JP2003237331A - 車両の直進判別装置 - Google Patents

車両の直進判別装置

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JP2003237331A JP2002040166A JP2002040166A JP2003237331A JP 2003237331 A JP2003237331 A JP 2003237331A JP 2002040166 A JP2002040166 A JP 2002040166A JP 2002040166 A JP2002040166 A JP 2002040166A JP 2003237331 A JP2003237331 A JP 2003237331A
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    • B60C23/06Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle
    • B60C23/061Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle by monitoring wheel speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
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    • B60T8/172Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters

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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような走行状態においても車輪速データ
のみから直進走行であることを正確に判定する。 【解決手段】 左右車輪速センサ11,12の検出値よ
り車輪速演算手段13が演算した左右の車輪速値に基づ
き、予め設定されたチェックポイント(CP)毎に車輪
速比演算手段21、距離演算手段31及び距離比演算手
段32が夫々左右車輪速比および実走距離、直線距離お
よび両者の距離比を演算する。車輪速比変動幅評価手段
24が車輪速比の変動幅が比較的小さい時点のCPを有
効CPとして抽出し、判定手段43が有効CPのうち、
距離比が最小となる有効CPを直進状態にあると判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行状態が
直進であるか否かを判別する装置に関するもので、例え
ば、左右車輪の回転数差を利用した動荷重半径方式のタ
イヤ空気圧警報装置に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、車両走行中のタイヤの転がり半径がタイヤ内の空
気圧に比例することを利用して、各輪のタイヤの転がり
半径、具体的には左右輪の回転数差によりタイヤ空気圧
の低下を検出し警報を出力する動荷重半径方式のタイヤ
空気圧警報装置がある。この場合、左右輪が共に空気圧
の低下がなく適正な圧力状態であっても、車両の旋回中
では車体の左右輪において旋回半径が異なり、旋回外輪
は旋回内輪よりも旋回半径が大きいため、旋回外輪の車
輪の車速が旋回内輪よりも大きくなったり、さらには、
車両の旋回時の荷重移動により旋回外側の車輪半径の方
が旋回内側の車輪半径よりも小さくなる。このため、正
しいタイヤ空気圧を検出することができない。したがっ
て、車両が直進走行中か否かを判別し、直進中の測定値
に基づいて空気圧低下を判断する技術が知られている。
【0003】例えば、空気圧判定に適当でない車両の旋
回状態をステアリングセンサによって検出するもの(特
開平7−172121号公報)や、左右車輪速比の所定
時間内の平均値を基準とし、これからある差分が生じた
場合は旋回中であると判定するもの(特開平8−282
222号公報)等がある。しかし、前者は車輪速センサ
以外にステアリングセンサや、場合によっては横Gセン
サ、ヨーレートセンサなども必要となるためコストが高
くなるという問題がある。また、後者は、例えば一定方
向の旋回と直進とが繰り返されるオーバルコースなどで
端的に現れるように、平均値そのものが適切な値、すな
わち直進走行時の平均値ではなく、直進走行時と旋回走
行時との中間状態を表わす値となってしまい、これを基
準値として直進判定を行うと、意図した効果が得られな
いという問題がある。
【0004】本発明は上記点に鑑みて、車輪速データの
みから直進走行であることを正確に判定することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、車両の左右の車輪速度を
検出する車輪速検出手段と、前記検出された車輪速度に
基づき2点間の前記車両が実際に走行した実走距離およ
び前記2点間の直線距離を演算する距離演算手段と、前
記演算された実走距離と直線距離とを比較し距離比較値
を演算する距離比較演算手段と、前記距離比較値に基づ
き直進走行か否かを判定する判定手段と、、を具備する
ことを特徴とする。
【0006】この発明によれば、検出された車両の左右
の車輪速度より算出した車両走行に伴う車両の2点間の
実走距離および直線距離の比較結果である距離比較値に
基づいて、車両走行が直進走行か否かを判定する、すな
わち前記距離比較値が実走距離と直線距離とが等しいこ
とを表わす値またはその近傍値であれば直進走行とみな
せるので、車輪速センサにより検出された車輪速データ
のみから直進走行であることを正確に判定することがで
きる。
【0007】なお、上記距離比較値は、実走距離と直線
距離との大小関係を表わす値であれば何でもよく、例え
ば、実走距離と直線距離との距離比であれば、その距離
比は直進走行時には1または1に近い値となり、また、
実走距離と直線距離との距離差(あるいは距離差の絶対
値)であれば、その距離差は直進走行時には0または0
に近い値となる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、車両の左
右の車輪速度を検出する車輪速検出手段と、前記検出さ
れた車輪速度より左右の車輪速度の間の車輪速相対量を
算出する車輪速相対量演算手段と、前記算出された車輪
速相対量に基づき直進か否かを判定する点を決定するた
めの有効チェックポイントを検出するチェックポイント
検出手段と、前記検出された車輪速度に基づき2点間の
前記車両が実際に走行した実走距離および前記2点間の
直線距離を演算する距離演算手段と、前記演算された実
走距離と直線距離とを比較し距離比較値を演算する距離
比較演算手段と、前記距離比較値と前記検出された有効
チェックポイントとに基づき直進走行か否かを判定する
判定手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、車両の左右の車輪速度
の間の車輪速相対量に基づいて直進走行および旋回走行
の変化点に相当する可能性のある有効チェックポイント
を検出するとともに、車輪速度より車両の実走距離と直
線距離との間の距離比較値を演算し、有効チェックポイ
ント毎の距離比較値によって直進走行か否かを判定する
ものであるので、車輪速を検出するセンサのみで時系列
的に検出される有効チェックポイント毎に、直進走行時
には実走距離と直線距離とが等しいことを表わす値また
はその近傍値となる距離比較値により、直進走行か否か
を正確に判別することができる。
【0010】なお、上記車輪速相対量は、上述した距離
比較値と同様、左右の車輪速度の大小関係を表わす値で
あれば何でもよく、例えば、左右の車輪速度の比である
速度比でも、あるいは、左右の車輪速度の差である速度
差(または速度差の絶対値)でもよい。
【0011】上記実走距離は、請求項3に記載のよう
に、前記距離演算手段によって、演算開始時点から前記
車輪速度を積算することにより演算することができる。
【0012】また、上記直線距離は、請求項4に記載の
ように、前記距離演算手段により、演算開始時点を始点
とし該始点から現時点までの直線距離として演算するこ
とができる。
【0013】さらにまた、上記直線距離は、請求項5に
記載のように、前記距離演算手段によって、前記有効チ
ェックポイントを始点とし演算周期毎に前記始点からの
直線距離として演算することができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記距離演算手
段は、前記車両の輪距と前記左右の車輪速度とにより前
記車両の旋回角を算出すると共に、前記旋回角の前記始
点からの累積値と前記車輪速度とに基づき現時点の座標
を演算し、該座標より前記直線距離を演算することを特
徴とする。
【0015】この発明によれば、2点間の直線距離を、
車両の旋回角の始点からの累積値と左右の車輪速度とか
ら現在地点の座標を求め、前記始点と現在地点との2点
間の直線距離として演算することができる。なお、車両
の旋回角の累積値は車両の輪距と左右の車輪速度とから
演算できる。したがって、センサとして車輪速検出手段
のみから直線距離を得ることができる。
【0016】上記距離比較値を、請求項7に記載のよう
に、前記距離比演算手段によって、前記有効チェックポ
イントを前記2点の一方の時点とするとともに、前記2
つの有効チェックポイント間の実走距離と直線距離との
比として演算することができる。
【0017】上記チェックポイント検出手段が検出する
有効チェックポイントは、請求項8に記載のように、前
記車輪速相対量とチェックポイント用閾値とを比較する
ことにより検出するようにしても、請求項10に記載の
ように、前記車輪速相対量の変動幅とチェックポイント
用閾値とを比較することにより検出するようにしてもよ
い。
【0018】この場合、車輪速相対量と比較するチェッ
クポイント用閾値および車輪速相対量の変動幅と比較す
るチェックポイント用閾値はそれぞれ、比較対象の物理
量の大きさを考慮して予め設定されるものである。
【0019】また、前記チェックポイント検出手段によ
る有効チェックポイントの検出は、請求項9に記載のよ
うに、前記車輪速相対量が前記チェックポイント用閾値
より小さい値から大きい値へと変化したとき、または、
前記車輪速相対量が前記チェックポイント用閾値より大
きい値から小さい値へと変化したときのいずれかの場合
に行うようにしてもよい。
【0020】さらに、この有効チェックポイントは、請
求項12に記載のように予め設定されたチェックポイン
トのうち前記車輪速相対量の変動幅の大きさに基づいて
所定のチェックポイントを抽出することにより検出する
ようにしてもよい。この場合、例えば車両の走行中一定
時間毎、あるいは一定距離走行毎に予めチェックポイン
トを発生し、その中から車輪速相対量の変動幅の大きさ
に応じて、例えば請求項13に記載のように変動幅の大
きさが所定範囲内にあるチェックポイントを抽出して有
効チェックポイントとして検出することができる。
【0021】そして、上記判定手段が行う直進走行か否
かの判定は、請求項11に記載のように、前記距離比較
値と直進判定用閾値とを比較することにより行ってもよ
いし、また、請求項14に記載のように、前記有効チェ
ックポイントにおける前記距離比較値のうち、前記実走
距離と直線距離との差が最も小さいときの値となる有効
チェックポイントで直進走行であると判定することによ
って行ってもよい。なお、ここで距離比較値が実走距離
と直線距離との差が最も小さい値となるとは、上述した
距離比較値が距離比の場合には、距離比が1に最も近い
値となることであり、距離比較値が距離差の場合には、
距離差が0に最も近い値となることである。
【0022】請求項15に記載の発明は、前記判定手段
が、前記直進走行であると判定したときの車輪速相対量
を直進状態判別基準値に設定し、該直進状態判別基準値
の設定時点以降の前記予め設定されたチェックポイント
における車輪速相対量が前記直進状態判別基準値の近傍
値である場合に直進状態であると判定する直進走行デー
タ選別手段を更に有することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、判定手段が予め設定し
たチェックポイントのうち、車輪速相対量の変動が比較
的小さく、かつ、距離比較値が、実走距離と直線距離と
の差が最も小さいときの値となる時点を有効チェックポ
イントと定め、その有効チェックポイントでの車輪速相
対量を直進状態判別基準値とし、それ以降は予め設定し
たチェックポイントにおける車輪速相対量が上記直進状
態判別基準値の近傍の値であるときに直進と判定するよ
うにしたので、簡便なシステムで正確な直進判別を継続
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態を、図面を
用いて詳細に説明する。
【0025】(第1実施形態)図1は、本第1実施形態
の機能ブロックを示す図である。駆動輪である前右輪お
よび前左輪の各々の回転速度を検出する右車輪速センサ
11および左車輪速センサ12からの5ms毎の信号
は、車輪速演算手段13に入力される。車輪速演算手段
13は、各センサ信号の1秒間の、すなわち200個の
データの平均値VFR、VFLを1秒毎に算出し出力する。
本発明において左右の車輪速度とは、左右の駆動輪であ
っても、左右の従動輪であっても、言い換えれば、左右
の前輪であっても、左右の後輪であっても、いずれの場
合でも直進判別でき、判別結果に変わりはない。以降の
説明では、上記平均値VFR、VFLをそれぞれ、右車輪速
および左車輪速、または単に車輪速と称する。また、以
下で説明する各手段での演算周期Δtは上記車輪速の平
均化処理の周期であり、例えば1秒間である。センサ信
号の出力周期および各演算手段の演算周期は共に、必要
に応じ任意に設定することができる。
【0026】車輪速VFR、VFLは、車輪速相対量演算手
段としての車輪速比演算手段21に入力され、車輪速比
演算手段21は車輪速比RLR=VFR/VFLを演算し出
力する。また、車輪速VFR、VFLは、距離演算手段31
に入力され、距離演算手段31は後述する方法によっ
て、車両の演算開始時点の位置から現在位置までの実際
に走行した距離である実走距離RDと、演算開始時点の
位置と現在位置との間の直線距離LDとを演算し出力す
る。なお、車輪速相対量は左右の車輪速度の大小関係を
表わすものであれば、両者の差でも両者の比でも何れで
もよい。すなわち、差の場合はその値が0に近いほど、
また、比の場合はその値が1に近いほど、それぞれ直進
状態に近いことを示している。そして、後述する各種閾
値も、相対量が差の値か比の値かに応じて適宜与えられ
る。本実施形態では、車輪速比を車輪速相対量としてい
る。
【0027】演算された車輪速比RLRはチェックポイ
ント検出手段22に入力される。チェックポイントと
は、車両が直進状態であるか否かを判定する時点を決め
るもので、複数のチェックポイントがある場合にその中
で特に上記判定を行う時点を有効チェックポイントと称
する。以下では、チェックポイントをCPと記す。CP
検出手段22は、CP閾値設定手段23から出力される
CP検出閾値CPthと左右車輪速比RLRとを比較し、
その結果に応じて前記有効CPを決定し有効CP信号を
出力する。
【0028】一方、算出された実走距離RD及び直線距
離LDは、距離比較演算手段としての距離比演算手段3
2に入力される。距離比演算手段32は、演算周期Δt
で実走距離RDと直線距離LDとの距離比RBL=RD
/LDを演算し、距離比較値として出力する。なお、距
離比較値は、実走距離と直線距離との大小関係をあらわ
すものであれば、両者の比であっても両者の差であって
も何れでもよい。すなわち、距離比の場合はその値が1
に近いほど、また、距離差の場合はその値が0に近いほ
ど、それぞれ直進状態に近いことを示している。本実施
形態では、距離比を距離比較値としている。
【0029】判定手段41は、CP検出手段22からの
有効CP信号および直進判定閾値設定手段42からの直
進判定閾値RBLthと距離比演算手段32からの距離比
RBLとを入力し、有効CPにおける距離比RBLが直
進判別閾値RBLth以下である場合に、実走距離RDと
直線距離LDとの差が小さい直進状態と判定し直進信号
を出力する。
【0030】上記車輪速演算手段13、車輪速比演算手
段21、CP検出手段22、CP閾値設定手段23、距
離演算手段31、距離比演算手段32、判定手段41お
よび直進判定閾値設定手段42は、図示しない車載され
たコントローラ内のCPUでコンピュータプログラムが
実行されることにより各機能が実現されている。その動
作をフローチャートに基づき説明する。図2は本第1実
施形態の車両の直進判別装置のメインフローを示す図で
ある。 <初期設定>車両の起動、例えばイグニッションONに
よって車両の走行が始まると、ステップ100で直進か
否かを判定した回数を表わす判定カウンタ値cをc=0
に、直進判定閾値RBLthをRBLth=1+Rwに初期
化する。ここでRwは1の近傍を数値化する数、例えば
0.1とすると、閾値RBLth(0)=1.1である。
なお、左右の車輪速VFR,VFLは、フローチャートには
特に示されていないがコントローラのCPUによって演
算周期Δtで逐次演算されている。
【0031】次にステップ102で、CP検出閾値CP
thを設定する。その詳細を図3のフローチャートにより
説明する。まずステップ200で時間カウンタ値tをt
=0に、車輪速比積算バッファ値RLRbufをRLRbuf
=0にそれぞれ初期化する。次にステップ204で、演
算周期の1秒毎に車輪速比RLR=VFR/VFLを演算す
る。これは、車輪速演算手段13および車輪速比演算手
段21の機能に相当する。ステップ206で、車輪速比
積算バッファ値RLRbufに上記演算された車輪速比R
LRを加算するとともに、ステップ208で時間カウン
タ値tを1インクリメントする。ステップ210で時間
カウンタ値tが予め設定した所定時間Tに達したかを判
定し、達していない場合はステップ204に戻り、達し
た場合はステップ220に移行する。ステップ220で
は、車輪速比積算バッファ値RLRbufを上記所定時間
Tで平均化しその値をCP検出閾値CPthとする。なお
所定時間Tは、100〜200演算周期、例えば150
秒に設定する。したがって、ステップ220で算出、設
定するCP検出閾値CPthは一定時間(150秒間)内
の車輪速比RLRの平均値であり、左右の車輪速比の変
動中心値に相当する。ステップ200〜220の処理
は、CP閾値設定手段23および車輪速比演算手段21
に相当する。
【0032】タイヤ半径や路面状態等の変動のない理想
状態においては、車輪速比RLRの値が変わるのは、旋
回角の変化する場合、すなわち直進(旋回角=0)から
旋回または旋回から直進への変化(右旋回から左旋回へ
の切替わりも含まれる)に相当する。現実の走行状態で
はタイヤ回転によるタイヤ半径の変動、路面の凹凸、タ
イヤ・路面間の摩擦などの変動要因により、車輪速比の
変化は必ずしも旋回角の変化を表わすものではないが、
本実施形態では、この車輪速比の変動中心値を、初期設
定以降で直進と旋回の切替わり時点に相当する可能性が
高いものとしてCPを検出するための閾値に用いる。 <初回CP検出>CP検出閾値CPthが設定されると、
次にステップ104で、最初の有効なCPが検出され
る。その詳細を図4のフローチャートにより説明する。
このルーチンでは、車輪速比RLRの変化がCP検出閾
値CPthのレベルを越える、すなわち、CPthに対して
RLRが低い値から高い値へと変化する時点、または、
CPthに対してRLRが高い値から低い値へと変化する
時点をそれぞれCPであると判定するものである。
【0033】ステップ300で、CPが検出されたとき
に1を立てるCPフラグを、初期化のためCPflag=0
とする。次にステップ302で、現時点、すなわち第n
回目の演算周期での車輪速比RLR(n)を演算する。
ステップ304で、nが1以下であればCPの検出には
データが不足しているものとしてこのルーチンを終了
し、nが2以上であれば、ステップ306へ移行する。
ステップ306では、一回前に演算された車輪速比RL
R(n−1)とステップ102で設定されたCP検出閾
値CPthとを比較し、RLR(n−1)>CPthの場合
はステップ308へ、RLR(n−1)<CPthの場合
はステップ310へ、RLR(n−1)=CPthの場合
はRLRの大きな変化の途中段階にあるもの、すなわち
CPを検出したものとみなしてステップ312へそれぞ
れ移行する。
【0034】ステップ308では、ステップ302で今
回演算された車輪速比RLR(n)とステップ102で
設定されたCP検出閾値CPthとを比較する。ここで、
RLR(n)<CPthの場合はRLR(n−1)>CP
th>RLR(n)とRLRが大きく変化したためCPを
検出したものとしてステップ312へ移行する。RLR
(n−1)≧CPthの場合はRLRの変化が小さいもの
であるのでCP検出はなくこのルーチンを終了する。一
方、ステップ310では、車輪速比RLR(n)とCP
検出閾値CPthとを比較し、RLR(n)>CPthの場
合はRLR(n−1)<CPth<RLR(n)と大きく
変化したためCPを検出したものとしてステップ312
へ移行し、RLR(n−1)≦CPthの場合はRLRの
変化が小さいものであるのでCP検出はなくこのルーチ
ンを終了する。
【0035】ステップ312では、ステップ306、3
08および310のいずれかでCP検出と判定できるの
で、CPフラグをCPflag=1とする。以上、ステップ
300〜312からなるステップ104の処理は、後述
するステップ114とともにCP検出手段22および車
輪速比演算手段21に相当する。
【0036】以上のCP検出状況を図7の例で説明す
る。なお、図7の車輪速比RLRおよび距離比RBLに
関するタイムチャートは、図6に示す走行スタートから
の車両の走行軌跡に対応したものとして描いてある。図
7の例では、走行スタート後の直進走行中に、1回前
(演算カウンタn=i−1)と今回(n=i)の演算の
結果、RLR(i−1)<CPth<RLR(i)と変化
したので、n=iで初回のCPを検出したことを示して
いる。なお図7に示すように、演算カウンタnは後述す
るステップ108において、0にリセットされる。
【0037】次に、図2のステップ106で、CPフラ
グCPflagが1であるか否かを判定し、1であればステ
ップ108へ移行して2回目以降のCP検出および直進
判定の繰り返し処理を実行し、そうでなければステップ
104へ戻って最初のCPの検出処理を行う。
【0038】このステップ106までが、イグニッショ
ンON後の初期設定であり、これにより実走距離RD,
直線距離LD,距離比RBL=RD/LDの算出の基点
となる最初のCPが検出されたことになる。 <CPにおける距離比による直進判定>ステップ108
では、変数の初期化処理として、演算カウンタn、実走
距離RD(n=0)(以下、n回目の演算結果をRD
(n)のように記す)、直線距離LD(0)、後述する
左右輪の平均車輪速Vave、x座標X(0)、y座標Y
(0)、旋回角の累積値θall(0)をすべて0とお
く。
【0039】ステップ110で、実走距離RDおよび直
線距離LDと、実走距離と直線距離との比である距離比
RBL=RD/LDを、それぞれ演算する。その詳細を
図5に示す。ステップ400で、この演算時点での左右
輪の平均車輪速Vaveを、右車輪速VFRおよび左車輪速
VFLを用いてVave=(VFR+VFL)/2により演算す
る。この平均車輪速Vaveは車体の移動速度に相当す
る。ステップ402で、第n演算回目の実走距離RD
(n)として、数式1に示すように1回前の演算結果R
D(n−1)に、現時点の平均車輪速Vaveによる1演
算周期Δt間の車体移動速度Vave×Δtを加算するこ
とにより近似する。
【0040】
【数1】 RD(n)=RD(n−1)+Vave×Δt 次に、ステップ404では、左右の車輪速VFR,VFLと
前輪の輪距(ホイールトレッド)WTとにより、第n演
算回目の1演算周期間の旋回角θを数式2で演算する。
ただし、arctanは逆正接である。
【0041】
【数2】 θ=arctan((VFR−VFL)/WT) ステップ406で、第n演算回目までの旋回角の累積値
θallを上記旋回角θでインクリメントする。ステップ
408で、走行平面での車体の位置座標値X(n),Y
(n)を数式3で演算する。
【0042】
【数3】X(n)=X(n−1)+Vave×Δt×co
s(θall) Y(n)=Y(n−1)+Vave×Δt×sin(θal
l) ステップ410で、x座標値およびy座標値を用いて数
式4により第n演算回時点でのn=0からの、すなわち
前回のCPからの直線距離LD(n)を演算する。
【0043】
【数4】LD(n)=(X(n)2+Y(n)20.5 ステップ412で、ステップ402および410で演算
された実走距離RDと直線距離LDとの距離比RBLを
数式5により演算する。
【0044】
【数5】RBL(n)=RD(n)/LD(n) 上記ステップ400〜412の処理は、距離演算手段3
1および距離比演算手段32に相当する。図6にRDと
LDの関係を示す。CPを基点として演算周期ΔtでR
D,LD,およびRBLが演算される。図6中演算カウ
ンタ値n=1,2,…,iでの直線距離LDをそれぞれ
点線で示す。実走距離RDは走行軌跡にほぼ沿った微小
直線距離の積算値として同じくΔt毎に演算され、距離
比RBLは両者の比としてΔt毎に演算される。
【0045】図2に戻り、ステップ112で、演算周期
Δtに同期して演算カウンタnを1インクリメントした
後、ステップ114でCPを検出する。その詳細は上述
した図4のフローチャートと同様であるので説明は省略
する。
【0046】次にステップ116で、今回および前回に
検出したCPの間隔が妥当かを評価する。これは2つの
CP間の経過時間が所定値以上であるか、またはCP間
の実走距離RDが所定値以上であるかによって判定し、
CP間隔が時間的または距離的に長いと判定した場合は
検出したCPを有効CPとして出力し、短いと判定した
場合は検出したCPを無効とし、ステップ110に戻り
RD,LD,RBLの演算を継続する。このステップ1
16の実行により、短い間隔で検出されたCPを無効と
して排除することができ、直進判定におけるチャタリン
グを防止することができる。
【0047】ステップ118では、CPフラグCPflag
が1であるかを判定し、1でなければCPが検出されて
いないのでステップ110に戻り、1であればステップ
120に移行する。
【0048】ステップ120では、CPを検出した時点
でのステップ412で演算された距離比RBL(c)=
RD(c)/LD(c)とステップ100で設定された
直進判定閾値RBLth(c)(=1.1)とを比較し、
RBL(c)が閾値以下であれば実走距離と直線距離と
の差が小さい、或いはほぼ等しいので直進状態と判定
し、ステップ122へ移行して直進信号を出力し、そう
でなければ実走距離RDが直線距離LDより大きい、す
なわち旋回状態と判定し、ステップ124へ移行して旋
回信号を出力したのち、ステップ128で判定カウンタ
cを1インクリメントする。
【0049】以上、ステップ108以降の実行による処
理結果を図7で説明すると、演算カウンタn=iで最初
のCPが検出された後、Δt毎に車輪速比RLR,実走
距離RD,直線距離LD,距離比RBLが演算される。
図7中、演算カウンタn=j−1でRLR(j−1)>
CPthであったところ、n=jでRLR(j)<CPth
となったため、n=jでCPが検出されて演算カウンタ
nがリセットされ、同時に比較の結果RBL(j)<R
BLthであるため、この時点が直進状態と判定され、判
定カウンタがc=1とされる。そして、次にRLRが大
きく変化してCPthを越えた演算カウンタn=kの時点
で、次のCPが検出され演算カウンタnがリセットさ
れ、RBL(k)>RBLthであるためこの時点が旋回
状態と判定され判定カウンタがc=2とされる。以降、
走行が続く限りこのような処理が継続される。
【0050】直進信号が出力されるとステップ126で
直進判定閾値RBLthを修正制御する。その詳細を図8
のフローチャートおよび図9のタイムチャートを用いて
説明する。なお、以下では、前回、直進判定閾値以下で
あり直進と判定されたRBL値をRBLrecとする。
【0051】ステップ500で、RBLrecが初期値I
nitとしての最大値、例えば999であるかを判定す
る。この初期値Initはステップ100でRBLrec
=Initと設定しておく。RBLrecがInitであ
れば初回の直進判定時であるのでこのルーチンを終了
し、そうでなければ、2回目以降の直進判定閾値設定で
あるのでステップ502へ移行する。すなわち、初回の
直進判定時には、ステップ100で設定された直進判定
閾値RBLth=1+Rw=1.1を用い、第2回目以降
で、このRBLthをステップ502以降のルーチンによ
り修正制御する。
【0052】ステップ502では、CP検出時点でのR
BL(c)がRBLrecより大か否かを判定し、yes
ならばステップ504へ移行し、noであればこのルー
チンを終了する。
【0053】ステップ504では、RBL(c)とRB
Lrecとの差で演算値RBL(c)をインクリメントし
て次回(すなわち判定カウンタ値c+1)での直進判定
閾値RBLth(c+1)とする。そして、ステップ50
6でRBLrecを今回のRBL(c)の値で置き換え
て、このルーチンを終了する。
【0054】図9において、〇印は各CP検出時点(▽
で示す)でのRBL値を示しており、CP検出毎に直進
(c−2,c,c+2)と旋回(c−1,c+1,c+
3)とが交互に判定されるべき状況を表わしている。
【0055】判定カウンタcでのRBL(c)は閾値R
BLth(c)より小さいので直進と判定される。そし
て、RBL(c)は前回の直進判定時、すなわち図9中
判定カウンタc−2でのRBLrecより大きいため、R
BLth(c)+(RBL(c)−RBLrec)を新たな
直進判定閾値RBLth(c+1)と修正し、次回(判定
カウンタc+1)での判定に用いる。図9は、直進状態
でのRBL値が時間と共に増加しても、直進状態を正し
く判定できることを示している。このようにして、走行
状態により変動するRBL値に応じて、直進判定閾値R
BLthを適宜修正、制御することができる。
【0056】上述した一連の処理が終了すると、ステッ
プ128で判定カウンタcを1増加させ、次のCPを検
出すべくステップ108へ戻る。
【0057】以上説明したように、本第1実施形態の車
両の直進判別装置は、左右の車輪速比RLRの変化がC
P検出閾値CPthのレベルを、小から大、または大から
小へと越えるとチェックポイントCPの発生とみなし
(すなわち、CP検出とし)、前回のCPから今回のC
Pまでの2点間の車両の実走距離RDと直線距離LDと
の距離比RBLが閾値RBLthより小さいとき直進と判
定するので、特にテストコースのようなそれぞれ長い直
線区間と旋回区間との繰り返し走行においても、直進状
態を正確に判別することができる。
【0058】(第1実施形態の変形例)上記第1実施形
態は、下記のような種々の変形を施すことができる。 (1)ステップ102におけるCP検出閾値CPthを、
車輪速比の一定時間における平均値ではなく、図10の
フローチャートに示すように一定の走行距離による平均
値で設定してもよい。すなわち、ステップ202では、
走行距離カウンタmおよび車輪速比積算バッファ値RL
Rbufを共に0に初期設定する。ステップ204〜20
6は図3と同じであるので説明は省略する。ステップ2
12では、走行距離カウンタ値mを左右の車輪速の平均
値(VFR+VFL)/2でインクリメントする。ステップ
214で、走行距離カウンタmが予め設定した所定距離
に相当する値Mに等しいか否かを判定し、等しければス
テップ222へ、等しくなければステップ204へ移行
する。ステップ222では、CP検出閾値CPthを、車
輪速積算バッファ値RLRbufを上記所定距離値Mで平
均化した値として設定する。これにより、走行速度が大
きく変わる場合でも、適切なCP検出閾値を設定するこ
とができる。 (2)ステップ102におけるCP検出閾値CPthを、
走行状態に拘わらず固定値に設定してもよい。 (3)ステップ104および118におけるCP検出に
おいて、上記第1実施形態では図4に示すように車輪速
比RLRの変化が閾値CPthのレベルをよぎったかどう
かでCP発生を検出したが、車輪速比の変化量RLRw
そのものが閾値CPthより大きいか否かを判定基準とし
ても同様の効果が得られる。図11のフローチャートに
おいて、ステップ300〜304は図4と同様であるの
で説明を省略する。ステップ320で、今回演算された
車輪速比RLR(n)と前回演算された車輪速比RLR
(n−1)との差の絶対値がCP検出閾値CPth以上で
あると判定された場合はステップ322へ移行し、そう
でない場合はこのルーチンを終了する。ステップ322
では、CPが検出されたのでCPフラグCPflagを1と
してこのルーチンを終了する。 (4)ステップ116でのCP間隔の評価は、省略する
ことができる。このステップを省略する場合は、車輪速
比RLRと閾値CPthとの比較により検出されたCP全
てが有効CPとなり、その有効CPにおいて直進/旋回
判定を行うこととなる。 (5)ステップ124における直進判定閾値RBLthの
修正制御を、上述した図8のフローチャートの代わり
に、図12に示すフローチャートにより行ってもよい。
なお、RBL値の過去の積算値をRBLsumと記す。ス
テップ510で、直進/旋回の判定に使われた距離比R
BL(c)の累積値を演算しRBLsumとおく。ステッ
プ512で判定カウンタcが2以上であることを確認
し、ステップ514で、次回(すなわち判定カウンタ値
c+1)での直進判定閾値RBLthを距離比の積算値R
BLsumの評価回数cによる平均値としてこのルーチン
を終了する。図13に、上記処理状況をCP検出毎(図
13中▽で示す)に評価される直進および旋回状態のR
BL値(図13中〇で示す)が時間と共に一定値に近づ
く例、即ち比較的RBL値の小さい直進走行状態のグル
ープが徐々に値を増加し、比較的RBL値の大きい旋回
走行状態のグループが徐々に値を減少する例を示す。直
進判定閾値RBLthはRBLの累積値RBLsumの平均
値であるのでRBL値の変動中心の値となり、したがっ
て、比較すべきRBL値が走行状態に応じて変動しても
直進および旋回の状態を正しく判別することができる。
【0059】以上の(1)から(5)の変形例は、それ
ぞれ必要に応じ適宜組み合わせて上記第1実施形態に用
いることができる。
【0060】(第2実施形態)図14は本発明の第2実
施形態の機能ブロックを示す図である。第1実施形態と
同じ機能部分は同一の符号を付し、説明は省略する。ま
た、変数や定数等も、特に断らない限り第1実施形態と
同じである。
【0061】CPトリガ発生手段25は、一定時間(た
とえば15秒)毎または一定走行距離(たとえば200
m)毎にトリガ信号を出力する。車輪速比変動幅評価手
段24は、車輪速比演算手段21が出力する左右車輪の
車輪速比RLRと、CPトリガ発生手段25からのトリ
ガ信号をたとえば10個入力し、トリガ信号の入力時点
毎の車輪速比の変動幅RLRwが小さい、すなわち前回
の車輪速比との差が小さいものを有効CPとし、そのと
きの車輪速比RLRと共に出力する。
【0062】判定手段43は、車輪速比変化幅評価手段
24が出力するタイミング信号としての有効CP信号が
入力する時点(すなわち判定カウンタ値c)での距離比
演算手段32からの実走距離RDと直線距離LDとの距
離比RBL(c)が最小となる有効CP信号の発生時点
を直進状態と判定する。さらに、判定手段43は後述す
るように直進走行データ選別手段44を有しており、こ
の直進走行データ選別手段44が上記有効CPと判定さ
れた時点の車輪速比RLRを直進状態判別基準値と定
め、以降のチェックポイントでは車輪速比が直進状態判
別基準値の近傍値である場合に直ちに直進状態と判定す
るものである。
【0063】本第2実施形態においても前記第1実施形
態と同様、上記各手段は、図示しないコントローラ内の
CPUでコンピュータプログラムが実行されることによ
り各機能が実現されている。その動作をフローチャート
に基づき説明する。
【0064】図15は本第2実施形態のメインフローを
示す図である。また、図17は、その処理過程を示すタ
イムチャートである。本第2実施形態においても、基本
的な演算周期Δtは第1実施形態と同様1秒に設定され
ており、左右の車輪速VFR、VFLは1秒毎に車輪速演算
手段13より出力される。
【0065】車両の起動、例えばイグニッションONに
よって車両の走行が始まると、まず、ステップ600
で、CPの発生をカウントするCPカウンタ値pを1、
距離比RBLに基づき直線とみなしたときのCPカウン
タ値pbestを0とおくと共に、直進判定閾値RBLthを
RBLth=1+Rw(=1.1)に初期化する。次にス
テップ602で、次のような変数の初期化を行う。ただ
し、RLRminは左右車輪速比の最小値、RLRmaxは左
右車輪速比の最大値であり、他の変数は上記第1実施例
と同じである。
【0066】
【数6】RD(0)=LD(0)=0 RLRbuf(0)=0 RLRmin=999 RLRmax=−999 Vave=0 X(0)=Y(0)=0 θall=0 n=1 ステップ604で、車輪速演算手段13より車輪速VF
R、VFLが出力される度に、実走距離RD、直線距離L
Dおよび距離比RLRの演算を行う。その詳細を図16
のフローチャートに示す。ステップ702でRDを演算
し、ステップ704でLDを演算する。それぞれの演算
処理は図5のステップ400〜402およびステップ4
04〜410と同様であるので説明を省略する。
【0067】ステップ706で左右の車輪速比RLR=
VFR/VFLを演算し、ステップ708で車輪速比積算バ
ッファ値RLRbufを演算されたRLRでインクリメン
トする。
【0068】次に、ステップ710で上記演算されたR
LRとこれまでの車輪速比最小値RLRminとを比較し
RLRmin>RLRならば、ステップ712でRLRmin
をステップ706で演算されたRLRで置き換え、そう
でないならばステップ714へ移行する。ステップ71
4で、ステップ706で演算されたRLRとこれまでの
車輪速比最大値RLRmaxとを比較しRLRmax<RLR
ならばRLRmaxを上記演算されたRLRで置き換え、
そうでないならばこのルーチンを終了する。これによ
り、演算周期ΔtでRD、LD、RLRを演算し、RL
Rの最大値および最小値の更新を行う。以上、ステップ
706〜716の処理は、車輪速比演算手段21に相当
する。
【0069】次に、ステップ606で、演算カウンタn
を1増加させたのち、ステップ608でCPを設定すべ
きかをCP間隔の評価により判定する。すなわち、ステ
ップ608では、演算カウンタ値nが予め設定した一定
時間に相当するN(たとえば15秒に相当する数である
15)に達したか否かを判定し、Nに達するまでステッ
プ604に戻ることを繰り返す。あるいは、ステップ6
08で、一定時間ではなく、実走距離RDが一定の走行
距離RDth(たとえば1kmに相当する数)に達したか
否かを判定することによってCP間隔の評価を行っても
よい。
【0070】ステップ608で、CPの間隔として適切
かの判定、すなわち、演算カウンタnが一定時間Nに達
した、または実走距離RDが一定距離RDthに達したと
判定された場合は、CPが検出されたものとして、ステ
ップ610で、CPカウンタ値pにおける距離比RBL
(p)、車輪速比RLR(p)、車輪速比変動幅RLR
w(p)をそれぞれ次の式により演算する。なお下記は
一定時間Nに達した場合の標記を示す。ステップ608
の実行により、前回のCPから今回のCPまでの2点間
の実走距離および直線距離が演算されたことになる。
【0071】
【数7】RBL(p)=RD(N)/LD(N) RLR(p)=RLRbuf/N RLRw(p)=RLRmax−RLRmin 次にステップ612でCPカウンタ値pを1インクリメ
ントし、ステップ614で検出されたCPの数が所定数
P(たとえば10)に達したか否かを判定し、所定数P
に達するまでステップ602に戻ることを繰り返す。こ
の処理状況を図17のタイムチャートで説明すると、予
め、例えば15秒毎に設定(すなわち検出)されたCP
は▽印で示されている。この設定されたCPの発生時点
でCPカウンタ値pが1ずつ増加する。車輪速相対値と
しての車輪速比RLRは1秒の演算周期で演算され旋
回、直進の各走行状態に応じて値が変化している。ま
た、車輪速比変動幅RLRw(p)および距離比RLB
(p)が、トリガ信号に同期して各CP毎に演算され、
それぞれ丸印および菱印で示されている。
【0072】そして、ステップ616では次のようにし
て、設定、検出したCPの内、有効CPとすべきCPを
選択する。すなわち、ステップ604で演算されたP−
1個のRLRの変動幅RLRwの内、小さい方から一定
割合の数、例えばP/2個のRLRwの値を有効とし、
その時のCPを有効CPとする。図17で、有効なRL
Rwを●印、無効とするRLRwを○印で示す。あるい
は、車輪速比変動幅閾値RLRwthを予め設定してお
き、このRLRwth以下のRLRwの値を有効とし、その
時のCPを有効CPとしてもよい。このように、RLR
wが比較的小さいCPでは検出値および演算値の信頼度
が高いといえるので、それを抽出して有効CPと設定す
ることができる。
【0073】上記ステップ606〜616の処理は、距
離比演算手段32および車輪速比変動幅評価手段24に
相当する。
【0074】次に、ステップ618で、上記ステップ6
10で演算された距離比RBL値のうち最小となるRB
L値が得られる有効CP(図17で、A点)でのCPカ
ウンタ値(図17ではp=9)を、直進とみなしたとき
のCPカウンタ値、すなわち最適値pbestに決定する。
ステップ620でpbestが0でなければ初回の直進判定
学習が終了したものとしてステップ622へ移行し、そ
うでなければ、ステップ600へ戻って上記初回学習処
理を再度繰り返す。これらステップ618,620の処
理は判定手段43に相当する。
【0075】ステップ622では、初回学習結果として
最適なCPカウンタ値pbestにおける車輪速相対量とし
ての車輪速比RLRを、これ以降の直進判定のための直
進状態判別基準値としての車輪速比閾値Rave、すなわ
ち、直進時における車輪速比の変動中心値と定め、この
初回学習処理を終了する。そして、直進走行データ選別
手段44は、次回以降の直進判定においては、この初回
学習値である車輪速比閾値Raveを用いて、1秒の演算
周期で演算される車輪速比RLRのCP毎(たとえば1
5秒毎)の平均値RLR(p)が、αをRaveの近傍値
をあらわす所定値として、Rave−α<RLR(p)<
Rave+αの範囲にあるとき直進状態と判定するアルゴ
リズムによる処理を継続する。このステップの処理は、
判定手段43が有する直進走行データ選別手段44に相
当する。
【0076】以上説明したように、本第2実施形態は一
定時間または一定走行距離毎に与えた所定数のCPのう
ち、車輪速比変動幅の比較的小さいものを信頼性が高い
CPとして抽出して、それらを有効CPに定め、その有
効CPの中で距離比が最小となる有効CPを直進走行状
態と判定するものであるので、簡便な処理でかつ信頼度
よく直進状態を判別できる。しかも、このように直進状
態と判定したときの車輪速比をそれ以降の直進状態判別
基準値として、走行中逐次演算される車輪速比と比較し
て直進走行状態を判別するので、正確な判別処理を簡単
な処理で継続することができる。
【0077】(第2実施形態の変形例)上記第2実施形
態は、下記のような変形を施すことができる。 (6)ステップ616および618における、有効CP
の中で最適値pbestを決定する方法として、車輪速比変
動幅RLRwを評価することなく、単に実走距離と直線
距離との距離比RBLが最小となるときのCPにおける
CPカウンタ値pをpbestとすることができる。この場
合、ステップ610において車輪速比変動幅RLRwを
演算する必要はない。
【0078】(第1および第2実施形態の変形例) (7)ABS(アンチロックブレーキシステム)装置を
有する車両では、その制御のために各輪のスリップ状態
を演算しているので、タイヤ空気圧判定装置とABS装
置とを共に有する場合、車輪スリップ状態を例えば1輪
以上で検出したとき、あるいは、直進判別を行う際に用
いる左右の車輪速度を演算する過程で、左右輪にスリッ
プ状態が発生したことを検出したときには、CPの設定
の禁止あるいは直進走行状態の判別の禁止を行うように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置の
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おけるメインフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おけるCP検出閾値CPth設定のフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おけるCP検出のフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おける実走距離,直線距離,距離比演算のフローチャー
トである。
【図6】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おける走行軌跡の例を示す図である。
【図7】図6の走行軌跡に対応する処理過程を示すタイ
ムチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おける直進判定閾値制御のフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置に
おける直進判定閾値制御の処理過程を示すタイムチャー
トである。
【図10】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置
におけるCP検出閾値CPth設定の変形例のフローチャ
ートである。
【図11】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置
におけるCP検出の変形例のフローチャートである。
【図12】本発明の第1実施形態の車両の直進判別装置
における直進判定閾値制御の変形例のフローチャートで
ある。
【図13】図10のフローチャートによる処理過程を示
すタイムチャートである。
【図14】本発明の第2実施形態の車両の直進判別装置
の構成を示す機能ブロック図である。
【図15】本発明の第2実施形態の車両の直進判別装置
におけるメインフローチャートである。
【図16】本発明の第2実施形態の車両の直進判別装置
における実走距離、直線距離、車輪速比演算のフローチ
ャートである。
【図17】本発明の第2実施形態の車両の直進判別装置
における処理過程を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
11…右車輪速センサ、12…車輪速センサ、13…車
輪速演算手段、21…車輪速比演算手段、22…チェッ
クポイント(CP)検出手段、23…CP閾値設定手
段、24…車輪速比変動幅評価手段、25…CPトリガ
発生検出手段、31…距離演算手段、32…距離比演算
手段、41,43…判定手段、42…直進判定閾値設定
手段、44…直進走行データ選別手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 雪生 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 株式会 社アドヴィックス内 (72)発明者 田口 健康 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 株式会 社アドヴィックス内 Fターム(参考) 2F055 AA12 BB03 CC59 DD19 EE39 FF31 GG49

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の左右の車輪速度を検出する車輪速
    検出手段と、 前記検出された車輪速度に基づき2点間の前記車両が実
    際に走行した実走距離および前記2点間の直線距離を演
    算する距離演算手段と、 前記演算された実走距離と直線距離とを比較し距離比較
    値を演算する距離比較演算手段と、 前記距離比較値に基づき直進走行か否かを判定する判定
    手段と、 を具備することを特徴とする車両の直進判別装置。
  2. 【請求項2】 車両の左右の車輪速度を検出する車輪速
    検出手段と、 前記検出された車輪速度より左右の車輪速度の間の車輪
    速相対量を算出する車輪速相対量演算手段と、 前記算出された車輪速相対量に基づき直進か否かを判定
    する点を決定するための有効チェックポイントを検出す
    るチェックポイント検出手段と、 前記検出された車輪速度に基づき2点間の前記車両が実
    際に走行した実走距離および前記2点間の直線距離を演
    算する距離演算手段と、 前記演算された実走距離と直線距離とを比較し距離比較
    値を演算する距離比較演算手段と、 前記距離比較値と前記検出された有効チェックポイント
    とに基づき直進走行か否かを判定する判定手段と、 を具備することを特徴とする車両の直進判別装置。
  3. 【請求項3】 前記距離演算手段は、演算開始時点から
    前記車輪速度を積算することにより前記実走距離を演算
    することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記
    載の車両の直進判別装置。
  4. 【請求項4】 前記距離演算手段は、前記直線距離を、
    演算開始時点を始点とし該始点から現時点までの直線距
    離として演算することを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載の車両の直進判別装置。
  5. 【請求項5】 前記距離演算手段は、前記有効チェック
    ポイントを始点とし演算周期毎に前記始点からの直線距
    離を演算することを特徴とする請求項2に記載の車両の
    直進判別装置。
  6. 【請求項6】 前記距離演算手段は、前記車両の輪距と
    前記左右の車輪速度とにより前記車両の旋回角を算出す
    ると共に、前記旋回角の前記始点からの累積値と前記車
    輪速度とに基づき現時点の座標を演算し、該座標より前
    記直線距離を演算することを特徴とする請求項4または
    5のいずれかに記載の車両の直進判別装置。
  7. 【請求項7】 前記距離比較演算手段は、前記有効チェ
    ックポイントを前記2点の一方の時点とするとともに、
    前記2つの有効チェックポイント間の実走距離と直線距
    離との比を前記距離比較値とする演算を行うことを特徴
    とする請求項2に記載の車両の直進判別装置。
  8. 【請求項8】 前記チェックポイント検出手段は、前記
    車輪速相対量とチェックポイント用閾値とを比較するこ
    とにより前記有効チェックポイントを検出することを特
    徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載の車両
    の直進判別装置。
  9. 【請求項9】 前記チェックポイント検出手段は、前記
    車輪速相対量が前記チェックポイント用閾値より小さい
    値から大きい値へと変化したとき、または、前記車輪速
    相対量が前記チェックポイント用閾値より大きい値から
    小さい値へと変化したときのいずれかの場合に前記有効
    チェックポイントを検出することを特徴とする請求項8
    に記載の車両の直進判別装置。
  10. 【請求項10】 前記チェックポイント検出手段は、前
    記車輪速相対量の変動幅とチェックポイント用閾値とを
    比較することにより前記有効チェックポイントを検出す
    ることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに
    記載の車両の直進判別装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記距離比較値と直
    進判定用閾値とを比較することにより直進走行か否かを
    判定することを特徴とする請求項1ないし10のいずれ
    か1つに記載の車両の直進判別装置。
  12. 【請求項12】 前記チェックポイント検出手段は、予
    め設定されたチェックポイントのうち前記車輪速相対量
    の変動幅の大きさに基づいて所定のチェックポイントを
    抽出することにより前記有効チェックポイントを検出す
    ることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに
    記載の車両の直進判別装置。
  13. 【請求項13】 前記チェックポイント検出手段は、予
    め設定されたチェックポイントのうち前記車輪速相対量
    の変動幅の大きさが所定範囲内にあるチェックポイント
    を抽出して前記有効チェックポイントとして検出するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の車両の直進判別装
    置。
  14. 【請求項14】 前記判定手段は、前記有効チェックポ
    イントにおける前記距離比較値のうち、前記実走距離と
    直線距離との差が最も小さいときの値となる有効チェッ
    クポイントで直進走行であると判定することを特徴とす
    る請求項12または13に記載の車両の直進判別装置。
  15. 【請求項15】 前記判定手段が、直進走行データ選別
    手段を更に有し、該直進走行データ選別手段は、前記直
    進走行であると判定したときの車輪速相対量を直進状態
    判別基準値に設定し、該直進状態判別基準値の設定時点
    以降の前記予め設定されたチェックポイントにおける車
    輪速相対量が前記直進状態判別基準値の近傍値である場
    合に直進状態であると判定することを特徴とする請求項
    14に記載の車両の直進判別装置。
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