JP2003226215A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents
膝保護用エアバッグ装置Info
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Abstract
能なエアバッグを備えた膝保護用エアバッグ装置を提供
すること。 【解決手段】着座した乗員MDの膝Kの前方に折り畳ま
れて収納されたエアバッグ45が、膨張用ガスを流入さ
せて展開膨張することにより、乗員MDの膝Kを保護可
能な膝保護用エアバッグ装置S。エアバッグ45が、膨
張用ガスの流入開始から70msec後の内圧を50K
Pa以上とするように、構成されている。
Description
させて展開膨張するエアバッグが、着座した乗員の膝を
保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
置としては、特開平9−123862号公報等に開示さ
れるように、ステアリングホイール下方のコラムカバー
下部側に配置されて、作動時に、エアバッグをコラムカ
バー下面側の下部から上部に向かって展開膨張させ、こ
のエアバッグによって運転者の膝を保護するエアバッグ
装置があった。
カバーやインパネから乗員の膝までの距離は小さく設定
されていることから、この種のエアバッグ装置において
用いられるエアバッグは、コラムカバーやインパネ等の
干渉物と膝との間に容易に展開膨張可能なように、膨張
完了形状を薄い略板状として、容積を小さく設定されて
いた。しかし、膨張用ガスの流入開始時から、エアバッ
グが乗員の膝を受けるまでには、多少の時間差が生じる
ことから、エアバッグで乗員の膝を的確に保護するため
に、流入開始時から一定時間を経過した後にも、エアバ
ッグが高い内圧を維持させていることが望まれていた。
り、高い内圧を維持して乗員の膝を的確に保護可能なエ
アバッグを備えた膝保護用エアバッグ装置を提供するこ
とを目的とする。
アバッグ装置は、着座した乗員の膝の前方に折り畳まれ
て収納されたエアバッグが、膨張用ガスを流入させて展
開膨張することにより、乗員の膝を保護可能な膝保護用
エアバッグ装置であって、エアバッグが、膨張用ガスの
流入開始から70msec後の内圧を50KPa以上と
するように、構成されていることを特徴とする。
ては、エアバッグは、袋織りによって形成するととも
に、外表面側に、ガス漏れを防止するコーティング剤を
塗布して、形成することが望ましい。
いて、エアバッグは、織布を縫合させて形成するととも
に、エアバッグの縫合部位を目止め剤によりシールさせ
て、形成してもよい。
エアバッグが、膨張用ガスの流入開始から70msec
後の内圧を50KPa以上とするように、構成されてい
ることから、膨張を完了させたエアバッグで乗員の膝を
受けるまで、エアバッグの内圧を十分維持することがで
きて、乗員の膝を的確に保護することができる。
では、高い内圧を維持して乗員の膝を的確に保護するこ
とができる。
れば、エアバッグを、袋織り用の織機により一括して製
造できることから、エアバッグの製造工数を短くするこ
とができる。
すれば、エアバッグを製造するための袋織り用の機械を
使用しなくとも、所定の織布の裁断、縫合、目止め作業
等によって、エアバッグを製造することができる。
に基づいて説明する。
ッグ装置Sは、図1〜4に示すように、乗員Mとしての
運転者MDの膝Kを保護できるように、運転者MDの車
両前方側であるステアリングコラム5の下方に配設され
ている。
び、前後は、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載さ
せた際の車両の上下・左右・前後に対応するものであ
る。
に、ステアリングホイール4に連結されるコラム本体6
と、ステアリングホイール4の下方のコラム本体6を覆
うように配設されるコラムカバー10と、を備えて構成
される。
インシャフト7の周囲を覆うコラムチューブ8と、を備
えて構成され、メインシャフト7とコラムチューブ8と
の間には、ステアリングホイール4のリング面の角度を
調整可能な図示しないチルト機構や、ステアリングホイ
ール4をシャフトの軸方向に移動させて停止可能な図示
しないテレスコピック機構等が、配設されている。
樹脂製として、コラム本体6を覆うように、コラム本体
6の軸方向に沿って配設されている。すなわち、コラム
カバー10は、車両前方側を下方に配置させて、車両後
方側を上方に配置させるように、後上がりに傾斜して配
設されている。そして、コラムカバー10におけるイン
ストルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)1
2から突出する部位の下面10aは、略長方形形状と
し、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されてい
る。
たエアバッグ45、エアバッグ45に膨張用ガスを供給
するインフレーター37、折り畳まれたエアバッグ45
及びインフレーター37を収納するとともに車両後方側
を開口させたケース15、及び、ケース15の車両後方
側を覆うエアバッグカバー22を、備えて構成されてい
る。
金製として、ステアリングコラム5の下部側に配置され
ており、略四角筒形状の周壁部16と、周壁部16の車
両前方側を塞ぐ底壁部18と、を備えるとともに、車両
後方側を開口させて構成されている。そして、ケース1
5の周壁部16における上下方向で対向する壁部16a
・16bの外周面には、先端側の係止鉤部17aをケー
ス開口15aから離れるように底壁部18側に反転させ
た複数の断面略コ字形状のフック17が固着されてい
る。実施形態では、フック17は、壁部16a・16b
に、それぞれ、4個ずつ、配設されている。また、周壁
部16における側方側の壁部16cには、インフレータ
ー37の後述する本体38の端部を挿通可能な挿通孔1
6dが、形成されている(図3参照)。底壁部18に
は、インフレーター37の後述するボルト39fを挿通
させるための挿通孔18aが、形成されている。このケ
ース15は、図示しないブラケットを利用して、コラム
本体6近傍に配置される図示しないインパネリインフォ
ースメントに、連結固定されるものである。
系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、ケース1
5の車両後方側を覆い可能なように、構成されている。
ネル12aとロアパネル12bとからなるインパネ12
におけるコラムカバー10の周縁のロアパネル12b側
に配置されて、インパネ12から突出するコラムカバー
10の下側周縁を覆うこととなる。そのため、エアバッ
グカバー22は、車両後方側から見て、上縁中央付近
を、コラムカバー10を後方へ突出させるように、下方
へ凹み、かつ、その凹部の下方の上縁側を、コラムカバ
ー下面10a側の曲面に対応させて車両後方側へ湾曲さ
せるように隆起させて、構成されている。そして、エア
バッグカバー22は、ケース15の開口15aを覆う扉
部34と、扉部34の周囲に配置される一般部24と、
を備えて構成されている。
形成されて、開口15aを覆う略長方形の板状に形成さ
れている。扉部34は、下端に、扉部34が開く際の回
転中心となるヒンジ部32を配置させ、ヒンジ部32を
除いた外周縁の逆U字形状の部位に、薄肉の破断予定部
31を配置させている。ヒンジ部32は、インテグラル
ヒンジとしており、破断しない範囲内の肉厚で、一般部
24や扉部34より薄肉に形成されている。破断予定部
31は、扉部34が膨張するエアバッグ45に押された
際に容易に破断するように、車両前方側の面に連続的若
しくは断続的な凹溝を設けて、形成されている。
なる部位には、ケース15の周壁部16の外周側におい
て車両前方側に突出するように配設される4つの側壁部
27・28・29・30が、配設されている。そして、
ケース周壁部16の上部側に配置される上側壁部27
と、周壁部16の下部側に配置される下側壁部28と、
は、エアバッグカバー22をケース15に連結させるた
めの連結壁部とされるもので、周壁部16に配設される
フック17の係止鉤部17aを係止可能な係止孔27a
・28aを、それぞれ、備えている。
エアバッグカバー22をロアパネル12bに取付固定さ
せるための取付脚部25が、車両前方側に延びるように
形成されている。この取付脚部25は、ロアパネル12
bの係止穴12eの周縁に係止されることとなる。そし
て、ロアパネル12bは、ケース15を収納する収納凹
部12cを備える構成であり、収納凹部12cの周縁に
形成されるフランジ部12dに、係止穴12eが形成さ
れている(図3参照)。取付脚部25の元部には、リブ
25aが形成されている。このリブ25aは、取付脚部
25の係止穴12eへの係止時に、ロアパネル12bの
フランジ部12dに当接して、一般部24を支持するた
めのものである。なお、実施形態では、取付脚部25
は、一般部24の左右両縁付近において、それぞれ3箇
所ずつ、形成されている。
うに、軸方向を車両の左右方向に沿って配設させるシリ
ンダタイプとして構成され、略円柱状の本体38とディ
フューザー39とを備えて構成されている。本体38
は、円柱状の一般部38aと、一般部38aの端面から
突出する小径の小径部38bと、を備え、小径部38b
の外周面に複数のガス吐出口38cを配設させて、構成
されている。そして、一般部38aにおける小径部38
bから離れた端面に、作動信号入力用のリード線42を
結線させたコネクタ41が、接続されることとなる。デ
ィフューザー39は、本体38を覆い可能な略円柱状の
板金製の保持筒部39aと、保持筒部39aから突出す
る複数(実施形態では二本)のボルト39fと、を備え
て構成されている。保持筒部39aは、先端面側に、外
装した本体38の小径部38bを覆う底部39bを備え
るとともに、他方の端面側に、本体38の一般部38a
を挿通させる挿通孔39cを備え、さらに、本体38の
ガス吐出口38cから吐出される膨張用ガスを流出可能
な複数のガス流出口39dを、車両搭載状態の保持筒部
39aにおける車両後方側の面に、開口させて構成され
ている。また、保持筒部39aには、本体38を保持す
るための複数の挟持部39eが、配設されている。各挟
持部39eは、保持筒部39aの軸方向に沿った両側を
切り欠かれて、保持筒部39a内に湾曲するように、塑
性変形させて構成されている。そして、本体38の保持
筒部39aへの固定は、挿通孔39cから、小径部38
bを先頭にして、本体38を挿入させて、各挟持部39
eを一般部38aの外周面側にさらに押圧すれば、本体
38を保持筒部39aに固定することができる。
搭載されたエアバッグ作動回路が、車両の前面衝突を検
知した際、ステアリングホイール4に搭載された図示し
ないエアバッグ装置とともに、リード線42を介して、
作動信号が入力されることとなる。
ステルやポリアミド糸等からなる1枚の織布から形成さ
れて、図5・6に示すように、展開膨張完了時の形状を
略長方形板状として、下端側のインフレーター37を収
納する取付部48と、取付部48の上方側に配置され
て、取付部48より左右方向の幅寸法を大きくする本体
部46と、を備えて構成されている。取付部48は、エ
アバッグ45の展開膨張完了時に、ケース15内に収納
されるとともに、インフレーター37を利用して、ケー
ス15に保持される部位となる。
なるエアバッグ素材を、エアバッグ45の下端45aと
なる部位で折り返し、縫合糸56により後述するテザー
53・54・55を縫着させるとともに、折り返して対
向する部位の周縁相互を、縫合糸56により縫合して形
成されている。そして、エアバッグ45は、それぞれ略
ハート形状とする運転者MD側の乗員側壁部50とコラ
ムカバー10側の車体側壁部51とを備えて、構成され
ている。
8の部位には、2つの挿通孔51a・51aと1つの挿
通孔51bとが形成されている。挿通孔51a・51a
は、インフレーター37の各ボルト39fを挿通させる
ものであり、挿通孔51bは、インフレーター37の本
体38を挿通させるものである。そして、エアバッグ4
5は、挿通孔51bからインフレーター37の本体38
を突出させて、各挿通孔51aの周縁を、保持筒部39
aとケース15の底壁部18とに挟持されて、ケース1
5に取り付けられている。
右方向に沿う帯状のテザー53・54・55が配設され
ている。これらのテザー53・54・55は、車体側に
沿った展開膨張完了時のエアバッグ45が、乗員側壁部
50を略面一にさせるように、設定されている。すなわ
ち、エアバッグ45は、展開膨張を完了させた際に、コ
ラムカバー10の下面10aの上端10b付近まで覆う
とともに、コラムカバー10の左右両側も覆う形状とし
ている。しかし、コラムカバー10の下面10aは、そ
の位置の左右両側のインパネ12の部位より、車両後方
側に突出している。そのため、車両後方側へ最も突出し
ているコラムカバー10の下面10a側に位置すること
となる本体部の左右方向の中央部46dの肉厚を薄くさ
せ、かつ、コラムカバー10から左右に外れることとな
る中央部46dの左右両側の部位46e・46fの肉厚
を厚くさせるように、テザー53・54・55は、本体
部46の中央部46d付近に配設されている。さらに、
コラムカバー下面10aの上下方向の中央部10cが、
湾曲して最も後下方に突出していることから、その部位
に対応する中央部46dの上下方向の中央付近のテザー
54・54が、最も、壁部50・51間の距離を短くす
るように、設定されている。
の配置と、略ハート形状とする上広がりのエアバッグ4
5の形状により、実施形態の場合、本体部46における
中央部46dの左右両側の部位46e・46fが厚肉と
なり、この厚肉の部位46e・46fで、膝KL・KR
を、衝撃を抑えて、効果的に保護することができる。
ぞれ、2枚の布材から構成されて、各布材を、乗員側壁
部50と車体側壁部51とに、縫合糸56を利用して、
縫合し、対応しあう布材の端部相互を縫合糸56を利用
して縫着させて、形成されている。
膨張用ガスの流入開始時から一定時間を経過した後に
も、エアバッグ45が高い内圧を維持可能なように、縫
合糸56による縫合箇所に、外周側から、目止め剤を使
用して、シール部位57を形成している(図6参照)。
具体的には、シリコンゴム等からなる目止め剤を塗布し
たり、テープ等を貼着させて、縫合箇所にシール部位5
7を形成することとなる。実施形態のエアバッグ45で
は、縫合箇所に、外周側から、シリコンゴムからなる目
止め剤を塗布して、シール部位57を形成している。そ
して、実施形態のエアバッグ45では、膨張用ガスの流
入開始から70msec後におけるエアバッグ45の内
圧を50KPa以上(望ましくは60KPa以上)とす
るように、縫合箇所にシール部位57を形成している。
の容積は、15〜20Lに設定されている。そして、膨
張完了時におけるエアバッグ45の板厚は、最も薄い部
位となるテザー54・54が配置される部位付近の厚さ
寸法L1が40mmに設定され、最も厚い部位となる本
体部46における中央部46dの左右両側の部位46e
・46fの厚さ寸法L2が150mmに設定されてい
る。また、エアバッグ45は、インフレーター37作動
開始から15〜20msec後に、膨張を略完了させる
こととなる。そして、実施形態のエアバッグ45は、膨
張完了時から70msec後においても、膨張完了時に
おける板厚を確保しつつ、内圧を50KPa以上(望ま
しくは60KPa以上)とするように、設定されてい
る。
ついて説明する。まず、エアバッグ素材を折り返し、乗
員側壁部50や車体側壁部51の周縁相互やテザー53
・54・55を、縫合糸56を利用して縫合し、縫合箇
所に外周側から目止め剤を塗布してシール部位57を形
成し、エアバッグ45を製造する。このとき、未縫合部
位45b(図5参照)を残して、その部位45bからイ
ンフレーター37を収納し、各ボルト39fを挿通孔5
1aから突出させ、インフレーター本体38の元部側を
挿通孔51bから突出させて、エアバッグ45の未縫合
部位45bを縫合して、エアバッグ45を製造する。
アバッグ45の折り畳み工程は、図7のAに示すよう
に、まず、乗員側壁部50と車体側壁部51とを重ねて
平らに展開した状態から、本体部46における左右の両
縁46b・46cを、乗員側壁部50の側に折り畳む。
次いで、図7のB・Cに示すように、本体部46の上端
46a側を車体側壁部51の側に巻いてロール折りし、
ロール折りされたエアバッグ59の左右両縁61a・6
1bを、図7のDに示すように、開口15aからケース
15内に収納可能な幅寸法となるように、乗員側壁部5
0側に折り返せば、エアバッグ45の折り畳み作業を完
了させることができる。
は、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング
フィルムにより、エアバッグ45をくるむ。なお、挿通
孔51a・51bから突出したインフレーター37のボ
ルト39fや本体38の端部は、ラッピングフィルムか
ら突出させておく。
9fを挿通孔18aから突出させるとともに、インフレ
ーター本体38の端部を挿通孔16dから突出させるよ
うにして、インフレーター37を、折り畳まれたエアバ
ッグ45とともに、ケース15内に収納させ、各ボルト
39fにナット40を締結すれば、インフレーター37
とエアバッグ45とを、ケース15に収納させるととも
に、ケース15に取り付けることができる。
トを、既にアッパパネル12aやロアパネル12bを取
り付けた車両のインパネリインフォースメントに取り付
け、リード線42を結線させたコネクタ41をインフレ
ーター37の本体38に接続する。次いで、エアバッグ
カバー22を車両前方側に押し込んで、各取付脚部25
をロアパネル12bの係止穴12eに挿入係止させると
ともに、上側壁部27及び下側壁部28の各係止孔27
a・28aに、ケース15のフック17を係止させて、
エアバッグカバー22をケース15に連結させれば、エ
アバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
ド線42を経て、インフレーター37の本体38に作動
信号が入力されれば、インフレーター37のガス吐出口
38cから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、ディ
フューザー39のガス流出口39dを経て、エアバッグ
45の本体部46内に流入することとなる。そして、エ
アバッグ45は、膨張して図示しないラッピングフィル
ムを破断するとともに、エアバッグカバー22の扉部3
4を押し、破断予定部31を破断させて、ヒンジ部32
を回転中心として扉部34を下開きで開かせることとな
り、図1・4の二点鎖線で示すように、コラムカバー下
面10aに沿うように、上方へ向かって大きく展開膨張
することとなる。
は、エアバッグ45が、膨張用ガスの流入開始から70
msec後の内圧を50KPa以上とするように、構成
されていることから、膨張を完了させたエアバッグ45
で乗員Mとしての運転者MDの膝K(KL・KR)を受
けるまで、エアバッグ45の内圧を十分維持することが
できて、運転者MDの膝K(KL・KR)を的確に保護
することができる。
縫合箇所にシール部位57を形成しなかった場合のエア
バッグでは、膨張用ガスの流入開始から70msec後
における内圧は、40KPaとなる。
置Sでは、高い内圧を維持して運転者MDの膝K(KL
・KR)を的確に保護することができる。
エアバッグ45を、織布を縫合して形成していることか
ら、エアバッグ45を製造するための袋織り用の機械を
使用しなくとも、所定の織布の裁断、縫合、目止め作業
等によって、エアバッグ45を製造することができる。
さらに、エアバッグ61として、図8・9に示す構成の
ものを使用してもよい。エアバッグ61は、前述のエア
バッグ45と同様に、1枚の織布から構成されて、本体
部62と取付部63とを備えている。このエアバッグ6
1は、本体部62における中央部62dにテザー65・
66を上下二段に配設させる以外は、前述のエアバッグ
45と同様の構成であり、同一の図符号を付して説明を
省略する。そして、エアバッグ61は、前述のエアバッ
グ45と同様に、膨張完了時において、本体部62にお
ける中央部62d付近を薄肉とするともに、中央部62
dの左右両側の部位62e・62fを厚肉として、この
厚肉の部位62e・62fにより、運転者MDの膝KL
・KRを、保護する構成である。また、実施形態のエア
バッグ61は、前述のエアバッグ45と同様に、縫合糸
56によりテザー65・66を縫着させるとともに、折
り返して対向する部位の周縁相互を、縫合糸56により
縫合して形成されており、縫合糸56による縫合箇所
に、外周側から、目止め剤を使用して、シール部位57
を配設させて、膨張用ガスの流入開始から70msec
後におけるエアバッグ61の内圧を50KPa以上(望
ましくは60KPa以上)とするように、設定されてい
る。
の容積は、15〜20Lに設定されている。そして、膨
張完了時におけるエアバッグ61の板厚は、最も薄い部
位となるテザー66が配置される部位付近の厚さ寸法L
3が80mmに設定され、最も厚い部位となる本体部6
2における中央部62dの左右両側の部位62e・62
fの厚さ寸法L4が150mmに設定されている。ま
た、エアバッグ61は、インフレーター37作動開始か
ら15〜20msec後に、膨張を略完了させることと
なる。そして、実施形態のエアバッグ61は、膨張完了
時から70msec後においても、膨張完了時における
板厚を確保しつつ、内圧を50KPa以上(望ましくは
60KPa以上)とするように、設定されている。な
お、エアバッグ61と同一形状として、縫合箇所にシー
ル部位57を形成しなかった場合のエアバッグでは、膨
張用ガスの流入開始から70msec後における内圧
は、40KPaとなる。
0・11に示す構成のものを使用してもよい。エアバッ
グ71は、袋織りにより一体的に形成されるもので、前
述のエアバッグ45・61と同様に、外形形状を略ハー
ト形状とする本体部72と、本体部72の下端から突出
する取付口部73と、を備えている。取付口部73は、
下端側を開口73aとされて、インフレーター81のガ
ス吐出口81aをクランプ82を利用して連結固定可能
な構成とされている。そして、取付口部73の左右両側
には、本体部72の下端から突出して形成される取付片
部74・74が、形成されている。この取付片部74
は、インフレーター81から突出するボルトを挿通可能
な挿通孔74aを備えている。また、エアバッグ71
は、本体部72における中央部72dに、本体部72の
展開膨張時における厚さ寸法を規制する厚さ規制部76
・77を、配設させている。この厚さ規制部76・77
は、上下二段に、左右方向に沿うように、配設されてい
る。そして、エアバッグ71は、前述のエアバッグ45
・61と同様に、膨張完了時において、本体部72にお
ける中央部72d付近を薄肉とするともに、中央部72
dの左右両側の部位72e・72fを厚肉として、この
厚肉の部位72e・72fにより、運転者MDの膝KL
・KRを、保護する構成である。また、エアバッグ71
は、外表面側に、ガス漏れを防止するコーティング剤を
塗布されて形成されるコーティング層79を備えている
(図11参照)。このコーティング層79は、シリコン
ゴム等からなるコーティング剤を塗布して形成されるも
ので、実施形態のエアバッグ71では、膨張用ガスの流
入開始から70msec後におけるエアバッグ71の内
圧を50KPa以上(望ましくは60KPa以上)とす
るように、コーティング層79を配設させている。
の容積は、15〜20Lに設定されている。そして、膨
張完了時におけるエアバッグ71の板厚は、最も薄い部
位となる厚さ規制部77が配置される部位付近の厚さ寸
法L5が40mmに設定され、最も厚い部位となる本体
部72における中央部72dの左右両側の部位72e・
72fの厚さ寸法L6が150mmに設定されている。
また、エアバッグ71は、インフレーター81作動開始
から15〜20msec後に、膨張を略完了させること
となる。そして、実施形態のエアバッグ71は、膨張完
了時から70msec後においても、膨張完了時におけ
る板厚を確保しつつ、内圧を50KPa以上(望ましく
は60KPa以上)とするように、設定されている。な
お、エアバッグ71と同一形状として、外表面にコーテ
ィング層79を形成しなかった場合のエアバッグでは、
膨張用ガスの流入開始から70msec後における内圧
は、40KPaとなる。
を使用すれば、エアバッグ71を、袋織り用の織機によ
り一括して製造できることから、エアバッグ71の製造
工数を短くすることができる。
保護するために、運転者MDの車両前方側に配置される
エアバッグ装置Sを例に採り説明したが、図12に示す
ように、助手席に着座した助手席搭載者MPの両膝K
(KL・KR)を保護するように、助手席に着座した乗
員MPの車両前方側となる位置に、エアバッグ装置Sを
配置させてもよい。
装置の使用状態を示す車両前後方向の概略断面図であ
る。
装置の車両前後方向の概略拡大断面図である。
態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
る。
図である。
ある。
正面図である。
る。
グを助手席の車両前方側に配置させた状態を示す車両後
方側から見た概略正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 着座した乗員の膝の前方に折り畳まれて
収納されたエアバッグが、膨張用ガスを流入させて展開
膨張することにより、乗員の膝を保護可能な膝保護用エ
アバッグ装置であって、 前記エアバッグが、膨張用ガスの流入開始から70ms
ec後の内圧を50KPa以上とするように、構成され
ていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。 - 【請求項2】 前記エアバッグが、袋織りによって形成
されるとともに、外表面側に、ガス漏れを防止するコー
ティング剤を塗布されて、形成されていることを特徴と
する請求項1記載の膝保護用エアバッグ装置。 - 【請求項3】 前記エアバッグが、織布を縫合させて形
成されるとともに、前記エアバッグの縫合部位が目止め
剤の使用によりシールされて、形成されていることを特
徴とする請求項1記載の膝保護用エアバッグ装置。
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2002
- 2002-01-31 JP JP2002024547A patent/JP3807317B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8220828B2 (en) | 2008-03-12 | 2012-07-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Column-mounted knee airbag device |
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