JP2003233229A - 導電性ロール - Google Patents
導電性ロールInfo
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Abstract
し、ロール内径のへたりを抑制し、低硬度を実現すると
共に、良好な発泡状態が得られ、ロール周方向の電気抵
抗のばらつきを低減する。 【解決手段】 エピクロルヒドリンゴム単独、あるいは
エピクロルヒドリンゴムとアクリロニトリルブタジエン
ゴムとの混合物を含むゴム成分100重量部に対して、
グアニジン系加硫促進剤を0.2重量部以上2重量部以
下、化学発泡剤を3重量部以上10重量部以下の割合で
配合すると共に、上記エピクロルヒドリンゴムの重量に
対し、ハイドロタルサイトを1重量%以上5重量%以下
の割合で配合したゴム組成物をロール状に成形する。
Description
し、詳しくは、レーザービームプリンタ、複写機、ファ
クシミリ、ATMなどのOA機器における電子写真装置
の導電性機構に使用され、ロール表面のオゾン劣化を防
止し、電気特性を改良した導電性ロールに関するもので
ある。
ミリ装置等の電子写真装置における導電性機構において
は、感光ドラムを一様に帯電させるための帯電ローラ、
トナーを搬送させるためのトナー供給ローラ、トナーを
感光体に付着させるための現像ローラ及びトナー像を感
光体から用紙に転写するための転写ローラなどの種々の
ローラ(ロールとも称する)が用いられている。
柱状の芯金とこの芯金の周囲に同心円状に積層された加
硫ゴム層とから構成されており、その用途に応じて、導
電性(電気抵抗、そのばらつき、環境依存性、電圧依存
性)、非汚染性、低硬度及び寸法安定性等の種々の性能
が要求されている。
を付与するため、カーボンブラック又は金属酸化物等の
導電付与剤をゴム中に練りこみ、分散させることにより
ロールの電気抵抗を制御する方法がある。しかし、この
方法では、導電付与剤の分散のコントロールが難しく、
また、成形・加硫時のゴム流動によって、導電付与剤の
分散状態が変化し、その結果、電気抵抗がばらつき、鮮
明な画像を得にくいという問題がある。
として、ポリマー自体が導電性を有する材料であるエピ
クロルヒドリンとエチレンオキサイドの共重合体(エピ
クロルヒドリンゴム)やアクリロニトリルブタジエンゴ
ム(NBR)等を用いる方法が提案されている。このよ
うなイオン導電性の材料を用いることで導電付与剤を使
用することなく所望の電気抵抗値を得ることができ、ま
た、電気抵抗のばらつきを小さくすることができる。特
に、耐オゾン性に優れたエピクロルヒドリンゴム等が使
用され、種々の提案がなされている。
5号では、エピクロルヒドリンゴムにカーボンブラック
を含有することを特徴とする導電性ゴム組成物を提案し
ている。また、本出願人は、特開平11−65269号
では、ポリマー自体が導電性を有するエピクロルヒドリ
ンゴム及びNBRをブレンドした導電性ゴム組成物を提
案している。さらに、特開2001−99137号で
は、エピクロルヒドリンゴム及び液状NBRの発泡剤と
してアゾジカルボンアミドを配合した導電性部材が提案
されている。
揮するためには、ある程度ニップ幅を大きくする必要が
ある。ニップ幅を大きくするために、従来においては、
導電性ロール用のゴム組成物にジブチルフタレート(D
BP)やジオクチルフタレート(DOP)等の軟化剤を
使用したり、又は発泡剤を用いて発泡体として低硬度化
している。具体的には、このような導電性ロールは、金
型を用いた型内発泡又は、押し出し機を用いて予備成形
した後、熱を加えて加硫と発泡を同時に進行させること
で、発泡体加硫物を得ている。
開平9−27215号及び特開平11−65269号で
は、エピクロルヒドリンゴムを使用し、低電気抵抗と耐
オゾン性を実現しているものの、発泡させた時の加硫速
度の点において未だ改善の余地がある。さらに、上記特
開20001−99137号では、エピクロルヒドリン
ゴム等に発泡剤としてアゾジカルボンアミド(ADC
A)を添加しているが、加硫が遅いために、発泡不良が
起こり、電気抵抗のばらつきが生じ、電気特性に不具合
が生じるという問題がある。
た場合には、軟化剤がロール表面に析出して感光体を汚
染するという問題が生じる。また発泡体とする場合にお
いても、発泡剤量を変量してもショアE硬度50以下の
ロールを得ることは困難である。さらに、押し出し法が
用いられるた場合には、加硫が遅いとロール内径のへた
りや発泡不良が起こり、電気特性に不具合を起こすこと
が多く、問題となっている。
する場合には、加硫反応時に塩化水素を発生し、加硫阻
害や感光体汚染の原因となるため、酸化マグネシウムや
四酸化三鉛等の受酸剤を使用して塩化水素を除去する
が、酸化マグネシウムには分散が不良であるという問題
があり、四酸化三鉛は重金属のためにその使用が制限さ
れるという問題がある。
のであり、ロール表面のオゾン劣化を防止し、加硫が遅
いことにより生じるロール内径のへたりや発泡不良に起
因する電気特性の不具合を防止するとともに、感光体汚
染を防止でき、低硬度を実現できる導電性ロールを提供
することを課題としている。
め、本発明は、エピクロルヒドリンゴム単独、あるいは
エピクロルヒドリンゴムとアクリロニトリルブタジエン
ゴムとの混合物を含むゴム成分を用い、上記ゴム成分1
00重量部に対して、グアニジン系加硫促進剤が0.2
重量部以上2重量部以下、化学発泡剤が3重量部以上1
0重量部以下の割合で配合されると共に、上記エピクロ
ルヒドリンゴムの重量に対し、ハイドロタルサイトが1
重量%以上5重量%以下の割合で配合されたゴム組成物
をロール状に成形してなることを特徴とする導電性ロー
ルを提供している。
ゴム成分として、イオン導電材であるエピクロルヒドリ
ンゴム単独、あるいは、エピクロルヒドリンゴムとアク
リロニトリルブタジエンゴムとを含むゴム混合物を用い
ているので、ゴム成分自体が導電性を有しており、低電
気抵抗を実現する上に電気抵抗がばらつくこともなく耐
オゾン性も良好なものとすることができる。また、ゴム
組成物中、グアニジン系加硫促進剤を規定重量で配合し
ているので、加硫速度が促進され、加硫が遅いことによ
り生じるロール内径のへたりや発泡不良に起因する電気
特性の不具合を防止することができる。さらに、ゴム組
成物中のゴム成分100重量部に対して、化学発泡剤を
規定重量で配合するので、発泡体の硬度(ショア硬度)
を低減し、適切な硬度とすることができる。さらには、
エピクロルヒドリンゴムに対し、ハイドロタルサイトを
規定重量で配合するので、エピクロルヒドリンの加硫反
応時に発生する塩化水素による加硫阻害および感光体汚
染を防止することができる。従って、上記のように電気
特性等の種々の特性がバランス良く優れた導電性ロール
を得ることができる。
ニジン系加硫促進剤を0.2重量部以上2重量部以下の
割合で配合しているのは、0.2重量部よりも少ない
と、加硫速度が遅くなると共に、本発明のゴム成分の加
硫促進により良好な電気特性を有する導電性ロールを得
るという効果が生じずに、導電性ロールの抵抗値の周ム
ラが大きくなるためである。一方、2重量部よりも多く
配合すると硬度が大きくなりすぎるためである。好まし
くは0.5重量部以上1.5重量部以下である。
−オルト−トリルグアニジン、1,3−ジフェニルグア
ニジン、1−オルト−トリルビグアニド、ジカテコール
ボレートのジ−オルト−トリルグアニジン塩等が挙げら
れる。
発泡剤を3重量部以上10重量部以下の割合で配合して
いるのは、3重量部よりも少ないと発泡が不十分となり
柔軟性が不足するためである。一方、10重量部よりも
多いと、発泡剤が加硫を阻害して加硫が不十分になり強
度が不足するおそれがあるためである。好ましくは3重
量部以上6重量部以下である。これにより、柔軟性が向
上し、転写ローラ等に使用したときに、転写部材を押圧
した時のトナー画像の乱れが生じにくく、良好な画像を
得ることができる。なお、発泡倍率(体積%)は150
%以上500%以下,好ましくは200%以上300%
以下であるのが良い。
機系発泡剤であるアゾジカルボンアミド(ADCA)、
4,4'−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド
(OBSH))のいずれか一方、または両方を配合する
のが好ましい。その他、化学発泡剤としては、N,N−
ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)等が挙
げられる。通常は、ゴムの加熱・架橋反応と同時に発泡
が起こる。また、化学反応型の有機発泡剤に代えて、低
沸点型の発泡剤が用いられてもよく、マイクロセルによ
って気泡が形成されてもよい。なお、必要に応じて、尿
素助剤等の公知の発泡助剤を併用してもよい。
し、ハイドロタルサイトを1重量%以上5重量%以下の
割合で配合しているのは、1重量%よりも少ないと、エ
ピクロルヒドリンの加硫反応時に発生する塩化水素によ
る加硫阻害および感光体汚染を防止する効果が生じない
ためである。一方、5重量%よりも多いと、硬度が上が
るという問題があるためである。好ましくは2重量%以
上4重量%以下である。このように、受酸剤としてハイ
ドロタルサイトを配合すると、エピクロルヒドリンの加
硫時に発生する塩素に起因する塩素イオンと、ハイドロ
タルサイトが反応するため加硫阻害や感光体汚染を防止
することができる。また分散性にも優れるので、混練状
態や加工等による物性への影響が少ないため好ましい。
また受酸剤として酸化マグネシウムや四酸化三鉛などを
使用した場合に生じる分散不良もなくすことができる。
トリルブタジエンゴム(NBR)との重量比が、(エピ
クロルヒドリンゴム:アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)=(100:0)〜(20:80)であるのが好ま
しい。これにより、良好な耐オゾン性、低電気抵抗を得
ることができる。なお、ゴム混合物総重量中、エピクロ
ルヒドリンゴムが20重量%より小さいと耐オゾン性が
低下しやすくなる。
周ムラを小さくすることができるが、具体的には、後述
する方法により、温度23℃、湿度55%雰囲気下で印
加電圧1KVで、ロール周方向に1周内の電気抵抗の最
大値と電気抵抗の最小値とを測定し、電気抵抗の最大値
を電気抵抗の最小値で除した値(周方向における電気抵
抗の最大値と最小値の比率(最大値/最小値))を周ム
ラとして評価している。上記の周ムラの値が1.0以上
1.2以下であるのが好ましい。これにより電気特性が
良好であるので、良好な画像を形成することができる。
6Ω以上109Ω以下、好ましくは106Ω以上108
Ω以下であるのが良い。これにより、カラー複写機ある
いはカラープリンタ用の現像ローラ、帯電ローラ、転写
ローラ等の導電性ロールとして好適に用いることができ
る。上記範囲としているのは、電気抵抗が10の6乗Ω
より小さい導電性ロールでは電流が流れすぎ、画像不良
が発生しやすいためである。一方、10の9乗Ωより大
きいと、転写や帯電、トナー供給等の効率が低下し導電
性ロールとして実用に適しにくいためである。
のエピクロルヒドリン系重合体が挙げられる。例えば、
エピクロルヒドリン単独重合ゴム、エピクロルヒドリン
−エチレンオキサイド共重合体、エピクロルヒドリン−
プロピレンオキサイド共重合体、エピクロルヒドリン−
アリルグリシジルエーテル共重合体、エピクロルヒドリ
ン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共
重合体、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイド−
アリルグリシジルエーテル共重合体、エピクロルヒドリ
ン(EP)−エチレンオキサイド(EO)−プロピレン
オキサイド(PO)−アリルグリシジルエーテル(AG
E)共重合体等が挙げられる。中でも、エチレンオキサ
イド含量が高いエピクロルヒドリン系重合体が好まし
く、速い加硫速度を維持したまま、体積固有抵抗値を低
減することができる。エピクロルヒドリン系重合体中の
エチレンオキサイド含量としては55mol%以上95
mol%以下であるのが好ましい。
は、NBRが物性に非常に優れている(圧縮永久歪み、
硬度が低く、かつ下記特定の加硫系で加硫時間が短い)
ためである。また、NBR(特に液状NBRを含有した
もの)を混合するとポリマー鎖が動きやいため、加工性
にも優れ、かつイオンの輸送効率も高くなるので電気抵
抗も低くすることができる。特に、液状NBRを含有し
たNBRは低硬度化が可能であるため好ましい。なお、
高分子量NBRと液状NBRの混合物が、感光体汚染を
防ぎ、かつゴム組成物の物性を良好にたもつことができ
るので、特に好適に用いられる。
物性を損なわない範囲内で、組成物中に極性基を持つ種
々のイオン導電性ゴムを用いることもでき、具体的に
は、クロロプレンゴム(CR)、アクリルゴム、ウレタ
ンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(E
PDM)、スチレンゴム(SBR)等が挙げられる。
ロールがスポンジ化され、ショアE硬度が20以上50
以下、好ましくは25以上45以下であるのが良い。転
写ロールなどのニップ幅を必要とする部材にも応用する
ことができる。これにより、導電性ロールが静電潜像保
持体に押しつけられた場合のニップ幅を大きくすること
ができる。上記範囲としているのは、20未満であると
柔らかすぎて圧縮歪みが大きくなりすぎるためである。
一方、50を越えると硬すぎて剛直な感光体と接触した
時の磨耗が大きく且つ画像上の欠陥が発生し易いことに
よる。
に応じて加硫剤、充填剤等の各種添加剤を配合すること
ができる.
できるため、粉末硫黄が好ましい。また、硫黄、有機含
硫黄化合物の他、過酸化物なども使用可能である。有機
含硫黄化合物としては、例えば、テトラメチルチウラム
ジスルフィド、N,N−ジチオビスモルホリンなどが挙
げられる。過酸化物としてはベンゾイルペルオキシド等
を挙げることができる。なお、これらのうち、加硫とと
もに発泡を行う場合には、加硫速度と発泡速度のバラン
スが良くなる点から硫黄を用いるのが好ましい。加硫剤
の添加量は、ゴム成分100重量部に対して、0.5重
量部以上3重量部以下、好ましくは1重量部以上2重量
部以下がよい。
加硫促進剤を配合してもよく、消石灰、マグネシア(M
gO)、リサージ(PbO)等の無機促進剤や以下に記
す有機促進剤を用いることができる。有機促進剤として
は、2−メルカプト・ベンゾチアゾール、ジベンゾチア
ジルジスルフィド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチ
アゾールスルフェン等のチアゾール系、n−ブチルアミ
ン、tert−ブチルアミン、プロピルアミン等の脂肪
族第1アミンと2−メルカプト・ベンゾチアゾールとの
酸化縮合物、ジシクロヘキシルアミン、ピロリジン、ピ
ペリジン等の脂肪族第2アミンと2−メルカプト・ベン
ゾチアゾールとの酸化縮合物、脂環式第1アミンと2−
メルカプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮合物、モリフ
ォリン系化合物と2−メルカプト・ベンゾチアゾールと
の酸化縮合物等のスルフェンアミド系、テトラメチルチ
ウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフ
ィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、ジペンタメ
チレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系、ジメ
チルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチル
ジチオカルバミン酸テルル等のジチオカルバミン酸塩
系、トリメチルチオ尿素、N,N’−ジエチルチオ尿素
等のチオウレア系を適宜組み合わせていることができ
る。特に、グアニジン系加硫促進剤と、ジベンゾチアジ
ルジスルフィド等のチアゾール系加硫促進剤とを併用す
るのが好ましい。他の加硫促進剤を併用する場合は、
(グアニジン系加硫促進剤:他の加硫促進剤)=(1:
5)〜(2:1)の重量比で配合するのが好ましい。
えば亜鉛華等の金属酸化物、ステアリン酸、オレイン
酸、綿実脂肪酸等の脂肪酸、その他従来公知の加硫促進
助剤が挙げられる。
でき、例えば、上記ゴム組成物(混合物)を所要の配合
でオープンロール、バンバリーミキサー、ニーダー等の
ゴム混練装置に投入し、100℃で1〜20分程度混練
りした後、単軸押出機でチューブ状に予備成形し、この
予備成形品を160℃、10〜60分加硫したのち、芯
金を挿入し表面を研磨した後、所要寸法にカットしてロ
ーラとする等の従来公知の種々の方法を用いることがで
きる。混練物の加硫は、例えば、電気プレス機、缶加
硫、電子線の照射等により行うとよい。加硫時間等の加
硫条件は、ゴム成分、加硫剤等の種類や配合比、発泡剤
と発泡助剤の種類と量によって異なるが、加硫試験用レ
オメータ(例:キュラストメータ)により最適加硫時間
を求めて決めるとよい。また、加硫温度は必要に応じて
上記温度に上下して定めてもよい。なお、感光体汚染を
低減させるため、なるべく十分な加硫量を得られるよう
に加硫条件を設定することが好ましい。なお、発泡体形
成用未加硫のゴム組成物は、直接加圧水蒸気で加硫する
加硫缶等を用いて加硫することができる。
できる。例えば、混練物をローラ形状の金型内に圧縮成
形した後、金型を加熱することにより加硫する。または
インジェクション成形、トランスファー成形、押出成形
により、チューブ状(ローラ状)、シート状、ベルト状
等の所望の形状に成形しながら加硫を行ってもよい。
その肉厚は2mm〜10mm、好ましくは3mm〜6m
mであるのが好ましい。これは、肉厚が2mm以下だ
と、適当なニップを得にくいためであり、10mm以下
だと部材が大きすぎて小型軽量化を図りにくいためであ
る。
め、必要に応じて、電気抵抗に影響を与えない範囲内で
充填剤を配合することができる。充填剤としては、例え
ば、シリカ、カーボンブラック、クレー、タルク、炭酸
カルシウム、ニ塩基性亜リン酸塩(DLP)、塩基性炭
酸マグネシウム、アルミナ等の粉体を挙げることができ
る。充填剤を配合する場合、充填剤は導電性ローラ全体
当たり10重量%以下とするのが好ましい。これは充填
剤の配合はゴムの引っ張り強度及び引き裂き強度の改善
には有効であるものの、余り多く配合するとゴムの柔軟
性を大きく低下させるためである。
参照して説明する。図1は本発明の実施形態にかかる円
筒形状の導電性ロール1を示し、その中空部に円柱形状
の芯金(シャフト)2を圧入して取り付けている。
ピクロルヒドリンゴム(エチレンオキサイド(EO)/
エピクロルヒドリン(EP)/アリルグリシジルエーテ
ル(AGE)の共重合比率が56モル%/40モル%/
4モル%)を単独で用い、ゴム成分100重量部に対し
て、グアニジン系加硫促進剤としてジ−オルト−トリル
グアニジン(商品名:ノクセラーDT)を1重量部配合
し、化学発泡剤としてアゾジカルボンアミド(ADC
A)を3重量部および4、4'−オキシビス(ベンゼン
スルホニルヒドラジド)(OBSH)を3重量部配合
し、受酸剤としてハイドロタルサルトを3重量部配合し
ている。
粉末、加硫促進剤(ジベンゾチアジルジスルフィド)等
を配合したゴム組成物を混練した後、押出機で円筒状に
押出して予備成形し、これを所定寸法に裁断して予備成
形体を得ている。この予備成形体を加圧式水蒸気式加硫
缶に投入し、化学発泡剤がガス化して発泡すると共に、
ゴム成分が架橋する温度で加硫している。
剤、加硫剤等の添加剤の種類や配合比によって異なり、
適宜調整される。この加硫成形された円筒形状の導電性
ロール1の中空に金属製のシャフトからなる芯金(φ6
mm)を挿入し、研磨すると共にカットして仕上げてい
る。
スポンジ化することにより,ショアE硬度を40として
いる。また、グアニジン系加硫促進剤を適量配合し、加
硫を促進しており、ロール周方向における電気抵抗の最
大値と最小値の比率(最大値/最小値)の値(周ムラ)
を1.07と非常に小さくしている。また、電気抵抗値
は106.52Ωである。
ヒドリンゴムに、規定量のグアニジン系加硫促進剤と化
学発泡剤及びハイドロタルサイトを配合したゴム組成物
より成形されているため、加硫が促進され、良好な発泡
状態を得ることができる。詳しくは、ロール表面のオゾ
ン劣化を防止し、電気抵抗の周ムラが小さいという良好
な電気特性を有すると共に、適切な硬度を有し、さらに
は、感光体汚染を防止することができる。従って、現像
ローラ、帯電ローラ、カラー複写機あるいはカラープリ
ンタ用の転写ローラ等に用いられる導電性ロールに好適
である。
9および比較例1〜6について、詳述する。実施例1〜
9および比較例1〜6について、表1に記載の配合を常
法により混練、押出、加硫、成形加工、研磨してシャフ
ト径φ6mm、ロール外径φ12mm、ゴム長さ220
mmの導電性ロールを作成した。詳しくは、表1の配合
をニーダに投入し、100℃で1〜20分程度混練りし
た後、ゴム混練装置よりチューブ状に押し出して予備成
形体を得た。次いで、この予備成形体を加硫缶に投入し
て160℃、30分加硫した後、金属製のシャフト(径
φ6mm)を挿入し、研磨、カットして導電性ロール
(外径φ12mm、長さ220mm)を作成した。
である。ただし、ハイドロタルサイトについては、エピ
クロルヒドリンゴムに対する重量%を示している。ま
た、電気抵抗の数値は常用対数の値(logΩ)であ
る。ノクセラーDMはジベンゾチアジルジスルフィド、
ノクセラーDTはジ−オルト−トリルグアニジンであ
る。なお表1中にて使用した原材料名の原材料種および
製造元を表2に示す。
施例9はいずれも、本発明の導電性ロールを形成するゴ
ム組成物とした。即ち、実施例1〜実施例7は、ゴム成
分として、エチレンオキサイド(EO)/エピクロルヒ
ドリン(EP)/アリルグリシジルエーテル(AGE)
の共重合比率が56モル%/40モル%/4モル%であ
るエピクロルヒドリンゴムを単独で用い、このゴム成分
100重量部に対して、グアニジン系加硫促進剤(ノク
セラーDT)を0.2重量部〜2重量部配合し、化学発
泡剤(ADCA及びOBSH)を3重量部〜10重量部
配合し、さらにハイドロタルサイトをエピクロルヒドリ
ンゴムに対して1重量%〜5重量%含有した。また実施
例8及び実施例9は、エピクロルヒドリンゴムとアクリ
ロニトリルブタジエンゴム(NBR)の重量比率が、5
0:50及び20:80であるゴム混合物をゴム成分と
して用いるゴム組成物において、ゴム成分100重量部
に対して、グアニジン系加硫促進剤を1重量部配合し、
化学発泡剤を6重量部配合し、さらにハイドロタルサイ
トをエピクロルヒドリンゴムの重量に対して3重量%に
なるように含有した。
乃至比較例6は本発明の規定範囲外のゴム組成物から形
成される導電性ロールとした。即ち、比較例1〜比較例
5は、ゴム成分として、エピクロルヒドリンゴムを単独
で用いているが、比較例1及び比較例2は、グアニジン
系加硫促進剤を配合していないか、配合量を本発明の範
囲外とし、比較例3はハイドロタルサイトの配合量を本
発明の範囲外とした。また比較例4及び比較例5は、化
学発泡剤の配合量を本発明の範囲外とした。比較例6は
NBR単独をゴム成分として用いており、エピクロルヒ
ドリンゴムを配合せず、ハイドロタルサイトをNBRの
重量に対して3重量%含有した。
比較例6の導電性ロールを、電気抵抗、電気抵抗の周ム
ラ、硬度、電気抵抗値、感光体汚染の有無、オゾン劣化
に関して以下の様に試験及び/又は評価した。結果を表
1に示す。
度55%雰囲気下で、図2に示すように、芯金2を通し
た導電性ロール1をアルミドラム3上に当接搭載し、電
源4の+側に接続した内部抵抗r(10kΩ)の導線の
先端をアルミドラム3の一端面に接続すると共に電源4
の−側に接続した導線の先端を導電性ローラ1の他端面
に接続して通電を行った。上記電線の内部抵抗rにかか
る電圧を検出し、検出電圧Vとした。この装置におい
て、印加電圧をEとすると、ロール抵抗RはR=r×E
/(V−r)となるが、今回−rの項は微少とみなし、
R=r×E/Vとした。芯金2の両端に500gずつの
荷重Fをかけ、アルミドラム3を回転数30rpmで回
転させることで導電性ロールを回転させた状態で、印加
電圧Eを1KVかけたとき、1周内の周ムラ((周方向
の電気抵抗の最大値/周方向の電気抵抗の最小値)の比
率)を求めた。
温度23℃、相対湿度55%の環境中で、印加電圧を1
000Vかけたときの導電性ロールの電気抵抗を測定し
た。
度55%の環境中で、左右の軸部に500gの荷重をか
け、ショアE硬度計にて硬度測定を行った。
00gの荷重で押しつけ、40℃、90%RH下に2週
間放置し感光体表面の汚染を目視にて確認した。感光体
表面の汚染が目視にて確認されない場合は○、確認され
る場合は×とした。
m、96時間、10%伸長で切断の有無を調べた。切断
の無い場合は○、切断が有る場合は×とした。
性能を満たし導電性ロールとして優れている場合には
○、劣る場合には×とした。
ン系加硫促進剤が配合されていないために、周ムラの値
が1.28となり、周ムラが大きく、不適であった。逆
に比較例2はグアニジン系加硫促進剤の配合量が本発明
規定量よりも多いために硬度が51と大きく、不適であ
った。比較例3はハイドロタルサイトの配合量が、本発
明の範囲の下限値より少ないために、感光体汚染が生じ
てしまった。比較例4は化学発泡剤の配合量が、本発明
の範囲の下限値より少ないために、硬度が51と大きく
不適であった。逆に比較例5は化学発泡剤の配合量が、
本発明の範囲の上限値より多いために、加硫を阻害し硬
度が52と大きく、不適であった。比較例6はゴム成分
がNBR単独であり、エピクロルヒドリンを含有しない
ため、オゾン劣化が生じてしまった。
ルは、電気抵抗の常用対数の値が6.49〜7.91で
適切な範囲内であり、周ムラも1.07〜1.2と小さ
く、硬度(ショアE)も28〜45で適切であり、さら
に感光体汚染及びオゾン劣化も全く無く、表1中、判定
の結果が全て○であることに示される様に、全て優れた
導電性ロールであることが確認された。
によれば、イオン導電性のゴム成分であるエピクロルヒ
ドリンゴム単独、あるいは、エピクロルヒドリンゴムと
アクリロニトリルブタジエンゴムとを含むゴム混合物を
用いているので、低電気抵抗を実現し電気抵抗がばらつ
くこともなく耐オゾン性も良好なものとすることができ
る。また、ゴム組成物中、グアニジン系加硫促進剤を規
定重量にて配合しているので、加硫が促進され、よって
ロール内径のへたりを防止でき、良好な発泡状態を得る
ことができる。このため、特に、ロール周方向の電気抵
抗のばらつきを抑制することができ、電気特性を向上さ
せることができる。
ジ化することにより、ショアE硬度を適切な値に低減す
ることができ、転写ロールなどのニップ幅を必要とする
部材にも応用することができる。さらには、エピクロル
ヒドリンゴムに対し受酸剤としてハイドロタルサイトを
規定重量にて配合しているため、エピクロルヒドリンの
加硫反応時に発生する塩化水素による加硫阻害および感
光体汚染を防止することができる。
ービームプリンター、複写機、ファクシミリ,ATMな
どのOA機器における電子写真装置の導電性機構に使用
される、現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラ等の導電
性ローラとして極めて有用である。特に、ニップ幅を大
きくすることができるため、効率良くトナー像を紙に転
写することができ、転写ロールに好適である。
示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エピクロルヒドリンゴム単独、あるいは
エピクロルヒドリンゴムとアクリロニトリルブタジエン
ゴムとの混合物を含むゴム成分を用い、 上記ゴム成分100重量部に対して、グアニジン系加硫
促進剤が0.2重量部以上2重量部以下、化学発泡剤が
3重量部以上10重量部以下の割合で配合されると共
に、 上記エピクロルヒドリンゴムの重量に対し、ハイドロタ
ルサイトが1重量%以上5重量%以下の割合で配合され
たゴム組成物をロール状に成形してなることを特徴とす
る導電性ロール。 - 【請求項2】 上記エピクロルヒドリンゴムとアクリロ
ニトリルブタジエンゴムとの重量比が、(エピクロルヒ
ドリンゴム:アクリロニトリルブタジエンゴム)=(1
00:0)〜(20:80)である請求項1に記載の導
電性ロール。 - 【請求項3】 上記導電性ロールの電気抵抗値が106
Ω以上109Ω以下であり、ロール周方向における電気
抵抗の最大値と最小値の比率(最大値/最小値)の値が
1.0以上1.2以下である請求項1又は請求項2に記
載の導電性ロール。
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