JP2003236122A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2003236122A
JP2003236122A JP2002037342A JP2002037342A JP2003236122A JP 2003236122 A JP2003236122 A JP 2003236122A JP 2002037342 A JP2002037342 A JP 2002037342A JP 2002037342 A JP2002037342 A JP 2002037342A JP 2003236122 A JP2003236122 A JP 2003236122A
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ball
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JP2002037342A
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English (en)
Inventor
Masafumi Mineno
雅史 峰野
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉鎖作動領域内に設けられた唯一の特定領域
の球通過により特別開放作動を発生させる従来構成のパ
チンコ遊技機における遊技の単調さを解消するととも
に、興趣性を向上し得るようにしたパチンコ遊技機を提
供する。 【解決手段】 閉鎖作動領域10内に複数の特別開放作
動条件領域を備えた授益ステージ29A,29Bを複数
段に亘って配設し、始動領域3a,3bの球通過を駆動
契機とする開閉部材4,4の開放駆動により入賞口5,
5から閉鎖作動領域10内に流入した遊技球が、各授益
ステージ29A,29Bの特別開放作動条件領域を順次
通過することにより成立する特別開放作動条件領域の組
み合わせが所定の関係となった場合に、開閉部材4,4
が所定開放態様で開放駆動される特別開放作動を発生さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞装置内に配設
された複数の領域を遊技球が順次通過することにより成
立する領域の組合せが所定の関係となった場合に、入賞
口を開閉する開閉部材が所定開放態様で開放駆動される
特別開放作動を発生させるパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】入賞口を開閉する開閉部材を備え、かつ
該入賞口により外部と連通する閉鎖作動領域内に一般領
域と特定領域とを備えた入賞装置と、遊技球の通過によ
り前記開閉部材を開閉させる始動領域とを備えてなり、
該始動領域を遊技球が通過すると、開閉部材が1回若し
くは2回の瞬時的な往復開閉駆動を行ない、その開閉時
に入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領
域を通過した場合に、開閉部材が連続的な往復開閉駆動
を行なう大当りとしての特別開放作動を発生させるとと
もに、該特別開放作動中にあって、開閉部材の開放駆動
開始から、開閉部材の所定制限開閉回数の開閉満了、入
賞口からの規定個数の入賞満了、又は遊技球の特定領域
の通過の何れかの終了条件の成立を契機として開閉部材
の開放駆動が終了する開閉ラウンドを、特定領域の球通
過を条件として、所定回数継続するようにしたパチンコ
遊技機は、いわゆる第二種パチンコ遊技機として良く知
られている。
【0003】この種のパチンコ遊技機にあっては、入賞
口から特定領域に至る球流路に、遊技球の特定領域の通
過を容易とする状態と、困難とする状態を可変的に生じ
るように作動する種々の誘導部材が配設されており、該
誘導部材によって、始動領域の球通過を駆動契機とする
開閉部材の開放駆動により入賞口から流入した遊技球の
流れ,動きに変化を生じさせて、該遊技球が特定領域を
通過するか否か、即ち特別開放作動が発生するか否かを
演出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
パチンコ遊技機にあっては、始動領域の球通過を駆動契
機とする開閉部材の開放駆動時に、入賞口から閉鎖作動
領域内に流入した遊技球が唯一の固定的な領域からなる
特定領域を通過することのみによって、大当りとしての
特別開放作動が発生するため、遊技者は単に遊技球が特
定領域を通過するか否かのみに注目して遊技をしている
に過ぎず、また、誘導部材によって遊技球の流れ,動き
に変化を生じさせても、一般領域または特定領域を通過
する前に、その何れの領域を通過するかがある程度予測
できるため、遊技が単調で興趣性が低いものとなってい
る。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を解消し得
るパチンコ遊技機を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入賞口を開閉
する開閉部材を備え、かつ該入賞口により外部と連通す
る閉鎖作動領域を備えた入賞装置と、遊技球の通過によ
り前記開閉部材を開閉させる始動領域とを備えてなるパ
チンコ遊技機において、閉鎖作動領域内に複数の特別開
放作動条件領域を備えた授益ステージを複数段に亘って
配設し、始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部材の
開放駆動により入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊
技球が、各授益ステージの特別開放作動条件領域を順次
通過することにより成立する特別開放作動条件領域の組
み合わせが所定の関係となると、開閉部材が所定開放態
様で開放駆動される特別開放作動を発生させるようにし
たことを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項
1)。
【0007】ここで、複数段の授益ステージが夫々備え
る各特別開放作動条件領域には、異なる数字,図形,記
号等からなる関係指標を割り当てることができ、これら
の関係指標の組み合わせにより所定の関係を成立させる
ことができる。
【0008】かかる構成にあって、始動領域の球通過を
駆動契機とする開閉部材の開放駆動により入賞口から閉
鎖作動領域内に遊技球が流入すると、該遊技球は各授益
ステージが備える複数の特別開放作動条件領域の何れか
を順次通過することとなる。そして、この遊技球が通過
した各特別開放作動条件領域に割り当てられている関係
指標の組み合わせが所定の関係となった場合に、開閉部
材が所定開放態様で開放駆動される大当りとしての特別
開放作動が発生する。これにより、従来構成のように閉
鎖作動領域内に設けられた唯一の特定領域の球通過によ
り特別開放作動を発生させるものに比して、特別開放作
動の発生の契機となる遊技球の通過により成立する特別
開放作動条件領域の組み合わせを予測することができな
いため、遊技の単調さが解消されるとともに、遊技球が
各授益ステージの何れの特別開放作動条件領域を通過す
るかに興味を抱いて遊技を行うことになるので、遊技の
興趣性が向上する。
【0009】また、上記構成にあって、特別開放作動条
件領域を、獲得ポイントが異なる複数のポイント獲得領
域とし、始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部材の
開放駆動により入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊
技球が、各授益ステージのポイント獲得領域を通過する
ことにより獲得されるポイントを積算して、その合計ポ
イントが所定ポイント以上である場合に、開閉部材が所
定開放態様で開放駆動される特別開放作動を発生させる
ようにする構成(請求項2)が好適な実施態様として提
案され得る。
【0010】このように、各特別開放作動条件領域を、
遊技球の通過によりポイントを獲得するポイント獲得領
域とし、その獲得ポイントの合計ポイントに基づいて特
別開放作動を発生させるか否かを判定することにより、
特別開放作動条件領域の組み合わせによる所定の関係を
分かり易いものとすることができるとともに、特別開放
作動の発生に至る過程における遊技機の作動制御が容易
となる。
【0011】また、上記特別開放作動が、開閉部材の開
放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として開閉部
材の開放駆動が終了する開閉ラウンドを、一回の開閉ラ
ウンド中におけるポイント獲得領域の球通過に基づく獲
得ポイントの合計ポイントが所定ポイント以上であるこ
とを条件として、所定回数継続させるものとする構成
(請求項3)が提案され得る。これにより、特別開放作
動での作動態様を、現行の第二種パチンコ遊技機におけ
る特別開放作動の作動態様に一致させることができる。
【0012】さらに、上記構成にあって、一回の開閉ラ
ウンド中におけるポイント獲得領域の球通過に基づく獲
得ポイントの合計ポイントを報知する報知手段を具備さ
せるようにしてもよい(請求項4)。これにより、一回
の開閉ラウンド中に獲得した合計ポイントが明確に報知
され 次の開閉ラウンドへ進む条件が充足されたか否か
を遊技者が容易に知得することができる。
【0013】また、始動領域の球通過を駆動契機とする
開閉部材の開放駆動により入賞口から閉鎖作動領域内に
流入した遊技球が、各授益ステージのポイント獲得領域
を通過することにより獲得されるポイントを報知する報
知手段を具備させるようにしてもよい(請求項5)。こ
れにより、ポイント獲得領域の球通過に基づく獲得ポイ
ントが明確となり、特別開放作動が発生するか否かを演
出することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、図3等に示すように、
閉鎖作動領域10内に複数の特別開放作動条件領域(ポ
イント獲得領域16a,16b,16c、ポイント獲得
領域21a,21b,21c)を備えた授益ステージ2
9A,29Bを複数段に亘って配設し、始動領域3a,
3b,3bの球通過を駆動契機とする開閉部材4,4の
開放駆動により入賞口5,5から閉鎖作動領域10内に
流入した遊技球が、各授益ステージ29A,29Bの特
別開放作動条件領域(ポイント獲得領域16a,16
b,16cの何れかと、ポイント獲得領域21a,21
b,21cの何れか)を順次通過することにより成立す
る特別開放作動条件領域の組み合わせが所定の関係とな
ると、開閉部材4,4が所定開放態様で開放駆動される
特別開放作動を発生させるようにしたことを特徴として
いる。
【0015】以下に、本発明の一実施例を、添付図面に
基づいて具体的に説明する。図1は、第二種パチンコ遊
技機として構成されたパチンコ遊技機の遊技盤1を示す
正面図であって、該遊技盤1には、その略中央部に入賞
装置2が配設されており、また、該入賞装置2の下方に
は、始動領域3aを中央に位置させてその両側に始動領
域3b,3bが横一列状に配設されている。
【0016】前記始動領域3aは、遊技球の通過により
球検知信号を送出する始動スイッチS1(図7参照)を
備えており、該始動スイッチS1 から球検知信号が送出
されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出され
るとともに、後述する入賞装置2の開閉部材4,4が開
閉駆動され、入賞口5,5の所定時間(例えば0.8秒
間)の開放が2回行われる。また、始動領域3b,3b
は、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイ
ッチS2(図7参照)を夫々備えており、該始動スイッ
チS2 から球検知信号が送出されると、所定個数(例え
ば15個)の賞球が払い出されるとともに、開閉部材4,
4が開閉駆動されて、入賞口5,5の所定時間(例えば
0.5秒間)の開放が1回行われる。
【0017】その他、遊技盤1には、種々の一般入賞口
6a,6b,風車7a,7b等の遊技装置や、電飾装置
8a,8bが所定位置に配設されている。また、入賞装
置2の上部には、ドットマトリックス表示器等の表示装
置23が配設されており、該表示装置23によって、後
述する特別開放作動での一回の開閉ラウンド中に獲得さ
れたポイントの合計ポイントを報知する報知手段が構成
されている。尚、この表示装置23には、特別開放作動
発生時における開閉ラウンドの継続可能回数や特別開放
作動中におけるラウンド数、その他の所要情報も逐次表
示されるようになっている。
【0018】前記入賞装置2には、図2,図3に示すよ
うに、外郭を構成する入賞ケース9の略中央位置に、矩
形状に開口された奥に深い閉鎖作動領域10が形成され
ている。該閉鎖作動領域10は、左右両側に側壁部1
1,11を備え、かつ上部及び下部に天蓋部14と底壁
部13とを備えている。また、天蓋部14と底壁部13
間の中段位置には棚壁部12が配設されており、該棚壁
部12と天蓋部14間の左右両側に閉鎖作動領域10を
外部と連通させる入賞口5,5が設けられている。該入
賞口5,5には、駆動軸15,15により下端部が軸支
された翼片からなる開閉部材4,4が配設されており、
該開閉部材4,4を駆動軸15,15に連繋した図示し
ない入賞口開閉ソレノイド32(図7参照)等からなる
駆動手段によって往復回動駆動することにより、略起立
状態で入賞口5,5を塞ぐ閉鎖位置と、図2に示すよう
に略倒ハ字形に外側方に拡開して入賞口5,5を開放す
る開放位置とに変換制御し得るようになっている。ま
た、前記側壁部11,11は、上下方向に六個のLED
表示部27を列設してなるポイント表示装置28,28
によって夫々構成されている。このポイント表示装置2
8,28の各LED表示部27は、後述するポイント獲
得領域16a,16b,16c及びポイント獲得領域2
1a,21b,21cの球通過により獲得されるポイン
トに応じて点灯する。そして、該ポイント表示装置2
8,28によって、ポイント獲得領域16a,16b,
16c及びポイント獲得領域21a,21b,21cの
球通過により獲得されるポイントを報知する報知手段が
構成されている。
【0019】前記棚壁部12の上面は、半球状の複数の
小突起17を備え、かつ若干の勾配で後方傾斜した傾斜
案内面12aとなっており、入賞口5,5から流入して
該傾斜案内面12a上に落下した遊技球を、前記小突起
17によって方向を変えて後方に流下させ得るようにな
っている。そして、この棚壁部12によって第一の授益
ステージ29Aが構成されている。該授益ステージ29
Aの後方には、遊技球が通過する三つの特別開放作動条
件領域としてのポイント獲得領域16a,16b,16
cが横一列状に区画形成されており、各ポイント獲得領
域16a,16b,16cには遊技球の通過により球検
知信号を送出するポイント獲得スイッチS3,S4,S5
(図7参照)が配設されている。また、該ポイント獲得
領域16a,16b,16cには、後述する第二の授益
ステージ29Bのポイント獲得領域21a,21b,2
1cとの組み合わせにより所定の関係を成立させ得る関
係指標αとしての異なる獲得ポイントが割り当てられて
おり、該ポイント獲得領域16a,16b,16cの何
れかの球通過によりその対応するポイント獲得スイッチ
S3,S4,S5 から球検知信号が送出されると、当該ポ
イント獲得領域16a,16b,16cに割り当てられ
ているポイントが獲得ポイントとして後述する主制御用
中央制御装置CPUの記憶装置RAMに記憶される。
【0020】ここで、この実施例では、左側のポイント
獲得領域16aに割り当てられる獲得ポイントを1/3
ポイントとしており、また、中央のポイント獲得領域1
6bの獲得ポイントを1/2ポイント,右側のポイント
獲得領域16cの獲得ポイントを1/3ポイントとして
いる。尚、遊技球の通過により前記各ポイント獲得スイ
ッチS3,S4,S5 から球検知信号が送出されると、
一信号毎に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出され
る。また、該ポイント獲得スイッチS3,S4,S5 は、
後述する特別開放作動時における開閉ラウンド中に、入
賞口5,5から閉鎖作動領域10に流入した遊技球を検
知するカウントスイッチとしての機能も備えている。
【0021】また、授益ステージ29Aの後縁部には、
指標表示部33が設けられており、該指標表示部33に
は、各ポイント獲得領域16a,16b,16cに割り
当てられた獲得ポイントを表す関係指標αが表示されて
いる。
【0022】前記ポイント獲得領域16a,16b,1
6cの何れかを通過した遊技球は、図4イ,ロに示すよ
うに、各ポイント獲得領域16a,16b,16cの下
方に夫々連成された球通路18a,18b,18cを流
下して、閉鎖作動領域10の後壁部19に開口された球
出口20から閉鎖作動領域10の底壁部13上に放出さ
れる。ここで、閉鎖作動領域10の底壁部13の上面は
若干の勾配で前方傾斜しており、前記球出口20から放
出された遊技球を前方に流下させ得るようになってい
る。そして、この底壁部13によって第二の授益ステー
ジ29Bが構成されている。該授益ステージ29Bの前
縁部には、図3に示すように、遊技球が通過する三つの
特別開放作動条件領域としてのポイント獲得領域21
a,21b,21cが横一列状に区画形成されており、
各ポイント獲得領域21a,21b,21cには遊技球
の通過により球検知信号を送出するポイント獲得スイッ
チS6,S7,S8(図7参照)が配設されている。ま
た、該ポイント獲得領域21a,21b,21cには、
前記授益ステージ29Aのポイント獲得領域16a,1
6b,16cとの組み合わせにより所定の関係を成立さ
せ得る関係指標αとしての異なる獲得ポイントが割り当
てられており、該ポイント獲得領域21a,21b,2
1cの何れかの球通過によりその対応するポイント獲得
スイッチS6,S7,S8 から球検知信号が送出される
と、当該ポイント獲得領域21a,21b,21cに割
り当てられているポイントが獲得ポイントとして主制御
用中央制御装置CPUの記憶装置RAMに記憶されてい
る前記授益ステージ29Aでの獲得ポイントに加算され
る。
【0023】ここで、この実施例では、左側のポイント
獲得領域21aに割り当てられる獲得ポイントを1/3
ポイントとしており、また、中央のポイント獲得領域2
1bの獲得ポイントを2/3ポイント,右側のポイント
獲得領域21cの獲得ポイントを1/2ポイントとして
いる。また、授益ステージ29Bの前壁面には、指標表
示部22が設けられており、該指標表示部22には、各
ポイント獲得領域21a,21b,21cに割り当てら
れた獲得ポイントを表す関係指標αが表示されている。
【0024】前記閉鎖作動領域10の授益ステージ29
Bを構成する底壁部13上には、その略中央に位置させ
て、重量挙げの人形を模した誘導部材24が配設されて
おり、該人形の股の間に遊技球を後方から前方に通過さ
せ得る球通路25が形成されている。該誘導部材24
は、図5に示すように、下部に配設された駆動モータ2
6により、所定時間(例えば 5秒間)で一回転する一定
速度で一方向に常時回転駆動される。そして、その回転
過程において、図6イに示すように、人形が正面(又は
背面)を向いた状態であると、遊技球が球通路25を通
って、概ね中央のポイント獲得領域21bに流入し、ま
た、図6ロに示すように、人形が側面を向いた状態であ
ると、遊技球が人形の足によって直進を阻止され、左右
に迂回して概ね左右のポイント獲得領域21a,21c
の何れかに流入することとなる。このような誘導部材2
4の作動態様により、遊技球の流れに変化を生じさせる
ようにしている。
【0025】図7は、遊技を制御する制御回路のブロッ
ク回路図を示す。主制御基板60には、パチンコ遊技機
の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられてお
り、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが
配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、
遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであっ
て、該主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用
いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要
なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、デ
ータを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に
伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取り
を行なうデータバス(図示省略)を介して接続され、該
主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装
置ROMには、制御プログラム、獲得ポイント等の固定
データが記憶されている。また、記憶装置RAMには、
始動スイッチS1 ,S2、ポイント獲得スイッチ(カウ
ントスイッチ)S3,S4,S5 、ポイント獲得スイッチ
S6,S7,S8 から送出された球検知信号等の情報が一
時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成する
レジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0026】この主制御基板60の基板回路には、所定
のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)
が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されて
いる。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔の
クロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、
一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装
置により出力されたクロックパルスをカウントして、時
間を計測するタイマーも接続されている。
【0027】また、主制御基板60の基板回路には、主
制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行
う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)
が設けられている。該入力ポートには、盤面中継基板6
1を介して上述した始動スイッチS1 ,S2、ポイント
獲得スイッチ(カウントスイッチ)S3,S4,S5、ポ
イント獲得スイッチS6,S7,S8 が接続されており、
主制御基板60が2ms毎に各スイッチS1 〜S8 の遊
技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波
形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置
CPUに入力され、その情報が記憶装置RAMに記憶さ
れる。一方、主制御基板60の出力ポートには、盤面中
継基板61を介してポイント表示装置28,28、ラウ
ンド回数等の表示装置23、入賞口開閉ソレノイド3
2、誘導部材24の駆動モータ26等が接続されてお
り、これらが主制御用中央制御装置CPUの制御指令信
号に従って作動される。また、主制御基板60の出力ポ
ートを介して主制御用中央制御装置CPUの制御指令信
号が、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出
制御基板65の各入力ポートに向けて一方向に発信され
るようになっている。
【0028】ここで、主制御用中央制御装置CPU及び
上記各制御基板63,64,65に設置されている各中
央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユ
ニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置
に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレ
ジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成され
ている。尚、該演算ユニットの連成数によって、中央制
御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御
用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指
令信号を各制御基板63,64,65に夫々送信し、各
制御基板63,64,65の中央制御装置CPUが該制
御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとな
る。
【0029】上記音源制御基板63には、スピーカから
発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられ
ている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中
央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パター
ン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、
必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポ
ート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板
63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して
受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPU
で演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサ
ウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効
果音を出力させる。
【0030】また、上記光源制御基板64には、パチン
コ遊技機に備えられた発光ダイオードや装飾ランプとい
った電飾装置8a,8bを制御するための基板回路が設
けられている。この基板回路は、電飾装置8a,8bの
点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPU
に、動作プログラムや、発光ダイオード,装飾ランプ等
の電飾点灯パターン等の固定データが記憶されている記
憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置
RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。
この光源制御基板64は、上記の主制御基板60から入
力ポートを介して受信した制御指令信号を光源制御用中
央制御装置CPUで演算処理し、所定の光データを出力
ポートを介して、発光ダイオードや装飾ランプ等を発光
作動するドライバを配した光源作動基板に送信して、所
定の発光ダイオードや装飾ランプ等を所定の演出態様で
点灯,点滅させる。
【0031】また、上記払出制御基板65には、遊技球
の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられて
いる。この基板回路は、賞球ユニットや貸球ユニット等
に内蔵されている各種ソレノイドを作動して、所定の賞
球や貸球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CP
Uに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の
固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カ
ウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置
RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。
この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した
制御指令信号に従って払出制御用中央制御装置CPUで
演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中
継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球
ユニット内の各種ソレノイドを作動させて、所定の賞球
や貸球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65
には、プリペイド金額を記憶したプリペイドカードの読
み書きを行うプリペイドカードユニットが、該プリペイ
ドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して
接続されており、プリペイド金額の残額データ等が送受
される。
【0032】次に、図7に示した制御回路の作動制御に
基づくパチンコ遊技機の作動について説明する。遊技球
が図示しない発射装置から遊技盤1に打ち出され、この
遊技球が始動領域3a,3b,3bの何れかを通過する
と、入賞装置2の開閉部材4,4が瞬時的に1回または
2回開閉駆動される。即ち、始動領域3aを遊技球が通
過した場合には、始動スイッチS1 から送出される球検
知信号に基づいて入賞口開閉ソレノイド32が作動し
て、開閉部材4,4が所定時間(例えば0.8秒間)、2
回開放駆動される。また、始動領域3b,3bの何れか
を遊技球が通過した場合には、始動スイッチS2 から送
出される球検知信号に基づいて入賞口開閉ソレノイド3
2が作動して、開閉部材4,4が所定時間(例えば0.5
秒間)に亘って1回開放駆動される。
【0033】そして、この開閉部材4,4の開放駆動中
に、仮に一個の遊技球が入賞口5,5から閉鎖作動領域
10内に流入したとすると、該遊技球は、棚壁部12の
傾斜案内面12a上に落下し、第一の授益ステージ29
Aが具備するポイント獲得領域16a,16b,16c
の何れかを通過することとなる。ここで、例えば、遊技
球が左側のポイント獲得領域16a(図3参照)を通過
した場合には、対応するポイント獲得スイッチS3 から
球検知信号が送出され、該球検知信号が主制御基板60
の主制御用中央制御装置CPUに入力されると、該ポイ
ント獲得領域16aに割り当てられている1/3ポイン
トが獲得ポイントとして主制御用中央制御装置CPUの
記憶装置RAMに記憶される。
【0034】また、上記のように、球検知信号が主制御
基板60の主制御用中央制御装置CPUに入力される
と、主制御用中央制御装置CPUから発信される制御指
令信号に従って、ポイント表示装置28,28の各LE
D表示部27がその獲得ポイントに応じて点灯する。即
ち、この場合の獲得ポイントは1/3ポイントであるの
で、六個のLED表示部27の1/3である二個のLE
D表示部27が、図8イに示すように、下から順に点灯
してその獲得ポイントを報知する。
【0035】そして、上記のように第一の授益ステージ
29Aを通過した遊技球は、閉鎖作動領域10の後壁部
19の球出口20から底壁部13上に放出され、一方向
に回転駆動されている誘導部材24の障害を経て、第二
の授益ステージ29Bが具備するポイント獲得領域21
a,21b,21cの何れかを通過することとなる。こ
こで、例えば、該遊技球が中央のポイント獲得領域21
b(図3参照)を通過した場合には、対応するポイント
獲得スイッチS7 から送出される球検知信号が主制御基
板60の主制御用中央制御装置CPUに入力されること
により、該ポイント獲得領域21bに割り当てられてい
る2/3ポイントが獲得ポイントとして主制御用中央制
御装置CPUの記憶装置RAMに記憶されている前記授
益ステージ29Aでの獲得ポイントに加算される。
【0036】また、ポイント獲得スイッチS7 から入力
された球検知信号に基づいて主制御用中央制御装置CP
Uから発信される制御指令信号に従って、ポイント表示
装置28,28の未点灯の各LED表示部27がその獲
得ポイントに応じて点灯する。この場合の獲得ポイント
は2/3ポイントであるので、六個のLED表示部27
の2/3である四個のLED表示部27が点灯し、図8
ロに示すように、六個のLED表示部27が全て点灯す
ることとなる。
【0037】そして、上記のように、ポイント表示装置
28,28の各六個のLED表示部27が全て点灯し、
授益ステージ29Aでの獲得ポイントと、授益ステージ
29Bでの獲得ポイントとを積算した合計ポイントが所
定ポイント(例えば1ポイント)以上である場合に、開
閉部材4,4が所定開放態様で開放駆動される大当りと
しての特別開放作動が実行される。尚、合計ポイントが
所定ポイント(例えば1ポイント)に満たない場合に
は、特別開放作動は実行されず、所定個数(例えば15
個)の賞球の払出しが一回行われるのみとなる。また、
主制御用中央制御装置CPUの記憶装置RAMに記憶さ
れる各授益ステージ29A,29Bでの獲得ポイント
は、その合計ポイントが所定ポイント以上であるか否か
の判定が行われた後、零化される。
【0038】上記特別開放作動により、入賞口開閉ソレ
ノイド32が作動して、開閉部材4,4を所定制限開閉
回数(例えば18回)開閉させ、かつ一回の開閉毎に所定
時間(例えば0.8 秒間)の開放状態を生じさせる開閉ラ
ウンドが開始される。
【0039】一回の開閉ラウンドは、所定制限開閉回数
(例えば18回)の開閉が満了するか、該所定制限開閉回
数内でカウントスイッチを兼ねたポイント獲得スイッチ
S3,S4,S5 により所定個数(例えば10個)の遊技球
の入賞検知がなされるか、またはその入賞した各遊技球
が授益ステージ29Aのポイント獲得領域16a,16
b,16c及び授益ステージ29Bのポイント獲得領域
21a,21b,21cを通過することにより獲得され
るポイントの合計ポイントが所定ポイント(例えば8ポ
イント)に達したかの何れかによる所定終了条件の成立
を契機として終了する。そして、この開閉ラウンド中ま
たは開閉ラウンド終了後の所定有効時間(例えば2.3秒
間)以内に獲得されたポイントの合計ポイントが所定ポ
イント(例えば8ポイント)以上であると、次の開閉ラ
ウンドへ進む条件が充足され、開閉ラウンドが再開され
る。ここで、開閉ラウンド中または開閉ラウンド終了後
の所定有効時間(例えば2.3秒間)以内に獲得されるポ
イントの合計ポイントは、入賞装置2の上部の表示装置
23に逐次表示され、遊技者に報知される。そして、前
記開閉ラウンドが所定継続可能回数(例えば15回)を上
限として継続されると、特別開放作動が終了する。尚、
この特別開放作動中にあって、授益ステージ29Aが具
備するポイント獲得領域16a,16b,16cの何れ
かの球通過によりポイント獲得スイッチS3,S4,S5
から球検知信号が送出される度に所定個数(例えば15
個)の賞球が払い出される。
【0040】かかる構成にあって、上記のように、始動
領域3a,3b,3bの何れかの球通過を駆動契機とす
る開閉部材4,4の開放駆動により入賞口5,5から閉
鎖作動領域10内に流入した遊技球が、各授益ステージ
29A,29Bに設けられた特別開放作動条件領域とし
てのポイント獲得領域16a,16b,16cの何れか
及びポイント獲得領域21a,21b,21cの何れか
を順次通過することにより成立する特別開放作動条件領
域の組合せが所定の関係となった場合、即ち、遊技球が
各授益ステージ29A,29Bのポイント獲得領域16
a,16b,16cの何れか及びポイント獲得領域21
a,21b,21cの何れかを通過することにより獲得
されるポイントの合計ポイントが所定ポイント以上であ
る場合に、開閉部材4,4が所定開放態様で開放駆動さ
れる大当りとしての特別開放作動が発生することによ
り、遊技者は、遊技球の通過による各特別開放作動条件
領域の組み合わせを予測することができないため、遊技
の単調さが解消されるとともに、遊技球が各授益ステー
ジ29A,29Bの何れの特別開放作動条件領域を通過
するかに興味を抱いて遊技を行うことになるので、遊技
の興趣性が向上する。
【0041】また、上記のように、各特別開放作動条件
領域を、遊技球の通過によりポイントを獲得するポイン
ト獲得領域16a,16b,16c及びポイント獲得領
域21a,21b,21cとし、その獲得ポイントの合
計ポイントに基づいて特別開放作動を発生させるか否か
を判定することにより、特別開放作動条件領域の組み合
わせによる所定の関係を分かり易いものとすることがで
きるとともに、特別開放作動の発生に至る過程における
遊技機の作動制御を容易に行うことができる。
【0042】尚、上記実施例では、入賞口5,5から閉
鎖作動領域10内に一個の遊技球が流入した場合につい
て説明したが、始動領域3a,3b,3bの球通過を駆
動契機とする開閉部材4,4の一回若しくは二回の開放
駆動時に、二個以上の遊技球が同時流入する場合もあり
得る。ここで実施例では、各ポイント獲得領域16a,
16b,16c及びポイント獲得領域21a,21b,
21cに割り当てられているポイントのうち最も低いポ
イントでも1/3ポイントであるので、仮に二個の遊技
球が同時流入してその何れもが1/3ポイントのポイン
ト獲得領域16a,16c及びポイント獲得領域21a
を通過したとしても、その合計ポイントが所定ポイント
(例えば1ポイント)以上の4/3ポイントとなり、特
別開放作動が発生することとなる。従ってこれを防止す
るため、始動領域3a,3b,3bの球通過を駆動契機
とする開閉部材4,4の一回若しくは二回の開放駆動後
の所定時間以内(例えば 3.5秒間以内)にポイント獲得
スイッチS3,S4,S5 及びポイント獲得スイッチS
6,S7,S8 から夫々送出される最初の球検知信号のみ
を有効とし、残りを無効として処理するようにしてもよ
い。また、このような無効処理を行うことなく、全ての
球検知信号を有効にすれば、多数個の遊技球の同時流入
時に、特別開放作動の発生率が高いパチンコ遊技機とす
ることができる。
【0043】また、上記実施例では、授益ステージ29
A,29Bを上下二段に設けた例を示したが、該授益ス
テージは、三段以上の複数段に亘って設けることも可能
である。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述したように、閉鎖作動領
域内に複数の特別開放作動条件領域を備えた授益ステー
ジを複数段に亘って配設し、始動領域の球通過を駆動契
機とする開閉部材の開放駆動により入賞口から閉鎖作動
領域内に流入した遊技球が、各授益ステージの特別開放
作動条件領域を順次通過することにより成立する特別開
放作動条件領域の組み合わせが所定の関係となると、開
閉部材が所定開放態様で開放駆動される特別開放作動を
発生させるようにした(請求項1)から、従来構成のよ
うに閉鎖作動領域内に設けられた唯一の特定領域の球通
過により特別開放作動を発生させるものに比して、特別
開放作動の発生の契機となる遊技球の通過により成立す
る特別開放作動条件領域の組み合わせを予測することが
できないため、遊技の単調さが解消されるとともに、遊
技球が各授益ステージの何れの特別開放作動条件領域を
通過するかに興味を抱いて遊技を行うことになるので、
遊技の興趣性が向上する。
【0045】また、上記構成にあって、特別開放作動条
件領域を、獲得ポイントが異なる複数のポイント獲得領
域とし、始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部材の
開放駆動により入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊
技球が、各授益ステージのポイント獲得領域を通過する
ことにより獲得されるポイントを積算して、その合計ポ
イントが所定ポイント以上である場合に、開閉部材が所
定開放態様で開放駆動される特別開放作動を発生させる
ようにすることにより(請求項2)、特別開放作動条件
領域の組み合わせによる所定の関係を分かり易いものと
することができるとともに、特別開放作動の発生に至る
過程における遊技機の作動制御が容易となる。
【0046】また、上記特別開放作動が、開閉部材の開
放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として開閉部
材の開放駆動が終了する開閉ラウンドを、一回の開閉ラ
ウンド中におけるポイント獲得領域の球通過に基づく獲
得ポイントの合計ポイントが所定ポイント以上であるこ
とを条件として、所定回数継続させるようにすれば(請
求項3)、特別開放作動での作動態様を、現行の第二種
パチンコ遊技機における特別開放作動の作動態様に一致
させることができる。
【0047】さらに、上記構成にあって、一回の開閉ラ
ウンド中におけるポイント獲得領域の球通過に基づく獲
得ポイントの合計ポイントを報知する報知手段を具備さ
せるようにすれば(請求項4)、一回の開閉ラウンド中
に獲得した合計ポイントが明確に報知され 次の開閉ラ
ウンドへ進む条件が充足されたか否かを遊技者が容易に
知得することができる。
【0048】また、始動領域の球通過を駆動契機とする
開閉部材の開放駆動により入賞口から閉鎖作動領域内に
流入した遊技球が、各授益ステージのポイント獲得領域
を通過することにより獲得されるポイントを報知する報
知手段を具備させるようにすれば(請求項5)、ポイン
ト獲得領域の球通過に基づく獲得ポイントが明確とな
り、特別開放作動が発生するか否かを演出することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパチンコ遊技機の遊技盤を示す
正面図である。
【図2】遊技盤に配設される入賞装置の拡大正面図であ
る。
【図3】入賞装置の内部構造を示す斜視図である。
【図4】イはポイント獲得領域の縦断背面図、ロはポイ
ント獲得領域の縦断側面図である。
【図5】誘導部材とその駆動モータを示す斜視図であ
る。
【図6】イは誘導部材を構成する人形が正面を向いた状
態、ロは側面を向いた状態を夫々示す作用説明図であ
る。
【図7】遊技を制御する制御回路のブロック回路図であ
る。
【図8】通常遊技時における獲得ポイントを報知する報
知手段(ポイント表示装置)の作用説明図である。
【符号の説明】
2 入賞装置 3a,3b 始動領域 4 開閉部材 5 入賞口 10 閉鎖作動領域 16a,16b,16c ポイント獲得領域(特別開放
作動条件領域) 21a,21b,21c ポイント獲得領域(特別開放
作動条件領域) 23 表示装置(報知手段) 28 ポイント表示装置(報知手段) 29A,29B 授益ステージ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞口を開閉する開閉部材を備え、かつ該
    入賞口により外部と連通する閉鎖作動領域を備えた入賞
    装置と、遊技球の通過により前記開閉部材を開閉させる
    始動領域とを備えてなるパチンコ遊技機において、 閉鎖作動領域内に複数の特別開放作動条件領域を備えた
    授益ステージを複数段に亘って配設し、始動領域の球通
    過を駆動契機とする開閉部材の開放駆動により入賞口か
    ら閉鎖作動領域内に流入した遊技球が、各授益ステージ
    の特別開放作動条件領域を順次通過することにより成立
    する特別開放作動条件領域の組み合わせが所定の関係と
    なると、開閉部材が所定開放態様で開放駆動される特別
    開放作動を発生させるようにしたことを特徴とするパチ
    ンコ遊技機。
  2. 【請求項2】特別開放作動条件領域を、獲得ポイントが
    異なる複数のポイント獲得領域とし、始動領域の球通過
    を駆動契機とする開閉部材の開放駆動により入賞口から
    閉鎖作動領域内に流入した遊技球が、各授益ステージの
    ポイント獲得領域を通過することにより獲得されるポイ
    ントを積算して、その合計ポイントが所定ポイント以上
    である場合に、開閉部材が所定開放態様で開放駆動され
    る特別開放作動を発生させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載したパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】特別開放作動が、開閉部材の開放駆動開始
    から所定終了条件の成立を契機として開閉部材の開放駆
    動が終了する開閉ラウンドを、一回の開閉ラウンド中に
    おけるポイント獲得領域の球通過に基づく獲得ポイント
    の合計ポイントが所定ポイント以上であることを条件と
    して、所定回数継続するものであることを特徴とする請
    求項2に記載したパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】一回の開閉ラウンド中におけるポイント獲
    得領域の球通過に基づく獲得ポイントの合計ポイントを
    報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項
    3に記載したパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部
    材の開放駆動により入賞口から閉鎖作動領域内に流入し
    た遊技球が、各授益ステージのポイント獲得領域を通過
    することにより獲得されるポイントを報知する報知手段
    を備えていることを特徴とする請求項2乃至請求項4の
    何れかに記載したパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015006500A (ja) * 2014-10-01 2015-01-15 株式会社三共 遊技機

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