JP2003230288A - 電歪アクチュエータ - Google Patents

電歪アクチュエータ

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JP2003230288A JP2002024623A JP2002024623A JP2003230288A JP 2003230288 A JP2003230288 A JP 2003230288A JP 2002024623 A JP2002024623 A JP 2002024623A JP 2002024623 A JP2002024623 A JP 2002024623A JP 2003230288 A JP2003230288 A JP 2003230288A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電歪アクチュエータの伸縮量の増加と小型化
との両方を容易に実現する。 【解決手段】 絶縁伸縮材料からなる伸縮部3Aと、伸
縮部3Aの両面に各々配置される導電性伸縮材料からな
る電極部4Aと、電極部4Aに電圧を印加制御するため
の制御部とを備えた電歪アクチュエータ1Aである。上
記絶縁伸縮材料からなる伸縮部3Aを筒状に形成すると
共に該筒状の伸縮部3Aの内外両面に導電性伸縮材料か
らなる電極部4Aを各々配置することで紐状アクチュエ
ータ部2Aを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧を印加すると
伸縮する電歪アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電圧を印加すると伸縮する電
歪アクチュエータとして、シート状の絶縁伸縮材料から
なる伸縮部と、この伸縮部の両面の全面に亘って配置さ
れる導電性伸縮材料からなる電極部と、電極部に電圧を
印加制御する制御部とで構成されたものが知られてい
る。この種の電歪アクチュエータでは電極部に正の電位
を印加すると伸縮部のイオンドーピング量が増大するこ
とで伸縮部が伸張し、負の電位を印加すると伸縮部のイ
オンドーピング量が減少することで収縮することでアク
チュエータとしての力を発現できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電歪アクチュエータでは伸縮部の両面全面に電極部が配
置されているため、アクチュエータ部の伸縮量が小さい
という問題がある。なお伸縮量を大きくするためには伸
縮部の表面積を大きくせざるを得なくなり、この場合、
アクチュエータ部の大型化を招くという問題が生じる。
さらにこれらのアクチュエータは、イオンが移動可能な
水中等の湿式な環境でのみ動作可能であるので、水分の
保持等、実用上の問題をかかえている。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、アク
チュエータ部の断面積を増減させるだけで出力の変更が
容易にできて出力設計の自由度を高めることができ、し
かも伸縮部を筒状に形成することで、伸縮部を構成する
絶縁伸縮材料の厚みを薄くしながら且つその表面積を大
きくすることができると共に、筒状の伸縮部の内外両面
に電極部を各々配置することで伸縮部の内外両面に対し
て均一な電界付加ができ、これにより伸縮量の増加と小
型化との両方を容易に実現できる電歪アクチュエータを
提供することにあり、他の目的とするところは、シート
状アクチュエータ部の伸縮・発生力の増大化を図ること
ができると共に、柔軟電極部の電極パターンを適宜設定
変更することで電圧印加時にシート状アクチュエータ部
を縦横に等倍率で拡大させたり、或いは一方向のみに拡
大させたりすることが可能となり、用途に合わせて伸縮
方向が異なるシート状アクチュエータ部を容易に生成で
き、さらに編目構造のアクチュエータ部を編み工程無し
で容易に生成でき、さらに筒状立体構造のような三次元
構造のアクチュエータ部を容易に生成できる電歪アクチ
ュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にあっては、絶縁伸縮材料からなる伸縮部3A
と、伸縮部3Aの両面に各々配置される導電性伸縮材料
からなる電極部4Aと、電極部4Aに電圧を印加制御す
るための制御部5とを備えた電歪アクチュエータにおい
て、上記絶縁伸縮材料からなる伸縮部3Aを筒状に形成
すると共に該筒状の伸縮部3Aの内外両面に導電性伸縮
材料からなる電極部4Aを各々配置することで紐状アク
チュエータ部2Aを構成したことを特徴としており、こ
のように構成することで、紐状アクチュエータ部2Aの
断面積を増減させるだけで出力の変更が容易にできるよ
うになり、電歪アクチュエータの出力設計の自由度を高
めることができ、しかも伸縮部3Aを筒状に形成するこ
とで、伸縮部3Aを構成する絶縁伸縮材料の厚みを薄く
しながら且つその表面積を大きくすることができると共
に、筒状の伸縮部3Aの内外両面に電極部4Aを各々配
置することで伸縮部3Aの内外両面に対して均一な電界
付加ができるようになる。
【0006】また上記紐状アクチュエータ部2Aを編目
状に編んで編目構造を構成するのが好ましく、この場
合、紐状アクチュエータ部2Aを網目状に編むだけで、
編目構造をした三次元構造の電歪アクチュエータの形成
が可能となり、しかも網目構造であるので柔軟構造とな
るうえに、その編み方によって伸縮・発生力を柔軟に変
えることができる。
【0007】また上記紐状アクチュエータ部2Aが複数
本束ねられているのが好ましく、この場合、紐状アクチ
ュエータ部2Aの剛性を高めることができると共に、電
極部4Aの比表面積が高くなり、低電圧で高い伸縮・発
生力が得られるようになる。
【0008】また上記紐状アクチュエータ部2Aを少な
くとも2本以上束ねた状態で編目状に編んで編目構造を
構成するのが好ましく、この場合、電極部4Aの比表面
積が更に高くなり、より低電圧で高い伸縮・発生力が得
られると共に、紐状アクチュエータ部2Aの数を増減さ
せるだけで出力の変更が容易となる。
【0009】また上記編目構造を有する紐状アクチュエ
ータ部2Aを筒状立体構造に構成するのが好ましく、こ
の場合、電極部4Aに電圧を印加することで、筒状立体
構造の半径方向Mの寸法が収縮し且つ軸方向Nに伸張す
るような力を発生させることが可能となり、しかも二次
元構造の場合と比べて、筒状立体構造の末端部分も機械
的仕事に有効に作用すると共に、二次元構造で必要とさ
れる末端部分のほつれ対策も不要となる。
【0010】また上記紐状アクチュエータ部2Aを螺旋
状に巻いて螺旋立体構造に構成するのが好ましく、この
場合、電極部4Aへの電圧印加によって螺旋立体構造を
その半径方向Mに膨張・収縮させることが可能となり、
また螺旋立体構造とすることで、電極部4Aの比表面積
が高く、低電圧で高い伸縮・発生力が得られるようにな
る。
【0011】また上記筒状の伸縮部3Aの内側に配置さ
れる電極部4Aを筒状にして、紐状アクチュエータ部2
Aの中心に中空部36を設けるのが好ましく、この場
合、伸縮部3Aの電極部4Aの比表面積を増やすことが
できる。
【0012】また上記筒状の伸縮部3Aの内側に導電性
伸縮材料を隙間なく充填するのが好ましく、この場合、
紐状アクチュエータ部2Aの中心部が導電性伸縮材料か
らなる電極部4Aで充填されることとなり、これに伴い
紐状アクチュエータ部2Aの外径寸法を小さくできる。
【0013】また上記紐状アクチュエータ部2Aにおけ
る伸縮部3Aの外側に配置される電極部4Aの表面を電
気絶縁膜6にて被覆するのが好ましく、この場合、外側
の電極部4Aの表面が電気的に絶縁されるので、紐状ア
クチュエータ部2Aを編目などの構造にしたとき、クロ
ス部での短絡等の心配がないものである。
【0014】さらに、本発明は、シート状の絶縁伸縮材
料からなる伸縮部3Bと、伸縮部3Bの両面に各々配置
される導電性伸縮材料からなる柔軟電極部4Bと、柔軟
電極部4Bに電圧を印加制御するための制御部5とを備
えた電歪アクチュエータにおいて、上記伸縮部3Bを構
成する絶縁伸縮材料の表面に複数個の柔軟電極部4Bを
設けることでシート状アクチュエータ部2Bを構成した
ことを特徴としており、このように構成することで、柔
軟電極部4Bはシート状の伸縮部3Bの全面に設けられ
るのではなく、複数箇所に柔軟電極部4Bが配置される
ため、柔軟電極部4Bが存在しない部分では伸縮量が大
幅に向上し、シート状アクチュエータ部2Bの伸縮・発
生力の増大化を図ることができる。しかも、柔軟電極部
4Bの電極パターンを適宜設定変更することで電圧印加
時にシート状アクチュエータ部2Bを縦横に等倍率で拡
大させたり、或いは一方向のみに拡大させたりすること
が可能となる。
【0015】また上記シート状アクチュエータ部2Bに
複数個の貫通穴7を穿設するのが好ましく、この場合、
メッシュ構造のシート状アクチュエータ部2Bを編み工
程無しで低コストで容易に生成できるようになる。
【0016】また上記シート状アクチュエータ部2Bの
柔軟電極部4Bを編目状パターンに形成するのが好まし
く、この場合、メッシュ構造のシート状アクチュエータ
部2Bを編み工程無しで低コストで容易に生成できるよ
うになる。
【0017】また上記シート状アクチュエータ部2Bの
表面に絶縁伸縮材料をコーティングし、その上に柔軟電
極部4Bをパターン形成する工程によってシート状アク
チュエータ部2Bが複数層形成されているのが好まし
く、この場合、絶縁伸縮材料をコーティングし、その上
に柔軟電極部4Bをパターン形成する工程を1回、或い
は2回以上繰り返すことで、任意の複数層のシート状ア
クチュエータ部2Bを容易に生成できるようになる。
【0018】また上記シート状アクチュエータ部2Bを
筒状立体構造に構成するのが好ましく、この場合、柔軟
電極部4Bに電圧を印加することで、筒状立体構造の半
径方向Mの寸法が収縮し且つ軸方向Nに伸張するような
力を発生させることができ、しかも二次元構造の場合と
比べて、筒状立体構造の末端部分も機械的仕事に有効に
作用すると共に、二次元構造で必要とされる末端部分の
ほつれ対策も不要となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0020】本実施形態の電歪アクチュエータ1Aは、
図1、図2に示すように、絶縁伸縮材料からなる伸縮部
3Aと、伸縮部3Aの両面に各々配置される導電性伸縮
材料からなる電極部4Aと、電極部4Aに電圧を印加制
御するための制御部5とを備えており、上記絶縁伸縮材
料からなる伸縮部3Aを筒状に形成すると共に該筒状の
伸縮部3Aの内外両面に導電性伸縮材料からなる電極部
4Aを各々配置することで紐状アクチュエータ部2Aが
構成されている。本例では電極部4Aにリード線10を
介して制御部5が接続されており、制御部5から電極部
4Aへの電圧の印加とその解除を行なうことによって、
紐状アクチュエータ部2Aが図3(a)、図3(b)の
ように長手方向(軸方向)に伸縮動作を行なうものであ
る。
【0021】上記伸縮部3Aを構成する絶縁伸縮材料
は、アクリルエラストマー、シリコン等の柔軟性を有
し、且つ誘電率の高い(1.0F/m程度若しくはそれ
以上)材料である。また、電極部4Aは上記材料の液状
状態(ペースト状や、スプレー等による塗布であっても
よい)のものにカーボンブラック、貴金属フィラー等を
混入して電気導電性を確保したものを用いる。なお電極
部4Aにリード線10を接合するには図4に示すよう
に、電極部4Aの末端に銅等をメッキし、このメッキ面
11にリード線10をハンダ付けするものである。
【0022】ここで、導電性伸縮材料からなる電極部4
Aに制御部5から電圧を印加することで絶縁伸縮材料か
らなる伸縮部3Aが伸縮するメカニズムにつき説明す
る。絶縁伸縮材料の両側に電圧をかけると電極部4A,
4Aが帯電してクーロン力により電極部4A,4Aが引
き付け合って伸縮するという現象が生じるものであり、
この現象を利用して伸縮部3Aを伸縮させるものであ
る。
【0023】図3(a)に示すようなシリコン等のポリ
マー製の絶縁伸縮材料よりなる伸縮部3Aの内外両面に
導電性伸縮材料からなる電極部4Aを各々配置して構成
される紐状アクチュエータ部2Aの外径の厚みをtと
し、制御部5から電極部4Aに印加する電圧をVとした
場合における図3(b)においてPで示す発生応力(等
方)、Δzで示す電界方向歪み(収縮)、Δxで示す電
界と垂直方向の歪み(延伸)は以下の式で求められる。
尚、下式において、e0・er:ポリマーの誘電率(F/
m),E:電極間の電界(V/m),Y:ポリマーのヤ
ング率(Pa)である。 ・発生応力(等方) P=e0・εr・E2=ε0・εr・V2/t2(Pa) ・電界方向歪み(収縮) Δz=ε0・εr・E2/Y=ε0・εr・V2/Y・t
2(%) ・電界と垂直方向の歪み(延伸) Δx=0.5・ε0・εr・E2/Y=0.5ε0・εr
2/Y・t2(%) すなわち、本実施形態の紐状アクチュエータ部2Aは、
印加される電圧、電流の変動により分子間に働くクーロ
ン力を変位させて自体の形状変化、つまり、アクチュエ
ータ部の長手方向(軸方向)の伸長に伴う表面積の拡大
と収縮との変化によって、直線運動の動力を発生させる
ものである。
【0024】図5は上記紐状アクチュエータ部2Aの生
成プロセスの一例を示している。先ず図5(a)に示す
表面離型処理されている針状型8の外周部に、図5
(b)に示す導電性伸縮材料をコーティングして内側の
電極部4Aを形成し、更にその電極部4Aの外周部に図
5(c)に示す絶縁伸縮材料をコーティングして筒状の
伸縮部3Aを形成し、更にその外周部に図5(d)に示
す導電性伸縮材料をコーティングして外側の電極部4A
を形成した後に針状型8を引き抜くことによって、図5
(e)に示す中心部が中空部36となっている紐状アク
チュエータ部2Aが生成される。
【0025】しかして、伸縮部3Aと電極部4Aとで紐
状アクチュエータ部2Aを構成したので、その断面積を
増減させるだけで出力の変更が容易となり、電歪アクチ
ュエータ1Aの出力設計の自由度を高めることができる
という利点がある。しかもこの紐状アクチュエータ部2
Aを例えば編目状に編むことによって編目構造等の三次
元構造が容易に形成可能になるという利点がある。
【0026】また、紐状アクチュエータ部2Aの中心部
に中空部36を設けたので、伸縮部3Aの内側に配置さ
れる電極部4Aが筒状となり、伸縮部3Aを構成する絶
縁伸縮材料の厚みを薄くしながら且つ電極部4Aの表面
積を大きくすることができるようになり、これにより伸
縮量の増加と小型化との両方を容易に実現できるもので
ある。そのうえ、筒状の伸縮部3Aの内外両面に電極部
4Aを各々配置することで伸縮部3Aの内外両面に対し
て均一な電界付加ができるようになり、高精度化を実現
できる。しかも、伸縮部3Aの内側に配置される電極部
4Aを筒状に形成しているので、伸縮部3Aの電極部4
Aの比表面積を増やすことができ、低電圧で高い伸縮・
発生力を得ることができるという利点もある。
【0027】図6は上記紐状アクチュエータ部2Aをメ
リヤス編みに編んだ場合の一例を示している。このメリ
ヤス編みに編んだ紐状アクチュエータ部2Aに電圧を印
加した場合は、図6(b)に示すように、網目が縦横に
拡大し、電圧印加を解除すると図6(a)に示すよう
に、網目が収縮するようになる。ここで図7(a)に示
すようなメリヤス編みの場合は網目の縦横比が不等倍率
で拡大するようになる。もちろんこれは一例であり、メ
リヤス編みの場合でもその編み方によって網目の縦横比
が等倍率で拡大させることができる。なお図7(b)は
後述する柔軟電極部4Bが網目状パターンの場合の伸縮
方向を参考的に示している。
【0028】しかして、紐状アクチュエータ部2Aを網
目状に編むことによって、編目構造などの三次元構造の
形成が可能となる。しかも、網目構造であるので柔軟構
造となるうえに、編み方によって伸縮・発生力(伸縮量
/発生力)を柔軟に変えることができるようになり、出
力設計の自由度をより高めることができる。
【0029】図8は紐状アクチュエータ部2Aの他の実
施形態として、上記筒状の伸縮部3Aの内側に導電性伸
縮材料を隙間なく充填した場合を示している。紐状アク
チュエータ部2Aの中心部を導電性伸縮材料からなる電
極部4Aで充填することによって、図1の実施形態のよ
うに紐状アクチュエータ部2Aの中心部に中空部36を
設けた場合と比較して、紐状アクチュエータ部2Aの外
径寸法を小さくでき、一層の小型化を図ることができ
る。
【0030】図9は上記紐状アクチュエータ部2Aにお
ける伸縮部3Aの外側に配置される電極部4Aの表面を
電気絶縁膜6にて被覆した場合を示している。紐状アク
チュエータ部2Aの構造は上記実施形態と同様である。
外側の電極部4Aを電気絶縁膜6で被覆する方法とし
て、例えばウレタンのディップコートや、パリレン、ポ
リイミド蒸着重合等がある。また電気絶縁膜6として、
高分子の伸縮に追随する低ヤング率の材質が望ましい。
しかして、外側の電極部4Aの表面が電気的に絶縁され
ていることで、アクチュエータ部を編目などの構造にし
たとき、クロス部での短絡等の心配がなくなる。
【0031】図10は上記紐状アクチュエータ部2Aを
複数本束ねた場合を示しており、図11は複数本束ねた
紐状アクチュエータ部2Aを編目状に編んで編目構造を
構成した場合を示しており、このように紐状アクチュエ
ータ部2Aを複数本(例えば3〜8本)束ねることで、
剛性を高めることができるようになる。また上記束ねた
紐状アクチュエータ部2Aを網目状に編んで図11に示
す網目構造とすることで、電極部4Aの比表面積が更に
高くなり、より低電圧で高い伸縮・発生力が得られるよ
うになる。また図10、図11のいずれの場合も、紐状
アクチュエータ部2Aの数を増減させるだけで出力の変
更が容易となり、出力設計の自由度を更に高めることが
できるものである。なお図10、図11において、個々
の紐状アクチュエータ部2Aを「より線」、「ツイス
ト」状態とすることも可能であり、この場合、ツイスト
された状態が強いほど、網目の剛性を高めることができ
るものである。また紐状アクチュエータ部2Aの表面に
は上記図9の電気絶縁膜6にて被覆されているのが望ま
しい。また紐状アクチュエータ部2Aの束ねる数は8本
に限らず、少なくとも2本以上であればよい。なお図1
0、図11においては図8に示すような中心部が中実状
である紐状アクチュエータ部2Aを例示しているが、も
ちろんこれに限らず、図1に示すような中心部が中空部
36となった紐状アクチュエータ部2Aであってもよい
ものである。
【0032】図12は、上記編目構造を有する紐状アク
チュエータ部2Aを筒状立体構造に構成した場合を示
し、図13は図12のロ部の拡大図を示している。紐状
アクチュエータ部2Aの構造は上記実施形態と同様であ
る。本例では、筒の軸方向N中心の外径寸法が軸方向N
両端の外径寸法よりも小さく絞られており、電圧印加時
には図12の右側に示すように、筒の中心軸に対して筒
の軸方向Nの伸縮量が大きなり、筒状立体構造を軸方向
Nに膨張・収縮させることができるようになっている。
しかして、電極部4Aを編目状パターンに形成すること
で、メッシュ構造を編み工程無しで低コストで生成する
ことができると共に、電極部4Aに電圧を印加すること
で、筒状立体構造の半径方向Mの寸法が収縮し且つ軸方
向Nに伸張するような力を発生させることができる。し
かも二次元構造の場合と比べて、筒状立体構造の末端部
分も機械的仕事に有効に作用するという利点があり、ま
た二次元構造で必要とされる末端部分のほつれ対策も不
要となる。さらに筒状立体構造とすることで、電極部4
Aの比表面積が高く、低電圧で高い伸縮・発生力が得ら
れるという利点もある。
【0033】図14は、上記紐状アクチュエータ部2A
を螺旋状に巻いて螺旋立体構造に構成した場合を示し、
図15は図14のハ部の拡大図を示している。紐状アク
チュエータ部2Aの構造は上記実施形態と同様である。
本例の螺旋立体構造では、紐状アクチュエータ部2Aの
矢印ニで示す長手方向が伸縮を支配することになるの
で、電極部4Aへの電圧印加によって螺旋立体構造をそ
の半径方向Mに膨張・収縮させることができるようにな
る。また螺旋立体構造とすることで、電極部4Aの比表
面積が高く、低電圧で高い伸縮・発生力が得られるよう
になる。
【0034】前記各実施形態では、アクチュエータ部が
紐状の場合を説明したが、以下の実施形態ではアクチュ
エータ部がシート状の場合を説明する。なお、以下の実
施形態において、導電性伸縮材料からなる柔軟電極部4
Bに制御部5から電圧を印加することで絶縁伸縮材料か
らなる伸縮部3Bが伸縮するメカニズムについては前記
図3と同様であり説明は省略する。
【0035】図16は、シート状の絶縁伸縮材料からな
る伸縮部3Bと、伸縮部3Bの両面に各々配置される導
電性伸縮材料からなる柔軟電極部4Bと、柔軟電極部4
Bに電圧を印加制御するための制御部5とを備えた電歪
アクチュエータ1Bにおいて、上記伸縮部3Bを構成す
る絶縁伸縮材料の表面に複数個の柔軟電極部4Bを設け
ることでシート状アクチュエータ部2Bを構成したもの
である。図17は制御部5から電圧を印加制御する場合
を示している。図16に示す例では、伸縮部3Bの両面
に、それぞれ、柔軟電極部4Bを構成する円形状の電極
パターンが縦横に等間隔をあけて複数設けられている。
柔軟電極部4Bへの電圧印加時には図18の右側のよう
に縦横に等倍率で拡大し、電圧印加解除によって図18
の左側のように収縮するようになっている。ここで、柔
軟電極部4Bの電極パターンの形状によって伸縮の方向
性が拡大する。この電極パターンが例えば図20に示す
編目状パターンの場合は前記図7(b)に示したような
等方的に伸張・収縮を行なう。また図21(c)に示す
ような円形状の場合も等方的に伸張・収縮を行なう。他
の例として、図21(a)に示すジグザグ形状の場合
は、伸縮の方向は同図の矢印で示す方向のみとなり、楕
円形状の場合は長軸方向N2の伸縮量が短軸方向N1の
伸縮量よりも大きくなるような伸張・収縮を行なう。な
お電極パターンが三角形、四角形などの多角形の場合は
各辺と直交する方向に等方的に拡大、収縮するようにな
る。
【0036】しかして、柔軟電極部4Bはシート状の伸
縮部3Bの全面に設けられるのではなく、複数箇所に柔
軟電極部4Bが配置されるため、柔軟電極部4Bが存在
しない部分では伸縮量が大幅に向上し、シート状アクチ
ュエータ部2Bの伸縮・発生力の増大化を図ることがで
きる。しかも、柔軟電極部4Bの電極パターンを適宜設
定変更することで電圧印加時に縦横に等倍率で拡大させ
たり、或いは一方向のみに拡大させたりすることが可能
となり、用途に合わせて電歪アクチュエータ1Bを生成
することができるものである。また、電極パターンを例
えば編目状パターンとした場合は、図20に示すメッシ
ュ構造のシート状アクチュエータ部2Bを編み工程無し
で低コストで容易に生成できるようになる。また図19
に示すように、隣り合う柔軟電極部4B,4B間を細い
電極パターン20でつないでおくのが望ましい。この場
合、複数個の柔軟電極部4Bの個別配線が不要となり、
配線構造の簡素化を図ることができる。
【0037】更に他の実施形態として図22、図23を
示す。本例では上記シート状アクチュエータ部2Bに複
数個の貫通穴7を穿設した場合を示している。本例のシ
ート状アクチュエータ部2Bは、伸縮部3Bを構成する
シート状の絶縁伸縮材料にスプレーコートで柔軟電極部
4Bをコーティングし、その後、プレス等で複数個の円
形状の貫通穴7をあけて構成されており、この複数個の
貫通穴7は縦横に等間隔をあけて設けられており、柔軟
電極部4Bへの電圧印加時には図23の右側のように縦
横に等倍率で拡大し、電圧印加解除によって図23の左
側のように収縮するようになっている。しかして、上記
伸縮部3Bを構成する絶縁伸縮材料に複数個の貫通穴7
を設けることでメッシュ構造のシート状アクチュエータ
部2Bを編み工程無しで低コストで容易に生成できるよ
うになる。つまりメッシュ構造とすることで、複数箇所
に柔軟電極部4Bが配置された形となるため、柔軟電極
部4Bが存在しない部分では伸縮量が大幅に向上し、シ
ート状アクチュエータ部2Bの伸縮・発生力の増大化を
図ることができるものである。なお、貫通穴7の形状は
円形状に限られるものではない。
【0038】図24(a)は、シート状アクチュエータ
部2Bの柔軟電極部4Bを編目状パターンに形成した場
合を示し、図24(b)はシート状アクチュエータ部2
Bを複数層形成した場合を示している。シート状アクチ
ュエータ部2Bの柔軟電極部4Bを編目状パターンに形
成することで、前記図7(b)に示すような等方的な伸
張、収縮が得られ、しかも網目構造とすることで、複数
箇所に柔軟電極部4Bが配置された形となるため、柔軟
電極部4Bが存在しない部分では伸縮量が大幅に向上
し、シート状アクチュエータ部2Bの伸縮・発生力の増
大化を図ることができる。
【0039】次に上記図24(b)に示す複数層のシー
ト状アクチュエータ部2Bを生産プロセスの一例を図2
6、図27に示す。先ず、1層目の伸縮部3Bを構成す
る絶縁伸縮材料の表面にマスク(図示せず)を利用し
て、図26(b)、図27(b)に示すように、導電性
伸縮材料を溶剤に溶かしたものをスプレーコート(スピ
ンコートを含む)によって1層目の柔軟電極部4Bを編
目状パターンに形成する。その上に図26(c)、図2
7(c)に示すように、絶縁伸縮材料を溶剤に溶かした
ものをスプレーコートによって2層目の伸縮部3Bを形
成し、その上に図26(d)、図27(d)に示すよう
に、マスク(図示せず)を利用して導電性伸縮材料を溶
剤に溶かしたものをスプレーコートによって2層目の柔
軟電極部4Bを編目状パターンに形成する。絶縁伸縮材
料をコーティングし、その上に柔軟電極部4Bをパター
ン形成する工程を繰り返すことで、図24(b)に示す
複数層のシート状アクチュエータ部2Bを容易に生成で
きるようになる。また複数層のシート状アクチュエータ
部2Bを積層一体化することで、シート状アクチュエー
タ部2Bの伸縮・発生力を更に高めることができるもの
であり、また各層の柔軟電極部4Bを編目状パターンに
形成することで、メッシュ構造のシート状アクチュエー
タ部2Bを編み工程無しで低コストで容易に生成できる
ようになる。ここで図25は複数層のシート状アクチュ
エータ部2Bにおける柔軟電極部4Bの回路図の一例を
示している。図25において、各柔軟電極部4Bは、シ
ート状アクチュエータ部2Bの積層方向と直交する方向
にずらしてコーティングしてあり、各柔軟電極部4Bは
導電性伸縮材料からなる貫通電極35にて互いに接続さ
れている。なお各層のシート状アクチュエータ部2Bの
厚みは電圧を低く(100V以下)したい場合は、5μ
m未満が望ましい。
【0040】図28は、上記シート状アクチュエータ部
2Bを筒状立体構造に構成した場合の一例を示してい
る。本例では、筒の軸方向N中心の外径寸法が軸方向N
両端側の外径寸法よりも小さく絞られており、電圧印加
時には図28の右側に示すように、筒の中心軸に対して
筒の軸方向Nの伸縮量が大きなり、筒状立体構造をその
軸方向Nに膨張・収縮させることができるようになって
いる。しかして、柔軟電極部4Bを複数個設けること
で、メッシュ構造を編み工程無しで低コストで生成する
ことができると共に、複数個の柔軟電極部4Bに電圧を
印加することで、筒状立体構造の半径方向Mの寸法が収
縮し且つ軸方向Nに伸張するような力を発生させること
ができる。しかも二次元構造の場合と比べて、筒状立体
構造の末端部分も機械的仕事に有効に作用するという利
点があり、また二次元構造で必要とされる末端部分のほ
つれ対策も不要となる。さらに筒状立体構造とすること
で、柔軟電極部4Bの比表面積が高く、低電圧で高い伸
縮・発生力が得られるという利点もある。
【0041】本発明の電歪アクチュエータ1A,1B
は、非常に微小かつ高精度の変位量制御が必要とされる
動力源として広く用いられるものである。
【0042】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、絶縁伸縮材料からなる伸縮部と、伸縮部の両面に
各々配置される導電性伸縮材料からなる電極部と、電極
部に電圧を印加制御するための制御部とを備えた電歪ア
クチュエータにおいて、上記絶縁伸縮材料からなる伸縮
部を筒状に形成すると共に該筒状の伸縮部の内外両面に
導電性伸縮材料からなる電極部を各々配置することで紐
状アクチュエータ部を構成したので、紐状アクチュエー
タ部の断面積を増減させるだけで出力の変更が容易にで
きるようになり、電歪アクチュエータの出力設計の自由
度を高めることができ、しかも伸縮部を筒状に形成する
ことで、伸縮部を構成する絶縁伸縮材料の厚みを薄くし
ながら且つその表面積を大きくすることができると共
に、筒状の伸縮部の内外両面に電極部を各々配置するこ
とで伸縮部の内外両面に対して均一な電界付加ができる
ようになり、これにより伸縮量の増加と小型化との両方
を容易に実現できるものである。
【0043】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上記紐状アクチュエータ部を編目状に
編んで編目構造を構成したので、紐状アクチュエータ部
を網目状に編むだけで、編目構造をした三次元構造の電
歪アクチュエータの生成が可能となり、しかも網目構造
であるので柔軟構造となるうえに、その編み方によって
伸縮・発生力を柔軟に変えることができる結果、出力設
計の自由度をより高めることができるものである。
【0044】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上記紐状アクチュエータ部が複数本束
ねられているので、紐状アクチュエータ部の剛性を高め
ることができると共に、電極部の比表面積が高くなり、
低電圧で高い伸縮・発生力が得られるようになり、さら
に紐状アクチュエータ部の数を増減させるだけで出力の
変更が容易となり、電歪アクチュエータの出力設計の自
由度が更に高められるものである。
【0045】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上記紐状アクチュエータ部を少なくと
も2本以上束ねた状態で編目状に編んで編目構造を構成
したので、電極部の比表面積が更に高くなり、より低電
圧で高い伸縮・発生力が得られると共に、紐状アクチュ
エータ部の数を増減させるだけで出力の変更が容易とな
り、電歪アクチュエータの出力設計の自由度が更に高め
られるものである。
【0046】また請求項5記載の発明は、請求項2又は
請求項4記載の効果に加えて、上記編目構造を有する紐
状アクチュエータ部を筒状立体構造に構成したので、伸
縮部を構成する絶縁伸縮材料の厚みを薄くしながら且つ
その表面積を大きくすることができ、これにより電極部
に電圧を印加することで、筒状立体構造の半径方向の寸
法が収縮し且つ軸方向に伸張するような力を発生させる
ことが可能となり、しかも二次元構造の場合と比べて、
筒状立体構造の末端部分も機械的仕事に有効に作用する
という利点があり、また二次元構造で必要とされる末端
部分のほつれ対策も不要となる。さらに筒状立体構造と
することで、電極部の比表面積が高く、低電圧で高い伸
縮・発生力が得られるものである。
【0047】また請求項6記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上記紐状アクチュエータ部を螺旋状に
巻いて螺旋立体構造に構成したので、伸縮部を構成する
絶縁伸縮材料の厚みを薄くしながら且つその表面積を大
きくすることができ、しかも電極部への電圧印加によっ
て螺旋立体構造をその半径方向に膨張・収縮させること
が可能となり、また螺旋立体構造とすることで、電極部
の比表面積が高く、低電圧で高い伸縮・発生力が得られ
るものである。
【0048】また請求項7記載の発明は、請求項1乃至
請求項6のいずれかに記載の効果に加えて、上記筒状の
伸縮部の内側に配置される電極部を筒状にして、紐状ア
クチュエータ部の中心に中空部を設けたので、筒状の伸
縮部の内側に配置される電極部を筒状にすることで、伸
縮部の電極部の比表面積を増やすことができ、低電圧で
高い伸縮・発生力が得られるものである。
【0049】また請求項8記載の発明は、請求項1乃至
請求項6のいずれかに記載の効果に加えて、上記筒状の
伸縮部の内側に導電性伸縮材料を隙間なく充填したの
で、紐状アクチュエータ部の中心部が導電性伸縮材料か
らなる電極部で充填されることとなり、紐状アクチュエ
ータ部の中心部に中空部を設けた構造と比較して、紐状
アクチュエータ部の外径寸法を小さくでき、一層の小型
化を図ることができる。
【0050】また請求項9記載の発明は、請求項1乃至
請求項8のいずれかに記載の効果に加えて、上記紐状ア
クチュエータ部における伸縮部の外側に配置される電極
部の表面を電気絶縁膜にて被覆したので、外側の電極部
の表面が電気的に絶縁されていることで、アクチュエー
タ部を編目などの構造にしたとき、クロス部での短絡等
の心配がなくなる。
【0051】また請求項10記載の発明は、シート状の
絶縁伸縮材料からなる伸縮部と、伸縮部の両面に各々配
置される導電性伸縮材料からなる柔軟電極部と、柔軟電
極部に電圧を印加制御するための制御部とを備えた電歪
アクチュエータにおいて、上記伸縮部を構成する絶縁伸
縮材料の表面に複数個の柔軟電極部を設けることでシー
ト状アクチュエータ部を構成したので、つまり柔軟電極
部はシート状の伸縮部の全面に設けられるのではなく、
複数箇所に柔軟電極部が配置されるため、柔軟電極部が
存在しない部分では伸縮量が大幅に向上し、絶縁伸縮材
料の表面積を大きくすることなく、伸縮・発生力の増大
化を図ることができ、伸縮量の増加と小型化との両方を
容易に実現できる。しかも柔軟電極部の電極パターンを
適宜設定変更することで電圧印加時にシート状アクチュ
エータ部を縦横に等倍率で拡大させたり、或いは一方向
のみに拡大させたりすることが可能となり、用途に合わ
せて伸縮方向が異なる電歪アクチュエータを容易に生成
できるものである。
【0052】また請求項11記載の発明は、請求項10
記載の効果に加えて、上記シート状アクチュエータ部に
複数個の貫通穴を穿設したので、メッシュ構造のシート
状アクチュエータ部を編み工程無しで低コストで容易に
生成できるものである。
【0053】また請求項12記載の発明は、請求項10
記載の効果に加えて、上記シート状アクチュエータ部の
柔軟電極部を編目状パターンに形成したので、メッシュ
構造のシート状アクチュエータ部を編み工程無しで低コ
ストで容易に生成できるものである。
【0054】また請求項13記載の発明は、請求項10
記載の効果に加えて、上記シート状アクチュエータ部の
表面に絶縁伸縮材料をコーティングし、その上に柔軟電
極部をパターン形成する工程によってシート状アクチュ
エータ部が複数層形成されているので、絶縁伸縮材料を
コーティングし、その上に柔軟電極部をパターン形成す
る工程を繰り返すことで、複数層のシート状アクチュエ
ータ部を容易に生成できるようになり、また複数層のシ
ート状アクチュエータ部を積層一体化することで、シー
ト状アクチュエータ部の伸縮・発生力を更に高めること
ができるものである。
【0055】また請求項14記載の発明は、請求項10
記載の効果に加えて、上記シート状アクチュエータ部を
筒状立体構造に構成したので、伸縮部を構成する絶縁伸
縮材料の厚みを薄くしながら且つその表面積を大きくす
ることができ、これにより柔軟電極部に電圧を印加する
ことで、筒状立体構造の半径方向の寸法が収縮し且つ軸
方向に伸張するような力を発生させることができる。し
かも二次元構造の場合と比べて、筒状立体構造の末端部
分も機械的仕事に有効に作用するという利点があり、ま
た二次元構造で必要とされる末端部分のほつれ対策も不
要となる。さらに筒状立体構造とすることで、柔軟電極
部の比表面積が高く、低電圧で高い伸縮・発生力が得ら
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す紐状アクチュエ
ータ部の一部斜視図である。
【図2】同上の紐状アクチュエータ部と制御部との接続
状態の説明図である。
【図3】(a)は同上の紐状アクチュエータ部の電圧未
印加時、(b)は電圧印加時の動作状態の説明図であ
る。
【図4】同上の紐状アクチュエータ部の電極部にリード
線を接続する部分の断面図である。
【図5】同上の紐状アクチュエータ部の生成プロセスの
説明図である。
【図6】(a)(b)は同上の紐状アクチュエータ部を
編目構造とした場合の電圧未印加時と電圧印加時との動
作状態の説明図である。
【図7】(a)は同上の紐状アクチュエータ部をメリヤ
ス編みにした場合における電圧印加時の優先的動作の説
明図、(b)は図20の柔軟電極部が網目状パターンの
場合の電圧印加時の優先的動作を説明する参考図であ
る。
【図8】同上の紐状アクチュエータ部の他例の斜視図で
ある。
【図9】同上の紐状アクチュエータ部の更に他例の斜視
図である。
【図10】(a)(b)は同上の紐状アクチュエータ部
を複数本束ねた状態の斜視図、及び断面図である。
【図11】(a)は同上の紐状アクチュエータ部をメリ
ヤス編みにした場合の説明図、(b)は(a)のイ部の
拡大図である。
【図12】同上の網目構造を有する紐状アクチュエータ
部を筒状立体構造に構成した場合を示し、左側は電圧未
印加時の状態を示し、右側は電圧印加時の拡大状態を示
す図である。
【図13】図12のロ部の拡大図である。
【図14】同上の紐状アクチュエータ部を螺旋立体構造
に構成した場合を示し、(a)は電圧未印加時の状態を
示し、(b)は電圧印加時の拡大状態を示す図である。
【図15】図14のハ部の拡大図である。
【図16】本発明の他の実施形態を示し、(a)はシー
ト状アクチュエータ部の正面図、(b)は側面図であ
る。
【図17】同上のシート状アクチュエータ部と制御部と
の接続状態の説明図である。
【図18】(a)は同上の紐状アクチュエータ部をメッ
シュ編みにした場合における電圧印加時の優先的動作の
説明図、(b)は同上の紐状アクチュエータ部をメリヤ
ス編みにした場合における電圧印加時の優先的動作の説
明図である。
【図19】同上の隣り合う柔軟電極部間を細い電極パタ
ーンでつないだ場合の説明図である。
【図20】(a)は同上のシート状の伸縮部の斜視図、
(b)は同上の伸縮部の表面に設けられる柔軟電極部の
電極パターンの一例を説明する斜視図である。
【図21】(a)〜(c)は柔軟電極部の異なる電極パ
ターンとその優先的動作の方向とを説明する説明図であ
る。
【図22】同上のシート状アクチュエータ部と制御部の
接続状態の説明図である。
【図23】同上のシート状アクチュエータ部に複数個の
貫通穴を設けた場合を示し、左側は電圧未印加時の状態
を示し、右側は電圧印加時の拡大状態を示す図である。
【図24】(a)は同上の1層のシート状アクチュエー
タ部の斜視図、(b)は複数層のシート状アクチュエー
タ部の斜視図である。
【図25】同上の複数層の柔軟電極部の接続状態を説明
する回路図である。
【図26】(a)〜(d)は同上の複数層のシート状ア
クチュエータ部の生成プロセスを説明する平面図であ
る。
【図27】(a)〜(d)は同上の複数層のシート状ア
クチュエータ部の生成プロセスを説明する側面断面図で
ある。
【図28】同上のシート状アクチュエータ部を筒状立体
構造に構成した場合を示し、(a)は電圧未印加時の状
態を示し、(b)は電圧印加時の拡大状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B 電歪アクチュエータ 2A 紐状アクチュエータ部 2B シート状アクチュエータ部 3A,3B 伸縮部 4A 電極部 4B 柔軟電極部 5 制御部 6 電気絶縁膜 7 貫通穴 36 中空部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁伸縮材料からなる伸縮部と、伸縮部
    の両面に各々配置される導電性伸縮材料からなる電極部
    と、電極部に電圧を印加制御するための制御部とを備え
    た電歪アクチュエータにおいて、上記絶縁伸縮材料から
    なる伸縮部を筒状に形成すると共に該筒状の伸縮部の内
    外両面に導電性伸縮材料からなる電極部を各々配置する
    ことで紐状アクチュエータ部を構成したことを特徴とす
    る電歪アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 上記紐状アクチュエータ部を編目状に編
    んで編目構造を構成したことを特徴とする請求項1記載
    の電歪アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 上記紐状アクチュエータ部が複数本束ね
    られていることを特徴とする請求項1記載の電歪アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】 上記紐状アクチュエータ部を少なくとも
    2本以上束ねた状態で編目状に編んで編目構造を構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の電歪アクチュエー
    タ。
  5. 【請求項5】 上記編目構造を有する紐状アクチュエー
    タ部を筒状立体構造に構成したことを特徴とする請求項
    2又は請求項4記載の電歪アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 上記紐状アクチュエータ部を螺旋状に巻
    いて螺旋立体構造に構成したことを特徴とする請求項1
    記載の電歪アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 上記筒状の伸縮部の内側に配置される電
    極部を筒状にして、紐状アクチュエータ部の中心部に中
    空部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の電歪アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 上記筒状の伸縮部の内側に導電性伸縮材
    料を隙間なく充填したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項6のいずれかに記載の電歪アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 上記紐状アクチュエータ部における伸縮
    部の外側に配置される電極部の表面を電気絶縁膜にて被
    覆したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    かに記載の電歪アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 シート状の絶縁伸縮材料からなる伸縮
    部と、伸縮部の両面に各々配置される導電性伸縮材料か
    らなる柔軟電極部と、柔軟電極部に電圧を印加制御する
    ための制御部とを備えた電歪アクチュエータにおいて、
    上記伸縮部を構成する絶縁伸縮材料の表面に複数個の柔
    軟電極部を設けることでシート状アクチュエータ部を構
    成したことを特徴とする電歪アクチュエータ。
  11. 【請求項11】 上記シート状アクチュエータ部に複数
    個の貫通穴を穿設したことを特徴とする請求項10記載
    の電歪アクチュエータ。
  12. 【請求項12】 上記シート状アクチュエータ部の柔軟
    電極部を編目状パターンに形成したことを特徴とする請
    求項10記載の電歪アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 上記シート状アクチュエータ部の表面
    に絶縁伸縮材料をコーティングし、その上に柔軟電極部
    をパターン形成する工程によってシート状アクチュエー
    タ部が複数層形成されていることを特徴とする請求項1
    0記載の電歪アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 上記シート状アクチュエータ部を筒状
    立体構造に構成したことを特徴とする請求項10記載の
    電歪アクチュエータ。
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