JP2003221848A - 貯水タンク - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
Abstract
水を低コストで十分な量だけ貯留でき、消火用水とする
場合を含めてその貯留水を使用しやすい、といった種々
の利点を有する好ましい貯水タンクを提供する。 【解決手段】 貯水タンク1は、非常時に備えて水道水
を貯留するタンクであって、タンク1からの流出を防
止する逆止弁7を介して水道管9に接続される給水口5
と、タンク1内の上部に一端10aを有する配管10
にてタンク外に通じ、蛇口11を設けられた日常出水口
6と、タンク1内の下部に一端を有する管にてタンク
外に通じ、上記の日常出水口6の蛇口11よりも大口径
のバルブ13を設けられた貯留水取出口12と----を有
する。
Description
生したときなど非常時に使えるように水道水を一定量だ
け確保しておくための貯水タンクに関するものである。
停電に伴い、広範囲の地域において長期間断水する場合
がある。このようなとき、水の蓄えのない家庭では給水
車に頼るしかなく、列に並ばなければならないが、時間
がかかるうえに天候の悪いときや体力のない利用者には
負担となる。また、地震で倒壊した家屋等が道路をふさ
いで消防車の現場到着が妨げられることもあるので、消
火用水としてすぐに使える水が地域や家庭で日常的に蓄
えられていると安心である。
応は、市販の飲料水ボトルを買い置きする、ポリタンク
等の容器に水道水を詰めておく、浴槽に水を貯めてお
く、などである。また、下記の特許文献1には、家庭内
の水道管に接続され、災害等による断水時に新鮮な水道
水を確保できる図3(a)・(b)のような飲料水貯留
装置が開示されている。すなわち図3の装置31は、渦
巻き状の旋回水路を内部に有する水路形成部材32を複
数段積層することにより水の貯留部を構成し、当該水路
の両端33・34のそれぞれをチェック弁(図示省略)
を介して水道の本管側と蛇口側と(いずれも図示省略)
に接続するものである。通常は蛇口(図示省略)を開い
て水道水を使用することができるが、断水などで水圧が
低下すると、両側のチェック弁が自動的に閉じて水路の
内部に水道水が確保される。その水を使用するときに
は、水路の両端部近傍にそれぞれ設けた開閉栓35・3
6を開き、一方の開閉栓から空気を導入しながら他方の
開閉栓から水を出す。なお、この貯留装置31では、避
難所等への持ち運びについても配慮されている。
ための従来の方法には、以下のような不都合がある。イ ) 市販の飲料水ボトルは、水道水に比べると高くつい
てしまうので、十分な量を確保しにくい。ロ ) ポリタンク等の容器に水道水を詰める場合は、詰め
た水が腐敗しないよう定期的に交換する必要があり、手
間がかかる。一般的には容器の上部に栓があるので、水
を使うとき容器を傾けなければならないという煩わしさ
もともなう。ハ ) 取水制限が行われることを知って多くの家庭が浴槽
などに生活用水を確保するとすれば、水道水が一層に不
足する事態を招いてしまうこともある。
参照)飲料水貯留装置を使用する場合には、つぎのよう
な不都合がある。すなわち、まず、貯留部の内部に複雑
な水路を有するうえ持ち運びにも配慮された装置である
ため、十分な水量が確保されがたい。水量確保について
のほか、時間あたり流量の多い出水をするについての配
慮も含まれていないので、貯留水が、火災発生時の初期
消火等には使用されがたい。そのほか、水路形成部材を
複数段積層することにより貯留部が構成されているの
で、接合面間にパッキン等のシール部材をはさんでボル
ト等により各段を接合する必要があり、構成が複雑化し
て設備コストが上昇するとともに、当該シール部材の定
期的交換のために維持コストもアップする。
用によって新鮮な非常用水を十分な量だけ貯留でき、消
火用水とする場合を含めてその貯留水を使用しやすい、
といった種々の利点を有する好ましい貯水タンクを提供
しようとするものである。
タンクは、非常時に備えて水道水を貯留するタンクに関
し、 タンクからの流出を防止する弁(逆止弁など)を介し
て水道管に接続される給水口と、 タンク内の上部に一端を有する管にてタンク外に通
じ、バルブ(種々のコック、蛇口を含む。以下のバルブ
についても同様)を設けられた日常出水口と、 タンク内の下部に一端を有する管にてタンク外に通
じ、上記の日常出水口のバルブ以上に大口径(日常出水
口のバルブと同じ口径またはそれより大きい口径をい
う。たとえば呼び径で15Aか20A程度以上)のバル
ブを設けられた貯留水取出口と----を設けたことを特徴
とする。たとえば図1(a)・(b)に示す貯水タンク
1は、この請求項の貯水タンクに該当する例である。
用することができる。すなわち、 a) 水道管に接続される上記の給水口から供給を受け
て、内部に水道水を貯留する。
記の日常出水口より水道水を出して使用する。つま
り、に記載のバルブを操作することにより、手洗いや
洗車、庭木への散水、風呂、炊事など日常的用途に用い
得る比較的低圧の水を出すことができる。そのバルブを
開くと、それに通じる管の中にタンク内の上部にある一
端から水が流入して当該出水口より外部へ流出し、その
一方、タンク内には水道管からの水圧が作用しており、
外部への流出分に相当する水道水がの給水口からタン
ク内に流入する。そうしてタンク内には、日常出水口に
通じる上記の管の上記一端の高さにまでは少なくとも水
道水が貯留され続ける。このように日常出水口から日常
的に水道水を出せばタンク内の水が適宜に入れ替わるた
め、頻繁なメンテナンス(貯留水の交換)を行わなくと
も内部の水が新鮮に保たれる。
が生じた際には水道水の圧力が下がる場合があるが、上
記貯水タンクでは、上記のとおりタンクからの流出を
防止する弁を設けているので、水道管へ向けての貯留水
の流出が防止され、内部に一定量の水が確保される。
ためには、の日常出水口のバルブを開くとともに、
の貯留水取出口のバルブを開く。そうすれば、におけ
るバルブを開くことにより、のバルブから出る水と入
れ替わりにタンク内に入る空気の導入通路が確保され
て、タンク内の水がの貯留水取出口からスムーズに取
り出される。空気の導入通路が確保されることに加えて
の貯留水取出口に設けるバルブが上記のとおり大口
径であるため、水は、当該バルブの開度に応じて高流量
(時間あたり高流量)ででも出水される。高流量の出水
ができると、緊急を要する水、たとえば地震直後の火災
に対する初期消火用水としても、きわめて適切に使用で
きる。
りも下流側をいう)に接続されるようにバイパス還流口
を設けたことを特徴とする。たとえば図2(a)・
(b)に示す貯水タンク21は、この請求項の貯水タン
クに該当する例である。
水が前記の給水口からタンク内を経てのバイパス環
流口に至り、水道管へと環流するため、タンク内の水が
つねに入れ替わる。つまり、上記の日常出水口が長期
間使用されないことがあっても、入れ替えのための特別
な作業を行うことなくタンク内の水を新鮮に保つことが
できる。
くなった場合には、上記d)と同じように、の日常出水
口のバルブを開いたうえでの貯留水取出口のバルブを
開くことにより、タンク内の水はその取出口からスムー
ズに取り出せる。高流量の出水も可能であるため、初期
消火用など緊急を要する水としてもきわめて適切に使用
できる。なお、のバイパス環流口または水道管(下流
側水道管)において管が破損した場合等には、タンク内
の貯留水のうち、バイパス環流口に通じるタンク内の開
口端レベル以上にあるものが同環流口から流出する可能
性がある。そのため、バイパス環流口については、タン
ク内の開口端を高い位置に設け(たとえばの日常出水
口の管の一端と同様のレベルにし)、または水圧低下時
に閉じるバルブを接続するのが好ましい。
上記の貯留水取出口の下にバケツを置くスペースを確
保して定位置に立てたものである。バケツとは、家庭で
常用される、たとえば容量が10リットル前後の一般的
な容器をさす。
の消火用水として使いやすい。前記のように貯留水取
出口の口径が大きいことに加え、上記のとおり当該取出
口の下にバケツを置けるからである。バケツを置いたう
え、その中に高流量で短時間内に水を満たすことができ
れば、たとえばバケツリレーによって迅速かつ適切な消
火活動を行える。また、この貯水タンクは定位置に立て
たものであって持ち運び等するものではないため、十分
な水量を保持するものとして構成でき、その点でも災害
発生時に有用なものといえる。
上記の給水口およびのバイパス還流口に、非常時に
自ら閉じる遮断弁(揺れにより閉となるかまたは停電で
閉となるもの)を設けたことを特徴とする。揺れや停電
で遮断弁が閉じるので、地震などのときにの給水口と
のバイパス環流口とが遮断され、タンク内の水の確保
が一層確実に行える。との双方をこうして弁で閉じ
ると、地震等で水道管が損傷した場合に貯留水中に異物
が混入することもなくなる。これら遮断弁は、閉じたの
ち手動によって再び開き得るものであればさらに好まし
い。揺れや停電で遮断弁が閉じた場合で、水道管からの
水道水の供給が正常であると確認されたときは、給水口
の遮断弁を開くことにより、の貯留水取出口から水を
出す際にもタンク内に水が補給されるうえ水道管内の圧
力が加わって水の勢い(時間あたり流量)が増す(した
がって緊急を要する際に好ましい)、という利点があ
る。
体を、不銹性の(つまりさびない)鋼を材料とし、分離
可能な接合部(積層部等も)を含まない一体構造にした
ことを特徴とする。このような貯水タンクは、不銹性の
鋼を材料としているので錆びにくく、耐用年数が長い。
また、接合部のない一体構造であるため、構造が簡単で
製造コストが低いうえ、交換を要するパッキン等のシー
ル部材が不要であるため、保守管理が容易で維持費用が
低くてすむ。タンク内の水を衛生的に貯留できる点でも
好ましい。また、接合用のフランジがタンクの外側に張
り出さないので、コンパクトに構成できて一般家庭のガ
レージ等に設置するのに都合がよい、というメリットも
ある。
タンクの側壁に取り付けた管および付属品を側壁上に集
合的に(つまり、特定の狭い範囲に集めて)配置し、そ
れらを覆うように保護部材(カバー等)を取り付けたこ
とを特徴とする。こうして保護部材を取り付けたことに
より、地震の際、付近の物がこの貯水タンクに向かって
倒れたり落下したりしても、付属する管やバルブ等の付
属品が破損しがたい。したがって、確実に貯留水を確保
でき利用できる。管および付属品をタンクの側壁上に集
合的に配置し、そのうえでそれらを覆う保護部材を取り
付けることから、保護部材の数が少なくて足りるという
利点もある。この保護部材は、たとえば上部に水平な平
坦部を含めることにより、石けん等の置き場を兼ねるも
のにすることが可能である。そのようにすれば、前記
の日常出水口によって水を使用する際、とくに便利であ
る。
側壁であって前記の日常出水口の付近(たとえばその
バルブの付近)に、非常時の使用法を示す説明板を取り
付けたことを特徴とする。説明板には、非常時の使用
法、つまり、非常時に使用する際はの日常出水口のバ
ルブを開くとともにの貯留水取出口のバルブを開けて
水を取り出すことを明記しておく。この貯水タンクで
は、非常時にはのバルブを開けただけでは水が出にく
いので、こうして使用法が示されるのが好ましい。使用
法を知らなかった人にはもちろん、知っていても忘れた
り気が動転している人にとって都合がよい。そのほか、
日常的にの出水口より水を出して使うのが好ましいこ
とや、そのような使用が長期間されなかった場合にはタ
ンク内の貯留水を入れ換えるのがよいことも、併せて説
明板に記載しておくのがよい。なお、手洗いなどにタン
ク内の水を利用するときにはの日常出水口(のバル
ブ)を開閉操作するので、その近くに取り付けた説明板
は利用者の目につきやすく、日常的に使用法を確認して
もらえるという利点がある。
に基づいて説明する。図1(a)は第1の実施形態とし
ての貯水タンク1の側面図であり、同(b)は、そのタ
ンク1と水道管とを含む系統図である。図中、管に添え
て示す矢印は水の流れる向きを示す。
体2は、一般家庭に設置するに適した型式のもので、ス
テンレス鋼(SUS304)を材料として一体構造に形
成された、直径が約450mm、高さが約1500m
m、容量が約260リットルの密閉型タンクである。設
備コストの低減とメンテナンスの簡略化のために、蓋や
マンホールのようにボルト・ナットとともにシール部材
を必要とする接合部分は設けられていない。そのような
タンク本体2が、脚部3で支えられ、コンクリートの床
面上に立てて設けられている。地震等による転倒を防止
するため、近くの構造物などに連結できるよう上部にチ
ェーン(索体)4を備えている。
日常出水口6とが並べて設けられている。給水口5は、
一方向にのみ水を流して逆向き(タンク本体2内から流
出する向き)の流れを遮断する逆止弁7を介し、呼び径
20A程度の給水管8に接続されている。その給水管8
は、図1(b)に示すように水道管9から分岐して水道
水の供給を受ける。給水管8には、上記の逆止弁7とと
もに、地震等の非常時に自動閉鎖する電磁遮断弁を設け
るのもよい。その遮断弁が、自動閉鎖したのち手動によ
って再び開き得るものであれば、水道に災害の影響がな
いとき水道水を一層効果的に利用できるのでさらに好ま
しい。
用配管10によってタンク本体2内の上部に通じてい
る。日常出水口6の開閉は、下部に設けられた呼び径1
0A程度の蛇口11を操作しておこなう。出水用配管1
0は、図の例ではタンク本体2の内部に通されている
が、開口のある一端10aを本体2内の上部に設けれ
ば、他の部分を本体2の外側に通してもよい。外側に通
す場合には、当該配管10の取り付けが容易になって設
備コストが低減される。
が設けられている。取出口12は、タンク本体2の底部
に開口を有し、呼び径20A程度の管が下方に接続され
たうえ、その先に同じく呼び径20A程度のボールバル
ブ13が設けられている。ボールバルブ13の下端部
と、タンク1が設置された床面との間には、バケツなど
一般的な容器が置けるよう高さ50cm程度の空間がと
られている。
11、および付属の電気部品(図示省略)は、タンク本
体2の下部側壁に集合的に配置されていて、その上部位
置にステンレス鋼製のカバー(保護部材)14が設けら
れている。カバー14は、タンク本体2の側壁に溶接し
て取り付けたもので、地震時の落下物等によって上記の
バルブ類や付属品が損傷しないように保護する。 また
このカバー14は、上部に水平な平坦部分を有してい
て、その部分を石けん等の置き場として使用することが
できる。
めた状態では、水道水の水圧がタンク本体2内に作用
し、出水用配管10の一端10aの高さまたはそれ以上
にまでつねに水道水が本体2内に貯えられる。また、災
害などで断水して水道管9からの給水が得られなくなっ
ても、逆止弁7の作用により、タンク本体2内の水が流
出することがない。したがって、つねにタンク本体2内
に一定量(前記のとおり約260リットル)の水を確保
することができる。
くる水道水の圧力により給水口5から出水用配管10を
経て日常出水口6へと水が流れる。給水口5はつねに水
道管9につながっていて水圧を受けているので、日常的
に手洗いなどで蛇口11からタンク本体2内の水を使え
ば、タンク本体2内の上部より水が取り出せるとともに
新しい水が下部の給水口5から流入する。そのため、日
常的な使用によってタンク本体2内の水が自ずと入れ替
わり、新鮮な水を確保できる。
タンク1の水を利用する場合は、まず蛇口11を開いて
外の空気がタンク本体2内に入る通路を確保してからボ
ールバルブ13を開ける。ボールバルブ13は、口径が
大きいうえ、操作レバーの角度変更によって開閉できる
型式を採用しているために、速く水を取り出すことがで
き、緊急時の使用に適している。また、タンク本体2の
下に設けられたスペースにはバケツ等の容器が置けるの
で、火事などの緊急時にバケツリレーをするときなどに
も困らない。
側壁には、貯水タンク1の使用法を記載した説明板15
が取り付けられている。非常時の利用にはまず蛇口11
を開くこと等をこの説明板15に記載しておけば、初め
て利用する人なども緊急時にタンク1を利用しやすい。
また、給水管8に上記のように遮断弁が設けられている
タンクにおいては、非常時であっても水道が正常である
ときはその遮断弁を開くのが好ましいことも、説明板1
5に記載しておくのがよい。
2に、自動エア抜き弁も水面高さの検知センサーもボー
ルタップ弁も設けられてはいない。それらがなくとも、
貯留水の出し入れや水量の確保が上記のようにスムーズ
に行われるからである。そうした機器が不要であること
によっても、この貯水タンク1は安価に製造されること
になる。貯水タンク1の貯留水が日常的によく使われる
ようにするためには、そのタンク1を炊事場の近くに設
置したり、またはタンク1にヒータを付設して風呂の湯
などに使われやすい構成にしたりするのも有意義であ
る。
第2の実施形態である貯水タンク21を紹介する。この
タンク21では、タンク本体2の材質や形状など多くの
部分が図1の貯水タンク1と同様に構成されている(共
通する構成部分には同一の符号を付け、それらの部分に
ついての説明は省略する)が、下記のように相違する部
分もある。
は、タンク本体2に設けられた給水口5および日常出水
口6の横に、さらにバイパス環流口16を備えている。
バイパス環流口16は、タンク本体2の側壁に形成され
た開口と通じるもので、バイパス用配管18を経て下流
側で水道管9に合流している(図2(b)参照)。バイ
パス用配管18には、地震の揺れや停電によって自動的
に閉じる地震感応型の遮断弁19が設けられている。な
お、タンク本体2の上部には自動エア抜き弁17が設け
られている。
おける蛇口11の開閉状態にかかわらず、通常は水道水
が給水口5からバイパス用配管18へと絶えず流れる。
そのため、長期間にわたって蛇口11からの水の利用が
なくても、タンク内2の水はつねに入れ替わり、新鮮な
水が確保される。
口12がタンク本体2の最下部に設けられていること
や、その取出口13の下に十分なスペースをとってタン
ク本体2が立てられていることは、図1の貯水タンク1
と同様である。また、給水口5の逆止弁7と日常出水口
6の蛇口11、バイパス環流口16の遮断弁19、およ
び付属の電気部品(図示省略)がタンク本体2の下部側
壁に集合的に配置されていてそれらの上部にカバー14
が取り付けられていること、カバー14の上方位置に使
用法を記載した説明板15があることについても、図1
のタンク1と相違がない。また、図1のタンク1につい
て記載したのと同様、給水管8に、逆止弁7とともに、
地震等の非常時に自動閉鎖する電磁遮断弁が設けられる
のもよい。
る開口がタンク本体2の下方部分に設けられているが、
バイパス用配管18に設けられている遮断弁19を省略
するためには、環流口16に至る開口をタンク本体2内
の上部に設けるよう管を接続するのもよい。それはたと
えば、日常出水口6に至る出水用配管10に、管にてバ
イパス環流口16を接続することにより実現できる。
造にて形成されているが、タンク内の配管や清掃に便利
なように、フランジ接合の分割部を設けてもよい。ただ
しその場合、接合部には、ネオプレンパッキン等の長寿
命のシール部材を使用することが好ましい。また、貯水
タンクの容量は、上記した260リットル程度に限られ
るものではない。適当な容量のタンクを選択できるよう
に種々容量のものを用意することにより、家庭用から地
域用までさまざまな用途に適用できる。そのほか、電磁
遮断弁用の操作スイッチなど電機部品類は、タンク本体
に付設してもよいが、タンクとは別に付近にある壁や柱
に取り付けてもよい。
の日常的な使用によってつねに新鮮な非常用水を貯留で
きるとともに、地震などの非常時には、緊急を要する消
火用水とする場合を含めてその貯留水を使用しやすい。
請求項2の貯水タンクによれば、さらに、日常的な使用
ができない場合にも、入れ替えのための特別な作業を行
うことなくタンク内の水を新鮮に保つことができる。
生時の消火用水とする場合など、緊急時、とくにバケツ
リレーをする場合等に有用である。請求項4の貯水タン
クによれば、タンク内の水の確保がとくに確実に行え
る。
造コストが低いうえ、耐用年数が長く、また、保守管理
が容易で維持費用も低い。タンク内の水を衛生的に貯留
できる、コンパクトである、といった利点も有する。請
求項6の貯水タンクによれば、地震時などにもバルブ等
の破損が防止されるので、貯留水の確保を確実に行え
る。請求項7の貯水タンクによれば、見やすい場所に使
用法が示されているので、災害時等に誰もが適切に使用
できる。
タンクを示す側面図であり、同(b)は、貯水タンク
(平面図的に示す)と水道管とを含む系統図である。
水タンクを示す側面図であり、同(b)は、貯水タンク
(平面図的に示す)と水道管とを含む系統図である。
はその装置を斜め上方から見たもの、同(b)は斜め下
方から見たものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 非常時に備えて水道水を貯留するタンク
であって、 タンクからの流出を防止する弁を介して水道管に接続さ
れる給水口と、 タンク内の上部に一端を有する管にてタンク外に通じ、
バルブを設けられた日常出水口と、 タンク内の下部に一端を有する管にてタンク外に通じ、
上記の日常出水口のバルブ以上に大口径のバルブを設け
られた貯留水取出口とを有することを特徴とする貯水タ
ンク。 - 【請求項2】 上記水道管の下流側に接続されるバイパ
ス還流口を有することを特徴とする請求項1に記載の貯
水タンク。 - 【請求項3】 上記の貯留水取出口の下にバケツを置く
スペースが確保されるとともに定位置に立てられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の貯水タン
ク。 - 【請求項4】 上記の給水口およびバイパス還流口に、
非常時に自ら閉じる遮断弁を設けたことを特徴とする請
求項2〜3のいずれかに記載の貯水タンク。 - 【請求項5】 タンク本体が、不銹性の鋼を材料とし、
分離可能な接合部を含まない一体構造に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の貯水
タンク。 - 【請求項6】 タンクの側壁に取り付けられた管および
付属品が側壁上に集合的に配置されていて、それらを覆
うように保護部材が取り付けられていることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載の貯水タンク。 - 【請求項7】 タンクの側壁のうち上記の日常出水口の
付近に、非常時の使用法を示す説明板が取り付けられて
いることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
貯水タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002305413A JP2003221848A (ja) | 2002-10-21 | 2002-10-21 | 貯水タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002305413A JP2003221848A (ja) | 2002-10-21 | 2002-10-21 | 貯水タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221848A true JP2003221848A (ja) | 2003-08-08 |
Family
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003221848A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006911A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 雨水貯留タンク |
JP2012132620A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Corona Corp | 貯湯式給湯装置 |
CN113898033A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-01-07 | 梁正奎 | 一种无动力自动净水和自动储水的保压供水设备及方法 |
-
2002
- 2002-10-21 JP JP2002305413A patent/JP2003221848A/ja active Pending
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CN113898033A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-01-07 | 梁正奎 | 一种无动力自动净水和自动储水的保压供水设备及方法 |
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