JP2003236865A - 弾性舗装体の製造方法 - Google Patents

弾性舗装体の製造方法

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JP2003236865A JP2002042566A JP2002042566A JP2003236865A JP 2003236865 A JP2003236865 A JP 2003236865A JP 2002042566 A JP2002042566 A JP 2002042566A JP 2002042566 A JP2002042566 A JP 2002042566A JP 2003236865 A JP2003236865 A JP 2003236865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧された合材に、水蒸気を直接当てること
により、合材を白化させることなくかつ合材を短時間に
かつ均一に硬化させることができる弾性舗装体の製造方
法を提供する。 【解決手段】 金型11に投入された弾性骨材とバイン
ダーを混合した合材1が圧縮板18によって圧縮され
て、圧縮体2が形成される。つぎに、圧縮体を収容した
金型を加熱槽21内に挿入し、熱風供給装置24から供
給された熱風の浸透により圧縮体を加熱してその温度を
80℃以上にする。つぎに、水蒸気供給装置26からの
水蒸気を、加熱された圧縮体に連続的にあるいは間欠的
に直接当てて、圧縮体の硬化反応を促進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般道路等の舗装
に用いられる弾性舗装体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の弾性舗装用の舗装体とし
ては、例えば特許第2789805号公報に示すよう
に、自動車の廃棄タイヤ等のゴム製品を粉砕したゴムチ
ップ等の弾性骨材に、ウレタン系のバインダーを混合し
成形したものが知られている。この舗装体は、ゴム材を
用いていることにより、通常のアスファルト舗装に比べ
て弾性があり、タイヤと路面の接触時の衝撃によって発
生するタイヤ衝撃音やパターン加振音を低減する。ま
た、成形時に数10%の空隙率とすることにより、タイ
ヤから発生するエアーポンピング音を抑制すると共に、
走行する車両から伝播する特定の周波数の音を吸音する
ことにより、交通騒音の大幅な低減が可能になる、とい
った優れた特性を備えている。
【0003】このような弾性舗装体の製造方法として
は、現場施工方法と、金型にて成形するプレキャスト方
法が知られている。現場施工方法については、弾性骨材
とバインダー、場合によっては砂等の無機系骨材や、樹
脂等の有機系骨材などの第3成分を混合した合材を、ア
スファルト舗装のように直接路面に敷き均して、雰囲気
中の湿気により硬化させるものである。しかし、現場施
工方法は、舗装体の硬化完了までに3日〜1週間程度の
長期間の養生が必要である。そのため、交通開放に時間
がかかるため、この方法を通常の使用中の道路に採用す
ることは困難である。
【0004】これに対して、プレキャスト方法は、上記
合材を金型に敷き均し、熱プレスによって所定の形状に
成形することにより得られたプレキャスト品を現場にて
路面に接着剤により貼りつけて固定する方法である。プ
レキャスト品の製造は、例えば箱状の下型と、下型に被
せられる上型とからなる金型を用い、金型内に合材を充
填して上型で合材を圧縮しつつ、この金型を高温に加熱
されている熱盤間に挿入し、熱盤からの熱及び圧力を合
材に加えることにより、弾性舗装体を形成するものであ
る。
【0005】しかし、プレキャスト品の場合、現場施工
方法のような問題はないが、合材の材質の熱伝導性が良
くなく、さらに合材は空隙率が20〜50%と大きいた
め、さらに熱伝導性が悪くなる。そのために、熱盤から
の合材内部への熱の伝導に時間を要し、合材内部の硬化
に時間がかかると共に、合材の表層と内部との種々の物
性値のバラツキが大きくなり、舗装体としての特性や耐
久性が損なわれるおそれがある。また、合材を含む金型
全体を、高周波加熱法により加熱する方法も考えられる
が、この方法は温度コントロールが難しく、熱盤から加
熱する方法に比べてむしろ加熱のバラツキが大きくなり
好ましくない。
【0006】このようなプレキャスト方法による硬化時
間が長時間になる問題を解消する方法として、特開平9
−85760号公報に示すように、金型内に充填された
合材の内部に、加熱・加圧された水蒸気を送り込み、合
材の架橋、硬化を促進させる方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記加熱・加
圧された蒸気を用いる方法によれば、合材のバインダー
として広く使用されている一液湿気硬化型ウレタン樹脂
を用いた場合、未硬化の合材に水蒸気を直接当てること
により、合材の表面が白化するという問題がある。この
ような合材の白化は、製品外観上好ましくなく、さらに
は合材の引張り強度が低下することにより、製品寿命が
低下するという問題もある。合材の白化の原因として
は、未硬化のウレタン樹脂に大量の水蒸気を供給するこ
とにより、ウレタン樹脂の硬化反応の制御が行われなく
なり、その結果ウレタン樹脂に発泡を生じることによる
ものである。特に、合材の温度が低い場合、吹き付けら
れた水蒸気が冷却され、水分として合材の空間にたま
り、脱型後に乾燥が必要になる。
【0008】本発明は、上記した問題を解決しようとす
るもので、加圧された合材に、水蒸気を直接当てること
により、合材を白化させることなくかつ合材を短時間に
かつ均一に硬化させることができる弾性舗装体の製造方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の
特徴は、弾性骨材とバインダーを混合した合材を、加圧
及び加熱することにより板状の弾性舗装体を形成する弾
性舗装体の製造方法であって、圧縮された合材の温度が
加熱によって80℃に達した後に、合材に水蒸気を直接
当てるようにしたことにある。
【0010】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、圧縮された合材の温度が加熱により80℃
に達した後に、合材に水蒸気が直接当てられるため、合
材の硬化反応を著しく促進させることができ、非常に短
時間で舗装体を製造することができる。また、圧縮され
た合材の温度が80℃以上の高温にされているため、水
蒸気を直接当てても合材の硬化反応の制御が適正に行わ
れ、バインダーの発泡による白化を防止することができ
る。その結果、請求項1の発明によれば、外観上の問題
がなく、また引張り強度の低下もない均一な物性の弾性
舗装体を得ることができると共にその耐久性も適正に確
保できる。また、弾性舗装体の製造時間を大幅に短縮で
きるので、その製造コストを従来に比べて大幅に安価に
することができる。
【0011】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法に
おいて、圧縮された合材の空隙に熱風を透過させなが
ら、合材の温度が80℃に達した後に、合材に水蒸気を
直接当てるようにしたことにある。
【0012】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、合材の空隙に熱風を透過させて加熱するこ
とにより、合材の表面のみならず内部も、短時間で均一
に加熱される。そのため、さらに水蒸気を合材に直接当
てたとき、水蒸気の合材内への浸透がスムーズに行わ
れ、合材の硬化を短時間にかつ均一に行わせることがで
きる。
【0013】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法に
おいて、圧縮された合材の空隙に熱風を透過させなが
ら、合材の温度が80℃に達した後に、合材に水蒸気を
直接当てるようにしたことにある。このように、熱風を
透過させることによって、圧縮された合材の温度が80
℃に達した後に、合材の空隙に熱風を透過させながら合
材に水蒸気が直接当てられるため、合材内への水蒸気の
浸透がよりスムーズに行われ、合材の硬化反応もさらに
迅速に促進される。
【0014】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法に
おいて、圧縮された合材の空隙に熱風を透過させなが
ら、合材の温度が80℃に達した後に、合材に水蒸気を
間欠的に当てるようにしたことにある。このように、合
材の温度が80℃に達した後に、合材の空隙に熱風を透
過させながら、合材に水蒸気が間欠的に直接当てられ
る。そのため、水蒸気の合材内への浸透がスムーズに行
われると共に、合材内の水蒸気の量が過度にならないた
め、合材の適正な硬化反応が迅速に促進される。
【0015】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から4のいずれか1項に記載の弾
性舗装体の製造方法において、圧縮された合材を保持す
る型として、熱風及び水蒸気の透過が可能な型が用いら
れることにある。このように、圧縮された合材を熱風及
び水蒸気の透過が可能な型によって保持することによ
り、型を通して簡易かつ確実に合材に熱風及び水蒸気を
透過させることができる。
【0016】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2から5のうちのいずれか1項に記
載の弾性舗装体の製造方法において、合材の熱風による
加熱の前に、別工程で合材が圧縮されたものであること
にある。
【0017】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、熱風により合材を加熱する前に、合材が別
工程で圧縮されていることにより、合材内に熱風及び水
蒸気を透過させて合材を硬化させる際に、合材を加圧す
る必要がない。そのため、合材を保持する型も含めて合
材を硬化させる装置を簡易な構造にすることができ、装
置のコストを低減することができる。
【0018】また、上記請求項7に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から6のいずれか1項に記載の弾
性舗装体の製造方法において、合材に、合材の加圧及び
加熱による硬化を促進させる触媒を添加することにあ
る。ここで、触媒としては、アミン化合物、ポリオー
ル、錫等が用いられる。このように、合材に触媒を添加
することにより、合材の加圧及び加熱による硬化を一層
促進させることができ、硬化時間の短縮により舗装体の
製造コストをさらに安価にすることができる。
【0019】また、上記請求項8に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法に
おいて、合材の加圧及び加熱により合材の温度を80℃
以上にするために、熱プレスを用いることにある。この
ように、熱プレスによって合材の加圧及び加熱を行い、
80℃以上にされた合材に水蒸気を直接当てることによ
り、合材の硬化反応を著しく促進させることができ、非
常に短時間で舗装体を製造することができる。また、合
材が圧縮されると共に高温にされているため、水蒸気を
直接当てても合材の硬化反応の制御が適正に行われ、バ
インダーの発泡による白化を防止することができる。そ
の結果、請求硬8の発明においても、請求項1の発明と
同様の効果が得られる。
【0020】また、上記請求項9に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法に
おいて、合材の加圧及び加熱により合材の温度を80℃
以上にするために、送り熱プレスを用いることにある。
このように、送り熱プレスにより合材を加圧及び加熱す
ることによっても、熱プレスを用いた場合と同様の効果
が得られる。
【0021】また、上記請求項10に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法
において、合材の加圧及び加熱により合材の温度を80
℃以上にするために、ロートキュア連続加熱成型機を用
いることにある。このように、ロートキュア連続加熱成
型機により合材を加圧及び加熱することによっても、熱
プレスを用いた場合と同様の効果が得られる。
【0022】また、上記請求項11に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項8から10のいずれか1項に記載
の弾性舗装体の製造方法において、合材に、合材の加圧
及び加熱による硬化を促進させる触媒を添加することに
ある。このように、合材に触媒を添加することにより、
合材の加圧及び加熱による硬化を一層促進させることが
でき、硬化時間の短縮により舗装体の製造コストをさら
に安価にすることができる。
【0023】また、上記請求項12に係る発明の構成上
の特徴は、弾性骨材とバインダーを混合した合材を、加
圧及び加熱することにより板状の弾性舗装体を形成する
弾性舗装体の製造方法であって、圧縮された合材の空隙
に熱風を透過させて合材の加熱を開始すると共に、合材
に間欠的に水蒸気を直接当てるようにしたことにある。
【0024】上記のように構成した請求項12に係る発
明においては、圧縮された合材の空隙に熱風を透過させ
て合材の加熱を開始すると共に、合材に間欠的に水蒸気
が直接当てられるため、合材の硬化反応を著しく促進さ
せることができ、短時間に舗装体を製造することができ
る。また、圧縮された合材の加熱の開始と共に水蒸気が
合材に直接当てられるが、水蒸気が間欠的に合材に当て
られるので、バインダーの硬化反応の制御が適正に行わ
れ、バインダーの発泡による白化を防止することができ
る。さらに、水蒸気を間欠的に合材に当てることによ
り、合材内の水蒸気の量が過度にならないため、合材の
適正な硬化反応が迅速に促進される。その結果、請求項
12の発明によれば、外観上の問題がなく、また引張り
強度の低下もない均一な物性の弾性舗装体を得ることが
できると共にその耐久性も適正に確保することができ
る。また、弾性舗装体を製造時間を大幅に短縮できるの
で、その製造コストを従来に比べて大幅に安価にするこ
とができる。
【0025】また、上記請求項13に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項12に記載の弾性舗装体の製造方
法において、圧縮された合材を保持する型として、熱風
及び水蒸気の透過可能な型を使用することにある。この
ように、圧縮された合材を熱風及び水蒸気の透過が可能
な型によって保持することにより、型を通して簡易かつ
確実に合材に熱風及び水蒸気を透過させることができ
る。
【0026】また、上記請求項14に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項12又は13に記載の弾性舗装体
の製造方法において、合材に熱風を透過させると共に水
蒸気を当てる前に、別工程で合材が圧縮されたものであ
ることにある。このように、合材に対して、熱風が透過
されると共に水蒸気が当てられる前に、合材が別工程で
圧縮されていることにより、合材内に熱風及び水蒸気を
透過させて合材を硬化させる際に、合材を加圧する必要
がない。そのため、合材を保持する型も含めて合材を硬
化させる装置を簡易な構造にすることができ、装置のコ
ストを低減することができる。
【0027】また、上記請求項15に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項12から14のいずれか1項に記
載の弾性舗装体の製造方法において、合材に、合材の加
圧及び加熱による硬化を促進させる触媒を添加すること
にある。このように、合材に触媒を添加することによ
り、合材の加圧及び加熱による硬化を一層促進させるこ
とができ、硬化時間の短縮により舗装体の製造コストを
さらに安価にすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、第1実施形態である自動車
走行用の道路の路盤に敷設される弾性舗装体(以下、舗
装体と記す)を製造する製造工程を模式図により概略的
に示したものである。製造工程に用いられる製造設備
は、金型11と、プレス装置(図示しない)で駆動され
る圧縮板18と、金型11を収容して加熱が行われる加
熱槽21と、加熱槽21内の金型11に熱風を循環供給
する熱風供給装置24と、加熱槽21内の金型11に水
蒸気を噴射して合材に水蒸気を直接当てる水蒸気供給装
置26とにより構成されている。なお、熱風供給装置2
4と対で、金型11を通過する熱風を吸引する熱風吸引
装置を設けることもできる。
【0029】舗装体は、厚さ20〜50mmの平板であ
り、弾性骨材であるゴムチップ(ひじき状タイプ、粒状
タイプ等がある)と、ウレタン系バインダーとを含んで
いる。また、舗装体には、必要に応じて、第3の成分材
料として硬質骨材である砂等と、触媒であるアミン化合
物等が含められる。なお、弾性骨材としては、天然,合
成ゴム等のゴム材料の他に、熱可塑性エラストマー、発
泡ポリウレタン等の弾性を有する合成樹脂材料が用いら
れるが、資源再利用の観点から廃タイヤより作製される
ゴムチップが好適に利用される。硬質骨材は、無機材料
として砕石、砂、珪砂、シリカ、ガラス等の窯業材料等
が、有機材料としてナイロン、ウレタン等の樹脂材料等
の中から少なくとも1種類を選択して用いられる。
【0030】上記金型11は、全体として直方体箱型で
あり、底板部12と、枠板部14と、上板部15とが重
ね合されて構成されている。底板部12は、金属製で格
子形状の多数の孔を規則的に設けたグレーチング構造に
なっており、その上面に薄い網板13が貼り付けられて
いる。枠板部14は、四角筒状で、底板部12の外周を
囲って密着状態で嵌め合わされる。上板部15は、枠板
部14内に密着状態で挿入され、底板部12と同様に、
金属製で格子形状の多数の孔を規則的に設けたグレーチ
ング構造になっており、さらに上板部15の下面に薄い
網板16が貼りつけられている。ここで、底板部12及
び上板部15のグレーチングの開孔率は、40%以上で
あることが望ましい。
【0031】圧縮板18は、金属厚板製であり、上板部
15平面と同一表面積の平面部分を有している。圧縮板
18は、合材1の圧縮工程において、プレス装置(図示
しない)に取りつけられて、上板部15が取り外された
金型11の枠板部14内に挿入され、合材1全体を1度
で圧縮できるようになっている。なお、圧縮板18の平
面を、上板部15の平面の面積より小さくし、合材1全
面の圧縮を複数回の圧縮で行うようにしてもよい。
【0032】加熱槽21は、中空筒状のハウジングであ
り、側壁の一部をくり貫いて内部に金型11の挿入及び
取り出しが可能にされている。加熱槽21の上壁には、
内部と連通するように熱風循環管22が一端にて接続さ
れており、熱風循環管22の他端は、加熱槽21の底壁
に内部と連通するように接続されている。熱風循環管2
2には、管路を開閉する開閉バルブ23が介装されてお
り、さらに熱風を供給する熱風供給装置24が接続配置
されている。さらに、加熱槽21の上壁には、内部と連
通するように蒸気供給管25が一端にて接続されてお
り、蒸気供給管25の他端には、水蒸気を供給する水蒸
気供給装置26が接続されている。
【0033】つぎに、上記舗装体の製造工程について、
図1に沿って説明する。まず、弾性骨材であるゴムチッ
プと、ウレタン系バインダーと、硬質骨材である砂と、
触媒であるアミン化合物とを攪拌機にて混合して調整し
た合材1を、例えば空隙率40%になるように計量し
て、金型11内に投入する(図1(I))。その後、プ
レス装置により圧縮板18が合材1全面に押し付けら
れ、圧縮が行われる(図1(II))。なお、底板部1
2には網板13が被せられているため、圧縮板18によ
って合材1を加圧しても、材料が底板部12から型外に
抜け出ることはない。
【0034】圧縮が終了し、圧縮板18を金型11から
外すことにより、圧縮体2が得られる。圧縮体2は、圧
縮板18が外されたことにより、圧縮直後に比べて厚み
がわずかに増す(図1(III))。この状態の圧縮体
2が収容された金型11を加熱槽21内に挿入し、上板
部15を網板16を介して圧縮体2に重ね合せる。その
後、開閉バルブ23を開放することにより、熱風供給装
置24から加熱された熱風が、流入口を通して加熱槽2
1内に循環送風される(図1(IV))。熱風による硬
化の条件としては、例えば、熱風の温度は165℃(合
材表面では150℃程度)、風圧は3.9kPa、流量
は6m/minである。これにより、圧縮体2全体が
均一にかつ効率よく加熱される。
【0035】ここで、圧縮体2は、予め圧縮されている
ため、さらに上板部15によって大きな圧縮力を加える
必要はなく、上板部15を単に圧縮体2に載置するのみ
でよい。そのため、上板部15を含めた金型11につい
ては、各部分の厚みをそれほど厚くしなくても成型の強
度上問題にならない。また、金型11内に熱風を供給し
て加熱したとき、金型11の熱損失を少なくすることが
できるため、圧縮体2の加熱の効率が高められる。さら
に、空隙率の大きい圧縮体2内を熱風がスムーズに通り
ぬけることができ、合材1の熱伝導は良くないにもかか
わらず、圧縮体2の表面のみならず内部も、短時間で均
一に加熱することができる。
【0036】圧縮体2が、熱風により加熱されて全体の
温度が80℃に達すると、熱風による加熱に加えて、水
蒸気供給装置26から蒸気供給管25を通して加熱槽2
1内に水蒸気が連続的に噴射され、上板部15の隙間を
通して圧縮体2に直接当てられる。これにより、圧縮体
2内に熱風と共に水蒸気が浸透するため、圧縮体2内へ
の水蒸気の浸透がよりスムーズに行われ、圧縮体2の硬
化反応もさらに迅速に促進される。また、合材1内にア
ミン化合物を触媒として加えたことにより、圧縮体2の
硬化反応が一層促進される。
【0037】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、予め別工程で圧縮された圧縮体2が、熱風による加
熱によって80℃に達した後に、圧縮体2に水蒸気が直
接当てられるため、圧縮体2の硬化反応を著しく促進さ
せることができ、非常に短時間で舗装体を製造すること
ができる。また、圧縮された合材の温度が80℃以上の
高温にされているため、水蒸気を圧縮体2に直接当てて
も、バインダーの硬化反応の制御が適正に行われ、バイ
ンダーの発泡による白化を防止することができる。その
結果、外観上の問題がなく、また引張り強度の低下もな
い均一な物性の弾性舗装体を得ることができると共にそ
の耐久性も適正に確保できる。また、弾性舗装体の製造
時間を大幅に短縮できるので、その製造コストを従来に
比べて大幅に安価にすることができる。また、合材1を
予め圧縮した圧縮体2を、金型11に装着したままで加
熱槽21内に挿入して熱風及び水蒸気により硬化させる
ようにしたことにより、圧縮体2の加圧が不要になる。
そのため、金型11の加熱のための大掛かりな設備を必
要としなく、加熱槽21を含めた製造装置を簡易にでき
ることにより、製造装置のコストを安価にすることがで
きる。
【0038】つぎに、上記第1実施形態の変形例1につ
いて説明する。変形例1では、圧縮体2が、熱風により
加熱されて全体の温度が80℃に達したとき、熱風によ
る加熱に加えて、水蒸気供給装置26から蒸気供給管2
5を通して加熱槽21内に水蒸気を連続的に噴射する代
わりに、水蒸気を間欠的に噴射するようにしたものであ
る。そのため、水蒸気の圧縮体2内への浸透がスムーズ
に行われると共に、水蒸気が間欠的に圧縮体2に当てら
れるため、圧縮体2内の水蒸気の量が適正に抑えられ
る。そのため、圧縮体2の適正な硬化反応が確実に促進
される。
【0039】つぎに、上記第1実施形態の変形例2につ
いて説明する。変形例2では、圧縮体2が熱風により加
熱されて全体の温度が80℃に達したとき、第1実施形
態及び変形例1とは異なり、熱風による加熱を停止し
て、水蒸気供給装置26から蒸気供給管25を通して加
熱槽21内に水蒸気のみを連続的にあるいは間欠的に噴
射させるようにしたものである。この場合、水蒸気を所
定時間噴射して圧縮体2内に浸透させた後は、再び熱風
を圧縮体2に吹き付けることにより、水分を含んだ圧縮
体2の硬化乾燥処理を行うことが望ましい。これによ
り、変形例2においても、上記第1実施形態と同様の効
果が得られる。
【0040】つぎに、上記第1実施形態の変形例3につ
いて説明する。変形例3では、圧縮体2の熱風による加
熱開始と共に、水蒸気供給装置26から蒸気供給管25
を通して適宜、加熱槽21内に水蒸気を間欠的に噴射さ
せるようにしたものである。これにより、圧縮体2に熱
風が浸透すると共に間欠的に水蒸気が直接当てられるた
め、合材の硬化反応を著しく促進させることができ、短
時間に舗装体を製造することができる。また、圧縮体2
の熱風透過による加熱開始と共にではあるが、水蒸気は
間欠的に圧縮体2に当てられるので、水蒸気の圧縮体2
内への浸透が過度になることがない。そのため、圧縮体
2の硬化反応の制御が適正に行われ、バインダーの発泡
による白化を防止することができる。さらに、水蒸気を
間欠的に圧縮体2に当てることにより、圧縮体2内の水
蒸気の量が過度にならないため、圧縮体2の適正な硬化
反応が確実に促進される。その結果、変形例3によれ
ば、外観上の問題がなく、また引張り強度の低下もない
均一な物性の弾性舗装体を得ることができると共にその
耐久性も適正に確保することができる。また、弾性舗装
体の製造時間を大幅に短縮できるので、その製造コスト
を従来に比べて大幅に安価にすることができる。
【0041】つぎに、上記第1実施形態の変形例4につ
いて説明する。第1実施形態においては、同一加熱槽2
1内で、圧縮体2の熱風による加熱と、水蒸気の噴射が
共に行われていたが、変形例4では、加熱槽21とは別
個に水蒸気処理槽27を設け、水蒸気の噴射について
は、水蒸気処理槽27において行うようにしたものであ
る。図2に示すように、まず、圧縮体2を収容した金型
11を加熱槽21に挿入し、熱風供給装置24によって
加熱槽21内に熱風を供給し、圧縮体2に熱風を透過さ
せることにより圧縮体2を80℃以上の高温状態に加熱
する(図2(I))。つぎに、金型11を水蒸気処理槽
27に移し、水蒸気供給装置26によって水蒸気を水蒸
気処理槽27内に連続してあるいは間欠的に噴射させる
(図2(II))。これにより、圧縮体2に水蒸気が直
接当てられるため、圧縮体2の硬化反応を著しく促進さ
せることができ、短時間に舗装体を製造することができ
る。なお、水蒸気が所定時間噴射された後は、再び金型
11を加熱槽21に戻して熱風を吹き付けることにより
(図2(I))、水分を含んだ圧縮体2の硬化乾燥処理
を行うことが望ましい。このような変形例4において
も、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0042】つぎに、上記実施形態の具体的実施例につ
いて説明する。具体的実施例としては、実施例1,2の
2種類の舗装体を用意した。実施例1,2の成型条件
(加熱方法、温度、時間)については、下記表1に示す
通りである。実施例1の加熱方法については、舗装体に
熱風を4分間透過させた後、熱風を停止して水蒸気のみ
を2分間直接当てるようにした。実施例2の加熱方法に
ついては、舗装体に熱風を6分間透過させ、その途中4
分経過後に、熱風透過と共に水蒸気を2分間直接当てる
ようにした。また、実施例1,2共に、熱風温度が15
0℃であり、水蒸気の温度が120℃、圧力が2kgf
/cmである。さらに、成型時間については、実施例
1,2共に6分である。
【0043】
【表1】
【0044】なお、比較例の舗装体として、比較例1:
熱プレスによる方法、比較例2:熱風のみを透過させる
方法、比較例3:水蒸気を直接当てる方法(水蒸気の温
度が120℃、圧力が2kgf/cm)、比較例4:
水蒸気を直接当てる方法(水蒸気の温度が150℃、圧
力が5kgf/cm)、により製造された4種類を用
意した。各比較例1〜4についての成型条件は、表1に
示す通りである。
【0045】実施例1,2と比較例1〜4の舗装体につ
いて、製品の外観(バインダーの白化、発泡)の目視結
果、引張り強度(kgf/cm)及び伸び(%)の測
定結果、さらに成型時間を加えて、それらの総合結果に
基づいて、良否を判定した。判定については、○、△、
×の3段階であり、それぞれの判定基準については、下
記表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表1及び表2に示すように、実施例1,2
共に、製品外観、引張り強度伸び共に優れた結果であ
り、また成形時間も、比較例1(熱プレス品)の30
%、比較例2(熱風透過のみ)の46%と、何れも大幅
に短縮されている。比較例1,2については、製品外
観、引張り強度、伸び共に優れた結果であるが、成形時
間が実施例に比べて大幅に長くなっている点が問題であ
り、特に比較例1は劣っている。さらに、比較例3,4
(蒸気直当てのみ)については、成型時間は短いが、バ
インダーの発泡が見られ、引張り強度、伸び共に実施例
の半分程度であり、非常に不十分な結果である。すなわ
ち、実施例1、2共に、各比較例に比べて良好な結果が
得られたことが明らかになった。
【0048】つぎに、上記第2実施形態について説明す
る。第2の実施形態では、合材1を加圧しながら加熱す
る熱プレスにおいて、さらに圧縮され高温にされた合材
1に水蒸気を噴射することにより、合材に直接当てるよ
うにしたものである。図3は、第2実施形態である弾性
舗装体を成型する熱プレス金型31を断面図により概略
的に示し、図4は、金型31内に水蒸気を浸透させるた
めの水蒸気処理装置30を模式図により概略的に示した
ものである。水蒸気処理装置30は、金型31と、金型
31を収容してその内部に水蒸気を供給するための水蒸
気処理槽41と、水蒸気を供給する水蒸気供給装置51
とにより構成されている。
【0049】金型31は、全体として直方体箱型であ
り、底板部32と、枠部34と、上板部35とが重ね合
されて形成されている。底板部32は、金属製で格子形
状の多数の孔を規則的に設けたグレーチング構造になっ
ており、その上面に薄い網板33が貼り付けられてい
る。枠部34は、四角形の枠であり、底板部32の上面
外周縁上に載置される。上板部35は、枠部34を覆う
平板部35aと、枠部34内に密着状態で嵌め合わされ
る押圧部35bとを一体で設けており、底板部32と同
様に、金属製で格子形状の多数の孔を規則的に設けたグ
レーチング構造になっている。押圧部35bの下面に
は、薄い網板36が貼りつけられている。ここで、底板
部32及び上板部35のグレーチングの開孔率は、40
%以上であることが望ましい。金型31は、底板部32
と、枠部34と、上板部35とを重ね合せた型締め状態
で、底板部32上面と押圧部35b下面間の距離が、舗
装体の厚みになるようにされている。金型31は、上下
一対の熱盤37,38に挟まれて加圧及び加熱されるよ
うになっている。
【0050】水蒸気処理槽41は、金型31がほぼ密着
状態で収容される直方体の中間部42と、中間部42の
上部に一体に設けられた四角錐台形状の上フード部43
と、中間部42の下端に一体に設けられた逆四角錐台形
状の上フード部43と略対称形状の下フード部45とを
備えている。上フード部43の上面には上方に向けて突
出した水蒸気流入口44が設けられており、水蒸気流入
口14には水蒸気供給装置51から伸びた水蒸気流通管
52が接続されている。下フード部45の底面には下方
に向けて突出した水蒸気流出口46が設けられている。
【0051】つぎに、上記舗装体の製造方法について説
明する。まず、弾性骨材であるゴムチップと、ウレタン
系バインダーと、硬質骨材である砂と、アミン化合物を
攪拌機にて混合して調整した合材1を、例えば空隙率4
0%になるように計量して、金型31内に投入し、上板
部35を被せて型締めされる。なお、底板部32には網
板33が被せられており、上板部35の押圧部35bに
は網板36が被せられているため、合材1を加圧して
も、材料が型外に抜け出ることはない。この金型31
を、高温に加熱された熱盤37,38間に挿入し、熱盤
37,38からの熱及び圧力を合材1に加えることによ
り、合材1が圧縮された状態で高温に加熱される。
【0052】このように所定時間、熱盤37,38によ
って加圧及び加熱された金型31を、水蒸気処理槽41
内に収容した後、水蒸気が、水蒸気供給装置51から水
蒸気供給管52を通して水蒸気処理槽41内に供給され
る。この水蒸気は金型31の上板部35の隙間を通過し
て合材1に直接当てられ、その内部に浸透する。そのた
め、金型31内で加圧されて高温状態にされた合材1に
対して、水蒸気の浸透により、その硬化反応を著しく促
進させることができ、短時間に舗装体を製造することが
できる。また、圧縮された合材1が高温にされているた
め、水蒸気を合材1に直接当てても、合材1の硬化反応
の制御が適正に行われ、バインダーの発泡による白化を
防止することができる。その結果、外観上の問題がな
く、また引張り強度の低下もない均一な物性の弾性舗装
体を得ることができると共にその耐久性も適正に確保で
きる。また、合材内に水蒸気を浸透させることにより、
弾性舗装体の製造時間を大幅に短縮できるので、その製
造コストを従来に比べて大幅に安価にすることができ
る。
【0053】なお、合材1の加圧及び高温に加熱する方
法としては、上記熱プレスの代わりに送り熱プレスによ
り処理し、その後、上記水蒸気処理槽41において高温
にされた合材に水蒸気を浸透させるようにしてもよい。
さらに、熱プレスに代えて、ロートキュア連続加硫成型
機を用いて、合材を連続的に加圧加熱することも可能で
ある。
【0054】なお、上記各実施形態及び変形例に示した
弾性舗装体の製造方法については一例であり、本発明の
主旨を逸脱しない範囲においては、種々の形態で実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である舗装体の製造工程
の概略構成を示す模式図である。
【図2】同実施形態の変形例である舗装体の製造工程の
一部についての概略構成を示す模式図である。
【図3】第2実施形態である舗装体を成型するための熱
プレスの金型を概略構成を示す断面図である。
【図4】同実施形態である水蒸気処理槽及び水蒸気供給
装置の概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1…合材、2…圧縮体、11…金型、12…底板部、1
4…枠板部、15…上板部、18…圧縮板、21…加熱
槽、22…熱風循環管、24…熱風供給装置、25…蒸
気供給管、26…水蒸気供給装置、27…水蒸気処理
槽、31…金型、32…底板部、34…枠部、35…上
板部、37,38…熱盤、41…水蒸気処理槽、42…
中間部、43…上フード部、45…下フード部、51…
水蒸気供給装置、52…水蒸気供給管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今枝 稔明 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA06 AG03 AG13 AH02 DA11 4F204 AA42 AA45 AC01 AD05 AG01 AH43 AK01 AR06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性骨材とバインダーを混合した合材
    を、加圧及び加熱することにより板状の弾性舗装体を形
    成する弾性舗装体の製造方法であって、 圧縮された前記合材の温度が加熱によって80℃に達し
    た後に、該合材に水蒸気を直接当てるようにしたことを
    特徴とする弾性舗装体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記合材の加熱方法として、該合材の空
    隙に熱風を透過させるようにしたことを特徴とする前記
    請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮された合材の空隙に熱風を透過
    させながら、該合材の温度が80℃に達した後に、該合
    材に水蒸気を直接当てるようにしたことを特徴とする前
    記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記圧縮された合材の空隙に熱風を透過
    させながら、該合材の温度が80℃に達した後に、該合
    材に前記水蒸気を間欠的に当てるようにしたことを特徴
    とする前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記圧縮された合材を保持する型とし
    て、熱風及び水蒸気の透過が可能な型が用いられること
    を特徴とする前記請求項1から4のいずれか1項に記載
    の弾性舗装体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記合材の熱風による加熱の前に、別工
    程で該合材が圧縮されたものであることを特徴とする前
    記請求項2〜5のいずれか1項に記載の弾性舗装体の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記合材に、該合材の加圧及び加熱によ
    る硬化を促進させる触媒を添加することを特徴とする前
    記請求項1から6のいずれか1項に記載の弾性舗装体の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記合材の加圧及び加熱により該合材の
    温度を80℃以上にするために、熱プレスを用いること
    を特徴とする前記請求項1に記載の弾性舗装体の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記合材の加圧及び加熱により該合材の
    温度を80℃以上にするために、送り熱プレスを用いる
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の弾性舗装体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記合材の加圧及び加熱により該合材
    の温度を80℃以上にするために、ロートキュア連続加
    熱成型機を用いることを特徴とする前記請求項1に記載
    の弾性舗装体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記合材に、該合材の加圧及び加熱に
    よる硬化を促進させる触媒を添加することを特徴とする
    前記請求項8から10のいずれか1項に記載の弾性舗装
    体の製造方法。
  12. 【請求項12】 弾性骨材とバインダーを混合した合材
    を、加圧及び加熱することにより板状の弾性舗装体を形
    成する弾性舗装体の製造方法であって、圧縮された前記
    合材の空隙に熱風を透過させて該合材の加熱を開始する
    と共に、該合材に間欠的に水蒸気を直接当てるようにし
    たことを特徴とする弾性舗装体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記圧縮された合材を保持する型とし
    て、熱風及び水蒸気の透過可能な型を使用することを特
    徴とする前記請求項12に記載の弾性舗装体の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記合材に熱風を透過させると共に水
    蒸気を当てる前に、別工程で該合材が圧縮されたもので
    あることを特徴とする前記請求項12又は13に記載の
    弾性舗装体の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記合材に、該合材の加圧及び加熱に
    よる硬化を促進させる触媒を添加することを特徴とする
    前記請求項12から14のいずれか1項に記載の弾性舗
    装体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7050258B1 (ja) * 2021-11-30 2022-04-08 株式会社ナフサ 廃棄物のリサイクルシステム

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