JPS6015333B2 - 脱臭装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、冷蔵庫などに用いる脱臭装置に関するもの
である。

従来より用いられている脱臭剤は主として活性炭を有効
成分としたもので、その脱臭力は臭気を吸着するもので
使用初期には活性炭表面に効率よく吸着され脱臭される
が、収納された活性炭層の内部まで効率よく吸着されに
くいため経日に従い効果が逐次低下し、又効力の終局も
わからないなどの欠点があった。

それらの対策として脱臭剤を時々振り内部の活性炭をか
きまぜたり、使用開始の日付を記入して有効期限の目安
にするなどされていた。本発明は、脱臭効率よく、さら
に脱臭力の終りを容易に確認できる様、有効成分の形状
に液体を選び、その欠点となり得る転倒による液漏洩を
防止するとともに「作成容易にして用法簡便なる脱臭装
置を供すべくなされたものである。

本発明の脱臭装置の一実施例を図に従い説明すると、プ
ラスチック例えば塩化ビニール樹脂などよりなる瓶状の
容器本体１に、二酸イＱ畠素水溶液５、例えば二酸化塩
素０．５％水溶液（助川化学株式会社製、商品名ピオト
ーク、安定イヒ二鱗イ○塩素５％水溶液を稀釈したもの
）を収納し、通気透湿性はあるが水性液体は通さない腰
、例えば徳山曹達株式会社製の縦水性ＮＦシート（ポリ
プロピレンに炭酸カルシウムの微粉末を混じて延伸成形
して全面に４山肌前後の徴孔を形成した厚さ約０．２５
柵のシート）、或いは住友蟹工株式会社製、商標名がポ
アフロン（四弗化エチレン樹脂多孔質シート）で厚さ約
０．２肌全面に５〆仇前後の穿孔あるものを溌水性透気
膜２として、容器本体１の関口部にビニール系等の接着
剤を用いて接着し装着する。

尚、溌水性透気膜２としては、比較的粗質のポリエステ
ルの不織布やガラス繊維のシートをテトラフロロェチレ
ンにて綾水処理したもの等も使用できる。

又容器本体１の関口部への溌水性透気膜２の装着は、該
膜２を開ロ部の頂縁に密接する押圧固定枠を横着しても
よく、或いは前記の如く薮着剤による接着と押圧固定枠
の鼓着を併用してもよい。

図中３は簸水性透気腰２を外圧による損傷より防ぐため
に容器本体１に装着した通気孔４を有する保護蓋である
。本発明の脱臭装置を冷蔵庫内に設置すると、水ととも
に蒸散する二酸化塩素は溌水性透気膜２を透して庫内に
拡散し、悪臭成分であるメルカブタンなどと接触して酸
化し無臭化するものである。

本発明の脱臭装置はかかるものであるから、使用時不注
意にして転倒させた場合、綾水性透気膜２は溌水性であ
りその徴孔は通気を許容する程度の徴孔であるため、徴
孔を透して二酸イＱ葛素水溶液５を漏洩することはない
。従って本発明の脱臭装置は、転轍時にも液の漏洩によ
り他物を汚損せず、清潔安全に使用でき、且つ安心して
使用できる。又本発明に於いては脱臭成分を二酸イＱ富
‐素水溶液５を使用するため、脱臭成分の流動拡散が自
在で、ゲル状や固形の脱臭剤使用の物の様に表面に既反
応層ができて脱臭効果を低下するが如きことなく良好な
脱臭効果を持続的に発揮し得られる。

しかも寒天、ゼラチンによるゲル化、吸着剤による固形
化等の資材、製造工程を省略し待て、製造容易且つ経済
的に脱臭装置を提供できる。更らに本発明は二酸イ○墓
素水溶液５を使用するため、これを収納する容器本体１
を透明又は半透明のものを使用することにより、二酸化
塩素水溶液５の蒸散消費量を外部より一目観察でき、脱
臭力の終期貝０ち二酸イ○塩素水溶液５の蒸散終了を容
易に確認できる等本発明は従来の脱臭剤の諸欠点を防止
したものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の脱臭装置の一実施を示すもので、第１図
は１部を切除した斜視図、第２図は縦断面図である。 １・・・・・・容器本体、２・・・・・・縦水性透気膜
、３・・・・・・保護蓋、４…・・・通気孔、６・・・
…二酸化塩素水溶液。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 容器本体１に二酸化塩素水溶液５を収納し、該容器
   本体１の開口部に撥水性透気膜２を装着したことを特徴
   とする脱臭装置。