JP2003229273A - 有機電界発光素子 - Google Patents

有機電界発光素子

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JP2003229273A
JP2003229273A JP2002025736A JP2002025736A JP2003229273A JP 2003229273 A JP2003229273 A JP 2003229273A JP 2002025736 A JP2002025736 A JP 2002025736A JP 2002025736 A JP2002025736 A JP 2002025736A JP 2003229273 A JP2003229273 A JP 2003229273A
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Tsutomu Ishida
努 石田
Takehiko Shimamura
武彦 島村
Yoshimitsu Tanabe
良満 田辺
Masakatsu Nakatsuka
正勝 中塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光輝度が高く、さらに、発光寿命が長く、
耐久性に優れた有機電界発光素子を提供する。 【解決手段】 1対の電極基板間にアントラセン環とフ
ルオレン環が直接結合している炭化水素化合物と、アミ
ノ置換基を有する炭化水素化合物を含む層を少なくとも
一層挟持してなる有機電界発光素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機電界発光素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無機電界発光素子は、例えば、バ
ックライトなどのパネル型光源として使用されてきた
が、該発光素子を駆動させるには、交流の高電圧が必要
である。最近になり、発光材料に有機材料を用いた有機
電界発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子:有
機EL素子)が開発された[Appl.Phys.Lett.,51,913(19
87)]。有機電界発光素子は、発光機能を有する化合物を
含む薄膜を、陽極と陰極間に挟持された構造を有し、該
薄膜に電子および正孔(ホール)を注入して、再結合さ
せることにより励起子(エキシトン)を生成させ、この
励起子が失活する際に放出される光を利用して発光する
素子である。有機電界発光素子は、数V〜数十V程度の
直流の低電圧で、発光が可能であり、また蛍光性有機化
合物の種類を選択することにより種々の色(例えば、赤
色、青色、緑色)の発光が可能である。このような特徴
を有する有機電界発光素子は、種々の発光素子、表示素
子等への応用が期待されている。しかしながら、一般
に、発光輝度が低く、実用上十分ではない。
【0003】発光輝度を向上させる方法として、発光層
として、例えば、トリス(8−キノリノラート)アルミ
ニウムをホスト化合物、クマリン誘導体、ピラン誘導体
をゲスト化合物(ドーパント)として用いた有機電界発
光素子が提案されている[J.Appl.Phys.,65,3610(198
9)]。また、発光層の材料として、アントラセン誘導体
を用いた有機電界発光素子が提案されている(特開平8
−12600号公報、特開平11−111458号公
報)。また、発光層のゲスト化合物として、アントラセ
ン誘導体を用いた有機電界発光素子が提案されている
(特開平10−36832号公報、特開平10−294
179号公報)。
【0004】しかしながら、これらの発光素子も充分な
発光輝度、発光寿命を有しているとは言い難い。
【0005】また、青〜青紫発光を得る素子として例え
ば、アントラセン結晶を用いる方法〔j.chem.phys..44.
2902(1966)〕、縮合多環芳香族化合物を真空蒸着法によ
り薄膜形成して用いる方法〔thin Solid Films,99,17
1(1982)〕、芳香族ジメチリデン化合物を用いて発光層
を形成する方法(特開平3−231970号公報)、ア
ミノ置換基を有する芳香族ジメチリデン化合物を使用し
て発光層を形成する方法(特開平5−17765号公
報)等が報告されている。しかしながら、これらの方法
を用いた有機電界発光素子もまだ、十分な発光輝度、発
光寿命を有しているとは言い難い。現在では、一層高輝
度、長寿命に発光する有機電界発光素子が望まれてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、発光
効率に優れ、高輝度、長寿命に発光する有機電界発光素
子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、有機電界
発光素子に関して鋭意検討した結果、本発明を完成する
に到った。すなわち本発明は、 1対の電極基板間にアントラセン環とフルオレン環
が直接結合している炭化水素化合物と、アミノ置換基を
有する炭化水素化合物を含む層を少なくとも一層挟持し
てなる有機電界発光素子。 アントラセン環とフルオレン環が直接結合している
炭化水素化合物が、一般式(1)で表される炭化水素化
合物である記載の有機電界発光素子。
【0008】 X1−(F1)j−(A1)k−(F2)l−(A2)m−(F3)n−X2 (1) 〔式中、A1およびA2はそれぞれ独立に、置換または未
置換のアントラセンジイル基を表し、F1、F2およびF
3はそれぞれ独立に、置換または未置換のフルオレンジ
イル基を表し、X1およびX2はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基、あるいは、置換または未置換のア
ラルキル基、を表し、j、mおよびnは0または1を表
し、kおよびlは1または2を表し、Kが2であるときA1
どうしは同一でも異なるものであってもよく、lが2で
あるときF 2どうしは同一でも異なるものであってもよ
い〕
【0009】 一般式(1)で表される炭化水素化合
物が一般式(A)(化7)、一般式(B)(化8)およ
び一般式(C)(化9)から選ばれる化合物である記
載の有機電界発光素子。
【0010】
【化7】
【0011】〔式中R21およびR22はそれぞれ独立に、
水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換ま
たは未置換のアリール基、あるいは置換または未置換の
アラルキル基を表し、X210〜X224はそれぞれ独立に、
水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアル
キル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるい
は置換または未置換のアリール基を表す、但、R21、R
22およびX210〜X224はアントリル基およびフルオレニ
ル基ではない〕
【0012】
【化8】
【0013】〔式中、R31〜R34はそれぞれ独立に、水
素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換また
は未置換のアリール基、あるいは置換または未置換のア
ラルキル基を表し、X301〜X322はそれぞれ独立に、水
素原子、ハロゲン原子、直鎖または分岐または環状状ア
ルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ある
いは置換または未置換のアリール基を表す。但、R31
34およびX301〜X322はアントリル基およびフルオレ
ニル基ではない〕
【0014】
【化9】
【0015】〔式中、R41およびR42はそれぞれ独立
に、水素原子、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル基、
置換または未置換のアリール基、あるいは置換または未
置換のアラルキル基を表し、X401〜X416はそれぞれ独
立に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状
のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、
あるいは置換または未置換のアリール基を表す。但、R
41、R42、およびX401〜X416はアントリル基およびフ
ルオレニル基ではない〕
【0016】 アミノ置換基を有する炭化水素化合物
が以下の一般式(a)(化10)、一般式(b)(化1
1)または一般式(c)(化12)から選ばれる化合物
である、乃至のいずれかに記載の有機電界発光素
子。
【0017】
【化10】
【0018】〔式中、A11およびA12は水素原子、置換
または未置換のアリール基、置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、A11およびA12の少な
くとも一方は置換または未置換のアミノ基または含窒素
複素環基を表し、該アミノ基または含窒素複素環基は、
置換しているベンゼン環とともに含窒素複素環を形成し
ていてもよく、Z101〜Z116はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基、置換または未置換のアリールオキ
シ基、置換または未置換のアリールチオ基、置換または
未置換のアラルキル基を表し、p11およびp 12は0また
は1を表す〕
【0019】
【化11】
【0020】〔式中、A21およびA22は水素原子、置換
または未置換のアリール基、置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、A21およびA22の少な
くとも一方は置換または未置換のアミノ基または含窒素
複素環基を表し、該アミノ基または含窒素複素環基は、
置換しているベンゼン環と共に含窒素複素環を形成して
いてもよく、Z201〜Z220はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基を表し、R51〜R54は水素原子、直
鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換の
アリール基、置換または未置換のアラルキル基を表し、
21は0または1を表す〕
【0021】
【化12】
【0022】〔式中、A31およびA32は水素原子、置換
または未置換のアリール基、置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、A31およびA32の少な
くとも一方は置換または未置換のアミノ基または含窒素
複素環基を表し、該アミノ基または含窒素複素環基は、
置換しているベンゼン環と共に含窒素複素環を形成して
いてもよく、Z31〜Z38はそれぞれ独立に、水素原子、
ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または未置換
のアリール基、置換または未置換のアリールオキシ基、
置換または未置換のアリールチオ基、置換または未置換
のアラルキル基を表し、Ar1は2価の芳香族基を表
し、R61およびR62は水素原子、直鎖、分岐または環状
のアルキル基、置換または未置換のアリール基を表し、
31は0または1を表す〕
【0023】 アントラセン環とフルオレン環が直接
結合している炭化水素化合物と、アミノ置換基を有する
炭化水素化合物を含む層が発光層である乃至のいず
れかに記載の有機電界発光素子。 アントラセン環とフルオレン環が直接結合している
炭化水素化合物と、アミノ置換基を有する炭化水素化合
物の重量比が10:1〜100:1である乃至のい
ずれかに記載の有機電界発光素子。 1対の電極間にさらに正孔注入輸送層を有する乃
至のいずれかに記載の有機電界発光素子 1対の電極間にさらに、電子注入輸送層を有する請
求項乃至のいずれかに記載の有機電界発光素子。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して、詳細に説
明する。
【0025】本発明は、1対の電極基板間にアントラセ
ン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素化合物
とアミノ置換基を有する炭化水素化合物を含む層を少な
くとも一層挟持してなる有機電界発光素子に関する。
【0026】本発明に係るアントラセン環とフルオレン
環が直接結合している炭化水素化合物は、重合体を含む
ものではなく、好ましくは、分子量2000以下の化合
物であり、より好ましくは、分子量1000以下の化合
物である。
【0027】本発明に係るアントラセン環とフルオレン
環が直接結合している炭化水素化合物は、好ましくは、
フルオレン環が9位以外の位置でアントラセン環に結合
している化合物であり、より好ましくは、一般式(1)
で表される化合物である。
【0028】 X1−(F1)j−(A1)k−(F2)l−(A2)m−(F3)n−X2 (1) (式中、A1およびA2はそれぞれ独立に、置換または未
置換のアントラセンジイル基を表し、F1、F2およびF
3はそれぞれ独立に、置換または未置換のフルオレンジ
イル基を表し、X1およびX2はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基、あるいは置換または未置換アラル
キル基を表し、j、mおよびnは0または1を表し、kおよ
びlは1または2を表し、kが2であるときA1同士は同
一でも異なるものであってもよく、lが2であるときF2
同士は同一でも異なるものであってもよい。)
【0029】一般式(1)で表される化合物において、
1およびX2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原
子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐ま
たは環状のアルコキシ基、置換または未置換のアリール
基、あるいは置換または未置換アラルキル基を表す。
【0030】尚、アリール基とは、フェニル基、ナフチ
ル基などの炭素環式芳香族基、フリル基、チエニル基、
ピリジル基などの複素環式芳香族基を表す。
【0031】また、一般式(1)で表される化合物にお
いて、X1およびX2のアリール基およびアラルキル基は
置換基を有していてもよく、ハロゲン原子、炭素数1〜
16の直鎖、分岐または環状のアルキル基、炭素数1〜
16の直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、炭素数3
〜25のアリール基、炭素数5〜16のアラルキル基な
どの置換基で単置換あるいは多置換されていてもよい。
【0032】X1およびX2は、好ましくは、水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜16の直鎖、分岐または環状
のアルキル基、炭素数1〜16の直鎖、分岐または環状
のアルコキシ基、炭素数6〜25の置換または未置換の
炭素環式芳香族基、炭素数3〜25の置換または未置換
の複素環式芳香族基、あるいは炭素数5〜16の置換ま
たは未置換アラルキル基であり、より好ましくは、水素
原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10の直鎖、分岐また
は環状のアルキル基、炭素数1〜10の直鎖、分岐また
は環状のアルコキシ基、炭素数6〜12の置換または未
置換の炭素環式芳香族基、炭素数4〜12の置換または
未置換の複素環式芳香族基、あるいは炭素数7〜12の
置換または未置換アラルキル基であり、さらに好ましく
は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の直鎖、分
岐または環状のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖、分岐
または環状のアルコキシ基、炭素数6〜10の置換また
は未置換の炭素環式芳香族基、炭素数4〜10の置換ま
たは未置換の複素環式芳香族基、あるいは炭素数7〜1
0の置換または未置換アラルキル基である。
【0033】X1およびX2の具体例としては、水素原
子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t
ert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネ
オペンチル基、tert−ペンチル基、シクロペンチル基、
n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、4−メチル−
2−ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2−エチ
ルブチル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、1−
メチルヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、4−tert
−ブチルシクロヘキシル基、n−ヘプチル基、シクロヘ
プチル基、n−オクチル基、シクロオクチル基、tert−
オクチル基、1−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシ
ル基、2−プロピルペンチル基、n−ノニル基、2,2
−ジメチルヘプチル基、2,6−ジメチル−4−ヘプチ
ル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−デシル
基、n−ウンデシル基、1−メチルデシル基、n−ドデ
シル基、n−トリデシル基、1−ヘキシルヘプチル基、
n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサ
デシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、
n−エイコシル基などの直鎖、分岐または環状のアルキ
ル基、
【0034】メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペ
ンチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、n−ヘキシ
ルオキシ基、3,3−ジメチルブチルオキシ基、2−エ
チルブチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n−ヘ
プチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エチルヘ
キシルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキ
シ基、n−ウンデシルオキシ基、n−ドデシルオキシ
基、n−トリデシルオキシ基、n−テトラデシルオキシ
基、n−ペンタデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキ
シ基、n−ヘプタデシルオキシ基、n−オクタデシルオ
キシ基、n−エイコシルオキシ基などの直鎖、分岐また
は環状のアルコキシ基、
【0035】フェニル基、4−メチルフェニル基、3−
メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、4−エチル
フェニル基、3−エチルフェニル基、2−エチルフェニ
ル基、4−n−プロピルフェニル基、4−イソプロピル
フェニル基、2−イソプロピルフェニル基、4−n−ブ
チルフェニル基、4−イソブチルフェニル基、4−sec
−ブチルフェニル基、2−sec−ブチルフェニル基、4
−tert−ブチルフェニル基、3−tert−ブチルフェニル
基、2−tert−ブチルフェニル基、4−n−ペンチルフ
ェニル基、4−イソペンチルフェニル基、4−ネオペン
チルフェニル基、4−tert−ペンチルフェニル基、4−
n−ヘキシルフェニル基、4−(2’−エチルブチル)
フェニル基、4−n−ヘプチルフェニル基、4−n−オ
クチルフェニル基、4−(2’−エチルヘキシル)フェ
ニル基、4−n−ノニルフェニル基、4−n−デシルフ
ェニル基、4−n−ウンデシルフェニル基、4−n−ド
デシルフェニル基、4−n−テトラデシルフェニル基、
4−シクロヘキシルフェニル基、4−(4’−メチルシ
クロヘキシル)フェニル基、4−(4’−tert−ブチル
シクロヘキシル)フェニル基、3−シクロヘキシルフェ
ニル基、2−シクロヘキシルフェニル基、2,3−ジメ
チルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,5
−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、
3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニ
ル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,3,
5,6−テトラメチルフェニル基、2,4−ジエチルフ
ェニル基、2,6−ジエチルフェニル基、2,5−ジイ
ソプロピルフェニル基、2,6−ジイソプロピルフェニ
ル基、2,6−ジイソブチルフェニル基、2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル基、2,5−ジ−tert−ブチルフ
ェニル基、4,6−ジ−tert−ブチル−2−メチルフェ
ニル基、5−tert−ブチル−2−メチルフェニル基、4
−tert−ブチル−2,6−ジメチルフェニル基、1−ナ
フチル基、2−ナフチル基、1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−5−ナフチル基、1,2,3,4−テトラヒドロ
−6−ナフチル基、4−エチル−1−ナフチル基、6−
n−ブチル−2−ナフチル基、5−インダニル基、
【0036】4−メトキシフェニル基、3−メトキシフ
ェニル基、2−メトキシフェニル基、4−エトキシフェ
ニル基、3−エトキシフェニル基、2−エトキシフェニ
ル基、4−n−プロピルオキシフェニル基、3−n−プ
ロピルオキシフェニル基、4−イソプロピルオキシフェ
ニル基、2−イソプロピルオキシフェニル基、4−n−
ブチルオキシフェニル基、4−イソブチルオキシフェニ
ル基、2−sec−ブチルオキシフェニル基、4−n−ペ
ンチルオキシフェニル基、4−イソペンチルオキシフェ
ニル基、2−イソペンチルオキシフェニル基、4−ネオ
ペンチルオキシフェニル基、2−ネオペンチルオキシフ
ェニル基、4−n−ヘキシルオキシフェニル基、4−
(2’−エチルブチル)オキシフェニル基、4−n−ヘ
プチルオキシフェニル基、4−n−オクチルオキシフェ
ニル基、4−n−ノニルオキシフェニル基、4−n−デ
シルオキシフェニル基、4−n−ウンデシルオキシフェ
ニル基、4−n−ドデシルオキシフェニル基、4−n−
テトラデシルオキシフェニル基、4−シクロヘキシルオ
キシフェニル基、2−シクロヘキシルオキシフェニル
基、2,3−ジメトキシフェニル基、2,4−ジメトキ
シフェニル基、2,5−ジメトキシフェニル基、3,4
−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル
基、3,5−ジエトキシフェニル基、2−メトキシ−4
−メチルフェニル基、2−メトキシ−5−メチルフェニ
ル基、2−メチル−4−メトキシフェニル基、3−メチ
ル−4−メトキシフェニル基、3−メチル−5−メトキ
シフェニル基、2−メトキシ−1−ナフチル基、4−メ
トキシ−1−ナフチル基、4−n−ブチルオキシ−1−
ナフチル基、5−エトキシ−1−ナフチル基、6−メト
キシ−2−ナフチル基、6−エトキシ−2−ナフチル
基、6−n−ブチルオキシ−2−ナフチル基、6−n−
ヘキシルオキシ−2−ナフチル基、7−メトキシ−2−
ナフチル基、7−n−ブチルオキシ−2−ナフチル基、
4−フェニルフェニル基、3−フェニルフェニル基、2
−フェニルフェニル基、4−(4’−メチルフェニル)
フェニル基、4−(3’−メチルフェニル)フェニル
基、4−(4’−エチルフェニル)フェニル基、4−
(4’−イソプロピルフェニル)フェニル基、4−
(4’−tert−ブチルフェニル)フェニル基、4−
(4’−n−ヘキシルフェニル)フェニル基、4−
(4’−n−オクチルフェニル)フェニル基、4−
(4’−メトキシフェニル)フェニル基、4−(4’−
n−ブチルオキシフェニル)フェニル基、2−(2’−
メトキシフェニル)フェニル基、4−(4’−クロロフ
ェニル)フェニル基、3−メチル−4−フェニルフェニ
ル基、3−メトキシ−4−フェニルフェニル基、9−フ
ェニル−2−フルオレニル基、9,9−ジフェニル−2
−フルオレニル基、9−メチル−9−フェニル−2−フ
ルオレニル基、9−エチル−9−フェニル−2−フルオ
レニル基、4−フルオロフェニル基、3−フルオロフェ
ニル基、2−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル
基、3−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、4
−ブロモフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−トリ
フルオロメチルフェニル基、2,3−ジフルオロフェニ
ル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフル
オロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,
4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニ
ル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロ
フェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジ
クロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,
5−ジブロモフェニル基、2,4,6−トリクロロフェ
ニル基、2−フルオロ−4−メチルフェニル基、2−フ
ルオロ−5−メチルフェニル基、3−フルオロ−2−メ
チルフェニル基、3−フルオロ−4−メチルフェニル
基、2−メチル−4−フルオロフェニル基、2−メチル
−5−フルオロフェニル基、3−メチル−4−フルオロ
フェニル基、2−クロロ−4−メチルフェニル基、2−
クロロ−5−メチルフェニル基、2−クロロ−6−メチ
ルフェニル基、3−クロロ−4−メチルフェニル基、2
−メチル−3−クロロフェニル基、2−メチル−4−ク
ロロフェニル基、3−メチル−4−クロロフェニル基、
2−クロロ−4,6−ジメチルフェニル基、2,4−ジ
クロロ−1−ナフチル基、1,6−ジクロロ−2−ナフ
チル基、2−メトキシ−4−フルオロフェニル基、3−
メトキシ−4−フルオロフェニル基、2−フルオロ−4
−メトキシフェニル基、2−フルオロ−4−エトキシフ
ェニル基、2−フルオロ−6−メトキシフェニル基、3
−フルオロ−4−メトキシフェニル基、3−フルオロ−
4−エトキシフェニル基、2−クロロ−4−メトキシフ
ェニル基、3−クロロ−4−メトキシフェニル基、2−
メトキシ−5−クロロフェニル基、3−メトキシ−4−
クロロフェニル基、3−メトキシ−6−クロロフェニル
基、5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル基などの
置換または未置換の炭素環式芳香族基、
【0037】4−キノリル基、3−キノリル基、4−メ
チル−2−キノリル基、4−ピリジル基、3−ピリジル
基、2−ピリジル基、4−メチル−2−ピリジル基、5
−メチル−2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジル
基、6−フルオロ−3−ピリジル基、6−メトキシ−3
−ピリジル基、6−メトキシ−2−ピリジル基、3−フ
リル基、2−フリル基、3−チエニル基、2−チエニル
基,4−メチル−3−チエニル基、5−メチル−2−チ
エニル基、3−メチル−2−チエニル基、2−オキサゾ
リル基、2−チアゾリル基、2−ベンゾオキサゾリル
基、2−ベンゾチアゾリル基、2−ベンゾイミダゾリル
基などの置換または未置換の複素環式芳香族基、
【0038】ベンジル基、フェネチル基、α−メチルベ
ンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、1−ナフチル
メチル基、2−ナフチルメチル基、フルフリル基、2−
メチルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチル
ベンジル基、4−エチルベンジル基、4−イソプロピル
ベンジル基、4−tert−ブチルベンジル基、4−n−ヘ
キシルベンジル基、4−n−ノニルベンジル基、3,4
−ジメチルベンジル基、3−メトキシベンジル基、4−
メトキシベンジル基、4−エトキシベンジル基、4−n
−ブチルオキシベンジル基、4−n−ヘキシルオキシベ
ンジル基、4−n−ノニルオキシベンジル基、3−フル
オロベンジル基、4−フルオロベンジル基、2−クロロ
ベンジル基、4−クロロベンジル基などの置換または未
置換のアラルキル基などを挙げることができる。
【0039】一般式(1)で表される化合物において、
1およびA2はそれぞれ独立に、置換または未置換のア
ントラセンジイル基を表し、F1、F2およびF3はそれ
ぞれ独立に、置換または未置換のフルオレンジイル基を
表す。
【0040】A1、A2、F1、F2およびF3が置換基を
有する場合の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、
直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または
環状のアルコキシ基、置換または未置換のアリール基、
あるいは置換または未置換のアラルキル基が挙げられ
る。
【0041】尚、アリール基とは、フェニル基、ナフチ
ル基などの炭素環式芳香族基、フリル基、チエニル基、
ピリジル基などの複素環式芳香族基を表す。
【0042】A1、A2、F1、F2およびF3が置換基を
有する場合の置換基の具体例としては、X1およびX2
具体例として挙げたハロゲン原子、直鎖、分岐または環
状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ
基、置換または未置換の炭素環式芳香族基、置換または
未置換の複素環式芳香族基、あるいは置換または未置換
のアラルキル基を挙げることができる。
【0043】A1およびA2は、例えば、置換または未置
換のアントラセン−1,4−ジイル基、置換または未置
換のアントラセン−1,5−ジイル基、置換または未置
換のアントラセン−1,8−ジイル基、置換または未置
換のアントラセン−1,9−ジイル基、置換または未置
換のアントラセン−1,10−ジイル基、置換または未
置換のアントラセン−2,3−ジイル基、置換または未
置換のアントラセン−2,6−ジイル基、置換または未
置換のアントラセン−2,7−ジイル基、置換または未
置換のアントラセン−2,9−ジイル基、置換または未
置換のアントラセン−2,10−ジイル基、置換または
未置換のアントラセン−9,10−ジイル基であり、好
ましくは、置換または未置換のアントラセン−1,4−
ジイル基、置換または未置換のアントラセン−1,5−
ジイル基、置換または未置換のアントラセン−2,6−
ジイル基、置換または未置換のアントラセン−2,7−
ジイル基、置換または未置換のアントラセン−9,10
−ジイル基であり、より好ましくは、置換または未置換
のアントラセン−9,10−ジイル基である。
【0044】F1、F2およびF3は、例えば、置換また
は未置換のフルオレン−1,3−ジイル基、置換または
未置換のフルオレン−1,6−ジイル基、置換または未
置換のフルオレン−1,7−ジイル基、置換または未置
換のフルオレン−1,8−ジイル基、置換または未置換
のフルオレン−2,6−ジイル基、置換または未置換の
フルオレン−2,7−ジイル基、置換または未置換のフ
ルオレン−3,6−ジイル基であり、好ましくは、置換
または未置換のフルオレン−1,6−ジイル基、置換ま
たは未置換のフルオレン−1,7−ジイル基、置換また
は未置換のフルオレン−1,8−ジイル基、置換または
未置換のフルオレン−2,6−ジイル基、置換または未
置換のフルオレン−2,7−ジイル基、置換または未置
換のフルオレン−3,6−ジイル基であり、より好まし
くは、、置換または未置換のフルオレン−1,8−ジイ
ル基、置換または未置換のフルオレン−2,7−ジイル
基、置換または未置換のフルオレン−3,6−ジイル基
であり、さらに好ましくは、置換または未置換のフルオ
レン−2,7−ジイル基である。
【0045】一般式(1)で表される化合物において、
j、mおよびnは0または1を表し、kおよびlは1ま
たは2を表す。また、kが2であるとき、A1どうしは
同一でも異なるものであってもよく、lが2であるとき
2どうしは同一でも異なるものであってもよい。好ま
しくは、kが1である、jおよびnが0であり、lが1
であり、k+mが2である、j+l+nが2であり、kが1
であり、mが0である、およびj、mおよびnが0であ
り、kおよびlが1である場合を挙げることができる。
【0046】一般式(1)で表される化合物は、j、k、
l、mおよびnの値により以下の構造に大別することがで
きる。 X1−A1−F2−X2 (1a) X1−F1−A1−F2−X2 (1b) X1−A1−F2−A2−X2 (1c) X1−A1−F2−F2−X2 (1d) X1−A1−A1−F2−X2 (1e) X1−F1−A1−F2−A2−X2 (1f) X1−F1−A1−F2−F2−X2 (1g) X1−F1−A1−A1−F2−X2 (1h) X1−A1−F2−F2−A2−X2 (1i) X1−A1−A1−F2−A2−X2 (1j) X1−A1−A1−F2−F2−X2 (1k) X1−A1−F2−F2−F3−X2 (1l) X1−F1−A1−F2−A2−F3−X2 (1m) X1−F1−A1−F2−F2−A2−X2 (1n) X1−F1−A1−A1−F2−A2−X2 (1o) X1−F1−A1−A1−F2−F2−X2 (1p) X1−A1−A1−F2−F2−A2−X2 (1q) X1−F1−A1−F2−F2−F3−X2 (1r) X1−A1−A1−F2−A1−F3−X2 (1s) X1−A1−A1−F2−F2−F3−X2 (1t) X1−F1−A1−A1−F2−F2−A2−X2 (1u) X1−F1−A1−F2−F2−A2−F3−X2 (1v) X1−F1−A1−A1−F2−A2−F3−X2 (1w) X1−F1−A1−A1−F2−F2−F3−X2 (1x) X1−A1−A1−F2−F2−A2−F3−X2 (1y) X1−F1−A1−A1−F2−F2−A2−F3−X2 (1z) 〔式中、A1、A2、F1、F2、F3、X1およびX2は一
般式(1)の場合と同じ意味を表す〕
【0047】これらの構造のうち、好ましくは、(1
a)、(1b)、(1c)、(1d)、(1f)、(1
g)、(1i)、(1l)、(1m)、(1n)、(1
r)、(1v)および(1y)で表される構造であり、
より好ましくは、(1a)、(1b)、(1c)、(1
f)、(1g)、(1i)、(1m)、および(1v)
で表される構造であり、さらに好ましくは、(1a)、
(1b)、(1c)および(1m)で表される構造であ
る。
【0048】さらに、一般式(1)で表される化合物の
好ましい形態としては、下記一般式(A)(化13)、
下記一般式(B)(化14)および下記一般式(C)
(化15)で表される化合物を挙げることができる。
【0049】
【化13】
【0050】(式中、R21およびR22はそれぞれ独立
に、水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換または未置換のアリール基、あるいは置換または未置
換のアラルキル基を表し、X201〜X224はそれぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状の
アルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基ある
いは置換または未置換のアリール基を表す。但し、
21、R22およびX201〜X224はアントリル基およびフ
ルオレニル基ではない。)
【0051】
【化14】
【0052】(式中、R31〜R34はそれぞれ独立に、水
素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換また
は未置換のアリール基、あるいは置換または未置換のア
ラルキル基を表し、X301〜X322はそれぞれ独立に、水
素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキ
ル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは
置換または未置換のアリール基を表す。但し、R31〜R
34およびX301〜X322はアントリル基およびフルオレニ
ル基ではない。)
【0053】
【化15】
【0054】(式中、R41およびR42はそれぞれ独立
に、水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換または未置換のアリール基、あるいは置換または未置
換のアラルキル基を表し、X401〜X416はそれぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状の
アルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あ
るいは置換または未置換のアリール基を表す。但し、R
41、R42およびX401〜X416はアントリル基およびフル
オレニル基ではない。)
【0055】一般式(A)、一般式(B)および一般式
(C)で表される化合物において、R21、R22、R31
34、R41およびR42はそれぞれ独立に、水素原子、直
鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換の
アリール基、あるいは置換または未置換のアラルキル基
を表す。但し、R21、R22、R31〜R34、R41およびR
42はアントリル基およびフルオレニル基ではない。尚、
アリール基とは、フェニル基、ナフチル基などの炭素環
式芳香族基、フリル基、チエニル基、ピリジル基などの
複素環式芳香族基を表す。
【0056】R21、R22、R31〜R34、R41およびR42
は、好ましくは、水素原子、炭素数1〜16の直鎖、分
岐または環状のアルキル基、炭素数6〜25の置換また
は未置換の炭素環式芳香族基、炭素数3〜25の置換ま
たは未置換の複素環式芳香族基、あるいは炭素数5〜1
6の置換または未置換アラルキル基であり、より好まし
くは、水素原子、炭素数1〜10の直鎖、分岐または環
状のアルキル基、炭素数6〜12の置換または未置換の
炭素環式芳香族基、炭素数4〜12の置換または未置換
の複素環式芳香族基、あるいは炭素数7〜12の置換ま
たは未置換アラルキル基であり、さらに好ましくは、水
素原子、炭素数1〜8の直鎖、分岐または環状のアルキ
ル基、炭素数6〜10の置換または未置換の炭素環式芳
香族基、炭素数4〜10の置換または未置換の複素環式
芳香族基、あるいは炭素数7〜10の置換または未置換
アラルキル基である。
【0057】R21、R22、R31〜R34、R41およびR42
の具体例としては、水素原子、またはX1およびX2の具
体例として挙げた直鎖、分岐または環状のアルキル基、
置換または未置換の炭素環式芳香族基、置換または未置
換の複素環式芳香族基、あるいは置換または未置換アラ
ルキル基を挙げることができる。
【0058】一般式(A)、一般式(B)および一般式
(C)で表される化合物において、X201〜X224、X
301〜X322およびX401〜X416はそれぞれ独立に、水素
原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基あるいは置換
または未置換のアリール基を表す。但し、X201
224、X301〜X322およびX401〜X416はアントリル
基およびフルオレニル基ではない。尚、アリール基と
は、フェニル基、ナフチル基などの炭素環式芳香族基、
フリル基、チエニル基、ピリジル基などの複素環式芳香
族基を表す。
【0059】X201〜X224、X301〜X322およびX401
〜X416は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、炭
素数1〜16の直鎖、分岐または環状のアルキル基、炭
素数1〜16の直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、
炭素数6〜25の置換または未置換の炭素環式芳香族
基、炭素数3〜25の置換または未置換の複素環式芳香
族基であり、より好ましくは、水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルキル
基、炭素数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルコキ
シ基、炭素数6〜12の置換または未置換の炭素環式芳
香族基、あるいは炭素数4〜12の置換または未置換の
複素環式芳香族基であり、さらに好ましくは、水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の直鎖、分岐または環
状のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖、分岐または環状
のアルコキシ基、炭素数6〜10の置換または未置換の
炭素環式芳香族基、あるいは炭素数4〜10の置換また
は未置換の複素環式芳香族基である。
【0060】X201〜X224、X301〜X322およびX401
〜X416の具体例としては、水素原子、またはX1および
X2の具体例として挙げたハロゲン原子、直鎖、分岐ま
たは環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコ
キシ基、置換または未置換の炭素環式芳香族基、置換ま
たは未置換の複素環式芳香族基を挙げることができる。
【0061】一般式(A)で表される化合物は、好まし
くは、X205およびX214が水素原子、ハロゲン原子、直
鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環
状のアルコキシ基、置換または未置換のアリール基であ
る化合物、およびX201、X2 04、X206、X209
210、X213、X215およびX218が水素原子、ハロゲン
原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐
または環状のアルコキシ基である化合物であり、より好
ましくは、X205およびX214が水素原子、ハロゲン原
子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐ま
たは環状のアルコキシ基、置換または未置換の複素環式
芳香族基である化合物である。
【0062】一般式(B)で表される化合物は、好まし
くは、X315、X318、X319およびX322が水素原子、ハ
ロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基である化合物であ
る。
【0063】一般式(C)で表される化合物は、好まし
くは、X405が水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐ま
たは環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコ
キシ基、あるいは置換または未置換のアリール基である
化合物、およびX401、X404、X406およびX409が水素
原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基である化合物
である。
【0064】本発明に係るアントラセン環とフルオレン
環が直接結合している炭化水素化合物の具体例として
は、例えば、以下の化合物(化16〜化153)を挙げ
ることができるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0065】
【化16】
【0066】
【化17】
【0067】
【化18】
【0068】
【化19】
【0069】
【化20】
【0070】
【化21】
【0071】
【化22】
【0072】
【化23】
【0073】
【化24】
【0074】
【化25】
【0075】
【化26】
【0076】
【化27】
【0077】
【化28】
【0078】
【化29】
【0079】
【化30】
【0080】
【化31】
【0081】
【化32】
【0082】
【化33】
【0083】
【化34】
【0084】
【化35】
【0085】
【化36】
【0086】
【化37】
【0087】
【化38】
【0088】
【化39】
【0089】
【化40】
【0090】
【化41】
【0091】
【化42】
【0092】
【化43】
【0093】
【化44】
【0094】
【化45】
【0095】
【化46】
【0096】
【化47】
【0097】
【化48】
【0098】
【化49】
【0099】
【化50】
【0100】
【化51】
【0101】
【化52】
【0102】
【化53】
【0103】
【化54】
【0104】
【化55】
【0105】
【化56】
【0106】
【化57】
【0107】
【化58】
【0108】
【化59】
【0109】
【化60】
【0110】
【化61】
【0111】
【化62】
【0112】
【化63】
【0113】
【化64】
【0114】
【化65】
【0115】
【化66】
【0116】
【化67】
【0117】
【化68】
【0118】
【化69】
【0119】
【化70】
【0120】
【化71】
【0121】
【化72】
【0122】
【化73】
【0123】
【化74】
【0124】
【化75】
【0125】
【化76】
【0126】
【化77】
【0127】
【化78】
【0128】
【化79】
【0129】
【化80】
【0130】
【化81】
【0131】
【化82】
【0132】
【化83】
【0133】
【化84】
【0134】
【化85】
【0135】
【化86】
【0136】
【化87】
【0137】
【化88】
【0138】
【化89】
【0139】
【化90】
【0140】
【化91】
【0141】
【化92】
【0142】
【化93】
【0143】
【化94】
【0144】
【化95】
【0145】
【化96】
【0146】
【化97】
【0147】
【化98】
【0148】
【化99】
【0149】
【化100】
【0150】
【化101】
【0151】
【化102】
【0152】
【化103】
【0153】
【化104】
【0154】
【化105】
【0155】
【化106】
【0156】
【化107】
【0157】
【化108】
【0158】
【化109】
【0159】
【化110】
【0160】
【化111】
【0161】
【化112】
【0162】
【化113】
【0163】
【化114】
【0164】
【化115】
【0165】
【化116】
【0166】
【化117】
【0167】
【化118】
【0168】
【化119】
【0169】
【化120】
【0170】
【化121】
【0171】
【化122】
【0172】
【化123】
【0173】
【化124】
【0174】
【化125】
【0175】
【化126】
【0176】
【化127】
【0177】
【化128】
【0178】
【化129】
【0179】
【化130】
【0180】
【化131】
【0181】
【化132】
【0182】
【化133】
【0183】
【化134】
【0184】
【化135】
【0185】
【化136】
【0186】
【化137】
【0187】
【化138】
【0188】
【化139】
【0189】
【化140】
【0190】
【化141】
【0191】
【化142】
【0192】
【化143】
【0193】
【化144】
【0194】
【化145】
【0195】
【化146】
【0196】
【化147】
【0197】
【化148】
【0198】
【化149】
【0199】
【化150】
【0200】
【化151】
【0201】
【化152】
【0202】
【化153】
【0203】本発明に係る化合物Aは、好ましくは、例
示化合物番号A−1〜A−60、B−1〜B−60、C
−1〜C−45、F−1〜F−40、G−1〜G−2
5、I−1〜I−45、およびM−1〜M−25で表さ
れる化合物であり、より好ましくは、例示化合物番号A
−1〜A−60、B−1〜B−60、C−1〜C−4
5、F−1〜F−40、I−1〜I−45、およびM−
1〜M−25で表される化合物であり、さらに好ましく
は、A−1〜A−60、B−1〜B−60、C−1〜C
−45、およびM−1〜M−25で表される化合物であ
る。
【0204】本発明に係るアントラセン環とフルオレン
環が直接結合している炭化水素化合物は、例えば、以下
の方法により製造することができる。すなわち、例え
ば、ハロゲノアントラセン誘導体と、フルオレニルホウ
酸誘導体を、例えば、パラジウム化合物〔例えば、テト
ラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム、ビス
(トリフェニルフォスフィン)パラジウムクロライド、
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム〕およ
び塩基〔例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピ
リジン等の有機塩基〕の存在下で反応させる〔例えば、
Chem.Rev.,95,2457(1995)に記載の方法を参考にするこ
とができる〕ことにより製造することができる。
【0205】また、本発明に係るアントラセン環とフル
オレン環が直接結合している炭化水素化合物は、例え
ば、アントリルホウ酸誘導体と、ハロゲノフルオレン誘
導体を、例えば、パラジウム化合物〔例えば、テトラキ
ス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム、ビス(ト
リフェニルフォスフィン)パラジウムクロライド、トリ
ス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム〕および塩
基〔例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン
等の有機塩基〕の存在下で反応させる〔例えば、Chem.R
ev.,95,2457(1995)に記載の方法を参考にすることがで
きる〕ことにより製造することができる。
【0206】本発明に係る一般式(1)で表わされる化
合物は、例えば、以下の方法により製造することができ
る。すなわち、例えば、下記一般式(2)で表されるホ
ウ酸化合物と、下記一般式(3)で表される化合物を、
例えば、パラジウム化合物〔例えば、テトラキス(トリ
フェニルフォスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニ
ルフォスフィン)パラジウムクロライド、トリス(ジベ
ンジリデンアセトン)ジパラジウム〕および塩基〔例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン等の有機
塩基〕の存在下で反応させる〔例えば、Chem.Rev.,95,2
457(1995)に記載の方法を参考にすることができる〕こ
とにより製造することができる。
【0207】 X1−(F1)j−(A1)k−B(OH)2 (2) Y1−(F2)l−(A2)m−(F3)n−X2 (3) 〔上式中、A1、A2、F1、F2、F3、X1、X2、j、
k、l、mおよびnは、一般式(1)の場合と同じ意味を表
し、Y1はハロゲン原子またはトリフルオロメタンスル
ホニルオキシ基を表す〕
【0208】一般式(3)において、Y1はハロゲン原
子またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表
し、好ましくは、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表
す。
【0209】また、一般式(1)で表される化合物は、
例えば、下記一般式(4)で表される化合物と、下記一
般式(5)で表されるホウ酸化合物を、例えば、パラジ
ウム化合物〔例えば、テトラキス(トリフェニルフォス
フィン)パラジウム、ビス(トリフェニルフォスフィ
ン)パラジウムクロライド、トリス(ジベンジリデンア
セトン)ジパラジウム〕および塩基〔例えば、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基〕の存在
下で反応させる〔例えば、Chem.Rev.,95,2457(1995)に
記載の方法を参考にすることができる〕ことにより製造
することができる。
【0210】 X1−(F1)j−(A1)k−Y2 (4) (HO)2B−(F2)l−(A2)m−(F3)n−X2 (5) 〔上式中、A1、A2、F1、F2、F3、X1、X2、j、
k、l、mおよびnは、一般式(1)の場合と同じ意味を表
し、Y2はハロゲン原子またはトリフルオロメタンスル
ホニルオキシ基を表す〕
【0211】一般式(4)において、Y2はハロゲン原
子またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表
し、好ましくは、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表
す。
【0212】尚、一般式(2)および一般式(5)で表
される化合物は、例えば、一般式(4)および一般式
(3)で表される化合物に、例えば、n−ブチルリチウ
ム、金属マグネシウムを作用させて調整できるリチオ化
合物またはグリニヤール試薬と、例えば、トリメトキシ
ホウ素、トリイソプロポキシホウ素などを反応させるこ
とにより製造することができる。
【0213】また、一般式(1)で表される化合物のう
ち、A1が置換または未置換のアントラセン−9,10
−ジイル基である化合物は、例えば、以下の方法により
製造することができる。すなわち、例えば、一般式
(4)および下記一般式(6)で表される化合物に、例
えば、n−ブチルリチウム、金属マグネシウムを作用さ
せて調整できるリチオ化合物またはグリニヤール試薬
と、置換または未置換のアントラキノンを反応させて得
られる化合物を、酸(例えば、ヨウ化水素酸、臭化水素
酸)の存在下、脱水芳香族化することにより、一般式
(1)で表される化合物のうち、A1が置換または未置
換のアントラセン−9,10−ジイル基であり、kが1
である化合物を製造することができる。
【0214】X1−(F1)j−Y3 (6) 〔上式中、F1、X1、およびjは、一般式(1)の場合
と同じ意味を表し、Y3はハロゲン原子を表す〕
【0215】一般式(6)において、Y3はハロゲン原
子を表し、好ましくは、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子を表す。
【0216】また、同様に、一般式(3)および一般式
(6)で表される化合物に、例えば、n−ブチルリチウ
ム、金属マグネシウムを作用させて調整できるリチオ化
合物またはグリニヤール試薬と、置換または未置換のビ
アンスロンを反応させて得られる化合物を、酸(例え
ば、ヨウ化水素酸、臭化水素酸)の存在下、脱水芳香族
化することにより、一般式(1)で表される化合物のう
ち、A1が置換または未置換のアントラセン−9,10
−ジイル基であり、kが2である化合物を製造すること
ができる。
【0217】本発明に係るアントラセン環とフルオレン
環が直接結合している炭化水素化合物は、場合により使
用した溶媒(例えば、トルエンなどの芳香族炭化水素系
溶媒)との溶媒和を形成した形で製造されることがあ
る。本発明に係るアントラセン環とフルオレン環が直接
結合している炭化水素化合物はこのような溶媒和物を包
含するものであり、勿論、溶媒を含有しない無溶媒和物
をも包含するものである。
【0218】本発明の有機電界発光素子には、本発明に
係るアントラセン環とフルオレン環が直接結合している
炭化水素化合物の無溶媒和物は勿論、このような溶媒和
物をも使用することができる。尚、本発明に係るアント
ラセン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素化
合物を有機電界発光素子に使用する場合、再結晶法、カ
ラムクロマトグラフィー法、昇華精製法などの精製方
法、あるいはこれらの方法を併用して、純度を高めた化
合物を使用することは好ましいことである。
【0219】次ぎに本発明で使用するアミノ置換基を有
する炭化水素化合物に関して詳細に説明する。本発明に
係るアミノ置換基を有する炭化水素化合物は好ましく
は、下記一般式(a)(化154)、一般式(b)(化
155)および一般式(c)(化156)で表される化
合物を表す。
【0220】
【化154】
【0221】〔式中、A11およびA12は水素原子、置換
または未置換のアリール基、置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、A11およびA12の少な
くとも一方は置換または未置換のアミノ基または含窒素
複素環基を表し、該アミノ基または含窒素複素環基は、
置換しているベンゼン環とともに含窒素複素環を形成し
ていてもよく、Z101〜Z116はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基、置換または未置換のアリールオキ
シ基、置換または未置換のアリールチオ基、置換または
未置換のアラルキル基を表し、p11およびp 12は0また
は1を表す〕
【0222】
【化155】
【0223】〔式中、A21およびA22は水素原子、置換
または未置換のアリール基、置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、A21およびA22の少な
くとも一方は置換または未置換のアミノ基または含窒素
複素環基を表し、該アミノ基または含窒素複素環基は、
置換しているベンゼン環と共に含窒素複素環を形成して
いてもよく、Z201〜Z220はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基を表し、R51〜R54は水素原子、直
鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換の
アリール基、置換または未置換のアラルキル基を表し、
21は0または1を表す〕
【0224】
【化156】
【0225】〔式中、A31およびA32は水素原子、置換
または未置換のアリール基、置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、A31およびA32の少な
くとも一方は置換または未置換のアミノ基または含窒素
複素環基を表し、該アミノ基または含窒素複素環基は、
置換しているベンゼン環と共に含窒素複素環を形成して
いてもよく、Z31〜Z38はそれぞれ独立に、水素原子、
ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または未置換
のアリール基、置換または未置換のアリールオキシ基、
置換または未置換のアリールチオ基、置換または未置換
のアラルキル基を表し、Ar1は2価の芳香族基を表
し、R61およびR62は水素原子、直鎖、分岐または環状
のアルキル基、置換または未置換のアリール基を表し、
31は0または1を表す〕
【0226】一般式(a)において、A11およびA12
水素原子、置換または未置換のアリール基、置換または
未置換のアミノ基または含窒素複素環基を表し、A11
よびA12の少なくとも一方は置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、該アミノ基または含窒
素複素環基は、置換しているベンゼン環とともに含窒素
複素環を形成していてもよく、Z101〜Z116はそれぞれ
独立に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環
状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ
基、置換または未置換のアリール基、置換または未置換
のアリールオキシ基、置換または未置換のアリールチオ
基、置換または未置換のアラルキル基を表し、p11およ
びp12は0または1を表す。
【0227】一般式(b)において、A21およびA22
水素原子、置換または未置換のアリール基、置換または
未置換のアミノ基または含窒素複素環基を表し、A21
よびA22の少なくとも一方は置換または未置換のアミノ
基または含窒素複素環基を表し、該アミノ基または含窒
素複素環基は、置換しているベンゼン環と共に含窒素複
素環を形成していてもよく、Z201〜Z220はそれぞれ独
立に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状
のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、
置換または未置換のアリール基を表し、R51〜R54は水
素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換また
は未置換のアリール基、置換または未置換のアラルキル
基を表し、p21は0または1を表す。
【0228】一般式(c)においてA31およびA32は水
素原子、置換または未置換のアリール基、置換または未
置換のアミノ基または含窒素複素環基を表し、A31およ
びA 32の少なくとも一方は置換または未置換のアミノ基
または含窒素複素環基を表し、該アミノ基または含窒素
複素環基は、置換しているベンゼン環と共に含窒素複素
環を形成していてもよく、Z31〜Z38はそれぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状の
アルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置
換または未置換のアリール基、置換または未置換のアリ
ールオキシ基、置換または未置換のアリールチオ基、置
換または未置換のアラルキル基を表し、Ar1は2価の
芳香族基を表し、R61およびR62は、水素原子、直鎖、
分岐または環状のアルキル基、置換または未置換のアリ
ール基を表し、p31は0または1を表す。
【0229】一般式(a)、一般式(b)および一般式
(c)で表される化合物において、A11、A12、A21
22、A31およびA32の具体例としては、例えば、水素
原子、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、ピレニ
ル基、4−フェニルフェニル基、4−フェノキシフェニ
ル基、4−(2’−フェニルイソプロピル)フェニル
基、4−(2’−フェニルヘキサフルオロイソプロピ
ル)フェニル等のアリール基、アミノ基、N−メチルア
ミノ基、N−エチルアミノ基、N−n−ブチルアミノ
基、N−シクロヘキシルアミノ基、N−n−オクチルア
ミノ基、N−n−デシルアミノ基、N−ベンジルアミノ
基、N−フェニルアミノ基、N−(3−メチルフェニ
ル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−メトキシ−2
−メチルフェニル)アミノ基、N−(4−メチルフェニ
ル)アミノ基、N−(4−n−ブチルフェニル)アミノ
基、N−(4−メトキシフェニル)アミノ基、N−(3
−フルオロフェニル)アミノ基、N−(4−クロロフェ
ニル)アミノ基、N−(1−ナフチル)アミノ基、N−
(2−ナフチル)アミノ基、N,N−ジメチルアミノ
基、N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジ−n−ブチ
ルアミノ基、N,N−ジ−n−ヘキシルアミノ基、N,
N−ジ−n−オクチルアミノ基、N,N−ジ−n−デシ
ルアミノ基、N,N−ジ−n−ドデシルアミノ基、N−
メチル−N−エチルアミノ基、N−エチル−N−n−ブ
チルアミノ基、N−メチル−N−フェニルアミノ基、N
−iso−プロピル−N−フェニルアミノ基、N−n−ブ
チル−N−フェニルアミノ基、N−tert-ブチル−N−
フェニルアミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N,
N−ジ(3メチルフェニル)アミノ基、N,N−ジ(4
−メチルフェニル)アミノ基、N,N−ジ(4−エチル
フェニル)アミノ基、N,N−ジ(4−tert−ブチルフ
ェニル)アミノ基、N,N−ジ(4−n−ヘキシルフェ
ニル)アミノ基、N,N−ジ(4−メトキシフェニル)
アミノ基、N,N−ジ(4−エトキシフェニル)アミノ
基、N,N−ジ(4−n−ブチルオキシフェニル)アミ
ノ基、N,N−ジ(4−n−ヘキシルオキシフェニル)
アミノ基、N,N−ジ(4−フェニルフェニル)アミノ
基、N,N−ジ(4−フェノキシフェニル)アミノ基、
N,N−ジ(4−フェニルチオフェニル)アミノ基、
N,N−ジ〔4−(2’−フェニルイソプロピル)フェ
ニル〕アミノ基、N,N−ジ〔4−(2’−フェニルヘ
キサフルオロイソプロピル)フェニル〕アミノ基、N,
N−ジ(1−ナフチル)アミノ基、N,N−ジ(2−ナ
フチル)アミノ基、N−フェニル−N−(3−メチルフ
ェニル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−メチルフ
ェニル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−オクチル
フェニル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−メトキ
シフェニル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−エト
キシフェニル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−n
−ヘキシルオキシフェニル)アミノ基、N−フェニル−
N−(4−フルオロフェニル)アミノ基、N−フェニル
−N−(1−ナフチル)アミノ基、N−フェニル−N−
(2−ナフチル)アミノ基、N−フェニル−N−(4−
フェニルフェニル)アミノ基などの置換または未置換の
アミノ基、カルバゾリル基、フェノチアゼニル基、フェ
ノキサジニル基、ジベンゾ[b,f]アゼピニル基、10,
11−ジヒドロジベンゾ[b,f]アゼピニル等の含窒素複
素環基が挙げられ、さらには、置換しているベンゼン環
とともに下記一般式(d)(化157)で表される含窒
素複素環基であってもよい。
【0230】
【化157】
【0231】〔式中、Z’は、一般式(a)のZ101
たはZ103、Z102およびZ104、あるいは、Z106または
107、Z105およびZ108、一般式(b)のZ201または
202およびZ203、あるいは、Z207またはZ208および
209、あるいは、一般式(c)のZ31またはZ33、Z
32およびZ34、あるいは、Z36またはZ38、Z35および
37を表し、Z41〜Z44は水素原子、ハロゲン原子、直
鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環
状のアルコキシ基、置換または未置換のアリール基、置
換または未置換のアラルキル基、置換または未置換のア
リールオキシ基を表し、Qは水素原子、直鎖、分岐また
は環状のアルキル基、置換または未置換のアリール基を
表す〕
【0232】一般式(d)において、Z’は、一般式
(a)のZ101またはZ103、Z102およびZ104、あるい
は、Z106またはZ107、Z105およびZ108、一般式
(b)のZ201またはZ202およびZ203、あるいは、Z
207またはZ208およびZ209、あるいは、一般式(c)
のZ31またはZ33、Z32およびZ34、あるいは、Z36
たはZ38、Z35およびZ37を表し、Z41〜Z44は水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
未置換のアリール基、置換または未置換のアリールオキ
シ基を表し、Qは水素原子、直鎖、分岐または環状のア
ルキル基、置換または未置換のアリール基を表す。
【0233】一般式(d)のZ’およびZ41〜Z44の具
体例としては、水素原子、X1およびX2の具体例として
挙げた直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐
または環状のアルコキシ基、置換または未置換のアリー
ル基、置換または未置換のアラルキル基、およびX1
よびX2の具体例として挙げた置換または未置換のアリ
ール基から誘導されるアリールオキシ基を挙げることが
できる。
【0234】Z’およびZ41〜Z44は、好ましくは、水
素原子、炭素1〜16の直鎖、分岐または環状のアルキ
ル基、炭素数1〜16の直鎖、分岐または環状のアルコ
キシ基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜12
のアラルキル基、炭素数6〜12のアリールオキシ基を
表し、より好ましくは、水素原子、炭素数1〜10の直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基、炭素数6〜10の
アリール基、炭素数7〜10のアラルキル基、炭素数6
〜10のアリールオキシ基を表す。
【0235】一般式(d)で表される基の具体例として
は、N−メチル−3−カルバゾリル基、N−エチル−3
−カルバソリル基、N−n−プロピル−3−カルバゾリ
ル基、N−iso−プロピル−3−カルバゾリル基、N−
シクロヘキシル−3−カルバゾリル基、N−シクロペン
チル−3−カルバゾリル基、N−フェニル−3−カルバ
ゾリル基、N−(4’−フェニルフェニル)−3−カル
バゾリル基、N−メチル−6−メチル−3−カルバゾリ
ル基、N−エチル−6−メチル−3−カルバゾリル基、
N−エチル−6−メトキシ−3−カルバゾリル基、N−
エチル−6−フェノキシ−3−カルバゾリル基、N−フ
ェニル−6−メチル−3−カルバゾリル基、N−フェニ
ル−6−メトキシ−3−カルバゾリル基、N−フェニル
−6−フェノキシ−3−カルバゾリル基等を挙げること
ができる。
【0236】一般式(a)、一般式(b)および一般式
(c)の、Z101〜Z116、Z201〜Z220およびZ31〜Z
38の具体例としては、例えば、X1およびX2の具体例と
して挙げた直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、
分岐または環状のアルコキシ基、置換または未置換のア
リール基、置換または未置換のアラルキル基、および、
1およびX2の具体例として挙げた置換または未置換の
アリール基から誘導される置換または未置換のアリール
オキシ基、置換または未置換のアリールチオ基を挙げる
ことができる。
【0237】Z101〜Z116、Z201〜Z220およびZ31
38は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜16の直鎖、分岐または環状のアルキル基、炭素数
1〜16の直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、炭素
数6〜25の置換または未置換の炭素環式芳香族基、炭
素数3〜25の複素環式芳香族基、炭素数6〜25の置
換または未置換のアリールオキシ基、炭素数6〜25の
置換または未置換のアリールチオ基を表し、より好まし
くは、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10の直
鎖、分岐または環状のアルキル基、炭素数1〜10の直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基、炭素数6〜12の
置換または未置換の炭素環式芳香族基、炭素数4〜12
の複素環式芳香族基、炭素数6〜12の置換または未置
換のアリールオキシ基、炭素数6〜12の置換または未
置換のアリールチオ基を表す。
【0238】一般式(b)におけるR51〜R54の具体例
としては、例えば、水素原子、X1およびX2の具体例と
して挙げた直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換ま
たは未置換のアリール基、置換または未置換のアラルキ
ル基を挙げることができる。
【0239】R51〜R54は、好ましくは、水素原子、炭
素数1〜16の直鎖、分岐または環状のアルキル基、炭
素数6〜25の置換または未置換の炭素環式芳香族基、
炭素数3〜25の複素環式芳香族基、炭素数7〜25の
置換または未置換のアラルキル基を表し、より好ましく
は、水素原子、炭素数1〜10の直鎖、分岐または環状
のアルキル基、炭素数6〜12の置換または未置換のア
リール基、炭素数7〜12の置換または未置換のアラル
キル基を表す。
【0240】一般式(c)におけるR61およびR62の具
体例としては、例えば、水素原子、X1およびX2の具体
例として挙げた直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換または未置換のアリール基を挙げることができる。
【0241】R61およびR62は、好ましくは、水素原
子、炭素数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルキル
基、炭素数6〜12の炭素環式芳香族基、炭素数3〜1
2の複素環式芳香族基を表し、より好ましくは、水素原
子、炭素数1〜6の直鎖、分岐または環状のアルキル
基、炭素数6〜10の炭素環式芳香族基、炭素数3〜1
0の複素環式芳香族基を表す。
【0242】一般式(c)で表される化合物において、
Ar1は2価の芳香族基を表し、具体例としては、1,
4−フェニレン基、1,3−フェニレン基、1,2−フ
ェニレン基、3−メチル−1,4−フェニレン基、2−
メチル−1,4−フェニレン基、2,3−ジメチル−
1,4−フェニレン基、2,3,5−トリメチル−1,
4−フェニレン基、2,3,5,6−テトラメチル−
1,4−フェニレン基、3−エチル−1,4−フェニレ
ン基、2−エチル−1,4−フェニレン基、3−n−プ
ロピル−1,4−フェニレン基、3−イソプロピル−
1,4−フェニレン基、3−n−ブチル1,4−フェニ
レン基、3−sec-ブチル−1,4−フェニレン基、3−
tert-ブチル−1,4−フェニレン基、2−シクロヘキ
シル−1,4−フェニレン基、2−シクロペンチルフェ
ニレン基、2,5−ジメチル−1,4−フェニレン基、
2,5−ジメトキシ−1,4−フェニレン基、3−フェ
ニル−1,4−フェニレン基、2,3−ジフェニル−
1,4−フェニレン基、2,3,5−トリフェニル−
1,4−フェニレン基、2,3,5,6−テトラフェニ
ル−1,4−フェニレン基、2−(2’−ナフチル)−
1,4−フェニレン基、2−(1’−ナフチル)−1,
4−フェニレン基、4,4’−ビフェニレン基、2,
2’−ビフェニレン基、3,3’−ビフェニレン基、
3,4’−ビフェニレン基、3,3’−ジメチル−4,
4’−ビフェニレン基、3,3’−ジメトキシ−4,
4’−ビフェニレン基、3,3’−ジエトキシ−4,
4’−ビフェニレン基、3,3’−ジ-iso−プロピル−
4,4’−ビフェニレン基、3,3’,5,5’−テト
ラメチル−4,4’−ビフェニレン基、3,3’−ジフ
ェニル−4,4’−ビフェニレン基、3,3’,5,
5’−テトラフェニル−4,4’−ビフェニレン基、
1,1’−ジフェニルエーテル−4,4’−ジイル基、
2,2−イソプロピリデンジフェニル−4’,4”−ジ
イル基、1,1−シクロヘキシリデンジフェニル−
4’,4”−ジイル基、1,4−ナフチレン基、1,5
−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、1,1’−ビ
ナフタレン−4,4’−ジイル基、9,10−アントリ
レン基、9,9’−ビアントラセン−10,10’−ジ
イル基、4,4”−ターフェニレン基、3,3”−ター
フェニレン基、1,4−フェニレンビス(3’−フェニ
ルフェニル−4’−イル)基等を挙げることができる。
【0243】一般式(a)、一般式(b)および一般式
(d)で表されるアミノ置換基を有する炭化水素化合物
の具体例としては、例えば、以下に示す化合物(化15
8〜185)を挙げることができる。
【0244】
【化158】
【0245】
【化159】
【0246】
【化160】
【0247】
【化161】
【0248】
【化162】
【0249】
【化163】
【0250】
【化164】
【0251】
【化165】
【0252】
【化166】
【0253】
【化167】
【0254】
【化168】
【0255】
【化169】
【0256】
【化170】
【0257】
【化171】
【0258】
【化172】
【0259】
【化173】
【0260】
【化174】
【0261】
【化175】
【0262】
【化176】
【0263】
【化177】
【0264】
【化178】
【0265】
【化179】
【0266】
【化180】
【0267】
【化181】
【0268】
【化182】
【0269】
【化183】
【0270】
【化184】
【0271】
【化185】
【0272】一般式(a)で表されるアミノ置換基を有
する炭化水素化合物は、例えば、特開平3−11148
5号公報、特開平9−157643号公報、特開平9−
268283号公報、特開平10−72579号公報に
記載の方法に従い製造することができる。一般式(b)
で表されるアミノ置換基を有する炭化水素化合物は、例
えば、特願2001−243306号、特願2001−
317783号に記載の方法に従い製造することができ
る。一般式(c)で表されるアミノ置換基を有する炭化
水素化合物は、例えば、特開平5−163488号公
報、特開平5−194943号公報、特開平6−197
3号公報、特開平6−200242号公報、特開平7−
138561号公報、特開平7−109450号公報に
記載の方法に従い製造することができる。
【0273】本発明の有機電界発光素子で使用するアン
トラセン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素
化合物とアミノ置換基を有する炭化水素化合物の好まし
い組み合わせは、[1]:一般式(A)で表される化合物
と一般式(a)で表される化合物、[2]:一般式(A)
で表される化合物と一般式(b)で表される化合物、
[3]:一般式(A)で表される化合物と一般式(c)で
表される化合物、[4]:一般式(B)で表される化合物
と一般式(a)で表される化合物、[5]:一般式(B)
で表される化合物と一般式(b)で表される化合物、
[6]:一般式(B)で表される化合物と一般式(c)で
表される化合物、[7]:一般式(C)で表される化合物
と一般式(a)で表される化合物、[8]:一般式(C)
で表される化合物と一般式(b)で表される化合物、
[9]:一般式(C)で表される化合物と一般式(c)で
表される化合物、を挙げることができ、より好ましく
は、上記の[1]、[3]、[4]、[6]である。
【0274】本発明の有機電界発光素子は、一対の電極
間に、アントラセン環とフルオレン環が直接結合してい
る炭化水素化合物と、アミノ置換基を有する炭化水素化
合物を含む層を少なくとも一層挟持してなるものであ
る。
【0275】有機電界発光素子は、通常一対の電極間に
少なくとも1種の発光成分を含有する発光層を少なくと
も一層挟持してなるものである。発光層に使用する化合
物の正孔注入および正孔輸送、電子注入および電子輸送
の各機能レベルを考慮し、所望に応じて、正孔注入成分
を含有する正孔注入輸送層および/または電子注入輸送
成分を含有する電子注入輸送層を設けることもできる。
【0276】例えば、発光層に使用する化合物の正孔注
入機能、正孔輸送機能および/または電子注入機能、電
子輸送機能が良好な場合には、発光層が正孔注入輸送層
および/または電子注入輸送層を兼ねた型の素子構成と
して一層型の素子構成とすることができる。また、発光
層が正孔注入機能および/または正孔輸送機能に乏しい
場合には発光層の陽極側に正孔注入輸送層を設けた二層
型の素子構成、発光層が電子注入機能および/または電
子輸送機能に乏しい場合には発光層の陰極側に電子注入
輸送層を設けた二層型の素子構成とすることができる。
さらには発光層を正孔注入輸送層と電子注入輸送層で挟
み込んだ構成の三層型の素子構成とすることも可能であ
る。
【0277】また、正孔注入輸送層、電子注入輸送層お
よび発光層のそれぞれの層は、一層構造であっても多層
構造であってもよく、正孔注入輸送層および電子注入輸
送層は、それぞれの層において、注入機能を有する層と
輸送機能を有する層を別々に設けて構成することもでき
る。
【0278】本発明の有機電界発光素子において、アン
トラセン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素
化合物と、アミノ置換基を有する炭化水素化合物は発光
層の構成成分または正孔注入輸送層の構成成分として使
用することが好ましく、発光層の構成成分として使用す
ることがより好ましい。
【0279】本発明の有機電界発光素子において、アン
トラセン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素
化合物は、一種のみ使用してもよく、また複数併用して
もよい。
【0280】本発明の有機電界発光素子において、アミ
ノ置換基を有する炭化水素化合物は、一種のみ使用して
もよく、また、複数併用してもよい。
【0281】本発明の有機電界発光素子において、アン
トラセン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素
化合物とアミノ置換基を有する炭化水素化合物の使用量
は、特に制限されるものではないが、好ましくは、5:
1〜500:1であり、より好ましくは、10:1〜1
00:1であり、さらに好ましくは、10:1〜50:
1である。
【0282】本発明の有機電界発光素子において、アン
トラセン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素
化合物は、いわゆるホスト材料として使用することがで
き、また、アミノ置換基を有する炭化水素化合物は、い
わゆるドーパント材料として使用することが可能であ
る。
【0283】本発明の有機電界発光素子の構成として
は、特に限定されるものではないが、例えば、(A)陽
極/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/陰極型
素子(図1)、(B)陽極/正孔注入輸送層/発光層/
陰極型素子(図2)、(C)陽極/発光層/電子注入輸
送層/陰極型素子(図3)、(D)陽極/発光層/陰極
型素子(図4)、などを挙げることができる。さらに
は、発光層を電子注入輸送層で挟み込んだ形の(E)陽
極/正孔注入輸送層/電子注入輸送層/発光層/電子注
入輸送層/陰極型素子(図5)とすることもできる。ま
た、(D)の型の素子構成としては、発光層として発光
成分を一層形態で一対の電極間に挟持させた型の素子、
(F)発光層として正孔注入輸送成分、発光成分および
電子注入成分を混合させた一層形態で一対の電極間に挟
持させた型の素子(図6)、(G)発光層として正孔注
入輸送成分および発光成分を混合させた一層形態で一対
の電極間に挟持させた型の素子(図7)、(H)発光層
として発光成分および電子注入成分を混合させた一層形
態で一対の電極間に挟持させた型の素子(図8)のいず
れであってもよい。
【0284】本発明の有機電界発光素子は、これらの素
子構成に限定されるものではなく、それぞれの型の素子
において、正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層を
複数設けることも可能である。また、それぞれの型の素
子において、正孔注入輸送層を発光層との間に、正孔注
入輸送成分と発光成分の混合層および/または発光層と
電子注入輸送層との間に、発光成分と電子注入輸送成分
の混合層を設けることもできる。
【0285】好ましい有機電界発光素子の構成は、
(A)型素子、(B)型素子、(E)型素子、(F)型
素子または(G)型素子であり、より好ましくは、
(A)型素子、(B)型素子または(G)型素子であ
る。
【0286】以下、本発明の有機電界発光素子の構成要
素に関し、詳細に説明する。なお、例として(図1)に
示す(A)陽極/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸
送層/陰極型素子を取り上げて説明する。
【0287】(図1)において、1は基板、2は陽極、
3は正孔注入輸送層、4は発光層、5は電子注入輸送
層、6は陰極、7は電源を示す。
【0288】本発明の有機電界発光素子は基板1に支持
されていることが好ましく、基板としては、特に限定さ
れるものではないが、透明ないし半透明である基板が好
ましく、材質としては、ソーダライムガラス、ボロシリ
ケートガラス等のガラスおよびポリエステル、ポリカー
ボネート、、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等の透明性高分子が挙げられる。
また、半透明プラスチックシート、石英、透明セラミッ
クスあるいはこれらを組み合わせた複合シートからなる
基板を使用することもできる。さらに、基板に、例え
ば、カラーフィルター膜、色変換膜、誘電体反射膜を組
み合わせて、発光色をコントロールすることもできる。
【0289】陽極2としては、仕事関数の比較的大きい
金属、合金または導電性化合物を電極材料として使用す
ることが好ましい。陽極に使用する電極材料としては、
例えば、金、白金、銀、銅、コバルト、ニッケル、パラ
ジウム、バナジウム、タングステン、酸化インジウム
(In2O3)、酸化錫(SnO2)、酸化亜鉛、IT
O(インジウム・チン・オキサイド:Indium T
in Oxide)、ポリチオフェン、ポリピロールな
どを挙げることができる。これらの電極材料は単独で使
用してもよく、あるいは複数併用してもよい。陽極は、
これらの電極材料を、例えば、蒸着法、スパッタリング
法等の方法により、基板の上に形成することができる。
【0290】また、陽極は一層構造であってもよく、あ
るいは多層構造であってもよい。陽極のシート電気抵抗
は、好ましくは、数百Ω/□以下、より好ましくは、5
〜50Ω/□程度に設定する。陽極の厚みは使用する電
極材料の材質にもよるが、一般に、5〜1000nm程
度、より好ましくは、10〜500nm程度に設定す
る。正孔注入輸送層3は、陽極からの正孔(ホール)の
注入を容易にする機能、および注入された正孔を輸送す
る機能を有する化合物を含有する層である。
【0291】本発明の電界発光素子の正孔注入輸送層
は、正孔注入輸送機能を有する化合物(例えば、フタロ
シアニン誘導体、トリアリールアミン誘導体、トリアリ
ールメタン誘導体、オキサゾール誘導体、ヒドラゾン誘
導体、スチルベン誘導体、ピラゾリン誘導体、ポリシラ
ン誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、
ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾールなど)を少なくとも1種使用して形成するこ
とができる。
【0292】本発明の有機電界発光素子は、アントラセ
ン環とフルオレン環が直接結合している炭化水素化合物
と、アミノ置換機を有する炭化水素化合物を正孔注入輸
送層をして使用してもよく、また、その他の正孔注入輸
送機能を有する化合物を使用してもよい。正孔注入輸送
機能を有する化合物は、単独で使用してもよく、または
複数併用してもよい。
【0293】本発明の有機電界発光素子において使用す
ることができる正孔注入輸送機能を有する化合物の具体
例としては、トリアリールアミン誘導体(例えば、4,
4’−ビス〔N−フェニル−N−(4”−メチルフェニ
ル)アミノ〕ビフェニル、4,4’−ビス〔N−フェニ
ル−N−(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニ
ル、4,4’−ビス〔N−フェニル−N−(3”−メト
キシフェニル)アミノ〕ビフェニル、4,4’−ビス
〔N−フェニル−N−(1”−ナフチル)アミノ〕ビフ
ェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ビス〔N−フ
ェニル−N−(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェ
ニル、1,1−ビス〔4’−[N,N−ジ(4”−メチ
ルフェニル)アミノ]フェニル〕シクロヘキサン、9,
10−ビス〔N−(4’−メチルフェニル)−N−
(4”−n−ブチルフェニル)アミノ〕フェナントレ
ン、3,8−ビス(N,N−ジフェニルアミノ)−6−
フェニルフェナントリジン、4−メチル−N,N−ビス
〔4”、4”’−ビス[N’,N’−ジ(4−メチルフ
ェニル)アミノ]ビフェニル−4−イル〕アニリン、
N,N’−ビス〔4−(ジフェニルアミノ)フェニル〕
−N,N’−ジフェニル−1,3−ジアミノベンゼン、
N,N’−ビス〔4−(ジフェニルアミノ)フェニル〕
−N,N’−ジフェニル−1,4−ジアミノベンゼン、
5,5”−ビス〔4−(ビス[4−メチルフェニル]ア
ミノ〕フェニル−2,2’:5’,2”−ターチオフェ
ン、1,3,5−トリス(ジフェニルアミノ)ベンゼ
ン、4,4’,4”−トリス(N−カルバゾリイル)ト
リフェニルアミン、4,4’,4”−トリス〔N,N−
ビス(4”’−tert−ブチルビフェニル−4””−イ
ル)アミノ〕トリフェニルアミン、1,3,5−トリス
〔N−(4’−ジフェニルアミノ〕ベンゼンなど、ポリ
チオフェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニルカルバ
ゾールおよびその誘導体がより好ましい。
【0294】発光層4は、正孔および電子の注入機能、
それらの輸送機能、正孔と電子の再結合により励起子を
生成させる機能を有する化合物を含有する層である。発
光層は、アントラセン環とフルオレン環が直接結合して
いる炭化水素化合物とアミノ置換基を有する炭化水素化
合物をそれぞれ少なくとも一種用いて形成することがで
きる。また、アントラセン環とフルオレン環が直接結合
している炭化水素化合物とアミノ置換基を有する化合物
の他にさらに発光機能を有する化合物を併用することも
できる。
【0295】ここで、発光機能を有する化合物として
は、例えば、アクリドン誘導体、キナクリドン誘導体、
ジケトピロロピロール誘導体、多環芳香族化合物〔例え
ば、ルブレン、アントラセン、テトラセン、ピレン、ペ
リレン、クリセン、デカサイクレン、コロネン、テトラ
フェニルシクロペンタジエン、ペンタフェニルシクロペ
ンタジエン、9,10−ジフェニルアントラセン、9,
10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、1,4
−ビス(9’−エチニルアントセニル)ベンゼン、4,
4’−ビス(9”−エチニルアントラセニル)ビフェニ
ル、ジベンゾ[f,f]ジインデノ[1,2,3-cd:1',2',3'-
lm]ペリレン誘導体〕、有機金属錯体〔例えば、トリス
(8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(10−ベ
ンゾ[h]キノリノラート)ベリリウム、2−(2’−
ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾールの亜鉛塩、4−
ヒドロキシアクリジンの亜鉛塩、3−ヒドロキシフラボ
ンの亜鉛塩、5−ヒドロキシフラボンのベリリウム塩、
5−ヒドロキシフラボンのアルミニウム塩〕、スチルベ
ン誘導体〔例えば、1,1,4,4−テトラフェニル−
1,3−ブタジエン、4,4’−ビス(2,2−ジフェ
ニルビニル)ビフェニル、4,4’−ビス[(1,1,
2−トリフェニル)エテニル]ビフェニル〕、クマリン
誘導体(例えば、クマリン1、クマリン6、クマリン
7、クマリン30、クマリン106、クマリン138、
クマリン151、クマリン152、クマリン153、ク
マリン307、クマリン311、クマリン314、クマ
リン334、クマリン338、クマリン343、クマリ
ン500)、ピラン誘導体(例えば、DCM1、DCM
2)、オキサゾン誘導体(例えば、ナイルレッド)、ベ
ンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、ベ
ンゾイミダゾール夕動体、ピラジン誘導体、ケイ皮酸エ
ステル誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびそ
の誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリフェ
ニレンおよびその誘導体、ポリフルオレンおよびその誘
導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリ
ビフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリターフェ
ニレンビニレンおよびその誘導体、ポリナフチレンビニ
レンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレンおよび
その誘導体等を挙げることができる。発光機能を有する
化合物としては、アクリドン誘導体、キナクリドン誘導
体、多環芳香族化合物、有機金属錯体およびスチルベン
誘導体が好ましく、多環芳香族化合物、有機金属錯体が
より好ましい。
【0296】アントラセン環とフルオレン環が直接結合
している炭化水素化合物およびアミノ置換基を有する炭
化水素化合物以外の発光機能を有する化合物を併用する
場合、発光層中に占めるアントラセン環とフルオレン環
が直接結合している炭化水素化合物およびアミノ置換基
を有する炭化水素化合物以外の発光機能を有する化合物
の割合は、好ましくは、0.001〜20.00重量%
に調節する。
【0297】電子注入輸送層5は、陰極からの電子の注
入を容易にする機能および/または注入された電子を輸
送する機能を有する化合物を含有する層である。
【0298】電子注入輸送層に使用される電子注入機能
を有する化合物としては、例えば、有機金属錯体、オキ
サジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、トリアジン
誘導体、ペリレン誘導体、キノリン誘導体、キノキサリ
ン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、ニトロ置換フルオ
レノン誘導体、チオピランジオキサイド誘導体などを挙
げることができる。また、有機金属錯体としては、例え
ば、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム等の有
機アルミニウム錯体、ビス(10−ベンゾ[h]キノリ
ノラート)ベリリウム等の有機ベリリウム錯体、5−ヒ
ドロキシフラボンのベリリウム塩、5−ヒドロキシフラ
ボンのアルミニウム塩等を挙げることができる。好まし
くは、有機アルミニウム錯体であり、より好ましくは、
置換または未置換の8−キノリノラート配位子を有する
有機アルミニウム錯体である。置換または未置換の8−
キノリラート配位子を有する有機アルミニウム錯体とし
ては、例えば、一般式(a)〜一般式(c)で表される
化合物を挙げることができる。
【0299】(Q)3−Al(a) (式中、Qは置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を表す) (Q)2−Al−O−L’(b) (式中、Qは置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を表し、O−L’はフェノラート配位子を表し、
L’はフェニル基を有する炭素数6〜24の炭化水素基
を表す) (Q)2−Al−O−Al−(Q)2 (c) (式中、Qは置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を表す)
【0300】置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を有する有機アルミニウム錯体の具体例としては、
例えば、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム、
トリス(4−メチル−8−キノリノラート)アルミニウ
ム、トリス(5−メチル−8−キノリノラート)アルミ
ニウム、トリス(3,4−ジメチル−8−キノリノラー
ト)アルミニウム、トリス(4,5−ジメチル−8−キ
ノリノラート)アルミニウム、トリス(4,6−ジメチ
ル−8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(2−メ
チル−8−キノリノラート)(フェノラート)アルミニ
ウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(2−
メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル
−8−キノリノラート)(3−メチルフェノラート)ア
ルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)
(4−メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−
メチル−8−キノリノラート)(2−フェニルフェノラ
ート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノ
ラート)(3−フェニルフェノラート)アルミニウム、
ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(4−フェニ
ルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(2,3−ジメチルフェノラート)
アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラー
ト)(2,6−ジメチルフェノラート)アルミニウム、
ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(3,4−ジ
メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル
−8−キノリノラート)(3,5−ジメチルフェノラー
ト)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラ
ート)(3,5−ジ-tert−ブチルフェノラート)アル
ミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)
(2,6−ジフェニルフェノラート)アルミニウム、ビ
ス(2−メチル−8−キノリノラート)(2,4,6−
トリフェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−
メチル−8−キノリノラート)(2,4,6−トリメチ
ルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(2,4,5,6−テトラメチルフ
ェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キ
ノリノラート)(1−ナフトラート)アルミニウム、ビ
ス(2−メチル−8−キノリノラート)(2−ナフトラ
ート)アルミニウム、ビス(2,4−ジメチル−8−キ
ノリノラート)(2−フェニルフェノラート)アルミニ
ウム、ビス(2,4−ジメチル−8−キノリノラート)
(3−フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス
(2,4−ジメチル−8−キノリノラート)(4−フェ
ニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2,4−ジメ
チル−8−キノリノラート)(3,5−ジメチルフェノ
ラート)アルミニウム、ビス(2,4−ジメチル−8−
キノリノラート)(3,5−ジ-tert−ブチルフェノラ
ート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノ
ラート)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル
−8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(2,4−
ジメチル−8−キノリノラート)アルミニウム−μ−オ
キソ−ビス(2,4−ジメチル−8−キノリノラート)
アルミニウム、ビス(2−メチル−4−エチル−8−キ
ノリノラート)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−
メチル−4−エチル−8−キノリノラート)アルミニウ
ム、ビス(2−メチル−4−メトキシ−8−キノリノラ
ート)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−
4−メトキシ−8−キノリノラート)アルミニウム、ビ
ス(2−メチル−5−シアノ−8−キノリノラート)ア
ルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−5−シア
ノ−8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(2−メ
チル−5−トリフルオロメチル−8−キノリノラート)
アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−5−ト
リフルオロメチル−8−キノリノラート)アルミニウム
を挙げることができる。
【0301】電子注入機能を有する化合物は単独で使用
してもよく、また複数併用してもよい。陰極6として
は、比較的仕事関数の小さい金属、合金または導電性化
合物を電極材料として使用することが好ましい。陰極に
使用する電極材料としては、例えば、リチウム、リチウ
ム−インジウム合金、ナトリウム、ナトリウム−カリウ
ム合金、カルシウム、マグネシウム、マグネシウム−銀
合金、マグネシム−インジウム合金、インジウム、ルテ
ニウム、チタニウム、マンガン、イットリウム、アルミ
ニウム、アルミニウム−リチウム合金、アルミニウム−
カルシウム合金、アルミニウム−マグネシウム合金、グ
ラファイト薄を挙げることができる。これらの電極材料
は単独で使用してもよく、また複数併用してもよい。
【0302】陰極はこれらの電極材料を、例えば、蒸着
法、スパッタリング法、イオン蒸着法、イオンプレーテ
ィング法、クラスターイオンビーム法により電子注入輸
送層の上に形成することができる。また、陰極は一層構
造であってもよく、多層構造であってもよい。陰極のシ
ート電気抵抗は数百Ω/□以下とするのが好ましい。陰
極の厚みは、使用する電極材料にもよるが、通常5〜1
000nm、好ましくは、10〜500nmとする。本
発明の有機電界発光素子の発光を高率よく取り出すため
に、陽極または陰極の少なくとも一方の電極は、透明な
いし半透明であることが好ましく、一般に、発光光の透
過率が70%以上となるように陽極または陰極の材料、
厚みを設定することが好ましい。
【0303】また、本発明の有機電界発光素子は、正孔
注入輸送層、発光層および電子注入輸送層の少なくとも
一層中に、一重項酸素クンチャーを含有していてもよ
い。一重項酸素クエンチャーとしては、特に限定される
ものではないが、例えば、ルブレン、ニッケル錯体、ジ
フェニルイソベンゾフランが挙げられ、好ましくは、ル
ブレンである。
【0304】一重項酸素クエンチャーが含有されている
層としては、特に限定されるものではないが、好ましく
は、発光層または正孔注入輸送層であり、より好ましく
は、正孔注入輸送層である。尚、正孔注入輸送層に一重
項酸素クエンチャーを含有させる場合、正孔注入輸送層
中に均一に含有させてもよく、正孔注入輸送層と隣接す
る層(例えば、発光層、発光機能を有する電子注入輸送
層)の近傍に含有させてもよい。
【0305】一重項酸素クエンチャーの含有量として
は、含有される層(例えば、正孔注入輸送層)を構成す
る全体量の0.01〜50重量%、好ましくは、0.0
5〜30重量%、より好ましくは、0.1〜20重量%
である。
【0306】正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層
の形成方法に関しては、特に限定されるものではなく、
例えば、真空蒸着法、イオン化蒸着法、溶液塗布法(例
えば、スピンコート法、キャスト法、デイップコート
法、バーコート法、ロールコート法、ラングミュア・ブ
ロジェット法、インクジェット法)を使用することがで
きる。真空蒸着法により正孔注入輸送層、発光層、電子
注入輸送層等の各層を形成する場合、真空蒸着の条件
は。、特に限定されるものではないが、通常、10 -5
orr程度以下の真空下で、50〜500℃程度のボー
ト温度(蒸着源温度)、−50〜300℃程度の基板温
度で、0.005〜50nm/sec程度の蒸着速度で実
施することが好ましい。この場合、正孔注入輸送層、発
光層、電子注入輸送層等の各層は、真空下で、連続して
形成することが好ましい。連続で形成することにより諸
特性に優れた有機電界発光素子を製造することが可能と
なる。真空蒸着法により、正孔注入輸送層、発光層、電
子注入輸送層等の各層を、複数の化合物を使用して形成
する場合、化合物を入れた各ボートを個別に温度制御し
て、共蒸着することが好ましい。
【0307】溶液塗布法により各層を形成する場合、各
層を形成する成分あるいはその成分とバインダー樹脂等
とを、溶媒に溶解または分散させて塗布液とする。溶媒
としては、例えば、有機溶媒(ヘキサン、オクタン、デ
カン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1−メチ
ルナフタレン等の炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、
テトラクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、テトラクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン、クロロトルエン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル
等のエステル系溶媒、メタノール、プロパノール、ブタ
ノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノ
ール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレン
グリコール等のアルコール系溶媒、ジブチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
アニソール等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル
−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒)、水を挙
げることができる。溶媒は単独で使用してもよく、また
複数併用してもよい。 正孔注入輸送層、発光層、電子
注入輸送層の各層の成分を溶媒に分散させる場合には、
分散方法として、例えば、ボールミル、サンドミル、ペ
イントシェーカー、アトライター、ホモジナイザー等を
使用して微粒子状に分散する方法を使用することができ
る。
【0308】また、正孔注入輸送層、発光層、電子注入
輸送層等の各層に使用しうるバインダー樹脂としては、
ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアリーレート、ポ
リスチレン、ポリエステル、ポリシロキサン、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエー
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリパラキシレン、ポリエチレン、ポ
リフェニレンオキサイド、ポリエーテルスルホン、ポリ
アニリンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその
誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポ
リフルオレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレ
ンおよびその誘導体などの高分子化合物を挙げることが
できる。バインダー樹脂は単独で使用してもよく、ま
た、複数併用してもよい。塗布液の濃度は、特に限定さ
れるものではないが、実施する塗布法により所望の厚み
を作製するに適した濃度範囲に設定することができ、通
常、0.1〜50重量%、好ましくは、1〜30重量%
に設定する。バインダー樹脂を使用する場合、その使用
量は特に限定されるものではないが、通常、正孔注入輸
送層、発光層、電子注入輸送層等の各層を形成する成分
とバインダー樹脂の総量に対してバインダー樹脂の含有
率が(一層型の素子を形成する場合には各成分の総量に
対して)、5〜99.9重量%、好ましくは、10〜9
9重量%となるように使用する。
【0309】正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層
等の各層の膜厚は、特に限定されるものではないが、通
常、5nm〜5μmとする。
【0310】また、上記の条件で作製した本発明の有機
電界発光素子は、酸素や水分等との接触を防止する目的
で、保護層(封止層)を設けたり、また、素子を不活性
物質中(例えば、パラフィン、流動パラフィン、シリコ
ンオイル、フルオロカーボン油、ゼオライト含有フルオ
ロカーボン油)に封入して保護することができる。保護
層に使用する材料としては、例えば、有機高分子材料
(例えば、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシシリコーン樹脂、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリパラキシレン、ポリエチレン、ポ
リフェニレンオキサイド)、無機材料(例えば、ダイア
モンド薄膜、アモルファスシリカ、電気絶縁性ガラス、
金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物)、
さらには、光硬化性樹脂を挙げることができる。保護層
に使用する材料は単独で使用してもよく、また複数併用
してもよい。保護層は一層構造であってもよく、また多
層構造であってもよい。
【0311】また、本発明の有機電界発光素子は、電極
に保護膜として金属酸化物膜(例えば、酸化アルミニウ
ム膜)、金属フッ化膜を設けることもできる。
【0312】本発明の有機電界発光素子は、陽極の表面
に界面層(中間層)を設けることもできる。界面層の材
質としては、有機リン化合物、ポリシラン、芳香族アミ
ン誘導体、フタロシアニン誘導体等を挙げることができ
る。さらに、電極、例えば、陽極はその表面を、酸、ア
ンモニア/過酸化水素、あるいはプラズマで処理して使
用することもできる。
【0313】本発明の有機電界発光素子は、通常、直流
駆動型の素子として使用することができるが、交流駆動
型の素子としても使用することができる。また、本発明
の有機電界発光素子は、セグメント型、単純マトリック
駆動型等のパッシブ駆動型であってもよく、TFT(薄
膜トランジスタ)型、MIM(メタル−インスレーター
−メタル)型等のアクティブ駆動型であってもよい。駆
動電圧は通常、2〜30Vである。本発明の有機電界発
光素子は、パネル型光源(例えば、時計、液晶パネル等
のバックライト)、各種の発光素子(例えば、LED等
の発光素子の代替)、各種の表示素子〔例えば、情報表
示素子(パソコンモニター、携帯電話・携帯端末用表示
素子)〕、各種の標識、各種のセンサーなどに使用する
ことができる。
【0314】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0315】実施例1:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ
(1’−ナフチル)−4,4’−ジアミノ−1,1’−
ビフェニルを蒸着速度0.2nm/secで75nmの
厚さに蒸着し、正孔注入輸送層を形成した。次に、正孔
注入輸送層の上に例示化合物A−23の化合物と例示化
合物a−31の化合物を蒸着速度0.2nm/secで
40nmの厚さに共蒸着(重量比93:7)し、さら
に、トリス(8−キノリノール)アルミニウムを蒸着速
度0.2nm/secで50nmの厚さに蒸着し、電子
注入輸送層を形成した。その上に、陰極としてマグネシ
ウムと銀を蒸着速度0.2nm/secで200nmの
厚さに共蒸着(重量比10:1)して陰極とし、有機電
界発光素子を作製した。尚、蒸着は、蒸着槽の減圧状態
を保ったまま実施した。作製した有機電界発光素子に直
流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cm
2の定電流密度で連続駆動させた。初期には、5.6
V、輝度890cd/m2の青色の発光が確認された。
輝度の半減期は2100時間であった。
【0316】実施例2〜15:有機電界発光素子の作製 実施例1において、発光層の形成に際して、例示化合物
A−23の化合物と例示化合物a−31の化合物を重量
比93:7で使用する代わりに、例示化合物A―38の
化合物とb−33の化合物を重量比10:1で使用(実
施例2)、例示化合物の化合物A−54の化合物と、例
示化合物c−15の化合物を重量比93:7で使用(実
施例3)、例示化合物B−1の化合物と、例示化合物a
−12の化合物を重量比10:1で使用(実施例4)、
例示化合物B−24の化合物と、例示化合物a−40の
化合物を重量比10:1で使用(実施例5)、例示化合
物B−21の化合物と、例示化合物b−18の化合物を
重量比94:6で使用(実施例6)、例示化合物B−2
5の化合物と、例示化合物c−35(実施例7)、例示
化合物C−28の化合物と、例示化合物a−2の化合物
を重量比93:7で使用(実施例8)、例示化合物C−
44の化合物と、例示化合物b−16の化合物を重量比
10:1で使用(実施例9)、例示化合物C−1の化合
物と、例示化合物c−31の化合物を重量比93:7で
使用(実施例10)、例示化合物D−19の化合物と、
例示化合物a−46の化合物を重量比10:1で使用
(実施例11)、例示化合物E−11の化合物と、例示
化合物c−39の化合物を重量比94:6で使用(実施
例12)、例示化合物E−16の化合物と、例示化合物
b−3の化合物を重量比10:1で使用(実施例1
3)、例示化合物E−17の化合物と、例示化合物b−
29の化合物を重量比10:1で使用(実施例14)、
例示化合物F−24の化合物と、例示化合物c−34を
重量比93:7で使用(実施例15)した以外は、実施
例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製し
た。各素子からは青色〜青緑色の発光が確認された。さ
らにその特性を調べ、結果を(第1表)(表1)に示し
た。
【0317】比較例1 実施例1において、発光層の形成に際して、例示化合物
A−23の化合物と例示化合物a−31の化合物を重量
比93:7で使用する代わりに、4,4’−ビス
(2”,2”−ジフェニルビニル)ビフェニルを使用し
た以外は実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素
子を作製した。素子からは青色の発光が確認された。さ
らにその特性を調べ、結果を(第1表)(表1)に示し
た。
【0318】比較例2 実施例1において、発光層の形成に際して、例示化合物
A−23の化合物と例示化合物a−31の化合物を重量
比93:7で使用する代わりに、4,4’−ビス
(2”,2”−ジフェニルビニル)ビフェニルと、例示
化合物c−31の化合物を重量比93:7で使用した以
外は実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を
作製した。素子からは青色の発光が確認された。さらに
その特性を調べ、結果を(第1表)(表1)に示した。
【0319】比較例3 実施例1において、発光層の形成に際して、例示化合物
A−23の化合物と例示化合物a−31の化合物を重量
比93:7で使用する代わりに、9,10−ジフェニル
アントラセンを使用した以外は実施例1に記載の操作に
従い、有機電界発光素子を作成した。素子からは青色の
発光が確認された。さらにその特性を調べ、結果を(第
1表)(表1)に示した。
【0320】
【表1】
【0321】実施例16:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、ポリ(チオフェン−2,5−ジイル)を
蒸着速度0.1nm/secで、20nmの厚さに蒸着
し、第1正孔注入輸送層を形成した。次いで、N,N’
−ジフェニル−N,N’−ジ(1’−ナフチル)−4,
4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニルを蒸着速度0.
2nm/secで55nmの厚さに蒸着し、第2正孔注
入輸送層を形成した。次に、正孔注入輸送層の上に例示
化合物C−14の化合物と、例示化合物a−45の化合
物を蒸着速度0.2nm/secで65nmの厚さに共
蒸着(重量比10:1)で蒸着し、発光層を形成した。
その後、さらに、トリス(8−キノリノラート)アルミ
ニウムを蒸着速度0.2nm/secで50nmの厚さ
に蒸着し、電子注入輸送層を兼ね備えた発光層を形成し
た。さらに、その上に、陰極としてマグネシウムと銀を
蒸着速度0.2nm/secで200nmの厚さに共蒸
着(重量比10:1)して陰極とし、有機電界発光素子
を作製した。尚、蒸着は、蒸着槽の減圧状態を保ったま
ま実施した。作製した有機電界発光素子に直流電圧を印
加し、乾燥雰囲気下、10mA/cm2の定電流密度で
連続駆動させた。初期には、6.0V、輝度810cd
/m2の青緑色の発光が確認された。輝度の半減期は1
750時間であった。
【0322】実施例17:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、4,4’,4”−トリス〔N−(3”−
メチルフェニル)−N−フェニルアミノ〕トリフェニル
アミンを蒸着速度0.1nm/secで、50nmの厚
さに蒸着し、第1正孔注入輸送層を形成した。次いで、
N,N,N’,N’−テトラ(1’−ナフチル)−4,
4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニルを蒸着速度0.
2nm/secで20nmの厚さに蒸着して、第2正孔
注入輸送層を形成した。次いでその上に例示化合物H−
1の化合物と、例示化合物a−43の化合物およびルブ
レンを、異なる蒸着源から、蒸着速度0.2nm/se
cで30nmの厚さに共蒸着(重量比10:1:1)
し、発光層を形成した。次いで、その上にトリス(8−
キノリノラート)アルミニウムを蒸着速度0.2nm/
secで50nmの厚さに蒸着し、電子注入輸送層を兼
ね備えた発光層を形成した。さらに、その上に、陰極と
してマグネシウムと銀を蒸着速度0.2nm/secで
200nmの厚さに共蒸着(重量比10:1)して陰極
とし、有機電界発光素子を作製した。作製した有機電界
発光素子に直流電圧を印加し、乾燥雰囲気下、10mA
/cm2の定電流密度で連続駆動させた。初期には、
5.8V、輝度820cd/m2の黄色の発光が確認さ
れた。輝度の半減期は2400時間であった。
【0323】実施例18:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、ポリ(チオフェン−2,5−ジイル)を
蒸着速度0.1nm/secで、20nmの厚さに蒸着
し、第1正孔注入輸送層を形成した。蒸着槽を大気圧下
に戻した後、再び蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。
次いで、例示化合物C−1の化合物と例示化合物a−9
の化合物とルブレンを、異なる蒸着源から、蒸着速度
0.2nm/secで55nmの厚さに共蒸着(重量比
10:1:1)し、第2正孔注入輸送層を兼ね備えた発
光層を形成した。減圧状態を保ったまま、次に、その上
にトリス(8−キノリノラート)アルミニウムを蒸着速
度0.2nm/secで50nmの厚さに蒸着し、電子
注入輸送層を形成した。減圧状態を保ったまま、さら
に、その上に、陰極としてマグネシウムと銀を蒸着速度
0.2nm/secで200nmの厚さに共蒸着(重量
比10:1)して陰極とし、有機電界発光素子を作製し
た。作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、乾
燥雰囲気下、10mA/cm2の定電流密度で連続駆動
させた。初期には、6.8V、輝度910cd/m2
黄色の発光が確認された。輝度の半減期は2200時間
であった。
【0324】実施例19:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、N,N,N’,N’−テトラ(1’−ナ
フチル)−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニル
を蒸着速度0.1nm/secで、20nmの厚さに蒸着
し、第1正孔注入輸送層を形成した。蒸着槽を大気圧下
に戻した後、再び蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。
次いで、例示化合物I−1の化合物と例示化合物a−4
の化合物と2,5,8,11−テトラ−tert-ブチルペ
リレンを、異なる蒸着源から、蒸着速度0.2nm/s
ecで55nmの厚さに共蒸着(重量比90:5:5)
し、第2正孔注入輸送層を兼ね備えた発光層を形成し
た。次に、その上にトリス(8−キノリノラート)アル
ミニウムを蒸着速度0.2nm/secで50nmの厚
さに蒸着し、電子注入輸送層を形成した。さらに、その
上に、陰極としてマグネシウムと銀を蒸着速度0.2n
m/secで200nmの厚さに共蒸着(重量比10:
1)して陰極とし、有機電界発光素子を作製した。尚、
蒸着は、蒸着槽の減圧状態を保ったまま実施した。作製
した有機電界発光素子に直流電圧印加し、乾燥雰囲気
下、10mA/cm2の定電流密度で連続駆動させた。
初期には、5.8V、輝度890cd/m2の黄色の発
光が確認された。輝度の半減期は2400時間であっ
た。
【0325】実施例20:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した。次に、窒素ガス雰囲気下でITO
透明電極上に、ポリカーボネート(重量平均分子量39
000)とN,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(1’
−ナフチル)−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフェ
ニルを重量比100:50の割合で含有する3重量%脱
水ジクロロエタン溶液を用いてスピンコート法により、
40nmの正孔注入輸送層を形成した。次にこの正孔注
入輸送層を有するガラス基板を、蒸着装置の基板ホルダ
ーに固定し、蒸着層を3×10-6Torrに減圧した。次
に、その上に、例示化合物D−19の化合物と例示化合
物b−11の化合物を蒸着速度0.2nm/secで3
5nmの厚さに共蒸着(重量比:10:1)し発光層を
形成した。さらに、その上にトリス(8−キノリノラー
ト)アルミニウムを蒸着速度0.2nm/secで50
nmの厚さに蒸着し、電子注入輸送層を形成した。さら
に、その上に、陰極としてマグネシウムと銀を蒸着速度
0.2nm/secで200nmの厚さに共蒸着(重量
比10:1)して陰極とし、有機電界発光素子を作製し
た。作製した有機電界発光素子に乾燥雰囲気下、10V
の直流電圧を印加したところ、89mA/cm2の電流
が流れた。輝度1290cd/m2の青緑色の発光が確
認された。輝度の半減期は740時間であった。
【0326】実施例21:有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した。次に、窒素ガス雰囲気下、ITO
透明電極上に、ポリメチルメタクリレート(重量平均分
子量25000)、例示化合物C−14の化合物、例示
化合物c−31の化合物、トリス(8−キノリノラー
ト)アルミニウムをそれぞれ重量比100:50:0.
5:10の割合で含有する3重量%脱水ジクロロエタン
溶液を用いてスピンコート法により、100nmの発光
層を形成した。次にこの発光層を有するガラス基板を、
蒸着装置の基板ホルダーに固定し、蒸着層を3×10-6
Torrに減圧した。発光層の上に、陰極としてマグネシウ
ムと銀を蒸着速度0.2nm/secで200nmの厚
さに共蒸着(重量比10:1)して陰極とし、有機電界
発光素子を作製した。作製した有機電界発光素子に乾燥
雰囲気下、15Vの直流電圧を印加したところ、89m
A/cm2の電流が流れた。輝度820cd/m2の青緑
色の発光が確認された。輝度の半減期は750時間であ
った。
【0327】
【発明の効果】本発明により、発光輝度が高く、さら
に、発光寿命が長く、耐久性に優れた有機電界発光素子
を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図2】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図3】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図4】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図5】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図6】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図7】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図8】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【符号の説明】
1:基板 2:陽極 3:正孔注入輸送層 3a:正孔注入輸送成分 4:発光層 4a:発光成分 5:電子注入輸送層 5”:電子注入輸送層 5a:電子注入輸送成分 6:陰極 7:電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/06 655 C09K 11/06 655 690 690 H05B 33/22 H05B 33/22 D (72)発明者 田辺 良満 千葉県袖ケ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 中塚 正勝 千葉県袖ケ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB11 DB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の電極基板間にアントラセン環とフ
    ルオレン環が直接結合している炭化水素化合物と、アミ
    ノ置換基を有する炭化水素化合物を含む層を少なくとも
    一層挟持してなる有機電界発光素子。
  2. 【請求項2】 アントラセン環とフルオレン環が直接結
    合している炭化水素化合物が、一般式(1)で表される
    炭化水素化合物である請求項1記載の有機電界発光素
    子。 X1−(F1)j−(A1)k−(F2)l−(A2)m−(F3)n−X2 (1) 〔式中、A1およびA2はそれぞれ独立に、置換または未
    置換のアントラセンジイル基を表し、F1、F2およびF
    3はそれぞれ独立に、置換または未置換のフルオレンジ
    イル基を表し、X1およびX2はそれぞれ独立に、水素原
    子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
    基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換または
    未置換のアリール基、あるいは、置換または未置換のア
    ラルキル基、を表し、j、mおよびnは0または1を表
    し、kおよびlは1または2を表し、Kが2であるときA1
    どうしは同一でも異なるものであってもよく、lが2で
    あるときF 2どうしは同一でも異なるものであってもよ
    い〕
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表される炭化水素化合物
    が一般式(A)(化1)、一般式(B)(化2)および
    一般式(C)(化3)から選ばれる化合物である請求項
    2記載の有機電界発光素子。 【化1】 〔式中R21およびR22はそれぞれ独立に、水素原子、直
    鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換の
    アリール基、あるいは置換または未置換のアラルキル基
    を表し、X210〜X224はそれぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
    鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置換また
    は未置換のアリール基を表す、但、R21、R22およびX
    210〜X224はアントリル基およびフルオレニル基ではな
    い〕 【化2】 〔式中、R31〜R34はそれぞれ独立に、水素原子、直
    鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換の
    アリール基、あるいは置換または未置換のアラルキル基
    を表し、X301〜X322はそれぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子、直鎖または分岐または環状状アルキル基、
    直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置換ま
    たは未置換のアリール基を表す。但、R31〜R34および
    301〜X322はアントリル基およびフルオレニル基では
    ない〕 【化3】 〔式中、R41およびR42はそれぞれ独立に、水素原子、
    直鎖、分岐鎖または環状のアルキル基、置換または未置
    換のアリール基、あるいは置換または未置換のアラルキ
    ル基を表し、X401〜X416はそれぞれ独立に、水素原
    子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
    基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置
    換または未置換のアリール基を表す。但、R41、R42
    およびX401〜X416はアントリル基およびフルオレニル
    基ではない〕
  4. 【請求項4】 アミノ置換基を有する炭化水素化合物が
    以下の一般式(a)(化4)、一般式(b)(化5)ま
    たは一般式(c)(化6)から選ばれる化合物である、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の有機電界発光素子。 【化4】 〔式中、A11およびA12は水素原子、置換または未置換
    のアリール基、置換または未置換のアミノ基または含窒
    素複素環基を表し、A11およびA12の少なくとも一方は
    置換または未置換のアミノ基または含窒素複素環基を表
    し、該アミノ基または含窒素複素環基は、置換している
    ベンゼン環とともに含窒素複素環を形成していてもよ
    く、Z101〜Z116はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
    ン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分
    岐または環状のアルコキシ基、置換または未置換のアリ
    ール基、置換または未置換のアリールオキシ基、置換ま
    たは未置換のアリールチオ基、置換または未置換のアラ
    ルキル基を表し、p11およびp 12は0または1を表す〕 【化5】 〔式中、A21およびA22は水素原子、置換または未置換
    のアリール基、置換または未置換のアミノ基または含窒
    素複素環基を表し、A21およびA22の少なくとも一方は
    置換または未置換のアミノ基または含窒素複素環基を表
    し、該アミノ基または含窒素複素環基は、置換している
    ベンゼン環と共に含窒素複素環を形成していてもよく、
    201〜Z220はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原
    子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐ま
    たは環状のアルコキシ基、置換または未置換のアリール
    基を表し、R51〜R54は水素原子、直鎖、分岐または環
    状のアルキル基、置換または未置換のアリール基、置換
    または未置換のアラルキル基を表し、p21は0または1
    を表す〕 【化6】 〔式中、A31およびA32は水素原子、置換または未置換
    のアリール基、置換または未置換のアミノ基または含窒
    素複素環基を表し、A31およびA32の少なくとも一方は
    置換または未置換のアミノ基または含窒素複素環基を表
    し、該アミノ基または含窒素複素環基は、置換している
    ベンゼン環と共に含窒素複素環を形成していてもよく、
    31〜Z38はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原
    子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐ま
    たは環状のアルコキシ基、置換または未置換のアリール
    基、置換または未置換のアリールオキシ基、置換または
    未置換のアリールチオ基、置換または未置換のアラルキ
    ル基を表し、Ar1は2価の芳香族基を表し、R61およ
    びR62は水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
    基、置換または未置換のアリール基を表し、p31は0ま
    たは1を表す〕
  5. 【請求項5】 アントラセン環とフルオレン環が直接結
    合している炭化水素化合物と、アミノ置換基を有する炭
    化水素化合物を含む層が発光層である請求項1乃至4の
    いずれかに記載の有機電界発光素子。
  6. 【請求項6】 アントラセン環とフルオレン環が直接結
    合している炭化水素化合物と、アミノ置換基を有する炭
    化水素化合物の重量比が10:1〜100:1である請
    求項1乃至5のいずれかに記載の有機電界発光素子。
  7. 【請求項7】 1対の電極間にさらに正孔注入輸送層を
    有する請求項1乃至6のいずれかに記載の有機電界発光
    素子
  8. 【請求項8】 1対の電極間にさらに、電子注入輸送層
    を有する請求項1乃至7のいずれかに記載の有機電界発
    光素子。
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