JP2003225710A - バックゲージ装置 - Google Patents

バックゲージ装置

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JP2003225710A JP2002026996A JP2002026996A JP2003225710A JP 2003225710 A JP2003225710 A JP 2003225710A JP 2002026996 A JP2002026996 A JP 2002026996A JP 2002026996 A JP2002026996 A JP 2002026996A JP 2003225710 A JP2003225710 A JP 2003225710A
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Kazunari Imai
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Hitoshi Komata
均 小俣
Taiji Yamatani
泰司 山谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの位置決め時に板厚検出ユニットがワ
ークに干渉しないようにすると共に板厚検出ユニットで
ワークの板厚も容易にかつ正確に検出できるようにした
バックゲージ装置を提供することにある。 【解決手段】 加工すべきワークWに板材加工を行うと
きに、ワークWの先端を位置決めするバックゲージ装置
15であって、左右方向に延伸したストレッチ部材を前
後動自在に設け、このストレッチ部材に、突き当て面3
3を備えると共に左右方向へ移動可能で、しかも、前記
突き当て面33の前方へ出没自在な板厚検出ユニット3
5を内部に備えた突き当て装置25L、25Rを設け、
前記板厚検出ユニットに35、この板厚検出ユニット3
5で検出された検出値を基に板厚を算出する第1算出部
73を備えた制御装置27が接続されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折り曲げ加工機
や剪断加工機の板材加工機に使用されるバックゲージ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチとダイにより曲げ加工が行
われるプレスブレーキにおいて、パンチの押し込み量を
計算する計算式が一般的に用いられている。この計算式
にはワークの加工所要トン数、機械本体の撓み、金型形
状とワークの弾塑性変形の関係等が計算要因として取り
入れられている。
【0003】特にワークの弾塑性変形の計算においては
ワークの機械的材料特性と共にワークの板厚も重要な要
因を構成しているが、従来は実際に加工する際の実板厚
を測定することが実用的ではなかったため、公称板厚を
計算式に入力していた。このため計算の結果では加工し
たワークの曲げ角度は目標とする角度に対して誤差が生
じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークの板
厚を実際に測定するには一般的にマイクロメ−ター等が
用いられるが、曲げ加工における実際の作業現場では実
用的でない。
【0005】また、プレスブレーキの一部の機能として
例えばパンチとダイとの間でまさにワークを挟んだ状態
を機械本体の位置検出器、あるいは荷重検出器(システ
ム)等を利用して検出するシステムがあるが、実際の板
厚を測定する上で精度上限界があった。
【0006】また、ダイの内部にワークおよび金型の押
し込み量を検出するシステムも考案されているが、金型
が様々に交換される使用環境では実用されていない。
【0007】さらに、バックゲージ装置の突き当て装置
の付近に、例えば実公平6−27227号公報で知られ
ているような板厚検出ユニットを新たに付加すると、ワ
ークの位置決め時に突き当て装置における突き当て面の
形状によってはワークと板厚検出ユニットとが干渉して
しまい、位置決めできないという問題があった。
【0008】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、ワークの位置決め時に板厚
検出ユニットがワークに干渉しないようにすると共に板
厚検出ユニットでワークの板厚も容易にかつ正確に検出
できるようにしたバックゲージ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のバックゲージ装置は、加工
すべきワークに板材加工を行うときに、ワークの先端を
位置決めするバックゲージ装置であって、左右方向に延
伸したストレッチ部材を前後動自在に設け、このストレ
ッチ部材に、突き当て面を備えると共に左右方向へ移動
可能で、しかも、前記突き当て面の前方へ出没自在な板
厚検出ユニットを内部に備えた突き当て装置を設け、前
記板厚検出ユニットに、この板厚検出ユニットで検出さ
れた検出値を基に板厚を算出する第1算出部を備えた制
御装置が接続されていることを特徴とするものである。
【0010】したがって、左右方向に延伸したストレッ
チ部材が前後動自在に設けられ、このストレッチ部材
に、突き当て面を備えると共に左右方向へ移動可能で、
しかも、前記突き当て面の前方へ出没自在な板厚検出ユ
ニットを内部に備えた突き当て装置が設けられている。
しかも、前記板厚検出ユニットには、この板厚検出ユニ
ットで検出された検出値を基に板厚を算出する第1算出
部を備えた制御装置が接続されている。
【0011】而して、ワークの板厚を検出する場合に
は、前記板厚検出ユニットを突き当て装置における突き
当て面より前方へ突出せしめることで、この板厚検出ユ
ニットにより検出された検出値が制御装置に備えられた
第1算出部で算出され、ワークの板厚が容易にかつ正確
に検出される。また、ワークの位置決めが行われる場合
には、前記板厚検出ユニットが前記突き当て装置内に没
されるから、突き当て面の前方には干渉するものなくな
り、ワークの先端が突き当て面に突き当てられて位置決
めされる。
【0012】請求項2によるこの発明のバックゲージ装
置は、サイドフレームの前部における上下にそれぞれ
上、下部テーブルを設け、この上部テーブルの下部にパ
ンチを設けると共に下部テーブルの上部にダイを設け、
前記上、下部テーブルの一方を上下動せしめてパンチと
ダイとの協動により加工すべきワークに折り曲げ加工を
行うときに、ワークの先端を位置決めするバックゲージ
装置であって、左右方向に延伸したストレッチ部材を前
後動自在に設け、このストレッチ部材に、突き当て面を
備えると共に左右方向へ移動可能で、しかも、前記突き
当て面の前方へ出没自在な板厚検出ユニットを内部に備
えた複数の突き当て装置を設け、前記各板厚検出ユニッ
トで検出された検出値を基に複数の板厚を算出する第1
算出部と、この第1算出部で算出された複数の板厚を平
均化する第2算出部と、この第2算出部で算出された平
均値およびワーク情報を基に前記突き当て装置における
突き当て面の位置決め位置および前記パンチとダイとの
刃間位置を算出する第3算出部を備えた前記制御装置が
接続されていることを特徴とするものである。
【0013】したがって、左右方向に延伸したストレッ
チ部材が前後動自在に設けられ、このストレッチ部材
に、突き当て面を備えると共に左右方向へ移動可能で、
しかも、前記突き当て面の前方へ出没自在な板厚検出ユ
ニットを内部に備えた複数の突き当て装置が設けられて
いる。しかも、前記各板厚検出ユニットで検出された検
出値を基に複数の板厚を算出する第1算出部と、この第
1算出部で算出された複数の板厚を平均化する第2算出
部と、この第2算出部で算出された平均値およびワーク
情報を基に前記突き当て装置における突き当て面の位置
決め位置および前記パンチとダイとの刃間位置を算出す
る第3算出部を備えた前記制御装置が接続されている。
【0014】而して、ワークの板厚を検出する場合に
は、前記各板厚検出ユニットを突き当て装置における突
き当て面より前方へ突出せしめることで、この各板厚検
出ユニットにより検出された各検出値が制御装置に備え
られた第1算出部で算出される。この第1算出部で算出
された複数の第2算出部が第2算出部に取り込まれて第
2算出部では板厚の平均値が算出されるので、ワークの
板厚がより一層容易にかつ正確に検出される。また、こ
の第2算出部で算出された板厚の平均値がワーク情報と
共に第3算出部に取り込まれることにより、第3算出部
では前記突き当て装置における突き当て面の位置決め位
置および前記パンチとダイとの刃間位置が算出される。
この算出された前記突き当て装置における突き当て面の
位置決め位置および前記パンチとダイとの刃間位置がワ
ークの曲げ加工時に利用されて、前記突き当て装置にお
ける突き当て面の位置決め位置が所定の位置に正確に位
置決めされると共にワークの先端が突き当て装置におけ
る突き当て面に正確に位置決めされる。また、前記パン
チとダイとの刃間位置が正確になって精度の良好な曲げ
加工が行われる。さらに、ワークの位置決めが行われる
場合には、前記板厚検出ユニットが前記突き当て装置内
に没されるから、突き当て面の前方には干渉するものな
くなり、ワークの先端が突き当て面に突き当てられて位
置決めされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図8および図9を参照するに、折り曲げ装
置としての例えばプレスブレーキ1は立設された左右一
対のサイドフレーム3を備えており、このサイドフレー
ム3の前部における下部(図8において右側面下部)に
は、例えば下部テーブル5が固定して設けられていると
共に前記サイドフレーム3の前部における上部部(図8
において右側面上部)には、ラムとしての例えば上部テ
ーブル7が油圧シリンダ9により上下動自在に設けられ
ている。前記下部テーブル5の上端にはダイ装着部材1
1を介してダイDが取り付けられており、前記上部テー
ブル7の下端にはダイDに対向するパンチPがパンチホ
ルダ13を介して取り付けられている。
【0017】前記ダイDの後方(図8において左側)に
は折り曲げるワークWを突き当てて曲げ位置を決定する
バックゲージ装置15が設けられている。
【0018】このバックゲージ装置15は左右(図9に
おいて左右)一対のL軸部材17L、17Rが前後方向
(図9において上下方向)へ移動自在に設けられてお
り、このL軸部材17L、17Rとの間には左右方向
(図9において)へストレッチ部材19が延伸して設け
られている。このストレッチ部材19は左右のL軸部材
17L、17Rが図示省略のL軸移動機構により前後方
向へ移動されることにより、移動位置決めされることに
なる。
【0019】前記ストレッチ部材19における前部の左
右に設けられた支持ブロック21L、21Rによって左
右方向へ延伸したガイドロッド23が支持されている。
このガイドロッド23には左右方向へ移動位置決め可能
な突き当て装置25L、25Rが装着されている。前記
左のサイドフレーム3の側面にはプレスブレーキ1を制
御せしめるための制御装置27が設けられている。
【0020】前記突き当て装置25L、25Rは、図
1、図2および図3を参照するに、例えば矩形形状の突
き当て装置本体29を備えており、この突き当て装置本
体29の後端部(図1および図2において右端部)の左
右には前記ガイドロッド23を装着するための穴31が
形成されている。また、突き当て装置本体29内には突
き当て面33の前方へ出没自在な板厚検出ユニット35
が設けられている。この板厚検出ユニット35の一部を
構成する前後シリンダ37が前記突き当て装置本体29
のほぼ中央部から後部にかけて形成された例えば矩形形
状の穴39内に設けられている。前記前後シリンダ37
は、前記突き当て装置本体29にボルト41で取り付け
られたL字形状のブラケット43で先端が規制されると
共にナット45で前後シリンダ37の前部が固定されて
いる。
【0021】この前後シリンダ37に装着されたピスト
ンロッド47の先端には、連結ロッド49を介して板厚
検出部51が前記突き当て装置本体29内の前部に設け
られている。すなわち、突き当て装置本体29内の前部
には前記連結ロッド49の先端には左右の逆L字形状か
らなねるワーククランプ部材53A、53Bの後端部が
取り付けられており、このワーククランプ部材53Aと
53Bとの間の後部にはリニアスケールリーダ55が設
けられている。そして、このワーククランプ部材53
A、53Bの先端部には下部ジョー57A、57Bが一
体化されている。この下部ジョー57Aと57Bとの間
には回転可能なローラ59がピン61で枢支されてい
る。また、前記ワーククランプ部材53Aと53Bとの
間には上部ジョー63が挿入され、ピン65で上部ジョ
ー63がワーククランプ部材53Aと53Bとの間で回
転可能に枢支されている。前記上部ジョー63の左右両
側には回転可能なローラ67がピン69で枢支されてい
る。前記上部ジョー63の後端部には上下方向に円弧形
状のリニアスケール71が一体化されている。しかも、
上部ジョー63を元の位置に復帰させるためのスプリン
グ73が常時上部ジョー63内で下方付勢されて設けら
れている。
【0022】前記リニアスケールリーダ57は図1に示
されているように、前記制御装置27に接続されてい
る。この制御装置27にはリニアスケールリーダ57で
検出された検出値を基に複数の板厚を算出する第1算出
部73と、この第1算出部73で算出された複数の板厚
を平均化する第2算出部75と、この第2算出部75で
算出された平均値およびワーク情報を基に前記突き当て
装置における突き当て面の位置決め位置および前記パン
チとダイとの刃間位置を算出する第3算出部77が備え
られている。また、前記制御装置27にはワーク情報を
入力するための入力部79が備えられている。
【0023】上記構成により、突き当て装置25L、2
5Rにおける突き当て装置本体29の突き当て面33に
ワークWの先端を突き当てる際には、図4に示されてい
るように、前後シリンダ37を作動させてピストンロッ
ド47、連結ロッド49を介して板厚検出ユニット35
の板厚検出部51を突き当て装置本体29の突き当て面
33より内部に没する(格納する)ことにより、ワーク
Wの先端が突き当て面33に突き当てられるから、ワー
クWの先端が位置決めされることになる。
【0024】ワークWの板厚を検出する場合には、図5
に示されているように、前後シリンダ37を作動させて
ピストンロッド47、連結ロッド49を介して板厚検出
ユニット35の板厚検出部51を突き当て装置本体29
の突き当て面33より前方へ突出せしめてワークWの先
端を下部ジョー57A、57Bと上部ジョー63との間
に挿入することで板厚が検出されることになる。
【0025】より詳細には、図6、図7に示されている
フローチャートに基づいて、板厚検出の動作を説明する
と、図6において、ステップS1でCAD情報としての
曲げ長さ、ワークWの抗張力等からなるワーク情報、角
度、フランジ長さ等からなる製品情報を入力部79で制
御装置27の第3算出部77に入力せしめておく。ステ
ップS2で曲げ順、金型が決定される。そして、ステッ
プS3で板厚検出がスタートされる。
【0026】ステップS4でバックゲージ装置15の突
き当て装置25L、25Rにおける突き当て装置本体2
9の突き当て面33に対して、前後シリンダ37を作動
させてピストンロッド47、連結ロッド49を介して板
厚検出ユニット35の板厚検出部51を突き当て装置本
体29の突き当て面33より前方へ突出せしめる。ステ
ップS5で作業者がワークWを板厚検出ユニット35に
おけるワーククランプ部材53A、53Bの先端に一体
化された下部ジョー57Aと57Bとの間におけるロー
ラ59と上部ジョー63の左右両側に枢支されたローラ
67との間へ挿入させる。
【0027】ステップS6で上部ジョー63の左右両側
に枢支されたローラ67がピン65を支点として上方向
に旋回し、この旋回角度が円弧形状のリニアスケール7
1で検出されリニアスケールリーダ57で読み取られ
る。ステップS7でこのリニアスケールリーダ57で読
み取られた検出値が制御装置27の第1算出部73に取
り込まれて読み取られた検出値を基に複数の板厚が算出
される。
【0028】次いで、図7において、ステップS8で算
出された複数の板厚が第2算出部75に取り込まれで板
厚の平均値が算出される。ステップS9で第2算出部7
5で算出された板厚の平均値が第3算出部77に取り込
まれると、第3算出部77にはすでに曲げ長さ、ワーク
Wの抗張力等からなるワーク情報が取り込まれているか
ら、曲げ加工するときのD値(パンチPとダイDとの刃
間距離)、L値(伸びを考慮した)が算出される。
【0029】ステップS10で算出されたL値に基づき
突き当て装置25L、25Rが所定の位置に位置決めさ
れると共に、前後シリンダ37を作動させてピストンロ
ッド47、連結ロッド49を介して板厚検出ユニット3
5の板厚検出部51を突き当て装置本体29の突き当て
面33より内部に引っ込まれる(格納される)。ステッ
プS11でプレスブレーキ1に作動スイッチ例えばフッ
トスイッチ(ボタン)をオンさせると、ステップS12
でラムとしての上部テーブル7が下降し、ステップS1
3でパンチPとダイDとの協動でワークWに曲げ加工が
行われて完了する。
【0030】前記ステップS9にて、ワークWの位置決
め時に板厚検出ユニット35は突き当て装置本体29の
突き当て面33内に格納されるために、ワークWの突き
当て部が複雑形状を有していても干渉することなく、適
切に突き当てを行うことが可能となる。上記ステップS
1におけるCAD情報中に板厚情報(公称板厚がない)
がない場合の説明をしたが、公称板厚がわかっている場
合には、ステップS2において、公称板厚に基づいたD
値、L値を仮に算出しておき、ステップS3にてバック
ゲージ装置15は仮のL値まで移動し、ステップS9に
て検出板厚に基づき実際のL値まで移動する。また、同
様に検出板厚によりD値を算出すればよい。また、突き
当て装置本体29が1個の場合には、ステップS8を省
略してもよいものである。
【0031】前記板厚の検出は接触タイプのものでな
く、光学センサ、渦電流、超音波などの非接触タイプの
センサであっても構わない。さらに、プレスブレーキの
加工プログラムに加工工程の最初に測定工程を予め設
け、選択したダイ等の寸法形状に干渉することなく測定
可能な最適位置にバックゲージ装置15を設定すること
が可能である。加工するワーク情報(材質、公称板厚)
が予め入力されている場合にはこの公称板厚に対する一
定の公差範囲を設けることによって、特に薄板の場合作
業者がワークWを2枚挟むことを防止する機能も併せ持
たすことができる。
【0032】而して、ワークWの板厚を検出する場合に
は、前記各板厚検出ユニット35を突き当て装置25
L、25Rにおける突き当て面33より前方へ突出せし
めることで、この各板厚検出ユニット35により検出さ
れた各検出値が制御装置27に備えられた第1算出部7
3で算出される。この第1算出部73で算出された複数
の板厚が第2算出部75に取り込まれて第2算出部75
では板厚の平均値が算出されるので、ワークWの板厚を
より一層容易にかつ正確に検出することができる。ま
た、この第2算出部75で算出された板厚の平均値がワ
ーク情報と共に第3算出部77に取り込まれることによ
り、第3算出部77では前記突き当て装置29における
突き当て面33の位置決め位置および前記パンチPとダ
イDとの刃間位置が算出される。この算出された前記突
き当て装置における突き当て面の位置決め位置および前
記パンチPとダイDとの刃間位置がワークWの曲げ加工
時に利用されて、前記突き当て装置25L、25Rにお
ける突き当て面33の位置決め位置を所定の位置に正確
に位置決めすることができると共にワークWの先端が突
き当て装置25L、25Rにおける突き当て面33に正
確に位置決めすることができる。また、前記パンチPと
ダイDとの刃間位置が正確になって精度の良好な曲げ加
工を行うことができる。さらに、ワークWの位置決めが
行われる場合には、前記板厚検出ユニット35が前記突
き当て装置25L、25R内に没されるから、突き当て
面33の前方には干渉するものなくなり、ワークWの先
端が突き当て面に突き当てられて位置決めすることがで
きる。
【0033】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0034】このバックゲージ装置15はプレスブレー
キ1だけでなく、シャーリングマシンにも適用できるも
のである。
【0035】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、左右方
向に延伸したストレッチ部材が前後動自在に設けられ、
このストレッチ部材に、突き当て面を備えると共に左右
方向へ移動可能で、しかも、前記突き当て面の前方へ出
没自在な板厚検出ユニットを内部に備えた突き当て装置
が設けられている。しかも、前記板厚検出ユニットに
は、この板厚検出ユニットで検出された検出値を基に板
厚を算出する第1算出部を備えた制御装置が接続されて
いる。
【0036】而して、ワークの板厚を検出する場合に
は、前記板厚検出ユニットを突き当て装置における突き
当て面より前方へ突出せしめることで、この板厚検出ユ
ニットにより検出された検出値が制御装置に備えられた
第1算出部で算出され、ワークの板厚を容易にかつ正確
に検出することができる。また、ワークの位置決めが行
われる場合には、前記板厚検出ユニットが前記突き当て
装置内に没されるから、突き当て面の前方には干渉する
ものなくなり、ワークの先端が突き当て面に突き当てら
れて位置決めすることができる。
【0037】請求項2の発明によれば、左右方向に延伸
したストレッチ部材が前後動自在に設けられ、このスト
レッチ部材に、突き当て面を備えると共に左右方向へ移
動可能で、しかも、前記突き当て面の前方へ出没自在な
板厚検出ユニットを内部に備えた複数の突き当て装置が
設けられている。しかも、前記各板厚検出ユニットで検
出された検出値を基に複数の板厚を算出する第1算出部
と、この第1算出部で算出された複数の板厚を平均化す
る第2算出部と、この第2算出部で算出された平均値お
よびワーク情報を基に前記突き当て装置における突き当
て面の位置決め位置および前記パンチとダイとの刃間位
置を算出する第3算出部を備えた前記制御装置が接続さ
れている。
【0038】而して、ワークの板厚を検出する場合に
は、前記各板厚検出ユニットを突き当て装置における突
き当て面より前方へ突出せしめることで、この各板厚検
出ユニットにより検出された各検出値が制御装置に備え
られた第1算出部で算出される。この第1算出部で算出
された複数の第2算出部が第2算出部に取り込まれて第
2算出部では板厚の平均値が算出されるので、ワークの
板厚をより一層容易にかつ正確に検出することができ
る。また、この第2算出部で算出された板厚の平均値が
ワーク情報と共に第3算出部に取り込まれることによ
り、第3算出部では前記突き当て装置における突き当て
面の位置決め位置および前記パンチとダイとの刃間位置
が算出される。この算出された前記突き当て装置におけ
る突き当て面の位置決め位置および前記パンチとダイと
の刃間位置がワークの曲げ加工時に利用されて、前記突
き当て装置における突き当て面の位置決め位置を所定の
位置に正確に位置決めすることができると共にワークの
先端をがき当て装置における突き当て面に正確に位置決
めすることができる。また、前記パンチとダイとの刃間
位置が正確になって精度の良好な曲げ加工を行うことが
できる。さらに、ワークの位置決めが行われる場合に
は、前記板厚検出ユニットが前記突き当て装置内に没さ
れるから、突き当て面の前方には干渉するものなくな
り、ワークの先端が突き当て面に突き当てられて位置決
めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックゲージ装置における突き当て装置の拡大
側面断面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における拡大平面図である。
【図4】バックゲージ装置における突き当て装置の突き
当て面にワークを突き当てて位置決めする状態を示した
平面図である。
【図5】バックゲージ装置における突き当て装置の突き
当て面より板厚検出ユニットを突出せしめて板厚を検出
する状態を示した平面図である。
【図6】バックゲージ装置における突き当て装置の突き
当て面より板厚検出ユニットを突出せしめて板厚を検出
する動作を示すフローチャート図である。
【図7】バックゲージ装置における突き当て装置の突き
当て面より板厚検出ユニットを突出せしめて板厚を検出
する動作を示すフローチャート図である。
【図8】折り曲げ装置における一例のプレスブレーキの
左側面である。
【図9】図8におけるIX−IX線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(折り曲げ装置) 15 バックゲージ装置 17L、17R L軸部材 19 ストレッチ部材 23 ガイドロッド 25L、25R 突き当て装置 27 制御装置 29 突き当て装置本体 33 突き当て面 35 板厚検出ユニット 37 前後シリンダ 47 ピストンロッド 49 連結ロッド 51 板厚検出部 53A、53B ワーククランプ部材 55 リニアスケールリーダ 57A、57B 下部ジョー 59、67 ローラ 61、65 ピン 63 上部ジョー 71 リニアスケール 73 第1算出部 75 第2算出部 77 第3算出部 79 入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 一成 神奈川県秦野市羽根19−8 (72)発明者 小俣 均 神奈川県足柄上郡開成町吉田島1615−5 (72)発明者 山谷 泰司 神奈川県小田原市板橋707 Fターム(参考) 3C051 CC47 4E063 AA01 BA07 FA05 GA04 JA07 LA01 LA15 LA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべきワークに板材加工を行うとき
    に、ワークの先端を位置決めするバックゲージ装置であ
    って、左右方向に延伸したストレッチ部材を前後動自在
    に設け、このストレッチ部材に、突き当て面を備えると
    共に左右方向へ移動可能で、しかも、前記突き当て面の
    前方へ出没自在な板厚検出ユニットを内部に備えた突き
    当て装置を設け、前記板厚検出ユニットに、この板厚検
    出ユニットで検出された検出値を基に板厚を算出する第
    1算出部を備えた制御装置が接続されていることを特徴
    とするバックゲージ装置。
  2. 【請求項2】 サイドフレームの前部における上下にそ
    れぞれ上、下部テーブルを設け、この上部テーブルの下
    部にパンチを設けると共に下部テーブルの上部にダイを
    設け、前記上、下部テーブルの一方を上下動せしめてパ
    ンチとダイとの協動により加工すべきワークに折り曲げ
    加工を行うときに、ワークの先端を位置決めするバック
    ゲージ装置であって、左右方向に延伸したストレッチ部
    材を前後動自在に設け、このストレッチ部材に、突き当
    て面を備えると共に左右方向へ移動可能で、しかも、前
    記突き当て面の前方へ出没自在な板厚検出ユニットを内
    部に備えた複数の突き当て装置を設け、前記各板厚検出
    ユニットで検出された検出値を基に複数の板厚を算出す
    る第1算出部と、この第1算出部で算出された複数の板
    厚を平均化する第2算出部と、この第2算出部で算出さ
    れた平均値およびワーク情報を基に前記突き当て装置に
    おける突き当て面の位置決め位置および前記パンチとダ
    イとの刃間位置を算出する第3算出部を備えた前記制御
    装置が接続されていることを特徴とするバックゲージ装
    置。
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