緯入れ用補助ノズルに接続
    されている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
    のジェットルームにおける緯入れ装置。
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