JP2003225296A - 揮散性薬剤徐放部材 - Google Patents
揮散性薬剤徐放部材Info
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- JP2003225296A JP2003225296A JP2002025150A JP2002025150A JP2003225296A JP 2003225296 A JP2003225296 A JP 2003225296A JP 2002025150 A JP2002025150 A JP 2002025150A JP 2002025150 A JP2002025150 A JP 2002025150A JP 2003225296 A JP2003225296 A JP 2003225296A
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Abstract
かったり、直に接するような場所に使用するには適して
いなかった。そこでこのような場所でも必要量の薬剤を
長期的な耐久性を加味しながら、安定して徐放できる揮
散性薬剤徐放部材を提供するものである。 【解決手段】 揮散性薬剤を湿度変化によって前記薬剤
の透過量が変化する湿度感受性膜内部に配置し、前記湿
度感受性膜の外装に防水性を有する水蒸気制御膜を具備
し、前記湿度感受性膜と前記水蒸気制御膜との間に前記
湿度感受性膜を透過した薬剤蒸気と前記水蒸気制御膜を
透過した水蒸気とが滞留するための空間部を設けられた
揮散性薬剤徐放部材である。
Description
部の湿度環境変化によって徐放させる揮散性薬剤徐放部
材に関するものであり、揮散性薬剤徐放部材はその場の
雰囲気湿度環境が変化して、カビ、菌が繁殖することを
防止したいような分野には広く適用可能である。たとえ
ば浴室、更衣室、下駄箱、フードストッカー、物置、地
下収納庫、洗濯機またビル空調用の加湿用通路等にも適
用可能である。
って徐放させるための技術は種々雑多と提案されてきて
いる。一般的には多孔性の材料物質中に液剤を含浸させ
て毛細管現象によって徐々に揮散させる方法である。そ
の多孔性物質とはゼオライト、シルカゲルのような無機
化合物であったり、ポリプロピレン、ポリエステル、セ
ルロースの発泡体あるいは繊維束であったりしていた。
さらにシクロデキストリンと呼ばれる有機物の小さな孔
に包接させて徐放させるような方法も特開平5−176
733号、特開平6−40890号公報に提案されてい
る。またマイクロカプセル化して徐放性を具現化する方
法も特開平6−9377号公報、特開平6−65064
号公報、特開平7−89848号公報、特開平9−91
1号公報、特開平9−12447号公報、特開平9−5
7091号公報等で提案されている。
忌避剤の分野あるいは芳香剤の分野でよく用いられる方
法として、吸い上げ体をヒータで加熱し、揮散速度をさ
らに向上させることも特開昭55−57502号公報、
特開昭63−240738号公報等で提案されている。
度環境に応じて徐放するものではなかったので、本発明
者らはビスコース膜を利用して揮散性薬剤を必要な場合
に有効に徐放させる方法を提案してきた。
受性膜とした揮散性薬剤徐放部材は湿度環境の変化によ
って高湿度雰囲気では膜が膨潤し、緩んだ膜構造となっ
て内部からの揮散性薬剤を効果的に放出可能であった。
しかし、水がビスコース膜に飛び散ったり、降りかかる
たり、直接水に接するような場所に使用するには適して
いなかった。たとえば、浴室での防カビを行おうとした
時には長期的な耐久性に課題を有していた。また天井ビ
ルトイン型空気調和機のドレンパンに対して防カビを行
おうとした時には長期的な耐久性に課題を有していた。
性薬剤徐放部材から必要量の薬剤を放出させる機構を長
期的な耐久性を有した構成で提供するものである。
性薬剤を湿度変化によって前記揮散性薬剤の透過量が変
化する湿度感受性膜の内部に配置し、前記湿度感受性膜
の外側に防水性を有する水蒸気制御膜を具備し、前記湿
度感受性膜と前記水蒸気制御膜との間に空間部を設けら
れた揮散性薬剤徐放部材である。上記構成により、水が
直接揮散性薬剤徐放部材に降りかかって来ても防水性を
有する水蒸気制御膜で保護されているので湿度感受性膜
がアタックされる問題はなく、十分な耐久性を保証でき
る。また高湿度雰囲気下では、水蒸気が水蒸気制御膜を
透過し、内部空間部に滞留するとともに内部に配置され
ている湿度感受性膜に湿気を供給することで、湿度感受
性膜に対する揮散性薬剤の透過量が増大し、内部に充填
されている薬剤は湿度感受性膜と水蒸気制御膜とを透過
して外部へと徐放される。このような構成では、揮散性
薬剤はほとんど湿度感受性膜で透過量を制御されてお
り、水蒸気制御膜ではほとんど透過量を制御する機能膜
としては作用しない。
剤を、湿度変化によって前記揮散性薬剤の透過量が変化
する湿度感受性膜の内部に配置し、前記湿度感受性膜の
外側に防水性を有する水蒸気制御膜を具備し、前記湿度
感受性膜と前記水蒸気制御膜との間に空間部を設けられ
た揮散性薬剤徐放部材である。
記揮散性薬剤の揮散量を制御する揮散量制御膜の内部に
配置し、前記揮散量制御膜の外側に湿度変化によって前
記揮散性薬剤の透過量が変化する湿度感受性膜を具備
し、さらに前記湿度感受性膜の外側に防水性を有する水
蒸気制御膜を具備し、前記揮散量制御膜と前記湿度感受
性膜との間に空間部Aを設け、前記湿度感受性膜と前記
水蒸気制御膜との間に空間部Bを設けられた揮散性薬剤
徐放部材である。
が平均細孔径0.1〜50μmのマイクロポーラスフィ
ルムである揮散性薬剤徐放部材である。
ラスフィルムがポリテトラフッ化エチレンフィルム、ま
たはポリオレフィン系フィルムである揮散性薬剤徐放部
材である。
ン系フィルムの製造方法が、前記ポリオレフィン系樹脂
と無機微粉末とを混練させてフィルム化させた後、一軸
あるいは二軸に延伸することで前記無機微粉末と前記ポ
リオレフィン系樹脂との界面剥離層を設けるものであ
る。
ン系のフィルムの製造方法が、固形有機物をポリオレフ
ィン系樹脂に含有させてフィルム化させた後、溶媒抽出
法によって前記固形有機物を除去するものである。
ン系フィルムの製造方法が、無機微粉末と固形有機物を
ポリオレフィン系樹脂に含有させてフィルム化させた
後、溶媒抽出法によって前記固形有機物を除去すること
によって前記無機微粉末と前記ポリオレフィン系樹脂と
の界面剥離層を設けるものである。
ラスフィルムの透湿量が3000〜15000g/m2
/24hr,25℃である揮散性薬剤徐放部材である。
が表面にビスコース加工を有するラミネート構造である
揮散性薬剤徐放部材である。
膜がポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリウレタンフィルム、ナイロンフィルム、またはポリ
エチレンテレフタレートフィルムを単独またはそれらの
複合ラミネートフィルムである揮散性薬剤徐放部材であ
る。
がアリルイソチオシアネート、ティーツリー油、または
ユーカリ油である揮散性薬剤徐放部材である。
の放出量が30℃、相対湿度95%で20〜200mg
/日である揮散性薬剤徐放部材である。
の放出量が30℃、相対湿度30%で10mg/日以下
である揮散性薬剤徐放部材である。
がら説明する。
蒸気制御膜を配置した揮散性薬剤徐放部材の上面外観図
であり、図2は図1におけるA−A´線での側面断面構
成図である。1は薬剤となるアリルイソチオシアネート
を吸収して膨潤したポリウレタン連続多孔質体である。
具体的には50×30×6mmのポリウレタン連続多孔
質体、かさ密度0.35g/ml、平均気孔径30μ
m、気孔率70%にアリルイソチオシアネート30gを
吸収させて約70×42×8.4mmに膨潤した。内側
本体容器2はそれを充填するための半透明なポリプロピ
レン、厚み1mmからなるものであり、射出成形にて加
工した。容器の内寸法は71×43×15mmである。
内蓋3は内側本体容器2に対するものであり、これも半
透明なポリプロピレン、厚み1mmからなり、内蓋3中
央部には大きな窓があり、その大きな窓に対して十文字
にリブ4が形成され、内蓋3の表面側中央部には65×
37mmの湿度感受性膜5が配置され、リブ4によって
ポリウレタン連続多孔質体1を内側本体容器2の底面部
に位置固定するとともに湿度感受性膜5に対する補強の
役目を果たしている。湿度感受性膜5はビスコース加工
紙をポリエチレン/延伸ポリプロピレン/ポリエチレン
にラミネートしたものである。具体的にはポリエチレン
40μm/延伸ポリプロピレン 60μm/ポリエチ
レン 40μm上にレーヨン/パルプ不織布を介してビ
スコース膜を12g/m2の塗布量で形成させたものを
使用し、湿度感受性膜5の外周部は内蓋3にポリエチレ
ン側をヒートシールで溶着接合されている。ヒートシー
ル巾は3mmである。本体容器2と内蓋3とは超音波接
合によって接合されている。空間部6はポリウレタン連
続多孔質体1と内側本体容器2と内蓋3とで形成される
ものであり、その空間容積は約23mlである。外側本
体容器7は内側本体容器が収納されるものであり、半透
明なポリプロピレン、厚み1mmからなり、射出成形に
て加工した。容器の内寸法は73×45×20mmであ
る。外蓋8は外側本体容器7に対するものであり、これ
も半透明なポリプロピレン、厚み1mmからなり、外蓋
8中央部には大きな窓があり、外蓋8の表面側中央部に
は67×39mmの水蒸気制御膜9が配置されている。
水蒸気制御膜9はマイクロポーラスを有したポリエチレ
ンフィルム、厚み50μm、平均細孔径0.3μm、透
湿度10000g/m2/24hr,25℃である。水
蒸気制御膜9は炭酸カルシウム30wt%を含有するポ
リエチレンフィルムを二軸に2倍延伸させることによっ
て炭酸カルシウム粒子とポリエチレン樹脂との界面に剥
離層を生じさせたマイクロポーラスフィルムである。1
0は湿度感受性膜5を配した内蓋3と外側本体容器7と
水蒸気制御膜9を配した外蓋8とで形成される空間部で
あり、その空間容積は約18mlである。
明する。ポリウレタン連続多孔質体から揮散したアリル
イソチオシアネート蒸気は空間部6で飽和蒸気圧濃度ま
でに達せられる。たとえば25℃においてアリルイソチ
オシアネートの蒸気圧は約5mmHgであるため、空間
部6における飽和蒸気濃度は最大約6600ppmとな
る。湿度感受性膜5によって低湿度の場合にはアリルイ
ソチオシアネートの外部への蒸気放出がある程度抑制さ
れるため、空間部6は飽和蒸気圧濃度に近い状態のまま
でずっと維持される。しかし、水蒸気制御膜9を透過し
た湿気が空間部10に滞留して湿度感受性膜が十分に潤
うとアリルイソチオシアネート蒸気が湿度感受性膜5を
透過して空間部10へと放出され、さらに水蒸気制御膜
9をも透過して外部へと放出される。湿度感受性膜5は
湿度変化によって膜組織が膨潤し、緩んだ構造となり、
アリルイソチオシアネート分子が透過して外部へと放出
されやすくなる。この時アリルイソチオシアネート蒸気
の揮散性薬剤徐放部材からの放出量はほとんど湿度感受
性膜5によって制御されており、水蒸気制御膜9では制
御されていない。またこの放出量分を補充するためには
ポリウレタン連続多孔質体1から揮散したアリルイソチ
オシアネートがさらに揮散して空間部6へと充満する必
要がある。このような構成の揮散性薬剤徐放部材によっ
て、30℃、相対湿度95%(以下RHと記す)条件に
て湿度感受性膜から薬剤を100mg/日レベルで継続
して放出させることが可能となった。
部材を内容積6m3のユニット浴室内に配置した。図3
はユニット浴室を上面から見た構成図であり、図4はユ
ニット浴室を側面から見た構成図である。11がバスタ
ブ、12がシャワー口である。揮散性薬剤徐放部材13
は、具体的には洗い場の鏡14のサイドに設けられた棚
上段部15に配置して使用した。その結果約3年間の長
期にわたってカビの発生を抑制できることを確認した。
一般に浴室内のカビは洗い場の隅あるいは排水口に発生
しやすい。揮散性薬剤徐放部材からのアリルイソチオシ
アネートは空気よりも重いので浴室内空間下層に堆積す
るように充満する傾向がある。その結果、カビの生え易
い部分に対してアリルイソチオシアネート蒸気が淀み状
態となって高濃度化してカビ発生を効率的に抑止するこ
とが可能であった。浴室では利用者がシャワー等によっ
て水の飛沫をどこかしこに飛ばすので、揮散性薬剤徐放
部材には直接的な水のアタックに弱い湿度感受性膜を保
護する必要があった。本実施例では防水性を有した水蒸
気制御膜を配して湿度感受性膜を保護するとともに水蒸
気の部材内部への透過量をコントロールして湿度感受性
膜を膨潤化させ、内部に充填されたアリルイソチオシア
ネートを効果的に徐放させることができた。このような
2次制御構成であるため、即効性は無理であるが浴室内
のカビを抑制するという機能については十分対応可能で
あった。浴室空間に存在するAureobasidium pullulan
s、Cladosporium sp、Alternaria spと言った一般的な
カビには十分な防カビ効果を得ることも確認した。防カ
ビの効果を得るためには浴室内空間へのアリルイソチオ
シアネート蒸気を1ppm以上にすることが望ましく、
人間の閾値である10ppm以下にすることが実用上望
ましいと考える。
部材も部材構成は実施例1とほぼ同様であるので、詳細
な説明は省略して異なる部分についてだけ説明する。本
実施例では水蒸気制御膜としてマイクロポーラスを有し
たポリプロピレンフィルム、厚み50μm、平均細孔径
5μm、透湿度15000g/m2/24hr,25℃を
使用した。このポリプロピレンフィルムは30wt%ロ
ジンエステルを含有させたフィルムをTダイ法で成形後
にトルエンによってロジンエステルを溶媒抽出し、マイ
クロポーラス化して作製した。本構成による揮散性薬剤
徐放部材によって、30℃、95%RH条件にて湿度感
受性膜から薬剤を100mg/日レベルで継続して放出
させることが可能であった。
部材も部材構成は実施例1とほぼ同様であるので、詳細
な説明は省略して異なる部分についてだけ説明する。本
実施例では水蒸気制御膜としてマイクロポーラスを有し
たポリプロピレンフィルム、厚み50μm、平均細孔径
0.1μm、透湿度8000g/m2/24hr,25
℃を使用した。このポリプロピレンフィルムは平均粒径
0.4μmのチタニア粒子の表面にロジンエステルをコ
ーティングし、このチタニア粒子を練りこんだポリプロ
ピレンポリマーをTダイ法で成形後、さらにそのフィル
ムをトルエンによってロジンエステルを溶媒抽出し、マ
イクロポーラス化して作製した。本構成による揮散性薬
剤徐放部材によって、30℃、95%RH条件にて湿度
感受性膜から薬剤を100mg/日レベルで継続して放
出させることが可能であった。
部材も構造の構成は実施例1とほぼ同様であるので、詳
細な説明は省略して異なる部分についてだけ説明する。
本実施例では水蒸気制御膜としてマイクロポーラスを有
したポリテトラフッ化エチレンフィルム、厚み30μ
m、平均細孔径0.1μm、透湿度8000g/m2/
24hr,25℃を使用した。このポリテトラフッ化エ
チレンフィルムは微粒子状のポリテトラフッ化エチレン
ペーストを押し出してフィルム成形した後に含まれてい
るケロシン等の潤滑剤を乾燥除去し、320℃で二軸に
延伸後、さらに高い温度、たとえば370℃で熱処理す
ることによってポリテトラフッ化エチレン粒子を部分焼
結させて作製した。本構成による揮散性薬剤徐放部材に
よって、30℃、95%RH条件にて湿度感受性膜から
薬剤を100mg/日レベルで継続して放出させること
が可能であった。
蒸気制御膜を配置した揮散性薬剤徐放部材の上面外観図
であり、図6は図5におけるB−B´線での側面断面構成
図である。ポリウレタン連続多孔質体16は薬剤となる
アリルイソチオシアネートを吸収して膨潤したものであ
る。具体的には35×35×4mmのポリウレタン連続
多孔質体、かさ密度0.35g/ml、平均気孔径30
μm、気孔率70%にアリルイソチオシアネート15.
5gを吸収させて約50×50×5.6mmに膨潤し
た。ピロー包装体17はポリウレタン連続多孔質体16
の外装となるラミネートフィルムのピロー包装体であ
り、ポリエチレンテレフタレート 12μmとポリエチ
レン 70μmとのラミネートフィルムに対してポリエ
チレン側をヒートシール巾5mmにてピロー包装化した
ものであり、一次制御膜となる。内側本体容器18はそ
れを充填するための半透明なポリプロピレン、厚み1m
mからなるものであり、射出成形にて加工した。容器の
内寸法は60×60×10mmである。内蓋19は内側本
体容器18に対するものであり、これも半透明なポリプ
ロピレン、厚み1mmからなる。内蓋19の中央部に大
きな窓を有し、長手方向の渡しとなるように2ヶ所にリ
ブ20が形成され、内蓋19の表面側中央部には50×
50mmの湿度感受性膜21が配置され、リブ20によ
ってピロー包装体17の容器内部での位置固定と湿度感
受性膜21に対する補強の役目を果たしている。湿度感
受性膜21はビスコース加工紙をポリエチレン 40μ
m/延伸ポリプロピレン60μm/ポリエチレン 40
μm上にレーヨン/パルプ不織布を介してビスコース膜
を12g/m2の塗布量で形成させたラミネート構造の
ものを使用し、湿度感受性膜21の外周部は内蓋19に
ポリエチレン側をヒートシールで溶着接合されている。
ヒートシール巾は3mmである。内側本体容器18と内
蓋19は超音波接合によって接合されている。空間部2
2はピロー包装体17と内側本体容器18と内蓋19と
で形成されるものであり、その空間容積は約20mlで
ある。2外側本体容器で3は内側本体容器が収納される
ものであり、半透明なポリプロピレン、厚み1mmから
なり、射出成形にて加工した。容器の内寸法は62×6
2×12mmである。2外蓋4は外側本体容器23に対
するものであり、これも半透明なポリプロピレン、厚み
1mmからなり、外蓋24中央部には大きな窓があり、
外蓋24の表面側中央部には55×55mmの水蒸気制
御膜25が配置されている。水蒸気制御膜25はマイク
ロポーラスを有したポリエチレンフィルム、厚み50μ
m、平均細孔径0.3μm、透湿度10000g/m2
/24hr,25℃である。水蒸気制御膜25は炭酸カ
ルシウム30wt%を含有するポリエチレンフィルムを
二軸に2倍延伸させることによって炭酸カルシウム粒子
とポリエチレン樹脂との界面に剥離層を生じさせたマイ
クロポーラスフィルムである。空間部26は湿度感受性
膜21を配した内蓋19と外側本体容器23と水蒸気制
御膜25を配した外蓋24とで形成されるものであり、
その空間容積は約4mlである。
明する。ポリウレタン連続多孔質体から揮散したアリル
イソチオシアネート蒸気はまずピロー包装体17を形成
する一次制御膜となるラミネートフィルムで揮散量を抑
制されながら、ピロー包装体17と湿度感受性膜21と
で形成される空間部22へと至る。たとえば25℃にお
いてアリルイソチオシアネートの蒸気圧は約5mmHg
であるため、一次制御膜内部はすぐに飽和蒸気濃度は最
大約6600ppmとなり、空間部22はそれに対して
ある程度の濃度勾配を有しながら、アリルイソチオシア
ネート蒸気が充満し、二次制御膜からの放出量が小さけ
れば、ある程度雰囲気温度に対する蒸気圧特性まで揮散
量が増大し、最終的には空間部22をほぼ飽和蒸気圧濃
度までに達せられる。湿度感受性膜21によって低湿度
の場合にはアリルイソチオシアネートの外部への蒸気放
出がある程度抑制されるため、空間部22は飽和蒸気圧
濃度に近い状態のままでずっと維持される。しかし湿度
が高くなるとアリルイソチオシアネート蒸気が湿度感受
性膜21を通過して外部へと放出されやすくなる。湿度
感受性膜21は湿度変化によって膜組織が膨潤し、緩ん
だ構造となり、アリルイソチオシアネート分子が透過し
て外部へと放出されやすくなる。この放出量分を補充す
るためにはポリウレタン連続多孔質体から揮散したアリ
ルイソチオシアネート蒸気がさらにラミネートフィルム
17を通過して空間部22へと充満する必要がある。こ
の時湿度感受性膜21から空間部26、さらに外部への
アリルイソチオシアネート放出速度とポリウレタン連続
多孔質体から揮散したアリルイソチオシアネートが空間
部22へ透過してくるアリルイソチオシアネート揮散速
度を比較すると後者のほうが速いので、アリルイソチオ
シアネートの放出量が不足することはない。このような
薬剤の透過量を制御する膜を3段階有する揮散性薬剤徐
放部材によって、30℃、95%RH条件にて湿度感受
性膜から薬剤を50mg/日レベルで継続して放出させ
ることが可能となった。
部材を内容積300Lの洗濯機内部に配置した。図7に
洗濯機の断面構成図を示した。外装体27は支持板28
に支持された受け槽29をサスペンション30で弾性支
持している。受け槽29は中央底部に回転自在にパルセ
ータ31を配設した洗濯兼脱水槽32を内包している。
洗濯兼脱水槽32は内周面に複数の貫通した穴32aを
形設している。クラッチ機構部33は、支持板28の外
底部に装着しており、同心2重軸に形成された洗濯兼脱
水槽32に連結している脱水軸34とパルセータ31に
固着した洗濯軸35とを支持し、Vベルト356で伝達
されるモータ(駆動手段)37の動力を脱水軸34、洗
濯軸35に切り換えて伝達するとともに、洗い時および
すすぎ時に洗濯兼脱水槽32を固定するブレーキ機構を
兼ね備えている。電磁弁38は電磁排水コック39を開
閉するもので、無励磁(オフ)により電磁排水コック3
9を閉止して洗い、すすぎが行えるようにするものであ
り、電磁弁38を励磁(オン)して電磁排水コック39
を開放させると、排水可能な状態になるとともに洗濯兼
脱水槽32の制動が解除され、洗濯兼脱水槽32が回転
可能となり脱水が行える状態にする。給水弁40は洗濯
兼脱水槽32に給水する。
チング手段、布量検知手段、水位検知手段、操作表示手
段、記憶手段などで構成し、制御手段の指令によりパワ
ースイッチング手段を制御することで、モータ37、電
磁弁38、給水弁40を制御して、洗い、すすぎ、脱水
の一連の行程を逐次制御するようにしている。
投入するためのものであり、蓋43は投入口42の上部
に設けられたものである。揮散性薬剤徐放部材44は洗
濯物投入口42に隣接した外装体27の上部内面に揮散
性薬剤徐放部材の本体容器底面を両面テープで張り合わ
せる構成にて固定し、水蒸気制御膜25は下面を向いて
いる。この結果洗濯および脱水終了後に洗濯物を取り出
した後、蓋43をすることによって外装体27内部の湿
度は上昇し、揮散性薬剤徐放部材44に配設された水蒸
気制御膜25から湿気が内部に侵入し、湿度感受性膜2
1に湿気を供給することで湿度感受性膜21が膨潤して
緩んだ構造となり、揮散量制御膜17と湿度感受性膜2
1との空間部22に滞留している揮散性薬剤の蒸気が湿
度感受性膜21および水蒸気制御膜25を透過して外部
へと徐放され、洗濯兼脱水槽32へのカビ発生を抑止す
ることができた。防カビの効果を得るためには洗濯機内
部へのアリルイソチオシアネート蒸気を0.5ppm以
上にすることが望ましく、洗濯物への影響鑑みて5pp
m以下にすることが実用上望ましい。
して平均細孔径0.1〜5μmのものを使用したが、本
発明で使用できるマイクロポーラスフィルムは平均細孔
径0.1〜50μmであり、好ましくは0.1〜10μ
mのものであった。透湿性を保つには水蒸気よりも大き
な孔径を、すなわち4Å以上が少なくとも要求されるが
平均細孔径0.1μm以上の孔径であればある程度迅速
に水蒸気を透湿させることができた。また防水性を保つ
ためには非常に小さな霧状の水、すなわち100μm以
下であることが要求されるが平均細孔径50μm以下の
孔径であればある程度の水圧に対しても十分な防水性を
保持させることができ、耐久性においても十分な膜特性
を有していた。
てはポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、
ポリテトラフッ化エチレンフィルムを使用することがで
きた。ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム
はヒートシールあるいは超音波によって蓋材に簡単に溶
着させることができるが、ポリテトラフッ化エチレンフ
ィルムの場合にはこれを接着剤によって蓋材に接着させ
る必要があった。またマイクロポーラスフィルムの透湿
量は3000〜15000g/m2/24h,25℃、
好ましくは8000〜15000g/m2/24hr,
25℃とすることで十分な透湿性と十分な防水性を合わ
せ持つ水蒸気制御膜を提供することができた。
フィルムあるいはポリエチレンフィルムは溶媒抽出法で
製造されることが多い。この方法は予め原料樹脂にロジ
ンエステル、エチルセルロース等の固形有機物を微分散
しておいて、フィルム状とした後に固形有機物を溶媒で
抽出してマイクロポーラスを作製する方法である。この
結果平均細孔径としては比較的大きな5〜50μm範囲
のものが容易に作製できる。有機物の分散性をあげると
ともに造孔性を高めるために無機微粉末も添加する方法
がさらに有効である。たとえば無機微粉末としてかさ密
度の小さな炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ
ゲル、活性アルミナ、ゼオライトを使用してロジンエス
テル、エチルセルロース等の固形有機物でコーティング
後に溶媒で固形有機物を抽出することで微細な孔を均一
に造孔することが可能となる。無機微粉末の選択と固形
有機物のコーティング量によって造孔性に巾を持たせる
ことができる。微粉末によって、たとえば平均細孔径
0.1〜0.5、空孔率50〜75%の8000〜15
000g/m2/24hr、25℃程度のマイクロポー
ラスフィルムを提供することができた。また20〜50
wt%無機微粉末を含有したポリプロピレンフィルムあ
るいはポリエチレンフィルムをTダイまたはインフレー
ション法で無延伸フィルムに形成する。その後このフィ
ルムを一軸または二軸にそれぞれ2〜3倍延伸して無機
微粉末と樹脂との界面を剥離させることによってマイク
ロポーラス化させることもできる。界面剥離法でマイク
ロポーラス化させる場合には無機微粉末としてサブミク
ロン粒子のアルミナ、粘土、チタニア等が使用される。
ンの連続多孔質体に吸収保持させて使用したが、本発明
では揮散性薬剤をいかなる形態で部材の本体容器となる
ものに収納、充填しようと自由である。一般的には液体
の薬剤は本実施例のように液体吸収体に吸収させるか、
薬剤に可溶性の高分子物質、たとえばエチルセルロー
ス、ブチラール樹脂を添加して増粘化あるいは固形化さ
せて使用すると揮散性薬剤徐放部材を製造する時に作業
性が向上する。
してポリプロピレンとポリエチレンの複合ラミネートフ
ィルムあるいはポリエチレンテレフタレートとポリエチ
レンの複合ラミネートフィルムを使用したが、本発明で
使用できるものはこの限りではない。その他にポリエチ
レンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィ
ルム、ポリウレタンフィルム、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを単独もしくは複合してラミネート構造の
フィルムとして使用することもできる。
トを使用したが、本発明で使用できるものはこの限りで
はない。ティーツリー油、ユーカリ油等が使用できる。
また低濃度の揮散量にて抗菌、防カビ効果が得られるよ
うな薬剤であれば本発明の揮散性薬剤徐放部材の薬剤と
して利用可能である。
1記載の発明によれば、水が直接揮散性薬剤徐放部材に
降りかかって来ても防水性を有する水蒸気制御膜で保護
されているので湿度感受性膜がアタックされる問題はな
い。また高湿度雰囲気下では、水蒸気が水蒸気制御膜を
透過し、内部空間部に滞留するとともに内部に配置され
ている湿度感受性膜に湿気を供給することで、湿度感受
性膜に対する揮散性薬剤の透過量が増大し、内部に充填
されている薬剤は湿度感受性膜と水蒸気制御膜とを透過
して外部へと徐放される。この時揮散性薬剤はほとんど
湿度感受性膜で透過量を制御されており、水蒸気制御膜
ではほとんど透過量を制御する機能膜としては作用して
いない。
を一次制御膜として揮散量制御膜でコントロールした
後、二次制御膜として湿度制御膜と三次制御膜として水
蒸気制御膜でコントロールしながら徐放させるので徐放
に対する時間の遅れはあるが、より低濃度の薬剤を徐放
コントロールすることが可能であった。
膜を平均細孔径0.1〜50μmのマイクロポーラスフ
ィルムとすることで十分な防水性を得ることができると
ともに湿度は水蒸気制御膜を迅速に通過するので、部材
外部の環境変化に対しても湿度感受性膜が対応して内部
の揮散性薬剤を有効に徐放できた。
ーラスフィルムをポリテトラフッ化エチレンフィルム、
ポリオレフィン系フィルムとすることで十分な防水性を
長期的な耐久性も加味しながら有して内部の揮散性薬剤
を有効に徐放できた。
を含有させてフィルム化させた後、一軸あるいは二軸に
延伸することで無機微粉末とポリオレフィン樹脂との界
面を剥離させることでマイクロポーラス化されたものは
延伸フィルムとして均一な微細孔、平均細孔径0.1〜
0.5μmを大きな空孔率で提供することで比較的透湿
量の大きなフィルムを提供でき、その結果湿度環境の変
化に対して迅速に対応することができるようになった。
を含有させてフィルム化させた後、溶媒抽出法によって
作製されたポリオレフィン系のマイクロポーラスフィル
ムとすることで無延伸フィルムとして均一なマクロ細
孔、平均細孔径5〜30μmを提供することで比較的透
湿量の大きなフィルムを提供でき、その結果湿度環境の
変化に対して迅速に対応することができるようになっ
た。
の表面に固形有機物を被覆させてフィルム化させた後、
溶媒抽出法によって固形有機物を溶出させて作製したマ
イクロポーラスフィルムは無延伸フィルムとして均一な
微細孔、平均細孔径0.1〜0.5μmを大きな空孔率
で提供することで比較的透湿量の大きなフィルムを提供
でき、その結果湿度環境の変化に対して迅速に対応する
ことができるようになった。
ーラスフィルムの透湿量を3000〜15000g/m
2/24h,25℃とすることで、部材外部の環境変化
に対しても水蒸気制御膜を迅速に対応させることができ
た。
加工紙を含んでなるラミネート構造である湿度感受性膜
を使用することで湿度に対して鋭敏な湿度感受性膜を提
供できた。
剤の揮散量を制御する一次制御膜としてポリエチレンフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリウレタンフィル
ム、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムまたはそれらの複合ラミネートフィルムを使用す
ることで幅広い徐放効果を得ることができた。また揮散
性薬剤徐放部材を製造する時に、一次制御膜をピロー包
装化することでハンドリングを容易にすることができ
た。
ソチオシアネート、ティーツリー油、ユーカリ油を薬剤
とすることで天然成分を利用した、低濃度による、環境
にやさしい抗菌、防カビ効果を提供できた。
出量が30℃、相対湿度95%で20〜200mg/日
であれば、薬剤の種類にもよるが人間の閾値と対比して
も同等かそれ以下のレベルで徐放することで薬剤の目的
効果を得ることができるので、利用者にも好印象を与え
ることができた。
出量が30℃、相対湿度30%で10mg/日以下であ
れば、低湿度条件での無駄な薬剤の放出を抑制すること
ができるので、取り替え交換期間を長期にすることがで
きた。
の側面断面構成図
側面断面構成図
Claims (13)
- 【請求項1】 揮散性薬剤を、湿度変化によって前記揮
散性薬剤の透過量が変化する湿度感受性膜の内部に配置
し、前記湿度感受性膜の外側に防水性を有する水蒸気制
御膜を具備し、前記湿度感受性膜と前記水蒸気制御膜と
の間に空間部を設けられたことを特徴とする揮散性薬剤
徐放部材。 - 【請求項2】 揮散性薬剤を、前記揮散性薬剤の揮散量
を制御する揮散量制御膜の内部に配置し、前記揮散量制
御膜の外側に湿度変化によって前記揮散性薬剤の透過量
が変化する湿度感受性膜を具備し、さらに前記湿度感受
性膜の外側に防水性を有する水蒸気制御膜を具備し、前
記揮散量制御膜と前記湿度感受性膜との間に空間部Aを
設け、前記湿度感受性膜と前記水蒸気制御膜との間に空
間部Bを設けられたことを特徴とする揮散性薬剤徐放部
材。 - 【請求項3】 前記水蒸気制御膜が平均細孔径0.1〜
50μmのマイクロポーラスフィルムであることを特徴
とする請求項1、2のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放
部材。 - 【請求項4】 前記マイクロポーラスフィルムがポリテ
トラフッ化エチレンフィルム、またはポリオレフィン系
フィルムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載の揮散性薬剤徐放部材。 - 【請求項5】 前記ポリオレフィン系フィルムの製造方
法が、前記ポリオレフィン系樹脂と無機微粉末とを混練
させてフィルム化させた後、一軸あるいは二軸に延伸す
ることで前記無機微粉末と前記ポリオレフィン系樹脂と
の界面剥離層を設けることを特徴とする請求項4に記載
の揮散性薬剤徐放部材の製造方法。 - 【請求項6】 前記ポリオレフィン系のフィルムの製造
方法が、固形有機物をポリオレフィン系樹脂に含有させ
てフィルム化させた後、溶媒抽出法によって前記固形有
機物を除去することを特徴とする請求項4に記載の揮散
性薬剤徐放部材の製造方法。 - 【請求項7】 前記ポリオレフィン系フィルムの製造方
法が、無機微粉末と固形有機物をポリオレフィン系樹脂
に含有させてフィルム化させた後、溶媒抽出法によって
前記固形有機物を除去することによって前記無機微粉末
と前記ポリオレフィン系樹脂との界面剥離層を設けるこ
とを特徴とする請求項4に記載の揮散性薬剤徐放部材の
製造方法。 - 【請求項8】 前記マイクロポーラスフィルムの透湿量
が3000〜15000g/m2/24hr,25℃で
あることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
揮散性薬剤徐放部材。 - 【請求項9】 前記湿度感受性膜が表面にビスコース加
工を有するラミネート構造であることを特徴とする請求
項1〜8のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放部材。 - 【請求項10】 前記揮散量制御膜がポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリウレタンフィル
ム、ナイロンフィルム、またはポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを単独またはそれらの複合ラミネートフィ
ルムであることを特徴とする請求項2〜9のいずれかに
記載の揮散性薬剤徐放部材。 - 【請求項11】 前記揮散性薬剤がアリルイソチオシア
ネート、ティーツリー油、またはユーカリ油であること
を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の揮散性
薬剤徐放部材。 - 【請求項12】 前記揮散性薬剤の放出量が30℃、相
対湿度95%で20〜200mg/日であることを特徴
とする請求項1〜11のいずれかに記載の揮散性薬剤徐
放部材。 - 【請求項13】 前記揮散性薬剤の放出量が30℃、相
対湿度30%で10mg/日以下であることを特徴とす
る請求項1〜12のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025150A JP2003225296A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 揮散性薬剤徐放部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025150A JP2003225296A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 揮散性薬剤徐放部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003225296A true JP2003225296A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27747392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002025150A Pending JP2003225296A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 揮散性薬剤徐放部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003225296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011155972A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-08-18 | Earth Chemical Co Ltd | 薬剤揮散器 |
WO2022190633A1 (ja) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | 株式会社カネカ | 動物忌避装置及び動物の忌避方法 |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002025150A patent/JP2003225296A/ja active Pending
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