JP2003222720A - 反射型カラーフィルタ - Google Patents

反射型カラーフィルタ

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JP2003222720A
JP2003222720A JP2002019451A JP2002019451A JP2003222720A JP 2003222720 A JP2003222720 A JP 2003222720A JP 2002019451 A JP2002019451 A JP 2002019451A JP 2002019451 A JP2002019451 A JP 2002019451A JP 2003222720 A JP2003222720 A JP 2003222720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントラストが高く、鮮明な色調を有し、低
消費電力化を実現しつつ、高色純度と高透過率を両立し
た反射型カラーフィルタを提供する。 【解決手段】 基板上に色相が相互に異なる2種以上の
パターン化された着色画素を有する反射型カラーフィル
タにおいて、前記着色画素の少なくとも1種が、キナク
リドン系赤色顔料を含有する赤色画素であり、かつ前記
赤色画素をD65光源で測定したxy表示系で表したと
きのx値が0.37以上であることを特徴とする反射型
カラーフィルタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタに
関し、詳しくは、キナクリドン系赤色顔料を含有する赤
色画素を有し、高色純度及び高透過率を両立した反射型
カラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、ゲーム機などの携帯端末に搭
載されるディスプレイは、低消費電力であることが要求
される。このことから、携帯端末のディスプレイとして
は、バックライトが不要な反射型液晶装置が適してい
る。低消費電力化を実現するには、反射型カラーフィル
タの着色画素に含有される顔料濃度を低くすればよい
が、顔料濃度を低くすると色純度が低下するという問題
がある。逆に、顔料濃度を高くすると、色純度は向上す
るものの、透過率が低くなるという問題がある。
【0003】また、従来、カラーフィルタの着色画素
(通常は、赤色画素、緑色画素、青色画素)のうち、赤
色画素の着色成分としては、赤色顔料である、C.I.
ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド2
54を単独で用いるか、調色の目的で黄色顔料とを適当
な比率で混合したものが使用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、コントラストが高く、鮮明な
色調を有し、低消費電力化を実現しつつ、高色純度と高
透過率を両立した反射型カラーフィルタを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。 <1> 基板上に色相が相互に異なる2種以上のパター
ン化された着色画素を有する反射型カラーフィルタにお
いて、前記着色画素の少なくとも1種が、キナクリドン
系赤色顔料を含有する赤色画素であり、かつ前記赤色画
素をD65光源で測定したxy表示系で表したときのx
値が0.37以上であることを特徴とする反射型カラー
フィルタである。
【0006】<2> 前記キナクリドン系赤色顔料が、
C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメント
レッド207、C.I.ピグメントレッド202、C.
I.ピグメントレッド192、及びC.I.ピグメント
レッド122からなる群より選択される少なくとも1種
であることを特徴とする前記<1>に記載の反射型カラ
ーフィルタである。
【0007】<3> 前記x値が0.37〜0.40で
あることを特徴とする前記<1>または<2>に記載の
反射型カラーフィルタである。
【0008】<4> 前記赤色画素のCIE1931表
色系におけるY値が56以上であることを特徴とする前
記<1>から<3>のいずれかに記載の反射型カラーフ
ィルタである。
【0009】<5> 前記赤色画素が、キナクリドン系
赤色顔料及び樹脂を含んでなる顔料分散組成物を含有す
ることを特徴とする前記<1>から<4>のいずれかに
記載の反射型カラーフィルタである。
【0010】<6> 前記赤色画素が、キナクリドン系
赤色顔料及び樹脂を含んでなる顔料分散組成物と、エチ
レン系不飽和二重結合を2個以上有する多官能モノマー
と、光重合開始剤と、を含有する着色感光性組成物から
なることを特徴とする前記<1>から<5>のいずれか
に記載の反射型カラーフィルタである。
【0011】<7> 前記樹脂が、酸性基を有するポリ
マーであることを特徴とする前記<5>または<6>に
記載の反射型カラーフィルタである。
【0012】<8> 前記酸性基を有するポリマーの酸
価が、60〜130であることを特徴とする前記<7>
に記載の反射型カラーフィルタである。
【0013】<9> 前記顔料分散組成物が分散剤を含
み、前記分散剤がアゾ色素骨格を有することを特徴とす
る前記<5>から<8>のいずれかに記載の反射型カラ
ーフィルタである。
【0014】<10> 前記分散剤が、下記一般式
(I)で表される化合物であることを特徴とする前記<
9>に記載の反射型カラーフィルタである。
【0015】
【化4】 〔前記一般式(I)において、Aは、アゾ色素を形成し
うる基を表す。Xは、単結合、又は下記構造式で表され
る二価の連結基から選択される基を表す。Yは、下記一
般式(II)で表される基を表す。〕
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】 〔前記一般式(II)において、Zは、低級アルキレン基を
表す。−NR2は、低級アルキルアミノ基又は窒素原子
を含む、5員又は6員の飽和ヘテロ環を表す。aは、1
又は2を表す。〕
【0018】<11> 前記着色感光性組成物からなる
層の層厚が、0.7μm〜3.0μmであることを特徴
とする前記<6>から<10>のいずれかに記載の反射
型カラーフィルタである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の反射型カラーフィ
ルタについて詳細に説明する。本発明の反射型カラーフ
ィルタは、基板上に色相が相互に異なる2種以上のパタ
ーン化された着色画素を有し、前記着色画素の少なくと
も1種が、赤色顔料としてキナクリドン系赤色顔料を含
有する赤色画素であり、かつ前記赤色画素をD65光源
で測定したxy表示系で表したときのx値が0.37以
上であることを特徴とする。また、前記赤色画素は、
C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメント
レッド207、C.I.ピグメントレッド202、C.
I.ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッ
ド122等の赤色顔料及び樹脂を含む顔料分散組成物
と、エチレン性不飽和二重結合を2個以上有する多官能
モノマーと、光重合開始剤と、を含有する着色感光性組
成物からなることが好ましい。
【0020】<顔料分散組成物>ここでは、本発明の反
射型カラーフィルタを構成する着色感光性組成物に含有
される顔料分散組成物について説明する。本発明におい
て、前記顔料分散組成物は、キナクリドン系赤色顔料、
及び樹脂を含んでなる。
【0021】−赤色画素に含有される顔料− C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメント
レッド207、C.I.ピグメントレッド202、C.
I.ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッ
ド122等のキナクリドン系赤色顔料は、本発明の反射
型カラーフィルタの赤色画素において好ましい成分とし
て使用され、それぞれ単独で使用しても、併用してもよ
い。前記キナクリドン系赤色顔料及び樹脂を含んだ顔料
分散組成物を用いることにより、高色純度及び高透過率
を両立した赤色画素を得ることが可能となる。
【0022】本発明において、前記キナクリドン系赤色
顔料以外の赤色顔料及び/又は黄色顔料を併用すること
が可能であるが、併用する前記キナクリドン系赤色顔料
以外の赤色顔料、又は黄色顔料に対するキナクリドンの
含有量としては、99.9〜10質量%が好ましく、9
9.5〜50質量%がより好ましい。キナクリドン系赤
色顔料以外の赤色顔料、又は黄色顔料の割合が大きくな
るとカラーフィルタの光透過性が低下することがある。
【0023】併用可能なキナクリドン系赤色顔料以外の
赤色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド
9、C.I.ピグメントレッド97、C.I.ピグメン
トレッド123、C.I.ピグメントレッド149、
C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピクメント
レッド177、C.I.ピグメントレッド180、C.
I.ピグメントレッド215、C.I.ピグメントレッ
ド216、C.I.ピグメントレッド217、C.I.
ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド2
23、C.I.ピグメントレッド224、C.I.ピグ
メントレッド226、C.I.ピグメントレッド22
7、C.I.ピグメントレッド228、C.I.ピグメ
ントレッド240、C.I.ピグメントレッド242、
C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメン
トレッド209、C.I.ピグメントレッド146、
C.I.ピグメントレッド11、C.I.ピグメントレ
ッド81、C.I.ピグメントレッド213、C.I.
ピグメントレッド272、C.I.ピグメントレッド2
70、C.I.ピグメントレッド255、C.I.ピグ
メントレッド264、C.I.ピグメントレッド254
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0024】また、本発明に係る顔料分散組成物におい
ては、バイオレット顔料と併用することもでき、該バイ
オレット顔料としては、例えば、C.I.ピグメントバ
イオレット19、C.I.ピグメントバイオレット2
3、C.I.ピグメントバイオレット29、C.I.ピ
グメントバイオレット30、C.I.ピグメントバイオ
レット37、C.I.ピクメンドバイオレット40、
C.I.ピグメントバイオレット50等が挙げられる。
【0025】本発明に係るキナクリドン系赤色顔料と併
用可能な黄色顔料としては、例えば、C.I.ピグメン
トイエロー2、C.I.ピグメントイエロー10、C.
I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエ
ロー17、C.I.ピグメントイエロー20、C.I.
ピグメントイエロー24、C.I.ピグメントイエロー
55、C.I.ピグメントイエロー60、C.I.ピグ
メントイエロー65、C.I.ピグメントイエロー7
5、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメ
ントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー87、
C.I.ピグメントイエロー90、C.I.ピグメント
イエロー93、C.I.ピグメントイエロー95、C.
I.ピグメントイエロー99、C.I.ピグメントイエ
ロー104、C.I.ピグメントイエロー109、C.
I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイ
エロー114、C.I.ピグメントイエロー116、
C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピグメン
トイエロー123、C.I.ピグメントイエロー12
5、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.ピグ
メントイエロー137、C.I.ピグメントイエロー1
38、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピ
グメントイエロー147、C.I.ピグメントイエロー
148、C.Iピグメントイエロー150、C.I.ピ
グメントイエロー152、C.Iピグメントイエロー1
53、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピ
グメントイエロー156、C.I.ピグメントイエロー
162、C.I.ピグメントイエロー165、C.I.
ピグメントイエロー166、C.I.ピグメントイエロ
ー168、C.I.ピグメントイエロー169、C.
I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグメントイ
エロー182、C.I.ピグメントイエロー183、
C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメン
トイエロー191、C.I.ピグメントイエロー193
等が好適に挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0026】また、本発明に係る顔料分散組成物におい
ては、オレンジ顔料と併用することもでき、該オレンジ
顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ3
6、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメ
ントオレンジ51、C.I.ピグメントオレンジ55、
C.I.ピグメントオレンジ59、C.I.ピグメント
オレンジ61、C.I.ピグメントオレンジ71等が挙
げられる。
【0027】前記キナクリドン系赤色顔料の含有量とし
ては、顔料分散組成物の全質量に対して、5〜20質量
%であることが好ましく、8〜18質量%であることが
より好ましい。
【0028】−樹脂− 前記顔料分散物に含まれる樹脂としては、酸性基を有す
るポリマーが好ましい。前記樹脂として酸性基を有する
ポリマーを使用すると、立体反発性を付与することがで
き、顔料の分散安定性が向上するとともに、着色感光性
組成物として用いた際のアルカリ現像性が向上するので
好ましい。前記酸性基を有するポリマーとしては、例え
ば、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステル
との共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、及
びスチレン/無水マレイン酸共重合体とアルコール類と
の反応物等が挙げられる。これらは、1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中で
も、顔料分散性に優れ、着色感光性組成物として用いた
際に、多官能モノマー、光重合開始剤との相溶性に優
れ、アルカリ現像液溶解性、有機溶剤溶解性、強度、軟
化温度等が適当であるものが好ましく、具体的には(メ
タ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重
合体(例えば、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共
重合体)が好ましい。
【0029】前記酸性基を有するポリマーの酸価として
は、60〜130であるのが好ましく、90〜120で
あるのがより好ましい。酸価が前記範囲であると、分散
安定性が良好であり、粘度が低く抑えられるので好まし
い。尚、酸価の単位は、前記ポリマー1gを中和するの
に要する水酸化カリウムのミリグラムで表される。ま
た、前記ポリマーの酸価は、ポリマーを構成するモノマ
ーのモル比によって、調整することができる。
【0030】前記酸性基を有するポリマーの重量平均分
子量としては、5000〜200000が好ましい。前
記重量平均分子量が、5000未満であると、着色感光
性組成物として用いた際に、塗布膜の形成上問題がある
ことがあり、200000を超えると、着色感光性組成
物の粘度が高くなることがある。
【0031】顔料分散組成物における前記樹脂の含有量
としては、用いる種類によって、その好ましい範囲も変
動するが、一般的には、前記顔料100質量部に対し、
通常、10〜200質量部が好ましく、20〜150質
量部がより好ましい。前記含有量が前記範囲であると、
立体反発効果が得られるとともに、分散液の粘度過度に
上昇するのを防止できるので好ましい。
【0032】−分散剤− 本発明における顔料分散組成物としては、さらに分散剤
を含有することが好ましい。本発明において用いられる
分散剤としては、顔料骨格を有する化合物が好ましく、
アゾ色素骨格を有する化合物がより好ましい。特に、下
記一般式(I)で表される化合物が好ましい。前記分散
剤を用いると、分散剤の窒素原子により顔料粒子の表面
に分散剤が吸着し、顔料粒子の表面は前記分散剤で覆わ
れた状態になり、顔料粒子同士が互いに吸着するのを抑
制し、顔料同士は凝集し難くなる。その結果、顔料粒子
は微細化した状態のまま均一に分散され、顔料の分散性
が特に良化される。
【0033】
【化7】
【0034】前記一般式(I)において、Aは、アゾ色
素を形成しうる基を表す。前記Aは、ジアゾニウム化合
物とカップリングしてアゾ色素を形成しうる基であれ
ば、任意に選択することができる。以下に、前記Aの具
体例を示すが、本発明はこれらの具体例に何ら限定され
るものではない。
【0035】
【化8】
【0036】
【化9】
【0037】前記一般式(I)において、Xは、単結合
(Yが−N=N−に直結していることを意味する。)、
又は下記構造式で表される二価の連結基から選択される
基を表す。
【0038】
【化10】
【0039】前記一般式(I)において、Yは、下記一般
式(II)で表される基を表す。
【0040】
【化11】
【0041】前記一般式(II)において、Zは、低級アル
キレン基を表す。Zは、−(CH2b−と表されるが、
該bは1〜5の整数を表し、好ましくは2又は3を表
す。前記一般式(II)において、−NR2は、低級アルキ
ルアミノ基、又は窒素原子を含む5員又は6員の飽和ヘ
テロ環を表す。該−NR2は、低級アルキルアミノ基を
表す場合、−N(Cn2n+12と表され、nは1〜4の
整数を表し、好ましくは1又は2を表す。一方、該−N
2は、窒素原子を含む5員又は6員の飽和ヘテロ環を
表す場合、下記構造式で表されるヘテロ環が好ましい。
【0042】
【化12】
【0043】前記一般式(II)における、Z及び−NR2
は、それぞれ、低級アルキル基、アルコキシ基を置換基
として有していてもよい。前記一般式(II)において、a
は1又は2を表し、好ましくは2を表す。
【0044】以下に、前記一般式(I)で表される化合物
の具体例(1〜22)を示すが、本発明はこれらの具体
例に何ら限定されるものではない。
【0045】
【化13】
【0046】
【化14】
【0047】
【化15】
【0048】
【化16】
【0049】前記一般式(I)で表される化合物ととも
に、特開2000−239554号公報の第0038欄
〜第0043欄に記載の一般式(III)で表されるアミ
ン化合物、及び/又は一般式(IV)で表されるアミン化
合物を併用するのが好ましい。前記一般式(I)で表さ
れる化合物は、特開2000−239554号公報の第
0033欄〜第0035欄に記載の方法に従って合成す
ることができる。また、前記一般式(I)で表される化
合物としては、市販品を用いてもよく、例えば、アビン
ア社の「ソルスパース 22000」が挙げられる。
【0050】本発明においては、顔料分散組成物におけ
る前記分散剤の含有量は、用いる分散剤の種類によって
その好ましい範囲も変動するが、一般的に、顔料100
質量部に対し、0.1〜100質量部であるのが好まし
く、1〜30質量部であるのがより好ましい。前記含有
量が前記範囲であると、顔料分散組成物の粘度が過度に
上昇するのを防止しつつ、反射型カラーフィルター等の
作製の際において、色度の調整が容易となるので好まし
い。
【0051】−その他の成分− 本発明に係る顔料分散組成物としては、所望により界面
活性剤等の他の成分を含有していてもよい。界面活性剤
を含有していると顔料の分散安定性がより向上するので
好ましい。前記界面活性剤としては、例えば、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代表される
アニオン系界面活性剤、アミン塩に代表されるカチオン
系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型に代表さ
れる両性界面活性剤等が挙げられる。
【0052】−赤色画素以外の着色画素に含有される顔
料− 赤色画素以外の着色画素に使用可能な顔料としては、下
記有機顔料が挙げられる。例えば、黄色顔料、オレンジ
顔料、青色顔料、緑色顔料、ブラウン顔料、黒色顔料等
が挙げられる。尚、分散剤がアゾ顔料骨格を有する化合
物(例えば、前記一般式(I)で表される化合物)であ
る場合、組み合わせて使用する顔料もアゾ色素骨格を有
する顔料であるのが好ましい。
【0053】前記黄色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー1
0、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメ
ントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー20、
C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメント
イエロー55、C.I.ピグメントイエロー60、C.
I.ピグメントイエロー65、C.I.ピグメントイエ
ロー75、C.I.ピグメントイエロー83,C.I.
ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー
87、C.I.ピグメントイエロー90、C.I.ピグ
メントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー9
5、C.I.ピグメントイエロー99、C.I.ピグメ
ントイエロー104、C.I.ピグメントイエロー10
9、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグ
メントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー1
16、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピ
グメントイエロー123、C.I.ピグメントイエロー
125、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.
ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロ
ー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.
I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイ
エロー148、C.Iピグメントイエロー150、C.
I.ピグメントイエロー152、C.Iピグメントイエ
ロー153、C.I.ピグメントイエロー154、C.
I.ピグメントイエロー156、C.I.ピグメントイ
エロー162、C.I.ピグメントイエロー165、
C.I.ピグメントイエロー166、C.I.ピグメン
トイエロー168、C.I.ピグメントイエロー16
9、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグ
メントイエロー182、C.I.ピグメントイエロー1
83、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピ
グメントイエロー191、C.I.ピグメントイエロー
193等が好適に挙げられる。
【0054】前記オレンジ顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレ
ンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.
ピグメントオレンジ55、C.I.ピグメントオレンジ
59、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグ
メントオレンジ71等が挙げられる。
【0055】前記青色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー1
5:6、C.I.ピグメントブルー22、C、I.ピグ
メントブルー60、C.I.ピグメントブルー64、等
が挙げられる。
【0056】前記緑色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントグリーン7、C.I.ピクメントグリーン3
6、等が挙げられる。前記ブラウン顔料としては、例え
ば、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメ
ントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、
等が挙げられる。前記黒色顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントブラック7、等が挙げられる。
【0057】これらの顔料は1種単独で使用してもよい
し、2種以上を併用してもよい。本発明の反射型カラー
フィルタおいては、これらの中でも、緑色画素にはピグ
メントグリーン36が好ましく、青色画素にはピグメン
トブルー15等が特に好ましい。
【0058】本発明において、顔料分散組成物に含有さ
れる顔料の含有量としては、用いる種類によってその好
ましい範囲も変動するが、一般的には、5〜80質量%
が好ましく、10〜70質量%がより好ましい。前記含
有量が前記範囲であると、着色力を高く維持しつつ、粘
度が過度に上昇するのを防止できるので好ましい。
【0059】−顔料分散組成物の調製− 前記顔料分散組成物は、前記顔料、樹脂、及び分散剤
を、溶剤とともにサンドミル等の分散機で分散すること
により、調製することができる。このとき、顔料と分散
剤とを予め混合し微細化処理した後、この混合物を有機
溶剤(又はビヒクル)に分散してもよいし、顔料と分散
剤等を予め別々に微細化処理した後、有機溶剤(又はビ
ヒクル)に分散又は溶解し、得られた分散物や溶液を混
合してもよいし、微細化処理した顔料及び分散剤を有機
溶剤(又はビヒクル)に別々に添加して分散してもよ
い。特に、予め顔料及び分散剤を同時に又は個々に微細
化処理するのが好ましい。ここで、ビヒクルとは、塗料
が液体状態にあるときに顔料を分散させている媒質の部
分をいい、有機溶剤以外に、液状であって前記顔料と結
合して塗膜を固める成分(バインダ樹脂)も含まれる。
【0060】微細化処理された顔料及び分散剤を有機溶
剤に分散させる際に使用する分散機としては、特に制限
はなく、例えば、ニーダー、ロールミル、アトライタ、
スーパーミル、ディゾルバ、ホモミキサー、サンドミル
等の公知の分散機が挙げられる。
【0061】本発明に係る顔料分散組成物において、前
記分散剤、顔料及び樹脂を分散させる有機溶剤として
は、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択する
ことができ、例えば、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエー
テル及びこれらの酢酸エステル類;酢酸エチル、酢酸n
−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸
i−ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、
アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、グリセリン等のアルコ
ール類、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中で
も、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、及
びその酢酸エステル類、酢酸エステル類、メチルエチル
ケトン、等が好ましい。
【0062】前記有機溶剤の前記顔料分散組成物におけ
る含有量としては、前記顔料100質量部に対し、通
常、10〜1000質量部であり、20〜500質量部
が好ましい。前記含有量が前記範囲であると、顔料分散
組成物の粘度が過度に上昇するのを防止することがで
き、また、貯蔵時のスペース確保等が困難とならないの
で点で好ましい。
【0063】本発明において、前記顔料、及び前記分散
剤としては、平均粒径が100nm以下のものが好まし
い。前記顔料、及び分散剤の平均粒径をこの範囲とする
には、前記顔料及び分散剤を高速のサンドミル等で長時
間分散することにより、前記顔料及び分散剤を分散する
のと同時に、一次粒子を細かくすることも可能である
が、多大なエネルギーを要すること、および、このよう
な方法で得られた微細な顔料粒子及び分散剤は一般にフ
ロキュレーションと呼ばれる弱い凝集を起こしやすく、
分散体が高粘度でかつチキソトロピックになる傾向があ
り、均一な反射型カラーフィルタの塗膜が得にくいとい
う問題がある。従って、前記顔料及び分散剤ともに、一
次粒子を微細化した後に、分散を行う方が好ましい。
【0064】前記顔料及び前記分散剤の微細化処理は、
同時に行ってもよいし、個々に行ってもよい。顔料及び
分散剤が共存した状態で同時に微細化処理を行うのが、
製造性がよいので好ましい。前記微細化処理としては、
顔料及び分散剤を機械的に粉砕して粒径を細かくする方
法(磨砕法と呼ぶ)、良溶媒に溶解したものを貧溶媒に
投入して粒径の細かい顔料及び分散剤を析出させる方法
(析出法と呼ぶ)、および合成時に粒径の細かい粒子を
製造する方法(合成析出法と呼ぶ)等が挙げられる。使
用する顔料及び分散剤の合成法や化学的性質等により、
適当な方法を選択して行うことができる。2種以上の方
法を組み合わせて微細化処理を実施してもよい。また、
顔料と分散剤の微細化処理を個々に行う場合は、各々微
細化処理は異なっていてもよい。
【0065】前記磨砕法は顔料及び/又は分散剤をボー
ルミル、サンドミルまたはニーダーなどを用いて、食塩
などの磨砕剤とともに磨砕した後、磨砕剤を除去して、
一次粒子を細かくする方法で、比較的均一な顔料粒子及
び/又は分散粒子が得られる。
【0066】前記析出法は、顔料及び/又は分散剤を適
当な良溶媒に溶解させたのち、貧溶媒と混ぜ合わせて、
微細な結晶粒子を析出させる方法で、溶媒の種類や量、
析出温度、析出速度などにより一次粒子の大きさが制御
できる。使用する溶媒としては、濃硫酸、ポリリン酸、
クロロスルホン酸などの強酸性溶媒または液体アンモニ
ア、ナトリウムメチラートのジメチルホルムアミド溶液
などの塩基性溶媒などが挙げられる。
【0067】前記析出法のうち、特殊な析出法としてロ
イコ法がある。フラバントロン系、ペリノン系、ペリレ
ン系、インダントロン系等の建染染料系顔料は、アルカ
リ性ハイドロサルファイトで還元すると、キノン基がハ
イドロキノンのナトリウム塩(ロイコ化合物)になり水
溶性になる。この水溶液に適当な酸化剤を加えて酸化す
ることにより、微細な顔料及び分散剤を析出させること
ができる。
【0068】前記合成析出法は、顔料及び/又は分散剤
を合成すると同時に微細な結晶粒子として析出させる方
法である。しかし、生成した微細顔料及び/又は微細分
散剤を溶媒中から取り出す場合、粒子が凝集して大きな
二次粒子になっていないと一般的な分離法である濾過が
困難になるため、通常、二次凝集が起きやすい水系で合
成されるアゾ系等の顔料に適用されている。
【0069】前記微細化処理には、前述のいずれの方法
を用いてもよいが、これらの方法のうち比較的材料が限
定されないので磨砕法が好ましい。粉砕法について以下
に詳しく述べる。本法は、顔料及び分散剤を、食塩等の
水溶性の無機塩およびそれを溶解しない水溶性有機溶剤
とともに機械的に混練(以下、この工程をソルトミリン
グと呼ぶ)した後、無機塩と有機溶剤を除去し、水洗
し、乾燥することにより一次粒子の細かな顔料及び分散
剤を得る方法である。ただし、ソルトミリング処理によ
り、顔料及び分散剤が結晶成長する場合があるため、処
理時に上記有機溶剤に少なくとも一部溶解する固形の樹
脂や顔料分散剤を加えて、結晶成長を防ぐ方法が有効で
ある。
【0070】顔料及び分散剤と無機塩の比率は無機塩の
比率が多くなると顔料及び分散剤の微細化効率は良くな
るが、顔料及び分散剤の処理量が少なくなるために生産
性が低下する。一般的には、顔料及び分散剤が1質量部
に対して無機塩が1〜20質量部、好ましくは2〜10
質量部用いるのがよい。また、上記湿潤剤は、顔料及び
分散剤と無機塩とが均一な固まりとなるように加えるも
ので、顔料及び分散剤と無機塩との配合比にもよるが、
通常、顔料の50質量%〜300質量%の量が用いられ
る。
【0071】上記ソルトミリングについてさらに具体的
には、顔料及び分散剤と水溶性の無機塩の混合物に湿潤
剤として少量の水溶性の有機溶剤を加え、ニーダー等で
強く練り込んだ後、この混合物を水中に投入し、ハイス
ピードミキサー等で攪拌しスラリー状とする。次に、こ
のスラリーを濾過、水洗して乾燥することにより、一次
粒子が微細化された顔料及び/又は分散剤を得ることが
できる。
【0072】本発明に係る顔料分散組成物は、塗料、印
刷インキ等として用いることができる。また、例えば、
該顔料分散組成物を含む塗布液を支持体上に塗布、乾燥
して該顔料分散組成物の層を形成し、あるいは仮支持体
上に形成されたこの顔料分散組成物の層を支持体上に転
写し、その上に公知のポジ型又はネガ型の感光性樹脂組
成物の層を形成し、露光、現像し、次いで未露光の前記
感光性樹脂組成物の層と共に同じ領域の前記顔料分散組
成物の層を除去する方法等により画像形成を行なうこと
ができる。また、感光性組成物と混合することにより、
光照射により画像形成可能な着色感光性組成物として画
像形成に供することができる。これについては後述す
る。
【0073】<着色感光性組成物>本発明の反射型カラ
ーフィルタは、前記顔料分散組成物と、エチレン性不飽
和二重結合を二個以上有する多官能モノマーと、光重合
開始剤と、を含有する着色感光性組成物を含むことを特
徴とする。本発明における着色感光性組成物は、前記顔
料分散組成物を含有しているので、色調に優れると共
に、顔料の分散安定性にも優れている。特に、反射型カ
ラーフィルタの作製に利用した場合に、鮮明な色調を有
しコントラストが高く、膜厚が薄く、かつ高色純度及び
高透過率を両立した反射型カラーフィルタを安定的に作
製することができる。
【0074】−多官能モノマー− 前記エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多官能
モノマーとしては、例えば、特開昭60−258539
号公報に記載されているような公知の(メタ)アクリル
酸エステル、ウレタン(メタ)アクリレート、(メタ)
アクリル酸アミド、アリル化合物、ビニルエステル等が
挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよい。これらの中でも、(メタ)ア
クリル酸エステルが好ましい。
【0075】前記エチレン性不飽和二重結合を有する多
官能モノマーの前記着色感光性組成物における含有量と
しては、全固形分に対し、10〜60質量%が好まし
い。前記含有量が前記範囲であると、露光時における硬
化力を充分に維持しつつ、他の素材の能力が発揮される
のを抑制しないので好ましい。
【0076】−光重合開始剤− 前記光重合開始剤としては、波長が約300〜500n
mに少なくとも約50の分子吸光係数を有する化合物を
少なくとも1種使用するのが好ましく、このような化合
物としては、例えば、特開平2−48664号公報、特
開平1−152449号公報、及び特開平2−1533
53号公報に記載されているような、芳香族ケトン類、
ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、
ポリハロゲン類、等が挙げられる。これらは、1種単独
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これ
らの中でも、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾ
フェノンと2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール2量体の組み合わせ、及び4−[p
−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)-2,6−
ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン]が好まし
い。
【0077】前記光重合開始剤の前記着色感光性組成物
における含有量としては、着色感光性組成物の全固形分
に対し、0.2〜10質量%が好ましい。前記含有量が
前記範囲であると、露光感度を高く維持しつつ、露光感
度が高くなり過ぎて制御が困難になるのを防止できるの
で好ましい。
【0078】前記着色感光性組成物は、前記顔料分散組
成物と、エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多
官能モノマーと、光重合開始剤とを混合することによっ
て調製することができる。尚、調製の際には、樹脂をさ
らに添加してもよく、前記樹脂としては、顔料分散組成
物に使用可能な前記酸性基を有するポリマーが好まし
く、顔料分散組成物を調製した際に使用した樹脂と同一
の樹脂を用いるのがより好ましい。本発明に係る着色感
光性組成物において、樹脂(特に酸性基を有するポリマ
ー)の含有量としては、全固形分に対し20〜80質量
%程度が好ましい。前記含有量が前記範囲であると塗布
膜の強度を高く維持しつつ、他の素材の能力が発揮され
難くなるのを防止できるので好ましい。
【0079】前記着色感光性組成物は、光照射による画
像形成に供することができる。前記着色感光性組成物を
用いた着色画像の形成は、基本的に下記(1)〜(3)
の工程により行うことができる。 (1)前記顔料分散組成物を調製した後、これを用いて
前記着色感光性組成物を調製する工程 (2)得られた着色感光性組成物を基板上に塗布し乾燥
して、又は、別の仮支持体上に塗布し乾燥して形成した
層を基板上に転写して、着色感光性組成物による層を形
成する工程 (3)基板上に形成された着色感光性組成物による層を
露光、現像し、パターンを形成する工程
【0080】前記基板としては、ガラス板や透明プラス
ティック板等の透明材料が一般に用いられる。前記基板
と前記着色感光性組成物との密着力を向上させるため
に、市販の各種シランカップリング剤等を前記着色感光
性組成物に添加するか、あるいはあらかじめ前記基板を
カップリング処理しておいてもよい。
【0081】前記着色感光性組成物の塗布液の前記基板
への塗布は、スピンコータ、ロールコータ、バーコー
タ、カーテンコータ等の公知の塗布手段を用いて行うこ
とができる。
【0082】前記仮支持体上に形成された前記着色感光
性組成物による層を、前記基板上に転写する方法として
は、常圧下又は減圧下でヒートロールラミネータを用い
る方法が好適に挙げられる。
【0083】前記現像の際に使用される現像液の例とし
ては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物又
は炭酸塩、炭酸水素塩、アシモニア水、4級アンモニウ
ム塩の水溶液、等が挙げられる。これらは1種単独で使
用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの
中でも、炭酸ナトリウム水溶液が特に好ましい。
【0084】<赤色画素の色度>本発明の反射型カラー
フィルタは、基板上に色相が相互に異なる2種以上のパ
ターン化された着色画素を有し、前記着色画素の少なく
とも1種が、前述した赤色画素であって、かつ該赤色画
素の色度をxy表示系で表したときのx値が0.37以
上であることを特徴とする。そして、該x値としては、
0.37〜0.40の範囲であることがより好ましい。
該x値が0.37未満であると、透過率は向上するもの
の赤色が薄くなり、カラーフィルタとしたときに色純度
が低下する。ここで、「色度をxy表示系で表したとき
のx値」とは、CIE1931表色系(XYZ表色系)
における三刺激値X,Y,Zを求め、下記式に当てはめ
ることにより得ることができる値である。 x=X/(X+Y+Z) y=Y/(X+Y+Z)
【0085】具体的には、測定装置として、OSP−S
P100(オリンパス社製)を用いて、測定を行うこと
により、色度をxy表示系で表したときのx値を求める
ことができる。
【0086】<反射型カラーフィルタ>本発明の反射型
カラーフィルタは、基板上に色相が相互に異なる2種以
上のパターン化された着色画素を有し、前記着色画素の
少なくとも1種が、前述した赤色画素であって、かつ前
記赤色画素の色度をxy表示系で表したときのx値が
0.37以上であることを特徴とし、前記赤色画素以外
に、一般的には緑色画素、及び青色画素を有することが
好ましい。
【0087】本発明の反射型カラーフィルタは、前記赤
色画素のCIE1931表色系(XYZ表色系)に基づ
く3刺激値X,Y,Zのうち、視覚反射率を表す値(明
度と相関する値)であるY値が56以上であることが好
ましい。
【0088】本発明の反射型カラーフィルタは、前記着
色感光性組成物を用いた着色画像の形成方法における
(2)及び(3)の工程を繰り返し行い、複数色(通常
はR、G、Bの3色)のパターンを組み合わせることに
より作製することができる。本発明の反射型カラーフィ
ルタは、転写法を利用して作製することもできる。転写
法を利用した反射型カラーフィルタの製造方法について
は、例えば、特開平4−208940号公報、特開平5
−72724号公報、特開平5−80503号公報、特
開平5−173320号公報等に詳細が記載され、本発
明の反射型カラーフィルタにも適用することができる。
【0089】本発明の反射型カラーフィルタには、ガラ
ス等の透明基板上に直接前記着色層を形成した態様、及
び、TFT等の能動素子が形成された基板上に前記着色
層を形成した態様(カラーフィルタ・オン・アレイ:C
OAの態様)等が含まれる。
【0090】本発明の反射型カラーフィルタにおいて、
前記着色感光性組成物からなる層(着色層)の層厚とし
ては、0.7〜3.0μmが好ましく、0.8〜2μm
がより好ましい。
【0091】本発明の反射型カラーフィルタは、携帯電
話、ゲーム機などの携帯端末に搭載されるディスプレイ
に広く利用することができる。
【0092】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。
【0093】−顔料分散組成物Aの調製− 下記組成の赤色の顔料分散組成物Aを調製した。 C.I.ピグメントレッド209 ・・・・・・・・・・・・ 6.4g 下記に示す顔料分散剤1 ・・・・・・・・・・・・・・・ 0.06g メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・・ 15.8g (モル比28/72、重量平均分子量:3万、 40%1−メトキシ−2−プロピルアセテート溶液、酸価105) 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・ 57.2g
【0094】前記顔料、及び顔料分散剤1は、下記のソ
ルトミリング処理(微細化処理)を施した後、調製に用
いた。塩化ナトリウム500g、水素化ロジンエステル
(荒川化学社製、商品名 エステルガムHP)5g、
C.I.ピグメントレッド209 50g、下記顔料分
散剤1 50g、及びポリエチレングリコール 300
gを、オーブンニーダー(森山製作所製、商品名S1−
1)で5時間混練した。その混練物を2リットルの温水
に投入し、約70℃でディゾルバーで2時間激しく攪拌
した。その後、得られた分散物をろ過し、フィルター上
の残さを水洗して、塩化ナトリウム、ポリエチレングリ
コールを除去し、約40℃のドライオーブンにて2日間
乾燥させた。
【0095】
【化17】
【0096】前記組成の赤色の顔料組成物をモーターミ
ルM−50(アイガー社製)で、直径0.65mmのジ
ルコニアビーズを用い、周速9m/sで9時間分散し、
赤色の顔料分散組成物Aを調製した。
【0097】−顔料分散組成物Bの調製− 前記顔料分散組成物Aの調製において、前記顔料分散剤
1を下記顔料分散剤2に代えた以外は、前記顔料分散組
成物Aの調製と同様にして赤色の顔料分散組成物Bを調
製した。
【0098】
【化18】
【0099】−顔料分散組成物Cの調製− 前記顔料分散組成物Aの調製において、C.I.ピグメ
ントレッド209を、C.I.ピグメントレッド177
に代えたこと以外は、前記顔料分散組成物Aの調製と同
様にして比較用の赤色の顔料分散組成物Cを調製した。
【0100】得られた顔料分散組成物A〜Cについて下
記の測定及び評価を行った。測定結果を表1に示す。 −粘度測定− 得られた顔料分散組成物A〜Cについて、E型粘度計を
用いてその粘度を測定し、増粘の程度を評価した。
【0101】−コントラスト測定− 得られた顔料分散組成物A〜Cをガラス基板上に厚みが
6μmになるように塗布し、サンプルを作製した。2枚
の偏光板の間にこのサンプルを置き、偏光軸が平行のと
きと垂直のときとの透過光量を測定し、その比をコント
ラストとした(「1990年第7回色彩光学コンファレ
ンス、512色表示10.4”サイズTFT−LCD用
カラーフィルター、植木、小関、福永、山中」を参考に
した)。
【0102】
【表1】
【0103】表1の結果から、顔料分散組成物A〜B
は、粘度が低く、分散安定性に優れているとともに、高
いコントラストが得られることが分かった。
【0104】尚、前記顔料分散組成物Aの調製におい
て、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体とし
て、酸価50の共重合体(メタクリル酸/メタクリル酸
ベンジル共重合体のモル比が14/86)を使用した以
外は、同様にして顔料分散組成物を調製したところ、粘
度が前記顔料分散組成物Aよりも若干高くなり、分散性
が劣っていた。同様に、前記顔料分散組成物Aの調製に
おいて、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体
として、酸価145の共重合体(メタクリル酸/メタク
リル酸ベンジル共重合体のモル比が37/63)を使用
した以外は、同様にして顔料分散組成物を調製したとこ
ろ、粘度が前記顔料分散組成物Aよりも若干高くなり、
分散性が劣っていた。
【0105】[実施例1]下記組成を混合し、反射型カ
ラーフィルタ作製用の着色感光性組成物を調製した。 前記顔料分散組成物A・・・・・・・・・・・・・・・ 48.14g メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・ 12.8g (モル比28/72、重量平均分子量3万、30%1−メトキシ−2−プロピ ルアセテート溶液) ペンタエリスリトールテトラアクリレート ・・・・・・ 4.58g 4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)] −2,6−ジ(トリクロロメチル)−5−トリアジン ・・0.25g ハイドロキノンモノメチルエーテル ・・・・・・・・・・0.03g 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・65.0g
【0106】得られた反射型カラーフィルタ作製用の着
色感光性組成物を用い、下記のようにして反射型カラー
フィルタを作製した。
【0107】即ち、ガラス基板上に前記反射型カラーフ
ィルタ作製用の着色感光性組成物を、スピンコーターを
用いて塗布し、100℃で2分間乾燥させて、約1.0
μmの厚みの膜を形成した。次いで、窒素気流下、超高
圧水銀灯で露光した後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現
像した。得られた反射型カラーフィルタについて、反射
率及び色度を下記方法により測定した。測定結果を表2
に表す。
【0108】−反射率及び色度の測定− 反射型カラーフィルタの反射率及び色度は、OSP−S
P100(オリンパス社製)を用いて測定した。測定値
のYは、CIE1931表色系(XYZ表色系)に基づ
く3刺激値X,Y,Zのうち、視覚反射率を表す値(明
度と相関する値)である。x及びyは、3刺激値X,
Y,Zから前述した式を用いて算出した値(色度座標を
表す値)である。
【0109】[実施例2]実施例1において、顔料分散
組成物Aを、顔料分散組成物Bに代えたこと以外は、実
施例1と同様にして反射型カラーフィルタを作製し、実
施例1と同様にして評価した。
【0110】[実施例3]下記組成を混合し、反射型カ
ラーフィルター作製用の着色感光性組成物を調製した。 C.I.ピグメントレッド209分散液 ・・・・・・・ 27.51g (御国色素(株)製、7147M) メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・ 12.08g (モル比28/72、重量平均分子量3万、30%1−メトキシ−2−プロピ ルアセテート溶液) ペンタエリスリトールテトラアクリレート ・・・・・・・ 4.58g 4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)] −2,6−ジ(トリクロロメチル)−5−トリアジン ・・ 0.25g ハイドロキノンモノメチルエーテル ・・・・・・・・・・ 0.03g 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・ 65.0g 得られた反射型カラーフィルタ作製用の着色感光性組成
物を用い、実施例1と同様にして反射型カラーフィルタ
を作製し、実施例1と同様に、反射率及び色度を測定し
た。結果を表2に示す。
【0111】[実施例4]下記組成を混合し、反射型カ
ラーフィルタ作製用の着色感光性組成物を調製した。 C.I.ピグメントレッド209分散液 ・・・・・・・ 25.07g (御国色素(株)製、7147M) メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・ 12.56g (モル比28/72、重量平均分子量3万、30%1−メトキシ−2−プロピ ルアセテート溶液) ペンタエリスリトールテトラアクリレート ・・・・・・・ 4.58g 4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)] −2,6−ジ(トリクロロメチル)−5−トリアジン ・・・0.25g ハイドロキノンモノメチルエーテル ・・・・・・・・・・・0.03g 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・・65.0g 得られた反射型カラーフィルタ作製用の着色感光性組成
物を用い、実施例1と同様にして反射型カラーフィルタ
を作製し、実施例1と同様に評価した。結果を表2に示
す。
【0112】[比較例1]実施例1において、顔料分散
組成物Aを、顔料分散組成物Cに代えたこと以外は、実
施例1と同様にして反射型カラーフィルタを作製し、実
施例1と同様に評価した。結果を表2に示す。
【0113】
【表2】
【0114】表2の結果から、実施例1〜4の反射型カ
ラーフィルタは、キナクリドン系赤色顔料の添加によ
り、反射率を表すY値が大きく、反射型カラーフィルタ
の色純度が高く光透過率にも優れていることが確認され
た。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、本発明は、コントラス
トが高く、鮮明な色調を有し、低消費電力化を実現しつ
つ、高色純度と高透過率を両立した反射型カラーフィル
タを提供することができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に色相が相互に異なる2種以上の
    パターン化された着色画素を有する反射型カラーフィル
    タにおいて、 前記着色画素の少なくとも1種が、キナクリドン系赤色
    顔料を含有する赤色画素であり、かつ前記赤色画素をD
    65光源で測定したxy表示系で表したときのx値が
    0.37以上であることを特徴とする反射型カラーフィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】 前記キナクリドン系赤色顔料が、C.
    I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッ
    ド207、C.I.ピグメントレッド202、C.I.
    ピグメントレッド192、及びC.I.ピグメントレッ
    ド122からなる群より選択される少なくとも1種であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の反射型カラーフィ
    ルタ。
  3. 【請求項3】 前記x値が0.37〜0.40であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の反射型カラー
    フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記赤色画素のCIE1931表色系に
    おけるY値が56以上であることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項に記載の反射型カラーフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記赤色画素が、キナクリドン系赤色顔
    料及び樹脂を含んでなる顔料分散組成物を含有すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の反
    射型カラーフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記赤色画素が、キナクリドン系赤色顔
    料及び樹脂を含んでなる顔料分散組成物と、エチレン系
    不飽和二重結合を2個以上有する多官能モノマーと、光
    重合開始剤と、を含有する着色感光性組成物からなるこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の
    反射型カラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記樹脂が、酸性基を有するポリマーで
    あることを特徴とする請求項5または6に記載の反射型
    カラーフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記酸性基を有するポリマーの酸価が、
    60〜130であることを特徴とする請求項7に記載の
    反射型カラーフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記顔料分散組成物が分散剤を含み、前
    記分散剤がアゾ色素骨格を有することを特徴とする請求
    項5から8のいずれか1項に記載の反射型カラーフィル
    タ。
  10. 【請求項10】 前記分散剤が、下記一般式(I)で表
    される化合物であることを特徴とする請求項9に記載の
    反射型カラーフィルタ。 【化1】 〔前記一般式(I)において、Aは、アゾ色素を形成し
    うる基を表す。Xは、単結合、又は下記構造式で表され
    る二価の連結基から選択される基を表す。Yは、下記一
    般式(II)で表される基を表す。〕 【化2】 【化3】 〔前記一般式(II)において、Zは、低級アルキレン基を
    表す。−NR2は、低級アルキルアミノ基又は窒素原子
    を含む、5員又は6員の飽和ヘテロ環を表す。aは、1
    又は2を表す。〕
  11. 【請求項11】 前記着色感光性組成物のからなる層の
    層厚が、0.7μm〜3.0μmであることを特徴とす
    る請求項6から10のいずれか1項に記載の反射型カラ
    ーフィルタ。
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