JP2003222116A - セルフタッピングボルト - Google Patents

セルフタッピングボルト

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JP2003222116A
JP2003222116A JP2002022692A JP2002022692A JP2003222116A JP 2003222116 A JP2003222116 A JP 2003222116A JP 2002022692 A JP2002022692 A JP 2002022692A JP 2002022692 A JP2002022692 A JP 2002022692A JP 2003222116 A JP2003222116 A JP 2003222116A
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tapping bolt
tapping
screw
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Satoshi Takahashi
聡 高橋
Hideaki Miyashita
英明 宮下
Manabu Naoi
学 直井
Takemi Matsumoto
健巳 松本
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Honda Motor Co Ltd
Meira Corp
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Honda Motor Co Ltd
Meira Corp
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    • F16B35/048Specially-shaped necks
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    • Y10T408/89Tool or Tool with support
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、締め付け、緩めを繰り返して行う
ことが可能な切削タイプのセルフタッピングボルトを提
供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、下穴に雌ネジを切削形成しな
がら、被締結材と締結材とを締結するセルフタッピング
ボルト1において、ネジ部4の先端付近の外周に少なく
とも1本の切欠部5が形成されており、ボルト1螺入時
の回転方向を前向きとして、前記切欠部5の後端面5a
にのみ下穴内周面に雌ネジを形成するための刃部が形成
されていることを特徴とするセルフタッピングボルト1
を提供する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフタッピング
ボルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】締結材の下穴に雌ネジを形成しながら、
被締結材の締結を行うセルフタッピングボルトは、雌ネ
ジ形成加工を省略できることから、コストの削減を目的
に、自動車部品の締結時にしばしば用いられる。
【0003】ここで、図6に、セルフタッピングボルト
により被締結材と締結材とを締結した様子を示した。セ
ルフタッピングボルト200は、被締結材201の通し
穴201aに挿通され、締結材202の下穴202aに
至る。この状態において、セルフタッピングボルト20
0の頭部200aに回転トルクを加えると、セルフタッ
ピングボルト200の切削部200dが、締結材202
の下穴202aの内周面を切削して雌ネジを形成すると
共に、セルフタッピングボルト200は、締結材202
の下穴202aに螺入されていく。やがて、セルフタッ
ピングボルト200の座面が、被締結材201と接触し
て、締結力を発揮し、セルフタッピングボルト200に
より、被締結材201と締結材202が締結される。
【0004】ところで、セルフタッピングボルトは、雌
ネジ形成方法から大きく切削タイプと転造タイプの2種
類に分類される。切削タイプは、雌ネジを切削により形
成するタイプであり、転造タイプは、雌ネジを転造によ
り形成するタイプである。
【0005】転造タイプのセルフタッピングボルトは、
セルフタッピングボルトに設けられた雌ネジ形成部によ
り、下穴の表面付近を塑性変形させて雌ネジを形成する
ので、形成された雌ネジのネジ山に応力が残留する。こ
の残留応力は、耐クリープ強度が低い被締結材(マグネ
シウム合金等)をセルフタッピングボルトを用いて締結
する際に特に問題となる。このような材料では、雌ネジ
形成時に締結材に残留する残留応力及び、前記被締結材
のボルト座面に掛かる圧縮力により、両部材(締結材及
び被締結材)にクリープが発生し、徐々にボルトの締結
力が減少していくという問題がある。
【0006】また、このような材料においては、被締結
材の熱膨張率の方がボルトのそれよりも一般に大きいた
めに、高温環境と常温環境とに交互に曝されるようなエ
ンジン等の部材では、特に、クリープによる締結力の減
少が問題となる。つまり、高温環境において、被締結材
は熱膨張するが、その熱膨張は、ボルト座面により制限
されてしまうことにより、被締結材には、ボルト座面か
ら圧縮応力が掛かり、高温環境と相俟って、被締結材で
はクリープが進行する。次に、これらの部材が常温に戻
ると、被締結材はクリープを残したまま収縮するので、
ボルト座面から被締結材に及んでいた締結力は、高温環
境に曝される前よりも減少してしまう。
【0007】一方、切削タイプのセルフタッピングボル
トは、部材を切削しながら締結材の下穴に雌ネジを形成
するので、形成されたネジ山に残留する応力は少ない。
そのため、高温環境下において、雌ネジのネジ山に生じ
るクリープを低減することができるために、部材を常温
に戻したときに生じる締結力の減少(ボルトの緩み)
を、転造タイプのセルフタッピングボルトよりも小さく
抑えることが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の切削タ
イプのセルフタッピングボルトは、一度締結したボルト
を緩める場合にも、再び雌ネジを切削してしまうという
問題点があった。従来の切削タイプのセルフタッピング
ボルトの代表的な例を図7に示す。
【0009】図7(a),(b)に示したセルフタッピ
ングボルトは、ネジ部の円形断面の1/4が切欠され切
欠部101が形成されている。図中に示した矢印は、セ
ルフタッピングボルト100を螺入する際の回転方向を
示している。このセルフタッピングボルト100を螺入
すると、切欠部101の端面101aが、締結材の下穴
表面を切削して雌ネジを形成する。また、このセルフタ
ッピングボルト100を緩める際にも、切欠部101の
端面101bが、既に形成されている雌ネジを再切削し
てしまう。
【0010】また、図7(c),(d)に示したセルフ
タッピングボルト110は、ネジ部円周面に等間隔に3
本の切欠部111,111,111が形成されている。
このセルフタッピングボルト110を緩める際にも、切
欠部111の端面111bにより、既に形成されている
雌ネジが再切削されてしまう。そのため、従来の切削タ
イプのセルフタッピングボルト100,110では、緩
める度に雌ネジのネジ山が痩せ、雌ネジのネジ山の寸法
精度が低下し、徐々に締結力が減少し、繰り返し使用に
耐えないという問題点があった。
【0011】このような問題点に鑑み本発明は、締め付
け、緩めを繰り返して行うことが可能な切削タイプのセ
ルフタッピングボルトを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために本発明は以下のように構成した。請求項1に記載
の発明は、下穴に雌ネジを切削形成しながら、被締結材
と締結材とを締結するセルフタッピングボルトにおい
て、ネジ部先端付近の外周に少なくとも1本の溝が形成
されており、ボルト螺入時の回転方向を前向きとして、
前記溝の後端面にのみ下穴内周面に雌ネジを形成するた
めの刃部が形成されていることを特徴とするセルフタッ
ピングボルトである。請求項1に記載の発明によれば、
溝の後端面にのみ刃部が形成されているので、セルフタ
ッピングボルトを締め付ける際にのみ締結材の下穴に雌
ネジを形成し、緩める際に、雌ネジを再切削することが
ない。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記溝の前端面
とこの前端面におけるネジ部の接線とのなす角度θ
Fと、前記溝の後端面とこの後端面におけるネジ部の接
線とのなす角度θBとしたときに、90°<θF<180
°且つ60°≦θB≦90°であることを特徴とする請
求項1に記載のセルフタッピングボルトである。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、ネジ部先
端付近の外周面にボルトの軸方向に沿って形成された溝
の後端面は、後端面におけるネジ部の接線に対して角度
θB(60°≦θB≦90°)をなしており、刃部が形成
されているので、このセルフタッピングボルト(以下、
単に「ボルト」とも言う。)を締結材の下穴に螺入する
際に、下穴の内周面を切削して雌ネジを形成する。
【0015】また、前記溝の前端面は前端面におけるネ
ジ部の接線に対して斜めに設けられており(90°<θ
F<180°)、刃部が形成されていないので、ボルト
を緩める際に、溝の前端面が、既に形成されている雌ネ
ジのネジ山を再切削することがない。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記セルフタッ
ピングボルトの軸を中心として前記溝の最深部を結ぶ円
の直径dが、ネジ谷径×0.9 ≦ d ≦ 下穴径
であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
セルフタッピングボルトである。請求項3に記載の発明
によれば、溝は、溝の最深部を結ぶ円の直径dが ネジ
谷径×0.9 ≦ d ≦ 下穴径 という関係を満た
すように形成される。溝の最深部を結ぶ円の直径dはネ
ジ谷径×0.9以上とされるので、雌ネジとの嵌合面積
を減らさないようにして、ボルトの剪断強度を確保す
る。また、溝の最深部を結ぶ円の直径dは下穴径以下と
されるので、締結材の下穴に、確実に雌ネジを形成する
ことができる。
【0017】このように、請求項1から請求項3に記載
のセルフタッピングボルトは、ボルトを締める際にのみ
締結材を切削して雌ネジのネジ山を形成するので、ボル
トの締め、緩めを繰り返し行った際にネジ山の寸法精度
を長期に渡り確保することが可能となり締結力の低下を
小さくすることが可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明は、前記前端面が前
記セルフタッピングボルトの半径方向外側に凸となった
アール状に形成されていることを特徴とする請求項1か
ら請求項3のいずれか一項に記載のセルフタッピングボ
ルトである。請求項4に記載の発明によれば、前端面を
セルフタッピングボルトの半径方向外側に凸となったア
ール状に形成した。これにより、前端面はボルトの外周
面と滑らかに接続し、前記したθFを限りなく180°
に近づけることが可能となるので、ボルトを緩める際
に、雌ネジを傷つける可能性を小さくすることが可能と
なる。
【0019】請求項5に記載の発明は、前記セルフタッ
ピングボルトの頭部とネジ部との間の首下部の軸径を雄
ネジの谷径よりも小さくした細首下を設けたことを特徴
とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のセ
ルフタッピングボルトである。請求項5に記載の発明で
は、首下部の軸径を小さくして細首下とすることで、首
下部のばねレートを小さくした。これにより、高温環境
下で被締結材が熱膨張した場合であっても、細首下のば
ねレートが小さいので、細首下が軸方向に伸張し、被締
結材の熱膨張を吸収する。よって、ボルト座面より被締
結材に掛かる応力が減少することで被締結材のクリープ
が低減される。よって、常温に戻した際に、被締結材の
クリープに由来する締結力の低下(ボルトの緩み)が抑
制される。
【0020】請求項6に記載の発明は、前記セルフタッ
ピングボルトの前記細首下が、ボルト頭部方向に向かう
につれてテーパ状に拡径し、ボルト頭部直下で被締結材
の通し穴に嵌合される軸径となることを特徴とする請求
項5記載のセルフタッピングボルトである。
【0021】請求項5に記載の発明では、首下部の軸径
を細くして細首下を形成した。そのため、被締結材のボ
ルトを通す通し穴とボルトの細首下との間に従来よりも
広い隙間が生じることになる。セルフタッピングボルト
は、締結材の下穴に雌ネジを切りながら締結を行うもの
であるので、大きな回転トルクでボルトを締め付けなけ
ればならず、時にはこの大きな回転トルクがボルトを細
首下から斜めに首を振らせてしまう可能性もある。
【0022】請求項6に記載の発明においては、細首下
が、ボルト頭部方向に向かうにつれて徐々に拡径し、ボ
ルト頭部直下において、被締結材の通し穴と略等しい軸
径となるので、例え、回転トルクにより、細首下が曲が
ったとしても、ボルトを締結していくに従い、通し穴の
縁部と細首下の拡径した部分が接触することにより、ボ
ルトの軸心が、締結材の下穴及び被締結材の通し穴の中
心へと矯正されることになる。
【0023】請求項7に記載の発明は、前記セルフタッ
ピングボルトのネジ部先端から締結材の下穴に嵌合する
案内棒が延出していることを特徴とする請求項1から請
求項6のいずれか一項に記載のセルフタッピングボルト
である。請求項7に記載の発明によれば、ボルトのネジ
部先端から締結材の下穴に嵌合する案内棒が延出してい
るので、締結材の下穴に斜めに雌ネジを形成してしまう
ことがない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を適宜
図面を用いて説明するが、本発明は、この実施の形態の
記載にのみ限定されるものではなく、本発明の技術的思
想を具現化する種々の変更が可能である。
【0025】図1に、本発明のセルフタッピングボルト
の第1の実施形態を示した。図1(a)は、本発明のセ
ルフタッピングボルトの側面図であり、図1(b)はセ
ルフタッピングボルトの斜視図であり、図1(c)はネ
ジ部先端方向から見た時の正面図であり、図1(d)は
図1(c)における切欠部付近の要部拡大図である。セ
ルフタッピングボルト1は、スパナ等の工具によりボル
ト1に回転トルクを付与するための六角柱状の頭部2、
頭部2に加えられた回転トルクにより、切欠部5により
切削された雌ネジと噛合って締結力を発揮するネジ部
4、頭部2とネジ部4とを連結する首下部3、ネジ部4
の先端付近が軸方向に所定長さに渡って切欠かれ、ボル
ト1の螺入とともに、締結材の下穴に雌ネジを切削形成
するために、ボルト1の外周に120°間隔で3箇所に
設けられた切欠部5とからなる。
【0026】本実施の形態においては、切欠部5は、断
面が楔形に切欠かれており、刃部が形成された起立面5
aと斜設面5bとから構成されている(図1(c))。
この切欠部5は、ネジ部4を楔形に切削加工することに
より形成される。尚、特許請求の範囲で言うところの
「溝」が「切欠部5」に、「前端面」が「斜設面5b」
に、「後端面」が「起立面5a」にそれぞれ相当する。
【0027】起立面5aは、ボルト1の螺入に伴い、締
結材の下穴を切削し雌ネジを形成する。起立面5aは、
下穴の内周面に対して略直角に立設しており、締結材の
下穴に雌ネジを形成するための刃部が形成されている。
図1(d)に示すように、起立面5aは、起立面5aと
ボルト1の外周面とが交わる点におけるボルト1の接線
SBに対してθBの角度を有している。この角度θBは、
60°≦θB≦90°であることが望ましい。θBが、9
0°より大きくなると、起立面5aが接線SBに対して
斜めになりすぎてしまい、ボルト1を螺入する際に雌ネ
ジを切削形成する能力が小さくなってしまうために望ま
しくない。また、θBが60°未満であると、起立面5
aが、過度にオーバーハング状態となるために、雌ネジ
の切削中に、起立面5aの先端部が締結材との干渉によ
り丸くなってしまい、徐々に雌ネジを切削形成する能力
が失われるために望ましくない。
【0028】斜設面5bは、下穴の内周面に対して斜め
になるように設けられており、下穴に雌ネジを形成する
ための刃部が形成されていない。図1(d)に示すよう
に、斜設面5bは、斜設面5bとボルト1の外周面とが
交わる点におけるボルト1の接線SFに対してθFの角
度を有している。この角度θFは90°<θF<180°
であることが望ましい。斜設面5bには刃部が設けられ
ていないので、ボルト1を緩める際に、起立面5aが形
成した雌ネジを再切削することがない。θFが90°以
下となると、傾斜面5bが立ち過ぎてしまい、ボルト1
を緩める際に雌ネジを傷つけることもあるので望ましく
ない。θFは、120°≦θF<180°であればより望
ましく、180°に近ければ近いほど、ボルト1を緩め
る際の雌ネジの傷つけを抑制することができる。ただ、
斜設面5bを形成する際の容易さを考慮すると、θF
135°≦θF<150°であることが望ましい。ま
た、斜設面5bとネジ部4の外周の交わる点において、
斜設面5bを曲面状に加工し、アールをつければ、ボル
ト1を緩める際に、雌ネジを傷つける可能性をより一層
低減することが可能となる(図2(a))。
【0029】また、切欠部5は、3個の切欠部5の最深
部を結ぶ円の直径dが、ネジ谷径×0.9 ≦ d ≦
下穴径、という関係を満たすような深さとすることが
望ましい。dがネジ谷径×0.9未満であると、切欠部
5が深すぎて、ボルト1の有効断面積が減少してしま
い、ボルト1の剪断強度が低下してしまうために望まし
くない。また、dが下穴径よりも大きくなると、切欠部
5が浅すぎてしまい、下穴の内周面に雌ネジを形成する
ことが難しくなるために望ましくない。
【0030】このように、本発明のセルフタッピングボ
ルト1は、ボルト1を締め付ける際にのみ、起立面5a
が下穴に雌ネジを形成し、緩める際には斜設面5bが雌
ネジを再切削することが無いので、長期に渡り雌ネジの
ネジ山の寸法精度を保つことができ、ボルト1の締め、
緩めを繰り返したとしても締結力が低下することを防ぐ
ことができる。
【0031】本実施の形態では、溝として、断面が楔形
に切欠かれた切欠部5を用いているが、溝は、ボルト1
を螺入する際にのみ締結材の下穴に雌ネジを形成するよ
うに、後端面にのみ刃部が設けられ、ボルト1を緩める
際には、形成されている雌ネジが再切削されないよう
に、前端面には刃部が設けられていない形状であれば、
断面が楔形に限定されることはない。例えば、図2
(a)に示すように、溝21の前端面にボルト1の半径
方向外側に凸であるアールが形成されており、前端面に
沿ってボルト1の外周面に向かうにつれて、前端面の接
線とボルト1の外周面の接線との成す角度が連続的に大
きくなっていくような溝21を設けても構わない。この
ような形状の溝21を設けることにより、θFを180
°に限りなく近づけることができ、ボルト1を緩める際
に、前端面が形成された雌ネジを傷つける可能性を低減
することが可能となる。また、図2(b)に示すよう
に、溝21の底部が平面状となった溝21であっても構
わない。
【0032】尚、溝21の前端面と接線SFとの成す角
度θFの好適な範囲は、前記した傾斜面5bの場合と同
様であり、後端面と接線SBとの成す角度θBの好適な
範囲は、前記した起立面5aの場合と同様である。
【0033】また、ネジ部4に設けられる溝21の個数
も3本には限定されることは無く、少なくとも1本であ
れば、本発明の効果が得られる。2本以上の溝21を設
ける際は、ボルトの軸に対して点対称となる配置に設け
ることが望ましい。ただ、溝21の数が多すぎると、ボ
ルトのネジ部と締結材との接触面積が小さくなるため、
締結力が弱くなるので望ましくない。溝21の設置個数
を決定するには、雌ネジの切削能力とネジ部と締結材と
の接触面積を勘案して個々の場合について最適な個数を
決定することが望ましい。また、溝21の配置はボルト
の軸に対して点対称とすれば、タッピングを行う際の安
定性が向上するので望ましい。
【0034】図3に、本発明のセルフタッピングボルト
の第2の実施形態を示した。図3(a)は本実施の形態
のセルフタッピングボルトの側面図を、図3(b)は斜
視図を、図3(c)は、本実施の形態のセルフタッピン
グボルトにより、被締結材と締結材とを締結している様
子を示した断面図である。
【0035】第1の実施形態のボルト1においては、首
下部3の軸径はネジ部4の外径と略等しく形成されてい
たが(図1)、本実施の形態のセルフタッピンブボルト
10においては、図3(a〜c)に示したように、頭部
2とネジ部4との間の首下部の軸径を雄ネジの谷径より
も小さくした細首下6を設けている。また、頭部2の直
下に被締結材の通し穴11と略同径の段付き部7を設け
ている。
【0036】本実施の形態においては、このように、首
下部の軸径を細くして細首下6としたので、首下部のば
ねレートが第1の実施形態のボルト1よりも小さくな
り、首下部がボルト10の軸方向に伸縮しやすくなっ
た。よって、特に、高温環境下において、被締結材が熱
膨張したとしても、細首下6のばねレートが小さいため
に、細首下6が軸方向に伸張することにより、被締結材
の膨張をある程度吸収することが可能となるために、座
面より被締結材に掛かる応力が減少し、被締結材のクリ
ープが抑制される。よって、部材を常温に戻したとき
に、被締結材のクリープに由来する締結力の減少を抑制
することが可能となる。
【0037】細首下6の軸径は、高温環境下で、被締結
材の膨張に追随して伸張し、被締結材のクリープを抑制
できれば特に制限はない。また、細首下6の軸径を細く
した場合には、ボルト10自体の材料強度を上げること
で、ボルト10の塑性変形を抑制し、高温から常温に戻
った際の軸力低下を防ぐことができる。段付き部7は、
被締結材に設けられた通し穴11に確実にボルト10が
挿入されるように設けられる部材である。本実施の形態
のボルト10においては、首下部の軸径を細くしたの
で、ボルト10の螺入時に、加えられる回転トルクによ
り細首下6の軸が曲がりやすくなった。このような場合
であっても、段付き部7を設けることで、被締結材に設
けられた通し穴11に確実にボルト10を挿入すること
ができる(図3(c))。
【0038】図4に本発明のセルフタッピングボルトの
第3の実施形態を示した。図4(a)は本実施の形態の
セルフタッピングボルトの側面図を、図4(b)は斜視
図であり、図4(c)は、細首下が曲がったセルフタッ
ピングボルトが拡径部の存在により軸が中心に矯正され
ながら螺入されている途中の状態を示す模式図であり、
図4(d)は、細首下が曲がったセルフタッピングボル
トが正しく被締結材の通し穴に嵌合した様子を示す模式
図である。
【0039】第3の実施形態のボルト20は、首下部の
軸径を細くして細首下6とした点は、第2の実施形態と
同様であるが、この細首下6が、ボルト20の頭部方向
に向かうに従いテーパ状に拡径した拡径部8を有する点
が異なっている。
【0040】第2の実施形態でも記載したが、ボルト2
0の首下部の軸径を細くすることにより、ボルト20の
螺入時に加えられる回転トルクにより、首下部の軸が曲
がってしまうという問題が発生しうる。そこで、第3の
実施形態においては、細首下6に拡径部8を設けること
により、例え、ボルト20の螺入時に、首下部の軸が曲
がったとしても、螺入を続けていくと、被締結材の通し
穴11と拡径部8とがやがて接触し(図4(c))、テ
ーパ状の拡径部8は通し穴11に案内されながら螺入さ
れるので、首下部の軸は、やがて方向が矯正され、締め
付け終了時には、通し穴11の中心軸と首下部の軸とが
一致して正しく締結が行われる(図4(d))。
【0041】拡径部8により軸が曲がった細首下6が矯
正されながら螺入されていく状態を図4(c)に示し
た。このように、細首下6が多少曲がったとしても、ボ
ルト20の螺入を続行することで、拡径部8が被締結材
の通し穴11と干渉することにより、細首下6の軸が徐
々に矯正され、締めが終了する際には、細首下6の軸
は、通し穴11の中心軸と一致する(図4(d))。
【0042】図5に本発明のセルフタッピングボルトの
第4の実施形態を示した。図5(a)は、第4実施形態
のセルフタッピングボルトの側面図であり、図5(b)
は第4実施形態のセルフタッピングボルトの斜視図であ
り、図5(c)は、第4実施形態のセルフタッピングボ
ルトの案内棒を締結材の下穴に嵌合した様子を示す模式
図である。
【0043】第4の実施形態のセルフタッピングボルト
30は、ボルト30のネジ部4先端に、ほぼ締結材の下
穴と同径の案内棒9が設置されている以外は第2の実施
形態と同様である。この案内棒9は、本ボルト30によ
り締結材と被締結材とを締結する際に、締結材の下穴に
嵌合する。この案内棒9の径は、下穴の径とほぼ等しく
形成されているので、ボルト30は、締結材の下穴にほ
ぼ垂直に立設される(図5(c))。これにより、ボル
ト30に力を加え、下穴に雌ネジを形成する際に、雌ネ
ジが斜めに形成されることを防ぐことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は前記のように構成したので次の
ような顕著な効果を奏する。本発明のセルフタッピング
ボルトは、螺入する際にだけ、溝の後端面が締結材の下
穴に雌ネジを切削形成し、緩める際に溝の前端面が雌ネ
ジを再切削しないように構成されているので、セルフタ
ッピングボルトの締め、緩めを繰り返したとしても、雌
ネジのネジ山の寸法精度が長期に渡り保たれる。よっ
て、被締結材と締結材との間の締結力が長期に渡り一定
の水準に保たれる(請求項1〜3)。
【0045】本発明のセルフタッピングボルトは、前端
面をセルフタッピングボルトの半径方向外側に凸となっ
たアール状に形成しているので、前端面とボルトの外周
面とが滑らかに接続し、θFを限りなく180°に近づ
けることが可能となるので、ボルトを緩める際に、雌ネ
ジを傷つける可能性を小さくすることが可能となる(請
求項4)。
【0046】本発明のセルフタッピングボルトは、頭部
とネジ部との間の軸径を雄ネジの谷径よりも細くした細
首下を設けた。これにより、細首下のばねレートが小さ
くなり、高温環境下において、被締結材が熱膨張したと
しても、細首下が伸張することにより、被締結材の熱膨
張をある程度吸収するので、被締結材のクリープを抑制
することが可能となる。よって、部材を常温に戻したと
きに、被締結材のクリープによる締結力の低下(ボルト
の緩み)を抑制することが可能となる(請求項5)。
【0047】前記細首下をボルトの頭部に向かうにつれ
てテーパ状に拡径して、ボルト頭部直下で被締結材の通
し穴とほぼ等しい径とするので、例え、締め付けの際
に、細首下の軸が曲がったとしても、ボルトの締付けを
行うにつれて、前記テーパ状部の存在によりボルトの軸
が案内され、ボルトの締めが完了する際には細首下の軸
は被締結材の通し穴の中心軸と一致するように矯正され
る(請求項6)。
【0048】セルフタッピングボルトのネジ部の先端
に、締結材の下穴に嵌合する案内棒が延出しているの
で、セルフタッピングボルトを締め付ける際に、雌ネジ
を斜めに切ってしまうトラブルを防ぐことが可能となる
(請求項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセルフタッピングボルトの第1の実施
形態を示す図面である。
【図2】溝の種々の形態を示す模式図である。
【図3】本発明のセルフタッピングボルトの第2の実施
形態を示す図面である。
【図4】本発明のセルフタッピングボルトの第3の実施
形態を示す図面である。
【図5】本発明のセルフタッピングボルトの第4の実施
形態を示す図面である。
【図6】従来のセルフタッピングボルトにより締結材と
被締結材とを締結している様子を示す側面図である。
【図7】従来のセルフタッピングボルトを示す図面であ
る。
【符号の説明】
1,10,20,30 セルフタッピングボルト 2 頭部 3 首下部 4 ネジ部 5 切欠部 5a 起立面 5b 斜設面 6 細首下 7 段付き部 8 拡径部 9 案内棒 10 溝 11 通し穴 21 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 英明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 直井 学 岐阜県関市新迫間81番地1メイラ株式会社 関工場内 (72)発明者 松本 健巳 岐阜県関市新迫間81番地1メイラ株式会社 関工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下穴に雌ネジを切削形成しながら、被締
    結材と締結材とを締結するセルフタッピングボルトにお
    いて、 ネジ部先端付近の外周に少なくとも1本の溝が形成され
    ており、ボルト螺入時の回転方向を前向きとして、前記
    溝の後端面にのみ下穴内周面に雌ネジを形成するための
    刃部が形成されていることを特徴とするセルフタッピン
    グボルト。
  2. 【請求項2】 前記溝の前端面とこの前端面におけるネ
    ジ部の接線とのなす角度θFと、前記溝の後端面とこの
    後端面におけるネジ部の接線とのなす角度θBとしたと
    きに、90°<θF<180°且つ60°≦θB≦90°
    であることを特徴とする請求項1に記載のセルフタッピ
    ングボルト。
  3. 【請求項3】 前記セルフタッピングボルトの軸を中心
    として前記溝の最深部を結ぶ円の直径dが、ネジ谷径×
    0.9 ≦ d ≦ 下穴径 であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のセルフタッピングボル
    ト。
  4. 【請求項4】 前記前端面が前記セルフタッピングボル
    トの半径方向外側に凸となったアール状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一
    項に記載のセルフタッピングボルト。
  5. 【請求項5】 前記セルフタッピングボルトの頭部とネ
    ジ部との間の首下部の軸径を雄ネジの谷径よりも小さく
    した細首下を設けたことを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれか一項に記載のセルフタッピングボルト。
  6. 【請求項6】 前記セルフタッピングボルトの前記細首
    下が、ボルト頭部方向に向かうにつれてテーパ状に拡径
    し、ボルト頭部直下で被締結材の通し穴に嵌合される軸
    径となることを特徴とする請求項5記載のセルフタッピ
    ングボルト。
  7. 【請求項7】 前記セルフタッピングボルトのネジ部先
    端から締結材の下穴に嵌合する案内棒が延出しているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に
    記載のセルフタッピングボルト。
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