JP2003225377A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2003225377A
JP2003225377A JP2002334250A JP2002334250A JP2003225377A JP 2003225377 A JP2003225377 A JP 2003225377A JP 2002334250 A JP2002334250 A JP 2002334250A JP 2002334250 A JP2002334250 A JP 2002334250A JP 2003225377 A JP2003225377 A JP 2003225377A
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pachinko
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hitting
ball supply
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Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球送り装置および発射レール等の一連の発射
関連機構の組付けおよび調節作業を容易にしたパチンコ
遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機の前面に打球供給皿6が設けられ
た開閉板7が開閉自在に装着され、前記打球供給皿6の
パチンコ球を遊技盤3面に打ち込むパチンコ遊技機にお
いて、前記打球供給皿6から球送り装置80を介して1
個ずつ供給されたパチンコ球を一時待機させる待機部8
1を備えた発射レール82を前記開閉板7の後側に配設
し、さらに前記待機部81のパチンコ球を遊技盤3面に
打ち込む打撃装置83を前記開閉板7の後側に配設し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、特に球送り装置および発射レール等の発射関連部
品の取付けおよび位置調整が簡単なパチンコ遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機は、操作ハンドル
を操作して球送り装置により発射レールに送り込まれた
打球供給皿のパチンコ球を打撃装置の弾発によりガイド
レールを介して遊技盤面に打ち込んでいる。
【0003】上記パチンコ遊技機は、周知のように機枠
の前面に前面枠が開閉自在に装着され、前記前面枠の裏
面にガイドレールにより遊技領域を形成した遊技盤が遊
技盤取付枠を介して着脱自在に装着されている。また、
前面枠の前面上部には、遊技盤の遊技領域を覆うガラス
扉枠と、打球供給皿を有する前板が開閉自在に設けられ
ており、さらに前面枠の前面下部には打球供給皿から溢
れ出るパチンコ球を貯留するための余剰球受皿や打球発
射用の操作ハンドルが設けられている。
【0004】そして、前記打球供給皿のパチンコ球を発
射待機部に1個ずつ送り込む球送り装置が打球供給皿の
裏面に設けられ、前記球送り装置から供給されたパチン
コ球を待機部に一時停止させる発射レールが遊技盤の下
端を受ける遊技盤取付枠の下枠部前面に設けられる一
方、前記発射レールの発射待機部に臨む打球杆を有する
打撃装置が前記前面枠の裏面下部に設けられている(例
えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開平5−345069号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のパ
チンコ遊技機は、球送り装置を始めとして、発射レール
および打撃装置等の発射関連部品をそれぞれ別々に異な
る場所に組付けているため、特にパチンコ遊技機の組立
ラインにおいては、がたいの大きな前面枠の前後面に発
射レールおよび打撃装置を組付けなければならず面倒で
手間が掛かり、しかもそれぞれの位置関係が重要で微妙
なため、その組付けに手間取り位置調整に時間がかかっ
ていた。また、不良品の交換に際しても面倒で、再度位
置調整をしなければならず煩わしいものとなっていた。
【0007】また、前記球送り装置を打球供給皿と離し
て前面枠側に設けたパチンコ遊技機があるが、打球供給
皿を開放した際に該打球供給皿と球送り装置を連通する
開口から球零れしないように、どうしても前記開口を閉
塞する球止め部材を設けなければならず、構造が複雑で
余分な部品点数が増えコスト高となっていた。
【0008】そこで本発明は上記課題を解決し、球送り
装置および発射レール等の一連の発射関連機構を打球供
給皿側に設け、煩わしい組付けおよび調節作業から解放
されるようにしたパチンコ遊技機を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、遊技機の前面に打球供給皿
が設けられた開閉板が開閉自在に装着され、前記打球供
給皿のパチンコ球を遊技盤面に打ち込むパチンコ遊技機
において、前記打球供給皿から球送り装置を介して1個
ずつ供給されたパチンコ球を一時待機させる待機部を備
えた発射レールを前記開閉板の後側に配設し、さらに前
記待機部のパチンコ球を遊技盤面に打ち込む打撃装置を
前記開閉板の後側に配設したことを特徴とし、打球供給
皿のパチンコ球を遊技盤に打ち込むまでの発射関連構成
体を打球供給皿側に設けることで、組付け工程が簡単と
なると共に位置調整も容易となる。
【0010】請求項2記載の発明は、遊技機の前面に打
球供給皿が装着され、前記打球供給皿のパチンコ球を遊
技盤面に打ち込むパチンコ遊技機において、前記打球供
給皿のパチンコ球を1個ずつ供給する球送り装置と、前
記球送り装置から供給されたパチンコ球を待機部に一時
停止させる発射レールと、前記待機部のパチンコ球を遊
技盤面に打ち込む打撃装置とを組付けて発射ユニットを
構成し、前記発射ユニットを前記打球供給皿に着脱自在
に装着してなることを特徴とし、前記発射ユニットを取
着するだけで発射関連構成体の位置調整をすることがな
く、在庫管理および部品交換も容易となる。また、前記
発射レール,球送り装置,打撃装置を支持枠に組付けて
ユニット化するのがよく、前記支持枠に前記球送り装
置,発射レール,打撃装置の位置決めを設けるのが好ま
しい。
【0011】前記球送り装置はケース体に可動によりパ
チンコ球を送り込む球送り部材を設けてなり、前記ケー
ス体に前記発射レールおよび打撃装置を組付けてユニッ
ト化するのがよく、さらに前記ケース体に発射レールお
よび打撃装置の位置決めを設けるのが好ましい。
【0012】また、遊技盤前面を覆うガラス扉枠および
打球供給皿を一体的に開放するように設け、前記球送り
装置,発射レール,打撃装置等の発射関連構成体を打球
供給皿に設けると共に、前記発射レールと連通し遊技盤
面に遊技領域を形成するガイドレールをガラス扉枠の裏
面側に設けるのが好ましく、発射レールから発射したパ
チンコ球がガイドレールの適正な位置に着地するように
行う発射レールおよびガイドレールの位置調整を容易と
することができる。
【0013】前記打撃装置の発射動作と球送り装置によ
り発射レールの待機部にパチンコ球を送り込むタイミン
グとを制御する制御手段を設けるのが好ましい。前記球
送り装置を電気的駆動源である電磁石により球送り部材
を可動するようにして、電気的制御手段によりタイミン
グとを制御するのがよい。また、前記制御手段は球送り
部材を打撃装置と連動レバー等を使用した制御手段によ
り機械的に待機部に送り込むタイミングを図るようにし
てもよい。
【0014】また、前記打撃装置を打球供給皿側に設け
ることにより、前記打撃装置の発射動作時の振動を利用
して打球供給皿の球詰りを防止することが可能となる。
【0015】前記発射ユニットに開閉板の開放側を閉塞
する係止機構を一体に設けてユニット化して、係止機構
の取付けおよび在庫管理を容易にするのが好ましい。
【0016】なお、本発明のパチンコ遊技機は前面枠が
存在せず機枠に直接ガラス扉枠および打球供給皿を備え
た開閉板が開閉自在に装着されたパチンコ遊技機であっ
てもよいのはいうまでもない。さらに、打球供給皿およ
び余剰球受皿の貯留および供給機能が一体となった球受
皿が1つ設けられているパチンコ遊技機は当然であるも
のの、打球供給皿および余剰球受皿が上下反転し余剰球
受皿の下方に打球供給皿を設けたパチンコ遊技機にも適
用可能である。
【0017】具体的には、遊技機の前面に高低差をもっ
て上皿と下皿を設け、前記下皿を打球供給皿として該下
皿内のパチンコ球を整列状態で打撃装置に導く発射球導
出部を設け、球払出装置から払い出されたパチンコ球を
該下皿内に流入させる払出通路を設け、前記払出通路の
途中に溢出口を設けて該払出通路を該溢出口を介して前
記上皿に連通させ、前記払出通路に充満したパチンコ球
が前記溢出口から溢れ出し上皿内に一時的に貯留される
ようにすればよい。前記発射球導出部は誘導側壁により
前板側にパチンコ球が一列に整列される整流路が形成さ
れ、この整流路の下流端の前記前板に透孔が開設され
る。
【0018】また、遊技機の前面に高低差をもって上皿
と下皿を設け、球払出装置から払い出されたパチンコ球
を前記上皿内に流入させる払出通路を設け、該上皿内の
パチンコ球を下皿内に流落させる連通路を設け、前記下
皿には該下皿内のパチンコ球を整列状態で打撃装置に導
く発射球導出部を設け、前記払出通路の途中に溢出口を
設けて該払出通路を該溢出口を介して前記下皿に連通さ
せ、前記上皿に充満したパチンコ球が前記溢出口から溢
れ出し下皿内に流入するようにしてもよい。
【0019】前記下皿に球抜開口を開設すると共に、前
記球抜開口を閉塞する球抜装置を設け、前記球抜装置の
操作により前記上皿および前記下皿のパチンコ球を球抜
きするようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るパチンコ遊技機
の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明が
適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2はパチンコ遊
技機の裏面図、図3はガラス扉枠および打球供給皿を開
放して示すパチンコ遊技機の下部部分の斜視図である。
図において、1はパチンコ機の機枠、2は機枠1の前面
に開閉自在に装着される額縁状に形成された前面枠、3
は該前面枠2の後側に遊技盤取付枠4を介して着脱自在
に装着される遊技盤である。前記額縁状に形成された前
面枠2の前面に遊技盤3の上方部を覆うガラス扉枠5と
打球供給皿6が開閉自在に装着されており、前記打球供
給皿6は開閉板としての前板7に設けられている。そし
て、前記ガラス扉枠5の施錠装置9が解錠されると前記
前板7が開閉できるようになっている。また、前記前面
枠2の下部前面には打球供給皿6から溢出した余剰球を
貯留する余剰球受皿11およびパチンコ球の弾発力を調
節する操作ハンドル12が装着されている。
【0021】前記操作ハンドル12は、図11に示すよ
うに前面枠2の前面に固定される握り部13と、該握り
部13に回動自在に設けられる操作レバー14とを備え
る。握り部13は、前面枠2に固着される後半体13a
と、該後半体13aに固定的に結合される前半体13b
との二部材で構成され、前半体13b内にボリュームス
イッチ15が組み込まれ、操作レバー14を回動するこ
とによって該ボリュームスイッチ15がボリューム調整
されて打球の発射力が調節される。
【0022】前記遊技盤3は、誘導手段としてのガイド
レール16(内外レール16a,16b)によってほぼ
円形の遊技領域3aを形成し、該遊技領域3aには一般
入賞口17や可変表示装置18の図柄を変動させる始動
入賞口19、また前記可変表示装置18の予め設定され
た図柄の組合せにより開放する大入賞口20等が設けら
れている。前記大入賞口20は、取付板に形成した横長
の開口に開閉扉22を前後方向に開閉自在に設け、電気
的駆動源(図示せず)により前記開閉扉22を開閉する
周知のものである。また、前記大入賞口20の下方であ
り遊技領域3aの最下部に、上記入賞口17,19,2
0に入賞しなかったアウト球を流出するアウト口23が
形成されている。24は遊技領域3aに設けられるサイ
ドランプ、25は遊技領域3a外上方に設けられるコー
ナーレンズである。
【0023】また、前記遊技盤3の裏面には、合成樹脂
により方形状に形成された機構板151が着脱可能に装
着されている。前記機構板151は、合成樹脂によりほ
ぼ方形状に形成されており、ほぼ中央に前記可変表示装
置18の後部が臨む窓部152が開設されており、該窓
部152の上方にパチンコ球を貯留する球タンク153
が取付けられる。また、球タンク153の下方にはパチ
ンコ球を整列して導き出す球誘導樋154が設けられ、
その下流端は、屈曲誘導樋155を介して所定数のパチ
ンコ球を払出す球払出装置156が接続されている。な
お、前記機構板151は金属により形成して静電気が帯
電しないようにしても、着脱開閉可能に装着するもので
あってもよい。
【0024】前記球払出装置156の下方には、払出さ
れたパチンコ球を前記打球供給皿6に導く払出通路15
7が設けられ、溢出口164を介して打球供給皿6に導
かれる。そして、打球供給皿6にパチンコ球が充満した
とき、その余剰球を球導出口169を介して余剰球受皿
11に導く余剰球通路159が形成されている。また、
前記窓部152の下方の板状部には、遊技機全体の遊技
動作を制御する遊技制御基板160や球払出制御基板1
61および発射制御基板162が設置されている。16
3は余剰球受皿11の満タンを検知する検知手段であ
る。
【0025】前記前板7の前面に設けられる打球供給皿
6は、図4および図5に示すように前記前板7の前面を
覆う飾板部材26とパチンコ球を貯留する皿部材27と
その前面を覆うカバー部材28とで構成されている。
【0026】前記皿部材27は、パチンコ球が貯留され
る皿部30と下方に延出する側板部31と側方に延出す
る水平板部32を有している。皿部30は、底部30a
が一方に緩やかに下り傾斜し、その下流側に発射球導出
部が設けられ、該発射球導出部は誘導側壁33を介して
段状に高くした球圧受部34により前板7側にパチンコ
球が一列に整列される整流路35が形成されている。前
記整流路35には上面全長を覆うように断面コ字形に折
り曲げ形成した金属プレート29が装着され、整流路3
5の摩耗を防止してパチンコ球の円滑な流れを図るよう
にしている。また、下流端の底面に常には後述する球抜
部材36により閉塞される球抜口37が開設され、該球
抜口37はその下方に設けられる球抜通路38に連通す
るようになっている。そして、球抜通路38の下流端は
前板7に開設される通口39に臨んで球抜樋40を介し
て前記余剰球受皿11と連通している。
【0027】前記皿部材27の側板部31の後側には、
前記球抜部材36とI字型のレバー部材42と操作部材
43とで構成された球抜装置44が設けられている。前
記レバー部材42は軸45により揺動自在に軸支される
と共に、操作部材43が軸46により上下方向へ押圧自
在に軸支され、レバー部材42の後面に設けた操作片4
7に操作部材43が接触位置している。そして、前記球
抜部材36は球抜口37を閉塞する球抜板部48を有
し、皿部材27の側板部31に設けられるガイド枠49
内に摺動自在に保持されている。また、球抜部材36
は、側方に突設した横ピン50をレバー部材42の下端
部に設けた係合孔51に係合し、水平板部32の開口5
3から臨む操作部材43の押圧操作により球抜口37を
開閉するようにしており、球抜板部48は常にはスプリ
ング52により球抜口37を塞ぐ位置に付勢されてい
る。そして、球抜きされたパチンコ球は前記球抜通路3
8を通って余剰球受皿11ヘ導かれるようになってい
る。なお、スプリング52の一端は回動自在に設けられ
た球均し部材54に接続されている。
【0028】前記飾板部材26は、前記前板7のほぼ前
面を覆う大きさを有して合成樹脂により形成され、球払
出装置(図示せず)から排出されたパチンコ球を導入す
る流入口56を形成している。そして前記整流路35の
下流端に位置して皿部30のパチンコ球の流出口58を
開設している。55,55は後述する支持枠の取付ボス
である。
【0029】また、前記カバー部材28は前記皿部材2
7のほぼ前面を覆うと共に、前記流入口56の前面に位
置して皿部材27の上面を覆うように延設部59を設
け、球払出装置から排出されたパチンコ球が勢いよく流
入口56から流入しても、それらのパチンコ球を決して
打球供給皿6の外部に飛び出させることのないようにし
ている。前記延設部59には球払出操作部60が設けら
れており、該球払出操作部60は球払出スイッチ61,
カード返却スイッチ62および残数表示部63を備えて
いる。なお、前記延設部59はカバー部材28と別体に
形成してもよく、別体に形成することで球払出操作部6
0が取着されたCR機用の打球供給皿6と単なる板状の
普通機用の打球供給皿6とに簡単に交換することができ
る。
【0030】一方、前記前板7は横長の方形状に形成さ
れ、一側に軸支機構64が設けられ、他側には打球供給
皿6を閉止状態にロックする係止機構65が設けられて
いる。また、前板7には、前記流入口56および流出口
58に連通する透孔76,77が開設され、透孔76に
合致して球払出装置から払出されたパチンコ球を皿部3
0に導く接続樋78が設けられる。前記軸支機構64は
前面枠2側に設けられた軸を挿通する軸受筒66と該軸
受筒66と同一軸上に設けられた軸支部67にスプリン
グ68を介して進退自在に付勢された支持軸69とで構
成される。また、前記係止機構65は、前板7に固着さ
れるL型の支持板70に鉤状片71および操作片72を
有する作動板73がスライド自在に設けられ、スプリン
グ74により作動板73が施錠方向に付勢されており、
前面枠2に設けられる係止部75に係止するようにして
いる。そして、前記操作片72をスプリング74の付勢
に抗して押圧することで係止部75と鉤状片71との係
止を解除することができる。なお、前面枠2側に前記係
止機構を設け、前板7の裏面に該係止機構の係止部を設
けるようにしてもよいのはいうまでもない。また、前記
金属プレート29を前板7と一体に形成するようにして
もよい。
【0031】一方、前記前板7の裏面に前記透孔77を
囲うように中空状の支持枠79が設けられる。前記支持
枠79には、図6および図7に示すように前記打球供給
皿6のパチンコ球を1個ずつ供給する球送り装置80
と、前記球送り装置80から供給されたパチンコ球を発
射位置である待機部81に一時停止させる発射レール8
2と、前記待機部81のパチンコ球を遊技盤3面に打ち
込む打撃装置83等の一連の発射関連機構を一体に組付
けて発射ユニット84を構成している。
【0032】前記支持枠79はベース体79aとカバー
体79bとからなり、一側上下部に設けられる軸部材1
09および軸受部110によりベース体79aにカバー
体79bが開閉自在に取付けられ、開放側は先端に係止
爪111aを有する係止片111および係止孔112に
より係止される。また、ベース体79aには前板7に形
成された前記透孔77に合致する導入口113が開設さ
れると共に前記球送り装置80をビス止めするための複
数の取付ボス114および球送り装置80を取着するた
めの軸受部115、さらには固定孔116および挟持部
117がカバー体97b側と一対を成して形成されてい
る。121は支持枠79を前板7に取着する嵌合筒部で
ある。また、カバー体79bには発射レール82の位置
決めおよび取り付け用の取着凸部118が複数設けら
れ、該取着凸部118は発射レール82の内側間隔とほ
ぼ同一寸法に形成されている。さらに発射レール82の
待機部81にパチンコ球を位置決めするストッパー10
5の取付部119、或いは打撃装置83を取付けるため
の取着凹部120が設けられている。
【0033】前記球送り装置80は、図7に示すように
箱状のケース体85と、該ケース体85の内部に設けら
れる球送り部材86と、該球送り部材86を作動させる
電磁石87とから構成されている。前記ケース体85
は、前板に形成された前記透孔77に連通する後面が開
放したほぼ垂直な球通路88が形成され、その球通路8
8の下流端に発射レール82の待機部81に対応する供
給口90が形成されると共に斜め上方が開放した半円状
の軸受91が形成されている。前記軸受91の斜め上方
を開放することにより組付けの際に球送り部材86が仮
軸支でき、組付け時に球送り部材86がケース体85か
ら脱落するのを防ぐことができる。
【0034】前記球送り部材86は供給口90と連通す
る球通路88に設けられ、発射レール82とほぼ平行に
設けられる横軸92に上下方向へ回動可能に軸支され
る。また、球送り部材86には、最先のパチンコ球を下
方から支持する支持部93と該支持部93で支持したパ
チンコ球が受入れられる円弧状に形成された球受部94
とが設けられており、横軸92より下方でありケース体
85の外方に突出する係合ピン95とが設けられてい
る。一方、前記電磁石87は、上部に係止突片96を備
えたL字形の支持板97と一体化されて、その下方に磁
性体からなる可動板98が対設されている。この可動板
98は、後端が支持板97の下端に係止されて上下方向
へ回動可能なように支持されており、常にはバネ99に
よって下向きに回動付勢されている。また、可動板98
の先端は、前記係合ピン95の突出端の下方に臨んで係
合するようになっている。
【0035】そして、前記電磁石87が励磁されると、
該電磁石87の励磁に伴なう可動板98の吸着作用(図
8鎖線参照)により球送り部材86が図8鎖線のように
上向き(時計回り方向)に回動され、電磁石87の消磁
に伴なう可動板98の下方への回動(図10実線位置)
により自重により球送り部材86が下向き(反時計回り
方向)に回動されるもので、球送り部材86の上向き回
動により球通路88の先頭に位置する打球を球受部94
に受け入れて保持し、球送り部材86が下向き回動され
るとその球受部94の打球を発射レール82の待機部8
1に供給するようになっている。
【0036】なお、球送り装置80における球送り部材
86は上記実施の形態に限定されることなく、球送り部
材86の回動支軸を発射レール82と直交状に突設して
球送部材86が発射レール82と平行状に揺動するもの
であってもよいのはいうまでもない。
【0037】前記発射レール82は、図7に示すように
ステンレスにより上面のほぼ中央に長さ方向の全長に亘
って漸次先端に向かって浅くなるガイド溝100が形成
された断面M字形状に形成されており、両側に透孔10
1を穿設した位置決め片102およびビス孔103を開
口した取着片104が垂下している。なお、待機部81
は別体に形成されたストッパー105により位置決めさ
れるが、発射レール82の始端部を屈曲してストッパー
としてもよい。また、発射レール82をアルミ等により
前記支持枠79と一体に形成してもよい。
【0038】前記打撃装置83は、電気的駆動源として
のソレノイド106に前記発射レール82の待機部81
に先端が臨む打球杆107としてのプランジャが挿通し
て構成されており、ソレノイド106の通電・断電によ
り打球杆107を進退してパチンコ球を発射する。ま
た、前記ソレノイド106はコ字状の取付枠108を固
着している。
【0039】次に、前記球送り装置80,発射レール8
2,打撃装置83の組付けについて説明する。前記球送
り装置80の取着は、前記球送り部材86を軸受91で
仮軸支したケース体85を前記透孔77に連通するよう
に取付ボス114にビス着すると共に前記球送り部材8
6を軸受部115で軸支して回動可能に取着する。そし
て、電磁石87の係止突片96をベース体79aの固定
孔116に挿通すると共に支持板97を挟持部117で
挟持し、可動板98の先端を前記係合ピン95の突出端
の下方に臨んで係合するようにして開放面側をカバー体
79bで閉塞する。次に、発射レール82の取着は位置
決め片102の透孔101を前記取着凸部118に嵌挿
してカバー体79bの表面に密着させて位置決めし、他
方の取着片104を取着凸部118の先端に当接させた
後、ビス孔103にビスを螺締することにより支持枠7
9のカバー体79bに発射レール82が強固に取着され
る。そして、前記待機部81の位置決めストッパー10
5を取付部119に取付け、前記打撃装置83の打球杆
107の先端が発射レール82の待機部81に臨むよう
に取付枠108を取着凹部120にビス着して打撃装置
83を取着する。
【0040】このように支持枠79にユニット化して設
けられる発射ユニット84は、図8および図9に示すよ
うに球送り部材86の球受部94が発射レール82の待
機部81に正しく対峙しており、制御手段により前記打
撃装置83の発射動作と前記球送り装置80により発射
レール82の待機部81にパチンコ球を送り込むタイミ
ングを制御するようになっている。
【0041】前記発射ユニット84を前板7に取付ける
には、図9および図10に示すように前板7の裏面に突
出した取付ボス55に嵌合筒部121を嵌合してビス孔
122にビスを螺締することで前板7の裏面後側に取付
けられ、打球供給皿6側に全ての発射関連機構が設けら
れることになる。なお、球送り装置80の電磁石87お
よび打撃装置83のソレノイド106の配線は、打球供
給皿6の軸支側からパチンコ遊技機の裏面側に導かれ所
定の基板に接続される。また、発射ユニット84の取着
方法はビス着に限定されることなく、例えば前板7に貫
通形成された取付孔に、支持枠79に形成される鉤片を
嵌めて支持枠79を前板7に密着させ、支持枠79を下
方へ押し下げて鉤片を取付孔に係合させるようにして取
着するようにしてもよい。これによって、発射ユニット
84をビス止めすることなくワンタッチで強固に取付け
ることができる。また、別途形成した係止部材により発
射ユニット84を取着するようにしてもよいのはいうま
でもない。
【0042】このように構成したパチンコ遊技機は、球
払出装置から払出されたパチンコ球が接続樋78を介し
て流入口56から皿部30に流入して貯留されると共
に、図10に示すように整流路35に整列し最先のパチ
ンコ球が流出口58,透孔77を介して球送り装置80
に送り込まれる。そして、ケース体85の球通路88に
流入し、最先のパチンコ球が球送り部材86の支持部9
3に支持され後続するパチンコ球も連続して待機する。
【0043】一方、この状態で遊技者が操作ハンドル1
2の操作レバー14を回動してボリュームスイッチ15
のボリューム調整をすることによりパルス信号が出力さ
れ、この信号が入力した制御手段は所定のタイミングで
前記球送り装置80および前記打撃装置83へ駆動指令
を出力し、球送り装置80の電磁石87に電流が流され
て該電磁石87が励磁され、図8鎖線に示したように鉄
芯87aに可動板98が吸着され、図10鎖線に示すよ
うに該送り部材86が後傾状に回転動することで、支持
部93で支持された最先端のパチンコ球が球受部94に
受入れられ、次いで電磁石87の励磁が解かれ自重で図
8および図10実線の状態に戻ったとき、該パチンコ球
が発射レール82の待機部81に送給される。そして、
その発射レール82の待機部81にパチンコ球を送り込
むタイミングに同期して打撃装置83のソレノイド10
6を作動させて打球杆107を反復動させ、発射レール
82の待機部81に待機するパチンコ球をガイドレール
16を介して遊技盤3面に打ち出し遊技領域3aに導く
ようにしている。
【0044】このように、打球供給皿6のパチンコ球を
遊技領域3aに発射するまでの、一連のパチンコ球の流
れに関連する球送り装置80,発射レール82,打撃装
置83等を打球を貯留整列する打球供給皿6という限ら
れた場所に設けることで、打球供給皿6に全ての発射関
連機構が集約され夫々の組付けおよび位置調整が容易と
なる。また、前記発射ユニット84の近傍に位置する係
止機構65を支持枠79に組付けるようにしてもよい。
【0045】なお、前記球送り装置80を電気的駆動源
である電磁石87により球送り部材86を可動するよう
にして、電気的制御手段により打撃装置83の発射動作
と発射レール82の待機部81にパチンコ球を送り込む
タイミングとを制御するようにしたが、球送り部材86
を打撃装置とリンク部材等を使用した制御手段により機
械的に待機部81に送り込むタイミングを図るようにし
てもよい。
【0046】次に機械的制御手段によりパチンコ球を待
機部81に送り込む実施の形態を図12乃至図14を参
照して具体的に説明する。この実施の形態においては前
板7の前面に余剰球受皿11および操作ハンドル12も
一緒に開閉するように設けられ、打撃装置83Aも他の
実施の形態として説明する。なお、前記実施の形態と同
じ構成要素については同一符号を付して説明する。
【0047】この実施の形態においては取付ベース12
2に球送り装置80,発射レール82,打撃装置83A
が組付けられ発射ユニット84を構成している。取付ベ
ース122は肉厚の金属板により形成されており周縁に
取着片145が屈曲形成されている。
【0048】前記打撃装置83Aは、図13および図1
4に示すように取付ベース122に設けられ、該取付ベ
ース122のほぼ中央に打球槌123が軸124により
回動自在に軸支され、取付枠125を介して電気的駆動
源としてのモータ126が装着されている。前記打球槌
123は、その側面にはローラ127を有するアーム1
28および引掛け杆141が固着されている。一方、前
記モータ126の出力軸129にはカム130が固着さ
れており、該モータ126の駆動で回転するカム130
が前記ローラ127と係合または離脱して打球槌123
を揺動するようになっている。そして、引ばね132の
一端をフック環137を介して打球槌123に止着する
と共に他端をばね調整器133に連結し、該ばね調整器
133に一端を係止したワイヤ134の他端を操作ハン
ドル12の回動軸135と一体に回転する巻取プーリ1
36に止着している。そして、操作ハンドル12を回動
することによって打球槌123が引ばね132の付勢力
が増して弾発駆動力を調整するようになっており、カム
130が引ばね132の付勢に抗してローラ127と係
合または離脱して打球槌123が弾発駆動する。前記打
球槌123は、上下弾性ストッパ部材131a,131
bにより両腕が当接し揺動が規制されている。
【0049】また、取付ベース122には前記打球槌1
23の先端部が、常に図14に示すように引ばね132
の付勢により常に待機部81に臨んだ状態で保持される
ように発射レール82が設けられ、該発射レール82の
下方に位置して発射動作と球送り動作のタイミングを図
る制御手段として軸138により回動自在に軸支された
連動レバー139が設けられる。前記連動レバー139
は球送り装置80の係合ピン95を押し上げる押し上げ
部140と、前記引掛け杆141と接触係合するレバー
部142とを一体に備え、ほぼ逆L字型に形成されてい
る。そして、取付ベース122の裏面側に球送り装置8
0が取着される。該球送り装置80は前記実施の形態の
球送り装置80とほとんど構成が同じであり、異なる点
は球送り部材86を可動するのが電磁石87ではなく打
球杆123と連動する連動レバー139により可動する
点であり、球送り部材86から突出した係合ピン95が
前記実施の形態と反対側(図上左側)に突出している点
である。また、図12に示すように遊技盤取付枠4の下
方には打撃装置83Aのモータ126が貫通する円形状
孔144が貫通形成されている。
【0050】そして、上記構成の発射ユニット84は図
12に示すように、前面に打球供給皿6および余剰球受
皿11が設けられる前板7の裏面に、球送り装置80の
導入口が透孔77と合致するようにして取着片145を
ビス着することにより取着される。
【0051】上記発射ユニット84を取着したパチンコ
遊技機は、操作ハンドル12を操作することにより打撃
装置83Aのモータ126が回動し、カム130がロー
ラ127と係合または離脱して引ばね132の付勢に抗
して打球槌123が往復動する。この往復動に伴い図1
4鎖線に示すように引掛け杆141によって連動レバ1
39ーのレバー部142が引き寄せられて該連動レバー
139が軸138を支点として回動し、押し上げ部14
0が球送り部材86の係合ピン95を押し上げて球送り
装置80から発射レール82の待機部81に最適な状態
で供給される。そして、待機部81に供給されたパチン
コ球を打球槌123の往復動で遊技領域3aに最適な状
態で発射することができる。このとき打球槌123は、
上下弾性体131a,131bに当接することにより残
存打撃力が吸収される。なお、機械的制御手段によりパ
チンコ球を待機部81に送り込む実施の形態は上記実施
の形態に限定されるものではなく、図3乃至図10に示
した打撃装置83の打球杆107に、該打球杆107の
動きに連動するように作動部材を固着して該作動部材に
より球送り部材86を作用させるようにしても、打球杆
107により直接係合ピン95を作動させるようにして
もよい。
【0052】図15はガラス扉枠5および打球供給皿6
を一体的に開放するように設けた実施の形態を示してい
る。この実施の形態において前記実施の形態と異なる点
は遊技領域3aを形成するガイドレール16をガラス扉
枠5の裏面側に設けた点である。なお、発射ユニット8
4に関しては前記実施の形態と同じ構成のため詳細な説
明は省略する。なお、打球供給皿6は開閉板7aの前面
に固定的または開閉自在に設けるようにしてもよい。
【0053】ガラス扉枠5および打球供給皿6は一体的
に開放する開閉板7aに設けられ、その下方に位置して
発射関連機構を備えた発射ユニット84が装着されると
共に、ファール球口を介して遊技領域3aを形成する外
レール16bが飾り部材150としてガラス扉枠5の裏
面側に位置して設けられ、それに伴い飾り部材150に
コーナーレンズ24も設けられガラス扉枠5の裏面側に
取着される。このため遊技盤3には内レール16aが配
設されるのみとなる。このように発射ユニット84およ
びガイドレール16をガラス扉枠5および打球供給皿6
側に設けることで、発射関連機構の位置調整は勿論のこ
と発射レール82から発射したパチンコ球がガイドレー
ル16(外レール16b)に着地する着地点の微妙な位
置調整を容易とすることができる。なお、内レール16
aも飾り部材150に組付け、該飾り部材150をガラ
ス扉枠5の裏面側に設けるようにしてもよく、遊技盤3
面にガイドレール16を設けることがなく遊技盤3のみ
の交換による機種変更の際にガイドレール16をそのま
ま使用することができコストの低減を図ることができ
る。
【0054】このように本願は球送り装置80,発射レ
ール82,打撃装置83等の発射関連機構をユニット化
することによりそれぞれの組付けが楽になり、パチンコ
遊技機のデザインまたは機種変更が行われた場合でもユ
ニット化した構成体をそのまま使用することができ在庫
管理によるコストの低減化を図ることができる。特に、
打撃装置83の不良交換の際には位置調整等が面倒であ
り、発射関連機構をユニット化して設けることで発射ユ
ニット84として一括して交換することができ、交換作
業も簡単で煩わしい調整作業からも解放されユニット化
する効果が大となる。
【0055】なお、上記実施の形態において遊技機の打
球供給皿6を余剰球受皿11の上方に位置して設けるよ
うにしたが、図16に示すように打球供給皿6および余
剰球受皿11が上下反転し余剰球受皿11の下方に打球
供給皿6が設けられるようにしてもよい。このとき、当
然下方に設ける打球供給皿6には球送り装置80,発射
レール82,打撃装置83等の発射関連機構が設けられ
る。また、遊技機の前面に高低差をもって設けられる前
記打球供給皿6および余剰球受皿11は、一体的に開放
する前板7に設けるのが好ましい。なお、上下球受皿を
設けた前板7を前記したようにガラス扉枠5と一体的に
開放するようにして、ガラス扉枠5と共に上下球受皿が
開放するようにしてもよい。
【0056】具体的に打球供給皿6を余剰球受皿11の
下方に設けるには、図17に示すように球払出装置15
6から払い出されたパチンコ球を下方に位置する打球供
給皿6に優先的に流入させる払出通路157を設け、前
記払出通路157の途中に流入口56を介して余剰球受
皿11に連通する溢出口164を設けている。そして、
前記払出通路157に充満したパチンコ球が前記溢出口
164から溢れ出し、余剰球受皿11に一時的に貯留さ
れるようにすることで達成される。このとき、余剰球受
皿11の底部170の最下部に流出口172を開設し、
連通路173を介して余剰球受皿11内のパチンコ球を
下方に位置する打球供給皿6に流落させるようにしてい
る。
【0057】また、下方に位置する打球供給皿6は、皿
部材27の側方に位置してカバー部材28の上面を開口
し皿部材27の側壁に連通する供給路174が形成され
ており、前記連通路173に合致して供給路174およ
び連通路173を介して前記余剰球受皿11と打球供給
皿6が前板7の前面側で連通して余剰球受皿11のパチ
ンコ球を打球供給皿6に供給するようにしている。この
ように、打球供給皿6には前記球導出口169および供
給路174の二つの球経路からパチンコ球が流入し、貯
留量も相当なものとなる。また、供給路174の流出口
175にはパチンコ球が流入する際の流圧を抑制する抑
制手段としての軟質樹脂抑制片176が垂下されてい
る。該抑制手段は重錘部を備えパチンコ球の流下によっ
て揺動する揺動部材であってもよい。前記皿部材27
は、底壁27aが一方(本実施の形態において左側)に
緩やかに下り傾斜しており、その下流端にはパチンコ球
を整列状態で前記打撃装置83に導く透孔77が開設さ
れている。そして、前記透孔77を介して前記球送り装
置80が接続され、整列状態で導かれたパチンコ球を前
記打撃装置83に導くようにしている。また、ファール
球はカバー部材28内のファール球通路178を通過し
て皿部材27の側壁に開設した開口から該皿部材27内
に戻され、再度打球として供給される。
【0058】また、打球供給皿6には複数の球抜開口3
7,179が開設されており、1つは前記整流通路35
の下流端の底面に開設された球抜孔37であり、他方は
前記供給路174の底部に開設される球抜口179であ
る。前記球抜孔37および球抜口179は常には球抜装
置180により閉塞されると共に、それぞれその下方に
設けられる球抜通路181に連通しており、該球抜通路
181の下流端はカバー部材28の底部に開設される通
口182に臨んで球抜きされる。
【0059】また、図17に示すように前記溢出口16
4の上方に位置して余剰球受皿11の満タンを検知する
検知手段165が設けるのが好ましく、該検知手段16
5は溢出口164に充満するパチンコ球により押動する
検知板166と該検知板166により押圧される検知ス
イッチ167とで構成される。そして、余剰球受皿11
が満タンとなり、溢出口164に溜まったパチンコ球に
より前記検知板166が押動されて前記検知スイッチ1
67を押圧すると、例えば遊技盤3に設けられたコーナ
ーレンズ25を点灯させて遊技者に満タンを報知すると
共に、前記球払出装置156の払出しを停止する。ま
た、遊技者はこの満タン報知により球抜操作を行い、該
球抜き操作により打球供給皿6からパチンコ球が抜取ら
れると、検知スイッチ167がオフして再度球払出装置
156が作動して未払いの賞球が払出通路157に払出
される。
【0060】なお、上記実施の形態において、余剰球受
皿11の満タン時に球払出装置156を停止させるよう
にしたが、球払出装置156の停止以降の賞球を記憶部
に記憶させると共に、記憶された賞球数を記憶表示部に
表示するようにしてもよい。このときの記憶部に上限を
設けることなく、球払出装置156の停止以降の賞球を
すべて記憶させるのがよい。
【0061】このように、打球供給皿6の上方に位置し
て余剰球受皿11を設けることで、前記払出通路157
がパチンコ球の補助貯留部となって余剰球の貯留量が多
くなり、しかも従来のように溢れた余剰球をいちいち手
で打球供給皿6に戻す必要がなく、打球供給皿6のパチ
ンコ球の減少にともなって余剰球受皿11のパチンコ球
を自動的に打球供給皿6に導くことができる。
【0062】さらに、打球供給皿6を下方に設けること
で、遊技領域3aを下方に広くすることができる。ま
た、図18に示すように、発射レール82から誘導部材
185を介して、遊技領域3aに導く誘導路183を遊
技盤取付枠4の左周壁4bに溝状に設けており、遊技領
域3aを左右の幅方向にも広げることができる。前記誘
導路183は、ほぼ垂直状の緩やかな湾曲状に形成し、
終端をさらに湾曲させて遊技盤3に向うようにしてい
る。このとき誘導路183内に摩耗防止のために金属板
片を張設するのが好ましく、該金属板片はガラス扉枠5
の金属部と一体に形成するようにしてもよい。そして、
図上では遊技領域3aの下方に誘導手段としてほぼ直線
上のガイドレール16cが右周壁4cの側面に設けられ
たアウト口23に相対するように緩やかに下傾して設け
られ、遊技盤3のほぼ全域を遊技領域3aとしている。
この実施の形態において、遊技盤取付枠4は遊技盤3の
下端を支持する支持部4aを除く左右および上周壁4b
〜4dを、遊技盤3面より前面側にほぼ20mm程度突
出して形成し、該周壁4b〜4d内面を遊技領域3aを
形成するガイド面としている。また、遊技盤3の左右上
部には円弧状のガイド部184を設けるのが好ましく、
打球がスムーズに遊技領域3aに流入させるのがよい。
なお、ソレノイド式の打撃装置83により垂直状に発射
してもよいが、傾斜状の発射レール82を介して打球を
発射することにより、打球に助走ができ垂直状の誘導路
183でも十分に上昇させることができ、遊技領域3a
にパチンコ球を送り込むことができる。このように、遊
技盤3のほぼ全域を遊技領域3aとする方形状にするこ
とで、アウト球はすべて下方のガイドレール16cに落
下して該ガイドレール16cによりアウト口23に誘導
される。そのため、該ガイドレール16cでアウト球が
跳ねることがあるため、ガイドレール16c上面にアウ
ト球の衝撃を吸収するウレタンゴム等の緩衝材を配設す
るのが好ましい。なお、アウト球の流勢を減衰する制御
手段として風車をアウト口23近傍に設けるようにして
もよい。このとき右周壁4c側を流下するパチンコ球が
風車を反回転しないように、該風車の上方に障壁を設け
るのが好ましい。また、前記ガイドレール16cは支持
部4aに設けるかガラス扉枠5または前板7側に設ける
ようにして遊技機3に誘導手段を設けないようにしても
よい。
【0063】また、本願発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、主旨の範囲内で以下に述べるように
様々な態様が可能である。前記打撃装置83を打球供給
皿6側に設けることにより、前記打撃装置83の発射動
作時の振動を利用して打球供給皿6の球詰りを防止する
ことが可能となる。例えば前記整流路35の上面を覆う
金属プレート29を延設し、該延設部を打球杆107,
打球槌123の発射動作時にストッパーとして接触可能
な状態に設け、接触時に前記金属プレート29を振動さ
せて整流路35上のパチンコ球に振動を与えて球詰りを
未然に防ぐことができる。また、金属プレート29に替
えて整流路35を形成する飾板部材26または誘導側壁
33等の一部側壁、球抜部材36,球均し部材54等に
振動が伝わるようにしても同様の効果を奏することがで
きる。さらに、皿部30全体に振動を伝えるようにして
もよい。このとき、皿部30部分をゴム等の緩衝部材を
介して設け、カバー部材28等他の部位に振動が伝わら
ないようにするのが好ましい。また、戻り球防止片等を
利用して発射球により発生した振動を前記金属プレート
29等の部材に伝えるようにしてもよい。
【0064】また、前記整流路35を構成する側板部を
着脱または開閉自在に設けて整流路35の側方を開放可
能として、球送り装置80へ導くために最も円滑な流れ
が要求される部分であり、タバコのヤニや静電気により
汚れてパチンコ球の流下を妨げて球詰りを起さないよう
に、頻繁に拭き掃除を行う必要がある整流路35の掃除
を簡単に行うことができるようにするのが好ましく、着
脱または開閉自在に設けた側板部に前記発射関連構成体
を設けるようにしてもよい。前記側板部を開閉自在の設
けた際には軸支機構を前記打球供給皿6の軸支機構64
と共有とするのが好ましい。
【0065】なお、本実施の形態において球送り装置8
0および発射レール82,打撃装置83を支持枠79に
組付けてユニット化して取着するようにしたが、別途支
持枠79を設けることなく球送り装置80のケース体8
5に発射レール82および打撃装置83を組付けてユニ
ット化するようにしてもよい。また、発射関連機構をユ
ニット化することなく前板7または打球供給皿に球送り
装置80および発射レール82,打撃装置83を順次取
付けるようにしてもよい。このとき、前記前板7と一体
に球送り装置80の取着枠および発射レール82,打撃
装置83の位置決めおよび取着部を設けるのが好まし
く、打球供給皿6側に取着するだけで位置調整をするこ
とがない。また、球送り装置80は前板7の後面に必ず
しも設けることはなく、整流路35の下方に位置して打
球供給皿6内に設けるようにして、通路部を介して発射
レール82の待機部81にパチンコ球を送り込むように
すればよい。
【0066】また、前記打球供給皿6は、上記実施の形
態に限定されるものではなく、前板7を介すことなく飾
板部材26を開閉体として該飾板部材26の裏面に前記
発射ユニット84を設けるようにしてもよい。このと
き、軸支機構64および係止機構65を飾板部材26の
裏面に設けるのは当然であるものの、不正防止および補
強用の鉄板を設けるのが好ましい。さらに、前記不正防
止および補強用の鉄板に発射関連機構を組付けユニット
化してもよい。
【0067】また、発射関連構成体の設置位置は限定さ
れるものではなく左右中央いずれの位置でもよく、パチ
ンコ遊技機に対して左方に設けるようにして右方に向け
て打球を発射するように発射関連構成体を設けるように
してもよい。さらに、発射関連構成体を左右いずれかに
寄せて設けて打撃装置83によりほぼ垂直状にパチンコ
球を打ち出すようにしてもよく、発射レール82および
内レール16aの下方に位置した外レール16bの始端
部が不要となり、遊技領域3aを下方に広げることが可
能となり可変表示装置18等を大型化して遊技者に興趣
を持たせることができる。
【0068】なお、本発明が適用されるパチンコ遊技機
として、上記実施の形態に限定されるものではなく、前
面枠2が存在せず機枠1に直接ガラス扉枠5および前板
7が開閉自在に装着されたパチンコ遊技機であってもよ
いのはいうまでもない。さらに、打球供給皿6および余
剰球受皿11の貯留および供給機能が一体となり球受皿
が1つ設けられているパチンコ遊技機にも適用可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るパチンコ
遊技機は、球送り装置,発射レール,打撃装置等の打球
供給皿のパチンコ球を遊技盤面に打ち込むまでの発射関
連機構を打球供給皿に設けるようにしたので、一連の発
射関連機構の組付けが容易となり煩わしい位置調整が簡
単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図で
ある。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】ガラス扉枠と打球供給皿とを開放した状態を示
すパチンコ遊技機の下部部分の斜視図である。
【図4】球受皿の裏面斜視図である。
【図5】同分解斜視図である。
【図6】発射ユニットの斜視図である。
【図7】発射ユニットの分解斜視図である。
【図8】発射ユニットの正面図である。
【図9】パチンコ遊技機の要部平断面図である。
【図10】パチンコ遊技機の要部側断面図である。
【図11】操作ハンドルの断面図である。
【図12】ガラス扉枠と打球供給皿とを開放した状態を
示す他の実施の形態のパチンコ遊技機の正面図である。
【図13】他の実施の形態の発射ユニットの斜視図であ
る。
【図14】図13の正面図である。
【図15】ガラス扉枠と打球供給皿とを開放した状態を
示す他の実施の形態のパチンコ遊技機の正面図である。
【図16】貯留皿および供給皿の関係を示す正面断面図
である。
【図17】払出通路部の要部断面図である。
【図18】ガラス扉枠と打球供給皿とを開放した状態を
示す他の実施の形態のパチンコ遊技機の正面図である。
【符号の説明】
3 遊技盤 5 ガラス扉枠 6 打球供給皿 7,7a 前板(開閉板) 16 ガイドレール 26 飾板部材(開閉板) 79 支持枠 80 球送り装置 81 待機部 82 発射レール 83 打撃装置 83A 打撃装置 84 発射ユニット 85 ケース体 86 球送り部材 87 電磁石 105 ストッパー 106 ソレノイド 107 打球杆(プランジャ) 122 取付ベース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の前面に打球供給皿が設けられた
    開閉板が開閉自在に装着され、前記打球供給皿のパチン
    コ球を遊技盤面に打ち込むパチンコ遊技機において、 前記打球供給皿から球送り装置を介して1個ずつ供給さ
    れたパチンコ球を一時待機させる待機部を備えた発射レ
    ールを前記開閉板の後側に配設し、さらに前記待機部の
    パチンコ球を遊技盤面に打ち込む打撃装置を前記開閉板
    の後側に配設したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技機の前面に打球供給皿が装着され、
    前記打球供給皿のパチンコ球を遊技盤面に打ち込むパチ
    ンコ遊技機において、 前記打球供給皿のパチンコ球を1個ずつ供給する球送り
    装置と、前記球送り装置から供給されたパチンコ球を待
    機部に一時停止させる発射レールと、前記待機部のパチ
    ンコ球を遊技盤面に打ち込む打撃装置とを組付けて発射
    ユニットを構成し、前記発射ユニットを前記打球供給皿
    に着脱自在に装着してなることを特徴とするパチンコ遊
    技機。
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