JPH0668283B2 - 圧造成形ドリルねじ - Google Patents
圧造成形ドリルねじInfo
- Publication number
- JPH0668283B2 JPH0668283B2 JP63191926A JP19192688A JPH0668283B2 JP H0668283 B2 JPH0668283 B2 JP H0668283B2 JP 63191926 A JP63191926 A JP 63191926A JP 19192688 A JP19192688 A JP 19192688A JP H0668283 B2 JPH0668283 B2 JP H0668283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- drill
- shank
- rake angle
- outer peripheral
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Links
- 238000005242 forging Methods 0.000 title claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 2
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
- F16B25/10—Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws
- F16B25/103—Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws by means of a drilling screw-point, i.e. with a cutting and material removing action
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
- F16B25/0036—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw
- F16B25/0084—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw characterised by geometric details of the tip
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Drilling Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はタッピングねじの先端にねじ下孔切削用のドリ
ル部を延設した圧造成形ドリルねじに関する。
ル部を延設した圧造成形ドリルねじに関する。
（従来の技術） ドリルねじには様々な形状のものが開示されているがそ
の中でドリル部を圧造により成形した圧造成形ドリルね
じは、例えば特公昭59−7046号公報のものがある。この
技術によると、第９図に示すようにドリル部51の直径方
向に相対向して軸方向へ延びる二条の縦溝52による形成
される切削面53が軸芯に対して互いに反対側に偏倚し、
かつ前記軸芯と平行に延びる平面を基準面54としてその
基準面54より凹曲して形成されるとともに、その切削面
53の前端縁および側端縁に形成される切れ刃55、56が前
記基準面54上に設けられており、凹曲した前記切削面53
により両切れ刃55、56にすくい角α１（前端縁側）、α
２（側端縁側）が形成されたものである。
の中でドリル部を圧造により成形した圧造成形ドリルね
じは、例えば特公昭59−7046号公報のものがある。この
技術によると、第９図に示すようにドリル部51の直径方
向に相対向して軸方向へ延びる二条の縦溝52による形成
される切削面53が軸芯に対して互いに反対側に偏倚し、
かつ前記軸芯と平行に延びる平面を基準面54としてその
基準面54より凹曲して形成されるとともに、その切削面
53の前端縁および側端縁に形成される切れ刃55、56が前
記基準面54上に設けられており、凹曲した前記切削面53
により両切れ刃55、56にすくい角α１（前端縁側）、α
２（側端縁側）が形成されたものである。
（発明が解決しようとする課題） この従来のドリルねじは、ドリル先端のすくい角が小さ
く、被ねじ込み材への穿孔の際に最初の食い込みが遅
い。さらに、すくい角が小さく、縦溝であるために切粉
の流れが悪く、ねじ込み時間が長くなるとともに切粉の
噛み込みによりねじの締付け不良が発生する。また、ね
ばりのある材料に使用したとき、ドリル先端部に構成刃
先が発生し穿孔時間が極めて長くなる。特にアルミ板と
軟鋼板との合板材などには穿孔不能になることが多々発
生し重要な課題になっている。
く、被ねじ込み材への穿孔の際に最初の食い込みが遅
い。さらに、すくい角が小さく、縦溝であるために切粉
の流れが悪く、ねじ込み時間が長くなるとともに切粉の
噛み込みによりねじの締付け不良が発生する。また、ね
ばりのある材料に使用したとき、ドリル先端部に構成刃
先が発生し穿孔時間が極めて長くなる。特にアルミ板と
軟鋼板との合板材などには穿孔不能になることが多々発
生し重要な課題になっている。
この課題を解決するためには、ドリル部先端のすくい角
を20゜以上に大きくし、しかもすくい角を形成する斜面
を広くすることが必要であるが、すくい角を大きくし、
すくい角を形成する斜面を広くするとチゼルエッジが長
くなり初期食い込みが遅く、穿孔性が極めて悪くなると
ともに、刃先の剛性が低下するなど関連した課題が発生
し、実際に圧造技術では成形不可能とされていた。本発
明はこの課題を圧造成形ドリルねじにおいて解消するこ
とを目的として発明されたものである。
を20゜以上に大きくし、しかもすくい角を形成する斜面
を広くすることが必要であるが、すくい角を大きくし、
すくい角を形成する斜面を広くするとチゼルエッジが長
くなり初期食い込みが遅く、穿孔性が極めて悪くなると
ともに、刃先の剛性が低下するなど関連した課題が発生
し、実際に圧造技術では成形不可能とされていた。本発
明はこの課題を圧造成形ドリルねじにおいて解消するこ
とを目的として発明されたものである。
（課題を解決するための手段） この目的を達成するために本発明は、外周にねじ山を形
成したシャンク１と、このシャンク１の上端に一体形成
された工具係合部を有する頭部２と、前記シャンク１の
下方に延設したドリル部３とからなり、ドリル部３の下
端は、軸芯に対称な二つの傾斜面により軸芯で交叉する
逃げ面５、６を形成した先端部４を有し、この先端部４
からシャンク１まで軸芯に相対向して下端より互いに反
対方向の斜め上方へ、しかもやや外向きに二条の傾斜溝
７、８を刻設し、この二条の傾斜溝７、８と前記二つの
逃げ面５、６とによりそれぞれ形成される先端部４の稜
線を先端切れ刃９、10とするとともに、二条の傾斜溝
７、８とドリル部３の外周面とによりそれぞれ形成され
る稜線を外周切れ刃11、12とするドリルねじにおいて、
前記二条の傾斜溝７、８によりそれぞれ形成される所定
の角度θ傾斜した切削面13、14に、先端切れ刃９、10に
平行して所定の幅だけ先端すくい角αを設け、これに連
続した外周切れ刃11、12に平行して所定の幅だけ外周す
くい角βを形成したものである。
成したシャンク１と、このシャンク１の上端に一体形成
された工具係合部を有する頭部２と、前記シャンク１の
下方に延設したドリル部３とからなり、ドリル部３の下
端は、軸芯に対称な二つの傾斜面により軸芯で交叉する
逃げ面５、６を形成した先端部４を有し、この先端部４
からシャンク１まで軸芯に相対向して下端より互いに反
対方向の斜め上方へ、しかもやや外向きに二条の傾斜溝
７、８を刻設し、この二条の傾斜溝７、８と前記二つの
逃げ面５、６とによりそれぞれ形成される先端部４の稜
線を先端切れ刃９、10とするとともに、二条の傾斜溝
７、８とドリル部３の外周面とによりそれぞれ形成され
る稜線を外周切れ刃11、12とするドリルねじにおいて、
前記二条の傾斜溝７、８によりそれぞれ形成される所定
の角度θ傾斜した切削面13、14に、先端切れ刃９、10に
平行して所定の幅だけ先端すくい角αを設け、これに連
続した外周切れ刃11、12に平行して所定の幅だけ外周す
くい角βを形成したものである。
（作用） ドリル部３において、角度θ傾斜させた切削面13、14に
先端切れ刃９、10と平行に所定の幅だけ先端すくい角α
を設けたこと、すなわち、傾斜角θの上にさらに先端す
くい角αを連続して設けたことにより、先端切れ刃９、
10の剛性を保ちながら被ねじ込み材への初期食い込みも
速くなり穿孔速度が改善される。ねばりのある材料にね
じ込む際にも構成刃先が発生することなく、しかも切粉
の流れや切粉の排除が良好になる。また、前記切削面1
3、14の傾斜角θを設けた上に外周すくい角βを設けた
ことにより、穿孔時の推進力を増進させるとともに、外
径方向の切削性が改善され穿孔寸法が安定する。
先端切れ刃９、10と平行に所定の幅だけ先端すくい角α
を設けたこと、すなわち、傾斜角θの上にさらに先端す
くい角αを連続して設けたことにより、先端切れ刃９、
10の剛性を保ちながら被ねじ込み材への初期食い込みも
速くなり穿孔速度が改善される。ねばりのある材料にね
じ込む際にも構成刃先が発生することなく、しかも切粉
の流れや切粉の排除が良好になる。また、前記切削面1
3、14の傾斜角θを設けた上に外周すくい角βを設けた
ことにより、穿孔時の推進力を増進させるとともに、外
径方向の切削性が改善され穿孔寸法が安定する。
（実施例） 以下、第１図ないし第６図に基づき本発明の実施例を説
明する。図において、１は外周にタッピング状ねじ山を
形成したシャンクである。このシャンク１の上端にはド
リルねじを駆動するための工具係合部を有する頭部２が
一体形成されている。一方、前記シャンク１の下方には
これと同心にドリル部３が延設されている。このドリル
部３の下端は、軸芯に対称な二つの傾斜面（角度は一般
に90゜ないし110゜）により軸芯で互いに交叉する逃げ
面５、６によって先端部４が形成されており、この先端
部４の逃げ面５、６からシャンク１まで軸芯に相対向し
て、下端より互いに斜め上方（角度θは10゜ないし12
゜）の反対方向へ、しかもやや外向きに二条の傾斜溝
７、８が刻設されている。この傾斜溝７、８と前記逃げ
面５、６とにより形成された、軸芯を含む平面と平行に
位置した稜線をそれぞれ先端切れ刃９、10とし、前記逃
げ面５、６が交叉した下端の稜線がチゼルエッジ15を形
成している。また二条の傾斜溝７、８とドリル部３の外
周面とによりそれぞれ形成される稜線が外周切れ刃11、
12となっている。この両外周切れ刃11、12の成す直径
は、前記シャンク１に形成されたねじ山の外径よりも小
さく谷径より大きくしてねじ込みに最適な穿孔寸法に設
定されている。そして、前記二条の傾斜溝７、８により
それぞれ形成されるθ角傾斜した切削面13、14におい
て、先端切れ刃９、10とそれぞれ平行に所定の幅だけ
（例えば、4mmサイズのドリルねじでは0.4〜0.5mm幅）
先端すくい角α（αは10゜ないし12゜）が付けられてお
り、これに連続した外周切れ刃11、12に平行して所定の
幅だけ（例えば、4mmサイズのドリルねじでは0.5〜0.6m
m幅）それぞれ外周すくい角β（βは15゜ないし18゜）
が付けられている。
明する。図において、１は外周にタッピング状ねじ山を
形成したシャンクである。このシャンク１の上端にはド
リルねじを駆動するための工具係合部を有する頭部２が
一体形成されている。一方、前記シャンク１の下方には
これと同心にドリル部３が延設されている。このドリル
部３の下端は、軸芯に対称な二つの傾斜面（角度は一般
に90゜ないし110゜）により軸芯で互いに交叉する逃げ
面５、６によって先端部４が形成されており、この先端
部４の逃げ面５、６からシャンク１まで軸芯に相対向し
て、下端より互いに斜め上方（角度θは10゜ないし12
゜）の反対方向へ、しかもやや外向きに二条の傾斜溝
７、８が刻設されている。この傾斜溝７、８と前記逃げ
面５、６とにより形成された、軸芯を含む平面と平行に
位置した稜線をそれぞれ先端切れ刃９、10とし、前記逃
げ面５、６が交叉した下端の稜線がチゼルエッジ15を形
成している。また二条の傾斜溝７、８とドリル部３の外
周面とによりそれぞれ形成される稜線が外周切れ刃11、
12となっている。この両外周切れ刃11、12の成す直径
は、前記シャンク１に形成されたねじ山の外径よりも小
さく谷径より大きくしてねじ込みに最適な穿孔寸法に設
定されている。そして、前記二条の傾斜溝７、８により
それぞれ形成されるθ角傾斜した切削面13、14におい
て、先端切れ刃９、10とそれぞれ平行に所定の幅だけ
（例えば、4mmサイズのドリルねじでは0.4〜0.5mm幅）
先端すくい角α（αは10゜ないし12゜）が付けられてお
り、これに連続した外周切れ刃11、12に平行して所定の
幅だけ（例えば、4mmサイズのドリルねじでは0.5〜0.6m
m幅）それぞれ外周すくい角β（βは15゜ないし18゜）
が付けられている。
このような構成の圧造成形ドリルねじは、ドリル部３に
おいて、角度θ傾斜させた切削面13、14に先端切れ刃
９、10と平行に所定の幅だけ先端すくい角αを設けたこ
と、すなわち、傾斜角θの上にさらに先端すくい角αを
連続して設けたことにより、先端切れ刃９、10の剛性を
保ちながら被ねじ込み材への初期食い込みも速くなり穿
孔速度が改善される。ねばりのある材料にねじ込む際に
も構成刃先が発生することなく、しかも切粉の流れや、
切粉の排除が良好になる。また、前記切削面13、14の傾
斜角θを設けた上に外周すくい角βを設けたことによ
り、穿孔時の推進力を増進させるとともに、外径方向の
切削性が改善され穿孔寸法が安定し、速く確実に締付け
ができる圧造成形ドリルねじとなる。
おいて、角度θ傾斜させた切削面13、14に先端切れ刃
９、10と平行に所定の幅だけ先端すくい角αを設けたこ
と、すなわち、傾斜角θの上にさらに先端すくい角αを
連続して設けたことにより、先端切れ刃９、10の剛性を
保ちながら被ねじ込み材への初期食い込みも速くなり穿
孔速度が改善される。ねばりのある材料にねじ込む際に
も構成刃先が発生することなく、しかも切粉の流れや、
切粉の排除が良好になる。また、前記切削面13、14の傾
斜角θを設けた上に外周すくい角βを設けたことによ
り、穿孔時の推進力を増進させるとともに、外径方向の
切削性が改善され穿孔寸法が安定し、速く確実に締付け
ができる圧造成形ドリルねじとなる。
また、他の実施例として第７図および第８図に示すよう
に、ドリル部３先端のチゼルエッジ15近傍に相対向して
シンニング20、21を設けたドリルねじにおいて、前記同
様に先端切れ刃９、10に先端すくい角αを付け、外周切
れ刃11、12にも外周すくい角βを付けることにより、前
記同様の作用効果を発揮するとともに穿向初期に先端ぶ
れをしない圧造成形ドリルねじとなる。
に、ドリル部３先端のチゼルエッジ15近傍に相対向して
シンニング20、21を設けたドリルねじにおいて、前記同
様に先端切れ刃９、10に先端すくい角αを付け、外周切
れ刃11、12にも外周すくい角βを付けることにより、前
記同様の作用効果を発揮するとともに穿向初期に先端ぶ
れをしない圧造成形ドリルねじとなる。
（発明の効果） 以上説明した実施例から明らかなように、本発明のドリ
ル部は、傾斜角を設けた切削面の上にさらに先端すくい
角を付けた形状とし、ドリル部の外周切削刃にもすくい
角を設けた構成の圧造成形ドリルねじであり、被ねじ込
み材への食込みが確実でしかも速くなり、ドリリングタ
イムが従来のドリルねじに比較して30％速くすることが
できた。また、従来のドリルねじで課題となっていたア
ルミ板と軟鋼板の合板材にも確実にねじ込むことがで
き、しかもドリル部は薄板から厚板（3.2mm以上）まで
共通して使用できる性能を有するものとなった。さら
に、この形状にしたことにより圧造成形金型の耐久性が
約40％向上した。また、ねじ転造工程における圧造成形
のバリの離脱が極めて容易になり、ドリルねじの品質が
安定し、生産性が著しく向上するなど多くの効果が得ら
れる。
ル部は、傾斜角を設けた切削面の上にさらに先端すくい
角を付けた形状とし、ドリル部の外周切削刃にもすくい
角を設けた構成の圧造成形ドリルねじであり、被ねじ込
み材への食込みが確実でしかも速くなり、ドリリングタ
イムが従来のドリルねじに比較して30％速くすることが
できた。また、従来のドリルねじで課題となっていたア
ルミ板と軟鋼板の合板材にも確実にねじ込むことがで
き、しかもドリル部は薄板から厚板（3.2mm以上）まで
共通して使用できる性能を有するものとなった。さら
に、この形状にしたことにより圧造成形金型の耐久性が
約40％向上した。また、ねじ転造工程における圧造成形
のバリの離脱が極めて容易になり、ドリルねじの品質が
安定し、生産性が著しく向上するなど多くの効果が得ら
れる。
第１図は第６図に示す本発明のドリルねじのドリル部拡
大正面図、第２図は第１図のドリル部側面図、第３図は
第１図の先端平面図、第４図は第１図のＡ−Ａ線断面図
の先端部を示す図面、第５図は第１図のＢ−Ｂ線断面
図、第６図は本発明の実施例を示すドリルねじの正面
図、第７図は他の実施例を示すドリル部拡大正面図、第
８図は第７図の先端平面図、第９図は従来のドリルねじ
のドリル部側面図である。 1:シャンク、2:頭部 3:ドリル部、4:先端部 ５、6:逃げ面、７、8:傾斜溝 ９、10:先端切れ刃、11、12:外周切れ刃 13、14:切削面、15:チゼルエッジ α：先端すくい角、β：外周すくい角 θ：切削面の傾斜角 20、21:シンニング
大正面図、第２図は第１図のドリル部側面図、第３図は
第１図の先端平面図、第４図は第１図のＡ−Ａ線断面図
の先端部を示す図面、第５図は第１図のＢ−Ｂ線断面
図、第６図は本発明の実施例を示すドリルねじの正面
図、第７図は他の実施例を示すドリル部拡大正面図、第
８図は第７図の先端平面図、第９図は従来のドリルねじ
のドリル部側面図である。 1:シャンク、2:頭部 3:ドリル部、4:先端部 ５、6:逃げ面、７、8:傾斜溝 ９、10:先端切れ刃、11、12:外周切れ刃 13、14:切削面、15:チゼルエッジ α：先端すくい角、β：外周すくい角 θ：切削面の傾斜角 20、21:シンニング
Claims (1)
- 【請求項１】外周にねじ山を形成したシャンク（１）
と、このシャンク（１）の上端に一体形成された工具係
合部を有する頭部（２）と、前記シャンク（１）の下方
に延設したドリル部（３）とからなり、ドリル部（３）
の下端は、軸芯に対称な二つの傾斜面により軸芯で交叉
する逃げ面（５、６）を形成した先端部（４）を有し、
この先端部（４）からシャンク（１）まで軸芯に相対向
して下端より上方へやや外向きに二条の傾斜溝（７、
８）を刻設し、この二条の傾斜溝（７、８）と前記二つ
の逃げ面（５、６）とによりそれぞれ形成される先端部
（４）の稜線を先端切刃（９、10）とするとともに、二
条の傾斜溝（７、８）とドリル部（３）の外周面とによ
りそれぞれ形成される稜線を外周切れ刃（11、12）とす
るドリルねじにおいて、 前記二条の傾斜溝（７、８）を軸芯に相対向して互いに
反対方向へそれぞれ10゜〜12゜傾斜させて切削面（13、
14）を形成し、その切削面（13、14）に先端切れ刃
（９、10）に平行して所定の幅だけ先端すくい角を10゜
〜12゜に設け、これに連続して外周切れ刃（11、12）に
所定の幅だけ外周すくい角を15゜〜18゜に形成したこと
を特徴とする圧造成形ドリルねじ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191926A JPH0668283B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 圧造成形ドリルねじ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191926A JPH0668283B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 圧造成形ドリルねじ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0242205A JPH0242205A (ja) | 1990-02-13 |
| JPH0668283B2 true JPH0668283B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=16282742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63191926A Expired - Lifetime JPH0668283B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 圧造成形ドリルねじ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668283B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003222116A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Honda Motor Co Ltd | セルフタッピングボルト |
| JP6282160B2 (ja) * | 2014-04-07 | 2018-02-21 | 北村精工株式会社 | ドリルねじ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61282614A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-12-12 | ニスコ株式会社 | ドリルねじ |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63191926A patent/JPH0668283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0242205A (ja) | 1990-02-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |