JP2005334152A - 遊技機における整流器 - Google Patents

遊技機における整流器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005334152A
JP2005334152A JP2004155057A JP2004155057A JP2005334152A JP 2005334152 A JP2005334152 A JP 2005334152A JP 2004155057 A JP2004155057 A JP 2004155057A JP 2004155057 A JP2004155057 A JP 2004155057A JP 2005334152 A JP2005334152 A JP 2005334152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
game
feeding member
rectifier
game ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004155057A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Umahara
誠 馬原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MRD Co Ltd
Original Assignee
MRD Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MRD Co Ltd filed Critical MRD Co Ltd
Priority to JP2004155057A priority Critical patent/JP2005334152A/ja
Publication of JP2005334152A publication Critical patent/JP2005334152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】球送り部材が誤って揺動することを防止し、電磁石による磁気吸引力を小さくでき、円滑に球送り部材を揺動させることができる遊技機における整流器を提供すること。
【解決手段】パチンコ遊技機1における整流器4は、球導入口411と球排出口412とを連通する整流通路41、遊技球7を球排出口412へ送り出す球送り部材42及び球送り部材42を揺動させる電磁石43を有している。球送り部材42は、整流通路41の底面の一部を形成する通路形成部421を有しており、通路形成部421は、遊技球7の流下を阻止する球待機面422と、段差部423を介して、球待機面422よりも低い位置に形成された送出面424とを有している。球送り部材42は、揺動支点軸部429の軸方向をパチンコ遊技機1の前後方向に向けて整流器4内に配設されており、電磁石43は、球送り部材42の金属板425に対して略水平方向に対向配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機の遊技盤における遊技領域に向けて遊技球を発射させる球発射部へ、1球ずつ遊技球を送り出すよう構成された遊技機における整流器に関する。
例えば、パチンコ遊技機においては、多数の遊技球を貯留する球皿部から、遊技領域に向けて遊技球を発射させる球発射部へ、整流器を介して1球ずつ遊技球を供給している。この整流器は、球皿部における発射球供給通路に連通される整流通路と、この整流通路内に導入された遊技球を球発射部へ送り出すための球送り部材とを有している。また、球送り部材は、遊技球を1球ずつ保持するよう構成されており、電磁石又は永久磁石による磁力作用を受けて、保持した遊技球を球発射部へ送り出すよう構成されている。
また、例えば、特許文献1における打玉供給装置(整流器)においては、球発射部の打玉杆(打球ハンマー)の発射準備動作に連動する連動レバーを回動可能に設けると共に、供給制御部材(球送り部材)に係合ピンを形成している。この打玉供給装置においては、打玉杆が発射準備動作を行うと、連動レバーと係合ピンとが係合することにより、供給制御部材が遊技球を受け取り、次いで、打玉杆が発射動作を行うと、上記係合が解除されることにより、供給制御部材が遊技球を球発射部の発射レールに供給することができる。
これにより、打玉供給装置全体の構成を極めて簡易化し小型化することができる。
また、例えば、特許文献2における遊技球供給装置(整流器)においては、打撃槌(打球ハンマー)に作動部材を設けると共に球送り部材に受動部材を設け、作動部材及び受動部材に、同一極同士が対向するように永久磁石をそれぞれ設けている。そして、この遊技球供給装置においては、打撃槌が発射準備状態にあるときには、球送り部材がそのウェイトによって遊技球を受け取る位置に回動しており、次いで、打撃槌が発射動作を行うと、上記永久磁石同士の磁気反発力によって、球送り部材が遊技球を球発射部の発射レールに供給することができる。
これにより、打撃槌と球送り部材とを接触させることなく発射レールへ遊技球を1球ずつ供給することができ、円滑に打撃槌と球送り部材とを動作させることができる。
しかしながら、特許文献1の打玉供給装置においては、玉受皿(球皿部)の流出口から発射レールにおける遊技球の発射位置までの通路を著しく短縮させるために、供給制御部材は、発射レールに対して直交する方向、すなわちパチンコ遊技機の前後方向に向けて回動させるよう構成されている。そのため、例えば、打玉供給装置が、パチンコ遊技を行う遊技者等によって、パチンコ遊技機の正面から強い衝撃等を受けたときには、供給制御部材が誤って回動してしまうおそれがある。また、連動レバーと係合ピンとが係合するときには、これらが擦れ合うことになり、これらを円滑に動作させるためには十分ではない。
また、特許文献2における遊技球供給装置においては、打撃槌の作動部材及び球送り部材の受動部材の上下方向に対向して各永久磁石を設けている。そのため、球送り部材の回動量を大きくとる必要が生じてしまい、球送り部材を回動させるために強力な永久磁石が必要になってしまう。
実公平4−38859号公報 特開平9−10386号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、球送り部材が誤って揺動することを防止できると共に、電磁石による磁気吸引力を小さくすることができ、円滑に球送り部材を揺動させることができる遊技機における整流器を提供しようとするものである。
本発明は、遊技球を貯留する球皿部から、遊技盤における遊技領域に向けて遊技球を発射させる球発射部へ、1球ずつ遊技球を供給するよう構成された遊技機における整流器であって、
該整流器は、上記球皿部から遊技球を導入するための球導入口と、上記球発射部へ遊技球を排出するための球排出口とを連通する整流通路と、
上記球導入口から導入された遊技球を受け取るための受取位置と、上記球排出口へ遊技球を送り出すための送出位置との間を揺動するよう構成された球送り部材と、
該球送り部材を揺動させるための電磁石とを有しており、
上記球送り部材は、上記揺動の支点となる揺動支点軸部と、上記整流通路の一部を形成する通路形成部とを有しており、該通路形成部は、上記球導入口から導入された遊技球の流下を、上記整流通路に形成された流下規制部と共に阻止する球待機面と、段差部を介して、上記球待機面よりも低い位置に形成された送出面とを有しており、
かつ、上記球送り部材は、上記揺動支点軸部の軸方向を、上記遊技機の前後方向に向けて上記整流器内に配設されていると共に、当該球送り部材の揺動方向に面した側面に磁性体を配設してなり、一方、上記電磁石は、上記磁性体に対して略水平方向に対向配設されていることを特徴とする遊技機における整流器にある(請求項1)。
本発明の整流器においては、上記球送り部材を電磁石による磁気吸引力を受けて揺動するよう構成しており、球送り部材を、外部からの衝撃等に強く、かつ小さな磁気吸引力により揺動できる工夫を行っている。
すなわち、本発明の球送り部材は、上記通路形成部によって上記整流通路の一部を形成して遊技球の送出が可能であり、通路形成部は、上記球待機面と、段差部を介して球待機面よりも低い位置に形成された上記送出面とを有している。また、球送り部材は、上記揺動支点軸部の軸方向が遊技機の前後方向に向けて形成されていることにより、遊技機の左右方向に向けて揺動が可能であり、揺動方向に面した側面に、電磁石による磁気吸引力を受ける磁性体を配設してなる。
そして、電磁石に通電を行っていないときには、球送り部材は、上記送出位置にあり、上記球導入口から整流通路内に導入された遊技球は、整流通路の流下規制部と球待機面とによって流下が阻止されている。このとき、球送り部材は、その揺動支点軸部が遊技機の前後方向に向けて形成されており、例えば、遊技を行う遊技者から遊技機の前後方向に強い衝撃等が加わっても、誤って上記受取位置へ揺動してしまうことが防止される。
そして、電磁石に通電を行ったときには、球送り部材は、電磁石による磁気吸引力を受けて上記送出位置から上記受取位置へ揺動し、流下規制部及び球待機面によって流下が阻止された遊技球は、球待機面から送出面へと流下し、送出面によって保持される。
ここで、球送り部材は、電磁石により略水平方向からの磁気吸引力を受けて揺動するよう構成されており、また、送出面は、段差部を介して球待機面よりも低い位置に形成されている。そのため、球送り部材を揺動させる揺動量をできるだけ小さくすることができ、球送り部材は、電磁石からの小さな磁気吸引力によっても容易に揺動することができる。
その後、再び電磁石への通電を解除したときには、球送り部材は、送出面に保持された遊技球の自重により受取位置から送出位置へ揺動し、当該遊技球は、上記球排出口へ向けて送り出され、上記球発射部へと供給される。
そのため、球送り部材は、遊技球の自重を利用して送出位置へ揺動することができ、遊技球が球待機面から送出面へ流下するときに、球送り部材に対する遊技球の自重が加わる位置の変化を利用して揺動することができる。そのため、遊技球が球待機面から送出面まで流下するまでの一瞬の間のみ、電磁石に通電を行うだけで、遊技球を球排出口へ送り出すことができる。
それ故、本発明の整流器によれば、球送り部材が誤って揺動することを防止できると共に、電磁石による磁気吸引力を小さくすることができ、円滑に球送り部材を揺動させることができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記球送り部材は、上記電磁石に通電を行っていないときには、上記送出位置にあると共に、上記整流通路における上記流下規制部及び上記通路形成部における上記球待機面によって遊技球の流下を阻止し、上記電磁石に通電を行ったときには、該電磁石による磁気吸引力を受けて上記受取位置へ揺動することにより、上記通路形成部における上記送出面に遊技球を受け取り、再び上記電磁石への通電を解除したときには、遊技球の自重により上記送出位置へ揺動することにより、上記通路形成部における上記送出面から上記球排出口へ向けて遊技球を送り出すよう構成することが好ましい。
また、上記球送り部材の上記通路形成部は、上記整流通路の底面の一部を形成するよう構成されており、上記整流通路の上記流下規制部は、上記球送り部材の上記通路形成部の上方に対向形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、通路形成部における球待機面と、流下規制部との位置関係が適切になり、球送り部材及び通路形成部の構造を簡単にすることができる。
また、上記整流通路の上記流下規制部は、上記球送り部材が上記受取位置にあるときには、上記送出面との間の最短距離が遊技球の直径よりも小さくなると共に、上記球待機面との間の最短距離が遊技球の直径よりも大きくなる位置であって、上記球送り部材が上記送出位置にあるときには、上記送出面との間の最短距離が遊技球の直径よりも大きくなると共に、上記球待機面との間の最短距離が遊技球の直径よりも小さくなる位置に形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記通路形成部における球待機面及び送出面と上記流下規制部との位置関係により、球送り部材の揺動量を一層小さくすることができる。そのため、球送り部材を、磁気吸引力の一層小さな電磁石を用いて揺動させることができる。
また、上記球待機面と上記送出面との間に形成された上記段差部の高低差は、遊技球の直径の1/2以下であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記球待機面によって流下が阻止された遊技球が、上記送出面に流下する量を小さくできると共に、球送り部材の揺動量を一層小さくすることができる。また、この場合には、球導入口と球排出口との高低差を小さくすることもできる。
また、上記段差部の高低差が遊技球の直径の1/2よりも大きい場合には、球送り部材の揺動量を一層小さくすることが困難になるおそれがある。
また、上記段差部の高低差は、遊技球の直径の1/5以上であることが好ましい。この高低差が遊技球の直径の1/5未満である場合には、球待機面と送出面との間の高低差が小さすぎて、これらの機能を十分に果たせなくなるおそれがある。
また、上記球送り部材は、上記揺動支点軸部から上記通路形成部までの長さが該通路形成部の上記揺動方向における幅よりも長い棒形状を有しており、上記送出位置にあるときには、上記揺動方向における上記電磁石から離れる方向に傾斜して起立すると共に、上記受取位置にあるときには、略垂直方向に起立するよう構成されており、上記揺動支点軸部は、上記球送り部材の下端部に形成されていると共に、上記通路形成部は、上記球送り部材の上端部に形成されていることが好ましい。
この場合には、上記送出位置において傾斜して起立している球送り部材に対して、上記電磁石により略水平方向から磁気吸引力を作用させて、当該球送り部材を、略垂直方向に起立する上記受取位置へ揺動させることができる。これにより、球送り部材を揺動させるときの負荷を低減させることができ、一層小さな電磁石の磁気吸引力によっても、円滑に球送り部材を揺動させることができる。
また、上記整流通路は、上記球送り部材の上記通路形成部と上記球排出口とを連通する送出通路部を有しており、該送出通路部は、上記球送り部材の揺動方向に向けて形成されていることが好ましい。
この場合には、球送り部材が受取位置から送出位置へ揺動する勢いを利用して、遊技球を整流通路の送出通路部へと送り出すことができる。そのため、球送り部材は、球排出口に向けて一層円滑に遊技球を送り出すことができる。
以下に、本発明の遊技機における整流器にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例の遊技機は、図1〜図5に示すごとく、パチンコ遊技機1であり、このパチンコ遊技機1における整流器4は、遊技球7を貯留する球皿部3から、遊技盤22における遊技領域221に向けて遊技球7を発射させる球発射部21へ、1球ずつ遊技球7を供給するよう構成されている。
上記整流器4は、以下の整流通路41、球送り部材42及び電磁石43とを有して構成されている。
上記整流通路41は、球皿部3から遊技球7を導入するための球導入口411と、球発射部21へ遊技球7を排出するための球排出口412とを連通するよう形成されている。
上記球送り部材42は、図2に示すごとく、球導入口411から導入された遊技球7を受け取るための受取位置401と、図3に示すごとく、球排出口412へ遊技球7を送り出すための送出位置402との間を揺動するよう構成されている。また、上記電磁石43は、通電することにより、球送り部材42を揺動させるための磁気吸引力を発生させるよう構成されている。
また、球送り部材42は、図1に示すごとく、揺動の支点となる揺動支点軸部429と、整流通路41の底面の一部を形成する通路形成部421とを有している。通路形成部421は、球導入口411から導入された遊技球7の流下を、整流通路41に形成された流下規制部414と共に阻止する球待機面422と、段差部423を介して、球待機面422よりも低い位置に形成された送出面424とを有している。
また、球送り部材42は、図1に示すごとく、電磁石43に通電を行っていないときには、上記送出位置402にあると共に、通路形成部421における球待機面422と整流通路41における流下規制部414とによって遊技球7の流下を阻止するよう構成されている。また、球送り部材42は、図2に示すごとく、電磁石43に通電を行ったときには、この電磁石43による磁気吸引力を受けて上記受取位置401へ揺動することにより、通路形成部421における送出面424に遊技球7を受け取るよう構成されている。また、球送り部材42は、図3に示すごとく、再び電磁石43への通電を解除したときには、遊技球7の自重により上記送出位置402へ揺動することにより、通路形成部421における送出面424から球排出口412へ向けて遊技球7を送り出すよう構成されている。
さらに、球送り部材42は、図1〜図4に示すごとく、揺動支点軸部429の軸方向を、パチンコ遊技機1の前後方向に向けて整流器4内に配設されており、当該球送り部材42の揺動方向Pに面した側面に磁性体としての金属板425を配設してなる。
一方、電磁石43は、金属板425に対して略水平方向に対向配設されており、球送り部材42に対する略水平方向から磁気吸引力を発生させて、球送り部材42を揺動させるよう構成されている。
なお、図1〜図3は、図4におけるA−A矢視断面を示す説明図である。
以下に、これを詳説する。
図5に示すごとく、本例のパチンコ遊技機1は、このパチンコ遊技機1における外枠11と、この外枠11の前面側に配設した前枠(本体枠)2と、前枠2の前面側に開閉可能に配設したガラス扉20と、前枠2の前面側に開閉可能に配設した球皿パネル30とを有している。前枠2は、上記遊技領域221を形成する遊技盤22、パチンコ遊技を制御する各種の制御装置及び各種の電気部品を配設してなるものである。また、ガラス扉20は、プラスチック枠の内側にガラス板を配設してなるものである。また、上記球皿部3は、球皿パネル30の前面側に形成されている。
図5に示すごとく、上記球皿部3は、遊技球7を貯留するための球貯留部31と、球貯留部31の下方に連通する発射球供給通路32と、発射球供給通路32を通過する遊技球7を球皿部3から外部に抜き出すための発射球抜き通路322と、球貯留部31に貯留された遊技球7を球皿部3の外部へ抜き出すための球抜き通路33とを有している。また、前枠2の裏面側には、所定数の遊技球7をカウントして払い出すよう構成された払出装置(図示略)が配設されており、上記球貯留部31は、払出装置から払い出される遊技球7を受けるよう構成されている。
図4、図5に示すごとく、本例の球発射部21は、前枠2に配設されており、整流器4の整流通路41における球排出口412に対向配設された球発射レール212と、この球発射レール212の発射球着座位置213に配置された遊技球7を、上記遊技盤22の遊技領域221に向けて発射させるための打球ハンマー211とを有している。
また、本例の打球ハンマー211は、上記球発射レール212の発射球着座位置213に配置された遊技球7を水平方向に近い傾斜方向に向けて発射させる水平発射形式のものであり、上記球発射レール212は、水平方向に対して若干傾斜して配設されている。
また、図4、図5に示すごとく、本例の発射球供給通路32は、パチンコ遊技機1の前面側から見て右側に向けて形成されており、整流器4における整流通路41は、パチンコ遊技機1の前面側から見て左側に向けて形成されている。
すなわち、整流器4を球皿部3における取付位置301に固定したときには、整流器4は、パチンコ遊技機1の右側から左側に向けて整流通路41を形成しており、整流通路41の球導入口411は、パチンコ遊技機1における前面側に位置していると共に、整流通路41の球排出口412は、パチンコ遊技機1における裏面側に位置している。
なお、打球ハンマー211は、発射球保持部材(球発射レール)212に配置された遊技球7を略垂直方向に向けて発射させる垂直発射形式のものとすることもできる。
また、図4に示すごとく、本例の整流器4は、球皿部3の裏面側における取付位置301に取り付けられている。また、整流器4は、球皿部3の裏面側に対して開閉可能に取り付けられており、メンテナンス等を行うときには容易に開閉させることができる。
また、整流器4を球皿部3の取付位置301に取り付けたときには、整流器4の整流通路41における球導入口411と、球皿部3の発射球供給通路32における球出口321とが連通されるよう構成されている。
また、整流通路41は、球送り部材42の通路形成部421と球排出口412とを連通する送出通路部413を有している。この送出通路部413は、球送り部材42の揺動方向Pに向けて形成されている。
図1に示すごとく、本例の球送り部材42は、その揺動支点軸部429から通路形成部421までの長さが、通路形成部421の揺動方向Pにおける幅よりも長い棒形状を有している。そして、球送り部材42は、上記送出位置402にあるときには、揺動方向Pにおける電磁石43から離れる方向に傾斜して起立すると共に、上記受取位置401にあるときには、略垂直方向に起立するよう構成されている。
また、球送り部材42の通路形成部421においては、球待機面422が整流通路41の上流側(球導入口411の側)に形成されており、送出面424が整流通路41の下流側(球排出口412の側)に形成されている。そして、金属板425は、整流通路41の上流側に位置する球送り部材42の側面に配設されている。また、金属板425は、球送り部材42の側面において、揺動支点軸部429から通路形成部421までの全長における中央位置よりも揺動支点軸部429側の位置に形成されている。
また、揺動支点軸部429は、球送り部材42の下端部に形成されていると共に、通路形成部421は、球送り部材42の上端部に形成されている。そして、通路形成部421における球待機面422及び送出面424は、球送り部材42の上面において形成されている。
一方、図1に示すごとく、本例の整流通路41は、球送り部材42の通路形成部421における球待機面422と共に遊技球7の流下を阻止することができる流下規制部414を有している。この流下規制部414は、球送り部材42の通路形成部421の上方に対向形成されている。
また、本例においては、球送り部材42の通路形成部421における球待機面422及び送出面424と、整流通路41における流下規制部414との位置関係により、球送り部材42の揺動量を小さくして、電磁石43により発生させる磁気吸引力をできるだけ小さくすることができる工夫を行っている。
すなわち、図1に示すごとく、本例の球送り部材42の通路形成部421においては、球待機面422と送出面424との間に形成された段差部423の高低差Hは、遊技球7の直径Dの20〜50%の大きさになるよう形成されている。具体的には、本例では、段差部423の高低差Hは、遊技球7の直径Dの20〜25%の大きさになるよう形成されている。
また、段差部423の高低差Hを小さくすることにより、球導入口411と球排出口412との高低差を小さくすることができる。
ところで、パチンコ遊技機1における球発射部21の配設位置には、種々の制約があり、この配設位置は変更できないことが多い。このような場合において、球導入口411と球排出口412との高低差を小さくできることにより、球導入口411に連通する発射球供給通路32の形成位置をできるだけ下方に移動させることができる。そのため、パチンコ遊技機1における球皿部3全体の配設位置も下げることができ、結果的に、遊技盤22における遊技領域221を下方に拡大することができる。
また、図2に示すごとく、整流通路41の流下規制部414は、球送り部材42が受取位置401にあるときには、送出面424との間の最短距離X1が遊技球7の直径Dよりも小さくなると共に、球待機面422との間の最短距離X2が遊技球7の直径Dよりも大きくなる位置に形成されている。具体的には、本例の通路形成部421と流下規制部414とは、球送り部材42が受取位置401にあるときには、流下規制部414と送出面424との間の最短距離X1が遊技球7の直径Dの0.8〜0.95倍の長さになると共に、流下規制部414と球待機面422との間の最短距離X2が遊技球7の直径Dの1.03〜1.2倍の長さになるよう構成されている。
また、図3に示すごとく、整流通路41の流下規制部414は、球送り部材42が送出位置402にあるときには、送出面424との間の最短距離X1が遊技球7の直径Dよりも大きくなると共に、球待機面422との間の最短距離X2が遊技球7の直径Dよりも小さくなる位置に形成されている。具体的には、本例の通路形成部421と流下規制部414とは、球送り部材42が送出位置402にあるときには、流下規制部414と送出面424との間の最短距離X1が遊技球7の直径Dの1.03〜1.2倍の長さになると共に、流下規制部414と球待機面422との間の最短距離X2が遊技球7の直径Dの0.8〜0.95倍の長さになるよう構成されている。
また、図1に示すごとく、本例の整流通路41、球導入口411及び球排出口412は、整流器4のハウジング40に形成されており、球送り部材42及び電磁石43は、ハウジング40内に配設されている。
また、球送り部材42が電磁石43の磁気吸引力を受けて上記受取位置401に揺動したときに、金属板425が着磁されてしまうことを防止するために、受取位置401において、電磁石43と金属板425とは接触しないよう構成されている。本例では、球送り部材42の通路形成部421における球待機面422側の端部には、電磁石43と金属板425との接触を防止するための接触防止突起426が形成されている。
また、本例では、球送り部材42は、その自重により送出位置402に維持されるよう構成した。これに対し、球送り部材42は、ばね又は錘等を用いて送出位置402に維持されるよう構成することもできる。
また、本例においては、球導入口411は、整流器4の前面側に形成した。これに対し、球導入口411は、整流器4の側面側に形成することもできる。
また、図示は省略するが、整流器4には、この整流器4を球皿部3に対する取付位置301から取り外したとき又は移動させたときに、整流通路41内に残留する遊技球7が、球導入口411又は球排出口412の少なくとも一方から流出することを防止するシャッター部材を配設することもできる。
次に、上記整流器4の整流動作及びその作用効果につき説明する。
図1に示すごとく、上記制御装置が電磁石43への通電を行っていないときには、球送り部材42は、その自重により上記送出位置402に維持されている。このとき、整流通路41内における1つの遊技球7は、通路形成部421の球待機面422と、整流通路41内の流下規制部414とに当接して、その流下が阻止されている。
そして、この状態において、球送り部材42は、その揺動支点軸部429がパチンコ遊技機1の前後方向に向けて形成されており、例えば、遊技を行う遊技者からパチンコ遊技機1の前後方向に強い衝撃等が加わっても、誤って上記受取位置401へ揺動してしまうことが防止される。
次いで、図2に示すごとく、パチンコ遊技機1における制御装置が上記電磁石43に通電を行ったときには、球送り部材42は、電磁石43の磁気吸引力により金属板425が引き寄せられて、上記受取位置401に揺動する。このとき、球待機面422によって流下が阻止された遊技球7は、球待機面422から送出面424へと流下し、送出面424上に載置保持される。
また、球送り部材42は、電磁石43により略水平方向からの磁気吸引力を受けて揺動する。
そして、球送り部材42が送出位置402から受取位置401に揺動するときには、流下規制部414と送出面424との間の最短距離X1は、遊技球7の直径Dの1.03〜1.2倍の長さから遊技球7の直径Dの0.8〜0.95倍の長さに変化するのみであり、一方、流下規制部414と球待機面422との間の最短距離X2は、遊技球7の直径Dの0.8〜0.95倍の長さから遊技球7の直径Dの1.03〜1.2倍の長さに変化するのみである。
そのため、球送り部材42の揺動量を極めて小さくすることができる。具体的には、球送り部材42は、6〜10°の角度を揺動するだけで、送出位置402と受取位置401との間を揺動することができる。
次いで、図3に示すごとく、上記制御装置が電磁石43への通電を解除したときには、球送り部材42は、遊技球7の自重により上記送出位置402に揺動する。このとき、上記通路形成部421の送出面423に載置された遊技球7が、上記球排出口412に向けて送り出される。
そして、遊技球7は、球排出口412から球発射部21における送出通路213を通過して球発射レール212上に配置される。この状態で、制御装置が、打球ハンマー211を動作させたときには、球発射レール212上に配置された遊技球7が、遊技盤22の遊技領域221に向けて発射される。
その後、図2に示すごとく、パチンコ遊技機1における制御装置が再び電磁石43に通電を行ったときには、球送り部材42が再び受取位置401に揺動し、上記球排出口412へ送り出された遊技球7に隣接して整流通路41内に導入された次の遊技球7が上記通路形成部421の送出面423に載置される。
以降は、上記と同様にして、制御装置が電磁石43の通電及びその解除を繰り返すことにより、球送り部材42は、整流通路41内の遊技球7を1球ずつ上記球発射レール212へ供給することができる。
このように、球送り部材42は、遊技球7の自重を利用して送出位置402へ揺動することができ、遊技球7が球待機面422から送出面424へ流下するときに、球送り部材42に対する遊技球7の自重が加わる位置の変化を利用して揺動することができる。そのため、遊技球7が球待機面422から送出面424まで流下するまでの一瞬の間のみ、電磁石43に通電を行うだけで、遊技球7を球排出口412へ送り出すことができる。
それ故、本例の整流器4によれば、球送り部材42が誤って揺動することを防止できると共に、電磁石43による磁気吸引力を小さくすることができ、円滑に球送り部材42を揺動させることができる。
実施例における、送出位置にある球送り部材が遊技球の流下を阻止している状態の整流器を示す断面説明図。 実施例における、受取位置にある球送り部材が遊技球を受け取った状態の整流器を示す断面説明図。 実施例における、送出位置にある球送り部材が遊技球を送り出した状態の整流器を示す断面説明図。 実施例における、球皿部の裏面側に配設された整流器を、パチンコ遊技機の上方から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、球発射部、球皿部及び整流器を、パチンコ遊技機の前面から見た状態で示す断面説明図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 前枠
21 球発射部
3 球皿部
4 整流器
41 整流通路
411 球導入口
412 球排出口
413 送出通路部
414 流下規制部
42 球送り部材
401 受取位置
402 送出位置
421 通路形成部
422 球待機面
423 段差部
424 送出面
425 金属板
429 揺動支点軸部
43 電磁石(磁性体)
7 遊技球
P 揺動方向
H 高低差

Claims (4)

  1. 遊技球を貯留する球皿部から、遊技盤における遊技領域に向けて遊技球を発射させる球発射部へ、1球ずつ遊技球を供給するよう構成された遊技機における整流器であって、
    該整流器は、上記球皿部から遊技球を導入するための球導入口と、上記球発射部へ遊技球を排出するための球排出口とを連通する整流通路と、
    上記球導入口から導入された遊技球を受け取るための受取位置と、上記球排出口へ遊技球を送り出すための送出位置との間を揺動するよう構成された球送り部材と、
    該球送り部材を揺動させるための電磁石とを有しており、
    上記球送り部材は、上記揺動の支点となる揺動支点軸部と、上記整流通路の一部を形成する通路形成部とを有しており、該通路形成部は、上記球導入口から導入された遊技球の流下を、上記整流通路に形成された流下規制部と共に阻止する球待機面と、段差部を介して、上記球待機面よりも低い位置に形成された送出面とを有しており、
    かつ、上記球送り部材は、上記揺動支点軸部の軸方向を、上記遊技機の前後方向に向けて上記整流器内に配設されていると共に、当該球送り部材の揺動方向に面した側面に磁性体を配設してなり、一方、上記電磁石は、上記磁性体に対して略水平方向に対向配設されていることを特徴とする遊技機における整流器。
  2. 請求項1において、上記球送り部材の上記通路形成部は、上記整流通路の底面の一部を形成するよう構成されており、
    上記整流通路の上記流下規制部は、上記球送り部材の上記通路形成部の上方に対向形成されていることを特徴とする遊技機における整流器。
  3. 請求項1又は2において、上記整流通路の上記流下規制部は、上記球送り部材が上記受取位置にあるときには、上記送出面との間の最短距離が遊技球の直径よりも小さくなると共に、上記球待機面との間の最短距離が遊技球の直径よりも大きくなる位置であって、
    上記球送り部材が上記送出位置にあるときには、上記送出面との間の最短距離が遊技球の直径よりも大きくなると共に、上記球待機面との間の最短距離が遊技球の直径よりも小さくなる位置に形成されていることを特徴とする遊技機における整流器。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記球待機面と上記送出面との間に形成された上記段差部の高低差は、遊技球の直径の1/2以下であることを特徴とする遊技機における整流器。
JP2004155057A 2004-05-25 2004-05-25 遊技機における整流器 Pending JP2005334152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155057A JP2005334152A (ja) 2004-05-25 2004-05-25 遊技機における整流器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155057A JP2005334152A (ja) 2004-05-25 2004-05-25 遊技機における整流器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005334152A true JP2005334152A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35488361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004155057A Pending JP2005334152A (ja) 2004-05-25 2004-05-25 遊技機における整流器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005334152A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015208417A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015208418A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 株式会社ニューギン 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910386A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Fuji Shoji Kk 弾球遊技機の遊技球供給装置
JPH09131429A (ja) * 1995-11-13 1997-05-20 Mashiro Denshi:Kk パチンコ球整流器
JP2002331080A (ja) * 2001-05-11 2002-11-19 Asama Seisakusho:Kk パチンコ機の球送り装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910386A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Fuji Shoji Kk 弾球遊技機の遊技球供給装置
JPH09131429A (ja) * 1995-11-13 1997-05-20 Mashiro Denshi:Kk パチンコ球整流器
JP2002331080A (ja) * 2001-05-11 2002-11-19 Asama Seisakusho:Kk パチンコ機の球送り装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015208417A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015208418A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 株式会社ニューギン 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5158220B2 (ja) 遊技機
JP5482847B2 (ja) 遊技機
JP2011103978A (ja) 遊技機枠ユニット
JP2014008171A (ja) 遊技機
JP6379601B2 (ja) 遊技機
JP6064971B2 (ja) 遊技機
JP2005334152A (ja) 遊技機における整流器
JP2012231890A (ja) 遊技機
JP2003225377A (ja) パチンコ遊技機
JP4504093B2 (ja) 遊技機における整流器
JP2008005952A (ja) 遊技機
JP5961791B2 (ja) 弾球遊技機
JP2015006615A (ja) 遊技機
JP2006141501A (ja) 弾球遊技機の整流装置
JP2010172501A (ja) パチンコ遊技機
JP4210790B2 (ja) 遊技機の球送り装置及びその球送り装置を備えた遊技機
JP2005253956A (ja) 弾球遊技機
JP4558146B2 (ja) 発射球供給装置
JP6454979B2 (ja) 弾球遊技機
JP5669968B2 (ja) 遊技機
JP2015202194A (ja) 弾球遊技機
JP2014097324A (ja) 遊技機
JP2006141503A (ja) 弾球遊技機の整流装置
JP5927516B2 (ja) 遊技機
JP2013252285A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070416

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608