JP2003082608A - 歩行路用舗装材及びその製造方法 - Google Patents

歩行路用舗装材及びその製造方法

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JP2003082608A JP2002186007A JP2002186007A JP2003082608A JP 2003082608 A JP2003082608 A JP 2003082608A JP 2002186007 A JP2002186007 A JP 2002186007A JP 2002186007 A JP2002186007 A JP 2002186007A JP 2003082608 A JP2003082608 A JP 2003082608A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行性、強度、軽量性及び透水性に優れる歩
行路用舗装材を目的とするものである。また、廃棄FR
P及び廃棄ゴムの再資源化を図ることも目的とする。 【解決手段】 上層と下層とからなる歩行路用舗装材で
あって、前記上層がゴムチップ(A1)と、ゴムチップ
(A1)を結合する合成樹脂(A2)とから成り、前記
下層が繊維強化プラスチック(B)であり、繊維強化プ
ラスチックの破砕物(B1)と熱硬化性樹脂(B2)と
の硬化物からなるから成ることを特徴とする歩行路用舗
装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強度、軽量性、及
び透水性に優れた歩行路用舗装材及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の歩行路用舗装材としては、(1)
ゴムチップをウレタン樹脂バインダーで結合した上層と
砂利をバイダーで結合した下層との二層からなるもの
(実開平6−4105号公報)、(2)ゴムチップのみ
をバイダーで結合した上層、ゴムチップ、砂利の混合物
をバインダーで結合した中間層及びゴムチップをバイン
ダーで結合した下層とからなる三層のもの(特開200
0−204508号公報)、(3)砂利とゴムチップと
の混合物をウレタン樹脂バインダーで結合したもの(特
開2001−270772号公報)、(4)ゴムチップ
と人造大理石の破砕物との混合物をバインダーで結合し
たもの(特開平11−117219号公報)などが知ら
れている。しかし、これらは、弾性に優れるものの、強
度、軽量性、透水性のいずれかが不十分で満足できる歩
行路用舗装材ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強度
及び軽量性に優れる歩行路用舗装材を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、強度、軽量性、透水性及び歩
行性に優れる歩行路用舗装材を提供することにある。本
発明の他の目的は、廃棄FRP成形物を再利用する強
度、軽量性、透水性及び歩行性に優れる歩行路用舗装材
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、上層と
下層とからなる歩行路用舗装材であって、上層がゴムチ
ップ(A1)と、ゴムチップ(A1)を結合する合成樹
脂(A2)とからなり、前記下層が繊維強化プラスチッ
ク(B)からなることを特徴とする歩行路用舗装材を提
供する。更に、本発明は、上層を形成するゴムチップ
(A1)と、ゴムチップ(A1)を結合する合成樹脂
(A2)との混合物を金型内へ投入する第1工程と、下
層を形成する繊維強化プラスチックの破砕物(B1)と
熱硬化性樹脂(B2)との混合物を金型内へ投入する第
2工程と、金型を加熱下に加圧して金型内の前記混合物
を一体成形する第3工程とからなることを特徴とする歩
行路用舗装材の製造方法を提供する。更に、本発明は、
舗装すべき基盤上へ下層を形成する繊維強化プラスチッ
クの破砕物(B1)と熱硬化性樹脂(B2)との混合物
を敷設する第1工程と、その上に上層を形成するゴムチ
ップ(A1)と、該ゴムチップ(A1)を結合する合成
樹脂(A2)との混合物を敷設する第2工程と、前記混
合物を一体として硬化せしめる第3工程とからなること
を特徴とする歩行路用舗装材の製造方法を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】上層で使用するゴムチップ(A1)
は、例えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
ゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレ
ンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロスルホン
化ポリエチレン、ウレタンゴム、アクリルゴム、多硫化
ゴム等の成分からなるゴム材を切り刻んだチップ状のも
のであり、好ましくはこれらの成分からなる廃棄された
ゴム、使用済みタイヤ、チューブなどのゴム製品の粉砕
物である。ゴムチップ(A1)の形状は、ゴム製品を公
知慣用の機械で破砕製造されるものであり、好ましくは
ファイバー状のものや、粒状物で、平均粒径が好ましく
は0.5〜20mm、より好ましくは1〜10mmの範囲
のものであり、それらを単独で、または混合して使用す
るものである。
【0006】上層で使用する合成樹脂(A2)は、ゴム
チップ(A1)を結合できる合成樹脂であればよい。合
成樹脂としては、例えばポリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が
挙げられる。好ましくはポリウレタン樹脂である。ここ
で使用されるポリウレタン樹脂は、好ましくは常温液状
のものであり、公知のポリオール類と有機イソシアネー
ト化合物とを好ましくはNCO/OH当量比1.5以上、
より好ましくは1.5〜2.0の比率で反応させた末端NCO
基含有ウレタンプレポリマーであり、この単独あるいは
これら混合物よりなる一液形のもの、または該ウレタン
プレポリマーとポリオールとを混合してなる二液形のも
のである。前記有機イソシアネート化合物は、例えば、
2,4−トリレンジイソシアネ−ト(TDIと略す)、
65/35−TDI、80/20−TDI、4,4´−
ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(MDIと略す)、
ジアニシジンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ
−ト、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネート、水添化MDI、水添化
TDIなどの如き芳香族ジイソシアネート類、脂環族ジ
イソシアネート類の中より選ばれた化合物の単独あるい
はこれらの混合物である。上層は、ゴムチップ(A1)
と前記合成樹脂(A2)とから構成されるが、さらに、
滑り止め防止、弾性の調整を目的として硬質の粒状物
(A3)を混合するのが好ましい。
【0007】硬質の粒状物(A3)としては、例えば、
熱硬化性樹脂成形物の破砕物、熱硬化性樹脂の繊維強化
プラスチックの破砕物、無機物(砂、石、鉱石等骨材、
炭酸カルシウム等充填剤)が挙げられる。熱硬化性樹脂
成形物の破砕物に使用される熱硬化性樹脂としては、例
えば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂等が挙げられる。好ましくは繊維強化プラスチッ
クの破砕物である。ここでいう繊維強化プラスチックと
は、成形物であり、好ましくは、不飽和ポリエステル樹
脂、ビニルエステル樹脂、架橋型アクリル樹脂(アクリ
ルシラップ)等のラジカル硬化性不飽和樹脂にガラス繊
維強化材を混合し、硬化した成形物(以下FRP成形
物)である。特に好ましくは不飽和ポリエステル樹脂ガ
ラス繊維強化成形物である。前記硬質の粒状物(A3)と
しては、上記FRP成形物の廃棄物の破砕物が好ましい
が、その回収物だけでなく、成形時の失敗廃棄物をも含
むものである。
【0008】ゴムチップ(A1)と硬質の粒状物(A3)
との混合比率は、好ましくは(A1):(A3)=50〜1
00:0〜50(重量比)であるが、より好ましくは
(A1):(A3)=70〜95:5〜30(重量比)であ
る。上層中に硬質の粒状物(A3)を含有することによ
り、ゴムとプラスチックの中間的な木質に似た硬さ、感
触を有し、耐擦過性、耐すべり抵抗性の特性が良好とな
るので好ましい。尚、硬質の粒状物(A3)とゴムチッ
プ(A1)との比率を上記範囲にすると、本発明の歩行
路用舗装材の上層が、適度な弾性を有することから、該
舗装材を使用した舗装が歩行感に優れるので好ましい。
また、上層に用いる硬質の粒状物(A3)の形状は、下層
用に用いるものに比べて、好ましくはより小さ目の粒状
物で、平均粒径0.05〜10mm、繊維状、ひじき状
又は板状なら1〜10mmのものである。上層形成に
は、このゴムチップ(A1)と繊維強化プラスチックの破
砕物からなる硬質の粒状物(A3)を前記比で混合したも
のに、好ましくは合成樹脂(A2)として硬化性ウレタ
ン樹脂をバインダーとして上層中に好ましくは5〜30
重量%、より好ましくは7〜25重量%使用する。硬化
性ウレタン樹脂の使用量が上記範囲であれば硬化性が良
好で、弾性に冨み、発泡しがたく、透水性に優れる。
【0009】下層に使用する繊維強化プラスチック(B)
は、好ましくは繊維強化材と前記の熱硬化性樹脂との混
合物をプレス成形した熱硬化性樹脂繊維強化成形物であ
る。例えば、シートモールディングコンパウンド(SM
C)やバルクモールディングコンパウンド(BMC)な
どの成形材料から得られる成形物である。さらに、好ま
しくはラジカル硬化性不飽和樹脂ガラス繊維強化成形
物、特に好ましくは、ガラス繊維強化材とビニルエステ
ル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等のラジカル硬化性不
飽和樹脂から得られる成形物である。
【0010】前記の熱硬化性樹脂成形物の破砕物あるい
は繊維強化プラスチックの破砕物は、いかなる破砕方法
で破砕されたものでもかまわないが、通常使用されてい
る破砕機で破砕された安価な破砕片を用いるのが好まし
い。その際、ガラス繊維等の複合物を分別する必要はな
い。該破砕物は、粉状、繊維状、ひじき状、板状、粒状
の単体あるいは混合物のいずれでもよい。粒状物の平均
粒径は、0.05〜20mm、好ましくは0.05〜15
mm、糸状又はひじき状の長さは1〜20mm、好ましくは
1〜15mm、板状の直径は、1〜20mm、厚さは0.5
〜10mm、好ましくは1〜15mm、厚さは0.5〜7
mmである。ゴムチップと混合する上層用の破砕物は、
粉状、糸状、ファイバー状、板状、粒状の単体あるいは
混合物のいずれでもよいが、下層用の破砕物では好まし
くは平均粒径1〜15mmの粒状物が主体であることが
望ましい。そしてその破砕物サイズ分布域は、最小0.
05〜最大20mmの範囲内であればどのような分布をし
ていても構わない。最小側(0.05〜1mm)が全体の
20%以上であれば、目の細かい外観となり、20%未
満であってもやや目の粗い外観となるが、舗装材として
は何ら問題ない。破砕方法としては、たとえば目開き4
〜20mmのスクリーンを備えた破砕機を用いる方法が好
ましい。2mm未満のスクリーンを用いる方法は、破砕の
効率が悪いので好ましくない。
【0011】前記熱硬化性樹脂成形物としては、例えば
プリント基板(エポキシ樹脂)、電気・電子機器部品
(フェノール樹脂)、化粧板(メラミン樹脂)、人工大
理石(不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂)
成形物等が挙げられる。
【0012】前記の繊維強化プラスチックの成形物(F
RP成形物)としては、例えば、浴槽、浴室パネル、防
水パン、洗面化粧台、洗面ボール、台所カウンター、浄
化槽等の住宅用部材、パイプ、水槽、等の工業用部材、
各種電気部品、船舶、小型ボート、自動車部材、ヘルメ
ット、マネキン、椅子等が挙げられる。
【0013】前記FRP成形物中の繊維強化材は、無機
繊維であり、例えば、ガラス繊維、金属繊維、セラミッ
ク繊維等であり、その平均繊維長は、好ましくは10mm
以下のもので、より好ましくは0.1mm〜5mmである。
特に好ましいのはガラス繊維である。また、繊維の形態
は、平織り、朱子織り、不織布、マット、ガラスロービ
ング等何れでも良い。
【0014】前記下層は、繊維強化プラスチック(B)
で、好ましくは熱硬化性樹脂繊維強化プラスチックの破
砕物(B1)がバインダーである常温で液状の熱硬化性樹
脂(B2)によって結合されているものである。該破砕
物(B1)の使用量は、熱硬化性樹脂(B2)を除く成分
中で50〜100容量%が好ましい。又、バインダーで
ある熱硬化性樹脂(B2)の使用量は、下層中好ましく
は5〜20重量%、より好ましくは7〜16重量%であ
り、繊維強化プラスチックの破砕物(B1)は80〜9
5重量%で、より好ましくは93〜84重量%である。
【0015】本発明の歩行路用舗装材は、上層及び下層
に空隙を有するものが好ましい。その空隙の合計体積を
歩行路用舗装材の全体体積で割った値を100倍したも
のを「空隙率」とした。歩行路用舗装材全体の空隙率
は、好ましくは5〜40%、より好ましくは10〜30
%である。該下層の空隙率は、好ましくは5〜40%で
ある。上層の空隙率は、好ましくは1〜10%である。
上記熱硬化性樹脂(B2)の使用量が上記範囲である
と、適度に空隙率を保ち、軽量性に優れ、また、満足で
きる歩行路用舗装材を得ることができる。歩行路用舗装
材の空隙率は、次の(式1)で計算されるものである。 (式1)空隙率=「X−Y/X」×100 (X):本発明の歩行路用舗装材の体積(縦×横×高さ
から計算する)、 (Y):本発明の歩行路用舗装材を水の満たされた容器
に浸漬した際、その容器からあふれ出た水の量、 X−Y:全体の空隙の体積合計
【0016】ここで使用する熱硬化性樹脂繊維強化プラ
スチックの破砕物(B1)は、上述の空隙率を保持するた
めに上層に使用するものより粒子サイズの大きいものが
好ましい。粒子サイズの大きなものを使用すると空隙が
多くなるため軽量性と透水性などの点で有利となる。そ
の粒子サイズは上層に使用するものより0.5〜3mm程
度大きいものが好ましい。
【0017】熱硬化性樹脂(B2)は、例えば、不飽和
ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂等であり、好ましくは不飽和
ポリエステル樹脂である。不飽和ポリエステル樹脂は、
通常不飽和ポリエステルのスチレンモノマー溶液であ
る。これにラジカル重合開始剤、必要に応じ更に硬化促
進剤を含有し常温乃至加熱下で硬化する。
【0018】本発明の歩行路用舗装材の上層と下層との
厚さの比は、好ましくは上層:下層=5〜50:50〜
95である。上層と下層の厚さ比は、歩行感、走行感、
耐久性及び経済性を考慮して適宜決定される。
【0019】本発明の歩行路用舗装材は、上層と下層が
一体成形物となっているブロック状若しくはプレート状
であり、その大きさは、好ましくは縦100mm〜10
00mm、横100mm〜1000mmで、厚み5〜1
00mm、より好ましくは10〜60mmである。厚さ
30mm以下のものは接着剤を用いて基盤に貼りつけ、
厚さ40mm以上のものは基盤上に砂層を設けて置き敷
きする施工法を採用するのが好ましい。
【0020】下層は、繊維強化プラスチック(B)を主体
とするが、繊維強化プラスチックの破砕物(B1)を使用
する際には、本発明の目的を害さない範囲で、石、鉱物
質の無機物の粒状物も併用できるが、循環型のリサイク
ルを目標とするには、本発明の歩行路用舗装材がリサイ
クルの終末としてセメント産業、鉄鋼産業の原燃材とし
て使用可能となるようにプラスチック類、木質チッフ゜類、
藁類などの可燃性有機物を併用するのが好ましい。かか
る混合の際には、好ましくは、ニイダー、ミキサー等の
混合装置で機械的に混合される。
【0021】本発明の歩行路用舗装材は、主に屋外の歩
行路で使用され、例えば、歩道、遊歩道、シ゛ョキ゛ンク゛コー
ス、駐車場、住宅周り外溝、公園内外の歩道、バルコニ
ータイル等に好適である。
【0022】本発明の歩行路用舗装材の製造方法は、上
層を形成するゴムチップ(A1)と、ゴムチップ(A
1)を結合する合成樹脂(A2)との混合物を金型内へ
投入する第1工程と、下層を形成する繊維強化プラスチ
ックの破砕物(B1)と熱硬化性樹脂(B2)との混合
物を金型内へ投入する第2工程と、金型を加熱下に加圧
して金型内の前記混合物を一体成形する第3工程とから
なる。その金型は、ブロック形状若しくはプレート形状
を型取ったプレス形成用金型であり、金型の表面温度は
常温〜200℃、好ましくは100〜200℃である。
上層及び下層の原料となる混合物を金型へ投入する順序
は金型の設計により決定される。上層の原料となる混合
物を先に金型内に投入し、次いで下層の原料となる混合
物を金型内へ投入しても良いし、その逆の順序でも良
い。例えば、ゴムチップ(A1)と繊維強化プラスチッ
クの破砕物(B1)とを常温で液状の合成樹脂(A2)
との混合物を上層の材料として金型内に投入し、次い
で、繊維強化プラスチックの破砕物(B1)と常温で液
状の熱硬化性樹脂(B2)との混合物を下層の材料とし
て金型内に投入し、次いで、金型を加熱下に加圧する熱
プレス成形法により、金型内の前記混合物材料をブロッ
ク状またはプレート状に一体成形する。
【0023】また、本発明のもう一つの歩行路用舗装材
の製造方法は、堅固に調整された舗装すべき基盤(例え
ば、コンクリート、アスファルト)上へ下層を形成する
繊維強化プラスチックの破砕物(B1)と熱硬化性樹脂
(B2)との混合物を敷設する第1工程と、その上に上
層を形成するゴムチップ(A1)と、該ゴムチップ(A
1)を結合する合成樹脂(A2)との混合物を敷設する
第2工程と、前記混合物を一体として硬化せしめる第3
工程とからなる。このように、施工現場で直接下層を形
成する混合物及び上層を形成する混合物を一定の厚みで
順次敷き均して一般的な展圧ローラーで展圧舗装施工す
ることによってシームレスな表面を持つ歩行路用舗装材
を製造することができる。
【0024】本発明の歩行路用舗装材は、着色加工する
こともできる。例えば、上層用及び下層用の混合物に顔
料粉、或いは液状またはペースト状の顔料を加えて着色
してもよい。この際、顔料の代用物として、顔料の製造
工程もしくは顔料を使った他の製品の製造工程から排出
されるロスや廃材を用いても構わない。できあがった舗
装材に塗装したり、フィルムを貼り付けても良い。
【0025】本発明で使用するゴムチップ(A1)と繊
維強化プラスチックの破砕物(B1)、また混合可能な
石、鉱物質の無機物、プラスチック類、木質チッフ゜類、藁
類などの乾燥した粒状物は、それらを表面処理剤で処理
してもよいし、粒状物が湿気を含むものでも良い。かか
る表面処理剤としては、バインダーとの濡れ性を向上さ
せて、より強固に接着固化させることを目的にする界面
活性剤、例えばシランカップリング剤を使用できる更
に、本発明の効果を損なわない範囲で可塑剤、プロセス
オイル、安定剤、紫外線吸収剤等他の添加剤を併用でき
る。
【0026】本発明の歩行路用舗装材は、石材切断用の
切断機を用いることなく、木材切断用の一般的鋸で激し
い埃も発生せずに容易に、例えばポータブルの木工用電
気回転鋸を使用してその成形物を加工、切断できるとい
う大きな特徴も有している。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。文中の
「部」、「%」は、断りのない限り重量基準である。
【0028】(実施例1)エチレンプロピレンジエンゴ
ム(EPDM)の廃ゴムから得られた平均粒径1〜3m
mの白色ゴムチップ350部、ベージュ色の不飽和ポリ
エステル樹脂製FRPバスユニット成形品を粉砕して得
られた破砕物で4mmの篩通過品200部に、分子内に
NCO基を含有する一液形ウレタンプレポリマー(「パ
ンデックスTP−1737」、大日本インキ化学工業
(株)製)100部及び弁柄粉3部をモルタル混合用簡
易混合機を用いて室温下で約5分間均一になるまで混合
して、ブロック状舗装材の上層用混合物を調製した。
【0029】次いで、前述と同様な別の混合機にキッチ
ンカウンター(人造大理石調BMC)成形品を破砕して
得られた破砕物で12mmの篩通過品1350部を投入
し、攪拌を行いながら不飽和ポリエステル樹脂(「ポリ
ライトMPS180」、大日本インキ化学工業(株)
製)150部、硬化促進剤剤(「パーブチルZ」、日本
油脂(株)製)4.5部を順次加えて室温下で約5分間
均一になるまで混合して下層用混合物を調製した。別に
離型剤処理をした縦15cm×横22cm×深さ4cm
で容積1320ccの金型に上記の下層用混合物1,21
4部を入れ平滑になるように金鏝などを使用して軽く展
圧した後、その上に上記の上層用混合物264部入れ平
滑にし金型を閉じた。下板が170℃、上板が150℃
にセットした成形用プレスに下層用混合物が下になるよ
うに金型をセットして、7kgf/cm2の圧力で15分間保
持した後、開圧して縦15cm×横22cm×厚さ4c
mの上層に弾性のある歩行路用舗装材を得た。
【0030】この歩行路用舗装材の厚さ構成は、上層が
平均8mm、下層が平均32mmであった。このように
して得られた歩行路用舗装材の物性は下記の通りであ
り、歩道用ブロックとして使用できるものであった。 (ブロック状歩行路用舗装材の物性) 外観 ベンガラ色 曲げ強度 4MPa (JASS7M101に準拠) すべり抵抗性 Dry 70(ASTM E 303に準拠)Wet
64( 〃 ) 比重 1.10 透水性 1.82×10-2 (JASS7M101に準拠) 空隙率 22%
【0031】(実施例2)前述の混合機を用いて、FR
P製洗面化粧台(人造大理石調BMC)を粉砕して得ら
れた破砕物で12mmの篩通過品1200部とベージュ
色のFRPバスユニット成形品を粉砕して得られた破砕
物で4mmの篩通過品500部の混合物に、既に6%ナ
フテン酸コバルトを0.2%添加した不飽和ポリエステ
ル樹脂(「ポリライトPM400」、大日本インキ化学
工業(株)製)300部、硬化促進剤(「パーメック
N」、日本油脂(株)製)4.5部を順次加え、前述の
混合機を用いて、約5分間均一に混合して下層用混合物
を調製した。この混合物を鉄製展圧ローラーにより厚さ
20mmになるように堅固なアスファルトコンクリート
の上に敷設した。この舗装体は、室温で約5時間後に完
全硬化した。
【0032】次いで、廃タイヤを粉砕して得られた平均
粒径1〜3mmのゴムチップ1000部とウレタン樹脂
(「パンデックスTP−1221」、大日本インキ化学
工業(株)製)230部とを前述と同様に混合して得ら
れた混合物を上記の下層の上に鉄製展圧ローラーを用い
て厚さ20mmになるよう敷設した。この上層は室温で
約15時間後に完全硬化し、歩行路用舗装材を得た。こ
の歩行路用舗装材は、比重0.98で透水性を有し、下
層は剛性且つ堅固であり、上層は弾性を有し、ゴルフシ
ューズ、陸上競技用スパイクシューズを着用した歩行及
び走行にも耐える層であった。
【0033】
【発明の効果】本発明の歩行路用舗装材は、強度、軽量
性、耐久性及び透水性に優れ、また、廃ゴムや廃FRP
などの有効利用が可能なものである。本発明によれば、
埋め立て処分が主体であった廃ゴムや熱硬化性樹脂廃棄
物を、歩行路用舗装材に利用することができる。更には
石材用カッターを用いることなく、木工用鋸で切断で
き、異形道路にブロック舗装をする場合にも、異形床ま
たは道路端部に合わせて容易に切断できることから施工
が容易で施工時間の短縮化の効果をもたらすこともでき
る。さらに、本発明の歩行路用舗装材は、使用後におい
て、セメント原燃材としてそのまま焼却有効利用でき、
循環型社会に対応することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AA02 AB03 AD07 AE05 AG03 AG11 AG13 AG16 DA01 DA11 DB02 EA01 EA06 EB04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層と下層とからなる歩行路用舗装材で
    あって、前記上層がゴムチップ(A1)と、ゴムチップ
    (A1)を結合する合成樹脂(A2)とから成り、前記
    下層が繊維強化プラスチック(B)から成ることを特徴
    とする歩行路用舗装材。
  2. 【請求項2】 前記下層の繊維強化プラスチック(B)
    が、繊維強化プラスチックの破砕物(B1)と熱硬化性
    樹脂(B2)との硬化物からなる請求項1記載の歩行路
    用舗装材。
  3. 【請求項3】 前記上層と下層とがそれぞれ空隙を有
    し、上層と下層の空隙の合計体積が歩行路用舗装材の全
    体体積の5〜40%である請求項1記載の歩行路用舗装
    材。
  4. 【請求項4】 前記下層の繊維強化プラスチック(B)
    が、繊維強化プラスチックの破砕物(B1)80〜95
    重量%と熱硬化性樹脂(B2)5〜20重量%との硬化
    物からなる請求項1記載の歩行路用舗装材。
  5. 【請求項5】 前記上層が、さらに、硬質の粒状物(A
    3)を含む請求項1記載の歩行路用舗装材。
  6. 【請求項6】 前記上層のゴムチップ(A1)と硬質の
    粒状物(A3)との混合割合が、重量基準で(A1):
    (A3)=70〜95:5〜30である請求項5に記載
    の歩行路用舗装材。
  7. 【請求項7】 前記繊維強化プラスチックの破砕物(B
    1)が、廃棄された繊維強化プラスチックの破砕物であ
    る請求項2に記載の歩行路用舗装材。
  8. 【請求項8】 前記合成樹脂(A2)が、硬化性ウレタ
    ン樹脂である請求項1記載の歩行路用舗装材。
  9. 【請求項9】 前記熱硬化性樹脂(B2)が、不飽和ポ
    リエステル樹脂である請求項2に記載の歩行路用舗装
    材。
  10. 【請求項10】 上層と下層の厚さの比が、上層:下層
    =5〜50:50〜95である請求項1に記載の歩行路
    用舗装材。
  11. 【請求項11】 上層を形成するゴムチップ(A1)
    と、ゴムチップ(A1)を結合する合成樹脂(A2)と
    の混合物を金型内へ投入する第1工程と、下層を形成す
    る繊維強化プラスチックの破砕物(B1)と熱硬化性樹
    脂(B2)との混合物を金型内へ投入する第2工程と、
    金型を加熱下に加圧して金型内の前記混合物を一体成形
    する第3工程とからなることを特徴とする歩行路用舗装
    材の製造方法。
  12. 【請求項12】 舗装すべき基盤上へ下層を形成する繊
    維強化プラスチックの破砕物(B1)と熱硬化性樹脂
    (B2)との混合物を敷設する第1工程と、その上に上
    層を形成するゴムチップ(A1)と、ゴムチップ(A
    1)を結合する合成樹脂(A2)との混合物を敷設する
    第2工程と、前記混合物を一体として硬化せしめる第3
    工程とからなることを特徴とする歩行路用舗装材の製造
    方法。
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