JP2003004938A - カラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ

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JP2003004938A
JP2003004938A JP2001187296A JP2001187296A JP2003004938A JP 2003004938 A JP2003004938 A JP 2003004938A JP 2001187296 A JP2001187296 A JP 2001187296A JP 2001187296 A JP2001187296 A JP 2001187296A JP 2003004938 A JP2003004938 A JP 2003004938A
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JP
Japan
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pigment
color filter
yellow
pigment yellow
dispersant
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Application number
JP2001187296A
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English (en)
Inventor
Akihiko Takeda
明彦 竹田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コントラストが高く鮮明な色調を有し、HDT
V(High definition TV)規格を超えるような高い色純
度及び高い光透過率を両立可能であり、同時に着色層の
膜厚を低く抑えた緑色画素を有するカラーフィルタを提
供する。 【解決手段】 基板上に色相が相互に異なる2種以上の
パターン化された着色画素を有するカラーフィルタにお
いて、前記着色画素の少なくとも1種が、緑色顔料と
C.I.ピグメントイエロー180とを含有する緑色画
素であって、かつ前記緑色画素の色度をxy表示系で表
したときのy値が0.60以上であることを特徴とする
カラーフィルタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタに
関し、詳しくは、緑色顔料、C.I.ピグメントイエロ
ー180を含有する緑色画素を有し、高色純度及び高透
過率を両立したカラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子の大画面化及び高精
細化に技術が進み、それらが使用される用途も、ノート
パソコン用ディスプレイからディスクトップパソコン用
モニター、更にはテレビモニターにまで拡大してきてい
る。このような背景の中で、液晶表示素子に使用するカ
ラーフィルタも高色純度が求められるようになってき
た。しかしながら、カラーフィルタを高色純度化するた
めには、カラーフィルタの着色画素に含有される顔料濃
度を高くする必要があるが、顔料濃度を高くすると透過
率が低下し、そのため液晶表示素子の輝度が低下すると
いう問題点がある。また、着色画素に含有される顔料濃
度が増大すると、着色画素における着色層全体の厚みが
厚くなるという問題点もある。
【0003】従来、カラーフィルタの着色画素(通常
は、赤色画素、緑色画素、青色画素)のうち、緑色画素
の着色成分としては、緑色顔料であるC.I.ピグメン
トグリーン36と黄色顔料等とを適当な比率で混合した
ものが使用されてきた。特に、高透過率と高色純度化を
両立させる目的で、黄色顔料としては、透過領域がより
短波長に広がったC.I.ピグメントイエロー138又
はC.I.ピグメントイエロー150が主要着色成分と
して用いられるようになったきた。しかし、TV用途の
主要な色度規格であるHDTV規格を更に上回るような
高色純度の緑色を実現しようとする場合、特に、C.
I.ピグメントイエロー138のような透過領域がより
短波に広がった黄色顔料を使用すると、その着色力が低
いために、顔料を多量に使用する必要がでてくる。その
結果として、透過率が低下し、膜厚が厚くなるという問
題点がある。又、バックライトの輝線の位置とカラーフ
ィルタの透過ピークの位置がずれてしまうことにより、
バックライトの光の利用効率が落ちてしまうという問題
点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、コントラストが高く鮮明な色
調を有し、HDTV(High definition TV)規格を超え
るような高い色純度及び高い光透過率を両立可能であ
り、同時に着色層の膜厚を低く抑えた緑色画素を有する
カラーフィルタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。 <1> 基板上に色相が相互に異なる2種以上のパター
ン化された着色画素を有するカラーフィルタにおいて、
前記着色画素の少なくとも1種が、緑色顔料とC.I.
ピグメントイエロー180とを含有する緑色画素であっ
て、かつ前記緑色画素の色度をxy表示系で表したとき
のy値が0.60以上であることを特徴とするカラーフ
ィルタである。
【0006】<2> 前記y値が0.60〜0.63で
ある前記<1>に記載のカラーフィルタである。
【0007】<3> 前記緑色画素が、緑色顔料、C.
I.ピグメントイエロー180、及び樹脂を含んでなる
顔料分散組成物を含有する前記<1>又は<2>に記載
のカラーフィルタである。
【0008】<4> 前記緑色画素が、緑色顔料、C.
I.ピグメントイエロー180、及び樹脂を含んでなる
顔料分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を2個以
上有する多官能モノマーと、光重合開始剤と、を含有す
る着色感光性組成物からなる前記<1>又は<2>に記
載のカラーフィルタである。
【0009】<5> 前記樹脂が、酸性基を有するポリ
マーである前記<3>又は<4>に記載のカラーフィル
タである。
【0010】<6> 前記酸性基を有するポリマーの酸
価が、60〜130である前記<5>に記載のカラーフ
ィルタである。
【0011】<7> 前記顔料分散組成物が分散剤を含
み、前記分散剤がアゾ色素骨格を有する前記<3>から
<6>のいずれか1項に記載のカラーフィルタである。
【0012】<8> 前記分散剤が、下記一般式(I)
で表される化合物である前記<7>に記載のカラーフィ
ルタである。
【0013】
【化4】
【0014】前記一般式(I)において、Aは、アゾ色
素を形成しうる基を表す。Xは、単結合、又は下記構造
式で表される二価の連結基から選択される基を表す。Y
は、下記一般式(II)で表される基を表す。
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】前記一般式(II)において、Zは、低級アル
キレン基を表す。−NR2は、低級アルキルアミノ基又
は窒素原子を含む、5員又は6員の飽和ヘテロ環を表
す。aは、1又は2を表す。
【0018】<9> 前記着色感光性組成物の膜厚が、
1.0μm〜3.0μmである前記<4>から<8>の
いずれか1項に記載のカラーフィルタである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラーフィルタに
ついて詳細に説明する。本発明のカラーフィルタは、基
板上に色相が相互に異なる2種以上のパターン化された
着色画素を有し、前記着色画素の少なくとも1種が、緑
色顔料とC.I.ピグメントイエロー180とを含有す
る緑色画素であって、かつ前記緑色画素の色度をxy表
示系で表したときのy値が0.60以上であることを特
徴とする。また、前記緑色画素は、緑色顔料、C.I.
ピグメントイエロー180、及び樹脂を含んでなる顔料
分散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を2個以上有
する多官能モノマーと、光重合開始剤と、を含有する着
色感光性組成物からなることを特徴とする。
【0020】<顔料分散組成物>ここでは、本発明のカ
ラーフィルタを構成する着色感光性組成物に含有される
顔料分散組成物について説明する。本発明において、前
記顔料分散組成物は、緑色顔料、C.I.ピグメントイ
エロー180、及び樹脂を含んでなる。
【0021】−緑色画素に含有される顔料− 黄色顔料であるC.I.ピグメントイエロー180は、
本発明のカラーフィルタの緑色画素において必須成分と
して使用され、緑色顔料と併用することにより、緑色画
素における緑色着色剤として用いられる。前記緑色顔料
としては、特にC.I.ピグメントグリーン7、C.
I.ピグメントグリーン36、及びC.I.ピグメント
グリーン37が好適に用いられる。前記C.I.ピグメ
ントイエロー180、前記緑色顔料、及び樹脂を含んだ
顔料分散組成物を用いることにより、膜厚が薄く、かつ
高色純度及び高光透過率を両立した緑色画素を得ること
が可能となる。
【0022】本発明において、前記C.Iピグメントイ
エロー180以外の黄色顔料も併用することは可能だ
が、併用するC.Iピグメントイエロー180以外の黄
色顔料の含有量に対して、C.I.ピグメントイエロー
180の含有量としては、99〜10質量%が好まし
く、90〜50質量%がより好ましい。C.Iピグメン
トイエロー180以外の黄色顔料の割合が多くなると、
カラーフィルタの光透過性が低下することとなる。
【0023】前記C.I.ピグメントイエロー180以
外の併用可能な黄色顔料としては、例えば、C.I.ピ
グメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー1
0、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメ
ントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー20、
C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメント
イエロー55、C.I.ピグメントイエロー60、C.
I.ピグメントイエロー65、C.I.ピグメントイエ
ロー75、C.I.ピグメントイエロー83,C.I.
ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー
87、C.I.ピグメントイエロー90、C.I.ピグ
メントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー9
5、C.I.ピグメントイエロー99、C.I.ピグメ
ントイエロー104、C.I.ピグメントイエロー10
9、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグ
メントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー1
16、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピ
グメントイエロー123、C.I.ピグメントイエロー
125、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.
ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロ
ー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.
I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイ
エロー148、C.Iピグメントイエロー150、C.
I.ピグメントイエロー152、C.Iピグメントイエ
ロー153、C.I.ピグメントイエロー154、C.
I.ピグメントイエロー156、C.I.ピグメントイ
エロー162、C.I.ピグメントイエロー165、
C.I.ピグメントイエロー166、C.I.ピグメン
トイエロー168、C.I.ピグメントイエロー16
9、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグ
メントイエロー182、C.I.ピグメントイエロー1
83、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピ
グメントイエロー191、C.I.ピグメントイエロー
193等が好適に挙げられる。その中でも、C.I.ピ
グメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー
139、C.I.ピグメントイエロー150がより好ま
しい。
【0024】前記黄色顔料(C.I.ピグメントイエロ
ー180及びそれ以外の併用する黄色顔料の合計)に対
して前記緑色顔料の含有量としては、90〜30質量%
であることが好ましく、80〜40質量%であることが
より好ましい。
【0025】−樹脂− 前記顔料分散物に含まれる樹脂としては、酸性基を有す
るポリマーが好ましい。前記樹脂として酸性基を有する
ポリマーを使用すると、立体反発性を付与することがで
き、顔料の分散安定性が向上するとともに、着色感光性
組成物として用いた際のアルカリ現像性が向上するので
好ましい。前記酸性基を有するポリマーとしては、例え
ば、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステル
との共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、及
びスチレン/無水マレイン酸共重合体とアルコール類と
の反応物等が挙げられる。これらは、1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中で
も、顔料分散性に優れ、着色感光性組成物として用いた
際に、多官能モノマー、光重合開始剤との相溶性に優
れ、アルカリ現像液溶解性、有機溶剤溶解性、強度、軟
化温度等が適当であるものが好ましく、具体的には(メ
タ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重
合体(例えば、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共
重合体)が好ましい。
【0026】前記酸性基を有するポリマーの酸価として
は、60〜130であるのが好ましく、90〜120で
あるのがより好ましい。酸価が前記範囲であると、分散
安定性が良好であり、粘度が低く抑えられるので好まし
い。尚、酸価の単位は、前記ポリマー1gを中和するの
に要する水酸化カリウムのミリグラムで表される。ま
た、前記ポリマーの酸価は、ポリマーを構成するモノマ
ーのモル比によって、調整することができる。
【0027】前記酸性基を有するポリマーの重量平均分
子量としては、5000〜200000が好ましい。前
記重量平均分子量が、5000未満であると、着色感光
性組成物として用いた際に、塗布膜の形成上問題がある
ことがあり、200000を超えると、着色感光性組成
物の粘度が高くなることがある。
【0028】顔料分散組成物における前記樹脂の含有量
としては、用いる種類によって、その好ましい範囲も変
動するが、一般的には、前記顔料100質量部に対し、
通常、10〜200質量部が好ましく、20〜150質
量部がより好ましい。前記含有量が前記範囲であると、
立体反発効果が得られるとともに、分散液の粘度過度に
上昇するのを防止できるので好ましい。
【0029】−分散剤− 本発明における顔料分散組成物としては、さらに分散剤
を含有することが好ましい。本発明において用いられる
分散剤としては、顔料骨格を有する化合物が好ましく、
アゾ色素骨格を有する化合物がより好ましい。特に、下
記一般式(I)で表される化合物が好ましい。前記分散
剤を用いると、分散剤の窒素原子により顔料粒子の表面
に分散剤が吸着し、顔料粒子の表面は前記分散剤で覆わ
れた状態になり、顔料粒子同士が互いに吸着するのを抑
制し、顔料同士は凝集し難くなる。その結果、顔料粒子
は微細化した状態のまま均一に分散され、顔料の分散性
が特に良化される。
【0030】
【化7】
【0031】前記一般式(I)において、Aは、アゾ色
素を形成しうる基を表す。前記Aは、ジアゾニウム化合
物とカップリングしてアゾ色素を形成しうる基であれ
ば、任意に選択することができる。以下に、前記Aの具
体例を示すが、本発明はこれらの具体例に何ら限定され
るものではない。
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】前記一般式(I)において、Xは、単結合
(Yが−N=N−に直結していることを意味する。)、
又は下記構造式で表される二価の連結基から選択される
基を表す。
【0035】
【化10】
【0036】前記一般式(I)において、Yは、下記一般
式(II)で表される基を表す。
【0037】
【化11】
【0038】前記一般式(II)において、Zは、低級アル
キレン基を表す。Zは、−(CH2b−と表されるが、
該bは1〜5の整数を表し、好ましくは2又は3を表
す。前記一般式(II)において、−NR2は、低級アルキ
ルアミノ基、又は窒素原子を含む5員又は6員の飽和ヘ
テロ環を表す。該−NR2は、低級アルキルアミノ基を
表す場合、−N(Cn2n+12と表され、nは1〜4の
整数を表し、好ましくは1又は2を表す。一方、該−N
2は、窒素原子を含む5員又は6員の飽和ヘテロ環を
表す場合、下記構造式で表されるヘテロ環が好ましい。
【0039】
【化12】
【0040】前記一般式(II)における、Z及び−NR2
は、それぞれ、低級アルキル基、アルコキシ基を置換基
として有していてもよい。前記一般式(II)において、a
は1又は2を表し、好ましくは2を表す。
【0041】以下に、前記一般式(I)で表される化合物
の具体例(1〜22)を示すが、本発明はこれらの具体
例に何ら限定されるものではない。
【0042】
【化13】
【0043】
【化14】
【0044】
【化15】
【0045】
【化16】
【0046】前記一般式(I)で表される化合物ととも
に、特開2000−239554号公報の第0038欄
〜第0043欄に記載の一般式(III)で表されるアミ
ン化合物、及び/又は一般式(IV)で表されるアミン化
合物を併用するのが好ましい。前記一般式(I)で表さ
れる化合物は、特開2000−239554号公報の第
0033欄〜第0035欄に記載の方法に従って合成す
ることができる。また、前記一般式(I)で表される化
合物としては、市販品を用いてもよく、例えば、アビン
ア社の「ソルスパース 22000」が挙げられる。
【0047】本発明の顔料分散組成物における前記分散
剤の含有量は、用いる分散剤の種類によってその好まし
い範囲も変動するが、一般的に、顔料100質量部に対
し、0.1〜100質量部であるのが好ましく、1〜3
0質量部であるのがより好ましい。前記含有量が前記範
囲であると、顔料分散組成物の粘度が過度に上昇するの
を防止しつつ、カラーフィルター等の作製の際におい
て、色度の調整が容易となるので好ましい。
【0048】−その他の成分− 本発明に係る顔料分散組成物としては、所望により界面
活性剤等の他の成分を含有していてもよい。界面活性剤
を含有していると顔料の分散安定性がより向上するので
好ましい。前記界面活性剤としては、例えば、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代表される
アニオン系界面活性剤、アミン塩に代表されるカチオン
系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型に代表さ
れる両性界面活性剤等が挙げられる。
【0049】−緑色画素以外の着色画素に含有される顔
料− 緑色画素以外の着色画素に使用可能な顔料としては、下
記有機顔料が挙げられる。例えば、黄色顔料、オレンジ
顔料、赤色顔料、バイオレット顔料、青色顔料、緑色顔
料、ブラウン顔料、黒色顔料等が挙げられる。尚、分散
剤がアゾ顔料骨格を有する化合物(例えば、前記一般式
(I)で表される化合物)である場合、組み合わせて使
用する顔料もアゾ色素骨格を有する顔料であるのが好ま
しい。
【0050】前記C.I.ピグメントイエロー180以
外の併用可能な黄色顔料としては、例えば、C.I.ピ
グメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー1
0、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメ
ントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー20、
C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメント
イエロー55、C.I.ピグメントイエロー60、C.
I.ピグメントイエロー65、C.I.ピグメントイエ
ロー75、C.I.ピグメントイエロー83,C.I.
ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー
87、C.I.ピグメントイエロー90、C.I.ピグ
メントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー9
5、C.I.ピグメントイエロー99、C.I.ピグメ
ントイエロー104、C.I.ピグメントイエロー10
9、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグ
メントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー1
16、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピ
グメントイエロー123、C.I.ピグメントイエロー
125、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.
ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロ
ー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.
I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイ
エロー148、C.Iピグメントイエロー150、C.
I.ピグメントイエロー152、C.Iピグメントイエ
ロー153、C.I.ピグメントイエロー154、C.
I.ピグメントイエロー156、C.I.ピグメントイ
エロー162、C.I.ピグメントイエロー165、
C.I.ピグメントイエロー166、C.I.ピグメン
トイエロー168、C.I.ピグメントイエロー16
9、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグ
メントイエロー182、C.I.ピグメントイエロー1
83、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピ
グメントイエロー191、C.I.ピグメントイエロー
193等が好適に挙げられる。
【0051】前記オレンジ顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレ
ンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.
ピグメントオレンジ55、C.I.ピグメントオレンジ
59、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグ
メントオレンジ71等が挙げられる。
【0052】前記赤色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントレッド9、C.I.ピグメントレッド97、
C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメント
レッド123、C.I.ピグメントレッド149、C.
I.ピグメントレッド168、C.I.ピクメントレッ
ド177、C.I.ピグメントレッド180、C.I.
ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッド2
15、C.I.ピグメントレッド216、C.I.ピグ
メントレッド217、C.I.ピグメントレッド22
0、C.I.ピグメントレッド223、C.I.ピグメ
ントレッド224、C.I.ピグメントレッド226、
C.I.ピグメントレッド227、C.I.ピグメント
レッド228、C.I.ピグメントレッド240、C.
I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッ
ド48:1、C.I.ピグメントレッド209、C.
I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッ
ド11、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグ
メントレッド213、C.I.ピグメントレッド27
2、C.I.ピグメントレッド270、C.I.ピグメ
ントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、
C.I.ピグメントレッド254等が挙げられる。
【0053】前記バイオレット顔料としては、例えば、
C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメ
ントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレッ
ト29、C.I.ピグメントバイオレット30、C.
I.ピグメントバイオレット37、C.I.ピクメンド
バイオレット40、C.I.ピグメントバイオレット5
0等が挙げられる。
【0054】前記青色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー1
5:6、C.I.ピグメントブルー22、C、I.ピグ
メントブルー60、C.I.ピグメントブルー64、等
が挙げられる。
【0055】前記緑色顔料としては、例えば、C.I.
ピグメントグリーン7、C.I.ピクメントグリーン3
6、等が挙げられる。前記ブラウン顔料としては、例え
ば、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメ
ントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、
等が挙げられる。前記黒色顔料としては、例えば、C.
I.ピグメントブラック7、等が挙げられる。
【0056】これらの顔料は1種単独で使用してもよい
し、2種以上を併用してもよい。本発明のカラーフィル
タおいては、これらの中でも、赤色画素にはピグメント
レッド254が好ましく、青色画素にはピグメントブル
ー15等が特に好ましい。
【0057】本発明の顔料分散組成物に含有される顔料
の含有量としては、用いる種類によってその好ましい範
囲も変動するが、一般的には、5〜80質量%が好まし
く、10〜70質量%がより好ましい。前記含有量が前
記範囲であると、着色力を高く維持しつつ、粘度が過度
に上昇するのを防止できるので好ましい。
【0058】−顔料分散組成物の調製− 前記顔料分散組成物は、前記顔料、樹脂、及び分散剤
を、溶剤とともにサンドミル等の分散機で分散すること
により、調製することができる。このとき、顔料と分散
剤とを予め混合し微細化処理した後、この混合物を有機
溶剤(又はビヒクル)に分散してもよいし、顔料と分散
剤等を予め別々に微細化処理した後、有機溶剤(又はビ
ヒクル)に分散又は溶解し、得られた分散物や溶液を混
合してもよいし、微細化処理した顔料及び分散剤を有機
溶剤(又はビヒクル)に別々に添加して分散してもよ
い。特に、予め顔料及び分散剤を同時に又は個々に微細
化処理するのが好ましい。ここで、ビヒクルとは、塗料
が液体状態にあるときに顔料を分散させている媒質の部
分をいい、有機溶剤以外に、液状であって前記顔料と結
合して塗膜を固める成分(バインダ樹脂)も含まれる。
【0059】微細化処理された顔料及び分散剤を有機溶
剤に分散させる際に使用する分散機としては、特に制限
はなく、例えば、ニーダー、ロールミル、アトライタ、
スーパーミル、ディゾルバ、ホモミキサー、サンドミル
等の公知の分散機が挙げられる。
【0060】本発明の顔料分散組成物において、前記分
散剤、顔料及び樹脂を分散させる有機溶剤としては、特
に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することが
でき、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等
の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル
及びこれらの酢酸エステル類;酢酸エチル、酢酸n−プ
ロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−
ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘ
キサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン等のアルコール
類、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用しても
よいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、
アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、及びそ
の酢酸エステル類、酢酸エステル類、メチルエチルケト
ン、等が好ましい。
【0061】前記有機溶剤の前記顔料分散組成物におけ
る含有量としては、前記顔料100質量部に対し、通
常、10〜1000質量部であり、20〜500質量部
が好ましい。前記含有量が前記範囲であると、顔料分散
組成物の粘度が過度に上昇するのを防止することがで
き、また、貯蔵時のスペース確保等が困難とならないの
で点で好ましい。
【0062】本発明において、前記顔料、及び前記分散
剤としては、平均粒径が100nm以下のものが好まし
い。前記顔料、及び分散剤の平均粒径をこの範囲とする
には、前記顔料及び分散剤を高速のサンドミル等で長時
間分散することにより、前記顔料及び分散剤を分散する
のと同時に、一次粒子を細かくすることも可能である
が、多大なエネルギーを要すること、および、このよう
な方法で得られた微細な顔料粒子及び分散剤は一般にフ
ロキュレーションと呼ばれる弱い凝集を起こしやすく、
分散体が高粘度でかつチキソトロピックになる傾向があ
り、均一なカラーフィルタの塗膜が得にくいという問題
がある。従って、前記顔料及び分散剤ともに、一次粒子
を微細化した後に、分散を行う方が好ましい。
【0063】前記顔料及び前記分散剤の微細化処理は、
同時に行ってもよいし、個々に行ってもよい。顔料及び
分散剤が共存した状態で同時に微細化処理を行うのが、
製造性がよいので好ましい。前記微細化処理としては、
顔料及び分散剤を機械的に粉砕して粒径を細かくする方
法(磨砕法と呼ぶ)、良溶媒に溶解したものを貧溶媒に
投入して粒径の細かい顔料及び分散剤を析出させる方法
(析出法と呼ぶ)、および合成時に粒径の細かい粒子を
製造する方法(合成析出法と呼ぶ)等が挙げられる。使
用する顔料及び分散剤の合成法や化学的性質等により、
適当な方法を選択して行うことができる。2種以上の方
法を組み合わせて微細化処理を実施してもよい。また、
顔料と分散剤の微細化処理を個々に行う場合は、各々微
細化処理は異なっていてもよい。
【0064】前記磨砕法は顔料及び/又は分散剤をボー
ルミル、サンドミルまたはニーダーなどを用いて、食塩
などの磨砕剤とともに磨砕した後、磨砕剤を除去して、
一次粒子を細かくする方法で、比較的均一な顔料粒子及
び/又は分散粒子が得られる。
【0065】前記析出法は、顔料及び/又は分散剤を適
当な良溶媒に溶解させたのち、貧溶媒と混ぜ合わせて、
微細な結晶粒子を析出させる方法で、溶媒の種類や量、
析出温度、析出速度などにより一次粒子の大きさが制御
できる。使用する溶媒としては、濃硫酸、ポリリン酸、
クロロスルホン酸などの強酸性溶媒または液体アンモニ
ア、ナトリウムメチラートのジメチルホルムアミド溶液
などの塩基性溶媒などが挙げられる。
【0066】前記析出法のうち、特殊な析出法としてロ
イコ法がある。フラバントロン系、ペリノン系、ペリレ
ン系、インダントロン系等の建染染料系顔料は、アルカ
リ性ハイドロサルファイトで還元すると、キノン基がハ
イドロキノンのナトリウム塩(ロイコ化合物)になり水
溶性になる。この水溶液に適当な酸化剤を加えて酸化す
ることにより、微細な顔料及び分散剤を析出させること
ができる。
【0067】前記合成析出法は、顔料及び/又は分散剤
を合成すると同時に微細な結晶粒子として析出させる方
法である。しかし、生成した微細顔料及び/又は微細分
散剤を溶媒中から取り出す場合、粒子が凝集して大きな
二次粒子になっていないと一般的な分離法である濾過が
困難になるため、通常、二次凝集が起きやすい水系で合
成されるアゾ系等の顔料に適用されている。
【0068】前記微細化処理には、前述のいずれの方法
を用いてもよいが、これらの方法のうち比較的材料が限
定されないので磨砕法が好ましい。粉砕法について以下
に詳しく述べる。本法は、顔料及び分散剤を、食塩等の
水溶性の無機塩およびそれを溶解しない水溶性有機溶剤
とともに機械的に混練(以下、この工程をソルトミリン
グと呼ぶ)した後、無機塩と有機溶剤を除去し、水洗
し、乾燥することにより一次粒子の細かな顔料及び分散
剤を得る方法である。ただし、ソルトミリング処理によ
り、顔料及び分散剤が結晶成長する場合があるため、処
理時に上記有機溶剤に少なくとも一部溶解する固形の樹
脂や顔料分散剤を加えて、結晶成長を防ぐ方法が有効で
ある。
【0069】顔料及び分散剤と無機塩の比率は無機塩の
比率が多くなると顔料及び分散剤の微細化効率は良くな
るが、顔料及び分散剤の処理量が少なくなるために生産
性が低下する。一般的には、顔料及び分散剤が1質量部
に対して無機塩が1〜20質量部、好ましくは2〜10
質量部用いるのがよい。また、上記湿潤剤は、顔料及び
分散剤と無機塩とが均一な固まりとなるように加えるも
ので、顔料及び分散剤と無機塩との配合比にもよるが、
通常、顔料の50質量%〜300質量%の量が用いられ
る。
【0070】上記ソルトミリングについてさらに具体的
には、顔料及び分散剤と水溶性の無機塩の混合物に湿潤
剤として少量の水溶性の有機溶剤を加え、ニーダー等で
強く練り込んだ後、この混合物を水中に投入し、ハイス
ピードミキサー等で攪拌しスラリー状とする。次に、こ
のスラリーを濾過、水洗して乾燥することにより、一次
粒子が微細化された顔料及び/又は分散剤を得ることが
できる。
【0071】本発明の顔料分散組成物は、塗料、印刷イ
ンキ等として用いることができる。また、例えば、該顔
料分散組成物を含む塗布液を支持体上に塗布、乾燥して
該顔料分散組成物の層を形成し、あるいは仮支持体上に
形成されたこの顔料分散組成物の層を支持体上に転写
し、その上に公知のポジ型又はネガ型の感光性樹脂組成
物の層を形成し、露光、現像し、次いで未露光の前記感
光性樹脂組成物の層と共に同じ領域の前記顔料分散組成
物の層を除去する方法等により画像形成を行なうことが
できる。また、感光性組成物と混合することにより、光
照射により画像形成可能な着色感光性組成物として画像
形成に供することができる。これについては後述する。
【0072】<着色感光性組成物>本発明のカラーフィ
ルタは、前記顔料分散組成物と、エチレン性不飽和二重
結合を二個以上有する多官能モノマーと、光重合開始剤
と、を含有する着色感光性組成物からなることを特徴と
する。本発明における着色感光性組成物は、前記顔料分
散組成物を含有しているので、色調に優れると共に、顔
料の分散安定性にも優れている。特に、カラーフィルタ
の作製に利用した場合に、鮮明な色調を有しコントラス
トが高く、膜厚が薄く、かつ高色純度及び高透過率を両
立したカラーフィルタを安定的に作製することができ
る。
【0073】−多官能モノマー− 前記エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多官能
モノマーとしては、例えば、特開昭60−258539
号公報に記載されているような公知の(メタ)アクリル
酸エステル、ウレタン(メタ)アクリレート、(メタ)
アクリル酸アミド、アリル化合物、ビニルエステル等が
挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよい。これらの中でも、(メタ)ア
クリル酸エステルが好ましい。
【0074】前記エチレン性不飽和二重結合を有する多
官能モノマーの前記着色感光性組成物における含有量と
しては、全固形分に対し、10〜60質量%が好まし
い。前記含有量が前記範囲であると、露光時における硬
化力を充分に維持しつつ、他の素材の能力が発揮される
のを抑制しないので好ましい。
【0075】−光重合開始剤− 前記光重合開始剤としては、波長が約300〜500n
mに少なくとも約50の分子吸光係数を有する化合物を
少なくとも1種使用するのが好ましく、このような化合
物としては、例えば、特開平2−48664号公報、特
開平1−152449号公報、及び特開平2−1533
53号公報に記載されているような、芳香族ケトン類、
ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、
ポリハロゲン類、等が挙げられる。これらは、1種単独
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これ
らの中でも、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾ
フェノンと2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール2量体の組み合わせ、及び4−[p
−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)-2,6−
ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン]が好まし
い。
【0076】前記光重合開始剤の前記着色感光性組成物
における含有量としては、着色感光性組成物の全固形分
に対し、0.2〜10質量%が好ましい。前記含有量が
前記範囲であると、露光感度を高く維持しつつ、露光感
度が高くなり過ぎて制御が困難になるのを防止できるの
で好ましい。
【0077】前記着色感光性組成物は、前記顔料分散組
成物と、エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多
官能モノマーと、光重合開始剤とを混合することによっ
て調製することができる。尚、調製の際には、樹脂をさ
らに添加してもよく、前記樹脂としては、顔料分散組成
物に使用可能な前記酸性基を有するポリマーが好まし
く、顔料分散組成物を調製した際に使用した樹脂と同一
の樹脂を用いるのがより好ましい。本発明の着色感光性
組成物において、樹脂(特に酸性基を有するポリマー)
の含有量としては、全固形分に対し20〜80質量%程
度が好ましい。前記含有量が前記範囲であると塗布膜の
強度を高く維持しつつ、他の素材の能力が発揮され難く
なるのを防止できるので好ましい。
【0078】前記着色感光性組成物は、光照射による画
像形成に供することができる。前記着色感光性組成物を
用いた着色画像の形成は、基本的に下記(1)〜(3)
の工程により行うことができる。 (1)前記顔料分散組成物を調製した後、これを用いて
前記着色感光性組成物を調製する工程 (2)得られた着色感光性組成物を基板上に塗布し乾燥
して、又は、別の仮支持体上に塗布し乾燥して形成した
層を基板上に転写して、着色感光性組成物による層を形
成する工程 (3)基板上に形成された着色感光性組成物による層を
露光、現像し、パターンを形成する工程
【0079】前記基板としては、ガラス板や透明プラス
ティック板等の透明材料が一般に用いられる。前記基板
と前記着色感光性組成物との密着力を向上させるため
に、市販の各種シランカップリング剤等を前記着色感光
性組成物に添加するか、あるいはあらかじめ前記基板を
カップリング処理しておいてもよい。
【0080】前記着色感光性組成物の塗布液の前記基板
への塗布は、スピンコータ、ロールコータ、バーコー
タ、カーテンコータ等の公知の塗布手段を用いて行うこ
とができる。
【0081】前記仮支持体上に形成された前記着色感光
性組成物による層を、前記基板上に転写する方法として
は、常圧下又は減圧下でヒートロールラミネータを用い
る方法が好適に挙げられる。
【0082】前記現像の際に使用される現像液の例とし
ては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物又
は炭酸塩、炭酸水素塩、アシモニア水、4級アンモニウ
ム塩の水溶液、等が挙げられる。これらは1種単独で使
用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの
中でも、炭酸ナトリウム水溶液が特に好ましい。
【0083】<緑色画素の色度>本発明のカラーフィル
タは、基板上に色相が相互に異なる2種以上のパターン
化された着色画素を有し、前記着色画素の少なくとも1
種が、前述した緑色画素であって、かつ該緑色画素の色
度をxy表示系で表したときのy値が0.60以上であ
ることを特徴とする。そして、該y値としては、0.6
0〜0.63の範囲であることが好ましい。ここで、
「色度をxy表示系で表したときのy値」とは、CIE
1931表色系(XYZ表色系)における三刺激値X,
Y,Zを求め、下記式に当てはめることにより得ること
ができる値である。 x=X/(X+Y+Z) y=Y/(X+Y+Z)
【0084】具体的には、測定装置として、OSP−S
P100(オリンパス社製)を用いて、測定を行うこと
により、色度をxy表示系で表したときのy値を求める
ことができる。
【0085】<カラーフィルタ>本発明のカラーフィル
タは、基板上に色相が相互に異なる2種以上のパターン
化された着色画素を有し、前記着色画素の少なくとも1
種が、前述した緑色画素であって、かつ前記緑色画素の
色度をxy表示系で表したときのy値が0.60以上で
あることを特徴とし、前記緑色画素以外に、一般的には
赤色画素、及び青色画素を有するのが好ましい。
【0086】本発明のカラーフィルタは、前記着色感光
性組成物を用いた着色画像の形成方法における(2)及
び(3)の工程を繰り返し行い、複数色(通常はR、
G、Bの3色)のパターンを組み合わせることにより作
製することができる。本発明のカラーフィルタは、転写
法を利用して作製することもできる。転写法を利用した
カラーフィルタの製造方法については、例えば、特開平
4−208940号公報、特開平5−72724号公
報、特開平5−80503号公報、特開平5−1733
20号公報等に詳細が記載され、本発明のカラーフィル
タにも適用することができる。
【0087】本発明のカラーフィルタには、ガラス等の
透明基板上に直接前記着色層を形成した態様、及び、T
FT等の能動素子が形成された基板上に前記着色層を形
成した態様(カラーフィルタ・オン・アレイ:COAの
態様)等が含まれる。
【0088】本発明のカラーフィルタにおいて、前記着
色感光性組成物による層(着色層)の膜厚としては、
1.0〜3.0μmが好ましく、1.5〜2.7μmが
より好ましい。
【0089】本発明のカラーフィルタは、パソコン、ワ
ードプロセッサー、エンジニアリングワークステーショ
ン、ナビゲーションシステム、テレビ、ビデオ等の表示
素子に広く利用できる。
【0090】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。
【0091】[実施例1]下記組成の黄色の顔料分散組
成物を調製した。 C.I.ピグメントイエロー180 ・・・・・・・・・・・ 6.4g 下記に示す顔料分散剤1 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.6g メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・・ 15.8g (モル比28/72、重量平均分子量:3万、 40%1−メトキシ−2−プロピルアセテート溶液、酸価105) 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・ 57.2g
【0092】前記顔料、及び顔料分散剤1は、下記のソ
ルトミリング処理(微細化処理)を施した後、調製に用
いた。塩化ナトリウム500g、水素化ロジンエステル
(荒川化学社製、商品名 エステルガムHP)5g、
C.I.ピグメントイエロー180 50g、下記顔料
分散剤1 50g、及びポリエチレングリコール 30
0gを、オーブンニーダー(森山製作所製、商品名S1
−1)で5時間混練した。その混練物を2リットルの温
水に投入し、約70℃でディゾルバーで2時間激しく攪
拌した。その後、得られた分散物をろ過し、フィルター
上の残さを水洗して、塩化ナトリウム、ポリエチレング
リコールを除去し、約40℃のドライオーブンにて2日
間乾燥させた。
【0093】
【化17】
【0094】前記組成の黄色の顔料組成物をモーターミ
ルM−50(アイガー社製)で、直径0.65mmのジ
ルコニアビーズを用い、周速9m/sで9時間分散し、
黄色顔料分散組成物を調製した。
【0095】[実施例2]実施例1において、前記顔料
分散剤1を下記顔料分散剤2に代えた以外は、実施例1
と同様にして黄色の顔料分散組成物を調製した。
【0096】
【化18】
【0097】[比較例1]実施例1において、C.I.
ピグメントイエロー180を、C.I.ピグメントイエ
ロー138に代えた以外は、実施例1と同様にして黄色
の顔料分散組成物を調製した。
【0098】[比較例2]実施例1において、ソルトミ
ング処理を施さないこと以外は、実施例1と同様にして
黄色の顔料分散組成物を調製した。
【0099】得られた実施例1〜2及び比較例1〜2の
顔料分散組成物について下記の測定及び評価を行った。
測定結果を表1に示す。 −粘度測定− 得られた顔料分散組成物について、E型粘度計を用いて
その粘度を測定し、増粘の程度を評価した。
【0100】−コントラスト測定− 得られた顔料分散組成物をガラス基板上に厚みが6μm
になるように塗布し、サンプルを作製した。2枚の偏光
板の間にこのサンプルを置き、偏光軸が平行のときと垂
直のときとの透過光量を測定し、その比をコントラスト
とした(「1990年第7回色彩光学コンファレンス、
512色表示10.4”サイズTFT−LCD用カラー
フィルター、植木、小関、福永、山中」を参考にし
た)。
【0101】
【表1】
【0102】表1の結果から、実施例の顔料分散組成物
は、粘度が低く、分散安定性に優れているとともに、高
いコントラストが得られることがわかった。
【0103】尚、実施例1において、メタクリル酸/メ
タクリル酸ベンジル共重合体として、酸価50の共重合
体(メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体のモ
ル比が14/86)を使用した以外は、同様にして顔料
分散組成物を調製したところ、粘度が実施例1よりも若
干高くなり、分散性が劣っていた。同様に、実施例1に
おいて、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体
として、酸価145の共重合体(メタクリル酸/メタク
リル酸ベンジル共重合体のモル比が37/63)を使用
した以外は、同様にして顔料分散組成物を調製したとこ
ろ、粘度が実施例7よりも若干高くなり、分散性が劣っ
ていた。
【0104】[実施例3]下記組成を混合し、カラーフ
ィルター作製用の着色感光性組成物を調製した。 実施例1の黄色の顔料分散組成物 ・・・・・・・・・・・ 6.5g C.I.ピグメントグリーン36分散液 ・・・・・・・ 11.5g (富士フイルムオーリン(株)製、GT−2) メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 ・・・・・ 9.0g (モル比28/72、重量平均分子量3万、 30%1−メトキシ−2−プロピルアセテート溶液) ペンタエリスリトールテトラアクリレート ・・・・・・・ 5.2g 4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)] −2,6−ジ(トリクロロメチル)−5−トリアジン ・・ 0.2g ハイドロキノンモノメチルエーテル ・・・・・・・・・・0.01g 1−メトキシ−2−プロピルアセテート ・・・・・・・・・ 62g
【0105】得られたカラーフィルタ作製用の着色感光
性組成物について、下記のようにしてカラーフィルタを
作製した。
【0106】即ち、ガラス基板上に前記カラーフィルタ
作製用の着色感光性組成物を、スピンコーターを用いて
塗布し、100℃で2分間乾燥させて、約2μmの厚み
の膜を形成した。次いで、窒素気流下、超高圧水銀灯で
露光した後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現像した。得
られたカラーフィルタについて、反射率及び色度を下記
方法により測定した。測定結果を表2に表す。
【0107】−反射率及び色度の測定− カラーフィルタの反射率及び色度は、OSP−SP10
0(オリンパス社製)を用いて測定した。測定値のY
は、CIE1931表色系(XYZ表色系)に基づく3
刺激値X,Y,Zのうち、視覚反射率を表す値(明度と
相関する値)である。x及びyは、3刺激値X,Y,Z
から前述した式を用いて算出した値(色度座標を表す
値)である。
【0108】[実施例4]実施例3において、実施例1
の黄色の顔料分散組成物を、実施例2の黄色の顔料分散
組成物に代えた以外は、実施例3と同様にして着色感光
性組成物を調製し、実施例3と同様にして評価した。
【0109】[比較例3]実施例3において、実施例1
の黄色の顔料分散組成物6.5gを、比較例1の黄色の
顔料分散組成物16.2gに代え、C.I.ピグメント
グリーン36分散液11.5gを7.2gに代えた以外
は、実施例3と同様にして着色感光性組成物を調製し、
実施例3と同様にして評価した。
【0110】[比較例4]実施例3において、実施例1
の黄色の顔料分散組成物を、比較例2の黄色の顔料分散
組成物に代えた以外は、実施例3と同様にして着色感光
性組成物を調製し、実施例3と同様にして評価した。
【0111】
【表2】
【0112】表2の結果から、C.I.ピグメントイエ
ロー180の添加により、反射率を表すY値が大きく、
カラーフィルタの色純度が高く光透過率にも優れている
ことが確認された。また、実施例と比較例のy値が同じ
値を示す場合には(y=0.620)、着色感光性組成
物膜の膜厚は、比較例に比べて実施例の方が薄いことが
確認された。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、コントラストが高く鮮
明な色調を有し、HDTV(High definition TV)規格
を超えるような高い色純度及び高い光透過率を両立可能
であり、同時に着色層の膜厚を低く抑えた緑色画素を有
するカラーフィルタを提供することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に色相が相互に異なる2種以上の
    パターン化された着色画素を有するカラーフィルタにお
    いて、 前記着色画素の少なくとも1種が、緑色顔料とC.I.
    ピグメントイエロー180とを含有する緑色画素であっ
    て、かつ前記緑色画素の色度をxy表示系で表したとき
    のy値が0.60以上であることを特徴とするカラーフ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 前記y値が0.60〜0.63である請
    求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記緑色画素が、緑色顔料、C.I.ピ
    グメントイエロー180、及び樹脂を含んでなる顔料分
    散組成物を含有する請求項1又は2に記載のカラーフィ
    ルタ。
  4. 【請求項4】 前記緑色画素が、緑色顔料、C.I.ピ
    グメントイエロー180、及び樹脂を含んでなる顔料分
    散組成物と、エチレン性不飽和二重結合を2個以上有す
    る多官能モノマーと、光重合開始剤と、を含有する着色
    感光性組成物からなる請求項1又は2に記載のカラーフ
    ィルタ。
  5. 【請求項5】 前記樹脂が、酸性基を有するポリマーで
    ある請求項3又は4に記載のカラーフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記酸性基を有するポリマーの酸価が、
    60〜130である請求項5に記載のカラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記顔料分散組成物が分散剤を含み、前
    記分散剤がアゾ色素骨格を有する請求項3から6のいず
    れか1項に記載のカラーフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記分散剤が、下記一般式(I)で表さ
    れる化合物である請求項7に記載のカラーフィルタ。 【化1】 前記一般式(I)において、Aは、アゾ色素を形成しう
    る基を表す。Xは、単結合、又は下記構造式で表される
    二価の連結基から選択される基を表す。Yは、下記一般
    式(II)で表される基を表す。 【化2】 【化3】 前記一般式(II)において、Zは、低級アルキレン基を表
    す。−NR2は、低級アルキルアミノ基又は窒素原子を
    含む、5員又は6員の飽和ヘテロ環を表す。aは、1又
    は2を表す。
  9. 【請求項9】 前記着色感光性組成物の膜厚が、1.0
    μm〜3.0μmである請求項4から8のいずれか1項
    に記載のカラーフィルタ。
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