JP2000043070A - 弾性ゴム板の製造方法 - Google Patents

弾性ゴム板の製造方法

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JP2000043070A
JP2000043070A JP21600598A JP21600598A JP2000043070A JP 2000043070 A JP2000043070 A JP 2000043070A JP 21600598 A JP21600598 A JP 21600598A JP 21600598 A JP21600598 A JP 21600598A JP 2000043070 A JP2000043070 A JP 2000043070A
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JP
Japan
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elastic rubber
rubber plate
plate
polyurethane resin
molding machine
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JP21600598A
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English (en)
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Shigeru Morita
繁 森田
Noriaki Wada
法明 和田
Katsuhiko Hata
克彦 畑
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺広巾の弾性ゴム板を安価にかつ効率的に
製造することができる製造方法を提供する。 【解決手段】 ゴム組成物と液状ポリウレタン樹脂とを
一体化成形することよりなる歩径路用弾性ゴム板の製造
方法であって、上記一体化成形は、上記ゴム組成物と液
状ポリウレタン樹脂との混合物を加硫成形機により加硫
成形するものである長尺広巾の弾性ゴム板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面の表面を覆う
ことにより、耐久性を付与し水はけを良好にすることが
できる長尺広巾の弾性ゴム板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場、公園、プールサイド等の路面
には、舗装用として、水はけが良くしかも滑りどめ効果
も有する表面部材が用いられている。なかでも弾性ゴム
板は、弾性を与えて歩きやすくする効果を付与するため
に汎用されている。このような弾性ゴム板として、従来
から、加硫ゴムをポリウレタン樹脂をバインダーとして
混合して加硫成形したものが用いられていた。
【0003】このような用途の弾性ゴム板は、路面の形
状に合わせて長尺広巾のものとしなければならないが、
通常は定尺物を製造して現場まで運搬し、これを現場で
張り合わせて施工する方法が用いられていた。
【0004】特開平4−131404号公報には、ファ
イバー状ゴムチップ材をバインダーで成形して、空隙率
が30〜40%とする弾性舗装ブロックが開示されてい
る。このものの製造にはモールドが用いられるが、当該
ブロックは長尺広巾のものではなく、現場で接着施工を
しなければならないものであった。
【0005】特開平9−85765号公報には、ゴムチ
ップと液状ポリウレタンとの混合物を金型に充填して加
圧成形する弾性舗装部材の製造方法が開示されている。
しかしながら、このものも長尺広巾のものではないの
で、現場で接着施工しなければならない煩雑さと、接着
部位の剥がれ等の危険とを回避することができないもの
であった。
【0006】上述のようにこれまでの舗装用ゴム板は、
比較的小容量の金型を用いて製造されるものであるた
め、通常は1m程度の長さしかなく、現場にて接着施工
しなければならないものであった。このため、接着不良
の場合には、路面に剥離トラブルが生じて、事故の危険
があったり、美観上の問題があったり、清掃困難となっ
たりする弊害があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
発明は、長尺広巾の弾性ゴム板を安価にかつ効率的に製
造することができる製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム組成物と
液状ポリウレタン樹脂とを一体化成形することよりなる
弾性ゴム板の製造方法であって、上記一体化成形は、上
記ゴム組成物と液状ポリウレタン樹脂との混合物を加硫
成形機により加硫成形するものであることを特徴とする
長尺広巾の弾性ゴム板の製造方法である。上記加硫成形
機は、ロートキュア連続加硫成形機、又は、熱盤プレス
送り焼き機であることが好ましい。以下に本発明を詳述
する。
【0009】本発明の弾性ゴム板は、路面の上面を覆う
ようにして用いる弾性ゴム板である。上記路面は、ヒト
が歩いたり走ったりするにあたって快適であるために、
適切な弾性を有することが好ましく、このために弾性の
ある板を用いて表面を覆う。この用途に使用されるのが
弾性ゴム板である。上記弾性ゴム板の厚さは、その使用
目的に応じて適宜定めることができるが、通常は、0.
5〜5cmである。厚すぎると効果に比較して費用が嵩
み、薄すぎると耐久性が劣化する。
【0010】本発明の弾性ゴム板の製造方法は、ゴム組
成物とポリウレタン樹脂とを一体化成形してなる。上記
ゴム組成物としては特に限定されず、例えば、古タイヤ
ゴムをチップ状に粉砕したもの等は、安価に入手でき、
しかも、廃棄物処理に伴う環境汚染防止の趣旨にも合致
して好都合である。
【0011】本発明においては、上記ゴム組成物に、バ
インダーとしてポリウレタン樹脂を加える。上記ポリウ
レタン樹脂は、液状ポリウレタンである。上記液状ポリ
ウレタンとしては特に限定されないが、液状樹脂として
末端NCO基を有するポリウレタンプレポリマーに反応
性液状ゴムを配合して得られるものが好ましい。
【0012】上記反応性液状ゴムとしては特に限定され
ず、例えば、ブタジエン、クロロプレン、イソプレン、
1,3−ペンタジエン、シクロペンタジエン等のジエン
系液状ゴムであって、末端OH基を有するもの等を挙げ
ることができる。
【0013】上記末端NCO基を有するポリウレタンプ
レポリマーとしては特に限定されず、例えば、MDI
(ジフェニルメタンジイソシアネート)やTDI(トリ
レンジイソシアネート)等のイソシアネート成分(a)
と、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオー
ル、液状ポリブタジエン、液状ポリプロピレン等の1種
又は2種以上のポリオール成分(b)とを反応させて得
られるポリウレタンプレポリマーである。
【0014】上記ポリウレタン樹脂は、速硬化タイプで
あることが好ましい。このようにすることにより、ゴム
板の成形時にスコーチしない限度で加硫速度を上げるこ
とにより、長尺広巾の弾性ゴム板を安定的に製造するこ
とができる。
【0015】本発明の製造方法により得られる弾性ゴム
板は、長尺広巾である。上記長尺広巾とは、例えば、長
さが50〜100mであり、巾が2〜5mのものをい
う。好ましくは、長さが70〜80m、巾が3〜4mの
ものである。このような長尺広巾のものを製造するため
には、加硫成形機として、ロートキュア連続加硫成形
機、又は、熱盤プレス送り焼き機を使用することが好ま
しい。
【0016】上記ロートキュア連続加硫成形機として
は、例えば、図1に示すロートキュア連続加硫成形機を
挙げることができる。図1に示すロートキュア連続加硫
成形機では、ゴム組成物と液状ポリウレタン樹脂とを一
体化成形した物はエンドレススチールバンド6と加熱ド
ラム1との間に挟まれ、加圧ロール2及び3による加
圧、加熱装置7による加熱によって加硫成形された後、
駆動ロール5によって長尺広巾の弾性ゴム板として送り
出されてくる。
【0017】上記加硫成形機により加硫成形するにあた
っては、事前にゴム組成物とポリウレタン樹脂との混合
物を予め板状に成形しておくことが好ましい。このよう
にすることにより、加硫機への定常フィードが容易に行
うことができるようになる。
【0018】本発明の弾性ゴム板は、路面の表面を覆う
目的のために適用されるものである。上記弾性ゴム板
は、ゴルフ場、公園、プールサイド等においてヒトが歩
くための専用道路である歩径路のための歩径路用弾性ゴ
ム板として用いることができる。上記歩径路用弾性ゴム
板は、陸上競技場、体育館等の体育施設の舗装材として
も用いることができるので、本明細書において「歩径
路」とは、これらをも含めた概念である。本発明の弾性
ゴム板を歩径路用として用いた場合には、多孔質弾性体
構造による防音効果、優れた耐久性と良好な水はけを活
用することができる。
【0019】本発明の弾性ゴム板は、歩径路用としての
みならず、自動車用の道路、一般道路、高速道路等に、
その舗装用として適用することも当然可能である。この
場合、本発明の弾性ゴム板は、自動車道路用弾性ゴム板
として用いることとなる。自動車用道路に本発明の方法
により製造した長尺広巾の弾性ゴム板を用いると、接着
施工のものとは異なり、剥がれ等の危険が皆無であるう
え、自動車のタイヤが別のゴム板上に乗る危険もなくな
り、自動車カーブ走行中においても継ぎ目を介して剪断
力が伝わる危険がなく、安全性が高く自動車事故を未然
に防止することができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0021】実施例1 タイヤゴムチップ(大きさ3〜10mm)100重量部
及び液状ポリウレタン15重量部をミキサーで3分間混
合した後、帆布上にて、両端に厚さ30mmの加硫ゴム
細片を使用して板状に成形し、図1に示すロートキュア
連続加硫成形機にフィードして加硫ドラム温度160〜
175℃、バンド加圧力3kgf/cm2、加圧正味時
間5分間で、加硫成形し、弾性ゴム板を作成した。な
お、加硫ドラム両端にリングを設けたことにより、空隙
率40%の多孔質の弾性ゴム板を得ることができた。
【0022】実施例2 ロートキュア連続加硫成形機に代えて、プレス盤の長さ
が15mで、幅が3.5mの熱盤プレス送り焼き機を用
いて、温度160〜175℃、加圧力25kgf/cm
2 、加圧正味時間5分間で、加硫成形した以外は、実施
例1と同様にして弾性ゴム板を作成した。
【0023】弾性ゴム板の物性測定 実施例1、実施例2で得られた弾性ゴム板の物性を以下
に示す方法を用いて測定した。結果を表1に示した。引張強さ(MPa) JIS K 6251に準拠して測定した。切断時伸び(%) JIS K 6251に準拠して測定した。硬度 JIS K 6253に準拠して測定した。
【0024】
【表1】
【0025】実施例1及び2で得られた弾性ゴム板は、
完全に内部まで架橋しており、物性、外観及びゴムチッ
プの結合力の良好なものであった。また、実施例1及び
2で得られた弾性ゴム板を用いて歩径路用弾性ゴム板、
及び、自動車道路用弾性ゴム板を作製したところ、接着
部位がないので剥がれ、破損のおそれのない弾性ゴム板
が得られた。
【0026】
【発明の効果】本発明の弾性ゴム板の製造方法は、上述
の構成よりなるので、長尺広巾の弾性ゴム板を安価にか
つ効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる加硫成形機の1つであるロート
キュア連続加硫成形機を模式的に示した断面図である。
【符号の説明】
1 加熱ドラム 2 加圧ロール 3 加圧ロール 5 駆動ロール 8 長尺広巾の弾性ゴム板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 103:00 B29L 31:00 (72)発明者 畑 克彦 神戸市兵庫区明和通3−2−15 バンドー 化学株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA03 AA06 AA08 AB03 AB04 AG03 AG13 AH02 EA02 EA06 4F204 AA42 AA45 AG01 AH43 FA06 FB02 FN17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム組成物と液状ポリウレタン樹脂とを
    一体化成形することよりなる弾性ゴム板の製造方法であ
    って、前記一体化成形は、前記ゴム組成物と液状ポリウ
    レタン樹脂との混合物を加硫成形機により加硫成形する
    ものであることを特徴とする長尺広巾の弾性ゴム板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 加硫成形機は、ロートキュア連続加硫成
    形機、又は、熱盤プレス送り焼き機である請求項1記載
    の長尺広巾の弾性ゴム板の製造方法。
  3. 【請求項3】 加硫成形機に移入する前に、混合物を予
    め板状に成形しておくことを特徴とする請求項1又は2
    記載の長尺広巾の弾性ゴム板の製造方法。
  4. 【請求項4】 液状ポリウレタン樹脂は、速硬化タイプ
    のものである請求項1、2又は3記載の長尺広巾の弾性
    ゴム板の製造方法。
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