JP2002179976A - 顔料分散組成物、それを用いた着色感光性組成物及びカラーフィルタ - Google Patents

顔料分散組成物、それを用いた着色感光性組成物及びカラーフィルタ

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JP2002179976A
JP2002179976A JP2000375579A JP2000375579A JP2002179976A JP 2002179976 A JP2002179976 A JP 2002179976A JP 2000375579 A JP2000375579 A JP 2000375579A JP 2000375579 A JP2000375579 A JP 2000375579A JP 2002179976 A JP2002179976 A JP 2002179976A
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pigment
dispersant
dispersion composition
pigment dispersion
color filter
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Akihiko Takeda
明彦 竹田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散性および色調に優れ、特にカラーフィル
タの作製に用いた場合に高い光透過性を有するカラーフ
ィルタを作製可能な顔料分散組成物を提供する。 【解決手段】 同時に又は個々に微細化処理した顔料及
び分散剤を、有機溶剤中に分散してなることを特徴とす
る顔料分散組成物である。好ましくは、さらに、酸性基
を有するポリマーを含有することを特徴とする前記顔料
分散組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料分散組成物、
それを用いた着色感光性組成物及びカラーフィルタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、顔料は鮮明な色調及び高い着色力
を示すので、塗料、印刷インキ、カラー表示板等、多く
の分野で広く利用されている。さらに、顔料を含有する
感光性組成物は、光照射によって鮮明な色調を有する画
像を形成可能であるので、例えば、カラープルーフ等の
基体上の多色画像の形成や、液晶カラーディスプレイ等
のカラーフィルタの材料として広く用いられている。こ
の様な種々の用途において、顔料は、通常、有機溶剤等
の媒体に分散させた顔料分散組成物として利用される。
該組成物における顔料分散粒子の分散性は、前記組成物
の着色力、色調及び光透過性等に影響を及ぼすので、顔
料の分散性を良化することを目的として、顔料分散組成
物中にはしばしば分散剤が添加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラーフィ
ルタは、基板上にR(赤)、緑(G)及びB(青)の3
色の画素をライン状又はモザイク状に配置したものであ
る。カラーフィルタの画素には、所望の色調が要求され
ると同時に、高い光透過性が要求される。顔料分散組成
物をカラーフィルタの作製に用いると、画素の色調の向
上に寄与することができるが、分散組成物中の分散粒子
による光の散乱等により光透過性が低下し、表示コント
ラストの低下を招くことがある。
【0004】本発明は、前記諸問題に鑑みなされたもの
であって、分散性および色調に優れ、特に、カラーフィ
ルタの作製に用いた場合に高い光透過性を有するカラー
フィルタを作製可能な顔料分散組成物を提供することを
課題とする。また、本発明は、鮮明な色調及び高い光透
過性を有する画像を形成可能であり、特にカラーフィル
タの作製に用いた場合に高い光透過性を有するカラーフ
ィルタを作製可能な着色感光性組成物を提供することを
課題とする。さらに、本発明は、鮮明な色調及び高い光
透過性を有するカラーフィルタを提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来、顔料の粗大粒子が
顔料分散組成物に及ぼす悪影響については検討されてい
たが、分散剤については検討されていなかった。本発明
者は、分散剤の粗大粒子が顔料分散組成物の着色力、色
調及び光透過性に影響を及ぼすことを見出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。即ち、前記課題
を解決するための手段は、以下の通りである。 <1> 同時に又は個々に微細化処理した顔料及び分散
剤を、有機溶剤中に分散してなることを特徴とする顔料
分散組成物である。 <2> さらに、酸性基を有するポリマーを含有するこ
とを特徴とする<1>に記載の顔料分散組成物である。 <3> 前記分散剤が下記一般式(I)で表される化合
物であることを特徴とする<1>又は<2>に記載の顔
料分散組成物である。
【0006】
【化4】
【0007】一般式(I)中、Aは、X−Yとともにア
ゾ色素を形成しうる成分を表す。Xは、単結合、又は下
記構造式で表される二価の連結基から選択される基を表
す。Yは、下記一般式(II)で表される基を表す。
【0008】
【化5】
【0009】
【化6】
【0010】一般式(II)中、Zは、低級アルキレン基を
表す。−NR2は、低級アルキルアミノ基、又は窒素原
子を含む5乃至6員飽和ヘテロ環を表す。aは、1又は
2を表す。
【0011】<4> <1>から<3>までのいずれか
に記載の顔料分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合
を二個以上有する多官能モノマーと、光重合開始剤とを
含有することを特徴とする着色感光性組成物である。 <5> 基板上に色相が相互に異なる2以上のパターン
化された着色層を有するカラーフィルタであって、前記
着色層が<4>に記載の着色感光性組成物からなること
を特徴とするカラーフィルタである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 <顔料分散組成物>本発明の顔料分散組成物は、同時に
又は個々に微細化処理した顔料及び分散剤を有機溶剤中
に分散してなることを特徴とする。本発明では、顔料及
び分散剤が有機溶剤中に分散される前に微細化処理を施
されているので、顔料及び分散剤の分散粒子の粒径は小
さく、前記分散粒子による光散乱を抑制することができ
る。特に、カラーフィルタの作製に用いた場合に、高い
光透過性を有するカラーフィルタを作製することができ
る。顔料及び分散剤を有機溶剤中に分散させるのと同時
に微細化処理を行うこともできるが、多大なエネルギー
が必要となり好ましくない。また、このような方法で得
られた微細な粒子は一般にフロキュレーションと呼ばれ
る弱い凝集を起こしやすく、分散体が高粘度でかつチキ
ソトロピックになる傾向がある。特に、塗膜を形成する
場合(例えばカラーフィルタの作製に利用する場合)
等、均一な塗膜の形成が困難となり問題がある。本発明
では、顔料及び分散剤を微細化処理した後に、有機溶剤
中に分散させているので、粘度が過度に上昇することが
なく、均一な塗膜の形成が可能である。
【0013】本発明の顔料分散組成物に使用可能な顔料
としては、有機顔料が挙げられる。前記有機顔料として
は、例えば、黄色顔料、オレンジ顔料、赤色顔料、バイ
オレット顔料、青色顔料、緑色顔料、ブラウン顔料、黒
色顔料等が挙げられる。
【0014】前記黄色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントイエロー20、C.I.ピグメントイエロー
24、C.I.ピグメントイエロー12、C.Iピグメ
ントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー83,
C.I.ピグメントイエロー86、C.I.ピグメント
イエロー93、C.I.ピグメントイエロー109、
C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメン
トイエロー117、C.I.ピグメントイエロー12
5、C.I.ピグメントイエロー137、C.I.ピグ
メントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー1
39、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピ
グメントイエロー147、C.I.ピグメントイエロー
148、C.Iピグメントイエロー150、C.Iピグ
メントイエロー153、C.I.ピグメントイエロー、
C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメン
トイエロー166、C.I.ピグメントイエロー16
8、C.I.ピグメントイエロー185等が挙げられ
る。
【0015】前記オレンジ顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレ
ンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.
ピグメントオレンジ55、C.I.ピグメントオレンジ
59、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグ
メントオレンジ71、等が挙げられる。
【0016】前記赤色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントレッド9、C.I.ピグメントレッド97、
C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメント
レッド123、C.I.ピグメントレッド149、C.
I.ピグメントレッド168、C.I.ピクメントレッ
ド177、C.I.ピグメントレッド180、C.I.
ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッド2
15、C.I.ピグメントレッド216、C.I.ピグ
メントレッド217、C.I.ピグメントレッド22
0、C.I.ピグメントレッド223、C.I.ピグメ
ントレッド224、C.I.ピグメントレッド226、
C.I.ピグメントレッド227、C.I.ピグメント
レッド228、C.I.ピグメントレッド240、C.
I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッ
ド48:1、C.I.ピグメントレッド209、C.
I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッ
ド11、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグ
メントレッド213、C.I.ピグメントレッド27
2、C.I.ピグメントレッド270、C.I.ピグメ
ントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、
C.I.ピグメントレッド254、等が挙げられる。
【0017】前記バイオレット顔料としては、例えば、
C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメ
ントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレッ
ト29、C.I.ピグメントバイオレット30、C.
I.ピグメントバイオレット37、C.I.ピクメンド
バイオレット40、C.I.ピグメントバイオレット5
0、等が挙げられる。
【0018】前記青色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー1
5:6、C.I.ピグメントブルー22、C、I.ピグ
メントブルー60、C.I.ピグメントブルー64、等
が挙げられる。
【0019】前記緑色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントグリーン7、C.I.ピクメントグリーン3
6、等が挙げられる。前記ブラウン顔料としては、例え
ば、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメ
ントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、
等が挙げられる。前記黒色顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントブラック7、等が挙げられる。
【0020】これらの顔料は1種単独で使用してもよい
し、2種以上を併用してもよい。本発明においては、こ
れらの中でも、ピグメントイエロー138、ピグメント
イエロー139、ピグメントイエロー185、ピグメン
トイエロー83、等の酸性基を有する顔料が好ましく、
ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー13
9、ピグメントイエロー185、ピグメントレッド25
4、ピグメントグリーン36、ピグメントブルー15等
が特に好ましい。
【0021】本発明の顔料分散組成物における顔料の含
有量は、用いる種類によってその好ましい範囲も変動す
るが、一般的には、5〜80質量%が好ましく、10〜
70質量%がより好ましい。前記含有量が前記範囲であ
ると、着色力を高く維持しつつ、粘度が過度に上昇する
のを防止できるので好ましい。
【0022】前記分散剤としては、種々の材料から選択
して用いることができる。具体的には、ノナノアミド、
デカンアミド、ドデカンアミド、N−ドデシルヘキサデ
カンアミド、N−オクタデシルプロピオアミド、N,N
−ジメチルドデカンアミド及びN,N−ジヘキシルアセ
トアミド等のアミド化合物、ジエチルアミン、ジヘプチ
ルアミン、ジブチルヘキサデシルアミン、N,N,
N’,N’−テトラメチルメタンアミン、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン及びトリオクチルアミン等のア
ミン化合物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N,N,N’,N’−(テ
トラヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、
N,N,N’−トリ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジ
アミノエタン、N,N,N’,N‘−テトラ(ヒドロキ
シエチルポリオキシエチレン)−1,2−ジアミノエタ
ン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン
及び1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジシ等のヒド
ロキシ基を有するアミン、その他、ペコタミド、イソニ
ペコタミド、ニコチン酸アミド等の化合物等の公知の分
散剤が挙げられる。これらは、市販品であってもよい
し、適宜合成したものであってもよく、該市販品として
は、例えばシゲノックス−105(商品名、ハッコール
ケミカル社製)等が挙げられる。
【0023】本発明に用いる分散剤としては、下記一般
式(I)で表される化合物が好ましい。前記分散剤を用
いると、分散剤の窒素原子により顔料粒子の表面に分散
剤が吸着し、顔料粒子の表面は前記分散剤で覆われた状
態になるので、顔料粒子同士が互いに吸着するのを抑制
でき、顔料の凝集が起こり難くなる。その結果、顔料粒
子は微細化した状態のまま均一に分散され、顔料の分散
性が特に良化される。
【0024】
【化7】
【0025】一般式(I)中、Aは、X−Yとともにア
ゾ色素を形成しうる成分を表す。前記Aは、ジアゾニウ
ム化合物とカップリングしてアゾ色素を形成しうる化合
物であれば、任意に選択することができる。以下に、前
記Aの具体例を示すが、本発明はこれらの具体例に何ら
限定されるものではない。
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】前記一般式(I)中、Xは、単結合(Yが
−N=N−に直結していることを意味する。)、又は下
記構造式で表される二価の連結基から選択される基を表
す。
【0029】
【化10】
【0030】前記一般式(I)中、Yは、下記一般式(I
I)で表される基を表す。
【0031】
【化11】
【0032】一般式(II)中、Zは、低級アルキレン基を
表す。Zは、−(CH2b−と表されるが、該bは1〜
5の整数を表し、好ましくは2又は3を表す。一般式(I
I)中、−NR2は、低級アルキルアミノ基、又は窒素原
子を含む5乃至6員飽和ヘテロ環を表す。該−NR
2は、低級アルキルアミノ基を表す場合、−N(Cn
2n+12と表され、nは1〜4の整数を表し、好ましく
は1又は2を表す。一方、該−NR2は、窒素原子を含
む5乃至6員飽和ヘテロ環を表す場合、下記構造式で表
されるヘテロ環が好ましい。
【0033】
【化12】
【0034】前記一般式(II)における、Z及び−NR2
は、それぞれ、低級アルキル基、アルコキシ基を置換基
として有していてもよい。前記一般式(II)中、aは、1
又は2を表し、好ましくは2を表す。
【0035】以下に、前記一般式(I)で表される化合
物の具体例を示すが、本発明はこれらの具体例に何ら限
定されるものではない。
【0036】
【化13】
【0037】
【化14】
【0038】
【化15】
【0039】
【化16】
【0040】前記一般式(I)で表される化合物ととも
に、特開平2000−239554号公報の第0038
欄〜第0043欄に記載の一般式(III)で表されるア
ミン化合物及び/又は一般式(IV)で表されるアミン化
合物を併用するのが好ましい。前記一般式(I)で表さ
れる化合物は、特開平2000−239554号公報の
第0033欄〜第0035欄に記載の方法に従って合成
することができる。前記一般式(I)で表される化合物
としては、市販品を用いてもよく、例えば、アビンア社
の「ソルスパース 22000」及び「ソルスパース
5000」、エフカケミカルズ社の「EFKA−74
5」等が挙げられる。
【0041】本発明の顔料分散組成物における前記分散
剤含有量は、用いる分散剤の種類によってその好ましい
範囲も変動するが、一般的には、顔料100質量部に対
し、0.1〜100質量部であるのが好ましく、1〜3
0質量部であるのがより好ましい。前記含有量が前記範
囲であると、顔料分散組成物の粘度が過度に上昇するの
を防止しつつ、カラーフィルター等の作製の際におい
て、色度の調整が容易となるので好ましい。
【0042】前記分散剤及び前記顔料の微細化処理は、
同時に行ってもよいし、個々に行ってもよい。顔料及び
分散剤が共存した状態で同時に微細化処理を行うのが、
製造性がよいので好ましい。前記微細化処理としては、
顔料及び分散剤を機械的に粉砕して粒径を細かくする方
法(磨砕法と呼ぶ)、良溶媒に溶解したものを貧溶媒に
投入して粒径の細かい顔料及び分散剤を析出させる方法
(析出法と呼ぶ)、および合成時に粒径の細かい粒子を
製造する方法(合成析出法と呼ぶ)等が挙げられる。使
用する顔料及び分散剤の合成法や化学的性質等により、
適当な方法を選択して行うことができる。2種以上の方
法を組み合わせて微細化処理を実施してもよい。また、
顔料と分散剤の微細化処理を個々に行う場合は、各々微
細化処理は異なっていてもよい。
【0043】前記磨砕法は顔料及び/又は分散剤をボー
ルミル、サンドミルまたはニーダーなどを用いて、食塩
などの磨砕剤とともに磨砕した後、磨砕剤を除去して、
一次粒子を細かくする方法で、比較的均一な顔料粒子及
び/又は分散粒子が得られる。
【0044】前記析出法は、顔料及び/又は分散剤を適
当な良溶媒に溶解させたのち、貧溶媒と混ぜ合わせて、
微細な結晶粒子を析出させる方法で、溶媒の種類や量、
析出温度、析出速度などにより一次粒子の大きさが制御
できる。使用する溶媒としては、濃硫酸、ポリリン酸、
クロロスルホン酸などの強酸性溶媒または液体アンモニ
ア、ナトリウムメチラートのジメチルホルムアミド溶液
などの塩基性溶媒などが挙げられる。
【0045】前記析出法のうち、特殊な析出法としてロ
イコ法がある。フラバントロン系、ペリノン系、ペリレ
ン系、インダントロン系等の建染染料系顔料は、アルカ
リ性ハイドロサルファイトで還元すると、キノン基がハ
イドロキノンのナトリウム塩(ロイコ化合物)になり水
溶性になる。この水溶液に適当な酸化剤を加えて酸化す
ることにより、微細な顔料及び分散剤を析出させること
ができる。
【0046】前記合成析出法は、顔料及び/又は分散剤
を合成すると同時に微細な結晶粒子として析出させる方
法である。しかし、生成した微細顔料及び/又は微細分
散剤を溶媒中から取り出す場合、粒子が凝集して大きな
二次粒子になっていないと一般的な分離法である濾過が
困難になるため、通常、二次凝集が起きやすい水系で合
成されるアゾ系等の顔料に適用されている。
【0047】前記微細化処理には、前述のいずれの方法
を用いてもよいが、これらの方法のうち比較的材料が限
定されないので磨砕法が好ましい。粉砕法について以下
に詳しく述べる。本法は、顔料及び分散剤を、食塩等の
水溶性の無機塩およびそれを溶解しない水溶性有機溶剤
とともに機械的に混練(以下、この工程をソルトミリン
グと呼ぶ)した後、無機塩と有機溶剤を除去し、水洗
し、乾燥することにより一次粒子の細かな顔料及び分散
剤を得る方法である。ただし、ソルトミリング処理によ
り、顔料及び分散剤が結晶成長する場合があるため、処
理時に上記有機溶剤に少なくとも一部溶解する固形の樹
脂や顔料分散剤を加えて、結晶成長を防ぐ方法が有効で
ある。
【0048】顔料及び分散剤と無機塩の比率は無機塩の
比率が多くなると顔料及び分散剤の微細化効率は良くな
るが、顔料及び分散剤の処理量が少なくなるために生産
性が低下する。一般的には、顔料及び分散剤が1質量部
に対して無機塩が1〜20質量部、好ましくは2〜10
質量部用いるのがよい。また、上記湿潤剤は、顔料及び
分散剤と無機塩とが均一な固まりとなるように加えるも
ので、顔料及び分散剤と無機塩との配合比にもよるが、
通常、顔料の50質量%〜300質量%の量が用いられ
る。
【0049】上記ソルトミリングについてさらに具体的
には、顔料及び分散剤と水溶性の無機塩の混合物に湿潤
剤として少量の水溶性の有機溶剤を加え、ニーダー等で
強く練り込んだ後、この混合物を水中に投入し、ハイス
ピードミキサー等で攪拌しスラリー状とする。次に、こ
のスラリーを濾過、水洗して乾燥することにより、一次
粒子が微細化された顔料及び/又は分散剤を得ることが
できる。
【0050】尚、顔料及び分散剤の微細化処理は、各々
の平均粒径が100nm以下程度になるのを目安として
行うことができる。
【0051】上記方法により得られた微細化された顔料
(例えば、赤、緑、青色顔料)、分散剤及び所望により
樹脂を、溶剤とともにサンドミル等の分散機で分散する
ことにより、顔料分散組成物を得ることができる。この
とき、前述した様に、顔料と分散剤とを予め混合し微細
化処理した後、この混合物を有機溶剤(又はビヒクル)
に分散してもよいし、顔料と分散剤等を予め別々に微細
化処理した後、有機溶剤(又はビヒクル)に分散又は溶
解し、得られた分散物や溶液を混合してもよいし、微細
化処理した顔料及び分散剤を有機溶剤(又はビヒクル)
に別々に添加して分散してもよい。ここで、ビヒクルと
は、塗料が液体状態にあるときに顔料を分散させている
媒質の部分をいい、有機溶剤以外に、液状であって前記
顔料と結合して塗膜を固める成分(バインダ樹脂)も含
まれる。
【0052】微細化処理された顔料及び分散剤を有機溶
剤に分散させる際に使用する分散機としては、特に制限
はなく、例えば、ニーダー、ロールミル、アトライタ、
スーパーミル、ディゾルバ、ホモミキサー、サンドミル
等の公知の分散機が挙げられる。
【0053】本発明の顔料分散組成物において、前記分
散剤、顔料及び樹脂を分散させる有機溶剤としては、特
に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することが
でき、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等
の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル
及びこれらの酢酸エステル類;酢酸エチル、酢酸n−プ
ロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−
ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘ
キサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン等のアルコール
類、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用しても
よいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、
アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、及びそ
の酢酸エステル類、酢酸エステル類、メチルエチルケト
ン、等が好ましい。
【0054】前記有機溶剤の前記顔料分散組成物におけ
る含有量としては、前記顔料100質量部に対し、通
常、10〜1000質量部であり、20〜500質量部
が好ましい。前記含有量が前記範囲であると、顔料分散
組成物の粘度が過度に上昇するのを防止することがで
き、また、貯蔵時のスペース確保等が困難とならないの
で点で好ましい。
【0055】本発明の顔料分散組成物には、酸性基を有
するポリマーをバインダ樹脂として含有させるのが好ま
しい。酸性基を有するポリマーを使用すると、立体反発
性を付与することができ、顔料の分散安定性が向上する
とともに、着色感光性組成物として用いた際のアルカリ
現像性が向上するので好ましい。前記酸性基を有するポ
リマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸と(メ
タ)アクリル酸エステルとの共重合体、スチレン/無水
マレイン酸共重合体、及びスチレン/無水マレイン酸共
重合体とアルコール類との反応物等が挙げられる。これ
らは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用し
てもよい。これらの中でも、顔料分散性に優れ、着色感
光性組成物として用いた際に、多官能モノマー、光重合
開始剤との相溶性に優れ、アルカリ現像液溶解性、有機
溶剤溶解性、強度、軟化温度等が適当であるものが好ま
しく、具体的には(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリ
ル酸エステルとの共重合体が好ましい。
【0056】前記酸性基を有するポリマーの重量平均分
子量としては、5000〜200000が好ましい。前
記重量平均分子量が、5000未満であると、着色感光
性組成物として用いた際に、塗布膜の形成上問題がある
ことがあり、200000を超えると、着色感光性組成
物の粘度が高くなることがある。
【0057】本発明の顔料分散組成物における前記樹脂
の含有量は、用いる種類によって、その好ましい範囲も
変動するが、一般的には、前記顔料100質量部に対
し、通常、10〜200質量部が好ましく、20〜15
0質量部がより好ましい。前記含有量が前記範囲である
と、立体反発効果が得られるとともに、分散液の粘度過
度に上昇するのを防止できるので好ましい。
【0058】本発明の顔料分散組成物は、所望により界
面活性剤等の他の成分を含有していてもよい。界面活性
剤を含有していると顔料の分散安定性がより向上するの
で好ましい。前記界面活性剤としては、例えば、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代表され
るアニオン系界面活性剤、アミン塩に代表されるカチオ
ン系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型に代表
される両性界面活性剤等が挙げられる。
【0059】本発明の顔料分散組成物は、塗料、印刷イ
ンキ等として用いることができる。また、例えば、該顔
料分散組成物を含む塗布液を支持体上に塗布、乾燥して
該顔料分散組成物の層を形成し、あるいは仮支持体上に
形成されたこの顔料分散組成物の層を支持体上に転写
し、その上に公知のポジ型又はネガ型の感光性樹脂組成
物の層を形成し、露光、現像し、次いで未露光の前記感
光性樹脂組成物の層と共に同じ領域の前記顔料分散組成
物の層を除去する方法等により画像形成を行なうことが
できる。また、感光性組成物と混合することにより、光
照射により画像形成可能な着色感光性組成物として画像
形成に供することができる。これについては後述する。
【0060】<着色感光性組成物>本発明の着色感光性
組成物は、本発明の顔料分散組成物と、エチレン性不飽
和二重結合を二個以上有する多官能モノマーと、光重合
開始剤とを含有することを特徴とする。本発明の着色感
光性組成物は、顔料を含有しているので色調に優れ、且
つ分散剤を含有しているので分散性が良好である。さら
に、前記顔料及び分散剤は微細化処理された後に有機溶
剤中に分散されているので、分散粒子による光散乱等が
抑制されている。特に、カラーフィルタの作製に利用し
た場合に、高い光透過性を有するカラーフィルタを作製
することができる。
【0061】前記エチレン性不飽和二重結合を二個以上
有する多官能モノマーとしては、例えば、特開昭60−
258539号公報に記載されているような公知の(メ
タ)アクリル酸エステル、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸アミド、アリル化合物、ビニル
エステル等が挙げられる。これらは1種単独で使用して
もよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中で
も、(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
【0062】前記エチレン性不飽和二重結合を有する多
官能モノマーの前記着色感光性組成物における含有量と
しては、全固形分に対し、10〜60質量%が好まし
い。前記含有量が前記範囲であると、露光時における硬
化力を充分に維持しつつ、他の素材の能力が発揮される
のを抑制しないので好ましい。
【0063】前記光重合開始剤としては、波長が約30
0〜500nmに少なくとも約50の分子吸光係数を有
する化合物を少なくとも1種使用するのが好ましく、こ
のような化合物としては、例えば、特開平2−4866
4号公報、特開平1−152449号公報、及び特開平
2−153353号公報に記載されているような、芳香
族ケトン類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾイン
エーテル類、ポリハロゲン類、等が挙げられる。これら
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよい。これらの中でも、4,4’−ビス(ジエチルア
ミノ)ベンゾフェノンと2−(o−クロロフェニル)−
4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の組み合わせ、
及び4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチ
ル)-2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン]が好ましい。
【0064】前記光重合開始剤の前記着色感光性組成物
における含有量としては、着色感光性組成物の全固形分
に対し、0.2〜10質量%が好ましい。前記含有量が
前記範囲であると、露光感度を高く維持しつつ、露光感
度が高くなり過ぎて制御が困難になるのを防止できるの
で好ましい。
【0065】本発明の着色感光性組成物は、本発明の顔
料分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を二個以上
有する多官能モノマーと、光重合開始剤とを混合するこ
とによって調製することができる。尚、調製の際には、
樹脂をさらに添加してもよく、前記樹脂としては、顔料
分散組成物に使用可能な前記酸性基を有するポリマーが
好ましい。顔料分散組成物を調製した際に使用した樹脂
と同一の樹脂を用いるのが好ましい。本発明の着色感光
性組成物において、樹脂(特に酸性基を有するポリマ
ー)の含有量としては、全固形分に対し20〜80質量
%程度が好ましい。前記含有量が前記範囲であると塗布
膜の強度を高く維持しつつ、他の素材の能力が発揮され
難くなるのを防止できるので好ましい。
【0066】本発明の着色感光性組成物は、光照射によ
る画像形成に供することができる。前記着色感光性組成
物を用いた着色画像の形成は、基本的に下記(1)〜
(3)の工程により行なうことができる。 (1)前記顔料分散組成物を調製した後、これを用いて
前記着色感光性組成物を調製する工程 (2)得られた着色感光性組成物を基板上に塗布し乾燥
して、又は、別の仮支持体上に塗布し乾燥して形成した
層を基板上に転写して、着色感光性組成物による層を形
成する工程 (3)基板上に形成された着色感光性組成物による層を
露光、現像し、パターンを形成する工程
【0067】前記基板としては、ガラス板や透明プラス
ティック板等の透明材料が一般に用いられる。前記基板
と前記着色感光性組成物との密着力を向上させるため
に、市販の各種シランカップリング剤等を前記着色感光
性組成物に添加するか、あるいはあらかじめ前記基板を
カップリング処理しておいてもよい。
【0068】前記着色感光性組成物の塗布液の前記基板
への塗布は、スピンコータ、ロールコータ、バーコー
タ、カーテンコータ等の公知の塗布手段を用いて行なう
ことができる。
【0069】前記仮支持体上に形成された前記着色感光
性組成物による層を、前記基板上に転写する方法として
は、常圧下又は減圧下でヒートロールラミネータを用い
る方法が好適に挙げられる。
【0070】前記現像の際に使用される現像液の例とし
ては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物又
は炭酸塩、炭酸水素塩、アシモニア水、4級アンモニウ
ム塩の水溶液、等が挙げられる。これらは1種単独で使
用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの
中でも、炭酸ナトリウム水溶液が特に好ましい。
【0071】<カラーフィルタ>本発明のカラーフィル
タは、基板上に色相が相互に異なる2以上のパターン化
された着色層を有するカラーフィルタであって、前記着
色層が本発明の着色感光性組成物からなることを特徴と
する。本発明のカラーフィルタは、着色層が本発明の着
色感光性組成物により形成されているので、鮮明な色調
を有するとともに、高い光透過性を有する。
【0072】本発明のカラーフィルタは、前記(2)及
び(3)の工程を繰り返し行い、複数色(通常はR、
G、Bの3色)のパターンを組み合わせることにより作
製することができる。本発明のカラーフィルタは、転写
法を利用して作製することもできる。転写法を利用した
カラーフィルタの製造方法については、例えば、特開平
4−208940号公報、特開平5−72724号公
報、特開平5−80503号公報、特開平5−1733
20号公報等に詳細が記載され、本発明にも適用するこ
とができる。
【0073】本発明のカラーフィルタには、ガラス等の
透明基板上に直接前記着色層を形成した態様、及び、T
FT等の能動素子が形成された基板上に前記着色層を形
成した態様(カラーフィルタ・オン・アレイ:COAの
態様)等が含まれる。
【0074】本発明のカラーフィルタは、パソコン、ワ
ードプロセッサー、エンジニアリングワークステーショ
ン、ナビゲーションシステム、テレビ、ビデオ等の表示
素子に広く利用できる。
【0075】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。
【0076】[実施例1] (実施例1)顔料及び分散剤に以下のソルトミリング処
理(微細化処理)を施した。青色顔料(BASF社製、
商品名リオゲンブルーL−6700F=PB−15;
6)100g、塩化ナトリウム 1000g、水素化ロ
ジンエステル(荒川化学社製、商品名 エステルガムH
P)20g、分散剤(EFKA社製、商品名EFKA−
745)10g及びポリエチレングリコール40gを、
オーブンニーダー(森山製作所製、商品名S1−1)で
5時間混練した。その混練物を2リットルの温水に投入
し、約70℃でディゾルバーで2時間激しく攪拌した。
その後、得られた分散物をろ過し、フィルター上の残さ
を水洗して、塩化ナトリウム、ポリエチレングリコール
を除去し、約40℃のドライオーブンにて2日間乾燥さ
せた。得られた粉末粒子の平均粒径は76nmであっ
た。
【0077】下記組成の青色の顔料分散組成物を調製し
た。 ソルトミリング処理後の処理粉末 ・・・・・・・・・・・・ 7.0g (青色顔料及び分散剤を含む) ディスパロンDA−725(楠本化成社製) ・・・・・・・ 0.4g メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・・ 15.8g (モル比28/72、重量平均分子量:3万、40%1−メトキシ−2−プロ ピルアセテート溶液) 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・ 57.2g
【0078】上記組成の青色の顔料組成物をモーターミ
ルM−50(アイガー社製)で、直径0.65mmのジ
ルコニアビーズを用い、周速9m/sで9時間分散し、
青色顔料分散組成物を調製した。
【0079】[実施例2]実施例1において、青色顔料
を赤色顔料であるC.I.ピグメントレッド254に代
え、分散剤を下記構造の分散剤1に代えてソルトミリン
グ操作を行った点、及び顔料分散組成物の調製において
ディスパロンDA−725を添加しなかった以外は、実
施例1と同様にして赤色の顔料分散組成物を調製した。
【0080】
【化17】
【0081】[実施例3]実施例1において、青色顔料
を黄色顔料であるC.I.ピグメントイエロー138に
代え、分散剤を前記構造の分散剤1に代えてソルトミリ
ング操作を行った点、及び顔料分散組成物の調製におい
てディスパロンDA−725を添加しなかった点以外
は、実施例1と同様にして黄色の顔料分散組成物を調製
した。
【0082】[実施例4]実施例1において、青色顔料
を緑色顔料であるC.I.ピグメントグリーン36に代
え、分散剤を前記構造の分散剤1に代えてソルトミリン
グ操作を行った点、及び顔料分散組成物の調製において
ディスパロンDA−725を添加しなかった点以外は、
実施例1と同様にして緑色の顔料分散組成物を調製し
た。
【0083】[比較例1]青色顔料及び分散剤に対して
ソルトミング処理を行わなかった以外は、実施例1と同
様にして青色の顔料分散組成物を調製した。 [比較例2]赤色顔料及び分散剤に対してソルトミング
処理を行わなかった以外は、実施例1と同様にして赤色
の顔料分散組成物を調製した。 [比較例3]黄色顔料及び分散剤に対してソルトミング
処理を行わなかった以外は、実施例1と同様にして黄色
の顔料分散組成物を調製した。 [比較例4]緑色顔料及び分散剤に対してソルトミング
処理を行わなかった以外は、実施例1と同様にして緑色
の顔料分散組成物を調製した。
【0084】得られた実施例1〜4及び比較例1〜4の
顔料分散組成物について下記の評価を行なった。 (1)粘度測定:得られた顔料分散組成物の各々につい
て、E型粘度計を用いてその粘度を測定し、増粘の程度
を評価した。結果を表1に示す。
【0085】(2)コントラスト測定:得られた顔料分
散組成物の各々をガラス基板上に厚みが6μmになるよ
うに塗布し、サンプルを作製した。2枚の偏光板の間に
このサンプルを置き、偏光軸が平行のときと垂直のとき
との透過光量を測定し、その比をコントラストとした
(「1990年第7回色彩光学コンファレンス、512
色表示10.4”サイズTFT−LCD用カラーフィル
ター、植木、小関、福永、山中」を参考にした)。結果
を表1に示す。
【0086】次に、得られた実施例1〜4及び比較例1
〜4の顔料分散組成物の各々について、下記の組成の着
色感光性組成物を作製した。 顔料分散組成物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32.4g メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・・・ 9.0g (モル比28/72、重量平均分子量3万、30%1−メトキシ−2−プロピ ルアセテート溶液) ペンタエリスリトールテトラアクリレート ・・・・・・・・ 5.2g 4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)] −2,6−ジ(トリクロロメチル)−5−トリアジン ・・・ 0.2g ハイドロキノンモノメチルエーテル ・・・・・・・・・・ 0.01g 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・・・ 62g 前記混合は、モーターミルM50(アイガー社製)で、
直径0.65mmのジルコニアビーズを用いて、周速9
m/sで9時間行なった。
【0087】得られた着色感光性組成物の各々を、ガラ
ス基板上にスピンコーターを用いて塗布し、100℃で
2分間乾燥させて、約2μmの厚みの膜を形成した。次
いで、窒素気流下、超高圧水銀灯で露光した後、1%炭
酸ナトリウム水溶液で現像した。得られたカラーフィル
タのコントラストを顔料分散組成物のコントラストと同
様にして測定した。結果を表1に示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、分散性および色調に優
れ、特に、カラーフィルタの作製に用いた場合に高い光
透過性を有するカラーフィルタを作製可能な顔料分散組
成物を提供することができる。また、本発明によれば、
鮮明な色調及び高い光透過性を有する画像を形成可能で
あり、特にカラーフィルタの作製に用いた場合に高い光
透過性を有するカラーフィルタを作製可能な着色感光性
組成物を提供することができる。さらに、本発明によれ
ば、鮮明な色調及び高い光透過性を有するカラーフィル
タを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 67/20 C09B 67/20 L 67/46 67/46 G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 5/22 5/22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時に又は個々に微細化処理した顔料及
    び分散剤を、有機溶剤中に分散してなることを特徴とす
    る顔料分散組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、酸性基を有するポリマーを含有
    することを特徴とする請求項1に記載の顔料分散組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記分散剤が下記一般式(I)で表され
    る化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の顔料分散組成物。 【化1】 (一般式(I)中、Aは、X−Yとともにアゾ色素を形
    成しうる成分を表す。Xは、単結合、又は下記構造式で
    表される二価の連結基から選択される基を表す。Yは、
    下記一般式(II)で表される基を表す。) 【化2】 【化3】 (一般式(II)中、Zは、低級アルキレン基を表す。−N
    2は、低級アルキルアミノ基、又は窒素原子を含む5
    乃至6員飽和ヘテロ環を表す。aは、1又は2を表
    す。)
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の顔料分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を二
    個以上有する多官能モノマーと、光重合開始剤とを含有
    することを特徴とする着色感光性組成物。
  5. 【請求項5】 基板上に色相が相互に異なる2以上のパ
    ターン化された着色層を有するカラーフィルタであっ
    て、前記着色層が請求項4に記載の着色感光性組成物か
    らなることを特徴とするカラーフィルタ。
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