JP2003235408A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2003235408A
JP2003235408A JP2002044067A JP2002044067A JP2003235408A JP 2003235408 A JP2003235408 A JP 2003235408A JP 2002044067 A JP2002044067 A JP 2002044067A JP 2002044067 A JP2002044067 A JP 2002044067A JP 2003235408 A JP2003235408 A JP 2003235408A
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fishing
fishing line
fishing rod
rod
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Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
Muneyoshi Someya
宗良 染谷
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Johshuya Co Ltd
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Johshuya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、操作勝手が良く、竿の撓みに順応し
て耐久性が良く、生産性の良い魚釣用リールを取り付け
て使用する釣竿を提供することを目的とします。 【解決手段】本発明の釣竿は、釣竿1又は前記釣竿相互
のジョイント101のリールシート3が取付けられる側
(上側)とこの反対側(下側)とに穿設した一対の孔
8,9に配設された釣糸案内部材11,11’から釣糸
Lが挿通されて前記下側より前記トップガイド7に繰り
出すように釣糸案内ガイド4〜6’を前記一対の孔8,
9から見て元部側では上側に、先端側では下側に配置
し、前記一対の孔8,9の少なくとも上側の孔8を覆う
ように釣竿外周面に設けられたガイド取付体10に前記
孔8の元部側に隣接するように釣竿の外周面から外側に
突設する釣糸案内部材12を設けたものです。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、釣竿、具体的には
魚釣用リールを取り付けて使用する釣竿に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の釣竿は、魚釣用リールが
取り付けられる側の釣竿の外周面に複数の釣糸案内ガイ
ドが一直線になるように配置され、元部に取り付けられ
た魚釣用リールに巻かれた釣糸が一直線に配置された釣
糸案内ガイドにて案内されながら先端のトップガイドか
ら繰り出されるように、又、繰り出された釣糸が、先端
のトップガイドから一直線に配置された釣糸案内ガイド
にて案内されながら魚釣用リールに巻き取られるように
なっています。
【0003】しかし、両軸受け魚釣用リール等を使用時
には、リール及び釣糸案内ガイドを釣竿の上方に位置さ
せて釣りを行なうため、魚がかかっての釣糸巻き取り時
にトップガイドや釣糸案内ガイドにて案内される釣糸の
負荷によって釣竿に捻り力が作用して釣竿自体を損傷し
たりするのみならず、継竿にあっては前記捻り力によっ
て継ぎ手部分に緩みが生じて糸切れ等のトラブルを起こ
して魚を取り逃がす問題があります。
【0004】また、魚がかかっての釣糸巻き取り時に
は、釣糸の負荷によって釣竿が大きく撓むために釣糸が
釣竿表面に接触して釣竿表面の塗装を摩耗・損傷するの
みならず、釣糸の損傷・破損の原因ともなります。そし
て、釣竿撓み時における釣竿表面への釣糸の接触を防止
するために、この種の釣竿においては、外周面に一直線
に配置される釣糸案内ガイドの数を増やして近接させて
配置するようにしていますが、釣糸案内ガイドの数を増
やせば竿の重量の増大を招く、釣竿の感度の低減を招く
ばかりか、案内する釣糸への摺動抵抗が増大して所定の
棚までの仕掛けの投入時間の増大やルアーの投擲距離の
低減を招くばかりか、釣糸の巻き取り力の増大を招く等
の問題が生じます。
【0005】しこうして、実公昭51ー4233号公報
及び実開昭63ー158173号公報には、釣竿の中間
部のリールが取り付けられる側とこの反対側とに一対の
孔を穿設して、釣糸案内ガイドを前記一対の孔から見て
元部側では前記リールシートが取り付けられる側に、先
端側では前記リールシートが取り付けられる側とは反対
側にそれぞれ配置するようにした釣竿が提案されていま
す。
【0006】しかし、実公昭51ー4233号公報に開
示されている釣竿は、リールが取り付けられる側とこの
反対側とに軸線方向にずらして一対の孔を穿設し、リー
ルが取り付けられる側に穿設した孔には釣糸案内ローラ
を取付、リールが取り付けられる側とは反対側に穿設し
た孔には縁取部材を取付ているのみであるために、案内
される釣糸が釣糸案内ローラから離脱したり、孔の周縁
に接触して糸切れの原因になるのみならず、釣竿の撓み
時に一対の孔の穿設位置にて釣竿が損壊してしまう問題
があり、更に釣竿に穿設した孔に釣糸案内ローラを組み
込むものであるために耐久性に問題があるのみならず生
産性にも問題があります。
【0007】また、実開昭63ー158173号公報に
開示されている釣竿は、釣竿本体又はこれらを継ぎ合わ
せるためのジョイントにおけるリールが取り付けられる
側とこの反対側とに軸線方向にずらして一対の孔を穿設
し、該一対の孔間に釣糸を挿通可能なパイプをはめ込ん
で抜け止めしているのみであるため、釣竿の撓み時にお
ける断面楕円形状への変形によって一対の孔の穿設位置
にて釣竿が損壊してしまう問題があるのみならず、リー
ルからパイプに送り込まれる釣糸がこの間の釣竿表面に
接触して釣竿表面の塗装を摩耗・損傷するのみならず、
釣糸の損傷・破損の原因ともなります。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
の技術課題に立脚して、操作勝手が良く、竿の撓みに順
応して耐久性が良く、生産性の良い魚釣用リールを取り
付けて使用する釣竿の提供を目的とします。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
釣竿は、先端にトップガイドを備えると共に元部近傍に
魚釣用リールを取付るためのリールシートを備えた緩円
錐筒状の釣竿にあって、前記釣竿又は前記釣竿を継ぎ合
わせるためのジョイントの前記リールシートの先端側の
周壁の前記リールシートが取付けられる側と前記リール
シートが取り付けられる側とは反対側とに前記リールシ
ートが取り付けられる側とは反対側が先端側にずれるよ
うに一対の孔が穿設され、該一対の孔を縁取るように配
設された釣糸案内部材を前記魚釣用リールに巻回された
釣糸が挿通されて前記リールシートが取り付けられる側
とは反対側より前記トップガイドに至るようにして、釣
糸案内ガイドを前記一対の孔から見て元部側では前記リ
ールシートが取り付けられる側に、先端側では前記リー
ルシートが取り付けられる側とは反対側にそれぞれ配置
するようにした釣竿において、前記一対の孔の少なくと
も前記リールシートが取り付けられる側を覆うように釣
竿外周面に設けられたガイド取付体に対して該ガイド取
付体にて覆う孔の元部側に隣接するように釣竿の外周面
から外側に突設させて前記釣糸案内部材を設けたもので
あり、請求項2の発明に係わる釣竿は、請求項1におけ
る前記リールシートが取り付けられる側に設けられた釣
糸案内部材と前記リールシートが取り付けられる側とは
反対側の孔に設けられた釣糸案内部材又は該孔を覆うよ
うに釣竿外周面に設けられたガイド取付体に対して該ガ
イド取付体にて覆う孔の先端側に隣接するように釣竿の
外周面から外側に突設させて設けられた釣糸案内部材と
を筒状部材にて連通させたものです。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる釣竿の一実
施形態を図1及び図2に基づき説明すると、図1は、本
発明の一実施形態に係わる釣竿の側面図を示し、図2
は、図1の要部断面図をそれぞれ示します。
【0011】本実施形態における釣竿1は、公知のよう
に高弾性補強繊維に熱硬化性合成樹脂を含浸させたプリ
プレグシートを芯金に巻回して加圧焼成して緩円錐筒状
に成形された元竿1a、二番竿1bと穂先1cとの継竿
からなり、元竿1aには、魚釣用リール2を取付けるた
めのリールシート3を取付けると共に、先端部に前記リ
ールシート3と同じ向きに釣糸案内ガイド4を取り付け
ています。
【0012】また、二番竿1bから穂先1cに至る各継
ぎ竿には、釣糸案内ガイド5,6,6’を前記釣糸案内
ガイド4とは反対向きに取付、前記穂先1cの先端に
は、トップガイド7が釣糸案内ガイド5,6,6’と同
じ向きに取り付けられています。
【0013】魚釣用リール2を取付けるためのリールシ
ート3と同じ向きに取り付けられた釣糸案内ガイド4と
これとは反対向きに取り付けられた釣糸案内ガイド5と
の間の釣竿(二番竿1b)の周壁には、図2に示される
ように、前記リールシート3が取付けられる側と前記リ
ールシート3が取り付けられる側とは反対側とに前記リ
ールシート3が取り付けられる側とは反対側が釣竿1の
先端側にずれるように一対の孔8,9が穿設されていま
す。
【0014】前記リールシート3が取り付けられる側の
孔8には、これを覆うように取り付けられたガイド取付
体10の下部に取り付けられた釣糸案内部材11が釣竿
1内に挿入配置され、該ガイド取付体10には、前記孔
8の元部側に隣接するように釣竿1の外周面から外側に
突設させて釣糸案内部材12が設けられています。
【0015】また、本実施形態に係わる釣竿1の前記リ
ールシート3が取り付けられる側とは反対側の孔9に
は、前述のリールシート3が取り付けられる側の孔8に
取り付けられたガイド取付体10と同様に釣糸案内部材
11’と釣糸案内部材12’とを設けたガイド取付体1
3が設けていますが、釣糸案内部材12’は、孔9の先
端側に隣接するように釣竿1の外周面から外側に突設さ
せて設けられています。
【0016】そして、ガイド取付体10とガイド取付体
13とは、緊締糸14にて前後端を巻き締め固定され、
緊締糸14を巻き締めた外面は、図示しない樹脂塗料に
て平滑面に処理しています。尚、本実施形態におけるガ
イド取付体10及びガイド取付体13は、両者に設けら
れた釣糸案内部材12,12’間への釣糸Lの挿通が容
易なように釣糸Lの案内経路から上方並びに下方に向け
て解放する開口10’,13’を形成しています。
【0017】従って、本実施形態に係わる釣竿1は、こ
の元竿1aの上側に魚釣用リール2が取り付けられてお
り、該魚釣用リール2に巻回されている釣糸Lは、元竿
1aの先端上側に立設した釣糸案内ガイド4にて案内さ
れ、二番竿1bの上側に取り付けられたガイド取付体1
0の釣糸案内部材12にて案内されて釣竿1内に一旦導
入され、釣竿1内に導入された釣糸Lは、二番竿1bの
下側に取り付けられたガイド取付体13の釣糸案内部材
12’に案内されて釣竿1の外部下側に導出されて、二
番竿1bの先端下側に垂設した釣糸案内ガイド5、及び
穂先1cの下側に垂設した釣糸案内ガイド6,6’を経
由して穂先1cの先端に下側に向けて垂設したトップガ
イド7から水中に繰り出されます。そして、水中に繰り
出された釣り糸Lは、前述と逆順にて魚釣用リール2に
巻き取られます。
【0018】魚がかかっての釣糸巻き取り時における釣
糸Lの負荷による釣竿1への捻り力は、トップガイド7
や釣糸案内ガイド5、6、6’が釣竿1の下側から垂下
して設けられているために作用せず、これに起因しての
トラブルを防止することができます。
【0019】また、魚がかかっての釣糸巻き取り時にお
ける釣竿1の撓みに対しても大きく撓む穂先1cやこれ
に近いトップガイド7や釣糸案内ガイド5、6、6’が
釣竿1の下側から垂下して設けられているために釣糸L
が釣竿1の表面に接触することが防止でき、釣竿1の表
面の塗装の摩耗・損傷や釣糸Lの損傷・破損を防止で
き、しかも、釣糸案内ガイドの数を低減できるので、重
量の増大や釣竿の感度の低減、並びに案内する釣糸Lへ
の摺動抵抗の増大に伴う種々の問題の発生を防止できま
すし、釣竿1内に導入される釣糸Lも前記リールシート
3が取り付けられる側の孔8の元部側に隣接するように
釣竿1の外周面から外側に突設された釣糸案内部材12
にて案内されるために釣竿1の撓みによる釣竿1表面へ
の接触が防止でき、これに伴ってトラブルを防止でき、
竿1内に導入された釣糸Lも前記釣糸案内部材12とリ
ールシート3が取り付けられる側とは反対側の孔9の先
端側に隣接するように釣竿1の外周面から外側に突設さ
れた釣糸案内部材12’とによって損傷されることなく
案内されるために該釣糸案内部材12’から円滑に導出
されます。また、本実施形態における釣竿1は、ガイド
取付体10、13の下部にも釣糸案内部材11,11’
を取り付け、該釣糸案内部材11,11’が孔8、9か
ら釣竿1内に挿入配置されるように構成されていますか
ら、釣糸案内部材12,12’にて案内される釣糸Lが
孔8,9の周縁に接触して損傷されるトラブルも回避で
きます。
【0020】本実施形態に係わる釣竿1のリールシート
3が取り付けられる側の孔8とリールシート3が取り付
けられる側とは反対側の孔9とには、該孔8,9を覆う
ようにガイド取付体10、13が取り付けられています
ので、釣竿1の撓みに伴って引張するリールシート3が
取り付けられる側と釣竿1の撓みに伴って収縮するリー
ルシート3が取り付けられる側とは反対側とがガイド取
付体10、13にて補強され、釣竿1の側面は大きく補
強されませんので、釣竿1の撓み時における断面楕円形
状への変形が阻害されず、又撓み時における応力が部分
的に集中することなく円滑なる曲線を描いて撓ませるこ
とができ、孔8,9の穿設位置における釣竿1の損壊を
防止することができます。
【0021】また、本実施形態に係わる釣竿1のガイド
取付体10、13の釣糸案内部材12,12’間の釣糸
Lの案内経路は上方並びに下方に向けて開口10’,1
3’にて解放せれていますので、釣糸Lの挿通時には、
魚釣用リールに巻回されている釣糸Lの先端を釣糸案内
部材12の挿通した後に一旦開口10’から取り出し、
更に該開口10’から釣糸Lの先端を他方の開口13’
に挿通し、該開口13’から取り出した釣糸Lの先端を
更に他方の釣糸案内部材12’に挿通することによって
極めて容易に挿通することを可能にし、かつ、該開口1
0’、13’は、釣糸Lに吸収・付着して釣竿1内に持
ち込まれる水を釣竿1内から排出するのにも有効に機能
させることができます。
【0022】また、本実施形態に係わる釣竿1は、魚釣
用リール2から繰り出される釣糸Lの振幅が釣糸案内部
材12,12’にて案内されながら終息されるので、こ
れ以降の釣糸案内ガイド5、6、6’やトップガイド7
に小型かつ同一口径のものが使用可能となり、釣竿1の
下側からの垂下量が小さくなるだけ魚の走りとうに起因
しての釣竿1への捻れ力の低減が図れるばかりか、部品
点数の削減に伴う生産管理負荷やコストの低減が図れま
すし、ガイド取付体10,13は、中通し釣竿の釣り糸
導入ガイドとの共用が図れますので、この面から部品点
数の削減に伴う生産管理負荷やコストの低減が図れま
す。また、この製造工程においても、従来と同様の釣竿
に孔8,9を穿設して、該孔8,9にガイド取付体1
0,13を緊定糸14にて固定するのみの簡単な作業に
よって極めて容易に実施化できます。
【0023】次に、本発明に係わる釣竿の他の実施形態
を図3に基づき説明すると、図3は、本発明の他の実施
形態に係わる釣竿の要部側面断面図を示します。
【0024】本実施形態における釣竿1も図示しません
が先の実施形態のものと同様に形成され、同様にしてリ
ールシート3、糸案内ガイド4,5,6,6’及びトッ
プガイド7取り付けられ、釣竿(二番竿1b)の周壁に
は、前記リールシート3が取付けられる側と前記リール
シート3が取り付けられる側とは反対側とに前記リール
シート3が取り付けられる側とは反対側が釣竿1の先端
側にずれるように一対の孔8,9が穿設されています。
【0025】そして、本実施形態における前記リールシ
ート3が取り付けられる側の孔8には、これを覆うよう
に取り付けられたガイド取付体10の下部に一体的に形
成された釣糸案内雄筒部11aが釣竿1内に挿入配置さ
れ、該ガイド取付体10には、前記孔8の元部側に隣接
するように釣竿1の外周面から外側に突設させて釣糸案
内部材12が設けられています。
【0026】また、釣竿1の前記リールシート3が取り
付けられる側とは反対側の孔9には、前述のリールシー
ト3が取り付けられる側の孔8に取り付けられたガイド
取付体10と同様に釣糸案内雌筒部11a’と釣糸案内
部材12’とを設けたガイド取付体13が設けています
が、釣糸案内部材12’は、孔9の先端側に隣接するよ
うに釣竿1の外周面から外側に突設させて設けられてい
ます。
【0027】そして、ガイド取付体10とガイド取付体
13とは、先の実施形態と同様にして緊締糸14にて前
後端を巻き締めて釣竿1に固定されますが、この時に、
前記釣糸案内雄筒部11aの内端小径部と前記釣糸案内
雌筒部11a’の内端大径部とを係合させることによっ
て前記釣糸案内雄筒部11aと前記釣糸案内雌筒部11
a’との内周筒部を円滑に連通させています。
【0028】従って、本実施形態に係わる釣竿1は、釣
糸Lの挿通時には、魚釣用リールに巻回されている釣糸
Lの先端を釣糸案内部材12に挿通すると前記釣糸案内
雄筒部11aと前記釣糸案内雌筒部11a’との内周筒
部をにて釣糸Lの先端部は案内されて他方の釣糸案内部
材12’にまで極めて容易に挿通することを可能にな
り、釣糸Lに吸収・付着した水も前記釣糸案内雄筒部1
1aと前記釣糸案内雌筒部11a’との内周筒部にて釣
竿1内に持ち込まれることなく排出することができま
す。
【0029】本実施形態の釣竿1においても、元竿1a
の上側に取り付けられた魚釣用リール2に巻回されてい
る釣糸Lは、元竿1aの二番竿1bの上側に取り付けら
れたガイド取付体10の釣糸案内部材12と二番竿1b
の下側に取り付けられたガイド取付体13の釣糸案内部
材12’にて案内されて釣竿1の外部下側に導出され、
二番竿1bの先端下側に垂設した釣糸案内ガイド5、及
び穂先1cの下側に垂設した釣糸案内ガイド6,6’を
経由して穂先1cの先端に下側に向けて垂設したトップ
ガイド7から水中に繰り出すことができるので先の実施
形態と同様の作用・効果を奏することができます。
【0030】なお、本実施形態において、前記釣糸案内
雄筒部11aと前記釣糸案内雌筒部11a’との内周面
にフッ素樹脂、シリコン樹脂、テフロン(登録商標)樹
脂、ロウ等の撥水性材料を直接塗布したりシート状にし
て配設したり、或いはこれらの撥水性材料の粒子を樹脂
塗料に混入したものやバインダーと共に溶媒中に混入し
たものを塗布・乾燥させることによって、釣糸への摺動
抵抗を更に低減できると共に水の排出も更に円滑にでき
るようになります。
【0031】また、本実施形態においては、前記釣糸案
内雄筒部11aと前記釣糸案内雌筒部11a’とをガイ
ド取付体10とガイド取付体13とに一体的に形成し、
これらの釣竿1への固定時に前記釣糸案内雄筒部11a
の内端小径部と前記釣糸案内雌筒部11a’の内端大径
部とを係合させることによって前記釣糸案内雄筒部11
aと前記釣糸案内雌筒部11a’との内周筒部を円滑に
連通させるようにしましたが、ガイド取付体10とガイ
ド取付体13との下部にこれらと別体に形成された樹脂
又は金属製のパイプの受部を形成し、該受部に装着した
パイプの両端と釣糸案内部材12及び釣糸案内部材1
2’との釣糸Lの案内経路を連通させるようにしても良
いものです。そして、パイプとして金属を使用する場合
は、メッキ等にてこの内周面を超撥水処理を施すことに
よって、釣糸への摺動抵抗を更に低減できると共に水の
排出も更に円滑にできるようになります。
【0032】次に、本発明に係わる釣竿の更に他の実施
形態を図4に基づき説明すると、図4は、本発明の他の
実施形態に係わる釣竿の要部側面断面図を示します。
【0033】本実施形態における釣竿1も図示しません
が先の実施形態のものと同様に形成され、同様にしてリ
ールシート3、糸案内ガイド4,5,6,6’及びトッ
プガイド7取り付けられ、釣竿(二番竿1b)の周壁に
は、前記リールシート3が取付けられる側と前記リール
シート3が取り付けられる側とは反対側とに前記リール
シート3が取り付けられる側とは反対側が釣竿1の先端
側にずれるように一対の孔8,9が穿設されています。
【0034】本実施形態における前記リールシート3が
取り付けられる側の孔8には、該孔8の周縁形状に合致
された釣糸案内部材11が装着され、これらを覆うよう
に金属板状のガイド取付体10を架橋し、該ガイド取付
体10の前後端を緊締糸14にて巻き締めて釣竿1に固
定しています。
【0035】そして、金属板状のガイド取付体10に
は、前記孔8の元部側に隣接するように釣竿1の外周面
から外側に突設させて釣糸案内部材12が設けられてい
ます。
【0036】また、釣竿1の前記リールシート3が取り
付けられる側とは反対側の孔9には、前述釣糸案内部材
12から案内される釣糸Lの案内経路を軸心とした釣糸
案内筒部11a’を備えたガイド取付体13が、前記釣
糸案内筒部11a’の内端を前記孔9から釣竿1内に挿
入させて状態で前後端を緊締糸14にて巻き締めて釣竿
1に固定しており、該釣糸案内筒部11a’の外端内周
には、前記孔9の先端側に隣接するように釣糸案内部材
12’が装着されています。
【0037】従って、本実施形態に係わる釣竿1は、釣
糸Lの挿通時には、魚釣用リールに巻回されている釣糸
Lの先端を釣糸案内部材12の挿通した後に、一旦、金
属板状のガイド取付体10の上端に穿設した開口10’
から取り出し、更に該開口10’から釣糸Lの先端を他
方の前記釣糸案内筒部11a’及び他方の釣糸案内部材
12’に挿通することによって極めて容易に挿通するこ
とを可能にしています。
【0038】本実施形態の釣竿1においても、元竿1a
の上側に取り付けられた魚釣用リール2に巻回されてい
る釣糸Lは、元竿1aの二番竿1bの上側に取り付けら
れたガイド取付体10の釣糸案内部材12と二番竿1b
の下側に取り付けられたガイド取付体13の釣糸案内部
材12’にて案内されて釣竿1の外部下側に導出され、
二番竿1bの先端下側に垂設した釣糸案内ガイド5、及
び穂先1cの下側に垂設した釣糸案内ガイド6,6’を
経由して穂先1cの先端に下側に向けて垂設したトップ
ガイド7から水中に繰り出すことができるので先の実施
形態と同様の作用・効果を奏することができます。
【0039】なお、本実施形態においても前記釣糸案内
筒部11a’の内周面にフッ素樹脂、シリコン樹脂、テ
フロン(登録商標)樹脂、ロウ等の撥水性材料を直接塗
布したりシート状にして配設したり、或いはこれらの撥
水性材料の粒子を樹脂塗料に混入したものやバインダー
と共に溶媒中に混入したものを塗布・乾燥させることに
よって、釣糸Lへの摺動抵抗を更に低減できると共に水
の排出も更に円滑にできるようになります。
【0040】また、本実施形態において12”は、釣糸
案内筒部11a’の内端内周に装着した釣糸案内部材
で、これも釣糸Lへの摺動抵抗を低減するために設けた
ものです。
【0041】次に、本発明に係わる釣竿の更に他の実施
形態を図5に基づき説明すると、図5は、本発明の他の
実施形態に係わる釣竿の要部側面断面図を示します。
【0042】本実施形態における釣竿1も図示しません
が先の実施形態のものと同様に形成されています。しか
し、本実施形態の釣竿は、リールシート3及び糸案内ガ
イド4を前述と同様に取り付けた元竿1aと糸案内ガイ
ド5を前述と同様に取り付けた二番竿1bとを継ぐため
のジョイント101の前記リールシート3が取付けられ
る側と前記リールシート3が取り付けられる側とは反対
側とに前記リールシート3が取り付けられる側とは反対
側が釣竿1の先端側にずれるように一対の孔8,9を釣
糸案内筒部11aにて連結して穿設しています。
【0043】そして、ジョイント101のリールシート
3が取り付けられる側の孔8から突出させた前記釣糸案
内筒部11aの突出端部(ガイド取付体10に相当す
る)内周には、前記孔8の元部側に隣接するように釣竿
1の外周面から外側に突設させて釣糸案内部材12が設
けられています。
【0044】また、ジョイント101のリールシート3
が取り付けられる側とは反対側の孔9から突出させた前
記釣糸案内筒部11aの突出端部(ガイド取付体13に
相当する)内周には、前記孔9の元部側に隣接するよう
に釣竿1の外周面から外側に突設させて釣糸案内部材1
2’が設けられています。
【0045】従って、本実施形態に係わる釣竿1は、釣
糸Lの挿通時には、魚釣用リールに巻回されている釣糸
Lの先端をジョイント101に形成された釣糸案内筒部
11aの上部突出端部内周に設けられた釣糸案内部材1
2から釣糸案内筒部11a内に挿入して釣糸案内筒部1
1aの下部突出端部内周に設けられた釣糸案内部材1
2’から導出され、二番竿1bの先端下側に垂設した釣
糸案内ガイド5、及び穂先1cの下側に垂設した釣糸案
内ガイド6,6’を経由して穂先1cの先端に下側に向
けて垂設したトップガイド7から水中に繰り出すことが
できるので先の実施形態と同様の作用・効果を奏するこ
とができます。
【0046】本実施形態において、前記釣糸案内筒部1
1aの内周面にフッ素樹脂、シリコン樹脂、テフロン
(登録商標)樹脂、ロウ等の撥水性材料を直接塗布した
りシート状にして配設したり、或いはこれらの撥水性材
料の粒子を樹脂塗料に混入したものやバインダーと共に
溶媒中に混入したものを塗布・乾燥させることによっ
て、釣糸への摺動抵抗を更に低減できると共に水の排出
も更に円滑にできるようになります。
【0047】前述の本実施形態においては、元竿1a、
二番竿1b並びに穂先1cの3本を継ぐ継竿にて説明し
たが、本発明においては継ぐ竿の数は制限されるもので
はなく、1本竿でも良いものであり、孔8、9の穿設位
置も二番竿1b又は、これと元竿1aとを継ぐジョイン
トに限定されるものではなく、本発明においては元竿先
端や三番竿、四番竿、或いはこれらを継ぐジョイントに
設けるようにしても良いものです。
【0048】前述の本実施形態においては、元竿1aに
魚釣用リール2を取付けるためのリールシート3と共に
前記リールシート3と同じ向きに釣糸案内ガイド4を取
り付けて、該釣り糸ガイド4を介して魚釣用リール2に
巻回された釣糸Lを釣糸案内部材12に導入するように
したが、本発明においては釣糸案内ガイド4を設けるこ
となくダイレクトに魚釣用リール2に巻回された釣糸L
を釣糸案内部材12に導入するようにしても良いもので
す。
【0049】前述の本実施形態における孔8,9は、均
一に成形した二番竿1bの周壁のリールシートを取り付
ける側とこの反対側とに穿設したが、本発明において
は、孔8,9を穿設する位置に高弾性補強繊維に熱硬化
性合成樹脂を含浸させたプリプレグシートを厚肉に巻回
したり、該位置の高弾性補強繊維量を増量したり、更に
は金属や合成樹脂からなる補強部材を外装する等して補
強するようにしても良いものです。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作勝手が良く、竿の撓みに順応して耐久性が良く、生産
性の良い魚釣用リールを取り付けて使用する釣竿の提供
することができます。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係わる釣竿の側
面図。
【図2】図2は、図1の要部断面図。
【図3】図3は、本発明の他の実施形態に係わる釣竿の
要部側面断面図。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態に係わる釣竿の
要部側面断面図。
【図5】図5は、本発明の他の実施形態に係わる釣竿の
要部側面断面図。
【符号の説明】
1 釣竿 1a 元竿 1b 二番竿 101 ジョイント 2 魚釣用リール 3 リールシート 4〜6’ 釣糸案内ガイド 7 トップガイド 8,9 孔 10,13 ガイド取付体 12、12’ 釣糸案内部材 11a,11a’筒部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にトップガイドを備えると共に元部近
    傍に魚釣用リールを取付るためのリールシートを備えた
    緩円錐筒状の釣竿にあって、前記釣竿又は前記釣竿を継
    ぎ合わせるためのジョイントの前記リールシートの先端
    側の周壁の前記リールシートが取付けられる側と前記リ
    ールシートが取り付けられる側とは反対側とに前記リー
    ルシートが取り付けられる側とは反対側が先端側にずれ
    るように一対の孔が穿設され、該一対の孔を縁取るよう
    に配設された釣糸案内部材を前記魚釣用リールに巻回さ
    れた釣糸が挿通されて前記リールシートが取り付けられ
    る側とは反対側より前記トップガイドに至るようにし
    て、釣糸案内ガイドを前記一対の孔から見て元部側では
    前記リールシートが取り付けられる側に、先端側では前
    記リールシートが取り付けられる側とは反対側にそれぞ
    れ配置するようにした釣竿において、前記一対の孔の少
    なくとも前記リールシートが取り付けられる側を覆うよ
    うに釣竿外周面に設けられたガイド取付体に対して該ガ
    イド取付体にて覆う孔の元部側に隣接するように釣竿の
    外周面から外側に突設させて前記釣糸案内部材を設けた
    ことを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】前記リールシートが取り付けられる側に設
    けられた釣糸案内部材と前記リールシートが取り付けら
    れる側とは反対側の孔に設けられた釣糸案内部材又は該
    孔を覆うように釣竿外周面に設けられたガイド取付体に
    対して該ガイド取付体にて覆う孔の先端側に隣接するよ
    うに釣竿の外周面から外側に突設させて設けられた釣糸
    案内部材とを筒状部材にて連通させてなることを特徴と
    する請求項1に記載の釣竿。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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