JP2003218136A - 電子部品実装装置及び実装方法 - Google Patents
電子部品実装装置及び実装方法Info
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Abstract
タイムを短縮して生産能率をあげることができる電子部
品実装装置及び実装方法を提供すること。 【解決手段】 ボンド塗布ステージAにおいて基板11
上面の複数チップの搭載位置にボンド24をスポット的
に塗布するボンド塗布手段20と、ボンド塗布ステージ
Aよりも下流に設けられたチップ搭載ステージ兼観察ス
テージBにおいて塗布されたボンド24上にチップPを
搭載するチップ搭載手段30と、チップ搭載ステージ兼
観察ステージBに設けられた基板11の観察手段である
カメラ50とを備え、このカメラ50でボンド24上に
搭載されたチップPとチップ未搭載のボンド24と基板
位置認識マークの3つの対象を観察し、かつこの3つの
観察データに基づいてチップPの搭載状態及びボンド塗
布状態の良否判定と基板位置の認識を制御部70で行
う。
Description
ボンド上にチップを搭載する電子部品実装装置及び実装
方法に関するものである。
である。図中、1は搬送路であり、基板2は搬送爪や搬
送ローラ(何れも図示せず)により搬送路1を矢印方向
へピッチ搬送される。
チップ搭載ステージb、検査ステージcが順に設けられ
ている。ボンド塗布ステージaにはディスペンサ3とカ
メラ4が設けられている。ディスペンサ3は搬送路1上
の基板2に対して相対的に水平移動し、基板2上面の複
数箇所にボンド5をスポット的に多数点塗布する。カメ
ラ4はディスペンサ3よりも下流にあって、塗布された
ボンド5を観察する。
及びこれと一体のカメラ7が設けられている。移載ヘッ
ド6は基板2に対して相対的に水平移動し、基板2上に
塗布されたボンド5上に電子部品(以下、チップとい
う)を搭載する。カメラ7は基板2に設けられた基板位
置認識マークを観察する。基板位置認識マークとして
は、基板上面に形成されたマークや、基板上面の回路パ
ターンの特徴部などが用いられる。
おり、ボンド5上に搭載されたチップ8を観察する。上
記3台のカメラ4,7,9は制御部10に接続されてい
る。制御部10は、各カメラ4,7,9の観察データに
基づいて、ボンド塗布状態及びチップ搭載状態の良否判
定や、基板の位置認識などを行う。
の電子部品実装装置は3台のカメラ4,7,9を必要と
するためコスト高となる問題点があった。また上流側の
基板2は、下流側の作業が終了するまで、上流から下流
へ搬送できない(例えばチップ搭載ステージbにおける
チップ搭載作業が済まないと、ボンド塗布ステージaの
基板2をチップ搭載ステージbへ搬送できない)。
ムはかなり相違している(一般に、チップ搭載ステージ
bでチップを搭載するのに要するタクトタイムは、ボン
ド塗布ステージaや検査ステージcで所定の作業を行う
のに要するタクトタイムよりもかなり長い)。このた
め、上流側のステージでは、下流側のステージでの作業
が済むまで、基板下流側を搬送せずに上流側で待機させ
ておかねばならない。すなわち、全体のタクトタイム
は、最も長いタクトタイムを要するステージ(上述のよ
うに、一般にはチップ搭載ステージ)のタクトタイムに
左右されることとなり、このため全体のタクトタイムが
長くなって生産能率があがらないという問題点があっ
た。
カメラの台数を削減でき、また全体のタクトタイムを短
縮して生産能率をあげることができる電子部品実装装置
及び実装方法を提供することを目的とする。
置は、ボンド塗布手段により基板上面の複数のチップ搭
載位置に塗布されたボンド上に、チップ搭載ステージに
おいてチップを搭載するチップ搭載手段と、チップ搭載
ステージに設けられた基板の観察手段とを備え、この観
察手段がボンド上に搭載されたチップとチップ未搭載の
ボンドと基板位置認識マークの3つの対象を観察するよ
うにし、かつこの3つの観察データに基づいてチップの
搭載状態及びボンド塗布状態の良否判定と基板の位置認
識を行う制御部を備えた。
路を搬送して、ボンド塗布手段により基板上面の複数の
チップ搭載位置にボンドを塗布する工程と、ボンドが塗
布された基板をチップ搭載ステージへ搬送して、チップ
搭載手段により塗布されたボンド上にチップを搭載する
工程と、チップ搭載ステージに設けられた観察手段によ
りボンド上に搭載されたチップとチップ未搭載のボンド
と基板位置認識マークの3つの対象を観察し、この3つ
の観察データに基づいてチップの搭載状態及びボンド塗
布状態の良否判定と基板の位置認識を制御部で行う工程
とを含む。
テージに設けられた観察手段によりボンド上に搭載され
たチップとチップ未搭載のボンドと基板位置認識マーク
の3つの対象を観察し、この観察データに基づいてチッ
プの搭載状態及びボンド塗布状態の良否判定と基板の位
置認識を併せて行うので、観察手段は1台でよく、且つ
1台の観察手段で上記3つの観察を行うので全体のタク
トタイムを大巾に短縮できる。
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態にお
ける電子部品実装装置の斜視図、図2は本発明の一実施
の形態における基板の平面図、図3は本発明の一実施の
形態における動作のフローチャート、図4〜図7は本発
明の一実施の形態における基板の観察エリアの拡大図で
ある。
全体構造を説明する。11はチップが実装される基板で
ある。図2において、12は基板11上面のチップの搭
載位置である。チップの搭載位置12は、マトリクス状
に多数個存在している。各チップの搭載位置12には、
基板11の位置を検出するための基板位置認識マーク
(以下、マークという)13が複数個(望ましくは、本
例のように対角線上にそれぞれ2個づつ)スポット的に
設けられている。基板位置認識マークとしては、本実施
の形態に限らず、基板認識マークとは別に基板上面の回
路パターンの特徴部などの基板の位置を特定できるもの
が適用できる。
である。搬送路100にはボンド塗布手段20が設けら
れている。ボンド塗布手段20は、可動テーブル21、
可動テーブル21の駆動によりX方向、Y方向、Z方向
へ移動するディスペンサ22から成っており、ディスペ
ンサ22のノズル23からボンド24を吐出し、基板1
1のチップの各チップの搭載位置12上に塗布する。本
実施の形態では、ボンド24はX字形に塗布される。な
お本発明では、搬送路100による基板11の搬送方向
をX方向、これと直交する方向をY方向とする。25は
基板搬送手段であって、基板11を搬送路100上をX
方向へピッチ送りする。ボンド塗布手段20が設けられ
たエリアはボンド塗布ステージAとなっている。ボンド
としては、接着剤や銀ペーストなどが用いられる。
下流にはチップ搭載手段30が設けられている。チップ
搭載手段30は、ヘッド移動機構31やヘッド移動機構
31の前面に設けられた移載ヘッド32等から成ってい
る。移載ヘッド32はチップPを真空吸着するノズル3
3を有している。移載ヘッド32は、ノズル33を上下
動させる機能を有している。また移載ヘッド32は、ヘ
ッド移動機構31によりY方向へ移動する。また基板1
1は、基板搬送手段34により搬送路100上をX方向
へピッチ送りされる。図1において実線で示す移載ヘッ
ド32が位置するエリアはチップ搭載ステージ兼観察ス
テージBとなっている。
給部40が設けられている。本実施の形態では、チップ
供給部40はテーブル41上に複数のチップを貼着した
粘着シート42を保持している。テーブル41は、その
下方に設けられた可動テーブル(図示せず)により、X
方向、Y方向へ水平移動する。移載ヘッド32はヘッド
移動機構31の駆動によりチップ搭載ステージBとチッ
プ供給部40の間をY方向に移動し(点線で示す移載ヘ
ッド32を参照)、粘着シート42上のチップPをノズ
ル33で真空吸着してピックアップし、基板11の上方
へ移動する。そこでノズル33は上下動作を行い、チッ
プPを基板11のチップ搭載位置12に塗布されたボン
ド24上に搭載する。なお、チップ供給部40として
は、粘着シート42以外にもトレイやフィーダ等チップ
を1個づつノズル33に供給できるものであればよい。
32の上方には観察手段としてのカメラ50が1台設け
られている。カメラ50は移動テーブル51によりY方
向へ移動する。勿論カメラ50はX方向やZ方向へも移
動できるようにしてもよい。
る。検査部60は、画像入力部61、画像メモリ62、
画像処理部63を備えている。画像処理部63は画像メ
モリ62に格納された画像に対して基板の位置認識、ボ
ンド塗布状態の良否判定、チップの搭載状態の良否判定
を行なう。70はCPUなどを備えた制御部であって、
検査部60に接続されており、また基板搬送機構71、
可動テーブル21、ヘッド移動機構31、移動テーブル
51などの本電子部品実装装置の各部を制御する。制御
部70は、これらの各部の制御に必要な演算、判定など
を行う。基板搬送機構71は、基板搬送手段25,34
を駆動する。
り成り、以下動作を説明する。図1において、基板搬送
手段25により基板11をX方向へピッチ送りしなが
ら、ボンド塗布ステージAにおいて各チップの搭載位置
12上にノズル23から吐出されたボンド24が塗布さ
れる。なお基板搬送手段25により基板11をX方向へ
ピッチ送りし、且つディスペンサ22をY方向へピッチ
移動させることにより(すなわち、ディスペンサ22を
基板11に対して相対的にX方向やY方向へ水平移動さ
せることにより)、基板11上面にマトリクス状に多数
設けられた各チップの搭載位置12にボンド24を塗布
することができる。
ヘッド32の下方へ送られ、移載ヘッド32により粘着
シート42上のチップPが基板11に塗布されたボンド
24上に搭載される。この場合も、基板搬送手段34に
より基板11をX方向へピッチ送りするとともに、移載
ヘッド32を基板11とチップ供給部40の間をY方向
へ移動させながら(すなわち、移載ヘッド32を基板1
1に対して相対的にX方向やY方向へ水平移動させなが
ら)、各ボンド24上にチップPが搭載される。
の基板拡大図を参照して、動作の詳細を説明する。なお
図4〜図7は動作順に示している。またチップの搭載位
置を示す符号については、チップが搭載される順に12
−1,12−2,12−3のように枝番号を付す。
ンド24が塗布された基板11の先頭部がチップ搭載ス
テージBのカメラ50の視野(観察エリア)Kに送られ
てきた状態を示している。このとき、ボンド塗布ステー
ジAで塗布済のボンド24上には未だチップPは搭載さ
れていない。まず視野K内に、チップの搭載位置12−
1およびこのチップの搭載位置12の対角線上にある2
つの基板位置認識マーク13を包含する第1エリアA1
を設定し、カメラ50で撮像する(ステップ1)。カメ
ラ50で得た画像を画像入力部61を通して画像メモリ
62に記憶する(ステップ2)。そしてこの第1エリア
A1について、ボンド塗布状態の良否判定とマーク13
の位置認識(すなわち基板11の位置認識)を画像処理
部63で行う(ステップ3)。塗布状態の判定結果と位
置認識結果は制御部70へ送信される。このような画像
処理は、周知画像処理技術を用いて行うことができる。
ば、移載ヘッド32は粘着シート42のチップPを搭載
位置12−1のボンド24上に搭載する(ステップ
4)。このとき、制御部70はマーク13の位置認識結
果のデータに基づいて相対的な位置ずれを演算し、この
演算結果に基づいてヘッド移動機構31及び基板搬送機
構71を制御して移載ヘッド32のチップ搭載位置12
−1に対するX方向、Y方向の相対的な位置補正をし、
チップPをボンド24上に搭載する。図5において、P
はこのようにして搭載されたチップを示している。なお
ステップ4において、ボンド塗布状態がNGであれば、
チップPの搭載は中止する。
がチップPをボンド24上に搭載しているときは、移載
ヘッド32はカメラ50の視野K内にあってカメラ50
によるマーク13の観察の障害になるので、カメラ50
はマーク13を観察できない。そして移載ヘッド32が
ボンド24上へのチップPの搭載を終了し、次のチップ
Pをピックアップするために視野Kから離れて粘着シー
ト42に向ったならば、図5において第1エリアA1と
次にチップが搭載されるチップの搭載位置12−2を包
含する第2エリアA2を撮像し(ステップ5)、その観
察データを画像メモリ62に記憶する(ステップ6)。
そして第1エリアA1に対してはチップの搭載状態の良
否を画像処理部63により判定し、第2エリアA2に対
しては、ステップ3と同様にボンド塗布状態の良否判定
とマーク13の位置認識(すなわち基板11の位置認
識)を行う(ステップ7)。このステップ7における第
2エリアA2についての動作はステップ4における第1
エリアA1についての動作と同じである。
移動させて(矢印参照)移載ヘッド32によるチップP
の搭載を待つ。そしてステップ4と同様にチップPが搭
載位置12−2に搭載されたならば、図5と同様に次の
2つの搭載位置12−2,12−3を視野K内に取り込
み、図7に示すように第1エリアA1、第2エリアA2
を設定して上記と同様のステップ(動作)を繰り返す。
このように基板11をチップ搭載ステージBにおいてカ
メラ50に対して相対的にピッチ移動させて視野Kを移
動させながら、基板11の各部分(望ましくは全面)の
チップの搭載位置12について上記と同様の動作を繰り
返す。
置、すなわちチップ搭載済のチップの搭載位置と次にチ
ップが搭載される未搭載のチップ搭載位置を1台のカメ
ラで同時もしくはほぼ同時に撮像し、前者のチップの搭
載位置に対しては搭載状態の良否判定を、後者に対して
は基板の位置認識及びボンド塗布状態の良否判定を行な
うので、搭載と検査を効率よく行なうことができる。
メラの台数を削減でき、また全体のタクトタイムを短縮
して生産能率をあげることができる電子部品実装装置及
び実装方法を実現できる。
置の斜視図
ャート
アの拡大図
アの拡大図
アの拡大図
アの拡大図
Claims (2)
- 【請求項1】ボンド塗布手段により基板上面の複数のチ
ップ搭載位置に塗布されたボンド上に、チップ搭載ステ
ージにおいてチップを搭載するチップ搭載手段と、チッ
プ搭載ステージに設けられた基板の観察手段とを備え、
この観察手段がボンド上に搭載されたチップとチップ未
搭載のボンドと基板位置認識マークの3つの対象を観察
するようにし、かつこの3つの観察データに基づいてチ
ップの搭載状態及びボンド塗布状態の良否判定と基板の
位置認識を行う検査部を備えたことを特徴とする電子部
品実装装置。 - 【請求項2】ボンド塗布手段により基板上面の複数のチ
ップ搭載位置にボンドを塗布する工程と、ボンドが塗布
された基板をチップ搭載ステージへ搬送して、チップ搭
載手段によりボンド上にチップを搭載する工程と、チッ
プ搭載ステージに設けられた観察手段によりボンド上に
搭載されたチップとチップ未搭載のボンドと基板位置認
識マークの3つの対象を観察し、この3つの観察データ
に基づいてチップの搭載状態及びボンド塗布状態の良否
判定と基板の位置認識を検査部で行う工程とを含むこと
を特徴とする電子部品実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002012531A JP3674587B2 (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 電子部品実装方法 |
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- 2002-01-22 JP JP2002012531A patent/JP3674587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102185839B1 (ko) | 2018-03-12 | 2020-12-02 | 파스포드 테크놀로지 주식회사 | 다이 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법 |
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