JP2003220856A - 動力出力装置およびこれを備える自動車 - Google Patents

動力出力装置およびこれを備える自動車

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JP2003220856A JP2002321013A JP2002321013A JP2003220856A JP 2003220856 A JP2003220856 A JP 2003220856A JP 2002321013 A JP2002321013 A JP 2002321013A JP 2002321013 A JP2002321013 A JP 2002321013A JP 2003220856 A JP2003220856 A JP 2003220856A
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信 堀田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の温度上昇による破損を防止すると共
に電動機の温度が高いときでも電動機から所望の出力を
得る。 【解決手段】 エンジン22と動力分配統合機構30と
モータMG1とからなる動力源に接続された駆動軸とし
てのリングギヤ軸32aに、リダクションギヤ35のリ
ングギヤ37の回転を停止して固定するブレーキBRと
リングギヤ37とキャリア39を接続するクラッチCL
とを備えるリダクションギヤ35を介してモータMG2
を接続する。そして、モータMG2の温度が高いときに
は、クラッチCLを解除すると共にブレーキBRをオフ
としてモータMG2を切り離して冷却する。モータMG
2の温度が高くてもモータMG2からの駆動力が必要な
ときには、クラッチCLを接続すると共にブレーキBR
をオフとして、モータMG2の回転数を抑えた状態とし
てモータMG2から駆動力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力出力装置およ
びこれを備える自動車に関し、詳しくは、駆動軸に動力
を出力可能な動力源を備える動力出力装置およびこれを
備える自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動力出力装置としては、
発電機によって反力を得ることによりプラネタリギヤを
介して駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、減速ギヤ
を介して駆動軸に接続された電動機とを備えるものが提
案されている(例えば、特開2001−1773号公報
など)。この装置では、減速ギヤを用いて電動機を駆動
軸に接続することにより、高回転低トルク型の電動機を
用いて装置全体の効率を向上させようとしている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−1773号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た動力出力装置では、電動機を十分に活用できない場合
が生じる。電動機は減速ギヤを介して駆動軸に接続され
ているから、使用回転数が高い。このため、駆動軸を高
回転数で長時間運転しようとすると、電動機は高回転数
で運転されることになるため、その温度が上昇し、電動
機が破損したり、電動機から所望の出力を得ることがで
きなくなってしまう。
【0005】ところで、電動機やこの電動機を含む駆動
系における温度上昇は、その回転数に比例して大きくな
る鉄損に起因するものと、電動機から出力されるトルク
に比例して大きくなる電動機の銅損に起因するものとが
考えられる。したがって、電動機やこれを含む駆動系の
温度上昇を抑制するには、こうした温度上昇の要因を考
慮する必要もある。
【0006】本発明の動力出力装置は、電動機の温度上
昇による破損を防止することを目的の一つとする。ま
た、本発明の動力出力装置は、電動機の温度が高いとき
でも電動機から所望の出力を得ることを目的の一つとす
る。さらに、本発明の動力出力装置は、電動機やこれを
含む駆動系の温度上昇を抑制することを目的の一つとす
る。あるいは、本発明の動力出力装置は、装置全体の効
率を向上させることを目的の一つとする。本発明の自動
車は、こうした本発明の動力出力装置を備えることによ
り、走行特性の向上やエネルギ効率の向上をはかること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の動力出力装置およびこれを備える自動車は、上述
の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を
採った。
【0008】本発明の第1の動力出力装置は、駆動軸に
動力を出力可能な動力源を備える動力出力装置であっ
て、回転軸に動力を出力可能な電動機と、切り替え可能
な複数の伝達可能状態をもって前記回転軸の動力を前記
駆動軸に伝達可能な動力伝達手段と、前記駆動軸の運転
状態に基づいて前記動力伝達手段による伝達可能状態を
制御する状態制御手段と、前記駆動軸への要求動力と前
記伝達可能状態とに基づいて前記動力源と前記電動機と
を運転制御する運転制御手段と、を備えることを要旨と
する。
【0009】この本発明の第1の動力出力装置では、電
動機から動力が出力される回転軸の動力を動力源から動
力が出力される駆動軸に伝達する切り替え可能な複数の
伝達可能状態を駆動軸の運転状態に基づいて制御し、駆
動軸への要求動力と伝達可能状態とに基づいて動力源と
電動機とを運転制御する。したがって、駆動軸の運転状
態に基づいて電動機が効率のよい運転状態となるよう伝
達可能状態を制御することができるから、装置全体の効
率を向上させることができる。
【0010】こうした本発明の第1の動力出力装置にお
いて、前記電動機の温度を検出する電動機温度検出手段
を備え、前記動力伝達手段は前記複数の伝達可能状態の
一つとして前記回転軸の動力が前記駆動軸に伝達されな
い非伝達状態を有し、前記状態制御手段は、前記電動機
温度検出手段により検出された電動機の温度が所定温度
以上のときには前記非伝達状態となるよう前記動力伝達
手段を制御する手段であるものとすることもできる。こ
うすれば、電動機の温度上昇による破損を防止すること
ができる。この態様の本発明の第1の動力出力装置にお
いて、前記状態制御手段は、前記電動機の温度が所定温
度以上であっても前記駆動軸への要求動力が所定動力以
上のときには、前記複数の伝達可能状態のうち前記電動
機の回転数が小さくなる伝達可能状態となるよう前記動
力伝達手段を制御する手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、電動機の温度が高いときでも要求動力
を駆動軸に出力することができると共に電動機の更なる
温度上昇を抑制することができる。
【0011】また、本発明の第1の動力出力装置におい
て、前記動力伝達手段は、前記複数の伝達可能状態とし
て、所定の減速比で前記回転軸と前記駆動軸とを接続す
る減速伝達可能状態と前記回転軸と前記駆動軸とが一体
として回転する直結伝達可能状態とを有する手段である
ものとすることもできる。この態様の本発明の第1の動
力出力装置において、前記動力伝達手段は、遊星歯車機
構を備えるものとすることもできる。
【0012】本発明の第2の動力出力装置は、駆動軸に
動力を出力可能な動力源を備える動力出力装置であっ
て、回転軸に動力を出力可能な電動機と、切り替え可能
な複数の伝達可能状態をもって前記回転軸の動力を前記
駆動軸に伝達可能な動力伝達手段と、前記電動機を含む
電動機駆動系の温度を検出する温度検出手段と、該検出
された温度に基づく伝達可能状態となるよう動力伝達手
段を制御すると共に前記駆動軸へ要求される動力が出力
されるよう前記動力源と前記電動機とを制御する制御手
段と、を備えることを要旨とする。
【0013】この本発明の第2の動力出力装置では、切
り替え可能な複数の伝達可能状態のうち電動機駆動系の
温度に基づく伝達可能状態で回転軸の動力が駆動軸に伝
達されるよう動力伝達手段を制御すると共に駆動軸へ要
求される動力が出力されるよう駆動軸に動力を出力可能
な動力源と動力伝達手段を介して駆動軸に動力を出力可
能な電動機とを制御する。したがって、電動機駆動系の
温度に基づいてより適正な伝達可能状態とすることがで
きる。
【0014】こうした本発明の第2の動力出力装置にお
いて、前記制御手段は、前記検出された温度が第1の所
定温度未満のときには前記電動機駆動系の温度上昇の促
進を優先する温度上昇促進制御を実行し、前記検出され
た温度が前記第1の所定温度以上のときにはエネルギ効
率を優先する効率優先制御を実行する手段であるものと
することもできる。こうすれば、電動機駆動系の暖機を
迅速に完了することができると共にエネルギ効率の向上
を図ることができる。この態様の本発明の第2の動力出
力装置において、前記温度上昇促進制御は、前記電動機
の高負荷な駆動を優先する制御であるものとすることも
できる。こうすれば、電動機を高負荷で駆動することに
よる熱によって電動機駆動系の温度を上昇させることが
できる。また、これらの態様の本発明の第2の動力出力
装置において、前記温度上昇促進制御は、前記電動機駆
動系の温度上昇を促進可能に前記要求動力を前記駆動軸
に出力するために予め設定された関係を用いて前記動力
伝達手段による伝達可能状態と前記動力源の運転状態と
前記電動機の駆動状態とを設定すると共に該設定した状
態となるよう該動力伝達手段と該動力源と該電動機と駆
動する制御であるものとすることもできる。こうすれ
ば、電動機駆動系の温度上昇を促進可能に要求動力を駆
動軸に出力するための関係を実験などにより求めて予め
設定したものを用いることができるから、制御を簡易な
ものとすることができる。
【0015】また、本発明の第2の動力出力装置におい
て、前記制御手段は、前記検出された温度が第2の所定
温度未満のときにはエネルギ効率を優先する効率優先制
御を実行し、前記検出された温度が前記第2の所定温度
以上のときには前記電動機駆動系の温度上昇の抑制を優
先する温度上昇抑制制御を実行する手段であるものとす
ることもできる。こうすれば、電動機駆動系が高温とな
ることによる不都合、例えば電動機の故障や短命化など
を抑制することができると共にエネルギ効率の向上を図
ることができる。この態様の本発明の第2の動力出力装
置において、前記温度上昇抑制制御は、前記電動機の低
損失な駆動を優先する制御であるものとすることもでき
る。こうすれば、電動機を低損失で駆動することによる
発熱の抑制によって電動機駆動系の温度上昇を抑制する
ことができる。また、これらの態様の本発明の第2の動
力出力装置において、前記温度上昇抑制制御は、前記電
動機駆動系の温度上昇を抑制可能に前記要求動力を前記
駆動軸に出力するために予め設定された関係を用いて前
記動力伝達手段による伝達可能状態と前記動力源の運転
状態と前記電動機の駆動状態とを設定すると共に該設定
した状態となるよう該動力伝達手段と該動力源と該電動
機と駆動する制御であるものとすることもできる。こう
すれば、電動機駆動系の温度上昇を抑制可能に要求動力
を駆動軸に出力するための関係を実験などにより求めて
予め設定したものを用いることができるから、制御を簡
易なものとすることができる。
【0016】温度上昇促進制御や温度上昇抑制制御を行
なう態様の本発明の第2の動力出力装置において、前記
効率優先制御は、前記要求動力をエネルギ効率よく前記
駆動軸に出力するために予め設定された関係を用いて前
記動力伝達手段による伝達可能状態と前記動力源の運転
状態と前記電動機の駆動状態とを設定すると共に該設定
した状態となるよう該動力伝達手段と該動力源と該電動
機とを駆動する制御であるものとすることもできる。こ
うすれば、要求動力をエネルギ効率よく駆動軸に出力す
るための関係を実験などにより求めて予め設定したもの
を用いることができるから、制御を簡易なものとするこ
とができる。
【0017】本発明の第2の動力出力装置において、前
記制御手段は、前記検出された温度が所定の温度範囲内
のときには所定の伝達可能状態となるよう前記動力伝達
手段を制御する手段であるものとすることもできる。こ
うすれば、電動機駆動系の温度が所定の温度範囲内のと
きには電動機からの動力を所定の伝達可能状態で伝達す
ることができる。この態様の本発明の第2の動力出力装
置において、前記所定の温度範囲は所定温度以上の範囲
であり、前記所定の伝達可能状態は前記電動機の回転数
が小さくなる伝達可能状態であるものとすることもでき
る。これは電動機の銅損を考慮することに基づく。即
ち、電動機駆動系の温度が所定温度以上のときには電動
機の回転数が小さくなる伝達可能状態として電動機から
出力されるトルクを小さくし、電動機の銅損を小さくす
ることにより電動機駆動系の温度上昇を抑制するのであ
る。
【0018】本発明の第1または第2の動力出力装置に
おいて、前記動力伝達手段は、遊星歯車機構を有する有
段変速機であるものとすることもできる。
【0019】本発明の第1または第2の動力出力装置に
おいて、前記動力源は、発電機による反力を用いて遊星
歯車機構を介して駆動軸に動力を出力可能な内燃機関で
あるものとすることもできる。
【0020】本発明の自動車は、車軸が前記駆動軸に機
械的に接続されてなる上述のいずれかの態様の本発明の
第1または第2の動力出力装置、即ち、基本的には、駆
動軸に動力を出力可能な動力源を備える動力出力装置で
あって、回転軸に動力を出力可能な電動機と、切り替え
可能な複数の伝達可能状態をもって前記回転軸の動力を
前記駆動軸に伝達可能な動力伝達手段と、前記駆動軸の
運転状態に基づいて前記動力伝達手段による伝達可能状
態を制御する状態制御手段と、前記駆動軸への要求動力
と前記伝達可能状態とに基づいて前記動力源と前記電動
機とを運転制御する運転制御手段と、を備える本発明の
第1の動力出力装置を備え、前記駆動軸が車軸に機械的
に接続されてなることや、駆動軸に動力を出力可能な動
力源を備える動力出力装置であって、回転軸に動力を出
力可能な電動機と、切り替え可能な複数の伝達可能状態
をもって前記回転軸の動力を前記駆動軸に伝達可能な動
力伝達手段と、前記電動機を含む電動機駆動系の温度を
検出する温度検出手段と、該検出された温度に基づく伝
達可能状態となるよう動力伝達手段を制御すると共に前
記駆動軸へ要求される動力が出力されるよう前記動力源
と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える本発明
の第2の動力出力装置を備え、前記駆動軸が車軸に機械
的に接続されてなることを要旨とする。
【0021】この本発明の自動車は、上述のいずれかの
態様の本発明の第1または第2の動力出力装置を備える
から、本発明の第1または第2の動力出力装置が奏する
効果、例えば、駆動軸の運転状態に基づいて電動機を効
率のよい運転状態となるよう伝達可能状態を制御するこ
とに基づく装置全体の効率を向上させることができる効
果や電動機の温度上昇による破損を防止することができ
る効果、電動機の温度が高いときでも要求動力を駆動軸
に出力することができると共に電動機の更なる温度上昇
を抑制することができる効果、電動機駆動系の温度に基
づいてより適正な伝達可能状態とすることができる効
果、電動機駆動系の暖機を迅速に完了することができる
と共にエネルギ効率の向上を図ることができる効果、電
動機駆動系が高温となることによる不都合を抑制するこ
とができると共にエネルギ効率の向上を図ることができ
る効果などの種々の効果を奏することができる。この結
果、車両の走行特性の向上を図ることができると共に車
両全体のエネルギ効率を向上させることができる。な
お、本発明の自動車では、第1または第2の動力出力装
置における動力伝達手段は、電動機の回転軸の動力を動
力源からの動力が出力される駆動軸とは異なる駆動軸に
出力するものとしてもよい。例えば、動力源からの動力
を出力される駆動軸を前輪(または後輪)の車軸に接続
すると共に動力伝達手段により動力が出力される駆動軸
を後輪(または前輪)の車軸に接続するものとしてもよ
いのである。即ち、車軸を複数備える自動車にあって
は、グリップ走行しているときには、路面により複数の
車軸は接続されている状態と考えることができるから、
いずれの車軸に接続された駆動軸に動力を出力する場合
でも走行に必要な動力であることは変わりがないからで
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成
の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動
車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン
22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ2
8を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30
と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモー
タMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸
としてのリングギヤ軸32aに取り付けられたリダクシ
ョンギヤ35と、このリダクションギヤ35に接続され
たモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールす
るハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
【0023】エンジン22は、ガソリンまたは軽油など
の炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であ
り、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから
信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エ
ンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制
御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。
エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニッ
ト70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニッ
ト70からの制御信号によりエンジン22を運転制御す
ると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関する
データをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力す
る。
【0024】動力分配統合機構30は、外歯歯車のサン
ギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された
内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合する
と共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ3
3と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保
持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギ
ヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行
なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合
機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランク
シャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リ
ングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介してリダクシ
ョンギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1
が発電機として機能するときにはキャリア34から入力
されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリン
グギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG
1が電動機として機能するときにはキャリア34から入
力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入
力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ
32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力
は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファ
レンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪
63a,63bに出力される。
【0025】リダクションギヤ35は、外歯歯車のサン
ギヤ36と、このサンギヤ36と同心円上に配置された
内歯歯車のリングギヤ37と、サンギヤ36に噛合する
と共にリングギヤ37に噛合する複数のピニオンギヤ3
8と、複数のピニオンギヤ38を自転かつ公転自在に保
持するキャリア39とを備え、サンギヤ36とリングギ
ヤ37とキャリア39とを回転要素として差動作用を行
なう遊星歯車機構として構成されている。リダクション
ギヤ35は、キャリア39には駆動軸としてのリングギ
ヤ軸32aが、サンギヤ36にはモータMG2がそれぞ
れ連結されている。リダクションギヤ35のリングギヤ
37は、その回転を停止して固定するブレーキBRが取
り付けられていると共にキャリア39に接続して差動作
用を停止するクラッチCLが取り付けられている。した
がって、リダクションギヤ35は、クラッチCLが解除
状態でブレーキBRがオン状態のときにはモータMG2
の回転軸36aをリングギヤ軸32aに所定の変速比
(実施例では2:1)で接続し、クラッチCLが接続状
態でブレーキBRがオフ状態のときにはモータMG2の
回転軸36aをリングギヤ軸32aと一体となって回転
するよう接続し、クラッチCLが解除状態でブレーキB
Rがオフ状態のときにはモータMG2がリングギヤ軸3
2aに対して独立に回転できるようにする。即ち、リダ
クションギヤ35は、2段階の変速比の切替と、モータ
MG2の切り離しを行なうことができるのである。
【0026】モータMG1およびモータMG2は、いず
れも発電機として駆動することができると共に電動機と
して駆動できる周知の同期発電電動機として構成されて
おり、インバータ41,42を介してバッテリ50と電
力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテ
リ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ4
1,42が共用する正極母線および負極母線として構成
されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電さ
れる電力を他のモータで消費することができるようにな
っている。したがって、バッテリ50は、モータMG
1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力に
より充放電されることになる。なお、モータMG1,M
G2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バ
ッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2
は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータ
ECUという)40により駆動制御されている。モータ
ECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御する
ために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転
子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44
からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモ
ータMG1,MG2に印加される相電流などが入力され
ており、モータECU40からは、インバータ41,4
2へのスイッチング制御信号が出力されている。モータ
ECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と
通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70か
らの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御
すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状
態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット7
0に出力する。
【0027】バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニ
ット(以下、バッテリECUという)52によって管理
されている。バッテリECU52には、バッテリ50を
管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子
間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電
圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン5
4に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電
電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度セ
ンサからの電池温度などが入力されており、必要に応じ
てバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイ
ブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バ
ッテリECU52では、バッテリ50を管理するために
電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づ
いて残容量(SOC)も演算している。
【0028】ハイブリッド用電子制御ユニット70は、
CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成
されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶す
るROM74と、データを一時的に記憶するRAM76
と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備え
る。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、モータ
MG2に取り付けられた温度センサ46からのモータM
G2のモータ温度Tmやイグニッションスイッチ80か
らのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置
を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポ
ジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出
するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセ
ル開度AP,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出す
るブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキ
ペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vな
どが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブ
リッド用電子制御ユニット70からは、クラッチCLの
図示しないアクチュエータへの駆動信号やブレーキBR
の図示しないアクチュエータへの駆動信号などが出力ポ
ートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御
ユニット70は、前述したように、エンジンECU24
やモータECU40,バッテリECU52と通信ポート
を介して接続されており、エンジンECU24やモータ
ECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデー
タのやりとりを行なっている。
【0029】次に、こうして構成された実施例のハイブ
リッド自動車20の動作、特にトルク制御の際の動作に
ついて説明する。実施例のハイブリッド自動車20の可
能な走行パターンとしては、エンジン22の運転を停止
してバッテリ50からの電力によりモータMG2を電動
機として駆動してリダクションギヤ35を介して駆動軸
としてのリングギヤ軸32aに動力を出力して走行する
走行パターン1や、モータMG2を駆動せずにモータM
G1を発電機として駆動してバッテリ50の充電を伴い
ながらエンジン22からの動力を駆動軸としてのリング
ギヤ軸32aに出力して走行する走行パターン2、モー
タMG1を発電機として駆動すると共にモータMG2を
電動機として駆動してバッテリ50の充放電を伴いなが
らエンジン22からの動力を駆動軸としてのリングギヤ
軸32aに出力して走行する走行パターン3、モータM
G1を発電機として駆動すると共にモータMG2を電動
機として駆動してバッテリ50の充放電なしにエンジン
22からの動力を駆動軸としてのリングギヤ軸32aに
出力して走行する走行パターン4がある。これらの走行
パターンのうち走行パターン4は、バッテリ50を充放
電する電力に相当する動力分だけ走行パターン3におけ
るエンジン22からの動力を増減すればよいから、即ち
バッテリ50の充放電電力を値0とすればよいから、走
行パターン3の一部として見ることができる。また、走
行パターン1と走行パターン3については、リダクショ
ンギヤ35による2段階の変速比のうちのいずれの変速
比を用いるかにより各々2種の走行パターン、即ちクラ
ッチCLを解除状態とすると共にブレーキBRをオンと
するリダクション走行パターンとクラッチCLを接続状
態とすると共にブレーキBRをオフとする直結走行パタ
ーンとを有することになる。走行パターン2では、モー
タMG2を駆動しないから、モータMG2を切り離すよ
うリダクションギヤ35のクラッチCLとブレーキBR
とを設定すればよい。各走行パターンにおけるエンジン
22やモータMG1,モータMG2の制御は、アクセル
ペダルポジションセンサ84により検出されるアクセル
開度APと車速センサ88により検出される車速Vとに
基づいて運転者が要求している駆動力が駆動軸としての
リングギヤ軸32a、最終的には駆動輪63a,63b
に出力されるようバッテリ50の残容量(SOC)を考
慮しながら行なわれるが、本発明ではこうした制御は発
明の中核をなさないから、その詳細な説明は省略する。
【0030】次に、実施例のハイブリッド自動車20に
おける動作のうち走行パターン3で走行しているときの
動作について説明する。図2は、走行時制御ルーチンの
一例を示すフローチャートである。走行時制御ルーチン
が実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70
のCPU72は、まず、車速センサ88により検出され
る車速Vとアクセルペダルポジションセンサ84により
検出されるアクセル開度APと温度センサ46により検
出されるモータ温度Tmとを読み込む処理を実行する
(ステップS100)。そして、読み込んだアクセル開
度APと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ
軸32aに要求される要求駆動力としての要求トルクT
*と要求動力P*とを計算する(ステップS102)。
要求トルクT*の計算は、実施例では、アクセル開度A
Pと車速Vと要求トルクT*との関係を実験などにより
設定して予めマップとしてROM74に記憶しておき、
アクセル開度APと車速Vとが与えられると、記憶した
マップから対応する要求トルクT*が導出されるものと
した。アクセル開度APと車速Vと要求トルクT*との
関係の一例を示すマップを図3に示す。また、要求動力
P*の計算は、次式(1)により求めるものとした。式
(1)中、Gvは車速Vを駆動軸としてのリングギヤ軸
32aの回転数に変換する変換係数である。
【0031】
【数1】P*=T*×V・Gv (1)
【0032】こうして要求トルクT*と要求動力P*と
を求めると、モータ温度Tmが所定温度Tref未満で
あるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、
所定温度Trefは、モータMG2の許容限界温度より
低い温度のうちモータMG2の冷却を要する温度として
設定されるものである。モータ温度Tmが所定温度Tr
ef未満のときには、モータMG2の冷却は不要と判断
し、クラッチCLを解除状態とすると共にブレーキBR
をオンとしてモータMG2の回転軸36aを2:1の減
速比でリングギヤ軸32aに接続し(ステップS10
6)、走行パターン3におけるリダクション走行パター
ンの制御を行なって(ステップS108)、本ルーチン
を終了する。
【0033】一方、モータ温度Tmが所定温度Tref
以上のときには、要求動力P*が所定動力Pref未満
か否かを判定する(ステップS110)。ここで、所定
動力Prefは、モータMG2による駆動力が必ず要求
される動力として設定されるものである。要求動力P*
が所定動力Pref未満のときには、モータMG2の冷
却が必要であると共にモータMG2からの駆動力は必ず
しも要求されない状態にあると判断し、クラッチCLを
解除状態とすると共にブレーキBRをオフとしてモータ
MG2を切り離し(ステップS112)、走行パターン
2の制御を行なって(ステップS114)、本ルーチン
を終了する。こうした制御により、高温化したモータM
G2を冷却することができる。
【0034】ステップS110で要求動力P*が所定動
力Pref以上のときには、モータMG2の冷却は必要
だがモータMG2からの駆動力が要求されていると判断
し、クラッチCLを接続状態とすると共にブレーキBR
をオフとしてモータMG2の回転軸36aとリングギヤ
軸32aとを直結状態に接続し(ステップS116)、
走行パターン3における直結走行パターンの制御を行な
って(ステップS118)、本ルーチンを終了する。こ
うした制御はモータMG2の回転数を小さく抑えるか
ら、モータMG2の発熱を抑えた状態でモータMG2か
ら駆動力を得ることができるようになる。
【0035】以上説明した実施例のハイブリッド自動車
20によれば、モータMG2の温度が高温のときには、
モータMG2の回転を停止して冷却することができる。
しかも、モータMG2の温度が高くてもモータMG2か
らの駆動力が必要なときには、リダクションギヤ35を
直結状態としてモータMG2の回転数を小さく抑えるか
ら、モータMG2の発熱を抑えながらモータMG2から
駆動力を得ることができる。もとより、モータMG2の
温度が適温のときには、リダクションギヤ35によりモ
ータMG2の回転軸36aを2:1の減速比をもってリ
ングギヤ軸32aに接続するから、モータMG2をリン
グギヤ軸32aに比して高回転で低トルクの効率の高い
運転領域で運転することができる。
【0036】実施例のハイブリッド自動車20では、リ
ダクション走行パターンでは、クラッチCLを解除状態
とすると共にブレーキBRをオンとしてモータMG2の
回転軸36aを2:1の減速比をもってリングギヤ軸3
2aに接続するものとしたが、減速比2:1に限定され
るものではなく、如何なる減速比を用いても構わない。
【0037】実施例のハイブリッド自動車20では、モ
ータ温度Tmが所定温度Tref以上のときには、要求
動力P*が所定動力Pref未満のときにはクラッチC
Lを解除状態とすると共にブレーキBRをオフとしてモ
ータMG2を切り離してモータMG2を冷却し、要求動
力P*が所定動力Pref以上のときにはクラッチCL
を接続状態にすると共にブレーキBRをオフとしてモー
タMG2の回転軸36aとリングギヤ軸32aとを直結
状態としてモータMG2から駆動力を得るものとした
が、モータ温度Tmが所定温度Tref以上のときに
は、要求動力P*に拘わらず、クラッチCLを解除状態
とすると共にブレーキBRをオフとしてモータMG2を
切り離してモータMG2を冷却するものとしたり、要求
動力P*に拘わらず、クラッチCLを接続状態にすると
共にブレーキBRをオフとしてモータMG2の回転軸3
6aとリングギヤ軸32aとを直結状態としてモータM
G2から駆動力を得るものとしても構わない。
【0038】次に、本発明の第2の実施例としてのハイ
ブリッド自動車20Bについて説明する。第2実施例の
ハイブリッド自動車20Bは、前述した第1実施例のハ
イブリッド自動車20と同一のハード構成にモータMG
2を駆動するインバータ42の温度を検出する図示しな
い温度センサを加えたハード構成をしている。このた
め、第2実施例のハイブリッド自動車20Bの構成の図
示とその詳細な説明は、重複を避けるため省略する。な
お、第2実施例のハイブリッド自動車20Bでは、リダ
クションギヤ35の状態として、クラッチCLが解除状
態でブレーキBRがオン状態のときを「Loギヤの状
態」といい、クラッチCLが接続状態でブレーキBRが
オフ状態のときを「Hiギヤの状態」という。また、第
2実施例のハイブリッド自動車20Bでも第1実施例の
ハイブリッド自動車20と同様に同様の走行パターンに
より走行する。第2実施例のハイブリッド自動車20B
も、第1実施例と同様にモータMG2の温度とリダクシ
ョンギヤ35の状態との関係についての動作であるか
ら、走行パターンのうちエンジン22やモータMG1,
モータMG2によって駆動軸としてのリングギヤ軸32
aに要求動力P*が出力されるパターン(走行パターン
3,4)について説明する。
【0039】図4は、第2実施例のハイブリッド自動車
20Bのハイブリッド用電子制御ユニット70により実
行されるリダクションギヤ35の変速制御ルーチンの一
例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定
時間毎に繰り返し実行される。この変速制御ルーチンが
実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70の
CPU72は、まず、車速センサ88からの車速Vや温
度センサ46からのモータ温度Tm,図示しないインバ
ータ42に取り付けられた温度センサからのインバータ
温度Tinvを読み込み(ステップS200)、読み込
んだモータ温度Tmを閾値T1と比較すると共にインバ
ータ温度Tinvを閾値T2と比較する処理を実行する
(ステップS202)。ここで、閾値T1は、モータM
G2の温度上昇を抑制するためにその駆動力を制限する
必要がある下限またはその近傍の温度として設定される
ものであり、モータMG2の特性により定められる。ま
た、閾値T2は、インバータ42の温度上昇を抑制する
ためにその通電電流を制限する必要がある下限またはそ
の近傍の温度として設定されるものであり、インバータ
42の特性により定められる。
【0040】モータ温度Tmが閾値T1以下でインバー
タ温度Tinvが閾値T2以下のときには、モータMG
2の温度上昇やインバータ42の温度上昇に対する処理
は必要ないと判断し、ギヤ固定フラグFgに値0を設定
して(ステップS204)、本ルーチンを終了する。こ
こで、ギヤ固定フラグFgは、リダクションギヤ35の
状態を固定するか否か、即ち変速許可するか否かを値と
して持つフラグであり、実施例では、変速を許可すると
きに値0を設定し、ギヤを固定するときに値1を設定す
るものとした。
【0041】一方、モータ温度Tmが閾値T1より大き
いかインバータ温度Tinvが閾値T2より大きいとき
には、リダクションギヤ35の状態を固定するためにギ
ヤ固定フラグFgに値1を設定すると共に(ステップS
206)、車速Vが閾値Vref未満か否かを判定し
(ステップS208)、車速Vが閾値Vref未満のと
きには、モータMG2の温度上昇やインバータ42の温
度上昇を抑制すると共に運転者の駆動力を確保するため
に、クラッチCLを解除すると共にブレーキBRをオン
としてリダクションギヤ35をLoギヤの状態にし(ス
テップS210,S212)、本ルーチンを終了する。
こうした処理、即ち、モータ温度Tmが閾値T1より大
きい状態が継続している最中やインバータ温度Tinv
が閾値T2より大きい状態が継続している最中にはリダ
クションギヤ35をLoギヤの状態で固定する処理によ
り、モータMG2からのトルクをHiギヤの状態に比し
て小さくしてモータMG2の銅損を小さくし、これによ
りモータMG2の温度上昇やインバータ42の温度上昇
を抑制することができる。しかも、リダクションギヤ3
5をLoギヤの状態に固定することにより、運転者の要
求する動力に基づいてモータMG2から出力すべき動力
をモータMG2から迅速に出力することもできる。な
お、リダクションギヤ35がHiギヤの状態のときに、
モータ温度Tmが閾値T1より大きくなったりインバー
タ温度Tinvが閾値T2より大きくなってもステップ
S208で車速Vが閾値Vref以上と判定されたとき
には、車速Vが閾値Vref未満になるまではリダクシ
ョンギヤ35の状態をLoギヤの状態には変更しない。
これは、車速Vが閾値Vref以上のときにリダクショ
ンギヤ35をLoギヤの状態とすることによってモータ
MG2を高速回転させるのを回避するためである。した
がって、閾値Vrefは、モータMG2が高速回転しな
い範囲の車速の上限として設定され、モータMG2の性
能やギヤ機構60などにより定められる。
【0042】以上説明した第2実施例のハイブリッド自
動車20Bによれば、モータ温度Tmが閾値T1より大
きいかインバータ温度Tinvが閾値T2より大きいと
きにはリダクションギヤ35をLoギヤの状態に固定す
ることにより、モータMG2の温度上昇やインバータ4
2の温度上昇を抑制すると共に運転者が要求する動力に
基づいた動力をモータMG2から出力することができ
る。
【0043】ここで、こうした第2実施例における変速
制御、即ちモータ温度Tmが高温となるときにはリダク
ションギヤ35をLoギヤの状態とする制御は、モータ
温度Tmが高温となるとリダクションギヤ35をHiギ
ヤの状態とする第1実施例における制御と相反する制御
となっている。これは、第2実施例では、回転数に比例
する鉄損よりモータトルクに比例するモータMG2の銅
損の影響の方が大きいモータMG2の駆動系(モータM
G2やリダクションギヤ35などを含む駆動系)を想定
しており、第1実施例では、逆にモータMG2の銅損よ
り鉄損の影響の方が大きいモータMG2の駆動系を想定
しているからである。したがって、第1実施例のような
制御を選択するか、第2実施例のような制御を選択する
かは、モータMG2の駆動系の特性によって定めればよ
い。
【0044】なお、第2実施例のハイブリッド自動車2
0Bでは、モータMG2の温度やインバータ42の温度
に基づいてリダクションギヤ35のギヤの状態を制御す
るものとしたが、モータMG2の冷却オイルや潤滑オイ
ルの温度など、モータMG2の温度を推定可能なものや
インバータ42の温度を推定可能なものの温度に基づい
てリダクションギヤ35のギヤ比の状態を制御するもの
としてもよい。
【0045】また、第2実施例のハイブリッド自動車2
0Bでは、モータMG2の温度とインバータ42の温度
とに基づいてリダクションギヤ35のギヤの状態を制御
するものとしたが、モータMG2の温度だけに基づいて
リダクションギヤ35のギヤの状態を制御するものとし
たり、インバータ42の温度だけに基づいてリダクショ
ンギヤ35のギヤの状態を制御するものとしてもよい。
【0046】次に、本発明の第3の実施例であるハイブ
リッド自動車20Cについて説明する。第3実施例のハ
イブリッド自動車20Cも、前述した第1実施例のハイ
ブリッド自動車20と同一のハード構成をしている。し
たがって、重複した説明を避けるため、第3実施例のハ
イブリッド自動車20Cの構成の図示とその詳細な説明
については省略する。なお、第3実施例のハイブリッド
自動車20Cでも第1実施例のハイブリッド自動車20
と同様に同様の走行パターンにより走行する。第3実施
例のハイブリッド自動車20Cも、第1実施例と同様に
モータMG2の温度とリダクションギヤ35の状態との
関係についての動作であるから、走行パターンのうちエ
ンジン22やモータMG1,モータMG2によって駆動
軸としてのリングギヤ軸32aに要求動力P*が出力さ
れるパターン(走行パターン3,4)について説明す
る。
【0047】図5は、第3実施例のハイブリッド自動車
20Cが走行パターン3や走行パターン4により走行し
ているときにハイブリッド用電子制御ユニット70によ
り実行されるトルク変速制御ルーチンの一例を示すフロ
ーチャートである。このルーチンは、所定時間毎に繰り
返し実行される。
【0048】トルク変速制御ルーチンが実行されると、
ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、
まず、車速センサ88により検出される車速Vとアクセ
ルペダルポジションセンサ84により検出されるアクセ
ル開度APと温度センサ46により検出されるモータ温
度Tmとを読み込み(ステップS300)、読み込んだ
アクセル開度APと車速Vとに基づいて駆動軸としての
リングギヤ軸32aに要求される要求駆動力としての要
求トルクT*と要求動力P*とを計算する(ステップS
302)。要求トルクT*の計算や要求動力P*の計算
は、第1実施例で説明した。
【0049】こうして要求トルクT*と要求動力P*と
を求めると、要求動力P*にバッテリ50を充放電する
ために必要な充放電用動力Pb*を加えてエンジン22
から出力すべきエンジン要求動力Pe*を計算し(ステ
ップS304)、計算したエンジン要求動力Pe*を最
も効率よく出力できるエンジン22の運転ポイントであ
る回転数とトルクとをエンジン22の目標回転数Ne*
と目標トルクTe*として設定する(ステップS30
6)。そして、設定した目標回転数Ne*でエンジン2
2が運転されるよう動力分配統合機構30のギヤ比ρと
車速Vとを用いてモータMG1の目標回転数Nm1*を
設定すると共に(ステップS308)、設定された目標
トルクTe*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと車速
Vとを用いてモータMG2から出力すべきモータ目標動
力Pm*を設定する(ステップS310)。ここで、モ
ータMG1の目標回転数Nm1*は、車速Vに変換係数
Gvを乗じて得られる回転数で回転しているリングギヤ
32に対してキャリア34をエンジン22の目標回転数
Ne*で回転させるために必要なサンギヤ31の回転数
として求めることができる。また、モータMG2から出
力すべきモータ目標動力Pm*は、サンギヤ31が目標
回転数Nm1*で回転し、リングギヤ32が車速Vに変
換係数Gvを乗じた回転数で回転し、キャリア34が目
標回転数Ne*で回転しているときにキャリア34に目
標トルクTe*を作用させたときに目標トルクTe*の
作用に伴ってリングギヤ32に出力されるトルクと要求
トルクT*との偏差として計算されるトルクにリングギ
ヤ32の回転数(V・Gv)を乗じたものとして求める
ことができる。
【0050】こうして、モータMG2のモータ目標動力
Pm*を設定すると、ステップS300で読み込んだモ
ータ温度Tmが閾値T3と閾値T4とにより設定された
温度範囲内にあるか否かを判定する(ステップS31
2)。ここで、閾値T3は、リダクションギヤ35の潤
滑油やモータMG2の暖機が必要と判定するための温度
として設定されており、閾値T4は、リダクションギヤ
35の潤滑油やモータMG2の温度上昇の抑制が必要と
判定するための温度として設定されており、潤滑油の特
性やモータMG2の特性によって定めることができる。
【0051】モータ温度Tmが閾値T3と閾値T4とに
より設定される温度範囲内のときには、リダクションギ
ヤ35の潤滑油やモータMG2の暖機や温度上昇の抑制
は不要の状態と判断し、モータ目標動力Pm*が効率よ
くモータMG2から出力されるようリダクションギヤ3
5の状態を設定し(ステップS314)、モータ温度T
mが閾値T3未満のときには、リダクションギヤ35の
潤滑油やモータMG2の暖機が必要と判断してモータ目
標動力Pm*を出力するのにモータMG2が高負荷で運
転されるようリダクションギヤ35の状態を設定し(ス
テップS316)、モータ温度Tmが閾値T4より大き
いときには、リダクションギヤ35の潤滑油やモータM
G2の温度上昇の抑制が必要と判断してモータ目標動力
Pm*を出力するのにモータMG2が低損失で運転され
るようリダクションギヤ35の状態を設定する(ステッ
プS318)。リダクションギヤ35の状態の設定は、
実施例では、具体的には、リダクションギヤ35をHi
ギヤの状態としたときとLoギヤの状態としたときのモ
ータMG2のトルクと回転数と損失との関係を予め求め
てギヤ状態選択用マップとしてROM74に記憶してお
き、Hiギヤの状態およびLoギヤの状態としたときに
モータMG2からモータ目標動力Pm*を出力する際の
損失を導出し、効率や発熱量の観点からいずれの損失が
有利であるかによってギヤの状態を選択することにより
行なう。即ち、モータ温度Tmが閾値T3と閾値T4と
により設定される温度範囲内のときには、効率を優先す
るためにモータMG2の損失が小さい方のギヤの状態が
選択されて設定され、モータ温度Tmが閾値T3未満の
ときには、発熱量を大きくするためにモータMG2の損
失が大きい方のギヤの状態が選択されて設定され、モー
タ温度Tmが閾値T4より大きいときには、発熱量を小
さくするためにモータMG2の損失が小さい方のギヤの
状態が選択されて設定されるのである。図6にギヤ状態
選択用マップの一例を示す。例えば、いま、モータ目標
動力Pm*が200×103でリングギヤ軸32aの回
転数が2000のときを考える。リダクションギヤ35
がHiギヤの状態のときには、ギヤ比が1:1であるか
ら回転軸36aは2000で回転し、モータMG2から
出力すべきトルクは100となるから、図6の例のギヤ
状態選択用マップによるモータMG2の損失は1.70
となる。一方、リダクションギヤ35がLoギヤの状態
のときには、ギヤ比が2:1となるから回転軸36aは
4000で回転し、モータMG2から出力すべきトルク
は50となるから、ギヤ状態選択用マップによるモータ
MG2の損失は0.96となる。したがって、効率優先
や温度上昇抑制の場合には低損失のLoギヤの状態が選
択され、暖機促進の場合には高損失のHiギヤの状態が
選択される。なお、こうしてリダクションギヤ35の状
態が設定されると、設定された状態となるようクラッチ
CLとブレーキBRが駆動制御される。
【0052】こうしてリダクションギヤ35の状態が設
定されると、設定されたリダクションギヤ35の状態に
おけるギヤ比Gn(Hiギヤの状態のときには値1でL
oギヤの状態のときには値2)と車速Vと換算係数Gv
との積でモータ目標動力Pm*を割ってモータMG2の
トルク指令Tm2*を計算して設定し(ステップS32
0)、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標
トルクTe*,モータMG1の目標回転数Nm1*,モ
ータMG2のトルク指令Tm2*などの設定値をエンジ
ンECU24やモータECU40に出力して(ステップ
S322)、本ルーチンを終了する。なお、エンジン2
2の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信した
エンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne
*および目標トルクTe*の運転ポイントで運転される
ようエンジン22を制御し、モータMG1の目標回転数
Nm1*とモータMG2のトルク指令Tm2*とを受信
したモータECU40は、モータMG1が目標回転数N
m1*で回転するようモータMG1を駆動制御すると共
にモータMG2からトルク指令Tm2*のトルクが出力
されるようモータMG2を駆動制御する。
【0053】以上説明した第3実施例のハイブリッド自
動車20Cによれば、モータMG2の温度Tmが閾値T
3未満のときには、モータMG2が高負荷で運転される
ようリダクションギヤ35の状態が設定されるから、リ
ダクションギヤ35の潤滑油やモータMG2の暖機を迅
速に行なうことができる。また、モータMG2の温度T
mが閾値T4より高いときには、モータMG2が低損失
で運転されるようリダクションギヤ35の状態が設定さ
れるから、リダクションギヤ35の潤滑油やモータMG
2の温度上昇を抑制することができる。しかも、モータ
MG2の温度Tmが閾値T3と閾値T4とによって設定
された温度範囲内のときにはモータMG2が効率よく運
転されるようリダクションギヤ35の状態が設定される
から、モータMG2のエネルギ効率、ひいては車両全体
のエネルギ効率を向上させることができる。
【0054】なお、第3実施例のハイブリッド自動車2
0Cでは、要求動力P*と充放電電力Pb*との和とし
てエンジン要求動力Pe*を設定すると共にこのエンジ
ン要求動力Pe*を効率よく出力できる運転ポイントと
してエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe
*とを設定するものとし、更に、こうした設定値に基づ
いて設定されたモータ目標動力Pm*とモータ温度Tm
とに基づいてリダクションギヤ35の状態を設定するも
のとしたが、エンジン要求動力Pe*の設定や目標回転
数Ne*や目標トルクTe*の設定の際にモータ温度T
mを考慮することによりモータ温度Tm*が反映された
モータ目標動力Pm*を設定するものとし、このモータ
目標動力Pm*とモータ温度Tmとに基づいてリダクシ
ョンギヤ35の状態を設定するものとしてもよい。即
ち、モータ温度Tmが閾値T3未満のリダクションギヤ
35の潤滑油やモータMG2の暖機が必要なときには、
モータ目標動力Pm*が大きくなるようエンジン要求動
力Pe*や目標回転数Ne*,目標トルクTe*を設定
し、逆に、モータ温度Tmが閾値T4より高いリダクシ
ョンギヤ35の潤滑油やモータMG2の温度上昇の抑制
が必要なときには、モータ目標動力Pm*が大きくなる
ようエンジン要求動力Pe*や目標回転数Ne*,目標
トルクTe*を設定するのである。こうすれば、更に暖
機や温度上昇の抑制を効果的に行なうことができる。
【0055】また、第3実施例のハイブリッド自動車2
0Cでは、モータMG2をリングギヤ軸32aに接続す
る変速機として2段変速のリダクションギヤ35を用い
たが、3段以上の有段変速機や無段変速機を用いるもの
としてもよい。この場合、モータ温度Tmが閾値T3未
満のリダクションギヤ35の潤滑油やモータMG2の暖
機が必要なときには最も発熱量が大きくなる変速段を選
択し、逆に、モータ温度Tmが閾値T4より高いリダク
ションギヤ35の潤滑油やモータMG2の温度上昇の抑
制が必要なときには最も低損失となる変速段を選択する
ものとすればよい。なお、2段変速のリダクションギヤ
35に代えて3段以上の有段変速機や無段変速機を用い
る態様は、第3実施例のハイブリッド自動車20Cに限
られず、第1実施例や第2実施例のハイブリッド自動車
20,20Bに適用するものとしてもよい。
【0056】各実施例のハイブリッド自動車20,20
B,20Cでは、モータMG2の動力をリダクションギ
ヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するも
のとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車120
に例示するように、モータMG2の動力をリダクション
ギヤ35を介してリングギヤ軸32aが接続された車軸
(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる
車軸(図7における車輪193a,193bに接続され
た車軸)に接続するものとしてもよい。
【0057】各実施例のハイブリッド自動車20,20
B,20Cでは、エンジン22の動力を動力分配統合機
構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動
軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとした
が、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示す
るように、エンジン22のクランクシャフト26に接続
されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに
動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ23
4とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達
すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機
230を備えるものとしてもよい。また、図9の変形例
にハイブリッド自動車320に例示するように、エンジ
ン22からの動力を変速して駆動輪63a,63bの車
軸に接続された駆動軸に出力する変速機330を備える
ものとしてもよい。この場合、変速機330は有段変速
機であっても無段変速機であってもよい。このようにエ
ンジン22からの動力を変速して駆動輪63a,63b
の車軸に接続された駆動軸に出力する変速機330を備
える場合、図10の変形例のハイブリッド自動車420
に例示するように、モータMG2からリダクションギヤ
35を介して出力される動力を更に変速機330で変速
して駆動輪63a,63bに伝達するものとしてもよ
い。
【0058】各実施例のハイブリッド自動車20,20
B,20Cでは、エンジン22と動力分配統合機構30
とモータMG1とからなる動力源に接続された駆動軸と
してのリングギヤ軸32aにリダクションギヤ35を介
してモータMG2を接続するものとしたが、リングギヤ
軸32aに接続される動力源は如何なる構成であっても
よい。
【0059】実施例では、エンジン22と動力分配統合
機構30とモータMG1とからなる動力源に接続された
駆動軸としてのリングギヤ軸32aにリダクションギヤ
35を介してモータMG2を接続する動力出力装置を車
両に搭載したハイブリッド自動車20の形態として説明
したが、車両以外の移動体、例えば、船舶や航空機,建
設機械などに搭載するものとしても差し支えない。
【0060】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である動力出力装置を搭載
したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図
である。
【図2】 ハイブリッド用電子制御ユニット70により
実行される走行時制御ルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【図3】 アクセル開度APと車速Vと要求トルクT*
との関係の一例を示す説明図である。
【図4】 第2実施例のハイブリッド自動車20Bのハ
イブリッド用電子制御ユニット70により実行されるリ
ダクションギヤ35の変速制御ルーチンの一例を示すフ
ローチャートである。
【図5】 第3実施例のハイブリッド自動車20Cのハ
イブリッド用電子制御ユニット70により実行されるト
ルク変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】 ギヤ状態設定用マップの一例を示す説明図で
ある。
【図7】 変形例のハイブリッド自動車120の構成の
概略を示す構成図である。
【図8】 変形例のハイブリッド自動車220の構成の
概略を示す構成図である。
【図9】 変形例のハイブリッド自動車320の構成の
概略を示す構成図である。
【図10】 変形例のハイブリッド自動車420の構成
の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
20,20B,20C,120,220,320,42
0 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エン
ジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 ク
ランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機
構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リン
グギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34キャリア、35
リダクションギヤ、36 サンギヤ、36a 回転軸、
37リングギヤ、38 ピニオンギヤ、39 キャリ
ア、40 モータ用電子制御ユニット(モータEC
U)、41,42 インバータ、43,44 回転位置
検出センサ、46 温度センサ、50 バッテリ、52
バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、5
4 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシ
ャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 ハイブリッ
ド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、
76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81
シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83
アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセン
サ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジ
ションセンサ、88 車速センサ、193a,193b
駆動輪、230 対ロータ電動機、232 インナー
ロータ、234 アウターロータ、330 変速機、M
G1,MG2 モータ、CL クラッチ、BR ブレー
キ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 6/04 400 B60K 6/04 400 531 531 550 550 553 553 555 555 710 710 730 730 17/04 17/04 G 41/00 301 41/00 301A 301B 301D B60L 11/14 B60L 11/14 F02D 29/02 F02D 29/02 D (72)発明者 多賀 豊 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 上地 健介 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 堀田 信 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 粟田 秀哉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 新郷 和晃 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA02 AA03 AA18 AA19 AB27 AC03 AD02 3D041 AA03 AB01 AC01 AC30 AD01 AE02 3G093 AA07 AA16 BA17 CB14 DB09 EB01 EC01 FA04 5H115 PA08 PA11 PA15 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PO02 PO06 PO09 PO17 PU10 PU11 PU22 PU24 PU28 PV10 QN03 SE04 SE05 SE06 SE08 SE09 TB01 TI02 TI05 TI06 TI10 TO05 TO12 TO21 TO23 TO30 TR04 TR05 TU11 TU12 TZ04 TZ09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に動力を出力可能な動力源を備え
    る動力出力装置であって、 回転軸に動力を出力可能な電動機と、 切り替え可能な複数の伝達可能状態をもって前記回転軸
    の動力を前記駆動軸に伝達可能な動力伝達手段と、 前記駆動軸の運転状態に基づいて前記動力伝達手段によ
    る伝達可能状態を制御する状態制御手段と、 前記駆動軸への要求動力と前記伝達可能状態とに基づい
    て前記動力源と前記電動機とを運転制御する運転制御手
    段と、 を備える動力出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動力出力装置であって、 前記電動機の温度を検出する電動機温度検出手段を備
    え、 前記動力伝達手段は、前記複数の伝達可能状態の一つと
    して前記回転軸の動力が前記駆動軸に伝達されない非伝
    達状態を有し、 前記状態制御手段は、前記電動機温度検出手段により検
    出された電動機の温度が所定温度以上のときには、前記
    非伝達状態となるよう前記動力伝達手段を制御する手段
    である動力出力装置。
  3. 【請求項3】 前記状態制御手段は、前記電動機の温度
    が所定温度以上であっても前記駆動軸への要求動力が所
    定動力以上のときには、前記複数の伝達可能状態のうち
    前記電動機の回転数が小さくなる伝達可能状態となるよ
    う前記動力伝達手段を制御する手段である請求項2記載
    の動力出力装置。
  4. 【請求項4】 前記動力伝達手段は、前記複数の伝達可
    能状態として、所定の減速比で前記回転軸と前記駆動軸
    とを接続する減速伝達可能状態と前記回転軸と前記駆動
    軸とが一体として回転する直結伝達可能状態とを有する
    手段である請求項1ないし3いずれか記載の動力出力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記動力伝達手段は、遊星歯車機構を備
    える請求項4記載の動力出力装置。
  6. 【請求項6】 駆動軸に動力を出力可能な動力源を備え
    る動力出力装置であって、 回転軸に動力を出力可能な電動機と、 切り替え可能な複数の伝達可能状態をもって前記回転軸
    の動力を前記駆動軸に伝達可能な動力伝達手段と、 前記電動機を含む電動機駆動系の温度を検出する温度検
    出手段と、 該検出された温度に基づく伝達可能状態となるよう動力
    伝達手段を制御すると共に前記駆動軸へ要求される動力
    が出力されるよう前記動力源と前記電動機とを制御する
    制御手段と、 を備える動力出力装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記検出された温度が
    第1の所定温度未満のときには前記電動機駆動系の温度
    上昇の促進を優先する温度上昇促進制御を実行し、前記
    検出された温度が前記第1の所定温度以上のときにはエ
    ネルギ効率を優先する効率優先制御を実行する手段であ
    る請求項6記載の動力出力装置。
  8. 【請求項8】 前記温度上昇促進制御は、前記電動機の
    高負荷な駆動を優先する制御である請求項7記載の動力
    出力装置。
  9. 【請求項9】 前記温度上昇促進制御は、前記電動機駆
    動系の温度上昇を促進可能に前記要求動力を前記駆動軸
    に出力するために予め設定された関係を用いて前記動力
    伝達手段による伝達可能状態と前記動力源の運転状態と
    前記電動機の駆動状態とを設定すると共に該設定した状
    態となるよう該動力伝達手段と該動力源と該電動機と駆
    動する制御である請求項7または8記載の動力出力装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記検出された温度
    が第2の所定温度未満のときにはエネルギ効率を優先す
    る効率優先制御を実行し、前記検出された温度が前記第
    2の所定温度以上のときには前記電動機駆動系の温度上
    昇の抑制を優先する温度上昇抑制制御を実行する手段で
    ある請求項6ないし9いずれか記載の動力出力装置。
  11. 【請求項11】 前記温度上昇抑制制御は、前記電動機
    の低損失な駆動を優先する制御である請求項10記載の
    動力出力装置。
  12. 【請求項12】 前記温度上昇抑制制御は、前記電動機
    駆動系の温度上昇を抑制可能に前記要求動力を前記駆動
    軸に出力するために予め設定された関係を用いて前記動
    力伝達手段による伝達可能状態と前記動力源の運転状態
    と前記電動機の駆動状態とを設定すると共に該設定した
    状態となるよう該動力伝達手段と該動力源と該電動機と
    駆動する制御である請求項10または11記載の動力出
    力装置。
  13. 【請求項13】 前記効率優先制御は、前記要求動力を
    エネルギ効率よく前記駆動軸に出力するために予め設定
    された関係を用いて前記動力伝達手段による伝達可能状
    態と前記動力源の運転状態と前記電動機の駆動状態とを
    設定すると共に該設定した状態となるよう該動力伝達手
    段と該動力源と該電動機とを駆動する制御である請求項
    7ないし12いずれか記載の動力出力装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記検出された温度
    が所定の温度範囲内のときには所定の伝達可能状態とな
    るよう前記動力伝達手段を制御する手段である請求項6
    記載の動力出力装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の動力出力装置であっ
    て、 前記所定の温度範囲は、所定温度以上の範囲であり、 前記所定の伝達可能状態は、前記電動機の回転数が小さ
    くなる伝達可能状態である動力出力装置。
  16. 【請求項16】 前記電動機駆動系の温度は、前記電動
    機,前記電動機を駆動するための駆動回路,前記動力伝
    達手段のいずれかの温度である請求項6ないし15いず
    れか記載の動力出力装置。
  17. 【請求項17】 前記動力伝達手段は、遊星歯車機構を
    有する有段変速機である請求項1ないし16いずれか記
    載の動力出力装置。
  18. 【請求項18】 前記動力源は、発電機による反力を用
    いて遊星歯車機構を介して駆動軸に動力を出力可能な内
    燃機関である請求項1ないし17いずれか記載の動力出
    力装置。
  19. 【請求項19】 車軸が前記駆動軸に機械的に接続され
    てなる請求項1ないし18いずれか記載の動力出力装置
    を備える自動車。
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