JP2003230674A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003230674A
JP2003230674A JP2002032027A JP2002032027A JP2003230674A JP 2003230674 A JP2003230674 A JP 2003230674A JP 2002032027 A JP2002032027 A JP 2002032027A JP 2002032027 A JP2002032027 A JP 2002032027A JP 2003230674 A JP2003230674 A JP 2003230674A
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rotation
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game
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JP2002032027A
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English (en)
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Hitoshi Kichijima
仁 吉島
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置側で定められていた時短機能の実行を、
風車等の回転体に遊技球を当てるという遊技者介入の操
作によって可能とし、遊技者それぞれの必要性を加味し
た時短機能を実行させる。 【解決手段】 遊技盤111に設けられた風車118の
回転状態を検出し、この風車118を遊技者が意図的に
回転させることで、その1回転の時間の平均値に基づい
て、時短モードを実行するか否かを判断するようにした
ため、従来のように、特別な条件のみならず、通常の遊
技状態でも、遊技者の技術介入によって時短モードを得
ることができる。このため、遊技者は、止め打ちをする
時期であっても、風車の回転時間の平均値を縮めるため
にパチンコ球を発射する機会が増え、稼動率を上げるこ
とができ、遊技者、店側の双方にとって有利となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上に設けら
れた始動口に遊技球が入賞することで抽選が実行され、
当該抽選の結果を、盤面上に設けられた表示部を用いて
所定の図柄変動パターンにより遊技者に報知する図柄変
動表示装置を備え、所定の条件が成立した場合に、前記
図柄変動表示装置による報知時間を短縮する時短モード
とすることで、抽選の結果の報知のサイクルを早めるこ
とが可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特
別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出するこ
とで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、
大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を
1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続す
る。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態
とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊
技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中
央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。こ
の表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景
画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並び
で当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、
この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れか
に一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】ここで、前記始動入賞口にパチンコ球が次
々の入賞すると、表示部での図柄変動が間に合わないた
め、いくつかのパチンコ球の入賞による抽選結果の報知
を待機させるようにしている(保留)。現状では、4個
の保留球を認めていることが多いが、今後はこの数は増
える傾向にある。このため、パチンコ球が始動入賞口に
入賞した際の抽選がキャンセルされ(オーバーフロ
ー)、遊技者に不利益となるようなことは軽減される。
【0005】しかし、パチンコ球の始動入賞口への入賞
が短時間でなされると、その結果が報知されるまでに時
間がかかることになる。そこで、従来、保留数が増える
と、図柄の変動時間を短縮する技術が知られている。こ
れにより、保留球の消化(抽選結果の報知)を早めるこ
とができ、オーバーフローを軽減することができる。
【0006】時短とする条件としては、他に現金機にお
いて、大当り後の抽選によって時短の有無並びに時短回
数を設定する場合もある。
【0007】このような時短機能は、何らかの不具合や
付加価値として実行されるものであり、通常の遊技では
時短機能が実行されることはない。
【0008】通常の遊技状態において、時短機能は全て
の遊技者が望むものではなく、逆に図柄変動パターンを
楽しみたい者もいるため、遊技機側で一方的に時短機能
を常に実行させることはできないため、上記不具合や付
加価値のための機能の範囲を超えた設定は難しい。
【0009】一方、遊技盤上には、釘の他に回転体とし
ての風車が適宜個所に設定され、この風車にパチンコ球
があたると、パチンコ球を予期せぬ方向へ案内するよう
にし、パチンコ球の動きにバリエーションを持たせてい
る。
【0010】しかしながら、風車は、パチンコ球の球筋
を変えるのみで、直接的に遊技に関わっていない。特
に、風車はパチンコ球が当ると回転し、遊技者の目に多
くとまる性質のものであるため、遊技者は風車の動きが
何らかの遊技の進行に反映されるのではないかと期待す
る。
【0011】本発明は、装置側で定められていた時短機
能の実行を、風車等の回転体に遊技球を当てるという遊
技者介入の操作によって可能とし、遊技者それぞれの必
要性を加味した時短機能を実行させることができる遊技
機を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
遊技盤上に設けられた始動口に遊技球が入賞することで
抽選が実行され、当該抽選の結果を、盤面上に設けられ
た表示部を用いて所定の図柄変動パターンにより遊技者
に報知する図柄変動表示装置を備え、所定の条件が成立
した場合に、前記図柄変動表示装置による報知時間を短
縮する時短モードとすることで、抽選の結果の報知のサ
イクルを早めることが可能な遊技機であって、前記遊技
盤上に配設され、遊技球の当接によって回転する回転体
と、前記回転体の回転状態を検出する回転状態検出手段
と、前記回転状態検出手段で検出した回転状態が予め設
定した回転状態となった場合に、前記時短モードとする
ための前記所定の条件の成立と認定する条件成立認定手
段と、を有している。
【0013】請求項1記載の発明によれば、遊技者が遊
技球を発射すると、遊技球は遊技盤上に送り込まれる。
この遊技球が回転体に当接すると回転体は回転する。す
なわち、遊技者は回転体に当ることを想定して発射状態
(強度等)を調整することができ、回転体の回転を遊技
者の介入操作とすることができる。
【0014】回転状態検出手段では、この回転体の回転
状態を検出する。ここで、回転体が予め設定した回転状
態となると、条件成立認定手段では、時短モードとする
所定の条件の成立と認定する。これにより、遊技機は時
短モードとなり、報知のサイクルが早まり、抽選の結果
を早期に知ることができる。
【0015】このように、遊技球を回転体に当てるとい
う、遊技者介入の操作により時短モードとすることで、
遊技中に多く目にとまる回転体の動き(回転)を遊技の
進行に直接関わらせることができ。また、時短モードと
するか図柄変動パターンを楽しむかを遊技者自身で決め
ることができ、遊技者の希望を反映させることができ
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記請求項1記
載の発明において、前記回転状態が、所定時間における
回転数又は平均回転速度、或いは回転持続時間であり、
前記条件成立認定手段が、所定時間内に所定の回転数と
なった場合又は所定時間内の平均回転速度が所定の回転
速度となった場合、或いは所定時間回転が継続した場合
に、前記所定の条件の成立を認定することを特徴として
いる。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、回転状態
としては、まず、所定の回転数、例えば、予め10回転
と設定しおき、積算して10回転毎に所定数の時短を付
与することが適用可能である。また、遊技球の当りどこ
ろによって回転体の回転速度が異なるため、これを利用
して所定の回転速度となった場合に所定数の時短を付与
することが適用可能である。さらに、遊技球が散発的に
回転体に当接すると回転体は回転・停止を繰り返し、一
方、遊技球が連続して回転体に当接すると回転体は回転
を継続するため、回転体が所定時間回転を継続した場合
に所定数の時短を付与することが適用可能である。
【0018】何れの場合においても遊技者の操作の如何
によって、時短を取得することができ、遊技者介入の1
つのゲーム性を持たせることができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2記載の発明において、前記回転体が、前記遊
技盤上の遊技球の流動を変化させるために既設された風
車であることを特徴としている。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、遊技盤に
は既存の風車が備えられているため、この風車を回転体
として適用することで、外観構造的には従来となんら変
更がなく、本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、第1の実施の形態に係
るパチンコ機110が示されている。このパチンコ機1
10は、矩形の枠体113でその外形が構成されてお
り、店側のベース面115に支持されている。また、枠
体113には、装飾版113A、スピーカ162、キー
シリンダ113B等が配設されている。
【0022】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0023】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、4個の風車118A乃至Dが取り付
けられており、パチンコ球を予期しない方向へ方向転換
させるようになっている。
【0024】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0025】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には電動役物ユニット1
22が配置され、その表示部124が露出されている。
この表示部124の下方には電動役物ユニット122を
始動するための特別図柄始動入賞口126が設けられて
いる。
【0026】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当りの表示状態で所定時間の開放が所定回数
繰り返され、大量のパチンコ球を入賞させることができ
る構成となっている。
【0027】また、前記電動役物ユニット122の上部
には、横1列に4個の保留ランプ200が配列されてい
る。この保留ランプ200は、特別図柄始動入賞口12
6に入賞したパチンコ球が最大4球分保留されているこ
とを点灯状態で報知するものであり、電動役物ユニット
122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留さ
れた分が消化されて消灯するようになっている。
【0028】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられており、普通図柄始動入賞口1
30にパチンコ球が入賞すると、普通図柄表示部132
(図3参照)の表示が変動し、所定当り数字になると、
前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部とし
ての電動チューリップ134が所定時間開放するように
なっている。この電動チューリップ134の開放によ
り、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的
に高まることになる。
【0029】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0030】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0031】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板15
1という)。
【0032】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0033】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0034】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基
板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0035】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24と表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制
御基板160は、普通図柄表示部132も制御する。
【0036】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板1
50に接続されている。
【0037】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、保留ランプ200が接続されてい
る。
【0038】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板1
60には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容の
データが予め記憶されており、命令信号に基づいてデー
タが選択されて、起動するようになっている。
【0039】主制御基板150では、図柄変動パターン
の演出時間を通常の時間よりも短くする(時短モード)
条件を設定し、この条件が成立した場合に、図柄表示制
御基板160への命令信号に時短である旨を付加するよ
うにしている。
【0040】所定の条件とは、抽選結果が当りの場合で
あり、その付加価値として以後の図柄変動パターンの演
出を時短モードで実行することが一般的になされてい
る。これにより、抽選の早期の解消を図り、保留による
オーバーフローの軽減している。
【0041】図5に示される如く、図柄表示制御基板1
60には、予め通常演出用の図柄変動パターンと時短演
出用の図柄変動パターンが記憶された図柄変動パターン
メモリ250が備えられており、変動パターン編集部2
52に時短モードであることが付加された命令信号が主
制御基板150から入力されると、前記図柄変動パター
ンメモリ250から時短用として記憶されたデータを読
み出して編集し、表示制御部254において、演出を実
行するようにしている(表示ドライバ166へ出力)。
【0042】ここで、本実施の形態では、上記メインと
なる時短モードの条件に対して、遊技盤111上の風車
118Aの回転状態に応じて時短モードとすることを条
件として加えている。
【0043】この実施の形態では、遊技盤111の正面
に対して左上の風車118Aを対象として説明するが、
この風車118Aに限定されるものではなく、他の風車
118B乃至Dであってもよい。
【0044】図4(A)に示される如く、風車118A
の回転軸119Aは、遊技盤111の裏面側に突出され
ている。回転軸119Aには、半径方向に薄板状の検出
バー119Bが取り付けられている。これにより、風車
118Aが回転すると、検出バー119Bが回転軸11
9A回りを回転することになる(図4の1点鎖線参
照)。
【0045】検出バー119Bの最外周近傍は、透過型
の光電センサ256における二股に形成されたの投光部
256Aと受光部256Bとの間の隙間を通過するよう
になっている。
【0046】図5に示される如く、光電センサ256
は、主制御基板150に設けられた信号生成部部258
に接続されており、この信号生成部部258では、投光
部256Aから光が受光部256Bに入射することでオ
フ、受光部256Bに入射しないことでオンとなる信号
が生成されるようになっている(図4(B)参照)。
【0047】信号生成部258で生成された信号は、信
号判別部260へ送出される。この信号判別部260で
は信号のオン・オフ状態で風車118Aの回転状態(こ
こでは、回転時間t)を演算するようになっている。す
なわち、信号がオンとなるタイミング間の時間t
(1)、t(2)、t(3)・・・t(n−1)、t
(n)、t(n+1)・・・を演算する。演算結果は、
回転時間メモリ262に順次記憶されるようになってい
る。この回転時間メモリ262は、回転時間設定部26
4に接続されている。
【0048】また、上記回転時間設定部264には、特
別図柄始動入賞口126に設けられた特別図柄入賞セン
サ168から信号が入力されており、この特別図柄入賞
センサ168の信号の入力をトリガとして、過去N回分
の回転時間の平均値が演算され、この回転時間平均値が
時短とするか否かの条件値となり、比較部266へ入力
される。比較部266には、基準時間メモリ268が接
続されており、この基準時間メモリ268に予め記憶さ
れた基準時間(本実施の形態では、第1の時短モード認
定レベルT1と第2の時短モード認定レベルT2(T1
<T2))と、前記回転時間平均値とが比較されるよう
になっている。比較部266による比較結果は条件成立
認定部270に送出され、回転時間平均値が基準時間よ
りも短い時間である場合に、時短条件成立を認定する。
【0049】条件成立認定部270で時短条件の成立を
認定すると、図柄表示制御基板160へ時短であること
が付加された命令信号を送出する。
【0050】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0051】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18A乃至D等に当接しながら、予測し得ない移動をし
ながら落下していく。ここで、入賞口120に入賞する
と、予め定められた数のパチンコ球が払い出される(賞
球)。また、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこ
れを普通図柄入賞センサ170で検出する。
【0052】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0053】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この
大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれ
において、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動
パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)
し、図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御
基板へコマンド信号を送出する。
【0054】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変
動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリ
ーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、
遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0055】すなわち、当り時の図柄変動制御が終了す
ると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウン
ド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中
は、大入賞口128がほとんど開放状態であるため、遊
技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウ
ンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0056】ここで、本実施の形態では、時短モードが
設定されており、前記当り抽選の後に続けて時短抽選が
実行され、時短抽選が当りとなると、大当たり処理の終
了後の所定回数の図柄変動パターンの時短モードで実行
される。これにより、抽選の結果のサイクルが短くな
り、同一時間内での抽選回数が増加し、実質的に確率が
アップして、遊技者に有利となる。
【0057】しかし、従来の時短モードは、大当たりが
くることが前提であったため、通常の遊技では、時短モ
ードとなることはなかった。そこで、本実施の形態で
は、通常の遊技状態であっても遊技者の操作(ハンドル
136による発射強度操作)によって時短モードとする
ことができるようにした。
【0058】すなわち、遊技盤111上の風車118A
にパチンコ球を当て、この風車118Aの1回転の時間
(回転速度)の平均値が所定時間以内となることを条件
に時短モードに突入する条件の成立を認定するようにし
ている。以下、図6のフローチャートに従い、時短モー
ド認定制御ルーチンを説明する。
【0059】まず、ステップ300では風車118Aに
取り付けられた光電センサ256からの信号がオンか否
かが判断され、肯定判定(オン)された場合には、ステ
ップ302へ移行して、現在回転時間計測中か否かが判
断される。このステップ302で肯定判定されると、計
測してから1回転したと判断され、ステップ304へ移
行して計測していた時間をt(n)を回転時間メモリ2
62へ記憶して、ステップ306へ移行する。また、ス
テップ302で否定判定された場合には、計測開始のオ
ン信号であるため、ステップ304を飛び越してステッ
プ306へ移行する。
【0060】ステップ306では、回転時間計測タイマ
をリセット・スタートさせ、ステップ308へ移行す
る。
【0061】一方、ステップ300において否定判定さ
れると、ステップ310へ移行して回転時間計測中で、
かつタイムアウトか否かが判断される。すなわち、風車
118Aにパチンコ球があまり当らず、予め設定した制
限時間内に1回転しなかった場合はこのステップ310
で肯定判定され、ステップ312で回転停止として認識
し(回転時間メモリ262へ回転停止を記憶し)、ステ
ップ308へ移行する。また、ステップ310で否定判
定の場合には、現在回転計測を開始して計測中であるた
め、ステップ312は飛び越してステップ308へ移行
する。
【0062】以上が風車118Aの回転時間計測の手順
であり、光電センサ256のオンから次のオンまでの時
間を計測すると共に、風車118Aにほとんどパチンコ
球が当らずに停止状態が続いた場合には、時間計測をキ
ャンセルすることができる。
【0063】次のステップ308では、特別図柄始動入
賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168から
入賞検出の信号が入力したか否か判断される。
【0064】この特別図柄入賞センサ168の入賞信号
は、時短モードの認定をするためのトリガとして利用さ
れており、このステップ308で肯定判定されると、ま
ず、ステップ314で大当たりの判定処理が実行され、
次いでステップ316で停止図柄の決定処理がなされ
て、ステップ318へ移行する。なお、ステップ308
で否定判定された場合には、ステップ300へ戻る。
【0065】ステップ318では、過去N回の風車11
8Aの回転時間の平均値を求める。例えば、Nを10と
して設定すると、過去10回分の回転時間の読み出さ
れ、これらの平均値が演算される。このとき、制限時間
内に1回転しなかったときの計測値は、無効とされる。
【0066】次のステップ320では、演算された平均
値と予め設定した第1の時短モード認定レベルT1とが
比較され、次いでステップ322では演算された平均値
と予め設定した第2の時短モード認定レベルT2とが比
較されるる。この第1の時短モード認定レベルT1とT
2とは、T1<T2の関係を持っており、第1の時短モ
ード認定レベルよりも平均時間が短い場合には(ステッ
プ320で肯定判定)、ステップ324へ移行して最も
短い時間の時短用変動パターンAが選択され、ステップ
330へ移行する。また、第1の時短モード認定レベル
T1よりは長いが、第2の時短モード認定レベルT2よ
りも短い場合には(ステップ320で否定判定され、ス
テップ322で肯定判定)、ステップ326へ移行して
最も短い時間よりは長く、通常モードよりも短い時間の
時短用変動パターンが選択され、ステップ330へ移行
する。
【0067】さらに、平均時間が予め設定した第1及び
第2の時短モード認定レベルよりも長い場合には(ステ
ップ320で否定判定され、ステップ322で否定判
定)、通常モードの変動パターンが選択され、ステップ
328へ移行する。
【0068】ステップ330では、選択された変動パタ
ーンに基づく命令信号を図柄表示制御基板160へ送出
し、ステップ300へ戻る。
【0069】以上説明したように、本実施の形態では、
遊技盤111に設けられた風車118Aの回転状態を検
出し、この風車118Aを遊技者が意図的に回転させる
ことで、その回転速度(1回転の時間)の平均値に基づ
いて、時短モードを実行するか否かを判断するようにし
たため、従来のように、特別な条件(例えば、大当たり
後の時短用の抽選等)のみならず、通常の遊技状態で
も、遊技者の技術介入によって時短モードを得ることが
できる。このため、遊技者は、止め打ちをする時期であ
っても、風車の回転時間の平均値を縮めるためにパチン
コ球を発射する機会が増え、稼動率を上げることがで
き、遊技者、店側の双方にとって有利となる。
【0070】なお、本実施の形態では、既存の風車11
8Aを利用したが、遊技盤111上に別途回転体を設け
てもよい。
【0071】また、本実施の形態では、風車118Aの
1回転毎にかかる時間を計測し、その過去数回(N回)
の平均値を予め設定した第1及び第2の時短モード認定
レベルと比較するようにしたが、回転状態検出手段とし
て、前記回転体側に設けられ所定の回転軌跡上に設けら
れたパターン部と、前記パターン部上に照射された光の
透過又は反射光に基づいて前記回転体の回転に応じたパ
ルス信号を発生するパルス信号発生部と、で構成し、1
回転で複数のパルス信号を発生させるようにすること
で、遊技球の当接による僅かな回転動作を見逃すことが
なく、また、回転数、回転速度等の検出が可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、装置側で
定められていた時短機能の実行を、風車等の回転体に遊
技球を当てるという遊技者介入の操作によって可能と
し、遊技者それぞれの必要性を加味した時短機能を実行
させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るゲージ部の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】本実施の形態にかかる回転体として適用された
風車の斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る時短モード認定と、時短モ
ード実行のための制御ブロック図である。
【図6】本実施の形態に係る時短モード認定と、時短モ
ード実行のための制御フローチャートである。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 118 風車(回転体) 118A 回転軸 118B 検出バー 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 128 大入賞口 150 主制御基板 160 図柄表示制御基板 166 表示ドライバ 168 特定図柄入賞センサ 250 図柄変動パターンメモリ 252 変動パターン編集部 254 表示制御部 256 光電センサ(回転状態検出手段) 258 信号生成部 260 信号判別部 262 回転時間メモリ 264 回転時間設定部 266 比較部(条件成立認定手段) 268 基準値メモリ(条件成立認定手段) 270 条件成立認定部(条件成立認定手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤上に設けられた始動口に遊技球が
    入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を、盤
    面上に設けられた表示部を用いて所定の図柄変動パター
    ンにより遊技者に報知する図柄変動表示装置を備え、所
    定の条件が成立した場合に、前記図柄変動表示装置によ
    る報知時間を短縮する時短モードとすることで、抽選の
    結果の報知のサイクルを早めることが可能な遊技機であ
    って、 前記遊技盤上に配設され、遊技球の当接によって回転す
    る回転体と、 前記回転体の回転状態を検出する回転状態検出手段と、 前記回転状態検出手段で検出した回転状態が予め設定し
    た回転状態となった場合に、前記時短モードとするため
    の前記所定の条件の成立と認定する条件成立認定手段
    と、を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記回転状態が、所定時間における回転
    数又は平均回転速度、或いは回転持続時間であり、前記
    条件成立認定手段が、所定時間内に所定の回転数となっ
    た場合又は所定時間内の平均回転速度が所定の回転速度
    となった場合、或いは所定時間回転が継続した場合に、
    前記所定の条件の成立を認定することを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記回転体が、前記遊技盤上の遊技球の
    流動を変化させるために既設された風車であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006149830A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Aruze Corp 遊技機

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