JP2003230504A - 暖房便座装置 - Google Patents

暖房便座装置

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JP2003230504A
JP2003230504A JP2002157133A JP2002157133A JP2003230504A JP 2003230504 A JP2003230504 A JP 2003230504A JP 2002157133 A JP2002157133 A JP 2002157133A JP 2002157133 A JP2002157133 A JP 2002157133A JP 2003230504 A JP2003230504 A JP 2003230504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便座内部にヒータを配設する必要が無く、本
体ケースと便座間に電力線などの電線類が無く取り外し
が容易で、トイレ以外の場所でのお手入れも可能な暖房
便座装置を提供する。 【解決手段】 空気を送風する送風ファンと、該送風フ
ァンにより送風された空気を加熱し温風とするためダク
ト内に配置されたヒータと、前記送風ファンの回転数と
前記ヒータの発熱量を制御する制御部と、前記送風ファ
ンと前記ヒータと前記制御部を収納する本体ケースと、
前記本体ケースの前方に配置された便座と、前記ダクト
と連通して前記本体ケースの前側面に開口し、前記便座
表面に対して鋭角となる角度で温風を送風する吹き出し
口とから暖房便座装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレ内の保温・
暖房用として用いられる暖房便座装置の熱源に便座後方
の本体ケースから温風を吹き出し便座を暖める暖房便座
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】暖房便座は、トイレ使用者が便座に着座
した時にヒヤリ感を与えないようにしたもので、一般家
庭に広く普及している。従来の暖房便座構造を図14、
図14のA−A’断面図を図15に示す。従来の暖房装
置は図14,図15のように、放熱用の金属箔59と該
金属箔59に接着された紐状のヒータ56を便座裏側5
3aに固定し、便座後方に配置された暖房便座装置本体
ケース52から電力を供給し、紐状ヒータ56を発熱さ
せ、金属箔59で便座53全面に伝熱している。最近で
は便器と暖房便座装置の脱着を簡単にできるものがあ
り、清掃時便器前面だけでなく上面の隅々までお手入れ
可能になり、便器と便座間に入り込み悪臭のもとになっ
ていた男性小便時の飛びはねた尿を拭き取り、清潔に保
つことができる。更に本体ケースと便座及び便座上に回
動自在に取り付けた便蓋も着脱可能に構成しているた
め、便器だけでなく暖房便座装置本体ケース全面も清掃
することができる。
【0003】しかしながら、従来の暖房便座では、便座
53内の紐状ヒータ56と本体ケース52とが電力線5
4で接続されているため、電力線54の長さの範囲でし
か便座53を移動させることができず、浴室等のトイレ
外の広い場所で洗うことができない。また、従来便座の
一般的な製造方法はポリプロピレン樹脂またはアクリロ
ニトリルブタジエンスチレン樹脂で成形された便座表面
層53bと底板部53cを振動又は超音波溶着で固定し
ているため、その製法上表面層53bと底板部53cの
併せ面53d全てを一体化することができず、トイレ内
で便座を水洗いする際、未溶着部から洗浄水が浸水し、
その水が便座開閉時に散水されてトイレ内を汚したり、
万が一紐状ヒータの絶縁部57aに亀裂が生じると漏電
する可能性があり、拭き取り掃除しかできない状態であ
った。
【0004】便座に付着する汚れは、ほこりや尿だけで
なく、局部洗浄装置で局部を洗浄した際に飛散する便も
考えられるため、こすって汚れを取ろうとすると、便座
表面に傷が付きやすく、その傷部に次の汚れが付着しや
すくなるという、悪循環を引き起こす。そのため、こび
りついた汚れはなかなか拭き取り掃除では対応できない
課題があった。また、表面層と底板とは前述のごとく全
面が一体化されていないため、部分的に生じる隙間に入
った汚れは除去できず、悪臭を発散するだけでなく、美
観を損なうという課題もあった。
【0005】前記課題を解決するために、実開昭60−
151979及び特開2001−333872では、図
16に示す便座63の後方に配置した暖房便座装置本体
ケース62の前側面全面に吹き出し口を設け温風装置6
5から便座上に構成した便蓋64と便座63で形成され
た密閉空間69に温風70を送風し、便座63の表面を
加熱する暖房便座装置が考えられている。この暖房便座
装置は便座内にヒータ等の電気部品を内蔵しないため、
本体ケースと便座を連結する電力線が不要になる。また
表面層と底板を一部品で形成できるため、便座に隙間等
の手の届かない部分が無くなり、トイレ以外のどこでも
持ち運び、水洗いできる、清掃性の向上した暖房便座装
置を提供できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この便
座と便蓋の略密閉空間に温風を送風して便座を暖める暖
房便座装置は、略密閉空間内を流れる際、本体ケースか
ら送風された熱が、徐々に便座と便蓋に伝達され、風の
移動と共に熱量が低下するため、送風距離に応じて便座
表面温度が低下する。そのため便座先端側に熱を供給で
きるように、便座及び便蓋と平行に送風する構造にして
いるが、便座便蓋に接触しないように細い温風を吹き出
す構成が難しく、便座を均一な温度分布にできない課題
があった。また、吹き出し口を本体前側面全面に配置し
ているため、大口径の吹き出し口から均一な温度の温風
を吹き出すには、ヒータ及び送風ファンの能力を大きく
しなければならない。更に、前にトイレを使用した人
が、便蓋を開状態にしたまま退室した際は、前記密閉空
間が損なわれ、便座が全く暖まらないという課題も生じ
ていた。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、本体ケースの一部に設けた温風装置から直接便
座に吹き付ける構造にしたため、便蓋が無くても便座全
面を均一に昇温することができる。また、本体ケースと
便座間の電力線も不要にし清掃性を向上させた、省部品
のコンパクト設計が可能な暖房便座装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
おいては、上記課題を解決するために、請求項1記載の
発明は、空気を送風する送風ファンと、該送風ファンに
より送風された空気を加熱し温風とするためダクト内に
配置されたヒータと、前記送風ファンの回転数と前記ヒ
ータの発熱量を制御する制御部と、前記送風ファンと前
記ヒータと前記制御部を収納する本体ケースと、前記本
体ケースの前方に配置された便座と、前記ダクトと連通
して前記本体ケースの前側面に開口し、前記便座表面に
対して鋭角となる角度で温風を送風する吹き出し口と、
から構成された暖房便座装置であることを特徴とする。
【0009】本発明では、本体ケースから送風される温
風の吹き出し角度を便座に対して鋭角に配置したため、
便蓋の開閉状態に関係なく温風が直接便座表面に到達す
ることになり、便座全面を暖めることができる。本方式
では、便座内部にヒータを必要としないので、本体ケー
スと便座間に電力線などの電線類が無く、便座,便蓋の
着脱機構を設ければ、トイレ以外の場所でのお手入れも
可能になる。また従来製法上解消できなかった、便座表
面層と底板部との隙間も、本発明では一体に構成するた
め存在せず、便座の細部にわたり清掃でき、清潔な暖房
便座装置を提供できる。なお、吹き出し口から送風され
る温風の熱量は、対流により距離に応じて徐々に減少す
るため、便座全面を均一な温度にするには、便座の本体
ケース側ではなく、略便座の長手方向の中心と略便座先
端との間に主に温風を吹き出すように吹き出し角度を設
けるのが望ましい。吹き出す角度があまり狭いと温風は
上方に移動しやすく、便座に伝わる熱量より前方に移動
する熱量の方が大きくなることから、便座と吹き出し口
は、吹き出し角度が10°以上になるように構成するの
が望ましい。
【0010】本発明において請求項2記載の発明は、前
記吹き出し口の水平方向に沿って設けられ、垂直方向に
温風を振り分ける風向指示部材を配置したことを特徴と
する。
【0011】従って、風向指示部材によって吹き出し口
から送風される温風を垂直方向に分割し、吹き出し口か
ら吹き出す温風が便座の全面に到達するため、吹き出し
口を複数必要せず、単一でコンパクトな吹き出し口で便
座全面暖めることが可能になる。その結果、送風ファ
ン,ヒータの能力を必要最小限に設定することができ、
省部材のコンパクト設計が可能になる。
【0012】本発明において請求項3記載の発明は、前
記風向指示部材は前記吹き出し口の水平方向に複数設け
られる共に、上側の風向指示部材と便座表面とが成す角
度の方が、下側の風向指示部材と便座表面とが成す角度
に比べて小さくなるように設けられていることを特徴と
する。
【0013】本発明では、吹き出し口から送風される温
風の送風角度を便座に対し便座の根本側から便座先端側
にかけて徐々に小さくなるため、温風が便座上方の空間
でぶつかり乱流になることなく便座に到達するので便座
全面を加熱することができる。
【0014】本発明において請求項4記載の発明は、前
記吹き出し口から送風される温風の風量は、上側よりも
下側が小さくなるように構成されていることを特徴とす
る。
【0015】本発明では、吹き出し口からの距離が遠い
便座先端側の風量を便座根本側に比べて大きくなるた
め、吹き出し口から送風された温風が徐々に空中で対流
により温度低下していく場合にも、便座上で便座が受け
る熱量は全面で均一になり、温度ムラのない暖房便座を
提供できる。また、根本側の風量を小さくすると便座に
到達した風が便座前方側に反射し、便座先端側に到達す
る風と衝突することがないので、便座への伝熱を阻害す
ることなく全面昇温させることができる。
【0016】本発明において請求項5記載の発明は、前
記吹き出し口の対向する面に掛け渡された板状の風向指
示部材を配置し、この風向指示部材によって仕切られた
空間の間隔が、上側よりも下側が狭いことを特徴とす
る。
【0017】本発明では、吹き出し口から送風される風
量を風向指示部材と風向指示部材の間隔、即ち通路面積
で変化させているため、風量と通路面積は比例関係にあ
ることから、便座先端側に対応する吹き出し口上側の空
間を広げて通路面積を大きくすればその部位から吹き出
す風量が便座根本側に対応する吹き出し口下側から吹き
出す風量よりも大きくなり、便座上で便座が受ける熱量
は全面で均一になる。
【0018】本発明において請求項6記載の発明は、前
記吹き出し口は前記本体ケースの前側面略中央に唯一配
設され、前記吹き出し口の垂直方向に沿って設けられ、
水平方向に温風を振り分ける第2の風向指示部材が配置
されたことを特徴とする。
【0019】本発明では、本体ケース前側面中央に吹き
出し口を設け、前記吹き出し口内部の垂直方向に沿って
設けた第2の風向指示部材を構成したため、前記第2の
風向指示部材に沿って、便座の着座面左右方向に温風が
到達する。そのため、1つの吹き出し口で便座全面を加
熱できる省部材のコンパクト設計が可能である。
【0020】本発明において請求項7の発明は、前記吹
き出し口は前記本体ケースの前側面略中央に唯一配設さ
れ、その内部に垂直方向に温風を振り分ける第1の風向
指示部材と前記第1の風向指示部材の間を仕切り、便座
水平方向に温風を振り分ける第2の風向指示部材とを設
けたことを特徴とする。
【0021】本発明では、吹き出し口内部に垂直方向に
温風を振り分ける第1の風向指示部材と水平方向振り分
ける第2の風向指示部材とを構成しているため、前記吹
き出し口入り口側から入ってくる風が前記第1,第2の
風向指示部材に沿って便座長手方向、及び左右方向に均
一に到達するため、本体ケースの中央1ヶ所に吹き出し
口を設けるだけで、便座全面をムラなく加熱することが
でき、快適暖房便座を提供すると共にコンパクトな設計
が可能になる。
【0022】本発明において請求項8の発明は、前記第
2の風向指示部材は吹き出し口の上側よりも下側の方が
中央から外側に向けて広角になるように構成したことを
特徴とする。
【0023】本発明では、第2の風向指示部材と便座左
右方向とが成す角度を吹き出し口の下側を中央から外側
に向けて広角にし、便座先端部に対応する上側を狭く構
成しているため、吹き出し口から距離が遠く熱量が分散
しやすい便座先端部においても便座上に確実に熱量を集
中することができ、より全面を均一に加熱することがで
きる。
【0024】本発明において請求項9の発明は、前記吹
き出し口入り口側の便座水平方向外側よりも中心側の間
隔が小さくなるように第2の風向指示部材を配置したこ
とを特徴とする
【0025】本発明では、吹き出し口の入り口側の外側
よりも中心部が狭くなるように第2の風向指示部材を配
置したため、中央側の風量を小さくでき、便座後方中央
部であり、使用者の尾てい骨に対向する部位が局所的に
加熱することが無く、より快適な暖房便座装置を提供で
きる。
【0026】本発明において請求項10記載の発明は、
前記便座は前記本体に回動自在に支持され、前記暖房便
座装置には該便座の開閉を検知する便座開閉検知手段を
有し、該便座開閉検知手段が便座開状態を検知すると、
前記制御部は送風ファンとヒータの運転を制限すること
を特徴とする。
【0027】本発明は、暖房便座装置に設けた便座開閉
検知手段により、男性小便時等の便座開状態を検知し
て、便座表面に吹き付ける、温風の風量、風温を低下さ
せることができるため、便座表面を加熱する吹き出し口
と便座の位置関係がずれた場合に便座を局所的に加熱す
る恐れが無く、安全性をかね揃えた暖房便座装置を提供
できる。また、一般的に便座を開状態にした場合は着座
する割合が低いため、送風ファンの風量及びヒータへの
通電量を減少あるいは停止すると、余剰電力を抑えた省
エネルギーの暖房便座装置を提供できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る暖房便座装
置を説明する。 (実施例1)図1に暖房便座装置の外観図、図2に使用
者が着座した状態図、図3に便座,便蓋着脱構造図、図
4には吹き出し口と便座の位置関係を示し、図5に温風
吹き出し口の実施例を示す。図6に男性小便時の状態
図、図7に風向指示部材の断面図、図8に便座上に子供
用便座を積層した外観図、図9に使用者が離座した直後
の状態図を示す。
【0029】暖房便座装置1は、本体ケース2に回動自
在に取り付けてある便座3と便座3の上方に同様に本体
ケース2に回動自在に取り付けてある便蓋4とで構成さ
れている。本体ケース2と便座3及び本体ケース2と便
蓋4は簡単な着脱構造にしているため、取り外しが自在
である。着脱構造は便座3、便蓋4が開状態(図1は便
座が閉状態で便蓋が開状態)のとき、便座側ヒンジ部に
挿入している取付部材80のひっかかり部80aを図3
のC方向に回動させると、本体側の突起部材85のくぼ
み部85aの嵌合が解除され、便座3を上方に引き上げ
ると本体ケース2から取り外すことができる。便座3,
便座4を同軸で回動させ、共通の軸受け部に前記取付部
材を設ければ同時に便座3,便蓋4を取り外すことがで
きる。脱着構造はこの構造に限定することはなく、ハー
トカム機構を用いワンプッシュで着脱する構造や、ワン
タッチで着脱できるカプラーや、クイックフャスナー、
スナップフィット等着座時に便座が前後左右方向にがた
つかなければ何れを用いても良い。
【0030】本体ケース2には空気を送風する送風ファ
ン5とその下流側に送風ファン5から送られてくる風を
加熱するヒータ6、更に下流側の便座3に対向する本体
ケース2の前側面に吹き出し口7、吹き出し口7の内部
には風向指示部材8が配置してある。この風向指示部材
8は射出成型で一体成形しても良く、板状の部材を吹き
出し口7の垂直方向の対向する端面に掛け渡しても良
い。ヒータ6と吹き出し口7の間には温風温度を測定す
る温度検出素子(図示せず)を配設しており、温度検出
素子の信号に基づいて便座表面温度を推定し、送風ファ
ン5の回転数及びヒータ6の発熱量を制御する制御部1
0も本体ケース内に配設している。その他本体ケース内
には、便座3の開閉状態を検知する便座開閉検出素子1
3も構成しており、男性小便時のように着座せず、便座
開状態で使用する場合には、ファン風量及びヒータ通電
量を減少あるいは停止して、余剰エネルギーを削減する
ようにあらかじめ制御部10にプログラミングされてい
る。送風ファン5の送風口とヒータ6と温度検出素子及
び吹き出し口7はダクト11内に構成されている。
【0031】送風ファン5は吸引口9からトイレ内の空
気を吸引し、ヒータ6で加熱された後、吹き出し口7を
通り、便座3に吹き付けられる。吹き出し口7は便座3
に対して鋭角な関係になるよう便座3側に傾斜している
ため、便蓋4の開閉状態に関係なく便座3に温風を吹き
付けることが可能である。便座全面をムラなく暖めるに
は吹き出し口7の内部に風向指示部材8を配設し、温風
が便座3の各部位に届くように構成するのが望ましい。
風向指示部材8の変わりに吹き出し口7を複数分割して
もよい。吹き出し口7と便座3の位置関係は、吹き出し
口7の上端または、風向指示部材8の最上段8aが便座
3の先端3aと便座長手方向中央部3cの間3bに向く
ように角度θ1を設けるのが望ましい。風向指示部材の
角度θ1は吹き出し口7の本体ケース2に配置される場
所や便座3の形状により異なるが、10°以上に設定す
るのが好ましい。吹き出し角度θは10°より狭くする
と暖かい空気は上方に移動しやすい性質と、便座への伝
熱より便座先端3a側に逃げるエネルギー量が多くなる
ことから、望ましくない。また、θ1以外の方向指示板
の角度は、便座の暖めたい部分に温風を吹き出すよう任
意に設定可能だが、θ1≦θ2≦θ3≦θ4にすると、
隣り合う風向指示部材8から吹き出す温風が便座上方で
ぶつかり合うことなく便座3に到達するため、確実に目
標の温度分布を得ることができる。
【0032】送風ファン5の風量及びヒータ6の熱量
は、トイレ内外の環境温度やトイレ内の気流や陽の射し
込み方により任意に設定可能だが、送風ファン5の回転
時の風きり音が気になる場合には回転数を低めに設定し
た方がよい。回転数を下げ風量を小さくする場合、ヒー
タ6で奪われる熱量が減少し温風温度が上がるため、よ
り効率よく便座3を暖めることができる。しかしダクト
11,吹き出し口7,風向指示部材8の耐熱温度を上げ
なければならず、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)樹脂,ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹
脂,ポリフェニレンエーテル(変性PPO)樹脂等の耐
熱性樹脂かアルミニウム、銅、ステンレス等の金属製の
材料を使用した方がよい。また風量を小さくすると便座
先端側3aに温風が届かなくなるため、設計手順として
は、まず便座先端3aに確実に送風できる送風ファン5
の風量を設定し、各環境下で迅速に便座3を昇温できる
ヒータ6を設定した方がよい。この時吹き出し口7から
送風される温風を妨げないような形状をした便蓋4を閉
状態にして、便蓋4と便座3を略密閉空間とし吹き出し
口7から送風された熱が対流によって逃げるのを防止で
き、より早く便座3を暖めるられる。また同時に便器1
5内の空間15aをも暖めることができ、着座中便器1
5からの放射冷却により人体が冷やされること無く、快
適な温熱環境を提供できる。
【0033】一般に吹き出し口7から送風する温風の熱
量は、吹き出し口7から便座3に到達する距離に応じて
減少するため、便座上で受ける熱量を全面一定にするに
は、風向指示部材8から送風される風量をターゲットに
より変えた方が望ましい。具体的には、図7(a)のよ
うに便座3bに対応する風向指示部材8a,8bの間隔
を8d,8eに比べ広げて、吹き出し口7内の圧力損失
分布を変化させ、温風が風向指示部材8a,8b間を他
の部分より多く通過できるように構成すれば良い。な
お、この圧力損失の設定は前記風向指示部材8の間隔に
限定することはなく、図7(b)のように風向指示部材
8の入風側に風を遮る遮蔽部材20を配置したり、風の
流れの中心をずらして、風量を大きくしたい部分に中心
を配置し、小さくしたい部分は中心から外したり、送風
ファン5と吹き出し口7の間に屈曲部が存在する場合
は、その屈曲部出口外側の風量が遠心力により大きくな
るため、外側の風を前記便座3b上に向かうよう構成し
たり、風向指示部材の入り口側に風の流れを遮断するよ
うな部材を設けて風量を小さくしても良い。このように
吹き出し口7から送風される風量を便座との距離に応じ
て変化させると、便座3上に到達する熱量が便座全面で
一定になり、均一な温度分布を得ることができる。
【0034】また、圧力損失分布を変化させることに代
えて、便座根本側より先方側に温風が届くように風向指
示部材8の角度を調整し、温風を便座長手方向中心部や
や前方3bに集中させることも出来る。このように、風
向指示部材8の角度を調整すると共に間隔も調整して、
便座全面を均一に暖める最適な吹き出し口構造が図7
(c)である。風向指示部材と便座表面とが成す角度
は、便座の先端側に対応する角度θ11から便座の本体
ケース側に対応する角度θ15がθ11≦θ12≦θ1
3≦θ14≦θ15に設定されており、また便座先端側
に対応する風路d1から便座の本体ケース側に対応する
風路d6をd1≧d2≧d3≧d4≧d5≧d6に設定
すると、便座上面で温風が衝突し乱流することなく便座
全面に到達する温風の熱量が一定になる。
【0035】この風向指示部材8の構成は便座3の要求
する温度分布によって変更することが可能で、女性のよ
うに便座先端側3aに座る傾向がある使用者には、上記
設定よりもっと極端に風向指示部材8a,8bの間隔を
広げて3a〜3bが高温になるように設定したほうが良
い。また便座着座時に最も人体の体重のかかる部分を高
温にしたい場合にはその部位に対応する風向指示部材8
の間隔を広げれば良い。
【0036】以上の構成により、便座が閉状態にあるこ
とを便座開閉検出素子13により検知した場合は、あら
かじめダクト11内に配置している温度検出素子により
室温を検知して、便座の表面温度を想定し、使用者が調
整した設定温度と便座表面温度との差に応じた熱量を制
御部10で演算し、ヒータ6及び送風ファン5への通電
量を制御する。前記表面温度と設定温度の差が大きいと
きにはヒータ6及び送風ファン5への通電量を大きく
し、差が小さくなるに連れ通電量を減少するようにプロ
グラムが組まれている。本発明では、便座温度を直接測
定せず、ダクト11内の温度とトイレ内温度から想定し
ているため、使用者が連続して着座する場合、先に使用
した人の体温によって、吹き出し口7から供給した熱量
以上に便座が昇温していることを認識できない場合もあ
る。その際は、使用者の着座時間から便座の昇温状態を
想定し、離座した瞬間から一定時間は、ヒータ6及び送
風ファン5への通電量を制限もしくは停止し、設定温度
を保持できるよう設定している。一方便座開閉検出素子
13が開状態を検知した場合、前述のようにヒータ6,
送風ファン5の通電量を制限あるいは停止するが、この
便座開状態のまま使用者が退出した場合、便座3への熱
の供給が制限されたままになり、次使用者が着座する際
にヒヤリ感を生じる可能性があるため、使用者との距離
又は使用者の運動方向を検出できる人体検知センサを設
け、使用者が便座開状態のまま退出した場合には便座開
状態をブザーやLED表示などで報知する報知手段を設
け使用者に便座を閉じるように促したり、便座のヒンジ
部に電動部材を設け、使用者が退出した際自動的に便座
を閉状態にして便座3への送風を再開しても良い。な
お、ヒータ6及び送風ファン5が充分熱量を供給できる
能力があれば、本体ケース2内にトイレに人体が入室し
たことを検知できる人体検知センサーを内蔵し、この人
体検知センサーによって使用者との距離又は使用者の運
動方向に基づいて入室を検知したタイミングに同期し
て、ヒータ6,送風ファン5へ通電を開始し、使用者が
着座する迄の間に便座3の表面をヒヤリ感の感じない温
度まで昇温することができ、待機電力の必要ない省エネ
ルギーな暖房便座装置を提供することができる。
【0037】本発明では、暖房便座装置1の本体ケース
2内に温風吹き出しユニットを設け、該ユニットから温
風を便座3に向かって吹きだし暖めるため、便座3内に
は従来のような紐状ヒータや、便座温度を検知するサー
ミスターが必要なく、本体ケース2と便座3を接続する
電線類が無くなると同時に便座の表面層と底板を溶着す
ることなく一部品で構成できる。そのため溶着代の肉厚
分ヒータからの伝熱がなかったり、紐状ヒータを便座の
内周部に配設することが難しく、量産のバラツキでその
部位を加熱できない製品もあり、子供やお尻の小さい方
は便座内部にお尻が入り込み、内周部の非加熱部に接
し、不快感を与えていたが、本発明は外部から温風を吹
きつけ便座を加熱するため、吹き出し口7の送風方向を
便座内周側に設定すれば、全ての使用者に快適な暖房便
座を提供できる。また、前記便座、便蓋簡易着脱機構を
設けると、従来便座の溶着の隙間から入った水の除去や
ヒータの漏電に対する安全性を気にすることなく浴室等
のトイレルーム外で水洗いできるため、便座裏面等に汚
物がこびりついた場合にも、容易に洗い落とせる。従来
のお手入れは、あらかじめアルコール類が付着した水溶
性のペーパーでこすりながらふき取っていたため、便座
形成樹脂に傷が付き、清掃後付着した汚れが前記傷内に
入りやすく、次清掃時には更に強くふき取らねばなら
ず、悪循環を生み出すだけでなく、傷による意匠性の低
下まで考えられたが、本発明によると清潔性、意匠性を
常に維持できる。更に便座3は一部品で形成されている
のでリサイクル性もよく、環境に優しい暖房便座装置の
提案になる。また、冬場の低温低湿度下では便座上だけ
が高温になりよりその部位の湿度が低下するため、ダク
ト11内にイオン発生装置を内蔵し、送風ファン5によ
り、便座3上にイオンを吹き付けると、便座3から使用
者が離座する際発生する静電気を除電でき、ほこりや塵
などの付着を抑制し、更に清潔性を維持できる。また、
便座3,便蓋4は本体ケースと同じメーカーや同じ機種
の物に限定することはなく、着脱構造が同じであれば、
家庭のインテリアにあうような木目調,大理石基調のも
のや最近注目されているスケルトンタイプの物を採用し
たり、キャラクター商品等任意に取り替えた場合にも便
座表面を加熱できる。材質が異なる場合は、人体への伝
熱速度、温熱感覚が異なるため、便座加熱量をその都度
変えられるよう材質変更スイッチを設けると常に同じ温
度感覚を提供できる。従来は、図8に示した子供用便座
25や高齢者配慮商品である着座時の衝撃を吸収する柔
らか便座(図示せず)など、暖房便座3上に積層して使
うタイプの便座には暖か感を提供できなかったが、本発
明は最上層の便座に温風を吹き付けるため、あらゆる使
用状況に対応できる便座加熱装置である。
【0038】本発明では、着座中は本体ケースから吹き
出す温風が人体によって遮られるため、便座表面を加熱
できないが、便座温度は皮膚温度と略同温になっている
ため、長時間着座しても熱の移動はほとんど無く、大腿
部の冷えは感じない。かえって人体の中心部に近い臀部
から腰にかけて温風が当たるため、心地よい暖か感を提
供できる。更に、便蓋を閉じた状態で温風を吹き出す
と、従来の便座では不可能であった、便器と便座で密封
された汚物排出空間をも暖めることができるため、着座
中に局部や大腿部内側が便器からの放射冷却で冷やされ
ることなく、快適な暖房便座装置を提供することができ
る。また、ヒータ6の通電を停止し、送風ファン5から
送風される風をそのまま吹き出し口7から吹き出すと夏
場の温湿度が高く不快な時に、着座時には臀部30a
に、離座する瞬間は大腿部30bから膝の裏側30cに
かけて涼風35があたり快適感を提供できる。また、離
座後しばらく送風し続けると着座中皮膚から蒸散された
湿気が便座上で結露した水分や、人体の皮膚温によって
暖められた部分的なぬくもりを除去でき、次使用者にも
快適な環境を提案できる。
【0039】(実施例2)図10に第2の実施例の上面
図、図11,図12に図10の吹き出し口を示す。図1
3に図12の各段の断面図を示す。
【0040】暖房便座装置21は、本体ケース22と便
座23、便蓋(図示せず)とで構成され、本体ケース2
2の前側面略中央部に吹き出し口27が配置されてい
る。前記本体ケース22内には温風発生装置及び制御部
も構成されている。詳細の構成及び温風の送風制御は、
第1の実施例と同様のため省略する。図11には吹き出
し口27の第1の形態を示しており、前記吹き出し口2
7内部には便座の左右方向に温風を振り分けるための第
2の風向指示部材28が配置されている。前記第2の風
向指示部材28a,28b,28c,28d,28e,
28fは、便座後端面23zとのなす角度がθ21≧θ
22≧θ23となるように、中心線を対称に外側に向か
うに連れて小さく設定されているため、容易に便座全面
に温風を送風できる。そのため、複数の吹き出し口を設
けることなくコンパクトな暖房便座装置が可能になる。
より確実にかつ便座に効率よく熱量を供給するには、便
座23と吹き出し口27とが成す角度が鋭角になるよう
吹き出し口を便座側に傾斜させると、便蓋が無くても便
座全面に温風が到達し望ましい。
【0041】図12(a)に図10における吹き出し口
27の第2の実施形態の外観図、(b)に同(a)のE
視図、図13(a)に図12(b)のF−F’断面図、
図13(b)に同G−G’断面図、図13(c)に同H
−H’断面図、図13(d)に同I−I’断面図を示
す。図12のように、本発明では温風を上下に振り分
け、かつ便座に到達するように便座側に傾斜している第
1の風向指示部材29と温風を左右方向にも振り分けら
れる前記第1の風向指示部材間に第2の風向指示部材2
8が構成されている。第1の風向指示部材は実施例1と
同様の設計思想で構成されているため、詳細は省略す
る。この第1,第2の風向指示部材は図12(a)のよ
うに射出成型でハニカム状に一体に構成しても良いし、
板材を用いて格子状に形成しても良い。第2の風向指示
部材は、吹き出し口27の温風の通過方向の中心軸を対
称に構成され、便座先端側23bに対応する吹き出し口
上層部(図13a)から便座後端側23a部に対応する
吹き出し口下層部(図13d)に向かって第2の風向指
示部材28と便座後端23zとがなす角度は、θ24≦
θ25≦θ26≦θ27に構成されている。そのため、
細分化された吹き出し口のそれぞれから便座23上の対
応した部位だけに温風を送風し、便座外に送風する熱量
を最小限に抑えることができ、無駄のない省エネルギー
な暖房便座装置になる。また図13(a)〜(c)のよ
うに便座の中央側への送風を遮断する第2の風向指示板
28a,28b,28cを設け、図13(d)に示すよ
うに吹き出し口最下段のみ中央側に送風し、更に入り口
側27aの中央部の吹き出し口通路面積24bを絞ると
吹き出し口27と便座23との距離に応じて最適な熱量
を便座全面に供給でき、温度ムラのない快適な暖房便座
装置を提供できる。本発明では、吹き出し口27を本体
ケース22の前側面中央に設定しているが、局部洗浄装
置等に干渉する場合には、この構造に限定することな
く、中心からオフセットした位置に設けても良い。その
場合は細分化された吹き出し口と便座との距離を考慮し
て、便座の各部位に同一の熱量を供給できるように、第
1,第2の風向指示部材を設定するのが望ましい。
【0042】このように、本体ケース22の中央部から
便座23全面に送風するように吹き出し口27を設計す
ると、コンパクトな温風発生装置により、便座全面を加
熱すると共に着座時には露出して寒さを感じる人体背面
を広範囲にしかも略均一に熱量を供給することができ、
快適な暖房便座装置が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 暖房便座装置の外観図である。
【図2】 使用者が着座した状態図である。
【図3】 便座,便蓋の着脱構造図である。
【図4】 吹き出し口と便座の位置関係を示した図であ
る。
【図5】 温風吹き出し口の実施例を示した図である。
【図6】 男性小便時の状態を表した図である
【図7】 風向指示部材の断面図である。
【図8】 便座上に子供用便座を積層した外観図であ
る。
【図9】 使用者が離座した直後の状態図である。
【図10】 第2の実施例の上面図である。
【図11】 図10の吹き出し口の第1の形態図であ
る。
【図12】 図10の吹き出し口の第2の形態図であ
る。
【図13】 図12の断面図である。
【図14】 従来の暖房便座の外観図である。
【図15】 図10のA−A’断面図である。
【図16】 従来の温風式暖房便座の概念図である。
【符号の説明】
1,21,51 暖房便座装置 2,22,52,62 暖房便座装置本体 3,23,53,63 便座 4,57,64 便蓋 5 送風ファン 6,56 ヒータ 7,27 吹き出し口 8 風向指示部材 9 吸引口 10 制御部 11 ダクト 12 温風吹き出し角度 13 便座開閉検知素子 15 便器 24 吹き出し口入り口側通路面積 25 子供用便座 26 温風 28 第2の風向指示部材 29 第1の風向指示部材 30 人体 54 電力線 59 金属箔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を送風する送風ファンと、該送風フ
    ァンにより送風された空気を加熱し温風とするためダク
    ト内に配置されたヒータと、前記送風ファンの回転数と
    前記ヒータの発熱量を制御する制御部と、前記送風ファ
    ンと前記ヒータと前記制御部を収納する本体ケースと、
    前記本体ケースの前方に配置された便座と、前記ダクト
    と連通して前記本体ケースの前側面に開口し、前記便座
    表面に対して鋭角となる角度で温風を送風する吹き出し
    口と、から構成された暖房便座装置。
  2. 【請求項2】 前記吹き出し口の水平方向に沿って設け
    られ、垂直方向に温風を振り分ける風向指示部材を配置
    したことを特徴とする請求項1記載の暖房便座装置。
  3. 【請求項3】 前記風向指示部材は前記吹き出し口の水
    平方向に複数設けられる共に、上側の風向指示部材と便
    座表面とが成す角度の方が、下側の風向指示部材と便座
    表面とが成す角度に比べて小さくなるように設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載の暖房便座装置。
  4. 【請求項4】 前記吹き出し口から送風される温風の風
    量は、上側よりも下側が小さくなるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の暖
    房便座装置。
  5. 【請求項5】 前記吹き出し口の対向する面に掛け渡さ
    れた板状の風向指示部材を配置し、この風向指示部材に
    よって仕切られた空間の間隔が、上側よりも下側が狭い
    ことを特徴とする請求項4記載の暖房便座装置。
  6. 【請求項6】 前記吹き出し口は前記本体ケースの前側
    面略中央に唯一配設され、前記吹き出し口の垂直方向に
    沿って設けられ、水平方向に温風を振り分ける第2の風
    向指示部材が配置されたことを特徴とする請求項1記載
    の暖房便座装置。
  7. 【請求項7】 前記吹き出し口は前記本体ケースの前側
    面略中央に唯一配設され、その内部に垂直方向に温風を
    振り分ける第1の風向指示部材と前記第1の風向指示部
    材の間を仕切り、便座水平方向に温風を振り分ける第2
    の風向指示部材とを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の暖房便座装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の風向指示部材は吹き出し口の
    上側よりも下側の方が中央から外側に向けて広角になる
    ように構成したことを特徴とする請求項7記載の暖房便
    座装置。
  9. 【請求項9】 前記吹き出し口入り口側の便座水平方向
    外側よりも中心側の間隔が小さくなるように第2の風向
    指示部材を配置したことを特徴とする請求項6乃至8何
    れか1項記載の暖房便座装置。
  10. 【請求項10】 前記便座は前記本体に回動自在に支持
    され、前記暖房便座装置には該便座の開閉を検知する便
    座開閉検知手段を有し、該便座開閉検知手段が便座開状
    態を検知すると、前記制御部は送風ファンとヒータの運
    転を制限することを特徴とする請求項1乃至5何れか1
    項記載の暖房装置。
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