JP2003224358A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JP2003224358A
JP2003224358A JP2002018859A JP2002018859A JP2003224358A JP 2003224358 A JP2003224358 A JP 2003224358A JP 2002018859 A JP2002018859 A JP 2002018859A JP 2002018859 A JP2002018859 A JP 2002018859A JP 2003224358 A JP2003224358 A JP 2003224358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路板が層間位置ずれすることなく積層する
ことができる多層プリント配線板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 回路板1をプリプレグ2を介して重ねる
と共に端縁に沿った3箇所以上の複数箇所で局所的に加
熱加圧することによって、プリプレグ2の樹脂を部分的
に回路板1に熱溶着させてプリプレグ2の両側に回路板
1を結合させる結合作業を複数回繰り返して、複数枚の
回路板1をプリプレグ2を介して重ねた後、これを加熱
加圧成形することによって、プリプレグ2による絶縁接
着層3を介して複数枚の回路板1を積層一体化して多層
プリント配線板を製造する。この際に、結合作業の前回
とその次の回とにおいて、端縁に沿った3箇所以上の複
数箇所のうち少なくとも両端の箇所が同じ位置にならな
いようにずらした位置で局所的に加熱加圧をしてプリプ
レグ2の両側に回路板1を結合させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の回路板を
プリプレグを介して積層成形することによって行なわれ
る多層プリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層プリント配線板を製造するにあたっ
ては、例えば図4に示すようにして行なわれている。す
なわち、表面に回路形成をした内層用の回路板1を複数
枚用い、図4(a)のように隣合う回路板1間にプリプ
レグ2を挟んで複数枚の回路板1を重ね、さらに必要に
応じてその外側にプリプレグ2を介して外層回路形成用
の金属箔10を重ね、そしてこれを熱盤間で加熱加圧成
形することによって、プリプレグ2の樹脂が溶融硬化し
て形成される絶縁接着層3で複数枚の回路板1や金属箔
10を積層一体化した図4(b)のような多層プリント
配線板を得ることができるものである。
【0003】上記のようにして作製される多層プリント
配線板において、複数枚の回路板1によって複数層の回
路が形成されており、これらの各回路はスルーホールや
バイヤホール等で導通接続されるようになっている。従
って、プリプレグ2を介して複数枚の回路板1を重ねた
後、加熱加圧成形を終了して積層一体化するまでの間
に、回路板1が相互に位置ずれすると、回路の位置がず
れて導通接続不良が発生するおそれがあるので、各回路
板1が相互に位置ずれすることを防止して、それぞれの
回路が相互に正確に位置合わせされた状態で加熱加圧成
形して積層する必要がある。
【0004】そこで、プリプレグ2を介して回路板1を
重ねる際に、回路板1の対向する各端縁部をそれぞれ局
所的に加熱加圧することによって、プリプレグ2の樹脂
を部分的に回路板1に熱溶着させ、プリプレグ2を介し
て各回路板1を結合することが行なわれている。このよ
うに各回路板1をプリプレグ2を介して結合しておくこ
とによって、各回路板1が相互に位置ずれすることを防
止することができものであり、各回路板1の回路を相互
に正確に位置合わせした状態で加熱加圧成形して積層一
体化することができるのである。
【0005】そしてこのように各回路板1をプリプレグ
2を介して結合するにあたって、回路板1の重ね枚数が
多いときには、回路板1をプリプレグ2を介して結合す
る作業は図1のように順次行なわれる。すなわち、まず
図1(a)のように、2枚の回路板1a,1bの間にプ
リプレグ2aを挟み、各回路板1a,1bの対向する端
縁部の外面に熱圧着ヘッド11を圧接させて局所的に加
熱加圧することによって、このプリプレグ2aを介して
2枚の回路板1a,1bを結合する。次に図1(b)の
ように、回路板1a,1bのうち一方の回路板1bにプ
リプレグ2bを介して他の回路板1cを重ね、回路板1
a,1cの対向する端縁部の外面に熱圧着ヘッド11を
圧接させて局所的に加熱加圧することによって、このプ
リプレグ2bを介して回路板1b,1cを結合する。次
に図1(c)のように、外側に位置する回路板1a,1
cのうち一方の回路板1cにプリプレグ2cを介して他
の回路板1dを重ね、回路板1a,1dの対向する端縁
部の外面に熱圧着ヘッド11を圧接させて局所的に加熱
加圧することによって、このプリプレグ2cを介して回
路板1c,1dを結合する。さらにプリプレグ2を介し
て回路板1を重ねると共に熱圧着ヘッド11で加熱加圧
をする結合作業を必要回数繰り返すことによって、図1
(d)のように、複数枚の回路板1a〜1fをプリプレ
グ2a〜2eを介して重ねると共に相互に結合すること
ができるものである。
【0006】ここで、プリプレグ2に回路板1を熱溶着
させて結合させる箇所は、回路板1の対向する端縁に沿
った複数箇所に設定されており、位置ずれを防止する結
合が確実に行なわれるようにしてある。例えば図3に示
すように、回路板1の対向する端縁に沿ったa〜eの複
数箇所に設定し、a〜eの各個所において回路板1の外
面に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱加圧を行なうこ
とによって、a〜eの各個所でプリプレグ2に回路板1
を熱溶着させて結合させるようにしている。そして、図
1(a)〜(d)におけるような、プリプレグ2を介し
て回路板1を重ねると共に熱圧着ヘッド11で加熱加圧
をする結合作業の各回ごとに、a〜eの同じ箇所におい
て回路板1の外面に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱
加圧を行ない、a〜eの同じ箇所において回路板1をプ
リプレグ2に熱溶着させるようにするのが一般的であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように熱圧着ヘ
ッド11で加熱加圧を行なうにあたって、加熱温度は通
常200℃以上で行なわれるので、熱圧着ヘッド11が
圧接される回路板1の表面の樹脂は高温の作用で部分的
に炭化されるおそれがある。回路板1の表面の樹脂がこ
のように炭化されていると、この回路板1を次回の結合
作業においてプリプレグ2と熱溶着させる際の接着強度
が低くなるおそれがある。回路板1の表面の樹脂が炭化
されていないと、プリプレグ2の樹脂とこの回路板1の
樹脂の重合反応によって、強固な接着力で熱溶着させる
ことができるが、回路板1の表面の樹脂が炭化されてい
るとこのような重合反応が不十分になり、強固な接着力
で熱溶着させることができないのである。
【0008】そして上記のように、プリプレグ2を介し
て重ねた回路板1に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱
加圧をする結合作業を、総ての回において同じ箇所に熱
圧着ヘッド11を圧接させて加熱加圧を行なって、総て
同じa〜eの箇所で回路板1をプリプレグ2に熱溶着さ
せるようにすると、2回目以降の結合作業で熱溶着させ
る総ての箇所において回路板1とプリプレグ2との結合
力が不十分になるおそれがある。従ってこのように複数
枚の回路板1をプリプレグ2を介して重ねたものを加熱
加圧成形して多層プリント配線板を成形するにあたっ
て、結合力が不十分な回路板1に位置ずれが生じるおそ
れがあり、回路板1に層間位置ずれが発生するおそれが
あった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、回路板が層間位置ずれすることなく積層すること
ができる多層プリント配線板の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
多層プリント配線板の製造方法は、回路板1をプリプレ
グ2を介して重ねると共に端縁に沿った3箇所以上の複
数箇所で局所的に加熱加圧することによって、プリプレ
グ2の樹脂を部分的に回路板1に熱溶着させてプリプレ
グ2の両側に回路板1を結合させ、次に外側に位置する
回路板1のいずれか一方の回路板1にプリプレグ2を介
して他の回路板1を重ねると共に端縁に沿った3箇所以
上の複数箇所で局所的に加熱加圧することによって、こ
のプリプレグ2の樹脂を部分的に回路板1に熱溶着させ
てこのプリプレグ2の両側に回路板1を結合させ、この
結合作業を複数回繰り返して複数枚の回路板1をプリプ
レグ2を介して重ねた後、これを加熱加圧成形すること
によって、プリプレグ2による絶縁接着層3を介して複
数枚の回路板1を積層一体化して多層プリント配線板を
製造するにあたって、結合作業の前回とその次の回とに
おいて、端縁に沿った3箇所以上の複数箇所のうち少な
くとも両端の箇所が同じ位置にならないようにずらした
位置で局所的に加熱加圧をしてプリプレグ2の両側に回
路板1を結合させるようにすることを特徴とするもので
ある。
【0011】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、結合作業の回ごとに、加熱加圧条件を順次高く設定
することを特徴とするものである。
【0012】また請求項3の発明は、請求項2におい
て、結合作業の回ごとに加熱加圧時間を順次長くするこ
とによって、加熱加圧条件を順次高く設定することを特
徴とするものである。
【0013】また請求項4の発明は、請求項2におい
て、結合作業の回ごとに加熱温度を順次高くすることに
よって、加熱加圧条件を順次高く設定することを特徴と
するものである。
【0014】また請求項5の発明は、請求項2におい
て、結合作業の回ごとに加圧圧力を順次高くすることに
よって、加熱加圧条件を順次高く設定することを特徴と
するものである。
【0015】また請求項6の発明は、請求項1乃至5の
いずれかにおいて、結合作業の最終回の加熱加圧条件を
最も高く設定することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】本発明において回路板1としては、内層用
回路板などとして用いられている任意のものを使用する
ことができるものである。すなわち、ガラスクロスなど
の基材にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂ワニスを含浸
して加熱乾燥することによってプリプレグを作製し、こ
のプリプレグを複数枚重ねると共にその外側に銅箔など
金属箔を重ね、これを加熱加圧成形することによって金
属箔張り積層板を作製し、そしてこの金属箔張り積層板
の金属箔をエッチング加工などして回路形成をすること
によって製造されたものを用いることができる。
【0018】またプリプレグ2としては、多層成形用な
どとして用いられている任意のものを使用することがで
きるものである。すなわち、ガラスクロスなどの基材に
エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂ワニスを含浸し、これ
を加熱乾燥して含浸した熱硬化性樹脂を半硬化状態にす
ることによって、製造されたものを用いることができ
る。
【0019】上記の複数枚の回路板1を内層材として用
い、複数枚の回路板1をプリプレグ2を介して加熱加圧
成形して積層一体化することによって、多層プリント配
線板を製造することができるものであるが、この加熱加
圧成形をするに先だって、回路板1が相互に位置ずれし
ないようにプリプレグ2によって結合する。
【0020】すなわち既述の図1(a)のように、まず
2枚の回路板1a,1bの間にプリプレグ2aを挟み、
各回路板1a,1bの相対する端縁部の各外面に熱圧着
ヘッド11を対向させて配置すると共に圧接させ、回路
板1a,1bを通してプリプレグ2aを局所的に加熱加
圧することによって、このプリプレグ2aの樹脂を部分
的に回路板1a,1bに熱溶着させ、このプリプレグ2
aを介して回路板1a,1bを結合する。このようにし
て1回目の結合作業をした後、次に図1(b)のよう
に、結合した回路板1a,1bのうち一方の回路板1b
にプリプレグ2bを介して他の回路板1cを重ね、回路
板1a,1cの相対する端縁部の各外面に熱圧着ヘッド
11を対向させて配置すると共に圧接させ、回路板1a
〜1cを通してプリプレグ2bを局所的に加熱加圧する
ことによって、このプリプレグ2bを介して回路板1
b,1cを結合する。このようにして2回目の結合作業
をした後、次に図1(c)のように、外側に位置する回
路板1a,1cのうち一方の回路板1cにプリプレグ2
cを介して他の回路板1dを重ね、回路板1a,1dの
相対する端縁部の各外面に熱圧着ヘッド11を対向させ
て配置すると共に圧接させ、回路板1a〜1dを通して
プリプレグ2cを局所的に加熱加圧することによって、
このプリプレグ2cを介して回路板1c,1dを結合す
る。このようにプリプレグ2を介して回路板1を重ねる
と共に熱圧着ヘッド11で加熱加圧をする結合作業を必
要回数繰り返した後、図1(d)のように、複数枚の回
路板1a〜1fをプリプレグ2a〜2eを介して重ねる
と共に、外側に位置する回路板1a,1fの相対する端
縁部の外面に熱圧着ヘッド11を圧接させて局所的に加
熱加圧する最終回の結合作業をすることによって、複数
枚の回路板1a〜1fをプリプレグ2a〜2eを介して
相互に結合することができるものである。
【0021】そしてこのように複数枚の回路板1a〜1
fをプリプレグ2a〜2eを介して重ねると共に相互に
結合した後、既述の図4(a)のように必要に応じて最
外層の回路板1の外面にプリプレグ2を介して銅箔等の
金属箔10を重ね、これを熱盤間で加熱加圧成形するこ
とによって、プリプレグ2の樹脂が溶融硬化して形成さ
れる絶縁接着層3で複数枚の回路板1や金属箔10を積
層一体化した図4(b)のような多層プリント配線板を
得ることができるものである。このとき、各回路板1は
プリプレグ2を介して結合されているので、回路板1と
プリプレグ2を重ね合わせたものを熱盤間にセットする
際や、加熱加圧成形を行なう際に、各回路板1が相互に
位置ずれすることを防止することができるものであり、
各回路板1の回路を相互に正確に位置合わせした状態で
積層一体化することができるのである。
【0022】ここで、プリプレグ2に回路板1を熱溶着
させて結合させる箇所は、回路板1の対向する端縁に沿
った等間隔の複数箇所に設定されるが、例えば図2に示
すように、既述の図3の場合よりも多数のa〜iの箇所
に設定してある。そして本発明では、図1(a)〜
(d)のような工程で、プリプレグ2を介して回路板1
を重ねると共に熱圧着ヘッド11で加熱加圧をする結合
作業の各回ごとに、このa〜iの箇所から3箇所以上を
選定した箇所において、外側に位置する回路板1の外面
に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱加圧を行ない、回
路板1をプリプレグ2に熱溶着させて結合させるように
するものであり、しかもこのとき、結合作業の1回目と
2回目、2回目と3回目、3回目と4回目、つまりN回
目とN+1回目というように、前回とその次の回の結合
作業において、3箇所以上の複数箇所のうち少なくとも
両端の箇所が同じ位置にならないで、ずれた位置になる
ように、加熱加圧をする箇所を選定して結合作業を行な
うようにしてある。
【0023】例えば、前回の結合作業においてa,c,
e,g,iの箇所に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱
加圧を行ない、次回の結合作業ではb,d,f,hの箇
所に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱加圧を行なうよ
うにして、前回と次回の結合作業において熱溶着させる
箇所が総て異なるようにしたり、前回の結合作業におい
てa,c,e,g,iの箇所に熱圧着ヘッド11を圧接
させて加熱加圧を行ない、次回の結合作業ではb,c,
e,g,hの箇所に熱圧着ヘッド11を圧接させて加熱
加圧を行なうようにして、前回と次回の結合作業におい
て中央部側の箇所は同じでも両端の箇所が異なるよう熱
溶着の箇所を設定したりするものである。このように熱
溶着させる箇所は両端の箇所が異なる位置であればよ
く、総ての箇所が異なっている必要は特にない。またこ
のように少なくとも両端の箇所が同じ位置にならないよ
うに熱溶着位置をずらして結合作業を行なう必要がある
のは連続する前回と次回の結合作業においてであり、例
えば1回目と3回目、2回目と4回目、あるいは1回目
と4回目のように、連続しない回の結合作業においては
熱圧着の箇所が総て同じ箇所であっても差し支えない。
【0024】上記のように前回と次回の結合作業におい
て熱溶着の箇所が同じにならないようずらすことによっ
て、前回の結合作業で熱圧着ヘッド11が圧接された回
路板1の表面の樹脂が部分的に炭化されても、次回の結
合作業ではこの炭化された部分をさけた箇所でこの回路
板1をプリプレグ2と熱溶着させることができるもので
あり、プリプレグ2の樹脂とこの回路板1の炭化されて
いない樹脂との重合反応によって強固な接着力で熱溶着
させることができるものである。従って、前回と次回の
結合作業において熱溶着させる箇所が総て異なるように
するのが最も好ましいが、熱溶着させる複数箇所のうち
両端の箇所が異なっていれば、この両端の箇所において
プリプレグ2の樹脂と回路板1の炭化されていない樹脂
とを強固な接着力で熱溶着させることができるので、総
ての箇所が異なっている必要はない。熱溶着させる複数
箇所のうち両端の箇所は、一般に四角形に形成される回
路板1の四隅の角部に近い位置に配置されるので、回路
板1の縦方向及びそれに垂直な横方向のいずれの方向に
対しても位置ずれを防ぐには、この箇所において回路板
1の結合固定を行なう必要がある。従って本発明では熱
溶着させる複数箇所のうち少なくとも両端の箇所が異な
るように結合作業を行なう必要があるのである。
【0025】上記の図1(a)〜(d)のような工程
で、プリプレグ2を介して回路板1を重ねると共に熱圧
着ヘッド11で加熱加圧をする結合作業を順次行なう
と、結合作業が1回目から2回目、2回目から3回目と
作業回数が増えるに伴って重ねられる回路板1の枚数が
増えるので、熱圧着ヘッド11で加熱加圧してもプリプ
レグ2の樹脂を溶融させ難くなり、プリプレグ2と回路
板1の熱溶着が不十分になって十分に結合させることが
できなくなるおそれがある。
【0026】そこでこの場合には、結合作業の回数が増
えて重ねられる回路板1の枚数が増えるのに伴って、熱
圧着ヘッド11による加熱加圧条件が順次高くなるよう
に設定するのが好ましい。熱圧着ヘッド11で加熱加圧
する際の条件のファクターは主として、加熱加圧の時
間、加熱温度、加圧圧力の3つであるので、この3つの
ファクターのうち少なくとも一つの条件を結合作業の回
数に従って順次高くすればよい。すなわち、結合作業ご
とに、加熱加圧の時間を順次長くし、あるいは加熱温度
を順次高くし、あるいは加圧圧力を順次高くすることに
よって、結合作業の作業回数が増えるに伴って重ねられ
る回路板1の枚数が増えても、それに合わせて順次高い
加熱加圧条件で加熱加圧することができるので、プリプ
レグ2と回路板1の熱溶着を十分に行なわせることがで
きるものである。勿論、加熱加圧の時間、加熱温度、加
圧圧力の3つのうち、いずれか2つ、あるいは3つと
も、結合作業ごとに順次高くするようにしてもよい。こ
こで、加熱加圧の時間は5秒〜120秒程度の範囲で、
加熱温度は250℃〜350℃程度の範囲で、加圧圧力
は0.1MPa〜1MPa程度の範囲で調整することが
できる。
【0027】また、上記の図1(a)〜(d)のように
回路板1をプリプレグ2を介して順次重ねていく作業は
同じ場所で行なわれるので、この回路板1を順次重ねる
作業の際に回路板1が位置ずれすることは少ない。一
方、このようにプリプレグ2を介して回路板1を複数重
ねたものを加熱加圧成形して多層プリント配線板を積層
する作業は、回路板1をプリプレグ2を介して順次重ね
ていく作業の場所とは別の場所で行なわれるので、作業
場所を移動する際に回路板1が位置ずれし易い。そこ
で、図1(d)のような最終回の結合作業において熱圧
着ヘッド11による加熱加圧条件を最も高く設定し、回
路板1とプリプレグ2を高い強度で結合するように熱溶
着させるようにしておけば、作業場所の移動の際に回路
板1が位置ずれすることを確実に防ぐことができるもの
であり、また回路板1の位置ずれが起こり難い図1
(a)〜(c)のような最終回以外の結合作業において
は、熱圧着ヘッド11による加熱加圧条件を低く設定し
て、回路板1とプリプレグ2を仮固定程度の低い強度で
結合するように熱溶着させればよい。このように加熱加
圧条件を設定することによって、結合作業の総ての回に
おいて同じ加熱加圧条件に設定するよりも作業効率を合
理化することができるものである。ここで、最終回以外
の結合作業での加熱加圧条件は、時間5秒〜20秒程
度、温度200〜250℃程度、圧力0.1MPa〜
0.2MPa程度に設定することができ、最終回の結合
作業での加熱加圧条件は、時間50〜120秒程度、温
度300℃〜350℃程度、圧力は0.2MPa〜1M
Pa程度の範囲で調整することができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0029】(実施例1)回路板1として、ガラス織布
基材エポキシ樹脂積層板を基板とし、両面に銅箔によっ
て回路を形成したサイズ500mm×500mm×厚み
0.2mmのものを用いた。この回路板1の端縁の表面
には8ヶ所において層間ずれ計測用のマークを銅箔で形
成した。またプリプレグ2として、ガラス織布基材にエ
ポキシ樹脂を含浸して得られた厚み0.2mmのFR−
4グレードのものを用いた。さらに、熱圧着ヘッド11
で加熱加圧する箇所として、回路板1の相対する各端縁
に沿って図2のように等間隔でa〜iの箇所を設定し
た。
【0030】そしてまず1回目の結合作業として、図1
(a)のように2枚の回路板1,1の間に1枚のプリプ
レグ2を挟み、各回路板1,1のa,c,e,g,iの
5箇所の外面に加熱加圧面の大きさが20mm×3mm
の熱圧着ヘッド11を対向させて配置し、表1の条件で
加熱加圧を行なった。次に2回目の結合作業として、図
1(b)のようにプリプレグ2を介して他の回路板1を
重ね、外側に位置する回路板1,1のb,d,f,hの
4箇所の外面に熱圧着ヘッド11を対向させて配置し、
表1の条件で加熱加圧を行なった。以下同様にして、3
回目、4回目、5回目の結合作業を、表1に示す箇所
で、且つ表1に示す加熱加圧条件で行なった。
【0031】このように5回の作業で6枚の回路板1を
プリプレグ2を介して重ねると共に相互に結合した後、
図4(a)のように回路板1の外面にプリプレグ2を介
して銅箔10を重ね、これを180℃、2.5MPa、
60分間の条件で加熱加圧成形することによって、プリ
プレグ2の樹脂が溶融硬化して形成される絶縁接着層3
で複数枚の回路板1や銅箔10を積層一体化した図4
(b)のような14層回路構成の多層プリント配線板を
得た。
【0032】(実施例2〜4、比較例1〜2)5回の結
合作業を、表2〜6に示す箇所で、且つ表2〜6に示す
加熱加圧条件で行なうようにした他は、実施例1と同様
にして6枚の回路板1をプリプレグ2を介して重ね、さ
らにこれを加熱加圧成形することによって14層回路構
成の多層プリント配線板を得た。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】上記のようにして実施例1〜4及び比較例
1〜2で得た多層プリント配線板について、X線計測機
で8箇所の計測マークを観察し、8箇所の計測マークの
位置ずれ量の平均値を回路板1の層間ずれ量として結果
を表7に示す。
【0040】
【表7】
【0041】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る多
層プリント配線板の製造方法は、回路板をプリプレグを
介して重ねると共に端縁に沿った3箇所以上の複数箇所
で局所的に加熱加圧することによって、プリプレグの樹
脂を部分的に回路板に熱溶着させてプリプレグの両側に
回路板を結合させ、次に外側に位置する回路板のいずれ
か一方の回路板にプリプレグを介して他の回路板を重ね
ると共に端縁に沿った3箇所以上の複数箇所で局所的に
加熱加圧することによって、このプリプレグの樹脂を部
分的に回路板に熱溶着させてこのプリプレグの両側に回
路板を結合させ、この結合作業を複数回繰り返して複数
枚の回路板をプリプレグを介して重ねた後、これを加熱
加圧成形することによって、プリプレグによる絶縁接着
層を介して複数枚の回路板を積層一体化して多層プリン
ト配線板を製造するにあたって、結合作業の前回とその
次の回とにおいて、端縁に沿った3箇所以上の複数箇所
のうち少なくとも両端の箇所が同じ位置にならないよう
にずらした位置で局所的に加熱加圧をしてプリプレグの
両側に回路板を結合させるようにしたので、前回の結合
作業で局所的に加熱加圧された回路板の樹脂が部分的に
炭化されても、次回の結合作業ではこの炭化された部分
をさけた箇所でこの回路板をプリプレグと熱溶着させる
ことができ、プリプレグの樹脂とこの回路板の炭化され
ていない樹脂との重合反応によって強固な接着力で熱溶
着させることができるものであり、各回路板を強固に結
合することができ、各回路板が層間位置ずれすることな
く積層一体化することができるものである。
【0042】また請求項2の発明は、結合作業の回ごと
に、加熱加圧条件を順次高く設定するようにしたので、
結合作業の作業回数が増えるに伴って重ねられる回路板
の枚数が増えても、それに合わせて順次高い加熱加圧条
件で加熱加圧することができ、プリプレグと回路板の熱
溶着を十分に行なわせて、回路板の位置ずれを防止する
ことができるものである。
【0043】また請求項3の発明は、結合作業の回ごと
に加熱加圧時間を順次長くすることによって、加熱加圧
条件を順次高く設定するようにしたので、結合作業の作
業回数が増えるに伴って重ねられる回路板の枚数が増え
ても、それに合わせて順次高い加熱加圧条件で加熱加圧
することができ、プリプレグと回路板の熱溶着を十分に
行なわせて、回路板の位置ずれを防止することができる
ものである。
【0044】また請求項4の発明は、結合作業の回ごと
に加熱温度を順次高くすることによって、加熱加圧条件
を順次高く設定するようにしたので、結合作業の作業回
数が増えるに伴って重ねられる回路板の枚数が増えて
も、それに合わせて順次高い加熱加圧条件で加熱加圧す
ることができ、プリプレグと回路板の熱溶着を十分に行
なわせて、回路板の位置ずれを防止することができるも
のである。
【0045】また請求項5の発明は、結合作業の回ごと
に加圧圧力を順次高くすることによって、加熱加圧条件
を順次高く設定するようにしたので、結合作業の作業回
数が増えるに伴って重ねられる回路板の枚数が増えて
も、それに合わせて順次高い加熱加圧条件で加熱加圧す
ることができ、プリプレグと回路板の熱溶着を十分に行
なわせて、回路板の位置ずれを防止することができるも
のである。
【0046】また請求項6の発明は、結合作業の最終回
の加熱加圧条件を最も高く設定するようにしたので、結
合作業の各回の総てにおいて高い条件で加熱加圧を行な
う必要なく、回路板の位置ずれを効率良く防止すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】回路板をプリプレグを介して重ねると共に結合
させる工程を示すものであり、(a)乃至(d)はそれ
ぞれ概略断面図である。
【図2】同上の加熱加圧の箇所を示す回路板の平面図で
ある。
【図3】同上の加熱加圧の箇所を示す回路板の平面図で
ある。
【図4】多層プリント配線板の製造の工程を示すもので
あり、(a),(b)はそれぞれ断面図である。
【符号の説明】
1 回路板 2 プリプレグ 3 絶縁接着層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路板をプリプレグを介して重ねると共
    に端縁に沿った3箇所以上の複数箇所で局所的に加熱加
    圧することによって、プリプレグの樹脂を部分的に回路
    板に熱溶着させてプリプレグの両側に回路板を結合さ
    せ、次に外側に位置する回路板のいずれか一方の回路板
    にプリプレグを介して他の回路板を重ねると共に端縁に
    沿った3箇所以上の複数箇所で局所的に加熱加圧するこ
    とによって、このプリプレグの樹脂を部分的に回路板に
    熱溶着させてこのプリプレグの両側に回路板を結合さ
    せ、この結合作業を複数回繰り返して複数枚の回路板を
    プリプレグを介して重ねた後、これを加熱加圧成形する
    ことによって、プリプレグによる絶縁接着層を介して複
    数枚の回路板を積層一体化して多層プリント配線板を製
    造するにあたって、結合作業の前回とその次の回とにお
    いて、端縁に沿った3箇所以上の複数箇所のうち少なく
    とも両端の箇所が同じ位置にならないようにずらした位
    置で局所的に加熱加圧をしてプリプレグの両側に回路板
    を結合させるようにすることを特徴とする多層プリント
    配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 結合作業の回ごとに、加熱加圧条件を順
    次高く設定することを特徴とする請求項1に記載の多層
    プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 結合作業の回ごとに加熱加圧時間を順次
    長くすることによって、加熱加圧条件を順次高く設定す
    ることを特徴とする請求項2に記載の多層プリント配線
    板の製造方法。
  4. 【請求項4】 結合作業の回ごとに加熱温度を順次高く
    することによって、加熱加圧条件を順次高く設定するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の多層プリント配線板の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 結合作業の回ごとに加圧圧力を順次高く
    することによって、加熱加圧条件を順次高く設定するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の多層プリント配線板の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 結合作業の最終回の加熱加圧条件を最も
    高く設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の多層プリント配線板の製造方法。
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JP2007201245A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Koa Corp セラミック多層基板の製造方法
JP2020104411A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 豊田鉄工株式会社 熱プレス装置および金属樹脂複合体の成形方法

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